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汎用スレpart1

235三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/05(火) 21:33:09 ID:On2btdtU
「ぁ…あぁあ…… ぅ、うああぁあーッ!!?」
焔姫の右腕、強固なガントレットを纏った拳がドラゴンのこめかみに叩き込まれた。
「あぐぅぅう!!?」
続けざまに左のフックが顎を直撃する。
本能のままに全力の抵抗を試みるマヤ。左右の拳が交互に、勢いよく風を切ってドラゴンの頭骨を打ち据える。
ゴツ、ゴツッ!! ガツン!! ゴツッ!!
「あ、あぁああーーっ!!? うああぁああーーっ!!?」
鬼気迫る形相で上体を右に左に捻りながら、何発もの拳を放ち続ける。激しい打撃音が幾度となく、乾いた空気の中に木霊する。
「うぅっぐ!! うあ!! うぁああああああーーっ!!?」
悲しいのはマヤの剣幕と裏腹に、ドラゴンが何十発と拳を打ち込まれてもびくともしていないことだった。腰を不自然に固定された状態で、ましてや浮遊している敵を相手にまともな威力の拳打など繰り出せるはずがないのだ。
ズブン!!
「ァひゅ゛ンッッ!!?」
無意味な抵抗を諌めるかのように、後方のドラゴンが下腹部へとチューブの一本を突き立てた。マヤの最後の拳がへろへろと虚しく空を切り、落ちる。
「…た……たぁッ…たす、ひぇッ…! つばめぇ…し、ず…ッ」
眼下に横たわる風姫と雷姫は、応答はおろか、もはや微動だにする様子がなかった。
ドスッ!! ドスンッ!! ズボォッ!!
「ンぐッ!!? ひンッ!? ひイ゛ッ!!? 」
後方のドラゴンが残る3本のチューブを、焔姫の下半身に不規則に撃ち込む。
ぐぐっ…!!
「ぁ…ゃッ……ぃやぁぁッ…!?」
…ごぼんっ!! ごぼちゅぢゅぢゅぢゅっ!!
「ゃひイ゛ィィィィィィッッ!! ィゃあ゛ぁ、ああぁあ゛ぁああぁッ!!?」
チューブを引き抜こうとする焔姫の両腕を、前方のドラゴンが脇の下から前肢を回し、拘束する。肩が完全にロックされ、一切の抵抗が効かない。
ドスッ!! ドスドスンッ!!
「あひぇえ゛ッッ!!?」
胸元に前方のドラゴンが伸ばしたチューブ3本が突き刺さる。これから何が始まるのかはもはや明白だ。
「無理ッ!!? むり゛ィィィィィィッ!! つばめッ!! つばめッ、たすけてッ!! たすけてえ゛ぇぇぇぇッ!!!」
メギャッ!!
「ぉ゛ごッ!? ぉ゛…ッ!!? ンごぉおぉおぉぉぉ…ッ!!?」
巨大な衝撃。突如としてマヤの顎が外れんばかりに開け広げられ、だらだらと唾液が滴り落ちる。自らの意思ではない。『内側からの厚覚』によって無理やり押し広げられたのだ。
「ぉご…!? ぉお゛ォォォォッ!!?」
前方のドラゴンの最後のチューブは、焔姫のフェイスマスク中央を貫通し、喉元までを一直線に貫いていた。外観上三姫の顔に『口』は存在しないが、ちょうどそれにあたる位置だった。
(うそぉ゛ッ!!? こんなッ、こんなこと、できるわけ…!!?)
口にねじ込まれたゴムの塊のような感触に舌を押さえ付けられる。邪神属との接触が、また一つダイレクト・モーション・リンクの未知の領域を知らしめる。
ごぼん!! ごぼん!!
「お゛ッッ〜!!? ぉ゛…ご……う゛ふィ゛ッッ…お゛ごお゛ォォォォーーーッ!!!?」

236三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/05(火) 21:34:11 ID:On2btdtU
喉の奥から、肉体の内壁から直接エナジーを吸い出される。これまで13種もの邪神属から凌辱を受けてきたマヤにとってさえ、それは想像を遥かに超えた体感だった。
ごぼぼぎゅ、ごぼぼぎゅ、ごぼぼぎゅ!!
「ンォォォォ゛ッ!!? ンぉごッ!!? おッご!!? おッご!!? おッご!!? おッごォッごォッご!!? 」
(イッ、イ゛ッ!!? イキ、ィきッ、いきができなイッッ!!!?)
前後から押し寄せる暴行に、既に精神をぺしゃんこに押し潰されていたマヤへと、更なる追撃が襲いかかる。
ボッゴンッ!!
「ほォッッごぉ゛ぉ゛ォォォォン!!!?」
最初から焔姫にチューブを突き入れていたドラゴン、上方に位置する一匹が、エナジードレインを再開したのだ。
「ォお゛ッご!!? おご!!? お゛ッ!! ぉッお゛ッ!! ンごンぉごンッ!!?」
前後の二匹が焔姫を支える格好となったためか、上方のドラゴンは降下して焔姫の背中の上に覆い被さり、機体を抱き抱えるように回り込ませた前肢で胸ぐらを乱暴にぐぎゅっ! と掴んだ。
「ひぇイ゛ィィィィィィッ!!?」
重力に身を委ねていたIカップのバストが、その直径よりも小さな手形に揉みしだかれ、右に左に激しく歪められる。
「ン゛ッぅ゛ッンぉ゛ッぅッうンッ!! ふぅン!! ふぅぅ゛ンッ!?」
左右に広げられた両腕の指先、垂れ下がる足の爪先にまでビンビンに力を込めながらも、焔姫はもはや微塵の抵抗すらできない。
全身を暴れ狂う逃れようのない圧倒的激感。全開状態の口腔から泡立った唾液が滝のようにとめどなく垂れ落ちる。
「おごォォォォッ!! や゛うぇ゛ぇえ゛へぇぇぇえ゛えッ!!? ンぉ゛、ン゛ぉンッン゛ッン゛ンンンン゛ンンン゛〜〜ッッ!!!?」
ぐじゅぼぢゅごぼんごぼんぼごぼごぐぼんぐぼんッ!!!
十二のチューブがそれぞれ不規則に脈動し、焔姫の、マヤの内から洪水のように溢れ出すエナジーを余さず吸い上げていく。
「ん、ご、ぉ、ぉ゛、ォ、ォ、ォ、ォ、オ゛ッ!!!オ゛ッ、ごッ、ォォォォオ゛ォォォォ!!! オ゛ォォォォオ゛ごオオ゛オ゛ッ!!?」
ぼぢゅるぢゅるぢゅるっ!!ごぼん! ごぼぉッ!!
秒間に搾取されるエナジー量は先程までの比ではなく、ドラゴン達にとってはある種のフィーバータイムに突入したと言っていいだろう。
(しぬ、しぬ、しぬッ!! しぬッ!!! ほんとぉに、しんじゃぅッ!!?)
「ぐぉ゛ほぉごぉォォォォ!! おごぉンぉ゛ンお゛ぉンぉ゛ンお゛ぉンぉ゛ンお゛ぉンぉ゛ンぉ゛ぉ゛ォォォォン…!!??」
視界が照明のON・OFFを繰り返すかの如く激しく明滅し、やがて瞳が裏返るように、勝手にぐるんと上を向く。
(……ぅ、そッ……!? ……イ……イ゛…ッ……!!?)

