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【場所】『窓が割れたままの家々』【スラム街】
1
:
『住人』
:2004/05/04(火) 02:05
最初は一枚の『割れた窓』。
しかし、そのまま放置すると、大変なことになる。
一枚が二枚、二枚が三枚……窓はどんどんと割られて行き、
やがては、まともな窓など一つもなくなってしまうのだ。
『まとも』な窓がなくなれば、『まとも』な人間もいなくなり、街に大きな『変化』をもたらす。
その『変化』を望むのは、『まともじゃない』奴だけさ。
ただ、変化…すなわち、治安の悪化により、手に入れたものもある。
もちろん、『まとも』な人間には必要のないものだ。
だが、『まともじゃない』奴には、とても必要なもの。
『自由』と『力』。
具体的には、『武器の売買』と『組織』、『法の失脚』と『弓』と『矢』だ。
この『スラム街』には、危険な物が沢山あるが、それは『力無き者』にとってだ。
『力がある者』には、とても居心地の良いになるだろう・・・・その『力』を使いたい奴は特にな。
2
:
『住人』
:2004/05/04(火) 02:24
ここに居つく一つの『組織』。
名前は誰がつけたか知らないが、『ブラック・オア・ホワイト』という。
構成員は、10人行くか行かないかの小さな『組織』だ。
もちろん、これよりも大人数の組織もあるし、もっと少ない組織もある。
ではなぜこいつらの話をするかというと……所有しているからだ。
『何を』かって?
そりゃ決まってる。『弓』と『矢』だ。
『ブラック・オア・ホワイト』に入ることが許されれば、『射抜かれる』。
『ブラック・オア・ホワイト』は『東部』に本拠地がある。
興味があるなら、言ってみてもいいだろう…責任は取らないがな。
3
:
『住人』
:2004/05/04(火) 02:34
また、『南部』には『武器の売買』を積極的に行っている『ダーティー・マインド』という組織がある。
さらに『西部』には法の執行等から『かくまって』くれる『メスト』という組織がある。
『北部』には何があるかって?
よく知らないな……恐らく、対したものはないんだろう。
何なら、あんたが便利な『組織』でも作ってしまったらどうだ?
ここには『自由』がある。
『それ』ができる。
4
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 02:38
東部に行った
5
:
『東部』
:2004/05/04(火) 02:46
>>4
『東部』に行くと、割れた窓の家が並ぶのが見える。
だが、その中に一軒だけ……『窓が割られていない』建物があった。
6
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 02:49
その建物に入った
7
:
『東部』
:2004/05/04(火) 03:03
>>6
入ろうとするが、扉は開かなかった。
「誰だ……?あんたは」
扉の向こう側から、男の低くく、響くような声が聞えた。
8
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 03:11
「この佐伯祐介、見知らぬ輩に名乗る名など持ち合わせていない!
そういうお前はだれだ?ここはなんなんだ?」
9
:
『東部』
:2004/05/04(火) 03:15
>>8
「……佐伯祐介ね。
いい名前だな……だが、佐伯さんの質問に答える気はねーぜ。
『ここ』がどこか『わからない』様な奴は、さっさと家に帰った方がいい」
10
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 03:16
「俺の名前を知ったやつは生かしておけねぇな!
死ね!」
殴りかかる
11
:
『東部』
:2004/05/04(火) 03:20
>>10
ガァン!
扉を殴った。
佐伯の拳に傷がついた。
「……おいおい、ふざけてんじゃねーぞ素人が。
俺が優しくしてる内にさっさと消えろ!『ブラック・オア・ホワイト』を舐めるなよッ!!」
12
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 03:21
「ブラック・オア・ホワイトだと?
それはブラック・オア・ホワイトのことか!」
ドアを蹴る
13
:
『東部』
:2004/05/04(火) 03:26
>>12
「おい佐伯。
これ以上やると、あんたを殺すぜ。
これはマジの警告だ」
扉の繊維の間から、黒く、ゼリーのような物が染み出してきた。
扉全体を包み込む様に。
「なんで俺が扉でてめーとお喋りできるような位置にいるか、教えてやるぜ」
14
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 03:27
「よし死ね!」
ライターでドアを燃やした
15
:
『東部』
:2004/05/04(火) 03:37
>>14
ライターで燃やそうとすると、ゼリーがライターに寄ってきて、ゼリーは燃えた。
だが、それはほんの一部だけだ。
少しだけ焼けると、もうゼリーは燃えなくなった。
「あんた、もう終わりだ」
16
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 03:38
「その終わりを終らせる!」
焼けてもろくなったドアを蹴る
17
:
『東部』
:2004/05/04(火) 03:50
>>16
佐伯は扉を蹴破った。
扉を蹴破ると、一人の男の姿が見える。
褐色の肌で、筋肉質な体をしている。
「筋肉は…なぜ鍛えられるか、知ってるか?」
佐伯の足には、ゼリーが絡み付いていた。
18
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 03:51
「超回復だ!
正解したからお前は死ね!」
近寄って殴る
19
:
『東部』
:2004/05/04(火) 04:00
>>18
「そうだ」
佐伯が近寄ろうとすると、ゼリーが邪魔をして動けなかった。
いくらゼリーを外そうとしても、できず、むしろ強度を増した。
そして、ゼリーはどんどん佐伯を包み込み、体の自由を奪っていく。
「俺のスタンド…『シュタインス』も、その短い命の中で、驚異的な『超』超回復をする。
だから、どんな事が起きてもくじけずに対応してくれる」
20
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 04:07
「超回復には問題があるぜ!
それは連続して回復し続けると耐え切れずに組織が壊れることだ!」
壊れないか足掻いてみる
21
:
『東部』
:2004/05/04(火) 04:12
>>20
佐伯は、ゼリーに全身を包まれ、『窒息死』した。
22
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/04(火) 04:13
fuck
佐伯>佐伯不能(これが書きたかった)
23
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 00:19
東部に行く。
24
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 00:31
「たった一つの命を賭けて 生まれ変わった不死身の身体。
スタンド使いを叩いて砕く 『エミネム』がやらねば誰がやる!!」
スラム街で一番高い鉄塔の上に立ってる。
馬鹿と何かは高いところにのぼりたがるっていうけど本当だね。
25
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 00:33
>>24
気にせず東部を目指す。
26
:
咲楓『モア・パワー!』
:2004/05/08(土) 00:35
>>24
ジンセイ
「たった一つの拳に賭けて、生き抜いてきたこの8年間。
スタンド使いの叩きを手伝う、幼女がやらなきゃ誰がやるッ!」
シンジョウの少し下の位置でポーズを決める。
27
:
咲楓『モア・パワー!』
:2004/05/08(土) 00:41
自分の行動がイタく思えたのでいい加減に帰った。
28
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 00:43
>>25
賢いね。
>>26
誰。
「ほらほらこんな高いところにいると危ないよー。さあ帰った帰った」
29
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 00:47
>>27
じゃ私はどうなるんだ!!
なんてこと思うような人間じゃなかった。
立ってる。
30
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 00:48
>>26-28
気にしない。
窓が割られていない建物を見つけた。
31
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 01:12
>>30
あっあんなところに窓の割れてない建物が。
ミ○
ガチャーン
32
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 01:15
>>31
石が飛んできた。かろうじて避けることができた。
石は窓ガラスに当たったようだ。
俺のせいじゃない。
33
:
『東部』
:2004/05/08(土) 01:22
>>31
割れた窓から、ほっそりした長身の男が顔を出す。
「オイ、どこの誰だ・・・・・?
『ブラック・オア・ホワイト』に喧嘩売る様な根性アリはよぉー!?」
34
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 01:25
>>33
反射的に一歩後ろに下がって、石の飛んできた方を見る。
さっきの女を見つけた。
35
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 01:26
>>32
世界はそんなに優しくないよ。
>>33
少し遠くの鉄塔の上に誰かいる。
建物の前には
>>32
がいる。
36
:
『東部』
:2004/05/08(土) 01:30
>>34
>>35
「?? 何だ?こいつら・・・新たな組織か?
まあどっちでもいいか・・・・・・俺がなぜ『窓を守ってる』か、教えてやるぜ」
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
ヤバイ雰囲気が辺りを包む。
37
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 01:33
>>35
そんな事実には興味ない。
>>36
「おい、俺は何もしてないぞ」
畜生、あの女。
38
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 01:34
>>34
そこにはもう女はいない。いるのはなんか・・・・・アレだ。
戦隊ものの・・・変身するアレみたいな。
ちなみに色は青。
>>36
それほどでも。
『ドドドドドドドドド』
負けじとヤバイ雰囲気をかもし出した。
39
:
『東部』
:2004/05/08(土) 01:39
>>37
>>38
「おっ・・・あいつ
>>38
ヤバそうだな。
よし、あいつからブッ殺すか」
サッ
どこか『近未来的』なデザインをした銃を取り出した。
普通のやつには見えない、『スタンド銃』だ。
40
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 01:42
>>38
青かろうが黒かろうが、見えない。
>>39
何か取り出したようだが、一体・・・・・。
41
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 01:45
>>39
「おっと銃か、銃ね・・・・・・・あんまりよくないなあれは。
ビームとか出そうだし」
バキバキ
鉄柵を引き抜いて投げた。パスAA。
42
:
『東部』
:2004/05/08(土) 01:49
>>41
「うおっ!やべっ」
鉄柵をしゃがんでかわす。
「速ええな・・・・しかし、『光』程じゃねえ」
カチッ
銃口を窓に当てる。
銃口はシンジョウの方を向いている。
43
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 01:54
>>41
>>42
何が起こっているんだ!
いや、驚いてる場合じゃない。
俺は力を求めてここに来たんだ。
目の前の男に話しかけた。
「おい・・・・・」
44
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 01:56
>>40
そういえば纏うタイプのスタンドは、一般人にはどう見えるんだろう。
>>42
窓に映った私に銃口が向いてるということかな。
でもこちらは遠いから何してるのかいまいち解らない。
「何してんの。ほらもう一回」
バキバキ ブン
さらに鉄柵を投げた。窓、というか銃をもってる手を狙い気味に。
45
:
『東部』
:2004/05/08(土) 01:57
>>43
「何だ?先に殺して欲しいのか?」
目を細め、シンジョウを見ている。
46
:
『東部』
:2004/05/08(土) 02:03
>>44
ガシャーンガシャーン
窓が割れる。
「窓を割るんじゃねえ!死ね!」
ビガァッ!
強烈で強力な光=レーザーが、シンジョウの左肩に当たった。
「クソッ!窓が割れちまってるから、かなり不完全な『光』だ」
47
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 02:05
>>44
普通に見えないと思われる。
>>45
「何者なんだ、あの女は?」
48
:
『東部』
:2004/05/08(土) 02:08
>>47
「そんなもんは知らんが、とりあえず敵だ!
お前こそ、何だ?」
49
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 02:11
>>46
「おおっ・・・と!」
レーザーはマズいだろ、レーザーは。
肩を撃たれた。
「まずいな。仕事あるのに」
ダダッ
鉄塔を駆け下り始めた。スAの脚力で。
50
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 02:15
>>48
「今、何をやったんだ。どうしてあの女の肩が・・・・・」
しゃがんだ姿勢で男に近付こうとする。
「俺は『ブラック・オア・ホワイト』って奴らを探してる。
強い『力』が欲しいんだ」
51
:
『東部』
:2004/05/08(土) 02:17
>>50
>>49
「逃げる気か・・・・おい!お前
>>50
!
何も言わず、速攻であの女を見つめろ!
そうすりゃ何でも俺がやってやる!」
52
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 02:21
>>51
黙って言われた通りにした。
53
:
『東部』
:2004/05/08(土) 02:24
>>52
「何もわかっちゃいねえお前を存分に利用させてもらうが、悪く思うなよ?」
ビガァ!
>>52
の右目に銃口を向け、レーザーを『発射』する。
するとレーザーは、
>>52
の目線の先・・・すなわちシンジョウへ当たる。
54
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 02:25
>>51
逃げるだなんてそんなことはしない。
ダンッ ダンッ
ダダッ
ビルとビルの間を高速で飛び移りながら近づいてくる。
「レーザーったらやっぱあれかな」
途中で割れたカーブミラーの先端を拝借していった。
そっちに何か動きがあったらそれで防御。
55
:
『東部』
:2004/05/08(土) 02:30
>>54
「レーザーをミラーで防御・・・ありがちだな。
だが、それがもっとも効果的な防御っつーのがまた情けないもんだぜ。
負けたよ・・・・煮るなり焼くなり好きにしろ」
男はため息をつき、ゆっくりと銃口を下げた。
56
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 02:31
>>53
「え?」
男が自分に向かって何かしたようだ。
「今・・・・・何を?」
再び男の方を向いた。
57
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 02:32
>>55
流石に光よりは速く走れないし。
「ごめん」
男の前で『エミネム』をといて謝った。
「窓ガラス割ったのは悪いけどそっちもこっち撃ったんだもんお相子ね」
58
:
『東部』
:2004/05/08(土) 02:41
>>57
「ああ・・・・そうだな。
おあいこ・・・・・おあいこね・・・・・・・ハッハッハッハ!
まるでわかっちゃいねえな、アンタも。
『銃口を下げた』先には何がある?何があるんだよォーーーー!!
答えてみろッ!『割ったのはお前』だぜッ!!」
銃口の先には、沢山の割れた窓ガラスがあった。
男は銃のトリガーを引いた。
割れた窓ガラスに当たった光は、様々な反射をする。
シンジョウは、レーザーのシャワーをたっぷりと浴びることになる。
59
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 02:45
>>58
でもまだ捨ててないんだよねカーブミラー。
「折角あいこにしてあげようとしたのに」
キンキンキン
『エミネム』を纏いなおしてカーブミラーで弾き返した。
60
:
『東部』
:2004/05/08(土) 02:48
>>59
「何だとッ!?
光より速いッ!?」
シンジョウがカーブミラーで『光』をはじき返す様を、ポカンとした表情で見つめる男。
61
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 02:54
>>60
そこまで速くないけど・・・・・・・まあそこは凄み修正か。
カーブミラー構えたまま捨ててなかったおかげだね多分。
「日ごろの行いかなこれ」
でも全部防げたわけでもない。流石にね。
どうでもいいけど志願者くんも巻き込まれてるんじゃないの。
62
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 02:58
>>58
銃口とか言ったか、この男。
俺には何も見えない・・・・・。
>>59
言い切り?
>>61
そうかもしれないので、しばし待機。
63
:
『東部』
:2004/05/08(土) 03:02
>>56
「悪いな・・・何でもやってやるってのは嘘になっちまった」
>>61
「全てを出し切って負けたんじゃあ悔いもねえ・・・・・・」
男は手鏡を取り出し、レーザーを当てて反射させ、自分の頭を打ち抜いた。
スタンド名『トゥー・ストラ』→『死亡』
『ブラック・オア・ホワイト』→『残り8人』
64
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 03:06
>>62
言われてみれば言い切りくさいね。
そんなつもりじゃなかったけど。
>>63
「なんなんなんだ」
困惑した。
65
:
『東部』
:2004/05/08(土) 03:07
『第一部』・・・・・・・・『完』
66
:
シンジョウ・マユミ『エミネム』
:2004/05/08(土) 03:12
>>65
「勝ったッ!なんかしらんけど」
帰った。
一つの時代の節目に立ち会えたことを感謝しながら(ウソ)。
67
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 03:15
生きているらしい。
>>63
「おい、一体何を言って・・・・・」
死んだ。訳が分からない。
困惑した様子の女が目の前から立ち去るのを黙って見ていた。
その後、俺は建物に近付く。
68
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/08(土) 23:47
建物のドアを開けた。
69
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/09(日) 02:11
建物の中に入った。
70
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/09(日) 23:57
建物内を調べる。
71
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/10(月) 02:35
調べようとしている。
72
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/11(火) 00:27
調べている。
73
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/11(火) 01:40
調べる。
74
:
『東部』
:2004/05/11(火) 18:47
>>67-73
ドスゥ!
自分の右胸に、鈍く光る『矢』の先。
滴る赤黒い自分の血液。
激しい痛みを覚え、
>>73
はその場に倒れ込んだ。
75
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/12(水) 00:41
>>74
痛い! 痛い!
痛い! 痛い!
何が起こったんだ・・・・・俺は・・死ぬ・・・・のか・・・・・
76
:
『東部』
:2004/05/12(水) 22:25
>>75
目が覚めた。
目が覚めたと言うことは、どうやら気絶していたようだ。
「『目覚めた』か・・・」
薄暗い闇の中で、上から男の声が聞えた。
77
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/13(木) 00:45
>>76
・・・・ここは、どこだ?・・・・誰かいるのか?
ゆっくり体を動かし、立ち上がろうとする。
78
:
『東部』
:2004/05/13(木) 17:06
>>77
見回すと、うっすらと見える7人の男女の顔。
「気分はどうだ?」
また、上の方から声が聞えた。
79
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/14(金) 19:06
>>78
男の問いかけには答えない。
「誰だ?俺に何をした?」
80
:
『東部』
:2004/05/15(土) 17:52
>>79
「あんたが『望む事』だ。
そして、『願い』は叶った。
『スタンド』を『出して』見ろよ、さあ・・・」
81
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/15(土) 19:18
>>80
困惑。力を得ることを俺は望んだ。だが、
「分からない。どうすれば出せるのか」
82
:
『東部』
:2004/05/17(月) 18:20
>>81
「何言ってんだ。
もう『出してる』じゃないか」
自分の背後に、何か気配を感じる。
83
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/18(火) 01:12
>>82
言われて、振り向いた。
「こいつが・・・俺の・・・・・」
84
:
『東部』
:2004/05/18(火) 17:39
>>83
振り向き、自分の『スタンド』を見た。
すると、能力が『理解』できた・・・。
スタンドのビジョンは蜘蛛に近い。
このスタンドは、触れたもの全部に、強い粘着性がある『糸』をくっつける能力を持っている。
地べたに座っても、ネバッと『糸』を引くし、ドアノブを回しても『糸』がついてしまい、なかなか外すことができない。
かなりうっとおしいかもしれない。
また、この能力は、スタンドを発現した瞬間から、自動的に発動する。
『糸』はとても軽くてしなやかで切れ難く、なんでもくっつけてしまう。
へたしたら、自分までもからめとられる。
『糸』に触れてもくっつかないのは、このスタンド自身だけ。
破壊力:B スピード:C 射程距離:C
持続力:A 精密動作性:C 成長性:D
上から『あの男』の声が聞える。
「『粘り強い』あんたらしい能力だな。
『名前』はどうする?俺が決めるか・・・自分でつけるか」
85
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/19(水) 01:08
>>84
「この能力、お前がくれたのか。
だとしたら俺はお前の・・・・・いや、お前達のために何をすればいい?」
『スタンド』を動かした。地面に『糸』が引かれる。
蜘蛛に近い人型というだけで、腕も足も2本ずつか?
『糸』の射程もCで、任意には消せないのか?
破壊力がA〜Eの時、拳を『糸』の付いた壁から外すのに要する時間は?
「名前は・・・・・要らない。好きに呼べばいいさ」
86
:
『東部』
:2004/05/27(木) 23:07
>>85
「何をすればいいかって?
まだ、何とも言えないな・・・まず、あんたが『使える』のかどうか。
それを確かめないとな」
>蜘蛛に近い人型というだけで、腕も足も2本ずつか?
その通り。
>『糸』の射程もCで、任意には消せないのか?
任意では消せないが、スタンドを引っ込めれば消える。
>破壊力がA〜Eの時、拳を『糸』の付いた壁から外すのに要する時間は?
それはくっついた『糸』の本数によって変わるし、外し方によっても変わる。
まず、普通にはどんな破壊力があってもそうそう外れない。
『糸』は引っ張られたらある程度伸びるから。
87
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/27(木) 23:31
>>86
「お前達に俺が使いこなせるか?
・・・・・まあいい、どうやって確かめるつもりだ?」
88
:
『東部』
:2004/05/28(金) 00:09
>>87
「単純な事だ」
スタッ
上から、一人の男が目の前に降りてきた。
黒光りした奇妙なデザインのジャケットを着た短髪の男。
その男に、鋭い視線を向けられた。
「俺と・・・『やる』」
89
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/28(金) 00:26
>>88
「確かに単純だ。
だが・・・・効果的だな」
男の目を見返し、スタンドを自分の側に戻した。
90
:
『東部』
:2004/05/28(金) 00:30
>>89
『ゴゴゴゴゴ』
男は『スタンド』を出した。
黒を基調とした流線型のスタンドヴィジョン。
所々に、矢印が入っている。
「・・・・・・・・・」
男は無言でスタンドを接近させて来た。
スピードはとても速い。
91
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/28(金) 00:39
>>90
スタンドで床を・・・・
>>85
で『糸』を引いた床を蹴り、
『糸』の付いた床の破片を男のスタンドにぶつけたい。
そして男の対応に関わらず、蹴った直後にスタンドで殴りかかる。
92
:
『東部』
:2004/05/28(金) 00:48
>>91
バシッ
男はスタンドの右腕で破片を弾いた。
が、当然いくつかの破片はスタンドの右手につく。
そこで殴りかかる『蜘蛛』。
パンッ
『蜘蛛』は顔を軽く殴られ、転倒した。
スピードでは完全に負けているようだ。
鼻から、ツツーッと血がたれた。
「この程度じゃ、『使えない』」
93
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/05/28(金) 01:08
>>92
『糸』を出せるのは掌からのみか?
鼻を拭う。
「速いな・・・・・だがっ」
『蜘蛛』は倒れた状態から相手の頭部を両足で蹴ろうとする。
94
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/12(火) 02:28
折角だから俺はここの『北部』を選ぶぜ。
スレ主ももう居ないみたいだしな。
95
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/12(火) 02:36
10月12日
『北部』の潰れた『ボウリング場』を『アジト』にした。
何の?
それはまだ決めていない。
ノートを拾った。
暇なときはこれに日記を書くことにする。
96
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/14(木) 00:44
10月14日
暇だ。
97
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/14(木) 21:20
「行くか」
ベンチから身を起こす。
『ボウリング場』の『ロッカー』と『自販機』を殴って『投げナイフ』を数本調達した。
98
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/16(土) 00:18
10月16日
今日も出かけた。
99
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/17(日) 22:25
10月17日
そして今日も夜の街へ。
100
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/18(月) 21:03
「OK刻んだ」
『窓ガラス』を殴って『チャクラム』を生み出した。
『ボウリング場』を後にする。
101
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 22:04
「さっきテレビ見てたらドナルドが女になってたんですよ女に。
メチャビックリして思わず外に飛び出してきちゃったんですけどところでドコだよココ」
つまり迷ったんですよ。
102
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 22:09
>>101
「それって井上なんとかって女じゃないの?」
ぶらぶらしてたら同じく迷った。
103
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 22:13
>>102
「えッ、日本人なのあれって」
驚いて思わず振り向いた。
「あ、あんたはえ〜と確か……あ、そうだ氷河んトコの」
まともに会話するのは初めてですかひょっとすると。
104
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 22:18
>>103
ひょっとしなくても初めてですね。
「やぁ、久しぶり。」
なんか普通にニコニコしている。
「インド人には見えないでしょ。プ・ロ・○・ス♪なんて歌っちゃってるし。」
105
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 22:26
>>104
「ドーモドーモお久しぶりで」
ニコニコされたのでヘラヘラしてみた。
「俺ん中ではスリランカって感じだったんだけどねスリランカ。実際に見たこと無いけどねスリランカ人って。
あ、スリランカで思い出したけど氷河とか元気にしてます? 最近あんま見ねえけど」
106
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 22:27
>>105
「あー、氷河なら大怪我して入院してるよ。」
ちょっと遠い目をしつつ多くは語らない。
107
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 22:36
>>106
「あー…そうなんすか。あいつも困ったヤロウですね」
まあ、この街じゃあよくあることかもなと勝手に納得した。
「ところでココってどこなんですかね? 迷い込んじゃったんですけど何か窓とか割れてるしホントに日本なのかココ?」
108
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 22:46
>>107
「元気なのはいいことさー」
今回は多少、元気が過ぎてしまったが。
「どこなんだろうね。なんか家もボロいし窓も割れてから随分経ってるみたいだしまるでどっかの
スラム街みたいにみえる。」
109
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 22:57
>>108
「ホントだよなァ〜、あれか『ロスじゃ日常茶飯事』ってやつみてーな
……って、あんたも迷い込んだクチだったのかよ…参ったねこりゃ」
しょーがないんでその辺の家のドアをガンガン叩いてみる。
「すいませ〜ん、誰かいますかァ〜〜?」
110
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 23:01
>>109
「…おばけが出てきたらどうする?」
季節感のないことを言ってみた。
「どうせなら『ノックしてもぉしもぉおし』ぐらい言ってみれば?」
111
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 23:10
>>110
「ノックしてもぉしもぉお〜〜し」
言ってみた。
でも誰も出てきやしないわけで。
「…やっぱ誰もいねえなあ…。現代日本にこんな無駄に土地余らせていいのか?
それともひょっとしてマジにおばけが住み着いてて人が寄り付かなくなってたりするのか・も…」
とか言ってみた。
112
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/19(火) 23:12
「ふゥ────ッ」
目を覚ました。
「よし今日も」
113
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 23:12
>>111
「そもそもスラムって人が寄り付かない場所だよね。ヤバイ人が住んでたり借金取りに追われて隠れ住んでるのとか。」
なれると住めば都になるかも知れない。
「さてここで質問です。どうやって脱出しましょうか。」
114
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 23:17
>>113
「う〜ん、どうしましょうか」
ポケットから『コイン』を一枚取り出す。
「こんな日に限って『変わり身』をウチに置いてくるのを忘れちまったしなあ…」
ピーンと親指で弾き上げる。
>>112
残念!
115
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 23:19
>>112
残念ッ
>>114
「『裏』ッ」
なんとなく。
116
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/19(火) 23:22
いい度胸だ。
>>114-115
「さっきから喧しいぞ手前らッ!!」
ヒュカッ!
どこからか飛んできた『ジャベリン』が『コイン』をスッ飛ばすッ!!
精密A。
117
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 23:30
>>115
「さぁ〜て、正解は〜?」
クルクルクルクルクルクルクルクルクルクル…
>>116
ガァ―――ン!
どこからか飛んできた『ジャベリン』ぶっ飛ばされました。判別不能!判別不能!
「人だァ――ッ! 人がいたぞォ―――ッ!!」
飛んできたほうに目をやる。
118
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 23:32
>>116
昨日見たばかりの人が。
>>117
「なッ、何ィイイイイイイイイイイイイイッ!?」
同じく何かが飛んできたほうを見る。
「……やぁ、昨日の少年じゃないか。」
あー、私(21)より年上の人だったらごめんなさいよ。
119
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/19(火) 23:40
>>117
潰れた『ボウリング場』──『コロンバインボウル』の三階の窓から、二人を睥睨している。
「居ちゃ悪ィかこのアンクルフ○ッカー!!」
黒のレザージャケットにレザーパンツ。帽子も揃いの黒のレザー。
ジャケットの袖とパンツの裾、帽子のつばにファイアーパターン。
長い白髪を三つ編みに縛り上げている。
妙に機嫌が悪いようだ。
>>118
年下だから安心していい。
「微妙にひっかかるが厳密にはその呼び方に間違いはねーな。
しかし・・・・・・・」
首を傾げる。
「昨日ここを教えた覚えがないんだが」
120
:
京『シカゴ13』
:2004/10/19(火) 23:49
>>119
「○が大き過ぎないかその台詞」
こっちはアッシュグレーのスーツ上下に金のイヤリング。
髪は黒にところどころ白髪が混じっている。
機嫌はよさそうだ。
「どこにでも人間ってのは生息してるもんだなぁーおい。
ところでここってドコなのよ? おせーて」
121
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/19(火) 23:51
>>119
「道に迷って気づいたらここにいたんだよ。」
うそじゃない。
>>120
の人とここはどこ?となってたんですよ。
122
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 00:04
>>120
「見りゃ解るだろ」
ゴガンッ!
『鉄筋コンクリート』の壁を殴り、そこから『鎖鎌』を引っ張り出すようにして生み出す。
「よっ」
ガギギギギギギギギギギッ スタッ
『鎌』を近くに引っ掛けると、『分銅』の部分を持って三階から飛び降りた。
『鎖鎌』をロープ代わりに、下の地面に着地する。
>>121
「迷いすぎだっつの。
ここは・・・・・・・・・名前なんか無ぇ土地だよ。捨てられた街さ」
123
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 00:21
>>122
「見たって住所や緯度経度は分からねーっつーの。
って…なんだありゃ『鎖』?」
いきなり壁から『鎖鎌』が出てきたことに驚く。
(てゆーかコンクリの鎖って脆くないのか?)
とかちょっと思った。
124
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/20(水) 00:26
>>122
「ふぅむ。スラム街ってやつ?」
ぐるりと見回す。
「ま、いいや。とりあえず出口はどこ?」
125
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 00:37
>>123
人間一人くらいの体重なら支えれるだろう。
「じゃここの住所や緯度経度がわかりゃ戻れるってのか?」
ピシッ
ヒビの入った『コンクリート』の『鎖鎌』に目をやる。
「やっぱダメだな、『コンクリート』じゃ」
>>124
「そこだよ」
『マンホール』を指差した。
「そこに入って横道に入らず真っ直ぐ真っ直ぐ真っ直ぐ進めばこの前の駐車場の近くに出れる」
126
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 00:45
>>125
「東西南北分かればあとは何とかなるだろ
タブン」
多分。
「てゆーかコインどこ行ったんだよちょっとオイ!」
キョロキョロ探すよ。
127
:
矢萩アイナ『RAOSV』&『TTMB』
:2004/10/20(水) 00:48
>>125
「あれか、地底帝国中部地方か。」
スタスタとマンホールまで歩き、ふたをあける。
「それじゃ、お先に失礼。また来る。」
クロノと京に手をふってマンホール内に消えた。
128
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 00:52
>>126
「なら夕日に向かって走りゃいいだろ。
そっちは間違いなく西だ・・・・・・・・あァ?『コイン』?」
周囲を見回した。
「そこら辺にあるんじゃねーの多分」
多分。
>>127
「ほいほい来るなよ。
ここはアミューズメントパークとかじゃないんだぞ」
『マンホール』の中に消えたのを見送った。
「・・・・・・・・・・・信じやがった」
129
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 01:01
>>127
「お疲れさんンン〜〜」
手を振り替えした。
>>128
「俺ん家がここから西なのかどーか分かんねーだろうが。
…あ、そうだ」
そこら辺の瓦礫の山に一直線に歩いていき、
ズボア!
手を突っ込んだ。
「『位置』は分かるんだったなそういえば…お、あったあった」
ズブッ
腕を引き出した。
手には一枚の『コイン』が握られている。
130
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 01:10
>>129
「なんかしらんが最初からそうしろよ、アホ」
ズボア!
瓦礫の山から『ジャベリン』を引き抜いた。
「一応聞いとくか・・・・・・・・・・おたく『七人の侍』、見たことは?」
131
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 01:14
>>130
「人に向かってアホとか言うんじゃねーよボケ」
ピ―――ン
再びコインを空中に弾き上げる。
「『七人の侍』? クロサワ映画のことか?
それならテレビで見たことならあるぞ確か」
132
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 01:18
>>131
「アホにアホっつって何が悪いんだよアホ」
『ジャベリン』を握り直す。
「ストーリーは覚えてるか?」
133
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 01:27
>>132
「ウィットのねえヤロウだなおい。ただアホって言ったって面白くも何ともねえよふぁ〜ねむ…」
あくびをして目を擦る。
「あ〜、なんか侍が団結して村を守るために山賊と戦うとかそんなだっけか?」
134
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 01:33
>>133
「その呼び方にも多少のひっかかりを感じるけどまーいい」
キリキリキリキリ
『ディジー・ミズ・リジー』が、『ジャベリン』を構える。
「だいたいそんなとこだ。
農民が侍を雇って、山賊から村を守るわけだ」
ピタァ
京に狙いを定めた。
135
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 01:41
>>134
「個人的にストーリーよりカメラワークがよかったことが印象に残ってるなアレは」
ピ――ン
クルクルクルクルクルクルクルクルクル
パスッ。
コインを弾いてキャッチする。
「戦闘シーンとかも視点がコロコロ変わって迫力あったよなァ〜。昔の映画じゃヤッパ斬新だったんだろうなアレは」
『ジャベリン』を突きつけられても全く反応がない。
眠そうな顔でコインを弄りながらダラダラと喋り続けている。
136
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 01:46
>>135
「ちゃんと解ってる奴に会ったのはこれが始めてだな」
にやっと笑う。
「そこで農民がやったことが面白いんだよな。
その侍に実力があるかどーか調べるために・・・・・・・・・」
ヒュバッ!!
京に向かって、脇を掠めるように『ジャベリン』を放り投げるッ!!
パス精CBA。
「『不意打ち』を仕掛けて、試すわけだ」
137
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 01:53
>>136
「オーオー、あったあったあのシーンね。
でもよ…」
ヒュバッ!!
刃を向けて飛んでくる『ジャベリン』。
「真正面で相手に切っ先を向けてから攻撃することを…」
ズギュン!!
瞬間、京の腕に重なるように現れる『黒い腕』。
「『不意打ち』とは言わねえ」
バ ギ ャ ンッ!!
その腕で飛来する『ジャベリン』をクロノの頭上を越えるように殴り飛ばす!パス精AAC。
138
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 02:03
>>137
「・・・・・・だよなッ!!」
バッ バシバシバシィ
ジャケットをめくり、『投げナイフ』を放って渡す。
それを掴んだ『ディジー・ミズ・リジー』が、次々とそれを投擲した。
ヒュヒュヒュヒュヒュッ!!
「でもいいんだよ。でないと、ちゃんとそうやってガードしてくれねーからな」
次の『投げナイフ』をスタンバイ。
「・・・・・・・・・・さて、こりゃ『大当たり』か?
『秘密兵器その3』を使わせてくれそうな奴に会ったのは・・・・初めてだよ」
139
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 02:13
>>138
「要するにアレか……『シカゴ13』」
バ
ン !!
漆黒の体を所々『金貨』で派手に飾りつけたスタンド――『シカゴ13』を発現。
シュンバシバシバシバシバシバシバシバシバシィ!!
物凄いパワーとスピードで拳を振り、『投げナイフ』を根こそぎ弾き飛ばす!!
「お前『農民』ってこと?
でもよー、こんな辺鄙なトコでオイシイ野菜が育つのか?」
→to be Continued
140
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 20:53
>>139
「たまーに、な」
ヒュウ、と口笛を吹く。
「いやスゴイね・・・・・これだけパワフルでスピーディなのは初めて見た。
そんじゃま、こっちも『秘密兵器その3』を使わせてもらうかな・・・・・・・ッと!!」
ヒュバッ!ヒュバッ!ヒュバッ!ヒュバァッ!
先と同じように、『ディジー・ミズ・リジー』が投擲する。
準備しておいた『投げナイフ』・・・・・・ただしそれは『ガラス製』ッ!
「『見えない刃』・・・・・おたくだったら、どう避ける?」
パス精CBA。
身体を掠める軌道で、風を切る音と僅かな煌きだけを引き連れて、『透き通った刃』が飛来するッ!!
141
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 22:22
>>140
「育つのかよ! …って……!?」
ヒュバッ!ヒュバッ!ヒュバッ!ヒュバァッ!
何かが空を裂いて迫ってくる『気配』。
「……『槍』に『ナイフ』に…今度は何だ?
全くネタが豊富で羨ましいことで…」
それに対してダランと両の拳を……『降ろした』。
「だがしかし――――『シカゴ13』ッ!!」
ガキィ!ガキガキガキガキィイン!!
次の瞬間、『ガラスナイフ』が音を立てて命中した!
――――『ジャベリン』に。
142
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 22:40
>>141
「!!」
ドドドドドドドドドドドドド
両手を懐に手を差し込んだまま、動きが止まる。
「・・・・・・・たまーに育つ、俺みたいなのとかな。
『秘密兵器その2』と『その4』の出番かな、こりゃ・・・・・・・・・・」
そのまま右手をジャケットから抜き、『その2』──『鏡製』の『ナイフ』を出す。
それを使い、振り返らずに周囲を伺った。
ギラッ
姿を確認次第、太陽光を反射して京の目を射る。
143
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 22:57
>>142
『鏡ナイフ』で背後を伺うと――はたして後方4〜5メートルほど離れた場所に京は立っていた。
鏡越しに重なる視線。
「ギャグはつまんねえけど『カン』は鋭いなお前」
刀身に右半分だけ映る京の笑顔。
「で…武器をウジャウジャ出すのがお前の『能力』なのか?
それとも実はナイフとか全部自前だったりすんの? ハッ、ハハハ…」
ピ――ン
クルクルクルクルクルクルクルクルクル
パスッ。
またコインを取り出した。
144
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 23:09
>>143
「どっちも半分辺りで半分外れだ。
だがおいおいおいおい、お兄ちゃんヘイお兄ちゃん、誰のギャグがつまらないって?」
『ナイフ』を握った左手をジャケットから抜き、右手の『鏡製』の『投げナイフ』と両手に構える。
「それじゃあとっておきだ。
ある酒場に賞金も掛けられている凄腕のガンマンが来た。
ガンマンはビールを一杯飲むと、酒場の外に出て自分の馬が消えていることに気付いた」
145
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 23:29
>>144
「何いきなり『アメリカ人(偽』みたいな言葉遣いになってんだよ」
左手の親指と人差し指で『コイン』を摘み、
ググゥ…
そこに中指を親指で押さえた状態――『デコピン』の形にした右手をあてがう。
「ハイハイ、そのこころは?」
146
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/20(水) 23:44
>>145
「ガンマンは酒場に戻って、天井に二発銃を撃ってこう言った。
『俺は今からもう一杯ビールを飲む、それまでに馬が戻っていなければ、俺はテキサスで
したことと同じことをここですることになるだろう』」
パシッ パシッ
左手の『ナイフ』を『ディジー・ミズ・リジー』に渡した。
さらに同型の『ナイフ』をもう一本渡す。
「そしてガンマンがビールを飲んで酒場を出ると・・・・・・・馬は元通りつながれていた」
ヒュッ
自分は『鏡製』の『投げナイフ』を両手に構えた。
147
:
京『シカゴ13』
:2004/10/20(水) 23:48
>>146
「……それドコで『落ち』たんだ?」
素で理解不能だった。
148
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 00:08
>>147
「アホか、まだ続きがあるんだよ」
キラッ キラッ
『鏡製』の『投げナイフ』が光を反射する。
「そこにバーテンがすりよって、『旦那よかったですね。で、テキサスでは一体どうしたんで?』」
149
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 00:20
>>148
「ああヤッパそうだよなワリィワリィ」
へらへら笑って流す。
「うん、それで? それで?」
150
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 00:29
>>149
「ガンマンはこう答えた・・・・・・・」
ググッと身体を撓め、両手の『鏡製』の『投げナイフ』を指の間に挟んだ。
「・・・・・『歩いて帰ったんだ』ッてな!!」
ヒュヒュッ!! キラッ! キラッ!
先ほどとは反対に、陽光をまばゆく反射した『鏡製』の『投げナイフ』が投擲されるッ!!
パス精CCC。
151
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 00:39
「……………………………………。
やっぱツマンネ」
ガ ァ ン!!
『発砲』したかのような勢いでクロノの『顔面』目掛けて『コイン』を弾き飛ばす。
そして、
シュバシッ!
シュバシッ!
開いた両腕で『鏡ナイフ』を叩き落す。
152
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 00:59
>>151
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だよな」
ヒュコッ!
『ディジー・ミズ・リジー』が、京の足元目がけて『ナイフ』──『スペツナズナイフ』の刃を飛ばす。
『コイン』はもう一本の『スペツナズナイフ』で弾くか、しゃがむかして回避しようとする。
153
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 01:06
>>152
ビシュゥッ!
しゃがんだクロノの頭上を『コイン』が物凄いスピードで通り過ぎる。
そして『スペツナズナイフ』の刃が京の足元に――
「まあ、それなりに『意外性』はあったけど…なッ!」
ドシュンッ!
――当たる瞬間に、再び京が『消えた』。
154
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 01:17
>>153
「これで・・・・・二度目だな」
─次の瞬間、『ガラスナイフ』が音を立てて命中した!
――――『ジャベリン』に。
―はたして後方4〜5メートルほど離れた場所に京は立っていた
―当たる瞬間に、再び京が『消えた』。
「ッ!!」
振り向きざまに、『スペツナズナイフ』を自分の背後に向けた。
155
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 01:35
>>154
振り向くと――やはり先程と同じように後方4〜5メートルの位置に、
京が立っていた。
「……ふゥ〜〜〜…。
『それだよ』、その『カンの良さ』。それが『いい』ッ」
コインをしゃがんで避けたとき、
←コイン クロノ 京 という状況から『入れ替え』ることで、
京 クロノ ←コイン
という状況になり、
コインはパスAAで背後からクロノの後頭部へと飛んでゆくことになるッ!!
「信じてたぜ…お前なら『すぐ後ろを向く』ってな。
これで『詰み』だ」
156
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 01:45
>>155
「まいったね、どーも」
『スペツナズナイフ』の切っ先を京に向けながらぼやく。
刃を飛ばす暇くらいはあったろうが、『ディジー・ミズ・リジー』の手からそれを受け取り、
ジャケットの裏に差した。
「今の装備じゃ・・・・・・おたくは倒しきれないらしい、な」
カッキィィン!!
「・・・・・・効くゥ・・・・・・・・・」
ズザッ
膝から崩れ落ちた。
157
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 12:05
>>156
「…撃とうと思えば撃てただろうに――」
『スペツナズナイフ』を仕舞い込んで倒れるクロノを見つめる。
「なかなか……『ブシドー精神』に溢れた奴じゃねーか。ちょっと見直したぜ、ギャグはつまらんけど」
そのまま倒れたクロノに近づき、
「……ってゆーかお前が倒れてたら帰り道が分かんねーじゃねーか!
オイ、起きろ起きろ」
肩を掴んでガクガク揺さぶる。
いくらスAで飛ばしたとはいえ、たかだか数グラムの質量(しかも平べったい形状)の物体では、
致命傷になるほどの衝撃は与えられないと思う。
158
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 14:15
>>157
「・・・・・・・・・・・・・痛ゥ〜〜ッ、揺さぶるなよアホ」
帽子を脱ぐと振った。
チャリン チャリン
隠してあった『手裏剣』の破片が零れ落ちる。
頭に直撃したなら「カッキィィン!!」などという音はしない。
「あのギャグは俺が考えたんじゃあないから仕方ないだろ。
つーか・・・・・・・そのクソ便利な能力で家まで飛んでけよ」
帽子を被り直した。
159
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 21:48
>>158
「うおッ、よかった生きてたあ〜、うっかり殺しちまったんじゃないかと心配したぜ」
ドサン!
手を離した。
「生憎だけど俺の能力はどこでも好きなトコに移動できる能力じゃねーんだよ。
んで、どこだよ帰り道は? ホントにこのマンホールから帰れんのか?」
マンホールを開けて中を覗き込む。
160
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 22:27
>>159
「バッカ急に手を・・・・・!!」
ドサン!!
「痛つつ・・・・・・帰れる、が。あんまりオススメはできないね。
クサいし微妙に暑いし暗いぞ」
161
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 22:39
>>160
「チッ…メンドくせーな…かと言ってコイン投げながら『入れ替え』で帰るのもそれはそれで面倒だしな……」
そう言うと辺りをキョロキョロ見回して、
カチャリ
『投げナイフ』を一本拾った。
「なあ、お前ってマジでここに暮らしてんの?
