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ミッション『ピストルと手錠』

1『?』:2006/04/07(金) 01:54:58
場所はアメリカ合衆国・・・・『ニューヨーク』。
華やかなイメージと共に『犯罪都市』としても知られる『街』。
今日もどこかで、違法な行為が横行している。

君達は、それぞれの目的でこの『街』に訪れる。
(詳細>>2-3

53『?』:2006/05/12(金) 00:20:20
本体名:リー・ユンファ スタンド名:『トリック・ダディ』→『死亡』

54七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/12(金) 02:42:43
まず、流れをせき止めての野暮な質問になって申し訳ない。
じゃ、これを見てくれると助かる。念のため2つ用意したが、どっちでも良い。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB
http://kuwahara.gooside.com/game/nine.html

と、言う。ナインボールのルール上、台に1番のボールが残っていることは例外を除いてほぼありえない。
その例外も、1番のボールに手玉を当ててから残りのボールに当てる。
っていう高等技術を、2度連続で続けないといけないんだが、和歌山はそれをやってのけたのか?

それをやってのけたのなら、この質問自体を無かったことにしてくれてかまわない。
そうでないのなら、何らかの訂正を求めたい。
さすがに、アメリカといえど世界共通のナインボールのルールまでは曲げられないのでな。

重ね重ね、野暮い質問だが答えてくれると幸いだ。頼んだ。

55『?』:2006/05/13(土) 01:05:25
>>54
→質問自体が無かったこととなる。

56七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/13(土) 03:12:34
>>52
(やりやがったか!こいつ何者だ!全く?)

目の前の『バイト君』は奇跡と思えるような所行をいともあっさりやってのけた。

「……Holy Sit!GREATだよ!全く持ってあり得ん。いや、素晴らしいな!
 君の『実力』も相当なものだな。実は『プロ』だったりするだろ、和歌山くん?
 高みに上り詰めるような『スリル』あるゲームになりそうだ。ぞくぞくしてくるな。」

口では同じように見える技を使ってきた和歌山に、素直かつ冷静な感想を述べてはいたが、心の奥底では。

(……最悪の外れ籤だな、こいつ。ただの『猿真似』野郎じゃ無いってか。)

と、己が不幸を呪っていた。しかも下手をすれば全て見通しているかのような印象すら受ける。

「ふむ、これではこちらも『本気』を出さないと礼儀に反するな?
 ならば、真の『妙技』とくとご賞味あれ?」

灰皿に当たった吸いかけの煙草に火をつけて、大きく深呼吸をとった後、体を鳴らすようにひねった後。
台に向かい、『一度』たりとつけないはずだったチョークをキューの先端につける。
もう一度深呼吸し、集中力を極限まで高める。狙いは残っている『1』番。スタンドは使わない。

(こいつが真似できるのは『スタンド』だけか見切ってやる。)

見せてやろう。昔は出来たじゃないか。さんざん練習もしたあの『技』を。
周りからの受けは良かったし、もう一度、成功したときの高揚感を!そして、このスリルを越えてやる!

七市は『スタンドなし』で『1』番めがけて『ジャンプショット』を試みる。

57『?』:2006/05/14(日) 03:00:19
>>56
『和歌山』「まあこんな場末でもね、場末っていうとババァが怒るけど。
ずっとひたすらビリヤードばっかりやってると自然と上手くなるもんだよ。」


『ガゴォン!!』
ジャンプショットが『1』の玉に命中し、ポケットに落下する。
そしてそのまま『3』の玉とポケットの直線上に手玉が戻る。
上手く行けばその後のショットも『9』の側につけることが出来るだろう。

『和歌山』「ヒュゥ〜!すげー、無駄に高い技術力!
普通に取れた『1』をあえてジャンプして取りにいく!」

『和歌山』は店員の中年女性に鋭く睨まれる。
『和歌山』「おっと!すみません、冗談冗談、ハハ・・・・。」

58七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/15(月) 02:27:17
>>57
ジャンプショットは見事に成功。七市はそれを確認すると、長いため息をはいた。
相手の神技に熱くなりすぎて、基本的なことを忘れていた。手番はまだこちらにある。
つまり手番を譲らない限り、相手の手番は永遠に来ない。しかも、この状況での手番譲りは致命傷だ。
当然、このまま『勝負』は頂いてしまいたいのだが、和歌山の正体も気にかかる。

「……『妙技』、ご堪能いただけたかな?
 と、ジャンプショットは禁止事項で、おばさん怒ってるとか、まさか、無いよな?」

しかし、七市はそんな動揺を隠しながら冷静かつおどけて言ってのけた。

「……まあ、和歌山君の腕前に『敬意』を払ったまでだよ。これは本当に練習したんでね。
 ところで、場末だろうが何だろうが。埋もれるような『力』には見えないんだが。
 本当に和歌山君、ただの『バイト』?」

新しい煙草に火をつけると紫煙を燻らせながら、和歌山に問いかけてみる。

59『?』:2006/05/16(火) 01:29:46
>>58
『和歌山』「俺はただのしがないバイトですよ。ジャンプショットは禁止じゃあないけど
失敗して台を傷つけると罰金だから気をつけてね。」