237三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/05(火) 21:34:54 ID:On2btdtU
「ぉ、ごッ……!! ィ゛ッ……ぎッ、うぅ゛ゥゥゥゥゥッッ〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!??」
ブシャアッ!! バシバシバシィィィッ!!
「グギッ!?」
焔姫の全身から、群がるドラゴン達が怯むほどの猛烈な勢いで火花が噴出する。
ぶっしゃあああっ!! びちゃちゃちゃちゃちゃ!!
「うぅ゛ゥゥゥゥゥッ!!!!?? うぅ゛うう!!! うぅ゛ゥゥゥゥゥう゛ゥゥゥゥゥッッッ!!!? 」
直後、極限の緊張状態にあった四肢が一挙に力を失い、ぐにゃりと弛緩して垂れ落ちた。
「…ぅッ…ぅッ……おぶぉ…ほふぉ、ほッ……ンごッ…ふぅ、ンッ…ンッ…」
「…グフゥ…」
ずるぅぅっ …と焔姫の顔面からチューブの一本が引き抜かれる。
「ぁえ゛…ぁ゛…」
コックピット内のマヤの口腔からも「何か」が引き抜かれ、絡み付いていた唾液の太い糸が二条、どろりと顎の下に垂れ下がる。
「か、は…ッ…あ゛…ぁ…ぁ゛ぁあぁ゛…ぁ゛ぁぁへあ゛ぁ゛ぁ…」
じょろ、ぢょろろろろ…
白眼を剥き、プラプラと四肢を揺らすその姿には、すでに理性の欠片も残されてはいなかった。
ドラゴン達もその様子に『やり過ぎた』ことを理解したのか。グフゥ…と口々にため息を漏らす。
そして、11本のチューブがほぼ同時と言ってもいいタイミングで、次々に引き抜かれる。
ずるずるずるズボォッずるずるずるずぼずるズボォッ!!
「ンえぅぇゥうゥえ゛ぅぉぅンぇう…おぅン゛ッ!!」
じょろろろ、びちゃちゃっ!
過負荷によってマヤが失神してしまっては、エナジーの搾取は望めない。それゆえに焔姫を押し潰すように密集していたドラゴン達は翼をはためかせ、しぶしぶ焔姫のもとから離脱していく。
――背後の一体を覗いて。
ズブブ…メリメリメリィッ!!
「…ィィぐぁあ゛ぁぁぁぁひィィィーーッ!!?」

