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【ミ】『アラバマに星落ちて』

1『朝山』:2020/07/24(金) 22:31:27
―――あなたの心の傷を星に変えなさい。
        『ロバート・H・シュルラー』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

749『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/25(月) 21:00:27

時刻は昼下がり。夏の時節が秋に近づくにつれ、過ごしやすい風が
街を優しく横切る時節……。



「『アルカラ』 お前と、こうして顔を合わせるのも何度目かな。
少し顔を見せない、その間で瞬く間にお前は貫禄が付いてきてるな」

血の色より深みのある紅色の髪の毛を払いつつ、アリーナ
『フーヴィアン派』の現役の闘士であり、アルカラこと『夢見ヶ崎』と
一度激闘を果たし、それ以降は親交浅くない間からの彼女は
君達二人と総合体育館近くに建てられているドーナツチェーン店にて
向かい合っていた。女性は、君『グリム』に対しても顔を向け挨拶を交わす。

ベリル「すまないな、挨拶を遅らせてしまって。
『ベリル・ストック』。それが私の名だ」

ベリル「アルカラは、そちらとは顔見知りか?
 初対面なら、これからの試合を始める前に情報交換と行こう。
なに、まだ始まるまで一時間弱は猶予がある。軽く此処で腹ごなしでもして
試合までに英気を養ってくれれば」

こちらとしても本望だ。そう、微笑んで彼女は告げた。


……因みに、この場に『金一』は居ない。
アルカラ専属のスポンサーが居ないのは何故なのか……? そう君が
疑問を生じる前に、ベリルは若干、疎ましそうに告げた。

ベリル「因みに、奴(金一)は謹慎中だぞ。
ほら、お前も知っての通り。『あの少年』に人質取られて逃がしたからな」


―――――――
『外見』『持ち物』『能力詳細』『簡素なプロフ』を、お願いします

750夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/25(月) 21:33:38
>>749

「――――――よう」

     ストンッ

『金一』と同じく顔なじみの『ベリル』に挨拶しつつ、
適当な席に座る。

「ひさしぶりじゃん。
 おたがいにキンキョーホーコクとかしようぜ??
 『アルカラ』はイロイロあってさぁ…………」

「いや!!コレは『あとのオタノシミ』にしとくか!!」

いまはドーナツをくおう。
『ダブルチョコレート』がいいな!!
いや、ベーシックな『オールドファッション』もすてがたい……。

「『グリム』は『トモダチ』だよ。
 こないだ『ブランコ』のってるときにしりあった。
 『イソギンチャクをカラダでヒョウゲンするほうほう』について、
 イッショにかたりあったナカだぞ」

     ムッシャ ムッシャ ムッシャ

ドーナツを食べながら、ベリルに答える。
結局、『サワークリーム』にした。
飲み物は『アイスエスプレッソ』だ。

「なんだよ、『アイツ』いないのかぁ〜〜。
 せっかくボコボコにしてやろうとおもってたのになぁ〜〜」

         ズズズ

『食べ合わせ』は至って良好だ!!

■外見
―――――――――――――――――――――――――――――
・年齢16歳
・身長160cm
・金髪のセミロング
・ブルーのサングラス
・アリス風ファッション
・頭にリボン風のスカーフを巻いている
・両手の爪にトランプ柄のネイルアート

■所持品
―――――――――――――――――――――――――――――
・スマホ
・財布
・ハンカチ

■能力詳細
―――――――――――――――――――――――――――――
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/219

爪で切った相手に五感を『移植』したり、
爪で切った相手の五感を己に『接続』し、
リアルタイムで共有したりする事が出来る。
このスタンドの感覚は非常に鋭敏で精密だが、
視覚だけは平凡、かつ光に非常に弱いため、
視覚移植を受けた相手は視界を光に焼かれる。

『ドクター・アリス』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:E

■プロフィール
―――――――――――――――――――――――――――――
『先天的視覚障害者』だったが、
角膜移植によって『視力』を獲得。
『初めて見る世界』に計り知れない感動と衝撃を受け、
『世界の全てを見たい』という『夢』を持つに至った。
『光の世界』に踏み込んだ『自分自身』を、
『不思議の国』に飛び込んだ『アリス』と重ねている。

751グリム『グリム・ランタン』:2022/07/25(月) 22:23:04
>>749-750
「『アリス』は・・・私に名前をくれた『友人』だ。
 まさかこんな場所で会うとは思わなかったが」

足を組みながら適当な座席に腰掛けている。
既に注文済みの『オレンジジュース』を、何度か口に運んで喉を潤す。
『ドーナツ』は頼まない。腹が膨れると、どうにも動きが鈍る気がするからだ。

「よろしくお願いするよ、『ベリル』。
 俺は『グリム』。ただの『グリム』だ」

「・・・・・・『アリス』はこなれているようだが、俺は何分『初めて』だ。恐らくは。
 出来れば、仔細が聞きたいが」



『外見』
・20代の成人男性
・身長180cm前後
・黒いコート
・黒髪のウルフカット

『持ち物』
・スマートフォン
・ラムネ瓶

『能力詳細』
棒を持つ人型のスタンド。
触れたものに灯芯を生やす。
対象が死ぬ(破壊される)時、灯芯に青白い炎が灯り、
この炎が消えるまで、対象の死の訪れは引き延ばされる。

『グリム・ランタン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:D(3m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/223

『簡素なプロフ』
『記憶喪失』。
自らの『スタンド』を自覚するより前の、自身に関する記憶を失っている。
その際、自分の『スタンド』について教導してくれたとある『女性』を『神』とし、精神的支柱としている。
今は彼女が居るため、自らの過去に関してはあまり興味がない。

752『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/26(火) 11:28:01
>>750-751

夢見ヶ崎こと、アルカラの独特な口振りに対してベリルは
「相変わらずだな」
と、気さくな笑い声で対応してから、『金一』の近況を軽く告げる。

「当然だろ? 通話中で、しかも安全か確認もせず
ずかずか一人で拘束もしてないスタンド使いの居る個室で入るなんて
一番やってはいけない入り方のセオリーを一揃いやってる。
 正直、アルカラや、お前の仲間達が再度、彼を確保してくれて
助かったよ。これで一般市民が殺傷沙汰なんてなったら
アリーナの信用がた落ちだ。只でさえ、最近色々キナ臭い事が裏で
起きてるようだし……とっ、愚痴はここで終えて本題に入るか」

君『グリム』の言葉に、頷いて抑揚をつけてベリルは説明する。

「スタンド使いにしか視認出来ない張り紙なり何なりで募集
かけただろうから、これから『試合』するってのは承知の上で説明させて貰う。

まず、今回は『タッグ』。アルカラとグリム、あんた達二人で戦ってもらう。
日用品の持ち込みも、ポケットに入る程度で携行は可能だ。
でかい鞄もって、鈍器代わりになる工具入れるとかは止めてくれよ?
 あくまで衣服のポケットに入る程度の日用品でお願いする。

で、武器も一人ずつ携行可能だ。投げナイフとかなら三本セットで
支給出来ると思うぞ。自分のスタンド能力に適した武器を今から吟味して欲しい」

では、次にステージについてだな。と次の説明に彼女は移る。

「金網で囲まれた円形のステージ。広さは、この程度→>>351
遮蔽物は無く、地面は普通の柔らかめの土だ……これは私の独り言になるが」

――『あっちの選手』が、『地面』に対しては強い要望したらしい。
代わりに、武器を携行するのは一人だけって条件付きでな。

「……他に聞きたい事は?」

ベリルは、中立に近い立場だが。アルカラとも親交ある手前
これは彼女なりの助言なのだろう。

選手のスタンド能力を教えて。などと言うあからさまなズルは
許しはしないものの、それ以外で何か情報を得られるなら今のうちに
得るべきだろう……。

753夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/26(火) 16:51:58
>>751-752

「まぁね〜〜『アルカラ』は『3かいめ』だからさぁ。
 わかんないコトがあったら、エンリョなくきいていいぞ。
 ちなみに『1かいめ』のあいてが、
 ソコにすわってる『ベリル・ストック』。
 わたしがかった!!」

『フーヴィアン派』での試合は、既に『二度』経験している。
しかし、『タッグ戦』は初めてだ。
『まだ見ぬ世界』に胸の高鳴りを覚えていた。

「あ!!『アルカラ』っていうのは『ペンネーム』みたいなもん。
 ほかにも『いろんなナマエ』でよばれてるけど」

        ムッシャ ムッシャ ムッシャ

「グリムは『アリス』でいいよ。アリスも『グリム』ってよぶから」

           ズズズズズ

飲み食いしながら、一通りグリムに喋った。

     「とりあえず『よろしく』ってコトで!!」

そこまで言ってから、ベリルに視線を移す。

「『あのアホ』がシャバにでてきたら、
 わたしにもイッパツなぐらせてくれよな!!
 『イッパツっていうナマエの100ぱつ』かもしれんけど」

『ぜんしんをズタズタにする』ほうがイイか??
そのシュミのワルいスーツを、
いっしゅんでボロゾーキンにしてやる!!
ついでにアタマもハゲにしてやろう。
フハハッ!!『エイキュウだつもう』だ!!
もうコレでシャンプーしなくてもいいな!!

「――――『ぶき』ィ??ベツにいらない」

ベリルの説明を聞いて、即答した。

「『ブキ』なら、もう『もってる』し??
 テングになってるワケじゃないけど、
 よけいなモノあってもジャマになるから」

むしろ、ここで考えるべきなのは、『相手側の事情』だろう。

「ねえねえ、グリム。
 こういうルールってさぁ、
 『テキ』のほうがモンダイだとおもわない??
 『コッチがつかう』ってコトは、
 『アッチもつかってくる』ってコトだから。
 しかも、『スキなモノ』よういしてもらえるんだよ。
 ココはチョットつっこんどくヒツヨウがあるとおもうんだよね〜〜」

自分の考えをグリムに伝えてから、改めてベリルに向き直る。

「『ブキ』ってさぁ、どれくらいまでジュンビできんの??
 こないだ『モナカのトコ』にかりた『ピストル』とかは、
 フツーにかんがえて『ゼッタイない』にしても…………」

「『ハモノ』だったら、どこらヘンがゲンカイ??」

           ピッ

話しながら、人差し指を一本立てる。
『試合』は開始前だが、既に『戦い』は始まっている。
今の内に、やれる事はやっておきたい。

「それと、わたしが『ブキをもつケンリをホウキする』かわりに、
 『ほかのナニカをヨウキュウする』ってコトできない??
 むこうだって、おんなじようなコトしてるんでしょ」

754グリム『グリム・ランタン』:2022/07/26(火) 20:02:45
>>753-754
「ああ。俺にとっては『アリス』は『アリス』だ。
 そう言ってもらえて、嬉しい」

ジュルジュル

  ズズッ

チップアイスの隙間に残ったジュースまで吸いきって、コップをテーブルに置く。

「直接の『武器』は――俺も不要だ。
 というのも・・・この『試合』、興行の側面が強いのだろう?
 それならば、俺の『能力』に見合った獲物は考えてきている・・・許可さえ貰えれば、だが」

ピッ! と、ドーナツ屋の天井を指差す。
集合場所がここで良かった。現物があると、話がしやすい。

「『蛍光灯』」

「ポケットには入らないが『日用品』だ。
 『どうやって戦うのか?』 インパクトはあるだろう?」

勿論、それをここで伝える必要はない。
自分の想定では、『鈍器』や『刃物』よりは『使いやすい』し、『使われにくい』アイテムだ。

「そして、重ねて・・・・・・これは『アリス』と同じく・・・・・・。
 こちらが同じく『武器』を用いないのなら、何らかの要求を通したいのは確かだ。
 『フィールド』に関して・・・・・・『空調』、『音響』、『音響』。
 ・・・・・・闘技者のニーズには応えられるのだろう?」

755『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/27(水) 09:51:28
>>753-754

>わたしが『ブキをもつケンリをホウキする』かわりに、
 『ほかのナニカをヨウキュウする』ってコトできない??

>こちらが同じく『武器』を用いないのなら、何らかの要求を通したいのは確かだ

夢見ヶ崎と、グリム。どちらも『武器』の権利を放棄すると共に
別のアドバンテージを要求する。

対し、ベリル・ストックは……不敵な笑みを浮かべた。
相応しい言葉があるとすれば、想定のハードルを越えてくれたと言う賞賛の意か。

ベリル「そうだな、まず回答として『可能』だ。
例えば、うん。グリムの挙げたのを例として『照明を一時的に合図で消す権利』だとかな。
 そう何回も使用権を与えるのは難しいだろうが、こう言う風にすれば奇襲もやり易い。
『武器の使用』って言うのに目を眩んで、自分の力を軽視するようなら私も正直
二人への期待が内心下がっていた。試合前から、こう言う『駆け引き』は行われてる。
少なくともフーヴィアン派は、ルールを設け、そのルールの土台を崩さない中で
挑戦者がどう立ち回るかも注視している」

内申点かあるとして、私の今の評価は合格ラインだよ、二人共。と、ベリルは
誉め言葉と共に二人の質問に答えていく。

「刃物の限界。当たり前だが自分で持てる重量と、現存する武器だな。
重火器は不可能だ。そう言うのを媒介にしないと能力が発動出来ないとか言う
特例を除くとアリーナで拳銃すら所持は普段しない。敵の所有してるのを
一時的に押収しても、直ぐ警察関係者に引き渡すしな。
……最中派が銃を? ……まぁ、その話は試合後にでも、ゆっくり聞かせてもらおうか」

「『蛍光灯』は間違いなく貸し出せる。どう使うか楽しみにしてるぞ。
空調の調節か……観客がダウンしない程度なら温度調整も申請出来るだろう。
音響は、何時もDJ見たいな喋りの司会者が開始前のスピーチで流したり
試合中でもテンポアップな曲を流す事も多々あるが、どう使用したいかに依る
としか言いようがないな。……あぁ、二人でもし打ち合わせたいなら
密告なんて馬鹿げた事を私はする気もないが、周囲の耳も心配だろう。
ちょっとドーナツと飲み物の お代わり貰うついでに席を立つよ」

何か他に聞く事は? とベリルはシェイク的なものが入ってる飲み物の
ストローを吸って少し口を休ませた。

武器の権利を放棄するなら、試合相手の能力は未知数ながらステージに
注文した事が自分達に優位を寄せると間違いなく考えた筈なので、その
ステージに対し注文つけるのも良いかも知れない。
ただ、ベリルは説明の中で。
「お前たちは、挑戦側だ。アリーナのランカーは一見そう思えない奴でも
自分の順位を死守しようと考えて何でもやりかねない奴も多い。
準備時間も考えると、今から完全にステージを変化させてくれと言う事は
出来ないと思っていてくれ」

と、説明したので。ステージの完全変形は期待出来ない。
 何か他でアドバンテージを得るべきだ……また、多少世間話をしても良いだろう。

756夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/27(水) 16:41:15
>>754-755

「『ケイコウトウ』??ナニそれキョーミあるぅ〜〜!!
 すっごい『コセイテキ』じゃん。『ナマコ』みたいに!!」

      「アリスもキタイしちゃうぜ!!」

グリムの要求した『日用品』に、
サングラス越しにキラキラと瞳を輝かせる。
どう使うのか今から楽しみだ。
『スターウォーズごっこ』かな??

「『ジブンでモテる』だなんて、
 ソイツそうとうな『ナルシスト』だなぁ。
 それなら『カタナ』とかもアリってコトだ??
 『ヒトにカタナむけるヤツ』にはモテたくないなぁ〜〜」

『アリス』はトーブン、『ダレかのモノ』になるつもりはないよ。
だって、『このセカイ』に『コイ』をしてるから。
『セカイをテキにまわすカクゴ』でこなきゃ、
わたしの『ハートのじょおう』はゲットできないぞ。

「だったら、『ソレ』もらっとこっかな。
 『ショウメイをイチジテキにけすケンリ』!!
 『なんびょう』おとしてもらえんの??
 あと、『なんかい』くらいまでオッケー??」

これは使い道がありそうだ。
少なくとも、ベリルには分かるだろう。
『暗闇の世界』が『ドクター』にとって有利な環境である事を。

「いってらっしゃ〜〜い!!」

ベリルが席を離れ、二人きりになるタイミングで、
グリムに話し掛ける。

「まだ『ノウリョク』おしえてなかったよね??
 わたしのは『イショク』と『キョウユウ』」

『タッグ』を組む以上、
『お互いの能力』は知っておくべきだろう。
連携しやすくなるし、逆に分かっていなかったら、
同士討ちの危険もある。
『ドクター・アリス』の『能力』は、
そのまま『弱点』に直結するので、特に知っておいて欲しい。

「『アリスのスタンド』は『シリョクいがい』が『チョーいい』。
 『シリョク』はフツーだけど、『ヒカリ』に『チョーよわい』」
 『イショク』は、ソレを『きったヤツ』に『おしつける』」

「『キョウユウ』は、『きったヒト』の『カンカク』を、
 『スタンド』と『つなげる』。
 グリムと『つながった』ら、
 『グリムがみてるモノ』が『アリスにもみえる』し、
 『きこえる』し、『さわれる』ってコト」

「コレ、ベリルにはヒミツね。
 いや、ベリルは『しってる』んだけど。
 でも、『しってるけどしらない』っていうか…………」

     「――――まぁ、とにかくヒミツだ!!」

手短に『ドクター・アリス』の『能力』を伝えておく。

757グリム『グリム・ランタン』:2022/07/27(水) 20:37:35
>>755-756
「――『良し』」

ベリルの口から『照明を消す権利』が出た時、小声で呟く。
そこの確約が得られたのは大きい。
全てが計画通りに動くとは思わないが・・・アドバンテージ一つ、だ。

>『アリス』
「俺の能力は・・・簡単に言えば『物を壊れないようにする事』だ。
 『生物』ならば『死』・・・『無生物』ならば『大きな破損』を受け付けなくする。
 勿論無制限ではなく、時間が来れば、本来訪れるべき『破壊』が降りかかるが・・・・・・」
 相手の能力次第では、『服』や『アクセサリー』を強固な守りとして利用できる」

「何故普通の武器ではなく『蛍光灯』を選んだのかは、分かって貰えると思う。
 俺にとっては『壊れやすい』は『壊れにくい』と同義なわけだ。
 その上で、相手の『困惑』を誘える・・・・・・思考を割ける」

その上で、と話そう。

「問題はどうしても『目立つ』こと。
 ヴィジョンもそうだが、能力が使われている間、『蝋燭の炎』がその物体には浮かび上がる。
 だから・・・・・・『照明を消す』と、俺だけが浮かび上がる・・・・・・」

「『だがそれがいい』――と思っていた。
 突然の暗闇、俺が目立てば『アリス』は自由に動ける、とな。
 ・・・・・・改めて『ドクター・アリス』の能力を聞くと、尚更そう感じる。
 君の感覚に対する能力は、暗闇のペナルティをほぼ打ち消す」

「・・・・・・もし選べるなら、過剰な『静寂』、『騒音』も、こちらの利になるか?
 相手の動きを小さな動きを音で把握できたり、
 こちらの音をかき消しながら相手の移動音だけを把握する事も出来るか」

758『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/28(木) 18:12:03
>>756

>『なんびょう』おとしてもらえんの?? あと、『なんかい』くらいまでオッケー??

