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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
1
:
tun
:2011/08/11(木) 01:48:49 ID:???
プロバイダー規制や本スレの空気などでSSを投下できない人が、
本スレの代わりにこっちでSSを投下するスレ。
sageるとIDが???になるので恥ずかしい人にはお勧め。
713
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2012/12/31(月) 02:21:54 ID:585bA45A
「ちなーっ!!」 ドアバーン‼‼‼
『っ……!?』 ビクッ‼
「助けてくれ!!」
『……は?』
「お前の事が好き過ぎてヤバい!!」
『でも……私たち兄妹なのに……』 モジモジ
「そんなのカンケーないさ!」
『そうね!』
「いざ行かん!」
『私達の、輝ける未来へ!』
【完】ババーン‼
714
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2012/12/31(月) 02:22:50 ID:???
〜〜
チュンチュン
『…………』 ボー…
『(…………我ながら……なんつー頭の悪い夢を……)』
『…………』
《「好き過ぎてヤバい!!」》
『……ぁぅ……///』
『…………』
『(……まぁ……あり得ないけどね……)』
『…………はぁ……」
ドタドタドタドタ
715
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2012/12/31(月) 02:24:09 ID:585bA45A
「ちなーっ!!」 ドアバーン‼‼‼
『っ……!?』 ビクッ‼
『(……こ、このシチュエーションは……!……まさか……まさかっ……!?)』
「助けてくれ!」
『……!(き……きたっ……!?)』
「ワイシャツのボタンが取れた!」
『…………』
716
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2012/12/31(月) 02:24:50 ID:585bA45A
「やべえよただでさえ寝坊で遅刻必至なのに!」 アワワワワワワワ
『…………はぁ……』
「な、なんだよそのため息は!?しょうがないだろ!不器用なんだよ俺は!」
『……もう……わかったから……うるさい……黙れ……』
「頼むよちなみ!お前だけが頼りなんだよ!」
『……わかったから……直すから……そのみっともない寝癖を……直してこい……』
「おっけぇい!宜しく頼む!」 ドタドタドタドタドタ
『……はいはい…………はぁ……』
717
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2012/12/31(月) 02:26:34 ID:585bA45A
『……一人で妄想して……ばかみたい……はぁ……』
『…………』 チクチクチクチク
「ちな!直せたか!?」 ドタドタドタドタ
『……ほれ……もってけ……』
「よっしゃー!ありがとうちなみ!愛してる!」 ギュッ‼
『…………………………キモい……手ぇにぎんな……』 ペシッ
「おっとすまん!じゃあいってきまーす!」 ドタドタドタドタドタ
『……いってこい……社畜様……』 バイバイ
718
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2012/12/31(月) 02:26:55 ID:585bA45A
『…………』
『…………』 ペロッ
『…………』
『(…………流石に……手の味は……残ってないか……)』
『…………』
『…………あほくさ……もっかい寝よ……』 ゴロン
『…………』
『…………へへ……』 ギュッ
719
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2012/12/31(月) 02:27:16 ID:585bA45A
おわり
湧いたので出しただけ
720
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/01/01(火) 21:52:13 ID:0UgYNl0I
規制のせいでこっちに貼るけどくやしいからVIPにまた貼ったるわこんちくしょー
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2688.jpg
>>719
ちなみんの「へへ…」とか反則だろGJ!
721
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:30:36 ID:R/eaTdMY
「ちなみは、俺のこと嫌いなのか?」
『……当然……タカシのような木偶の坊を好きになる奴なんか……地球人類には存在していない』
「本当か?」
『…………しつこい……なんでそんなこと聞くの』
「いや……実は俺、今度、結婚するんだ」
『…………ぇ……』
「親が良い加減に身を固めろって……お見合いでさ、相手も結構良い人だったし、向こうも俺のこと気に入ってくれたみたいでさ」
『……ちょ、ちょっと……』
「本当はちなのこと、まだ諦め切れてなかったんだけど……今ので決心がついたよ」
『……ぁ、ち、ちがっ……』
722
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:31:09 ID:R/eaTdMY
「じゃあな、ちなみ。俺みたいな木偶の坊より、ちゃんとお前のこと幸せにしてくれる奴を捕まえろよ」
『ぁ……ぁ、まっ……!』
ガバッ‼
『っ……て…………?』
チュンチュン
『…………』 キョロ…
『…………』 キョロ
『……また夢オチか…………』 ハァ…
「なにが?」
『ひぅっ……!?』 ビクゥッ‼
723
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:31:38 ID:???
「おはようちなみ。あけおめ〜」
『…………不法侵入……通報した』
「まだ寝ぼけてんのか?ほら、そろそろ準備した方がいいぞ」
『…………なんの……?』
「忘れたのか?今日初詣一緒にいくからって昨夜俺のこと強引に引き止めたじゃんかよ」
『…………そんなことしてない……タカシが……泊めなければ犯すと脅してきたから仕方なく……』
「はいはい。ほれ、ちゃっちゃと支度しろよ」
『……ぅぃ』
724
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:31:58 ID:R/eaTdMY
〜〜
「流石に外はさみーなー」
『……早く帰りたい』
「まだ神社に着いたばっかじゃん」
『……人混み嫌い』
「ちなは昔からそうだよな。あ、おみくじだって。やってくか?」
『……お参りが先』
「ん、そうだな。じゃあ、この五円玉をっと……」 チャリン
『……お賽銭ケチると……寄るご縁も寄り付かない』
「そういうもんか?」
『……知らない』
725
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:32:53 ID:R/eaTdMY
「」 ペコリ、ベコリ
『』 ペコリ、ベコリ
「」 パン、パン
『』 パン、パン
「…………(今年も楽しく仲良く暮らせますように)」
『…………(今年こそ素直になれますように)』 ムー
「…………」
『…………(あと今年こそこのバカの鈍感が治りますように)』 ムムー
「…………」
『…………(それから初夢が正夢になりませんように)』 ムムムゥー
「…………(なにをそんなに一所懸命祈ってるんだ……?)」
726
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:33:13 ID:R/eaTdMY
〜〜
ジャラジャラ
「末吉か……しかも大したこと書いてねーな……ちなは何だった?」
『…………凶』
「うわ、ドンマイ。なんて書いてあった?」
『…………』
「……ちな?」
『…………相愛の仲でもつまらない嘘で別離することもあり……素直になることが肝要……』
「ふーん……ま、縁起も悪いし、結んでいくか?」
『……うん』
727
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:33:42 ID:R/eaTdMY
〜〜
「はー、甘酒うめぇな」
『……ん』 チビチビ
「そう言えばさっき、やたら真剣にお祈りしてたけど、何をそんなに頑張ってたんだ?」
『…………別に……なんでもない』
「……ふーん」
『…………』 ハッ
《素直になることが肝要》
『…………初夢……』
「へ?」
『……初夢が……本当にならないようにって……お祈りしてた』
728
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:34:04 ID:R/eaTdMY
「へぇ、どんな夢だったんだ?」
『…………』
『……大事な人が……どこかに行っちゃう……夢……私を置いて…………でも、それは私のせいなの……本当は大好きなのに……私はいっつも素直じゃなくて…………だから……』
「……そう、か……」
『……うん』
「…………」
『…………』
「羨ましいな、そいつ」
『…………は?』
729
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:34:37 ID:???
「つまりちなは、そいつにはどっかにいかないで、ずっと自分のそばにいて欲しいんだろ?」
『…………』
「だから、ちなにそんなに想われて、すげぇ羨ましいなって」
『…………はぁ……』
「え?な、なんか間違ってたか?」
『……もういい……ばか』
「なんだよ……ちなが言ってんのはそういうことだろ?」
『……そうだけど……そうじゃない……』
「……どういうことだ?」
『…………タカシ』
730
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:34:59 ID:R/eaTdMY
「ん?」
『…………目、瞑って』
「ん、こうか?」
『……うん……そのまま、ね……』
「?おう」
『…………』 ドキドキ
「…………?」
『…………ぇぃっ……』 ギュッ
「ぅおっ!?な、なんでいきなり手ェにぎんだよ?」
『……うるさい……まだ、目開けちゃダメだから……』
731
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:35:29 ID:R/eaTdMY
「わ、わかった……」
『ん…………タカシ……』
「お、おう?」
『……ん、その…………私のコト……おいていかないで……ね?』 ポソッ
「えっ……」
『…………なーんちって』 パッ
「え?」
『……ばーか……鼻の下伸びてんぞー』
「なっ……の、伸びてねぇよ!」
『……えへっ……ばーか♡』
732
:
初夢
:2013/01/08(火) 02:36:27 ID:R/eaTdMY
おわり
ちなみに初夢は1月2日と1月3日のあいだに見る夢のことを言うらしいですよ
733
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/01/08(火) 16:55:30 ID:???