238三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/05(火) 21:36:04 ID:On2btdtU
焔姫のみぞおちを中心に、またしても4本のチューブが突き入れられる。
骨盤を掴んでいたドラゴンの掌がひょいっと焔姫を放り上げ、脇腹をがっしりと掴み直す。
「あ゛ぎッ、あ゛ぎッ…!!? あ゛ひッぁひッ、あ゛ひひヒ……!!! ?」
焔姫は逆さまに対面した状態で、両脚をドラゴンの両肩に預けるような格好となる。
行為がまだ続くことに錯乱するマヤをよそに、チューブに力が込められ、膨張を開始する。
ぼこっ!!
「うあはぁぁああ゛ーーンッ!!!??」
その圧迫感一つが、マヤの心を容赦なくへし折る。自由の効く両手でチューブを掴み引き抜こうとするも、例によって例のごとく、びくともしない。
「ひい゛ぃいッ!? ひッ、ひい゛ィィッ!? ま゛っでッ!? もうやめでぇ!! だめ゛ッ、だめらの゛ッ、だめだめだめらめらめらめらめえッ…!!!?」
愛くるしく裏返った声で懇願するが、聞き入れられるはずもない。
ごぼんっ!!!
「…ら゛めりゃ のぉ゛ォォォォォォォォッ!!? !!?」
バッシィィンッ!!
焔姫が吹き出した火花をまるで競技開始の合図と見なしたかのように、残る三本のチューブも次々に吸引を開始する。
ずぼごごごんっ!! じゅぼんぼぼぢゅっ!! ぼごぼぢゅるぅっ!!
「イぎゃあ゛ああああッッ!!? む゛り゛ッ!!? む゛り゛ィィィィィィ!! あ゛ぁあン!!? ぁあンぁんぁ゛ンあンあ゛ンあンぁんぁ゛んあンあ゛ンあンぁンあンぁンあ゛ンあーッあ゛ーッぁーッあ゛ー゛ッ!? ぁッあッぁッぁッぁッぁッぁッあ゛ッあッあ゛ッぁッあッぁッあ゛ッぁッあッあッぁッあ゛ッあ゛ッ!!!?」
ぼじゅぼぢゅぼじゅぼぢゅぼっじゅぼっぢゅぼっじゅぼっぢゅ!!
「あ゛ッあ゛ッあ゛ッぁッあ゛ッぁッあ゛ッあ゛ッあ゛ッあ゛ッあ゛ッあ゛ぅあ゛ぅあ゛ぅあ゛ぅあ゛ぅあ゛ぅあ゛ぅあ゛ぅあ゛ぇッあ゛え゛ッ!!? あ゛え゛ぇぇえ゛ぇイ゛ィィィィィイ゛ッ!!??」
ごぐぼごごぐごごごぼごごぼごぼごっ!!
「イ゛ィィぃぃぃッッ!!? ィ゛ッ!!?? イ゛ィイッッぎゅゥゥゥ〜〜〜ッッ!!!?? ぅうう゛ぅ゛う゛〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!?!?!?」
焔姫の両脚がシンクロナイズドスイミングのごとくV字に伸び、貼り詰めて震える。断末魔の絶叫と共に、またも意識と理性が消し飛び、美しい碧眼がぐるんと裏返る。
瞬間、ドラゴンのエナジードレインがピタリと止んだ。例のごとく、マヤが失神寸前であることを察知したためである。
「……ッッぁッッッッ…ッッひぃ゛ッッ…ッ…ンィ゛ッッッ…」
じょろ、じょろろろろろろろ……
焔姫はガクンッ! ガクンッ! と両脚を強張らせ、リズミカルに躍動させているが、単に搭乗者の筋肉の痙攣を反映しているだけであり、抵抗や反撃の意思を持った動きではない。バンザイをするようにだらりと真下に垂れ下がった両腕がその証佐である。
「…ッッ、ッイ゛ッッ…ッぇッ、ひ、イ゛ッ…ッ……? ぎッ!!?」
ずるずるずるずるッ!!
「ぃぎイぎィぎィぐッ!!?」
唐突にチューブが4本揃って引き抜かれる。脇腹を捉えていた前肢がぱっと離れ、焔姫の脇腹はあっさりとドラゴンの指から解放された。
「…ぁ…ぁ、は…ッ」
朦朧とした意識の中で安堵感に涙すら流すマヤだが、自らがすでに背後から別のドラゴンに組み付かれていることには全く気付いていなかった。

239三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/05(火) 21:37:11 ID:On2btdtU
ズブズブドスンドスンッ!!
「ふぎィィィィィィィ゛!!?」
チューブを挿入される衝撃が彼女を残酷な現実に引き戻す。
ドラゴンは抱え込むように焔姫を抱きすくめ、前肢でまさぐるようにして胸元を探り当てる。
先程真上から覆い被さっていた個体だろう。よほどその感触を気に入ったのか、あるいはそこが「弱点」であることに感付いたのか。マヤの胸にまたもギチギチと小さな指型が食い込む。
「くぁ、ぅあひい゛ィィ!!? だッ!? ら゛めえ゛ぇえッ!!?」
反射的にドラゴンの前脚を掴み、引き剥がそうとする焔姫。敗北を重ねるにつれて加速度的に膨張し、布の摩擦にすら過敏に反応するようになってしまった肉体の一部。そこを今乱暴に弄ばれてはどうなるか、マヤ自身が最もよく理解していた。
「グフゥ! グフッ!」
そんな危惧を尻目に、さながら焼き菓子の生地でも捏ね回すかのように、左右の指が縦横無尽に暴れ狂う。
ぐにっむにっぎにゅもにぐにっ! むに、ギギッ、きゅっ!
「はうぅ゛ン!? はンッ!? ぁあ゛ン!? ぁあ゛ンッ!? はぁ゛ンッ!! ふぁ、ぁはぁああン゛ッ!!?」
まるでそれが操縦悍であるかのように、焔姫はびくびくと機体を打ち震わせ、レスポンスの鋭敏さを身をもって示してしまう。
「やッ、やうぇッ、あぅンッ!? あ゛ぅンッ!? ふぁあ゛ッ!? はンッ!? はン、はンッ!? ふぁ、ふぁぅぅッ!? ふぁひッ、ひィ…ッ…い、イッ…!! ……イ゛……ッ!!!!」
ぎゅうううううう!!!
「…ぐゥッッッ!!!!」
くねくねと身悶えしていた焔姫は、突如として背筋を反り返らせ、全身を強張らせる。
その瞬間を見計らって、ドラゴン4本のチューブに一気に力を込めた。
ボゴォォッ!!
「ぅゥあ゛はぁあぁあ゛あぁあぁぁぁああ゛ンン゛ッッッ!!!??」
焔姫が火花とリンゲル液を噴出する。その姿はもはや、果汁を根こそぎ搾り尽くされる果実のようだった。
「ッぁーッ!? 、ぁーッ!? ぁーッ、ぁーッ…!?」
ぐぎゅううう!!!
「……ッッくゥぅゥンッ!!!!!」
ぶぢゃっ!! …ビュルルルルッ!!
過剰な圧力を受けた胸元のスキンが液化し、トレースされたドラゴンの指型の隙間から、三股に三股に勢いよく噴出する。
「くぅぅぅゥンッッ!!? くぅ゛んッ!!? きゅぅゥう゛ンッッッ!!!!?」
ビュルルッ!! ビュルルッ!! ビュルルッ!!
指の力の緩急に合わせて白液が飛び散る。ドラゴンはマヤの反応をひとしきり楽しむと、パッと前肢を焔姫の胸元から離し、最後に思い切りチューブに力を込めた。
ぎゅるる、ごぼんっ!!!
「ィきィゅイぅうぅああ゛ぁはぁあぁああ゛ンンン゛ッッッ!!!?」
ずぼんっ! と自重でチューブから抜け落ち、自由落下していく焔姫。
「ぁう゛、ぁう゛ッッッ!!!」
ぶしゃあっ!! と宙にリンゲル液を撒き散らし、そのまままっ逆さまに落下して地表に到達する。
(ぁ…ぁ……?)
――かに思われたその機体は、すんでの所で滑空してきた別のドラゴンにキャッチされた。
「…ぃいや゛ぁぁぁぁあ゛ッッッッ!!!?」
ベビードラゴンたちは知恵を働かせたのだ。こうしてマヤを活かさず殺さず『回し』続けることで、より長時間食事を楽しむことができるのだ。