「合図は予め、二人で決めてもらうとして。そうだな……目安として『5秒』程度
回数は三回でどうだ? 奇襲をするにしても、相手だって行き成り暗くなって
泡をくって、暗い間は立ち尽くすような雑魚じゃない。不意を打つ硬直を一度目は
成功出来て、恐らくは大体数秒。二度、三度目となると相手も覚悟が出来る」

もっとも、更に私と交渉して回数を増やすのは検討するが……とベリルは付け加えて
一旦席を離れた。アルカラと、グリムは打ち合わせを開始する。
もう1レス程度は、じっくり相談出来る。またドーナツ店を後にして
近くで何か買いたいものがあれば買う時間はある筈だ。

それと、二人の眼前から彼女が消えた事で。ベリルの後ろ側でも
席についてる客が居るが、その人物がはっきり視認出来た。
 不良っぽい髪形をした清月学園の制服の人物が、ポン・デ・マスカットを
食べ進めつつ何か用紙に一心不乱に書き込んでいる。

 まぁ、ただそれだけ……。
特に意図なく話しかけなければ、絡んでくる事もないだろう。

759夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/28(木) 22:16:53
>>757-758

「『5びょう』と『3かい』ね。じゃ、ソレでいいや。
 ジューブンジューブン!!」

もちろん、
『ただ明かりを消すだけ』で終わらせる気など毛頭ない。
『そういう事が出来る』と分かっているなら、
それを利用した色々な『策』が可能になる。
ベリルの言うように、一回使った後は読まれるだろうが、
一回使えれば十分だ。

「なるほど〜〜!!
 『カンタンにこわせる!!』とおもったのに、
 『ゼンゼンこわれない!!』ってなったらビックリするな!!
 うんうん、グリムもなかなかやるなぁ〜〜」

『グリム・ランタン』の『能力』と、明かされた『意図』に対して、
大きく頷いてみせる。
確かに意表を突くには効果的な策だ。
それで敵に隙が生じれば儲けものだろう。

「『オト』はね――――――チョー『ジューヨー』だよ」

それに続くグリムの提案は、もっともな話だった。
実際、自分も同じ事を考えていた。
頭に浮かぶのは、『二回目の試合』の事だ。

「アリスはナンカイかでてるからわかるけど、
 『シアイカイジョウ』って、すっげー『ウルサイ』んだよ。
 みんなかってなコトいって、アレコレさわいでるからさぁ」

           ス ッ

人差し指で自分の『耳』を指差す。
『アリーナ』の『試合会場』は、
街中にはない『大歓声』で溢れ返っている。
常人の聴覚でも『やかましい』と思えるレベルだろう。
『超人的聴覚』にとっては『それだけ』では済まない。
本来ならば利点である『超聴覚』が、
『マイナス』に作用してしまうのだ。

「だから、『まえのシアイ』のときは、
 『チョウカク』を『カット』してたんだよね。
 そうじゃないと『きがちる』から」

それを防ぐために、前回の試合では、
事前に『騒音対策』を行っていた。
布切れに『超人的聴覚』を『移植』して、
手の中に握り込んでいたのだ。
そのお陰で、会場内の騒々しさが、
『超人的聴覚』に悪影響を及ぼさなかった。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/692)

760夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/28(木) 22:17:53
>>759

「ギャクにいうと、
 そのときは『オトのセンサー』がつかえなかったんだ。
 そのかわり、かいじょうの『ギャラリー』を、
 『オトのコウゲキ』にリヨウしてやったけど」

対戦相手であった『レーン』に『超人的聴覚』を『移植』し、
『観客の大歓声』を『全周囲からの爆音』に変換し、
両方の耳を通して、脳内に叩き込んでやった。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/724-725)

「なんてったって『サラウンド』でガンガンひびくからさぁ〜〜。
 あいてにもよるけどさ、
 『コレ』がきまったら『デカい』とおもうよ。
 まぁ、ミミふさいどけばいいんだけど。
 『スタンドがきこえる』んなら、
 『ソッチのミミ』もふさがなきゃイミないし」

ヴィジョンが『人型』かどうか。
もしくは『視聴覚リンク』の有無。
この辺りに左右される部分はあるが、最低限『隙』は作れる。

「ただし!!『テキのうごきをオトでつかむ』っていうのは、
 ザンネンながらできなくなるのがジャクテンだ!!」

そこまで言ってから、少しの間を置く。

「『あいてのうごきをオトでつかむ』のはモチロンできるよ。
 でも、『おおきなオト』があるなかだと、チョットむずかしい。
 センサーの『かんど』がよすぎるから。
 そういうジョーキョーだと、
 『アリス』のほうがダメージでかくなっちゃう」

『超人的聴覚』は、
入ってくる『音の情報』を処理する能力も『超人的』。
他の音に混ざった『相手の移動音』だけを、
正確に聞き分ける事には何の問題もない。
しかし、そもそも『大きすぎる音』自体が、
一種の『ダメージ』になってしまう。

「たぶんグリムもおんなじコトおもってそうだけどさぁ、
 こういうのどうよ??
 『イチジテキにギャラリーのコエをとどきにくくするケンリ』。
 『ノイズキャンセリング』っていうの??」

「『ほどほど』に『オト』がのこってたら、
 『コッチのオト』もけせるし、『アッチのオト』もゼンブわかる」

「『ショウメイをけすケンリ』とくみあわせたら、
 『いいカンジ』になるとおもわない??」

『暗闇』は『ドクター・アリス』のフィールドだ。
『完全な静寂』にするのではなく、
あらかじめ『騒音』を『低減』させておけるなら、
『超人的聴覚』がフル活用できる。
その状況下であれば、『情報量の差』においては、
こちら側が圧倒的に有利になるだろう。

          チラッ

偶然、客が食べている『ドーナツ』が見えた。

(――やたら『マスカット』がスキだったっけ)

その客の『服装』を見て、『顔』を見て――――視線を外す。

「あ、このあとコンビニよりたいんだけどいい??」

金一がいればパシリに使うところだが、
今はいないから自分で行くしかないか。

761グリム『グリム・ランタン』:2022/07/28(木) 22:46:54
>>758-760
「過剰な要求は『バランス』を崩す・・・。
 武器の放棄に釣り合うのがそれだというのなら、異論はない。
 もう少し、他のフィールドの状態に関しては話し合いをさせて貰うが」

ベリルの言葉に頷く。
一回でも使えれば、それは強く相手の印象に残るだろう。

「ふむ・・・やはり『ベテラン』だな。
 俺の考えるような事は既に『考察済み』か・・・・・・。
 『暗闇』と『静音』のタイミングに関しては『アリス』の判断に任せよう。
 勿論、『照明の権利』の効果を倍増させる運用には『賛成』だ」

『アリス』の『聴覚』がフルに発揮されるように、音の運用に関しては任せるとする。

「俺もコンビニには用事がある。
 用意しておきたい物も増えたしな」

清月学園の制服には気づいたが、今は関係ないだろう。直ぐに意識から外す。
『アリス』と一緒にコンビニに行く道すがら、一つの懸念を伝えておきたい。

「しかし、『ベリル』は・・・・・・『アリス』の能力に関しては当然、ある程度把握している訳だろう?
 その上で『暗闇』を生み出すことは『異常な贔屓にはならない』と判断した・・・・・・。
 相手が選択した『地面』というフィールドは、それと釣り合うレベル・・・・・・という訳だ」

762『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/29(金) 17:50:15
>>759-761
(※買い物は、日用品に問題ないのなら入手した品だけ記入してくれれば
場面は省略、アリーナへの到着。試合相手との対戦前の『邂逅』へ移らせて頂く)

アリス、アルカラ、夢見ヶ崎と様々なワンダーランドを駆け巡るにあたって
多くの名を掲げる君とグリムは相談を開始する。

君の『超感覚』は時と場合によって『武器』にもなるし『弱点』にもなりえる。
保険をかねて、グリムの言うノイズキャンセルの『対策』も必要になるかも。
『フィールド』の懸念も重要だ。相手が武器の権利を片方放棄してまで
要求したと言う事は『フィールドに何かしら工作』をする可能性が高いと言う事だから。
 当然、それはまだ何か不明。ベリルも公正な為に親友であろうと相手の情報を
売る事だけは絶対ない。ただ、何が来ても対応出来る心構えは今だからこそ出来る。

『不良っぽい学生』を、夢見ヶ崎もグリムも買い物がてら席を立つ際に一瞥出来た。
 相手の目は最近寝不足なのか目の下に大分濃い隈を生やしてる。
特徴としては、それ以外は茶色に染めた髪とビー玉のようなカプセルのイアリング。

人より聴覚が平常でも鋭い君には、不良男子らしい人物の書き込みの音は
何かを『書く』と言うよりは『描いてる』ような感じらしい音だなと思えただろう。
 まぁ、だからと言って彼が敵のスパイで君達の人相絵を書いてるとかは
流石に無いだろう。遅かれ早かれ、君達は直ぐに『闘士』と会うのだから……。

763夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/29(金) 19:46:46
>>761-762

「――――うん、ベリルは『だいたい』しってる」

「だから、『グリムのいうとおりかも』ね〜〜」

改めて示された『懸念』に対し、どこまでも明るい軽口を返す。

「むこうだって『かつ』ためにイロイロやってるワケだし??
 ベリルもいってたけど、『ハンソク』にならないんなら、
 まぁナンだってするよね。
 だから、コッチのサクセンで『イーブン』にもちこめたら、
 ソレでオッケー」

  「もし、アッチのほうが『ユウリ』だったとしても――――」

「アリスは『いろんなセカイ』をみてきてるからさ。
 チョットやそっとで『ひきはなされる』ようなコトにはならないよ」

               ニッ

         「ま!!そーいうコト!!」

満面の笑みで、そう言い切った。
自らの内に宿る『半身』が、
これまで歩んできた道のりを裏付けている。
『闇』から『光』――――
『ドクター・ブラインド』から『ドクター・アリス』に至った『旅の記憶』を。
『スタンド』だけではない。
同時に『夢見ヶ崎明日美』自身も、
数々の戦いを経て『成長』しているのだ。

「いってなかったけど、アリスの『ドクター』は、
 『パワー』はあんまりないから。
 『ソレいがい』だったら、
 『グリム・ランタン』とおんなじくらいだとおもうけど」

「でも、ちゃんと『ブキ』はもってるからさぁ。
 ほら、グリムみたいに。『やっつける』のはコマらないよ」

『グリム・ランタン』は、ほとんどの面でスペックに隙がない。
そういう意味でも頼りになるパートナーだ。
『ドクター・アリス』には『爪』があるので、
攻撃力は底上げされているが、
純粋なパワーという点では劣る。

「『スタンド』には『ゴリおし』がきくヤツと、
 『そうじゃないヤツ』がいるんだよね。
 まえにアリスがたたかったのは『きかないヤツ』。
 そういうのがでてくるとメンドくさいかなぁ〜〜」

『スタンド』の中には、
単純なパワーやスピードが全く通用しないタイプもいる。
当たってしまったら厄介だが、今回は『タッグ戦』。
それを考えると、可能性は低いと思って良さそうだ。

「『サイン』は……なるべくわかりやすいヤツがイイよね??
 でも、あいてにバレたらイミないし??」

「――――『右手の人差し指を立てる』でいいかな??」

合図を提案しつつ、店を離れながら、
『そいつ』を横目で一瞥する。
他の何よりも『『ビー玉のアクセサリー』が強く印象に残った。
『あるスタンド』を思い起こさせたからだ。
そして、その『本体』も。
その客の事が妙に気になり、顔を覚えておく事にした。

「『M&M'S』と『オレンジジュース』と……『エナジードリンク』!!」

まず、普通サイズの『M&M'S』チョコレートを一つ手に取る。
今日は『ピーナッツ入り』にしよう。
糖衣に包まれているから、暑い時期でも溶けない優れもの。
色もカラフルで、『アリスのお気に入り』だ。
それから『500mlペットボトル』の『オレンジジュース』と、
『355ml缶のエナジードリンク』を一緒に購入。

       「グッリムぅ〜〜!!」

            ポイッ

『エナジードリンク』をグリムに投げ渡す。

「アリスからのオゴリ。ソレ、テキに『ゴチソウ』してやってよ。
 わたしのブンは『もうひとり』にあげるからさ」

「シアイがはじまったら、『アリスのハナ』、グリムに『かす』よ。
 『ニオイ』がわかってたら『バショ』もわかるでしょ??
 そのほうがベンリだし」

狙いは『マーキング』。
『超聴覚』が使えなくなった後の『保険』でもあるし、
グリムに『超嗅覚』を『移植』する事によって、
二人とも『索敵能力』が向上する。
『暗闇の時間』を、より有効活用できるはずだ。

764グリム『グリム・ランタン』:2022/07/29(金) 20:12:12
>>762-763
「ふふ・・・こういう『戦場』での機微に関して、
 提案をする方が間違いかもな、『アリス』。
 初めての『相棒』が君で本当に良かった」

根拠の無い『自信』ではない。今までの経験に裏付けされた『確信』を感じる。
少なからずあった不安が吹き飛ばされるような気がした。

「相手が何をしてこようが、打ち勝つために『準備』をしている。
 必要以上に恐れる事はない、か。
 『アリス』の言う通り、俺のスタンドは隙がない。オールマイティだ。
 どんな局面にも対応できるからな」

『グリム・ランタン』自身も人並み外れたスペックを持つが、
それに加えて能力が守勢に向いている。対応力は抜群だ。

「合図はそれでいい。シンプルだが、一回では見抜けないはずだ。
 複雑な動きでは警戒されてしまう可能性もある」

『アリス』から『エナジードリンク』を受け取りつつ、
自分は『巻取り式』の『採寸用メジャー』を購入した。

「この独特の『甘い匂い』は確かに戦いの場では目立ちそうだな。
 タイミングを見て『マーキング』させて貰おう」

765『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/30(土) 13:20:22
>>763-764

スタンド使いは色々だ。全身に身にまとい獣のように動ける能力者も居れば
聖徳太子のような笏で同一の物体を使役したり、意識を失ってる間にしか
作用しなかったり、またクイズ形式の超高速の追尾光球を放ったりと。

然しながら『タッグ』戦において、君(夢見ヶ崎)が後者で対峙した
スタンド使いはアリーナの試合でも特殊な事例だろう。あのような能力は
1対1であればジャイアントキリングも発生するがタッグには向いてない。
 恐らく、今回の相手は今まで相手してきたどの能力者とも異なる気がする。

スタンド名が自身の名である君(グリム)も不安はない。
頼もしい歴戦の相棒、そして己の名を冠する力は能力含めスペックは
パワー型スタンドでも上位だ。まともにやれば苦戦するのは相手の方だろう。

『買い物』も終えた。

『ピーナッツチョコ』
『500mlペットボトルのオレンジジュース』
『355ml缶のエナジードリンク』

『巻取り式の採寸用メジャー』

それ等を購入して、ベリルと合流する。君達の携行品と準備万端に思える顔つきに
頷くと共に総合グラウンドの人気の少ないエレベーターへ三人は乗り込む。

「……あぁ、悪い。俺も『アリーナ』に行くから一緒に入れてくれ」

ベリル「うん? ……あぁ、わかった」

……おっと。どうやら先ほどの『不良らしい青年』もエレベーターに乗り込んできた。
僅かにマスカットと煙草の匂いが四人で乗り込んだ密室の中で漂う。それを無視しつつ
先導役の彼女はエレベーターのボタンを規則的に幾つかの階のボタンと共に
開閉ボタンを長押しする。それが合図となって秘密の降下システムが発動して
夢見ヶ崎は最近慣れたかと思うが……『フーヴィアン派』の組織である地下闘技場へと
下に下へと降りていく。少しだけ長い間で、不意に彼女は無言で到着を待つ青年に声かけた。

ベリル「お前、確か。以前、会った事あったよな?」

「…………あぁ、ん……はい」

ベリル「歯切れが悪いな。まぁ、あの時は落ち着いて交流する余裕は
なかったが、アリーナ勤めだったのなら結構な時間もあれから経ったし
一言挨拶してくれりゃ良かったのに。まぁ、部署が違うと余り慣れあうのは
宜しくないってのも有るのかも知れないが……。
あぁ、『あの青年』も元気か?」

――ピクッ

瞬間、青年は少し上の空と言う感じでベリルに応答していたが。
その彼を取り巻く空気が一変した。ぼんやりとした気配から、瞬く間に荒れ狂う
天候へ変化するように、嵐の前触れのような静けさが覗かせるような。

 ――ピンポーン

エレベーターが到着の音を報せた。そして、君達のドアを開く目の前には……。

766『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/30(土) 13:50:57
>>763-764

イメージ画像→ttps://picrew.me/image_maker/1666544/complete?cd=YPdtocHvbf


――よぉ 遅かったじゃないか

そう、エレベーターを出ると受付口が見えるが。その場所までを通過する
少し広い空間には、異様な光景が出来ていた。

まず、『女』が居た。黒人らしく、眼鏡をかけたボーイッシュにも感じられる
髪形をしつつも、幾らか好戦的な笑みで君達……いや『ベリル』を見ている。

そんな彼女が椅子替わりにしているのは……『数人の倒れ伏した人間』だ!

『うぅ……は、反則だ ろ……い 【行き成り蜂の巣にされてから】
襲い掛か……がぁっ』

対戦者「おいおい、誰が喋っていいって言ったよ?
立場がわかってないようだな、あぁ?」 

積みあがられた下の段で呻いてる男を、女は嘲るような口調で
頭を踏みつけ物理的に沈黙させる。

ベリル「何時にもまして好調のようじゃないか 『アージェント』
試合前に今日はどんな犯罪者狩りだ?」

そんな普通の人が行き成り見たら尻込みするような状況に対し、ベリルは
何時も通りと言った感じの口調で話しかけた。


アージェント「ハッ チャチな悪党さ。違法のサルの密輸してるのを
相棒と一緒に鎮圧。昼飯どころか煙草一本吸う合間で終わったよ。
楽な仕事さ。けど、一人はレアな能力者居たよコピーの……って。
あぁ、あんた達二人が私と相棒の相手なようだね。

悪いねぇ……『眼中にない』もんでさ」

アージェント「まぁ自己紹介してあげる。アージェント
このアリーナの『89位』が私」

 ゴゴゴゴゴゴゴ・・・。

 倒れ伏した犯罪者達の山の上で座りつつ、何処か『敵愾心』を
君達に向けながら、今回の試合相手は名乗りを上げた……!

767グリム『グリム・ランタン』:2022/07/30(土) 22:49:30
>>765-766
「・・・・・・」

エレベーター内では黙したまま、二人の会話を見守った。
『アリーナ』の人間模様は複雑怪奇なようだ。
人が3人集まれば派閥が出来ると言うし、さもありなん。
それにしてもこの青年、ベリルの口ぶりからすると、
『アリーナ』の戦士側ではなく事務員か何かか?