街の方には行かないのか?」
162
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 22:51
>>161
「まあ暮らしてるっちゃ暮らしてるが、街のほうにだって行ってる。
ここは何かと物が足らねーんだよ・・・・」
ガキッ! バキッ!!
そこらの廃車を殴って『投げナイフ』を調達し直す。
「・・・・・・それがどうかしたのか?」
163
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 22:56
>>162
「いや別に」
『投げナイフ』を『製作』する現場をマジマジと見つめる。
「お前さあ、こんなトコで『農民もどき』やってないで、
街に出て『商売』でも始めたらどうだ? その『武器を生み出す能力』でよ」
164
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 23:07
>>163
「・・・・・・悪いが自分を切り売りするつもりはねーな」
『投げナイフ』をジャケットの裏に差す。
「それにこの九重クロノには夢があるッ!!
『ストリート制覇』って夢がな・・・・・・・・・・で、だ」
『ジャベリン』を肩にかついだ。
「おたく、俺と一緒に組まねーか?」
165
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 23:11
>>164
「だが断る」
即答。
166
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 23:17
>>165
「じゃあいい」
即答。
167
:
京『シカゴ13』
:2004/10/21(木) 23:20
>>166
「もっと悩めよ! 立つ瀬が無いだろうが!!」
逆ギレた。
「まあいいけどよ……でもさっきの話は覚えとけよ。
最近物騒だからなあの街――重宝されるはずだぜお前の能力は」
ガボン
マンホールの蓋を開けた。
「じゃあそういうことで」
ビッ!と手を掲げて挨拶してマンホールから帰った(どさくさにまぎれて投げナイフは一本貰っておいた)。
168
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/21(木) 23:33
>>167
「なんなんだおたく・・・・・・別に気が変わったんならいつでも構わねーぞ」
『マンホール』を眺めた。
「・・・・・・・・・普通に帰れよな」
肩をすくめると、『コロンバインボウル』に戻っていった。
169
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2004/10/29(金) 01:20
「そろそろ行くか」
ジャケットを羽織って、『コロンバインボウル』を出て行った。
170
:
『コールドカット』
:2004/12/21(火) 00:49
「居心地は悪くない……
あとは食えればそれでいい……」
→潜伏
171
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2004/12/25(土) 01:55
あれから・・・・・どれぐらい時間が経ったのだろう。
ほんの数秒かもしれないし、ひょっとしたら数ヶ月経っているのかもしれない。
近くには8人・・・・いや8つの『死体』が転がっている。
「まあまあだな。感謝しよう、これはお前達がくれた『力』だ」
側には『蜘蛛』のような『スタンド』がいる。俺の精神の『形』。
その名は・・・・・。
「行くぞ、『スパイダーウェブス』」
俺は『スラム街』を後にした。
『ブラック・オア・ホワイト』 → 『全滅』
スタンド:『スパイダーウェブス』 本体:『征司』 → 『生還』
172
:
クロノ『ディジー・ミズ・リジー』
:2005/01/01(土) 21:51
「なんだか凄く久しぶりに戻ってきた気がするぜ」
勝手に退院して根城に戻った。
173
:
『コールドカット』
:2005/01/27(木) 22:38:11
誰もいないスラム街の隅で。
ブリキ缶に火を焚き、カップラーメンをすする。
174
:
『インターポール』
:2005/01/27(木) 23:25:12
『フーセンガム』を噛みながら『歩いている』。
175
:
『コールドカット』
:2005/01/27(木) 23:30:32
>>174
この場所では、お互いに深く関わりあったり干渉はしない。
それがルール。それくらいは分かっていること………
一瞬そちらに気づいた様子を見せるが、再びラーメンをすすり始める。
コートを着てフードを被り、その上にボロ布のようなものを被っており、
その中の表情は全くうかがえない。
176
:
『インターポール』
:2005/01/27(木) 23:38:10
>>175
ぱん。
『フーセンガム』が大きく膨れて、割れる。
そんな物音が辺りに響いた。
「…。 暖かそうだねー、それ。」
『レザーコート』を着込んだ少女が『ラーメンを啜る人影』に声を掛けた。
177
:
『コールドカット』
:2005/01/27(木) 23:43:53
>>176
「……………」
少し上向き加減になったが、暗いスラム街の中では
それでもフードの中の顔をのぞき見るには不十分だった。
一瞬、猫科の動物のような眼光は確認できた。
178
:
『インターポール』
:2005/01/27(木) 23:49:03
>>177
フードの中は見えやしない。
けれども、向けられた眼差しの質ぐらいは感じ取れた。
『悪寒』にも似た『怯み』が背筋に一瞬走る。
「…。」
一歩だけ退いて、思わず身構えた。
179
:
『コールドカット』
:2005/01/27(木) 23:58:30
>>178
「チッ」
舌打ちをして、再びラーメンをすすり始める。
面倒など起こしたくは無い。なのに、どうして頭のおめでたい一般人は、
この程度の事態で危険を感じ、身構えてしまうのか。
180
:
『インターポール』
:2005/01/28(金) 00:03:24
>>179
『緊張』。
…。 したのは、当然ながら自分だけで。
一呼吸の後に『通り過ぎた』。
181
:
『コールドカット』
:2005/01/28(金) 00:05:51
>>180
「………それでいい。
こんなとこに来ないのはもっといい」
久々のご馳走を平らげ、ブリキ缶を持って『潜伏』
182
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/01/28(金) 20:50:31
「ここは…随分と寂れているな」
サン・イエローの帽子を被り、同色のコートを着た男が、
スラム街をウロウロと歩いている。
183
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/01/28(金) 21:28:24
「…ふむ。よし、ここは覚えた」
この雰囲気はあまり好きになれそうに無い。
早々に立ち去る事にしよう。
その前に……
一軒の家の割れた窓に近づき、スッと窓枠に指を這わせる。
「…ホコリだらけだ」
住人はもう居ないんだから、当たり前と言えば当たり前か?
もう用は無い。とばかりにスラム街を後にした。
184
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 01:17:49
ウォンウォンウォン・・・・・!
ブロロロロロロロロロ・・・・・・・!!
人気の無いスラム街を、『カウボーイ・ジャンキーズ』を駆って走っている。
185
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 01:23:26
>>184
チャリンリャリーん・・・・・♪
キィコーキィーコー・・・・・・
人気のないスラム街を、『ママチャリ』で迷子になってる。
「ここどこー?」
曲がり角から突然アヤミの目の前に飛び出してきた。
186
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 01:29:30
>>185
「!」
キキィ・・・・・・・・・・・・・ッ!!
ド ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ・ ・ ・ ・
『ウィリー』状態で停止した。
「どうどう・・・・・・・・・こら」
『カウボーイ・ジャンキーズ』に声をかけながら、樹里を軽く睨む。
「曲がり角から急に飛び出すのは危ないぞ」
187
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 01:35:17
>>186
「きゃ―――ッ!」
死ぬかと思った。そして怒られた。
「んなこと知らねーわよー!鏡も何もないココが悪いのよー!
いちいち停止して自転車なんて乗ってられるかってのよー!」
逆ギレだ。
188
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 01:41:48
>>187
樹里にぶつけないよう、フロントを降ろしてアイドリング。
ドッ ドッ ドッ ドッ ・ ・ ・
機械仕掛けの騎馬が、鋼の鼓動を刻む。
「鏡がないなら尚更だ・・・・・・・・・・・・ん・・・」
樹里の逆ギレをいなしながら、『ダスターコート』の懐を探った。
189
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 01:44:01
>>188
「だからー!そーゆーことはー政府に文句いえってんだよー!
私に言われても鏡が生えてくるわけないじゃーん!」
ギャーギャーうるさい。
190
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 01:59:35
>>189
「『政府』に言えば、生えてくるのか?
違うだろう・・・・・・・・・・ほら」
懐から出した『缶入り汁粉』を樹里に投げて渡す。
「糖分でもとって、心を落ち着けるといい」
191
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 02:04:19
>>190
受け取った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
お汁粉は結構好き。
「ありがとーおじさん。
あなたらな人を轢いても自分から自首できるまともな人になれると思うー」
カコン
ふたを開けて食べ始めた。
ズズズズズズズゥ
192
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 02:20:52
>>191
「『おじさん』と呼ばれたのは初めてだ」
パキッ
自分もプルタブを開けて飲む。
日焼けした肌、掘りの深い南米系の顔立ち・・・そして流暢な日本語。
「それにここはあまり治安がよくない・・・・・早く帰ったほうがいいぞ」
193
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 02:24:49
>>192
名前の知らないお兄さん方はみんなおじさんと呼んじゃうのです。
ズズズズズズズズゥ
モグモグモグ
「帰れたらとっくに帰ってるってのー
帰り方がわかんないから、迷子になって轢かれそうになってるのよー」
ズズズズズズズズズゥ
食べ終えた。
194
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 02:39:27
>>193
「む」
樹里の言葉に、少し考え込んだ。
「・・・・・・ここから出るまでなら、同行してもいいぞ。
どうする?」
195
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 02:41:48
>>194
「おねがいしまーすー」
食べ終わった缶を投げ捨て、自転車にまたがる。
「っていうかー道、知ってんのー?
同行するだけなら私にでもできるけどー」
196
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 02:47:12
>>195
「こら」
ドヒュゥ
「ゴミはきちんと、指定の場所に捨てる・・・・・・『社会』の『マナー』だ」
『ロープ』で作った『投げ縄』で空き缶を絡めとって引き寄せ手に取る。精密B。
そのまま『ダスターコート』のポケットに入れた。
「道は知らないが、来た道を戻れば必然的に『戻れる』だろう」
197
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 02:52:48
>>196
「来た道ー・・・・・・・・・・・・
そこの曲がり角から出てきたでしょー?
だからー・・・・・・・・・・・・
まったく覚えてませーん!」
帰り道も分からず戻ってきた道も分からないまま
スラム街をうろちょろしてた訳です。
「今日はココに寝泊りすることになるのかしらー?」
198
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 03:01:38
>>197
「違う。
『来た道』というのは私が『来た道』のことだ」
ギャギャギャッ・・・・・!
Uターンする『カウボーイ・ジャンキーズ』。
「・・・・・自分がかわいいなら、ここで寝泊りするのは止せ」
199
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 03:06:54
>>198
「もともと不清潔なところで寝たりしようと思ってないわよー
寝るならベッドで寝るってきめてるもーん」
Uターンする『カウボーイ・ジャンキーズ』についていく。
「おー!なるほどー
とりあえずアナタについてきゃいいのねー」
キィーコーキィーコー
200
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 03:18:37
>>199
「なんと言うか・・・・・ニホン人の『呑気さ』には時々驚かされる」
やや呆れた顔で、『カウボーイ・ジャンキーズ』を走らせ始める・・・・ゆるゆると。
ル ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ・ ・ ・ ・
樹里の漕ぐ自転車の速度に合わせた。
201
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 03:22:34
>>200
「ちょ、ちょっとー!早いんですけどー!」
自分の速度に合わせてもらった。
キィーコーキィーコーキィーコー
・・・・・・・・・・・・そして数分後。
「まだー?いつ着くのー?」
202
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 03:31:50
>>201
「このスピードなら・・・・・・・あと20分はかかるな」
ル ロ ロ ロ ロ ロ ・ ・ ・
懐から出した『金平糖』を舐めている。
樹里にも包みを差し出した。
「・・・・・・舐めるか?」
203
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 03:37:55
>>202
「サンキュー」
さっそく舐めてる。
「20分てまだまだかかるじゃーん!
どーしろってのよー!もー疲れたー!」
弱音を吐きまくり。
自転車のハンドルにグターとなりながらなんとか漕いでる。
204
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 03:44:21
>>203
キッ
『カウボーイ・ジャンキーズ』を停める。
「・・・・・・・では、『乗る』か?それは置いていくことになるが・・・・・」
自転車を指差す。
一瞬ロープでくくりつけて引っ張る、というのも考えたが打ち消した。
205
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 03:51:40
>>204
「自転車は置いてけないわよー!
これがなかったらこの後の暮らしが不便になるしー・・・・・・」
これを すてるなんて とんでもない!
「そのロープをー自転車に括り付けてー
引っ張ればいいんじゃないー?私は自転車に乗ってるからー」
その考えに賛成した。
時速40キロ以上でる自転車なんてサイコー
206
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 03:56:48
>>205
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『カウボーイハット』を直すことで気を取り直したい。
「その・・・・・。
我ながらマヌケなことを言っているとは思うが・・・・危ない、のではないのか・・・?」
207
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 04:00:56
>>206
こういうの前からやってみたかったんだ。
「えー!どーしてどーしてー?
ロープを短く繋げればいいのよー?
バランスだって普通に乗ってる感じでとれるしー」
ロープを自転車で繋げようとする。
208
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 04:06:35
>>207
「・・・・・・どうなっても知らないぞ・・・・・」
シュル・・・・シュルン!!
説得を諦めた。
マウンテン・ティムばりのロープアクションで『カウボーイ・ジャンキーズ』と
自転車を繋げる。
ド ル ル ル ル ル ル ル ・ ・ ・
「『覚悟』はいいか?私は、できている・・・・・・」
209
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 04:09:12
>>208
ドクン ドクン ドクン
ドクン ドクン ・・・・・
「全然オッケー!レッツゴー!」
心臓の鼓動の割にはそんなに緊張してなかった。
チャリンチャリーン♪
自転車のベルを鳴らす。
210
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 04:16:22
>>209
ウォンウォンウォン・・・・・!
ドルルルルルルルルルン・・・・!
「HAY!YO!」
『カウボーイ・ジャンキーズ』が走り出す。
それに引かれて、樹里の自転車が引きずられていった。
ウォオオォオオォオォオン・・・・!
『現在の時速 20キロ』
211
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 04:19:26
>>210
スオオオオオオォォォォォォォ・・・・・
「すーげ―――――!!」
自分が漕いでないのに自転車が動くのは快感。
「この調子だとすぐに着いちゃうんじゃなーいー?」
ハンドルでバランスを保ってる。
212
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 04:26:55
>>211
「今のスピードならそうだな・・・・・・あと『10分』だな」
『時速20キロ』──
それはいわゆる普通自転車が平地において出せる速度の約『2倍』。
ウォオォオン!
ウォオオォン!
ウォオォオン!
「大丈夫か・・・・・・・心配で仕方ないぞ・・・・」
時折後ろを振り返って様子を見る。
213
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 04:30:37
>>212
風圧で髪が全て後ろへ走ってる。
「ヨユーよ!ヨユー!」
あ、後ろ振り返っちゃ危ないよ!前を見てないと。
「もっとスピード出してもいいかもー!」
初めて自転車に乗れた子供のようにはしゃいでる。
214
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 04:39:11
>>213
「そ、そうか・・・・・・・・・」
ふと胸中にひっかかりを感じた。
「・・・・何か・・・・大事なことを忘れているような・・・・・・・・・・」
『時速40キロ』──
それは『ロードレーサー』が平地で出しうる、おそらく一般的な状況下で一般的な
自転車が出せる速度の『限界』。
「・・・・・・なんだ・・・・・?」
前を向き、両腕を組んで考え込んでいる。
215
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 04:42:10
>>214
シュゴオオオオオオオオオオオオォォォォォ
だんだん目を開けてられなくなってきた。
「・・・・!・・・・・・・―――!・・・―!・・・・――!」
後ろで何か叫んでるけど風のせいで多分聞こえない。
216
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 04:46:06
>>215
「?」
風は『カウボーイハット』のつばで避けている。
樹里の声に振り返った。
「どうかしたのか?」
217
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 04:49:07
>>216
「―――・・・だ・・・――!
――・・・ない―――か――・・・!」
風が邪魔だ。
何とか目を開いてもう一度大きく叫ぶ。
「――まだ!着かないの!かー!?」
自転車のバランスもガクガク状態。
218
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 04:54:33
>>217
「もう着く」
見ればもう、既にスラム街の出口に差し掛かっていた。
「・・・・もう少しで、思い出せそうなのだが・・・・・・まあいいか」
スラム街を抜けた、そして──
キキィ・・・・・・ッ!!
.........................
ついいつもの癖で、『急ブレーキ』を踏む。
.
「あ」
219
:
樹里『キャバレー・ヴォルテール』
:2005/01/30(日) 05:03:18
>>218
キキィッ
ガンッ
スッポ――――――z_______ン!
漫画のように空へ舞った。
「わーはははははははー!」
怖くて笑える。I can fly!
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜ゥゥゥン
ズドン
パシュン
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
返事がない。気絶しているようだ。目が渦巻き。(@∀@)アハハハ
上手いこと自転車にまたがった状態で自転車のタイヤがクッションになって
骨折などはないがショックで気絶。タイヤがパンクしてしまった様だ。
220
:
アヤミ『カウボーイ・ジャンキーズ』
:2005/01/30(日) 05:13:07
>>219
「・・・・・そうか、停まる時どうするかがひっかかっていたわけか」
一人納得して、樹里を抱き起す。
「大丈夫・・・・・でもなさそうだな・・・・・・・。
どうしたものか・・・・・・・・・」
樹里が目覚めるまで、そこで途方に暮れていた。
221
:
『コールドカット』
:2005/02/10(木) 22:03:30
バカン ズバッ ザシュッ
ちょろまかしてきた乾燥廃材を、素手で叩き切る叩き切る叩き切る。
そしてブリキ缶にくべて火をつける。
このような苦しい生活をせねばならぬ者にとっては、
食事の時と、寒さに凍える体を温めるこの瞬間が至福………
222
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/02/10(木) 22:20:36
>>221
『ガタッ』
近くの廃屋から物音が聞こえた。
223
:
『コールドカット』
:2005/02/10(木) 22:25:07
>>222
「……………?」
この辺には今は人など住んでいないはずなのだが。
ここに来る少し前には多少いたが、それも1人の人物によって
『全滅』させられて、静かになってよかったと思っていたところだ………
手に長めの棒材を持ち、そちらに近づいてゆく。
224
:
『プーバー』
:2005/02/10(木) 22:31:55
>>223
「はてな、こいつも絶景ってやつか? お?」
その廃屋から、見た目二十歳前後のコートを着た男が出てくる。
『コールドカット』を目にして廃屋の玄関で立ち止まり、独り言を言っている。
「この辺に来て初めての人間だな?
所さんで言う第一スラム人発見というやつか?」
独り言にしては少し声が大きいが。
225
:
『コールドカット』
:2005/02/10(木) 22:37:43
>>224
目の前にいたのは大きなボロ布を被った人物。
毛布のような素材で暖かそう。深く被っており、
中身は全く見えない。表情も。服装も。
角材を持ったまま、『プーバー』に背を向け、
路地に入っていく。路地に入ってすぐの場所には
火の焚かれたブリキ缶がおいてある。そこに座った。
まともな服装をしているということは、ここの住人ではなく、
職について食うのには困らない人物に違いない。
単に物見遊山でこんな場所に来たのか?警戒するに越したことはないが………
226
:
『プーバー』
:2005/02/10(木) 22:46:44
>>225
「一つほど聞きたいことがあるんだがいいか?
ここはどれほど前から、こんな人っ子一人といった風情になったかって事なんだが?」
ポケットに両手を突っ込んだまま、ゆっくり追いかけながら声をかける。
静かで寒い町に、声は良く響く。
227
:
『コールドカット』
:2005/02/10(木) 22:51:23
>>226
「………………」
ガサ
懐から『写真』を取り出し、手渡す。
数人の人影が地面に転がっている。建物から察するに、
この付近でとった写真らしい。その日付は、『2004年12月26日』。
付近の建物は半分ほど朽ち果てている。
それ以前からすでに廃墟にはなっていたのだろう。
228
:
『プーバー』
:2005/02/10(木) 23:04:50
>>227
ポケットから左手を出し、写真を受け取った。
「はあ、こいつはまた貴重な物的証拠だな?
この半端な年にキリストでも復活して悪人を成敗したのか?」
語尾が疑問形になっているが、誰に向けてというわけでも無さそうだ。
写真を舐めるように見つめる。
ひとしきり見つめた後に、写真を差し返す。
「ありがとうよ」
お礼を言いながら、ボロ布の中が見えないかと顔たと思われる辺りを見つめる。
229
:
『コールドカット』
:2005/02/10(木) 23:09:22
>>228
ポイッ
燃えるブリキ缶の中に、写真を投げ入れる。
………世の中には、首を突っ込まないほうがいい事がある。
ボロ布を纏っている、その顔と思われるところを見つめる……
その中には………上着のフードがちらっと見えた。
そしてフードとボロ布が二重に邪魔で、中身は全く見えない。
230
:
『プーバー』
:2005/02/10(木) 23:19:42
>>229
燃やされる写真に口笛を吹いた。
「おは、勿体が無いことをするな?
燃やすならくれたっていいと思うんだが?」
口ではそういってるが大して惜しそうではない。
口笛なんて吹いていることからも分かるが。
「ん……芭蕉の気分も味わったし帰るか?
じゃあな、お礼の言葉くらいしかあげれないけど悪く思うなよ?」
手をポケットに戻して背を向ける。
廃墟の出口へと歩き出した。
231
:
『コールドカット』
:2005/02/10(木) 23:21:25
>>230
歩いていく『プーバー』を後ろからちらりと見た。
後は火に当たるだけだった。
232
:
『プーバー』
:2005/02/10(木) 23:23:30
>>231
寒そうに身を縮めながら、窓の割れた町並みを『後にした』。
233
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/02/14(月) 18:17:50
「故郷を思い出すな」
ショッキングピンクのトレンチコートと同色の山高帽を被った男が
瓦礫を押し分けつつ歩いている。
234
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 18:55:08
>>233
「君の故郷は此処と同じくらい寂れてるのか?」
サンライトイエローの帽子と同色であるコートの男が、彼の前に現れた。
235
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/02/14(月) 18:55:21
「Si.
今日という素晴らしき愛の日に・・・俺ともあろう者がこんな処にいてはな・・・・
実にどうかしている。実に」
かぶりを振って去っていった。
236
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/02/14(月) 18:57:17
>>234
(まことに失礼をするが・・・・用事オチだ。
申し訳ない。またの機会に)
237
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 19:01:03
>>235
「…なんとも、忙しない男だ」
去っていく男の背を見送った。
…さて。
「本題に入るか」
この前の調査の続きだ。
238
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 19:14:53
>>237
そして視界に入ったのは、全身を覆う大きなボロ布を被り、
ビニール袋を持った人物。遠くを歩いている。
239
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 19:27:14
>>238
「じゅ、住人がいるのか」
驚愕。鳴海が感じた感情は『驚愕』。
正直住人が居るとは思いもよらなかった。
「まあ、気にしないのが一番だ…が」
やはり気になる。
ボロ布の後を追う。
尾行開始だ。
240
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 19:35:55
>>239
ボロ布は、無言ですそを引きずりながら道を歩いていく。
わき道にそれて、廃墟と化した家らしき建物の中へと入っていく。
窓ガラスは割れ、角度しだいでは中が簡単に覗ける。
241
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 19:40:38
>>240
「廃墟の住人か…それとも只の不法侵入か」
割れた窓ガラスから中の様子を覗いてみる。
パリッ
「しまった―――」
うっかり、外に散乱しているガラスの破片を踏んでしまう。
小さな音がスラムに響く。
242
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 19:45:48
>>241
「……………!」
数秒後、廃墟の中からボロ布が『バールのようなもの』を持って現れた。
周囲をキョロキョロと見回し、警戒している様子が見られる。が、幸い
まだそちらには気づいていない様子。
243
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 19:48:13
>>242
バールのようなもの…?
『バールのようなもの』だとッ!
「獲物を持ってるのか…下手に見つかるわけには―――」
パキッ
「しま――ッ」
足元を全然注意していなかった鳴海は、
先ほどよりもやや大きい音を立ててしまう。
244
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 19:54:24
>>243
「……………」
ゆらぁり
そんな擬音がふさわしい様子でそちらへと振り返り、
早足で歩き出す。ただし、ある程度接近したら速度を緩め、
慎重に近づいていく。相手に敵意があるなら、こちらから
近づく瞬間が最も危険だからだ。
245
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 19:56:27
>>244
「クソッ俺としたことが、二度もミスるなんてな」
グッと帽子を深く被り直し、窓から離れる。
向こうの出方次第…だな。
246
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 20:05:55
>>245
『コールドカット』は、こう考える。
こいつは何者だろうか。
こちらのことをコソコソ嗅ぎまわる種類の人間なのは間違いない。
自分のことを知っていようと知っていまいと、嗅ぎまわったことを
後から他人にでも話されたら、こっちの立場上、後々面倒になる。
例えば、さらに接近してみる。
こちらに執着する理由も敵意も無いなら恐らくあちらは『引く』だろう。
もし、何らかの理由で引けない理由があるのならきっと『引かない』。
そして、その理由とはこちらにとって面倒な理由に違いない。
簡単な威嚇のため、『バールのようなもの』を持ったまま、さらに数歩近づく。
あくまで積極的な様子見が目的。危険に不用意な接近はしない。
247
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 20:12:31
>>246
この『鳴海』は、かつて『バールのようなもの』を持った人間と戦った試しは無い。
故に、必要以上に警戒する。
「それ以上近づくな。その『獲物』を置け」
言葉で話して通じる相手なら、獲物は持たないだろう。
だが、そんな事はこの春日鳴海の知ったことではない。
『近づかれても、一切動かない』
これがこの男が取った行動……
248
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 20:26:27
>>247
「…………………」
一瞬歩みを止める。
相変わらず一切黙ったまま。なぜなら、声を録音されると面倒だし、
顔写真などを隠し撮られてもやはり面倒だからだ。
『バールのようなもの』を地に投げ捨て、さらに接近を始める。
捨てた理由は、もともと殴るための武器ではなく、威嚇のために持った
武器に過ぎないからだ。威嚇に使えないのなら持っても重いだけだ。
そして、こちらの後ろをつけてきたということは、単に好奇心を持った
一般人なのか?それにしては態度がデカい。それとも、もっと面倒な
『警察』や『探偵』の類か?どちらにしても、妙な情報やうわさが流れ、
この安全な廃墟にもぐりこんでくるアホを増やすことは避けねばならない………
どう始末をつけてくれようか?あちらが引くならそれでよしとするが………
249
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 20:30:09
>>248
武器を捨てた?
戦う意思は無いようだ…いや、むしろ『試している』のか?
この鳴海を、『誰』であるか、見極めている?
「成る程。『それ』が君の答えか」
―switch~professional~―
「俺の対応次第…そう言いたい訳だな」
ボロ布の表情を伺いたい。
こちらから見えないなら、無理に見ないが……
250
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 20:35:26
>>249
その言葉を聞き、歩みを止める。
警察などの傲慢な連中は、「俺の対応次第」などと
譲歩する姿勢を見せやしないはず。
「…………」
言葉に対し、無言でうなずく。
ボロ布は深く被っており、中は暗くてよく見えない…………
布の下にさらに『フード』を深く被っているのは見えるだろう。
251
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 20:38:54
>>250
「俺の答えは…『まだ此処を去る気は無い』そんな所だ。
ところで君、ここの住人かい?」
布の下にフード…そこまでして素顔を明かされたくない、
そんな理由がある。といった所だろうか。
252
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 20:45:43
>>251
コクリ
頷く。
新たな問題は、こいつが『何を』嗅ぎまわっているのかということ。
『自分』のことか?それともこの『廃墟』に関することなのか………
253
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 20:48:20
>>252
「そうか、なら此処の事を詳しく教えて欲しいんだが…
もしかして君、声が出せなかったりするかな?」
今までの行動から、目の前に居るボロが一言も発していない事に気付く。
そこでこの鳴海は思ったわけだ。この子は『何らかの障害』で声が出せないのでは?と。
まあ、全くの憶測にすぎないのだが。
254
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 20:53:55
>>253
「チッ」
わざと大げさな舌打ち。
実は、声が出せないなどということは無く、全くの健常。
ただ、声を出し録音されれば、『声紋鑑定』が危険だ、
そう考えている。
255
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 20:57:23
>>254
「そうか、声は出せるのか。
…それはいいんだ。此処の事を詳しく、教えて欲しい」
声が出ようが出まいが、俺の知ったことではない。
今は、情報を集める事が大事だ。
256
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 21:12:07
>>255
…………この野郎。
そう思った。
この廃墟に関することならば何の問題も無い。
なぜなら『本当に何もない』からだ。住民もほとんどいない。
おそらく今はこの『コールドカット』のみ。他はいないはず。
それでも、『声を出す』ということはこちらの危険につながること。
それを要求する以上、『敵意アリ』と看做して差し支えあるまい。
これ以上調子に乗って、個人的な事にまで足を突っ込みたがるようならば………
無言。さらに数歩近づく。
……………『コールドカット』の有効射程は『2m』と短いからだ。
257
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 21:14:40
>>256
「どうした?まさか住人なのに何も知らない訳は無いだろう?
些細な事でも知っていたら教えて欲しいんだが」
正直に言おう、春日鳴海は、今正に、『油断』をしていた。
だからなのか、普段なら気付いたはずの『敵意』に近い何かを感じる事が出来なかった。
258
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 21:27:00
>>257
ズンズン前進し、その距離『2m』。
ここまでくれば馬鹿でも警戒はするだろう。
その距離に達した瞬間………
ボロ布の背後から『コールドカット』が出現し、鳴海の『脳天』を殴りつけようとする。
『コールドカット』は、刃物に触れれば『よくキレる』し、『脳天』をブン殴れば、例えば
『意識』が『よく切れる』ようにすることもできる。学校の朝礼で貧血起こして倒れる
病弱生徒のように………気絶させてこちらが身を隠せば、この場は終わりだろう。
パス精CBC
ただ、こちらもある種の『油断』はしていた。
まさか眼前の相手が『スタンド使い』などと思うことは無かった。
259
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 21:28:56
※風呂。30分ほど落ちさせてもらう
260
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 21:29:28
>>258
「何!」
その『コールドカット』の腕を『レフトフィールド』で掴みたい(パス精 CBD(手加減状態
「いきなり何をする?
いいか、『スタンド』は『多用』するべきものじゃない。
自分に被害が来てからだと、遅いぞ」
説教をたれる。
261
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 22:09:29
>>260
掴まれた。
「!!」
こいつも『スタンド使い』だった………
だが、こいつには『左手』が無い。つまり、逆の手で攻撃すれば……
掴まれていないほうの『コールドカット』の『手』に、包丁のように『よく切れる』
性質を付加。人の話も聞かずに、思い切り振り下ろして攻撃を行う!
相手が似たような『能力』を持っているのなら、手加減せずに攻撃を行うまで!
262
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 22:18:29
>>261
「それが『油断』というものだ。
もっとも、俺も油断していたわけだがな」
「左腕は、『存在』している」
『見えない左腕』で、容赦なく『コールドカット』の顔面に向けてパンチを放つ。
振り下ろす軌道の『手刀』と、突きの軌道の『パンチ』。どちらが速く決まるかは明快だな?
悪いが、『勝負』とみなすぞ、悪く思うな。
263
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 22:24:50
>>262
「!!」
グシャア!!
『コールドカット』の腕を掴まれたまま顔面を殴られ、
吹っ飛ぶに吹っ飛べずその場で崩れ落ちる。
「ゲホッ…ゴホ」
264
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 22:33:32
>>263
「攻撃を仕掛けるって事は、『何か知ってる』か、『知ってはいけない事を知ってる』か、
または、『自分を知られたくなかった』…違うか?」
掴んだ手を放し、背中を見せ、歩き出す。
そう、距離をおくためだ。
「そのまま俺が去るまで動かなければ、『勝負』は御終いだ。
……まだ戦うというのなら、俺は全力で立ち向かう」
265
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 22:37:42
>>264
動かない。
……………本当に全く動かない。ピクリとも。
266
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/02/14(月) 22:47:10
>>265
「それが懸命な判断だ。
もっとも、全力で殴っちまったから、動けないだけかもしれないが」
鳴海は、スラム街を去っていく。
267
:
『コールドカット』
:2005/02/14(月) 22:48:07
>>266
しばらくそこで『気絶』していた。
268
:
『コールドカット』
:2005/02/24(木) 22:34:35
どこぞよりパクってきた湿布を顔に当てる。
そしてフードを深く被り、巨大なボロ布を纏う。
「野郎………
次に来やがったら絶対殺す」
ブリキ缶に火を、煙が立たないよう細々と焚き、廃墟の割れた窓から
外の様子を時折うかがいつつ、体を休める。
269
:
『コールドカット』
:2005/02/24(木) 23:17:37
>>268
物陰から毛布を取り出し、被って『休む』。
270
:
『DIRAC』
:2005/03/20(日) 00:01:08
スラム街。
とある路地の奥の奥の奥にその店はある。
『DIRACK』→『開店』
271
:
『DIRAC』
:2005/03/20(日) 03:54:50
『DIRACK』→『閉店』
272
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 02:35:27
スラム街。
とある路地の奥の奥の奥にその店はある。
『DIRAC-K's SEA』→『開店』
273
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/03/27(日) 02:40:14
>>272
今日も鳴海はスラム街の調査をしている。
ふと一つの家…いや、店に目が行った。
「こんな場所に店…?客は居るのか?」
中に入る。
274
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 02:44:48
コンクリ建ての『立方体』。
『DIRAC-K's SEA』と書かれた『看板』以外には何も『飾り気』がない。
その店はそういう外見をしていた。
>>273
『鳴海』は『入店』する。
「いらっしゃイ。」
嗄れた声。
275
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/03/27(日) 02:47:57
>>274
そんな『質素』な、悪く言えば『地味』な店になぜか見入ったのかもしれない。
入った後も何か不思議な感じが拭いきれない。
「…ここはどんな店だ?」
276
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 03:03:57
>>275
店の『右隅』に置かれたカウンターの『向こう側』から。
『安楽椅子』に座っている『青年』が『鳴海』を見ている。
「ああン?
『アンタ』ァ、そンなコトも知らねーで『この店』に入ってキたッてかァ。
………イケネェなァ、そういうのはァ。」
嗄れた声。
277
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/03/27(日) 03:06:49
>>276
…『安楽椅子』?なんでそんな拷問器具なんかに…
いや、それ以前にここは一見お断りだったのか。
「外見から何の店か判断できなくては、
店に入って何の店か確かめる以外に知る方法は無いだろう?」
「で、何を扱っているんだ?」
278
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 03:23:48
>>277
『趣味』。
どうでも良いけど。
「まァ、そりゃアそーだ。 ところで。」
バサリ
無造作に『新聞』を広げながら大欠伸。
「ココは『何ンにも』扱ッちゃねー。
………俺の仕事ァ『処理』するこッたでナ。」
嗄れた声。
「この店は『ゴミ処理屋さん』なンだよ。 解ったかこの『スカタン』。」
279
:
鳴海『レフトフィールド』
:2005/03/27(日) 03:28:21
>>278
趣味か。
じゃあ俺がどうこう言う権利は無いな。
「そうか、ゴミ処理か。
ならこの店に用は無い。邪魔したな」
そして鳴海は店を出て『去って』行く。
『ゴミ』…か。
280
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 03:33:41
>>279
『見送った』。
281
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 03:44:57
「こんな荒れてる所があったのかよ、この街。知らなかったぜ」
何の運命かやってきた。
何の運命か『DIRACK』を見つけた。
「こんな場所に店だぁ? いくらなんでもヤバイ薬とかじゃあねーだろうしなあ」
店の周りを回ってみる事にした。
282
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 03:50:04
>>281
『ネズミの死体』とか。
『ネコの死体』とか。
『イモリの死体』とか
地面にこびり付いた、得体の知れない『赤黒い染み』とかを見付けた。
283
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 03:53:15
>>282
(何なんだよこのヤバそうな店はァ!)
窓があれば覗く。
ないなら、覚悟を決めて入ってみる事にする。
284
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 03:55:04
>>283
『空閑』は窓から『店内』を覗いた。
『青年』が『新聞』を読んでいるのが見える。
285
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 03:57:45
>>284
(中は普通、だよなぁ〜〜?)
入り口から入ってみる事にした。
286
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 03:59:38
>>285
「いらっしゃイ。」
嗄れた声。
『青年』は『新聞』から目を離そうとしない。
287
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 04:00:31
>>286
どんな商品があるのかキョロキョロと見回した。
288
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 04:05:32
>>287
『商品』は『ない』。
『商品棚』も『ない』。
『店内』にあるのは『カウンター』と『安楽椅子』だけだ。
「………。」
『青年』は『新聞』から目を離そうとしない。
289
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 04:11:27
>>288
軽く途方に暮れた。
「その……『商品』は、どこっすかね……?」
遠慮がちに声をかける。
290
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 04:18:33
>>289
「ああン?」
『青年』が『視線』を上げた。
そこはかとなく『目付きが悪い』。
「『商品』は扱ッてねー。
………この店は『ゴミ処理屋』なンでナ。」
そうやって、また『新聞』に目を戻す。
291
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 04:22:43
>>290
「んじゃあ、何とかして欲しいゴミを持ってきたら何とかしてくれるっつーことですか?」
『目つきの悪さ』は少し気になったが頓着しなかった。
292
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 04:31:03
>>291
「『ペットボトル』から『ぬいぐるみ』。
『粗大ゴミ』から『溜めまくったエロ本』。
『死体』から『産業廃棄物』まで『カネ次第』で何ンとかしてやル。」
大欠伸。
嗄れた声。
「………オメーみてえな『ガキ』にゃあ縁もクソもねえ店じゃねーノ?」
293
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 04:34:24
>>292
「なるほどな。シュレッダーみてーなもんか」
頷いた。
「何言ってんだよ、俺ぐらいん時が一番こっそり貯めてるもんだろぉ?
『エロ本』とかはよ〜〜〜〜〜」
荒んだ雰囲気のために、あけっぴろげになっている。
294
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 04:37:59
>>293
「そういうモンだナ。」
もう一つ大欠伸。
「まァ、別にイイけどヨォー。
………『エロ本程度』なら『一冊30円』で処理してやル。」
電灯がぱち、と音を立てた。
「解ッたら帰れ。 今日は店仕舞イ。」
295
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 04:43:13
「迷ったー!」
>>293
>>294
委員長みたいな娘が奴がふらふら歩いてきた。
エロ本とか言ってるのをばっちり聞かれた。
296
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 04:43:48
>>294
「30円か……値段はともかく、ここまで持ってくんのが大変だなあ。
どっかの古本屋みてーに出張買取とかしてくれないんすか」
電灯の声に少し驚いた。
「へいへい。何かあったらまた来る事にするぜ」
これからカウンターの向こうをちらっと見ようとしてたが、遅かったらしい。
素直に店を出ることにする。
297
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 04:47:23
>>295
「んン。」
目が光った。
ゆっくりと、窓の外に視線を遣る。
>>296
「甘ったれてンじゃねえこの『クソガキ』。」
暴言。
そうやって『見送る』。
298
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 04:47:35
>>295
店の中での男同士の会話を立ち聞きしてるんじゃねー!
多分店から出て鉢合わせた。
「…………」
上から下まで見た。当然髪を中心に。
299
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 04:54:23
>>297
多分気づいていない。
>>298
「うわびっくりした!」
鉢合わせしてびっくり。
どこかの学校の制服を校則遵守っぽく着ている。
髪はきっちりした三つ編み。
ほどいて垂らせば黒のなんとかストレートになりそうだけどとにかく三つ編み。
300
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 04:56:13
>>299
「『店先』かアァーッ!」
凄い勢いで立ち上がってそれから。
>>299
『青年』が『ドア』を開けて出てくるのと鉢合わせるかもしれない。
301
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 05:03:55
>>297
「サービスしろよ『オッサン』」
『店を出た』。
>>299
上から下まで見た。ほとんど髪の描写ですねお嬢さん!
(黒髪! 長い! バッチリだぜ!
『バッチリ』だが……『完璧』じゃあないんだよなぁ〜〜〜)
ここ数日続けて最高な感じの『髪』の持ち主と出会ってるせいで、
贅沢になってしまっている空閑を誰が責められようか!?
(それに俺、ロリコン趣味はねーしよぉ〜〜)
>>300
店を出たと思ったら店から出てきた。
「おいおいオッサン…・・・ キャラ違うんじゃねーか?」
302
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 05:05:24
>>299
追記
「ビックリって、俺こそビックリだぜ。
こんな時間にこんなとこで何してんだ? 危ないぜ?」
まっとうなことを言った。エロ本話を聞かれてるとは知らないから。
303
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 05:07:24
>>300
「わ! きゃ! わ!」
びっくりしながら300ゲットおめでとうコール。
>>301
「なに……なに? 何なの? あなた……。
私の顔に何かついてる!?」
じろじろされてびっくり怒る。
304
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 05:14:28
>>301-302
「『ビタ一文』マケやしねー。」
置いといて。
「それから俺は『オッサン』じゃねえ。
こンな声でも『23』だ。覚えていやがレ。」
>>303
ありがとうありがとう。
「…。 『ガキ』か…。
夜空を見上げたくなった。
305
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 05:19:11
>>303
「目と鼻と口と虫がついてるぜ」
突然年下に怒られて少々不本意だったので、からかうことにした。
「何なの? ってよー、そりゃ俺の台詞だぜ。
こんな時間にこんなとこで何してんだ? 危ないじゃねーか」
>>304
「だったら『お兄様』とでも呼びゃあいいんすか?」
なんて呼べばいいんだ、という空気を出す。
306
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 05:23:58
>>304
いきなりガキとか言われた。
「なに?
何よう。
私が子供だったら何か文句あるの!?」
ガキが怒っている。
>>305
「は?」
委員長の顔から一瞬表情が消える。
そして激昂。
「何よそれ何なのよ?
いきなり人の顔見て変な顔した挙句に失礼じゃない?
なに? 私の顔に何か文句でもあるわけ?
そんなにおかしい? そんなにおかしいの私の顔が!
目と鼻と口と虫って何よふざけてるの!?」
詰めよった。
前にもこんなことがあった気がした。
「こんな時間にって……夜のお散歩で道に迷っただけ。
あなただってこんな時間にこんなところで何してるのよ」
307
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 05:29:16
>>305
「ああ。 『お兄様』と呼ぶが良いやナ。」
くかかかかか。
笑った。
引き攣ったような笑みだった。
>>306
「いンや。
『ガキ』には『小指の先』ぐらいも用はネえ。」
バタン
『DIRAC's SEA』の扉が閉まる。
『DIRAC's SEA』→『閉店』
308
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 05:31:35
>>306
(あーウルセエエッ。こーゆー女がガミガミ系のオバハンになるんだよなきっと。
その点神主さんや洞木さんは綺麗な髪の上に優しかったよな〜〜〜)
比較する男。
「別に変な顔なんてしたつもりはねーぜ。
って、『虫』は無視かよ……」
一応言うだけ言っておいた。
「何って、そりゃ俺も夜の散歩だ。
もっとも、俺は迷ってなんかいないけどなぁ〜〜〜」
違いを見せたッ!
>>307
「本気ですか? その年でボケとか?
『お兄様』じゃなくって『お爺様』の方が良いんじゃないっすかね」
そうは言いつつも、引き攣ってそうでいつか倒れるんじゃないかと気になった。
309
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 05:35:59
>>307
「あああ!」
閉められた。
「だから誰がガキよ!」
ガキだった。
>>308
比較された。地球の誰かが悲しい気分になった。
「虫? 虫眼鏡って言いたいの?」
突っぱねる。
虫と無視がかかっているかもしれないことには気づかない。
「な……なによ。
じゃあさ、じゃあさ、迷ってないんだったら帰り道案内してよ」
胸を張って偉そうに頼んだ。
310
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 05:56:36
>>309
知らないな……。
「いやワケ分かんねーぞ。
なんでよぉ、普通に『顔に虫がくっついてる』ってなんねーんだ?
