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イラスト・SSスレ
27
:
空憂 愛
:2011/07/17(日) 00:53:49
>>26
その声は微かであるが、確かに私の耳元で囁かれている。
気が遠くなるような、そんな気がした。
逃げ出したいという衝動に、身体が支配されていく。
それでも、私は逃げなかった。
すると、しだいにその囁き声は遠のき、やがては聞こえなくなった。
恐る恐る目を開ける。球体の影はもうなかった。
「お、終わった……」
腰が抜ける。
今の今まで、心臓を掴まれていたような気さえする。
「……みずっち」
みずっちは何事もなかったかのように、すやすやと眠っていた。
ベッドからは血の跡も無く、蒼白だったその顔にも生気が戻っている。
恐らく、あの病魔は転移を行ったのだろう。
病魔を取り除く方法は二つある。一つは、物理的に排除する方法。もう一つは病魔自身に、宿主を替えさせる方法である。
前者はまさに実力行使であり、後者は対話によって行う。
だが、一度物理的に排除しようとした病魔に、対話は通じない。もちろん、小型の病魔であれば、こちらの実力を持って、話を聞かせることはできるが、今回は私の方が圧倒的に実力不足だった。
宿主の死とともに、病魔たちも消滅する。
顕現させられた直後は、基本的に血が上っている彼ら病魔であるが、冷静に考えれば、病魔たちは宿主とともに滅びるよりも、宿主を次々に替えていった方が、長く存在できる。
今回、あの"夜"の病魔の体液によって、あの目玉の病魔は視界は封じられていた。
それによって、我に返り、自ら転移を行ったのかもしれない。
転移の対象に私を選ばなかったのは幸いであるが、もし、あのとき動いていれば、恐らく私に転移していたことだろう。
28
:
笹元ころも
:2011/07/17(日) 02:16:09
陣営用のSS・イラストスレはもう表に立てられてるみたいなんで、こっちはシクレ用に頂いていいですかね?
解除前のシクレの正体に関わるような応援はこっちに貼っといて、解除されたら誰かが表にドバっと貼りましょう!
というか、私が自分のSS貼りたいだけなんだよね←
【笹元ころも プロローグSS ふたりの秘密】
十数年前、とある病院にて、全く同時に二つの命が生まれた。
佐々木羽衣と、宮本衣織。
運命の赤い糸で結ばれし、二人で一人の少女――
「おそいよ、いおりちゃん! そんなんじゃ、おいてっちゃうよ!?」
「ふええええん! まってよ、ういちゃあああああん!」
好奇心旺盛で行動力もあるが、他人の都合などお構いなしに突き進む羽衣。
引っ込み思案で流されやすいが、全てを包み込むような優しさを持つ衣織。
二人の両親は親友同士で家も隣同士。生まれた時から二人が共に育つことは既に決定されていた。
「ほら、もう! あんたをいじめた男子はあたしがとっちめたから、もう泣いてんじゃないわよ!」
「ぐすっ、ぐすんっ……羽衣ちゃん、いつもごめんね……ありがと……」
いつでも、どこへいくときも二人は一緒。クラスもずっと同じで、互いの家で頻繁にお泊まりし合った。
二人は、まさに一つの存在であるが如く生きてきた。
やがて二人も成長し、ついに初潮を迎える。「性」に目覚めるときが訪れたのだ。
その「性」の萌芽の矛先が互いの最も近しい存在に向いてしまったことは、きっと極々自然なことであったのだろう。
「衣織っ……! ああっ! 可愛い衣織っ、あたしだけの衣織っ――!」
「羽衣ちゃん、はやくっ……はやくきてえっ……! 切ないよう――!」
二人は、最初は恐る恐る、慣れてきたら貪るように――そして今では互いの想いを確かめるように、幾度となく躰を重ねてきた。
毎夜の蜜月の中で、その絆の名を「友情」から「愛情」へと変化させながら、二人は愛を育んできた。
時は流れ、二人が高校生になったある日のこと。
破天荒娘・羽衣が唐突に切り出した。
「ねえ、衣織……希望崎、行きたくない?」
「……ええええええ!? 希望崎って、あの『ダンゲロス』!?」
慈愛少女・衣織が驚愕したのも無理はない。
私立希望崎学園――戦闘破壊学園ダンゲロスと言えば、凶悪なる魔人たち跋扈せし天外魔境。