エレベーターのドアが開いた先の光景に、思わず足を止める。
なんとも悪趣味な『おもてなし』だ。
露骨な威嚇――実に好戦的な、この女性が『対戦相手』の一人か。
それならば、こちらも黙っている訳にはいかない。

「初めまして、『アージェント』。俺は『グリム』だ」

まずは深々と・・・大げさなぐらいに礼をしよう。

「歓迎に感謝するよ。
 『眼中にない』俺達の為に、ワザワザ男共を用意したんだろう?
 いくら積んだかは知らないが、素晴らしいパフォーマンスだ」

パチパチと拍手をしよう。

「ショーと言う物を良く分かっている。俺も参考にさせて欲しい。
 何分初参加だからな・・・何がウケるのか、『アリーナ』の文化をよく知らないんだ。
 ・・・ところで『アリス』、教えて欲しいんだが・・・『89位』ってのは『上』から数えた方が早いのか?」

768夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/31(日) 00:48:48
>>764-767

やれるだけの準備は済んだ。
考えられるだけの作戦は用意した。
残りは『その場の判断』で埋めればいい。

      ――――ヒョイッ

『M&M'S』を開封し、一粒だけ口に放り込む。
やっぱりチョコレートは『M&M'S』にかぎるな〜〜。
いつでもドコでも、おてがるにもっていけるのがイイよね。
シェアするのもラクチンだし。
みんなもたべよう!!っていってたら、
つくってるトコからイッパイもらえない??

  「みせてやろうよ――――」

            「『グリム』と『アリス』のチカラを」

グリムの言う通り、過剰な恐れは必要ない。
頼れる相棒と共に『アリーナ』に向かう。
勝つために。

―――――――――――――――――――――――――

「――――『タケルくん』からは『ヤジ』ってよばれてたよね」

不意打ちのように、『相乗りしてきた相手』に呼び掛ける。
そして、今度はジックリと正面から『顔』を見る。
『見覚え』はないだろうか。
いや、『あるはず』だ。
さっきは思い出せなかったが、ようやくピンときた。

「『ひそひそ星の園』――――
 『キンイチ』っていうアホなオッサンにつれてこられたでしょ??」

以前、『天雨サトリ』と共に、『アリーナ』から引き受けた仕事。
あの時、『手伝い』として金一が連れてきたのが、
『ヤジ』と『小林』だった。
もっとも、ヤジには『別の役目』があったようだが

「おぼえてない??『わたし』だよ。
 ホントにベリルのいうとおり、
 アイサツくらいしてくれりゃあイイのにさぁ。
 それともわすれてた??」

「あのときはチョコッとしゃべったくらいのカンケイだったし、
 わすれられてもオコんないけどさ。
 わたしだってわすれてたワケだし」

「ま、『フツーこんなヤツのコトわすれるか??』とは、
 チョットおもうけどさぁ〜〜」

そこまで言って、ベリルに視線を移す。

「ベリルぅ〜〜??ヤジちゃんのボスって、
 『イサゴさん』だったりするのかなぁ??
 なんとなくおもっただけだけど、
 まえにイサゴさんから『シゴト』もらったコトあったから」

    「おっと、トウチャクしたみたいだぞ。
     あいかわらずはやいな〜〜」

エレベーターから降りる際、ベリルに『耳打ち』する。

       「『しあい』がおわったら『はなしたいコト』がある」

769夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/31(日) 00:49:39
>>768

「――――さぁ??あんまりきにしたコトなかったなぁ。
 わたしとベリルは『Cランク』らしいけど」

グリムの問い掛けに、ただ肩を竦めてみせる。
実際、知らなかった。
というより、聞かされた事がなかったという方が正しい。

「『アルカラ』だ!!
 『グリム』からは『アリス』ってよばれてるし、
 わたしは『アリス』なんだけど、
 『アージェント』は『アルカラ』ってよんでいいぞ」

グリムの言葉を聞いて、サングラス越しに目を丸くする。

「え??この『イス』って、そんな『たかい』モンなの??
 『マホガニー』とかつかってる??
 あ、わかっちゃった〜〜!!
 きっと『オシャベリきのう』がついてるからだな。
 ほかにもナンか『ベンリなの』ついてない??
 『キンキュウダッシュツソウチ』とか!!」

            ニヤッ

ひとしきり喋った後で、不意にグリムに笑い掛ける。

「ねえ、グリム。
 『アリーナ』では『そういうの』がウケるんだよ。
 『おやすいチョウハツ』を『クールにうけながす』っていうのがさぁ」

わたしもマネしてみたいけど、キャラがかぶるな。
ドンドンあたらしいロセンをカイタクしていかないと、
ブレイクしても『イッパツや』でおわっちゃうのはイヤだし。
よし、ココは『ホット』にぶつかっていこう。

「なんだとコノやろう!!
 あとでイタイめみせてやるからな!!
 せいぜいクビをあらってまってやがれ!!」

遠回しに攻めるグリムの対極を行くかのように、
序盤でやられる三流悪役のようなセリフを吐いた。
むしろ、こういうヤツがサイゴまでいきのこってたら、
ぎゃくにザンシンじゃない??
この『アリス&アルカラ』が、
レキシにあたらしい1ページをつくってやる。
ことしの『アカデミーしょう』もねらえるな。
アリスは『ゲンサク』だから、こんかいの『しょうきん』で、
ユウメイな『カントク』と『キャクホンカ』にオファーをだそう。

770『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/31(日) 21:10:49
>>767-769

>いくら積んだかは知らないが、素晴らしいパフォーマンスだ
>『89位』ってのは『上』から数えた方が早いのか?

アージェント「世界一の値段さ。つまり『無料』って事だ。
その魔法の種は、正義の組織(アリーナ)の許可を貰わず裏でコソコソ
小型サルを売買しようとした屑どもをひょっぴいて、此処で悪あがきで
また暴れようとしたので駄目押しにノせばな。
……それと、私の事を挑発してるんだよな? 『89位』わよぉぉ……」

グリムの『応酬』に対し、明らかにアージェントは気分を害したように
獰猛な笑みが深まる。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
>『タケルくん』からは『ヤジ』ってよばれてたよね

「……っ」

『アリス』の不意打ち気味の青年への挨拶。
そう……『ヤジ』と挨拶をしていた彼は君と面識がある。なのに関わらず
彼は心ここに在らずと言う感じでエレベーターへの相乗りの断り以外で
君へ意識を払う事はなかった。挨拶をして、初めて軽く目を見開いて
ぼんやりとした瞳の焦点を君に合わせていた。
 ベリルの言葉も合わさり、彼は見る見ると口を震わせ顔を俯かせると共に
壁に顔面は逸れて表情は死角となり、どのような感情を浮かべてるか分からなくなる。

ベリル「砂金(いさご)さん? アルカラから聞くとは驚いたな。
上層部で運営の狐狸どもに啖呵きってる人だが知り合いだったか。
……うん、わかった」

ベリルも、どうやら砂金(いさご)の名を聞き及んでるらしい。
最後の小声には同じく囁き声で返しエレベーターは開く。

『ヤジ』も、エレベーターが開ききった時には既に感情を鎮めたのか
向き直った顔は無表情に移り変わっていた。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>わたしとベリルは『Cランク』らしいけど

ベリル「勝率がアリーナの闘技場で、ほぼ勝った試しが無いのは『Eランク』
理由は様々だが、勝率より敗北の数が多いのが『Dランク』
そして勝率はあるものの出場数が少ない、若しくは勝敗の戦績が同等が『Cランク』
大半、アリーナの選手はCランクが多いがな、アルカラ。
 で、出場数が多く勝率が高くなるにつれ『Bランク』
20位を超える辺りだと『Aランク』、そんで上位陣かつアリーナで白星のみだと
Sランクだとか伝説だとか言われるが……」

アリスこと『アルカラ』の呟きに、丁寧にベリルは解説する。そして更に
向かい合う対戦相手である彼女の放つ気配に殺気に近い冷たさが伴った。

アージェント「……で、私はどっかの誰かさんの所為で『Sランク』になる
夢は破られたって訳だ」

そして、『アリス&アルカラ』が放つ『パフォーマンス』へ
アージェントはキヒヒ、と言う感じで歯茎を出しつつ笑うと言い返す。

アージェント「なんだ、面白いリカちゃんドールコスプレ猿じゃねーか。

――いいぜ、気が変わった。

ベリルの『お友達』ってのが出場するって聞いたもんでさ。
どんな手段でも使って試合で無様で辱めてやろうかって考えてたが……。
お前(アルカラ)が、もし私を認めさせる程の勝利を飾れたら」

――この『89位』の座。お前にくれてやるよ

  ドヨドヨ  ザワザワ……!

遠巻きに見守っていたギャラリーらしい者たちも、彼女の言葉に俄かに湧き立つ。
ベリルが何か言い及ぶ前に、タンッと彼女は座っていた人の山の背を蹴って
後方にバク転しつつ華麗に降り立つと共に、意趣返しなのかグリム同様の
大袈裟なボウ・アンド・スクレープで挨拶を返して告げる。

アージェント「それじゃあ、御二がた。精々、残る時間の中で
夢想の勝利を祈ってくださいな。……おい、そこの茶髪坊主
そう、お前だよ。お前、確か下働きだろ? 知ってんだぞ。
この雑魚共を片付けるの任せたから、鍵ちゃんとかけておけよ」

そう言って、アージェントは鍵らしいカードを『ヤジ』へ投げ渡した。
 彼は無言で、それを受け取ると。僅かに吐息を出してから他の
従業員らしい人たちへ声をかけ、倒れてる犯罪者らしい者たちを引き摺って
運び始めた……。

771『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/07/31(日) 21:32:03
>>767-769(次から試合開始です)

『アージェント』が立ち去る間際、君達が試合前の控室で向かうのと
反対の通路で彼女を待ち構えるように大柄な2mを超すのでは? と言う
大柄な男性らしい人物が立っているのを視認出来る。
容姿は、ストリー〇ファイ〇ーのアレックスに多少似てる感じで
肌の色は真っ白だ。……君達を、青く冷たさを感じさせる色の目で
一瞥すると共に、アージェントをエスコートする。

金一のように彼女のサポーターと言う可能性もあるが……或いは。

ベリル「私にも責任はあるんだ。
あいつは、前はあんな感じでは無かった」

最後の準備……試合前の衣装などを貸し付けられる控室に案内を終えて
彼女は少しだけ暗い声でアージェントの『敵意』に説明する。

ベリル「私とあいつの試合……相手の能力のネタバレをしてしまうから
詳細は省くが、どちらかと言えば私が『嵌め』をして
あいつを瞬殺させた。ジリジリと時間を掛ければ負けると思ったからな。
 だが、その事で私は後悔を抱いてない。あくまで、勝利する為には
必要な手段だと思ってたからな。けど、あいつにとっては
そう思ってなかったんだろう。見ただろ……あの殺意の篭った目つき」

溜息を一度吐いたか、ベリルは次に口開く時には力の灯る瞳で二人を見遣る。

ベリル「アルカラ、グリム……お前たちに、あいつの目を覚ましてくれ
なんて大仰な事を言う気はない。
 けど、我儘を言わせてくれるなら。勝っても負けても、私が以前アルカラ
……お前との試合のように、最後には納得できる闘いをしてやってくれ」

ベリル「それと、一度私が勝ったとは言え。
――奴は強いぞ。それだけは、他の試合内容も見た事あるから確かだ」

パートナーについての情報も私は把握してない。心して掛かれよ

そう助言を終えて、ベリルも場を去る。後は試合が開始するまでの
最後の『準備』だ。

とは言え、持ち物の準備は終えてる……試合前の名乗りだとか
夢見ヶ崎のように、グリムも選手としてのネームを今から考えておくとか
出場の時の演出として何か音楽を掛けるとかを今からでもしてみるか?

(※念のために、改めて試合前に携行するもの。
そして試合で使用する権利を次レスで記載してくれると有難いです)

772夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/01(月) 01:03:13
>>770-771

『ヤジ』の事を思い出すのに時間が掛かったのは、
単に顔を合わせた回数が少なかったからだけではない。
前に出会った時と比べて、
あまりにも『雰囲気』が違っていたからだ。
そして、その『理由』も『既に分かっている』。

―――――――――――――――――――――――――

え??『89』って、そんなスゴイの??
よくわかんないけど、ナンかスゴそう。
だって『89』だし!!
せっかくだし、『89』になってやるぞ!!
そんで、『オシャベリきのう』つきの『イス』にすわるんだ!!
わたしが『89』になったアカツキには、
『キンキュウダッシュツソウチ』もつけてもらおう。
あとは…………『デコレーション』もツイカしてもらうか!!

「いってくれるじゃねえか!!そのコトバわすれんなよ!!」

何だか分からないが、最後まで三流悪役で通した。
わたしも『プロ』だからな。
こういう『やられやく』がいてこそ、
メインの『しゅやく』がひきたつんだぞ。

773夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/01(月) 01:05:27
>>772

「――――――ようするにさぁ」

『控え室』に入ってから、ベリルに話を振る。

「『ベリルがキライ』だから、
 『ベリルがつれてきたウチらのコトもキライ』ってコト??」

『ベリルのスタンド』は知ってる。
『シンプリー・レッド』――――『嘘を裁く能力』。
だからって、『相手の能力』が予測できる訳でもない。
ベリルと戦った時と同じように、『やれる事をやるだけ』だ。
ただし、『長期戦は向こうが有利』という事は分かった。

「そりゃ『かつ』よ。だって、『そのつもり』できたんだもん!!」

かたないと『オファー』だせないからな。
もしもかてなかったら、どうしよう??
ジブンで『カントク』と『キャクホン』を『ケンニン』するしかないか!!

  「『ショウブ』ってのはさ――――」

      「『かつ』か『まける』か『わかんない』から、
       『おもしろい』んだよ」

                「――――――でしょ??」

去っていくベリルを笑顔で見送る。

「ココくるのは『アルカラ』もひさびさだからな〜〜。
 ちょっと『キンチョー』して『STチオジメタン』でちゃうね」

「あ、グリムしってた??
 ニンゲンって『ストレス』をかんじると、
 『カラダのニオイ』がかわるんだよ」

         コソッ

コッソリとグリムに『耳打ち』する。

「『ストレスしゅう』っていうんだけどさぁ、
 『キンチョーしてるヒト』からは、
 『イオウみたいなニオイ』がするの。
 ナンかのサンコウにしてみてよ」

使い方によっては『嘘を見抜ける能力』だ。
『シンプリー・レッド』との戦いと、
これまでの『ベリル・ストック』との交流。
それらの経験が、この『応用法』に気付かせた。

「ちなみに、『つかれてるヒト』からは、
 『アンモニアのニオイ』がするよ。
 コレは『ヒロウしゅう』っていうんだって!!」

『ドクター・アリス』の『超人的四感』は、
『即時の情報収集力』に長けている。
『全ての感覚』をフル活用すれば、
『肉体的な変調』から『心理的な推移』に至るまで、
生物に関する『あらゆる事象』を推し量る事が出来るのだ。
夢見ヶ崎のスタンドは、『ドクター・ブラインド』から、
『ドクター・アリス』に『成長』を遂げた。
同時に、『夢見ヶ崎明日美』も『次のステージ』に進んでいる。
こうした『新たな活用法』を見出せた事も、その内の一つだ。

       「よし!!じゃ、いくか!!」

気合いを入れて、『会場』に向かう。
登場時の音楽は、『Caravan Palace - Wonderland』
(ttps://www.youtube.com/watch?v=vCXsRoyFRQE)だ。
最近のお気に入りだから。

―――――――――――――――――――――――――

携行品
・スマホ
・財布
・ハンカチ
・『M&M'S』のチョコレート(コンビニで調達)
・500mlオレンジジュース(コンビニで調達)

試合中に使用する権利
・会場内の照明を『五秒間』落とす。
・『三回』まで有効。
・合図は『右手の人差し指を立てる』事。

774グリム『グリム・ランタン』:2022/08/01(月) 07:54:32
>>770
「『マイク・パフォーマンス』さ。
 試合では遺恨無くやり合おうじゃないか」

両手を立てて、ひらひらと振る。
『悪意はない』というジェスチャー・・・・・・それもまた『挑発』だが。

「ではまた、『試合』で。次も楽しい演出を期待しているよ」

>>771-773
「なるほどね・・・『参考』になる。
 君の『超人的感覚』を扱うのであれば、
 それらの情報を収集するのは難しくないか」

『アリス』からの言葉を胸に留めておく。
自分の『能力』だけではない、もう一つの『能力』も使いこなすのが『タッグ戦』の妙だろう。

 フゥ〜・・・

深く息を吐く。
もしかしたら自分からは、『硫黄のような臭い』がしているのかもしれない。
『アージェント』相手には煽り返したが、やはり記憶の中では初めての『舞台』。
多少なりとも『緊張』はする。

「・・・・・・行くとしよう」

自分は特に名乗りも音楽も必要ない。
『グリム』以外の名前は無いし、『騎士』が登場するのに派手な演出は要らない筈だ。

―――――――――――――――――――――――――
携行品
・スマートフォン
・ラムネ瓶
・『蛍光灯』(支給品)
・『エナジードリンク』(購入品)
・『巻取り式の採寸用メジャー』(購入品)

・服装はコート。蛍光灯以外はポケットに入れている

使用する権利
・一時的に『観客』の声を届きにくくする(騒音軽減)
・タイミングは『照明を落とす』のと同時

775『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/01(月) 18:05:37
>>772-774

『ヤジ』の『異変』。それについて、君は幾らか理由を把握している。
されど、それを問いただす時間もなく、そして今は集中すべきは『試合』の事だ。

去り際に、強く笑ってベリルは頑張れよと一言、夢見ヶ崎の言葉に返答する。
余計な言葉はもう要らない。これからは君達の『力』のぶつけ合いの場だ。

ある種、妖艶さも微かに感じるミュージックに乗せ『アルカラ』と『グリム』は
試合会場への通路を歩く。少し薄暗い細道を出れば、そこは正しく……。


 ワアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!

         キャアアアアァァァァァァァ!!

『レディィィィィィスゥゥゥゥ &!! ファッキン玉無しガイ共!!!
 さぁ、今宵も始まったぜアリーナ地下総合闘技Ⅽランクバトル!
知ってる奴等は既に知ってるだろおおお!!? 突如として不思議の国から
来訪したか如く、ワンダーランドを追いかけ、そして! 鮮血の猟犬こと
【ベリル・ストック】。ジャイアントキリングを果たした【レーン】を打ち破り
今ここで【89位】の座を賭けて! 満を期してのご登場!!
 そう、その名わああああああ!!!! アルぅぅぅぅカラぁぁぁああああ!!!!

更に、その相棒! 今日のメインイベントに出場した正体不明! 素性不明!
 然しながらアルカラを護る騎士としての、その放つ空気は只者ではない!
果たして、この試合中で彼の名は未来において笑い話になるか、または英雄譚か!?
 名を唱えさせて貰おう!! グぅぅぅうううううリムぅうううううう!!!!』


 ア・ル・カ・ラ! ア・ル・カ・ラ!! ア・ル・カ・ラ!!!

   グ・リ・ム!  グ・リ・ム!  グ・リ・ム!!