おおおおおおおおおおお
734
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/01/09(水) 01:02:50 ID:???
悪夢を見て不安になっちゃって素直になるツンデレってホント可愛いよね
735
:
後輩と罰ゲーム
:2013/02/12(火) 01:20:36 ID:kNRu27YA
『ふふふ……ふははは……あははははははははは!!』
「…………」
『やった! やってやりました! ようやく先輩に勝ちましたぁー!!』 ヒャホー‼
「くっ……まさかこの俺がぷよぷよで負けるとはっ……!」 ガクッ
『ふふふ……その油断が運の尽きですよ先輩!』
「くぅっ……! あのお邪魔プヨさえ……!あれさえなければ……21連鎖を達成できたのにっ……!」
『しかし負けは負け……約束、もちろん覚えてますよね?』
「ああ……負けたら今日一日、なんでもいうことを聞いてやる……だったな」
『そうです……ではまず……めをつぶってください』
「くっ……わ、分かった……」
『ふふ……さーて……なにをしてやりましょうかねぇ……』
「好きにしろ……覚悟は出来てる」
『……今の言葉……忘れませんよ』
「ああ……男に二言は無い」
736
:
後輩と罰ゲーム
:2013/02/12(火) 01:22:06 ID:kNRu27YA
『…………』
「(後輩は一体俺になにをするつもりなんだ……さっきからずっと黙ってるし……それが逆に不気味でもある……)」
『(キッ、キタキタキタキター!!こっ、コレは!友ちゃんに言われた作戦を実行するチャンス!)』 ドキドキドキドキ
『(目は閉じてもらった……! あ、後は勢いでっ……ちゅ、ちゅちゅっ……ちゅーを!)』 ドキドキドキドキ
「お、おい……」
『はひっ!?』 ビクッ
「まだか……?なんかするなら、早くしてくれ……」
『ううううるさいですねっ! は、敗者が指図するなんて百万年早いですっ!』
「くっ、わ、わかったよ……」
『(ぅう……し、心臓が……!でもダメ!今ここで怖気付いたら、こんなチャンス次にいつ巡ってくるかわからないんだから……!)』 ドキドキドキドキ
『い……いきますっ!』
「お、おう……!?」
『(いけ、私!行くのよ!ぶちゅっと!)』 ドキドキドキドキ
「(なにやらタダならぬ気配を感じる……?)」
『ぇ……えいっ!』
「!?」
737
:
後輩と罰ゲーム
:2013/02/12(火) 01:22:35 ID:kNRu27YA
ぎゅっ
『…………』
「…………?」
『…………』
「……?おい、椎水……?」
『(ダメ……手を握るのが精一杯で……ちゅーなんかとても……/////)』
「お、おい……目ぇ開けるぞ……?」
『えっ!? あっ、だ、ダメです!!/////』 バッ
「え……?」
『み、見ないでください!! 私今すごい顔してますから!!/////』
「わ、悪い……もう目ぇ開けちまった、けど……な、なんでそんなに顔赤いんだ……?」
『ばっ……! だ、だから見ないでって言ったじゃないですかぁ!/////』
「いや……うん……」
『ぅう……/////』
「…………」
738
:
後輩と罰ゲーム
:2013/02/12(火) 01:23:03 ID:kNRu27YA
がばっ
『ひぁっ!?』
「…………」 ギュゥ
『あああああのあのあのせ、先輩ぃっ!?///////』
『(ぎゅってされてる先輩にぎゅって先輩の匂いが顔が私の顔のすぐ横にあってほっぺたがががががぁっ///////)』
「……いや……ごめん。こうでもいしないと……襲っちまいそうで……」
『は、はぇえっ!?/////』
「ちょっとこのままで……」 ギュ…
『はっ……はひ……///////』
「…………」
『…………///////』
「…………」
『……ん/////』 キュッ
『(幸せ……♡)』
739
:
後輩と罰ゲーム
:2013/02/12(火) 01:23:35 ID:kNRu27YA
おわり
初心な後輩は愛でるもの
740
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/13(水) 02:37:41 ID:???
なんて可愛いんだ……
GJ!!
741
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/14(木) 06:04:44 ID:???
100%ご褒美じゃねーかwww
GJ!!
742
:
2月13日
:2013/02/15(金) 03:15:23 ID:1dXFnXow
「ただいまーっと……お?」
『ん、おかえり』
「なに作ってんの?」
『見ればわかるでしょ?』
「いや……まあ……チョコだろ?」
『ん』
「…………」
『…………』
「……渡す相手でもいんの?」
『ん?……うん』
「……ふーん」
『気になる?』
「べっつに」
『…………』
「…………」
『……お兄こそ』
「あん?」
『貰えるアテはあるの?』
「さあ?」
『……なにそれ』
「……あるって言ったら、どうなんの?」
『…………別に?』
「なんだそれ」
『うるさい』
743
:
2月13日
:2013/02/15(金) 03:17:22 ID:1dXFnXow
「…………」
『…………』
「…………」
『……お兄』
「ん?」
『味見……する?』
「えっ?」
『…………』
「ん……す、る。うん、する」
『…………ん』 スッ
「……は?」
『味見、するんでしょ?』
「するとは言ったけど……」
『いちいちスプーン使うのもったいないし』
「いやだからって……」
『……なに?』
「お前の指ごと……チョコ舐めろって言うのか?」
『……うん』
「…………」
『…………嫌?』
「いやっ……じゃ、ない……けど…………別に……」
『じゃあ、ほら』 ズイッ
「……わ、わかったから」
『…………』
「…………い、いくぞ?」
『ん……』
「ぁむっ……」 パクッ
『んっ……』 ビク
744
:
2月13日
:2013/02/15(金) 03:26:41 ID:1dXFnXow
「んむっ…………ん」 チュポ
『…………ど、どう?』
「ん……う、美味い」
『そ、そう』
「お、おう」
『へへっ……』 テレッ
「…………」
『…………』
「…………」
『…………うるさい』
「別に何も言ってねーだろ」
『……照れてないし』
「はいはい」
『…………』
「……なんだよ」
『……あたしも味見したい』
「……? すれば?」
『…………させてよ』
「……は?」
『味見、させてよ』
「は……はぁ!?」
『ほら、早く』
「いやっ……!……いや……おう」
『ん』
745
:
2月13日
:2013/02/15(金) 03:36:56 ID:???
「じゃ、じゃあ……ほれ」
『うん……い、いただきます』
「……おう」
『はむっ……ンチュっ……』
「っ……!」 ゾクゾクッ
『ん……はぁっ……』 チュポ
「っ…………どっ、どうよ」
『ん…………熱い』
「あ……ま、まぁ、溶かしたチョコだしな」
『そっ、そうじゃなくて……』
「え?」
『…………なんでもない』
「……?」
『…………』
「…………」
『…………』
746
:
2月13日
:2013/02/15(金) 03:37:24 ID:1dXFnXow
「お、俺もう部屋いくわ」 クルッ
『……ん』
「…………」 スタスタ
『…………お兄っ』
「ん?」 クル
『ど……どっかにチョコついてない?』
「? 口の端しについてるけど?」
『ふ、ふーん……そ、そう』
「? おう」
『い、いやー……あの、さっ』
「……なんだよ?」
『…………あ……』
「あ?」
『……味見…………するっ?』
「なっ……!?」
747
:
2月13日
:2013/02/15(金) 03:37:57 ID:1dXFnXow
『ほ、ほら。キッチンだから鏡もないし、手とかで拭っても綺麗になるとは限らないし……だから、綺麗にするついでに……ね?』
「いやっ……バカおまっ……!」
『…………』
「…………」
『…………ねっ?』
「で、できるかバカッ!」 クルッ
『あっ……』
ダダダダダダッ…ガチャッ、バタンッ
『…………はぁ……』
『…………』
『…………ん……』 ペロッ
『(お兄の口と指……熱かったなぁ……)』
748
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/15(金) 03:40:25 ID:???