『フリカケ』と聞いたら『のり玉』を思い浮かべるくらい普通じゃねーか」
それは空閑も気付いていなかった。
「オメーよぉ〜〜〜〜〜。
もうちょい言い方ってのがあるんじゃねーかぁ〜〜〜?」
逆に上からのしかかる様な姿勢で返した。
311
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 06:02:10
>>310
「私の顔に虫なんてついてるわけないじゃない。
『のり玉』なんかと一緒にしないで。
それに私は『おかか』の方が好き」
おかかが好きらしかった。
「知らないわよ。
あなただってさっきからずっとそんな態度じゃない。
それにさっきだってエロ本がどうたら!
こんな時間に信じられない!」
因果関係がよくわからなかった。
312
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 06:07:26
>>311
「なんでそう言い切れるんだよ。顔に殺虫剤でも塗ってんのか?
あ〜、おかかは俺も好きだな」
同意した。
「お、お、お前聞いてたのかよ!
い、いいじゃねーか。真昼間にそういう話する方が問題だろうが」
そう言いつつも赤くなるよ!
「そんな態度ってなあ、俺は見た目の割に意外と紳士的って言われてんだぜ。
オメーの見る目がないだけじゃねーか〜〜?」
313
:
『DIRAC』
:2005/03/27(日) 06:13:34
>>311-312
「早く帰レよ『クソガキ共』。」
おもむろに。
二人に声だけ掛けて何処かへ『去った』。
314
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 06:14:10
>>312
「だって顔で虫がもぞもぞしてたら分かるでしょ。
おかかおいしいよね」
おかかに関してだけ意見が合った。
「いつだろーと!
そんな言葉を大声で喋るのが問題ー。
それに『見た目のわりに』って、そりゃそうでしょうね。
だって見た目そのものだと本当に不良じゃない。
それ何? 刺青?」
顔の涙を指差した。
「ところでさ。
このお店は何。何するところ?」
目の前の店を眺める。
315
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 06:16:26
>>314
またガキといわれた。
「だから――」
憤慨した。
316
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 06:23:39
>>313
「言われなくても帰りますよ。『俺は』」
見るるとはなしに見送った。
>>314
「ちっちぇえ羽虫だったら気付かないんじゃねーか。おかかみたいな」
そんな比喩。
「そーかいそーかい。髪は綺麗だけど頭ン中は子供だな……」
エロ本については諦めた。
正直この相手とそのことについて話すのに空閑が耐え切れなくなった。
「ん〜〜〜〜」
言うかどうするか迷ったが言う事にした。
「おう、刺青だぜ。別に大したもんじゃねーけど」
「今どっか行ったオッサンによると、
金を払えばなんでも処理してくれる店らしいぜ。
ラブレターでも0点のテストでもな」
317
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 06:30:35
>>316
「ふうん……」
物珍しそうに刺青をじろじろ眺める。
「へえ……刺青なんだ。
本物ってはじめて見た。
わあー……不良だ不良だー」
じろじろ観察。
「処理ー?」
胡散臭そうに聞き返した。
「何でも?
それって例えば家とか車とかでも?
あと厄介な事件とか」
318
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 06:36:20
>>317
「見た目がそれっぽいってのは認めるがよ、
別に不良じゃないぜ」
観察されてるのでゴシゴシと刺青をこすって見せる。
ちょっとして、
「お前だって俺のことをジロジロ見てるよな」
ニヤリと笑ってそう言った。
「家はどうかしらねーが、車はだいじょぶだろ。
粗大ゴミや産業廃棄物に死体もOKっつってたからな……最後の冗談だろうけど。
厄介な事件って、そいつは処理の意味が違うじゃねーか。
警察とか探偵とかに頼めよ」
自分で言った探偵、という言葉に、少し顔をしかめた。
319
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 06:45:04
>>318
「ふうん。
じゃあしゃがんでシンナー吸ったり卒業式に先生呼び出したりはしないんだ」
微妙に時代がかっていた。
「えー……だって珍しかったからー。
じゃああなたはどうして私の顔見てたのよ」
痛いところを突かれてちょっと怯む。
「死体……へえ。
じゃあさ、もしかしたら生きてる人間も……」
一瞬だけ、その表情がこの上なく真剣になる。
「……なんて。
そだね、そういうのは処理の範疇じゃないね。
探偵かあ……」
探偵という言葉に少し反応。
320
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 06:52:01
>>319
「シンナーやるよりゃ美味いもん食ってる方が楽しいからな。
(先公は呼び出したことがあるけど…)」
スケバン刑事で育ったんだな。
「こんな時間にこんな所にいる髪の長い女の子が珍しかったからだよ」
もう散々突付かれたから怯みやしない。
「そりゃあ……無いと思うぜえ。
そんなヤバイのだったら、いくらこんな場所でも店構えたりはしねーだろ。
まあ『死体』ってのも十分ヤバイけど、冗談だろ」
あの不気味な男が死体と踊ってるようなのを少し想像してしまった。
「探偵がどうかしたのか?
変な探偵に付きまとわれてるとかじゃねーよな」
321
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 06:57:51
>>320
「まるで一度は吸ったことあるみたいな言い草」
疑惑のマナコ。
「それさ、髪が長いのって何か関係あるの?
そりゃこんな時間に珍しいだろうけどさ」
訝しむ。
「そうだよね、まさかね。
それじゃ処理屋じゃなくて何でも屋だよね。
探偵……。
たしかにつきまとわれてる、かも……」
非常に微妙な表情になった。
困っているのか笑っているのか判別がつかない。
322
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/03/27(日) 09:59:12
>>320
ギゥウウウワシャァァアアアアアッ!!!
どこからか飛んで来た剛球が空閑の脳天を直撃した!
詳細は各自脳内補完!
空閑永也『クラックショット』→『気絶』
323
:
菟原美咲
:2005/03/27(日) 10:00:23
>>322
「……また!?」
いい加減このネタもきつかった。
空閑を背負ってうんせうんせ言いながらスラム街を脱出した。
324
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/03/27(日) 13:25:02
→『住宅街』その6 へ
325
:
空閑 永也『クラックショット』
:2005/03/27(日) 18:50:36
>>322-324
マ ジ で ! ?
→『住宅街』その6 へ
326
:
『DIRAC』
:2005/04/03(日) 02:39:40
スラム街。
とある路地の奥の奥の奥にその店はある。
『DIRAC-K's SEA』→『開店』
327
:
『DIRAC』
:2005/04/03(日) 05:24:28
『DIRAC-K's SEA』→『閉店』
328
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 02:57:19
「ゲラッパ! ゲローレ!」
廃墟で踊る白人が一人。
ミュージックは『セックス・マシーン』だ。
329
:
女
:2005/04/24(日) 03:04:51
>>328
「何やってんのアンタ。」
20代前半くらいの女性が話し掛けてきた。
330
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 03:08:39
>>329
「アマセックスマスィーン」
爪先で軽く地面を蹴ると、斜め上に1mくらいの高さまでジャンプした。
もう片方の足で着地しようとして失敗しながら答える。
「歌ってるな。それとダンスだ。祈りは捧げちゃいない。オウッ」
331
:
女
:2005/04/24(日) 03:15:41
>>330
跳んだのを見上げた。
着地に失敗したのも全部見てた。
「歌ってるとか踊ってるッつーのは解るけど。」
真っ赤に染め上げた自分の髪を、億劫そうに掻き撫ぜた。
「何だって、こんな所でこんな時間にアンタは歌って踊ってハッピーそうにしてんの。」
332
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 03:19:08
>>331
白人の、さっき爪先をついた方の足に、
『蜘蛛の巣』の様な『スタンド』が見えたかもしれないし見えなかったかもしれないが、
どちらにしろ一瞬で消えた。
「そりゃ簡単だ、俺の頭がハッピーだからだろ」
333
:
女
:2005/04/24(日) 03:22:01
>>332
何か『見えた』。
片方の眉がぴくりと動いた。
それはそれとして。
「おめでてーヒト。私はこんなに眠いのに。」
あからさまに大きい欠伸を一つ。
334
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 03:27:43
>>333
「めでたくはないぞ、喜ばしいが。
そして数秒前まで俺とあんたの『不思議度』は同値だったが、
その発言でアンタの方が上になった。
何だって、こんな所でこんな時間に眠さをこらえて歩いてるんだ」
立ち上がるココ。
335
:
女
:2005/04/24(日) 03:31:41
>>334
「同値ってアンタ。
そりゃどう見たって酷過ぎる話じゃないか、アンタ。同値って。」
不服だ。
「…ん、私? 私は今から帰るトコロ。」
肩に担いだ『バッグ』を少し揺らした。
336
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 03:36:29
>>335
「勘違いするな、ミステリーポインツは同値なんじゃなくあんたの方が上だ。
そっしてっえぇ〜」
女を指差した。
足の指で。
「今の発言で謎度数大幅アップ。アップップ。
帰り道にこんなところを通る奴がいるか」
337
:
女
:2005/04/24(日) 03:40:47
>>336
「上て。」
足で指差された。
無造作に『蹴った』。男の脛を靴先でコツンと蹴った。
「喧しいね。
私には私で色々と事情って奴があるの。」
338
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 03:47:03
>>337
「脛を蹴るなんて最悪だな。泣かしたいのか?」
蹴られた靴先を蹴り返そうとした。
割と強く。
「事情があるからなんなんだ」
339
:
女
:2005/04/24(日) 03:49:19
>>338
ゴツン。
………。
『痛くない』!
「ぐおおおおおおおお。」
でも脛を押さえて蹲った。
やっぱりいてえ。
「オオォォオォオオオォォォオォォオォ。」
痛がってた。
340
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 03:52:18
>>339
「女性に足を上げるとは、俺はなんて事をしてしまったんだ」
後悔の念に駆られて跪いて祈りを捧げた。
方角はとりあえず適当に駅のほう。
341
:
女
:2005/04/24(日) 03:56:24
>>340
『カバン』でナンキプーの後頭部を殴る。
342
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 03:59:30
>>341
『メシャアッ』
343
:
女
:2005/04/24(日) 04:03:04
>>342
「えッ。」
何その音。
344
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 04:05:18
>>343
「自分がやっておいて『えッ』じゃないと思う奴は挙手」
ノシ
345
:
女
:2005/04/24(日) 04:07:01
>>344
ノシ
じゃあナンキプーは頭蓋骨陥没でも何でもしててくださいよ。
346
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 04:13:03
>>345
「お前何をするんだ? クエスチョンレベルプラス千」
割れたガラスとか石とかが散乱している所に顔を突っ込んだ為、
顔面のあちこちが色々切れていた。
その程度で済んだ事にする。
「何を入れてるんだそのカバン。
明らかにおかしい感触だったぞ。重量とかな」
347
:
女
:2005/04/24(日) 04:17:49
>>346
「何にもしてない。」
口笛を吹いて『カバン』を担ぎ直した。
ああ良かった。
本当に頭蓋骨陥没とかされてなくて本当に良かった。
「要らないことを女性に訊くモンじゃあないって。 ね?」
すっきり。
348
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 04:22:27
>>347
「何もしてないとは、最近多いNEETか……俺と同類だな」
服の袖で顔を拭う。赤く染まった。
「『ね?』とかわいこぶっても遅いな。決定的に遅い。周回遅れだ」
口の中に入っていた石ころだかガラス片だか分からないものを吐き捨てた。
女の足元に向かって。
349
:
女
:2005/04/24(日) 04:33:29
>>348
「NEETなのアンタ。道理でハッピーな脳味噌。」
惨状を見た。
顔の前で両手を合わせて『ゴメン』のボディランゲージ。
そして唐突に振り向いて走り出した。
「もうこんな時間。
じゃーねー! いきなり殴っちゃってゴメンねー!」
吐き捨てられたものは当たらなかったらしい。
そんなこんなで『さようなら』。
350
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/04/24(日) 04:38:52
>>350
「俺の様に高貴な人間はそういうものなんだ」
見られて耳まで真っ赤になった。
真っ赤になったのを見られたのかもしれないが些細な違いだ。
「謝るのかしかも。じゃあな」
見送ることも無くその場を後にした。
351
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/07/26(火) 19:49:48
――コツコツコツ・・・・・・・・・・
打ち捨てられた街並に足音が響く。
電球が切れかけ、点滅を繰り返す街灯。中には壊れているものもあるようだ。
昔は賑わった住宅街だったのだろうか?道路の両端にはかつては立派だったであろう
家々が連なっているが、人の気配は無い。
時刻は夕暮れに夜の帳が下りようとする頃。
日が長くなったこの季節にもやがて夜が訪れる。眩しい太陽の元では憚られる行為も
闇が全てを覆い始めるこの時間以後には半ば正当化されてしまう。
――ソレが人間の本性だからさ・・・・・
『彼』は自嘲的に心の中で呟いた。
表情を窺い知ることは難しいが、よく見れば笑みを浮かべているようだ・・・。
――このくらいの時間ならば出てきてもおかしくはないんだけどね・・・・・
再び心の中で呟く。
何かを待っているのか、それとも何かを探しているのか?
――コツコツコツ
それとなく周囲に視線をやりながら『彼』はゆっくりと歩み続ける。
352
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 20:01:06
>>351
「…困りましたね、迷いましたか。
土地勘はあるほうなんですがね…。」
困った様子でうろうろしている。
しかし、顔に浮かぶ不安は薄く、その眼は
何らかの『確信』を持っているようにも見受けられる。
353
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 20:02:33
>>351
地面に座り込んでアリの行列を見ている
「ニホンの蟻は偉いな」
354
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 20:41:18
>>353
困ったという事実より
この人物が何をしているのか知りたい、と言う好奇心が勝った。
ゆっくりと近付き、声をかける。
「何をしていらっしゃるんですか?」
355
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 20:45:01
>>354
「Si. ここに蟻が」
ラテン系の風貌をした男の足元に、アリの行列が確認できる。
小さな蛾の屍体を運んでいるらしい。
熱心にアリの行列を見つめるこの男…その目はどこか遠い。
「社会の歯車になるとはこういうことだろうか」
発言がニートくさかった。
356
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 20:48:37
>>355
「社会の歯車、ですか。
それは、特に何の目的目標も持たず働いている物を
言うのではないでしょうか?
この蟻達は一つの目的を遂行する、という目的で動いていますから
社会の歯車には当てはまりかねると思いますね。」
言葉を返した。
357
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 20:53:27
>>356
「目的か。なんと崇高な。
働かずしてうまく生きる方法はないものか……と日々思考を巡らせている俺には耳が痛い。
耳が痛いからこうしてしまおう」
緩慢とした動作で近くに落ちている小石をアリの行列の真中に置く。
大人気なかった。
358
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 20:57:52
>>357
「石…石といえば拳大の石を蟻の行列の横に埋めて
手ごろな石でガンガンと叩くと、地面に埋まっている石に向かって
蟻が集まってくるんですよ、知ってました?」
日常では役に立たない知識、トリビア。
359
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 21:01:21
>>358
驚いた顔をして尾形の顔を見た。
「ニホンには蛇使いならぬ蟻使いの技が…いや知らなかった。知らなかったぞ。
素晴らしく良い事を聞いたな。使い道が素晴らしく無いが」
20へぇ。
ビビる大木ポジション。
360
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 21:04:41
>>359
「…やりすぎると、埋まった石が、蟻で真っ黒になりますのでご注意を。
幼い頃友人の横で見ましたが、あまりやるものではないですよ。」
ふっ、と昔を懐かしむような表情。
361
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 21:06:18
>>360
「ほぅ」
ガン ガン ガツン カンッ ガンッ
更にふっ、と懐かしさが過ぎるような音がたつ。
362
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 21:08:08
>>361
「って、本当にやってるんですか;
命を大切に、と言う標語知ってます?」
少し、ほんの少しだけ呆れた顔をした。
363
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 21:13:53
>>362
「命は一発の銃弾よりも軽い、とも聞いたな」
ガン ガン ガン ガン
「おぉ、集まってきた。アンミレーヴォレ(素晴らしい)!
……………飽きた」
黒くなった石を放って立ち上がった。
364
:
???
:2005/07/26(火) 21:15:38
>>361-362
美味しそうな匂いと煙が漂って来ている。
周囲を見渡せば、直ぐ側でバーベキューをしている男が見える。
「やっぱ、夏はバーベキューだよな。」
365
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 21:18:45
>>363
「熱しやすく、冷めやすい人ですねぇ…。」
額を押えて、はぁとため息をついた。
「ところで、ここはいったいどのあたりなんでしょうか?
恥ずかしながら、どうも迷ったようなので。」
366
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 21:21:37
>>364
「こんなところで、バーベキューとは珍しい。
道のことは後にしましょう。」
匂いの元のほうに歩いていく。
367
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 21:23:26
>>364
「いいや夏はピッツァ・マルゲリータだ。
むしろ冬もピッツァ・マルゲリータだ。
つまり春はピッツァ・マルゲリータだ。
従って秋もピッツァ・マルゲリータだ」
しからずんばピッツァ・マルゲリータだ。
ともかく、こんなところでバーベキューなんぞをしている場の空気にそぐわぬ男を見やる。
>>365
「ディスイズ俺の住まい周辺だ。
このあたりで言うと、まぁまぁ端あたりだな」
こんなところに住んでいるらしい。
368
:
???
:2005/07/26(火) 21:25:42
>>365-366
「美味い美味い…………腹が痛い。」
物凄い勢いで顔色が悪くなっていった。
バーベキューの材料に、雑草とか野鳥の肉とかを使った所為かも知れない。
って言うか、絶対にその所為だな。
青い顔で腹を押さえていて、二人には気付いていない。
369
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 21:29:22
>>367-368
ほぉ、このあたりに住んでいるのか。
と思った矢先に青い顔で倒れている人物を発見してしまった。
「だ、大丈夫ですか!?」
駆け寄って抱き起こし、背中をさする。
「そこの…おそらくイタリアの方!
救急車をお願いします!」
370
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 21:33:47
>>368
呆れて少しヒいた。
「なんだいこの卑小なるチャレンジャーは」
面白いから遠くから見て放っておこう…と思っていたら、先ほどまで話していた
蟻使いの男が、この罰ゲームのような行動をとって青くなっている人物に
手を貸しつつ何か言っている。
携帯電話を手に取った。プッシュナンバー119。
>>369
「半分は正解だ……が。
こんな自業自得相手に救急車まで呼ぶのか? ニホンは過保護だ」
文句をたれつつ携帯電話を手に取り、電話をかける。
371
:
???
:2005/07/26(火) 21:39:38
>>369-370
「……せ……正露丸を……。」
ポケットから正露丸らしき瓶を取り出した。
そして、水が無いので……さっきまで使っていた焼肉のタレで飲み込んだ。
「ん……おお……ありがとう、見知らぬお方。」
擦って貰った尾形さんにお礼を言った。
少し気分が良くなったらしい。
そう言えば、ここって電波が届いてるんだろうか?
372
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 21:43:55
>>370
「半分は正解?
ハーフと言う事ですか?」
疑問を呟いたが今はそれどころじではない。
>>371
「大丈夫ですか?今救急車を呼んでもらっています。
正露丸で、一度落ち着いたかもしれませんが
後から、また症状が現れるかもしれませんので。」
ゆっくりと、背中をさすり続けている。
373
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 21:45:21
>>371
「先程からずっと、何を言っても『もう一度おかけ直しください』としか返さない女が
いるんだが……声からするときっと美人だな。違いない。
しかし愛想が無い。ニホンではそれでもいいやも知らんが…イタリアではウケないな」
電波も愛も届いていなかったようだ。
>>372
「むりぽ」
最近ネットで覚えた言葉を使った。
374
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/07/26(火) 21:46:54
――コツコツコツ・・・・・・・・・・
足音が響く。
――そろそろ暗くなった・・・・・早く出てくるといいよ・・・・
誰かに語りかけるような言葉を心の中で呟きながら『彼』は進んでいく・・・・。
――コツコツコツ・・・・・コツ・・・
ふと『彼』は歩みを止めた。その視線の先にあるのは複数の影と、鈍い光。
「・・・・へッヘッヘ・・・。通行料ってのを払ってもらおうかい・・・」
「ヘッヘッヘ・・・」 「ケケケケ・・・・・」
下品な口調で影が語りかけると、周りの影からも下卑た笑いが起こった。
その手に鈍く光るは先の欠けた包丁とナイフ・・・・。
――やっとおでましか・・・・
『彼』は立ち止まったまま視線を影に向けた。
その様子に怯えたふうは見受けられない・・・・・・・・いや、心なしか肩が震えているようにも思えた。
375
:
???
:2005/07/26(火) 21:53:52
>>372-373
「世間は厳しい様で……優しいですねえ……。」
ゆっくり立ち上がる。
生まれ立ての小鹿の如く、脚が震えまくっているが。
「さっきも……見ず知らずの少年が……ここまで道案内をしてくれたし。」
しみじみしている表情だが、肉体的には大ピンチだったりする。
>>373
「そ……そんな殺生な……。」
しょうがないので、フラフラになりつつも少し大き目の箱を取り出した。
白いし,赤い十字マークが付いているので、多分救急箱っぽい。
376
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 22:02:41
>>373-375
「あー、もう。何と言うことでしょうか。
仕方ありません。少々失礼しますね。」
ふらふらになっている人物の手を掌で隠し
ヴェルムトに背を向け、『シンフォニーX』を発動。
そして『con spirito』と『con allegrezza』の『記号』を付ける。
無論、見えにくい位置に。2つの意味は『元気に』と『快活に』。
377
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 22:05:03
>>375
生まれたての小鹿の如き男を見て、生命の神秘に笑いを噛み殺している。
「食あたりで死ぬのは不幸ではあるが、それはシニョールの考えが至らないせいだ。
諦めるか生まれ変わるか神の国を願うといい。
それはそうと用意がいいな。どこに持っていたそんなもの」
>>376
遠くから携帯電話を片手に何か言っている。
しかし益のあること、意味のあることは何も言っていない。
378
:
???
:2005/07/26(火) 22:16:58
>>376-377
「フォーッ!!」
能力のおかげか、急に元気になった。
「良く分からんが……急に元気が出て来ました!!」
そこら中を元気に飛び跳ねていたりする。
周囲にばらばらとポケットの中身を飛び散らせながら。
「そうだ……これはお礼です!! 取っておいて下さい!!」
無意味に大きな声で、尾形さんに『小箱』を渡した。
379
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 22:23:41
>>377-378
「あくまで、『仮』の処置ですから。
すぐに病院へ向かった方がいいですよ。
私も付き添いますから。」
射程外に出たら、すぐに効果が失われてしまう。
倒れてしまっては、心配だ。
「そうですか、では頂いて置きます。」
断るほうが失礼かと思ったので、素直に受け取っておく。
380
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 22:27:53
>>378
「これがニホンのHENTAI……初めて見るな。
おまわりさーん」
… … … … …
「だから何故この美人は『おかけ直しください』しか言わないんだ」
>>379
少し遠くでまだ携帯電話と格闘している。
だが近寄ってきた。
「アテにならないテレフォンオペレーターは使うべきではないな……。
ところでなんだいそれは」
381
:
???
:2005/07/26(火) 22:39:51
>>379
「そうなんですか!!
じゃあ、急いで病院にいきましょう!!
さあ!! さあ!! さあ!! さあ!! さあ!!」
テンションが高い。
それも無意味に。
>>380
「ん? ああ、私の能力です!!」
尾形さんを急かしながら、答えた。
男の背後に、ガチャガチャに手足が生えたようなスタンドが見える。
「半径数Km以内の埋蔵物を1つだけ探し出す能力ですよ!! フォー!!」
影響を受けやすい体質だったのか、どんどん能力を喋っている。
382
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 22:44:55
>>380
「小箱…ですね。どこからどう見ても。」
目線の高さにあげて、眺めてみる。
>>381
「のっ!?…何の事かさっぱりですが
元気なようで何よりですね…。」
いきなり何を言い出すのかと、内心かなり驚いている。
383
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 22:47:34
>>381
アレとかソレとかは見なかったことにした。
だが質問はする。
「で、なんだいこの箱は。
いちいち探し出した物なんだろう。珍しいものかい?」
>>382
「開けてみようか。
中身は指輪に…そうだな、5円賭けよう」
せこい。
384
:
???
:2005/07/26(火) 22:54:57
>>382
「信じられないでしょうけど、
この世にはスタンドと言う超能力を使える人々が存在してるんですよ!!」
M○Rチックに叫んだ。
>>383
「中身は地図です!! この地図の印の所に、お宝が埋まっているんですよ!!」
どんな説明でも、こいつのテンションを下げる事は出来無いぜ!!
「この私……『屋敷 志麻』を信じて下さい!!」
ズズイッと迫った。
ここで一句。
『暑苦しい ああ暑苦しい 暑苦しい』
385
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 23:02:42
>>383-384
「あ、あの、えーと。
よく解りませんが、『面白そうな』ことは確かですね。
この小箱に入った地図を頼りに『トレジャーハント』という事ですか。
ふむ。これは、面白い。理解できない事が多いですが、面白い。」
やれやれ、この街に着てからと言うもの
嘘をつく事が増えましたね、悲しむべき事です。
386
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 23:05:23
>>384
「食あたりが脳にまわったか。可哀想に。神の国への道は断たれた。
ところでそこの、お先真っ暗のシニョール・シマとやら。お宝というと何だ?
カネか麻薬かそれとも何だ」
お供えとして5円玉をあげるよ。
そしてこの半イタリアンは返句できるほど日本語を知らなかった。
>>385
「ニホンには徳川埋蔵金やら様々な伝説があるな」
暗にガセくせぇ…と言っている。
387
:
屋敷 志麻『マーケット・リサーチ』
:2005/07/26(火) 23:15:20
>>386
「分かりません!!」
偉そうに叫んだ。
五円玉はありがたく受け取って、ポケットにしまった。
「でも、お宝には間違い無いですよ!!」
胡散臭さをますなあ、こう言う台詞。
>>385
「さあ!! 病院に行ったら、直ぐ探しましょう!!
レッツゴーです!! アイル・ビー・バックです!!」
テンションが高め安定となった。
英語がおかしいのは、気の所為だよ……きっと……多分……もしかして。
388
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 23:21:44
>>386
「大抵見つからないんですけどね。
暇を潰すにはちょうどいいとは思いませんか?
不発弾などが見つかるかもしれませんし。」
宝物が見つかるとは思っていないようだ。
>>387
「では、それは置いておいて、まず病院に向かいましょう。
あなたは病院までの道わかりますか?」
尋ねる。
389
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 23:24:40
>>387
「ならば何故『お宝』と言えるんだい? えぇ?」
笑顔でガシッと屋敷の頭を掴む。
「思いつきでモノを言うもんじゃあないぜ」
>>388
「現実的だねぇ。
その『お宝』が本物であるなら、一生どこかで美人を囲って遊んで生きようと
そんな人生設計を立てていた俺とは大違いだ」
390
:
屋敷 志麻『マーケット・リサーチ』
:2005/07/26(火) 23:33:34
>>389
「だって、このバーベキューセットだってこれで見つけたんですよ!!
これが無かったら、私は生で肉やら何やらを食べる事になってたんですよ!!」
要するに、少しでも使える物=お宝だと思っているらしい。
食料現地調達の貧乏マンだしね。
「この全国無銭旅行で、何度助けられた事か!!」
>>388
と言う様に力説した後、
「分かってます!! そこの角を右に曲がってから100m位行くと病院です!!」
尾形さんを有り余る元気で引っ張って行こうとする。
391
:
尾形霧彦『シンフォニーX』
:2005/07/26(火) 23:37:14
>>389-390
「無銭旅行とは・・・若さですねぇ・・・。」
グイっと引っ張られた。
「おおっと、ではそこのイタリアの方
また、縁がありましたらお会いしましょう。」
引っ張られていった。
392
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/07/26(火) 23:45:15
>>390-391
「スタイズィット(えぇい黙らっしゃい)!」
「縁は切らない限り、大概繋がってるもんさ」
それぞれ上は屋敷、下は尾形宛てだった。
掴めたのか掴めないのかもアヤフヤなうちに、蟻使いと自業自得男は
病院とやらに行ってしまった。
「……あそこがヤブなことは言っておくべきだったかな…まぁ構わないか」
放っておくことにした。
そして自分の住処に帰っていった。
393
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/07/31(日) 22:37:08
あらすじ(
>>351
>>374
)
夕暮れから夜に変わろうとする頃、一人スラム街を歩く男。何か目的があるのだろうがその目的は未だ不明。
何かを探しているかのように辺りを見回しながら、歩みを進めて行く・・・・・。
突如『彼』の前に立ちふさがる複数の影。
「・・・・へッヘッヘ・・・。通行料ってのを払ってもらおうかい・・・」
「ヘッヘッヘ・・・」 「ケケケケ・・・・・」
影達は下卑た笑いと手にした刃物で『彼』に迫る・・・・。
進路を塞がれた男に怯えた様子は見受けられないが、その肩が震えているようにも見えた・・・・。
394
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/07/31(日) 22:38:36
「おいおい、どうした? 震えてるんじゃねのか・・・・・・へッヘッヘ・・・・・」
「さっさと金目のモンを置いていっちまいなよ・・・・」 「ケケケケケ・・・・・・・」
影達は怯えているような『彼』の様子に嘲笑を浴びせる・・・・・。
――どうしてこうもお決まりのセリフ
影達の嘲笑を受ける『彼』は心の中で呟くが、特別動きはしない・・・・・・・・いや、やはり肩が震えている・・・・!?
なんだろうね・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・ククッ・・・・・」
『彼』からわずかに笑いが漏れた・・・・・。
肩の揺れは気のせいではなかったらしい。・・・・そして『ソレ』は怯えでも無かった。
影達をあざ笑うかのように・・・・そして事が思い通りの運んだことを喜んでいるかのように・・・・。
「・・・・!? テメエッ!?」
「気でも狂ったかァッ!?」 「・・・・・ヤルか・・・」 ――ギラッ!
逆に嘲笑を受けた影達は、手にした刃物を構える・・・・・。
395
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/07/31(日) 23:56:19
「・・・・馬鹿は死ななきゃ直らない・・・か・・・・」
『彼』は呟く・・・・・・今度は声に出して・・・。
月が照らし出す路上に交錯するはいかなる想いか・・・・・。
「何だとォッ!?」
「オイッ! ヤッちまおうぜッ!」 「・・・・殺す・・・・・」 ――ザッ!
『彼』の言葉は影達の目に殺意の光を呼び起こさせた。影達は鈍く光る刃物を手に『彼』に飛び掛るッ!
――分かりやすいな・・・・・
自分に向けて飛び掛る影達を目にしても『彼』は動じない・・・・。
それどころかその表情にはニヒルな笑いを浮かべていた。
『ドゴォッ!』 『ドゴォッ!』 『ドッゴォォオオンッ!』
「ウゴッ!」 「ウグゥッ!」 「ウゲェェエッ!」 ――ドンッ!
見えない何かに弾かれたようにして吹き飛ぶ影達・・・・・。 ――カラン・・・・・・
影達は崩れかけた壁に次々と打ち付けられ、刃物はその手から転がる。
「・・・・ウウゥゥ・・・・」
「・・・勘弁してくれェ・・・・」 「俺達が悪かったよ・・・・・な?」
状況の圧倒的不利を悟った影達は口々に命乞いを始めた。
先程までの勢いは何だったのか・・・・? 闇に紛れてしか行動出来ない輩は所詮こんなものなのだろうか?
――コツ・・・コツ・・・・
壁際で謝罪を続ける影達に向かって『彼』は歩みを進めた。
「・・・おい!?」 「止めてくれよ・・・・・」
「もう何もしないから・・・・・」
――コツコツ・・・・・・・・コツ・・
命乞いを続ける影達の手前数十センチで『彼』はその歩みを止めた・・・・。
「・・・・・お前らには実験台になってもうらうよ・・・・・・コイツのね・・・・・」
そう言った『彼』はスラックスのポケットから何かを取り出した。
396
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/08/01(月) 00:10:05
>>395
――……カッ、カッ、カッ、カッ
……再び足音が響く。
『彼』が再び歩き始めたのか?
いや、まだ『彼』の歩みは止まっている。
――カッ、カッ、カッ、カッ、カッ、カッ
よくよく聞けば、先程までの足音とは違う。
音が高く、少しペースも早い。
――カッ、カッ、カッ、カッ、カッ……カツンッ
『彼』の後方……そこで、新たな足音は止まった。
397
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/08/01(月) 00:19:58
>>396
「・・・・ン?」
突如聞こえた他人の気配に『彼』は振り向く。
――こいつらの仲間・・・・・とは考えにくいがね・・・・・
「・・・次はなんだよォ・・・・」
壁際の影が情けない声を上げた・・・・・。
398
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2005/08/01(月) 00:26:50
>>397
そこにいたのは――――
「前園さんの言うとおりぃーい」
ビシイッ
やたらと勢いよくと指差してくる革コートの白人青年だった。
「いじめ、かっこ悪い」
399
:
プロローグ1
:2005/08/01(月) 00:36:03
>>398
「・・・別にいじめているわけじゃないさ・・・・・・」
返答する『彼』。黒のスーツに身を包み、苦笑を浮かべている・・・・。
街灯が完全ではないため外見を完全に確認することは出来ないが、どうやら比較的若いようだ。 ――ヒュゥゥ・・・・・・・
そこへ吹きつける一陣の風・・・・。
その風は君のコートの裾を揺らすとともに、『彼』の袖も揺らした。
・・・・・・君は気付く・・・。
殆ど揺れない左腕に比べ、不自然なほど揺れるスーツの右腕に。
・・・まるで中身など無いかのように風に舞っている。
「・・・・何か用かな・・・・・?」
シニカルな笑みを浮かべた『彼』は君に問い掛けた・・・・・・。
400
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/08/01(月) 00:41:47
>>399
「いや、特に用とかは無いんだが。
衛星放送で見た前園さんが俺の心に語りかけてきたんだ、
『可哀相だから止めろぉ……』
『何かの縁だから助けてやれぇ……』
『見て見ぬ振りしたらアルシンドになっちゃうよぉ……』と。
前二つはどうでもいいが最後の一つが怖かったので止めることにした」
気楽な様子で、コートと一緒に風に揺れている。
「いじめじゃないとすると何してんだ?」
401
:
プロローグ1
:2005/08/01(月) 00:55:12
>>400
「・・・・・意味が良く分からないな」
君の言葉に戸惑う様子を見せる『彼』。
浮かんでいた笑みが一瞬消える・・・・・・・。
「・・・・・だが、余計なことに首を突っ込まないほうが身のためだと思うがね・・・・」
そして影達を無視するかのに君に向き直る・・・・・・・。
「こいつらはナイフで僕を脅した。
だから締め上げた。
これはいじめかな?むしろ正当防衛の範囲だと思うよ・・・・・」
静かに状況を説明する『彼』。
その表情にはシニカルな笑みが戻ったが、口調には何かしらの意思が感じられる。
・・・・いや、意思というには大袈裟かもしれないが。
風が吹きぬけ、静寂が路地を包む・・・・・・・・。
簡単な位置関係は以下
ココ―――――『彼』―影達 壁
402
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/08/01(月) 01:00:25
>>401
「正論だな」
ポケットから左手で携帯を取り出しながら、あっさり頷いた。
「ところがばってん、その安っぽい『脅し文句』が余計だったな。
その言葉で、他人を説得するには超不利になったぞ。つまり―――」
一息。
「――――お前、超怪しい
……また右手ないし」
403
:
プロローグ1
:2005/08/01(月) 01:10:18
>>402
「・・・・クックック・・・・・・そうかもしれないな・・・」
君の言葉に含み笑いを漏らす『彼』。 ――ノソリ・・・・・
その傍らで『何か』が動いた・・・。
「・・・・ああ、これかい? ちょっとした『事故』でね・・・・・」
右手への指摘にシニカルな笑みを崩さずに返答する『彼』。
「・・・・・・で、怪しい僕を君はどうしようというのかな・・・・?」
『・・・ドドドドドド・・・・・』
404
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/08/01(月) 01:15:06
>>403
「話聞けよ」
左手の携帯をいじりながら、『何か』をよく見る。
「説明を聞いて場合によっては止めろと前園さんが言ってるんだって」
路地裏の大きさは?
幅と、出口までの距離。
それに両脇の建物がどんな物か(何製か、高さは、入り口は)も大雑把で良いから知りたい。
405
:
プロローグ1
:2005/08/01(月) 01:35:03
>>404
「説明はさっきの通りだよ・・・・・・コイツらが加害者で僕は被害者。それ以上でもそれ以下でもない」
『彼』は口調を変えずに答える・・・・・・静かだが意思のある口調で。
暗がりに潜む『何か』に目を凝らすが、はっきりと確認することは出来ない・・・・・。
何かの『塊』のようにも見えるし、人間のように見えないこともない・・・・。
人は未知なる物に恐怖するという。その心理が『何か』を様々な形にみせているのだろうか?それとも・・・・・。
「・・・この説明では納得してもらえないのかな・・・・・?」
周囲の状況
現在地は崩れた一軒家が連なる住宅街の路地(いわゆる普通の道)。
道幅は自動車二台が普通にすれ違うことが出来るくらいの幅。
特別『出口』といったものは無いが、数十メートル進むと十字路があることを思い出した。
(君はその方向から歩いてきたからだ)
建物は二階建ての一軒家が連なっているが、どれも窓が割れたり門扉が壊れていたりと
通常の状態とはほど遠い。おそらく誰もすんでいないのだろう・・・・・一般人は。
(材質、高さなどは一般的な家屋を想像してくれれば問題ない)
406
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/08/01(月) 01:44:53
>>405
「それはもう分かった。
『被害者』が『加害者』をぶちのめして、
今から何をしようとしてるのか、というのを聞きたいんだよ」
そろとも、とついた時は必ずその後の方が正しいという法則に従い、
実際に何か色々動いてるんだなと考えた。
「納得させる気ないだろお前」
爪先立ちの奇妙な歩き方で、道の脇の方へ動く。
407
:
プロローグ1
:2005/08/01(月) 01:55:58
>>406
「・・・・強いて言うなら『お説教』・・・かな?まあ『躾』とも言うね・・・・・。
罪には罰が必要だろ?・・・・・・フフフ」
薄く笑いながら『彼』は返答する。 ――ノソリ
再び暗がりの『何か』が動いたようだが、はっきりと確認することは出来なかった。
「・・・・そうだねェ。もう説明はしたし、後は君次第じゃないのかな・・・・・?」
奇妙な動きで移動する君を見つめたまま『彼』はそう続けた。
408
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2005/08/01(月) 02:03:10
>>407
「俺はジャパニーゼが苦手だ、もっとはっきり分かりやすく長々と説明してくれ」
道の端から1.5mほどの場所で足を止めて『彼』を見る。
特に、その一本だけの腕を見る。
「その手に持ってるっぽいものについてもな」
409
:
プロローグ1
:2005/08/01(月) 02:24:33
>>408
「・・・・これ以上説明する気はないよ・・・・申し訳ないけど・・・・。
日本語が苦手なら説明も無駄だろうしね・・・・」
『彼』は君の要求をはねつけた。
「・・・で、君はどうしたいの?」
足を止めた君を見据えたまま『彼』は尋ねる。(すこしうんざりしたような口調だ)
その左手に注目するが、何か(例えば棒のような)目立つものを持っているわけではないらしい。
だとすれば、握り込むことで隠れてしまうくらい小さなものか、それとも実は何も持っていないのか・・・・・。
『彼』の立っている位置の街頭がほとんど役に立っていないため、このままでは確認のしようもなさそうだ。
「・・・・・もう一度聞くよ・・・・・・・・・・・『君はどうしたい』・・・・・?」
『彼』は再度質問をした・・・・・・すこしハッキリと・・・・・少し苛立ったような口調で・・・・・。
『・・・ドドドドドド・・・・』
→to be continued
410
:
プロローグ1
:2005/08/01(月) 21:45:56
>>393-409
の続きは、ミッションスレッドに移動します。
引き続きスラム街をご利用ください。
411
:
プロローグ1
:2005/08/09(火) 09:38:03
>>393-439
mission プロローグ1『スラム街にて』 restart......
→『調査会は忙しい』
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/8604/1073467751/642
引き続きスラム街をご利用ください。
412
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/12/06(火) 21:59:58
両手をコートのポケットに突っ込み、あてどなく歩いている全身ショッキングピンク。
413
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2005/12/06(火) 22:16:02
「よしシエスタの時間だな!」
本当は時間なんぞ決めていなかったが、なんだか睡魔がやってきたので
そんなことを言って塒に帰った。
414
:
『DIRAC』
:2006/03/27(月) 00:35:26
スラム街。
とある路地の奥の奥の奥にその店はあった。
『DIRAC-K's SEA』→『開店』
415
:
『DIRAC』
:2006/03/27(月) 00:56:07
『DIRAC-K's SEA』→『閉店』
416
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2006/04/21(金) 00:52:02
「シャバダバッ! ウーシャバダバ!」
スラム街に白いくねくねがいる。
417
:
ココ=ナンキプー『プーバー』
:2006/04/21(金) 02:52:49
「デューワー」
去。
418
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 00:21:34
「白い壁にソファにスパァクスパァァク ウフフフフー。
あら。あぁらあらぁら。どこかしらここ。なにかしらこの町並み。
あんまり見たことないわ来たことないわ」
場違いな小娘が歩いてきた。
「迷子センターはここかしらウフフフー フフー」
放置されて久しいゴミ箱を覗き込む。
419
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 01:15:30
>>418
「ここは満員だ……入ることは出来ねーぜ……」
なんかいた。
420
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 01:21:29
>>419
「頑張ったら入れるわきっとそうよそうよ間違いないわ。
昔の人は言ったわ、努力・友情・勝利! これさえあればなんでもできる。
いくぞー 1、 2、 3……」
一緒にムリヤリ入る。
421
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 01:23:52
>>420
「頑張っても不可能な事はあるんだよっていうか無理! 無理だから!!」
ギュウギュウ押し詰められた。
「きっ、きついっ!! 死ぬっ! 潰れるっ!!
ていうか本当にスペース無いっつーの!!
どう頑張ってもどうしようもねー領域だっつーの!!」
422
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 01:28:28
>>421
「ダー、は? ダー」
見知らぬ男を押し寿司にしながら、アホの犬のように小首を傾げる。
「ダーはおろしやの言葉でイエスなのだそうよらしいわよ。
ところで貴方は迷子センターのどなた様かしら。謎だわ変だわ怪しいわ・・・・・。
しかもこんなに縮まってしまっているなんて・・・・・なんて面妖な!」
423
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 01:35:28
>>422
「そんな事一言もいってねーーーーーー!!
ていうかダーだとかニェットだとか、そんなどっかで踏まれてそうな
単語のことはどうでもいいんだよ!?」
必死で自分のスペースを拡大しようと出口に向かってプッシュプッシュ。
「迷子センター?
宇宙の果てを知らねーようにそんなもん知らねーっつーの!
それよりいいからどきやがれ!!」
424
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 01:40:11
>>423
「あっあっあっ。突っ張りつっぱ・・・・」
プッシュプッシュ。迷子センター(箱状)から転がり押し出される。
スラムの路上を転がり転がり。
「も、もてあそばれたわ・・・・・・この国賊!」
425
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 01:43:25
>>424
「ふぅ。やっとゆったり出来たぜ……
って人聞きの悪いこというなーーーーーーーーーーーー!?」
ゴミ箱から首だけを出した状態で飛び跳ねて抗議するぜ。
「むしろ俺の方が無理矢理にひどいことされたわッ!!
