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【セ】『怒りの日 -Dies irae』【アマデウス】
1
:
GM
:2016/06/06(月) 23:13:12
狩原市と呼ばれる都市が絶界に包まれる。
海と大地の境が消え、神話(かこ)と現在(いま)が融解する。
混沌這い寄る狩原市、鍵を握るは一人の少女。
これは、怪物と少女を巡る哀れで悲しく愛しい一つの恋話。
では一つ、皆様私の歌劇をご観覧あれ。
神話創世RPGアマデウス『怒りの日 -Dies irae』
――――これは、「神」と「君」が紡ぐ物語。
223
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/26(火) 03:30:46
「分かりました、他言してほしくないんですね」
「ところでここにこんなものが」
と、ススイと電子端末を操作している。
見覚えのある映像、聞き覚えのある音声だ。
>「変態だーーーーーーーーーー!」
GIFファイルのようだ。
怖いもの知らずなのか、単なる興味本位なのか。
クッソ生意気なニヤけ面で、空枝の反応を待っているぞ。
_____
,...<.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:>...、 ..
//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ .. ' /
、- ., ,イ.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.::..:.:.:.:>゙´ /
\. `/ .:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:> ´ /
ヽ′.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:,∠._ /i
!.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/::ハ ヽ ,∠.:.:.:l
V.:.:.!.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.,イ::::;j 1 `ヾ.
V.:ヘ.:.:.:.:.l.:.:.:/ 乂ッ ノ r..:'.:´:;′
,-‐.、\:ヽ.:.:.l.:./ 、_¬ . ュ.、 ヽ.:.:./
_丿ヽ. /.:.:.:.:.:ヽ `i: .ミ/`.ーォ ´l.:.:,:.:.`.:.:ン′ ワタシガ ヤリマシタ!
_) /.:.:.:.:.:'、:ノ ',.:.:i..:.:/ノ .!.:/..:.:/
ヽ ‘,.:.:.:.:.:.:{ ヾ/,ィ;′ .j彡.:く
ヾ.:.:.:.:ヘ. r─'-;、 /.:.:/\\
ヾ..:.:.:ヘ 〉.;;;;;;;;;l / .:∧ \\
ヾ.:.:.:ヘ /.:.;ヾ;;;;;l´..:/,;ソ >..:ヽ
\..:.:゙.:/ iゞノ..:.:!‐′ /.:.:/
\/ l.:.:.:/l /.:.:./
j`l´ /`;´ヘ.:/
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,′ | レl.:;ィ.::j
l | :l/ーヘ
l l! ',
l !l ‘,
l l:l ヽ
l l:l \
| l.:! ヽ. \
| l.:l 丶. \
224
:
空忌 知枝
:2016/07/26(火) 22:58:42
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|:::::!:::::::!:::::::::! ┬┬ ┬┬ {::::ハ
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. / :::::::: / / `㍉㍉J゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
225
:
空忌 知枝
:2016/07/26(火) 23:06:06
_.. --―-
〆´ _
/", イ7:`>: .、
/"/:i :/ : .: : : :ニ\
/:く、 !ニ:_Vュュュュ:ュュ∧、
,.><´: : : : 三三三 :.‐-二ニー:..、
, <: : : : : :/l、 : : : 三三三 :. : :`>:<'"´
. /: : : : / : : : / |!∨: : : /べ三:. :. :.,.:ィ':´、
/: : : : : :/:. : : Ⅳ ! \,イ,ィ''" ''ヾ、く〈三: :三≧ュ..,,_
/: .:./: : : / !≧_、_:! i 、 ∨/ ィ升㍉、 ヾ、;ィ': : 三三三三
〃.:.::./: : : : i:/_二_ヾ′ l 巛彡川 l!''V`'<: :三三三
. '^ ̄/::_::>:'/ i升ミ㍉゛ U 、 ゞ三ニ'' / ⅵ lト、:ニ三三
''´,'::.:.:.i l 巛彡川 ! ヽ.._,..彡': ゙, ノ ヾ三三
i: :≠ニ゙、 ゞ≡='' ,ノ  ̄ ̄ l!´ ヾ三
|: :{ ^'l! ` ==彡' ,' 、 U l! Ⅵ
|: ∧ .l! __.ノ  ̄/´ U /
|:/ ヽj! U \ ,ニ二⊃ ,/ /!∠ 「ぬおおおおおおおお!?」
!′ ゞ、 U \ / _ ィ'__ く て 「おのれ卑劣な! 何が望みだ!」
` ‐- ___´.. -‐ ヘヘ ( ,チ- ̄ヽ ヽ-'´
ヾーヾヽ て_ヽ/,| | _,.. -‐'@^!ヘ /、 「いややっぱ言わなくていいこの場でタマとったらぁワレァ!!」
`> / i´〃 ;`ヾ ̄`' ´ {` ノ_.ノ
´ ̄ ゝ.___.ノ ` "´ヾ‐- 、
なんかすっげー動揺しながらも、空忌はカラテの構えをとる。
かつてないほどテンパっているようだ。このままでは暴力的解決をも辞さないだろう。
3d 愛A+ -絶望の闇1 -思いの枷1
diceBot : (3D6) → 9[2,3,4] → 9
3をムードダイスに指定、4をアクションダイスに選択。
愛A+なので+1、 絶望の闇と思いの枷で-2。
ここに自然な流れで古のヤクザ言語をはさむ事により任侠の職業修正を得て+1、判定に成功だ。
226
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/27(水) 06:46:33
「おお……」
死んだ目をしたものとばかり思っていたが、これは。
「冗談、冗談ですよ、ほら」
目の前で動画を削除。
このミッションは全年齢対象だからしかたないね。
「まあまあ、無駄足分の報酬だと思って」
空枝に対して感情を取得。
興味(+)/(-)無関心、といったところだろうか。
もちろん(+)の方を取得する。
227
:
空忌 知枝
:2016/07/28(木) 23:03:17
割とコロコロ表情が変わる辺りは年相応な反応だ。
たまにゾッとするほど死んだ目でボーッとしている事もあるが―――しばらく放っておけばまた元通りである。
ちなみに、どちらの方が自然体なのかは、当人にも判らないらしい。
「むむむ。」
「……仕方あるまい。醜態を晒したのは俺だ。」
「しかし次はないからな。最悪禁断の秘技の使用も辞さんぞ。」
228
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/31(日) 23:33:47
「秘儀、痴漢冤罪拳! とか?」
ちなみにかなりの高確率で一撃死だ。
ともあれ、ちょっと打ち解けたような気がする。一方的に。
229
:
GM
:2016/07/31(日) 23:35:51
じゃれあいながらも乙女の危機を脱した二人。
その二人を見ながら、魚人たちはいつまでも、いつまでも壁を殴り続けていた――――
――――シーンエンド
230
:
GM
:2016/07/31(日) 23:53:32
冒険フェイズ7
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
運命の輪:黒2/1Lv 赤7/2Lv 青6/2Lv 緑6/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
「聞いたよ君達!俺たちと野球がしたいんだって!?」
「よ〜し飛ぶゾぉ〜歓楽街を飛びまくっちゃうぞォ〜!!」
「もう」「変身するしか」「ないのかも!!」
――――増えてる。なんか増えてる。
先ほど向こうから空忌の悲鳴が聞こえてきたのが原因だろうか。まあ危機感のない悲鳴だから大したことはないんだろうが。
とにかく、魚人である。
『たまには無機物もいいよね!』と言わんばかりに魚人たちが腰を振りながらヴィルヘルミナに近寄ってくるのだ――――!!
それは魚類と哺乳類が合わさった、有機物と無機物の垣根を超える
この世に存在しない全く新しい生殖行為(きゅうあい)。
先ほどまで存在していなかった狂気のコミュニケーションが再び何かヴィルヘルミナの元に襲い掛かる――――!!
※日常で判定せよ!
231
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/01(月) 00:16:44
【親神の恵み】で生命力4点支払って達成値+2。
2d 日常B-&親神の恵み+2&絶望の闇-1
diceBot : (2D6) → 9[3,6] → 9
3をムードにして青にインガを乗せ、6でスペシャル成功だな。
「ばっ、なっ、ばっ」
「ばばばばバカ者! しょ、小官そういう、その」
「えっちぃのは許さんからな!」
「男女の交際たるもの清らかなるを旨とし、ましてや一体多数など破廉恥の極み!」
顔を赤くして狼狽する。
小官銅像なのでそういうのには疎いのだ!
いや銅像に興奮する者もいるのかもしれんがともかく。
「……し、しかし」
「その……男がそういった欲求を抱えながら暮らすのは相当な苦痛と聞く」
「何らかの形で発散せねば、おまえたちはまた別の乙女を襲うのだろう……」
「…………な、ならば仕方ない」
「ここは小官が一肌脱いで――――」
232
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/01(月) 00:18:02
| ─── _ }!
| =-  ̄ 二ニ=- ___ }!
| =- =- i :i| j:i;′  ̄]
|/ =- l │ .i| │i|ji:i! ]
/ =- i | | | │ i| i| │i|:i:i! ]
/ =-., | i|│ ! | | │ i| i| ,.斗 i|:i:i! r=ュ ]
/ _ =-. ! | |` ., ∧| | | | │ i|,.斗く / リ:i:i! {華! i|
レ_ ////| │ | | |`: / :, | | |.斗,.斗や灯ミ ¨ :, :i:i:i! Ⅶi} i| 「野球に付き合ってやろう――――――ッ!!」
 ̄丁 | | ィ'' 忙不うぇ, 、| レヘ/ ′ !:::i」::::] /│:i:i:, ` i|
| | レ'{、 ::::i」:::」 ` 乂っ ソ ! Vi:i:, リ
乂| ∧ .乂ッソ /// | Vi:i:, /
_| ∧ /// ! | ヾ:i:i:,_ /
/.:.:.:| | ∧ i | |ー==<
イ .:.:. | | .∧ イ |│
/.:.:.|.:.:.:.:.| | i\ /:::| i! |:.`ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | | :: \ ´  ̄ ”'' ..:::::::::: | i! |.:.:. ∧
.ィ’`ヽ.:.:.:.:.:. レヘ | | ::::::::::: . イ}:::::::::::: リ リノ.:.:.:.: ∧
/ V:::.:.:.:.:.: V |.,/:::::::::::::{、> 」!,:′::::/ / ./.:.:.:.:.:.:.:.:.i}
/ V.:.:.:.:.:.:. V |、::::::::::::::::::::≧s。.>‐< .フ ::::::: 〈.ィ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:./\
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――――――そういうことになった。
233
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/02(火) 22:49:37
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし、代打オレ!!」
説明しよう、『代打オレ!!』とは!!!
一般的には野球における選手権監督が自分自身に指名する采配を指すが、
中でも主に試合終盤の大一番に登場し、劇的な展開に持ち込む行為を、
我々は敬意とわずかな語感への嘲笑をもって、『代打オレ!!』と呼ぶのだ!
そういうわけで勝手に乱入し、ピッチャーマウンドへ向かうぞ。
「指一本でストレート、二本で変化球、グーを出したら故意死球ね」
キャッチャー役の魚人とサインの取り決めを交わす。
霊獣ゲットだぜ! で鍛えたこのボールさばきを見ろよ(見ろよ)。
234
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/02(火) 23:16:31
「ぬぅ、来るかヤタロー!」
「来い! フィンランド式野球で鍛えた小官のバッティングを見せてやる!」
バットを構える!
……が、あることに気づく!
「………………あれ、遠くないか!」
「まさかそこから投げるのか! 危ないぞ!」
説明しよう!