こ、これは確実に進んでいる…!!
749
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/16(土) 02:16:39 ID:???
ぬおおお妹かわええええええGJ!!
このシリーズ大好きだぜえ
750
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/16(土) 09:40:54 ID:???
そろそろ妹が引き返せない所まで来ているな……
次も期待するぜ
751
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 11:51:17 ID:XTdEC8T.
ほのぼの
>>602
『はぁ…………やってしまった……』
『(今日の放課後先輩のお家にお邪魔させてもらえることになって……)』
『(先輩がお手洗いにたった隙に部屋中物色して……)』
『(ついに見つけた……その、え、エロ本を……)』
『…………持って帰ってきちゃった……』
『…………』
『…………』 ゴクリ
『(……取り敢えず見てみるか……)』 ペラ
『…………』 ペラ
『……うわ、凄い格好……』 ペラ
『…………先輩、こう言うのが好きなの……?』 ペラ
『う、うわぁ……コレが……ぱ、パイズリ……』
『…………』 モニモニ
『(……無理だな)』
『…………』 ペラ
752
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 11:52:31 ID:XTdEC8T.
『…………』 ペラ
『(……ていうかこの……コレ……大きすぎない?)』
『(……このぐらい?)』
『…………』
『(……こんなん入らんだろ)』
『(だって……これ、ほら……おへそのちょっと下ぐらいまで……)』 サスサス
『…………』
『(……先輩のも……こんな……だったら…………私ヤバイかも……裂けちゃう……?)』 スリスリ
『ってナニ想像してんの私っ!?』 ブンブン
『(でも……もし先輩と、その……するときになったら……)』 ドキ…
『(ギュッてしてもらって……それから、胸とか揉まれたり……)』 ドキドキ
『(そんで……な、舐めてあげたり……舐めてもらったり……するんだよね……)』 ドキドキ
『(そしたら……ココに……先輩の……硬くて、熱いのを…………)』 ソッ…
753
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 11:53:10 ID:XTdEC8T.
『んっ……!?』 ビクッ
『はっ……はぁっ……(わ……私……ぬ、濡れて……!?)』
『ん……ふっ……』 ピクッ、ビク
『ぁ……せ……ん…………ふぁっ……』 ピクピク
『せん、ぱ……! 先輩……っ! せ、せんぱっ……ぃ!』 ビク、ビクッ
『ぁっ……! あっ……! 先輩ぃっ……!』
『(ぃっ……き、そ……!)』
『ぁあっ……!せんぱ「prrrrrrrrrrrr」っ!?』
『ひゃ、ひゃいっ!?もひもひ!?』
「お、おうっ!?し、椎水か?」
『せせせせ先輩!?ななななん、なんのご用でしょうか!?』
「あ、いや別に……用って程じゃなくて……」
754
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 11:54:29 ID:XTdEC8T.
『な、なんですかそれ……(おかげでこっちは寸止めで……)』
「いやー……ほ、ほら。椎水さ、いつもなら、一緒に遊んだ後とか、メールとか電話とかくれるじゃん?」
『え……?』 ドキ…
「それが今日は無いから……その、なんか怒らせちゃったかな〜、とか……なんか、事故にあったりとかしてないかなって……」
『っ…………!?(や、やばっ……!?)』 ゾクッ
「だ、だからさ……えーっと、その……」
『(だ、ダメ!今はダメ!電話の向こうには先輩がっ……!……ぁ…………でも……これ……先輩が耳元で囁いてるみたいでっ……!)』 ゾクゾクゾクッ
「椎水のことが心配で……さ」
『んんっ!?』 ビクンッ!
「ん……あれ?椎水?」
『ぁっ……!はっ……!(ヤバっ……とまんな、ぃっ……!)』 ビクビクッ、ビクンッ!
「お、おい?なんか苦しそうじゃないか?」
『ふぅっ……! ぁっ……! んぁっ……!? ふ……ぅ……っ!(せ、先輩の声だけで……イっちゃ……て、ぅ……!?)』 ビクンッ、ビクッ!
「だ、大丈夫なのか?おい?」
755
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 11:55:19 ID:XTdEC8T.
『ぁ……は……はぁっ……ふぅ……は、ぁ……』 ビク…ビクッ……ピク…
「おーい?椎水、返事しろー」
『はぁ……せ、先輩……』
「ん?なんだ?大丈夫なのか?」
『そ、その……凄く……良かったです……』 トロン…
「え、な、なにが?」
『い、いえ……なんでもないです……』
「大丈夫か? てかもう家には着いたのか?」
『はい……大丈夫です……』
「そ、そか。そんならイイけどさ」
『はい……(先輩……優しい……嬉しい……好き……大好き……大好きですっ……!)』
「あー、っと……長電話もアレだし……そ、そろそろ切るぞ」
『は、はい…………ぁ……先輩……?』
「ん、な、なに?」
『あの……な、名前……』
「え?」
『その…………名前……呼んでくれませんか?』
「え……お……し、椎水の……?」
『ぁ…………い、いえっ……! べ、別にやっぱり……!』
「お、おう……?」
『は、はい……』
「えーっと……そんじゃあ……もう切るぞ?」
『……はい』
「…………」
『…………? ……先輩……?』
「あー……っと………………か、かなみ……?」
756
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 11:56:32 ID:XTdEC8T.
『ぁっ』
「じゃ、お、おやすみっ」 ブツッ、ツー、ツー…
『…………』
『…………』
『…………えへ』 ニヘ
『えへへぇ……ぅへへへへへへ!』 フトンダーイブ!
『ぅー! ふふふふふふふっ♪』 ゴロゴロゴロゴロ
『んふふふふふふっ……ふふへへへへへへへぇ♪』 ギュー! ギュー!
『キャー! きゃっほーい!』 ドッタンバッタン
「ちょっと!お姉ちゃんうるさい!」 ガチャッ!
『あ、ちなみ聞いて聞いてー!』
「うるさい!今何時だと思ってんの!」
『先輩が……先輩が私のこと…………えへへへへへへぇ♪』 タハー♪
「なんなのもう……」
『ちょっとちな!私のことかなみって読んでみて!早く早く!』
「はいはい……かなみ?」
『なぁに? タ・カ・シ♡ ……なんつって!なんつって!! ヒャー!!』
「あーもうわかったわかった! わかったから取り敢えずもうちょっと静かにしてよね!」 バタンッ!
『はーい♪ ……うふふ♪ うふふ♪』
『はー……先輩……♡』
「はぁ……椎水の声だけでイくとか……俺って…………はぁ……」 ズーン…
757
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 11:56:59 ID:XTdEC8T.
おわり
なんかいろいろアレなんでこっちに
758
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/18(月) 17:04:18 ID:???
おっきっき
759
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/02/19(火) 23:33:24 ID:???
妄想がピンク色過ぎるwwwwwww
つか男こっそり抜いてんなwwwwww
760
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/03/29(金) 01:35:44 ID:???
突発的に沸いた。
つ・エスパー能力を手に入れたツンデレ
つ・男限定でテレポートさせる能力を手に入れたツンデレ
つ・男のことを考えるとその場で男を召喚してしまう能力を手に入れたツンデレ
761
:
3月14日、ポッキーは口の端で咥えるもの
:2013/03/29(金) 03:40:45 ID:???
<コンコン
「…………」 カタカタ
『……入るよー』 ガチャ
「ん……」 カタカタ
『…………』 ポスッ
「……うーん……」 カタカタ
『…………』 ゴロン
「…………」 カタカタ
『……なにしてんの?』
「……レポート」 カタカタ
『ふーん』
「…………んー……」 カタカタ
『…………』 ゴロゴロ
「……あー…………ん……?」 カタカタ
『…………』 ゴロゴロ
「…………」 カタカタ
『…………お兄ー』 ガサゴソ
「……なに」 カタカタ
『ポッキー食べる?』
「…………いらね」 カタカタ
『そ』
「…………」 カタカタ
『…………』 ポリポリ
「…………んー……」 カタカタ
『…………』 ポリポリ
762
:
3月14日、ポッキーは口の端で咥えるもの
:2013/03/29(金) 03:41:33 ID:ClywwdqQ
「…………」 カタカタ
『…………』 トテトテ
「…………」 カタカタ
『ん』
「あ?」 カタ…
『あげる、ポッキー』
「いらねーって……」
『食べさせてあげるから。そのままキーボード打ってなよ』
「あー……はぁ……んじゃくれ」
『ん』
「ん」 ポリポリ、カタカタ
『…………』
「…………」 ポリポリ、カタカタ
『…………』
「…………」 ポリポリ、カタカタ
『……なんか……餌付けしてるみたい』
「んー……」 ポリポリ、カタカタ
『(……聞いてねぇなこいつ)』
「…………」 ポリポリ、カタカタ
『…………』
「…………」 ポリポリ、カタカタ
『…………』
763
:
3月14日、ポッキーは口の端で咥えるもの
:2013/03/29(金) 03:42:42 ID:ClywwdqQ
「…………」 カタカタ
『!』 ティーン!
