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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
810
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2013/08/03(土) 21:06:36 ID:4SnLyINA
「今ですっ!」
『きゃあっ!?』
おっぱいを後ろから鷲掴みーっ!
柔らかいのう気持ちいのう。
もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ。
ああ……癒しの時……。
『このっ……! 変態っ!!』
「ぎゃぶぅっ!?」
みこちんの鋭い肘鉄が俺を襲う。
レバーはらめぇ!!
みこちんは腹を抑えて蹲る俺から距離をとり、涙目で威嚇してくる。
『はーっ……はーっ……く……この、油断していれば……!』
「俺なりの愛だよぉ……」
しくしく、と泣き真似をしながら訴えるも虚しく、みこちんの顔は羞恥のそれから憤怒の赤に染まっていった。
あ、やばい。
これは相当お怒りですな。
くそうっ!
誘惑に勝てないこの両手が憎いっ!!
「み、みこちん? なんといいますかコレは夫婦のスキンシップでしてな……」
『離婚だ』
「はい?」
『次に許可なく私の身体に触れたら……離婚してやるっ!!』
「なっ……!」
なんだってー!!?
『ふんっ!』
みこちんは怒り新党、いやさ怒り心頭のまま、夫婦共用の寝室に消えてしまった。
寝室へ続くドアの向こうからは、阿呆だの助平だの変態だの性欲魔人だのと文句と呪詛が飛んでくる。
突きつけられた現実に少々呆然としていた俺は、ソファに倒れこんだ。
「(離婚かぁ……)」
そんな言葉が出てくるとは思いもしなかった。
みこちんは照れ屋さんなので、ちょっと強引な感じで攻めた方が受け入れ易いんだと思っていた。
しかし実際にそんな単語が出てくるということは、照れ隠しで攻撃してくるというのは俺の勘違いで、本当は嫌がっていたのか。
あんな巫山戯た感じではなく、もっとちゃんとロマンチックな状況の方が受け入れるのに抵抗が無いのだろうか。
俺は立ち上がり、垂れ流しのテレビを消した。
「ふむ……」
取り敢えず、寝る前に歯を磨こう。
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