フィンランド式野球では、ピッチャーはホームベースの隣にいて上にボールを放る役割なのだ!
何を言っているのかわかんないって?
そこんとこだが俺にもようわからん。
235
:
空忌 知枝
:2016/08/02(火) 23:23:05
「よくわからんが、普通にピッチャーが位置についただけで何を戸惑ってるんだあいつは……」
フィンランド野球のルールとか普通の日本人は知りません。(偏見)
それはともかく、なんか離れた場所からでポップコーンとコーラ片手に観戦してるとしよう。賑やかしだ。
ところでそのポップコーンとかどっから持ってきたんだって? 細かい事は良いんだよ。
236
:
石川 五右衛門
:2016/08/02(火) 23:34:22
「おっ、なにか符丁を出しているぞ」
「……それでこれ、今どっちが攻めてるんだ?」
女子学生並みの感想を口にしながら、ビール片手に観戦ゾーンにやってきた。
なんか魚人のビアガールからもらった。
237
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/02(火) 23:41:01
/ / ,-、 ヽ ',
ノ / /|l 、 ',
./ l {`ヽ _/ i|_ /´} 〉 { ヽ
/ | ', \´ ヽ i | `〃 / / \_ ヽ
;' / 〉‐- 、\ ', !| / xく { ヽ ',
{ / , / r>、 ', ∨ ,'xく ', ヽ , -┴- ..,,_ } l 「え? 何?
/´ ̄ ̄¨ ‐-、 _{_ { |ii| N / |ii| } } / 丶 | ごめんよく聞こえない」 >
-‐ ´ \ /⌒丶./ `¨¨ ´ ̄`丶/´ ̄` ¨¨´Y ⌒\ ヽ
ヽ ヽ { | 丶 / |
ー- _/ } ハ 丶--‐  ̄` ー  ̄` ー--' ハ / / _/
_ 八 / 丶-- ´ /
, ´ `丶 \ / ` /´ ̄ ̄`丶 /
\ 丶 / `≧=ー''ニ´ ̄`ンー='´ _ \ ‐- /
丶.  ̄ / r‐ ァ―- 、_ / `ニ´ `ヽ / -‐  ̄`\/
 ̄j! .j//⌒丶-∨ \ / 〈/ ヽ
{/〈/__,/^'ー- \ l l ヽ \
/ 〈 〈, -――- 、 } `|:|´ ', 丶
; / ` ー- ..,,_ 八 _,. -‐- 、 } , -―――-=ニ |_
| /  ̄三二ニ¨¨´ \ / \
| _/ _ / ヽ
残念だったな。
非力な弥太郎少年がそんなわざわざ遠くから投げるとは一言も言ってないぜ。言ったけど。
そういうわけでピッチャーマウンドに筋肉もりもりマッチョマンのパン一霊獣を召喚し、ベンチに下がる。
「そいつ変化球でも150㎞/くらいでるから気を付けてね、ヴィル」
「なんか最近、日本の野球選手に対抗心燃やしててさー」
ちなみに『ヴィル』呼びは初めてだな。
ちょっと打ち解けたのかもしれない。
238
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/02(火) 23:54:50
「150km/h?」
「変化球?」
当然だがフィンランド野球にその概念は無い。
「ど、どういうことだ! まるで意味が分からんぞ!」
おろおろする。
「だ、だがしかし!」
「誇り高き騎兵隊であるところの小官に恐れなど無し!」
「なんだかよくわからんがこぉぉぉぉい!」
239
:
空忌 知枝
:2016/08/03(水) 23:16:42
「うむ、あのなんか棒状の凶器を持ってる方が攻めだな。」
「あれで飛んできたボールを殴打して、点を稼ぐわけだ。」
普通に解説する。
家族が野球ファンなのでそれなりに詳しい (と言う設定) なのだ。
なお、一々用語がアレなのは仕様です。
240
:
石川 五右衛門
:2016/08/04(木) 23:36:21
「あぁー、秀吉とか帝が似たようなのやってた」
「当時は退屈な遊びに見えたけど、こっちのは緊張感があるな」
うむ、なにやら物騒なことを始めるらしいという事が理解できた。
俺の知っている毬遊びと違う。
みんな兜を被ってるし、ヴィルの横にしゃがみこんでる魚人は籠手と胴を付けてるぞ。
241
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/09(火) 00:08:59
ぴゅっ
ン ギュオ ―――!!!
しかし第一投はストライクゾーンどころか、
キャッチャーミットすらも大きく外れて飛んでいくゥ!
このままではその辺にいる関係のない魚人にデッドボール!!
「おっこれは大暴投かー? いいぞいいぞ、乱闘はじまれ」
「ゲームじゃあシステム的に乱闘出来ないからな〜。
現実の方だって、最近はどこもかしこもキナ臭くてそれどころじゃないし」
もののついでにこのマッチョ霊獣というか怪力異が、
どさくさに紛れて魚人の数減らしてくれると助かる。
いや、そういえば空枝を襲った時も、妙に内向的(?)だったな。
もしかしたら紳士的にゲーム再開となるかもしれない。
いずれにせよ、ボールの行方を見守り―――
242
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/09(火) 00:26:40
/ \
\ ==ミ
/ 〉 _ ==二二二二二i}
| 〉二二二二二二二二二二ニi}
丿 }}二二二二二二二ニ=-  ̄
/  ̄ ニ=- i|二二ニ=-
< ___ ニ=- リ
r=、 .== / i! `ヽ ニ=- .._ 7
r=、f¨i¨i¨| |..z==二ニ=- / / i!てぅ、`ー───=ニ二¨7iァ==ミ:7 「なんだかよくわからんが打てばいいんだなァァァァーーーーッ!!」
| i} | r=ァ ̄ / / /| vリ -‐.ィア=ミ / / // _ / _
し/| / / / │ 乂ソ / // {{ 7 / i}=-:.、 `ヽ
. 、/¨`ヽ{! /i| i 八 i / { { ィ_..ノ//¨ヽ __ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
x'^/¨`ヽi! 八│ \ f = 、 __ 。r≦ゞ==≦//////////}、//////// ニ=- _
| / ∧ i」 \ゞ.// \  ̄`ヽ//////////////∧_ ////////////ニ=
Y \ 。r≦  ̄ / \ \///////////}、 ∧  ̄`'< ////////
'/ i}= ──一'"  ̄`ヽ \__ /////\! ̄ ̄ ゙'+.,//////
'/ // \ | `ヽ.////////\ ゙'+.,///
. '/ │ \////////\ ゙'+.,
'/  ̄ ̄二ニ=- ! \///////∧
\______________ \//////∧
\ V /////∧
そしてルールをよくわかっていないヴィルへルミナ、決断的に飛びこんだァーッ!
大地を抉らんばかりの爆速で飛びこむ銅像!
その圧倒的質量には結構ノンキしてた魚人もビビった!
そしてそのままバットがボールに……届くか……!?
タイミング的にはギリギリ……!
思考が加速し、逆に鈍化していく世界……!
昂る咆哮……!
そして――――――
243
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/09(火) 00:27:48
''"''"''''"''"''"'~"''^^^''"'''::----::'''"''"~~~''"''〜"''"''"^^^^'"""'"''"'〜〜''"^^^'"''
''"'''''::----::'''''''''''"''"~~~''"''〜"''"''"^^^^'"""'"''"'〜〜'"''"''"''"''"'~"''"''::---::'
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ii llii !!ii ii i!!l llli ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ||||ii!!liii!lli
wWiijiijwWWjwwjjiijijiwWjijjiijWWwjiijijijwwWWwjiiiijijiwwWWWwjiijijijwwwWWw
.,,.、,、,,,从仆ミ Wiiw '~'~` `"'~
,,、,,、 ,,、,,、 Wiiw
,,::::,,::::::::::::::::::;;;,,::::,,:::::::::::::......... ,.、,.、 ,.、,.、
"゙゙~ ~゙゙"''''''"゙゙~ ~゙゙"''''''::;;、,,::::.
゙~ :: :: ゙~ ゙':;:::: Wiiw ~`"''~
:: :: i;:;:::: ..,,.. ――――――気づけばヴィルへルミナは白い泉のほとりにいた。
゙~ :: ;ii゙:::: `"'~ wWWw
:: ゙~ ,,;;":::: ,,、,,、 ,,、,,、
:: :: :: :;':::::: ,,、,,、
゙~ :: ゙~ ゙;;.,::::::::...
:: :: ~゙゙"''i;、:::: ~`"''~ iiwiiW
:: :: ;i;、,:::: iiwiiW
゙~ :: ゙~ "'';;..,,:::: `"'~
゙~ :: :: ゙゙"''::,,:::: ,,、,,、 ,,、,,、 Ww
「はっ、これは……司令殿の泉……!」
そう、加速したニューロンは肉体の檻を飛び越え、遥か遠き世界樹の根元にあるウルズの泉に魂が瞬間移動したのだ!
音も無く揺れる水面……
鳥や獣の姿もなく……
ただ静かに流れる時……
「そうか……野球とは……ゲッターとは……!」
ヴィルへルミナの手が泉へと伸びる。
手のひらで救い上げられる、白い泥。
それを粛々と世界樹へと捧げ――――
244
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/09(火) 00:28:52
「――――――ハッ!」
――――魂が肉体に戻る。
すなわち剛速球を今にも打ち返さんといやまってこれ近くない勢いつけ過ぎたのではぶつかるかも、
「ンアーッ!?」
――――――――乙女騎兵の悲鳴が周辺に響いた(銅像でなければ即死だった)。
(【ウルズの泉】使用。赤の領域にインガを乗せ、味方全員の変調[憤怒]を回復する)
245
:
GM
:2016/08/10(水) 23:32:50
――――シーンエンド
246
:
GM
:2016/08/10(水) 23:43:19
決戦フェイズ1
シーンプレイヤー:なし(全員登場)
運命の輪:黒2/1Lv 赤8/3Lv 青7/2Lv 緑6/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
ふと、君たちは夢を見る。
ここではない場所、ここではない時間。
目の前には、一面の沼地。
――――そこで、一人の少年がうずくまっている。
少年は膝に顔をうずめ、静かに泣いていた。
沼より伝わる冷気を通じ、少年の絶望をあなたたちは感じる。
愛している者を裏切ってしまった後悔と絶望、自己嫌悪が彼の心を支配し、押し潰していた。
その時、『声』が響く。
「・・・・・大丈夫だ、お前は、汚れてなどいない。」
少年の前に、老いてなお美しい、白髪というよりは白銀と言ってよい鬣のような髭を蓄えた老人が佇んでいる。
「彼女を愛するのは当然のことだ。『私たち』はそのことを忘れてはいけない。」
「さあ、歌を響かせよう――――今度こそ、彼女に聞こえるように。」
「運命(かみ)に抗うために。」
老人は少年に手を差し伸べる。少年は、悲しそうな、安堵したような、左右非対称の表情で老人を見ている。
その体が溶けて崩れ、沼に消えていこうとするそんな状況で――――
あなたたちは、何時の間にかその沼のほとりに立っていた。
247
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/14(日) 23:12:21
/⌒ヽ、__
/`7 ∠ 〉
_ /^y / V
!-Y ,/⌒y′ ∠ -‐、
〉 , !、 0 )⌒ヽ , - ‐- 、
ⅱ ( ,ィブ r┴<ヽ ! ∠ 、 i
t'__'_,-‐r-r 、 _」 ` -/´`〉 l /
〈∪ハ /7 へ/rュ! ー-、 _l′ / /
/ニ /ll|! { ゙T´ , ! -‐| /'´
/⌒| !l l 〉'⌒⌒! レ -j ⌒l /
〈、、、 !)1| / l | 〈 ノ ノ丿/
`´`Tr'、! r 、j ハ、 ```´l,/
ゞー' ニニニー'ノ─ミコ rュ 〈
/^Y^Y^レ⌒′ /_´ _ _!