しかも国賊かよ! お前=国かよ!!」
426
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 01:47:31
>>425
「エリクサーちょうだいとか言うのかしら おっしゃるのかしら のたまうのかしら。
もしくは小さなメダルとか・・・・・・・悪魔のツボだわツボックだわ」
飛び跳ねるゴミ箱に何か思い至ったらしい。路上に転がった姿勢のまま観察する。
しかし思い至ったそれと目の前の男は大分違う。
「狆は国家なり」
字も違った。
427
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 01:55:52
>>426
「なんにもやらねーからな。言っとくけど。
もらえるんだったらありがたくいただくが……ああいややっぱポーションはいらねー」
とりあえず疲れるので飛び跳ねるのは止めた。
「発音は間違いなく同じなんだが……同じなんだが……なーんか違わねーか?」
耳で聞くだけじゃわからねーっつの!
428
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 02:01:44
>>427
「私は何も請わないわ貰わないわ強請らないわ。
それに貴方、あんまり、全然、悉く、何も持ってなさそうなんですもの」
心外そうな声と表情だ。
ロングスカートの埃を払って立ち上がる。
「つまり私とわんこと国家とでトリニティ(三位一体)」
悟りを開いた。
心で読めばわか ・・・・ らないな。
429
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 02:06:18
>>428
「ほっとけ!?
つかなんで初対面の奴にそこまで言われにゃならんのだっ!?」
ひときわ高くジャンプして怒りを露わにするぜ!
「ええいわけわからん理論を展開しよってからに……!
特に犬がどうして入ってくるのか全然わからんわい!」
そのまま冥界なりなんなりへと行ってしまえ!
心で……んな超絶能力あったら苦労しねー
430
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 02:10:56
>>429
「だってそこ!! 私が入ろうと思ってたのに!!!」
ズッギャァァア―――z__ンッ!
指差す。
ニア『ゴミ箱』
「ずるいんだわひどいんだわ。ウキウキワクワクドキドキムラムラしながらせっかく開けたのに。
ネコかわんこかネズミが入っているなら私もわかるわ。理解するわ。納得するわ。
でもそこに貴方みたいな御仁がいるなんて・・・・・」
よよよ。理論を越えたところで泣き真似をする午後。
431
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 02:14:52
>>430
泣き真似かよ! 泣き真似なのかよ!!
「でも先客がいたら諦めるしかねーだろーが。
つかムラムラはどう考えても間違ってるだろ擬音として。
その上お前最初ここに入るつもりじゃ無かった気がしたが気のせいか」
今なんかビビビッと電波が来て、
>>418
の状況を知った気がしたぜ。
432
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 02:25:48
>>431
君は妙齢の女性をこんなところで泣かせたいのか! この鬼畜! 甲斐性なし! 主人公!
「諦めど 諦めきれぬ この巣箱」
字数の関係で勝手に『巣箱』ということにした。
「ぐっ!? き、気のせいだわ間違いだわ太陽風の気紛れだわ。
そんな気はそこらの小山の向こうにダストシュートするといいんだわ」
悟りを開き太陽風の微笑みに触れるとは……………やるな……!
433
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 02:32:46
>>432
勝手に泣いたんだろーが!?
ていうか妙齢の女とか自分で言うならあんな狭いところにケツを押し込むなケツをっ!!
そして最後の一つは謹んで別のキャラに譲り渡した。具体的には姫谷羅印に。
「いや待てさっき壺だとか言ってなかったか貴様。まあいいけど」
名称の移り変わりが激しい容器だな!
「ダストシュートは出来ん!
何故ならばッ!
こここそがはき溜めの中のゴミ箱ッ!
いうなればダストボックス・オブダストボックスズだからだァーーーーーーーー!」
ふふふ、この俺にかかればその程度造作もない事よ……!
434
:
『エア・ブロワー』
:2006/04/28(金) 02:34:13
>>432-433
『テトリス』をやってる男が歩いてきた。
使ってる機種は『携帯』だった。
男は二人に気づいて無い。
どうする?
→コマンド?
435
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 02:39:22
>>433
ケツとか言うな! 臀部とかにしてくれよせめて!
そちらの住んでらっしゃるアパートの隣の部屋から拒否の旨が届いたよ。
「壷でなくてもいいのだわよかったのだわ十全なのですわ。
『中に変なのがいる』ってニュアンスとイメージが伝われば。井戸魔人でも良かっ・・・・」
言ってる途中でダストボックス・オブ〜に言葉がさえぎられた。
「あぁっ。
今『ダストシュート』をこっそり『ボッシュート』に訂正しようと思っていたところだったというのに!
なんてひどい野・・・・・・」
電波野郎が。
436
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 02:42:11
>>434
どうする、どうする私ッ!?
→男気
土下座
誘惑
ボッシュート
ライフカード風に悩もうとしたが、そもそも気持ちが目の前のゴミ箱男に向いているのだった。
女はそちらには気がついていないようだが、それでもクソ煩い言い合い(?)が聞こえる。
437
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 02:45:58
>>434
男気
土下座
誘惑
→ボッシュート
ピ
選択肢はよく分からなかったがとりあえず気づかなかったらしい。
だってエキサイトしてるしー。ただでさえ視界狭いしー。
>>435
ケツだろうが臀部だろうがお尻だろうがおヒップだろうが変わんねーだろーが!!
あとそれと拒否権は始めから無い。
「知るかそんなん!!
ダストシュートでもボッシュートでもあんま変わらねーし!!
ところで井戸魔人は勘弁してくれ頼むから。あれは格好悪すぎる」
真性電波に電波呼ばわりされたくないな!
438
:
『エア・ブロワー』
:2006/04/28(金) 02:50:34
>>436
『天井』は『男気』を使った!
『男』はちらりと『天井』を見た。
だが、目線を戻してしまった!
どうする?
→コマンド
戦う
逃げる
道具
会話
説得
スタンド
>>437
『早坂』はボッシュートを使った!
『ててん♪ててん♪ぶしゅーーーーーーーん……』
『早坂』は何も没収出来なかった!
男は見向きもしなかった!
どうする?
→コマンド
戦う
逃げる
道具
会話
説得
スタンド
439
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 02:59:36
>>437
ケツ…なんか汚そう。色気もクソもねぇ
臀部…漢字で書けと言われたら悩む。あとよくお弁当にかかってる
お尻…柔らかそうでえっちぃ
おヒップ…これだけ字数が合わなくてなんかキモチワルイ
ほら!こんなに差があるじゃあないか!
拒否権は…………ないようなら、他の最近ゾンビっぽくなった方に謹んでお渡ししようと思ふ。
「最初の井戸魔人はほぼ確実に死ねる・・・・」
独り深く深く頷いた。
太陽風の微笑みに気付いてしまった君は最早選ばれし者なのだ。
>>438
コマンド
戦う ピヨッ
→逃げる
道具
会話
説得
スタンド
逃げるって何に? 太陽風の微笑みに……!
このテトリスやってる男ことテトリストとの出会いからのエクソダス。
「・・・・・おろしやの遊びとお見受けする・・・・・!」
音でも聞き取ったのか、そちらを見やる。
440
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 03:08:51
>>438
戦う
→逃げる
道具
会話
説得
スタンド
俺の中のノベルゲーデッドエンドフラグコンプリートを目指すソウルが叫んだ。
これしかないと。
せっかくなので おれは この あかいとびら を えらぶぜ!
>>439
違いなのかそれはっ!? つか二番目の最後のは田麩だ!!
それと主人公の地位はこっちに来なけりゃたらい回しにするのは好きにしてくれ。
「人は自らの貪欲さで死ぬのさ……」
選ばれてねー!
誰がなんと言おうとそんな電波に選ばれたりしねーっ!!
「とにかくっ!
俺は大家からほとぼりが冷めるまで逃げ回んなきゃなんねーんだ!!
ここを明け渡す気なんてねーからな絶対!!」
441
:
『エア・ブロワー』
:2006/04/28(金) 03:13:09
>>439
『天井』は太陽風の微笑みから逃げ出した!
しかし、太陽からは逃げられない!
『男』は会話を始めた!
「テトリスの可能性は無限だ。
女、やるか?」
『男』は二つ目の『携帯』を取り出して、『テトリス』での勝負を挑んだ!
どうする?
→コマンド
挑戦を受ける
逃げる
道具
会話
説得
スタンド
ボケる
>>440
『早坂』は大家への支払いから逃げ出した!!
しかし、支払いの義務からは逃れられない!
『男』のテトリスをやりながらの攻撃!
「現実から逃げるな。」
この攻撃判定は、『早坂』に託された!
コマンドは、次のレスからになった!
442
:
天井夢実『ノノソンノ』
:2006/04/28(金) 03:20:45
>>440
ピンクのあの色に惑わされてはいけない! 単品の味で言えばわりと微妙だ。
「あのシナリオ、あの流れで井戸に入らない人間がいるかしらいるかしらッ!?」
ドラクエ5のラーの鏡を取る塔で確実に透明廊下の階下へ落ちる人間だった。
「あら。逃亡者なの脱北者なの脛にキズもつ人間ですの。
それは知らなかったわ知らなかったわ。わかったわ。
この天井夢実18歳、貴方からソレを奪いはしないことをお誓いするわ。
・・・・・・・・・・見つかったらどんな制裁を受けるのかしらかしら。ウフフフフー」
>>441
「ダー。
・・・・・・いいえいえいえやらないわやらないわ」
一瞬『受ける』とみせかけといて『外した』。
そして太陽の照る方角に遠い目をやる。
その表情は殉教者のそれに近い・・・・・・・・・。
「私はこれから太陽の微笑みに導かれて『オオヤ』なる者を探す長い長い旅に出るのだわ。
ウフフフフーッ。ではそれでは早速旅立ってくるわ行ってくるわもう帰ってこないわウフフフ」
クルリクルリと自転運動をしながらスラムを旅立っていった。
→次章 『勇者と時計と破れたパンスト』
443
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 03:29:22
>>441
「知るかボケー。そもそも大家が俺に金払えっつー方が間違ってるんだっつーの」
ハッ! そんなアホなことがありえてたまるかっつーの!!
大体最近は姿そのものを見ねーしな!!
……家賃を払う奴がいないせいで収入が乏しくなって、
果餓死したんじゃないかと密かに心配しているのは内緒だ。
>>442
割と好きなのにでんぶ!(含ヒップ。但し女のみ)
「それでもあえてそこにデストラップを仕掛ける製作陣に男気を感じとけっ!!」
あとマップを埋めるためならトラップなんて全部踏みつぶしてなんぼだ!!
そんな俺はオートマッパーは全部埋めたいお年頃。
「うむ。物わかりが良くて大変宜しい……って探しに行く気かよオイ」
まあ簡単には見つからないだろうからいいか。
444
:
『エア・ブロワー』
:2006/04/28(金) 03:33:44
>>442
『天井』は断わった!
「そうか。では、またの機会に。」
男は強制はしなかった!
そして、『天井』は伝説となった……。
か、どうかはさだかではない。
『ゴミ男とテトリス男』
→THE END
>>443
ミスッ!ダメージを与えられない!
早坂の『反撃』ッ!
「そんな間違いは無いッ」
ミスッ!そんな理屈は通じないッ!
『男』はテトリスを止めての攻撃!
痛恨の一撃ッ!
「死んでたら、お前の責任だな。」
445
:
早坂 達也『ザ・ゴッド・シング』
:2006/04/28(金) 03:39:11
>>444
「ふん! だがな……!!」
不敵に笑った。
「 無 茶 が 通 れ ば ッ !!」
ゴミ箱から手を出してサムズアップ!
「 道 理 は 引 っ 込 む !!!!」
その親指を下に勢いよく下ろす!
要するに「地獄に落ちろ」ポーズだ!
その姿はこれまで幾たびもの逆境を乗り越えてきた漢の凄みを感じさせるッ!!
「俺は……勝つ!!」
そう言い残して立ち去っていった。
もちろんゴミ箱で飛び跳ねながら。
446
:
『エア・ブロワー』
:2006/04/28(金) 03:45:50
>>445
ミスッ!ダメージを与えられないッ!
「!?」
早坂の攻撃ッ!
「……………もはや、何も言うまい。」
『早坂』は『男』は呆れさせたッ!
『早坂』はそれを言い残して逃げ出した!
「………」
男は、再びテトリスを始めて、ふらりと歩き続けた。
THE END……?
447
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/18(木) 23:58:58
サングラスを掛け、肌を見せない格好をした少年が廃墟をフラフラとさまよっている。
その姿は不思議とこの場所に馴染んでいた。
448
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 00:36:00
>>447
目の前を何時ぞや出会った金髪女性が白衣を靡かせて歩いていた。
相変わらずの服装を着ている燐は空閑さんとは逆にかなり浮きまくっている様に見えるだろう。
「…………此処は何処だ?」
道に迷ったらしく、曲がり角を覗き込んだり,何度か思案する様に周囲をキョロキョロと見回している。
449
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 00:42:16
>>448
(ありゃあ……どっかであった気がすんぜ)
頭痛の酷い頭を抱え、燐が何をしているかを
つかず離れずといった感じで観察する。
450
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 00:50:54
>>449
暫く様子を見ていれば、燐が道を間違えてこのスラム街に迷い込んだらしい事が分かるだろう。
「むう……これは如何した物かね……。」
困った様な声で顎を撫でつつ呟くと、燐はその場に膝を着いてしゃがみ込んだ。
道端に落ちていた小石を拾い上げた燐は、立ち上がって傍の廃墟の壁に十字の傷を付ける。
恐らく通った道を忘れない様に目印を付けているのだろう。
451
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 00:53:20
>>450
「………しゃあねえなぁ〜」
よたよたと歩き、5mほどまで近寄ると声を上げた。
「何してんすかー?」
452
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 01:02:37
>>451
「ん……ええと……空閑さんだったよな、君の名前は?」
何と無く覚えがある声を聞いた燐は、空閑さんの方へと振り向いた。
壁に傷を付けた小石を地面に捨てると、燐は空閑さんへ歩み寄って行く。
「いや……その……アレだ。 帰り道が分からなくて彷徨ってる。」
恥ずかしそうに現在の状況を告白すると、燐は情けなさそうな顔で頭を掻いた。
453
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 01:06:51
>>452
「えーと……」
何故か迷ったような声を上げた。
空閑に近づいていくと、柑橘系の香りがする。
盛大にコロンか何かを使っているようだ……
「迷ってんすよね?」
確かめるように言う。
「だったら、俺知ってるんで、道。
別に用事があるわけでもないんで案内するっすよ」
454
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 01:14:20
>>453
「本当かい、空閑さん? これで漸く家に帰れるよ!!」
気が緩んで泣きそうになりながら、燐は嬉しそうに空閑さんに抱き付こうとする。
何処と無く捨てられた子犬みたいな感じを燐から受けるかもしれない。
「…………一寸香水を付け過ぎじゃ無いか?
デートの為の身繕いとかなら、一回お風呂にでも入って匂いを薄くした方が良いと思うぞ?」
不思議そうな顔の燐は、碧い瞳で空閑さんをじっと見詰めている。
455
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 01:21:15
>>454
「! いや、とっ」
慌てて距離を取り、抱きつかれまいとする。
近づいた燐は、甘酸っぱい香りの中に、胸の悪くなるような生臭く饐えた匂いが混じっていることに気付く。
「ああ、まあ、そうっすね……」
空閑の目つきは濃い色のサングラスで見ることが出来ない。
サングラスの下から少しのぞいた『涙のタトゥー』が、色鉛筆で塗ったように白っぽくなっていた。
「疲れてんすよね、さっさと帰りましょう」
以前に比べて聞き取り難い声でそう言うと、燐に背を向けてさっさと歩き出す。
456
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 01:34:01
>>455
「うわ……ッ!!」
空閑さんが回避した為、抱き付こうとした燐はその勢いでバランスを崩す。
燐は何とか体の重心を元に戻そうとするが、結局数秒耐えた後に大きな音を立ててすっ転んだ。
「痛てて……。 …………何だ、この匂い?」
空閑さんの香水の匂いに混じった腐臭を嗅ぎ取った燐は、再び不思議そうな顔になった。
埃を払いながら立ち上がると、匂いの元になりそうな物を探して燐はキョロキョロと周りを確かめている。
「ふむ………それなら、俺の家で飯でも食って行くか?
道案内をしてくれる礼をしないと、俺としては何か落ち着かないしな。
それにさ、蓮……あー……俺の妹だってきっと君の事を歓迎してくれるよ。」
さっさと歩いて行く空閑さんに着いて行きながら、燐は声を掛ける。
457
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 01:39:33
>>456
「あ、すんません!」
転んだ姿に謝罪する。
一瞬手がピクリと動き、しかしそれだけだった。
背中を向ける。
「…………」
見た感じ、辺りには匂いを発生させそうな物は無い。
廃屋かどこかに野良犬か野良猫の死体が隠れているのかもしれないが。
「…………」
食事への誘いには返事は返ってこない。
かなりの早足で歩き続ける。
458
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 01:45:37
>>457
荒廃した町並みを見回すと、燐は小さく息を吐いてから空閑さんの後を再び追い出した。
如何やら『何処かに動物の死骸があるのだろう』と結論を出したらしく、特に追求もして来ない。
「如何したんだ、空閑さん?
もしかして、前に妹が君の事を茶化した事に起こってるのかい?」
空閑さんの方へ駆け寄ると、燐は右手を肩に掛けようと手を伸ばした。
459
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 01:55:58
>>458
駈け寄ると、匂いが強くなる。
コロンの香りも……『悪臭』も。
空閑からの反応は全くなかったため、簡単に肩に手をかけることが出来た。
『グニュ』
手の平にひやりとした感覚と、異様な『柔らかさ』を覚えた。
太った人間の贅肉を掴めば似たような感覚があるのかもしれないが、
服の外からではそれなりに筋肉があるように見える。
「…………」
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
空閑がゆっくりと振り向く。
460
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 02:03:44
>>459
「え………? 肩が……肩が『柔らかい』?」
普通では考えられない肩の柔らかさに驚いた燐は、空閑さんから手を離した。
強くなった異臭に咽ながら、燐は自分の掌と空閑さんを何度も交互に見ている。
「空閑さん……君は一体……。」
気温とは関係の無い汗を頬に浮かべながら、燐は恐る恐る空閑さんへと疑問を口にした。
461
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 02:12:46
>>460
「……最近ちょっと耳が聞こえないんすよ。それだけです」
ずず、と燐から距離を取る。
少しうつむき気味だが、やはり表情を見ることはできない。
「どうしたんすか。
……一人で帰りますか?」
462
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 02:20:30
>>461
「そうか……良い耳鼻科を紹介してやろうか?」
燐は肩の感触を確かめる様に掌を閉じたり開いたりしつつ,空閑さんに尋ねた。
明らかに『難聴だけじゃ無い筈だ』と思っている表情をしているが、燐はその事を黙っている。
「…………いや……出来ればこのまま案内して欲しい。」
首を横に振ると、燐は空閑さんの質問に答えた。
463
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 02:25:15
>>462
「いや、それは遠慮しときます」
唇を歪めた。
「んじゃあ……」
再び歩き出す。今度は早足ではなく、燐の横に並ぶような速度で。
「変な事を聞きますけど……死にかけたことってあるっすか?」
464
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 02:32:56
>>463
「………………そうか。」
数秒程遅れて返事をすると、燐は空閑さんと並んで歩いて行く。
空閑さんの事について深く追求する気は無いらしい。
「『死に掛けた事』……?
そうさな……俺は小さい頃に40℃近い熱を出したのと通り魔に襲われた事位か。」
そのままの速度を保って歩きながら、燐は思い出す様に少し上を見上げて答えた。
実は『通り魔に襲われた=ノナメンに矢で射抜かれた』だったりする。
465
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 02:38:33
>>464
「そんなことがあったんですか。
世の中は意外に物騒ですからね……ここは『NY』ほどじゃあないっすけど」
通り魔に襲われた、ということに少しだけ驚いた声を出す。
「んじゃあ『通り魔』の時……何を考えました?
妹さんのこととか思い出しました?」
466
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 02:46:05
>>465
「ああ……最近はこの『街』でも良く事件が起こってるな。
やっぱり、俺達教師の力不足ってのが原因の一つになってるのかね。」
軽く溜息を吐くと、燐は悲しそうに空閑さんから視線を逸らせた。
「ああ、家族とか同僚とか友達の事を考えてた……最初だけはな。
………情けない話だが、血が溢れて意識が薄くなって来ると『死にたくない』って言葉しか浮かばなかった。」
467
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 02:51:33
>>466
「死にたくない、っすか。
『また』、その『通り魔』に襲われることが分かってるとしたら……どうします」
静かに問いかける。
腐臭がする。
468
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 02:59:44
>>467
「………戦うさ……。 あー……勝てる可能性があるなら……だが。」
暫く目を閉じて考えた後、燐は問いへの答えを口にした。
もう鼻が麻痺しているのか、燐は腐臭には殆ど反応していない。
469
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 03:01:14
>>468
「勝ち目が無ければ……
っと、ああ、ここっすよ」
いつの間にか、スラムの出口に立っていた。
「こっからはもう帰れますよね?」
470
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 03:11:23
>>469
「それなら死ぬ気で逃げる……『死にたくない』からな。
それに通り魔ってのは基本的に不意打ちだから危険な訳で、
皆に通り魔に注意する様に警告したり,詳しい情報を流す事が出来れば実質的に勝ちだ。」
燐は矛盾した表現で空閑さんの言葉に答えると、スラム街の入口をちらりと見た。
「ああ、ありがとう。 此処からならもう自分で帰れる。」
471
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 03:20:16
>>470
「……そうっすね。普通の通り魔ならそれが一番でしょうね」
その口調に感心は含まれていない。
燐から離れていく。
「んじゃあ、俺はこれで。
もう迷わないように気をつけてくださいね」
472
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 03:23:36
>>471
「『普通の』通り魔ならな……。」
空閑さんの言葉を聞いた燐は、聞こえない位小さな声でやや俯きながらボソリと呟いた。
自分から離れていく空閑さんに向き直ると、軽く微笑んだ。
「本当にありがとうな、空閑さん。 君も色々と気を付けなよ?」
473
:
空閑永也『クラックショット』
:2006/05/19(金) 03:35:51
>>472
「あー。はい、そうしときます。
そんじゃ」
言い残し、一足先にスラムから去った。
474
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/05/19(金) 03:41:06
>>473
「またなーッ!! 今度会ったら、ちゃんとお礼するからなーッ!!」
スラム街から外へ出ると、燐は立ち去って行く空閑さんを手を振って見送った。
脱出出来た事が本当に嬉しかったらしい。
空閑さんが視界から消えると、燐もその場から去って行った。
475
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2006/07/27(木) 22:48:26
ショッキングピンクで統一されたコートと中折れ帽を被った
ラテンの血の入った顔立ちの男が、古いビーチチェアーに寝そべって日干しになっている。
「暑い……しかも笑いがこみ上げてくるレベルで」
476
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2006/07/27(木) 22:56:50
>>475
全身を黒で統一したローブ姿の人が傍を通りかかります。
周囲の光景から浮いているようないないような中途半端な姿は、一見男か女か判断しかねます。
頭の部分はローブについているフードで覆い隠されているので、顔は見えません。
ただ、近づいた時にふんわり香水の匂いがしました。
477
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2006/07/27(木) 23:01:58
>>476
「暑……あつぅ…
どうせなら恋に焦がれて熱くなっ―――」
世迷いごとの最中にイタリア仕込みの四拾八の技がひとつ・対人センサーが反応した!!
――正確に言えば香水のにおいに気がついただけだ。
「黒が集めるのは太陽の熱 だけじゃあないみたいだな。
どこへ行くんだい?」
ビーチチェアーで日干しになったまま声だけかける。
478
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2006/07/27(木) 23:08:35
>>477
「・・・これから仕事に向かう所でございますが・・・」
眩しい色のコートに一瞬目線が釘付けになったものの、つとめて冷静に返答します。
「貴方様はこのような場所で何を?」
あまりに不思議な光景に普通にお尋ねいたしました。
479
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2006/07/27(木) 23:12:36
>>478
「いやぁ? 少し転寝をね……少しばかり暑過ぎるのが難だが。
しかし、これはそんな所で暑さに耐える俺への神様からの贈り物かな。
こんな所に君のような女性がいるとは」
対人センサーが真の姿を現す! 対美女ロックオンセンサー!!
――単に声を聞いて女とわかったのでチョッカイを出したくなっただけだった。
(男だったら適当に難癖つけて追い払うか何かしようかと思っていたが…
俺の運も捨てたものじゃあないね)
内心そんな考えを抱きつつ。黒い姿に馴れ馴れしく話しかける。
480
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2006/07/27(木) 23:24:40
>>479
「そうですか・・・?」
軽く流されたかも知れません。
「ここは自宅から仕事場への近道ですので、よく利用させていただいております。」
声は低いものの女性だとすぐにわかる範囲ですからね。
「この辺りは御覧の通り物騒な場所でございますので、貴方様の様な身なりの良いお方は
特にお気をつけになられた方がよろしいかと。」
レゲエな人とか色々いますから、
481
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2006/07/27(木) 23:32:59
>>480
年季の入ったビーチチェアー(拾い物…プライスレス)から立ち上がり、
胡散臭いまでににこやかな笑みを浮かべる。
立ち上がった背はそれなりに高い。
「さっきの神様の贈り物、というのは訂正しようかな、ねぇ女神様。
そんなにご心配いただかなくとも――…
…いや、せっかくだから心配してもらおうかな。君、これからどこへ?
どうせだったらもう少しリラックスできるところまで連れて行って欲しいな……」
そんななかで生活している男がいけしゃあしゃあともちかける。
482
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2006/07/27(木) 23:35:49
>>481
「あぁつまり・・・」
ローブの影からは口元と長い髪の一部しか見えていません。
「日頃からストレスが過剰気味でどこかリラクゼーション出来る場所を探されている・・・
と言う事でしょうか?それでしたら、是非、私の仕事場へお越し下さい。
人生相談と占いと最近リラクゼーションもはじめましたのでよろしければ、ですが。」
商売っ気を見せます。
483
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2006/07/27(木) 23:40:24
「それはもう! ニホンの諺で言うなら掃き溜めに鶴? だったかな?
あぁこんな格好で失礼」
なんか最上部抜けたので前レスに脳内保管yrsk
>>482
「渡りに船って言うんだなこれは。
そう!その通り!! いやぁ以心伝心だね」
さも感激した様子で、あわよくば手を握りたい。
この男にはパーソナルスペースといった概念は(女に対してのみ)存在しない。
484
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2006/07/27(木) 23:45:34
>>483
こちらの両手は生憎荷物でふさがっております。
「では、この道を真っ直ぐいけばすぐですのでご一緒いたしましょう。」
そういい、先に立って歩いて行こうとしますよ。
485
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2006/07/27(木) 23:52:05
>>484
「荷物持つよ。
遠慮はいらないし、君みたいなひとからかっぱらいしようなんて夢にも思わないさ。
この道をまっすぐだね?」
イタリア人はこんな時にもめげないのだ。
そして後姿を味わうだけでは満足できぬ性質、できる限りで追いすがって隣に並び歩こうとする。
486
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2006/07/27(木) 23:57:11
>>485
「いえ、お気遣いは無用でございますよ。これは大切な商売道具が入っておりますので
そのようなものを人様に持って頂くなど、とんでもございません。」
遠慮。
先に歩くものの、女性の歩く速度は男性の早足には勝てませんので隣で並び歩く事は
出来ました。
ただ、途中から道幅が極端に狭くなってきましたので、横並びに歩く事は難しくなります。
「この路地を後少し歩いて右へ曲がれば大通りの方です。私のお店はその通り沿いにございます。」
487
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2006/07/28(金) 00:02:31
>>486
「大切にしてるんだね。妬けるな」
道幅に阻まれたので仕方なしにそこだけ後ろにまわる。
だが!そこでしっかり後姿を堪能することにすることは忘れないぜッ!
「通り沿いか……いいところにあるね。
もしかして、結構流行ってるのかい?
俺は占いだとかに疎くてね、あまり知らないから――教えて欲しいね色々と」
色々と。
488
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2006/07/28(金) 00:09:48
>>487
「人様の人生を左右するものですから・・・」
何が入っているかと言うと、水晶球とか、タロットカードだとか・・・
後姿は堪能・・・できたのでしょうか?真っ黒ですが。
「こちらです。」
角を曲がると急に視界が開けます。
そのまま少し進むと大通りの入り口、そして目指す店はそこから少し歩いた所にありました。
「お客様は固定の方が大半でございます。新規の方は滅多に来られませんね。」
(こちらに移動させていただきます)
【場所】『街 中心部』その8
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/8604/1151762439/
489
:
秋野シトネ『シティスリッカーズ』
:2006/08/07(月) 23:43:23
「…………」
軽い猫背気味の少女がフラフラと歩いている
シャツのボタンが開き気味で、この場所にくるには無防備な様子だ。
490
:
秋野シトネ『シティスリッカーズ』
:2006/08/08(火) 00:07:29
ふらふらと去った。
491
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/14(月) 23:01:10
「あ、あ。なんだろなんだろ。ここすっごいチアンとか悪そー。
『おいおまえ!ちょっとジャンプしてみろ!』とかいって、いきなりカツアゲとかされちゃったりして。
オレ今300円しか持ってないや……あ、でもハーゲンダッツのアイスが一個買えるし……十分?だよね?」
ひとしきりカツアゲの心配をしながら歩いてきた。
そしてあたりをぐるりと見回し……
「よぉし………ぅロぉケェェエッットスィィィ―――ップやぁああぁあいッ!!
……もとい、『ロケットシップ・パーマネンス』やーい…」
大声で伝説の名を呼んだ。
そして小声で呼び出しの本命の名を付け加えるようにして呼んだ。
492
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/14(月) 23:22:25
>>491
とことこと、街の中心から散歩していたはずです。
てゆーかここはどこだいベイビー迷いましたよ。
「………ぁん?」
変な声?が聞こえたような気がしたので走って来た。
安っぽい革ジャンにつぎはぎシャツ、下は黒のジーパンで短い茶髪のキツネ目。
「どちらさんかぇ?」
493
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/14(月) 23:22:29
>>491
とことこと、街の中心から散歩していたはずです。
てゆーかここはどこだいベイビー迷いましたよ。
「………ぁん?」
変な声?が聞こえたような気がしたので走って来た。
安っぽい革ジャンにつぎはぎシャツ、下は黒のジーパンで短い茶髪のキツネ目。
「どちらさんかぇ?」
494
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/14(月) 23:28:38
>>492-493
ふと感じる人の気配。
「………ふーん。来たね。
『気付けたらどこにでも現れる』とは言ってたけど。
ひさしぶりだけど……アイサツはそこそこに、ちょこっとオレの質問にまた答えてもら…」
荒涼としたスラムをバックに、ハッタリを交えて少々の見得をきる。
口上を述べつつ。そちらへ振り返り……
「って えぇ―――!?」
ガビーン。
495
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/14(月) 23:33:32
>>494
なんか色々と目の前で男の人が喋っている。
殺風景なスラム街には似合わないような気がした。
でも敢えて何も言わない。喋り終わるまで待っていたが
振り返って
突然驚いた
「はっ?!え、あの…どないされました?!」
自分がきっかけとは気付いていない。
496
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/14(月) 23:38:16
>>495
「えっ…あ。ぅん……えぇーと…」
目の前のプリンの如き髪型の男は失意体前屈の姿勢(→ orz )で
状況を整理しようと(脳内で)頑張っていた。
「あ、あれ? えぇえ?
なんで? なんでアンタ?? 『ロケパ』じゃあないの?
そ、それとも『パーマネンス』に代理ハケンされてきたとか何か?」
すがるような目でなんか聞いてきたよ。
497
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/14(月) 23:42:54
>>496
なんだかすげぇ落ち込んでる!
例えるなら、行列並んだのに目の前で売り切れになった人くらい!
とか考えながら言葉を聞いていた。
「ちょお待ってくださいよ、何ですの『ロケパ』って。
『ロケ』までは百歩譲っても『パ』っちゅうのはいかがですの?
『ますだおかだ』でもあるまいし、『パ』は無いですわ、『パ』は」
何かよく分からないけどダメ出しした。
「ただね兄ちゃん、『ロケパ』もどきはおるかも分かりませんわ」
498
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/14(月) 23:49:38
>>497
「だって。『ロケットシップ・パーマネンス』だったら、
略して『ロケパ』でイイじゃあないの。なんだよそれなのに『パは無い』って」
目の前のサプライズ的存在の男の口調、イントネーションに、知らず知らず眉間にシワを寄せていた。
姿勢は失意体前屈のまま面だけを上げて喋る。
「モドキってナニ」
499
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/14(月) 23:54:09
>>498
「はい?ろけっとしっぷぱーまねんす?」
思わずひらがなになるくらい驚いていた。
と言うかむしろ意味が分からないと言わん許りの顔だった。
「いやいやいや兄ちゃん、『ロケットシップ』はひとつしかおらんやろ…。
なんなんです?『パーマネンス』っちゅうんは。
そいつなら…『ロケットシップ』が何なのか知ってますの?」
一通り口走ってから、相手に朗報が!
「や、なんやよう分かりませんけど。
『ロケットシップ』っちゅうのが今手元に『おる』んですわ」
500
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 00:02:52
>>499
「………」
失意体前屈からババッ! と跳び退り、がんばって距離をとる。
軽く背を曲げた姿勢で、いつでも飛びかかってきそうなピリピリした空気をまとう。
「…『何なのか知ってますの?』じゃあないよ。
あの『ロケパ』が『自分は大分マシな方』って自称してたのがよぉーくわかった」
憎々しげに、だができる限りで冷静に目黒の挙動に目を配る。
「手元に『おる』……どういう意味。
数多くいる『ロケットシップ』一味のひとり(か、何人か)を手元においている、という意味?
それともオレの知っている、いつの間にかいなくなった『ロケットシップ』本人を手元においている、っていう?」
501
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 00:05:57
>>500
うわーもうなんか超怖いなんかすごい怖い。
顔をしかめて相手をじっと見つめた。
「言い方が悪いですか?なんちゅうか…、
俺の『精神の形』が『ロケットシップ』になった…っちゅうか…。」
それしか言わないで相手の反応をじっと待っている。
502
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 00:10:46
>>501
「……つまりアンタは『空気が読めなくなった』と…」
どシリアス顔でえらく酷いことを言った。
しかも初対面の人間に。
「『マンジョウメ』っていうじーさんは知ってるね?」
503
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 00:13:47
>>502
「あ、はい。せやねん」
否定しなかった。
事実かどうか本人には分かってないが。
そんなの仕方ないので諦めよう。
「まん…ん?知らんなぁ、そんなじいさん。知り合いにおったかな」
そう言えばそもそもの原因がそこじゃないのを思い出してないらしい。
504
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 00:19:06
>>503
「………ひ、否定しようよ!?」
がっくーん。
再び失意体前屈になりかけたものの、どうにか踏みとどまる。
「し…らないなら、それはそれで……いいや。
アンタの言う『ロケットシップ』に『なった』っつーのがえらくひっかかるけど」
505
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 00:23:01
>>504
「困ってたんですよー、ほんま空気読めへんと」
これをきっかけと言いたいらしい。
だから目の前の姫谷が力無くすのが分からなかった。
「最初は違う『精神』もっとったんですよ。
そいつがちょっとした『きっかけ』で『ロケットシップ』に変わってもうて」
悩みらしくかなり真剣に話している。
506
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 00:27:10
>>505
鼻にシワを寄せた。ぐるるるる。
そして悩みの言葉を聞いて首を傾げる。
「――は?
真剣に言ってくれてるところ悪いんだけどぉ……なんつか超理解不能理解不能」
507
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 00:31:08
>>506
なんか自分がまどろっこしい事言ってるのに気付いた。
で、ちゃっかり隣に『スペースシャトル』を思わせる『それ』を発現した。
「あのー、ほら。名前が出て来ん。
ス…ス…ス何とかライフ?」
508
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 00:37:57
>>507
「……ちょ、待てよ」
木村拓哉の真似をするホリのような口調だった。
隣の『ソレ』からは意識的に目を外している。
「余計にイミフ、なん、だ、けど。ナニ?
ナニがあるっつーのさ」
カサカサカサ…と突然電気のつけられた台所に潜んでいたゴキブリのように、
近くの建物(もしくは塀)の傍に逃げるようにして寄る。
509
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 00:41:18
>>508
「え?なにが?まさか自分、『ロケットシップ』なんて言葉出しといて…
『見えへん』って言うつもりとちゃいますよね?」
目を逸らしていたりとか逃げられたりとか、なんか寂しくなった。
少し目を凛々しくつり上げて尋ねる。
「俺はねぇ、こいつがどっから来たんかに興味あるんですよ」
510
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 00:49:10
>>509
(…『ロケットシップ一味』は単に『歪み』の総称じゃあないのか?
そしてそれは『スタンド使い』だとは限らない、ってぇ言ってたじゃあないかよ!
あれじゃん。あれ、どっからどう見ても『スタンド』じゃあないかッ!
あー。ばか。ばか! 『ロケパ』のばかばか!箪笥の角に小指ぶつけろ!肥溜めに落ちろ!)
壁を背に、ちっとも姿を見せない男を呪う。
「『ロケットシップ』は単に『とある人間の集まり』の呼び名、なんだけど――」
言い淀む。
先ほどから話しているが、やはりひとつの可能性が頭をもたげてきたからだ。
(……このひと…『ロケットシップ』なぁんて言ってるけど、
ぶっちゃけたところ、実は詳しいことなんざ何にも知らないんじゃあ………)
「空気読んでればいつの間にかどっかに行くようになるよ……カッコ多分カッコトジ、で」
511
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 00:53:19
>>510
学研のおばちゃんのように相手がやって来るのを待ってた。
自主的に出て来てくれたら嬉しい限りだから…なのか?
「え?『ロケットシップ』ってひとなの?」
新事実発覚!それに驚きまくって目をまんまるくしている。
さらには隣の『ロケットシップ』も心なしか光っている。
しかも場所に関しては心当たりが無かった!
「なぁ兄ちゃん?お願いがあるんよ。知ってる限り…『ロケットシップ』に関わる話聞かせてぇや」
512
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 01:00:46
>>511
「へ」
(うわっ。マジに知らない、んだな、これは……
あ、あ。でも『知らないフリ』かもしんないし…でも……)
「なーんでオレが『知り合い』に関することを、見ず知らずのアンタに
コンセツテイネイに教えてあげなきゃあなんない、のさ」
ちら、と一瞬目を離し、背にした壁の高さを目測する。
513
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 01:08:20
>>512
「『知り合い』?…知り合いなんかぁ…やったら簡単には教えてくれんわな。
やけどもこちとら、いつの間に関わってしもうた運命があるんねや。
こいつが何なのか知りたい…ただの自己満かも知れませんけどね?
でもその自己満で分かる事があれば知っときたかっただけで」
そこまで言い切った。それから隣の『銀色』も消える。
懐から名刺的なものを取り出して満面の笑みになった。
「まぁ俺の連絡先ですわ。ただの自己満に付き合うてくれる気になったら連絡くださいな。
そんな気ぃないんは分かってますけどね。
でも一応」
近寄らずその場に置いて踵を返す。
ちなみに壁は意外と高い、と思う。3mより短いくらい。
514
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 01:14:09
>>513
(…いけるな。
一段分を…角度変えれば。『生やす』勢いで壁の、建物の上まで跳べるか。
そっから走って逃……………ん…?)
逃げる算段を考えていた…が。名刺的なブツに目を留めたところで思考をストップさせた。
「…ん。あぁ。あー……い、ちおう、もらっとく、けど…」
きびすを返した背中と名刺とを数度見比べ、煮え切らない言葉を返す。
515
:
目黒 涼平『ロケットシップ』
:2006/08/15(火) 01:19:13
>>514
数歩歩いてから最後にくるり振り返った。
「俺は別に無駄に立ち向かう気も無いし、無理する気も無いんです。
ただ、自分の好奇心が疼くっちゅうかねぇ…分かります?
彼の過去を分からないといけない気がするんですよ。俺のためにもこいつのためにも。
だからね…まぁ気が向いたらでえぇですから、ほんまに。
名刺に『榊原』って書いてあったらすんません、偽名ですわ」
勝手に喋った。勝手に喋って、再び前に向いてそのまま歩き出す。
再び道に迷ったのは言うまでもないが、それはまた違うお話。
516
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 01:30:26
>>515
そろ〜〜っと近づき、名刺に触れ…
「うぉあっ!?
ふ、振り返んないでよっ。びびびびびっくり、し、したしっ…」
歩き出した背中にキィキィわめく声が届いた。
さて。
言葉の後、歩みだし、闇へ消えて行った後の話。
「……『彼の過去』……ねぇ…」
(『俺』と言うのはアンタなんだろう。『こいつ』というのは『スタンド』のことなんだろう。
『彼』、『彼』。 『彼』か……)
姫谷羅印は四つん這って名刺的なブツを睨み付けていた。
「ゆ、『ユーライア・ヒープ』ッ。頼むよっ」
傍らに白い人型スタンドが現れ……慎重な動きで名刺的なブツに手を伸ばす。
シュバッ! と川蝉が水中の魚をとるような動きで(を本人はイメージしたものの、ス:Cの範囲)、それは手に入る。
じぃっと見。臭いを嗅ぎ。端っこの部分をちょっぴり舐める等々の調査を経て、
やっと懐にしまった。
517
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2006/08/15(火) 01:59:17
「…ぇいっ」
バァッ
ロケパのことを考えてたらなんかムカムカしてきたので
手近な石ころを握り潰してから帰った。
518
:
赤羽『オッズ&ソッズ』
:2006/08/16(水) 10:58:54
「……どこだココは」
『迷子』。
519
:
赤羽『オッズ&ソッズ』
:2006/08/16(水) 11:20:22
「ホントどこなんだココ」
『迷子続行』
520
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2006/08/20(日) 20:02:59
比較的広い道路に人影があった。
ウェーブの掛かった黒髪の少女。
年の頃は15、6ほどだろうか、濃い化粧のせいで分かりづらい。
軽く俯き、
「クソ――」
と、呟いている。
視線の先、白い手には携帯電話が握られていた。
それほど古い機種でもないというのに、塗装の剥げや凹みが目立つ。
その携帯を、苛々とした乱暴な手つきで折ったり伸ばしたり繰り返している。
その度にパカン、パカン、という音が鳴り
荒涼としたスラムでその音は間抜けに、
それでいては何か切羽詰ったように刺々しく響き渡っていた。
パカン、パカン――と。
521
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 20:14:29
『今時の街も一歩裏に入ればこの有様か....』
何かを探しているのか、廃ビルの入り口を覗いたり
そこいらにいるホームレスに話かけたりする男が
そちらから伺える。
そして少しずつそちらに近づいてきている。
522
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 20:21:21
>>520
ちょうど前の道の脇道から男が一人。
出てきてすぐに周りを見回しながら、
「……間違えたな。」
そんな呟きと共にため息が漏れる。
「…………。」
そして、音の原因と共に人を見つけた。
「…………ぁー」
頭をポリポリと掻いて、気恥ずかしそうに視線を逸らして迷い始めた。
523
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2006/08/20(日) 20:33:20
>>521
パカン、パカン、―――パカ。
男の姿を見つけ、携帯電話を弄ぶことを止めた。
少し操作をして、短いスカートのバックポケットに突っ込む。
自分の服装を少し整え、男をじっと見つめ始めた。
足を壊した草食獣が肉食獣に襲われるのを待つ様な空気と、
ある種のカマキリが花に擬態し獲物を待つ様な空気、
それが入り混じった奇妙な雰囲気を発散していた。
と、その少女の脇から男が一人現れた。
>>522
少女は『イージー・ローラーズ』に気付かずあらぬ方向を見ていたが、
その言葉にビクリと発作を起こしたように、新たに現れた男の方を振り向いた。
腰が引け、つつかれたダンゴムシの様に背中が丸まる――が、
逃げ出しそうな空気は消え、背筋も伸びた。
「……ハァイ」
黒髪を揺らし、真っ赤に塗られた唇を開き、誘うように声をかけた。
半袖のシャツは胸元深くまでボタンが開けられ、生白い肌が見える。
「ま……迷ったのかしら、アナタ?」
一度言葉が詰まった。
が、改めて猫撫で声を出し、ゆっくりと近付いていく。
524
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2006/08/20(日) 20:34:03
>>521
パカン、パカン、―――パカ。
男の姿を見つけ、携帯電話を弄ぶことを止めた。
少し操作をして、短いスカートのバックポケットに突っ込む。
自分の服装を少し整え、男をじっと見つめ始めた。
足を壊した草食獣が肉食獣に襲われるのを待つ様な空気と、
ある種のカマキリが花に擬態し獲物を待つ様な空気、
それが入り混じった奇妙な雰囲気を発散していた。
と、その少女の脇から男が一人現れた。
>>522
少女は『イージー・ローラーズ』に気付かずあらぬ方向を見ていたが、
その言葉にビクリと発作を起こしたように、新たに現れた男の方を振り向いた。
腰が引け、つつかれたダンゴムシの様に背中が丸まる――が、
逃げ出しそうな空気は消え、背筋も伸びた。
「……ハァイ」
黒髪を揺らし、真っ赤に塗られた唇を開き、誘うように声をかけた。
半袖のシャツは胸元深くまでボタンが開けられ、生白い肌が見える。
「ま……迷ったのかしら、アナタ?」
一度言葉が詰まった。
が、改めて猫撫で声を出し、ゆっくりと近付いていく。
525
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 20:37:18
>>522-523
『ん?』
何だ、あの場にそぐわぬ連中は。
服装等を見る限りここの住人とは思えんな。
警察関係者としての長年のカンが働き、
やや異様な状況に気付く。
事件を追うばかりが私の仕事ではないからな。
『君達、そこで何をしている。』
ゆっくりとした口調で声をかけながら
足早に二人に接近するのはダークカラーの
スーツを身に纏った長身の男。
526
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 20:44:37
>>524-525
「……?」
妙な動作に疑問が募る。
だが、さほど気にすることはなかった。
ここはそういう所なんだろうし。
あの格好からして……かもしれないしね。
「えぇ、まぁ。」
そんな言葉を返していると、更なる誰かの声。
声の方向を向くと、長身の男。
「ただの迷子。」
簡潔に男の質問に答えた。
527
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2006/08/20(日) 20:52:12
>>525
近付いていくと、少女は不要に露出が多く、
それもコケティッシュな色っぽさというより、だらしない無防備さを感じさせた。
二人目の男に声をかけられると、少女のわざとらしい微笑みが強張った。
癇症を刺激する、オドオドと被虐的な色が目に浮かぶ。
迷ったように二人の男を見比べ、次第にまた据わった笑みに戻る。
「何かしらね?」
余裕を漂わせるように、ゆっくりと答える。
「そういうアナタは何?