嬲れば嬲るほどに味を増していく極上の食事を――。

240三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/26(火) 21:32:57 ID:xbXalhoU
「ぅ…ぁ…ぅ…?」
網膜に差した微かな刺激は、東の方角から昇る赤い陽によるものだった。
(…あれ…? わたし…寝ちゃってた…?)
つばめは仰向けの体勢のままで、ゆっくりと瞼を開く。
(どこだろ、ここ…)
朝焼け空に鳥のような黒い影が三つ、輪を描くようにして飛び回っている。
ぱしゃっ、と頬に何か液状のものが落ちてきた。
「んっ…」
無意識にそれを拭おうと手を動かしたことで、つばめは気付いた。右手がボロボロに破断したLDMLスーツの長手袋に覆われていることに。
はっと息を飲み、上空の影を凝視する。黒い影が、三つ。そのうちの一つだけが、何か異なる影を組みしだいているのがわかる。
「ぇぎゃあ゛ぁぁぁあ゛あぁあ゛ぁぁぁぁンッ!! へっぎゃ、へぎゃンッ!! へぎゃあ゛ぁぁぁぁあぁぁぁあ゛ンッ!!」
耳鳴りに閉ざされていた聴覚が回復したことで、今度こそつばめは完全に意識を取り戻した。
(マヤさん…!!)
ベビードラゴン級の一体が、向かい合った焔姫の脚を下から抱き抱え、肩口を掴んで肉体を密着させている。
脇腹に撃ち込まれたチューブが律動するたびに、焔姫はビクビクと機体を震わせ、機体にわずかに残ったリンゲル液をぴちゃぴちゃと垂れ流す。
雷姫の頬に滴ったのはその一滴だった。
「ゃすませてぇえ゛!! おねがッ!? イッ!! イ゛ッ…!? ぉねがィィィィッ!! とめ、とめてぇええぇぇえ゛ッ!!?」
「ま……マヤさ――」
大声で彼女の名を呼ぼうとしたとき、口元をさっと何かが塞いだ。
(つばめ、静かに…!!)
(姉様…!?)
雷姫の隣に、うつ伏せに倒れ伏していた風姫の手だった。
(今声を上げてはダメ…気付かれてしまうわ…!)
(で、でも、マヤさんが…!)

241三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/26(火) 21:34:54 ID:xbXalhoU
「と、め…え゛、ぇえ゛ェェェェッ!!! えひゃひゃひい゛ィィ!!? ひイ゛ィィィィィィィィィッッ!!!?」
びちゃびちゃと滴り落ちてくる飛沫を、つばめと静香は息を殺し、恐怖に震えながら浴びた。
ドラゴンがぐったりと四肢を弛緩させた焔姫を、バスケットボールのパスのような所作で別のドラゴンに投げ渡す。
「…ッ…もッ、もぉ、ゅる、ひて…ゆるひてぇ…ゅるひてくらひゃ、ゅるひて、ゅるひッ、ひッ…!!?」
ドスドスドカドボッッ!!
「ゆ゛る゛ひでえ゛えええぇぇえ゛ぇぇッッ!!!?」
焔姫は全身粘液にまみれ、至るところに爪痕と歯形を刻まれた酷い様相だった。
自分達が意識を失って以降、ずっとああして休みなく、絶え間なくエナジードレインを受け続けていたのか――。
(助けなきゃ!!)
(無理よ! 私たちでは時間稼ぎにすらならない…!)
(でも…!)
(だから助けを呼びにいくの! 気付かれないように…意識がマヤさんに集中しているうちに!)
「だぁめ゛ぇ゛ぇえ゛ッ!! そこッッ、そこぁ だめ゛ッ!! はッぇええ゛ッふンッ!!? ふぁ゛ン!! はぅン、はう゛ンはう゛ンふぁぅあぅあぅンッ、ひきッ、ひきッ、ひい゛ィィッにゅ…! …う゛ぁンッ!? ィぎゅぅぅあ゛ぁぁぁぁあ゛ぁぁぁッッ!!!!!? 」
(…っ…!!)
今にも壊れてしまいそうなマヤの悲鳴に心を貫かれながらも、つばめは慎重に身を伏せ、雷姫に匍匐前進の体勢を取らせた。
(二手に別れて…バラバラに逃げるのよ…!)
(わかりました…姉様…)
「ひッ、ひんぢゃうッ!!? ひんぢゃうひんりゃうひんりゃう゛ひんぢゃう゛ぅッッ!!? ひンり゛ゃぅよお゛ォォォォォお゛ッッ!!!」
(くっ…マヤさん…!!)