 ̄  ̄  ̄ ゙LH_H_」
「――――――――愛野さんッ!!!」
『声』が響く。
大音声、なんて生易しいものではない。
地面をまるごとスピーカーに移し替えたような、身体の芯、脳髄まで震わせる音。
「伝えてッ!!」
「『ワイナミョイネン』に、」
「『君』の声を!」
……霊獣の使役に神経を注ぐ。
力で何かを変えるような役回りは、向いていない。
しかし、頼れる仲間がいる。だから精神的な方面は、自分の仕事だ。
248
:
空忌 知枝
:2016/08/15(月) 00:18:47
静かに息を吸い―――
軽やかに歩を進め―――
「教育的指導ッッ!」
老人の顔面に、鉄拳をぶちかます。
ダメージと呼べるほどの物はないだろうが、でも今は、そんな事はいいんだ。重要じゃない。
「貴様もなんか辛い思いとかなんかの事情とかそういうあれこれがあるだろうしそれは否定せんが―――」
「―――自分の後悔の清算に他人を巻き込んでドヤ顔で正義面してるんじゃあないッ! ぶん殴るぞ!」
249
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/15(月) 22:25:55
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「――――――――」
チャプ…
静かに、沼に手を入れる。
老人にも、少年にも、構うことは無い。
先ほどと同じことだ。
ここが『過去を映す場所』であるのなら。
そこに沼が……『泥の泉』があるのなら。
それは、『ウルズのイコル』をその身に宿すヴィルへルミナの領分だ。
「―――――そうだな」
「その『愛』は……確かに」
「貴官の愛する者に、伝えなくてはなるまい」
「だが――――」
泉が白に染まっていく。
場を正常な神気が覆っていく。
「――――愛する者が耳なしであるかのようではないか、その言い分は」
「それは、道理が通らんな」
これは、運命を編み直し過去を正しく編纂する、ウルズの御業なり。
250
:
石川 五右衛門
:2016/08/15(月) 23:56:01
「まったく青少年の叫びは堪えるね。耳が痛いぜ」
いつの間にか沼の水面にそびえていた、荘厳な漆塗りの鳥居。
2本の柱の上に渡された笠木の上に、立つのは安土桃山の大泥棒。
「――『わが恋はよむとも尽きじありそ海の浜の真砂はよみつくすとも』……と」
「押し付けるだけの愛。粋じゃねぇ。実に粋じゃねぇな」
『ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ……』
五右衛門の立つ鳥居の門の向こうに広がるのは沼地の風景ではなく、真っ暗な空間。
そして、闇の中では、夜空の星のような金色の粒が点々と輝く
「さぁて。400年分のお年玉貯金の大放出だ」
「和魂招来!」
『ジャラジャラザザザザザザザザァ―――!!』
闇の中の光点が数と輝きを増す……いや、鳥居の入口に向かって降ってくる!
別空間の彼方から押し寄せる輝きの群れの正体。それは『金銀財宝の津波』だ!
鳥居からあふれ出す金色の波頭――大判小判、招き猫にワータヌキ。
これらは、和魂の生み出すエネルギーの結晶だ。
一霊四魂――幸魂(サキミタマ)と奇魂(クシミタマ)が司るのは、人の幸運と収穫。
豊穣と商売の神ウケモチの権能・五右衛門の生前に集めた財の力の流入――
ワイナミョイネンの荒魂が支配するこの空間に第三勢力として乗り込みパワーバランスを拮抗させる!
251
:
GM
:2016/08/16(火) 00:34:03
淀んでいた神の力が晴れ上がる。
だがこの光は太陽ではない。カレワラは『あの御方』と相反すると言っていいほどに相性の悪い神話体系。
――――あの御方の象徴となりかねない『太陽』では、彼らは二人とも焼け死ぬ可能性が存在する。
故に烏丸は権能を抑えた。霊獣使役の基本にして奥義、『想い』を他者と通わせる能力による裏方に回ったのだ。
少女が、走る。
泳ぎにくい『泥』が少女の目前で海に変わる。大地と海の境界が明確になる。
少女が、走る。
眼を閉じ、耳を塞ぎ闇に閉じこもっていた『彼』を太陽ではない光が照らす。
少女が、走る。
それでもいじけている『彼』の襟首を掴んで立ち上がらせる人がいる。
そんな程度で狂っているんじゃないと、殴るように叱るように激励する。
これだけの『想い』に支えられて、どうして『私』が走れない道理が有ろう――――?
252
:
GM
:2016/08/16(火) 00:43:51
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2338294
「ワイナ、ミョイネン――――!!」
少女愛野は抱きしめる。
一度拒絶してしまった『彼』を。
少女アイノは抱きしめる。
一度は拒絶された『彼』を。
「やっと、やっと伝えられる――――!!」
「初めは戸惑っていた・・・!!兄から無理やり勧められて!私の想いも関係なく進められて嫌だった!」
「でも、そこで逃げちゃいけなかった!!私はあなたと正面から『想い』をぶつけなきゃいけなかった!!」
「あなたも戸惑っていて、戸惑いながらも愛そうとしていて・・・今も、想い続けてくれていて・・・!!」
「だから!まず!私はあなたと『お友達』にならないといけなかった・・・!!」
253
:
GM
:2016/08/16(火) 22:30:14
そうして愛野が『彼』を抱きしめ、彼が少女に目を向けると――――
ユメ
世界が崩れ、現実が戻ってきた。
『おのれ・・・・・・・・!!!!』
そして現れるは老人を抱いた少女愛野と――――そのそばにいる、筋骨隆々の魚人が一人。
『許さん、許さんぞ貴様ら!あと少しだったところを!』
『「私」よ!今更人に戻ろうとするのか!故郷より追放された恨みを、女の一人で忘れようと言うのか!』
『認めん、そんなことは認めんぞ・・・!!「私」よ、恨むのだ!この世界を!あの神を!!』
『この世界を認めるな!!「私たち」を追放した世界等、全て全て沈めてしまえばいいのだ!!』
254
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/16(火) 23:38:44
「―――こんなガキに言われても、嬉しくないだろうけど」
声を反響させた霊獣を陰に返す。
ここからはもう、小手先の力は通用しない―――
「僕、アンタが怒る気持ちとか、世界を恨む気持ちとか、ちょっとだけ分かるよ」
・ ・ ・ ・ .・ ・
これまで通り、震えそうになる声を抑えつけ、精一杯に気取って見せる。
「自分の境遇が許せなくて、それを変えてくれない何もかもが許せなくて、
そんな運命を敷いた神様が、それを変える力のなかった自分が、全部、」
この自分の敗北は。
この身を侮られることは。
その力を信じ、指揮を託してくれた八百万の霊獣たちの誇り、その名を汚すことになる。
「全部、許せなくても」
それだけは、させちゃあならない。
「せめてアンタだけは、その可能性を、認めてやってよ。祝福してやってくれよ。」
・ ・
「この『結末』は……! どんなに月並みだろうと、ご都合主義だろうと、
例えアンタ本人が相手だって、否定なんかさせてやらない―――!!」
255
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/16(火) 23:39:30
「―――こんなガキに言われても、嬉しくないだろうけど」
声を反響させた霊獣を陰に返す。
ここからはもう、小手先の力は通用しない―――
「僕、アンタが怒る気持ちとか、世界を恨む気持ちとか、ちょっとだけ分かるよ」
・ ・ ・ ・ .・ ・
これまで通り、震えそうになる声を抑えつけ、精一杯に気取って見せる。
「自分の境遇が許せなくて、それを変えてくれない何もかもが許せなくて、
そんな運命を敷いた神様が、それを変える力のなかった自分が、全部、」
この自分の敗北は。
この身を侮られることは。
その力を信じ、指揮を託してくれた八百万の霊獣たちの誇り、その名を汚すことになる。
「全部、許せなくても」
それだけは、させちゃあならない。
「せめてアンタだけは、その可能性を、認めてやってよ。祝福してやってくれよ。」
・ ・
「この『結末』は……! どんなに月並みだろうと、ご都合主義だろうと、
例えアンタ本人が相手だって、否定なんかさせてやらない―――!!」
256
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/16(火) 23:40:27
/.〕 < `<__ < ヽ
, -.' / .> rュ.ー, > ¨,ニ==_--、 __
/. / / 、__ ¨,ヽ l r'"///////≧:x、 `.<
/ ,{ / >ー-.、`_>'" .j }!、////////////≧x ヽ 『―――どうだい、うちの坊主は?』
! lヘ. /. 〈 /.//////////////////>、 ∨ 『難儀なもんだろう』
! l、 ヽ !. ∨ .__/ .ノ//////////,z==≦///∧ ∨
l ∨ヽ\_! ヽ'_ .,z=:'///////ヽ^ー,ヘ_.  ̄ヽ:/∧ ∨
l r-、 ∨/>.〈 i_ .∨///r'  ̄ ̄ .〕::;ヘ::; .ヘ \:∧ l!
レ. ヽ ∨-、γ⌒ ヽ ヽ \`< ´ヘ::..、`' .ノ ヽli! l
. ∧ l { ヽ `i. } \ ´⌒¨¨ヽ \ `}/
ヽ|. ,∧ }/ .j .ヽ_ 丶 \ ヽ
ri.r、iヽ l! ヽj、 i .〉 l \. . } ∨
ゝ-.ヘ >.. _.ヽ. "¨ ,!、. \ j! j!
