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別れる者と異世界の小さな旅

1レオン:2006/09/21(木) 16:49:23 ID:X3oxlF8g
別れる者と 第一章 異世界の小さな旅
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人間と魔物が共存する世界とは違う、魔物も魔法も無い平和な世界。
ここにも、四人の少年と一人の少女がいた。
少年の名前は、レオン、ルーキング、デストロイヤー、スララー、少女の名前は、ルルといった。
この五人は、育成というゲームがあるHPの常連だった。
その五人も、平和に暮らしていた。
だが、ある日…。
午後七時三十分に五人がほぼ同じタイミングで育成というゲームを始めた。
だが、その瞬間、五人はパソコンの中にすいこまれてしまった!
少しの間、全員気絶していたが、五人の内のレオンが目を覚ました。

2レオン:2006/09/21(木) 16:49:54 ID:X3oxlF8g
「つぅ!・・・どこだここは?どうしてこんな所に?」
自分は野原で寝ていたらしい
(そういうば・・・確か育成ゲームを初めた瞬間パソコンが輝いて・・・。)
気が付くと自分の他に数人が倒れて気絶している。
「・・・誰だろう?この人達?・・・でもなんか知ってるような気がする。起こしてみるか。」
レオンは立ち上がり一人の男―ルーキングの隣に膝をつけると揺さ振り起こした。

3レオン:2006/09/21(木) 16:50:33 ID:X3oxlF8g
「ん・・・いってぇ・・・」
目を開けると広大な野原が見え自分の周りに数人が倒れている。
そして自分の前には一人の男が立っていた。
(なんだったんだあのパソコンの光は・・・)
ルーキングはレオンに話しかかった。
「あんたはこの世界の人なのか?なにが起きたんだ?」
そうするとレオンはルーキングに話しかけた。

4レオン:2006/09/21(木) 16:51:04 ID:X3oxlF8g
「ぅー…おはよ…て、ここはどこなんだろ?パソコンの光も何か…。」
と、ルルが言ったとき、他にもスララーとデストロイヤーが倒れていた事と、レオンとルーキングが起きている事に気がついた。
ルルは、レオンとルーキングに話しかけた。
「ここはどこなの?あと、貴方は誰?」

5レオン:2006/09/21(木) 16:51:56 ID:X3oxlF8g
第六話 皆と
――――――――――――――――――
「まずは他の二人を先に起こして話そう。」
そう言いレオン達は残りの二人―スララーとデストロイヤーを起こした。

二人を起こしレオンはが言った。
「俺達どうしてここに居るんだ?」
「私は育成ゲームをした瞬間パソコンが輝いたの。」
「俺も。」
「俺も同じ。」
「僕も同じだ。」
「・・・という事はあの光が俺たちをこの世界に導いたのか?」
そうレオンが言うが、
「分からない。でもまずはどこかで調べましょう。」
そうルルが言う。
「あ!あそこに町があるぞ!」
そうルーキングが指差す所に町があった。
「じゃあ。まずあの町を目指そうぜ。」
「そうだね。そうだ僕はスララー。」
「私はルル。」
「俺はデストロイヤー。」
「俺はルーキング。」
「レオンだ。・・・!待てよなんか知ってると思ったら掲示板の仲間だ!」
そうレオンが言うと皆は確かにっと顔を見合った。
「そうか。だから知ってるような気がしたんだ!。」
ルルがそう言う。
「まあここで立ち話しするのもなんだし。あそこにある町を目指そうぜ。」
そうルーキングが言う。
「それじゃあ行こう。」
そうレオンが言い皆が頷き坂を下りて行った。
町を目指して。

6レオン:2006/09/21(木) 16:52:31 ID:X3oxlF8g
「思ったよりとうくにあるなぁ。疲れてきたよ・・・」      スララーが言う。スララーはあんまり運動などがとくいではない。