一年前、好奇心旺盛すぎる羽衣は進学先を希望崎にしようとしていたが、珍しく衣織が強く反対し譲らなかったため、渋々現在の女子高へ進んだのだった。
「あそこ、最近も二回おっきいドンパチあったそうなんだよね……楽しそうだよね……!」
「ダメだよ羽衣ちゃん! 私たち、魔人じゃないんだよ!?」
そう、あくまでも二人は人間。
魔人学園に人間が入り込むとどうなってしまうかなど想像に難くなく、それゆえに衣織はかつてもそう言って羽衣を止めたのだった。
だが、今回は――瞳の中に満点の星空を描いた今回の羽衣は、誰にも止められなかった。
「あーっ! もうガマンできない! ダンゲロスに行くわよ、衣織!」
「いやあああああああ、やめようよ羽衣ちゃあああああああああん!」
泣き叫ぶ衣織を引きずりながら、煌めく像を残し疾走する羽衣であった。
29
:
笹元ころも
:2011/07/17(日) 02:16:40
「いい? 絶対にバレちゃだめだからね!?」
「私よりも自分自身に言い聞かせてよね、羽衣ちゃん……」
どこで手に入れたのかも定かでない黒尽くめの変身グッズに身を包み、果たして二人は希望崎に潜りこんだ。
武器も、途中でゴミ捨て場に置いてあったのを引っ掴んできただけの物干し竿と洗濯ばさみである。実に心もとない。
ともかく二人は、覆面を着用した羽衣を衣織が肩車し、あたかも一人の魔人であるかの如く振る舞っていた。
その名も、笹元ころも。
二人で一人であることの証左。絆の具現化。愛の結晶。
「あの人、壁に向かって独り言してるよ……」
「すげえ中二力だな……話しかけると殴られそうだし、そっとしておこう」
周りの連中もその威容に気圧され、二人と会話を試みる者もあまりいないようであった。
そうしているうちに、いつの間にやら「美人らしい」「中二力も高いらしい」「でもすごい美人らしい」などと勝手なイメージが先行してしまっていた。
ただ、中にはそんな独り歩きした噂に惑わされてしまった者もいたようだったが――
「ころもちゃあああああああん! 俺と一緒にイイコt――」
「くたばれ!」 バコーン!
「ギャース!」
――このように、二人の息の合った連携により撃退されていた。
このナイスなコンビネーションは、二人が一緒に長い時を過ごしてきたことの賜物でもあったが、それだけでなく、この戦いに身を投じてから、二人は特別のトレーニングを行っていた。
すべては彼らのような不届き者から身を守るため、そしてこの死闘を生き抜くためである。
「……へへへ、コンビネーション、だいぶサマになってきたじゃんね!」
「はあ、はあ……私は、すごく疲れるんだけど……」
「確かにあたしたち、持久力はないかもだね……足が止まってるところを狙われちゃいけないから、こう、やられる前にババーンと分裂してビックリさせたいよね!」
「ぜえ、ぜえ……なんでもいいよ……」
「でもやっぱ殺されるのはヤだし、危なくなる前から分裂できるよう準備しとこっか。その時はさ、劇的にやりたいから廊下でみんなに見せつけてあげよーよ!」
「ひい、ひい……廊下と教室のちがい、わかんないよ……」
二人のトレーニングは、放課後の空き教室にて行われた。
正体がばれたら何をされるか分かったものじゃないから出来るだけ目立たぬようにという理由での選出であったが、魂胆はそれだけではなかった。
誰もいない教室で、やることだけはしっかりとやっていたのである。
「ひゃあんっ……羽衣ちゃん、そんなトコ舐めたらっ……!」
「んふふ、舐めたらなんだってぇ? 聞こえないなあ♪」
荒い息遣い。零れる衣擦れ。幽かな水音。
甘やかな、密やかな、二人だけの時間と空間。
「……衣織ったら、ぴくぴく震えちゃって……きひひ、かわいいぜ」
「あうう、だって……こんなときに、こんなところで、なんて……誰かに見られちゃったら、どうするの――ひうっ!」
「そんなこと言って、いつもより気持ち良さそうじゃないか……あんた、実はこういうの好きなの?」
「やああっ、言わないでったらあ……羽衣ちゃんのばかあ……!」
周りに魔人が蔓延っているというシチュエーションのためか、はたまた四六時中互いの体温を感じられるためか、二人は平常よりも熱く、激しく、濃厚に乱れた。
そして、訪れる絶頂――!