『和歌山』「じゃあ、逆に質問するね。あなた本当にただのハスラー?
たまたまこのバーに遊びにきただけ?そうじゃあなければ『何の用』?」
『和歌山』は周囲に気付かれないようなボソボソとした特徴のある話し方で
『七市』の耳元で呟く。

60七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/16(火) 02:18:02
>>59
「……だよな。ラシャ代ってバカにならないんだよな。実際、2,3枚お釈迦にしてるんだよ。
 向こうの好意で、破れた台でしばらく練習させてもらってたが、それでもなおだ。
 君の言うとおり、無駄に高くついた『技術』だよ?」

耳打ちに対して、七市は何も言わずに煙草を消して、台に戻る。

「確かに、君の言うとおり、ただの『ハスラー』じゃないな。そして、ただ遊びに来たわけでもない。
 じゃ、何のためか。少し遅めに打つから、シンキングタイムにしよう。
 次の玉がポケットに入るまでに、俺の正体『当てて』みな?」

七市は『クリア・ザ・デックス』を発現し、先ほどの『バンキング』より少し力を入れて、『3』番を狙う。
少しぐらいの時間稼ぎにはなる。『正体』を偽るか、それとも……?

61『?』:2006/05/17(水) 00:31:49
>>60
『七市』は『スタンド』を発現し『3』を狙う。

再び『和歌山』は『七市』の側に来ると、耳元で特徴のあるしゃべり方をする。

『和歌山』「シンキングタイムは『終了』でいいよ。
ここにいる『全員』、俺の仲間の『スタンド使い』だ。
怪しいヤツが引っかかったら『始末』していいって言われてる。
お客さん、早く『正解』を言ったほうがいいよ。

それとも・・・・『クラシック好き?』」

『3』の玉がポケットに入り『9』の横に手玉が残る。

62七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/17(水) 02:45:10
>>61
(……うわー、ビンゴ。しかも言うとおりなら『最悪』だな。
 謀られていたのかよ!ただの『ハスラー』にでも収まっとくべきだったな。)

「……へぇ。この中の全員が、これはまた偉いご立派な『組織』だな?」

そういって『店内』を見回すのと一緒に、気づかれないよう『退路』の確認をする。
『開いてる窓』だけでもあればそこから逃げることも不可能じゃないだろう。

(クラシックは好きか?……とすると、大当たりか。『懐古』のことだろうね。きっと。
 と、すれば。こいつらはその敵である『OTJ』、へっ、大当たりじゃねぇか。)

煙草に火をつけて、和歌山の耳元で七市は話し出す。

「……和歌山くん。日本の『やくざ』って知ってるか?」

臆面もなく表情も変えず、警察時代からつきなれている『嘘』を吐いた。

63『?』:2006/05/18(木) 02:23:09
>>62
『七市』は店内を見まわす。他の客はゲームに興じており、店員女性はタバコをふかしている。
出入り口にはこれといった支障もなく外に出れそうだし、窓は一気に走ればすぐに触れることも出来るだろう。

『和歌山』「『仲間』じゃあないね。これは全て『報告』しないといけないな。
これは『クイズ』をやっているんじゃあない。既に『命』がかかっている。
生きてるうちに口からものを喋るか、死んでからじっくり調べられるか選ぶといい。」

『和歌山』の会話は、ボソボソとしているが耳元でははっきりと聞こえる。
刑務所等で囚人が話す独特の口ぶりを思わせる・・・・。

『和歌山』「『時間稼ぎ』とわかった時点で『死んでから調べる』ほうに決定する。
マフィアのゴロツキっていう風じゃあない。警察にでも雇われたのか?」

『ドドドドドドドドドドドドドド』
『和歌山』の側に、再び『スタンド』が姿を現す。
現在距離『1メートル』。窓までの距離も出入り口までの距離も遠くは無い。

64七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/22(月) 22:26:14
>>63
「まあ、話は最後まで聞け。俺はすでに『答え』は言ったはずだよ、和歌山くん。」

不敵な笑みをこぼしてから、煙をくゆらせて七市は話を続ける。

「……そう、俺は『やくざ』だ、そう言ったつもりだがね?
 ごろつきには見えない、か。お褒めの言葉と受け取らせてもらうよ。」

この手の嘘はつきなれていた。だから、倫理観に欠けるなどと言われるのだろうが。

「そっちで言う『マフィア』ってヤツだな。
 俺は『それ』の組員でな。まあ小さな組だから、聞いても知らんと思うけれど。
 組長たっての『依頼』だ。それを請け負って、ここまで来てる。」

自分の中での常套手段である。組織に対しては、関係ない組織を装う。

「依頼の内容だが、和歌山くん、『仁義』って言葉を知ってるかね?
 あれを破った不逞の輩を捜していてな。そいつも『スタンド使い』だったりする。
 そして、ヤツがこの街に潜伏してると言うところまでは漕ぎ着けた。」

