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文書

374名無しさん:2022/08/10(水) 09:27:44
おれは、複製した美しい自分とのキスする禁断の術の代償によって、睾丸から女児の種を失った。
女房は、おれの玉を持って、悲しげに、この玉は呪われた玉だと、嘆いた。

375名無しさん:2022/08/10(水) 09:28:40
おれは、複製した美しい自分とのキスする禁断の術の代償によって、睾丸から女児の種を失った。
女房は、おれの玉を持って、この玉は呪われた玉だと、悲しげに嘆いた。

だが、何より悲しんだのは、スケベジジイのこのおれだった。

376名無しさん:2022/08/10(水) 09:32:12
おれは、複製した美しい自分とのキスする禁断の術の代償によって、睾丸から女児の種を失った。
女房は、おれの玉を持って、この玉は呪われた玉だと、悲しげに嘆いた。

おれは、女房に平手を打った。
そして、おもむろにブルースを歌いはじめた。

377名無しさん:2022/08/10(水) 09:33:31
おれは、複製した美しい自分とのキスする禁断の術の代償によって、睾丸から女児の種を失った。
女房は、おれの複製のような男児たちに乳をやりながら、おれの玉に手を伸ばした。

女房は、おれの玉を持って、この玉は呪われた玉だと、悲しげに嘆いた。

おれは、女房に平手を打った。
そして、おもむろにブルースを歌いはじめた。

378名無しさん:2022/08/11(木) 16:52:46
おれは、美しい自分を複製する禁断の術を使い、自らの分身を作り出した。
二体の松山景一郎は、長い時間をかけ互いのナルシズムを満たし合った。
この術の代償によって、おれは、睾丸から女児の種を失った。

それを知った女房は、おれの玉を持って、悲しげに、この玉は呪われた玉だと嘆いた。

379名無しさん:2022/08/11(木) 16:58:04
様々な因果が重なった結果、おれは睾丸から女児の種を失った。
その日から、おれの目は酷く妖しくなった。
サングラスの下のおれの目は、慌ただしく運動し、新たな女房を探す。

380名無しさん:2022/08/11(木) 16:59:07
サングラスの下のおれの目は、慌ただしく運動し、新たな女房を探す。

381名無しさん:2022/08/11(木) 17:08:57
女房との別れの前日、おれは最後くらいは、キスをくれてやろうと思った。
唇を窄ませ、女房の唇へと伸ばす。
女房は、逃げようとしたが、おれは逃がさなかった。
以前、女房はおれの顔を甲虫を裏返した腹部のような顔だと言っていた。
おれは、黒光りする甲虫となって、女房にしがみつき、唇を押し付けた。
おれの唇は、より鋭く窄まって、女房へと毒液に違いない唾液を流し込む。

キモさとクズさとブルースが女房へと流れ込む。

382名無しさん:2022/08/11(木) 17:13:56
女房との別れの前日、おれは最後くらいは、キスをくれてやろうと思った。
唇を窄ませ、女房の唇へと伸ばす。
女房は、逃げようとしたが、おれは逃がさなかった。
以前、女房はおれの顔を甲虫を裏返した腹部のような顔だと言っていた。
おれは、黒光りする甲虫となって、女房にしがみつき、唇を押し付けた。
おれの唇は、より鋭く窄まって、女房へと毒液に違いない唾液を放つ。

キモさとクズさとブルースが女房へと流れ込む。

383名無しさん:2022/08/11(木) 17:14:34
女房との別れの前日、おれは最後くらいは、キスをくれてやろうと思った。
唇を窄ませ、女房の唇へと伸ばす。
女房は、逃げようとしたが、おれは逃がさなかった。
以前、女房はおれの顔を甲虫を裏返した腹部のような顔だと言っていた。
おれは、黒光りする甲虫となって、女房にしがみつき、唇を押し付けた。
おれの唇は、より鋭く窄まって、女房へと毒液に違いない唾液を放つ。

キモさとクズさとブルースが女房へと流れ込んだ。

384名無しさん:2022/08/12(金) 18:45:18
ቻンቻンがቺቻቺቻ 🇻‌🇸 💩ኃンቻがቺリቺリ💩 [427211404]

385名無しさん:2022/08/14(日) 19:23:47
二体のクズのキス

景一郎とキモ一郎のおぞましいキスが始まった。
二体は溜め込んだ毒液を注入し合う。

──クズは一人で十分だ。

願わくば、二体とも死んでくれ。
誰もが、そう祈っていた。

386名無しさん:2022/08/15(月) 09:35:28
二体のクズのキス

景一郎とキモ一郎のおぞましいキスが始まった。
二体は溜め込んだ毒液を注入し合う。

──クズは一体で十分だ。

387名無しさん:2022/08/15(月) 09:39:31
ኃンቻのキス

おれが毎日のように、臭一郎を大量にひり出している肛門と、おれのおぞましい唇は、そう変わらない。
どちらも見るに耐えぬものだ。

388名無しさん:2022/08/15(月) 09:42:54
ኃンቻのキス

私の唇と肛門は、一見して見分けがつかないほどだった。
不気味に変色した悪臭漂う唇は、もはや第二の肛門と言っていいだろう。
毎日のように夥しい量の臭一郎をひり出している私の肛門と、私のおぞましき唇は、そう変わらない。
どちらも、見るに耐えぬものだ。

389名無しさん:2022/08/22(月) 15:51:38
口封じのキス

おれの口からは、悪臭と不気味とブルースが溢れ出る。
その口を塞げるのは、もはや自らの複製しかありえないだろう。
松山景一郎のおぞましい唇は、松山景一郎のキスによって塞がれ、ようやく開かぬようになった。

390名無しさん:2022/08/22(月) 17:20:36
ኃンቻのキス

私の唇と肛門は、一見して見分けがつかないほどだった。
不気味に変色した悪臭漂う唇は、もはや第二の肛門と言っていい。
毎日のように夥しい量の臭一郎をひり出している私の肛門と、このおぞましき唇は、そう変わらない。
どちらも、見るに耐えぬものだ。

391名無しさん:2022/08/22(月) 17:21:03
ኃンቻのキス

私の唇と肛門は一見して、見分けがつかないほどだった。
不気味に変色した悪臭漂う唇は、もはや第二の肛門と言っていい。
毎日のように夥しい量の臭一郎をひり出している私の肛門と、このおぞましき唇は、そう変わらない。
どちらも、見るに耐えぬものだ。

392名無しさん:2022/08/23(火) 14:08:22
いつだっておれは、女房の小言をキスで塞いできた。

そして、唇を離して、私は問う。

ブルースが流れ込んできたか?

いいえ、ただ苦みと臭みで満たされただけ。

もう一度、キスをして、私は問う。

ブルースは流れ込んできたか?

393名無しさん:2022/08/23(火) 14:13:33
いつだっておれは、女房の小言をキスで塞いできた。
女房は、おれから流し込まれるキモ一郎汁で満たされる。

394名無しさん:2022/08/23(火) 14:17:50
スケベジジイの夏が終わる。
景一郎。
おまえは、ほんとうにキモくて臭くて、スケベジジイだった。

395名無しさん:2022/08/23(火) 14:18:10
スケベジジイの夏が終わる。
景一郎。
おまえは、クズでキモくて臭くて、そして、スケベジジイだった。

396名無しさん:2022/08/23(火) 14:29:35
いつだっておれは、女房の小言をキスで塞いできた。
そして、おれはおれのすべてを流し込む。
女房は、キモ一郎にはなりたくないと叫んだ。
だが、もう遅い。
おまえは、もうずっと前から、おれだった。

397名無しさん:2022/08/23(火) 14:30:35
いつだっておれは、女房の小言をキスで塞いできた。
生臭く、ざらついた唇が、同じように臭い唇が塞ぐ。
そして、おれはおれのすべてを流し込む。
女房は、キモ一郎にはなりたくないと叫んだ。
だが、もう遅い。
おまえは、もうずっと前から、おれだった。