7レオン:2006/09/21(木) 16:53:05 ID:X3oxlF8g
歩きながら、レオンはあることを思い出していた。
―そういえば。
確かこんな感じの小説を創ろうと提案したことがあった。
 常連がいたこと。午後七時三十分ごろ。
 あまりにもそっくりだ・・・。
 まぁ、そんなことはないか。大丈夫だ。
そんなことを考えていると、いつのまにか町の手前についていた。

8レオン:2006/09/21(木) 16:53:37 ID:X3oxlF8g
第七話 初めての夜
――――――――――
町に入り五人は宿を探すことにした。
「!そういえばお金は?」
ルルが言うと皆はしまったっとゆう感じな顔をした。
「ん?なんか入ってる?」
そう言いレオンはポケットに手を突っ込ませると中に入っていた物を取り出した。
「あれ?何でお金が沢山あるの?」
そうスララーが言う。
「!そうだ皆ポケットの中に何かあるか探してみてくれ。」
そうレオンが言い皆がポケットから取り出したものはレオンの予想どうり沢山のお金だった。
「何で俺たちのポケットにも?」
そうデストロイヤーが言う。
「もしかしてあの光がくれたのか?」
「もしかしたらな。」
ルーキングの問いにレオンは返した。
「じゃあまず宿の中に入ってからだな。」
そうレオンが言い中に入った。

夜八時程になり皆はレオンの部屋に集った。
「なあ。前に掲示板で小説の話なかったか?」
「確かにそんな話が。」
「だよね。」
そう言うが、
「でも内容ってパソコンに引きずり混まれてって話ししかしてないよね?」
ルルが言い皆は確かにっと思う。
「・・・だったらフレイムとリオンはどうなるんだろう。」
「わかんないけど今は帰る方法を考えないと。」
「そうだな。」
皆が話す中レオンが言った。
「・・・皆いきなりだが俺達旅に出ないか?」
レオンが言うと皆は驚いた。
「ええ!!旅に?・・・どうして?」
スララーが言うとレオンが言った。
「どうしてかって?簡単だろ?今俺達には金がある。それでもしかしたら魔物ももしかしたら居るかもしれない。」
「それで?」
レオンは続けて言った。
「次に今俺達が持っている金は宿で聞くと家が五家建てれるほどだそれで武器や食料を買って情報とかをいろいろな町で聞く。」
「それで俺達が帰れる方法を見つける。ってかんじだな?」
レオンはデストロイヤ−に向って頷く。
「そういうことだ。明日旅のしたくをして旅立つこんな感じだ。皆それでいいか?」
そうレオンが聞くと皆が頷く。
「じゃあ明日朝八時の食事で集合だ。じゃあそろそろ寝るか。お休み。」
「おう!お休み。」
「お休みー」
「お休み。」
「お休みなさい。」
そう皆がいい部屋に帰って言った。

9レオン:2006/09/21(木) 16:54:36 ID:X3oxlF8g
夜、ある場所で――――
誰か四人が話している。
「…また来たか。」
赤髪の男がそう言う。
「でも、今回は上手く行きそうにないな。」
と、銀髪の男が言った。
「じゃあ、やっぱり倒すしか無いかな?」
水色の髪の女…が言った。
「そうでしょうかね。それで、誰が行くんですか?」
と、茶髪の女が言う。
「もう決めている、お前だ。」
と、赤髪の男が言った。
「おっけ〜、分かった。」
水色の髪の女が言った。


――――次の日になった。
日の光が窓から差し込む。
八時には食事を済ませ、外に出た。
「…じゃ、準備するぞ。」
レオンがそう言い、五人は分かれて準備と情報集めを始めた。

――――全員が準備と情報集めが終わった。

「何かいい情報はあったか?」
「うん、えっと…この町の近くに、息が出来る大きな湖があるんだって、そこを通れば他の場所に行けるかもしれないよ。」
と、スララーが言った。
「本当かは分からないが…とりあえず行くか?」
デストロイヤーが言う。
「そうだね、行ってみない?」
と、ルルが言った。
「…よし、分かった。」
とレオンが言い、五人は湖に向かった。
「よし、ここが湖みたいだね。」
「…行くぞ!」
とレオンが言い、湖の中に入っていった。