「「 っ、あああああんっ!! 」」
快楽の果てへと達し、身を寄せ合いながら肩で息をつく二人は未だ気付いてはいなかった――己が躰に漲る、何か不思議なチカラを。
常識を逸脱した存在たちが産み出す瘴気渦巻く空き教室で行為に及んでいたせいであろうか、一時的にではあるが、二人にも魔人能力の片鱗が見え隠れしていたのである。
脱力し床に寝転がり、空を見上げる少女たち。
その瞳には、一体何が映っているのか――?
「ねえ、衣織……」
「……なあに? 羽衣ちゃん」
「……もし、無事に帰ったらさ」
「……うん」
「――イチャイチャしよっか」
「ずっとしてたでしょ!?」
いつもの空き教室に飾られていた百合の花は、例えようもなく美しかった。
願わくば、この一輪の華が、永久に枯れぬよう―― <終>
30
:
しお
:2011/07/17(日) 14:16:26
シクレ内容に抵触しそうなんで、一応こっちで。
「今回のハルマゲドンは、厳しい戦いになりそうね・・・」
「ならば、やはり彼女を」
「私たちには、あの娘が必要なの・・・」
----------------------------------------------------------
―ハルマゲドン開始、数か月前―
結昨日商(ゆきのあきな)は、謎の手紙によって生徒会室に呼び出されていた。
(わたし、何か悪いことしたっけ・・・?)
普段でこそ能力を悪用して小金を稼いでいる彼女であるが、能力の詳細は一部の人間にしか教えていない。
無害な魔人を装ってハルマゲドンを回避してきた自分が、何故このタイミングで・・・?
扉の前で思考を巡らせていると、ふいに後ろから声をかけられた。
「あなたが結昨日商さん?よかったー、来てくれた!とりあえず、入って!」
傍らに少年?を連れた少女―空憂愛(すくいうぇあ)。
彼女の反応からして、目的は『粛清』とかではないようだ。余計に思考が絡まる。
こんな自分が、なぜ?何の目的で・・・?
渦巻く疑念を抱いたまま、生徒会室に足を踏み入れる。
「・・・来たわね」
生徒会室の中には、二刀を携えた少女―無限遠(むげんえん)かなたと、
眼鏡をかけた教師風の女―月読芽九(つくよみめぐ)が待ち構えていた。
「・・・あんたたち、私に何の用?『仕事』なら生徒会長を通して―」
「「「お願いしますッッッ!」」」
「・・・へ?」
あまりに突然の出来事に一瞬、頭が真っ白になった。
(え?何これ?ドッキリ?)
面食らうのも無理は無い。
思考がグシャグシャになる。もう何が起こってるのか理解出来ない。
「ちょ、ちょっと・・・?どういう―」
「申し遅れました。私たち、次のハルマゲドンの為に有用な魔人をスカウトする
『生徒会ドラフト委員』と申します」
「今度のハルマゲドンには、結昨日さんの力が絶対に必要なんですッ!」
「え・・・?待ってよ、だってあんたたち私の能力もしらないでしょ!」
「だいたい察しはついてるよ〜」
「えっ」
「多分この学園の半分くらいの魔人が知ってると思います」
「マジで」
「マジです」
「・・・いや、でももしかしたら違うかもしれないよ?」
「でも、今までのデータからして十中八九あなたの能力は―」
「わーわーわー!だ、だめー!多分正解だからだめー!」
隠してたはずの自分の能力が学園中に知られてると思うとなんとも恥ずかしいものである。
「・・・じゃ、じゃあわたしが役立たずだって分かるのになんで呼んだのよー!」
「えっ」
「えっ」
「・・・いや、だって・・・結昨日家の人でしょ・・・?」
「・・・なんか、こう・・・能力にとんでもない仕掛けとかあったり」
「・・・ないよ。何も・・・」
「・・・あ、はい・・・」
「・・・帰って、いい・・・?」
「・・・一応、いてください・・・」
31
:
結昨日商@やまいち
:2011/07/17(日) 14:47:46
>>30
そこまでやるなら商シクレ解除せずにスタメンに出しやがれよ!