398名無しさん:2022/08/23(火) 14:30:47
いつだっておれは、女房の小言をキスで塞いできた。
生臭く、ざらついた唇が、同じように臭い唇を塞ぐ。
そして、おれはおれのすべてを流し込む。
女房は、キモ一郎にはなりたくないと叫んだ。
だが、もう遅い。
おまえは、もうずっと前から、おれだった。

399名無しさん:2022/08/23(火) 14:32:10
いつだっておれは、女房の小言をキスで塞いできた。
生臭く、ざらついた唇が、同じように臭い唇を塞ぐ。
そして、おれはおれのすべてを発射する。
キモさとクズさと臭さとブルースを流し込む。
女房は、キモ一郎にはなりたくないと叫んだ。
だが、もう遅い。
おまえは、もうずっと前から、おれの女房になる前から、おれだった。

400名無しさん:2022/08/24(水) 08:03:49
別れた女房は、長年のおれのキスによって、おれの複製と化していた。
おれは、女房とキスをしていると、まるで美しい自分とのキスを楽しんでいる気分だった。

401名無しさん:2022/08/25(木) 08:02:51
女房と別れる前日、最後のキスをくれてやった。
最後だから、おれはおれのすべてを与えようと思った。

何十年と溜め込んだキモさとクズさと臭さとブルースを、注ぎ込んだ。

女房が、おれを忘れぬように。

402名無しさん:2022/08/25(木) 08:03:32
女房と別れる前日、最後のキスをくれてやった。
最後だから、おれはおれのすべてを与えようと思った。

何十年と熟成されたキモさとクズさと臭さとブルースを、注ぎ込んだ。

女房が、おれを忘れぬように。

403名無しさん:2022/08/25(木) 19:15:04
贋作のキス

景一郎と、その贋作であるキモ一郎の決死のキスの勝敗がようやく決まる。
オリジナルの景一郎と贋作のキモ一郎のキスは、おそろしく汚く、そして悪臭に満ちていた。
ひと目見ただけで景一郎のすべてを理解させるだろう。

おぞましいキスは終わり、ようやく唇は離れた。
吐瀉物を撒き散らしながら、倒れ込んだのは、もはや本物か贋作か、判別はできなかった。

404名無しさん:2022/08/27(土) 16:46:31
おれは分裂し、愛する美しい自分とのキスを繰り返した。
この行為は、誰にも見せぬ秘め事であったが、一度だけ女房に目撃された。
そのおぞましい光景を見た女房の脳は、自我の崩壊を選択した。

405名無しさん:2022/08/27(土) 23:31:03
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で、誓ったのだった。
そして、トイレに駆け込んで、鏡に映る美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの日から、何も変わらない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

406名無しさん:2022/08/27(土) 23:56:53
景一郎と、その贋作の決死のキスの勝敗がようやく決まる。


吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込んだのが本物か贋作か、もう誰も判別はできなかった。

407名無しさん:2022/08/27(土) 23:58:50
景一郎と、その贋作の決死のキスの勝敗がようやく決まる。


吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込んだものが、本物か贋作か、もう誰も判別はできなかった。

408名無しさん:2022/08/29(月) 20:20:42
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で誓ったのだった。
そして、トイレに駆け込み、鏡に映る美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの日から、何も変わらない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

409名無しさん:2022/08/29(月) 20:21:26
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で誓ったのだった。
そして、鏡を取り出し、映った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの日から、何も変わらない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

410名無しさん:2022/08/30(火) 14:12:58
女房と別れる前日に、おれは最後のキスをくれてやった。
おれは、おれのすべてを与えた。
キモさとクズさと臭さと無能さとブルースを流し込んだ。

おれの流し込んだものは、次第に女房の肉体を侵食し、いずれはおれ自身なるだろう。

411名無しさん:2022/08/30(火) 21:20:26
松山景一郎は、愛する美しい自分の精巧な贋作にキスをして、自らの不気味を流し込む。
あるとき、贋作は思った。クズは一体でいい。
今までは一方的に流し込まれるキモさとクズさとブルースを、贋作は逆に流し込むことにした。

いつものように景一郎は、おぞましい唇を贋作に押し当てると、流れ込んできた自らの味に驚き、離れようとするが、贋作の唇は離れることはなかった。ならばと、こちらも負けじと毒液に違いない唾液を流し込んだ。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れこんだものが、本物か贋作か、もはや誰も判断できなかった。

412名無しさん:2022/08/30(火) 21:21:06
松山景一郎は、愛する美しい自分の精巧な贋作にキスをして、自らの不気味を流し込む。
あるとき、贋作は思った。クズは一体でいい。
今までは、一方的に流し込まれるだけあったキモさとクズさとブルースを、贋作は逆に流し込むことにした。

いつものように景一郎は、おぞましい唇を贋作に押し当てると、流れ込んできた自らの味に驚き、離れようとするが、贋作の唇は離れることはなかった。ならばと、こちらも負けじと毒液に違いない唾液を流し込んだ。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れこんだものが、本物か贋作か、もはや誰も判断できなかった。

413名無しさん:2022/08/30(火) 21:22:09
松山景一郎は、愛する美しい自分の精巧な贋作にキスをして、自らの不気味を流し込む。
あるとき、贋作は思った。クズは一体でいい。
今までは、一方的に流し込まれるだけあったキモさとクズさとブルースを、贋作は逆に流し込むことにした。

いつものように景一郎は、おぞましい唇を贋作に押し当てると、逆に流れ込んできた自らの味に驚き、離れようとするが、贋作の唇は離れることはなかった。ならばと、こちらも負けじと毒液に違いない唾液を流し込んだ。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れこんだものが、本物か贋作か、もはや誰も判断できなかった。

414名無しさん:2022/08/30(火) 21:22:46
松山景一郎は、愛する美しい自分の精巧な贋作にキスをして、自らの不気味を流し込む。
あるとき、贋作は思った。クズは一体でいい。
今までは、一方的に流し込まれるだけあったキモさとクズさとブルースを、贋作は逆に流し込むことにした。

いつものように景一郎は、おぞましい唇を贋作に押し当てると、逆に流れ込んできた自らの味に驚き、離れようとするが、贋作の唇は離れることはなかった。ならばと、こちらも負けじと毒液に違いない唾液を流し込んだ。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れこんだものが、本物か贋作か、もう誰も判断できなかった。

415名無しさん:2022/08/30(火) 21:38:57
松山景一郎は、愛する美しい自分の精巧な贋作にキスをして、自らの不気味を流し込む。
あるとき、贋作は思った。クズは、二体もいらない。
今までは、一方的に流し込まれるだけあったキモさとクズさとブルースを、贋作は逆に流し込むことにした。

いつものように景一郎は、おぞましい唇を贋作に押し当てると、逆に流れ込んできた自らの味に驚き、離れようとするが、贋作の唇は離れることはなかった。ならばと、こちらも負けじと毒液に違いない唾液を流し込んだ。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れこんだものが、本物か贋作か、もう誰も判断できなかった。

416名無しさん:2022/08/30(火) 21:40:33
松山景一郎は、愛する美しい自分の精巧な贋作にキスをして、自らの不気味を流し込む。
あるとき、贋作は思った。クズは、二体もいらない。
今までは、一方的に流し込まれるだけあったキモさとクズさとブルースを、贋作は逆に流し込むことにした。

景一郎は、いつものように、おぞましい唇を贋作に押し当てると、逆に流れ込んできた自らの味に驚き、離れようとするが、贋作の唇は離れることはなかった。ならばと、こちらも負けじと毒液に違いない唾液を流し込んだ。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れこんだものが、本物か贋作か、もう誰も判断できなかった。

417名無しさん:2022/09/02(金) 14:46:32
おれは、美しい自分の贋作を作ろうと思った。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちのざらついた生臭い唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込んだのものが、本物か贋作か、もう見分けはつかなかった。

418名無しさん:2022/09/02(金) 14:49:24
おれは、美しい自分の贋作を作ろうと思った。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちのざらついた饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込んだのものが、本物か贋作か、もう見分けはつかなかった。