10レオン:2006/09/21(木) 16:55:06 ID:X3oxlF8g
その頃。
彼ら―レオン達―の知らないところでは、彼らに深い関わりのある人物が居た。
先ほど、彼らのうち一人が呟いていた言葉。

『・・・だったらフレイムとリオンはどうなるんだろう。』

その言葉は、実に重要な台詞だった。
彼らの言う、「フレイム」なる人物は、彼らと全く同じ時、同じ世界に存在していたのだ。
最も、彼らは知らなかったようだが。
時は、僅か一日前に遡る。




「ここ・・・何??」

少女――フレイムが倒れていたのは、深い深い森の奥。
深緑の木が生い茂り、地面の至る所に木の根が張り巡らされている。
――まず、落ち着け、私。
彼女は、自分自身にそう言い聞かせて辺りを観察する。
どこからどう見ても、森の中。
しかも、木には蔦が張っており、その様は熱帯雨林を想像させる。
――近くにこんな森、無かった・・・よね?
観察すればするほど、訳が分からなくなる。
フレイムは、とりあえず今までを思い出してみた。

――昨日の夜、私は普通にパソコンをしていた。
強いて言うなら、父さんと母さんは飲み会、姉さん達は買い物に行ってて、家には私しか居なかった。
・・・そうだ。
私は、あまりにも暇だから育成ゲームをしようとした。
そしたら、パソコンが光って――。
気付いたら、ここで寝てたんだ。

「・・・ますます訳分かんねー」

彼女はぼそりと呟き、頭を掻き毟る。
それは、彼女が混乱したり、悩んだ時のくせのようなものだった。
その時、フレイムの手が何かに触れた。
ひんやりとした、金属のような感触。

彼女の身の丈ほどもある、大きな鎌だった。

「・・・・・・はぁ・・・?」

彼女は思わず間抜けな声を出す。
混乱状態で、さらに大鎌なんて見せられたら誰だってそうなるだろう。
とりあえずそれを手に取り、振り回してみる。
重さは見た目よりも少し軽い。
柄が軽く、刃が重いので遠心力を付けやすい。
黒の刃と、青紫の飾り布が舞って、どこか神々しく見えた。
――なかなかいいじゃん。
フレイムがそう思った瞬間、彼女の後ろの草むらから音がした。

「誰!?」

彼女は慌てて叫ぶ。
草むらから出てきたのは、2mほどの巨大なオークだった。

「・・・・・・は?」

――イヤイヤイヤ、おかしいだろオイ。
――えーと、どこのファンタジーアトラクション!?
――つか本物!? ウソ、違うよね!??
等と色々な事を考えていると、不意にオークが喋りだした。

「元の世界に帰りたければ、俺に付いて来い」

低い、聞いていて心地の悪い声。
その言葉は、だたでさえ混乱している彼女に、止めを刺した。
――・・・元の世界!?
――ここは別世界だっていうのかよ!? 在りえねー!!
――イヤ、でも実際パソが光ったのは非現実だよな??
――ってかあいつ喋れんの!?

「・・・はあぁぁっ!!?」

森に、フレイムの声が響き渡った。

11レオン:2006/09/21(木) 16:55:42 ID:X3oxlF8g
「・・・・・・本当に?」

フレイムは、いまだ半パニック状態の心を落ち着け、問う。
彼――オークが言うにはこうだ。
彼女は別世界の人間で、偶然の重なり合いでこの世界――育成の世界――に来た。
自分は、とある人物に仕えていて、その人物の魔力で私が別世界の人間だと知った。
別世界から来た人間は、特殊な能力をもっている。(ちなみに私は魔法らしい)
だから、自分に協力すればその人物の魔力で元の世界へ返してやる。という事だった。
フレイムからしてみればかなり胡散臭い話だが、なにしろオークなんていう在りえないモノを見たのだ。
100%嘘、と言い切れるものでもない。
それに、このまま何もしないで居るよりかは、情報が得られるかも知れない。
数分間悩んだ後、彼女はオークに付いて行く事にした。