32
:
神有月 空虚@ははは
:2011/07/19(火) 20:00:35
『同能力者の嘆き』
「はぁ、どうしたもんかしら……」
食堂で物思いに耽る少女の名は結昨日商。此度行われるハルマゲドンにて、ドラフト1位で生徒会に指名された少女である。
だが少女は自分がドラフト1位で選ばれるような能力ではない事を自覚していた。
確かに使い方によっては非常に強力である。だが、あくまでも作戦の主軸にすることはできない。そういう能力だ。
だからこそ、ドラフト1位というのは青天の霹靂であった。
「あれ、商ちゃん。どうしたの?」
一人考え事をしてる様子の彼女が珍しかったのか、少年が声をかける。
少年の名は神有月 空虚。商とは学園に入学してからの付き合いである。
「あぁ、アンタね……。実は――」
商は自分がドラフト1位に選ばれたことを話す。ちなみにドラフトは2人がこうして会話をしている間にも続いていた。
「へぇ……。でもまぁ、商ちゃんの能力が強力な事には変わりないんだし、いいんじゃない?」
「アンタが自分でそれを言うのはどうかと思うけど……」
商も空虚も基本的に能力は秘密にしている。だが、2人はお互いの能力を知っていた。
理由は2人の能力でできる事が殆ど同じものであるからだ。性の差を考えなければまったく同じ能力といっていい。
勿論、さすがに能力原理は異なる。商は約束を絶対遵守させる能力で、空虚は現実を書き換える能力だ。
だがそれでも2人は初めて出会った時に直感的に理解した。お互いの能力が同じ結果を齎すものであると。
入学してからの付き合いというのは、その縁が齎したものである。
「で、えーと……今の参戦状況は……」
空虚が小脇に抱えていた名簿を開く。何よりも生存を重視する空虚にとって、誰が参戦するかは非常に重要な情報であった。
ハルマゲドンといった物騒な行事が多々勃発する希望崎学園において、参戦者動向は命に直結すると言ってもいいからだ。
空虚が所持している参戦者名簿は自動的に参戦者の名前が書き込まれるというシロモノだ。空虚はこれを元に自分の能力が一番活きる陣営に潜り込むのだ。
現在も生徒会と番長のドラフト係によるドラフトは続いており、次々と名簿に新たな名が刻まれていく。
「――あ」
番長陣営に参戦することとなったある人物の名前を見て、思わず声を上げる空虚。
何事かと思い、商も参戦者名簿を覗き込んで……同じように声を上げる。
「……げ。まずいわね、これ……」
阿天小路御影。それが2人に声を上げさせることとなった人物の名前である。
商も空虚も彼女のことを良く知っていた。――やはり、入学してからの付き合いがある人物だからだ。
付き合いがあるといっても、あまり良いものではない。何せ、2人とも御影に『卑怯者』というレッテルを貼られているからである。
御影は曲がったことが大嫌いな正々堂々とした勝負を好む魔人である。故に魔人能力もそれに相応しく、召喚されたものを轟音で両断するというものであった。
対する商も空虚も方法は違えど、召喚した者に戦いを任せて自分は逃げる……という能力だ。御影が嫌うのも納得できる話だ。
2人とも能力を秘密にしていたのだが、武人の直感か御影にはやはりバレてしまい、事あるごとに「正々堂々勝負しろー!」と追いかけられている。
勿論その度にそれぞれ能力で身代わりを呼び出し、逃げ出しているのだが……御影の火に油を注ぐこととなっているのは言うまでもない。
そんな関係が入学してから3年生になる今までずっと続いているのだ。
最早、御影は商と空虚の天敵と言っても差し支えない。2人が苦い顔をしたのもこれが原因だ。
「うん、商ちゃん――長いようで短い付き合いだったね。僕はちょっと番長陣営に自分の能力をアピールしてくるよ」
「あっ!? ちょっとアンタだけ逃げる気!?」
「そうだよ。僕の能力は逃げ特化なんだから、逃げてもいいじゃない」
「そうはさせないわよ……! アンタもアタシと同じ生徒会陣営に来なさい!」
立ち去ろうとする空虚をがしっと捕まえる商。
「やめろよ!? 味方陣営に役立たず増やしても意味無いだろ!?」
「敵陣営に強敵を増やさないという意味はあるわ!」
振り払おうとする空虚だが、商は離れない。
男女という違いはあれど、2人の身体能力には差がまったく無いからだ。こんなところまで同じなのであった。
そうこうしているうちに空虚の持つ参戦者名簿に新たに名前が書き込まれる。
――生徒会陣営:神有月 空虚、と。
「あぁぁぁー!?」
33
:
神有月 空虚@ははは
:2011/07/19(火) 20:10:19
せっかく書いたのに普段の癖でsageちゃった(ノ)'瓜`(ヾ)
34
:
無神月ルカ
:2011/07/20(水) 10:16:13
やまいちさん、これ表に張ってもいいですか?