419名無しさん:2022/09/02(金) 14:56:19
おれは、美しい自分の贋作を作ろうと思った。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちのざらついた饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう見分けはつかなかった。

420名無しさん:2022/09/02(金) 17:11:51
おれは、美しい自分の贋作を作ろうと思った。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちのざらついた饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう判別はできなかった。

421名無しさん:2022/09/02(金) 17:12:17
おれは、美しい自分の贋作を作ろうと思った。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちの饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう判別はできなかった。

422名無しさん:2022/09/02(金) 19:04:36
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で誓ったのだった。
そして、鏡を取り出し、映った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの日から、何も変わっちゃいない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

423名無しさん:2022/09/02(金) 19:04:52
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で誓ったのだった。
そして、鏡を取り出し、映った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの日から、何も変わっていない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

424名無しさん:2022/09/02(金) 22:59:30
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で誓ったのだった。
そして、鏡を取り出し、映った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの頃から、何も変わらない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

425名無しさん:2022/09/02(金) 22:59:49
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で誓ったのだった。
そして、鏡を取り出し、映った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの頃と、何も変わらない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

426名無しさん:2022/09/02(金) 23:13:05
条件反射のキス

別れた女房は、おれに似て、ろくでもない奴であったが、長年のおれとのキスでおれの成分を取り込み続けたおかげか、見た目までもが、おれに似てきていたのだ。

そんな女房を思い出したわけではないが、おれは鏡を見るとついキスを繰り返してしまう。

427名無しさん:2022/09/02(金) 23:27:23
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
おれは、永遠に卒業などするものかと、夕暮れの差し込む教室で誓ったのだった。
そして、鏡を取り出し、映った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの頃から、何も変わらない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

428名無しさん:2022/09/02(金) 23:42:59
おれは、美しい自分の贋作を作った。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちの饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう判別はできなかった。

429名無しさん:2022/09/03(土) 07:28:58
侵食のキス

別れた女房は、おれに似てろくでもない奴だったが、長年のおれとのキスによっておれの成分を取り込み続けた結果、見た目までもが、おれに似てきていた。

430名無しさん:2022/09/03(土) 20:55:04
大物ミュージシャンのキス

おれは、ブルースの申し子。
クズでキモくて臭くて無能で、ほんとうにブルースだ。

そんなおれが、指毛を振り乱しながらギターをかき鳴らし歌う、下手くそなブルースを、別れた女房はキモースと呼び、耳をふさいだ。

お情けで用意された小さなステージで、おれは今、そのキモースを歌っている。
旧女房への呪詛を、そして、新女房への愛を、キモースにのせて。

ノリにノッたおれは、ステージに新女房を呼び寄せて、キスをした。

431名無しさん:2022/09/03(土) 20:59:23
大物ミュージシャンのキス

おれは、ブルースの申し子。
クズでキモくて臭くて無能で、ほんとうにブルースだ。

そんなおれが、指毛を振り乱しながらギターをかき鳴らし歌う、下手くそなブルースを、別れた女房はキモースと呼び、耳をふさいだ。

お情けで用意された小さなステージで、おれは今、そのキモースを歌っている。
旧女房への呪詛を、そして、新女房への愛を、キモースにのせて。

歌い終わったおれは、新女房を呼び寄せて、見せつけるようにキスをした。

432名無しさん:2022/09/03(土) 21:02:49
大物ミュージシャンのキス

おれは、ブルースの申し子。
クズでキモくて臭くて無能で、ほんとうにブルースだ。

そんなおれが、指毛を振り乱しながらギターをかき鳴らし歌う、下手くそなブルースを、別れた女房はキモースと呼び、耳をふさいだ。

お情けで用意された小さなステージで、おれは今、そのキモースを歌っている。
旧女房への呪詛を、そして、新女房への愛を、キモースにのせて。

歌い終わったおれは、新女房を呼び寄せて、見せつけるようにキスをした。

433名無しさん:2022/09/05(月) 23:18:42
通過儀礼のキス

おれの女房になるための通過儀礼として、まずはキスがある。
おれは、饐えた臭いのする、ざらついた唇で熱烈なキスをくれてやる。
そして、おれはおれのすべてを流し込む。
キモさとクズさと臭さ。2chMate 0.8.10.153/OPPO/A103OP/11/LR

434名無しさん:2022/09/06(火) 09:16:46
おれの女房になるための通過儀礼として、まずはキスがある。
おれは饐えた臭いのする、ざらついた唇で熱烈なキスをくれてやる。
おれは、流し込むだろう。キモさを、クズさを、臭さを。
そして、唇を離したおれは、問うだろう。
ブルースは、流れ込んできたか?

435名無しさん:2022/09/06(火) 09:18:15
おれの女房になるための通過儀礼として、まずはキスがある。
おれは饐えた臭いのする、ざらついた唇で熱烈なキスをくれてやる。
おれは、流し込むだろう。キモさを、クズさを、臭さを。
そして、唇を離したおれは、問うだろう。
ブルースは、流れ込んできたか?

おれの汁に塗れた新女房には、たしかにおれのブルースが流れ込んだはずである。

436名無しさん:2022/09/07(水) 08:30:07
おれが、指毛を振り乱しながらギターをかき鳴らし、歌う下手くそなブルースを別れた女房は、キモースと呼び耳を塞いだ。
おれは、女房と別れる前に、最後のキスをくれてやった。
唇を離し、女房に問う。

ブルースは、流れ込んできたか?

女房は、いいえ、ただ臭みと苦味で満たされただけと言った。

だが、おれは知っている。
女房の頭には、おれのキモースが鳴り響いていることを。

437名無しさん:2022/09/07(水) 08:31:59
おれが、指毛を振り乱しながらギターをかき鳴らし、歌う下手くそなブルースを別れた女房は、キモースと呼び耳を塞いだ。
おれは、女房と別れる前に、最後のキスをくれてやった。
唇を離し、女房に問う。

ブルースは、流れ込んできたか?

女房は、いいえ、ただ臭みと苦味で満たされただけと言った。

だが、おれは知っている。
女房の中で、おれのキモースが鳴り響いていることを。
それは、生涯、鳴り止むことはないということを。

438名無しさん:2022/09/08(木) 14:29:12
別れた女房は、おれによく似ていた。
ろくでもないおまえと、おれ。
そんなおれたちが夫婦になることは、必然だったのかもしれねェ。
そんなおまえと別れる前日に、おれは最後のキスをくれてやった。

439名無しさん:2022/09/08(木) 14:43:39
別れた女房に最後にくれてやったキスは、女房の記憶に深く刻み込まれたは
ずである。

このおれ様の女房であったという事実は、女房の持つもので最も価値があるものだ。

440名無しさん:2022/09/10(土) 09:31:53
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。
景一郎は、走馬灯を見た。
最後に見たものは、高校を留年したあの日の姿だった。
永遠に卒業などするものかと、夕日の差し込む教室で、おれは誓ったのだった。
そして、鏡を取り出し、映った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの頃から、何も変わらない。
おれは、永遠のセヴンティーンだった。

だが、おれは自分でも気がつかぬ内に景一老となっていた。
つい今しがた、景一郎の不気味な命が終わった。

441名無しさん:2022/09/10(土) 09:32:53
もう景一郎のブルースは聴こえない。

442名無しさん:2022/09/10(土) 09:39:20
あの不気味な異形が、指毛を振り乱しながらギターをかき鳴らし歌う下手くそなブルース。
女房は、キモースと呼び耳を塞いだ。

女房は、おれとの別れにほっと胸を撫で下ろす。
景一郎のブルースは、もう聴こえない。

443名無しさん:2022/09/11(日) 12:54:30
別れた女房に、くれてやった最後のキスは、女房の記憶に深く刻み込まれたは
ずである。

このおれ様の女房であったという事実は、女房の持つもので最も価値があるものだ。
女房は、あの最後のキスによってそれを改めて認識したはずである。

444名無しさん:2022/09/11(日) 12:56:25
別れた女房にくれてやった最後のキスは、女房の記憶に深く刻み込まれたは
ずである。

このおれ様の女房であったという事実は、女房の持つもので最も価値があるものだ。
女房は、あの最後のキスによってそれを改めて認識したはずである。

445名無しさん:2022/09/13(火) 13:39:50
妖しい光を放つおれの玉を持って、女房は言った。
この玉から放たれる妖しい光をみたあの日から、私はなぜかお前の女房として暮らしてきた。