「…………」 カタカタ
『』パク、スッ
「……ん……」 パク
『(……咥えた……!)』
「…………」 ポリポリ、カタカタ
『(もうちょい……)』 ポリポリ
「…………」 ポリポリ、カタカタ
『(あと1センチ……)』 ポリポリ
「……ん?」 ポリ…
『(やべ、気づかれた)』
「……なにしてんの」
『……別に』
「……顔赤いぞ」
『…………別に?』
「…………あっそ」
『……ふんっ』 スタスタ
764
:
3月14日、ポッキーは口の端で咥えるもの
:2013/03/29(金) 03:43:06 ID:ClywwdqQ
「…………」
『…………』 ガチャ
「おい」
『……なに』
「ほれ」 グイ
『……なにこれ。くれんの?』
「おう」
『なんで?』
「…………ホワイトデーですけど?」
『あ』
「忘れてんなよ……お前が言ったんだぞ。『ホワイトデーは手作りクッキー』って……」
『…………』
「……なんかいえ」
『…………本当に作ったん』
「……おう」
『……だからここ最近顔合わせなかったん』
「…………おう」
『…………』 ジー
「……なんだよ」
『…………』 ポリポリ
「(……なんかポッキー食い始めた)」
『これで半分』 チュポ
「……?」
『……あげる』 グイ
「は?」
『いいから』 グイグイ
「な、なんだよ……」
『いいからあげる!』 パッ、ガチャッ
バタン!
「…………」
「…………」 パク
「…………」 ポリポリ
「……ある意味……ポッキーゲーム成功だわな」 ポリポリ
765
:
3月14日、ポッキーは口の端で咥えるもの
:2013/03/29(金) 03:45:05 ID:ClywwdqQ
おわり
ポッキーゲームのシチュはかなり萌える
766
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/03/30(土) 09:34:04 ID:???
>>764
やはりこのシリーズは良い
非常に2828する
767
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/03/30(土) 17:11:12 ID:???
何かドキドキしちゃった
GJ!!
768
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:33:56 ID:Rbe6cDaw
『ねぇ』
「んー?」
『嫌い』
「……は?」
『お兄なんか大っきらーい』
「…………」
『…………』
「……だからなんだよ」
『……別に?』
「…………はぁ」
『…………』
「……部屋戻るわ」
『あっそ』
<バタン
『…………』
『……気づいてないかー』
『ま、そんなに暇でもないよねー』
<ガチャ
「…………おい」
『ん?』
「……俺もお前なんか大嫌いだよ。バーカ」
『…………』
「…………」
769
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:34:28 ID:???
<バタン
『…………』
『…………』
『…………ぅ』 ポロ
『っ……ぅ……、……っく……』 ポロポロ
『ぅっ……ぁ……ふっ……グスッ……』 ポロポロ
『っ……ッグス……ふ……ぁ……ふぇ……』 ポロポロ
『ふぁ……ぁ、ぅぁ……ぅぅぅうううぅぅ……』 グスグス
<ガチャ
「ぅおっ……!?」
『っ!?』 ビク
「ちょっ……」
『ば、やだ、グスッ、こっち……ぅっ、く……くんなっ……!』 グスグス
「いやあの……」
『やめっ……てって、ばかっ……!こっち……グズッ……みんっ、なぁ……!』 グスグス
「だ、だからさ」
『なんっ……!グズッ……こっちくんなよぉ……!』 グスグス
770
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:35:00 ID:Rbe6cDaw
「いや、あの……う、うそ……なんだけど……」
『グスッ……、………………は?』 グスッ
「いやだから……さっきの……嫌いっての……嘘なんだけど……」
『…………』
「い、いやお前が嘘つくから……今日、エイプリルフールだし……ちょっとし返しっつーか……」
『…………』
「そんな……つもりで…………ハイ」
『…………』
「…………」
『…………バカじゃん?』
「……えーっと……」
『バカじゃん?』
「……はい」
『はぁぁあぁぁああぁぁぁぁぁ……』 ボフッ
「いや元はと言えば」
『お兄』
「……はい」
『……あたしのこときらい?』
「……いいえ」
『……あたしのこと……、…………』
「…………」
『…………』
「…………」
『……もっとこっちよって』
「は?」
771
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:35:40 ID:Rbe6cDaw
『耳もっとこっち寄せてって』
「……なんでよ」
『なんか……大声で聞くことじゃないじゃん』
「お前が突っ伏してないで起きればいいじゃん」
『いいから』
「……はいはい」 スッ
『…………もっと』
「はいはい」 グー
『もぉっとぉー』
「あーはいはい」 ググッ
『ん』
「はいそれで?」
『…………そのまま答えてね』
「はいはい……」
『…………』
「…………」
『……あたしのこと………………スキ?』 ポショポショ
「あー……まあはい」
『ダメちゃんと』 ガシッ
「ちゃんとって……」
『どうなの?嫌いなの?』
「だから違うって……」
『じゃあなに?』
「あーだからぁ……」
『……だから?』
「…………好きだって」
『…………』
「…………」
『……ンふっ♪』
「なんだy」
772
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:36:23 ID:Rbe6cDaw
ちゅ
773
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:36:53 ID:Rbe6cDaw
「…………」
『』 パッ
「…………」
『』 タタタッ
<ガチャ、バタン
「…………」
<ガチャ
「」 ビク
『あたしのも嘘だからっ!!』
<バタン!
「…………」
「…………」 ピト
「…………」
「やっべ俺も顔あっつい……」
774
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:38:15 ID:Rbe6cDaw
終わり
つーわけで今更四月馬鹿ネタ
妹がキスしたのはほっぺでも唇でもないです嘘だけどね
775
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 01:58:11 ID:???
おいおいニヤニヤしすぎて顔が戻らないぞどうしてくれる
776
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/12(金) 18:45:39 ID:???
あああああ、勘違いして泣いちゃう妹かわいいいい!!
GJ!!
777
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/18(木) 00:55:32 ID:Rbe6cDaw
「お嬢ぉぉおおおおおおおお!!!」
『喧しいですわよこのバカシ!!』
「うっひょぉお嬢だお嬢だー」 ヒョイ
『きゃあ!? ぃいきなり何をするんですのこの痴れ者!!///』
「ぅぇへぇへぇへへぇ……お嬢はちっちゃくて軽くて天使だなぁ」 プーラプーラ
『ち、ちっちゃいって言うな!あとプラプラするのをやめなさいっ!』 ジタバタ
「ぐへへぇ、おじちゃんは怖くないよお菓子あげるから一緒にお家に行こうネェ〜?」
『やっ!! はなしなさい〜っ!!』 ペチペチ
「うふふふぇ……お嬢のちっこい掌が俺の頭をぺちぺちするぅ……」 ウットリ
『こ、この変質者!!つ、通報しますわよ!』 ガクブル
「…………」 ストン
『……え?』 キョトン
「通報だなんて……ごめん、お嬢……そんなに嫌がってたなんて……俺、知らなかったよ……」
『えっ……え?』 オロオロ
「もう二度としないし、金輪際話しかけないよ……今まで嫌な思いさせて……ごめん」
『あっ、あの……』
「じゃあな……今まで、ありがと」 スッ
『あのっ!』 ギュッ
「え?」
『え、えと……その……』 モジモジ
「ああ……そうだね……逮捕されるまでが通報だもんね……」
『ち、違います!その……ぁぅ……』
「…………」
『だ、だからそのぉ……お、お菓子!』
「お菓子?」
『わ、私が満足できるような美味しいお菓子を用意していただけると言うのなら、まぁその……何と言うか……お家にお邪魔して……お、お邪魔して差し上げても宜しくてよ!?』
「ぉ……おぉ……」
『あ、貴方がどーしてもっ!どぉ〜しても!!と言うなら!!ですわ!!』
「うんうん」 ナデナデ
『こ、こら!勝手に頭を撫でるんじゃありません!!』 プリプリ
「おっと」
『ふん!』
「…………」
『…………むぅ』
「?」
『だ、誰が止めてイイといいましたのっ?』
「はいはい」 ニヤニヤ
『……ふんっ/////』
778
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/18(木) 00:55:55 ID:Rbe6cDaw
終わり
なんかあふれるパトスを隠しきれなかった
779
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/18(木) 00:57:18 ID:Rbe6cDaw
一週間近く経つのにID変わってない……だと……?