「では交渉成立だ。付いて来い」

そういってオークは歩きだす。

「あ・・・。待ってよ、あんた速いって!」

フレイムも慌てて付いて行く。
彼女は、この不可解な出来事を楽しんでいた。
元々好奇心が強い上、喧嘩好きで新しい物好きの彼女が、これを疎ましいと思うはずが無い。
彼女の口元には、自然と笑みが宿った。

二人が去った森には、静寂と暗黒だけが残された。

12レオン:2006/09/21(木) 16:56:27 ID:X3oxlF8g
その頃フレイムが起きたのと調度同じ頃少年 リオンが洞窟の中で目を覚ました。
「痛ぅ・・・どこだよここは?」
辺りを見渡すが確認出来るのは自然にできた洞窟の中だと言うことが分かる。
「・・・待てよ?これは夢だなきっと。うんそうだ。」
そうリオンは笑いながら自分の皮膚をつねった。
「えっ?なんで痛みを感じるんだ?」
少し混乱してきたリオンは記憶を整理した。
「ええっと確か暇つぶしに育成ゲームを始めた瞬間パソコンが耀いたんだよな?」
リオンの記憶が整理し終わった時、
「肉だ!新鮮な肉だ!」
そう声がした。
「・・・こんな場面どっかのWWAで見たような気がする。」
そうリオンが振り返るとゾンビが数体立っていた。
「貴様の肉を俺たちに食わせろ!」
そうゾンビが言うとリオンに襲い掛かって来た。
「ちょいやべえ!いったん逃げよ!」
そうリオンが言い全速疾走で走り洞窟の出口に向って走っていった。

「うわー!!」
リオンは走り続けたのは良いがゾンビがさらに速度を上げ追いかけてきた。
「誰かー!!」リオンが叫んだ瞬間、
「命を貰い受けるぞ死にぞこないが。」
そう声がしたとたんゾンビ達は倒れた。
「?何が起こったんだ?」
そうリオンが顔を上げて目に映っていたのは、
「死神?」
そう言うと、
「お前、俺について来れるか?」
そう死神がリオンに言う。
「ああ大丈夫だ着いて行けるが。」
リオンはそう言うが、
(何なんだこいつ)
と思った。
「じゃあついて来い。」
そう言うと死神は歩き出しリオンは死神を追いかけた。

13レオン:2006/09/21(木) 16:56:59 ID:X3oxlF8g
「ねぇ、僕たちって武器使ったことないよね?」
スララーが言った。
そういえばそうだ。普通の世界で普通の生活をしていれば、武器は使うどころか触れることすらないはずだ。
皆顔を見合わせる。
「まあ何とかなるだろ」
デストロイヤーが言った。
たしかに前にお金に困っていたとき、ポケットから都合よくお金がでてきた。今回もいつの間にか使い方を知っていたということがあるかもしれない。

14レオン:2006/09/21(木) 16:57:30 ID:X3oxlF8g
湖の中でも、息ができた。
その上、痛みが感じられない、自分達を何かが包んでいるような感じだ。
生き物も、誰も見えない。
そんな何も無い草原のような湖を、話もしながら歩いた。
そして、数時間後――――

「ん?あんな所に誰かいる…。」
と、レオンが言った。
よく見ると、少女が二人、戦っていた。
一人の少女は長い金髪で、オレンジ色の眼をしている。
オレンジ色の服と黄色いスカートを着ている。
炎の魔法を放っているが、すぐに消えてしまう。
もう一人の少女は水色の髪で、緑色の眼。
青い服と水色のスカートを着ていて、弓を持っている。
スララーとデストロイヤーとルーキングとルルもそのことに気がついた。
「本当だ、こんなところに…。」
と、四人が言った。
五人は、二人の少女の近くへ行った。
「あ、来ちゃった…。」
と、水色の髪の少女が言った。
「お前は誰だ!?」
と、レオンが聞いた。
「私はフィート、宜しく〜、今日は君達を殺しに来たよ。」
と、水色の髪の少女が言った。
「……!!」
と、五人は思った。
「…つまり、戦うのか。」
と、デストロイヤーが言った。
「あ…私も手伝うわ!」
と、金髪の少女が言った。
「ありがとな、よし、戦うぞ。」