何か買い物でもしたいの……?」
>>526
「…………」
『イージー・ローラーズ』ともう一人の男に、
均等に曖昧な笑みを見せながらすり寄ってきた。
「…………。
私、出口知ってるけれど」
近寄られれば、そのうなじに不健康に頸骨が浮き出ているのが見えた。
528
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 21:01:50
>>526
『ならば私が表の大通りまで送ってやろう。
ここは君達の様な若い連中が遊べる様な場所じゃない。』
二人の傍で足を止めた。
『そちらの女の子は君の知り合いか?』
>>527
『仕事中だよ。これでも警察関係者だからな。』
少女の姿に呆れながら、ややわけありな様子を
その目の色から理解した。
『とてもここに住んでいる者とは思えないが、ここで何を
していたのかね?』
男の顔つきは温厚そうだが、眼光は鋭い。
529
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 21:07:23
>>527-528
「それはそれは……教えて?」
少女に対してにこり、と愛想笑いを零しつつ頼む。
何か、こう、色々と訳がありそうな少女だ、と思う事にしながら。
「遊んでいるわけじゃあないよ。
迷っているだけだ。
送ってくれるのは構わないけれど、仕事の邪魔ではないかな?」
遊べる、という言葉に僅かながらの天邪鬼が発揮されて、
ついでに少女に対しての言葉を聴きつつ答える。
530
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2006/08/20(日) 21:22:48
>>528
警察関係者、という言葉に、目を剥いた。
「……そう、警察」
ぶっきらぼうにそう言ってうつむく。
垂れさがった髪の毛で顔が隠れる寸前、少女の表情が見えた。
どうしようもない苛立ちと、怒りと、悲しみが混ざった、
例えばとてもとても大事な物を不条理な理由で壊された苛められっ子がするような、
『なんで、どうして』と訴えたくて、けれど誰にも言えない、そんな表情だった。
「……人を待ってたんです。大丈夫なので」
ボソボソ、と。
人通りの多い街中だったら聞こえない程度の口調で、一応質問に答えた。
>>529
「!」
凄い勢いで手が伸び、ガシリと『イージー・ローラーズ』の腕を掴んだ。
髪を振り乱す勢いで顔を上げる。
「そうね、邪魔にしちゃいけないし、私の相手もいないから、教える。こっち」
まくし立てるようにそう言う少女の目は、溺れかける人のように血走っていた。
そのままグイグイと、『イージー・ローラーズ』を『警察』から離れる方向へと引っ張っていこうとする。
掴む力は鮮やかに塗られた爪が喰い込むほど強く、
背中は曲がっているのに首だけが上げられ、
髪の毛はドロドロと顔を覆い、
下手な鬼婆の真似でもしているようだった。
531
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 21:29:54
>>529-530
『邪魔にはならんよ。一般市民を安全な場所へ
送り届けるのも我々の役目だ。気にする事はない。』
相手に気遣わせない様、穏やかに返答する。
しかし、少女の突然の行動に空気が変わった。
「なっ...待ちなさい!そっちへ行っても出口はないぞ!」
急いで二人を追う。
532
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 21:43:32
>>530
「わかった、わかったから。
まずは力を緩めよう、ね?
痛いのは嫌いなんだ、割と。」
強く掴まえている相手の腕をそっと掴んで、諭す。
そうはしつつも、あまり抵抗はしないから結局引っ張られるわけで。
自然と、反対の手が自分の頭を掻く。
(ぁー、もう。
こんな事されたら、放っておけないだろうが。)
そんなわけで警察関係者の男性に返答できるわけもなく。
「ぁー。」
後ろを見て、返答に詰まる。
「まぁ、どちらでもいいんだけれど……」
くい、と少女の腕を引っ張り、立ち止まろうとする。
その際、できるだけ相手が痛まないように、最小限の力で。
「僕はどちらかと言うと状況に流されやすいからね。
多分、普通ならば特に何一つ無く連れて行かれるんだろうけれど。」
少女の前に歩き、両手を少女の肩に乗せる。
「今日は、ほら。」
顔を男性に向けて、言葉を続ける。
「見知らぬ誰か、もいる事だし少しだけ流れに抵抗しようと思う。
……だけど、僕は泳ぎが大変に『下手』でね。
よく泳いでるつもりが、『溺れる』羽目になっている事がいつもの事。
それでもまぁ、いいんだけれど。」
一度言葉を止めて、少女の顔を真正面から見て、聞く。
「何か、手伝えることがあるんだよね?」
533
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2006/08/20(日) 22:03:47
>>531
追いかけるまでもなかった。
視界から逃げることすら出来ずに、少し歩いて少女は止まった。
引っ張っている男が動こうとしていないからだ。
成人男性一人を引っ張るには、貧弱な体格の少女ではとても力不足だった。
それでも顔を真っ赤にして引き摺ろうとしている。
錆付いた非常口のドアを満身の力を込めて開けようとしているみたいで、
とても人に対してする行動には見えない。
>>532
うーうーと唸りながら『イージー・ローラーズ』の腕を引くが、
所詮腕の細い少女、抵抗する気になれば抵抗できた。
立ち止まり話を始める『イージー・ローラーズ』を、殺意すら篭った目で見る。
震える唇で何かを叫ぼうとして――前に回った男の問いかけに止められた。
鼻の穴を膨らませて呼吸をし、ギョロギョロと目を動かし、黙る。
「…………?」
数秒の間があってから、口を開いた。
パニック映画で焦りすぎた人間が鍵を回せないように、
何度も聞き苦しくどもりながら言う。
「じゃ、じゃあ――じゃあ――あ、は、キ」
しゃくり上げて言葉が途切れ、
「――キス、キスして」
言うが早いか、男の首に手をかけようとする。
534
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 22:08:21
>>532-533
『警察関係者を前に逃げると言う事は、何か後ろ暗い
事でもあるのか?』
追いつめると逆効果なので
やはり少し距離を開けて(1,2m)立ち止まる。
『私も鬼ではない。理由をきちんと話してくれれば
協力出来る事はするつもりだが?』
535
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 22:20:37
>>533-534
「ごめんね、でも、あまりあの人に睨まれると君が困るだろうし。
……まぁ、落ち着こうか。」
挙動不審な少女の頭を右手で撫でる。
「キス?」
口をほんの少しあけて、言葉に詰まる。
「…………わかった。」
覚悟を決めた。
手をかけられる前に、『顔を近づける』。
立ち位置的に後方にいる男性はほとんど無視状態で。
536
:
秋野シトネ『シティスリッカーズ』
:2006/08/20(日) 22:35:50
>>534
警官をよそに、男と少女は話を進めている。
キスをねだる声と、それに応じる声が聞こえて、
二人の顔が近付き――
『ヴ……ン』
少女の肩口に、手の平サイズのミニチュア『厩舎』のような物が現れるのが見えた。
クルクルと数度回ると、近付く二人の顔に空っぽの『入り口』が向く……。
>>535
「…………!」
信じられない、という表情になる。
血走り不安定に震えていた瞳が、静かになる。
「ハァ……ハッ……」
呆然とした数瞬に近付いてきた顔に我に返る。
まるで食べ物にかぶりつくように口を開け、荒い息で顔を寄せていく。
生暖かくエチケット剤の匂いが目立つ吐息が共有される距離で――
「………う、うっう……」
躊躇うように動きを止め、小刻みに震えて少女の方は接近を止めた。
もしも少女の肩口を見たならば、そこにミニチュアの『厩舎』が浮かんでいるのが見える。
537
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 22:42:10
>>536
『.....人の話を聞いていないな。』
少し頭を抱える仕草をした後、
上着の内ポケットより携帯電話を取り出す。
ピッ ピピッ ..ピッ
どこかへ電話をかける。
『こちら...●番地のスラム街ですが、
挙動不審者を発見しました。
若い男と女ですが、おそらく未成年かと...』
警察署に連絡をしているらしい。
電話で話をしているため、そちらには現在
干渉していない。
538
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 22:52:37
>>536
止まった少女の顔に『キス』。
肩口なんてのはほんの少し見えた気もするが、気づかなかった。
そんな中で後ろから何か、面倒になりそうな電話。
そして、唇が触れてすぐに離れる。
即座に背後の男の元へ。
「……誰が不審人物だ。
自分の手に負えなきゃ、すぐ逮捕かよ。
情けない。」
言葉を男に吐き捨てて、
「あぁ、その電話先。
そいつ、警察関係者と言ってたぞ。
迷子だった私は、見知らぬ少女に『キス』しただけだぜ?
こんなヤツが警察だなんて、お前らただ単に人を逮捕したいだけだろ。」
素早く言葉を続ける。
もし、言い切る前や言おうとした時に電話を切られたら110に電話して下の言葉を言おう。
539
:
秋野シトネ『シティスリッカーズ』
:2006/08/20(日) 23:05:22
>>538
柔らかい皮膚同士がふれた瞬間、ピクンと少女は震えた。
そして中の――
「……あ」
別れ、焦ったような声が出た。
『イージー・ローラーズ』の唇には、離れる一瞬、
唇よりも熱く濡れた感触があった。
「い、言い争いはいいから。もう、もう一回。
今度は……その……その、もっと……だから…………」
周りが見えていない様子で、ブツブツと言いよどむ。
興奮しているのは明らかだが、性的な意味の興奮とはどこか違い、
楽しそうな様子など欠片も感じられない。
「こ……今度は、はぁ、今度は……『舌』で」
>>537
少女は、通報行為に目もくれずさらに破廉恥な行為をねだっていた。
540
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 23:10:42
>>538
『....じゃあ君自身が報告するかね?』
いきなり携帯電話を差し出された。
電話口から聞こえてきたのは
「●月●日の天気予報をお伝えいたします
現在、●×市に雷警報が発令されて・・・・」
機械的な音声と共に天気予報が。
『逃げたりしなければ我々は何もしない。』
>>539
目の前の光景に一瞬絶句したものの
今時の連中などこんな事は平気だろうと
思い、特に何も言わない。
『とりあえずここは物騒な場所だ。
そういうことをしたいなら、それなりの
場所へ行きたまえ。』
携帯を元通りにおりたたみ、
ポケットへ入れた。
541
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 23:14:41
>>539-540
無言のまま、『蹴る』。
当たろうと外れようと知ったことではない。
コレ(男性)はただの『屑』だと、理解した。
「いいよ。」
少女の下へ向かい、『お望みどおりのキス』をした。
542
:
秋野シトネ『シティスリッカーズ』[
:2006/08/20(日) 23:34:35
『ブバァ――――z____ッ!』
>>540
実にまっとうなことを言う『ナイン・ストーリーズ』は、
更に『異常』ないくつかの事に気付くことができる。
熱烈な『ディープキス』をしている少女の顔が、どう見ても――
必死に男の唇を貪りながら、どう見ても嫌悪と恐怖に歪んでいた。
そして、コトが済む直前、
『ギュン!』
男の体から、ごくうっすらした『靄』のような物が『厩舎』に引き込まれた。
それから『厩舎』は消え――それっきり何も起こらない。
少女と男は会話をする。
その後少女はゆっくりと『ナイン・ストーリーズ』の方を向き、
「……警察として助けてくれるなら、あなたもキスしてくれない?
もう急がないから、『それなりの場所』でもどこでもいいから」
据わった、ドロリとした目でそう言った。
乱れた口紅が、獲物を食らった生き血のように見える。
>>541
少女の舌に内側を嘗め回された。
その間からも目を開けていれば、自分から『何か』が吸い出されたのが見えた。
体調には、なんら変化は無い。
「……ハッ」
離れた直後の少女の顔からは、
隠そうとしていながらも隠し切れない気持ち悪さが滲み出ていた。
暫らく口を押さえ、少し落ち着きを取り戻してから、
「……ありがとう」
と、お礼を言った。
声と表情からは、嫌悪の変わりに、安心と諦めが覗けた。
その後少女は、今度は『警官』の方へと誘いをかけている。
543
:
『ナイン・ストーリーズ』
:2006/08/20(日) 23:42:14
>>541
『!』
こちらの身長を考えると蹴りは
向こう脛あたりにヒットしただろう。
男の顔が一瞬苦痛に歪む。
>>542
『(まさに異常な街だな。こんな所で同類に
出会えるとはな。)』
一部始終を見届けた後、携帯が鳴りはじめる。
『はい...そうですか。では今からすぐに向かいます。』
一言二言やりとりを済ませ電話を切る。
『悪いがそれは無理だ。未成年者に手は出せない。』
職業柄、色んな人間と会う事があるため
化粧の乱れなど意に介していない。
『では申し訳ないが私はこれで失礼させてもらう。
そこの角をまっすぐ行けば大通りへ出られるから
暗くなる前にここから退散した方がいい。』
男はそのまま背を向けて立ち去った。
544
:
『イージー・ローラーズ』
:2006/08/20(日) 23:58:14
>>542-543
「…………ふぅ。」
ハンカチを取り出して、口を拭う。
「ティッシュ、使う?」
誘っている少女にハンカチを取り出したポケットティッシュを差し出す。
「……あっそ、ありがとね。」
かなりの嫌悪感を向けつつも、道を教えてくれた礼だけはきちんと言う。
「まぁ、別にお礼を言われるほどの事はした覚えは無いんだけれどね。」
そういって、ははは、と乾いた笑い。
「ぁー、きっと怒られるだろうなぁ。」
何かどこか嬉しそうな悲しそうなそんな表情。
「僕はほら、さっきも言った通り流されやすいからさ。
完全に流されてばっかりだから考えるのは苦手でね。」
言ってから少女の頭を撫でる。
「あまり無理しないように、ね。」
思いついたように、ポケットに入れていたレシートとペンと取り出し、携帯の番号を書く。
090まで書いて、結局携帯を取り出してそれを見ながら。
書き終わり、レシートを押し付ける。
「あげる。
もし、もしも、僕ができることがあればまた手伝ってあげる。
それじゃあ、ね?」
もう一度少女の頭を一撫でして、言われた道を『帰っていった』。
545
:
秋野シトネ『シティスリッカーズ』[
:2006/08/21(月) 00:25:02
>>543
「…………」
スモークガラスのような目で警察官を見送った。
挨拶すらしなかった。
>>544
「いらない」
一言で断わり、自分のポケットからティッシュを取り出して拭いた。
ゴシゴシと、強く拭き過ぎたために唇の皮が切れて血が滲んだ。
口紅と、少しの出血で赤くなったティッシュをグシャグシャと汚く丸め、
ポケットに突っ込んだ。
「………!」
押し黙り、体を固くして頭を撫でられる。
渡されたレシートはぼうっと持ち、
最後の一撫でにも何も言わなかった。
自分こそが何かを吸い取られたように呆けた様子で、
『命の恩人』が消えていくのを見ていた。
見えなくなってから、レシートを放り捨て、ノロノロと道の端まで行ってうずくまった。
それから、『その時』が来るまで静かに泣いて待った。
546
:
秋野シトネ『シティスリッカーズ』
:2006/08/21(月) 00:45:23
――やがて、立ち上がると、捨てたレシートを拾った。
しわを伸ばし、携帯電話に番号を登録して、財布にしまった。
携帯電話を取り出し、力なく確認してこれもしまう。
俯き、酷い猫背で、ボトリボトリとこの場をを後にする。
「死ねばいいのに……死ねばいいのに……」
いつまでも呟いていた。
547
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/25(金) 21:38:39
「あちゃ〜、迷っちゃったかなぁ…」
しきりに後ろを気にしながらスラム街を歩く男子高校生。
半袖のYシャツ、紺のネクタイと長ズボンはまさに場違い。
目にかかるほど長い黒髪をしきりにいじっている。
「なんかここ怖いよ…雰囲気が…」
548
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/08/25(金) 21:50:00
>>547
いきなり『グイッ』と後から肩をつかまれる。
「ここはガキがいるような場所じゃねェ。」
いつかの強面だ。
549
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/25(金) 22:00:34
>>548
「うぉわあぁー!!!??」
突然肩をつかまれ必要以上にビビる。
恐る恐る振り向きようやく見たことある顔だと確認する。
「あ!あの時の…?この前はどうも…」
ビビりながら軽く頭を下げる。
550
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/08/25(金) 22:09:50
>>549
「うるさい。」
無精髭の生えた顎を指でなぞる。
「また逃げて、こんなトコに着たのか?逃げ込む先を良く考えろ。
犬に追われて虎の巣に飛び込む奴があるか。」-
551
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/25(金) 22:16:11
>>550
「す、すいませ〜ん…」
怖いものが目の前にあると人は自然と声が小さくなるものだ。
きっとそうだ。だって今がそうなのだから。
「でもこういう人目につかなくて分かりにくい所に逃げないと駄目なんですよ。
相手は三人な上に僕よりも足が速いんですから…」
552
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/08/25(金) 22:22:53
>>551
「解れば、いい。」
怖がっていようがいまいが構いやしない。
別に大した問題ではないと、(少なくとも自分は)考えているからだ。
「その結果死んでもいいのか?ここは治外法権のスラム街だ。
『治外法権』。意味解るか?日本の方はここには無い。警察もこねェ。
ここにはここの法がある。
その3人を死ぬほど嫌ってないなら、逃げ先は別のトコにするんだな。
周りの奴が死ぬってのは、思ってるよか、キッツイぜ。」
553
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/25(金) 22:34:58
>>552
「ははは…そんな所だったんですかここ。おっかないですね…」
貴方も十分怖いですよ!
みたいなツッコミは入れなかった。
いや入れられない入れられるものかー!
「さすがに死ぬほど嫌ってはいませんよ。一応家族ですし。一応…
でも身を守る方法は持ってるんで、多分大丈夫ですよ。」
554
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/08/25(金) 22:50:12
>>553
「覚えておくといい。そして忘れるな。」
歩き出した。
「出口まで案内してやる。離れるな。
身を守る方法?空手か何かか?やっているようには見えんが。
まぁ、なんだ。その家族が探しに迷い込んだ時の事も考えるんだな。
お前には身を守る手段があるかも試練が、そいつらはどうだ?」
555
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/25(金) 23:05:40
>>554
「肝に銘じておきます…」
おどおどしながら少し離れて後ろから付いて行く。
「なんていうか、超能力みたいなもんですよ。
こんな所までわざわざ僕を探しには来ませんよ。
それに僕には、関係ないです…」
556
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/08/25(金) 23:10:40
>>555
「そうするといい。」
足を休めることなく歩き続ける。
「超能力?・・・ふーん。
確かに普通の神経してたら、こんなトコには来ない。
関係ない?家族の時点で、関係は出来ているだろ。
無責任ぶって、全てに対して『関係ない』ってか?」
557
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/25(金) 23:20:36
>>556
「家族…か……」
ぼそりと呟く。
次第に足取りも遅くなっていく。
「関係ないですよ…いつも僕のこといじめてくるし…
血は、つながってないし……」
もうほとんど止まってる。
558
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/08/25(金) 23:30:51
>>557
「止まるな、置いていくぞ。
・・・仕方ない。」
仕方が無いので少しの間だけ足を止める。
「逃げてばっかだな、関係ないを言い訳にして。
ま、俺には全く関係ないことだ。全くな。何せ、何の関係もねェ。
オラ、さっさと行くぞ。」
559
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/25(金) 23:45:16
>>558
「………そうですね、貴方には関係ない、ですよね……」
自嘲気味に薄く笑う。
ゆっくり歩いて長身の眼帯男にある程度追いつく。
「お待たせしました、行きましょう。」
560
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/08/25(金) 23:55:51
>>559
「結局、テメーの悩みを解決するのはテメー自身しかいねェ。
そして、人に相談する時には、既に自分の中に答えがあると知れ。
他人に聞いて、帰ってくる答えなんざ、真実の10分の1もねェんだ。」
タバコをくわえ、火をつける。
「そこを曲がってまっすぐ行けば、表通りに出る。
鴨にされないようになったら、またきな。
鴨にされるうちは来るんじゃねーぞ。じゃあな。」
そう言って薄暗い路地に消えた。
561
:
鳥越 勇司『シンプル・プラン』
:2006/08/26(土) 00:10:42
>>560
「自分の中に、答えがある…」
言われた言葉をかみ締めるように反復する。
「あ、ありがとうございました…」
ペコリと頭を下げる。
その間に相手は行ってしまった。
「てめーの悩みを解決するのはてめー自身、か…」
眼帯男からの説教を忘れないようにまた反復する。
言われた通り表通りに出て帰宅した。
562
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/08(水) 22:50:43
「何というか…、ずいぶん『遠い』とこに来ちまったな。
いかにも物騒な場所だぜ」
散策しているうちに迷い込んでしまったらしい。
辺りを胡散臭そうに見回している。
563
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/08(水) 23:00:46
>>562
ズルズルと体を引き摺る様な感じで、黒いコートを着た金髪の女性が歩いて来た。
良く見ると黒いコートには赤黒い染みが所々にあり、何と無く鉄臭い気がするかもしれない。
「………………。」
見た目と場の雰囲気が相まって、非常に不気味かつ怖い光景になっている。
564
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/08(水) 23:01:11
>>562
見回した先で、ちょっとしたステップに腰を掛けている男と目が合う。
ジロリと見つめるその眼は片方しか見えない。
ゆっくりと立ち上がると、カツカツと足音を立て近づいてくる。
565
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/08(水) 23:02:13
>>563
キョロキョロと辺りを見回している男に、隻眼の男が近づいて行くのが見える。
566
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/08(水) 23:06:25
>>563
(ちょっ、何だこの女性は。
いかにもの場所にいかにもの人物だぜ)
思わずニヤリと笑う。
>>564
「うは」
(こっちもきてんなぁ、っておま何でこっち来てんだよ)
思わず一歩後ずさる。
567
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/08(水) 23:16:39
>>565-566
丹波さんや布川さんに気付いているのかいないのか、
燐は其方の方へフラフラと少し千鳥足気味で近寄って行っている。
何と無くゾンビを思い出すかも。
「………ん……ああ、こんにちわ。」
布川さん達にある程度近付くと、下向きだった首をゆらりと回して燐はお2人に挨拶をした。
取り敢えず意思疎通は出来るらしいが、
指は猛獣か何かに噛み付かれたかの様になっている上に少しやつれているのでかなりホラーっぽい。
何処がとは言わないが、Fっぽいけどね。
568
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/08(水) 23:24:17
>>566
グイッと近づき顔を寄せる。
「あんまりキョロキョロするな。
 ・   ・
カモにされるぜ」
忠告らしい。
>>567
「・・・こんにちは」
挨拶を返す。
(やばい雰囲気の女だな。ドラッグじゃない・・・。
精神から来てる、心が壊れてる感じだ)
569
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/08(水) 23:30:20
>>567
「うはこえ(ゴホン)
ちわっす。大丈夫かい、あんた?」
本音を咳払いでごまかし挨拶を返す。
(つーかこええけど素材自体はいいんじゃね?)
結構失礼なことを考えていた。
>>568
「ああそりゃ面倒だな、気ぃつけるよ。
で、俺をカモにしようってんじゃねえなら、何か用かい?」
上体をやや反らした。
570
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/08(水) 23:39:32
>>568-569
「ああ、俺は大丈夫だ……。
所で……こんな所で何をやっているんだ、坊や達は?」
妖しい笑いを浮かべながら、燐は濁り切った瞳で眼鏡越しにお二人を眺めている。
正直言って、ヤバそうな雰囲気を垂れ流しまくっている感じがする。
近くにいるだけで呪われそうだ。
因みに、目の前の女性は猫背だが身長170cm前後の東欧系と言う『素材』だったりする。
しかも眼鏡っ娘ですぜ……20歳台っぽいけど。
571
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/08(水) 23:48:47
>>569
「別に。面倒事が起るのが嫌なだけだ。
俺は静かに暮らしたくてここに住んでいるんでな・・・」
プイと布川から離れる。
>>570
2mを越す身長の男が振り返る。
「大丈夫ってツラしてねーぜ。嬢ちゃん。
睡眠とってるか?可愛い顔が台無しになってるぜ」
こちとら29歳だ。坊や呼ばわりされるほど若くない。
コートのポケットを漁り、バンドエイドを取り出す。
最近、腕白な子供の知り合いができたので常備しているらしい。
「痛々しいから巻いとけ。」
572
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/08(水) 23:52:31
>>570
「坊や、なんて言われたのはずいぶん『遠い』なぁ」
くつくつと声を上げずに笑う。
「散歩中だぜ。
あんたこそこんなところで何やってんだ?
暴kあー、喧嘩でもしたのかよその有様は」
心配半分興味半分の視線を向ける。
>>571
「そいつはどうも。
別に何かやらかそうとか思ってねえから安心してくれていいぜ。
もっとも、誰かがちょっかい出そうってんなら話は別だけどよ」
少しの間視線を送るが、すぐに女性の方に目を戻した。
573
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/09(木) 00:04:38
>>571
「……摂ってるよ………ちゃんと……ああ……ありがとう……。」
もそもそと受け取った絆創膏を指に巻きながら、燐はボソボソと答えた。
恐らく心労とか精神的なダメージとかによる物なのだろう。
>>572
「一寸『パトロール』をね……やってたんだ。
ここ等一帯は………『悪』が多いからね……フ……フフフ……フ……。」
不気味な声で肩を震わせて笑いながら、燐は眼鏡の位置を指で直している。
574
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/09(木) 00:14:06
>>573
「自衛の手段があるなら・・・好きにすればいいさ」
低い声で言った。
>>573
(女一人でここを『パトロール』?)
何か心に引っかかる。
「初対面で失礼だとは思うが聞かせてもらう。
何かあったのか?普通じゃねーぜ、お前さん」
575
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/09(木) 00:21:10
>>573
「へぇ、『パトロール』ねえ」
(ちょっとこれやばくね?絶対寝てねえよなこれ)
「しかしあんた、そんなふらふらだとぶっちゃけ危ねえと思うぜ。
今日は家に帰って休んだらどうだぜ?」
(正直今の状態で何かできるとは思えねえなこのお姉さんがよ。
しかし聞きゃあしねえんだろうなあここまでいかれてるんじゃなあ)
無駄だろうと思いつつ忠告した。
(…一体、何したら何されたらこうなるんだぜ?)
>>573
「まーあるっちゃあるというかないわけじゃねえな」
視線は向けないまま返答した。
「じゃなきゃあこんなところにのこのこ踏み込めねえよ怖くてよ。
つーかここは『静か』からは『遠い』と思うぜ?」
576
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/09(木) 00:23:06
下の
>>573
→
>>574
に訂正です
577
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/09(木) 00:33:12
>>574-575
「いや何、一寸大切な人が殺されただけさ…………フフフ……フフ。」
感情や意思が磨耗し切ったような淡々とした口調だが、燐の周囲にはどす黒い念が渦巻いている様に見える。
何と言うか、『悪意』や『憎悪』とは微妙に違った雰囲気を燐からは感じるだろう。
「ああ……優しいな、君は。
君みたいな『善人』ばかりだったら……世界はもっと素敵だと思うのだが………。」
何処か普通とは少し違う様な気がする微笑と共に、燐は布川さんを撫でている。
578
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/09(木) 00:41:43
>>575
「静かさ。煩わしい事がないからな」
襲われる心配がなければ、ここは非常に住みやすい。
>>577
「そうか・・・。大事な奴が居なくなるのは・・・辛いな・・・」
少し沈んだ眼の色になる。
が、次に顔を上げたときには違う光が宿っている。
「だがな。アンタはよくねェな。ああ、よくねェ。」
579
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/09(木) 00:46:41
>>577
「殺され…、ってあんた…」
思わず絶句。
(だからこんなんなってるわけかよまいったぜ)
「ってちょっおま何なでてるですか!」
思わず敬語。しかも噛み気味。
とりあえず身をよじって離れる。
「悪い気分じゃねえというかむしろ嬉しいが、初対面の人間にやることじゃねえ気がするぜ?
それに俺は別に善人なんかじゃねえよ。
年金払ってねえし信号無視は当たり前だぜ」
話を変えたいと思いつつ適当なことを言う。
>>578
「こういう場所だと、色々と『騒ぎ』が起きるもんだと思ってたが…。
意外とそうでもねえのか」
感心したような意外そうな表情を一瞬だけ浮かべる。
580
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/09(木) 01:00:10
>>578-579
「俺は幾等ボロボロになっても良いんだ……俺みたいなのが増えなかったら………。」
沈んだ表情の丹波さんの言葉に首を横に振りつつ、絶句している布川さんの頭からそっと手を離した。
服のボタンが何個か外れていたり,髪がボサボサになっているのに、全く直そうとしていないのはそう言う事らしい。
所々から覗き見える白い肌の各所も結構傷がある様だ。
>>579
「あー……君は悪人だったのか………。」
布川さんの方へと燐のドス黒いオーラが流れて行く。
非常にやばい雰囲気がしなくも無い。
581
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/09(木) 01:13:11
>>579-580
「そうでもない。そういう奴らは空気をよく嗅ぎ取る。
襲っても大丈夫か否か。だから襲われる事はない」
含み笑いをしながら言った。
そして女のほうに厳しい顔を向ける。
「それで先に逝っちまった奴が喜ぶか?本当に喜ぶか?
お前の行動が一辺の疑う余地のない真実の行動なら止めん。
だが亡くした悲しみから、心の真実から逃げる為の行動なら・・・
悪い事は言わん、やめておけ。
死んだ奴に心配かけねーように生きる。
それが残された奴がやらなくちゃいけねー事だ。
もう一度見詰め直してみるんだな。
自分の行動を見て逝っちまった奴がどう思うかをな」
普段寡黙な丹波がやけに喋る。
男の方に向ける殺気の様な雰囲気に気付き、女の手首をがっしり握る。
「ヤバイぞ、お前。早く行け。押さえておく。
ヤッパリ面倒事を持ってきやがる・・・外の連中は・・・」
582
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/09(木) 01:22:47
>>580-581
「いいわけねえだろそんなの。
確かに俺にはあんたの悲しみや怒りはわからねえ。
あんたがそういう感情に突き動かされてんのは何となく想像できるが、
自身が不幸な奴が他人の幸せを守るなんてできると思えねえ。
自分の土台も危ねえって奴が他人をどうこうしようなんてしねえ方がいいと思うぜ」
女性の言い草にカチンときて言い返す。
「別に悪人でもねえよ。
ごみは拾うしお年寄りに座席は譲るぜ?
大体単純に善と悪だけで世界を割り切ろうとしてんじゃねえよあんた。
そういうところも危ねえよ。マジで休んだ方がいいぜ」
迫力に押されながらも、視線をそらさず言い放った。
「逃げるって、あんたはどうするんだぜ?
俺が逃げた後であんたがここに転がるってのは気分がわりいぜ」
男が自分を助けてくれるのを意外に思いつつ感謝の念を抱く。
(でもよ、だったらなおのこと引けねえよ。参ったぜ全く)
飛び退れるように身構えるが、二人からは目を放さない。
583
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/09(木) 01:52:54
>>581-582
「どんな所にも………良くいるよな……。
『復讐は無意味だ』とか『死んだ奴はそんな事望んじゃいない』とか言う奴……。」
ブツブツと呟きながら、丹波さんの腕から女性は体を捩って抜け出そうとしている。
しかし、成人女性では成人男性の力には叶わない様だ。
「そう言う奴は……一遍自分の恋人でも殺されてから来いよ……。」
自分で『自分の事は如何でも良い』と言っていたが、自己憐憫みたいな事を言っている。
584
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/09(木) 02:06:50
>>582
「俺は大丈夫だ。」
キッパリ言い切った。
なぜかは判らないが言葉から自信を感じ取れる。
>>583
「意味ある復讐もあるだろう。敵討ちが悪いとは言わん。
死んだ奴が何を望むかなんて知った事か。
それに俺はアンタの恋人の事なんて知らん。
だが、アンタの恋人の事はあんたが一番よくわかっているだろう。
今のアンタを見てソイツがなんと言うか。良く考えてみろ」
まだ手をガッシリ握っている。
「それで喜ぶような男だったなら、スッパリ忘れることだな」
585
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/09(木) 02:14:14
>>583
(恋人、いねえんだよなあ)
心の中で失意体前屈。
「死者が何を望んでいるかなんて、俺達には少なくとも俺にはわかんねえよ。
でもよ、あー」
首をひねったり腕組みをしたりして言いたいことをひねり出そうとする。
「あんたがそういう状態だと、えー、恋人さんは悲しいんじゃね?
俺だったら悲しくて苦しい。
何というか、その、幸せでいて欲しいと思うんだぜ」
>>584
「まあ体格から言えば大丈夫なんだろうけど、なあ」
一応安心はしたがやはり不安ではある。
(自信ありそうだけど、急所攻撃とかされたらさすがにやべえだろ)
586
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/09(木) 02:25:12
>>584-585
「例えアイツが望んでなくとも……俺の心がざわつくんだよ……。
胸の此処の辺りが……『足りない』って……何度も……何度も……。」
掴まれていない方の手の親指で、燐は自分の左胸を指差している。
少し俯いているので分かりにくいが、少し涙が目に溜まって来ている様だ。
「…………俺の幸せは………『アイツといる事』だけだ……。」
何一つ嘘が無いと思わせる瞳で、燐は結構恥ずかしい事を言った。
587
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/09(木) 02:47:22
>>585
「心配するな。大丈夫だ」
ターゲットになってないしな、俺は。
>>586
「・・・死んだ奴はなァ。死んだ奴は絶対に生き返らねェんだ。
何度声を聞きたくても、一緒に居たくても、もう無理なんだよ。
でもな、死んだ奴を覚えている限り心の中に居るんだ。
お前は 心の中のソイツの眼を 真正面から見つめられるか?
心の中のソイツは お前を どんな顔で見つめる?
どんだけ辛くて悲しくてもなァ、思い出で少しずつそれを拭っていくしかねェんだよ。
思い出ってのはそういう為に在るんだろうが。
俺が言えるのはここまでだ。後は自分で決めな」
手を離してやった。
588
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/09(木) 03:02:33
>>586-587
「あー、うん、おっさんの言ったとおりだぜ」
(言いたいことを大体言ってくれたな、正直助かるぜ)
「あんたの心に思い出に恋人さんはいる。
それを抱いて生きていくことが、あんたの幸せにつながる…、かもしれねえ。
あー、なんだ、うまく言えねえが」
(ちょっ、放して大丈夫かよ)
ちょっとびびるが動きはしない。
「あー、あれだ、俺も何かできることがあったら手伝うぜ、うん」
589
:
燐『ワイルド・ラブ』
:2006/11/09(木) 03:19:24
>>587-588
「………………うるさい…………。」
俯いたままの姿勢で、燐はかなり小さな声で一言だけ呟いた。
「うるさい……うるさい……うるさいッ!!」
袖で涙を拭くと、頭を振りながら燐は何度も叫び続けている。
最早図体だけが大きな駄々っ子の様だ。
「………………。」
数分位叫び続けた後、燐の足元にスタンドの物らしきもう2本の足が発現される。
爪先で道路にラインを引く様な仕草をすると、道路のスタンドの足が触れた部分から大量の『蔦』が発生した。
無限に湧き出て来る『蔦』が互いに絡み合い、かなりの高さの『葡萄棚』を作っている。
「………………………煩かった………煩かった……けど…………がとう………。」
良く耳を澄まさないと聞こえない大きさの燐の声が、『蔦』の壁の向こうから聞こえて来た。
数分後に『葡萄棚』が消滅した頃、燐の姿は既に其処には無かった。
しかし良く周囲を見れば、
アスファルトが割れて地面が露出した部分に『ありがとう』と書かれているのが分かるだろう。
590
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/11/09(木) 03:27:15
>>587
「おっさん言うな」
おっさん言うな。
>>589
叫び続ける様子を見つめる。
(心を押し殺すより、心のままに言葉を吐き出した方がましだな)
そう思いながら。
数分後、女の足元に足のようなビジョンが。
(スタンド!?この女、スタンド使いか!)
驚いて身動きをとるのを忘れた。
しばらくして、『葡萄棚』が消えた。その跡が文字になっているに気付いた。
(『ありがとう』か。少しは救われたのかね・・・)
そして気付いた。
「この跡どーすんだこれ。」
考えても仕方ないのでその場を後にする事にした。
591
:
布川『ストリームライン』
:2006/11/09(木) 03:42:07
>>589-590
しばらく黙って様子を見ていたが、声をかけようとする。
「あー、なあ、あ!?」
(アレは、『スタンド』!?)
「何じゃこりゃ、植物?
…『兄貴』とかがいいのかよ?」
溢れる『蔦』に驚きつつ、半ば無意識に男に返答する。
「それにしてもこりゃすげえなぁ。
…ん?」
(あー、ちっとは役に立ったのかも分からんね)
「元からボロいんだし別にいいんじゃね?
んじゃあ俺も帰るかな」
何度も振り返りつつその場を立ち去った。
592
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/01(金) 22:24:51
危険な香りがぷんぷんしやがるこの場所に俺登場。
なんかこういう危ない所に一人で来ると自分がハードボイルドになった気分がするから不思議だぜ。
「……」
黙ってさっきから同じとこグルグル歩いてっけど迷ったわけじゃねーから。
勘違いすんなよ?
593
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/01(金) 22:39:28
>>592
ガチャリ
ドアが開き、中から背の高い男が出てくる。
「お前何やってんだ。こんな場所で」
いつかの膝蹴りを食らわされた男だ。
594
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/01(金) 22:46:28
「たーしーかーここらへーんーー」
記憶を頼りに探す相手は・・・意外とすぐに見つかった。
「お。いたいた。」
>>592-593
見覚えのある銀髪が何かを手に歩いてくるのが見えた。
595
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/01(金) 22:56:11
>>593
「うおっ!? ……ってオメーいきなり出てくんじゃねーよ! 心臓にわりぃだろーが!!
デスノかッ!? オメーは俺を心臓麻痺で殺す気だったのかッ!?」
マジギレしてるいつぞやのボサボサ金髪。
>>594
「え? なんだこの状況? 俺にまた膝蹴りするための前フリ?」
なんでオメーらここにいんだ? みてーな冷めた目で見てる。
596
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/01(金) 23:02:20
>>594
「あんたまでか。なんだってこの街の人間は危機意識が薄いのかね」
ガリガリと頭を掻いた。
>>595
「うるせェよ。男がプッツンプッツン切れてんじゃねェ。
ここは俺の家だ。何時出てこようが俺の勝手だろうが」
親指で指した先には『丹波』書かれた表札が下がっていた。
597
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/01(金) 23:09:05
>>595
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
( ゚Д゚)
(゚Д゚)
「歓楽街じゃねぇよな、ここ。」
>>596
「いや、前にここに住んでるって聞いたから。なんか昨日はどえらい迷惑かけたらしくて。」
良く見ると手土産を持っているようだ。
「私はシャッターの前にいたときまでは覚えてるんだけど、その後は気がついたら病院の診察室の
中だったんで何があったんかと・・。」
要約すると、家まで搬送⇒たまたま居合わせた女医母⇒病院送り⇒一日で脱(ゲフン 回復
「いや、ほんと、申し訳ない。」
平謝り。
598
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/01(金) 23:16:57
>>596
「俺の家? マジでアンタこんなとこに住んでんの?
おいおいすげーな、見た目も住んでる場所もハードボイルドじゃねーか」
なんか褒めた。
>>597
おい、こっちみんな。
「オメーそれはどういう意味だ? アレか? 俺を遊び人扱いか?