780
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/18(木) 03:12:10 ID:???
したらばはID変わらないよん
781
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/22(月) 03:15:41 ID:???
友「えへへー、やまだぁ♪」すりすり
山「と、友ちゃん、そんなにくっつかれるとやりにくいよ」
友「…私とくっつくの…嫌なの…?」
山「そ、そんなことないよ!だけどさ、部室に誰か入ってきたらまずいんじゃ…」
友「誰も入ってこないから大丈夫よ!」
山「そ、そうかなぁ…」
友「そうよ。だから大人しくすりすりされなさい」
山「うーん…」
友「うにゃー♪」むぎゅっ
山「うわ、と、友ちゃん…(柔らかいのが当たってる…)」
友「んー…」すりすり
山「参ったなぁ…」テレテレ
ガチャ
タ「おいーっす」
か「校内新聞に使う写真持ってき…」
友「…」
山「…」
タ「お、お邪魔だったかな…?」
か「…みたいね。写真は置いてさっさと行きましょ。話は後日ゆーっくり聞かせてもらうってことで」
タ「それじゃお二人さん…仲良くやれよ?w」
バタン
友「…」
山「…と、友ちゃ」
友「もー、ばかばか!!全部山田のせいだからね!!」ぽかぽか
山「いてて!!そ、そんなひどいよ!!」
友「これからどうすんのよ!!タカシくんにもかなみにもバレちゃったじゃないの!!」ぽかぽか
山「だからさっき言ったんだよー!」
友「うぅ…もぉ最悪…」
山「もうバレちゃったんだし、毒を食らわばってことで外でもイチャつけば…ぶげっ」
友「そんなことするわけないでしょ!!外でなんて…は、恥ずかしくて…死んじゃう…」
782
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/23(火) 01:34:19 ID:???
俺が死んじゃう
783
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/04/28(日) 13:27:18 ID:D54wChMw
大規模規制に巻き込まれたツンデレスレ民は多いのだろうか
こっちが盛んになるならそれはそれで嬉しいが
784
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 15:56:18 ID:1dXFnXow
久々の長文投下です
12レス頂きます
785
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 15:57:33 ID:1dXFnXow
雨。
この秋から冬に移る時分には、よく雨が降る。
雨の音は、それほど嫌いじゃない。
だが、雨戸を閉めなければ、流石にこの雨では家中が水浸しになりかねない。
俺の住まう古びた日本家屋は、田舎の村を更に外れ、辺鄙なところに建っている。
一族の初代が相当な変わり者だったらしく、こんなところにデカイ家をおっ建てたそうだ。
俺はそんな変人の血を引く末裔。
敢えて云えば、一族の最後の生き残りだ。
このデカイ家に一人は大き過ぎる、が。
この家に暮らすのは、人間だけでは無い。
「纏」
急に降ってきた雨を凌ぐため、家中の雨戸を閉めて回っていると、縁側に佇む、小さな背中が目に入る。
着物に羽織り、長く艶やかな黒髪をうなじで束ね、そこから覗く肌はいつか見た雪よりもずっと白く美しい。
まるで精巧に造られた日本人形のような少女に、俺は声をかけた。
「どうしたんだ雨の中そんなところに座り込んで。風邪引くぞ」
俺の忠告も虚しく、少女は飄々とした口調で応える。
786
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 15:57:58 ID:1dXFnXow
『儂は風邪など引かぬ。それより主よ、あれを見よ』
そう言うと、少女は縁側から広がる庭先に指を向けた。
「……どれ?」
『あれじゃ、庭の石畳じゃ』
「石畳? それがどうしたって?」
少女と目線の高さを合わせるように屈む。
少女は俺を一瞥すると、またその石畳の方を見て『よいか、見ておれよ』と言った。
「おう……」
ぽつ。
『…………』
「…………」
ぽつ。
『…………』
「…………」
ぽつ。
『…………』
「…………それで、なに?」
石畳に雨粒が滴り落ちるだけの変わり映えしない光景に早くも痺れを切らした俺は、少女に問うた。
少女は何枚かある石畳のうちの一つ、一番縁側に近い物を指差して、こう言った。
『アレじゃ、あの一枚だけ、真ん中が抉れておるじゃろう』
787
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 15:58:23 ID:1dXFnXow
「うん」
『あれはな、この家が建った時から、ああして滴り落ちる雨水を受けて、長い長い時間をかけて、ああして抉れていったのじゃ』
その声は、昔を懐かしむような老獪さと、少女のような無邪気な色をはらんでいて、聞いていると不思議な気分になる。
更にそれはとても透き通っていて、まるで雨音と奏でる音楽のようだ、と思った。
『この家の初代はなんやら物好きでのう。あの石畳だけは、末代まで剥がしてくれるなと言うたんじゃ』
「へぇ……」
『自分の存在がいつか誰からも忘れられようと、自分が残したその言葉で、何かが残っておるのが嬉しいのだとさ』
少女の声が、どこか愁いを帯びたそれに変わる。
思い出しているのだろう、その男の事を。
なんせ、彼女はその初代とやらに会っているのだから。
どころか、二代目も三代目も……俺自身、顔も知らない俺の両親にさえ、少女は会ったことがあるのだ。
それは、彼女が人の身ではなく、妖怪だから。
所謂、座敷童と言うやつだ。
気に入った家に住み着き、少しの悪戯と引き換えに、その家に幸運を齎す。
彼女は何百年とこの家に住み続け、この家、ひいては一族の繁栄を見守り、そして、現在の衰退を見てきた。
『思えば出会った時から死ぬ時まで、変なトコロに拘りを見せるやつじゃった。石畳然り、この家も…………儂も、な』
「……そうか」
『ま、化生の身であるである儂にはわからぬことじゃがなぁ』
そう言うと、先程までの愁いを帯びた顔から一転、意地悪そうに笑って、こう言った。
『儂にわからぬと言うことは、儂よりももっとへんちくりんなお主には、もっとわからぬことじゃろうがな』
788
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 15:58:48 ID:1dXFnXow
「……そうだな」
俺は肩を竦めてそう答えたが、それは嘘だ。
きっと彼は、初代は、少女に自分を忘れて欲しくなかったのだろう。
俺には痛いほどよく分かる。
俺もいつか死に、そうして誰もいなくなったこの家を少女は離れ、いずれ何処か別の家へ住み着くのだろう。
そうして時間の流れと共に、俺や、一族のことも、いつか忘れてしまうのだとしたら……。
『さて、主よ、儂は腹が減ったぞ。飯を持て』
彼女の陽気な声で、我に返る。
いつの間に立ち上がったのか、彼女はさっさと台所の方へと歩いて行ってしまう。
「はいはい……しょうがねぇなぁ」
『それでこそ我が主』
少女の陽気な声が耳に響く。
その後姿を眺めながら、俺は雨戸を閉める。
こんな風に、彼女の愁いを締め出すことが出来たなら……
789
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 15:59:14 ID:1dXFnXow
〜〜
「また負けた……」
『ふん、雑魚め』
俺たちは昼食後の日課である将棋の対局に勤しんでいた。
今日も惨敗だが、これももはや日課となりつつある。
「途中までは勝ってたのに……」
『ふん、先の先までは見通せておるが、その先の先までは見えておらぬ。まだまだ未熟じゃの』
ふん、と得意気に鼻を鳴らす様はまるで若き天才女棋士と言ったところだが、その実、齢300を超える婆だ。
亀の甲より年の功……積み重ねてきた技量の前には、たかが数年積んだだけの知識と戦術は虚しく崩れるのみ、と言ったところか……。
『なんやら無礼なことを考えておるのではあるまいな』
「別に。なんでもないさ」
俺は肩を竦め、将棋盤を片付ける。
どうやら年を取ると、勘も鋭くなるらしい。
『……まあ良いがの。あまり迂闊なことは考えんことじゃ』
「それが長生きの秘訣か?」
『戯け』
俺の冗談を一蹴すると、纏はそそくさとお茶の準備を始める。
お茶とは言っても、格式高い本格的な御抹茶などでは無く、急須で淹れるただの緑茶だが。
本人は隠したがっているようだが、どうにもあの抹茶の苦さが気に入らないらしい。
俺は趣味でやる分には、ああいった物を嗜むのも悪くないと思うんだが……。
790
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 15:59:36 ID:1dXFnXow
『ほれ、さっさと座らんか』
「はいはい」
将棋の後はお茶の時間。これも日課だ。
卓袱台の上に置かれているのは、それぞれの湯呑みとお茶菓子。
手前にはお茶菓子と湯呑みが一つずつ、卓袱台を挟んで向こうには小さめの湯呑みが一つと……今日はやけに多いな。
『なんじゃその目は。やらんぞ、一つたりとも、決してな』
俺の視線に気づいてか、纏はお茶菓子共を隠すように腕で囲った。
しかし、その小さな両腕では隠しきれないほどに大量のお茶菓子がそこにはある。
別にお茶菓子の量の差に文句を言いたいわけではない。
もともと将棋の勝敗によって取り分が決まる約束なのでそれについてはどうでも良い。
しかし……
「いらねーよそんなに大量に……どっから貰ってきた?」
『さあ?戸棚に入っておったわい』
湯呑みを上品に持ちながらお茶を啜る少女に溜息を吐きながら、俺は自分の前に置かれた湯呑みを手に取る。
お互いお茶を啜り、一息ついて、もう一度啜る。
そして、お互いが湯呑みを同時に下げ、お互いの湯呑みが卓袱台に着地した瞬間……!