242三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/26(火) 21:35:45 ID:xbXalhoU
彼女を囮にする罪悪感が重くのし掛かる。それはつばめも、言葉にはしないが静香も同じことだった。
しかし、今自分達に取れる手段はこれしかない。感情に任せて突撃したところで勝機は万に一つもない。
マヤを救いだすためにも、今は這って逃げ出すより他にないのだどれだけ惨めで、酷薄であろうと。
(できることなら…)
できることなら、一時だけでも替わってあげたい――。脳裏によぎったそんな言葉を、つばめは慌ててかき消した。
そのときだった。
ドシャァァッ!!
「!?」
風姫、雷姫の目前に、何かが落ちてきた。
もうもうと立ち込める砂塵越しであっても、二人ともそれが何であるかははっきりと理解できた。
「…ぇ…?」
「……ぁ…」
ぐちゃぐちゃに濡れそぼった白と赤のボディに、夥しい砂が付着している。ジャンクのような様相に成り果てながらも、痙攣を繰り返す姿が、まだ『息がある』ことを物語っている。
「……ぁ…ぁ……っ」
「ひ……」
つばめと静香は、どちらからともなく、ガタガタ、ガタガタと小刻みに震え始めた。
赤い陽光が後方から三つの巨大な影を投射し、地を這う雷姫と風姫、無惨に崩れ落ちた焔姫を覆い隠す。
バサッ、バサッ、と渇いた羽音が近付いてくる。
「ちがっ…ちがうんです…ちがうんです…」
口を吐いて出た弁明は、身代わりになりたいという心の声に対するものか、それとも無残な姿となった親友に対するものか。つばめ自身にもそれは分からなかった。
「ひ…… ひぃぃぃぃぃーーっ!!」
風姫が起き上がり、両腕を振り回すようにして遮二無二に駆け出す。しかし、直後に砂に足を取られて激しく転倒し、その上にベビードラゴンの一体が素早く覆い被さった。
「いやあ゛ああぁぁぁ!! 助けてッ!! 助けてえ゛ぇぇぇぇぇッ!!?」
懇願も虚しく、風姫は上空に連れ去られていく。
ガッ! とつばめの尻に凶悪な指型が食い込む。
「ちがうんです…ちがう、ちがうんです、ちがうんです…!! やめッ、やめてッ…!!」
ドスドスガスドスッ!!!
ズブズブズズブゥッ!!!

243三姫VS邪神② VSドラゴン級(決着パート) ◆fS7y4AIQR2:2021/07/12(月) 01:29:01 ID:L4A00PKg
ぼごんっ!! ゴボゴボッ!! ずぱんっ! ぱんっ! ずぱんっ!
「ッひゃああ゛ぁあお゛ォォォォオ゛ォォォッ!!?」
「くひぃィィィッ!? ひゅぎ、ひきぃぃぃぃい゛イィィッッ!!」
捕縛されてからどれほどの時間が流れただろうか。
上空では、背後からドラゴンの小さな掌に腕を掌握された風姫と雷姫が、突き込まれたドレインチューブの律動に合わせ、機体をみしみしと軋ませて悶えていた。
「うぁお゛!! うぁお゛!? うぁお゛!? うぁお゛!? ぅぁお゛ぅあオ゛ッ ォ゛ッォ゛ッォ゛ッ!!? 」
「ね゛ぇッ、さま゛ッ!! ねぇ゛さま゛ッ!! ねえ゛さま゛ぁぁぁぁあ゛ッ!! 」
二体のドラゴンは完全に高度を合わせ、互いに向かい合わせの体勢で食事を楽しんでいる。
あたかもそれぞれの獲物に、パートナーの陵辱される姿をまざまざと見せつけるかの如く――風姫と雷姫は頭部を間近に突き合わされながら、延々と激感を伴うエナジードレインを繰り返されていた。
ずぼぐぼ…ぼこっ!!
「ぉ゛ひィィ゛!? …ひいぃィ゛ッ…!!?」
「やッ、やめてくだひゃッ…!?」
チューブが固く、太く膨張する感触に、静香とつばめは眼を見開き、恐怖の表情を浮かべる。もう何度目になるかわからない、陵辱者たちのスパート開始の合図だ。
…ずぱんずぱんずぱんっ!! じゅぱ っ! じゅるるぐちゅっ!! ごぽんっ!!
「ひゅぇ゛あ゛ぁあ゛ぁぁぁッ!!? ねッ、ねぇさま゛ッ!! たすけてぇ゛ッ!! ねぇさま゛ッ!! ねぇさまッ!! ねぇ゛さまぁッ!!!」
ぱんっぱんっぱんっぱんっずぱんっ!! ずぼごぽぐぽごぼゴボッ!!
「つばめッ!? つばめッ!! つ、ばッぁあ゛あ゛あああ゛お゛ぉッォォォォお゛ォォォォォオ゛ォォォン゛ッッ!!?」
実体ならば息がかかるような距離で、二人は顔を向かい合わせて咆哮する。