『対してえええええ!!! 対戦相手は、フーヴィアン派の【黒き革命家】!
【鉄そう花】の【89位】
 アーー----ジェええええええええンんんトぉおおおおお!!!』


 アー・ジェント! アー・ジェント!! アー・ジェント!!!

試合会場では、アルカラは馴染み深い大音量の津波が四方八方から聞こえる。
超感覚の聴覚が麻痺する程ではないが、確かに戦闘するにおいては相手の物音が
阻害される恐れはあるだろうと感じるボリューム。

金網で囲まれ、柔らかな土が敷き詰められた試合場の向こう側で
不敵な笑みを変わらず浮かべて『アージェント』
そして、先ほど見かけたスーツを着こなした大柄の白人男性が腕を組んで
仁王立ちで君達を冷たい眼差しで睨んでいた。

776『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/01(月) 18:20:34
>>772-774

『さぁあああてえええ!! そして、この司会者も未だ
アージェントの相棒については名前すら知らない!
 このまま名無しの誰かさんのままでぇ……』

 ――アン……。

『お?』

 ――オブシディアン……それが……俺の名だぁあああああ!!!!

         ビリビリビリビリィィ!!!


 キャー! と観客席から、上半身のスーツを意図は不明ながら破り
半裸となった男の逞しい大胸筋を見せびらかすパフォーマンスと共に
名乗りを上げた『オブシディアン』と言う男。
破られたスーツは、少し重たい音と共に彼の目の前の地面に転がる。
アージェントはやれやれ、と言う呆れた仕草で首を横に振る
ジェスチャーと共に司会者へと強く宣言する。

アージェント「おい司会者さんよぉ! 私の相棒も、早く戦いたくて
待ちきれないって言ってやがる!!
 さっさと何時もの長ったらしい前口上を止めて開戦のゴングを鳴らしなぁ!
それと、今日の司会はあんた一人かい!?」

ベリル「いや、私だ」

実況席の喧しいDJ風の司会者の隣に、ベリルが席につく。それに
アージェントの顔は更に修羅めいた笑みへ変わり、上等! と一言吠えた。

司会者『Hey!! 気力 英気ともにバトルする気は十二分だなぁ!!
それじゃあ、四の五の言わずに始めようぜえ!
アリーナ【89位】の称号を賭けた……さいっこおおおおに派手な試合をな!!』



    ――カーンッッ!!!!


 闘いのゴングは鳴った! いざ、『試合スタート』!



〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

777グリム『グリム・ランタン』:2022/08/01(月) 19:09:40
>>775-776
「・・・・・・『グリム・ランタン』」

まずは『グリム・ランタン』を発現させる。
それは青白い炎を頭部に携えた、騎士のようなスタンドだ。
その手には『燭台』にも似た『杖』が携えられている。

「まずは俺が先陣を切るべきだろうな。
 相手の能力を引き出してやるとしよう」

手に持った『杖』で、手持ちの『蛍光灯』の先端に触れる。
それだけで、『蛍光灯』には自身の能力である『蝋燭』が埋め込まれる。
一般的な『蛍光灯』の長さは約『1.2m』・・・そこに埋め込める『蝋燭』なら『12時間』以上は保つ。
つまり『試合中』は何の問題もなく使える、という訳だ。

右手に『杖』を。左手には『蛍光灯』を持って、前に進もう。

778夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/02(火) 05:04:34
>>774-777

そこに足を踏み入れた直後、
耳慣れた『声』と感じ慣れた『空気』に包まれた。
実際に訪れるのは久し振りだが、忘れてはいない。
これが『アリーナ』だ。

「よう――――――」

      ザ ッ

「――――――『おまえら』、ゲンキだったか??」

会場内を見渡しつつ、席を埋める観客達に呼び掛ける。

「きょうココにきたヤツは『ラッキー』だ。
 わたしが『89』になるシュンカンを、
 サイゼンセンでケンブツできるんだからよぉ〜〜」

      「『それだけ』じゃあないぞ」

              ズ ギ ュ ン ッ ! !

自らの精神の象徴――『ドクター・アリス』を発現する。
全身に纏う『光のリボン』と、流れるような『金髪』。
そして、やはり『光』が固まったような半透明の『ネイル』。
どこか無機質だった『ドクター・ブラインド』とは全く異なり、
極めて有機的なヴィジョン。
その『違い』が分かるのは、
『以前のアルカラ』を知っている者だけだろう。

         「この『アルカラ』の」

   「『あたらしいチカラ』をおがむケンリを」

       「テメーらにくれてやる!!」

             ドシュッ!

ハンカチに『超人的聴覚』を『移植』。
それを本体の掌中に握り締める。
これで耳障りな『騒音』はシャットアウト出来るはずだ。

         「『まかせる』」

前に出るグリムの後ろに立ちながら、
『ドクター・アリス』が『爪』を突き出す。

「グリム、さっきの『アレ』やっとくよ」

            チクッ

そして、『超人的嗅覚』をグリムに『移植』する。
同時に、『ドクター・アリス』の両足を地面に下ろす。
『超人的触覚』は、
『ダッシュ』や『ジャンプ』の『振動』を感じ取る事が出来る。
ましてや、今の足場は『柔らかい土』だ。
おそらくは、『アスファルト』よりも分かりやすいと考えていい。

       「それじゃ、やろっか??」

            ポイッ

本体は余裕の表情で、一粒のチョコレートを口の中に放る。

779『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/03(水) 14:01:45
>>777-778

『グリム』にとっては記憶に失う前も体験した事があるか不明な未知なる世界。
 『アルカラ』においては一種、馴染み深い故郷への返り咲きか。

本体の名を記す『グリム・ランタン』を操作し蛍光灯にも能力を仕込む。
 アルカラも、同じ。新たに成長したスタンド(力) その名も『ドクター・アリス』!
アルカラの試合を観た事のある通の客やDJ司会者が興奮する声が耳栓越しに聞きつつ
スタンドの足を地面につけた。超感覚による『振動』の察知。
 互いのスタンドをサポートする気概は万全。対して相手は……。

 ――へッ

アージェント「『白黒』付ける試合での常套手段ってのは、最初に『ド肝』潰すのが
一番手っ取り早いのさ。――やりなぁ! 相棒!!」

オブシディアン「応! ウゥ……ぅううおおおおお応ッッ!! 
――『ザ・ホワイト・ストライプス』 装填……回転……!』

               ――ズギュンッ!

!!!! 上半身スーツを破り捨てた病的に白い大柄な男、オブシディアンが
腰を落とし足を踏ん張った体勢へ移行して発現したスタンドの形、それは!!

イメージ画像↓
ttps://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%83%B3-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E7%94%A8%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84-MW20R/dp/B00QV233E6

ガ ガ ガトリング銃だああああああああ!!!!??

映画コ〇ンド―に出てくるような、成人の男性が抱えられるようなサイズの
ガトリング銃! しかも、どう言うギミックか砲身と持ちての部分の間にも
ミサイル見たいな形状のカラフルな動物チックなデザインの小型ミサイル見たいな
オプションも見られる『スタンド銃』だ!

司会者『wwwwwryyyy!!!? お、おったまげー!!
オブシディアン選手!! まさか、まさかのがドリング銃!!
 こ、これがモノホンの威力なら、危うし、グリム! 危うし、アルカラ!
この数秒後には、二人のミンチが出来上がって今夜はハンバーグ類が一切
食べれない渋いディナーになっちまうぜえええ!!! イエーイ!』

ベリル『いや……冷静に考えて、そんなピーキーな能力ならⅭランクどころか
BかA級のランカー戦に出場させる筈だ。
原則、アリーナの試合は不慮の事故ってので死亡も稀に起こるが基本的に
故意に殺害させる真似は厳禁。奴の能力……私の想像では別の』

オブシディアン「ウゥ応応応ォォォォ!!! 発射!!!」

 ダダダダダダダダダダダダ!!!!!

   ダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!

――なんだ!?

オブシディアンはガトリング銃を乱射する。だが『君達には全く命中しない!』
 君達とアージェント達。その境にある地面を銃弾が命中し、埋め込まれる。

? 銃弾にしては、その地面に埋め込まれた穴は少々小さく感じられた……。

780『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/03(水) 14:07:06
アージェント「へへへ……」

アージェントとオブシディアンは動かない……。不敵な笑みを彼女は浮かべており
オブシディアンは撃ち尽くした後、大きく息を吸って呼吸を整えてる。

〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ザ・ホワイト・ストライプス』の銃痕
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

781グリム『グリム・ランタン』:2022/08/03(水) 19:35:38
>>779-780(質問)
オブシディアンは自分とアリスを狙って撃ったようには見えなかった?
初めから狙いは地面のようでしたか?

>>779-780
「むッ・・・」

捌ききれるか――と、『アリス』の前に立ち一瞬身構えるが、その心配は無かったようだ。
とは言え、発射中は肝が冷えたが・・・・・・。

「・・・なるほど? これがこの『フィールド』を選んだ理由か?
 『銃弾』が地面に命中する必要がある・・・と」

試合場の中心に大きく相手の『領域』が出来た、と考えて良いだろう。
となれば、ここは無闇に突っ込むのは悪手か・・・。

 クン クン

『アリス』から授かった『超人的嗅覚』で、
『硝煙』の臭いや、発射された『銃弾?』、命中箇所の臭いを探る。

782夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/03(水) 21:49:32
>>779-780

「ハッ――――――」

          シ ャ ラ ァ ン ッ

現れた『ガトリング銃』のヴィジョンを見て鼻で笑い、
『ドクター・アリス』が髪をかきあげる。

「ナニかとおもえば、『テッポー』のスタンドかぁ〜〜。
 それくらいだったら、わたしだって『つかったコトある』ね」

『エアリー・フェアリー・ナンセンス』。
かつて訪れた『夢の世界』で、
一時的に『自分のスタンド』として使った代物だ。
そのヴィジョンは『マシンガン』だった。
今となっては懐かしい思い出。
オブシディアンのスタンドは、その記憶を想起させた。

「ホンキでアルカラをビックリさせたいなら、
 『ロケット』で『ツキ』までとんでいって、
 そこから『ウサギ』でもつれてこいよ!!」

     ――――――ドクンッ

『ドクター・アリス』の両足を通して、
『超触覚』で地面の様子を探る。
一種の『ソナー』だ。
もし、何かが土の中で動いていたりすれば、
その『振動』で分かるだろう。

        シュバッ

そして、『ドクター』の両手に『M&M'S』を一粒ずつ握る。
これは『実体弾』。
『スタンド』に対しては効果がない代わりに、
『スタンド体』の『ネイル』よりも射程が長い。

>>781

「グリム、わたしの『ヨソウ』をいっとくよ」

『グリム・ランタン』の後方から、グリムに声を掛ける。

「さっきベリルは『ジカンをかけたらまける』っていってた。
 だから、さっさとおわらせたほうがタブンいい」

「なんとなくだけど、
 『オブシディアン』は『ジカンカセギ』っぽいきがする。
 アイツが『あしどめ』してるあいだに、
 『アージェント』がコウゲキしてくるか、
 『ジュンビをおわらせる』ってのが、わたしのかんがえ」

完全に『待ちの姿勢』という可能性も、なくはないだろう。
だが、『アリーナ』という場所を考えると、
そんな消極的な戦法を選ぶとは考えにくい。
普通に考えれば、向こうから積極的に攻撃してくるはずだ。

「ドンドンせめたほうがよさそうなんだけどさぁ」

「――――やっぱ『アレ』がきになるよね」

地面の中に埋まった『銃弾』には、当然ながら注意を払う。

「でも、ちょくせつブッぱなしてこなかったってコトは、
 ニンゲンには『こうかナイ』っぽいかなぁ??」

再び『エアリー・フェアリー・ナンセンス』を思い出す。
あの奇妙な銃は、
『四大元素』から『妖精』を生み出す能力を持っていた。
その例を考えると、『ただの弾丸』とは思えない。
『動物のモチーフ』を考えても、
そこから何かが出てくるのではないか。
そう思わざるを得なかった。

783『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/04(木) 12:02:06
>>781-782

グリムが感じた疑問。『ザ・ホワイト・ストライプス』の照準がどうなっていたか?
 自身の名付け親とも言えるアルカラの壁になって銃弾が飛び込めば防ごうと
身構えていた君は、弱視と言うチャームポイント持ちの彼女より正確に認識出来た事。

オブシディアンの狙撃、と言うか乱射は『掃射』と言う感じで、君達目掛けて
構えているが、射撃の勢いが強いのか、若しくは別の理由かは不明ながら
撃つ瞬間、彼の体は震えてまともに撃ててない(精:E)と言う感じであった。
恐らくだが、あれでは1m程度の近距離で棒立ちにならない限りは
でかい銃口であるものの命中させるのは難しいだろうとグリムは感じられた。

そして『超人的嗅覚』の情報。
 これも良い着眼点だ。まず硝煙の匂いだが火薬臭さより『ペパーミント』のような香り。
無数の着弾部分からも、微かなミント臭が放たれ、それが徐々に土の匂いと混ざって強まり
今まで嗅いだことのない自然の若草と樹が息吹く情景を感じさせる香料の波が
グリムの鼻から脳へと突き抜ける! これは……正しく『発芽』が!
『促進』がなされようとしている!

対して『ドクター・アリス』もまた感じる……『脈動』を!
 地面に埋め込まれた穴の中が段々隆起し、その埋め込まれ、否、撃ち込まれた
弾丸らしき物が何か別の形へと変わっていく『蠢き』を!

アージェント「おぅおぅ、アルカラって言ったか?」

したり顔で、対戦相手の彼女は眼鏡のつるを軽く摘まんでおちょくるように
持ち上げつつ嘯く。

アージェント「『ウサギ』は持ってこれないが……てめー見たいな
口だけの吠える『サル』に相応しいフィールドが」

 ――今、開始されるぜ!

 ニョキ ニョキニョキニョキッッ!!

 !

グリムとアルカラ、そして司会者や観客。全員が試合場の大地の変化を見届けられた!
 着弾地点より『芽』が咲き誇る、それは急激に成長(ス:Ⅽ)を行い。
段々と『樹』が育ってくる! 

現時点で君達の足の膝丈程度だろうか。だが、観察してる合間にも
幹は太くなり、枝が生え『ジャングル』が出来上がろうとしている!

オブシディアン「――これが、『ザ・ホワイト・ストライプス』の力。
『第一の能力』 『ジャック・ホワイト』
ジャック・ホワイト
白き 占領だ……俺と……アージェントの聖域……」

アージェント「感慨深いところ悪いがなぁ、相棒っ!
 あっちだって青ぴょうたんじゃねぇんだ。敵から目を離すんじゃねぇぞ!!」

オブシディアン「ぅ……りょ……了解だっ」

784『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/04(木) 12:06:38

〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=アージェント・オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ・グリム
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長中
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  2、3レス程度で『大樹』となるだろう。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□☆□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

785グリム『グリム・ランタン』:2022/08/04(木) 20:10:25
>>782-784
「・・・これは『ジャングル』か。『木々の強い臭い』・・・。
 『樹木』が急速に成長してるぞッ!」

「『アリス』・・・これは『最初の選択』だ。
 『足を踏み入れる』か、それとも『待つ』か・・・・・・。
 俺は、君の『予想』が正しいと踏む。つまりこれは相手の『時間稼ぎ』だ。
 このまま成長を待てば敵を『見失う』・・・。
 それは『お互い様』だが、相手にとって『有利』なんだろうな」

わざわざ地面を土にしてまでこの『ジャングル』を用意したかったのだから、それは間違いが無い筈だ。
この『ジャングル』を主戦場にするのか、それとも『ジャングル』を何かに使うのかは分からないが、
『視界の問題』は相手にとって有利に働くはず。

「俺は今から『突っ込む』。あそこは敵の領域だが、
 敵を見失い、準備をさせる『リスク』の方が『恐ろしい』と判断する」

「『アリス』がどうするか、『共有』の札を切るかは、任せる。
 一時的に分かれるとしても、状況については・・・。
 無理のない範囲で口に出そう。『聴覚』で拾えるように」

自分の考えを一通り説明したら、木々の薄い『MAP右側』に進みたい。

786夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/05(金) 19:27:08
>>783-785

「『サルみたいなウサギ』はいるかな??
 『ウサギみたいなサル』でもいいぞ!!
 シンシュはっけんしたら、わたしのナマエをいれてくれよな」

軽口を叩きながら、前方の木々を見据える。
自分達に有利な環境を構築する意図のようだが、
そういう意味なら、こっちの方が『発想の規模』は上だ。
このフィールドにおいて、
『超触覚』が十分に機能する事も確認できた。

「――――――『だろうね』」

『グリムの意見』に同意する。
リスクは大きいものの、
ここで待っていても事態が好転するとは思えない。
むしろ、時間が経てば経つほど、
『敵側の有利』に傾いていくだろう。
ハッキリ言って、『突入』するのは危険を伴う。
しかし、そうする以外の手は思い付かなかった。

「『それしかない』みたいだし、グリムに『オネガイ』しとく。
 『アリスのアリス』じゃ『パワーぶそく』だから」

『グリム・ランタン』なら、たとえ奇襲されたとしても、
ある程度は跳ね除けられる地力があるはずだ。
現状、『ドクター・アリス』は『聴覚』を『封印』しているようなものだし、
『嗅覚』はグリムに貸している。
『味覚』が役に立たない状況では、
残っている『触覚』に頼るしかない訳だが、
それだけで敵の動きを完璧に探知するのは、
少しばかり『工夫』が要るだろう。

「じゃ、オコトバにあまえて『つかっちゃう』ね」

           チョンッ

再び『爪』でグリムに触れ、『視覚共有』を発動させる。

「私は『世界の全て』を見てみたい。
 だからこそ、『ドクター・アリス』の『輝き』は、
 『この世界』を隈なく照らし、『闇』を払い、『全て』を明らかにする。
 その眩しい『光』の前では、どんな『悪魔』であろうと、必ず『正体』を曝け出す」

     シュルルルルルゥゥゥゥゥゥゥ――――――――ッ!