15レオン:2006/09/21(木) 16:58:03 ID:X3oxlF8g
「あっ、やるの?いいよそれがこっちの仕事だし。」
そうフィートは弓矢を構え狙いを定めた。
「よし!ルーキング!行くぞ!」
そうレオンが掛け声を掛けると、
「おう!」
すぐに返事が返り二人は走った。
「よーく狙って。えい〜。」
フィートは全然緊張感の無い声言い矢を放った。
「よっと!」
水の中なので矢の速度がやや落ちているのでレオンは軽々避けた。
「はあ!!」
気合を入れ剣を叩き付けたが長剣である為に水の抵抗を受けてしまいフィートもこれを避けてしまった。
「・・・燃えなさい!ファイアーボール!」
そうエミが言うと水面近くに火の玉が三つ現れた。
「おい!水の中で使ったら消えちまうだろうが!」
そうルーキングがエミに言うが、
水中に居るフィートに向って火の玉が落ち、
「え!」
ドンドンドン!!
っと火の玉が爆発したがその爆発したがフィートは難なく避けた。
「どうして爆発がおきるんだ!?」
そうルーキングが叫ぶと、
「あれ〜知らないの?この湖の水面近くには水素って言うのがあるからその水素に〜」
「―水素に火が近いと爆破するんだろ?それがどうした!」
そうレオンが言い再び走り出す。
「でもあなたの持ってる武器じゃあ私簡単に避けちゃうよ〜?」
まだのん気にフィートが言うが、
「うらー!!」
剣では無く気合を入れた拳でレオンはフィートを殴った。
「きゃあ!」
フィートは弓と矢を取り落とし下がった。
「俺の武器は剣だけじゃねえ!拳と足もあるんだよ!」
そう言いまた走り出そうとした。
「痛い〜女の子に手を上げるなんてひど〜い。」
そうフィートが言った。
「ファイアーボール!!」
そうエミが叫びまた爆発がおきレオンを下がらせた。
「おい!!何するんだ!!」
そうレオンが叫ぶとエミはルルを指差し、レオンはそうかと言うように頷いた。
「ウインドカッター!」
水中の中で風の変わりに水の刃と変わりフィートを切り裂き、
「や!!」
スララーは矢を放しフィートを狙ったがフィートも矢を素早く放ちスララーの矢を弾かせたが、
「うりゃ!!」
ルーキングは折り畳み式のナイフでフィートが予備に持っていた弓の弦を切った。
「ちょっと、ここは引かないとやばいかも。」
そう言い一歩下がった。
「もう別世界の人間は一人一人違う能力があるって言ってたけど本当だったよ。」
そうフィートが言うと、
「おい!どういうことだ!一人一人能力が違うって!」
そうデストロイヤーが聞くと、
「いつか分かるわ。」
そうフィートが言う蜃気楼のように消えていった。
「・・・なんだったあの人?」
そうスララーがルルに聞くが、
「さあ?」
ルルが答えた。
「でも分かることはあいつが俺達の命を何らかの理由で狙ってるってことだ。」
っとル―キングが答えた。
「でも何でだ?」
「分からないけど次の場所に行こう。」
っとレオンが言うと、
「ねえ私も一緒に連れて行って。」
どうエミが言う。
「えっ!どうして?」
そうスララーが言うと、
「さっきのフィートって人が言ってたんだけど別世界の人を殺しに来たからって言って。」
「うん。」
「私の事を別世界の人間だって決め付けて私も殺すって言ってたの私はこの世界の人間なのに。」
そうエミが言った。
「つまり君は俺たちと同じように殺されるから一緒に戦って行くってわけか?
そうデストロイヤーが言う。
「でっどうするよレオン連れて行くか?お前が一様リーダーみたいもんだ。」
そうルーキングが言うと、
「よし一緒に行こうぜ?どうせ戦力は大きい方が良いしこの世界に住んでる人なら道とか詳しそうだしな。」
「ありがとう。」
そうエミが言い頭をぺこりと下げた。
「じゃあ次の所に行こうよ。」
そうルルが言うと奥に進み皆はルルを追いかけた。