と、つきなれた嘘のテンプレート通りのストーリーを『それらしく』話し。
やはり、自分は『警察』ではなく『詐欺師』に向いているのかと天井を見上げ煙を吐いた後。

「………ああ、俺や『組』はこの街に関与する気なんてさらさらない。
 ただ、ヤツを『始末』出来れば良い。出来れば和歌山君『たち』にも協力を願いたいんだがな?」

そうして、どうあれつけるつもりだった決着をつけようと七市は『キュー』に手をかけた。

65『?』:2006/05/24(水) 00:46:34
>>64
『和歌山』は『七市』を睨みつけるように見る。

『和歌山』「誰を追っているんだ?」
『和歌山』はボソボソとした声で話す。

『和歌山』「さっき言ったことは『生きてる』。
『時間稼ぎ』だと分かった時点で『死んでから調べる』ほうに決定する。」

『七市』は『キュー』に手をかける。

66七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/27(土) 00:12:52
>>65
キューを手に取り、煙を吐き出して。煙草を灰皿に入れて潰す。

「……疑われるは承知の上だ。突飛すぎて信頼は置けないか?
 端的に言おう。名前は烏丸って言う。元は家の若頭まで上り詰めた男なんだが、知らないかね?
 因みにどこからどう見ても日本人だ。君みたいなハーフではないな。」

昔の同僚の名前を使った、適当な嘘だ。しかし、立て板に水。よく出てくると自分でも感心する。
烏丸って言う名字自体が珍しいから、まずいないと答えるだろう。なら、それで良い。
いるならばいるで、お会いしたいがね?その上で和歌山と1対1に踏み込めれば理想だ。

「……しかし、ノリが悪いな?和歌山くん。まだ、俺たちは最初の勝負の上にいるんだ。
 その決着ぐらいはつけたいと思う。そのナインボール落とさせてもらえないか?」

台に戻り仰々しいお辞儀をしたあと、和歌山に了解を求める。

67『?』:2006/05/27(土) 23:22:50
>>66
『和歌山』は『七市』に了承する。

『和歌山』「『時間切れ』だ。・・・・この『ゲーム』も終りにしよう。」
『和歌山』は、ぽつりと呟くと少し後方へと後ずさる。

『和歌山』は、仰々しい礼をすると軽くため息をつく。

『和歌山』は、軽く嘲るように笑ったあと。タバコに火を付けて一息つく。

「……まあ、軽い賭けだし、乗ろうか。その方が緊張感も出るか。
 だが、都合で、1後ゲームぐらいしかつきあえそうにないんだがな。
 さて、ブレイクショットはどちらから行こうか?」

『和歌山』の口から出た『言葉』は『和歌山』自身の声だったが・・・・。
その動きやセリフ回しは『七市』を完全に『模倣』しているようだった。

『和歌山』「『時間切れ』だ。・・・・この『ゲーム』も終りにしよう。」

68七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/30(火) 00:52:00
>>67
悟られないように、背伸びをする。骨をならしながら身体をひねる。
このフロアは何階にあったのか、窓の大きさ。入り口までの距離。全てをもう一度確認する。
ポケットに手を入れる。ポケットの中に無造作に入れていた10ドル札がこんなことで役に立つとは。

「よし。じゃあ10ドルで。ブレイクショットは……お預けだな?」

相手の台詞を少し『拝借』し、10ドル札をテーブルに、キューはテーブルの横に置き。
『クリア・ザ・デックス』を構え、一番大きい窓に近づいていく。

……さて、どう出る、猿真似野郎?

69『?』:2006/05/30(火) 01:49:23
>>86
『和歌山』「ほぉ……バンキングとは、随分とまた本格的だね?
 では、妙技をお見せするとしようかな。」

『和歌山』は吸い終えた煙草を灰皿に入れ
軽い伸びを取ってから『キュー』を構えて、台に向かう。
『和歌山』「ここから『逃げる』ことは容易いだろうな。
『あんたのスタンド』なら、その『窓』から飛び降りてもなんとかなるんだろう?

だが・・・・あんたは『どこまで行ってももう追跡から逃れられない』んだな。」

『ドドドドドドドドドドドドド』
『和歌山』と重なり合うように出た『スタンド』が『キュー』を強く後方に押し出し
『溜め』を作る。直ぐにでもその矛先を『七市』へ向けることが出来るだろう・・・・。

70七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/05/30(火) 02:08:39
(そうだ、それで良い。追跡から逃れられない?逃れる方法は一つだけ。……貴様は俺が殺す。)

覚悟を決めよう。時間稼ぎは終わりだ。こいつに嘘は通用しない。
ここはアメリカだ。個人主義万歳。とりあえず話を聞いてくれる日本とは別だ。

「……そうだ、俺は逃げるとも。そうとも、どうにかなるね?そして着いてくるんだろ?
 和歌山くん、人は空を飛べると思うか。……せっかくの空の旅だ、ご堪能あれ?」

窓から飛び降りて、『クリア・ザ・デックス』で自分の体を空に飛ばす。
和歌山の言ったとおり、店内が全員が『敵』だとすれば1対多では分が悪すぎる。
1対1の空中戦に持ち込んでやることが出来れば、勝負ぐらいにはなる。

71『?』:2006/05/30(火) 02:18:56
>>70
『ガッシャァァアアン!!』

『七市』は窓を破り外へ飛び出す。他の客たちの悲鳴が聞こえる。
そして次の瞬間『七市』の体が上空へと凄まじい速度で上昇していく。

『和歌山』「何ッ!?『上昇』ッ!?」
『和歌山』が慌てるように窓から顔を外に覗かせる。
空中に上っている『七市』と目があう。現在上空『15メートル』程度。

『和歌山』「馬鹿め。空中じゃあ抵抗することは出来ないだろう。」
『和歌山』の『スタンド』が『キュー』を構える。

72七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/06/03(土) 07:20:58
(……あの悲鳴。どうやら、全員が仲間って言うのは『嘘』か?
 だとすりゃ、派手なパフォーマンスになったな?
 