『結昨日商の陰謀』
「うう〜、トイレ、トイレ〜〜」
無神月ルカは小走りに駆けていた。
先程、そこらへんで死んでいた魔人をリサイクルした彼女だったが、はてどうしたことか。今や突然の猛烈なDP意に駆られていたのである。
必至に肛門括約筋を引き締めて、内またでバタバタと小走りしていく彼女。だが、ついに彼女の前に救いの扉が……。
そう、女子トイレが現れたのである!
「た、助かったよぉぉ〜〜」
――しかし。
「入ってまーす!」
「…………!」
なんと使用中! しかも、ここだけではない!!
「入ってまーす!」
「入ってるよー!」
「入ってるってばー!」
全てのトイレが使用中! なんということか!!
ルカは急いで一階上の女子トイレへと向かった。
だが、そこも……!
「入ってまーす!」
「入ってるよー!」
「入ってるってばー!」
さらに三階の女子トイレも同じ! 意を決して向かった四階も同じだ!!
一箇所や二箇所ならともかく、これは到底ありえない事態!
「ひゃ、ひゃああ、も、もうらめぇ〜〜。DP出ちゃう、DP出ちゃうよぅ……」
こうなってはもう背に腹は代えられない。
ルカは男子トイレへと駆け込んだ。しかし、あろうことか……!
「入ってるぜ」
「入ってるってことよ」
「入ってるんだな、これが」
男子トイレまで埋まっているではないか!
「ふんぎぎぎぎぃいい〜〜」
ルカは出口まで差し掛かったDPを必至に抑えて、脂汗を流し、顔を真赤にしてよたよたと歩く。
目的地は職員校舎の職員用トイレだ。そこまで行けばいくらなんでも……。
だが、その時。彼女は信じられない光景を目にした……!
「はーい、みなさん、次はこっちのトイレでーす。はーい、順序良く入っていってくださーい」
なんと、結昨日商が魔人を召喚しまくっては、片っぱしから学園中のトイレに送り込んでいるではないか!
これではトイレが埋まるのも当たり前だ!
「あ、商さん……。一体、何を……」
「あら、ルカさん。ごきげんよう」
商はルカに気付くとクスッと笑いかけた。
「あの……。これは、一体……」
「お分かりにならない? 見ての通り、トイレを埋めてるのだけど」
「な、なんで……そんなことを……?」
「あら、そんなの決まってるじゃない」
商は、顔面蒼白となってぷるぷる震えているルカに近づくと、パコパコと腹パンしながら、
「DP我慢してる女の子が好きだからに決まってるだろ――ッ!?」
「うっ、うぇぇ……」
まさに外道――!!!!
果たしてルカはDPを我慢しきれるのか!?
結昨日商の魔手から逃れ、使用されていない女子トイレを見つけることができるのか!!?
次週へ続く――!!!
35
:
結昨日商@やまいち
:2011/07/20(水) 21:58:06
>>34
俺に許可とるって「あなたのキャラをうんこ我慢顔フェチにしたいんですけどいいですか?」ってことですか?
ダンゲに投稿してるんだしネタキャラになるのは覚悟してるし別にいじられても全然かまわないけど、許可求められても困りますよ。
勝手にしてくださいよw
36
:
無神月ルカ
:2011/07/20(水) 22:31:00
>>35
いやー、この辺りになると、「意図的に貶める二次創作」とスレスレかなーと思いまして。すんません。
37
:
結昨日商@やまいち
:2011/07/20(水) 22:37:55
>>36
いや、だからその判断をキャラ作成者にさせるのはおかしくないですかw?
別に勝手に貼る分にはこっちも笑って済ませられるけど、
俺が許可出したらキャラ作成者公認の設定になっちゃうじゃん。
エロ同人誌描いて本家の作者にこれコミケで売っていいですか?って聞いてるようなもんですよ。
自分の書いた文章が意図的に貶める二次創作かどうかぐらい自分で判断してくださいよw
SS自体は面白かったですよ。
38
:
無神月ルカ
:2011/07/20(水) 23:14:51
>>37
いや、もちろん意図的に貶める気はないんですけど、人によっては怒るかもしれないから危ういラインは
一応全部許可取るようにしてるんです、僕のラインとしては。
範馬慎太郎をホモ設定にした時も許可取りましたし。
まー、でも、この手のネタであまり真面目に議論するのも寒いんで、この辺にしときましょう……。
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