16レオン:2006/09/21(木) 16:58:35 ID:X3oxlF8g
湖を進んでいくとごつごつした岩がならんだ岩場にでた。
「ここからは気をつけて進まないと・・・」
レオンが警戒したように岩はかなり滑りやすかった。
「もう少しで岸にでると思うよ。」
エミがすべる岩をつかみながら言った。
確かに上からは光が見えていた。
「もう少しだ・・・・うぉ!?」
岩の間から魚らしき姿が飛び出しルーキングに襲いかかった。
ルーキングは間一髪それを避けた。
「なんだこいつは!」
デストロイヤーが叫んだが休むまもなく魚影は襲いかかった。
「とにかく戦うぞ!」
レオンが叫びその魚影を剣で切った。
「やったか!」
しかし魚のうろこでガードされ、レオンはとばされた。
その魚の姿は銀色のうろこに覆われ上半身は人の姿をしていた。
その右手には鋭い槍を持っている。
「魚人・・・」
エミがが言った。
「ココハニンゲンガタチイルトコデワナイ。カエレ!」
魚人が轟くような声をだした。
魚人が槍で攻撃してきた。
「とにかく戦うしかない。いくぞ!」

17レオン:2006/09/21(木) 16:59:19 ID:X3oxlF8g
「さっきの戦いで疲れてたけど…分かった!」
と、エミが言った。
六人は、戦いの態勢をとり始めた。
「おラッ!」
レオンは長剣で魚人を攻撃したが、今度は避けられた。
「ちょっと離れて…τσδη...ブレイズ!」
エミがファイアボールとは違う呪文を唱えた。
一つの大きな炎が魚人の近くで爆発した。
「あ…危ない…。」
と、スララーが言った。
確かにそうだ、爆発が前より大きかった。
魚人は一歩下がった。
「…ふんっ。」
どこからか声が聞こえる。
その途端、魚人は青い光に包まれ消えた。
「っ……!?」
六人は辺りを見回した。
「何処だ、出て来い!」
と、ルーキングが叫んだとき、少年が現れた。
銀髪で紺色の眼、そして青い服を着ていた。
「お前は誰だ?」
と、デストロイヤーが言った。
「今のはお前がやったのか?」
と、レオンも言う。
「…いつか分かる事だ。」
銀髪の少年はそう言い、光に包まれ消えた。
「お…おい…。」
とレオンが言った。
「…あの人も、フィートって人の仲間かな?」
と、エミが言った。
「んー…。」
と、スララーが言った。
「…まあ、とりあえず、進まないか?」
「そうだね、行こう。」
六人は岩だらけの湖を進んでいった。
行き止まりになったので、湖の外に出た。
もう日が暮れてきていた。
「あー、やっと出れた…。」
と、ルルが言う。
「お、あそこに町があるぞ!」
と、ルーキングが言った。
「良かった、行こう!」
六人は、町へ向かった。
町へ着いた。
宿屋も見つかった。
「よし、今日はここにするぞ。」
と、レオンが言った。
「…待って、湖の近くで何か光ってるわ。」
と、エミが言い、湖の方に行った。
五人もエミ追いかけて湖の方に走った。
「…貴方達が私に気付くのを、ずっと待っていました…。」
そこには、天使のような女がいた。
「…貴方は?」
と、ルルが言った。
「私はフィルナ…私が貴方達をこの世に呼びました。」
と、天使のような女が言った。
「な、何で…?」
と、スララーが言った。
「…この世の人間が滅亡する、と予言されたのです。」
フィルナが言った。
「…誰がそんな事するんだ?」
と、レオンが言った。
「…それは分かりません、ですが…貴方達にこの世を救ってほしいのです。」
フィルナが言う。
「…分かった。」
と、レオンが言った。
「い、いいのか?」
と、ルーキングが言った。
「やらないと、元の世界に帰れない気がするんだ。」
レオンが言った。
「…そうだな、分かった!」
「賛成!」
「分かった!」
「うん!」
「私も一緒に行く!」
と、他の五人も行った。
「…ありがとうございます…。」
と、フィルナが言った。
フィルナは、光と共に消えていた。
そして六人は宿屋へ行き、自分の部屋でこう言った。
「お休み。」