 それに、和歌山のヤツ、こりゃずいぶん立派な『猿真似』だな?)

和歌山が能力そのものでなく『動き』だけを完璧に模写してくるとしたら。むしろ完璧だ。
こちらは和歌山の顔は覚えたのだから。本部に戻れば、一応の報告になる。

「……残念だったな?俺は『逃げる』、と言った。抵抗だって?したからどうなる。
 それでも、俺を『どうにかする』つもりだったのなら付いてくることだな。
『貴様のスタンド』なら、それが出来るんだろ?
 
 じゃ、また会おう?和歌山くん……あっーはっはっはっはっ!」

自分にキューを向けて地面と水平にかつ、狙いにくいようにカーブをかけて、自分の身体を飛ばす。
隠しておいたピストルに手をかけ、いつでも抜けるように準備する。

後ろにも用心しておくに越したことはない。ぶつかる前に方向を調整すればいい。
それだけでこの夜空と摩天楼は、まるで俺の物になったと錯覚するような『スリル』。

(怪人21面相の真似事では立場が全く逆か。いったい、何の冗談かな。)

やった後でいまさらながらにそんなことを考えた。

73『?』:2006/06/05(月) 01:08:15
>>72
『ドッキャァァア!』

『和歌山』の『スタンド』の投擲した『キュー』は空を切り
『七市』の姿がそのまま闇に飲まれ、消えていく。

『和歌山』「チィッ!まさか『上』へ逃れていくとはッ!
だが・・・・絶対に貴様は逃さんッ!絶対になぁぁッ!」
『和歌山』の鋭い眼光を『七市』は後に見つつ、空を飛んでいく。

『ーーーゴッオォォォ!!』


『七市』はそのまま100メートルほど離れた大きな路地裏に向かい、飛んでいく。
周囲には特に交通もなければ人通りも無く、着地をするには最適と思われる。

74七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/06/09(金) 17:54:06
>>73
ニューヨークの闇夜に意味もなく怪人21面相風の笑い声が響き渡り、
七市の身体が『プールバー』から遠ざかっていく、その一方で空の上の七市は、

(いや、はっちゃけ過ぎたかね……さらに言えばコテコテ過ぎたとも。
 ところで、ここはニューヨークなんだから、怪人21面相は新鮮だと思ったんだがね、明智くん?)

そんなこの上のない無意味な自己嫌悪を覚えていた
人生初フライトが怪人21面相のオマージュになるとは、我ながら傑作のつもりでいたのだが。


(いや、しかし。本物の怪人21面相もこんな気分だったのかね?
 この自己嫌悪もセットだとすれば、これに耐えて良く逃げ続けられたと褒めてやりたいが。)

さて、空の上で煙草を吸うのも乙だが、残念ながらそんなことをしている暇も余裕もなさそうだ。
下を見れば、ちょうど着地には良さそうな場所がある。さて、和歌山は……当然追ってくるだろうね?

このまま、コベレフやリッチ、もしくはユリさんあたりと合流して、本部に戻るのがベストだが。
ここら辺だと、和歌山は追いついてくるかもしれん。それでも、そこまでは許容範囲内だ。
1対1ならともかく、1対多にならない限り。次のフライトの必要は無かろう。

俺はとりあえずその地点に着地し、様子をうかがいながら地図で一番近い高級レストランを探す。

75『?』:2006/06/09(金) 23:58:01
>>74
『七市』は路地裏に上手く着地をする。周囲に追手や人影は見られない。
少し先に進んだ場所には明かりが見える。繁華街に近いらしい。

・・・・地図で確認すると、その繁華街の一角にあたる場所にレストランがあるらしい。
『七市』は地図の場所へと進む。繁華街は非常に賑わっており、様々な人種がいる。

その街は賑わっており、ショーパブ、カジノ、ショットバー、レストランから教会まで
実に様々な建物が並んでいる。人通りも非常に多く、陽気な雰囲気に包まれている。

100メートルほど先の、少し落ちついた場所にフレンチレストランがある。
この繁華街の雰囲気とは全く違う佇まいを持っていることが確認出来る。

76七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/06/15(木) 23:12:44
>>75
(上手い具合に着地できたな。昔、電子柱に着地しようとして足を挫く夢を見たんだが。
 ……どうにも、俺に運が巡ってきているらしいな。このまま合流できれば、完璧だがね?)

七市は軽く巻いていただけのネクタイを締め直し、高級フランス料理店に入る。
一応、ドレスコードには……引っかかりそうで怖いが。目的は人捜しで、ディナーではない。

「……みすぼらしい格好ですまんが、人を探していてな?
『黒いジャケットの男性』と『ストライプスーツの女性』が一緒にディナーを楽しんでいるかね?