「くっ……!」
791
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 16:00:04 ID:1dXFnXow
『はっ!』
俺は纏の膝下に置かれたお茶菓子の箱に掴みかかり、纏はそれを寸でのところで回避する。
俺の腕はさながらホーミングミサイルのように箱を追いかけ、纏の小さな腕からそれを回収しようと足掻く。
纏はその小さな体躯を活かし、あと僅かといったところでその追随を退け、箱を死守する。
小さな卓袱台の周りでの二人の攻防は10分近く続き、お互いに息を切らせ、肩を上下させながら睨みあいとなった。
「そろそろ……ゼェ……諦めろよ……」
『ふふ……息が上がっとるぞっ……ック……小僧……ッハァッ……その程度か……?』
「馬鹿言えよちんちくりん……ハァ……俺はまだまだ若いんだぜ……ハァ……」
『ふん……ヒヨッコが……ッゲホッ……それで言うなら、儂の方が……まだ若いじゃろ……』
「言ってろ……ハァ……」
『ふふ……』
「はっ……」
最早、お互い口で言い合うのも疲れて満身創痍である。
……不毛過ぎる……。
「……あーもうやめだ!疲れた!」
俺は時間と労力の無駄を悟り、半ばヤケクソ気味に畳の上に倒れこむ。
纏はそれを見て自分の勝ちを悟ったのか、余裕を繕った笑みをもって戦闘体勢を解除する。
『ふん、そんなものか小童が。最初から諦めておけば良いものを……』
「はいはい……はい……よっ!」
俺は大の字の体勢から脚を思い切り伸ばし、油断し切った纏の脚を勢いよく払い除けるっ!!
792
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 16:00:25 ID:1dXFnXow
馬鹿め!油断したな!!
『ひゃあ!?』
足元への攻撃は予想外だったようで、小さな体躯の少女は間抜けな声を上げながら宙を舞う。
俺は脚を伸ばした勢いのまま腰を軸に畳の上で回転し、倒れこむ纏の身体を受け止める。
勿論、突然のことに驚いて、纏が手放した茶菓子の箱もキャッチする。
実は、俺は最初から纏から箱を奪い取るつもりは無かった。
家にいくら物が少ないとは言え、流石に卓袱台の周りで暴れて怪我をさせたんでは話にならない。
暴れる纏を押さえ付け、箱を奪取する方法を合理的に考えた結果、こうなったのだ。
纏は暫く目を白黒させていたが、やがて状況を理解したようで、俺の腕の中で暴れ出した。
『も……もがぁー!!』
「はいはい捕まえたー。こら暴れんなって」
頭を抱え込む力を少しだけ強くすると、観念したようで直ぐに大人しくなる。
「どうだ?先の先は読めていても、その先の先は読めてなかったみたいだな?」
そう言ってやると、纏は悔しそうに『ぐぬぅ……』と唸った。
ずっと言ってみたかった言葉を口にするのが、こんなに快感だなんて……。
「うわっ……お前コレ超高いやつじゃん……どうやって買ってきたんだ?」
箱に書いてある銘柄と内容数から見て、高級品だとわかる。
『外は面倒じゃ。鉄の塊が走っておるし背の高い建物がたくさんある。それに何より人が多過ぎる。家の中の方がよっぽど快適じゃ』と言い張り、
家から滅多に出ないこいつが買いに行けるような場所に店は無いはずだが……。
793
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 16:01:00 ID:???
『……ウチの当主は脚が悪くて買いに行けぬ上に儂はそのお世話で手一杯。なのに当主はそちらの銘菓を大層気に入って買って来いと儂に駄々をこね……およよ……
と言ったら料金を多めに払う代わりに届けてくれたのじゃ』
「てめぇ……」
なんて捏造をしてくれる。
俺は脚も悪くないしそんな駄々を捏ねるほどもうガキじゃない。
恨みを込めた視線で纏のつむじを見つめていると、ポツリ、と纏が呟いた。
『……怒ったか……?』
纏は小さな指で俺の胸元を引っ掻くようにして、まるで甘える仔猫のようだ。
……いつにも無くしおらしい。
そんな雰囲気に呑まれ、ついつい《いたずら》を許してしまう。
「……これも、日課みたいなんだな……」
『ん?』
「なんでもねー、おこってねーって言ったの」
『ん……』
纏はその細い両腕を俺の首に回し、その柔らかな頬を俺の頬に擦り付けるようにして顔を隠す。
そして耳元で
『……そうかっ……』
と、安堵したような、怒ったような、微笑んだような、ともすれば、泣いているような……そんな声音で、呟いた。
それはまるで、あの抉れた石畳を見つめている時のような、そんな、音色。
俺は、そんな声がもどかしくて……
794
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 16:01:45 ID:1dXFnXow
「……お茶、冷めちまったなぁ」
『……お主が暴れまわるからじゃ』
「人のこと言えねーだろ……っと……」
俺は纏ごと、身体を起き上がらせる。
湯呑みに手をつけるとやはり、冷たくなっていた。
「淹れ直すか」
『うむ』
茶を一度飲み干し、急須にお湯を入れ直す。
湯呑みにお茶を淹れて、卓袱台に並べ『これ、儂の湯呑みをどこへ遣るつもりじゃ?』
「は?元の場所に……」
『こちら側で良い』
「なんでまた……」
俺の純粋な疑問に、纏は『んんっ』と一つ咳払いをする。
『あー汗を少しかいてしまって少し肌寒い上、運動したので背凭れが欲しいところじゃ。二つを一つで満たす物があるとなれば、使わぬ手はあるまい、のう?』
「……なるほどね」
卓袱台の向こう側に置きかけた湯呑みを、こちら側に置き直す。
ついでに大量のお茶菓子も回収し、手元に並べる。
『ん、その緑色のが食べたい』
「はいはい」
『ぁむっ……ムグムグ……んふっ♪』
795
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 16:02:11 ID:1dXFnXow
幸せそうに微笑む小さな少女と、それを支える青年。
二人の声は誰にも聴こえない音色となって紡がれる。
この時間が、長く……永く続けば良いと願う少年の想いと伴に。
796
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 16:02:33 ID:1dXFnXow
雨は、まだ、止まない。
797
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/07(火) 16:04:57 ID:1dXFnXow
終わりです
エロパロ板のロリババア・合法ロリスレにも同じ物を投下しました
雰囲気的にはそっちの方が合ってるかもと思ったんですが、もともとツンデレスレに投下するために書き上げた物なんでやっぱこっちでも投下したいなと
長文失礼しました
798
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/08(水) 01:12:18 ID:???