18レオン:2006/09/21(木) 16:59:53 ID:X3oxlF8g
次の日の朝。
六人は、準備を済ませた。
「あっちに星の森って所あるんだって、行かない?」
と、エミが言った。
「分かった、行こう。」
と、レオンが言った。
…しばらくして、森に着いた。
森に入ったとき、突然辺りが夜のようになった、星が光っているのも見える。
「なん、なんだろ…。」
と、ルルが言った。
「道が二つに分かれてるな。」
と、ルーキングが言った。
「…分かれて進もう、左の道は俺とデストロイヤーと…。」
と、レオンが言った。
「あ、私はエミ。」
と、エミが言った。
「分かった、じゃあ、左の道は俺とデストロイヤーとエミ、右の道はルーキングとスララーとルルで行く。」
レオンが言った。
そうして、六人は二手に分かれて進んでいった。

…左の道に行ったレオン達は…
「この森は結構魔物がいるんだな…。」
と、デストロイヤーが言った。
「あんまり強くないけどね…。」
と、エミが言った。
「…でも、数が多いから、気をつけるぞ。」
レオンが言った。
そして、魔物を倒しながら進んだ。

「……?」
レオンが何か見つけた。
「あんな所にルルが倒れている。」
レオンが言った。
「…本当だ、右の道へ行ったんじゃないのか?」
と、デストロイヤーが言った。
「…起こした方がいいんじゃないかな?危ないし…。」
エミが言った。
そして、レオンとデストロイヤーとエミはルルを起こした。
「…あ…あれ?…何で私、ここにいるんだろう…?」
と、ルルが言った。
「分からないのか?」
と、レオンが言うと、
「うん、それにね…」
ルルが言った。
「…どうかしたの?」
と、エミがルルに話し掛けた。
「…なんか…とっても痛いんだ…色々な所が…。」
ルルが言うと、
「うぅ……痛い…いだ…い…よォ…だずげ……。」
また、ルルが言った。
「…ルルじゃない?」
と、エミが言った。
「え…それどう言う事だよ。」
デストロイヤーが言った
「っぅぎああああああああああぁ!!」
ルルがそう言い、攻撃してきた。
「…戦うしかないか。」
と、レオンが言った。
「分かった、やるしかない!」
デストロイヤーが言った。
「…え…あ、うん。」
と、エミが言った。
三人は、戦い始めた。

19レオン:2006/09/21(木) 17:00:27 ID:X3oxlF8g
その前の右チームでは・・・

「魔物がいっぱいいるねー」
スララーが言った。
「ザコばかりだけどね」
ルルが返す。
スララーは、弓矢がもったいないので途中にあった木の棒を尖らせて使っている。
しばらく進むと、すごく大きな木があった。
「なんだ、これは?」
と、ルーキングが言った瞬間、その木の枝が殴りかかってきた!
抵抗しようとしたが、木の枝を避けるので精一杯だ。
ついに、ルルが木の枝に弾き飛ばされた!
二人は、木の枝が届かない所まで逃げると、気を失ったルルに近づいた。
ルルはしばらくして気がついた。
「だいじょうぶ?」
とスララーがいった。
ルルはただ一言、
「「痛い・・・」」
と言って、森に走り去っていってしまった。
「どうしよう・・・」
とスララーが言った。
「とりあえず、スララーはレオン達に連絡してくれ、俺はルルの後を追う。」
ルーキングが言った。
「分かった。」
スララーが言う。そして、二手に分かれた。