_,ゝ r' \ ノ、 ヽ、 `ー-一' . /
ムz_, .=" r='" < ヽ. ー 、__ _ノ
.└――‐''  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三本足の霊鳥が、光を背負うようにして翔る。
使役を許された数多くの中でも、一の霊獣―――導きの神使、名を『八咫烏』。
『見ての通り、ひよっこでな。
根っこはものぐさのチキン野郎のくせして、
我関せずで淡々をこなしゃあいいものに、次々と手を伸ばしやがる』
『―――そして今回は、その手の先にアンタがいる。
面倒に付き合わせて悪いな、異国の賢者よ。
だが、ガキの我儘に振り回されるのも、大人の醍醐味だろう?』
「――――行くぞ、八咫烏!!!」
257
:
空忌 知枝
:2016/08/17(水) 00:11:48
「お前が未来人の視点から言ってるから、こっちも部外者の視点から言うぞ。」
「それは単なる壮大な八つ当たりだッ!」
そも、今の人々はワイナミョイネンと微塵も関係ないわけで。
そいつらもまとめて魚人にして海の底に沈めるとか傍迷惑以外の何者でもないのである。
故に、彼女はそれを単なる八つ当たりと断じる。
彼のそれを良いように評価するのは、他の人がやってくれるだろう。
そういうのは、私の仕事じゃない。
「―――よし、言いたい事は一通り言ったし言われたし、ついでにこっちは殴ったぞ。殴り返せよ。」
「俺はそもそもこいつらを救うとか、そういう高尚な目的で来たわけじゃあないんだ。」
一通り言いたい放題言ってスッキリしたのか、口角を吊り上げる。
そうだ。そもそもそう言うのはもっとヒーローらしい奴のする事だ。
私はどっちかと言うとヴィラン。つまりは悪党である。
だいたい親神からして、善悪の概念とかないけどとにかく出てくるだけで迷惑な奴だし。
258
:
空忌 知枝
:2016/08/17(水) 00:14:28
_|__: : :/: : : : : :. :. :.|
jI斗''゙~^´: : : : : : : : : : :`'': : : : : : : : :|
/: : : : : : : : : : _____: : ヽjI斗 ''゙~:/
': : : : : : ―: :''~´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
/: : :_:/: : : : : : : : `'': : : : : : : : : : : : : : : : '
/: : :´: : : : : : : : : : : : : : : `'': : : : : : : : : :./:.|
/: : : : : : : : : :|: :. :.\: : : : : : : : : `'': 、``<: } : |
, ': : : : :./: : : : : : |:.: :. :. :.\: : : : : :. :. :./: : : ∨/|
/: : : : .:./:. :.|: : : : :|\: : : : : :\´:.: :.:./: : : : : : ∨/ /
/: : : :. :./: :. :.|: : : : :|:. \:/: /\/,ィ\: : : : : :.∨/ //
/: : : :. :./: : :. :.|: : : : :| /``'' ,jIイハ }/\: : : : 寸 -‐ =ァ . //
/: : : :. :./: : : :. :.|: : : : :| /V ij リ ' ツ\: : : :\ -‐ / .//
\: :. :./\: : :. :.| ̄≧k、 ヾ才 f/:.: :.\: : : :\ ./ .//
.\/ .\: : | 圦ヽ 心 Y:.: :. :./\: : : :\ . / .//
\{: :/ヽ ゞ-', / {:.: :.:/:|___.\: : : :\''゙ // 「―――俺は、お前にケンカを売りに来たんだ。」
/: : :./ __, ヽ_/才__〕s。: : :`''〜、イ
/: : :./ > `¨ ´ ,ィ //<{__ム斗=``ー―――――――― 「ケンカしようぜワイナミョイネン―――!」
/: : :./___ /: : : : : `: : ー : :ヽ // `ヽ ``ー―――――
r-===ニニニン': : : : : : : : /}: : : :./}. .// ∨/ _
r-<´ム-==ニ\_ ./: : : : : : : :.//: : / / // 、∨/ γニニ/
/=-=\ム__ア¨ニ/: : : : : : jI斗''゙//´ f ソ ) / ``ーァー=ミ fニニ./
/ニニY=}ー'ニγ´/: : : : : / /''゙ //´ \ f /ニニニ`ヽ i}ニ/
../ニニ=-∨ニニ/ ./:.: :. :./ fソノ jI斗''ー{. \ |/ニニニ=---アニ{i
オラ、こっちは言いたい放題言って殴ってついでに言い返されてまた言ったぞ。
お前も殴って言い返せよ。最後に立ってた方の勝ちな。
―――と、つまりはそういう事である。
259
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/17(水) 00:44:37
「―――――うむ」
チャキ、とサーベルを抜く。
口笛を吹けば、どこからともなく愛馬ヴンケルが姿を現した。
「その滅び、黄昏に能わず」
「冬の国の老翁よ。その滅びは、モイライが長女の血を受けし者として看過できん」
颯爽と愛馬に跨れば、乙女騎兵は剣を高らかに掲げた。
「しかし!」
「それでは貴官の無念は報われまい!」
「易々と引き下がることができれば、これほどの異変は起こるまい!」
故に、乙女騎兵は剣を掲げる。
鞭を打ち、ヴンケルが嘶く。
「――――故に!」
「この“乙女騎兵”ヴィルヘルミナ、誇り高きスウェーデン騎兵隊の一員として!」
「貴官のお相手仕ろう!」
「愛!」
「友情!」
「勇気!」
「それを以て貴官の妄念を打ち砕かんッ!」
それが、ウルズの子たるヴィルヘルミナの役目。
それが、乙女騎兵たるヴィルヘルミナの役目。
民に向けられた夢と希望。
博愛と友情の旗の下、自由を高らかに歌いながら戦わねばならないのだ。
そういう風に作られた存在だから――――そればかりは、変えられない。
260
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/17(水) 00:47:05
/ イ >´
, / イ >´
/ / ___ イ >´
_ / /<´ ヽ イ >´
r  ̄ r, ´ .\ \ 「――――いざッ」 イ >´
. / / ハ ヽ ヽ ヽ イ >´
{ ,´ , /!ハ 、 \ .\` / ヽ イ >´
ヘ i__ _ , ─./ ./ ! i ヽ .∧ j ,.:::::::ヽ/ ./ヽ ´ .>´
i }ー─ ´ ̄、/ , /i j ムヽ ヘ´ //:::::://:ヽ/ イ .>´
. ヽ. ∧≠==≠- r刀.l \ , <二イ イ:::::::::イ::::::∠___ イ >´
ヽ \ ヽ弋trツ ´ .!> -ヽー <二>≦ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::::::i ) イ >´
イ二二>、` .,\ ` ノ:::::::::::::::::::::( ...:::::i三三≧、\:::::::::イ二<´ >´
/::::::::::::::::` ヽ ヽ.ヽ ,ニア .,::::::::::::::/:::::::::::i 三三三三三≧ ヽ <ヘ >´
,...:::::::::::::::::::::::::`< \` イ ヽ::::/彡}::::::::::.∨ ./ //三:/>´::::>イ >´
/:::::::::::::::::::::::::::::::::i > Y´ ノ > ≧::::::::::::.∨ / /<´:::::>´:::/ >´
. /::::::::::::::::彡三≧、| イ > イ }>、::::::::.∧ ヽ /、::::>´:::::/>´
i:::::::::::::イ:://:::::::, / / >、 /三ミ≦≧// i) )´:::::::::イ ´
∨:::::::´i:://:::::::/ , / / /三イ \i i::i 三≧.|:::::::::≧´
` 、:::::ヽ:::::::::::i i , / ,..彡ヘ ヽ .|:| / 、≧´
< i.:::::::::::∨ 、 ! i ム` 、 \ / Ⅵ:i \ \
´`ー 、:∨ .Ⅵ .Ⅳ i ヘ. \ .ノ:ヘ \ /ヽ
.. ヽ:∨ .i ≦三ヽ ヘ / iイ /::.\ イ /
≦三三≧´`ー.´ ̄ ̄>イー ´ > ´
≦三三≧´ ≧´三三\イヽ
≦三三≧´ i __ , >´三三三三三ヽ \
≦三三≧´ ≧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::三≧ノ \
≦三三≧´ /´> 、::::::::::::::::::::::::::ー ´:::::::::::ヽ 彡、
i三三≦´ / > ー 、::>´::::::::::::::::::::::::::\彡´ .\
/ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ \
名乗りを上げ、剣を構えた。
その姿は、まるでひとつの芸術作品のようで。
道行きに、一切の迷いなど必要ないと言わんばかりに。
261
:
石川 五右衛門
:2016/08/17(水) 01:09:42
『ドザザザザ…ザザ……チャリン』
「こいつで赤玉だ」
沼の畔を埋め尽くすほどの金銀財宝を吐き出しきると、鳥居は沈むようにして消える。
周囲にあふれる大判小判――和魂の結晶も、ワイナミョイネンの荒魂の力の高ぶりを受け、
金色の光を放ちながら対消滅し始めている。
『ジュウウウウウウウゥゥゥゥ……』
ウケモチからの預かり分と、五右衛門が生前・伝説の子として溜め込んできた約400年分の信仰の結晶。
それが荒魂を抑え込む、この一瞬のために、溶けてゆく。
片や創造の力を持つ大英雄。片や島国の大泥棒のなり損ない。
改めて目にする、圧倒的な力の差の前で……。
「スゥーッ………ふぅーっ」
大泥棒は煙管を手に、紫煙を燻らせる。
「――絶景かな、絶景かな」
若人の友情・努力、冒険の勝利が値千両とは、小せえ、小せえ。
この五右衛門の目からは、値万両、万々両……」
「まぁー、ここまで出すつもりはなかったけど」
「久しぶりに若いヤツらの気に中てられちまったな」
262
:
石川 五右衛門
:2016/08/17(水) 01:16:02
「腐ろうと、作り話だろうと、反権力の象徴に祭られた身」
「なら、応えてやるのが、神子の役目ってもんだ」
/;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;\;;;;;;;;;;;;;;|
l;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;;j;;;_;;;;/ |;;;;;;;;;/|ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
l;;;;;;;';l;;;;;;;;//.l;;/,/ .l/ |// │ ヾヽ\i\;;;;;;;;;;;;;|
|;;-i;;;;;/i/ i' ' ' ' ` i;;;;;r-ヾ
i/_,ヾ;;l j i |;;/ - |
i ヾ、 -=、,,____ ヽ, / ___,,r==- ,イ ,/ |
丶ヽ i;r、 ,,r'':::::::::::::::ヾ__,、,_ir ':::::::::::::::::ヽ_/,liri' / 「ここが石川五右衛門の大舞台よ!」
`j、 l;l ゙ii::::::::::::::,; -メ‐、 ヽ::::::::::::::::::::ノ ,irメ /
/:lトヾ,, ヾ--./ / ./ヽ, `──‐‐´ ,r/l_/::::\
/:::::|iiilヾヽ,_/ , ' / i !;i liiil::::::::::\ _
_, -/´:::::::lr'ヽjl´ ,, ' ./ / _,-` j;トjiii/:::::.:.::.:.:.:.|:ヽ_
_, - '´.:.:.:.:|::::::::::::| / ,i´ / ,i_''_, _ ,-、 ,_j;;i //:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.\_
_ , -─'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ::::::::::| / / / / _/ ,/,,,j';;/ 〃::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.::.:ヽ-、_
-‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::ヾ::::::/ / / / フ´ /-'_;/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ,,_
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::/ / ,ト-/ /;;;;;;rl,イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /;/ /;;;;; i,,-´ |:::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:
263
:
GM
:2016/08/30(火) 07:13:08
「許さん!許さんぞ神子ども!!貴様らも全員楽園より追い出され!」
「狂気の海へと沈むがいいわあああああああああああ!!!」
和御霊より離され、猛り狂うは正気を失った荒御霊。
「おんぐ だくた りんか、ねぶろっど づぃん、ねぶろっど づぃん、おんぐ だくた りんか、」
「よぐ=そとーす、よぐ=そとーす、おんぐ だくた りんか、おんぐ だくた りんか、やーる むてん、やーる むてん・・・!!」
その口より、己の狂気をほとばしらせ、周囲の絶界をより危険なものに形作る!!
さあ―――――最終決戦だ!!
――――シーンエンド
264
:
GM
:2016/08/30(火) 07:38:08
決戦フェイズ2
シーンプレイヤー:なし(全員登場)
運命の輪:黒2/1Lv 赤8/3Lv 青7/2Lv 緑6/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
ttp://satanic.s98.xrea.com/snup_051010e/src/up0930.png
――――――――――戦闘に移行します――――――――――
!遭遇シートに本体と脅威が配置されます!
■本体『ワイナミョイネン(荒)』
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
■パラグラフ2『操り人形』
■パラグラフ3『挑発』
■パラグラフ4『触手』
■パラグラフ5『百鬼夜行』
■本体『ワイナミョイネン(荒)』
属性:白 レベル:3
タグ:人、神、男、歌、影霊、大地、海
攻撃値:3 生命力:40 防御値:3
【至上の音(カンテレ)】
ワイナミョイネンにプラスの想いを持っているキャラクターは
ワイナミョイネンを攻撃の対象にすることができず、
ワイナミョイネンからの攻撃の防御判定を行うことが出来ない。
――――巨大魚のアゴに、悪霊の馬の毛で絃を張ったハープ。
ワイナミョイネン以外の者には扱う事が出来ずに、逆に酷い音を出したという。
弾き手を選ぶ人格を持った魔法の琴。
265
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/04(日) 23:05:43
小官は奮起無しだ!生命力は16/17だからな!