244三姫VS邪神② VSドラゴン級(決着パート) ◆xktxGp1oaw:2021/07/12(月) 01:30:03 ID:L4A00PKg
「グフッ」
「グフフ…」
その瞬間、ドラゴンたちは示し合わせたかの如く、二姫の腕の拘束をぱっと解いた。無論下半身に繋いだチューブはそのままで、ひっきりなしに脈動を続けている。
「へあ゛ッ!? ぁ゛ッ!? ぁッ!? ぁッ!? …ねぇさまッ!! ねぇさま゛ッ!!」
「ォ゛ぉんッ!!? つば、めッ!! つばめぇ゛ぇえ…!!」
両者はどちらともなく、互いを求めるように両手を前方に伸ばし、無茶苦茶に振り回した。
溺れるようにせわしなく空を掻き続ける二姫のマニュピレータは、しかし数秒後、互いの指先を確かに捉え合った。
「…ぁ…ぁ…あッあ゛…ぁあ゛ぁぁ〜ッッ…!」
触れあう指をくねらせ、掌に掌を密着させながら、つばめは言いようのない安堵感に包まれていた。
例えるならば、迷子の幼子が母親を見つけ、手を繋いだ時の情動だろうか。状況はなにひとつ好転していないのに、ただ手と手が接触しただけなのに、堰を切ったように脳から幸福物質が溢れだし涙と甘え声が止まらなくなる。
「ひぐっ…ねぇさまッ…ひっ… ねぇ、さまあ゛ぁぁ…ッ!」
それは静香も同じだった。モニター超しのつばめの憔悴しきった表情と、消え入るようなか細い泣き声を前に、絶望と恐怖、激感に打ちのめされきっていた心の中に、小さな火が灯るのを感じた。
「ぉ゛ッ、はへぇッ、へぁ゛…!! だい、じょぶです…! つば、め…ッ! わ、わたッ、わたひがッ!」
「ひっ……ひッ…!」
守らなければ。幼き頃からこの子に姉と慕われてきたのは、自分ただ一人なのだから。
「ぃまッ…んン゛ッ!! たっ、たすけてッ…ぁげます……た、す…」
ずぼおおおおぉぉぉぉっ!!
「けてゃげげぎゃィ゛んッ!!?」
「あひゃひい゛ィィィィッ!!?」
後方から信じがたい衝撃に突き上げられ二人は同時に頓狂な声を張り上げた。
ドラゴンたちは腰を叩きつけると共に、翼を大きく羽ばたかせ、全力で前進していた。
ガキガギッ!! と軋みを上げて、風姫と雷姫の上体がぶつかり合い、押し潰されながら垂直にせり上がる。
「っくォ゛、ひッ…!!?」
「あ゛ひッ、ひ、ひッ!?」
もはや掌だけでなく、つばめと静香は全身で互いの肉体の感触を認識していた。
二人の豊満なバストは互いの圧力で押し潰しあい、胸元から下腹部に至るまでが密着。混乱にバタつく脚が激しく絡み合う。
それらすべての感覚がダイレクトモーションリンクのインターフェースを伝道し、体温や息遣い、鼓動の一つすら漏らさぬほどの生々しく高密度な情報が交感される。
「グフゥ」
「ぁ…あ…?」
「やめ゛ッ…!」
そして、ほんの一時緩められていたエナジードレインのスパートが、一層の激しさを持って再開された。
じゅぼずぼずぼずんぐぽごぽっ!! ずぽんずばんずぱんっ!!
「はお゛ぉお゛お゛お゛お゛お゛オオ゛オオ゛ン゛ッ!!!?」
「あ゛あ゛ひゃ゛ひゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁッ!!!?」
密着した二着のスーツを駆け巡るダメージ信号が共鳴しあい、二頭のドラゴンの息のあったポンピングが、一つの巨大な衝撃となって二人の肉体を前、後、前、後と交互に突き抜ける。
「ォ゛ッォッォッ゛ォッ゛ォッォッッ!!? う゛ォ゛んッッ!!? ゛うお゛ぉォォォォオ゛オ゛ンッッ!!?」
ばづんっ!! ばづんっ!! ばづんっ!! ばづんっ!!
「はあ゛ぁぁッひぃイ゛ィィイィィンッッ!! ひにゃあ゛あああ゛ぁあ゛ぁぁぁッ!!?」
ずぐんっ!! ずぐんっ!! ずぐんっ!! ずぐんっ!!
「ん゛ん゛ン゛オ゛ォ゛ォ゛オ゛ォ゛ォ゛オ゛〜〜ッッ!!!?お゛ォ゛ォォォ゛〜〜〜ン゛ッ!!!?」
「ぇひゃあ゛ぁぁーッ!!? ひッ、ひい゛ぃィィ゛ィィ゛ィィィィーーッッ!!!?」
ぶしゃああっ!! バチバチバチンッ、ぶしゅああっ!!
絞り出すような二人の嬌声と共に、風姫、雷姫の全身からスパークとリンゲル液が噴出した。
万力に押し潰された二つの果実が勢いよく弾け、一面に果汁をぶちまけるかのような光景だった。
じょろ、じょろじょろっ、じょろろろっ!!
「ぉ゛ッ!! ぉオ゛…ォ…オ゛ンッッ…ォオ゛ン゛ッ…!!?」
「ひィッ…ひっひィッ…ひィ゛ッ…ひィィィぃぃ…」
炸裂し続ける激感の中で、絡み合う脚と脚に伝い落ちる熱い感触を感じながら、静香とつばめの意識は限界を迎え、真っ白く塗りつぶされていった。