冗談じゃねーよまじめさと誠実さが売りの俺に向かって」
こんな季節でも前だけ出してる上半身をボリボリ掻く。
599
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/01(金) 23:26:22
>>597
「迷惑だとは思っていないがな。
大丈夫大丈夫なんて言って、車道に突っ込まれた時はさすがに焦ったが」
額を掻きながら言った。
「・・・おいおい。あそこから怪しいと思ってたがな。
記憶を無くすほどだったのかよ」
>>598
「住んでるよ。どこだって住めば都だ」
首をバキボキと鳴らした。
>>597-598
「立ち話もなんだ。ウチ入るか?」
600
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/01(金) 23:29:50
>>598
「シャツの前を渋めに綴じでボルサリーノハットでもかぶりゃあ少しは誠実さも出るだろうよ。」
そこにさりげなくロングコートでもあれば尚ベネだが。
「おなかをだしてると、おなかピーピーになるからきをつけるんだよ?」
しまいには子ども扱い。
>>599
「あっはっはー、じゃあ今頃へたすりゃ地獄の裁判官の前に正座させられてたかも知れないか。」
笑い事ではない。
「全く覚えてないんだな、これが。」
手土産からは何かほこほことした美味しそうな香りが。
「え?お邪魔していいんですか?」
外が寒くて上がりこむ気満々だったので遠慮している風には見えない。
601
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/01(金) 23:42:37
>>599
「こんなにデンジャラスな都は他にはねーな」
窓割れまくってるってさみーだろーなと思ったり。
「マジで? いや〜わりぃな、邪魔するぜ」
全く遠慮しねーよ。
>>600
「誠実さってもんはほっときゃ勝手に滲み出てるもんなんだよ」
今年の冬はこれで越す覚悟だ。
「なんだか知らねーが病院にたどり着いてから記憶すっ飛ばしてる奴に言われたくねーなァ〜。
隙間風激しいダンボールハウスに住んでっからそういうことになんだよ」
でまかせで反論する。
602
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/01(金) 23:54:24
>>600-601
奇妙な事に・・・丹波家の窓は一枚も割られていない。
壁に落書きもされていない。他のところは酷い有様だというのにだ。
「どーぞ いらっしゃい」
室内に2人を案内する。
「ヤモメだからな。あんまり綺麗にしちゃいねェぞ」
とは言ったものの、実際は結構綺麗に片されている。
黒い革張りの2人掛け用のソファに座るように勧めた。
「飲みモンは紅茶でいいか?」
2人に聞きながら台所へ。
603
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/01(金) 23:59:26
>>601
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何か聞こえたがスルーした。
「最近のダンボールハウスは鉄筋コンクリートの防音完備エレベータ付き建物の
事を指して言うのか。時代が変わったな。」
反論など何処吹く風。
「それと正しくは病院送りになる前に記憶を飛ばしたんだ。残念だったな。」
そしてわけわからん反論をした。
>>602
「お邪魔します。」
へたすりゃ我が家より片付いている部屋へ上がらせていただいた。
「あー、おかまいなく。紅茶は砂糖抜きでお願いします。あと、これ昨日のお礼を兼ねて
お土産です。」
差し出した美味しそうな香りのする手土産は、来る途中で買った『さつまいもとリンゴのパイ』。
黒い革張りソファーとは渋いねぇ。
604
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/02(土) 00:11:11
>>602
なんかここだけ割れてねーな、ちゃんと窓買ったのか。
「お邪魔しま〜す」
丹波についてく。
「何変な謙遜してんだよ、窓も割れてねーし俺んちより綺麗じゃねーか」
勧められるがままにソファに座り込む。
「あん? 気ィ使うなって。……紅茶で」
>>603
「……」
なんかスルーされた。
泣くぞコラ。
「何? エレベーター付いてんのかよ。何そのハイテク技術?
少し分けろ、こっちは今だに階段だぞ」
理不尽にぶつける切実な願い。
「どっちにしろその年で記憶飛ぶって……なぁ?」
プププっと口を押さえて笑ってる。
605
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/02(土) 00:26:16
>>603
「ああ。そこのテーブルに置いといてくれ」
ソファの前には少し大きめの円形ガラステーブルが置いてある。
>>604
「この季節に窓割れてたらさみーだろうが」
台所からそんな声が聞こえた。
>>603-604
「待たせたな」
ティーパックの入ったカップ(種類はバラバラ)を持って戻ってくる。
「好きなの持ってきな。どれも量は変わらん。
調理用の砂糖しかなかったんでな。砂糖はあきらめてくれ」
そう言って、一人掛け用の黒革のソファに座った。
606
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/02(土) 00:30:18
>>604
「階段?いい運動になっていいじゃないか。」
理不尽な願いにさらに酷い返答。
「・・・・・見るか・・星々の砕ける様を・・・・・」
やや間があって
( ゚∀゚)σ)'A`) ・∵.
光速でつついた。
>>605
「大丈夫、砂糖は不用ですんで。」
適当にカップを手に取った。
「あぁ、パイは適当にフォークでつついて食べてくださいな。」
わざわざ個別に皿を出してもらうのも申し訳ないと。
607
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/02(土) 00:38:03
>>605
「そりゃそーだ」
ソファから返した。
「いや〜わりぃな、ホント。いただきま〜す」
テキトーに一つ選んで口に持っていく。
>>606
「あのなぁ、わざわざ階段で運動したくねーよ」
紅茶を飲みながら答える。
「……あ? 何言ってんだオメー?」
―――つつかれた。
「ブ――――ッ!!??」
つつかれたから口に含んでた紅茶吹いた。
いや、俺は悪くねーよ。
608
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/02(土) 00:43:28
>>606-607
「人数分のフォークと切り分けるためのナイフがいるな」
スッと席を立ち、ナイフとフォークを持って戻ってくる。
ナイフはとてもよく切れそうな怪しい輝きを放っている。
>「ブ――――ッ!!??」
「・・・布巾もいるな・・・」
それらを置いた後、布巾を取りに行った。
609
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/02(土) 00:45:22
>>607
「自慢の腹筋は階段昇降運動でこそ鍛え上げられるんだと思うがどうか?」
真偽はさておいて。
ところで紅茶を噴いたのはどっちに向かってなんだい?
>>608
紅茶スプラッシュは空振りに終わったか。被害が出なくて何よりだ。
テーブル中央のパイの様子が気になるが。
「布巾ついでにティッシュか乾いたタオルが必要ですねー。」
色々悲惨な事になってるだろうから。
610
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/02(土) 00:55:26
>>608
「あーわりぃな、せっかくの紅茶が」
そんなこと言いながらナイフでパイを切る。
「つーか俺の口に含んでた紅茶全部ぶっかかったしこれもう俺しか食えねーな、うん」
パイ強奪作戦を開始した。
>>609
「別にそんくらいは鍛えねーでもなんとかなんだよ多分。
つーかオメーいきなり何してんだ? びっくらこいて紅茶吹いちまったじゃねーか?」
ちなみに紅茶かかったのは主にパイだ。
いわゆる台無しだな。ハハハ
611
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/02(土) 01:04:43
>>609
「やれやれ」
布巾とキッチンペーパーを持って戻ってきた。
「とやかく言う気はないが悪ふざけも程々にな」
>>610
「好きにしな」
多少、いや、かなり呆れを含んだ口調で言う。
「だが。その前に床の掃除をしてもらう。
噴いたのはお前だからな。お前が拭け」
612
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/02(土) 01:07:35
>>610
「何って、いや、何となく、だ。」
>「どっちにしろその年で記憶飛ぶって……なぁ?」
これについてムカついたのでつついたとは言わない。
「・・・・まぁあれだ、パイはお二人で仲良く分けてくださいな。」
げんなりしつつ紅茶をすする。
野郎が噴いた紅茶の洗礼を受けたパイを野郎二人で仲良く分け合う・・・・・
良い話じゃないか・・・
って、マテっ
パイはただの土産じゃなく昨日ぶっ倒れたのを家まで送り届けてくれた御頭へのお礼の
品でもあったんだが。
>>611
「はーーーーーーーーーーーい」
叱られた幼稚園児の如く返事をする。つまりさして反省していない。
布巾でテーブルの上を綺麗に拭き取り、キッチンペーパーは隣に居る金髪外人に押し付けた。
『自慢のお洋服が紅茶に染まってますよ』と一言添えて。
613
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/02(土) 01:23:29
>>611
「マジで? ありがとよ、遠慮なくいただくわ」
呆れられていることなど気にしねー。
今は目の前のパイだッ!
「……え? 俺がやんの? 俺被害者なんだけど?」
>>612
「今その何となくでめんどくせーことになってんだけどどう思うか簡潔に述べろ」
なにやら半ギレしながら聞いてみる。
パイは……しゃーないよな。
俺にも日頃のお礼っつーもんがあるだろ。
ビチャ
「あん? ……………げぇッ!? そういうことは早く言えや!!」
キッチンペーパーで必死に拭く。
614
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/02(土) 01:29:36
>>612
(さして反省していないようだが、ま、いいか)
あまり問題ないだろうと思い、これ以上何も言わなかった。
>>613
「お前の唾液が入った紅茶が飛んだんだ。お前が拭くべきだな」
キッパリ言い切った。
615
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/02(土) 01:34:54
>>613
「逆ギレとはまだまだ修行が足りないと見える。」
フッ と笑いつつも一応、責任を感じたので床拭きをしている。
言っておくが家の主に申し訳ないから手伝ってるだけだからなッ!
なんて雰囲気をぷんぷん匂わせていた。
>>614
なんか大人しく床掃除をしている。
「うっわー。その表現リアル。」
唾液は主に万病に効くというがそれとコレは全く違うだろう。うん、そうに違いない。
あぁ、憐れなパイ・・・
616
:
那雲 マサムネ『ソン・オブ・ペイン』
:2006/12/02(土) 01:47:39
>>614
考えに考えた末……
「……」
拭いた。
ものっそいゴシゴシ拭いた。
>>615
「それ何の修行だ? 我慢か?」
なんて言いつつも一緒に拭き始めた暴君を見て思った。
まさかこの雰囲気、ツンデレか……? と。
いやちげーよ、つーかこいつが拭くのは当然だろ。
「じゃ、あらかた拭き終わったしちょっくらクリーニング行ってくるわ!!
じゃーな!」
焦りながら駆け足で出てった。
617
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/02(土) 01:56:33
>>615-616
床を拭いている間に空いたカップなどを片す事にした。
戻ってきてみると、耶雲が帰るところだった。
「気ィ付けて帰れよ」
一言言って見送った。
「で。このパイどうするよ?」
困った顔で矢萩に言った。
618
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/02(土) 01:58:13
>>616
(乙カレー)
「それは自分で考えよう。」
回答拒否。
ツンデレ?なわけねぇだろ。だからって拭くのは当然なんて思ってない。
「あ、ソファーのお尻の部分にも紅茶がーーーーーーーーー・・・・・・」
お尻にくっきり紅茶のしみ、と言いたかったが既に立ち去られていたので黙っておいた。
>>617
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
パイを見てて哀しくなった。あぁ・・・・・
「どうするって、これを食す勇気のある人間がこの場にいるんだろうか?と。」
絶望的。
619
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/02(土) 02:01:01
>>618
「・・・オーブンに入れてしばらく加熱した後で食う事にする。
せっかくの貰いもんだ。捨てるのは失礼だしな」
食べる事にしたようです。
620
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2006/12/02(土) 02:03:57
>>619
「あー・・・・いや、そこまで無茶してくださらなくても・・・・」
まぁ毒が盛られたわけでもないんだが。
「そこはおまかせします。又別の機会にパイのお詫びしますんで。それじゃあ、ごちそうさまでした。」
紅茶のお礼を言ってから挨拶して帰宅した。
621
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2006/12/02(土) 02:08:12
>>620
「そうか?」
ではどうしようか。
「帰るのか?それじゃあ気をつけてな」
それからしばらく目の前にあるパイの処遇を決めあぐねて悩み続けたという。
622
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/01/12(金) 21:35:55
青く透き通る石を摘み上げ、覗き込んでいる。
「どうしたもんかね・・・」
623
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2007/01/12(金) 21:52:42
>>622
コツ コツ コツ コツ・・・
少し遠くに靴音だけが聞こえます。外にいるならつい先日あったばかりの人が角を曲がるのが
見えたかもしれません。
建物の中にいるなら音だけが少しずつ遠ざかって行くのがわかります。
624
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/01/12(金) 21:56:09
>>623
(うん?)
こんな所に住んでいると嫌でも耳が良くなる。
窓からそっと外を見ると、曲がる瞬間が見えた。
(事は早く収めると言った事だしな・・・)
静かに、だが素早く部屋を出て後を追う。
625
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2007/01/12(金) 22:02:51
>>624
角を曲がると、大通りに出る近道を歩いていく姿が見えます。
そちらには気付いていません。
626
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/01/12(金) 22:05:47
>>625
(探偵まがいをする事になるたァな)
距離をとりつつ後をつける。
627
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2007/01/12(金) 22:09:28
>>626
そのまましばらくまっすぐ歩き、少しして左へ曲がります。
大通りへはその左を曲がってからさらに直進すれば出られるようです。
気づく事もなくひたすらこちらの背中を追いかける形になるでしょう。
628
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/01/12(金) 22:15:37
>>627
(いや待て。ストーカーか?)
下らない自問自答をしつつ追跡を続ける。
629
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2007/01/12(金) 22:16:44
>>628
やがて大通りらしきものが見えてきた。
占い師はそのまま大通りへ出ると右へ曲がった。
630
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/01/12(金) 22:20:31
>>629
(ここまで来るとどのタイミングで声を掛ければ良いのかすら判らんな)
引くに引けなくなっていた。
そんな状態で追跡している。
631
:
占い師『テイク・ノー・プリズナーズ』
:2007/01/12(金) 22:24:47
(移動させていただきます)→
【場所】『俺たちのベストプレイス』その7
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/8604/1153629264/
632
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2007/01/17(水) 01:45:32
ユルシテクダサイ、オネガイシマス
633
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/01(木) 23:08:21
放置されたコンテナに腰を掛けて、ぼんやりと視線を漂わせている。
咥えたタバコから灰がポロリと落ちたが、気にした様子もない。
634
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/01(木) 23:13:24
>>633
「〜♪」
向こうの方から鼻唄が聴こえてくる。
さらに
「そういやお腹が空きましたね〜と。」
緊張感のない声も。
「通りに出たらラーメン食べるか、ババになんか作ってもらうかしよう。うん。」
すたすたと歩いてきます。そちらには気付いていません。
635
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/01(木) 23:19:32
>>634
「まったく・・・。やれやれだな」
タバコを投げ、踏みつける。
そして声の主の下へ。
「なんだってお前らは危機感なくここを通ろうとするのかね?」
636
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/01(木) 23:22:44
>>635
「お?」
住人発見。
「なんだって・・って、それはこの道が大通りへの近道になっているからです。」
ビシッ と大通りの方を指差しますよ。理由なんか他にあるんかい?なんて顔で。
637
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/01(木) 23:25:21
>>636
「そーかい」
真面目に問うのは精神を疲弊させるだけだろうと思った。
「スラムも風通しがよくなったもんだな」
638
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/01(木) 23:31:39
>>637
「お前『ら』って事は他にも通り抜けをするアホう共がいるってことですね。」
自分も含まれてるだろうとかキニシナイ。
「風通しねぇ。この時期は寒いからあんまり通りが良すぎるのもどうかと思いますが。」
639
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/01(木) 23:38:07
>>638
「その通りだ」
そのうちの一人はお前さんの友人だ、と心の中で思った。
「例えの表現だ」
640
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/01(木) 23:41:16
>>639
「ふぅん。」
回答を得て興味は失せたらしい。
「わかってますよ。ボケにマジで突っ込まれても困ります。」
で・・
「ご機嫌うるわしくないのは空腹か或いは嫌な事でもありましたか?」
こういうバカが目の前をうろちょろするからだと・・・かどうかは知らない。
641
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/01(木) 23:49:01
>>640
「マジかボケか判断しにくい。特にあんたの場合は」
軽く笑って返した。
「待ち人来たらずってところだ。
大して期待してなかったからそう不機嫌でもない」
642
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/01(木) 23:54:27
>>641
「それは修行が足らないんですよ。関西出身者のボケは他地域の人にはちょっと難しいかも
知れませんがね。」
たかだかボケツッコミに修行が足らないとか言われたくないかもしれない。
「待ち人?本日の食料とかそう言うのなら確かに期待するだけ悲しいかも知れませんね。」
色気より食い気の人間にかかると身も蓋もない。
「でも、待つんだったら期待は大きく持った方が遭遇確率上がりますよ?そりゃ、裏切られた時の落胆は
想像したくないですが、私はいつもそうして会いたい人を待ってますから。」
643
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 00:06:21
>>642
「精進するよ」
タバコを咥え、火をつけた。
「何を言っているのか良く解らんがそういった類の話ではないな」
煙を吐く。
「会ったら会ったで色々と面倒がありそうなんでな。
人を待つってのは実は暇つぶしの口実だ」
644
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 00:10:18
>>643
「まぁがんばって。」
無責任に応援した。
「へぇ・・・。会いたいけれど会えば面倒ごとが転がり込む恐れあり・・・か。ハッ・・・なるほどね。そりゃ
確かに暇つぶしの口実にしておいた方が良さそうですね。」
ニヤーっと笑う。私だっていくら面白くてもトラブルは御免だ。
「ま、ここの街は色々とアイテム豊富な人間が溢れてますからね。面倒ごとを回避する方が逆に面倒かも
知れませんよ?」
645
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 00:16:34
>>644
「人間は小さくても何らかの目的を持った方が過ごしやすい」
片手で眼帯の位置を直した。
どうやらしっくり来るポジションではなかったようでもう一度直した。
「切った張ったの面倒は大好物だ。
ところでどこに行く途中だったんだ?」
646
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 00:19:31
>>645
「そりゃあそうですが・・」
そういえば私は何処へ行くところだったんだ。
「どこへって・・・」
ぐぅうううううううううううううううううううううううう
派手に腹の虫が鳴った。
「てなわけで食料を探しに街へ。アイテムは二つほどございます。」
647
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 00:21:43
>>646
「アイテム?
飯を食うのに必要なのは金と美味い店を見つける勘だけだろ」
丹波我空は情報誌を見ない。
マンガは読む。
648
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 00:26:00
>>647
「ええ、その通りでございます。アイテムの一つはお財布、もう一つは人様の手料理で。」
情報誌はまぁ見ない方。
「通りに出て直ぐのところを左へちょろっと進むと美味しいラーメン屋があるんですよ。そこの親父は頑固で
無口だけど間違いなく美味しいもん出してくれるし、娘さんが独身で妙齢で美人だからやたら男の客が
多いんです。そいつらと親父の攻防戦を観察するのが楽しくって。」
649
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 00:29:00
>>648
「そいつぁ面白そうだな」
見かけによらずそういうのは好きらしい。
650
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 00:34:23
>>649
「ただ、何が困るって・・・そこの親父が私も自分の娘目当てで来るバカ客だと勘違いしてるとこ
なんですよ。男と女の区別もつかないぐらい頭が固まってんのか、実は親父の計画的なボケなのか。」
それでも通い詰めるのは美味しいもののため。
「面白い?でしょ?何なら行って見ます?」
流石の頑固親父も丹波さんクラスの体格の人間を見ればおいそれと喧嘩は売るまいて。
「それでも店に入れそうにないときは人様にたかってます。それが第二のアイテム。」
651
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 00:37:29
>>650
「同性愛者っぽく見えるんじゃないか?」
さくっと真面目にマヌケな事を言ってのけた。
「行ってみるか。そんで軽く口説いてみっか?」
口調と表情が『冗談だ』と言っている。
「誰に集る気だ?俺はそう手持ちがないぞ、今日は」
652
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 00:42:24
>>651
「失礼な。」
NGワードに引っかかったようだ。
「あーちなみに軽くもなにも目線送っただけで親父に瞬殺(退場)された奴もいるからね。いっとくけど
私は巻き込まれは御免だからね。やるなら一人でどうぞ。でも、御頭なら親父黙らせる事が可能かもね。」
無責任に煽ってワクテカな顔になっている。
「誰って、通りでて直ぐの所に巣構えてる占い師に。ちょうどこれから食事作るぐらいの頃合だからね。」
653
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 00:49:57
>>652
「これも例えの話だ」
さらっと流した。
「そういうのおもしれェな。
大一枚(一万円)賭けるか?口説けたら俺の勝ちな」
根っからのギャンブラー気質のようだ。
「そっちも捨てがたいな。
だが休憩も兼ねた食事を邪魔するのも悪いだろう」
654
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 00:53:59
>>653
「なんだ。」
女子高出身者のトラウマだったりする。
「一万円ッ!・・・・・・・」
しばし考える。美味しい話に違いないんだがいかんせん・・・
「今日は手持ちが1000円だから賭けをするなら後日の方が。」
ニヤニヤしているあたり、賭けそのものが罠臭いが。
今日はラーメン代金ぐらいしかないのさ、と。
「べっつに気にしなっくたっていいさ。食事っつっても猫相手に黙々と食べるんだから、それなら賑やかな
方がいいんじゃないのってね。一人分も複数分も作る手間は一緒だから。」
図々しい。そんな言葉が良く似合う人間が目の前の銀髪。
655
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 00:59:31
>>654
「そうかい。ソイツは残念」
足元のアスファルトの欠片を蹴飛ばした。
「ま。なんだ。どっちに行くかはおたくが決めてくれ」
656
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 01:05:28
>>655
「これが娘さんの写真。親父さんが出前中にツーショットしたやつね。」
携帯の画面にバストアップで二人の女性。一人は目の前の銀髪、もう一人は目鼻立ちがくっきりした
美女。首元が広く開いたTシャツがかわいい。
「ちなみに人に対する外見観察眼は鋭い方ですか?」
とかいいつつ、写真を良く見てねと見せる。
並ぶ二人の若い女性。極普通の楽しそうな写真だが・・・・何か、見た瞬間何か、違和感が。
「まぁ、親父が客をあそこまで娘に近付けさせない理由は・・・所謂客を守るためでもあるんだな。うん。」
さぁ、ラーメンがいいか手料理か・・・
657
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 01:07:52
>>656
「実は男?もしくは男だった?」
なんとなくそんな感じがした。
658
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 01:12:05
>>657
「あ、鋭い。」
写真を良く見ると、喉のあたりに女性にはあってはならないものが・・・あった。
「けど冗談抜きでラーメン食べに来る男性客の殆どは全く気付いてないんですよ。んで、当の本人も当然だけど
男の人が好きだし、本物の女の人より女っぽくって綺麗だし、親父は息子から娘へシフトチェンジしたし。」
だから見てて面白いんじゃないか、と。
「というわけで、タネあかしでした。又騙してごめんなさい。」
先に謝った。
659
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 01:18:15
>>658
「やれやれ。女っぽくても女じゃねェのは勘弁だぜ。
美味いラーメンはまた今度だな。
食いに行っても周りの客にゃあ内緒にしておく」
カッカッカと笑いながら言った。
「そんじゃ霧島さんとこに?」
660
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 01:23:23
>>659
「ラーメンは本当に美味しいからね。親父さんの機嫌がよかったら煮玉子とかチャーシューとか
おまけしてくれるから、今度ご馳走させてもらうから行きましょうよ。」
ラーメンの味は本当らしい。
内緒の件は大賛成。
「む、それはそうですね。」
チラリと時計を見る。丁度良い時間らしい。
「タイミング的にはその方がいいかも知れませんよ。待たずに食事できますから。」
ピ ピ ピ と 携帯でメールを打って送信。
程なくして例の着メロとともに返信されてきた。
「よし、お友達も連れて行くって言ったらおっけーだってさ。それじゃ、行きましょう。」
ここから行くと占いの店の裏口から入れますから、と。
661
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 01:30:59
>>660
「よし。約束な」
ニッと笑った。
(ちっと悪い気もするがたまにゃいいか)
頬を掻きつつそんな事を思った。
「お友達ィ?俺だって言わなかったのか?」
サプライズでも演出する気なのだろうか。
662
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/02/02(金) 01:38:15
>>661
「その代わり串焼きよろしくね。」
ちゃっかりしている。
「固有名詞なんか出さなくてもいいかなと。私の友達なら大体知れてるから。」
どっきり、か。
さくさくと歩いて、細い路地の奥に大通りが見える頃、左手に裏口らしき扉が。
そして数回ノックしてからドアを開けてやたら細くて急で狭い階段を上がっていく。
「この階段、はじめて使う人は間違いなく転倒の恐れがあるからご注意下さい。」
階段の上からは美味しそうな香りが。
「今日のメニューはオムライス〜♪」
数分後、どっきりは見事成功をおさめましたと、さ。
なにがどっきりなのかは、おどろいた本人にしかわかりません。
663
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/02(金) 01:45:30
>>662
「前から勘違いしているようだが『串揚げ』だ。串揚げ」
焼き鳥で済むならそれもいいが。
「やれやれ」
色々苦労したんだろうな、霧島さんも。
「本当にすっ転びそうだな。おい」
そう言いなが上っていった。
そのあとで何があったかってのは割愛させて頂く。
664
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 00:26:21
壁にもたれかかってタバコをふかしている。
665
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 00:45:42
>>664
そこに迷った黒服の女がやって来た。
「……不覚。迷った。」
666
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 00:53:09
>>665
似た様なセンスの服装をした男がソフト帽の下から視線をやる。
「あんたは・・・。前に洋菓子屋で?」
667
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 00:57:47
>>666
666ゲットを取ったお客様には(ry
ズザァァァーー!
私は数m程度バックステップした後で、前に見たあの男だと気づきたい。
「…失礼。以前にもあった君か。
たしか、名は…。」
そういえば、名を聞いたか?と、思いながらも、確かめたい。
668
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 01:05:45
>>667
「言葉使いが・・・なっちゃいないな」
タバコの煙をゆっくりと吐き出し、火種の残る吸殻をポトリと落とした。
そして消火の為に足で踏みつける。
「・・・こんなところで何をやっている?」
真意の掴みにくい語調で訊ねてくる。
669
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 01:14:10
>>668
「…その質問に対する答えはシンプルだ。
迷った。」
私は右頬をぽりぽりとかいて。
「…携帯のバッテリーさえ切れていなければ、
GPS付きの地図でもう少しマシなルートを選ぶつもりだったのだがな…。
一度通った危険な道を進まざるえなかった。
すまんと思っている。」
その謝罪には、以前の警告に対しての言葉が含まれているが…。
670
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 01:22:31
>>669
「そうか」
ゆっくりと近づいてくる。
「・・・やれやれ。以前ここを通ったな?
ならば解らなくとも別の道を選ぶのが賢明だ。
二度同じ愚を犯す人間は何度も同じ愚を繰り返す事になる」
新しいタバコを咥える。
「それとだ・・・人に対して上からの目線で物を話すのはやめな。
態度の問題じゃあない・・・。言葉使いの問題で・・・だ。
生憎とアンタから『君』呼ばわれされるほど若かァない」
671
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 01:29:03
>>670
「…それは悪かった。
25年も生きると会う人みな、年下が多いのでね…。
君…というか、○○君。などと同性に対してでも言う癖があるので、
つい君とか言ってしまった。申し訳無い。」
なんとなく場所が場所なので、
10ミリほど後退しながらも申し訳なさそうに言いたい。
どこか偉そうなのは私の仕様だが、出来る限りの謝罪は心がけている。
672
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 01:40:35
>>671
2mを越す巨体がゆっくりゆっくり近づいてくる。
ソフト帽にコート、ズボンまで黒で統一されており、喪服を思わせる。
右目を隠す眼帯が場の雰囲気と相まって不気味さを増加させている。
「言い訳がましい事はよしな。真摯な態度も影って見える・・・。
言葉はシンプルに求められた事を返せばいい。
結論に至るまでの道筋は単純な方がいい。
順序だって説明する必要がない場合はな・・・」
673
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 01:47:15
>>672
169mの身長でも形無しだ。
「……すまん。」
言葉に出来たのはそれだけだ。
「……ところでだ。
ずんずんと近づいて威嚇するのは勘弁してくれ…。
…ここでは必要な技能なのかもしれんが…。
正直、腰が抜けそうだ。」
正直な話、少しだけしか会って無い人物ゆえ、
完全に気を許してる訳ではない。
…と、いうよりもたとえ長年の親友であっても、
こんな場所でプレッシャーを与えられていては、私は萎縮する他の道がなくなる。
………こんなんで、某事件に関わる私だが大丈夫かね?
と思ってたりしながら。
674
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 01:52:47
>>673
「・・・・・・・・・」
聞こえていないようにゆっくりと距離を詰めてくる。
路地の退路は少ない。すぐに壁に行き詰るだろう。
丹波はコートのポケットに突っ込んでいた右手をゆっくりと抜こうとする。
675
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 02:16:16
>>674
ドン
「…………。」
壁にぶつかった時点で、私の中で何かが切り替わった。
とたん、私の仮面が変わる。
いくつかの事件を潜った戦闘用の仮面に。
「……ふむ。
完全に知らぬ人間ならいざ知らず、
少し知ってる人間がこう出られると恐怖だな。」
本当に私は怖い。
だが、こうなってくると開き直ってくる。
私はゆっくりと抜き始める彼(丹波君)の右手をそっと両手で押さえたい。
「野暮なモノを出すのは無しだ。」
676
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 02:25:54
>>675
抑止を無視するようにポケットから右手を抜き出す。
そこに握られていたのは鈍い銀色の無骨なジッポーライターだった。
「火を点けねばタバコは吸えん」
フゥーと煙をはく。
「俺の場合はライターだった。だが別の奴の場合は解らん。
入るべきではない場所に立ちるな」
火の付いたジッポーをひょいと上に放り投げる。
一瞬そちらに意識が行くだろう。
その瞬間を狙って右手が実野の顔の横をすり抜け
『ズダァンッ!』と言う音を立て壁を叩いた。
そして落ちてくるジッポーを見ることなく左手で掴む。
軽く手を振り、ふたをパチリと閉じた。
「わかったか?お嬢ちゃん」
ゆっくり壁を見てみれば、掌の当ったと思わしき所が凹み、罅割れている。
677
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 02:29:35
>>676
「……ナイスパンチだ。」
ずるっと戦闘用の仮面を脱いで、ヘタレな私がずるずると出ると…。
ヘナヘナヘナと腰が抜けてしまう。
「……そして頭でなく、心でわかった。
恐怖が終わった後ほど…腰が抜けてしまうものなのだな……。」
orzな体勢になってしまいたい。
678
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 02:37:48
>>677
「どうも」
スィと離れる。
そしてくずおれる実野の腕を掴み、無理矢理立たせる。
「呆けてる暇は無い。出口まで案内してやる。
立たないなら担いでいく」
679
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 02:44:12
>>678
「…頼む。
そして、動けなくなってしまったので担いで欲しい…。
本当に動けないのだよ…。」
orzの体勢から動けなくなってしまったので、
救助を求めたい。
久しぶりに涙目になってると思われる。
680
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 02:52:53
>>679
「(俺にも原因があるとはいえ)・・・やれやれだ。
負ぶさる事はできるな?」
面倒なのでできた事にしよう。背負う事=足を開く事になる。
実野がタイトなスカートなどをはいていない事を祈る。
「忠告が効きすぎた様で悪かったな。
遅れたが俺の名は丹波だ。丹波 我空(たんば がく)という」
681
:
実野 真仁『オールド・マン・グルーム』
:2007/02/08(木) 03:01:32
>>680
「…実野だ。実野 真仁(じつの まさみ)。よろしく、丹波さん。
……負ぶさってもらうのは、なんとかなりそうだ。」
幸い、私は男性用スーツで身を固めてるので問題はない。
ただし、背中に88のFカップを味わって頂く事になる。
「…久しぶりだな。こんな風にされるのは。」
背負って頂いた後、そこから見る風景や大きな背中を見るなり、
幼い頃の記憶を思い出して、私はそう言いたい。
「すまなかったな。たすかった。
また、会おう…。」
しばらくして、安全な場所まで運んで頂いた後、
私はそう言って帰る事にしたい。
682
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/02/08(木) 03:11:37
>>681
「じゃあな」
そう言って薄暗い路地に戻っていく。
「ふぅーーー」
タバコの煙を出すために、右手の指でタバコを挟むが、ポロリと落とした。
「あの時に痛めたか。お節介も程々にしとかねェとな」
小さくぼやき、路地に消えた。
683
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/05/18(金) 23:47:14
地べたに座ってタバコをふかしている。
「ダルいな・・・」
首をバキバキ鳴らすと、短くなった煙草を弾く。
煙草は軌跡に灰を散らしながら、排水溝に吸い込まれた。
684
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/05/19(土) 00:09:29
>>683
随分前に仕事で一緒だった男が向こうの方から歩いてくる。
時折足を止め、手帳を広げて何かをチェックしているのがわかる。
685
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/05/19(土) 00:16:18
>>684
人の気配に顔を向ける。
「ん・・・?」
どこかで見た覚えがある。
(あー。なんだっけか・・・?あー。牛野郎をノシた時のサツの旦那か。
チッ。叩いて埃の出ないところがねェ様な場所に来て、点数稼ぎか?
ノルマもあるって言うしな・・・)
こちらに来るなら気付くだろう。
話しかけることなく、煙草を吸い続ける。
686
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/05/19(土) 00:23:43
>>685
「・・やはり情報はあてにならんな。ガセネタを掴まされたか。」
手帳を閉じてため息をついた所でそちらの存在に気付く。
「(気が進まないが一応聞くだけ聞くか。)」
そのままそちらに接近。2mほど手前で足を止めてから声をかける。
「お久しぶりですね。」
あの時とは違い、少しラフな白いシャツと黒いズボン。
手には黒のジャケットを引っ掛けている姿だ。
687
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/05/19(土) 00:29:39
>>686
「これはこれは、サツの旦那。こんなこ汚い場所に何か御用で?
ケチな奴らならそこら中にいまさァ、しょっ引くなり、何なりお好きに」
煙草の煙をはきつつ、イヤミたっぷりに答えた。
黒いレザーのパンツに、重厚なデザインのバックルのベルトを通している。
上は丈の短めのレザーのジャンパー。色はやはり黒だ。
688
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/05/19(土) 00:37:18
>>687
「そうだな、だが全てしょっ引くにも私一人ではどうにもならん。
おまけにここへ来た理由が『ガセネタに釣られた』だからな。」
既にこの場所に興味を失っている顔を見せる。
「ここで真面目に仕事を続けるのは馬鹿馬鹿しい。
大体今日は非番の日だったんだ。」
『ガセネタが通報される』⇒『非番の日に狩り出される』⇒『ネタはうそ』⇒『仕事終了』
らしい。
「大体、しょっ引くなら最初から総動員でやった方が効率がいい。
だがわざわざする必要のない事はやらない方が賢い。」
689
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/05/19(土) 00:48:09
>>688
「ダセェなァ、おい」
フィルターを噛んで、ケタケタと笑った。
「そーだろうよ。ここのネタは外に出ねェからな。
おんや、非番に召集喰らったのか。ご苦労なこって」
プッ、煙草をはき捨て、立ち上がる。
転がる吸殻に燻る火を、足で踏み消した。
「無駄だからか?無駄を楽しむってのは人間の特権なんだぜ。知ってたか?」
690
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/05/19(土) 00:55:36
>>689
「全くだ。」
否定はしない。
「よそ者は大体そういう使われ方をするのが公の機関だからな。
今日の穴埋めはきっちりしていただくが。」
転がる吸殻が踏み消される様を見て、あらためてそちらに顔を
向ける。
「プライベートで無駄な事は歓迎するが、仕事では面白くない
だけなのでね。」
691
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/05/19(土) 01:03:39
>>690
「ところで旦那。階級なんだっけ?
見たところ巡査部長か警部補辺りか?」
少し疑問に思ったので聞いてみた。
「ふん。ま、そうだろうな。
で?これからどーすんだ?」
692
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/05/19(土) 01:25:23
>>691
「一応、警部補だ。」
そんなものまでこき使うここの街の警察署は
人材が足りないのか、単なる嫌がらせか。
「個人的に色々と用事があったので、それを消化するよ。」
(回線の調子が悪いので次レスで失礼する。申し訳ない。)
693
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/05/19(土) 01:29:29
>>692
「その歳でか。キャリア組ってやつか?
・・・のワリには扱いがよくねェな。嫌われてんのかい?」
からかうような声で訊ねた。
「そうかい」
これ以上は首を突っ込む事ではない。
(了解した)
694
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/05/19(土) 01:38:45
>>693
「キャリア組だかそれは怪しいところだが、嫌われているのは
当たっているかも知れない。」
さしてそんな事は問題じゃないと言う顔。
実際は、キャリア組というものなのだが当人が無関心。
「未解決事件をいくつも抱えている所へ、本庁から人をよこされれば
普通は面白くない。最も面白くないのはこちらもさ。
何しろ、左遷させられた形でこの街へ送り込まれたんだ。
言い方を替えれば厄介払い、とも言うな。」
さてそろそろ行くか。
「それじゃ、邪魔したな。今度来る時は酒でも差し入れるよ。」
軽く片手を挙げてから立ち去った。
695
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/05/19(土) 01:47:50
>>694
「自分の置かれている環境と立場を自覚できてんのはいい事だ。
せいぜい、環境の改善に努めてくれ」
皮肉混じりに言ってから、真面目な顔をする。
「スタンドは法では裁けねェ。あんたの正義感はどう裁く?
酒なら日本酒を頼むぜ。他でもいけるがやはり日本酒だ」
薄暗い路地に消えた。
696
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/16(土) 22:19:58
「うっわ、すっげぇとこだな、おい」
冒険気分で散歩中の幼女が一人。
697
:
『我々は皆運命に選ばれた兵士』
:2007/06/16(土) 22:46:52
>>696
どこからか物音が聞こえる。
注意して聞いてみるとこの先の路地からのようだ。
698
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/16(土) 22:50:57
>>697
「げっ、何か音がすんぞ…」
(どうするかねぃ…。
ま、あんまし使いたかねーが、いざとなりゃオレには『ゼロ・ポイント』があるしな)
『物音』の方に歩を進め、正体を探る。
699
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/16(土) 23:04:31
>>698
「ッだらァッ!」
気合と共に見るからにゴロツキの男をぶん殴っている。
倒れた男の髪を掴み、無理やり立たせる。
「ツケが払えねーってのは仕方ねェ、待ってやるよ・・・。
そもそも俺は催促はしてねェ。そうだな?
負けの額にビビッて殺っちまおうなんて考えるなよ、今後はな・・・。
行けよ。見逃してやる。だが・・・次はねェぞ」
そう言って掴んでいた髪を離す。
一度どさりと地面に伏せてから、ゴロツキは悲鳴を上げて逃げていった。
逃げ去った事を確認してから、背後の人物に振り向かずに声を掛ける。
「誰だ?」
低く静かだが、刃物のような鋭さをした、今まで聴いた事のない声だった。
700
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/16(土) 23:13:48
>>699
(う、あ……これっ、て……)
「ヒイッ!?」
その場にぺたりとへたりこむ。
「あ、あぁ……」
いつもの気の強さもどこへやら、へたりこんだままズリズリと後ずさる。
701
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/16(土) 23:17:35
>>700
「あん?」
(てっきり仲間が不意打ちするつもりだとばかり思っていたが・・・)
そう思いながらゆっくり振り返る。
「チッ。・・・しまったな」
あまり見られたくない人物に見られたようだ。
702
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/16(土) 23:26:51
>>701
「はぁ、あ、あぁ………」
ガチガチと歯を鳴らしながら離れようとしている。
ズズ…
その体に、青と白のメタリックな人型のヴィジョン―――『ゼロ・ポイント』がダブるように出現している。
703
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/16(土) 23:33:20
>>702
桐生の様子を見て、少し困った顔になる。
(マジィな。祐季のスタンドは真空状態を作り出すんだったな)
しかしここでこちらもスタンドを出しては、大惨事は免れない。
「・・・落ち着け。お前にゃ手出しはしねェ」
何を白々しいと思われるかもしれないが、精一杯だった。
「信じられねェだろうが・・・信じてくれ」
704
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/16(土) 23:39:17
>>703
「ホント、に……?」
恐慌状態は多少収まったが、まだその目には『恐怖』が浮かんでいる。
『ゼロ・ポイント』は何の動きも見せない。
705
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/16(土) 23:42:34
>>704
「っつーかよ。俺がお前になんかした事あったか?」
苦笑いを浮かべた。そして両手を軽く上に上げる。
「怖いならこっちからは近づかねェし、手も下ろさねェ。
落ち着いたら、手を下ろしてもいい、とかそう言ってくれ」
706
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/16(土) 23:50:09
>>705
問いに対して首を横に振る。
「はぁ…びっくりしたぜ、マジで…。
あ、もう手ェ下ろしてもいいぜ」
その言葉と共に『ゼロ・ポイント』のヴィジョンが消える。
707
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/16(土) 23:52:29
>>706
「ありがとよ」
そう言ってから手を下ろす。
「何しに来た?単純な冒険心で来るとこじゃねェぞ」
まだ距離は保ったままだ。
708
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 00:02:38
>>707
「ゴメン。
その『単純な冒険心』で来ちまった」
ばつ悪げに苦笑する。
709
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 00:07:22
>>708
「ったく。二度と来るなよ」
厳しい声で言った。
「お前は知らんだろうが、この前な。
慶が誘拐されかかったそうだ。多分、ここの連中だろ。
スタンド使いとはいえ、どうにもならん事だってあるんだぜ?
外まで送ってってやるよ。立てるか?腰抜けてない?」
710
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 00:19:43
>>709
「へいへい、肝に命じて―――って、なーんだってぇ、誘拐!?」
超ビックリした。
「バカにすんな!
立てるっての!」
立ち上がりながら叫ぶ。
さっきまで腰を抜かしていた幼女と同じとは思えない。
711
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 00:25:48
>>710
「俺も詳しくは知らないがな。まぁ、特に怪我も何にもなかった」
とんでもなく驚かれたのでフォローを入れた。
「前に、腰抜かした奴がいたんだよ。脅かしすぎた俺も悪かったがな。
ちなみにそこだが、一昨日まで死体が放置されてたぞ」
一分くらいの間。
「冗談だ。さっ、行くぞ」
712
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 00:35:38
>>711
「そっか、よかった…」
安堵の表情を浮かべる。
「…………」
一気に血の気がひいた。
「お、脅かすんじゃねーよ!
心臓にわりーっつーの…」
心臓部分を押さえながら溜め息。
713
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 00:40:39
>>712
「ワリィワリィ」
スラムの外を目指して歩く。
祐季に歩調を合わせているので、少しばかり時間がかかるかな、と思った。
隣を歩く祐季の顔をじっと見ているが、特に話しかけてくる様子は無い。
だが、何か言いたそうな顔ではある。
714
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 00:46:26
>>713
「ったく…」
悪態をつきながらも後に続く。
「……?
何か、話したいことでもあんの?」
何と無く察したらしい。
715
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 00:52:10
>>714
「いや・・・」
少し、言おうか言うまいか悩んだ後で訊ねた。
「さっきは何をしていた、とか聞かないんだな、と思ってよ」
716
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 00:57:18
>>715
「あぁ…興味はあるが聞かんことにしたんだ。
何かまた怖い答えが返ってきそうでな」
ククッと笑う。
717
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 01:04:00
>>716
「・・・お前は賢いな」
ぽんと頭に手を置いて撫ぜた。
「だが、ここに来た事はしっかり紗季さんに報告する。
がっつりしかられる事を覚悟しておくんだな」
718
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 01:12:43
>>717
「いやちょいそれは待ってくれ。
別に怒っても怖くないってか怒るより面倒なことになるから」
懇願した。
719
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 01:18:10
>>718
にっこりと笑った。
「駄目だね」
720
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 01:22:51
>>719
「マジ勘弁してよ。
『アレ』は本当にキツイんだって。
精神的に死ねるって」
どうやら相当なことをされたらしい。
721
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 01:26:37
>>720
「駄目だ。『アレ』だか、なんだか解らんが喰らってこい。
だが、その『アレ』の内容によっては勘弁してやらんことも無い」
やはり子供に弱いところのある丹波だった。
722
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 01:49:44
>>721
「ぶっちゃけ四六時中うちのお母さんにべっっっったりくっつかれる。
いつでもどこでもついてきやがります」
思い出したのか身を震わせる。
723
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 01:51:54
>>722
「よし。報告する事に決定。
風呂だろうがトイレだろうがくっ付かれるといい」
非常な宣告。
724
:
桐生 祐季『ゼロ・ポイント』
:2007/06/17(日) 02:19:01
>>723
「止めてくれよマジで。
あー…この辺でいいや」
頭を抱える。
「……とりあえず、送ってくれてサンキューな」
そう言って町の方へ歩いていった。
725
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/17(日) 02:22:16
>>724
「あんま、ここに近寄るんじゃねーぞ」
そう言って見送った。
後日、紗季さんに会った時に逐一報告したらしいが
それにより祐季がどうなったかは知る由もなかった。
726
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/23(土) 23:26:50
良い酒が手に入ったので来て見た。
さて、運良く彼に会う事が出来るだろうか?