266
:
空忌 知枝
:2016/09/04(日) 23:06:44
良い所に黒のインガが二つあるな。一つもらうぞ。
と言うわけで、まずは奮起しようか。
diceBot : (1D6+1) → 1[1]+1 → 2
どうも回復とは縁がないらしいが、一応初期値までは回復したしいいか。
267
:
石川 五右衛門
:2016/09/04(日) 23:14:30
現在の生命力は11/13。
緑のインガがあふれているし腐らせるくらいなら満タンにしておこう。
diceBot : (1D6+1) → 4[4]+1 → 5
鼻血が出るほど回復だ。
268
:
GM
:2016/09/13(火) 23:10:48
では烏丸は奮起なしとのことなので・・・
さあ、偵察ラウンドだ!偵察してみろおおお!!!
269
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/16(金) 00:07:42
調査開始。
対象→パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
『八咫烏』使用につき、HPを3点減少して霊力Sで判定。
『親神の恵み』使用につき、HPを2点減少して達成値+1。
黒インガLv.1につき、達成値に-1。
diceBot : (4D6) → 13[1,5,1,6] → 13
6→判定ダイスに使用。スペシャル成功。
5→白のインガ+1。
「黙って仕事しろ、大食らい!」
『背中に乗って命令とは出世したな、ひよっこ』
270
:
GM
:2016/09/16(金) 00:17:53
よし、では――――シャオラァ!!
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
術式 レベル:2
タグ:呪詛、芸術、歌
判定:霊力 威力:なし 攻撃値:+2 耐久度:0 防御値:0
効果
【しずむだいち】
PCを『脅威のレベル』人まで選択する。
選択されたPCは【行動済み】になる。
選ばれたPCが未行動であれば同一ラウンド、
行動済みであれば次のラウンドでの行動が対象となる。
【原始のリズム】
この脅威は撃破によって行動済みにならない。
――――ワイナミョイネンがアイノの兄に使用した『敵を大地に沈める』呪歌。
遥か昔、人類が、神が産まれる前から存在していた世界の最も原始的なリズム。
そのリズムに依って歌われるこの歌は如何な方法でもかき消すことが出来ず、人々の心に残る。
271
:
石川 五右衛門
:2016/09/16(金) 00:29:20
「最初に大きく張っちまった以上、宵越しの銭は残せねぇな」
「さぁて、アイツらのために道を開いてこい!」
こゃーん、とレンタルキツネたちを放って偵察させる。
生命力2と神貨1を消費して、【親神の恵み】1段と【寄進】で+2の補正。
伝説を築いた英雄の【信念】で、黒のマイナス修正も無効にする。
―――対象は、パラグラフ5『百鬼夜行』。
diceBot : (2D6) → 5[4,1] → 5
出目4+2で成功、1をムードダイスにして黒インガを一つ増やす。
最終決戦ともなると、キツネたちにも被害が出始めたか。
272
:
GM
:2016/09/16(金) 00:38:20
■パラグラフ5『百鬼夜行』
攻撃 レベル:3
タグ:独立、妖怪、狂気
判定:霊力 威力:2d6-2 攻撃値:0 耐久度:17 防御値:0
効果
【範囲攻撃】
欄外にいないPC全体を目標に選ぶ
【恐ろしい群れ】
この脅威の攻撃によってダメージを受けたキャラクターは
変調「臆病4」を受ける。
――――陸と海との境目が曖昧になったことより産まれた理性も本能も曖昧な狂気の世界の魚人の群れ。
便宜的に魚人と称しているが、本質は『この世界にありえないもの』の顕現であり、常識の侵食である。
ああ、窓に!窓に!
273
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/16(金) 00:55:30
では小官は……パラグラフ3『挑発』を偵察するとしよう。
貴様の死と運命を見抜く……【親神の恵み】を二段階使うぞ!(生命力16→12)
diceBot : (2D6) → 11[5,6] → 11
うむ、黒インガ考えても問題なく成功だな!
5をアクションダイスにし、6をムードダイスに変換!
インガは……ふむ。一応緑に乗せておくとしようか。
「『嘲り合い(センナ)』で我ら騎兵隊に挑むかッ!」
274
:
GM
:2016/09/16(金) 01:02:17
■パラグラフ3『挑発』
術式 レベル:1
タグ:技能
判定:頭脳 威力:なし 攻撃値:0 耐久度:7 防御値:0
効果
【挑発】
PC全員を目標に選ぶ。目標は変調「恥辱」を受ける。
すでに変調「恥辱」を受けている場合は更に変調「憤怒」を受ける。
【引き寄せる】
欄外にいる目標を、好きなパラグラフに移動させることが出来る。
ーーーー怪物はあなたの痛い所を突いて来る。肉体的ではなく、精神的に。こう、ゴリッと。
275
:
空忌 知枝
:2016/09/16(金) 01:15:44
「しかし、半魚人に触手か……見慣れた物ばっかりで新鮮さが足りんな。魚介だけに。」
頭脳Bに【親神の恵み】1段階乗せてパラグラフ4『触手』を偵察しよう。
理屈? いや、なんかもうワイナミョイネンに触手生えてる段階で狂気の沙汰だし乗らない理由がないかなって……
diceBot : (2D6) → 10[4,6] → 10
4をムードダイスに、6をアクションダイスにして成功。
緑のインガが1個増えるぞ。
276
:
GM
:2016/09/16(金) 01:21:37
■パラグラフ4『触手』
攻撃 レベル:2
タグ:実体
判定:武勇 威力:1d6+1 攻撃値:+1 耐久度:14 防御値:-1
効果
【阻止】
この脅威が行動済みになっていない場合、本体を攻撃や術式の目標にできない。
【連撃】
この脅威は二回攻撃を行う。
――――液状化した道路がうねりをあげてあなた達に襲い掛かる。
それはしなやかさと硬さを兼ね備えた壁であり、鋭さと重さを兼ね備えた剣である。
277
:
空忌 知枝
:2016/09/21(水) 22:51:37
「―――うむ、こんな物だろう。」
奴の歌は一度聞いている。鬱陶しかったんで普通に喝破したけど。
アレは、そう―――舞台裏でそこの銅像から聞いた“かれわら”とかいう歌の流れを組んでるものだ。
その辺さえ判れば、まあやりようもあるだろう。俺は面倒だからやらんが。
トリガーを満たしたので真実を開示。
【真実】
この歌声は死にゆく筈だった神話『カレワラ』の流れを汲むものだ。
神に近しい力を持ちながら人として生きてきた強大な吟遊詩人が使う歌は神にも通じる強大な力を秘めている。
『まあ、だから僕がこうやって出てきているわけなんだけどね』
あなたの双肩に、世界の運命がかかっている。
この真実が公開された時、
術式『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』への妨害判定に+2の修正を得る。
『トリガー』:誰かが術式『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』への偵察判定に成功する。
備考:修正を受けるのは自分を含めた全てのPCである。
278
:
GM
:2016/09/21(水) 22:59:34
「ふふふ・・・俺の手伝いをする神子が来るとは聞いていたが、なんであのクソ上司の神子なんですかねえ!?」
空忌が『何か』をした時、虚空より無貌の神の声が響き渡った。
「手伝ってくれと聞いたんだぞ俺は!手伝うも何も何かする気がねえじゃねえかそこのクソ上司の神子ォ!!」
「ええいもう誰でもいい!俺の神力(デュナミス)を渡してやる!混沌の権能ならあの歌と相性がいいから干渉が楽なはずだ!!」
「成功させろよ!フリじゃないからな!!!?」
では・・・戦闘フェイズだ!!
それぞれどのパラグラフに移動するかをGMにこそーりと教えるがいい!
279
:
GM
:2016/09/21(水) 23:17:06
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
烏丸 弥太郎、石川 五右衛門
■パラグラフ2『操り人形』
ヴィルへルミナ
■パラグラフ3『挑発』
空忌 知枝
■パラグラフ4『触手』
■パラグラフ5『百鬼夜行』
――――こんな感じだ!
280
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/21(水) 23:20:19
おっとではそこで【スレイプニル】!
「ハイヨー、ヴンケル!」
パラグラフ2からパラグラフ3に移動するぞ!
281
:
GM
:2016/09/21(水) 23:24:17
まずはパラグラフ1
――――さあ、行動せよ弥太郎と五右衛門!
282
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/22(木) 00:36:23
/⌒ヽ⌒ヽ : :. :.:::::\ )';';∧:::::::::::::::.
ノ⌒';';';';廴 o\:. :. :. :::::\'';';'}:::::::::::::::::.
/_ノ';';';';';';{:.イ⌒\:. :. :. :. :::::'⌒::::::::::::::::::..
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: : : \,,:',,:',,:',,:',,:'乂:. :. :. :. :. :. :::::::〈 \ヽ :::::::::: /
: : : : : : : 7,,:',,:',,:',,:',,:' ̄\:. :. :. :. ::::\ 弋ハ:}:::::::::::/、 ・ ・ ・
: : : : : : : {,,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:' 、: : : : : ::::::::`ー'::::::::/\) 『坊主、火加減はどうする』
: : : : : : : :>-=ミ,,:',,:',,:',,:',,:',,⌒ヽ: : : : :::::::::: ̄::::::::::::::Y⌒ヽ
____/::::::::::::::::〕;、;、;、;、;、; 廴:. :. :. :. ::::::::::::::\:::::::::ij::i 「八割。味方まで焼くなよ」
:::::::::::/::::::::::::::::::<;、;、;、;、;、;、;、\:. :. :. :. :. :::ij:::::)::::::::::ノ
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パラグラフ4『触手』を対象に攻撃。
武器『八咫烏』を使用。
ギフト『八咫烏』、命中判定に霊力を使用。
体力3点消費:13→10/19
diceBot : (4D6) → 7[1,1,2,3] → 7
達成値3、赤のインガを追加。
ダメージ判定
diceBot : (2D6) → 10[6,4] → 10
パラグラフ補正により、ダメージに+1
破滅の色補正により、ダメージに+1
『不屈の闘志』により、ダメージに+3
ダメージ、合計15――――撃破!
283
:
GM
:2016/09/22(木) 07:17:20
「――――ッ!!神子に同じ技は二度と通じぬ、と言う事か・・・ッ!!」
「認めよう、先ほどよりも貴様らは、強い・・・!!」
隆起した道路を一瞬で薙ぎ払われ、ワイナミョイネンは驚愕する。
「だが負けんぞ!単独で無限に成長するのが人に許された権能であるというならば!」
・・・・・・ オロチ
「『我もまた人だ!』前の権能を超えた業があると知るがいい!!」
284
:
石川 五右衛門
:2016/09/22(木) 21:40:14
「若い世代の力だけで解決ってのが一番だが――」『ピッ』
烏丸の霊獣が攻撃を仕掛けてる間に、スマホを出し操作。
とある神への電話(コール)を完了した。
トリガーを満たしていたのでここで真実を開示する。
「使えるコネは使っていけ、っていうのも一つの教訓だな」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ナイアーラトテップ」の【真実】
神と人の中間のような存在であるワイナミョイネン。
彼が『偶然』作り出した海と魚人が大地を侵食する狂気的世界を呼び水にして、
あなたは自身の権能の一部をワイナミョイネンに吸われている。
――――このまま絶界が完成すれば、あなたという存在はミョンネンカイネンと混ざり合ってしまうだろう。
できれば誰にも知られることなくこの状況を収めたいものなのだが・・・
『知られてしまったからには仕方がない、多少の協力はしてやるさ。』
この真実が公開された時、全ての色のインガを一つ追加するか、
全ての色のインガを一つ取り除く。
【トリガー】 『美麗な男性』に対し+の想いを得る。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ナイアーラトテップに助力を求め、『全ての色のインガを一つ取り除いてもらう』
285
:
GM
:2016/09/22(木) 22:23:05
「全く・・・あのクソ上司といいコイツといい・・・『天然』ほど恐ろしい奴は存在しないなあ!」
絶界が歪む。世界が遠のく。力が消える。
「何せ計算が通用しない!論理も何もかもすっ飛ばして結果に向かう度し難いチートどもだ!」
「たまには計算を間違える苦しみを味わうがいい!!ばーかばーかぷー!!」
ワイナミョイネンに力を吸われ、この絶界から出られなくなっているニャルラトホテプ。
故にこの絶界の完成はニャルラトホテプという神の『死』をすら意味するものでもあったのだ。
だが、絶界から出られないということは即ち――――『彼』は今、この絶界で最も強力に権能を振るえる神であると言う事でも、ある。
「貴様との融合を敢えて早め、コントロールを一部『奪い返して』やったぞ!」
「この世界に集まっていた情念、力を散らしてやる!この土壇場で足を引っ張られる気分はどうだグプワハハハハハハーハー!!」
※絶界内の時間が巻き戻り・・・全ての色のインガが一つずつ消えていく!