「『ドクター・アリス』の『第二の能力』――――『シンパシー・フォー・ザ・デビル(悪魔を憐れむ歌)』」

これにより、『ドクター・アリス』の頭部から伸びる金髪が、
グリム本体に『接続』される。
その射程は『100m』――十分すぎる距離だ。
『グリムの見た光景』は、
全て『ドクター・アリス』に伝達される事になる。

「コッチのイバショは『チョコのニオイ』でわかるから、
 ふりむかなくてもダイジョーブだよ」

グリムに『前衛』を任せ、その後ろからついていく。

「『グリム・ランタン』の『て』があいてるときに、
 もしかしたら『アリス』の『ツメ』わたすかも」

            ヒソッ

密かに『提案』しつつ、『樹木』の手前まで行って、
そこで立ち止まる。
生長の勢いを計算すると、今すぐに踏み込んだとしても、
『ジャングル』に囲まれる事は避けられない。
『グリム・ランタン』が相手の手の内を引き出してくれる事を信じて、
後方での『バックアップ』に努める。

787 『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/06(土) 13:34:01
>>785-786

グリムとアルカラ。互いに短くも作戦のやりとりを行い、決めた方針は『攻め』
 間違っていない。このまま『待ち』の状態で動かず迎撃をとっても、ベリルの助言も
踏まえれば確実に相手の優位を許す事になる。

進化した『ドクター・アリス』の能力
『シンパシー・フォー・ザ・デビル(悪魔を憐れむ歌)』にて感覚共有する際中。
アルカラだけは地面にスタンドを足付かせてるから気付くだろう。

 ―ゴゴゴゴゴゴゴッ ダダダダッ

大樹へと若木か成長する振動に混じって別の振動が感じる。
これは、恐らく『誰かが走り回っている音』だ。こちらに近づいては居ない。
恐らくアージェント達の居る地帯で動き回っている。
 目をそちらに走らせれば、既に大人サイズまで木々が伸びてきてるので
高身長のオブシディアンの頭部が辛うじて見える程度だったが、既に
『アージェント』が向こう側で何をしてるか視認するのは困難だ……。

アルカラは樹木の前に立つ。グングンとその樹は逞しく伸びていく。
 恐らく獣のパワー(パB)超怪力(パA)で破壊を止めようとしても、自然のパワーで
変形しつつ伸びるのでは? と感じられる。もしこのフィールドを全壊するとすれば
最初に種を撒かれた(掃射)段階で、どうにか地形破壊などしなければ
止める術は余りないのだろう。あとは、スタンドを直接破壊する。

その合間にも、グリムは前進する。木々の伸び具合からも考えて消去法から
一番移動空間が広そうなのは右だ。君の考えは正しい。

 ――ザッ

アージェント「――おっ」

 ! まだ距離は5m程あるものの木々の向こうで『アージェント』が
こちらの方向に進もうとしてるのと一瞬目が合った……!
 相手が施した障害物(木)もある為。行き成り飛び道具で攻撃を
仕掛けられる事はない。だが、相手は相棒の能力を熟知して『仕掛ける』。
 色々と想定して進まないと思わぬ奇襲を喰らうぞ!

788 『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/06(土) 13:36:43
〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴●□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長中
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  1、2レス程度で『大樹』となるだろう。
∴■□□□□□□☆□□□〇■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

789グリム『グリム・ランタン』:2022/08/06(土) 19:47:30
>>787
「やはり『動いて』いるな・・・」

『アージェント』の能力・・・。
一番最初にエレベーターを降りた時の光景を思い出す。
もしあれを一人で成したとすれば、複数人を相手にしても問題の無い能力。
そして、時間をかければかけるほど、有利になる・・・・・・。

(『仕込み』が必要だが『大規模』になりうる力か?
 『オブシディアン』が『武器の放棄』で『地面』を選んだのなら、
 彼女こそが『武器』を持っている可能性があるが・・・・・・)

右手側の金網によりつつ、前に進む。
『ジャック・ホワイト』に近づきすぎると成長に『巻き込まれる』可能性があるため、
正面以外の『木』には近づかないようにしよう。

790夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/07(日) 02:53:32
>>787-788

樹木の前で足を止め、その場に『スタンド』だけを残して、
2mほど後退する。
絶対に『ジャングル』には踏み込まない。
これが普通の木であったとしても、
『ドクター・アリス』のパワーで破壊は不可能だ。
ならば、入るべきではない。
少なくとも『敵の情報』が手に入るまでは。

『アリス』が持つ『超人的四感』。
基本的に、『超味覚』が使える状況は限定されるが、
『超聴覚』や『超嗅覚』は汎用性が高く、
それゆえに『多用』している。
それらと比べると『超人的触覚』は、
主に『敵』に対して使う事が多く、
『自分自身』で活用する場面は少ない。

だが、今は『アリーナ』の『タッグバトル』。
おあつらえ向きに、足元は『柔らかい土』。
こうした『特殊な状況下』では、
『超触覚』を最大限に活かす事が可能だ。

>>789

    「グリムの『め』、『アリス』にかしてもらうよ」

「そのかわり、『テキのウゴキ』は『ドクター・アリス』がつかむ」

          バ ッ ! !

『匍匐前進』をする時のような体勢で、
『ドクター・アリス』が素早く地面に伏せる。
そのまま進もうという訳ではない。
『能力』をフル活用するためには、この姿勢が『ベスト』。

  「みえなくてもドコにいても――――」

              「『アリス』は『ウサギ』をにがさない」

さっきまでは『両足だけ』だったが、ここからは『全身』だ。
すなわち、『超触覚』を『総動員』した『振動探知』。
接触する『面積』が大幅に増えた事で、
『探知精度』は更にアップするだろう。
もちろん、敵が目の前にいる状態では『的』になるだけだ。
『超聴覚』や『超嗅覚』が使えるなら、
そちらに頼った方が手っ取り早い。
その『二つ』が使用できず、十分な『距離』が開いており、
なおかつ『仲間』がいる状態でなければ、この技は使えない。
まさに『今』のように。

「『アージェント』ってさぁ、『オブシディアン』のコト、
 よくしってそうだよね〜〜。
 『あのナカにいればゼッタイかてる!!』とか、
 タブンおもってるんじゃないかなぁ??」

   「――――だから、ぎゃくに『ユダン』しやすい。
    『ユウリなトコでまける』なんて、
    フツーかんがえないだろーからさぁ〜〜」

       「ソコを『ねらいうち』してやろっかな〜〜って」

『ジャングル』の中で分があるのは、間違いなく向こうの方だ。
裏を返せば、それは『慢心』にも繋がり得る。
『有利な場所』にいるからこそ、
『破られるはずがない』と考えてしまいがちだからだ。

       「『うごいた』ら『しらせる』」

『超触覚』を限界まで駆使した『全開振動探知』を行い、
『アージェント』の動きを捕捉する。
『それ以外の振動』も含めて。
『オブシディアン』の能力には、まだ隠された部分がある。

791『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/07(日) 16:27:50
>>789-790

グリムはアージェントとの邂逅時を思い出す。4、5人は積み重ねた犯罪者達を
椅子にして座っていた彼女。機動力があるのか、または単純に破壊力があるのか?
 その回答は、予想よりも早く……『アージェント』自身が行動で齎してくれた。

アージェント「よう、グラサン野郎」

木々が邪魔して、彼女がどう言う表情で声かけたか解りづらいが、間違いなく
挑発めいた感じで告げる。

アージェント「――鬼ごっこだ」

 タンッ ダッ ニョキ  ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ……!

アージェントは、動き始めた……! その動きは、早い……速い!
 常人以上、まるで草原のチーターが獲物を追い詰めるが如く残像する
見えかねない(スB)勢いで、ステップを刻むかのように動く!
 ただ、君(グリム)目掛け突進するような軌道ではない。その周辺一帯の
木々の障害物のない地面一帯を動き回る、読めない動き。
 何故? と感じる前に『超嗅覚』が答えを示す。

……草の強い香り。これは……『雑草』 
 もしアルカラから能力を譲渡してなかったら気付かなかったかも知れない。
周辺から生やす木々と共に少しだけ生えてくる周辺の草の匂いだろうと
気にも留めなかっただろう。だが、アージェントが動き回る度に、その踏んだ先に
『雑草が生えてくる』匂いを君は感じ、そして嗅覚に促されるまま彼女の
足先を見れば理解出来るだろう! 黒い少し襤褸も見えるブーツのようなスタンドを!

アージェント「――『二グロ・スピリチュアル』 舞うぜっ!」

 タンッ ダッ ニョキ  ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ ダッ ニョキ……!

そのまま彼女は縦横無尽に、ステップを刻ん大地に雑草を生やしながら
グリムより左の森の木々生える場所へ移動する……!
 追うべきか? または……別の行動をとるべきか。

ー ― ー ― ー ― ― ― ― ― ― ― ー

アリスの目の先でも、ジャングルは着実に成長を終えようとしているのが見えた。
目の先の大樹は、4〜5m程だろうか? 既に一端の頑丈な障害物だ。
それでいて、超嗅覚など持たずとも爽やかな甘さすら感じる香りが上から届く。
 その匂いの元を目で追えば、ふさふさと生えた葉と逞しい枝から幾つもの
赤く丸々とした『リンゴ』らしいものが生えていた。
 つまり、このジャングルは単なるジャングルでなく『果樹園』らしい。

DJ司会者『ウェーイ! ザ・ホワイト・ストライプスっ、ジャック・ホワイトと
呼ばれるフィールドは、なんとリンゴの木が生えそろっている!
 ガトリング銃から放たれたのは、リンゴの種! 何とも物騒な代物の割に
メルヘンチックな能力じゃねーの!』

ベリル「木々が、特別選手を攻撃するとか、そんな感じは無さそうだな。
見た所、本当に普通のリンゴの木と言う感じ。食料を生産する能力としては
中々希少だが、戦闘に応用するとなると障害物以外で特に用途は無さそうだが……」

司会席の声を耳に流しつつ。『ドクター・アリス』を大地へ添える。
君の『超触覚』は『ソナー』だ。故に、大地を激しく動き回って果樹園を
練り動き続けるアージェントの喧しい程の振動を感じ取れた。
 君の元に接近していない。どうやら、フィールド全体を自分の足で踏む事に
集中しているようだ……。

 …………カサカサカサッ   ス――ッ

? 何だ? アージェントではない。そしてオブシディアンが歩いてる感じでもない。
 もっと軽い……しいて言うなら金属板程度の何かが地面を這うような感じで
動いてるのを感じ取った。まだ距離もそこまで近くないが……。
 数は『三つ』だ。

792『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/07(日) 16:31:11
〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□?□∴□∴?∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴●∴?∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴〇■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  大半が『果樹』となっている。
∴■□□□□□□☆□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

793グリム『グリム・ランタン』:2022/08/08(月) 13:52:02
>792
「早い、な。このスピード・・・かなり厄介だ」

(ましてや『ジャングル』の中では、『小回り』が効くのは『有利過ぎる』。
 それだけが狙いではないだろうがな・・・)

木々の間を抜け、ジャングルの反対側へと足を踏み入れる。
その後、『アージェント』がその『スタンド』で踏んだ後に生えた『雑草』に、『蛍光灯』で触れてみる。
『蛍光灯』には『蝋燭』が埋め込んであるが、その反対側で触れよう。
もし『蝋燭』の先端が破壊されてしまえば、能力も解除される・・・。

(これは『地雷』か? さて、何が来るか・・・)

今更だが『蛍光灯』は、左右の電極とガラス管の内部に封入されたガスによって『点灯』という『機能』を果たす。
もし割れたり、僅かでも欠けてガスが失われれば、『直す』事も出来ない・・・つまりは『終わり』だ。
自分の能力は、『終わり』に繋がる僅かな破損も起こり得ない。

(折れず、曲がらず、割れず、欠けず・・・俺の能力との『相性』は抜群だ。
 そして『能力による変化』・・・・・・こればかりは受けてみなければわからないが)

『雑草』と『蛍光灯』、双方の変化に注意する。

794夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/09(火) 00:05:24
>>791-793

「フフフ、チョロいチョロい」

『見えないもの』の動きが手に取るように分かる。
これが『超人的感覚』の真髄だ。
『位置情報』のアドバンテージは、こちら側が握っている。

「ほうほう――――」

『共有』している『グリムの視界』で、
『アージェントのスタンド』を見る。
ああいうタイプか。
本体を強化されるのは面倒だが、
逆に言えば他の部分は生身。
一撃でも直撃すれば、それだけで終わる。
『グリム・ランタン』なら十分に当てられるはずだ。
ただ、何か仕込んでいるのは明白。
それが済む前に片付けるのが理想だが、
そう都合良くはいかないだろう。

「グリム、『みっつ』うごいてる。
 『アージェント』じゃない『ナニか』。
 『かるくてうすいモノ』がジメンを『はってる』みたい」

「イマはゼンブ『ほくせい』ほうこう。
 だいたい『アージェント』のまわりにいるっぽい」
 
「アッチが『ふいうち』ねらってるんなら、
 『きづいてないフリ』しといたほうがよさそうだよ」

引き続き、『振動探知』を続行。
『アージェントの動き』よりも、
隠れるように進む『正体不明の何か』の方が、
警戒の優先度は高い。
また、『オブシディアン』も気になるところだ。
動く様子がないのは、動かないのか動けないのか。
『ジャック・ホワイト』の方も、まだ何かあると見た。

「チャンスがあったら、
 コッチからもフイウチしたいトコだけどさぁ」

現在位置から、
『アージェント』を『狙撃』できる可能性はありそうだろうか?
少なくとも、スピードや精度は問題ない。
彼我の距離はあるが、
相手が近付いたタイミングを狙えば解決する。
この場で最も障害となるのは、やはり『遮蔽物』だ。
一瞬でも木陰から姿を現すようなら、
その瞬間に撃つ事は出来そうか?

「――――それか『ハサミうち』か」

もしグリムが『向こう側』へ渡るのなら、
こちらに残った自分とグリムで、
『アージェント』を『挟撃』する策も考える。
当然、その場合は『オブシディアン』が黙ってないだろうが。
それならそれで、最悪『一対一』に持ち込む事は出来る。

795『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/09(火) 10:53:36
グリムPC
 申し訳ありません。
念のために確認ですが、反対側へ足を踏み入れる。こちらはマップ上だと。

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□〇■∴  ●=アージェント
∴■□?□∴□∴?∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴●∴?∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  大半が『果樹』となっている。
∴■□□□□□□☆□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

の位置でよろしかったでしょうか?

796グリム『グリム・ランタン』:2022/08/09(火) 12:29:04
>>795
その辺りの位置を想定しておりました。

797『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/10(水) 09:42:11
>>796(回答感謝)
>>793-794

まず、『グリム』の行動の結果だ。
 君は名の通りのスタンド。『グリム・ランタン』の命の蝋燭を仕込んだ
蛍光灯で生い茂る雑草に触れる。
 撫でるように青々とした幾多の環境でもしぶとく生える草は、蛍光灯の
力に抗うことなく、カサリと揺れる。見た所、現時点では只の雑草でしかない。
 爆発したり、オジキ草が如く大きさに変化が起きたりなどはしない。
蛍光灯は問題なく、無事なままだ……。

次に『アルカラ』だ。
 君の能力を相手は把握してない。汚いやり口で、誰かしらに金で情報を
買ったりなどすれば、以前のドクター・ブラインドの能力なりは知ってる
可能性は無きも非ずだが、初公開のドクター・アリスの全貌を彼女が
知る術など無いのだから。今は流石に果樹園の木々が邪魔すぎて
狙撃は難しい。ただ、木陰に出てくるチャンスがあれば、可能だろう。

さて『グリム』。君はジャングルたる果樹園を横切った。そして
其処は開けており、『オブシディアン』が良く見える。当然、相手も
君が果樹園を抜けたのを確認する。敵側の果樹園のない地面の大半は
既にアージェントが仕込み済みらしく、茫々と雑草で埋め尽くされている。

オブシディアン「ぉ……! あ、アージェント……敵……が!」

軽く目を見開き、焦る口調で叫ぶような彼に。果樹園から怒鳴り声が返された。

アージェント「一々喚くな、相棒! とーぜん、んな事想定済みだろぉがっ。
お前はお前のやるべき事を四の五の言わずにやればいい!」 ドガァ!


オブシディアン「ぅ……り……了解! ぬ……むぅ……ぅん!!
――『メグ・ホワイト』ぉおっっ!!」

 ――ドンッッ゛!

オブシディアンは、ガトリング銃を構えると『砲撃』をした。

最初に見た時の、カラフルな動物めいたデザインのミサイル。それが放たれた
グリム(君)にではない。アルカラの方向だ! だが、直ぐアルカラも
同時に気付くが、銃弾と同等の速度で放たれたソレはアルカラの手前の
果樹園の上で、ドゴンと鈍い刺さる音ともに着弾した。
 失敗したのだろうか? だが、それにしてはオブシディアンの顔には
君が直ぐにでも襲い掛かれる距離である焦りと怯えに緊張以外では
今した行動を後悔する様子は無さそうだ。


アージェント「ちぃ! てめぇの始末は後からだ……」

果樹園の中を忍ぶようにステップを踏みつつ能力の領域を広げていたらしい
振動を感じてたアルカラ。君は、アージェントが吐き捨てるように
自分へ言い捨てたのを感じると共に、彼女が一番近くの木々を蹴りつけると共に
オブシディアンの居る反対方向へ駆けていく振動を感じ取る。
 どうやら、先に『グリム』に狙いを定めるようだ……!
『這いまわる何か』も、彼女の後に続くように移動する振動を探知する。

  ?『……banjyaa……』

っ!? ミサイルが着弾した木々。その上から何かの声らしきものを
アルカラは聞き取った……!

798『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/10(水) 09:45:31
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。右の?に二つ聞こえる
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴●∴□∴□∴□〇■∴  ●=アージェント
∴■□?□∴?∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴▽∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□☆□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=何物かが大樹の上に居る。
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

799<削除>:<削除>
<削除>

800グリム『グリム・ランタン』:2022/08/10(水) 20:21:59
>>797
「反応は無し・・・だが『何もない』という事はあるまい」

(何らかの『仕込み』は間違いないが・・・。
 『雑草』そのものは『サポート』か? 何かを活かす為の・・・・・・)

「ッ・・・! 『アリス』・・・」

『ミサイル』それ自体の被害がない事には安堵する。
だが、それだけでは終わらないであろう事は『オブシディアン』の表情を見れば分かる・・・。
あれは『仕事』を完遂している顔だ。

「なら俺も『仕事』をしなければな・・・!」

自らの『領域』を作り、そこで動く『何か』を仕込む・・・。
放置していれば幾らでも『手数』が増えていくのは明らかだ。
まずは――。

「お前からだ。近接戦は不得手のようだからな・・・」

『オブシディアン』へと一直線に進む。

801夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/11(木) 00:32:35
>>797-798
>>800

随分あっさり近付けた――
それが『オブシディアン』に対する第一印象だ。
『飛び道具のスタンド』を持ってるなら、
遠距離から撃ちまくるのが一番強い。
てっきり、『果樹』を遮蔽物として利用しつつ、
ひたすら乱射してくると思っていた。
わざわざ生やした『果樹園』も、
大してバリケードとしての機能を果たしていない。
こうも簡単に接近を許すというのは、どうにも不可解だった。

「どうしたどうした『オブシディアン』??
 チョーシわるいのかァ??
 それとも『おシバイ』してんのかァ〜〜??」

最初に考えたのは、
わざとビビッたフリをしているという可能性。
しかし、それにしたって『棒立ち』はないだろう。
もう少し何かするのが自然だ。
やはり、この『ジャック・ホワイト』そのものは、
『ただの木』でしかない。
『ここから何かをする』のが、
『ザ・ホワイト・ストライプス』の本領なのだろう。

「ほらほら、いそげいそげ!!
 さっさといかなきゃ、
 『ハートのジャック』がクビをはねられるぞ!!」

『アージェント』に向かって叫びながら、
『メグ・ホワイト』の着弾を確認した。

「ダイジョーブだよ、グリム。コッチはコッチでなんとかする」

木の上に『敵』がいる事は明らかだ。
夢見ヶ崎本体は、
『スタンド』の『2m後ろ』に下がっている(>>790)。
直接こちらに飛んできたとしても、幾らかの猶予はあるだろう。

「ずっとナニもないっていうのもタイクツだし、
 せっかくの『ステージ』なんだからさぁ〜〜」

頭上を見上げたとしても、生い茂る葉が邪魔になって、
『敵の姿』を目視する事は難しそうだ。
だから、そちらは見ずに、『振動探知』に全神経を集中する。
『振動』というのは、何も『地面を踏む音』だけではない。
木を揺らせば、その『振動』は地面に伝わり、
『ドクター・アリス』まで届く。
ましてや、『すぐ近くの木』だ。
それを捉えられないなどという事は、万に一つも有り得ない。
たとえ見えていなくとも、ほんの少しでも動いた瞬間に、
『振動の種類』から『何をしようとしているか』を推察できる。

「――――いっしょに『ダンス』してくれる??」

              グ ッ

獲物に飛び掛る寸前の豹のように、
『ドクター・アリス』が『四つん這い』の構えを取る。
四肢の力を最大限に使って、即座に動き出す準備だ。
この状況では隙を晒した側がやられる。
無駄な動きはせず、『後の先』を狙う。
その際、本体は『ペットボトル』を胸の前に持ち上げておく。

802『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/11(木) 13:57:05
>>800-801

>お前からだ。近接戦は不得手のようだからな・・・

オブシディアン「グ……む……むぅぅ……」

君(グリム)は更にオブシディアンにスタンドと共に接近する。
(※細かい記述が無いので、スタンドはグリムの傍に居ると解釈)
 今の距離、約2〜3m。すぐスタンドで攻撃を仕掛けれる
『超嗅覚』でも、彼の放つ肉体の匂いが細やかに理解出来る。

『妙だと』感じれた事が2点ある。
まず1点。オブシディアンから『緊張』の匂い。つまり硫黄に近いものが
垂れ流されている。他に感じ取れる匂いは、君が超嗅覚を初めて使用する為に
参考とするものが居ないので断定出来ないが。試合に自ら参加してるにしては
後方から野次を飛ばすアルカラの言葉通り『戦意があまりに低い』ようだ。

2点目。それは『真横からの匂い』
 焼けるような、匂いを色彩で表すとなれば血のような赤色であるだろう。
そに香りは急加速で、吹き荒れる風を感じさせる勢いと共に君の鼻へ警報を送っていた。

    ――ダッダッダッダッ゛!!
 