 だとしたら、少し話があると、どちらか呼んできていただけれると嬉しいのだが。」

と、また、大袈裟に礼をした後で、店の人間に問いかけようとする。

77『?』:2006/06/16(金) 03:03:14
>>76
『七市』はレストランの入り口に立つ店員に質問をする。
黒いタキシードの店員は仰々しく礼をすると『七市』に向き、落ちついて話す。

「失礼ですが、お客様のお名前をよろしいでしょうか?
もしお名前とご用件を頂ければ、お探しいたしますが。」

78七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/06/20(火) 01:50:17
>>77
「……そうか、では『七市』という日本人で、今日仕事場で会った者と言ってもらえればいい。
 それがそのまま用件みたいなものだしな。ことは一秒を争うのでな。頼む。」

そういって、七市は真剣な面持ちで店員に頼み込む。
ここが日本なら、手帳を見せて踏み込むところだが、あいにくここはアメリカな上に。
そんな便利なID手帳は日本に帰ったとしても、もはや俺の手元にはないのだが。

79『?』:2006/06/20(火) 02:02:11
>>78
店員「畏まりました。少々お待ち下さいませ。」

店員は深くお辞儀をすると店の奥へと消える。
2、3分が経過し、店員が『七市』のもとへと戻ってくる。

店員「申し訳ございません。先ほどまではこちらにてお食事を楽しまれていましたが
15分ほど前に既にお帰りになりました。その後にどちらに向かわれたのかは存じ上げません。」

80七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/06/26(月) 00:49:33
>>79
意外にあっさりした店員の応対にあっけにとられながら。七市は次の一手を模索する。
15分という時間にずれがそこまで無ければ、彼らもそこまで遠くには行けない。
ホテルあたりにでも行ってしまわれたら、その場で単独行確定だが……。

「……ところで彼ら、食後に酒かコーヒーは飲んでいましたか?」

自分と重ねて考える。この店でそれら食後の飲み物を飲んでいないのであれば、
俺なら飲みに行く。彼らだってそうだと非常に助かる。と、言う寸法だが。

「……今度は、もう少しマシな格好で客として訪れますよ。ご協力に感謝します。」

答え如何に関わらず。七市は店を出てコベレフとリッチを探すことを続ける。
当然答えに依った方向での捜査にはなるが。出来れば早急に、そう早急に合流できれば僥倖だ。

81『?』:2006/06/28(水) 02:48:13
>>80
店員「赤いワインをお二人でお楽しみになっていたようですね。」
店員は受付にある伝票を見ながら『七市』へ答える。


『七市』がレストランを出ると、足元に大きな見出しの新聞が一部、絡みつく。


『大統領 暗殺される。
複数の暗殺団による犯行か?アジア系のマフィアやテロリストの可能性もあり。
現在警察、FBI、CIAによる調査が進行中。近く『ニューヨーク』に戒厳令も。』

それは『号外』のようなものであり、事件の大きさが認識される。
・・・・ふと、鋭い視線を感じる。

82七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/06/28(水) 03:19:13
>>81
(……赤ワインか。こりゃ、ホテル直行コースか?ちっ、見つかれば良いが。)

七市は店を出てニューヨークの街を走る。合流は急務だ……ふと、足下に気になる紙切れ。

『大統領 暗殺される。
複数の暗殺団による犯行か?アジア系のマフィアやテロリストの可能性もあり。
現在警察、FBI、CIAによる調査が進行中。近く『ニューヨーク』に戒厳令も。』

「……Unbelievableだ、アンビリーバブルだよ。」

それなりの英語の発音と完璧なカタカナ発音で二回も繰り返してつぶやいた。
ここまで大事だとは、想像だにしていなかった。こりゃ、和歌山も大きな船に乗っていたってことか?

こうなれば、事の次第を確認する必要性がありそうだ。本部に急ごう。
と、そのときだった。鋭い刺すような視線を感じたのは。

「……和歌山か?そうでないと個人的には嬉しいね。」

肩をすくめたオーバーリアクションで七市は後ろに振り返る。

83『?』:2006/06/28(水) 03:29:41
>>82
『ドドドドドドドドドドドド』

『七市』は鋭い視線のもとへと目を向ける。
・・・・そこには『和歌山』の姿がある。
『和歌山』の側には『スタンド』が発現されており
その手には『拳銃』が握られている。
兆度人通りが無く、『和歌山』と『七市』はその場で対峙する。

『和歌山』「・・・・2年前の『5月19日』・・・・。
ここで『銃撃戦』があった。マフィア同士の抗争で、腕の立つヒットマン同士の戦いだった。
今時『西部劇』みたいな銃撃戦が見れるとは夢にも思わなかった。
今でも『はっきり覚えてる』んだ。あの『打ち合い』をな。」

『和歌山』が一歩、二歩と『七市』へと近づいてくる。

『和歌山』「誰に雇われたかは関係無い。ただ、目の前にいるお前を撃ちぬいて終りだ。
抗争や金なんか実はどうでもいいんだよな、俺達みたいな人種はよぉ。」
現在距離『10メートル』