446名無しさん:2022/09/13(火) 15:57:27
宝玉のキス

おれが女児の種を失った日から、妖しい光を放ち始めた、我が宝玉。
そんな不気味な玉に、おれは何度もキスを繰り返すのだった。

ある夜に、女房は、おれの玉を持ち項垂れた。
その後ろ姿が鏡越しに見えた。
深くうつむいているため、後ろからは頭は見えず、それはまるで首を刎ねられた罪人のように思えた。

447名無しさん:2022/09/13(火) 15:58:25
宝玉のキス

おれが女児の種を失った日から、妖しい光を放ち始めた、我が宝玉。
そんな不気味な玉に、おれは何度もキスを繰り返すのだった。

ある夜に、女房は、おれの玉を持ち、
不満げに項垂れた。
その後ろ姿が、鏡に写った。
深くうつむいているため、後ろからは頭は見えず、それはまるで首を刎ねられた罪人のように思えた。

448名無しさん:2022/09/13(火) 16:07:03
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、おれの宝玉。

そんな玉にすがるように、女房は手を伸ばし、キスを繰り返す。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。

449名無しさん:2022/09/13(火) 16:08:01
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、黒光りするおれの宝玉。

そんな玉にすがるように、女房は玉を持ち、キスを繰り返す。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれのスケベ心も。

450名無しさん:2022/09/13(火) 16:08:17
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、黒光りするおれの宝玉。

そんな玉にすがるように、女房は玉を持ち、キスを繰り返す。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

451名無しさん:2022/09/13(火) 16:08:39
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、どす黒いおれの宝玉。

そんな玉にすがるように、女房は玉を持ち、キスを繰り返す。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

452名無しさん:2022/09/13(火) 16:09:34
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、どす黒いおれの宝玉。

そんな玉にすがるように、女房は、キスを繰り返しながら願った。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

453名無しさん:2022/09/13(火) 16:10:17
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、どす黒いおれの宝玉。

そんな玉に、女房はキスを繰り返しながら願った。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

454名無しさん:2022/09/13(火) 16:11:13
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、どす黒いおれの宝玉。

そんな玉に、女房はすがりつき、キスを繰り返し願った。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

455名無しさん:2022/09/13(火) 16:11:37
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、どす黒いおれの宝玉。

そんな玉に、女房はすがりつき、キスをして願った。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

456名無しさん:2022/09/13(火) 16:23:34
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、おれのどす黒い宝玉。

おれの女房になるための通過儀礼として、まずはこの玉にキスをしなければならない。

457名無しさん:2022/09/13(火) 19:49:58
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光を放ち始めた、おれのどす黒い宝玉。

そんな玉に、女房はすがりつき、キスをして願った。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

458名無しさん:2022/09/13(火) 19:50:21
おれが女児の種を失ったあの日から、妖しい光と異臭放ち始めた、おれのどす黒い宝玉。

そんな玉に、女房はすがりつき、キスをして願った。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

459名無しさん:2022/09/14(水) 12:52:22
別れた女房は、おれのブルースをキモースと呼び耳を塞いだ。

指毛を振り乱しながら、ギターをかき鳴らし歌う、おれの下手くそなブルース。
女房は、ほっと胸を撫で下ろす。
景一郎のキモースは、もう聴こえない。

だが、恨みや怒りは届くはずだ。
おれはお情けで用意された小さなステージで、歌う。
別れた女房への呪詛を。
そして、新女房への愛を。
ブルースにのせて……。

460名無しさん:2022/09/14(水) 12:52:42
別れた女房は、おれのブルースをキモースと呼び耳を塞いだ。

指毛を振り乱しながら、ギターをかき鳴らし歌う、おれの下手くそなブルース。
女房は、ほっと胸を撫で下ろす。
景一郎のキモースは、もう聴こえない。

だが、恨みや怒りは届くはずだ。
おれは、お情けで用意された小さなステージで、歌う。
別れた女房への呪詛を。
そして、新女房への愛を。
ブルースにのせて……。

461名無しさん:2022/09/14(水) 12:54:59
別れた女房は、おれのブルースをキモースと呼び耳を塞いだ。

指毛を振り乱しながら、ギターをかき鳴らし歌う、おれの下手くそなブルース。
女房は、ほっと胸を撫で下ろす。
景一郎のキモースは、もう聴こえない。

だが、怨念は届く。
おれは、お情けで用意された小さなステージで、歌う。

別れた女房への呪詛を。
そして、新女房への愛を。
ブルースにのせて……。

462名無しさん:2022/09/14(水) 13:02:22
妖しい光と異臭を放つおれのどす黒い宝玉。
そんな玉を持ち、女房は願いを捧げ、キスをする。
だが、おれは知っていた。
女房の願いは叶わぬことを。
そして、おれの願いも。

463名無しさん:2022/09/17(土) 18:37:37
おれは、美しい自分の贋作を作った。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほどであった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちの饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう判別はできなかった。

464名無しさん:2022/09/20(火) 12:49:18
おれの不気味なブルース。
別れた女房がキモースと呼び耳を塞いだおれのブルース。
クズが演る、ブルース。

聴かせてやるよ。
これが本当のろくでなしブルースだ。

465名無しさん:2022/09/20(火) 12:53:36
ろくでなしなおれが演る不気味なブルース。
別れた女房がキモースと呼び耳を塞いだおれのブルース。

聴かせてやるよ。
これが本当のろくでなしブルースだ。

466名無しさん:2022/09/20(火) 23:57:13
おれは、愛する美しい自分の贋作を作らせた。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちの饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう判別はできなかった。

467名無しさん:2022/09/20(火) 23:59:03
おれは、愛する美しい自分の贋作を作らせた。
完成したおれの贋作は、我ながら惚れ惚れするほど美しかった。
そして、気が付いたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちの饐えた臭いのする唇は、三日三晩離れることはなかった。
キモさとクズさと臭さ。
それを互いに流し込み合う。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう判別はできなかった。

468名無しさん:2022/09/21(水) 12:45:29
景一郎の事だ。死んだら、なるとしたら「祟り神」「怨霊」化だろう。

469名無しさん:2022/09/25(日) 12:41:35
ついに完成したおれの精巧な贋作を、目前にしたとき、もうキスは始まっていた。
景一郎たちの饐えた臭いの唇は、三日三晩離れることはなかった。

ようやく唇が離れたとき、吐瀉物を撒き散らしながら倒れ込み息絶えたものが、本物か贋作か、もう判別はできなかった。

470名無しさん:2022/09/30(金) 21:20:00
おれは、別れた女房のためにブルースを歌ってきた。
だが、女房はおれのブルースをキモースと呼び耳を塞いだ。

おれは、歌う。
別れた女房への呪詛を。
そして、新女房への愛を。
キモースにのせて……。

471名無しさん:2022/09/30(金) 21:20:25
今まで、おれは別れた女房のためにブルースを歌ってきた。
だが、女房はおれのブルースをキモースと呼び耳を塞いだ。

おれは、歌う。
別れた女房への呪詛を。
そして、新女房への愛を。
キモースにのせて……。

472名無しさん:2022/10/02(日) 17:46:12
おれの睾丸は、女児の種を持たない。
おれのクズさとキモさが、睾丸から女児の種を奪ったのだと、別れた女房は語っていた。
スケベジジイであるおれにとって、女児の種を持たぬということは、悲しみを通り越し、怒りとなった。

憤怒するおれを、別れた女房はついぞ一度も抱きとめることはなかった。

473名無しさん:2022/10/02(日) 17:53:09
おれの睾丸は、女児の種を持たない。
おれのクズさとキモさと無能さが、睾丸から女児の種を奪ったのだと、別れた女房は語っていた。
スケベジジイであるおれにとって、女児の種を持たぬということは、悲しみを通り越し、怒りとなった。