 アージェント「鬼さんこちらって、さっき言ったろ?」

           ダッダッダッッ゛!!

 アージェント「邪険にすんなよ。 ――腸(はらわた)飛ばしたくなるぜ!!」

肉食獣を思わせる笑みを浮かべ、アージェントが急接近(スB)だ!
  『グリム・ランタン』でオブシディアンを攻撃する事も可能だが。
そうすると、間違いなくアージェントの急襲が成功すると言う距離!
 そして、アージェントの匂いに君や君の未知のスタンドに対する
恐れや警戒、躊躇といったものは一切ない。ただ闘争心と殺意に敵意Max・mixの
コロンを纏いつつ突撃しようとしているぞ!
 それと、彼女は片腕に抱えるように『リンゴ2,3個』を持っている。
先ほど果樹を蹴って入手したものだろう。

ー ー ― ― ― ー ― ― ―

さぁ、対して果樹の密林の向こうにいる君(アルカラ)だ。
 敵、オブシディアンが牽制か? いや確実に何かしらの勝利の為に放ったミサイル。
『メグ・ホワイト』と呼ばれし何か。

 >――――いっしょに『ダンス』してくれる??

     パクパクパクンッ! シュッッ タンッ ……ッ

『ドクター・アリス』を攻撃態勢へ移らせ、アルカラも道具を構える。
何か高速で木々の上で銜える音と、跳躍の音。
 そして、現れたのは……。

 シャリ シャリ モキュ シャリシャリ ゴクンッ
『danba? dan! megu danba suki!』

 ……ゴゴゴゴゴゴッ

?? 木々が一度振動し、そこから地面に降り立ったのは
妙な獣ちっくなスタンドだった。
 『リンゴ』を何個も頬張り、それをゴックンと飲み込み君と君のスタンドを
しげしげと見つめ、ダンスと言う言葉に好奇と関心を示す声を放つ。
 姿のイメージはリ〇&スティッ〇の、あのスティ〇チだ。

こいつが『メグ・ホワイト』のようだ。そして、このスタンドは奇妙にも
『ドクター・アリス』に攻撃を加えるでもなく、君の言葉に応じてるのか
腰をクネクネして両腕を振って、陽気に踊る仕草をしている。
攻撃の意思や敵意も見られない……何だ、このスタンドは?
 超感覚からは、このスタンドが『お芝居』をしてるようにも思えない……。

803『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/11(木) 13:59:54
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□★□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□〇□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。一か所に居る
∴∴■□□□□●□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴?∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□▽□□□□■∴
∴∴■□□□□□☆□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

804グリム『グリム・ランタン』:2022/08/11(木) 20:23:39
>>802
「オーケー・・・『射程距離』だ。しかし・・・」

『オブディシアン』を見据え、双方の距離を測る。
『スタンド』を飛ばせば『攻め込める』、双方の位置関係。
『アリス』の与えてくれた『超嗅覚』は、彼の『意欲の無さ』を感じ取れた。
2つの情報を合わせれば、『攻め入る』のが得策・・・。

「・・・・・・勿論カバーに入ってくるな。
 『ママ』が『尻拭い』しに来たというわけだ」

・・・だが『アージェント』がそれを許さないだろう。
自らの守りを捨てては、一瞬で『食われる』・・・そんな凶暴性を感じる。

「『2vs1』。どちらかに集中すれば、どちらかに隙を『突かれる』・・・。
 だから俺は・・・『こうする』」

『グリム・ランタン』が持つ『杖』と『蛍光灯』を逆手に持ち替え、そのまま『グリム・ランタン』を跳躍。
『スキーのストック』の要領で、地面に『杖』と『蛍光灯』を当て、押し込み、
姿勢の維持と、加速を行い、『オブディシアン』に飛び蹴りを放つ。(破ス精BBB

スタンドの『射程距離』を活かした『距離詰め』・・・だが目的はそれだけではない。
スタンドを先行させれば、勿論『グリム』はがら空きになる。
『アージェント』がそれを見逃さないだろう。
    、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「・・・『獲物を狙う時が一番守りが薄い』」

だが、それは『逆もしかり』だ。
『オブディシアン』に放った飛び蹴りの『反動』で、
『グリム・ランタン』を、こちらを狙うであろう『アージェント』に飛びかからせる。
『オブディシアン』のスタンドヴィジョンでこちらの蹴り足を掴んだりする事はまず無理だろう。

805夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/12(金) 05:51:41
>>802-804

『視覚共有』によって、『グリムの視界』は見えている。
グリムは『本格的な攻撃』に移ったようだ。
状況は『二対一』になりつつあるが、
『グリム・ランタン』なら跳ね返せるだろう。
そうは思っているが、
本当に『このまま終わるのか』という懸念もあった。
だが、この距離からでは今以上の『援護』は厳しい。
いざとなれば『例の権利』を使うが、それは『最後の手段』。
『あと一押しで確実に勝てる時』か、
『本当に危なくなった時』に残しておきたい。

  「ん〜〜〜〜〜〜??」

              ――――――タンッ

相手の落下を感知し、
『ドクター・アリス』が瞬時に立ち上がる。

「キミ、『フシギのクニ』のイキモノ??」

          ジィッ

「それとも『ノスタルジアトピア』のナカマかな??」

『ロブソン』くん、ゲンキにしてるかなぁ??
あと、『オリバー』くんと『リリーホワイト』も。
ひさしぶりに、ミンナにあいたくなってきた。

「でも、コレなら『アンゼン』そうだし――――」

        パ ッ

『ドクター・アリス』が両手を開くと、
握っていた『チョコレート』が地面に落ちる。
『メグ・ホワイト』について分かっている事は、
『高速のスピード』と『リンゴを食べる』という事だ。
そうする事で何かしらの変化が起きるのかは不明だが、
もし『食べ物』に反応するなら、
『チョコ』にも関心を示すかもしれない。
そうでなかったとしても、
『武器を捨てた』事をアピールする効果はあるだろう。
この『布石』を『次の動き』に繋げる。

    「ほっといてもヘーキだな!!」

           クルッ

続いて、『やる気』を失ったかのように、
本体と共に『ドクター・アリス』が背を向ける。
もちろん本気ではなく、手元を見せない状態にした上で、
『両手』から小指の『ネイル』を取り外す。
同時に、『超触覚』で『地面の振動』を探知。
『メグ・ホワイト』が動きを見せれば、即座に対応できるように。
そのために、『無防備な背後』から襲って来るように仕向ける。
接近する『グリム』の迎撃より優先した事から判断しても、
こいつは明らかに『脅威』であるはずだ。
どう考えても『無害』な訳がない。

806『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/13(土) 16:38:04
>>804(レス遅れ失礼しました)

、、、、、、、、、、、、、、、
>『獲物を狙う時が一番守りが薄い』

アージェント「ああ」

君(グリム)の思考や行動は、この戦況において正しいだろう。アルカラが森の
向こうより待機してる事も踏まえ、実質2vs1の状況。戦意が低く、それでいて
遠距離攻撃が可能なオブシディアンを最初に再起不能の攻撃を加えて
襲い掛かるアージェントにもスタンドのスペックを活かし攻撃をする。

アージェント「――本当『同意』だよ」

  ギンッッ シュルゥ シュルゥ ギュルルゥンッッ!

!? な、何と! 『グリム・ランタン』が杖と蛍光灯を扱い跳躍をする瞬間に
起きたのは……『雑草が杖、蛍光灯、スタンド、グリムの足』へと『草結び』をしたのだ!
>802 必殺 草結び

パワーは成人男性がしっかり握りしめるぐらいの拘束力だろう。グリム・ランタンの
力ならば無理に振りほどき、草を引きちぎって跳躍は可能だ。だが、軽視出来ない問題。
それは『跳躍の初動が幾らか殺される』と言う事。それは、オブシディアンが
『ザ・ホワイト・ストライプス』を盾にするよう構え、更にアージェントが
グリムへと確実に蹴りの猶予を与える事になる……!

        ――『『ガギィン(ドゴォ)ッ!』』

ザ・ホワイト・ストライプスを蹴りつけるグリム・ランタンの音。と、同時に
横腹を蹴りつけられグリムは痛みを覚えた。
 アージェントのスタンド靴による衝撃……気絶する程では無いが
気を抜けば痛みで意識が崩れかねない鋭いダメージ(パス:ⅭB)だ!

また、理解出来た事も他にある。『ザ・ホワイト・ストライプス』の耐久力は
恐らく『グリム・ランタン』の破壊力に拮抗する頑丈さがある。完全に破壊するなら
グリム・ランタンのラッシュをお見舞いしなければならなさそうだ。

黒き戦乙女は攻撃を成功すると共に。その反動で君から50㎝ほど
距離を置いて、リンゴを一つオブシディアンに投げ渡し呟く。

アージェント「おい、さっさと今のうちに離れて『メグ』を呼びな、相棒。
マンモーニ呼ばわりされたままで終わりたいって言うなら、別だがよぉ」

オブシディアン「ぅ……す……すまん。め……『メグ』!
こっちに来るんだ、メグ!」

オブシディアンはマップ左へ下がり、大声で『メグ・ホワイト』に呼びかける。
蹴りの攻撃は、軽くない。だが、相手は追撃をしない……その不可解さを
感じる前に、アージェントは『超嗅覚』を用いずとも理解出来る程の
怒りを放散させる感じで、中指を立てつつグリムへ告げた。

アージェント「てめーは『89位』の称号を舐めた発言したからなぁ……!
なら……思い知らせてやらねぇといけねぇよなぁ!! 
 残り!! 88発!! ケリ付ける前にぶち抜蹴る!!!」

ー ー ― ― ― ― ― ― ー ― ― ― ― ー

>ほっといてもヘーキだな!!

『感覚共有』により、グリムの状況は芳しくない。だが、不思議な世界を
幾つも渡り、歴戦の戦士と既に称して過言ではないアリスの君は焦らない。
アルカラは演技をする。『メグ・ホワイト』は相手が放ったミサイル。
つまり『攻撃』なのだから、絶対に何かこちらに危害を与える。
 喋りつつ背を向け、『チョコ』を落とす。そして『超感覚』による
何時でも防衛の構え。さぁ、何をするか?

メグ『waw?』 クン クンクン パクッン

メグ『……wooow!』パアァァァアァ

  バシュゥン!!

メグ『wau! megu kore suki! megu mooto hosii!』

???

起きた事象は少し理解し難い。まず『メグ・ホワイト』は目にもとらない。
かつてレーンと言うアリーナの闘士とは呼べない難敵の光球に匹敵する
スピード(スA)で君の足元に移動する。だが、攻撃はしない。
 チョコを大層お気に召したらしく。もっと欲しいと大きなベロを出して
子犬のように菓子をねだる。その様子は、全くもって『敵』らしくない。
 超感覚で、森の向こうからオブシディアンが。この役に立つか不明な
スタンドを呼ぶのが聞こえる。『メグ・ホワイト』は一瞬そちらに首を向けたが
チョコの魅力のほうが上回ったのか、舌をハッハッと出して君がチョコを更に
くれるんじゃないかと期待して待機している。

……この『スタンド』は……もしかすれば『利用』する事が可能なのかも知れない。

807『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/13(土) 16:39:53
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□★□●〇□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。一か所に居る
∴∴■□□□?□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□☆□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□▽□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

808夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/14(日) 08:50:56
>>806-807

        「 グ リ ム ! ! 」

咄嗟に呼び掛けたものの、現状に焦りはない。
パッと見だと『二対一』のようだが、あれは実質『一対一』だ。
『アージェント』が慌てて駆けつけた事から見ても分かる。
そして、グリムのお陰で、
『アージェントのスタンド』も読めてきた。
『スピード』も『パワー』も『能力』も。
『靴』で踏んだ場所に『雑草』が生え、
それを使って邪魔しながら本体が攻撃する。
大体そういうやり方なんだろう。

「――――――おん??」

後ろから襲ってきた瞬間に、
『ネイル弾』をブチ込んで『聴覚移植』する計算だった。
あくまでも『相手からの攻撃』を待ったのは、
こちらから攻撃する事が、
『逆効果』になってしまう可能性を疑ったからだ。
そのために、わざわざ『攻撃しやすい状況』を作って待機した。
しかし、『メグ・ホワイト』の動きは『予想外』だ。
同時に、ある意味『予想内』でもある。
『食べ物に関心を示した』という意味で。
どちらかというと、
『武装解除のカモフラージュ』がメインだったが、
こっちの方が『当たり』だったらしい。

「ま!!そんなに『いがい』でもないかな??」

『だいぶ前の記憶』が脳裏をよぎる。
『エアリー・フェアリー・ナンセンス』で戦った時の事だ。
弾の入ってない『サブマシンガン』を持たされた自分は、
『空っぽのマガジン』を手にして言った。

          こうしておもいっきり振ったら、

       シェイクした炭酸飲料みたいに

    弾が溢れてくるとか?とか??

全く期待していなかったのだが、
冗談交じりに『マガジン』をブンブン振ってみると、
本当に『弾が湧いてきた』。
その時に思った事がある。
『何でもやってみるものだ』――――と。

         「『メグ・ホワイト』」

『オブシディアン』が『メグ』を呼んでいるが、これも妙だ。
だったら、最初から自分の近くに出しておけばいい。
相手側にも、何か『予想外の事』が起きたのか??

     「キミをいかせちゃったらさぁ〜〜」

              ゴソッ

  「『メンドくさいコト』になりそうだよねェ〜〜」

ポケットから『チョコレートの袋』を引っ張り出し、
見せびらかすようにして掲げる。
『アージェント』が『オブシディアン』にリンゴを渡した事からも、
『メグ』は『食べ物で釣れる』のが分かった。
そして、リンゴよりもチョコの方が、強く興味を引けるらしい。

    「わたしはキミの『トモダチ』だよ」

             ポイッ

  「だから、『トモダチのシルシ』に『コレ』をあげよう」

チョコを一粒つまんで、『メグ・ホワイト』に放る。
コイツが向こうに行ってしまったら、敵側が有利になる。
それを阻止するためには、
ここで『足止め』しておかなければならない。

809グリム『グリム・ランタン』:2022/08/14(日) 17:15:02
>>806
「何――ぐ、ぬッ・・・!」

『アージェント』の蹴りを受け、思わず膝をつく。
動きのなかった『雑草』・・・まさか細かく『操作』出来るとは。

「やられたな・・・完全に不意を突かれた。
 上手くやれると思ったんだが・・・・・・」

とはいえ、この痛み。相手の手札を一枚『明かした』と考えれば、『等価』だ。
ゆっくり動くなら兎も角、『素早い動き』は出鼻を挫かれると見た方がいい。

「そんなに蹴りたいなら『急いだ』方がいいぞ。
 お前が倒れる方が早いだろうからな」

『アージェント』には間に合わなかったが、
蹴りの反動で『グリム・ランタン』は戻ってきてるだろう。
先程から握っていた(>>800)エナジードリンクをコートの中から素早く空中に放り投げ、
それを『グリム・ランタン』の杖の先端で『打つ』。『ティーバッティング』の要領だ。
優れた『精密動作性』で、『アージェント』・・・更にはそのさきの『オブディシアン』を見越し、真っ直ぐに飛ばす。

(『二択』・・・だ)

勿論『仕込み』はある。
打撃の瞬間に『蝋燭』を埋め込み、柔らかい『アルミ缶』が打撃で『破壊』されるのを『延命』。
『アージェント』が避けようが、受け止めようが・・・。
その瞬間に『蝋燭』を消し、中身を撒き散らして、ブッかける。

(『蝋燭の炎』は確実に見られてしまうな・・・。
 ま、ここは能力の『見せ所』だろうよ)

810『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/15(月) 10:15:12
>>808-809

君(アルカラ)の考察。それは、きっと的を得ている。
 アージェントの能力(二グロ・スピリチュアル)。速さが常人並みに上がる
黒く小さな傷が夥しい靴のスタンドは『雑草』と言うフィールドを形成してこそ
自分の勝率を上げる。逆に言えば、優位な領域が無くなれば速さがあるだけの靴だ。
とは言え、オブシディアンのジャック・ホワイトによって時間稼ぎもされた手前。
あちらのフィールドは雑草まみれ……グリムの立ち回りと、いざと言う時の
予め決めた『保険』を、何時どうやって有効に使うか肝心だ。

そして『メグ・ホワイト』

君は『予想外』の事と考えるが。まず推理するにあたってだ。
『普通の状況』……試合となれば、普通未知のスタンドが立ちふさがれば
攻撃的な行動をするだろう。だが、君は完全なる意図はなかったものの背を向け
お菓子をメグの前に置くように落とした……これは『普通でない行動』だろう。

相手が想定した動きでないからこそ、君にとって、アリスの様々な世界。
時に恐ろしい魔物めいたものや強敵も切り抜けてきた君には『運が』確実にある。

メグ『wou! to、tomo、da chi!』

素直に、メグは喜び復唱してチョコを咀嚼する。明らかに『餌付け』され
アルカラに対し急変して襲い掛かる片鱗も無い。

オブシディアン「メグ! どうした!? は、早く来てくれ! 
『リンゴ』もちゃんとあるぞ! メグ!」

果樹の向こう。グリムとの感覚共有でも理解出来るが、明らかに焦った声で
『メグ・ホワイト』を呼ぶ声がする。
 少し、首を傾げ呼ばれたスタンドはオブシディアンの居る方角に顔を向けるも。
チョコをさっきより味わって食べてゴックンと飲み込むと、アルカラを指さし呟く。

メグ『woww……obu……ringo
demo……megu……ringo……ima、ii
sore! sore、hosii……』

……また、新しい発見だ。
『メグ・ホワイト』は、本体の指示を決して従うような存在でない『自動操縦』か
自立に近い動きをしている。そして、優先順位を決めるのは、先ほどの『リンゴ』と
言う発言からしても……恐らく、そう言う事だ。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

オブシディアン「……どうしたんだ!? メグ! メグ良い子だから!
戦ってるのなら、すぐ止めて、こっちでリンゴを食べよう!」

アージェント「来ないってんなら、戦ってんだろ……または
私らにとって『最悪』な事が起きてるんだろうさ」

アージェントは、君(グリム)の挑発に応じる事なく。眼鏡の奥の瞳は
睨みつけるようにして注意深くグリム・ランタンと君の挙動を見逃さない。
 
 パッ!