84七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/06/28(水) 05:30:02
>>83
「……来たか。『和歌山』、貴様とは不思議な縁だな、全く?
 いや、本当に貴様とは……別のところで会いたかった。案外、良い仲間になれたかも知れん。」

七市は笑いながら、長いため息を一つ付きながら懐に右手をかける。

「鉄砲を撃つ練習を続けた結果。自分の身を狭くした警官がいた。
 そんな国だ、貴様の何分の一かのルーツを持った国は。無意味に『平和』だよ、きっと今もな。
 だから、相手にも慈悲をかけるように言われてきた。」

胸に左手を当て、神に祈るフリをして『クリア・ザ・デックス』を人差し指と挟む。
破壊不可能という大それた売りの七市敬司ご自慢の『キュー』様だ。
心臓を守るぐらいは出来るはず。銃弾が先端に『奇跡』的に当たれば跳ね返せるか?

「……俺の雇い主は日本警察だ。元の、だがな?」

(この一瞬かつ極上の『スリル』に乾杯。そして、集中しろ。ヤツが動いた瞬間に…脳天を貫いて)

そう思った瞬間に、七市の脳天に電撃が走った。

(違う!ヤツがまだ猿真似野郎なら。狙う場所は寸分違わず、俺の『キュー』の先端に相当する場所。)
 
 笑いたいぐらいだな。奇跡はこの手でつかめってか?猿真似野郎。
 頼むぞ?両手に忍ばせた相棒達。狙いはたぶん数ミリの点。)

狙いを定める。これは、ゴルゴ13やダーティーハリー、同業のイーサン・ハントはおろか、
本来銃神『野比のび太』にこそ与えられるべき崇高すぎるミッションだが、やるしかないのだ。
プロを射抜いた最強の素人、6発のワンホールショットを決めた敬愛すべき神の高みへ。いざ。

85『?』:2006/06/29(木) 23:41:11
>>84
『ガガァァン!』

『和歌山』が目にも止まらないような速度で2発の弾丸を発射する。

『ドッギャァァァ!!』
鋭い痛みと共に『七市』の体がレストランの壁に激突する。
『和歌山』の体も、ほぼ同時に後方へと投げ出された。

『七市』のこめかみに激しい痛みがあり、出血する。
体が壁に叩きつけられたせいで酷い痛みがある。

『和歌山』がその場で立ち上がる。右肩のあたりを負傷しているようだ。
(『クリア・ザ・デックス』に『奇跡的』に当たり、跳ね返せたらしい。)

『和歌山』が一歩、二歩と『七市』へと近づいてくる。

『和歌山』「誰に雇われたかは関係無い。ただ、目の前にいるお前を撃ちぬいて終りだ。
抗争や金なんか実はどうでもいいんだよな、俺達みたいな人種はよぉ。」
現在距離『10メートル』

86七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/07/05(水) 01:45:49
>>85
(……全く、奇跡が起こるか。起きないから奇跡と言うらしいが、どうにも。)

銃声は二発。奇跡的に跳ね返った弾丸。自分は弾丸を撃っていない事実。

(そうか、そういうことか。奇跡ではどうも無いようだな。)

頭の上で電球が灯った。見切ったという絶頂に似た感覚。
これが、錯覚ならば七市が負け。正解ならば和歌山が負ける。いや殺し合いは無情だ。
七市は神に祈りをかけるように『クリア・ザ・デックス』を隠した左手を頭にかざし。

狙いを一点に定める。

(……俺の狙いか?自分の脳天だよ、自分のな!)

当然、撃つ気などない。
だが、この一瞬だけは、己の思考を『真似』ているであろう和歌山に一泡を噴かせてやりたかった。
七市は自分の思考に『嘘』をつきつつ、右手の銃に手をかけた。

87『?』:2006/07/05(水) 02:55:04
>>86
『ガァン!』

『和歌山』の向けた拳銃が『七市』の肩口を撃ち抜く。

『ドッギャァーーーン!』
『七市』の体が吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられる。

『和歌山』が、ゆっくりと『七市』のもとへと近づいてくる。
ピストルの銃口は『七市』へと正確に向けられている。

『和歌山』「『反復』を操る・・・・俺の『スタンド』は力はないが、正確無比だ。
『反復』を途中で『解除』した・・・・ッ!『ヒットマン』ほど正確な狙いにはならなかったがな。
まあ肩に命中したんだ、中々の腕前だろ?なぁ?」

現在『和歌山』から『七市』までの距離『5メートル』。

『和歌山』「この距離なら『外さない』。さっきも頭部を狙ったんだがね。
選ばせてやろう。頭に風穴が開くのと、胸が空っぽになるの、どちらか選びな。」

88七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/07/11(火) 01:07:39
>>87
「……『模写』じゃなく、『反復』とはな。まったく、いやはや参ったね、和歌山。
 だが、俺の敬愛する銃の神には、まだまだ遠いな。」