だが、怒りに震えるおれを、別れた女房はついぞ一度も抱きとめることはなかった。

474名無しさん:2022/10/02(日) 17:53:38
おれの睾丸は、女児の種を持たない。
おれのクズさとキモさと無能さが、睾丸から女児の種を奪ったのだと、別れた女房は語っていた。
スケベジジイであるおれにとって、女児の種を持たぬということは、悲しみを通り越し、怒りとなった。

だが、怒りに震えるおれを、別れた女房はついぞ一度も抱きとめ慰めることはなかった。

475名無しさん:2022/10/03(月) 16:17:10
俺はもう何年も松山景一郎を呪ってきた
だから、もうそろそろ死ねよ松山景一郎
頼むわ

476名無しさん:2022/10/04(火) 10:20:45
狂った私の肉体で、唯一睾丸だけが正常だなんて、あり得なかったのだ。
むしろ、私の不気味がいっとう濃縮されていそうな場所ではないか。

女児の種を持たぬ私の睾丸が、どれほど私を失望させたか……。
それは、別れた女房にもわからぬだろう。
女房は、私の複製のような男児をたくさん産んだが、私を満足させるには至らなかった。
スケベジジイの私を満足させうるもの、それは美しい私の美しさを継いだ美しい女児であったのだ。

477名無しさん:2022/10/04(火) 10:21:58
狂った私の肉体で、唯一睾丸だけが正常だなんて、あり得なかったのだ。
むしろ、私の不気味がいっとう濃縮されていそうな場所ではないか。

女児の種を持たぬ私の睾丸が、どれほど私を失望させたか……。
それは、別れた女房にもわからぬだろう。
女房は、私の複製のような男児をたくさん産んだが、私を満足させるには至らなかった。
スケベジジイの私を満足させうるもの、それは美しい私の美しさを継いだ美しい女児であったのだ。

私の睾丸は、狂ったように叫んでいる。
このような老婆ではなく、もっと新鮮な女房を寄越せと。

478名無しさん:2022/10/05(水) 18:58:11
スポットライトをおれにくれ。
寂しがりで、目立ちたがりのキモいジジイのおれにもっと光を。

479名無しさん:2022/10/05(水) 23:43:32
狂った私の肉体で、唯一睾丸だけが正常だなんて、あり得ないだろう。
むしろ、私の不気味がいっとう濃縮されていそうな場所ではないか。

女児の種を持たぬ私の睾丸が、どれほど私を失望させたか……。
それは、別れた女房にもわからぬだろう。
女房は、私の複製のような男児をたくさん産んだが、私を満足させるには至らなかった。
スケベジジイの私を満足させうるもの、それは美しい私の美しさを継いだ美しい女児であったのだ。

私の睾丸は、狂ったように叫んでいる。
このような老婆ではなく、もっと新鮮な女房を寄越せと。

480名無しさん:2022/10/06(木) 18:00:31
寂しがりで目立ちたがりのクズなジジイなおれだから、スポットライトを当ててくれ。

481名無しさん:2022/10/06(木) 19:41:29
狂った私の肉体で、唯一、睾丸だけが正常だなんて、あり得ないだろう。
むしろ、私の不気味がいっとう濃縮されていそうな場所ではないか。

私の睾丸が、女児の種を持たぬのも、当然のことなのかもしれない。

女房は、男児をたくさん産んだが、私を満足させるには至らなかった。
スケベジジイの私を満足させうるもの、それは美しい私の美しさを継いだ美しい女児であったのだ。

女房は、私の複製のような男児共に乳をやりながら、私の睾丸を見て、この玉は呪われていると語った。
その瞬間、私は思わず平手を打っていた。

482名無しさん:2022/10/06(木) 19:47:34
狂った私の肉体で、唯一、睾丸だけが正常だなんて、あり得ないだろう。
むしろ、私の不気味がいっとう濃縮されていそうな場所ではないか。

私の睾丸が、女児の種を持たぬのも、当然のことなのかもしれない。

女房は、男児をたくさん産んだが、私を満足させるには至らなかった。
スケベジジイの私を満足させうるもの、それは美しい私の美しさを継いだ美しい女児であったのだ。

女房は、私の複製のような男児共に乳をやりながら、私の睾丸を持ち、この玉は呪われていると語った。
その瞬間、私は女房に夥しい量の精虫を発射した。

483名無しさん:2022/10/06(木) 19:49:04
狂った私の肉体で、唯一、睾丸だけが正常だなんて、あり得ないだろう。
むしろ、私の不気味がいっとう濃縮されていそうな場所ではないか。

私の睾丸が、女児の種を持たぬのも、当然のことなのかもしれない。

女房は、男児をたくさん産んだが、私を満足させるには至らなかった。
スケベジジイの私を満足させうるもの、それは美しい私の美しさを継いだ美しい女児であったのだ。

女房は、私の複製のような男児共に乳をやりながら、私の睾丸を持ち、この玉は呪われていると語った。
その瞬間、私は夥しい量の精虫を発射した。

484名無しさん:2022/10/06(木) 19:50:00
狂った私の肉体で、唯一、睾丸だけが正常だなんて、あり得ないだろう。
むしろ、私の不気味がいっとう濃縮されていそうな場所ではないか。

私の睾丸が、女児の種を持たぬのも、当然のことなのかもしれない。

女房は、男児をたくさん産んだが、私を満足させるには至らなかった。
スケベジジイの私を満足させうるもの、それは美しい私の美しさを継いだ美しい女児であったのだ。

女房は、私の複製のような男児共に乳をやりながら、私の睾丸を持ち、この玉は呪われていると言った。
その瞬間、私は夥しい量の精虫を発射した。

485名無しさん:2022/10/18(火) 09:26:17
別れた女房、おまえはおれを忘れてはならん。
おれが、おまえを忘れても、おまえはおれを忘れるな。
このおれの女房であったという事実を、幸福を、忘れるな。

486名無しさん:2022/10/19(水) 16:14:28
キスに理由は要るだろうか

487名無しさん:2022/10/20(木) 23:25:36
原点のキス

おれがよりエネルギッシュなキモさを持っていたあの頃。
それは、高校を留年したあの日かもしれない。
あの日、おれは夕日の差し込む教室で、永遠に卒業などするものかと誓った。
そして、おれは鏡を取り出して、写ったおれにキスをした。

あのキスこそが、おれの原点だ。
あの頃に戻った気分で、おれはおれにキスをする。

488名無しさん:2022/10/21(金) 21:04:27
別れた女房が、去り際に叫んだキモ一郎という言葉は、おれたちの夫婦生活を総括するかのようだった。
確かにおれは、キモ一郎だ。
だが、おれたちは似たもの同士だったはずだ。

489名無しさん:2022/10/23(日) 16:45:53
景一郎は死んだ
そして、世界は平和になった
それでいいじゃないか
お願いします

490名無しさん:2022/10/31(月) 18:43:26
鍛錬のキス

毎日欠かさず、おれは鏡に映るおれにキスをする。
こうして、おれのキモさは磨き上げられていく。

491名無しさん:2022/11/01(火) 19:16:26
別れた女房を初めて見たとき、おれはこいつを女房にすることになるだろうと思った。
女房を見た瞬間、おれの睾丸は、激しく震えた。
こいつを女房にしろと、おれに告げているかのように。
おれは睾丸の言いつけどおり、あいつを女房にした。

492名無しさん:2022/11/03(木) 20:40:50
新たな女房を血眼で探していたおれは、ついに見つけてしまったのだ。
初めてあいつを見たとき、おれの睾丸は、超振動で震えた。
それが、答えだった。
おれは、いつだって睾丸の命令に従ってきたんだ。

493名無しさん:2022/11/07(月) 08:19:14
別れた女房は、おれの理想とは程遠い女房であったが、子作りの苗床としての性能は申し分なかった。
女房は、恐るべき安産で、おれの複製のような男児をたくさん産んだ。
たとえ100人の男児を産ませようとも、壊れることはないだろうと思えた。

