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戦場スレpart1
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>>748
良い内容ではない噂が流れているのは、彼も承知の上のようだった。
「まあ、気にすることは無いと思いますよ? 出る杭が打たれるのは、一定以上の規模を持つコミュニティなら自然な話ですし。
それに、悪い噂ばかりでもないんです。一部では、「リュウセイ・ダテの再来」だと言われてますからね。
ハヤセさんが彼にどういう感情を抱いているかはわかりませんが、彼のように民間出でありながら鋼龍戦隊で活躍し、
エアロゲイターの中枢を叩いて地球を救ったヒーローになり得る人がまた来たのかも知れない、という期待感も兵達の間にはあるんです。
別に、おべんちゃらの類ではありませんよ?」
ヒツギの経歴はパイロットとしては異質の部類であり、「伝承的」でもある。
すなわち、危機的状況において、偶然にも軍の最新鋭兵器に乗り込み、敵を撃滅せしめたという事実。
敵の質こそ違えど、これはまるであの「機動戦士ガンダム」の主人公ではないか。
運命に愛された者、英雄の黎明に相応しい幕開け……要素は揃いすぎるほどに揃っている。
兵達の嫉妬もわからなくもないかな……そう思ったところで、ヒツギが話題を変えてきた。
「ゲシュペンストに乗っている理由ですか? ……あー、あんまり盛り上がる話じゃないんですけどもね。
確かに旧式なんですけど、やっぱり楽なんですよ、操縦関連が。
古い機体だからこそ、TC−OSのバージョンも一番進んでますし、旧教導隊の皆さんも製作に携わったシステムですから、
PTパイロットとして学ぶべき部分が多いんです。
…………なーんて、言ってますけど、実のところ、これしか置いてなかったっていうのが一番大きいでしょうね。
うちの基地の指令、ゲシュペンスト大好き人間なんですよ。私たちはそのとばっちりをくった形です」
困ったもんですよね、とアカリは肩をすくめてみせた。
>>752
アカリの聞き間違いでなければ、このお嬢様、なんと、今のゲシュペンストでやっていけなくなったら、新しい機体をくれると豪語なすった。
あんパンヒーローの顔ではあるまいし、とは思うが、カーマインの家の名がそれに現実味をプラスしている。なんという羽振りの良さであろうか。
これを受ければ、あの重いゲシュペンストともおさらばだが……。
「ありがとうございます、レイナさん。でもしばらくは、今のゲシュペンストでやっていくことにします。
超速度反射能力があるにせよ、私は操縦技術に関してはまだおむつの取れたばかりの新米ですし。
分不相応な機体に乗ってももてあますだけでしょう。そのお心遣いだけで、今は十分です」
そう言って、アカリは今すぐの権利行使をやめた。
確かに自分には超速度反射能力がある。とはいえ、その認識、反応速度に、技術が追いつかなければ意味がない。
例えば、先ほど、ハヤミ「少佐」が「曹長」になった一件での、大将の一連の動作。
よくわからない場に連れてこられた緊張により、目の前の出来事に集中せざるを得なかったあのときだからこそだろうが、
かの大将の動きが、スロー・モーション映像のように見えていた。あれが、超速度反射能力の力なのだろう。
しかし、今の自分にはあの拳に対応する術がない。技がない。力がない。せいぜいが逃げ回る程度。
レイナの求めている、超速度反射能力保持者、「半身」としての自分は、そんなちんけなものではないはずだ。
彼女の求めに応じるにせよ、NOと言うにせよ、この戦隊でやっていくからには、せめて操縦技術くらいは磨いておかねばならないのだ。
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