GJですた
しかし萌えというより人生の儚さ感の方が強く感じてしまうのは、
わたくしがそういう年になってしまったからなんでしょうかねえ……
799
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/05/08(水) 15:00:27 ID:???
これはGJの一言で済ますには惜しいくらいのGJ
是非続きを読みたい
800
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/06/05(水) 11:33:35 ID:???
山「友ちゃん」
友「なによ」
山「何か飲む?」
友「要らない」
山「友ちゃん」
友「なに」
山「お腹空かない?」
友「別に」
山「友ちゃん」
友「うるさい」
山「友ちゃん、なんでそんなに機嫌悪いの?」
友「…」
山「ねぇ」なでなで
友「やめて!」ばっ
山「…ボクのせいなの?」
友「…ふん」
山「わからないから、教えてよ。ね?」
友「…ねこ」
山「ん?」
友「昨日…猫…いっぱいなでてた…」
山「…へ?」
友「私そっちのけで猫をいっぱいなでなでしてた!」
山「だから、機嫌悪いの?」
友「ん!」
山「…くすっ…なんだ、そんなことか」
友「そんなことじゃない!」
山「そっか、ごめんね。それじゃ…」
ぎゅっ
友「ひゃっ…」
山「お詫びも込めて、ね。」なでなで
友「はぅ…」
山「ぎゅってしながら、なでなでなんて、猫にはしないよ。友ちゃんだけだからね?」
友「ん…」
山「…これで、許してくれる?」
友「今日ずっとこうしてくれたら…許す…」
山「かしこまりました」
801
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/06/08(土) 16:35:57 ID:???
・普段上下ジャージな友ちゃんがおめかししてきたら
友「山田」
山「あ、友ちゃんおはよ…おや」
友「な、なによ」
山「友ちゃん、珍しいね。普段は上下ジャージなのに」
友「…私には似合わないって言いたいんでしょ。わかってるわよ」
山「…そんなこと言ってないじゃん」
友「じゃあ感想、正直に言ってみなさいよ」
山「…すごく似合ってるし、すごくかわいいよ」
友「う…そ、そんなのお世辞なのバレバレだし」
山「お世辞じゃないよ。ボクは友ちゃんはもっと女の子らしい格好したほうが良いって思ってたよ」
友「…なんで言ってくれなかったのよ」
山「…恥ずかしいじゃん」
友「ふん、ヘタレめ」
山「ま、まぁとにかく…あれ、友ちゃん、カメラは?」
友「…忘れてきちゃった」
山「忘れたって…一旦取りに帰る?」
友「…良い」
山「へ?じゃあどーすんの?」
友「…はぁ…ほんとこのバカは…」
山「…?」
友「…行くわよ!!買いたいものがあるから!山田荷物全部持ってよね!!」
山「な、なんで機嫌悪いんだ…?」
友「(山田のバカ!!私がなんでおめかしして、なんでカメラ忘れたのか、気づかないの!?)」
802
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/06/08(土) 16:44:41 ID:???
友ちゃんは実は一番乙女可愛い
803
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/06/10(月) 00:10:09 ID:???
可愛い
804
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/07/30(火) 02:48:27 ID:???
カタカタ…ッターン
山「ふう、これで今日の作業は終わりっと」
友「お疲れ」
山「あぁ、疲れたー」ぼふっ
友「ありゃ、もう寝るの?」
山「うん、さすがに今日はパソコンずっと見てたから疲れちゃったよ」
友「軟弱者め」
山「友ちゃんは指示出すだけだから良いよねぇ」
友「あんたに仕事やってんのよ。感謝しなさい」
山「へいへい…じゃ、おやすみ」
友「…」
ぽふっ
山「…おっ?…友ちゃん、膝枕とは珍しいね」
友「今日はちょっと頑張ってくれたから、ご褒美よ。友ちゃんの優しさにむせび泣くと良いわ」
山「…んー…太ももがふにふにしてて気持ちいい」
友「ふ、太ってて悪かったわね」
山「そういう意味で言ったんじゃないんだけど…ま、ボクは今くらいの友ちゃんが好みかな…」
友「…そーゆーの、セクハラになるのよ」
山「世知辛い世の中になったなぁ…」
友「ま、別に私は嫌じゃない…けど」
山「…ふふ」
友「…」なでなで
山「んっ…」
友「あんた、私の頭すぐなでなでするから、お返しよ」なでなで
山「…ありがと」
友「なんて顔してんのよ」
山「嬉しくて、幸せで、つい」
友「そ、そーゆーことすぐ言うの、反則」
山「あははっ…」
やがて自分の膝枕の上で寝付いた山田の頭をなでなでしながら、友ちゃんは山田の寝顔を自分の脳裏(あとデジカメ)に記憶するのでした。
山「友ちゃん、このデジカメの中身見ても良い?」
友「ダメ!絶対ダメ!!」
おしまい
805
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:03:55 ID:???
帰宅ラッシュのむさ苦しいおっさんどもの波に揺られ、営業回りで酷使されている脚に鞭打ちながら自転車で約20分の帰り道。
そして、家に着けば待っているのは……
「みこちーん!」
黒髪美人でグラマラス、ポニーテールと口元のホクロがチャームポイントの新妻。
みこちんこと我が妻、別府尊ちゃんだぁーっ!!
玄関まで迎えに出てくれるみこちんの胸にダイヴ!
ふかふかな感触と、甘いのにどこか爽やかな香りが俺を満たしてくれる。
腕を腰に回して頬を擦り付けると、美しいくびれと豊満なおっぱいがおれを包み込む。
「ああ……この瞬間のために生きている……」
『喧しいっ!!』
みこちんの肘が俺の脳天を貫く。
痛い。
806
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:04:36 ID:4SnLyINA
「痛い……」
『ふんっ!』
痛みに頭を抱えて蹲る俺を無視して、みこちんはさっさとリビングに消えてしまう。
ちょっとしたスキンシップなのに……んもぅ!
照れ屋さんなんだからっ!
産まれた病院も同じで、乳児室のなかですらお隣同士、ハイパー幼馴染である俺からすれば、こんなモノは慣れっこだ。
俺は決してMというわけではないが、みこちんに女王様プレイがしたいと言われれば喜んで犬になるし、
スカトロプレイが好きだと言われれば甘んじておしっこでもうんこでも受け入れる所存である。
そんなわけで昔からこんな攻撃を喰らいまくっていた俺の回復力も尋常ではなく、頭の痛みも引いたところでみこちんのあとに続く。
リビングのテーブルの上にはお米と汁物に焼き魚、その他諸々の付け合わせが栄養バランスを考慮した上で鮮やかに並べられている。
その見た目と旨そうな匂いに、仕事疲で機能が低下していた胃を叩き起こす。
しかしまだ我慢だ。
807
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:05:05 ID:4SnLyINA
みこちんはだらしない男が大嫌い。
仕事帰りのスーツのまま食事を摂るなど言語道断だ。
だから空腹を主張する胃袋を抑え込み、手早く着替える。
『ん』
「お、ありがと」
『……ん』
傍から着替えを用意して差し出してくれるみこちんに感謝の意を表しつつ、部屋着に着替えを完了する。
ここですぐさま食事に飛びつきたいところだがそうは問屋が卸しても俺がそうしない。
食事の前には手洗いとうがいをするモノだ。
液体石鹸をつけて掌から指、爪の間、手の甲までしっかり30秒。
もちろん手首も忘れない。
風邪予防の為にもイソジンを使ってきちんと3回うがい。
喉の奥までスッキリだ。
そこまでして漸く食卓につく。
きちんと手を合わせて、
「いただきます」
『うむ』
味噌汁、おかず、お米、とバランスよく食べ進める。
よく噛んでよく味わって食べることも忘れない。
ちなみに、俺は基本的に帰りが遅いのでみこちんは先に食事を済ませていることが多い。
今日もみこちんはお茶を啜りながらチラチラと俺の様子を伺っている。
一通り味わってから、みこちんの目をちゃんと見て、
「今日も美味しいよ。ありがとう」
ちゃんと言う。
808
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:05:32 ID:4SnLyINA
感謝の気持ちは日頃から言わないと腐ってしまうものだ。
腐ったものは取り出しづらくなる。
その前に、新鮮で美しいままに相手に伝えるのが一番だ。
『……そうか』
みこちんはそっぽを向いて、『当然だ』というような表情を作っているけど俺には判る。
これは照れと安心が折り混じったときの表情だ。
普段、尊大な態度を取りがちなみこちんだが、その実とても臆病で、更に照れ屋なのだ。
だからこそ、きちんと言ってあげるのが大事だとも言える。
みこちんは湯呑みに口づけてからその中身が無いことに気がついたようで、それを隠す為なのか照れているのか、湯呑みをくるくる回して弄んでいる。
「ごちそうさまでした」
食べ終わったら食器は自分で片付ける。
しかし洗いはしない。
なぜなら……
『今日も汗臭いぞ。さっさと風呂に入って来い』
「ん? そう?」
『ああ、オヤヂ臭がぷんぷんだ』
みこちんに言われるままお風呂へ向かう。
脱衣所には既に替えのパンツとバスタオルが用意されており、風呂場のドアを開けると柑橘系の入浴剤の匂いが流れてくる。
聴覚に意識を集中すると、キッチンから微かに水音が聞こえてくる。
みこちんが俺の使った皿を洗ってくれている音だ。
出迎えに食事、風呂場の用意の完璧さを見ても判るように、みこちんは元来働き者の上に尽くすタイプだ。
809
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:06:02 ID:???