245三姫VS邪神② VSドラゴン級(決着パート) ◆xktxGp1oaw:2021/07/12(月) 01:32:43 ID:L4A00PKg
もつれあう二人と二匹の下では、ラッコの背泳ぎのような姿勢で、もう一匹のベビードラゴンが悠々と滞空していた。
腹の上に自身よりも大柄な焔姫を仰向けの体勢で器用に寝そべらせ、その四肢を四本のチューブで大の字に広げさせたまま拘束している。
加えて、その両掌はもう数時間、ある場所をしきりにまさぐり続けていた。
ぐにむに…ぐにぃっ!!
「〜〜ッッッ!!!? …ぇひぃイ゛〜〜〜〜ッッ!!?」
バストに食い込む爪の感触に、マヤは背筋を反り返らせ、舌を付き出して叫んだ。
同時に焔姫の腰が高らかに屹立し、ドラゴンの腹の上から逃れようと全身の筋力でもがくが、両膝の拘束のため、ふりふりと骨盤を左右に揺らすことしかできない。
「や、やぅぇッ!!? やうぇてッ!!? もぅやらっ!! もうやらのッ!!!? おっぱッ! ぉっぱひしちゃらめッ、ぉっぱ、ひぃィィィィイ゛ーーーーッ!!!?」
ぐぎゅっ! ぐにっ!! もにゅ、むに、すりすりっ! むにゅ、ぎゅっ!
「ひィンッ!! ぁひッ!? ぁンッ!? ひきゃッ!? ひきゃひきゃンッッ!!? うぁンあ゛ンあ゛んはンあ゛んぁ゛ンッ!!?」
「グフッ、グフッ」
指先の力加減ひとつで焔姫が奇嬌に躍り狂う様が余程愉しいのか、ドラゴンは巧みに緩急を付けて両胸をさすり、揉みしだく。
その指遣いは休むことなく、むしろ段階的にマヤの反応を見極めてより激しく、より効果的な嬲り方を次々に編み出し続けている。
つんっ!
「きゅあ゛ぅッッ!!?」
両胸を絞り上げるように動いていたドラゴンの人差し指が曲がり、爪の先で変形した乳房の先端を小突く。
「ッあーッ……ッあーッ…!?」
切なげに細く荒い息を漏らしながら、マヤは恐れ戦き、その二点を凝視する。
間もなくドラゴンの小さな指先が、微弱な圧力を加えながら、低速の円運動を開始した。
くる…くり…くり…こりっ…
「…ッッぁ、あ、ぁ、あ、ぁあ…ッ!! …ぁああ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁあ゛〜〜〜〜ッッ!!!?」
きわめて静かなドラゴンの動きとは裏腹に、マヤは涙を貯めた両目をぎゅっと閉じて背筋をのけ反らせ、全身をぶるぶる震わせて絶叫していた。
こり、こりっ、くる、こりっ…
「ぁ、あぁ、あ゛ぁン!? あ゛ぁあぁ〜ッッッ…!!!? やッ、やらあ゛ッ!? ゆっぐりッ、くりゅくりゅしないれ゛ぇッ!!? だッッ……だめ゛え゛ぇええ゛え〜ッ!!?」
ツインテールをブンブン振り回しながら懇願するマヤ。
直後、ドラゴンはまるでその声を聞き受けたとばかりに静から動に転じ、全ての指に一気に力を込めた。
ぐぎゅっ!!!
「きゃ゛ひィィィ゛ィイ゛ーーーーン゛ッ!!!??」
鋭い悲鳴と共に焔姫の腰がガクンッ!! と大きく弾み上がり、全身が跳ね橋のような鋭角のブリッジを形成する。
マヤの胸元に辛うじて残るLDMLスーツのの生地が破断・液化しビュルルッ! と吹き上がる。

246三姫VS邪神② VSドラゴン級(決着パート) ◆xktxGp1oaw:2021/07/12(月) 01:33:41 ID:L4A00PKg
ドラゴンの指は力を漲らせたまま激しく波打ち、なおもマヤを責め立て続ける。
「ひイ゛ッッ!!? ィぎッ、イ゛ッゃ゛ぅう゛ゥゥゥゥッ!!!?」
ぐりゅごりゅぐにぐにぐにぃっ!!
「ひィ゛ッ!!? ひッひィ゛ンッ!!? ひみ゛ッ、ひみ゛ぃイ゛ィィィィーッッ!??」
ビュルルッ!! ビュルルルッ!!
胸元から白液を迸らせながら、マヤはもう今晩何度目とも知れない限界が間近に押し寄せているのを感じた。
エナジーを吸い出される瞬間の激感を堪えようと――とても堪えられる衝撃では無いのだが、それでも堪えようと、歯を食い縛り、体幹を強張らせる。
ぐにっ、ぐにっ! ぐりぐりぐり、ぐぎゅぅうっ!! …ぐぎゅうううううっ!! こりっ!!
「ひみぃ゛ッ!? ィう゛ッッ!!? ひィ゛ンッ!! ? ひィッくぁひぃイ゛ンッッ!!? ィ゛うッ!!? ィ゛ぅィ゛ぅィ゛ぎゅ゛ィィィィィ゛ぎゅ゛ぅゥーーーッッ!!!? 」
極限まで反り返った焔姫の機体から、残り僅かのはずのリンゲル液が、それでもなお猛烈な勢いで迸る。
ぶしゃあっ! びちゃちゃちゃっ!ぼた、ぼたぼたたた…
「ィィ゛ッぐぎィぐッ…!? ィぎッ…!! ィ゛ッ…!!… ぎゅッ…!?」
ガクンッ、ガクンッと数度の激しい痙攣を繰り返した後、張り詰めていた焔姫の腰骨が、ドラゴンの腹の上にどさりと落ちた。
「ッッ…ぅ゛…ッ!! …ンぅッ!! …ッ…ッ…!!」
唾液にまみれた舌を突き出したままの口元。涙に濡れた虚ろな目の瞳孔は縮み、頬は真っ赤に紅潮しきっている。その惨憺たる表情からは、どれだけ力を込めても衝撃を堪えられなかった様がまざまざと伝わってくる。
失神と覚醒を幾度も繰り返し続けた末に、いつしかマヤの肉体と脳の芯は激感に揺さぶられたまま戻って来られず、何も考えることができない状態となっていた。
「もッ、もぉ゛…ッ、ゆる…して゛ッ…もぉゆる゛してッ…もぉゆるしでっ…! もぉ吸わなぃれッ…もぉ吸わッ…」
ぞろぞろぞろぞろっ!
「……ぇ……ぁ…?」
「グフフ…グフ…」
涙に霞む視界に映り込んだ、4筋の赤黒い紐状の物体。
マヤは荒く息をつきながら、目を丸くしてその先端を見詰めていた。
「…ぁ……ぁ……?」
4本のチューブはガッチリと焔姫を拘束してはいるが、その先端は挿入されていなかった。
いつも自分達に地獄の責め苦を与えてくるドレインチューブの先端が、機体に突き刺さっていなかった。
「……」
その意味が理解できずにフリーズするマヤの思考回路。
だって、自分は今、確かに達したのだ。いつもチューブで肉体を蹂躙され、エナジーを吸い尽くされる瞬間に等しい絶頂を覚えたのだ。
この数時間、何度も、何度も、数分に一度のペースであの激感を叩きつけられ続けて――
きゅっ。
胸元を鷲掴みにするドラゴンの指にほんの微かな力が込められる。
「はぁあ゛ぁ゛あぁンッッ!!!?」
その瞬間、焔姫はその何百倍も激しい動作で、稲妻に撃たれたようにもんどり打った。
それが答えだった。
「……ぅっ……ぅ……そ……? それじゃわたッ、わたひ…ッ…むね…だけで……ッ??」
驚愕と恐怖、羞恥に凍りつき、顔を引き吊らせながら、マヤは急激に理性を回復させた。
「いつ…から…? …ねぇ…!? いッ、いつから抜いてたのよッ!! ねぇッ!? ね…っ!?」
ズドドドドッ!!
「ぇへひい゛ィ゛ンッッッ!!?」
下腹部に一気に4本のチューブが撃ち込まれ、ドラゴンは『一時間ぶり』に食事を再開した。