494名無しさん:2022/11/07(月) 08:26:56
おれは、今までおれのために歌ってきた。
だが一度だけ、女房のために、歌ったことがある。
それは、別れの寸前であった。
これは、別れた女房への鎮魂歌のつもりであった。
おれを失った女房は、もう死んだも同然だと思うから……。

495名無しさん:2022/11/09(水) 00:44:10
おれは、今までおれのために歌ってきた。
だが一度だけ、女房のために、歌ったことがある。
去り行く女房の背に向け、おれは歌った。
これは、別れた女房への鎮魂歌のつもりであった。
おれを失った女房は、もう死んだも同然だと思うから……。

496名無しさん:2022/11/09(水) 01:04:00
世界滅亡後、残った景一郎は、嬉々として自身の複製を量産するだろう。

497名無しさん:2022/11/09(水) 21:53:45
この睾丸には、女児の種がないのだと、女房は言っていた。
確かに、おれの睾丸からは野太い雄叫びが絶えず聞こえていた。
また、女児の種を持たぬというのも誇りの一つとなっていた。
まるで、おれは特別な存在であって、選ばれしものであるような気がしていた。

だが、おれは一度だけ聴いた。
鈴の音のような、少女の声を。
あれは酩酊による幻聴か、それとも現実であったのか、今となってはもうわからない。

498名無しさん:2022/11/11(金) 19:57:25
私たちの生臭くざらついた唇を引き剥がし、隙間をこじ開け、間に入りなさい。

その先に待つものは、何か。

499名無しさん:2022/11/11(金) 23:09:49
景一郎の事だ。死んだら、なるとしたら「祟り神」「怨霊」化だろう。

500名無しさん:2022/11/12(土) 14:53:48
景一郎が生きてるのが嫌
景一郎のナチュナルボーンなキモさが嫌
景一郎死ねよ
景一郎が老人になったらえげつないだろうな
景一郎死ね

501名無しさん:2022/11/12(土) 14:54:17
景一郎死ね
俺の呪いよ
現実になれ
景一郎死ね
俺の呪いよ
現実となれ

502名無しさん:2022/11/12(土) 14:54:37
景一郎のブルースを誰が止めてくれ
あのゴミクズ気持ちわリィナ

503名無しさん:2022/11/13(日) 12:08:15
景一郎死ね
頼む
こんなことも書きたくないよ
だから、景一郎死ね

504名無しさん:2022/11/16(水) 11:12:56
私の睾丸には、呪いがつまっていると、別れた女房は語っていた。
私が苦しめたものたちの、積年の恨みが、呪いとなり、私の睾丸に詰まったのだと、女房は言った。
となれば、女房は呪いを生んだこととなる。
女房は、呪いに乳をやり、呪いをより強大なものに成長させ、私に見せつけたのである。

その行為は許されたものではない。

505名無しさん:2022/11/16(水) 11:24:38
私の睾丸には、呪いがつまっていると、別れた女房は語っていた。
私が苦しめたものたちの、積年の恨みが、呪いとなり、私の睾丸に詰まったのだと、女房は言った。
となれば、女房は呪いを生んだこととなる。
女房は、呪いに乳をやり、呪いをより強大なものに成長させた。

そして、女房は、使命を果たした満足感に包まれながら私から去った。

506名無しさん:2022/11/19(土) 16:51:13
おれには、女房なんてもう必要ない
そう思ってた。

でも、おまえと出会ったあの日から、
それは変わった……

おまえをおれの新たな女房に任命する。

──松山景一郎

507名無しさん:2022/11/19(土) 16:56:14
ギターを手にしたときだけ、
おれは美一郎になれる

508名無しさん:2022/11/22(火) 12:15:18
ちげぇよ。
ブルースってのはな、ここで歌うんだ。
おれは、睾丸を指刺す。

見せてやるよ、ほんとうのブルースってもんを。

おれは、高らかに歌い出した。

509名無しさん:2022/11/22(火) 12:16:37
ちげぇよ。
ブルースってのはな、ここで歌うんだ。
おれは、睾丸を指刺す。

見せてやるよ、ほんとうのブルースってもんを。

510名無しさん:2022/11/22(火) 12:16:55
ちげぇよ。
ブルースってのはな、ここで歌うんだ。
おれは、睾丸を指刺す。

見せてやるよ、ほんとうのブルースってヤツを。

511名無しさん:2022/11/23(水) 08:58:23
おれは不気味な手付きでギターを擦り、呪われた音色を奏でる。

別れた女房は、おれのブルースをキモースと呼び耳を塞いだ。
確かに、おれのブルースは不気味だった。

512名無しさん:2022/12/02(金) 18:29:04
ちげぇよ。
ブルースってのはな、ここで歌うんだ。
おれは、睾丸を指刺す。

おもむろに、パンツを降ろして、おれは言う。
見せてやるよ、ほんとうのブルースってヤツを。

513名無しさん:2022/12/04(日) 20:21:51
天皇が羨んだ、私の睾丸

私の睾丸は、女児の種を持たない。
別れた女房は、私の睾丸を持ち、今まで見てきたどの玉よりも、異形で、呪いめいたものを感じると語った。
そして、私の玉を握りしめるようにして、涙を流した。

私は、女房の頭に手を置き、言う。
さて、100人の男児を作ろうか。私はこの国の王になろう。

514名無しさん:2022/12/05(月) 13:32:16
おれのブルースは、聴く者を嘔吐させることもある。
あまりの不気味さに、耐えきれなかったのだという。
だが、音楽というものは、なにも感動させるものとは限らない。
不快でたまらなくさせるというのも、音楽の力なのである。

別れた女房は、おれのブルースに最も苦しめられた一人かもしれない。
女房は、おれのブルースをキモースと呼び、耳を塞いだ。

515名無しさん:2022/12/08(木) 08:25:23
おれのブルースは、あまりの不気味さに耳を塞ぎ逃げ出す者もいる。
だが、音楽というものは、なにも感動させるものとは限らない。
不快で、いたたまれなくするというのも、音楽の力なのである。

別れた女房は、おれのブルースに最も苦しめられた一人かもしれない。
四六時中歌われる、おれの不気味なブルース。
女房は、おれのブルースをキモースと呼んだ。

516名無しさん:2022/12/08(木) 19:35:38
新女房、どうか私を捨てないで。
私は、新女房を生温かな目で見つめながら、願う。

ふと、私が老一郎となった姿が思い浮かんだ。
おぼつかない手付きでギターを弾き、しゃがれた声で歌われるブルース。
それを新女房が聞いている。
急に新女房が叫ぶ。
耳を塞ぎ、キモースを止めろと叫ぶ。
新女房の姿が旧女房と重なって見えた。

517名無しさん:2022/12/08(木) 19:39:02
ねぇ、景一郎。
あたし、あんたの子がほしいわ。
女房と別れ、新たに調達した、56歳の女房が言う。新婚生活の浮かれた雰囲気によるたちの悪い冗談かと思ったが、新女房の顔は本気に思えた。


ならば──。
産むがいい──。

神の子を──。

518名無しさん:2022/12/08(木) 19:41:16
ねぇ、景一郎。
あたし、あんたの子がほしいわ。
女房と別れ、新たに調達した、56歳の女房が言う。新婚生活の浮かれた雰囲気によるたちの悪い冗談かと思ったが、新女房の顔は本気に思えた。


おれの睾丸が、一瞬破裂しそうなほど巨大化した気がした。
野太い歓喜の雄叫びが、睾丸か聞こえる。
いくら耳をすませても、少女の声は、なかった。

519名無しさん:2022/12/11(日) 07:05:45
おれの内なる乙女が暴走し、カマ一郎になるときもある。

520名無しさん:2022/12/11(日) 12:20:40
おれのブルースは、あまりの不気味さに耳を塞ぎ逃げ出す者もいる。
だが、音楽というものは、なにも感動させるものとは限らない。
不快で、いたたまれなくするというのも、音楽の力なのである。