結婚当初、働きたいと言っていたみこちんだが、(家でお前を待つだけの退屈な日々など真っ平だなどと言っていたが、本当は金銭面で俺に負担をかけさせない為だ。俺には判る)俺が頑として拒否した。
仕事などさせて出先で変な虫がくっついても困る……というのもあるし、女性に経済の一端を負担させてしまうというのは、俺のポリシーが許さなかったのだ。
幸い俺は一流とは言わないまでも大企業に勤め、収入も安定している。
上司とも後輩とも関係はうまく行っているし、契約先の役員の方にも顔を覚えてもらい、指名してもらえるぐらいにはなった。
そういうわけで、みこちんは俺がいない間随分暇だとも言える。
そんなみこちんから家事を取り上げようものなら、逆にちょっとしたストレスになってしまうだろう。
子供がいれば、俺がやってもいいだろうが、生憎まだ子宝には恵まれていない。
みこちんが照れてあんまりさせてくれないのもあるが、やっぱり大事なことは二人でゆっくり進めていかないとね。
そんなこんなでお風呂を堪能し、ほかほか上機嫌でリビングに戻る。
みこちんはテレビでニュースを垂れ流しており、俺に気づかぬまま、ソファの上で惚けていた。
810
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:06:36 ID:4SnLyINA
「今ですっ!」
『きゃあっ!?』
おっぱいを後ろから鷲掴みーっ!
柔らかいのう気持ちいのう。
もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ。
ああ……癒しの時……。
『このっ……! 変態っ!!』
「ぎゃぶぅっ!?」
みこちんの鋭い肘鉄が俺を襲う。
レバーはらめぇ!!
みこちんは腹を抑えて蹲る俺から距離をとり、涙目で威嚇してくる。
『はーっ……はーっ……く……この、油断していれば……!』
「俺なりの愛だよぉ……」
しくしく、と泣き真似をしながら訴えるも虚しく、みこちんの顔は羞恥のそれから憤怒の赤に染まっていった。
あ、やばい。
これは相当お怒りですな。
くそうっ!
誘惑に勝てないこの両手が憎いっ!!
「み、みこちん? なんといいますかコレは夫婦のスキンシップでしてな……」
『離婚だ』
「はい?」
『次に許可なく私の身体に触れたら……離婚してやるっ!!』
「なっ……!」
なんだってー!!?
『ふんっ!』
みこちんは怒り新党、いやさ怒り心頭のまま、夫婦共用の寝室に消えてしまった。
寝室へ続くドアの向こうからは、阿呆だの助平だの変態だの性欲魔人だのと文句と呪詛が飛んでくる。
突きつけられた現実に少々呆然としていた俺は、ソファに倒れこんだ。
「(離婚かぁ……)」
そんな言葉が出てくるとは思いもしなかった。
みこちんは照れ屋さんなので、ちょっと強引な感じで攻めた方が受け入れ易いんだと思っていた。
しかし実際にそんな単語が出てくるということは、照れ隠しで攻撃してくるというのは俺の勘違いで、本当は嫌がっていたのか。
あんな巫山戯た感じではなく、もっとちゃんとロマンチックな状況の方が受け入れるのに抵抗が無いのだろうか。
俺は立ち上がり、垂れ流しのテレビを消した。
「ふむ……」
取り敢えず、寝る前に歯を磨こう。
811
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:07:16 ID:4SnLyINA
〜〜
「あだだだだ……」
翌朝。
ソファで寝たせいか俺の身体はバキバキだった。
時計を見るとまだ4時。
いつもより2時間も早い目覚めだ。
二度寝はみこちんに怒られるので決してしない。
立ち上がって伸びをすると、身体のあちこちがポキポキと小気味の良い音を鳴らす。
洗面所で顔を洗って、トーストとコーヒーを準備する。
起きてしまったものはしょうがないので、このまま会社に行こう。
いつもよりのんびり出勤できるだけ、得だとでも思っておこう。
朝食の後、歯を磨いてからスーツに着替える。
髭はあまり伸びない方なので、毎日は剃らない。
早めに起きてしまったので出勤する旨を書き置きして家を出る。
せっかくなので、自転車ではなく徒歩で駅まで行こう。
朝の4時過ぎともなると、流石に出歩いている人は殆どいなかった。
ランニングしている学生や、朝帰りなのか眠そうな顔をした女性がいるのみだ。
夏でもこの時間では陽は昇りきっておらず、風が吹くと少し肌寒くも感じる。
ふと、そういえば、婚約して、今の家に住むのが決まったとき、この辺を尊と一緒に散策したことを思い出す。
出勤ルートから少し外れ、通りを二つほど横断すると、ちょっと大きめの土手に出た。
幅も深さも大したことはない、小さな川。
そこに映る朝陽を見て、二人で手を握り合ったあの日。
あの日の尊は、昨夜のような不機嫌な顔ではなく、もっともっと、素敵な微笑みを見せてくれていた。
「……そうだよなぁ」
その俺の大事な人を、生涯守り切る。
あの日、この朝陽に俺は誓った。
だから、その誓いを、きちんと守ろう。
朝陽に向けて、俺は拳を握った。
812
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:07:51 ID:4SnLyINA
〜〜
いつも通りの家路を辿り、玄関の扉を開ける。
そして転んだ。
『えっ……』
頭上の尊は、不測の事態に頭がついてきていないようだ。
ふふふ……しかしそれは俺もだ……。
まさか、無意識に尊に飛びかかろうとして転ぶとは……。
だが甘いっ!!
尊に無意識に飛びかかる可能性を考え……
家の前でスクワット100回やっておいたのだ!!(クワッ‼
脚どころか腰までもうヘトヘト、これで尊に襲いかかることはもうできない……。
つまり、尊の嫌がることはできない=尊を守ることに繋がるのだっ!!
どうだ見たか? この完璧なロジック……。
「くっくっくっくっくっ……」
『だ、大丈夫か……?』
うつ伏せのままほくそ笑んでいると、心配気な声が頭上から降ってきた。
尊に無駄な心配をさせてしまったようだ。
さっさと起き上がり、スーツを軽く払って整える。
「ああ、大丈夫」
靴を脱いで尊の横を通り過ぎる瞬間、ふんわりとした良い香りが鼻腔をくすぐる。
すぐさま横っ飛びに抱きつきたいが、掌に爪を、唇に歯を食い込ませて辛うじて耐え切る。
別府タカシ、我慢の子!
いつも通り支度を整えて食卓につく。
……おや?
今日の食事はあまり栄養バランスが良くないようだ。
緑黄色野菜が添えられているものの、なんとなく肉料理が多く、味噌汁ではなくコーンスープ。
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