727
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/23(土) 23:47:00
>>726
その彼だかどうかは知らないが、地べたに座ってタバコをふかしている。
ぼんやりと、前の壁の染みを眺めているような目つきだ。
728
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/23(土) 23:51:32
>>727
「確かこの辺りだったはずだが。」
以前、出会った場所周辺を探していたが、
暫くしてそちらの存在に気付いた。
「どうした?そこの壁に何かあるのか?」
ぶっきらぼうに声をかけつつ、歩いて接近する。
その手には、酒が入った箱を持っている。
729
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/23(土) 23:55:25
>>728
「何かあるように見えるか?」
こちらもぶっきらぼうに返す。
何度見ても何もない。
730
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/23(土) 23:59:21
>>729
壁が良く見える所で足を止めてじっくり眺めてみたが
何も見えなかった。
「いや、何もないな。」
ニヤリと笑ってから手に持っていた箱を差し出す。
箱には『蒼空(そうくう)』と書いてある。
「京都の伏見の地酒だ。」
http://www.iiosake.com/soukuu.html
731
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 00:05:39
>>730
「無駄って行為を楽しめるのは人間だけだそうだ。
だから人間様の特権を使ってみたのさ」
そう言って『よっと』と小さく言って立ち上がる。
「ほぉ、よさげだな。で、なんだ?わざわざ自慢しに来たのか?」
こちらもニヤリと笑って、口から煙を吐き出した。
732
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 00:11:14
>>731
「成る程な。」
こう言う無駄は嫌いじゃない。
「酒は自慢するものじゃなく、呑んで楽しむものだ。
自慢が目的なら、わざわざ此処には来ないさ。」
箱を手渡す。
733
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 00:16:31
>>732
「ふん、そうかい」
箱を差し出されたが受け取らない。
「一つ聞く。
それは素っ裸のアンタ個人が持ってきたもんか?
それとも。
仕事って服を着たあんたが、便利な知人を作るために持ってきたもんか?」
734
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 00:22:23
>>733
「やれやれ・・これが仕事をしに来た様に見えるかね?」
カッチリしたスーツではなく、ラフな普段着姿。
「便利な知人は作らない主義でね、ネタは自分の足で
歩いて探すものだ。第一、ここにいる連中に失礼だろう。」
735
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 00:30:28
>>734
「そうは見えねえな」
少し笑うと、吸殻を排水溝に落とした。
「たいそうな信念をお持ちだな。
いまどき、マル暴だってヤクザと顔見知りだぜ」
736
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 00:36:03
>>735
「だろ?」
普段の自分は同僚さえも知らないんだからな。
「そうらしいな?ま、そうしたい奴はそうすればいい。
いずれツケがまわってくるがな。俺は御免だ。」
737
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 00:42:39
>>736
「損をするタイプだぜ、アンタ」
そう言ってから少し考える。
「で、その酒を呑もうってのはいいが、どこでだ?
当然だが、あてがうもんはおろか、杯すらねェぞ」
ここにあるのは、誰かが捨てた吸殻と空き缶、ペットボトルのゴミ位だ。
738
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 00:47:46
>>737
「そうなのか?損得勘定に興味がないので
特に困ってはいないが。」
警察組織からは確実に煙たがられる存在。
それがこの男。
「最低限の物は用意させてもらったよ。
足りないものは現地調達のつもりだったんだが・・
まずかったか?」
箱を持っていない手でコンビニの袋を差し出す。
中身は紙コップと紙皿と簡素なツマミ。
739
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 00:56:36
>>738
「ふん、そいつが幸せだかどうかの判断は俺にはできねェな」
本人が苦にしなければ周りがどんなに重く思っても苦ではないのだから。
そして袋の中をのぞく。
「・・・お前は」
覗きながら呟いた。
「お前は酒飲みの心意気が判っていない!
着いてこい!」
そう言ってずかずかと歩き出した。
740
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 01:00:11
>>739
「判断出来なくても問題はない。」
本当に何も気にしていないからな。
「ん?何か・・・(心意気と言われてもな・・)」
とりあえず着いていく。
741
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 01:12:10
>>740
歩きながら何か言っている。
「いいか?いい酒にはそれに見合うだけのアタリが必要だ。
酒に負けるような貧しいアタリは駄目だ、駄目だ」
そんな事を言っている間に、一軒の家の前に来る。
窓も割れておらず、スプレーでの落書きもない、こざっぱりとした家だ。
「俺の家だ」
そう言って入っていく、鍵もかけていないようだ。
742
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 01:16:21
>>741
「そうか・・・気が利かなくてすまんかった。」
実は普段はさして酒を飲まない。
「邪魔させてもらって構わないのか?」
一応、家人の許可があるまで入らない。
743
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 01:27:06
>>742
「構わねェよ。入りな」
それから、黒革のソファが置いてある居間に通される。
一人掛けと二人掛けが一つずつ置いてある。
二人掛けの方に座るように言うと、奥に引っ込んだ。
744
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 01:36:18
>>743
「ではお邪魔させてもらう。」
家に上がり、居間へ通されてソファーを勧められたので
座って待つ。
部屋の様子が自分の自宅の部屋よりも片付いている事に
少しショックを受けつつ、彼は几帳面なのかとも思った。
745
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 01:46:59
>>744
暫くしてから戻ってくる。
2つのガラスの猪口と、ひとつの片口。それと小鉢が見える。
「待たせたな。烏賊の沖漬と茸のバター炒めだ」
746
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 01:52:20
>>745
「美味そうじゃないか。酒呑みは美味いものを多く知ると
聞いていたが、本当のようだな。」
自宅では呑まないので、手作りのツマミとは無縁。
「猪口のセンスも悪くない。」
(すまないが、TOBEを希望して構わないか?
明日なら早目の時間に板に来る事が出来るが。)
747
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 01:56:22
>>746
「沖漬けは知り合いに分けてもらった。
漁師にゃ『こっち側』の奴らもいたりするんでな。
全部が全部そうじゃないがな」
自分は一人掛けのソファに座る。
「そいつはどーも。んじゃ、呑もうぜ」
(構わないが、明日だと遅くまでは付き合えない事を事前に承知して欲しい)
748
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 01:59:31
>>747
「良い知り合いがいるな。」
実の所羨ましくもある。美味いものなど数年ほど食べていない。
「口に合うといいのだが。」
箱を開けると、青い文字でラベルに『蒼空』と書かれている
ボトルが見えた。
(こちらも遅くまでは無理なので、それで構わない。
開始時刻は任せる。)
749
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 19:06:55
>>748
「その辺は多くを語らん事にする」
少しばかり困った顔をした。
「そいつばかりは呑んでみねェとな」
そう言って、氷の入った片口に酒を満たし、そこから酒を猪口に注ぐ。
「んじゃ、乾杯って事で」
軽く杯を持ち上げて、グイとあおった。
750
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 19:32:27
>>749
「別に深く追及するつもりはないよ。」
人のプライベートには必要以上足を踏み入れない。
「酒に関してはさして詳しくないからな。
これは数少ない気の合う同僚から教えてもらった銘柄さ。」
そしてこちらも酒の入った杯を持ち上げ乾杯。
軽くあおると味がどんなものか確かめる。
「うん、中々良い味だ。」
751
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 19:43:23
>>750
「そいつはありがたい」
ちびりとやりながら答えた。
「そう言うのが居るんじゃねェか。
てっきり完璧にはぶられてんだと思ったぜ」
意地悪な笑みを浮かべた。
「いい酒だな。このバに花がいねェ事を除けば最高だ」
752
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 19:53:09
>>751
「人の間の距離感は大切だからな。」
距離感を読めない奴は嫌いだ。
「俺を苦手だとか嫌いだとか思う奴が98%。
残りの2%が損得勘定なしで付き合える奴等さ。」
世間一般ではよくある人間関係だろう。
「花か・・。さすがにそれは用意出来なかったな。」
困ったように笑う。
753
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 20:06:00
>>752
「なるほどな」
自分の周りに線をキッチリ引くタイプか。
「警察辞めて、探偵にでもなったらどうだ、アンタ。
まっ、探偵のほうが繋がりを強くもたにゃならんから無理か。
アナログな『せいぎのみかた』位しか生き方無さそうだぜ?」
からかう様子は無い。
「酒好きな嬢ちゃんなら知ってんだが、あいにく、警察嫌いでな。
自分の連れをわざわざここに呼び出すような真似もしたくねェし。
あんた、彼女とかいねェのかい?」
754
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 20:13:09
>>753
「プライベートも仕事も、距離を忘れると後で痛いしっぺ返しを食らう。
下手をすればそれが元で大切なものを失う場合だってあるからな。」
人によっては付き合いにくいタイプかも知れない。
「探偵か・・。警官で食えなくなったら転職も考えるかも知れん。
だが俺はどう転んでも『せいぎのみかた』にはなれない。」
警官が天職でもないが。
「警察は嫌われる事の多い職業だから仕方がないな。
・・・彼女か。生憎、独り身さ。」
30歳をとうに過ぎた男の哀愁が少し漂う。
755
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 20:17:47
>>754
「ふぅん」
素っ気無いリアクションで返した。
「ちなみに。
最近新しく法案が成立して、探偵になるのも免許が必要になった。
最も、アメリカなんかじゃずっと前からそうだが。
そりゃそうだ、誰もなれない。誰かなってたらこの場所が存在しねェ」
ここは世間の掃き溜め、スラム街だ。
「一応キャリアで給料もらってんだろ?
そこら辺の婦警でも娶っちまえよ」
756
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 20:30:25
>>755
素っ気無いリアクションは全く気にせず
ゆっくりと酒を飲みつつ、ツマミを食べる。
「免許が必要なのは良い事さ。」
軽い職業じゃないからな。
「元々正義と悪の境界線など有ってないようなものだろ。」
境界線がきっちりしていれば、住み難い世の中になるかも知れない。
「こっちの肩書きと給料目当てで近づく女しか周りにいないのでな、
正直、相手にしたくない。・・そう言う君の方はどうなんだ?」
逆に突っ込んで見た。
757
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 20:44:01
>>756
「まーな。恐喝まがいの事までやってるところもあるしな。
そういう被害者は後ろめたさがあるから、ほとんど警察に漏れねェ。
こうなると治安を維持する警察の意味もわからねェな」
『不倫の事実を隠すから依頼金の3倍払え』などと脅すこともあるそうだ。
「そうだな。その通りだ」
それは人間味の欠片も無い世界だろう。
「馬鹿だね。そういうのじゃないのがそれで判るだろ。
そこを狙うんだよ。
あ?俺?聞いてなかったのか?
『自分の連れをわざわざ呼びたくない』って言ったろォ?
表通りの占い屋、そこの女主人が俺の連れさ」
758
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 20:54:29
>>757
「本当に腕が良くて被害者の味方になる探偵は
表舞台には出てこないものさ。警察との関係も良好だ。
現実は、大半が警察に寄生するような連中ばかりだがね。」
不倫をネタにする奴もされる奴もどっちもどっちだな。
「人にはどちらの顔もある。だから個性的で面白い。」
後はそれとどう付き合っていくか。
「いやいや、とてもじゃないが職場恋愛はしたくない。
………
あぁ、その連れとはそう言う意味だったのか。
表の・・そこの大通りの占いの店の主か。直接顔を
見た事はないが、随分前に相談に行ったついでに
主を食事に誘って手酷く断られた同僚の話なら聞いたな。」
空気を読めない上に下心を見せるからそうなるんだ、とな。
バカはどこにでもいる。
759
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 21:05:13
>>758
「言わせてもらうが、警察は縄張り意識が強くて困ってたぜ。
あと張り込みがド下手だってな。空気で判っちまうんだとよ、警察は」
そりゃ、強面が車の中でジッと一点を見てたらバレる。
「そういうこったな」
空になった杯を満たす。
「ふん、そうかい?だが、晩年一人だと寂しいぜ。
・・・へぇ。そいつはご愁傷様で。
ま、俺も口説けたのは偶然に近いからな。
あんたもいっぺん行ってみたらどうだ?
恋愛関係の占いはドンピシャ当たるって評判だぜ?」
760
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 21:13:09
>>759
「空気どころかヤクザのような面をした連中ばかりだからな。
体格もいい奴が揃っているから目だって当然だ。
少しの工夫でバレずに尾行も張り込みも出来るんだが。」
空気が判らないぐらいに化けるなり溶け込むなり。
「最近、嫌な上司から見合いを勧められたが丁重に断らせて
頂いた所さ。第一、こんな仕事をしていれば長生き出来るか
どうかも怪しいもんさ。
遺される側の痛みを思えば、軽々しく結婚などしたくない。」
遺す側もきっと辛い。
761
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 21:22:28
>>760
「ま、御上の仕事にそいつを求めるのは難しいかァ?」
プライドは大切だが、邪魔になるプライドは困る。
「一応会うだけ会ってやれよ。断られた相手が可哀相だろうが。
アンタ、一見思い遣りが有りげで、結構自分本位だぜ?
ま、そういう考えがあるなら、無理にとはいわねェが
生きる張り合いってのを見つけてみるのもいい。
そういう考えもあるって事は覚えとけ」
762
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 21:30:38
>>761
「だな。」
プライドしか身に付けていない連中には無理な話。
「見合い相手がとある政治家の娘でなければ
合う事ぐらいは考えたさ。
・・そうだな、自分本位なのは認めよう。」
それでも構わないんだ。
「生きる張り合いか…
覚えておこう。」
と、前髪を掻き上げる左手に極僅かな指輪の跡が
見えたかも知れない。
763
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 21:36:34
>>762
「そいつは・・・また・・・。露骨、だな」
頬を軽く掻いた。
「悪い、野暮だったようだ。
色恋抜きにしてもだ、いっぺん会って見るのはいいと思うぜ。
見合い相手じゃなく、占い師にな。
アレでなかなか、いろいろ体験してっからさ」
764
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 21:41:10
>>763
「自分としては曲がりなりにも上司に当たる人間に
もう少し学んで貰いたかっただけなのだが。
どうにも、己の出世しか考えてない人間だった事を
今更ながら思い知らされた。
最も、道具に使われた娘は気の毒だがな。」
そんな奴等が日本を仕切っているのだから
腐ってきても仕方が無い。
「成る程・・。まあ、考えておこう。
ところで、このバター炒めはなかなかいけるな。
俺は料理が苦手なので、どうもこう言ったものが
うまく作れなくてね。」
765
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 21:47:55
>>764
「ま、その娘の未来が輝かしくある事を祈ろうぜ」
できる事はこれくらいだ。
「キノコはあまり火を通しすぎない事が重要だ。
あと、バターは焦がさないようにな。苦味が出る」
766
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 21:52:52
>>765
「そうだな・・」
自分にはそれしか出来ない。
「うーーん・・・どうも、俺の場合はもっと
基本的な事から学ぶ必要がありそうだ・・。
だからと言って、いいオッサンが料理教室に
通うのもな。」
何か間違っている気がしないでもない。
767
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 21:57:22
>>766
「結構多いらしいぜ?定年退職後の趣味として見つけるおっさんがな。
混じってみるか?」
からかう調子が混じっている。
768
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 22:04:31
>>767
「ふむ・・・」
少しばかり考えて
「それも、悪くないかも知れんな。
前向きに考えておくか。」
769
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/06/24(日) 22:17:25
>>768
「さて」
そう言うと、すっと立ち上がる。
結構呑んだはずだが、ふらついた様子は見られない。
「用があるからちっと出てくる。
戸締りはいい、汚れもんだけ水に付けといてくれると助かる。
乾くと洗いもんが面倒でな」
そういうとコートを羽織り、帽子を被って出て行った。
770
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/06/24(日) 22:22:36
>>769
「ん?さして付き合いも長くない人間を家に置いて行って
大丈夫なのか?」
信用されているのか・・いや、ここらで御暇するのが
礼儀だろう。
「いや、気にしなくていい。俺もそろそろ帰らせてもらう。
どうも、ごちそうさまでした。」
出ていった背中にそう言ってから食器を台所へ。
そして食器を言われた通りに片付けてから帰宅した。
そう言えば、鍵は大丈夫なのだろうか?と思ったが
留守番する気はないのでそのまま帰った。
771
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/18(土) 23:27:00
横倒しになったドラム缶に腰掛け、煙草をふかしている。
「・・・あちぃ」
現状を語る言葉が、ほぼ無意識に出た。
772
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/18(土) 23:29:58
>>771
ズズッ ズズッ と言う何かを引き摺るような音と共に、大通り方向からやってくる銀髪が見えた。
何か黒くて大きなものを引き摺っているようだ。
773
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/18(土) 23:36:25
>>772
(禁忌とかそういう意識ってもんがねーのか?このあたりの女連中は)
苛つく暑さの中、呆れるように思った。
「とりあえず聞くが・・・何やってんだ、お前」
774
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/18(土) 23:40:39
>>773
「・・・・・・荷物運び。」
暑さで喋るのもイヤだと言う顔を向ける。
「これも生活がかかっているからと思えば苦じゃない。でも、この暑さの中これはないだろう!」
ドサァッ と投げ出したのは人間一人は入るであろう大きな黒いバッグ。
「店のディスプレー用にって・・・オババめ・・・」
そしてその場にへたり込んでしまった。
ここを通ったのは家までの近道をするためらしいが。
775
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/18(土) 23:56:41
>>774
「近道したいのはわかるが、もうちょいルート選べ。
外ッ側の女に過敏になってっから、ここの連中。」
蹴り上げるように足を上げ、それを振り下ろす力を使って立ち上がる。
今日はコートを身につけず、黒いタンクトップとジーンズである。
「死体搬送用のボディバッグかってんだよ。
仕方ねェ。手伝ってやる。
暑いし放っときたいが、知り合いな上一応女だしな」
776
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/18(土) 23:59:46
>>775
「私なんぞ食ってみろ。翌朝には腹溶けて死体になるよ。」
毒物か。
「一応ってなんだ、一応って。これでも生物学上は♀の分類なんだが。てか中身は残念ながら死体じゃありません。」
といいつつバッグのチャックをちょっと開ける。
見えたのはマネキンの頭。
777
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 00:11:09
>>776
「どういう生き物だ、オメーは」
ドクガエルか。
「マネキンの語源ってどっかの言葉で『人間』って意味なんだぜ。
生きてねェ『人間』なら、死体も同然だろ」
778
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 00:13:59
>>777
「我が体内は毒の壷・・・ってセリフ、どっかの漫画で誰かが言ってたなぁ。」
まぁそんなとこ。
「あぁそうなんですか?イヤもうこの際死体でもマネキンでもどっちでもいいからとにかく早く
おうちに帰りたい。脳が溶ける。」
なんだろう、この最近のくそ暑さは。
779
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 00:19:20
>>778
「知った事か」
でかいバッグを背負って歩き出す。
「喋るな。暑い。あーもう、アチィ。
悠佳んトコでなんか冷たい物でも飲もうぜ」
780
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 00:27:35
>>779
「あぁすみませんね、それ結構思いですから。」
特別に銀で作らせたマネキンらしい。と説明。
「わかってますって。」
とにかくとっとと納品をすませて家に帰りたいので店に急ぐ。
781
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 00:33:11
>>780
「銀ってお前・・・一立方cmあたり約10g、水の10倍だぞ?
中が空洞だとしてもお前、重すぎんぞ」
それに柔らかいから引きずるわけにも、無造作に降ろすわけにも行かない。
「こういうのは運送会社に頼めよなァ」
782
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 00:36:43
>>781
「最近の運送会社はトラブルが多いから使いたくないんです。」
カバンを後ろから支えながら歩く。
「とりあえず銀以外に色々と使ったけど、予想外に重くなっちゃって。」
そろそろ店の裏口が見えてくるはず。
783
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 00:43:59
>>782
「それ、金ケチる方便だろ」
汗のべとつく感覚に嫌気がさしながら歩き続ける。
「裏口見えたぞ。俺が支えておくから、先に行って話しつけて来い」
784
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 00:49:27
>>783
「とんでもない。実際に納品したものを破壊された事があったからこそ言えるんです。」
そして店の裏口へ到着。
呼び鈴を押して、店主が出てくるのを待つだけだ。
「あー、そのまま運んでくれてOKですよ。」
ドアが開き、なにやら店主と会話をしているのが見える。
そして、バッグを搬入しやすいようにドアが大きく開かれた。
785
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 00:54:29
>>784
「そうならそうで信用できる会社を探す方向で努力しろよ」
自分から言い出したのに、自分はなぜこんな事をやっているんだろうと
疑問に思い出したようだ。
「任せろ」
一歩一歩踏みしめるように、歩いていく。
そしてついに店内に。
「で、置くのはどこだ」
786
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 00:59:03
>>785
店の裏口から店内へ。
そこはちょうど占いスペースとシルバー製品の販売スペースの間の通路だった。
店に入ると占い師は『こんなことを手伝わせてごめんなさい。』とだけいい、マネキンを置く場所に
案内した。
「言われたとおり銀で作ったけど、部分的に他の金属つかったからね。見えなきゃ問題ないっしょ?」
マネキンは160cmぐらいの身長で女性とも男性とも判断しがたい外見。
「後の飾りつけは任せるからね。」
787
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 01:06:00
>>786
「よぃしょおッ」
気合を入れて、だがゆっくりと荷物を降ろした。
「オメー、解説の前に礼の一言くらいあってもいいだろうがよ」
若干呆れ気味に言った。
「それよりも何か飲み物ないか?冷たいの」
788
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 01:12:30
>>787
「え?あぁ、失礼しました。」
改めて
「運搬ありがとうございました。お礼は何も出来ませんが。」
チラリ、と背後で作業中の占い師を見る。
そして飲み物のリクエストが来たので、占い師は占いスペース奥の休憩室に案内。
しばらくして人数分のオレンジアイスティーが出された。
789
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 01:18:15
>>788
「一言以外に元から期待してねェよ」
軽く笑って返した。礼の一言だけで充分満足らしい。
案内された先で、アイスティーを飲む。
「あー。生き返るぜ」
790
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 01:20:40
>>789
「はぁ・・・極楽極楽。」
同じく、アイスティーを飲んで満足げ。
その一方で店主・・占い師は電話の呼び出しで衝立の向こうへ。
「・・・・そういや、あの外人さんの彼氏の事・・・彼女に聞いた?」
791
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 01:25:01
>>790
「ああ。それとな、足跡を個人的に追ってみることにした」
グラスに入った氷をかちゃかちゃと遊ばせた。
792
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 01:27:40
>>791
「ま、追っかけるのは人様の自由だから止めないけど。」
たぶん、彼女もおんなじこと言ったんだろな。
「ちょっとヤバイネタ引っ掛けてる可能性があるから、よくよく注意して行動したほうが身の為です
とだけ言わせていただきます。詳しくは、奇妙なbbsを御覧下さい。」
先日見せてもらったbbsのことだろう。
まぁ、病院の事件の詳細はさすがにバレやしないだろうけど。
793
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 01:32:46
>>792
「ま。そう深くはつっこまねェよ」
同じ事を言われたな。
「なに?なんだぁ?お前も使うのかよ?」
BBSの件が出たからその通りなのだろうが、それでも聞きたくなる。
794
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 01:35:01
>>793
「ん?」
自分で言って気付いた。ひょっとして私は非常にまずい事を言ったんじゃないかと。
「えーーーっと・・・つきつめればそういう事になりますね。はい。」
あー早く、悠佳の奴戻ってこないかなとか、不自然な態度。
そして笑ってごまかした。
795
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 01:45:08
>>794
「突き詰める必要もなくシンプルにそうなんだろうがよ。
見えるって時点で」
オレンジティーを一気に飲み干し、氷をガリガリと口の中で砕いた。
「それに乗っかっちまった俺も俺だがな。
聞き流す振りして、こっちだけの認識にしときゃよかった」
796
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 01:47:51
>>795
「てか・・・気付かないフリしてたとばかり・・・」
だって
「前に神社で桜の花びらに埋もれて寝ていたとき・・てっきり見ていたと思ってましたから。」
スタンドで作った布団に包まって寝ていたときの事を言っているらしい。
797
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 01:52:25
>>796
「なにそれ」
綺麗さっぱり覚えていないらしい。
798
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 01:55:59
>>797
「あ、覚えてないならいいです。」
覚えてないならないでそれでいい。
と、そこへ電話応対を終えた占い師が戻って来た。
場の微妙な雰囲気に「?」な顔をするが・・・
「あ、そういや納品期限迫ってんのまだあったな。ゆっくりしてる場合じゃない。」
アイスティーを飲み干して、コップをキッチンへ。
799
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 02:04:41
>>798
「忙しいねぇ、相変わらず」
空になったコップを持て余し気味に、弄んでいる。
800
:
矢萩『ランダム・A・O・S・V』&『テイキング・T・M・B』
:2007/08/19(日) 02:07:52
>>799
「忙しいねぇ。ほんと。次のイベントまで4ヶ月もあんのに。」
そして裏口に向かって歩き・・・
「それじゃ、私はお先に失礼します。どうぞごゆっくり。」
意味ありげな笑みを残して帰宅した。
801
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/08/19(日) 02:20:27
>>800
「おう。帰りは別の道通れよ」
コップをテーブルに置く。
「ごゆっくりと言われたものの、な」
生憎と忙しそうだ。
結局、仕事の手伝いをして、大半の時間を過ごす事になったとさ。
802
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/14(日) 22:56:52
「バイクを使うにゃあ、ちと寒い季節になってきたな・・・」
『一応』仕事に使う目的で所持しているバイクの整備をしている。
803
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/14(日) 23:04:55
>>802
例の如く小うるさい上司の命令でやってきた。
だがすでにやる気はない。
「ん?あれは.. 」
そちらを見つけたので歩いて近づいた。
804
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/14(日) 23:16:40
>>803
「・・・そろそろ預けに行くかァ?
冬季間に整備もしてくれるしなァ・・・」
しゃがんでバイクを見ている為気付いていない。
805
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/14(日) 23:22:21
>>804
普通に歩いてちかづいたので、足音は聞こえたかも知れない。
「やぁ、この街も随分と寒くなったな。」
少し離れた場所から声をかけた。
806
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/14(日) 23:30:31
>>805
「ん?」
足音に気付き、振り返る。
「おう。全くだな。・・・で?何しに来た?」
オイルで汚れた軍手を、同じく汚れたつなぎのポケットに捻じ込むと
タバコに火を付けながら訊ねた。
807
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/14(日) 23:38:30
>>806
「形だけの調査さ。上の連中は朝から会議だとかで
どこぞへ移動したが、もっと上の方々と懇親会でも
しているんだろう。」
仕事などやる気ゼロ。
「バイクか。よく手入れされているようだが、
仕事で使っているのか?」
808
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/14(日) 23:45:10
>>807
「お役所仕事は大変だねェ?
旦那も出世してさ、そんな甘い汁を吸ってみたら?」
キャリアがこんな街にいる時点で、
出世の道は閉ざされているだろう事は理解している。
「まーな。一応バイク便って仕事をやってるもんでな。
ちゃんと届出もしてある。税金も払っている」
809
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/14(日) 23:54:45
>>808
「いや、そう言う物は苦手でね。
田舎の駐在所で真面目に仕事をする方が
性分にあってる気がするよ。」
自分は違う意味で要領が悪いのだろうな。
出世など糞食らえだ。
「バイク便や宅配の仕事は迅速且つ丁寧が命だからな。
たまに危なっかしいのも見かけるが、自分がその仕事をやれば
きっと数日ともたないな。」
意外と今のポジションが自分に合っているのかも知れない。
クビになればきっと再就職も苦労するだろう。
810
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/15(月) 00:02:12
>>809
「それならいっそ離島の駐在にでも志願したらどうよ?」
あまり行きたがる奴はいないから。
「ま・・・俺の場合は契約結んでっからな。
頼まれた時に頼まれた物を確実に運ぶだけだ。
ほとんど頼まれないから暇でしかたねェ」
何をかは言わなかった。
811
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/15(月) 00:07:13
>>810
「そうだな、それも悪くないかも知れん。」
離島なら地元の住人以外の人間関係の余計な
柵が殆どないだろうな。
快適に暮らせるかも知れない。
「季節によっては生ものを運ぶのも神経を使いそうだな。
壊れ物も色々と大変そうだ。」
それが何かは具体的には言わない。
一般の業者でも知らない所でびっくりするようなものを
運んでいた何て事もある。
812
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/15(月) 00:16:12
>>811
「欲の無い人だァね」
両腕を広げて肩をすくめて見せた。
「仕事の苦労話なんぞ、しても聞いてもつまらんぜ。
ところでよ。ちぃっとばかりだが・・・。気になる話があんのよ」
813
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/15(月) 00:20:39
>>812
「欲張った所で何の面白みもないのでね。
・・苦労話・・ああ、それもそうだ。失礼。」
思わず苦笑い。
「ん?どう言った話だ?」
814
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/15(月) 00:32:32
>>813
「エリア的に言えばそっちの管轄だ。
『九角』って奴がこの街で殺されてんだが・・・。
俺や旦那と同じく『こっち側』の奴だったみたいだ。
素行も評判も悪くは・・・無かったようだ、多分。
なんにせよ、そんなんがほいほい殺されっかね?」
どう思う?と問いかけるような表情だ。
815
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/15(月) 00:40:02
>>814
「それは、去年起きたいくつかの未解決事件の
ひとつか。」
確か、同じ現場で他に死亡者もいたか。
「成る程、その彼が倒れていた現場で死んでいた
男女がいるんだが、そいつらも同類の可能性があるな。」
警察関係者は未解決で有耶無耶にするつもりだが
ひょっとすると、と言う予感が自分にはあった。
816
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/15(月) 00:47:48
>>815
「早いトコ解決してやって欲しいんだわ。
そいつのツレがよ、別嬪なんだが・・・そいつが死んだせいで参っててな。
見てらんないんだわ。
その上ここで問題起こしてな。その時は俺が何とか納めはしたが、なァ?
それ以上はどうもできないしな」
ワシワシと頭を掻いた。
817
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/15(月) 00:56:44
>>816
「解決したいのはこちらも同じだ。
だが、証拠がない。凶器もない。それは何故か?
凶器は発見されるはずがない。」
スタンドは本体が死ねば消える。
余程の事がない限り証拠として残る事はない。
「スタンド使い同士の戦いの結果であれば、
おそらく未解決のままお蔵入りだろう。
だが、それ以上に気になる事がある。
この事件は『個人同士の諍いの果てに起きたもの』なのか
それとも。」
それともそうでない場合。
「当事者達の影に何かがいるか..だ。
前者ならば解決以前の問題だが、後者となればまた
犠牲者が出る可能性がある。悪い事は言わん。
余計な事に首を突っ込まない事だ。」
818
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/15(月) 01:02:35
>>817
「だから言ったろ。俺にはこれ以上どうもできん、とさ。
これから先の頭脳および肉体労働は旦那、アンタの仕事だぜ。
・・・だがな」
かからないように風向きに気をつけて、ふぅーっとタバコの煙を吐いた。
「こちとら余計な事が大好きなもんでね」
819
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/15(月) 01:11:19
>>818
「勿論、そこから先は我々の仕事だ。手を抜くつもりはない。
他の連中が投げても私は個人的にこの街で起きた未解決事件を
追いかけるつもりなのでね。」
少しだけ、今までにない表情が
垣間見える。
「前に君が言っていた占いの店、そこの大通りにある奴だが
つい最近、店の前を通りかかったんだが、そこの店主だったか?
素敵な女性じゃないか。」
タバコの煙は気にせずそちらを正面から見る。
「余計な事が好きなのは個人の自由だ。
君が何をやろうとそれは、我々の管轄外。だが、
彼女或いは君が『九角』と言う男の二の舞に
なる可能性がある。そして遺される悲しみを
味わう立場もな。」
あの地獄を味わうのは自分だけで充分だ。
820
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/15(月) 01:37:12
>>819
「それを引き合いに出されちまうと・・・弱いな」
静かに額を押さえた。
「だがよ。俺は見ちまったからよ。
見ちまったら放っとけねェのよ。
放っておけるか、あんなの・・・」
最後に呟くように言うと、バイクのトランクケースから
ヘルメットを取り出し、被った。
「ま、しかし当面は突っ込まんとは思うぜ?
一応だが、アンタ個人は信用しているもんでね。頼むぜ?
協力できそうな事はするからよ。ロハで。
あと・・・」
首をボキリボキリと鳴らした。
「いっくら素敵に見えても、手ェ出したら殺すから。
それじゃあな」
そういうとバイクに跨り、街の方へと走り去った。
821
:
影山高士『ナイン・ストーリーズ』
:2007/10/15(月) 01:43:14
>>820
「放っておけない気持ちはわかるさ。」
例えそれがその女性の為にならなくとも。
「何か必要な事があればここへ連絡してくれ。
私個人の連絡先だ。」
個人用の名刺を手渡す。
「そんな身の程知らずに見えるかね?」
呆れたように苦笑しつつ去るのを見送る。
その後、適当に調査をして仕事場へ帰った。
822
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/25(木) 22:41:56
「おおっと何だかアブなそうな場所に来ちゃったよドキドキ」
ドキドキとか口で言った。
へっぴり腰で歩いている金髪プリンが一人。
823
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/25(木) 22:51:31
>>822
ガチャリ、バタン。
と、薄汚れたドアから出てきた。
笑いがとまらねーぜ、って感じの顔で紙幣を数えている。
824
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/25(木) 22:54:41
>>823
「おおっとなんだかアブなそうなひと発見」
WIZばりに*おおっと*を連用する。
記憶の細い糸を手繰ってみたところ、あの顔…というか身長には覚えがあった。気がした。
「いいなぁ」
お金。
無遠慮に見る。
825
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/25(木) 23:00:45
>>824
「何だ、ガキ。こんなトコで何して・・・」
紙幣を折りたたみ、クリップで留め、ポケットに捻じ込んだ。
物欲しそうに見る目をじぃっと見下ろしながら、顎をさすって考える。
「ドッかで会ったか?」
826
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/25(木) 23:05:44
>>825
「サイフくらい持てばいいのに…」
何よりそこに気がいった。
基本的に脳を介さずに喋っているようで、発現が相手にどう響くかとかは考えの外なのだ。
「……………。
なんかナンパくさいよね、字面だけ追うと、その言い方。
うーん……『会った』っつーか。そのデカさは珍しいから、単に、オレが『忘れてないだけ』っつーか…」
ごにょごにょと話す。
827
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/25(木) 23:15:21
>>826
「持たない主義でな」
クリップは彼女から貰ったマネークリップ。結構な品である。
「あん?ハッキリ言えハッキリ。
あー、ちょっと待て。もうちょいで思い出せそうな・・・」
左手で額を押さえて、目を閉じる。
「ああ、そうだ。いくらか金をやった、海で変なポーズしてたガキか」
額から離した手で指差した。
828
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/25(木) 23:20:57
>>827
裸金は良くないんだぞ。色々と。
「あれ。
墓場で蛾と思いきやヒトダマでした☆みたいな話したひと、じゃあなかった……っけ?
……あー。うん。ちょっと待って。こっちも今思い出す………うーん…
って。
変なポーズだなんて、ゴカイを生むよーな表現はヤメてよねー。
オレがそんなアホアホなワケないじゃあないか」
記憶にないので強気だ。
とはいえ、思い出す努力もしてみる。
「………えーっと、海、海……」
829
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/25(木) 23:26:37
>>828
「そんな事もあったか?
ああ、墓場でも会った事はあるな。思い出した」
面倒そうに頭を掻いた。
「覚えていよーがいまいが、どっちでもいいんだがな。
で?こんなトコで何してんだ」
830
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/25(木) 23:29:02
>>829
「うーん……海、オレのなかの海フォルダよ目を覚ま……ハッ!」
右手首を捻り、親指と人差し指・中指を擦り合わせる。
ヘタクソなので音は出なかった。
耳を澄ませても『パチン』ではなく、指の皮膚と皮膚が擦れる、何やらサワサワした音がするだけだった。
「………………これか!!!」
ヘ○ヘ
|∧ 荒ぶる鷹のポーズ!
/
「へ?
え、あぁ。うん。……冒険?」
手と足を降ろして、なぜか語尾を上げて言葉を返す。
831
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/25(木) 23:36:41
>>830
「そうそれだ。
・・・お前の下手糞な指パッチンとポーズの組み合わせは
通常の倍気が抜ける」
非常に疲れ気味だ。
「何で疑問系なんだよ」
832
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/25(木) 23:41:37
>>831
「あとコインランドリーの記憶も掘り出した。
あの時、下着ドロ扱いしてくれた、よね。アンタ……」
特技:余計なものに気づくこと
「……自分のなかで『冒険』と『迷った』との境目がいまいち、あいまいで…」
グラデーション迷った寄り。
833
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/25(木) 23:51:46
>>832
「動いてる洗濯機の中に手を突っ込もうとしている奴は・・・。
まぁ、いい」
むしろ今となってはどうでもいい。
「何?ったく・・・しょぉぉぉぉがねぇなぁぁぁぁ」
背が小さくなる・・・なんて事はない。
少ししてさっさと歩き出した。
「外まで案内して、メシ食わせてやっから付いて来い」
834
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/25(木) 23:55:32
>>833
いいのかよ!
さっさと歩き出した大きな背中に、狼狽した声をかける。
先程よりもごにょごにょ口調で。
「えっ。いや……あの。いいよ…。
言ってくれてることは、まぁ、嬉しいんだけどさ……ちょっと、そのお金は」
835
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/25(木) 23:57:48
>>834
「金がどうかしたか?」
立ち止まって振り向いた。
836
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/26(金) 00:00:20
>>835
「すっごく。その、言いにくい…こと、なんだけど。
えーと。
………あのぅ…い、言っても、怒んない?」
837
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/26(金) 00:03:26
>>836
「別に」
さして気にした様子もない。
838
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/26(金) 00:05:53
>>837
「………ぶっちゃけ……ぇと……そ、そのお金の出所。
こっからはオレの勝手な想像だけどさ。
ば、場所的に、わりとアレなお金だったり………しない?」
たっぷり時間をかけてから、それはもう言い出しにくそうに言葉を続けた。
839
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/26(金) 00:12:02
>>838
「巻き上げた相手は、確かにお前の言うところの『アレ』だがな・・・」
頭を面倒そうに掻いた。
「麻雀で勝っただけだからな。別に後ろ暗い金じゃねーし。
汚え金なら綺麗に使えばいいだけよ」
840
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/26(金) 00:15:26
>>839
「あ」
まぁじゃん。
呆けた顔で(普段からそんな感じの顔をしているが)数度反芻する。
「………てっきり、なんかバラして埋めたり沈めたりした結果のお金かと」
『てっきり』の後に続く言葉がひどい。
841
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/26(金) 00:26:52
>>840
「バッカだなァ、オメェ。よく考えろよ。
そしたらこんなハシタ金どころの金じゃねーだろ?」
カラカラと笑っている。
「で、どーすんだ。メシ行くか、いかねーのか。
ま、どっちゃにしろ外までは案内してやらァよ」
842
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/26(金) 00:29:33
>>841
「お金が紙の時点で大金じゃあないか!!!」
とても悲しい金銭感覚を露呈した。
「………………………………………………………………行く。
ラーメンにゴハン付けてくれるところがいい。
あと外」
図々しい。
843
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2007/10/26(金) 00:37:14
>>842
「お前・・・貧しいなァ・・・」
すごい慰めるような目で見た。
「別にトッピングだろうが、サイドメニューだろうが
何頼んでも文句なんぞいわねェよ。
おごるっつったんだしな。
泡銭は早いトコ使うほうが身の為よ」
そのまま外まで連れてって飯を食わせてやりましたとさ。
844
:
姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』
:2007/10/26(金) 00:41:55
>>843
「あっ、何その生暖かい視線」
真綿で絞められる気分になった。
しかし、続く言葉に(単純にも)気を良くし、後ろからついていく。
そしてスラムを脱出したのだった。
………あと、トッピングに卵をつけてもらったことを追記しておくのだ。
贅沢だね、あと2日はこれで生きていけるねと思ったとか思わなかったとか。
845
:
識条『ゼロズ・アンド・ワンズ』
:2008/01/27(日) 22:31:44
「あるんですねぇ、日本にも。こんな場所が」
散歩?散策?探索?冒険?
ま、そこはどうでも良いでしょう。
好奇の目をあちらこちらへと動かしながら歩いています。
846
:
識条『ゼロズ・アンド・ワンズ』
:2008/01/27(日) 23:34:26
>>845
「・・・地図が欲しいですねぇ、この辺りの。
今日は道に迷う前に帰りますか」
来た道を戻り、帰りました。
847
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/02(土) 22:30:58
塀に腰掛けて煙草を咥えて、ぼんやりとしている。
(大分に日が長くなったもんだ。
春はそう遠からずといった様子だな)
848
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/02(土) 23:35:37
>>847
欠伸を一つして、塒に帰った。
849
:
菅波純二『カンディアス』
:2008/02/06(水) 22:42:47
「ふう……」
まだ十代に見える少年が、荒れた廃屋の影で煙草を吸っている。
学生服が、その喫煙が違法なものだという事を示している。
850
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/06(水) 23:06:24
通りがかった。
物陰で煙草を吹かしている子供を発見。
「オイ、ガキ」
めんどくさそうに声を掛けた。
20代後半くらいのやたらでかい男だ。
851
:
菅波純二『カンディアス』
:2008/02/06(水) 23:12:15
>>850
「?」
壁に寄りかかったまま、目を向けた。
左耳に割れたスペードのピアスが光る。
「なんスか、おにーさん」
852
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/06(水) 23:21:34
>>851
「物陰でなんて吸ってねェでよ。もっと開けたところで吸ってくれ。
んなとこで吸ってて、火事にでもなると色々と面倒なんでな」
非常にダルそうだ。
853
:
菅波純二『カンディアス』
:2008/02/06(水) 23:30:15
>>852
「…………」
眉根が寄り、怪訝そうな顔になる。
考えるような間の後、
「んじゃ次から気ぃつけます」
返事をして、煙草の灰を落とした。
854
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/06(水) 23:40:32
>>853
「そーしてくれ。ここ消防車入らねェンだよ」
ぶらぶらさせていた手をもたげて、頭を掻いた。
「そーいやァ。見ない顔だな。
・・・最近ゆるーくなってからな、ココ」
855
:
菅波純二『カンディアス』
:2008/02/06(水) 23:47:58
>>854
「世の中見たことねー奴は山ほどいるんじゃないっすか。
おにーさん、俺と同じガッコだってんなら別ですけど、
それにしちゃあ随分老けた高校生でさぁね」
腕を組む。
「それとも、この辺ってみんな顔見知りなんですかね。
なんかのゾクの縄張りでおにーさんその一員とか?」
856
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/07(木) 00:03:36
>>855
「学校には子供しかおらんのか?