別れた女房は、おれのブルースに最も苦しめられた一人かもしれない。
予告なく突如として歌われる、おれの不気味なブルース。
女房は、おれのブルースをキモースと呼んだ。

521名無しさん:2022/12/11(日) 12:21:05
おれのブルースは、あまりの不気味さに耳を塞ぎ逃げ出す者もいる。
だが、音楽というものは、なにも感動させるものとは限らない。
不快で、いたたまれなくするというのも、音楽の力なのである。

別れた女房は、おれのブルースに最も苦しめられた一人かもしれない。
予告なく突如として歌われる、おれの不気味なブルース。
女房は、耳を塞いで悲鳴を上げながら、おれのブルースをキモースと呼んだ。

522名無しさん:2022/12/11(日) 12:21:54
おれのブルースは、あまりの不気味さに耳を塞ぎ逃げ出す者もいる。
だが、音楽というものは、なにも感動させるものとは限らない。
不快で、いたたまれなくするというのも、音楽の力なのである。

別れた女房は、おれのブルースに最も苦しめられた一人かもしれない。
予告なく突如として歌われる、おれの不気味なブルース。
女房は、おれのブルースをキモースと呼び耳を塞いだ。

523名無しさん:2022/12/21(水) 00:20:07
歌うキモ
ttps://i.imgur.com/m5tmVM5.jpg
ttps://i.imgur.com/7xHJRbF.jpg
ttps://i.imgur.com/cp5WhaN.jpg

524名無しさん:2022/12/23(金) 14:11:29
おれは、今までおれのために歌ってきた。
だが一度だけ、誰かのために、歌ったことがある。

別れる女房の背に向け、おれは歌った。
これは、別れた女房への鎮魂歌のつもりであった。
おれを失った女房は、もう死んだも同然だと思うから……。

525名無しさん:2022/12/23(金) 14:21:28
おれは、今までおれのために歌ってきた。
だが一度だけ、誰かのために、歌ったことがある。

別れる女房の背に向け、おれは歌った。
これは、別れた女房への鎮魂歌のつもりであった。
美しいおれを失った女房は、もう死んだも同然だと思うから……。

526名無しさん:2022/12/24(土) 23:49:43
高校を留年したあの日、おれは夕日の差し込む教室にて、永遠に卒業などするものかと誓った。
そして、鏡を取り出し、写った美しい自分にキスをした。

あの日から、おれの老化は止まった。
あの日から、何も変わらない。
おれは永遠のセヴンティーンだった。

だが、そんなわけもなく、おれは老いた。
でも、たまにはあの日の気分に戻るのもいい。
おれは、不気味を解放し、歌う。
それでは聴いてくれ。
『留年のブルース』

527名無しさん:2022/12/26(月) 07:08:47
ゴキゲンブルース

酩酊と陶酔による快楽。
おれは、一曲歌い終わるまでに何度絶頂しただろう。
おれは美しさをばら撒きながら、不気味なブルースを歌う。

528名無しさん:2022/12/31(土) 07:32:31
新女房へ贈るブルース

はじめておまえを見たとき、おれはおまえを女房にしなければならないと思った。
おれは、見た。
老一郎になったおれが、おぼつかぬ手付きでギターを弾き、フガフガとブルースを歌う。
おまえは、おれの美しさに見惚れる。
そんな日常が、見えた。

529名無しさん:2023/02/02(木) 14:03:39
陶酔も極まってきて、いよいよ絶頂に向かうかといったところで、おれの視界に見覚えのあるシルエットが写った。
変装こそしているが、あれは間違いなく別れた女房だった。
我慢できずに、おれのブルースを求めに来たのだろう。
以前は、おれのブルースをキモースと呼び耳を塞いでいたというのに。

530名無しさん:2023/02/13(月) 20:33:44
新女房のために、歌った。
求愛のブルース。そして、求婚のブルース。

おれはもう二度と、別れのブルースは歌わない。

531名無しさん:2023/02/14(火) 09:55:09
別れのブルースなんて、もう二度と歌わない!

532名無しさん:2023/02/15(水) 00:06:49
新女房のためだけの、歌がある。
求愛のブルース、そして求婚のブルース。

別れのブルースなんて、もう二度と歌わない。

533名無しさん:2023/02/19(日) 01:05:55
別れた女房は、去り際、おれの女房になった苦悩を語るのだった。
項垂れながら、おれに背を向けながら、女房は語る。
深く俯いているため、こちらからは頭が見えず、それはまるで首を刎ねられた罪人のように思えた。

534名無しさん:2023/02/19(日) 01:07:16
別れた女房は、去り際、おれの女房になった苦悩を語った。
項垂れながら、おれに背を向けながら、女房は語りに語った。
深く俯いているため、こちらからは頭が見えず、それはまるで首を刎ねられた罪人のように思えた。

535名無しさん:2023/02/19(日) 01:07:44
別れた女房は、去り際、おれの女房になったことの苦悩を語った。
項垂れながら、おれに背を向けながら、女房は語りに語った。
深く俯いているため、こちらからは頭が見えず、それはまるで首を刎ねられた罪人のように思えた。

536名無しさん:2023/02/19(日) 01:08:37
別れた女房は、去り際、おれの女房になったことの後悔と苦悩を語った。
項垂れながら、おれに背を向けながら、女房は語りに語った。
深く俯いているため、こちらからは頭が見えず、それはまるで首を刎ねられた罪人のように思えた。

537名無しさん:2023/02/19(日) 12:42:42
新女房のために、おれは魂を込め歌った。
求愛のブルース、そして求婚のブルース。

別れのブルースなんて、もう二度と歌わない!

538名無しさん:2023/02/25(土) 13:54:34
強力な自己愛に護られた景一郎には、どんな叱責も効かぬだろう。
効果があるとするなら、必殺の一撃のみ。

539名無しさん:2023/02/25(土) 14:06:14
強力な自己愛に護られた景一郎に、効果があるとすれば必殺の一撃のみ。
心臓を抉り出されでもしない限り、不気味なブルースが鳴り止むことはない。

540名無しさん:2023/03/08(水) 21:00:15
悲しくてやりきれないのはこっちのほうさ……。

541名無しさん:2023/03/10(金) 07:53:41
呪曲
臭曲
怪曲

542名無しさん:2023/03/10(金) 13:23:07
おれリサイタル『クズは歌う』より『呪曲』

543名無しさん:2023/03/10(金) 13:23:28
おれリサイタル『臭一郎をひりだしながら』より『臭曲』

544名無しさん:2023/06/07(水) 23:54:49
最悪な気分だ
まるで松山景一郎の前歯の色みたいだ

545名無しさん:2023/06/07(水) 23:56:40
今の俺の気分は
まるで松山景一郎の前歯の色みたいだ
くすんで濁って…

546名無しさん:2023/06/25(日) 15:25:01
この変色した前歯の隙間から溢れ出す、悪臭と恐ろしき旋律。

547名無しさん:2023/07/03(月) 12:38:47
高校を留年したあの日、おれは夕日の差し込む教室で、永遠に卒業などするものかと誓ったのだ。
そして、鏡を取り出し、写った美しい自分にキスをした。
おれのすべて、ここからはじまった。

あの日から、おれの老化は止まった。
だが、代償として体の一部に呪いを受けてしまった。

548名無しさん:2023/09/20(水) 16:42:37
夫婦ってのは、どうしても似てきちまう。
初代女房だって、末期はおれにそっくりだった。中身も、見た目も。
初代女房は、長きに渡り、おれの成分を取り込み続けた結果、誰よりもおれの複製だった。

二代目女房も、近いうちにおれに変貌する。
それが良きことなのか、おれには解らない。
だが、そうなったとき、おれは耐えきれるだろうか。

549名無しさん:2023/09/20(水) 16:43:39
夫婦ってのは、どうしても似てきちまう。
初代女房だって、末期はおれにそっくりだった。中身も、見た目も。
初代女房は、長きに渡り、おれの成分を取り込み続けた結果、誰よりもおれの複製だった。