286
:
石川 五右衛門
:2016/09/22(木) 22:37:01
「何度も戻ってきてもらって悪ぃな。まぁ自分の身体の事だろうし多少は努力してもらわないとな」
キュルキュルキュルっと時間が巻き戻って、偵察の時に倒れたキツネたちも戦線復帰。
「……さぁいけ、ここが踏ん張りどころだ!」
【三狐神】で味方をガードする。対象は烏丸と空忌だ。
【霊力】のB+で判定し、【信念】で絶望の闇のマイナス修正はナシ。
【寄進】も乗せて、確実に成功させよう。(→所持神貨:1)
diceBot : (2D6) → 6[4,2] → 6
ムードダイスは出目2で赤を選んで普通に成功。
『こんこーん!』『こゃーっ!』
キツネの群れが2人に付き従い、いつでも攻撃を受け止める構えだ。
戦闘中、烏丸と空忌はダメージを受けた時、「-1D6」点の軽減効果
287
:
GM
:2016/09/23(金) 22:46:04
ではいくぞ!!
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
による呪歌攻撃!
目標は・・・
もくひょう!:ダイス合計:5 (2D6 = [3 2])
『非道』に『狡猾』!!
これは・・・パラグラフ1にいる五右衛門と烏丸の二人を目標にするぞ!
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm281536
288
:
GM
:2016/09/23(金) 23:35:37
. /. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
/. : : : : : .. ''^´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`^'' .. : : : : : .ヽ
. : : : ''^´ `^ヽ、: : i
: :/ , -、 i: : :
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: :| '., 〈_ノ/ .|: : :
.. : :| ______ ー‐' |: : :|
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. !: {_. . :''^´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`^: : . . . }: : :
,.::T::i{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : >xヽ{ 黒以外の色からインガを一つ除き、妨害判定。
./.:ィ::: |:\ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /.::i::}::::., 対象は『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に』
´ {:::::|:::::}\: : : : : : : : -r‐===:::r=-x: : : : : : : : : /':::::}::|ハ:::、\
\{::://t个r-r=≦,,.._{{ \{::::{::::/}:} |:i,≧=-r'r :1:::/.:::::::::}:::}:::}⌒ diceBot : (4D6) → 14[5,4,1,4] → 14
::::V/::::{ i::ト 之゚_ツ {{ ', ::{:::{//,ィ1j之_゚ツ|::i:/ .:i:::::/}:::ハ:}
. V/::{::::{::: |i  ̄ ̄ ゙ ':,::V/ j'  ̄ ̄|:/::::; |::/ ,:::; }' 『絶望の闇』修正につき、各達成値に-1。
ノ|:ハ:::::∧::i:| \ :Х{ jイ|:l:イ::jムヘ:{ 【真実】公開につき、各達成値に+2。
j' ∨::/}从 : \ j从:!/{::::{ {
V} j∧{\ 、 , //7j `^{ 判定ダイスに4を選択。達成値5、成功。
_ _jム' -`,.-...,___,..x-―――‐- .. ..:::/_ 白のインガを1つ追加。
 ̄ >:´:i:i:i:i:i:/ ̄ ̄ヽ _,. ___`フ__イ:::/{  ̄ ̄ ̄ ̄ 7
,,..::´:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉--- . V/////ヽ_ノ{/ ' . '′
_ ,,..::´:i:i:i:i:i:i:ヽ、:i:i:i:i:; 人 V/////ハ | '. ,
´ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`ー:i{ ー'V/////} ! '. /
{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i八 (辷),/// {\ '. /
',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\ V/ ヽ /`: : :‐- . .
',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:, ≧, ''´ ̄`ヽ ∨ , : }: : : : : : : : : : : . . .
、:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ '′ ,. -‐ '’ / V /. : :}: : : : : : : : : : : : : :}`ヽ、
..-゙ー- ::;___:i{___/ '′ ....-‐:}/ . : : : }: : : : : : : : : : : : : :}
''^´ : : { : : {: : 、|:i:i:i:i:i:iー- . 、 / .. -ァ:::´:i:i:i:i:i:i{\.: : : : :}: : : : : : : : : : : : : ; i
:{ : : : : : : : {: : : !:i:i:-―:i:i:i:i{:i:':, 厶'´ /}:i:i:i:i:i:i:i:i:/|: : `ヽ、 : : : : : : : : : : : : : : , |
――――
「五右衛門さん」「空枝さん」「ヴィル」
八咫烏はこの影霊に抵抗しうる唯一の主砲だ。
彼を戦線に維持したまま――――――八百万の霊獣たちを、影から呼び寄せる。
「僕に、『英雄』っぽいことは出来ません。
すごい力を持っているのは、こいつらで……
僕自身はゲームと霊獣使役以外には何の特技もない、ただの中学生です」
あなた
「だから――――せめて『英雄』たちの、道を拓きます」
『敵を大地に沈める』呪いの歌、いかなる方法でも掻き消せず、人々の心に残る。
ならば、地盤が沈む傍から『新たな足場』を作り出そう。
砂礫や岩を宙に浮かべ、水によって粘度を与え、大樹の蔦にて固定する。
「……行って、ください!!」
289
:
GM
:2016/09/23(金) 23:51:58
『ふふん、神が来れない絶界ならば、神が来れる場所が来ればいい――――』
『手伝ってあげるわ我が神子、ここは八百万の神が集う場所。』
『神の手で閉ざされた日の本の神が集う場所・・・【ここは天岩戸なりや?】』
烏丸の決意と霊力が響き渡ったその時、八咫烏から女神の声がする。
『すごいな、こうなるとは思ってなかったよ。ああ、サポートなら任せてくれ』
『いいじゃねーかいいじゃねーか、こうじゃないとな!さあ手伝ってやるぜ!嵐よ来たれ!吹き荒れろ!!』
八百万の神の力を受けて、八百万の霊獣に神気が満ちる。今この場は天岩戸。
神により閉ざされた絶界を救うために八百万の神が集いて力を合わせた儀式の場。
顕現した八百万の霊獣たちは、今この場において『八百万の神子』と化したのだ。
290
:
GM
:2016/09/24(土) 00:18:33
『首か頭…今なら当たる、行って!』『違。狙。洋。』
『使うのか、あの炎を。炎はすべてを変える。上手く使えよ?』
八百万が寄り集まり形を作る。烏丸の意志通りに新しい世界を作り出す。
『たまにはちゃんとやろっかなー、島と海とは分けてあげるね。行きなさい、アメノウズメ!!』
日本神話においての原初の奇跡。神力により創られた『神の島』。それを顕現させた奇跡こそが――――
『おっけー、トヨちゃん!』
__ | .::| /⌒丶
/////\ , -‐ 、 | .::|//////// 丶
/////////,`¨´'//, -‐━━―- 、, -―-| .::|///////////,\
X/////////////// 〈/////| .::|///////////// \
/ /////////////〃 V/// | .::|/////⌒ 丶 /////ヽ
////⌒丶--‐、 _ / - 、 , - 、 ∨//,| .::|/`¨´ \'////ハ
{/ / / l / ヽ \/| .::|ヽ 丶 '//ハ
l { 0 0 } | .::| } 丶 ハ
/ 、 , 、 ノ | .::| ノ ヽj
/: /-、 、  ̄  ̄ | .::|"´ ̄ ` 丶 <ノって来たねぇ!さあ、皆で一緒に行くよォ!
/: : : :{ : :} ! / ..:-‐-:| .::|: : : : : : : : : \
,: : : : : ゝ.ノ ノ └ 、 { {: : : / | .::|: : : : : : : : : : : ヽ
{: : : : : : ::\ ヽ> ヽ ゝ : {:_」/⌒\ : : : : : : : : : : ',
', : : : : : : / 丶..,,_ _,,. -‐/ ___ ヽ : : : : : : : : : }
':, : : : : /\ /  ̄ ̄ ̄ / /´ \ 〉 : : : : : : : /
ヽ: : /! ○ 丶 _ /_レ-―‐ 、 〈 ⌒ヽ : : : /
/|  ̄ ̄ ̄ ○{ 丶. / ',:/
/ i! > '" ̄` 丶 |lハ ',
/ ', { _ 八∧ ',
/ ∧ > '"´ ∨ \', ,
『天岩戸を開きしウズメちゃんの伝説のダンスポール!!』
『しかしてその実態は・・・闇に覆われた世界を光で開き、新しい世界を作る神の矛!!』
『いっくよー、受けなさい、我らが八百万!!天地を創造せよアメノヌボコ!!!』
砂礫や岩を宙に浮かぶ、水によって粘度が与えられる、大樹の蔦にて固定される。
神に閉ざされた絶界に今、新しい世界が誕生する!!
『創生、高天原ァ――――――――!!!!』
※術式の妨害に成功しました!
291
:
GM
:2016/09/26(月) 23:10:57
■パラグラフ2『操り人形』
もくひょう!:ダイス合計:6 (1D6 = [6])
・・・『単純』により最も若いパラグラフにいるPC・・・番号も若い烏丸に狙いを定めるぞ!
「貴様・・・!!貴様も私を追い出すのか!あの赤ん坊のように!」
「新たな世界と言って、私を・・・追い出すのだな!」
烏丸の行いの何が琴線に触れたのかは分からないが、
ワイナミョイネンは意識の曖昧な魚人をミサイル状に飛ばして烏丸にぶつけてくるぞ!
特別な補正は無い!『愛』による判定を行うべし!
292
:
GM
:2016/09/26(月) 23:15:03
■パラグラフ2『操り人形』
攻撃 レベル:1
タグ:独立、実体、人、魚
判定:愛 威力:2d6+2 攻撃値:0 耐久度:5 防御値:0
効果
【罪悪感】
この脅威がPCの攻撃によって撃破された時、白の領域にあるインガを一つ取り除く。
――――自由意思を奪われ、愛のままに動く魚人。
特別な力は持たないがそのガムシャラさは相応に厄介。
293
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/27(火) 00:02:54
「この――――ぉおおッ!!!!!」
八咫烏の使役に加えて、規格外の霊獣召喚同時使役。
もはや命令を下す余裕すらない。
武具――――その身に余りに不釣り合いな長槍も、頼るには心許ない。
それならば……
「アンタの過去は知らないけれど……ッ」
「今、自分から世界に背を向けてるのは、アンタの方だろ……!」
魚人の支配権を奪う。
群れを成している、もしくは明確な個ならばともかく、意識も曖昧な人形ならば。
使役の応用、単純な命令をたたき込み、攻撃を強制キャンセルである。
「こちとらヒキニート大御神の御子だぞ、舐めるなよ影霊!