身体から吹き出た血のように、本来なら口に出すべきことじゃないことが口からこぼれている。
正解に近い回答というのは、本来の答えから一番遠いところにある矛盾。

(ああ、あれはいつだったか。

 子供の頃に兄貴がやっていたビリヤードを真似事で始めて……

 ……県内の小さな大会で優勝して有頂天になって……

 ……結局、その後にプロとの壁を実感して、キューを置いて……

 ……堅実な仕事だったかね?警察稼業は全く、あんなに失望して辞めたじゃないか……

 ……いやあ、同僚の皆さんには悪いことをしたんだろうが……

 ……ニューヨークまで逃げられたんだから、稼ぎはそこまで悪くはなかったな……

 ……しかし、因果だな。キューも、仕事も手元に戻ってきたのだから……

 ……コベレフやリッチはこんな稼業を夫婦だから続けているのかね?……

 ……ユリさん、キレイだったな。しかし、こんな因果な商売に………

 はは、いよいよ末期らしいな。走馬燈が見えてやがる。しかし、なんて一瞬なんだろうね?)

近づいてくる、和歌山。目算距離、約5メーター。
ここまで来て早撃ち、しかも両手同時に扱える特訓をしていなかったことが悔やまれる。
無念無想、明鏡止水の境地で一瞬を狙う。思えば、思った場所を今度こそ貫かれる。

(仕事をこなすのはプロだ。だが、俺の敬愛する神は、いざというときに真の力を発揮するタイプでね?
 そうだろ?スクリーンの中の敬愛すべき偉大なる銃神野比のび太よ!)

間合いだ。間合いを詰めさせなければ。勝機はない。

89『?』:2006/07/11(火) 02:24:53
>>88
『バギュゥン!バギュゥン!』

『バズバズゥゥッ!!』
右手と左足に鋭い痛みが走り、衝撃が体を突き抜ける。
『和歌山』の放った弾丸が、正確に『七市』の体を傷つける。

『和歌山』「・・・・『残り一発』・・・・小うるさいあんたを『始末』するのは
『脳みそを空っぽにする』ことに決めた・・・・これで終りにしよう。」

『和歌山』が距離を詰め『七市』のすぐ側まで寄り『銃口』を向ける。
現在距離『1メートル』。

『和歌山』「1つ、教えてやろう。『歓喜の歌』は、もう『消滅』した。
・・・・『新しい組織』・・・・『歓喜の歌』は『そこに到達した』。」

90七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/07/14(金) 02:47:09
>>89
走馬燈には、ジャミング効果があるとするならば、勘は的中していたらしい。
無念無想とは簡単に言ったが、考えないと言うことはさすがに難しかったので。
本当にどうでも良いことを考え続けることにしていた。

和歌山との距離が詰まる。もう少し、あと少しだ。

(……そりゃ、そうだろ和歌山。俺は確かに小うるさい。よく言われる。)

目算距離『射程圏』……やっと、時は満ちた。

(……それから、ようこそ?俺の間合いへ!)

思うが早いか、『クリア・ザ・デックス』を発動し、銃まで伸ばす。180cmが七市の射程範囲。
それが上手くいったなら、後はヤツの反撃を封じるために和歌山を対面の壁まで吹き飛ばす。

「……到達ね。ずいぶんと吹いてくれたな、和歌山?」

(さて、反撃開始だ。ところで、さしあたって俺の身体よ。どれぐらい持ってくれるか?
 傷の箇所。出来れば動くか、動かないか。脳内麻薬あたり出ていないものかね?)

後は銃を手に取るだけなのだから。引き金なら『クリア・ザ・デックス』で無理矢理にでも引いてやる。

91『?』:2006/07/15(土) 01:02:44
>>90
『ドギュゥゥンッ!!』

『和歌山』が引き金を引くのとほぼ同時に『クリア・ザ・デックス』が『銃』に触れる。

『ドッギャァァーーン!
  
   ドッゴォォォー!!』

『七市』の左耳に軽く弾丸が掠り、兆弾が遠くへ飛んでいく。
耳から激しく出血し、刺すような痛みがあるがなんとかこらえることは出来る。
『和歌山』は10メートル程度先の建物の壁に叩きつけられる。

『和歌山』はよろよろと立ち上がる。『和歌山』の持っていた銃は『七市』の近くの壁際に転がっている。
『七市』はピストルに手をかける。体は引き裂かれるような痛みで正確な狙いが定まらない。
『和歌山』は『七市』から距離を取るように後ずさる。

92七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/07/24(月) 23:27:41
>>91
反撃開始と思うにも、状況はいまだにこちら側の不利。

(……出血が酷いか、意識が朦朧とする。そろそろケリをつけんとならん。
 しかし、反復とは。ずいぶんと厄介な品だな。半径180cmに近づけないし。
 正確に心臓を狙うことが出来たとしてもヤツは跳ね返してくるだろうね?)

自分なら、と言うことが鏡写しで。 むしろ、自分がすることが跳ね返ってくる恐怖。

(……なるほど。と、すればヤツの次の狙いは!)