教師ッつー偉大な存在がいるだろうが。
ま。それも最近そうでもないのが多いか」
掻いていた手の爪の辺りにふっと息を吹きかけた。
「みんなッつー訳じゃないがな。
それでもどんな奴が住み着いたとか耳に入る伝くらいあるわな」
857
:
菅波純二『カンディアス』
:2008/02/07(木) 00:13:50
>>856
「教師にゃ見えないすから」
肩を竦める。
「いや、俺別にこんな廃墟に住み着いたわけじゃねーですし。
モク吸いに着ただけで。
ホームレス高校生なんて、ベストセラーにゃならないですよ」
858
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/07(木) 00:24:09
>>857
「生徒のほうが見えないだろ」
カラカラと笑った。
「オメー、学生なら喫煙ポイントの聖域、便所の個室があんだろよ。
そういうとこで青春満喫したほうが、人生が豊かになるぞ」
859
:
菅波純二『カンディアス』
:2008/02/07(木) 00:31:13
>>858
「最近のガッコのトイレは、
俺らみたいのの対策に変に小奇麗になってて吸いづらいんすよ」
くるり、と咥えた煙草をまわす。
「人生豊かにするとか考えるにゃ、俺若すぎますし。
やりてーよーにやるだけっすよ」
860
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/07(木) 00:40:02
>>859
「ま。そんならそれでいいがよ。
あんま、奥まで行かないなら、コッチとしても文句ねーしな。
奥の方は・・・そうだな。
例えるなら、『アメリカの学校の教える行っちゃ行けない場所』ってトコか」
わかり難い例えを出した。
「煙草は身体に悪いから、健康なうちに吸っとけよ、ワカモノ」
861
:
菅波純二『カンディアス』
:2008/02/07(木) 01:02:51
>>860
「へえ……」
『言っちゃいけない場所』という言葉に、
おびえるではなく、興味をそそられたような声を出した。
「まあ、気をつけますよ……奥も、モクも」
タバコを口から離し、窓枠の金属にこすり付けて消す。
「んじゃ、俺帰るんで。
お先に失礼しゃーす」
丹波の横を通り、去ろうとする。
862
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/02/07(木) 01:16:22
>>861
「そーしろ」
こちらも足を踏み出して、互いに交差する。
「カッコイイを勘違いして転がり落ちんなよ。じゃーな」
そう言って人通りの多い通りに消えた。
863
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/16(土) 22:57:56
住宅街から裏路地に入ってうんたらかんたら。
青い鳥を追っかけてたら、こんなところまで来てしまった。
「フム。」
落書きだらけの塀を見上げてたたずむ。
864
:
『Einherjer』(エインヘリヤル)
:2008/02/16(土) 23:04:55
>>863
「何見てんだよ。」
その塀の上にはある、女性の『生首』と目が合った。
865
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/16(土) 23:11:50
>>864
「別にお前を見ているわけじゃない。」
肩をすくめて視線をはずす。
右を見て、左を見て、軽く首を回してから一息。
「………ん?」
塀の上に再び視線を。
866
:
『Einherjer』(エインヘリヤル)
:2008/02/16(土) 23:16:12
>>865
「そうか、なら良い。」
『生首』はそう言うと、視線を逸らした。
再び上を見る。
少々大きめの『黒猫の首』があった。
867
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/16(土) 23:24:58
>>866
ふう、と息を吐いた。
「最近、疲れているのか?」
素数を数えて落ち着くことにする。
人間は首だけで生きられるはずがない。
つまり、俺が今見たあれは幻覚だ。
心を落ち着けてからまたまた見上げる。
──そしたら今度は『黒猫』の首があった。
「……『妖怪』か?」
868
:
『Einherjer』(エインヘリヤル)
:2008/02/16(土) 23:26:57
>>867
『にゃおん』
面白がっているかのように、『黒猫の首』が鳴いた。
869
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/16(土) 23:36:47
>>868
ダメだ。全然ダメだ。
考えれば考えるほどに目の前の光景がわからない。
「……フゥ」
いつの間にか額に浮かんだ汗をぬぐう。
とりあえず残された道は思いつく限り一つだけだった。
結論を出すのをあきらめる。考えてもきりがないので考えるのをやめる。
「何だお前は。」
かわりにたずねた。
870
:
『Einherjer』(エインヘリヤル)
:2008/02/16(土) 23:48:14
>>869
『にゃあ』
どこか人を小ばかにして笑っているような鳴き声が帰ってきた。
『にゃあにゃあにゃあ』
何か言葉を言っているようだが、聞こえるのは鳴き声ばかり。
(それ程必死でもないが)何かを伝えようとしているのは分かる、が。
871
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/16(土) 23:53:02
>>870
「ああ、悪いが猫語はわからん。」
現実を受け入れたら気が楽になった。
肩をすくめて返事を返せるぐらいには。
「日本語でオーケー。あと道も聞きたい、迷ってるんだ。」
872
:
『Einherjer』(エインヘリヤル)
:2008/02/16(土) 23:55:50
>>871
『にゃにゃあにゃあにゃん』
答えが返ってきたが、やはり猫の鳴き声だった。
『にゃあ?』
何処に行きたいんだ、といいたげな鳴き声。
873
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/16(土) 23:58:44
>>872
やっぱりわからない。
わからないが、それならそれで伝わるものはあった。
「住宅街に抜けられればいい。」
見た感じ、こちらの意図は伝わってるっぽいし。
874
:
『Einherjer』(エインヘリヤル)
:2008/02/17(日) 00:02:03
>>873
『にゃあん?にゃにゃあにゃあにゃん』
意味が分かるようで分からない鳴き声。
恐らく言葉では教えているのだろうが、
口以外ほぼ動いていない為結局良く分からなかった。
875
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/17(日) 00:04:52
>>874
わからないならわからないなりに伝わるものがある。
そう言ったばかりだがスマン、ありゃウソだった。
「……やれやれだぜ。」
軽く首を振ってから振り向いた。
たしか右から来たような気がする。それなら右に行けば帰れるだろう、多分。
876
:
『Einherjer』(エインヘリヤル)
:2008/02/17(日) 00:08:17
>>875
『にゃにゃんにゃにゃん。』
何か人が猫の鳴き声を真似た声がした。
「右に戻って、T字路を左だぜ。」
そんな声が聞こえた気がした。
だが、上を見ても『既に何もいなかった』。
877
:
円沢『ジューシー』
:2008/02/17(日) 00:11:42
>>876
「ム」
人の声が聞こえたので振り向くが、すでに何もいなかった。
夢でも見ていたんだろうかと頬をつねる。
とても痛い。
「妖怪か、それとも。……いや。」
まさかな、とつぶやいてから歩き出した。
たどる道はもちろん右に戻ってT字路を左。
878
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/28(土) 22:49:38
転がっていたドラム缶に腰掛けている。
なにやら考え事をしているようだ。
「どうしたもんかな・・・」
声に出したところで何が変わるわけでもないのだが。
879
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/28(土) 23:33:09
「あー。どうしたもんかね・・・?」
声を出したところで何が変わるわけでもないのだが。
妙ちきな人間が同じようなことを言いながら歩いています。
妙に悩んでいるようですが。気にしない方が良いと思います。
>>878
「・・・お。丹波のダンナ久しぶり。」
気がついたようです。
880
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/28(土) 23:51:46
>>879
「ん・・・おお。お前、カスカベじゃねーか。
どした、こんなとこに。迷ったか?」
すわない間にちびてしまった煙草をチラッと見た後、
携帯灰皿にぽいっと入れた。
881
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/28(土) 23:57:29
>>880
「ダンナ。春日部じゃないってば。粕壁でも糟壁でもないから。」
字面じゃないとわからないってツッコミは無しね!戦部さんとのお約束!
「まあ。それはそうとして・・・ここ、どこら辺?」
と。言いますか。ただ散歩してたら迷い込んだ!アレだ、人生の袋小路ってヤツだ。
2〜3回ぐらいは来たことあるが・・・多分忘れてます!俺だしな!
882
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 00:06:37
>>881
「えっ?あれっ?! ・・・違ったか?
待て待て!今思い出す・・・。
そうだ、イクサベだったな」
ぽんと手を打った後、戦部を指差した。
「どのへん?どの辺と言われりゃ、おめえ、あれよ。
街外れの一般的にゃあスラムって呼ばれる掃き溜めだあね」
なんだかとっても崩れた口調だが気にしない。
883
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 00:14:50
>>882
「そうそう。戦部。零戦の戦に特捜部の部で戦部。」
説明がおかしいのは仕様です!毎度のことですが。
ただ、名前の由来は零戦らしいよ?じゃあ、ほぼ二度手間じゃん!とかそもそも気づくな!
「あー。スラムで良いのか。で、スラムのどこ?
ここら辺に来てたのは知ってたが、考え事してる内に知らん場所に着いたっぽい。」
ようするに、そう言うことを聞いてはいたようです。わかりづらいですが。
884
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 00:24:28
>>883
「戦部ね、オーケー。覚えた。 ・・・多分」
最後に小さく一言付け足されたが気にしないほうがいい。
そのほうがいい。いいったらいいのだ。
「んー?そういうことか。
東の辺りだよ」
えらく曖昧な表現で返した。
885
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 00:32:16
「まあ、いいや。面とか忘れられるとかよりはマシだしな!」
いや。大抵忘れられないだろ、と思いたいんですよ。この狂人は。
まあ、ボサボサの髪が地毛からメッシュだとか、モスグリーンのベストとか。
オレンジめのサングラスとか、そう言う要素はいくらでもあるんですがね?
「東か。そのまんまだったか。・・・って、ことは大体あの辺だな。
えらく曖昧に気がついたようです。
「・・・ところで、ダンナさあ。ある程度の悩みを解決してくれそうな知り合いいる?」
唐突に何を言い出すんだ、この人は。やっぱりアレですいません。
886
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 00:45:12
>>885
「お前の個人認識は名前と顔じゃなくその訳判らん話し方だ」
話し方→そういえばこういう名前だっけ?→そうそうこんな顔だった。
こういう順番で認識しているわけだね。
「慣れてんな。確かに居付いてもおかしくねーキャラクターしてるしな」
とやかく言う気は無いようだ。
「彷徨える子羊よ、悩みを話すがいい」
唐突に神父。
887
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 00:53:32
「・・・・・・?・・・・・・!」
何かを考えて、何かの答えにたどり着いたようです。
「そんなにおかしい?俺の喋り方。まあ、そんな気もしなくもなくもないが!」
言っててわからなくなったようです。いや、そこだ、とか思うな。忘れろ!曲っがーれ!曲っがーれ!
「まあ。たまに迷い込む。あと、ここの皆さんが俺を避ける。・・・気のせい?」
むしろ、スラム街の皆さんの野生の勘に乾杯。もとい完敗。触らぬ神に何とやら。
「いや。前は俺の悩みを聞いてくれる秩序の権現こと縦ロールのお姉さんがいたのよ。
ここ1年近く見てなくてな?で、ある程度の悩みを解決してくれる人間を探しているんだよ。
銀髪姫曰く、あんまり大っぴらにすると面倒なことになるらしいし。って言うわけだ、ダンナ。」
888
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 01:03:05
>>887
「喋り方ッつーか、そのミョーなテンションは忘れられるもんじゃねーわ」
記憶に残るんだよね。
「一つの言葉に十倍返してくるような奴だろ、お前。
詮索されたくないような奴は山といるからな。
敬遠されてんだろ」
ボール、フォア。ランナー一塁へ。押し出しサヨナラ。
「つまり、お前の悩みを聞いてくれてた縦ロールの髪型の女が
ここ一年見当たらないので別に悩みを聞いてくれる人を探していると。
何でおおっぴらにするとまずいのよ」
889
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 01:10:35
>>888
「なるほどな。そこまで気にしたことはなかったぜ!
ま。アレだ。一粒万倍とかお得感に溢れまくってると思わないか?」
本人は一番身近にいるけど一番遠い存在だったりもするんだよね!不思議!
「・・・敬遠か。大打者か。王か、ベーブルースか、ヨハン・クライフか!」
最後だけ違うよ。あと、押し出しサヨナラってなんか見てる方が切なくなるよね!
「ん?・・・なぜ大っぴらにするとマズいか?」
周りに人がいないことを確認下のち。掌に『ボーツ・トゥ・ビルド』発現。
「つまりは、こういう事なんだがー・・・ダンナってさ、そう言えば見えたっけ?」
890
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 01:23:17
>>889
「過ぎたるは、猶及ばざるが如し、と昔から言ってな。
おまけも多いとげっぷが出るってもんだ」
何事もほどほどに。
「・・・なんかもー鳴れちまって驚きもねェ。
あれか?この街の連中は一人残らずスタンド使いなのか?」
非常に疲れた顔をした。
「で?その縦ロールの名前は?」
891
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 01:30:22
>>889
「あへ、その過ぎたるは・・・とかって、良く言われる。実はおまけが本体ってぇのも多いのにな!」
グ○コとか。ビッ○リマンチョコとか。an・a○全員プレゼントとか。
「ん?確か占い師のお姉さんに見せたときは怪訝そうな顔されただけだったんだが。
なるほど。ダンナも見えるのか。ならば良し、撤収!」
『ボーツ・トゥ・ビルド』解除!
「で。秩序の権現のお名前ねえ?聞いたこともなけりゃ、考えたこともなかった。
ただ。なんか、そんな質問に答えてくれる雰囲気の人じゃなかったとも言える。
ただ。こっちが聞いた質問には大抵嫌々そうに答えてくれたのよ。これが。」
なんて言うか、狂ってる割には色々と雰囲気読む男ですいません。
892
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 01:47:34
>>891
「食玩なんてその最たる例だな」
昔、『このラムネいらねェ・・・』と何度思ったことか。
(こんなんが客で来るのかよ・・・。あいつも苦労するぜ)
心の中で同情の溜め息。
「心当たりねェなァ。相談事に乗ってくれる奴ねェ・・・。
お前の言う銀髪姫はダメなのか?」
893
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 01:56:01
>>892
「ありゃ、コンビニとかでああいうの売るための苦肉の策だったらしい・・・ぜ?」
なんで、そんなんだけは知ってるんだよ!とか・・・この手のパターンが尽きてまいりました。
「銀髪姫ねえ?確かに良い案だ。一度暗がりだろうが、愉快な仲間たち見てるしな。
今度会ったら聞いてみることにしよう。まあ、それからでも遅くは無いし。」
で。何か思いついたようです。大抵良くないことですが。
「ところで、ダンナ。はじかみ食べる?」
ベストから生姜の漬け物を取り出しましたよ。こんな感じのヤツ。手製だけど。
http://img02.shop-pro.jp/PA01006/374/product/1567305.jpg
894
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 02:02:29
>>893
「あ、なんかその話聞いた事が有るような・・・無いような」
記憶の片隅に引っかかってるカンジ。
「その際俺が薦めたというなよ。
その事で俺が責められたら、次ぎ会った時無言で蹴りをくれてやる」
おまけに踏みつける。
「お前が逆の立場の場合、男の懐から出てきたモン食いたいと思うか?」
895
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 02:12:26
>>894
「法律改正してそんなこともなくなったが、菓子メーカーが未だに売ってるらしい。
あの手のは儲かりやすいんだ、とか何とか。薄利多売ってヤツ?射幸心を煽るとかなんとか。」
なんで、そんなところまで?とか。いらんことまで知ってる狂人。
「ダンナ蹴り強そうだもんね。じゃあ、言わんでおこう。無駄な争いは好きじゃねえし。」
瓶入りの生姜の漬け物はやんわり拒否されました。が。
「いや。そりゃなんとなくわかるんだがさ。美味そうなら食うよ!
まあ、これも悩みの内なんで。食べてもらわんと困るのよ。少しマイルドに作ってみた。」
この前かなり辛辣な意見を食らった例の現物です。顛末は『古い館』あたりでどうぞ。
「いや。味がまずかったのかな、と。普通に俺は美味く漬けられたと思ってるんだが。」
などといいつつ。瓶を開けてみせる。ちなみにはじかみの味はそこそこ美味いよ。嫌いじゃなきゃ。
896
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 02:24:27
>>895
「ほー。それは知らんかった」
どの辺が狂人なのかイマイチわかりにくいぜ、この狂人め。
「イクサベなのに、争いは嫌いか」
イクサベなのに。
「よしてくれ。野郎の人肌くらいに温められたモンなんてゴメンだ。
味がどうこうってより、そこがネックだ。
つーか、その顛末を聞くに、原因はあれだろ。
ぶぶ漬け出されてんのに『今日泊めてくれ』
って言ってるような態度取ったせいだろ」
897
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 02:35:37
>>897
「・・・確か、なー。まあ。その辺りのことはよくわからん。」
えー。だから狂人のなのです。おそらく頭の回路当たりが。
「いや?無駄な争いが嫌いって、だけよ?有益な争いって結構少ない気するけど!
まあ。家訓としちゃ。降りかかる火の粉は何とやら、らしいけどな!」
家訓が本当の家訓がどうかはきっと謎です。しばらく。
「なるほど。一理あるな。暖まった酢漬けは確かに咽せるし、不味い。なるほどな!
よし、プレゼントするから帰って冷やしてから食ってくれ。」
この前のはそう言うことだった。と理解した模様ですが。ここで一つ。
あれ?俺、『古い館』の顛末話しちゃった?まあ良いや。俺はなんにも喋ってない。ダンナの予想。
まあ、この狂人ですから、ある程度予測は付くしおおよそ予想通りだから色々問題なし!
「ぶぶ漬け?なんだ聞いたこと無いが新しい漬け物?面白そうなんで挑戦してみたいね!」
さっぱり理解してないようですよ。話しちまったことになっても、そうでなくてもまあ仕方ないかー。
898
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 02:40:50
>>897
「アリガトウ。スッゴクイラナイ」
丁重に断固としてお断り。
「確か・・・京都弁で茶漬けだ。
出されたら『早く帰れ』っていうサイン、って事らしいぞ」
899
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 02:47:08
>>898
「やっぱり、はじかみ生姜はウケが悪いのか・・・?むむむ。」
なにがむむむだ。考え込みながら懐にしまい直しました。
「たしかそうだっけ?茶漬けか。・・・いや、アレは漬け物といえるのか?
だが。その理屈は頂いておこう。今後役に立ちそうだしな!
で。『早く帰れ』ねぇ?じゃあ、本当にお茶漬け食べて貰いたいときはどうすんだ?」
いらない疑問ですね!本当は3回断ってそれでも奨めてきたらお茶漬け食べて良いらしいよ!
900
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/06/29(日) 03:05:41
>>899
「シラネ。京都に住んだ事が無いからな、そこまではしらねェよ」
あくびをした。
「俺ぁもう帰るわ。じゃーな」
ふらふらしながら歩いて帰った。
901
:
戦部零『ボーツ・トゥ・ビルド』
:2008/06/29(日) 03:12:42
>>900
「だよなあ。ダンナといえどそこまで知らねえよなあ。」
あくびをしながらふらふら帰っていく丹波さんを見送った。
「さて。帰るか。あと、漬け物は基本車でも良いから冷やしておこう。」
いらない教訓を身につけた。そして、帰りは迷わなかった。どうも見知った場所だったらしい。
【退場】
902
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2008/12/07(日) 21:08:27
空気もしんと冷たい師走の空。
手に持った未開封の煙草の箱を見つめて白い息を吐いている。
「むぅ……」
903
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2008/12/07(日) 21:57:47
「………。
結論は明日だ明日!」
ショッキングピンクのコートを翻してねぐらに帰った。
904
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/13(土) 23:25:39
階段に腰掛けて、火の着いてないタバコを眺めている。
「・・・やっぱ、値上がりしちまうのかね」
愛煙家にとっての切実な問題について考えている。
905
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 00:20:30
>>904
「そうだそうだそれが問題だそれイズ プロブレム
しかしそれ以上に近年嫌煙ブームが煩すぎる!!」
ガチャ バタン ジャキーン
いきなり近くの建物から、ショッキングピンクのトレンチコートを着た男がドアを蹴破って出てきた。
906
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 00:33:52
>>905
ポロリと手から煙草が落ちた。
「おわっ?!・・・あああ、勿体ねェ!」
すぐさま拾い上げ・・・ようとしたが、
なんだかみみっちい上に物悲しいのでやめた
「何なのさ、オマエさんは」
悲しそうな瞳で見ているよ。
907
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 00:43:30
>>906
「あ」
地に落ちた煙草を見つめる。
「……ご愁傷様だ」
奇抜な色のコートの内ポケットを探り、煙草の紙箱を差し出す。
白をベースに緑の配色……『マルボロ(メンソール)』だ。
「失礼した。
通りすがりの愛煙家だ」
908
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 00:54:33
>>907
「すまんね」
差し出された箱から一本取り出し、煙を吹かす。
「それにしても、強烈な個性を持ったコートだな。
俺の没個性的なトレンチが落ち込んじまうよ」
909
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 01:00:09
>>908
「のめるのかいマルメン。
メンソールを毛嫌いする人もいるからね、内心ビクついていたんだが」
箱を内ぽっけにしまう。
そして代わりに別のタバコを取り出す。
「狙撃の的になるはピッタリだろ。
そちらさんはなかなか渋いイイ色してるよ」
ちなみに揃いの色のツバつき帽子もかぶっている。
目に痛い。
910
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 01:11:50
>>909
「俺はニコチンが摂取できれば文句はいわねーの」
だが、基本的にはマイルドセブンを好む。
「的にしちゃ弾の当り外れが分りにくそうだぜ?
衣服は擦り切れるまで着るタチでね。
汚れが目立たない方がいいのさ」
黒か灰色あるいは濃紺、そんな系統で纏められている。
唯一Yシャツだけ白いが、だいぶヨレている。
911
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 01:18:22
>>910
「雑食だな。羨ましい。
ところで、火をちょいと恵んでくれないかい」
どうやらライターを忘れてきたようだ。
コートのあちこちを探った後で、催促に手を出した。
「倒れてしばらく動かなけりゃあ十分さね。
そりゃあ機能てき………………………うーん、少々煤けた風が尚更渋いな」
912
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 01:30:33
>>911
「愛煙家の名が泣いてるぜ?」
無骨なジッポーライターに火を灯す。
「それもそうか。
お褒めに預かり光栄だ。
そっちも、そいつを着こなしてるんだ、なかなかに伊達だ」
913
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 01:38:46
>>912
「おお泣け泣け。泣いて強くなれ。
Si,Si グラッツェ」
ありがたく火をいただく。
軽い礼を述べて紫煙を吹いた。
「………………笑顔で厭味を言い合うっていうのは、やっぱりよろしくないな。
そういうのはイギリス人にでもやらしておきゃあいいんだ」
914
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 01:50:08
>>913
「・・・イタリア人か。
日本人妻でも捜しに来たのか?」
短くなった煙草を、携帯灰皿に収める。
「全くだ。イチゴヤドクガエルみたいな色しやがって。
すでに目に毒だぜ。さっきから目が痛くてしょうがねェ」
915
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 01:55:33
>>914
「それが残念ながら逆なんだ。本当に全くの逆ってあたり、なかなか鋭いね。
本当は色々知ってるんじゃあないか?
なんてな」
灰を落とした。
「おかげさんで、夜道でタクシーがワザワザ歩道側を避けて走るんだよな。
おお そいつは悪かったね。
色褪せるまで着るには時間がかかりそうだ、もう少し我慢してくれよ」
916
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 02:05:01
>>915
「逆ぅ?浮気がばれて国から逃げてきたのか?」
逆と言われてもいまいちピンと来なかったので訊ねてみた。
「細切れにしてお年寄りの外套に貼り付けるべきだね。
深夜の事故が減って、警察が喜ぶだろうよ」
917
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 02:10:37
>>916
「まァ、そんなとこだよ。上司の女にうっかり、ね。
高嶺の花ほど手に取って見てみたいものじゃあないか」
ちびくなったタバコを放り投げる。
汚い水がちょろちょろと流れている側溝に転がって落ちた。
「やめてくれよ特注なんだ。
そもそもお年寄りは朝が早いんだから深夜はおとなしく寝ていてくれ」
918
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 02:20:38
>>917
「なるほどね。勤め先が真っ当では無さそうな事だけは理解した」
真っ当だったら、国外逃亡なんてする必要は無いだろうから。
「早く寝すぎて、人が深夜と呼ぶ時間帯に起きるって話だぜ」
ケタケタと笑いながら言った。
919
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 02:29:04
>>918
「笑っちまうほどろくでもない所だったよ。
思わずユーラシア大陸を横断しきっちまうほどにさ」
ポケットにそれぞれ両手を突っ込んで、爪先で地面を二度三度踏む。
「はっはっはっは、おとなしく家にいればいいのにな。
人間暇をもてあますとロクなことが……。
……ああ、なんだか自分が情けなくなってきたな。
酒でも飲んでさっさと寝よう、今日は」
溜息。空気との比重はかなり重そうだ。
920
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 02:40:05
>>919
「それで極東の島国に来た感想はどうだい?」
コレを旅行者に聞いてしまうのは、どの国の人間も一緒だと思うのだ。
「あー、まぁ、そんな日もあるさ。そう落ち込むなよ。
俺だって、つい最近、あったよ。落ち込むこと」
921
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 02:43:35
>>920
「さすがは母の母国、いいところだよ。
電車でうっかり居眠りしてもポケットの財布が手付かずってのは良いもんだね。
ほとぼりが冷めても帰りたくなくなる」
軽く空を仰いだ。
「そんな『日』というか『これまで』というか……はぁ。
そちらさんも何かあったのかい」
922
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 02:55:09
>>921
「なるほど、ハーフか。道理で日本語が達者なわけだ」
顎に手を当てて、小さく首を上下させた。
「あったと言うか、やっちまったと言うか。
それこそアルコールの助太刀が無いと話したくないって気分だ。
おたくさん、いけるクチか?」
923
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ」
:2008/12/14(日) 03:00:31
>>922
「勉強中だよ」
笑う。
「……ははぁん。
いいところでも知ってるのか? ご相伴に預かりますよ」
何か察した(つもりになった)。
そしてついて行く。
924
:
丹波 我空『ブルー・ロデオ』
:2008/12/14(日) 03:12:21
>>923
「殊勝だな」
口の端を持ち上げて、軽く笑う。
「思ったより付き合いいいな。断られると思ってた。
それは、それなりの場所をな。
あまり豊かとは言えんが、一杯や二杯奢れないほど貧しくも無い。
着き合わせるんだ、多少奢らせろ」
そう言って、路地を歩き出した。
925
:
円沢『ジューシー』
:2009/07/04(土) 22:45:05
「まだ見ぬジュースを求めて。」
歩いてたらスラムにたどり着いたが、ここまで来ると自販すら見当たらん。
そろそろ帰ろうかと思い始める俺が一人。
926
:
円沢『ジューシー』
:2009/07/05(日) 00:12:45
どんだけ探してもないものはさあ、仕方ないよ。去った。
927
:
円沢『ジューシー』
:2009/07/26(日) 23:24:35
「……まだ何か見逃していそうな」
そんな予感に捉われて、再びスラムを歩く。
928
:
円沢『ジューシー』
:2009/07/27(月) 00:18:54
「何かあるような気がする。……するんだが」
釈然としない面持ちで去っていく。
929
:
伊刈『スターシップ』
:2011/08/26(金) 02:36:44
「いやーしかし何つーかさァーッ」
ツナギ姿の俺が、デッキブラシで壁を磨いているぜ!
足元に洗剤入りのバケツ。今まさに磨いてる壁には、落書きがたくさん。
「こーいうのって磨いても磨いても増えてく一方っすよねェ〜〜〜ッ。どうなってるの? 何なのマジで。」
930
:
伊刈『スターシップ』
:2011/08/31(水) 02:41:11
ガッシュガッシュガッシュ
精魂込めて、一心不乱に壁を磨く。
母さん。俺、このバイト初めて5日経ちました。
931
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/09/22(木) 23:40:55
>>930
「まるでティースプーンで庭木に水をやるような」
スカァーッ。
紫煙を吐く。
「地道な仕事ぶりだ。
おにーさんは関心するよ」
明るい太陽の下、直視に耐えないショッキングピンクのコートを着た男が声をかけてきた。
932
:
伊刈『スターシップ』
:2011/09/30(金) 22:51:15
>>931
「プール一杯の水をスプーンで掻きだすような」
なんぞ話しかけられたくせーので、こっちに流れてきた煙を視線で辿る。
…そしたらスゲー派手な男がいた。とても正気だとは思えないぜ!
「まーでもバイトっすからねェ〜〜〜っ、働かざるものは食うべからず? 的な?」
それはそれとして話は続ける。退屈だし。
933
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/10/02(日) 23:15:07
>>932
「『バイト』………へぇ。
今でもこんなとこの美観なんて気にする奴がいるんだな」
意外そうに言葉を返し、また紫煙を一息。
「キリないだろ。
誰がやってんのか知ったこっちゃあないが、あっちこっちにあって
毎日際限なく増えやがるからな」
934
:
伊刈『スターシップ』
:2011/10/09(日) 04:47:31
>>933
「そーいうことになるんでしょうねェーッ。
その割には俺しか雇ってねーみたいだけど…細かいこたいいや、楽だし」
毎日、クッソ汚い壁をデッキブラシで磨くだけのお仕事です。
もらえる銭も割とよい。問題は終わりが見えないことだけ。
「色々と吹きだまってますからねェー…不況っつか。
ラクガキでもしねーと気が紛れんのじゃねーっすかね。
逆に言えば、ラクガキ程度で済んでる内は平和なのかもしらんす」
935
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/10/09(日) 23:30:21
>>934
「平和、ねぇ」
ちびた煙草を咥えなおす。
「あぁ、そこのラクガキ…そう、その赤い飾り文字の。消しちまったなぁ。
それ……ちょいと凝ったレトリングってわけじゃあないらしいぜ……『ここ』ではね。
やっちまったねおにーさん」
フッフッ と短い間隔で紫煙を吐く。機関車のようだ。
堪えず噴き出し笑いだす前の浅い呼気が漏れる。
「平和に済むといいなぁ?」
936
:
伊刈『スターシップ』
:2011/10/10(月) 22:15:19
>>935
「平和っす。…ん? えっ」
指摘されたときには後の祭り。
とっくに『飾り文字』の大半をガシガシやって、消してしまっていた。
一応、左端のちょっとした部分だけ残っちゃいるが…いいや。消してしまおう。
このまま半端に残してても、もはや何がなんだかわからんだろうし。
「参ったなァーッ…そんなのあるんすかここ。
『ギャング』っつーんすか? そういうやつのマーキングだったらイヤっすねェ…」
デッキブラシを下ろして、近くに置いてあった洗剤入りのバケツを引っ掴む。
「そんじゃちょっと、ほとぼり冷めるまで別ンとこ掃除しよっかなァー」
937
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/10/10(月) 23:48:45
>>936
「どうせだから消して行きゃあいい。毒を食らわば皿までの心意気で」
何重にも上から上から書き足されたのだろう、落書きだらけの壁に手をつく。
まだまだ掃除し甲斐のある場所だ。
「随分広い範囲を頼まれてるんだな。
その……別のところとやらも、一人の範囲か」
938
:
伊刈『スターシップ』
:2011/10/14(金) 00:43:09
>>937
消した飾り文字の下から、また別のラクガキが覗いている。
まるで地層だ… 壁面を見るためには、まだまだ手間が要りそうだった。
「つってもなァー…妙なのに絡まれてもアレだし、仰るとおり場所が結構あるんすよ」
空いている方の手でポッケを漁り、紙切れを取り出して眺める。
わかりやすく描かれた『スラム街の地図』だ。
掃除すべき場所が、マーカーで赤く塗られている。
「そことそこ終わって、今がここだから…次はあそこかなァ〜〜〜っ」
939
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/10/14(金) 23:55:35
>>938
「こんなどうでもいいもんでも重なりゃ歴史を感じるな。
おお、そこのカエルは俺がこの街に居ついた時に描いたやつだ。
見逃してやってくれ」
顎で指した壁にはショッキングピンクの塗料で描かれた、猫の頭ほどの大きさの蛙が一匹。
黒いマダラ模様の毒々しい柄だ。
「まだ大分あるね。
向こう数日ってレベルじゃあねーな」
勝手に地図を覗き込む。
短くなった煙草を壁に擦りつけて消す。
940
:
伊刈『スターシップ』
:2011/10/17(月) 20:39:47
>>939
「おいィ? あんたもラクガキしたんすか」
やけにハデなカエルを一瞥する。
とりあえず、またここに戻ってくるまでは生かしておいてやろう。
「しかも、俺が消す間にも新しいラクガキは増えてる。
掘った穴に土を入れられてる感じっすねェー。でもまー食いっぱぐれるこたないんで」
デッキブラシを肩に担ぎ、バケツ片手に歩き出す。
「っつーことで、さっきも言ったけど変なのに絡まれたらヤだし…別のとこ行ってきますよ」
941
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/10/18(火) 00:24:12
>>940
「記念に一筆。俺の故郷じゃあよくあることだよ。
大したことじゃあない、世界遺産だって大体こんなモンだ」
郷に従う気なぞ無し。まったく無し。
擦り切れて火の消えた煙草カスを指で弾くと、そいつは軽い放物線を描いてどっかへ消えた。
目で追いもしない。
「今の君はまるでアリだ。働き蟻。
もっと穴は穴でも、狙ったりしないの大穴とか」
君は既に変なのに絡まれている。
ついてきた。
942
:
伊刈『スターシップ』
:2011/11/02(水) 23:54:10
>>941
「わかんねーなー、文化の違いってやつっすかねェー。
…あっいや待てよ、俺も確かソツギョーシキの後に彫ったな。相合傘」
小学生の頃の思い出だった。
かなりどうでもいい話なので、それ以上は思い出すこともない。
「つーかァー、なんで付いてくんだあんた。
大穴は狙わねーことにしてんすよ、運がねーもんで」
ヒマなのか? とでも言いたげな視線を向けるぜ。
943
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/11/06(日) 02:01:30
>>942
「なんでってそりゃあ。暇だからな。
それに家の近くをウロウロされちゃあね、こう、何かと気になるじゃあないか」
上を指差す。
洋風のアパートメントの上階、アーチを描いた鉄柵がついた窓が開いている。
ひらひらと遮光カーテンが風に揺れている……こんなところだが一応住んでいるようだ。
「それにこのチビも守ってやりたいしなぁ」
カエル。
944
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2011/12/02(金) 01:00:15
>>942-943
「落書きって全体を一気に全部消したほうが効果的らしいな。
落書きだらけの壁より真っ白な壁のほうが落書きされにくいとかそういう。
つまりそのカエルも始末すべきなんじゃあないか?」
唐突に出てきて唐突に話しかけた。
945
:
伊刈『スターシップ』
:2011/12/04(日) 01:18:04
>>943
マジで暇人だったっぽいので、そこら辺については何も言えないぜ!
「家? …あーなるほど。
あそこに住んでんすか。どうですか住み心地、色々アブなかったりしない?」
そういう方向に話を続けた。
なにせ、きな臭い物事に少しばかり憧れる年ごろなもので。
「また描けばいいやって考えるんだ」
>>944
「そーしたいのは山々なんすけど、飼い主? の目の前で消しちまうのもカワイソーかなーっていう」
ところで誰だよ。
946
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/12/04(日) 23:33:27
>>944
「うわ なんだその豆知識」
言葉のわりに特に驚いた様子もなく、片眉を跳ね上げる。
「なんだよおまえら寄ってたかって。
ウチのチビスケになんてことを言うんだ」
>>945
「まぁまぁ良いぞ。特に費用対効果は折り紙つき…何せ家賃もねーからな。
防音はクソだし建付けは悪いが、おかげで近所でなんかあればすぐ気がつく。
ひっくるめて言えばサイコーだな」
近所のなんか = 今日のところは君の掃除。
平和な話だ。
「初めて住み着いた、その時に描いたものだからこそ
それなりに価値があるってもんだろうが」
947
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2011/12/05(月) 00:57:52
>>945-946
「だってただの絵だし……」
身も蓋もない。
「芸術性はそれが犯罪であることによって貶められるものでは無いが、
逆に芸術であることによって犯罪でなくなることも無いのだよ。
『芸術的な盗み方なので無罪』などという判決がありえないように」
948
:
伊刈『スターシップ』
:2011/12/18(日) 21:01:14
>>946
「もしかしてそれ…空き家なのでは…」
大事なことに気づいてしまった男の顔をした。
気づかないほうが幸せだったのかもしれない。
>>947
「そっすよねェーッ! もっと言ってやってくださいよ兄貴ィ!」
兄貴呼ばわりだ。
949
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/12/18(日) 23:57:04
>>947
「聞いてみりゃあ犯罪犯罪と大袈裟な。
俺はこんなにおとなしく堅実に健やかに生きてるっつーのに」
嘆息。
「…………ン、犯罪?」
>>948
「君はうるさいぞ」
なんだ兄貴って。
「空き家なんてそんな表記はどこにもなかったぞ。
額縁の裏まで舐めるように探したが、あったのはつまんねー紙っきれくらいのもんで。
ほら」
ポッケから古びた紙を取り出した。
あちこち虫食いがあるボロボロの代物だが、朱と墨色の文字が見てとれる。
950
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2011/12/19(月) 20:10:04
>>948-949
「君が犯罪行為に手を染めているなんて、ご両親が知ったらどれだけ悲しむことか……。
しかしいまならまだやり直せる。
罪を認め、償うんだ……そうすれば楽になるぞ。
そうだ、カツ丼でも食うか?」
自費でな。
「ん、なんだその紙切れ。
証拠品か?」
奪おう。
951
:
伊刈『スターシップ』
:2011/12/19(月) 21:55:20
>>949
「…ちょっと待ってそれどこに」
額縁の裏って言ってたな。
そうすると、もしかしてそれは、俗に言う『OHUDA』というやつではなかろうか。
そこはかとなくイヤそーな顔して後ずさる…
>>950
「そんなものを奪おうとするだなんて。
さすが兄貴だぜ…兄貴は生まれてこの方、恐れを知らぬ男よ」
知ったふうな口も聞いておく。
952
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/12/19(月) 22:58:00
>>950
「ヘイッ、何を気安くあんた――…」
反射的に奪われまいと指に力をこめる。
そんなものだから。
ビリッ。
「……おお。日本の紙はめっぽうストロングと聞いたが、流石に無理か。
あとカツドンは好きじゃあない、どうせ店屋物ならマルゲリータのピッツァがいい。
トマトは若いのを厚めに切ってくれ」
どうでもいい好みを付け足す。
8割がたそちらの手に渡った紙きれは俗に言うところの『OHUDA』というやつだ。
>>951
「額縁の裏に隠すように張られていたぞ。
見つけたときはこれが『ニンジャ』と言うヤツかと誤認した」
俗に言う『OHUDA』だった。
それもかなりの年代もの。
「…いるか?」
残りの二割。
953
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2011/12/19(月) 23:18:35
>>951-952
「カツ丼のよさが分からないなんて、これだから外国人ってやつは。
……んん?
これは……『怨負堕』!
なぜこんなものが?」
逃げようとする伊刈の額にぺたりと貼り付ける。
954
:
伊刈『スターシップ』
:2011/12/24(土) 02:29:49
>>952
「それと『ニンジャ』に何が関係あるっつーんだよッ!
っつーか見たことねーのか、『レイゲンドーシ』なんかをよぉーっ」
どこからどう見てもお札です、本当にありがとうございました。
全力で首を振って、要りませんのボディランゲージだ。
>>953
そんなんしてたら札を貼られた。
「ギャーッ! 何をするだァーッ!」
こんなものを貼られて慌てないやつはいないぜ!
両手がふさがっているので、持ってるデッキブラシの柄の先で、何とか剥がそうとしてみる。
955
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/12/24(土) 02:47:56
>>953
「人に貼ると跳ねるゾンビになるんだろ、それ。
何の躊躇もせずなんてことをするんだ……ギャングだってそんな非道じゃあねーぜ」
『天橋』を非難した。
そして手の内の『2割』は同じく『伊刈』に貼り付ける。
>>954
いたたまれない表情で、自分の手に残った破れ札の残り部分を貼る。
「半端に意思を残すよりは、
どうせなら完全にゾンビになった方が幸せだろう。そうだろう、な」
な。
956
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2011/12/24(土) 22:18:27
>>954-955
「南無南無」
手を合わせる。
「安らかに眠り給え。
成仏召されい」
ぽくぽくちーん
957
:
伊刈『スターシップ』
:2011/12/27(火) 23:16:03
>>955-956
モップの柄で、天橋に貼られた札を何とか取った。
その直後にヴェルムトに二割を貼られたけど。
「おい貴様ら、その見事な連携っぷりは何だ」
嫌がらせか!!!
ギリギリと奥歯を噛み締めながら、めんどくせーのでスタンドを発現させて札を剥がす。
958
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/12/27(火) 23:37:15
>>956-957
「オ、ナイスオンリョウ」
鬼畜米英。ではないが。
流石に驚いてゆるゆると『伊刈』から距離をとる。
「まぁ、せっかくだからな。ついでだ、ついで。
この通りだから…まぁ許せよ。南無」
『天橋』に倣って、慣れない様子でぎこちなく手を合わせる。
どちらかというと謝意の方を込めて。
具体的にいうと 南無:謝意:おちょくり 1:2:7。
959
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2011/12/28(水) 00:15:41
>>957-958
「悪霊退散!」
カァーッ! とそれっぽいポーズを取ってお祓いをする。
が、当然それで消えるはずもない。
「ば、バカな……なんと強力な霊……!
うぐ、今の俺では無理なのか……!?」
打ちひしがれた。
960
:
伊刈『スターシップ』
:2011/12/31(土) 23:28:07
>>958-959
「お客様の中に寺生まれの人はいらっしゃいませんかァーッ!?」
いるわけないので、剥がした札を丸めてポイ捨てする。
8割玉を天橋へ、残りをヴェルムトへ。パス精ACE
「つーか俺そろそろ別ンとこ行きますよ…掃除するところはまだまだあるしよォー」
961
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2011/12/31(土) 23:43:42
>>959-960
「努力すればなんとかなるっていうものなのかどーかは…
その、非常に疑問ではあr
ぐわっ」
残りの部分を喰らった。
喰らった、が、もともと軽い紙なうえにせいぜい2割だ何ともないぜ。
「……。
む。そういえばまだまだ掃除しなきゃあいけないところがあるんだろう?
終わらせるんなら、こんなところでいつまでも拘泥してるわけにゃあいかねーよなぁー」
うっかりリアクションをとったことを恥じて、コートと同じ色のつばの広い帽子を被りなおす。
962
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2012/01/02(月) 00:05:36
>>960-961
「なんだかよく分からねーけど、清々しい気分だぜ。
元旦に新品のパンツを履いたようによぉ〜〜ぶっ」
そんな気分を御札で邪魔された。
謝罪と賠償を求める。
「……なんか立ち話してたら体が冷えてきたな。
なんだろう、いつの間にかまるで冬にでもなったような……。
うむ、さっさとどこかで体を温めようか……」
体を震わせる。
963
:
伊刈『スターシップ』
:2012/01/04(水) 03:14:31
>>960-961
>謝罪と賠償
求めたいのはこっちだよ!
ともあれ、色々やってスッキリここに極まったのでもう行くとする。
「…カイロとか用意しとけばよかったなァーっ」
かちかち、と奥歯を鳴らしてどこかに去っていった。
964
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2012/01/04(水) 23:36:47
>>962-963
「また揃って突然だな急に」
とはいえ(急に)寒い。
ついさっきまでは秋の始まりぐらいの気持ちでいたが、なんやかやで既に年明け頃のような体感温度だ。
去っていく『伊刈』の後姿を無感動に眺めながら言葉と一緒に白い息を吐く。
ああそうだ今や吐き出す息すら白いのだ。
「……ま、存外に長かったからな。
俺もオンボロ我が家に引っ篭もるかね……こう寒いとかなわない。
あんたも自分の家に帰るんだな」
コートの襟元を片手で締めつつ、震えている『天橋』へ言葉をかける。
965
:
天橋『レッド・スパロウズ』
:2012/01/05(木) 20:26:01
>>963-964
「そうだな。
俺もオンボロとはとても言えないしっかりした家に帰るか」
勝ち誇りつつその場を去る。
966
:
ヴェルムト『スリム・ハーポ』
:2012/01/07(土) 03:11:23
>>965
「スタイズィット(黙らっしゃい)。
そういうことを聞こえよがしにわざわざ言うかね」
負けた!
完膚なきまでに!
「負けるが勝ちってワケじゃあないが・・・なっ、チビスケ」
途中で忘れ去られてた壁のラクガキを裏手で軽く叩く。
遺したところで何だってものでもない、つまらないものだが。
帰宅。
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