247三姫VS邪神② VSドラゴン級(決着パート) ◆xktxGp1oaw:2021/07/12(月) 01:45:56 ID:L4A00PKg
ごぼんっ!!
「はひゃぁあ゛ぁあン゛ッッ!!?」
丁寧に下ごしらえを加えた、極上のエナジーの最後の一滴を吸い上げ、味わうために。
「ぁ…ッ!! あ゛……ぃ゛…や……ぃゃッ…」
ぎゅうぅぅぅッ!!
「ぇ゛やあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーッ!!!??」
ぐにぎゅにもにぐにっ! ぐり、こりこりっ!!
「ひみ゛ぇぁあ゛ンはあ゛ぁあはあああ゛ぁッッ!!!? あ゛ぅン゛ッ!!? ぁ゛ぅン゛ッッ!!?」
肉体の上下から連動して襲い来るその感触は、羞恥に心の折れたマヤでは到底受け止められるはずもなかった。
「やめ゛てッ!! ? やうぇ゛でッ!!? やうぇ゛ぁンぁ゛ンあンあ゛ンッ!!? ぁ゛ン゛ッ!!? ぁ゛ンッ!!? はぁン゛ッッ!!?」
ぐにむにぐにむにぐに! もにっぎゅりっ! ごぼんっ!すぱんっ! ごぼんっ!!
「ぇあ゛ぁぁぁあ゛ぁあ゛ぁッッ!!? ひぇえ゛あぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛あ゛〜〜ッッ!!!!?」
巧みな指遣いの導くまま、まるでポンプのようにチューブ内へとエナジーを噴出させられながら、マヤはおぞましいまでの激感に打ちのめされ、束の間戻った理性を一瞬で喪失した。
「もぉ゛でないッッ!! もお゛れ゛な゛い゛ッ!! もッ!!? もッ、もぉ゛れ゛ないよお゛おぉッッ!!!」
チューブが収縮するリズムに合わせて全身の筋肉を強張らせるマヤの所作をトレースし、焔姫はベビードラゴンの腹の上で下腹部を高々と突き上げる。四肢の拘束は一切緩むこと無く、ガクン! ガクン! と腰骨がリズミカルに跳ね上がる。
ぐにぃっ!! ぐりっ!!
「ひィィィィ゛ッッ!!!? だめ゛ッ!! だぇッ!!やめでッ!!? お゛っ、ぱッ!!? あ゛ン゛ッ!! おッぱひッ!!? いじめッ!? ないれ゛ッ!!? ひィ゛ッ!!? ひィ゛ィ゛ッ!!? ひィ゛ィ゛ッ!!?」
ぐにぐにぎちっ! ぎにゅぅぅ……!!
「ひィい゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ーーー゛ ッッ!!?」
ぎちっ!! …こりコリコリィッ!!
「ひィ゛ィ゛ーッ!!? ひィ゛ィーッ!!! ひィィィ゛ーッ!!? いィイ゛ッグイ゛グイぐイグッ !! …ッッィイ゛ィィ゛ィ゛ッグゥゥゥゥゥゥゥゥーーーッッ!!??」
…ぶっっしゃあああああっ!!
情けなく裏返った絶叫と共に、 最後のエナジーとリンゲル液が、マヤから、焔姫から盛大に放出される。
「うぅう゛ぅうぅぅ゛ーーッ!!? ぅ゛、ぅ゛ーーッッ!!?…ぅ゛ッ…!! ッ……ッ!! ッ……」
悪霊憑きのように悶え狂うマヤに対し、力の源を奪われ尽くした機体は、もはやその生々しい所作をトレースすることはなかった。
「グフゥ…」
ベビードラゴンはたいそう不服そうに、ずるずるっ!! と4本のチューブを体内に引き戻す。
「…ィ゛ッぎきぎッ……!!?」
そして、先程まで執心していた焔姫を、電池の切れた玩具を放り捨てるように振り落とした。
「……ッ……」
無惨な姿に成り果てた焔姫が、ズズンと鈍い音を立てて砂の上に落着する。
そこには同じように息耐えた風姫、雷姫が、壊れた人形のように砂にまみれ、身を横たえていた。
「ォ゛……ッ……ぁ、ぉ…ォ゛……」
「ひ…ッ…ひ……ひ……ッ」
「ッ………ッ……ィ゛ッ…ィ゛ぎッ……ィッ……」

風姫、雷姫、焔姫は、ドラゴン級の肉体の切れ端――3匹のベビードラゴンに完全なる敗北を喫し、沈黙した。
勝者らの小さな三つの影は、『本体』の到着を待ち詫びながら、悠然と三機の頭上遥か高くで旋回を繰り返していた……


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