二代目女房も、近くおれに変貌する。
それが良きことなのか、おれには解らない。
だが、そうなったとき、おれは耐えきれるだろうか。

550名無しさん:2023/09/20(水) 17:05:22
夫婦ってのは、どうしても似てきちまう。
初代女房だって、末期はおれにそっくりだった。中身も、見た目も。
初代女房は、長きに渡り、おれの成分を取り込み続けた結果、誰よりもおれの複製だった。

二代目女房も、近くおれになっちまうのか。
それが良きことなのか、おれには解らない。

551名無しさん:2023/10/05(木) 11:23:57
初代女房に女房失格を宣言したあの日、おれは二代目女房の姿を見た気がする。
だが、その姿はまだうら若き少女の姿であった。
初めて二代目女房を見たとき、おれにはわかった。
これが、あのとき見た少女であり、おれの女房になるババアだと。

552名無しさん:2023/10/05(木) 11:26:36
初代女房に女房失格を宣言したあの日、おれは二代目女房の姿を見た気がする。
だが、その姿はまだうら若き少女の姿であった。
今の姿とは違う。だが、面影はあった。
そして、初めて二代目女房に出会ったとき、おれは確信した。
これが、あのとき見た少女であり、おれの女房になるババアだと。

553名無しさん:2023/10/05(木) 11:49:56
女房はおれの玉を持ち、今まで見てきたどの玉より奇異だと、興味深く眺めていた。

選ばれしものには、特殊な能力が与えられる。
それが、おれの場合はこの睾丸であった。

おれの睾丸は、巨大で、妖しげな光を放ち、女児の種を持たなかった。
つまり、おれに与えられた使命は、大量の男児を生産し、軍を作り、国を攻め、おれが王になることであった。
女房の体は頑丈で、たとえ100人の男児を作ったとして、壊れることはないと思えた。
だが、女房はおれの使命を拒んだ。
おれは、女房に女房失格を宣言するのだった。

554名無しさん:2023/10/05(木) 11:50:09
女房はおれの玉を持ち、今まで見てきたどの玉より奇異だと、興味深く眺めていた。

選ばれしものには、特殊な能力が与えられる。
それが、おれの場合はこの睾丸であった。

おれの睾丸は、巨大で、妖しげな光を放ち、女児の種を持たなかった。
つまり、おれに与えられた使命は、大量の男児を生産し、軍を作り、国を攻め、おれが王になることであった。
女房の体は頑丈で、たとえ100人の男児を作ったとして、壊れることはないと思えた。
だが、女房はおれの使命を拒んだ。
おれは、女房に女房失格を宣言するのだった。

555名無しさん:2023/10/07(土) 09:09:37
女房はおれの玉を持ち、今まで見てきたどの玉より奇異だと、興味深く眺めていた。

おれの玉は、巨大で、不気味な光沢を放ち、女児を持たなかった。

王の証だと、おれは思った。
おれに与えられた使命は、女房に100人の男児を産ませ、軍を作り、国を攻め、おれが王になることであった。
だが、女房はそんなおれの使命を拒んだ。
おれは、女房に女房失格を宣言した。

556名無しさん:2023/10/07(土) 09:10:58
初代女房と別れたあの日、おれは二代目女房の姿を見た気がする。
だが、その姿はまだうら若き少女の姿であった。
今の姿とは違う。だが、面影はあった。
そして、初めて二代目女房に出会ったとき、おれは確信した。
これが、あのとき見た少女であり、おれの女房になるババアだと。

557名無しさん:2023/10/09(月) 20:50:14
女房はおれの玉を持ち、今まで見てきたどの玉より奇異だと、興味深く眺めていた。

おれの玉は、巨大で、不気味な光沢を放ち、女児を持たなかった。

おれに与えられた大いなる使命は、女房に100人の男児を産ませ、軍を作り、国を攻め、おれが王になることであった。
だが、女房はそんなおれの使命を拒んだ。
おれは、女房に女房失格を宣言した。

558名無しさん:2023/10/09(月) 20:50:32
女房はおれの玉を持ち、今まで見てきたどの玉より奇異だと、興味深く眺めていた。

おれの玉は、巨大で、不気味な光沢を放ち、女児の種を持たなかった。

おれに与えられた大いなる使命は、女房に100人の男児を産ませ、軍を作り、国を攻め、おれが王になることであった。
だが、女房はそんなおれの使命を拒んだ。
おれは、女房に女房失格を宣言した。

559名無しさん:2024/07/23(火) 19:50:49
夏に入り、驚いたことに私の美しい肉体から饐えた老人の臭いがしていた。
景一老になるのか、この私が。
二代目女房が引きつけられたあの芳香はもう、無い。
慣らさねばならないと思った。
景一老となることに私と二代目女房は慣れなければなるまい。
私は、なにより強く悪臭を放つ足先を、眠る二代目女房の口にそっと突っ込んだ。
慣らさねばならない、慣らさねばならないのです。
臭みと苦味に暴れだす二代目女房を押さえつけ、私はさらに突っ込む。

560名無しさん:2024/08/09(金) 18:02:02
驚くべきことに景一郎の持つ毒液は、景一郎自身にも効果があるようであった。
流し込まれる毒液により分裂しすぎた景一郎は次々に倒れてゆく。

最後の景一郎が倒れ、そこには平和が訪れる。

561名無しさん:2024/10/19(土) 16:21:28
おれは、栄子を連れて高校を留年したあの日に戻るよ。
うら若き栄子を見たいんだ。

──だから、戻るとしよう。

562名無しさん:2024/10/19(土) 16:23:23
景一老はフガフガと歌った。
すっかりボケたが、歌うことだけは忘れてはいない。
栄子はおれに薬を飲ます。
おれは深い眠りへと落ちていった。

563名無しさん:2024/11/15(金) 20:06:14
その墓石からは夜更けになると不気味な歌が聴こえてくるという。

──死してなお、歌い続けるというのか。

564名無しさん:2025/01/14(火) 19:28:44
高校を留年したあの日に栄子をつれて戻るよ。
うら若き頃の栄子。

──キミに会いたい

565名無しさん:2025/01/14(火) 19:38:32
伝説のミュージシャンと呼ばれるようになったのはいつからだろう。
少しずつおれの名は広まっていき、いつしかおれの名を知らぬ者はいないほどになった。

だが、いずれ忘れ去られる時も来るだろう。
あり得ないことだが、栄子おまえもおれから去ることがあるかもしれない。

でも、そのときは伝説のミュージシャンとそのファンの関係に戻るだけさ。

566名無しさん:2025/08/05(火) 14:09:46
おれの心のいちばん最底部にある汚い扉。
この扉の奥に入り込む覚悟はあるか──。

悪臭を放つ粘ついた扉を引きはがし、中に入り込めるか。

567名無しさん:2025/08/05(火) 14:11:18
高校を留年したあの日に戻ろうと思った。
うら若き頃の栄子、キミに会いたい。

でも、やっぱり止めた。
おれは今の栄子を女房にしたんだから。

でも、やっぱり戻ろう。
うら若き頃の栄子、キミに会いたい。

568名無しさん:2025/08/05(火) 14:18:19
栄子の腹の中の赤子は、内側から食い破って出てきそうなほどに暴れ狂い雄叫びを上げる
赤子は、内側から顔を押し付け、腫れ上がった腹に浮かび上がった顔はおれそっくりだった。
その度に栄子は歓喜の悲鳴を響かせる。
───いよいよ、出てくるのか。

569名無しさん:2025/08/05(火) 14:20:40
栄子の腹の中の赤子は蠢き、内側から顔を押し付ける。浮き出たその顔はおれそっくりだった。
おれそのものと言ってもいい。
内側から食い破ってきそうなほど暴れ狂い、その度に栄子は歓喜の悲鳴をあげる。

いよいよ、出てくるのか──。

570名無しさん:2025/08/05(火) 14:22:13
別れた古女房に栄子の臭一郎を煎じて飲ませたいくらいだ。

571名無しさん:2025/08/05(火) 14:23:12
最近、若いおなごから熱い視線を感じる。
おれのファンに違いない。


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