誰の頭上にも平等に注いでこそ太陽だ、日陰者の一人だって出してたまるか!!」
愛情B+で判定。
『破滅の色』補正につき、達成値に-1.
『親神の恵み』を使用、達成値に+1.
現在HPを-2.
diceBot : (2D6) → 7[3,4] → 7
判定ダイスに4を選択。青のインガを一つ増やす。
294
:
GM
:2016/09/27(火) 00:07:02
ぐぬう、操り人形の攻撃は不発・・・!!
パラグラフ3だ。『挑発』とヴィルヘルミナの手番。
まずはヴィルヘルミナから!
295
:
GM
:2016/09/27(火) 00:22:22
チエちゃんもいたな!
ヴィルヘルミナかチエちゃんか、どっちかの行動だ!
296
:
空忌 知枝
:2016/09/27(火) 00:59:57
「うむ。俺も人、お前も人。ならば対等。結構な話だ。」
「つまり、今から俺がお前を殴るのに何一つ支障はなく、お前が俺に殴り返すのにも支障はない。」
殴りたいから殴る。気に食わないなら殴り返せばいい。
人を顧みない神格が多いクトゥルフ神群の神子の中でも、空忌知枝は特に、相手の事情に関心を抱かない類だ。
何故なら―――そんなのは、被害者にしてみればどうでも良い事だからである。
向こうがこっちを顧みないのだ。こっちが向こうを顧みなくて悪い事があろうか。単純な理屈だ。
まして人を名乗るならば。貴様が他を顧みないように、こちらも貴様を顧みない。それが平等という物だろう。
ほら、喜べよ。俺は貴様を特別扱いなんぞせんぞ。単にムカついたから殴るだけだ―――
本当に協調性という言葉を辞書で引き直したくなるところだが、彼女にとってはそれが正しい行いなのだ。
やはり、親神が親神だけに、どこかネジが飛んでしまっているのだろう。
297
:
空忌 知枝
:2016/09/27(火) 01:00:27
| / / /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ト―く、
|/ / イ´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;>- 、
| / イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;レイ:;:;/:;:;/:;:;:;:;:;/:;:;:;> 、
| イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:|:;:;/:;:;:∧:;:;/∧:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ、、
| イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:>フ:;/`ヽへ:;:;:;/ヽ∨ / ヽ:;:;i:;:ハ:;:;∧ ヽ
八 V:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/´ |:;| =リ:;:;:;∨仍ヘヘ./ V:;|:;:;ハ:;ヽ∧ ヽ
ハ. V:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/´ 〉:ゝ= マ:;:;|ゝ¨ ´` ニ<マ!:;:;:ハ:;:;:寸, ヽ
ハ V:;:;:;:;:;:;:;:;:;| 人:;:;リ | マ:;| 仡リ>||:;:;:;|:;:;ハ 寸 `
| || V:;:;:;:;:;:;:;:;! ,__ くへヽ| ',. マゝ ´ ゞ彡/:;|`ヽj:;:;|ヽ `
|∧ ハ V:;:;:;:;:;:;イ `ヽ、|リ ゝ マゝ <| イ:;:;| ` 「無手の術が奥義―――《徹し》!」
∧ | V:;:;イ `ヽ \マゝ__ - ´|:;:;:;:| r-v
| .V .| <´ ,r- >= 、ヽ匚ヘゝ、 |V:;:;| γつト-弋
V ル< /γ´ ヽ、 `ヽヽ> , 乂:;:;! !::`ヽ厂二i
i| ハ ></ i ヽ_弋ヽ寸>x`ヽx乂:∧し斗――、
| ル>< V 〃 ゝ、 `ヽヽヽ:;:;:;:>::;ト!::::::::::厂 ̄:;:;ヽ
| ハ | // ` ̄ ̄` ヽ、 ヽ`ヽ,`ヽ:;:;:孑=∧,,,,,, i:;:;弋
| ハ |//´ ヽ j `ヽ、 `ヽ_/|:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ、
| .ハ__ |// ∧ ノ >,| ヘ `ヽ:;:;:;:;i
| .ハ爪ヽ-< ヽ_ 弋- へ、 ! i 寸寸i
| /ヘヘ V ハ `ヽ- ノ ` > - __ 乂 | 寸寸
短剣で『挑発』を攻撃。【親神の恵み】も乗せよう。
攻撃時に親神ギフトも乗るわけだし、まあ乗らない理由もあるまい。
diceBot : (3D6) → 8[2,2,4] → 8
2をムードダイスに、4をアクションダイスにして達成値5で命中。赤のインガが一つ増える。
ダメージは基礎1dに迎撃3、パラグラフ修正3、破滅の色1が乗る。
同パラグラフの脅威なので、【滅びの瘴気】でさらにダメージ+1d6。
diceBot : (1D6+3+3+1) → 3[3]+3+3+1 → 10
diceBot : (1D6) → 4
合計ダメージ14。「挑発」撃破。
【突破】を使い、耐久から溢れた分から4点だけ、さらに本体の生命力が減少。
さらに【魔王の時間】もセットでつけよう。1d点追加で本体の生命力が減少するぞ。
diceBot : (1D6) → 6
6点減少だ。つまり合計7+4+6 =17点本体の生命力が減少する形になるな。
298
:
GM
:2016/09/27(火) 01:05:58
・・・残り9点!生きてる!アタイ生きてるわ!
「言葉すら交わさんと言うのかこの娘は・・・ッ!!」
次はヴィルヘルミナか!
299
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 01:45:09
「道は開いた――――!」
ヴンケルの腹を蹴り、一直線にワイナミョイネン目掛け駆けて行く。
恐れはない。
躊躇いもない。
同情もなければ侮蔑もない。
ヴィルヘルミナの胸中にあるのは、ただひとつの原風景。
雪原を駆ける騎兵隊――――勇気と、愛と、友情と、自由!
彼女はいついかなる時もそれらを高らかに叫び、無垢なる魂で駆けて行く。
それが……それが、乙女騎兵の“デザイン”だ。
彼女は騎兵隊であって騎兵隊ではない。
当然だ。騎兵隊に銅像などいない。
ただ、ある芸術家が作り上げた、騎兵隊の銅像に過ぎない。
――――即ちそれは、夢だ。
芸術家が編み出した、民の夢だ。
勇気と、愛と、友情と、自由!
それらを胸に、雪原を駆ける可憐な乙女!
そのためだけに作られたヴィルヘルミナは、それ故にその行為に疑問を持たない。
勇気と、愛と、友情と、自由!
それこそが、それだけが、乙女騎兵ヴィルヘルミナの存在理由なのだから!
「行くぞ、ヴンケル!」
ヴィルヘルミナの持つサーベルが白熱する。
放つのは剣戟――――ではなく、ヴィルヘルミナの体内で眠る信仰のエネルギー!
スウェーデン騎兵隊は決して負けないという、絶対の確信!
300
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 01:54:00
:::::::::!ヽ ! !::: `ーァ' ァ'´ >'´__
:::::::i ヽ i }::::__,ィヘ レ'´/! /,ィー'´ヽヽ
::::::! ! .i !::: ,>イ / '´ r ヽ!
:::::! } ! !::: ,ィ!´ /レ'´ -' ´`ヽi、
.::::::! } i !::: ハ ヽУ ,ィ ' ´ア´ `
:::::! } ! i:::/ >' ,ィ'´/ / / / ! 、
::::::! .} i i::::: / / / /アィチ'´ / } i ヽ
::::i } } !:::: ./ / / /__ノ / /! .} }
::::! ! i !::::: ./ / / / ∠___ ,ィ'´/ / ! .ハ !
::::! } } i::::: { !l { ,イ ヾア=ィミv'´ ,ィ / ! ./ i .! .i
::::! i .i .!:::: ! {i { ! } ヾ! ユキ___ tイノ' ノ! ./ リ } ハ
::::i ! ! i::::::! i { ト{ ヾZタ. `}ヽ_ ノ' ! /ィア=z! / !
::::! } } !::::::ヽ ヽヽ、 ! i `ー レユキリ ノ}/ i ハ
::::! ! ! i:::::: ヽヽ ヽ ! ヽ ヾ ' ./ / レ'
::::i ! i !::::: ヽ!ヽ、ゝ ヽ<´ヽ、 ,  ̄フ'´ /
::::! ! } i:::::: ノ トミ 、_ トr 、__、}--' ´ / 「エクスッ!」
::::::i ! ! i::::::: __/ / ト、 ヽー'< ´---ァ /
::::! i ! !:::::::_ ./ ヽ ! ノ'´T 「カリブル――――ッ!」
::::i ! i !:::::::、 ヽヾア! トt、
::::! .i ! i::::::`ヽ、 ヽト、_ i三リ
::::::! ! ! !:::::: ヽ、 !ミ! ヽ、 !タ !
::::! ! ! i:::::::: ミt、 ! } ヽー'´ /
::::::i ! i !::::::: ト、 ノ ! ヽ フ
【内蔵武器】を武器として扱い、ワイナミョイネン本体を攻撃!
武勇B++で判定!精度1と黒覚醒1で打ち消し!
diceBot : (2D6) → 3[2,1] → 3
ムードダイスに1を選択して黒インガ+1!
アクションダイスに2を選択して、達成値4で命中!
ダメージ決定時に【内蔵武器】起動! 爆弾を破壊してダメージ+3d!
diceBot : (2D6+3D6+3+1) → 9[5,4]+12[6,5,1]+3+1 → 25
25点ダメージ、本体直撃ッ!