アージェント「――フッッ」 タンッ!    ピョォ~ンッ!

君がグリム・ランタンによる『ティーバッティング』。
それを行うのと同時にアージェントは『跳躍』した。単なる跳躍にしては
余りに『飛距離が高い』! まるで草自体がトランポリンか何かのようだ!

1m半程の高さ。足を股関節ストレッチするように足裏を合わせる形の体勢となると
アージェントは自分のスタンド、二グロ・スピリチュアルの足部分で
エナジー・ドリングが当たる角度で出した! どうやら、空中でも相手の飛び道具に
合わせて動ける程度の精密性。グリム・ランタンと同等(精:B)にはあるようだ。

 ――ドシューーゥゥウ! ガギィ……!
 エナジー・ドリングと、二グロ・スピリチュアルの足先が衝突する……!

 パシャ―――zノァア!

アージェント「はッッ!」

 そのまま、衝突の勢いに拮抗せず、あえて乗る事を選んだのだろうか。
アージェントは後方に勢いよく一回転しつつ下がって地面へ着地しようとする。

さぁ、どうするか? 着地の瞬間は隙だらけと考え追撃に動くか……または
他の行動をとってみるのも良いかも知れない。

811『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/15(月) 10:17:13
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□●□□〇□□■∴∴∴  ?=何かが這いずり回ってる。一か所に居る
∴∴■★□?□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□☆□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□▽□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

812夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/16(火) 22:22:23
>>810-811

『メグ・ホワイト』を見て、『額に半月を持つ猫』を思い出す。
『エアリー・フェアリー・ナンセンス』の敵だったヤツ。
もしかすると、『あれ』と似たような感じかもしれない。

「――――――『よし』」

『アージェント』が『エナジードリンク』を浴びたらしい事が、
『グリムの視界』を通して分かった。
『オブシディアン』の方は、ほぼ動いていないので、
わざわざ『探知』せずとも位置は割れる。
これで最低限の『準備』は完了。

「ジブンでいうのもナンだけど『もってる』よね〜〜」

             ニヤッ

「われながらやるな!!さすが『アルカラ』!!」

        「いや、『アリス』だ!!」

確かに『運は良かった』。
だけど、それだけじゃあない。
実際に行動する前に、
『あらゆる可能性』を想定したからこその結果だ。
これまでの『経験』が活きている。
溢れる『好奇心』に後押しされて、
様々な世界を渡り歩いてきた成果が、
存分に発揮されている事を実感できた。

「ホラ、こっちこっち。いっしょに『チョコ』たべようぜ??」

       スタ スタ スタ スタ スタ

『メグ・ホワイト』に呼び掛けながら、
チョコを持って『北西方向』へ歩いていく。
『アージェント』の側面辺りを狙えるような位置を目指し、
ひとまず『果樹園』の入口付近に踏み込もう。
足元に『雑草』があれば、『ドクター・アリス』の『爪』で『刈る』。
パワーがあっても『草は草』だ。
『刃物』なら、力ずくで引きちぎるよりも簡単に、
『罠』を除去できるだろう。

813グリム『グリム・ランタン』:2022/08/18(木) 18:38:28
>>810
「『予想外』の事が起きていると見えるが、大丈夫か?
 『2vs1』――では無くなったようだ」

『エナジードリンク』は『ターゲット』にかかった・・・。
これでこちらの『仕込み』も一段階は進んだわけだ。

『グリム・ランタン』を半身にして、『蛍光灯』を前に出し、
『杖』を下げながら、ゆっくりと前に進む。
もし『草』に足を取られても、直ぐに反応できるようにしつつ・・・。

  クン クン

(さて・・・)

『超嗅覚』を利用し、周囲の匂いを再確認。特に『草』の匂いだ。
例えば、匂いが強く感じる方向があるとか・・・。
先程の『草結び』もそうだが、操作の前兆を掴めるなら有利に進む。

814『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/19(金) 17:47:23
>>812-813

>ホラ、こっちこっち。いっしょに『チョコ』たべようぜ??

メグ『〜〜♪』スタ スタ スタ スタ スタ

君(アルカラ)は『メグ・ホワイト』を誘導しつつ前進する。無論、手抜かりなどしない。
目前の『雑草』も『ドクター・アリス』の、このような時に役立つ鋭利な爪は
即席の草刈り鎌として有効だ。雑草は切断されると、切断された部位から一瞬にして
消失する。残る雑草部分の根本は再生する様子は無さそうだ。

そして『メグ・ホワイト』は鼻歌交じりで掲げるチョコへ顔を近づけ鼻部分を
ひくひくしつつ舌を出して無警戒で同じ歩調で歩く。
 やはり、君の想定通りだろう。このスタンドは、まだ少し遠くで呼びかける
本体の指示を聞くより、『餌付け』した君の言う事を素直に聞いてる。
 とは言え、どこまで『言う事を聞くのか?』と言う疑問もあるが……。

ー ー ― ー ― ― ― ― ― ー

君(グリム)は第一の『仕込み』を終えた。あらかじめアルカラことアリスと
決めたもの。追撃せずアージェントが地面に降り立つのを見守る。

  ――タンッ ビヨォ〜ォォンッ!!

 ガシャン   ギュルルゥンッッ!

アージェント「ふんっ 来ないかっ! 慎重だな」

むむっ! アージェントは地面に降り立つと共に、先ほどより遥かな
跳躍力を以てして金網のある高さ3m程まで上昇すると共に
彼女のスタンド靴、『二グロ・スピリチュアル』の靴裏が金網を踏むのと同時に
金具部分へ雑草が生えると共に、靴と一体化して固定し。更に彼女の手元には……。

アージェント「馬鹿の一つ覚え見たいに突撃したら
『コレ』を味合わせてやろうと思ったのによぉ」

アレは……『投げナイフ』だ! 2本の投げナイフ……それを手元で遊ばせるように
回しつつグリムを冷たい目で見下ろしている。
>810メ欄:草は戦士を護り包み跳ばす

そう言えば、接近すると共に微かに感じれた気がしたとグリムは思った。
『鉄の匂い』。それはアージェントが雑草の上に着地すると共に二本が
彼女の跳躍する位置と同じ部分に向かい、一本はオブシディアン方面に
移動したのを。
 恐らく……彼女の扱う『雑草』は重たいものは難しくとも、人が手で
持てる程度の重量であれば、雑草に『運ばせられる』のでは? とグリムは
『超嗅覚』の恩恵で予測出来る。

アージェント「相棒……『メグ』が戻ってこないなら、私らでこいつ
ぶっ倒して、もう一人も仕留めなくちゃならねぇんだ。
 ――何時まで、そのままでいるつもり?」

オブシディアン「…………ぅ……お……俺は」

アージェント「ちっ……まーいいさ。どちらにせよ、お前(グリム)は
私の獲物だ……切り刻みか、踏み潰すか、蹴り砕くか。どう料理されるか恐怖しなぁ!」

啖呵を切りつつ、アージェントは挑発を込め投げナイフで首を切る仕草と共に向けた。

雑草を扱う戦士……投げナイフと言う武器が、果たして何処まで彼女の優位を
上げるのか不明だ。だが、グリムも能力は未だ明かしてない。故に、アージェントも
強気な態度だが警戒は怠っていない。『匂い』がそう教えてくれてるぞ。

そして、依然として『オブシディアン』はスタンドの武器を使用したりサポートもなく。
敵意も戦意も低い様子で戦況を見守っている。……君達にとっては不利でなく
有利でしかないが……?

815『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/19(金) 17:50:44
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■●□□〇□□□■∴∴∴  ナ=投げナイフだ! 二本はアージェントが所持
∴∴■★ナ□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ
∴■∴☆∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元に居る。
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

816『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/19(金) 17:58:08

尚、グリムが『ドクター・アリス』に譲渡されてる『超嗅覚』で
『雑草』がアージェントが能力を事前に使用する前に『匂い』で
発動が予想されるか確認してみたが。全体的に草の匂いは強いものの
アージェントが跳躍した瞬間や、草結びで拘束された瞬間でも特別に
草の匂いが強まったと言う感覚はしなかった。

『匂い』で敵の攻撃の前兆を予知すると言う事は難しそうだ。
 とは言え『グリム・ランタン』ならば。もっと『簡単な方法』で
この能力を打開する事も可能かも知れない。

817夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/19(金) 19:41:18
>>814

『ニグロ・スピリチュアル』が生み出した『草』は、
『爪』で容易く刈り取れた。
これが分かったのは大きい。
こうして『草刈り』しながら歩けば、
安全を確保しつつ前進できる。
『ドクター・アリス』の射程『5m』と、
『ネイル』の射程『5m』を合わせると、
『最大攻撃射程』は『本体から10m』。
既に『射程内』に入っている。

    「――――ほいよっ」

       チョコンッ

『メグ・ホワイト』の舌の上に、チョコを一粒乗せる。
さっきのスピードを考えると、
敵に回すと厄介なのは間違いない。
これは予想だが、
本体の『オブシディアン』を攻撃したりすれば、
さすがにチョコよりも優先して助けに行くだろう。
つまり、狙うべきなのは『アージェント』という事になる。
ただ、『相棒』が倒れたら、
『オブシディアン』も『本気になる』という懸念はあるが。

(ほうほう――――)

そして、『視覚共有』で『アージェントの動き』を見た。
『跳躍』は先程も見た技だが、
自分自身を『固定』するのは意外な策だ。
思った以上に『応用力』が高いのかもしれない。

(ナンかねらってるっぽいな??)

『アージェント』が『ナイフ』を手にした事で、
『地面を這っていたもの』の正体が分かった。
ベリルは『投げナイフは三本セットで支給できる』と言った。
『振動の数』が『三つ』だった事とも一致する。
『二本しか回収しなかった』という事は、
『残りの一本』は仕込んであるのだろう。
だが、『不意打ち』というのは事前に知られてしまっては、
その効果はなくなる。

(グリムのコト、アリスは『しんじる』よ)

最初に『気付いた』のは、『ドクター・アリス』だ(>>791)。
その情報は、『グリムにも伝えてある(>>794)』。
だから、『信じられた』。
そして、自分も警戒している。
『視界』は『共有』でカバー出来るので、
念のため果樹の陰に隠れておこう。

(『オブシディアン』がジャマだなぁ)

隙を見て、
『アージェント』に『ネイル弾』を命中させたいところだが、
現在位置からだと、ちょっとメンドくさい角度になる。
当てられなくもないが、失敗する可能性も否定できない。
ここは万全を期しておくべきだろう。

         ガシッ

『ドクター・アリス』が『東側の木』に『上る』。
『アージェント』の視線がグリムに向いているなら、
こちらを発見される事はないだろう。
『狙撃』するなら、『高い位置』からの方が確実だ。

818グリム『グリム・ランタン』:2022/08/20(土) 19:22:41
>>814
「『慎重』ではなく『当然』だな。
 分からんか? これは『コンビ戦』だ・・・。
 お前の『仕込み』・・・俺一人が『感じている』訳では無い」

『アージェント』に話しかけつつも、『オブディシアン』に目線を向ける。
『オブディシアン』はいまだ動かない。とは言え、『無視』は出来まい。
『アージェント』は見ての通り、激情型のファイター・・・。
そんな彼女が、相棒に選ぶのだから・・・・・・。

(この手のタイプは『爆発』した時が『怖い』。
 倒せるならさっさと倒したいんだがな。
 当然、『アージェント』はそんな事は理解している訳だ)

能力は大体、分かった。
こちらの動きを制限し、自らをサポートする『雑草』。
かなり自由に操作できる・・・第二、第三の『手』みたいな物だ。

(さて・・・・・・『力押し』ではどうにもな。
 この『草』・・・もう少し調べた方が良いか?)

ジリジリと足を進めながらも、
後ろ手に隠した『杖』で『草』に触れ、『蝋燭』を設置してみる。

819『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/22(月) 10:37:20
>>817-818(レス遅れ失礼しました)

君(アルカラ)は、ほいっと言う掛け声と共に『メグ・ホワイト』の舌へチョコを一粒。

メグ・ホワイトは嬉しそうに一声鳴いて、チョコを飲み込む。

オブシディアン「! メグ……? メグ、近くに居るのか!? 何故来てくれない!」

そして、その声はオブシディアンにも聞こえたようだ。金網を囲む周囲からは
声援や実況解説が君達の行動を阻害しない程度の説明を大声でしてるものの
それでも既に君やメグ・ホワイトの距離は敵に近い。正確な位置までは
把握出来てはまだ居ないだろうが……。
『ドクター・アリス』は木へ登る。
 そして、オブシディアンの声を皮切りに……『跳んだ』
誰が? 決まっている……。

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>分からんか? これは『コンビ戦』だ・・・。

「――あぁ だから」

 ダンッ   『ギュゥンッ』

アージェント「お前は、此処で『脱落』するのさっ 蹴り『刻まれて』なあっっ!!」

!! 金網を蹴り跳躍、と同時に……その投げナイフの柄の部分を足元に
投げると共に、前へ出した『二グロ・スピリチュアル』の靴裏に触れる……!
 そうだ! 相手は『投げナイフ』と『二グロ・スピリチュアル』を金網と
同じ要領で『固定』した! つまりコレは即席の『ナイフ付きシューズ』だ!

  ダンッッ゛   グィ〜〜ン゛

アージェント「lady……ッ」

 ナイフ付きシューズを装備したアージェントは、降り立った雑草が沈み込む
勢いで着地。前傾で屈伸した姿勢で君を睨みつけつつ足に力を籠める……!

君(グリム)との距離は1m程。だが、相手は確実に『猛襲』の姿勢。
 何一つ隠す事のない荒れ狂う闘争のフェロモン臭を四肢へ纏っている!

『雑草』へ『蝋燭』は仕込ませた……さぁ、次が重要だ。

820『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/22(月) 10:40:46
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□●□〇□□□■∴∴∴  
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 屈んだ姿勢に移ってる
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 刃シューズ装備
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元に居る。
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

821夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/22(月) 22:15:32
>>818-819

樹上に陣取った『ドクター・アリス』は戦局を観察する。
『アージェント』は攻撃態勢。
そして、グリムは『迎撃』の構え。
だが、『残り一本』があるはずだ。
『グリム・ランタン』相手に、
それを使わずに勝てるとは思っていないだろう。
敵側タッグは、この局面で必ず最後のカードまで切ってくる。
『ナイフシューズで仕留める』と宣言したのも、
隠し玉から注意を逸らすためかもしれない。

(おっとっとっとっとっ、みつかっちゃったよ〜〜)

まぁ、いくら遮蔽物があるとはいえ、
これだけ近付いたら気付くだろう。
だが、逆に好都合。
これによって、『オブシディアン』の集中力を、
ある程度まで散漫にする事が出来る。
『メグ』を気にした分だけ、
『相棒に対する援護』は疎かになるのだから。
とはいえ、正確な位置を特定されるのも面倒だ。

「『スパイごっこ』しよう。
 『メグ』と『アリス』は『エージェント』だ。
 いま『ヒミツキチ』に『センニュウ』してる」

「だから、コエだしちゃダメだよ。
 アシオトたてずにコッソリコッソリあるこうね」

舌にチョコを乗せた後で、小声で『メグ』に耳打ちする。

(そんでもって、『コッチ』は――――)

          ス ゥ ッ

『アージェント』に狙いを定め、
『ドクター・アリス』が両手で『指弾の構え』を取る。
『こっちの切り札』は、まだ使わない。
頭の中にある『理想的な流れ』は『こう』だ。

『照明』が落ちている『5秒間』の間に、
『アージェント』と『オブシディアン』を『同時に倒す』。

完全に同時でなくとも、最低限『アージェント』が『ダウン』、
『オブシディアン』が『ダウン寸前』くらいは狙っていきたい。
その理由は、相手を『強くさせないため』だ。
『アージェント』が倒れて『オブシディアン』が『爆発』するなら、
その様子を見せてはいけない。
『オブシディアン』が窮地に陥って『メグ』が『心変わり』するなら、
その様子も見せてはいけない。
『何が起きたか分からない内』に『終わらせる』。

822グリム『グリム・ランタン』:2022/08/23(火) 20:25:47
>>819
「・・・来い」

『グリム・ランタン』の陰に隠れて、>>813でメジャーに杖で触れておいた。
『切断』されたメジャーでは、『長さを測れない』――『機能』が失われる。
『蝋燭』を仕込まれたメジャーは、『切断』されない『頑丈な紐』になる。

(『武器』を支給される――まあ、飛び道具でなければ八割『刃物』を選ぶさ。
 『切れない物』を用意する必要があった・・・・・・。
 『殴打』なら『蛍光灯』で受けれる。『刃物』はメジャーで・・・『想定内』だ、ここまでは)

メジャーを手早く『杖』に結びつけ、アージェントに『杖』を振るい、メジャーを鞭のように叩きつける。
『投げナイフ』と『二グロ・スピリチュアル』――能力を利用して作った『必殺の武器』。
『自信』があるだろう。それを用いて『切り払う』なら――『絡め取れる』。

(さて・・・)

目線は勿論『アージェント』だ。
ただ、足元では『蝋燭』を仕込んだ『草』を踏みつけ、グリグリと捻ってみる。
普通ならこれで『破れる』ので、『蝋燭』が灯るはずだ。

823『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/24(水) 20:19:58
>>821-822(レス遅れ失礼しました)

>『スパイごっこ』しよう

君(アルカラ)の言葉に『メグ・ホワイト』は楽しそうな顔でコクコクと
縦に頷くと、次の瞬間にはわざとらしさも感じられる真面目な顔で
忍び足と首を左右に振って警戒する素振りをする。指示された遊びを
忠実に応じてるようだ。オブシディアンが何度が呼びかけるものの
それより君の言葉を優先してくれている。

『ドクター・アリス』はスナイパーの如く静かに機会を伺い待機する。
君の視界でも『共感覚』でも、既にその『火蓋』は切られていた……。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

アージェント「――fireッ」 ダァーーzノッッン!