20レオン:2006/09/21(木) 17:01:02 ID:X3oxlF8g
その頃レオンチームは、
「ぎゃあああああ!!」
ルルの攻撃を避けていた。
「ちい!相手が敵じゃなくてルルだと手が出せねえ!!」
そうデストロイヤーが言いエミが、
「でもこのままじゃあ私達ももたないよ。」
そう笑みが言うと、
「おいおい誰も倒せ何ていってないだろ?こういう場合は・・・女の子だから少し可哀想だが気絶させるしかないな。」
そうレオンが言うと剣を引き抜きいた。
「うわわわわわわ!!」
ルルがレオンに突進してくる。
「デストロイヤー!ルルは俺が何とかするからお前は黒魔術でルルの動きを止めろ!エミはルルを気絶させたら回復魔術をを掛けてくれ!!」
そうレオンが言うと二人は術の詠唱に掛かった。
「ぎゃああああああ!!」
またルルが突進してくるレオンは避けそこへ、
「闇よ!敵の動きを縛れ!シャドウロープ!!」
デストロイヤーが言うと地面から漆黒の闇が現れルルの動きを縛、
「ルルすまねえな・・・たあ!!」
レオンはルルの首筋をうった。
「うっ・・・。」
ルルは気を失い倒れた。
「・・・ヒール!」
エミが言うとルルの体が青緑の光に包まれた。
「・・・多分大丈夫だろ。」
レオンが言う。
「でも何でだ?どうしてルルが?」
そうデストロイヤーが言うと、
「聞いた事がある、昔ここは死刑場だったらしいのそれで今も昔処刑された人の魂が人に乗り移ったりするって。」
そうエミが言った。
「じゃあルルが起きたらまた暴れだすんじゃあないか?」
デストロイヤーがさらに聞くと、
「ううん、気絶させたり強い衝撃を与えると治るって誰か言ってた。」
「だとすると早くスララーとルーキングに合流しないとやばいな。」
そうレオンが言うと、
「じゃあ行くか・・・っと誰かルル運ばないと。」
そうデストロイヤーが言うと、
「じゃあお前頼む。」
そうレオンが言う。
「俺がか?・・・しゃあねえな前衛のレオンが駄目だと意味ねえからな。」
そうデストロイヤーが言うとルルをおぶった。
「行くぞ。」
そうレオンが言うと三人は小走りで奥に進んで行った。

21レオン:2006/09/21(木) 17:01:37 ID:X3oxlF8g
その頃、スララーは…
「あっちに行こう。」
スララーは北の道に行った。
「…あれ、入り口の所に戻って来ちゃった。あ、あっちに行こう。」
スララーは、左の道に進んでいった。
「ふぅ〜、一人だと戦うのが辛いよ…。」
スララーが言った。
進んで行くと、道が三つに分かれた。
「う〜ん…どの道に行こうかな?」
と、スララーが言った。
「右の道に行こうっと。」
スララーはそう言い、右の道へ行った。
そして、広い所に出た。
「…魔物もいないみたい、よかった。」
だが、スララーが歩こうとしたとき、
「…うわっ!!」

そのとき、レオン達は…。
「うぅ〜…あ。」
ルルが起きた。
「あ、ルルが起きたみたい。」
と、エミが言った。
「ふぅ…起きたんだな。」
と、デストロイヤーが言った。
「うん、そだけど…あ、私、ルーキングとスララーと一緒に右の道に行ったんじゃ…。」
ルルが言った。
「レオンー、ルルが起きた。」
エミがそう言うと、
「よし、歩けるか?」
レオンが、ルルに訊いた。
「うん、歩けるよ。」
ルルが言った。
「じゃあ、下ろすぞ。」
と、デストロイヤーが言うと、ルルを下ろした。
「ありがとう…。」
ルルが言った。
「う、うん。」
エミもそう言った。
「早く、スララーとルーキングとも合流しないとな。」


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