301
:
GM
:2016/09/27(火) 02:04:47
凄まじい神気の奔流。その力に爆炎が舞い――――
「―――――――」
その煙の先で。ゴフッ、とワイナミョイネンは一つ息を吐く。
「あの帽子の小僧や話を聞かない小娘は苛立たしいばかりであったが・・・」
その体は半ばよりはじけ飛び、はらわたなどもうどこにもない。
だというのに、彼の表情はとても晴れやかであった。
「この風は懐かしい香りがした。我が故郷の香り。アレに追い出された、我が麗しき故郷の香りが。」
「我が故郷はどうなっているのか。気がかりであったが・・・お前のような者が産まれるほどか。」
「お前ほどの英雄が創られるほど、まだあの土地は力を持っていたのか。人は、まだ強く生きているのか。」
「血の流れぬ童よ――――あの土地は、今。どうなっているのだ?」
302
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 02:19:01
「愚問である。遥か古に天地創造せし翁よ」
サーベルの光が収まり、刀身が黒ずんでいく。
先ほど大蛇より抉り出した神気の塊が、ヴィルヘルミナの体内から抜け出ているのだ。
それでも彼女の表情に一点の汚れなく、誇り高さを思わせる顔で、堂々と答えた。
「我らが故郷はいつの世も変わることなく――――」
二=/ 丶~ }
(´ ( / \冫
\j..:′ `丶 。ヽ
/ \ ヽ x_ | シ
.: i { .|{X^ー=ミ j く ヽ :| ソ 「――――誰もが皆、笑っているとも!」
|.x 、 ト :|-x芹f^7 \ i. \} | ノ::::ー:-:::::  ̄ \
|.爪 \ _ ヘ :| 八tソ ′ } ハ \::::::_:::二ニ=-‐… ¨¨^
|.|{ 、 {x弍、ヾ ¨´ j′:::.. ヾー-=ミ::::::::::::ヾ ̄…:::::::」
j八 ヽ 代tj /Ⅵx 。
\ `圦 ヽ ,:′ }l_\ }
\ \ ー’ / /.厂 _.)ノ=‐-ミ
、 > ∠、_/ーr:.:./:ソ:.:.:.ヽ\.:.:.:.:\
.ハ リ `.マ升="´ ||:./.:.:.:.:.:.:.:.:.\\.:.:.:.:.}
.i .j .{ ミC 彡 リ x.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ヽ.:.:l
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{ || ー-- / ̄~フ...{ \ \ / /
'. {| \ / ./ 爪 i \ \ / ,
'. .{|. \ / / .'ハ..{ \ \ /
303
:
GM
:2016/09/27(火) 22:30:57
「そう、か――――」
その笑顔を見て、空を仰ぎ見るように上げるワイナミョイネン。
「――――蒼いな。海に負けないほどに、蒼い空だ。」
「不思議だ。あれほどまでに強く胸を焦がしていた焦りがもはやない。」
「何一つ成し遂げることが出来なかった――――だが、満ち足りている。」
「何かを残せたような、そんな気がする・・・」
304
:
GM
:2016/09/27(火) 22:42:36
そう言ってワイナミョイネンの荒御霊は。
引き起こした騒動の大きさに比べて、あまりにも静かに空へと溶けて行った。
305
:
空忌 知枝
:2016/09/27(火) 22:57:59
「―――ふう、終わった終わった。」
「んじゃ、俺は帰る。さらばだ。」
それだけ言うと、何事もなかったかのようにフラッと去って行く。
実際、彼女は単に迷惑なワイナミョイネンを殴りに来ただけなので、当然と言えば当然である。
殴った後の事だとか、そう言う面倒な事は丸投げする構えだ。
306
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/27(火) 23:13:39
「――――――ああ」
荒御魂の消滅を確認して、腰を下ろす。
拍子に、霊獣たちも影に戻っていく。
「…………」
アマテラスの言葉が蘇る。
力ずくで解決できるものには限界がある。
絆の力で事態を収められることこそ、神子の真の価値なのだと。
「ありがとう、ヴィルヘルミナ。」
道を拓くことは出来た。それは胸を張って言える。
けれども、その言葉を彼に届けることは自分には出来なかった。
牙を届かせたのは空枝。そもそも、彼の願いを盗んできたのは五右衛門。
そしてなにより、彼女の堂々たる宣言がなければ、ワイナミョイネンは――――
「どんなゲームの主人公より、かっこよかったよ。」
ゆっくり目を閉じる。
307
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 23:28:55
「なんだ、なにを今更!」
烏丸の言葉を、笑い飛ばす。
「小官は誇り高きスウェーデン騎兵隊だからな!」
「愛と、勇気と、友情と、希望と、自由の勝利だ!」
当然のことを当然のようにこなしたまでだ、と。
当然のことが当然のようにおきただけだ、と。
乙女騎兵はそう言って笑い――――
「さぁ友よ、何を目を伏せることがあろうか!」
「勝利の凱旋だ! 胸を張れ!」
「愛と、勇気と、友情と、希望と、自由――――すなわち、我らの勝利である!」
胸を張って、勝鬨をあげた。
308
:
石川 五右衛門
:2016/09/27(火) 23:56:28
荒御魂の消滅を見ると、全身から力を抜き、いつも通りのヨレッとした風体に戻る。
煙管に新しい莨を詰めて火を着け、紫煙をくゆらせる。
「『砂の真砂は尽きるとも 世に英傑の種は尽くまじ』」
「やるもんじゃあねぇか、この時代の千両役者共……」
……しかし、どうしたものだろう?この絶界もどきは。
荒御魂を倒しても、消える様子はないみたいだし、ワイナミョイネンに返すわけにもいかない。
発生の片棒を担いだ形のナイアーラトテップを管理者にするというのも……却下。
「ちと、俺の風呂敷包みにはチト余る気もするが、しょうがねぇな」
「……では、これにて――――お宝頂戴ッ」
『――ブワサッ』
空忌も勝手に帰ったようだし、自分も派手に凱旋するガラじゃない。
勲功を称えあう若い神子たちを後目に、静かに、この異空間から飛び去る。
309
:
GM
:2016/09/28(水) 22:35:32
――――シーンエンド
※ワイナミョイネン(荒御霊)のレベルは3でした。
戦果表を3回お振りください。
310
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/28(水) 22:46:55
では戦果表を振ろう。
diceBot : (1D6) → 5
む、ランダムアイテム表だな。
さらに追加で2d……
diceBot : (2D6) → 8[5,3] → 8
……お香を獲得した。
311
:
石川 五右衛門
:2016/09/28(水) 23:01:49
振っちゃえ振っちゃえ。
diceBot : (1D6) → 6
感情マークのチェックが消えたぞ!もうだいたい終わってるよ!
312
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/28(水) 23:08:11
diceBot : (1D6) → 6 感情マーク消去
313
:
GM
:2016/09/28(水) 23:23:07
エピローグ1
シーンプレイヤー:空忌 知枝
――――――――――――――――――――――――――――――
さて。さっさと屋敷に帰り、またいつもの自堕落な生活に戻ろうとしていた空忌であったが――――
愛野「チエちゃんさん先輩!ここが『あーかむ』と言うところなんですね!」
謎の小動物「うむ、儂も初めてきたようなそうでないような気がするあざとーす。」
「ところで知枝?何故ここに来たのであざとーす?」
君は今、『ワイネミョイネン様の傍に居続けるために私を鍛えてください!』と殊勝にも弟子入りを志願してきた愛野と共にアーカムに来ていた。
本来なら弟子入りなど断る性格であるキミだが、たまたま遊びに来ていたアザトースの目に留まったのが運のつきだったのだろう。
さて、鍛えるという名目でここに来て、あなたが何をするかと言うと・・・
314
:
空忌 知枝
:2016/09/28(水) 23:28:14
「うむ―――ここがウチの聖地、アメリカ合衆国アーカム市だ。」
「お前たちには、ここで1~2ヶ月ほど生活してもらう事になる。」
「多分“なんだ普通に暮らすだけか”とか思っただろうが―――」
言ってる事だけ見るとすごく簡単そうだ。
実際簡単だ。わかりやすい。
ここが普通の都市ならば、だが。
「―――そういう奴から死ぬ。」
315
:
GM
:2016/09/28(水) 23:34:55
「なるほど!・・・ところで私日本語しか喋れないしパスポートとかないんですが!」
「そもそも普通に生活できるんでしょうか!」
びし!と気を付けの姿勢で君のいうことを素直に聞き、質問をしてくる愛野。
「それより私は『お前たち』って言葉が気になるあざとーす。」
「我もパスポートとかないであざとーす?捕まるであざとーす?」
小首を傾げてもきゅ?と聞いてくる小動物もセットだ。
316
:
空忌 知枝
:2016/09/28(水) 23:47:21
「ん? ああ、心配するな。」
「生活に必要な知識とかはなんとかしてやる。」
「そもそもここは1920年代だ。現代のパスポートとかクソ拭く紙にもならんぞ。」
「よかったな、心配の種が一つ片付いたじゃないか。」
なんか無茶苦茶言い出した。
ぶっちゃけた話、他人を育てるとか鍛えるとか、そう言うの知らん。
虎がなぜ強いかって元々強いからだよいいかげんにしろを地で行く身だ。
そう言うのは俺以外の全てが共有してればいい。
つまりどういう事かと言うと―――そう。有体に言ってだ。
「まあ、どういう事かはすぐに判る。」
「ああ、そうそう。生活すると言ったが、一つ条件が付く。具体的には―――」
なんか街角で神話災害的な事件が発生してるのを親指で示す。
どういう事件かはGMが適当に決めるといい。
「―――ああいう事件に積極的に首を突っ込みながら、俺が良いというまで生き残れ。OK?」
そう、なんか雑な上にスパルタ方式なのだ。
317
:
GM
:2016/09/29(木) 00:00:33
そう言ってす、と指さした先にあるのは
「ふふふ・・・触手はいいものであるのう。」
「伸びるでー、そして捕まえるでー。どんな味するん?」
なんかバカでっかい黒山羊の角を生やしたセクシーなお姉さんとヒキガエルの着ぐるみを来た子供が。
「なんだか、海産物を見るような眼で見られているかのような・・・いや、実際見られてないか?」
「ああ、なんだかとても眠い・・・もうゴールしてもいい、かな・・・?」
タコみたいな少女を炭火焼しているところであった。
少女は意識が混濁して今にも死にそうに見える。
「――――――――――――これをどうすればよいのでしょうか!?」
318
:
空忌 知枝
:2016/09/29(木) 00:08:18
「安易に先輩に頼るんじゃあないッ!」
「それを考えるのも含めての修行だ!」
なんか無茶苦茶言ってる。
ぶっちゃけ勢いで誤魔化してるだけだが、多分なんとかなるだろう。
「まあぶっちゃけた話、本当にどうしようもないものを見極めるのも修行の内だぞ。」
「ちなみに初回だから教えてやるが、アレはどうしようもないって言うか関わっても誰も得しない奴だ。覚えておけ。」
と言うか多分アザトース的な介入が発生しないと誰にもどうにもできない奴だな。
そしてアザトースが介入したら大参事待ったなしだ。つまり、この場での最適解は―――
「というわけで、直ちに避難するぞ。これからもっとろくでもない事が起きる。」
319
:
GM
:2016/09/29(木) 00:16:07
「なるほど!・・・じゃあ僕に任せるであざとーす!」
そう言って小動物は自信満々にスマッホを見せつけた。
「アッシーにハスターくんを呼んだでアザトース!ヨグくんがこの近くで喫茶店開いてたしそこに避難しよう!」
「クトゥガちゃんに頼んでそこに来てもらえば多分安全だあざとーす!」
ちなみに、ただいまハイパーポリアの方角からこちらに向けて何か竜巻が近づいてくるのが見て取れる。
あと、空からなんか炎の塊っぽい隕石っぽい何かが落下してくるのも確認した。
320
:
空忌 知枝
:2016/09/29(木) 00:23:48
「ほら見ろ、早くもろくでもない事が起きたぞ。」
「と言うかマジで早すぎるぞ馬鹿者。どう収拾付けるんだこれ。」
「と言うわけで、お前にはまず探索者必勝の戦闘法を教えてやる。」
「それはな―――」
愛野の腕をガッと掴む。
もはや趣味じゃないとかそういうこと言っている場合ではない。
「―――逃げるんだよォォォーッ!」
そして素早くその場から走り出すぞ。
321
:
GM
:2016/09/29(木) 00:46:02
そして探索者たちは走り出す。
状況は絶望的で、世界はハチャメチャで、未来はどうなるか分からない。
「――――ハイッ!!」
だが、彼女の足取りは軽く、それでいて力強かった。
――――呪いに囚われていたころとは違う。
たとえこの街でどのような結果になろうとも、彼女はそれを呪うことはないだろう。
人々が生きる、営み。その命の先頭を。今。
彼女は自ずから選んで掴み取っているのだから。
――――シーンエンド
322
:
GM
:2016/09/29(木) 22:40:54
エピローグ2
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
――――――――――――――――――――――――――――――
ここはとあるスウェーデンのとある町。
「スウェーデンスウェーデン!」「ストックホールム!ヴァイキーング!」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
いつも通りの牧歌的な光景が広がるのどかな広場だが・・・最近、この公園では妙な噂がある。
「OH!イーブニング!!」「オバーケ!オバーケコワーイ!」
「ヒエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ・・・!!」
日が沈むころになるとこの広場は猫も近寄らぬ無人地帯になるのだ。
なんでそんなことになっているのかと言うと――――
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