したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

汎用スレpart1

235三姫VS邪神② VSドラゴン級(Bパート) ◆h9Hr5c.eFE:2019/02/05(火) 21:33:09 ID:On2btdtU
「ぁ…あぁあ…… ぅ、うああぁあーッ!!?」
焔姫の右腕、強固なガントレットを纏った拳がドラゴンのこめかみに叩き込まれた。
「あぐぅぅう!!?」
続けざまに左のフックが顎を直撃する。
本能のままに全力の抵抗を試みるマヤ。左右の拳が交互に、勢いよく風を切ってドラゴンの頭骨を打ち据える。
ゴツ、ゴツッ!! ガツン!! ゴツッ!!
「あ、あぁああーーっ!!? うああぁああーーっ!!?」
鬼気迫る形相で上体を右に左に捻りながら、何発もの拳を放ち続ける。激しい打撃音が幾度となく、乾いた空気の中に木霊する。
「うぅっぐ!! うあ!! うぁああああああーーっ!!?」
悲しいのはマヤの剣幕と裏腹に、ドラゴンが何十発と拳を打ち込まれてもびくともしていないことだった。腰を不自然に固定された状態で、ましてや浮遊している敵を相手にまともな威力の拳打など繰り出せるはずがないのだ。
ズブン!!
「ァひゅ゛ンッッ!!?」
無意味な抵抗を諌めるかのように、後方のドラゴンが下腹部へとチューブの一本を突き立てた。マヤの最後の拳がへろへろと虚しく空を切り、落ちる。
「…た……たぁッ…たす、ひぇッ…! つばめぇ…し、ず…ッ」
眼下に横たわる風姫と雷姫は、応答はおろか、もはや微動だにする様子がなかった。
ドスッ!! ドスンッ!! ズボォッ!!
「ンぐッ!!? ひンッ!? ひイ゛ッ!!? 」
後方のドラゴンが残る3本のチューブを、焔姫の下半身に不規則に撃ち込む。
ぐぐっ…!!
「ぁ…ゃッ……ぃやぁぁッ…!?」
…ごぼんっ!! ごぼちゅぢゅぢゅぢゅっ!!
「ゃひイ゛ィィィィィィッッ!! ィゃあ゛ぁ、ああぁあ゛ぁああぁッ!!?」
チューブを引き抜こうとする焔姫の両腕を、前方のドラゴンが脇の下から前肢を回し、拘束する。肩が完全にロックされ、一切の抵抗が効かない。
ドスッ!! ドスドスンッ!!
「あひぇえ゛ッッ!!?」
胸元に前方のドラゴンが伸ばしたチューブ3本が突き刺さる。これから何が始まるのかはもはや明白だ。
「無理ッ!!? むり゛ィィィィィィッ!! つばめッ!! つばめッ、たすけてッ!! たすけてえ゛ぇぇぇぇッ!!!」
メギャッ!!
「ぉ゛ごッ!? ぉ゛…ッ!!? ンごぉおぉおぉぉぉ…ッ!!?」
巨大な衝撃。突如としてマヤの顎が外れんばかりに開け広げられ、だらだらと唾液が滴り落ちる。自らの意思ではない。『内側からの厚覚』によって無理やり押し広げられたのだ。
「ぉご…!? ぉお゛ォォォォッ!!?」
前方のドラゴンの最後のチューブは、焔姫のフェイスマスク中央を貫通し、喉元までを一直線に貫いていた。外観上三姫の顔に『口』は存在しないが、ちょうどそれにあたる位置だった。
(うそぉ゛ッ!!? こんなッ、こんなこと、できるわけ…!!?)
口にねじ込まれたゴムの塊のような感触に舌を押さえ付けられる。邪神属との接触が、また一つダイレクト・モーション・リンクの未知の領域を知らしめる。
ごぼん!! ごぼん!!
「お゛ッッ〜!!? ぉ゛…ご……う゛ふィ゛ッッ…お゛ごお゛ォォォォーーーッ!!!?」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板