自分と同じように逃げの一手をうってくる可能性が高い。
七市は和歌山の脳天の上を狙って『クリア・ザ・デックス』で引き金を引く。
これなら何とか強く引けるはずだ。

これは威嚇かつ布石。逃げるなら、追ってトドメを刺すまで。
『クリア・ザ・デックス』でいつでも飛べる準備はしておく。

93『我々は皆運命に選ばれた兵士』:2006/08/04(金) 00:41:50
ageますね。

94『?』:2006/08/04(金) 01:09:38
>>92
『ドッギャアアン!』

『七市』が撃った弾丸は、遥かに『和歌山』を外れ、遠くへと飛んでいく。
『和歌山』は一瞬動きを止めるが、そのまま路地裏へと移動し
『七市』はその姿を見失ってしまう。

周囲にはこの騒ぎに気付いたのか、パトカーの音や人の大きな声が聞こえ始める。

95七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/08/05(土) 23:26:17
>>94
(……外したか。で、今度は逃げられるとはな。今度は立場が逆になったか。)

だが、七市には和歌山を追う体力は残っていないらしい。

(パトカーのサイレンか。一応、CIAとの連携がとれていれば助かるが……
 だが。ここは逃げるより助けてもらった方が得策だろうな。)

七市は静かに壁にもたれかかったまま、人が来るのを待つことにした。

96『?』:2006/08/06(日) 02:11:43
>>95
『七市』は、壁にもたれかかったまま人の来るのを待つ。
ほどなくして男性の通行人と1人の男性の警官が気付き、近寄ってくる。

警官「どうしたんだ!?大丈夫か?酷い怪我じゃあないか!
今、救急車を呼んでいるから頑張るんだぞ。
これは銃の傷だな。撃ち合いをしたのか・・・・・こんな場所で。」

警官「おい!あんた!悪いが協力してくれ。あそこのバーで氷と水を大至急もらってきてくれ。」
警官は通行人に指示を出し『七市』を床に寝かせる。

・・・・ふと、警官の襟についている独特の『紋章』に『七市』は気付く。
それは、小さなピンバッジのようなもので
オリーブの木の中に『YOE』という小さな字が入っている。

97七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/08/09(水) 05:14:38
>>96
(……CIAとのつながりを期待していたが、まさかYOEとはな。)

だが、助けを拒絶するわけにはいかない。命あっての物種だ。
何とか、傷が治るところまでは利用したいところだ。和歌山達の敵であるならなおさら。

「すまないな。少々やんちゃが過ぎたようだ。この戒厳令に気づかないとは間抜けだった。
 ……しかし、オリーブか。随分と洒落た紋章だが、ここらの警官は皆そいつを付けているのか?」

と、さり気なく聞いてみることにはしたが。ああ悲しきかな、警官の習性というのは。

98『?』:2006/08/10(木) 02:47:38
>>97
警官「『オリーブ』は『生命の象徴』だ。・・・・・・『懐古』とは『生命』と共にある。
あんたは、どこに雇われたんだ?『CIA』か『FBI』か・・・・・・?
『歓喜の歌』の『幹部』と戦闘になっていたんだ、少なくとも『我々』の『敵』ではない。

そして、良くやってくれた。・・・・・・『ヤツ(和歌山)』は、既に『始末できた』。」

99七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/08/10(木) 13:25:43
>>98
(……そうか、和歌山が。随分と手練れが居るようだな?)

警戒を緩めてはいつ絡め取られるかわからない。それだけは肝に銘じている。

「……いや、オリーブは確か『平和』の象徴だったと思ってね?
 それを付けている警官と言うのも洒落ているな、と感じたまでだよ。」

それが、YOEであるならなおさら。滑稽なジョークでもあると七市は感じながら。

「どちらにしろ少なくとも俺の敵でもないようだ。だが、まあ、雇い主に筋は通す質でな。
 同業者だろうと、そう易々とは教えたくはないところだがね?」

軽口と冗談は悪い癖だとは思っていても、人間そこまで本質は変わらないらしい。

100『?』:2006/08/11(金) 01:25:41
>>99
『警官』「『懐古』のことをどこまで知っているかは知らないが
『懐古』は『歓喜の歌』とは『抗争状態』にある。
『歓喜の歌』ははっきりとした組織像が掴めていない。
それはあんたらも一緒だと思うがね。大体のケンカはゲリラ戦になっている。

はっきり言うと『懐古』はこの『抗争』を早く終結させたいと考えている。
新興勢力で組織のはっきりしていない相手なんかと戦ってもメリットは無いからな。」

救急車の音が聞こえてくる。

『警官』「この救急車は『懐古』の傘下にある病院へ連れていってくれる。
『歓喜の歌』の追手なんかの心配はいらない、ゆっくりと休養を取るといい。」

『七市』の側に担架が運ばれてくる。

101七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/08/13(日) 06:00:29
>>100
「……確かにな。俺の方はさっき戦った男が幹部であることすら知らなかったって寸法だ。」

手をすくめようとしたが、どうもそれすらままならない。

「なら、こちらもありがたい。好意に甘えさせてもらって、少し休養させてもらうとするよ。」

七市は担架になすがままに運ばれる。まず傷を治さねば、何も始まりそうにない。

102『?』:2006/08/16(水) 01:18:04
>>101
『七市』は到着した救急車に乗せられ、ニューヨーク郊外の大きな病院に運搬される。
揺れる救急車のベッドが、心地よいリズムを刻みゆっくりと目を閉じる・・・・。

(→to be continued,next mission....
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/8604/1150656352/


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