! 君(グリム)も既に想定していたが、彼女の強襲は早い。
自身の仕込んでいた戦地たる地面の『雑草』、それがトランポリンのように
彼女の跳躍力を増し、一挙に君の方に跳び、肉薄!
 彼女の下で千切れた雑草より『蝋燭』が蠢くのを尻目に、その両の足が
今にも振りぬかれようとするのを認識する。

オブシディアン「――ぬぅッ」 バシュッ!

そして、同じタイミングでオブシディアンも動く!
先ほど(>820)彼が屈み拾い上げたのは……『投げナイフ』!
 アージェントが装備していた時に無かった残り一本の隠し武器。
彼女が雑草で動かし操作してたのを渡したのだろう。そして、今の
攻撃のタイミングで、牽制もしくはアージェントが君との攻防による
隙で少しでも負傷をさせる確率を上げる為のもの……!

アージェント「さぁ……8(バチ)8(バチ)に
強烈なのを味わいなぁ……!」

 ババババババババババッッ!!

 早い……! 能力を応用した二グロ・スピリチュアル(靴)とナイフの
刃のラッシュ(パス精:CBB)!!

 合わせるように……グリムも『切れないメジャー(鞭)』と
言う武器を振り払う!

(※文章には無いが、手を抜く意味が無い為にパス精:BBB
でメジャーを振ると解釈する)

 パチィィィンッッ! と言う音と共にメジャーは
アージェントを強かに打つ! 太もも付近だろうか? 
ラッシュの前に鞭の攻撃が当たった為に、君に刃ブーツの命中する前に
足の勢いが殺されてグリムへラッシュが当たる事は無かった。
 彼女は顔を歪めつつも瞳の光は衰える事なく戦意の焔を宿し君を見下ろし……!

アージェント「――チェェヤアッ゛ッ゛!!」

 そのまま未だ跳躍の時の勢いが死なないままに
当たったメジャーの動きが止まった事も合まって好奇とばかりに
君の一番命中しやすい面積。即ち胴体向けて水平に体ごと勢いつけて
蹴りを振りぬく!!(パス精:CBB)
 さぁ、この攻撃にどう対処する!?

824『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/24(水) 20:22:17
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□●〇□□□■∴∴∴  
∴∴■★□ナ□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン ナイフ投擲
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 刃シューズ装備
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元でスパイごっこ中
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 投げられた。グリムの足元目掛け飛来中
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

825夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/25(木) 05:30:46
>>823

『ニグロ・スピリチュアル』の動きは侮れないが、
正面からの激突なら『グリム・ランタン』に分がある。
しかし、戦局は『二対一』。
『アージェント』と『オブシディアン』の両方に、
同時に注意を払う事は難しい。

           (――――――『BANG』ッ!!)

     それは、敵も『同じ事』だ。

        ビシュゥッ!

『ハンカチ』に移植していた『超人的聴覚』を解除。
直後、『アージェント』めがけて、
『右手のネイル』を発射する(パス精DBB)!!
今の瞬間、敵タッグの意識は、
『グリム一人のみ』に向けられている。
『ドクター・アリス』の性能なら、
この状況で『狙撃』を外す事は有り得ない。
狙いは『聴覚移植(>>821)』。

(『ドクター・アリス』――――『メガ・ボリューム』)

命中したなら、会場内の『騒音そのもの』が、
何倍にも増幅された『音の攻撃』となって、
『アージェント』に牙を剥く事になる。
しかも、『全力の攻撃』の最中の『完全な不意打ち』だ。
確実に『隙』が出来るだろう。

(『そろそろ』かな…………)

ただ、『ネイル』が飛んできた方角から、
『ドクター・アリス』の居場所は割れる可能性が高い。
だから、念のために『奥の手』を使う心構えもする。
もちろん『会場のブラックアウト』。
『超人的嗅覚』を持つグリムには、
暗闇の中でも『アージェントの位置』が正確に分かるはず。
場合によっては、一気に畳み掛けてしまうチャンスになる。

           スッ

残る左手の照準は、事前に『オブシディアン』に向けておく。
いざという時には発射するが、主な目的は牽制だ。
もし『ガトリング』をブッ放そうとしても、
既に攻撃態勢に入っている『アリス』の方が明らかに速い。

826グリム『グリム・ランタン』:2022/08/25(木) 19:02:29
>>823
「想定通りには行かないが・・・まあ、よし」

『杖』(鞭)とは逆の手で構えていた『蛍光灯』を盾代わりに、『アージェント』の一打を受ける。(パス精BBB
『アージェント』はまだこちらの能力の『本質』は捉えていないだろう。
何らかの能力が付与されていると予想はしているだろうが、自分の蹴りである程度『壊せる』と予想している筈だ。
力を込めて、『蛍光灯』と蹴りを拮抗させたい。

「君の『蹴り』――『スタンド』では『壊せない』ぞ・・・残念だが」

これは事実だが、『アージェント』の『蹴り壊してやる』という『負けん気』を引き出せれば幸いだ。


(チッ――)

そして、同時に『オブシディアン』がナイフを投げているのは確認した。
とはいえ、手が回るか――『アージェント』と対峙している今、下手に体勢は崩したくはない。
避け、受け、どう動くか。

(なんにせよ、無防備に『受ける』わけにもいかないか!)

『杖』を『グリム・ランタン』の手の中でグルリと回し、『メジャー』をこちら側に持ってくる。
自分の手で『メジャー』を掴むことが出来たなら、それをピンッ!と両手で伸ばして、ナイフを受けたい。

827『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/26(金) 19:20:34
>>825-826
(描写が抜けてたので申し訳ないが、闘士入場と共に赤と青の入り口は
包囲してるリングと同様に、アリーナの整備員が金網で入口部分を閉じてると言う形です)

さて、『アージェント』としてはだ。君(グリム)の事を
『近距離パワー型スタンドの使い手』であるとは認識していた。
彼女も決して馬鹿では無い。だが、スタンド使いである前にアリーナの闘士だからこそ
未知数の能力に腰を引けるなどあってはならない。だからこそ、勇猛果敢に
自身の力『二グロ・スピリチュアル』の力を活かした全身の力をフルに使っての
蹴りをお見舞いせんと放った……が。

>君の『蹴り』――『スタンド』では『壊せない』ぞ

 ガギィーーー……ンッ

アージェント「! ッ物体を壊せないように」
                  『BANG』
                 ビシュゥッ!   ドン……ッ!
              「ガッッッ゛!!?」

 宙で蹴りと壊れぬ蛍光灯が交差し、その衝撃はグリム・ランタンを通して
君(グリム)自身にも生半可でない威力の震えを伝えたが、無傷!

代りに、硬直する彼女の横から何か小さな物体が攻撃と防御の硬直の
完全な隙と共にアージェントを襲い、呟いた語尾と表情は歪みきる!
 多分、相棒(アルカラ)の狙撃だ……アージェントを敗北へ濃厚にさせんとする一矢!
 
グリムの狙い通り。アージェントとの攻防は君が完璧に軍配が上がった。
……と、なれば良かったが。

スタンド使いによるスタンドのスペックと本体の動きに関してたが。
『グリム・ランタン』はパス精:BBBの近距離パワーとしては間違いなく上位の
人型スタンドである事は間違いない。
『斧』や『ハンマー』等、大型の『道具』を駆使した人間が発揮出来る『破壊力』
移動速度は『猛獣』や『小型二輪』並み。
『訓練を受けた人間並み』の精密動作性。

まず間違いなく『グリム・ランタン』に対して『投げナイフ』が投擲されたなら
アージェントの攻撃を防ぎつつ、ナイフを防御するのも問題なかった筈だ。

……だが。

 ――ザシュッ……ッ

・・・・・
君の行動は。君(グリム)の動きは人の域は超えれない。
グリム・ランタンが投げナイフを杖で弾くとかなら、普通に弾き落としただろうが
君が切れないメジャーで受け止めると言うのは、少々難しい行動だ。

故に、投げナイフは投げナイフとしての機能を活かし。僅かにだが
君(グリム)の二の腕を浅く切りつけ後ろへと重力に従い落下するのが
超嗅覚からも伝わった。オブシディアンと君の攻防に関しては
オブシディアンが少々優位をこの瞬間だけは得たと言うべきか。
 だが、この戦況の中心であるアージェントは意識が遠のくような顔で
『グリム・ランタン』の前で着地する。……すぐ動けると思えない。
これは『好奇』だ!

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

オブシディアン「!? アージェント……ッ」

君(アルカラ)の『狙い』は見事にこの戦況を大きく優勢へ変えるのに成功した。

アージェントとグリムの攻防。その隙を突いた『超聴覚』。
 この歓声と野次、大音量が犇めくアリーナ闘技場において初めて受ける彼女からすれば
音の爆弾を受けたに等しい。一瞬意識が眩んだ顔でパワー型スタンドのグリム・ランタンの
前に着地する。
 オブシディアンは、そんな彼女の異変に声を投げかけつつも自身のスタンド
ガトリング銃たる『ザ・ホワイト・ストライプス』で援護をする様子もない。
 投げナイフも投げ終え、彼には武器らしい武器は無い。
ドクター・アリスも念のために標準を合わせる。観客席や実況も今のやり取りに
興奮の声と大歓声だ!

『……obu……?』

と……『メグ・ホワイト』は『ドクター・アリス』が本体たるオブシディアンに
指弾の構えをしてるのに気づいたのか、少し不安そうな声と共に
君(アルカラ)とオブシディアンに、アージェントやグリムにも視線を彷徨う。
 君を敵だと認定した訳ではないようだが……。

828『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/26(金) 19:40:26
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□●〇□□□■∴∴∴  
∴∴■★□ナ□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 地面に着地、重症
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』はアルカラの足元
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 地面に落ちた
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

829グリム『グリム・ランタン』:2022/08/26(金) 20:28:40
>>827
「グッ・・・」

『メジャー』を手放し、切られた二の腕を思わず抑える。
とっさの行動にしては、無茶が過ぎた。
一瞬でも腕を使えなくさせられるのは、致命的――。

「『アリス』か・・・!」

だが、『アージェント』の苦悶の表情。
お互い『相棒』の一撃が上手いサポートとして働いたが、
軍配が上がったのはこちらのようだ。

「・・・・・・すまんな。君から『強烈なの』は、一発も受けてやれん」

 グ  グ

先程『アージェント』の一撃を受けた、『蛍光灯』を大きく振りかぶり、力を込めて――。

「だが、代わりに拍手を返そう。健闘を称え――『88(パチパチ)』とね」

――振り下ろす!(パス精BBB

830夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/27(土) 01:18:37
>>827

『ドクター・アリス』を『近距離型』だとは思っていても、
『飛び道具』がある事までは予想しなかっただろう。
遠距離からの『移植』は、『成長』で得た新たな戦法だ。
『5m』までしか届かないのが欠点だが、
近付かなくても攻撃できるようになったのは大きい。

「イカした『サウンド』でしょ??しばらく『たのしんで』てよ」

『アージェント』が倒れるのは時間の問題だ。
この段階になっても『オブシディアン』が何もしないという事は、
『ザ・ホワイト・ストライプス』自体には、
本当に戦闘力がない可能性が高い。
多分、完全に『メグ・ホワイト』に依存してるんだろう。

  「おっとっとっとっとっ、『まちがえちゃった』よ〜〜」

              スイッ

     「『メグ』、おしえてくれてサンキュー」

『ドクター・アリス』の左腕を動かし、
『指弾』の照準を『リンゴ』に移す。
やっぱり『本体』を狙うような素振りを見せると、
さすがに反応するか。
それを確認できたと考えれば無駄にはならない。

「おりこうさんの『メグ』には『ごほうび』あげなきゃね」

     バ ラ ラ ラ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

『残っているチョコ』を、自分達の後方(南側)に『全てバラまく』。

「『たからさがしゲーム』だよ。
 いまから、ココが『まっくら』になるからさ。
 『ニオイ』だけで『ゼンブのチョコ』をさがせたら『メグのかち』」

『次の行動』のために、グリムとの『視覚共有』を解除。

「わたしが『ひとさしゆび』をたてたら『スタート』だよ。
 ゼンブさがせるかな??」

『次のグリムの一撃』が決まれば、
『アージェント』は倒せるだろう。
その『直前』を見計らって『合図』を出し、
会場全体を『ブラックアウト』させる計算だ。
周囲が『暗闇』に包まれた瞬間に、『ドクター・アリス』が動く。

831『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/29(月) 08:39:00
>>829-830

>代わりに拍手を返そう。健闘を称え――『88(パチパチ)』とね

アージェント「……さ……っ゛」

           ブゥン――ッ!

アージェント「せっ……!!ッ゛」

君(グリム)の相棒(アルカラ)が掛けた能力。君の場合は周囲の状況を隅々まで
知れる『恩恵』。そして、彼女が今かかったのは『呪縛』
 頭から震わせ、全身が痺れるように緩慢な動き。どう見たって嗅いだって
ベストな状況の筈がない。それでも反撃を直ぐに繰り出そうとするのは意地か
アリーナの闘士としての矜持か?

 『グリム・ランタン』に対し、振り下ろすのより僅かに遅れつつも
そのスタンドの胴部目掛け姿勢を低くしての前蹴り(パス精:ⅭBD)を繰り出す!
 このまま互いの攻撃が交差すれば、まずアージェントが予想する折れない
蛍光灯は浅くなくも頭部に命中するが、刹那のタイミングでグリム・ランタンに
蹴りがヒットし後方へと其の威力で逃げようと言う思惑あっての攻撃だろう。
 少なくとも、この交差では確実にアージェントが『深手』を負うだろう。

― ー ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

>『たからさがしゲーム』だよ

メグ『game……megu……game……sukiッ』

メグ・ホワイトは君も予想する通り、自動操縦又は自立型で本体の指示より
己のルールに沿って動くスタンドだ。

君の『チョコの餌付けを交えた遊び』は、メグ・ホワイトにとって好感触だ。
 破顔して舌を垂らしつつ、素直に頷く。オブシディアンも、呼びかけるところでなく
頼りにしてるであろう女戦士の危機にメグの名の代わりに彼女の名を叫ぶ。

このまま順当にいけば……何事もなく『勝利』を迎えるだろう。

832『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/29(月) 08:41:27
(レス遅れ申し訳ありませんでした)

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□●〇□ナ□■∴∴∴  
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 重症
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 上の果樹にドクター・アリス
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム グリム・ランタン
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 地面に落ちた
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

833夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/29(月) 21:37:12
>>831

あの状態から即座に切り返してくるのは立派だ。
しかし、あくまでも咄嗟の対応であり、
『アドリブ』の域を出ていない。
それとは対照的に、こちらは『プラン』に従って動く。

   「よぉ〜〜し」

         「じゃあ、いくよ〜〜」

                     ピ ッ !

自分自身の右腕を高く上げて、勢いよく『人差し指』を立てる。
最初に決めておいた『サイン』だ。
『アージェント』や『オブシディアン』だけでなく、
位置的に『グリム』にも見えないだろうが、
事前に話し合っているのだから問題はない。

        バ ッ ! !

会場が『暗闇』に包まれた瞬間、
『ドクター・アリス』が『跳躍(>>825)』する。

                  ビシュゥッ!

跳んだ直後に、左手の『指弾』を発射(パス精DBB)!!
狙いは――――『オブシディアン』だ!!
命中と同時に『視覚移植(>>830)』を発動させ、
『光に弱い性質』を付与。
『真っ暗な状態』では、
当たった時に軽い痛みを感じるくらいで、
『何をされたか』も分からないだろう。
だが、『光』が戻った瞬間、両目を『焼かれる』事になる。

           タンッ

そのまま『ザ・ホワイト・ストライプス』の上に着地し、
『ガトリング銃』を『踏み台』にして更にジャンプ。
すれ違いざまに、
右手の『爪』で『オブシディアン』を軽く小突き、
続けて『超人的触覚』を『移植』。
これら一連の動作を流れるように行い、
最終的に『オブシディアン』の側面に回り込みたい。

  (『ジュンビ』はできた)

            (ツギで『きめる』)

『オブシディアン』の現在位置は『壁際』。
『北』と『西』は塞がっている状況だ。
『南』に行くと『戦場』から遠ざかってしまうから、
残る『東』を押さえてしまえば『追い込める』。

834グリム『グリム・ランタン』:2022/08/29(月) 22:30:50
>>831
「その意思の強さ、立派な物だ。素直に感服するよ。
 まあ――あがいても、どうにもならんが」

『杖』の先端を地面に向ける形で『前蹴り』をガード。(パス精BBB
『蛍光灯』を振り下ろしている最中だが、盾にする程度のシンプルな動きであれば可能だろう。
振り回される『メジャー』も、邪魔にはならないはずだ。

「さて、君のスタンド・・・どうだろう? 他人から『能力』を使われたら違和感を覚えるのか?
 俺の『能力』はもう仕込んでいたが・・・気づいていたか?」

先程から『蝋燭』を足元の『雑草』に仕込み、色々と試していた。
踏みにじり・・・『蝋燭』が灯っているのなら・・・。
防御の際に『杖』の先端を向ければ、それだけで『解除』の準備が出来る。

「・・・彼が投げた『ナイフ』、『布石』じゃあないか?
 『ナイフ』を運べるのは、さっき見せて貰った」

人知れず『ナイフ』を運べる『操作性』。一瞬であれ『グリム・ランタン』を縛り付ける『パワー』。
自分の背後に落ちた『ナイフ』が『何もしない』だなんて、あり得ないだろう。
だが――自分の『足元』の『雑草』は、『終わりを免れている』だけだ。

「だから・・・『前に進む』」

やることはシンプルだ。
『杖でガード』。『その杖で足元の雑草の蝋燭を消す』。そして、『一歩前に出る』。
自分の後ろに『雑草』の『空白地帯』を作り、『ナイフ』に対する『保険』とする。

835『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/30(火) 10:09:03
>>833-834

>だから・・・『前に進む』

              ――ゴォ  グ シャァッ!

アージェント「――ゴ……ッ゛……」

君(グリム)に驕りは一切生じない。相棒(アルカラ)も同様だろう。

アージェントの破れかぶれにも見える蹴りを杖で防ぐ……成功
 杖で足元の雑草の蝋燭を消す……問題なく成功。嗅覚で鉄の匂いが背後に
移動していたのを感じたが、雑草の消えた場所で止まる。やはり、何らかの
布石としては準備してたのだろう。もっとも、君の能力やアルカラによる援護で
無駄で終わったようだが……。
 
 簡潔に結果を示そう。『アージェントの頭部に蛍光灯は直撃した』
蹴りは防がれ、そして反動で後方に退避しようにも本調子でない事と
グリム・ランタンの動きであれば、十分に回避させる事なく本体へ一撃を加えられる。

スタンドによる破壊不能と化した蛍光灯は警棒の如く、重い。それを銃弾のような
速さと威力で受けるのだ。生半可なダメージでは済まされない。

 急激に後ろの地面に転倒。能力による雑草の恩恵によって軽く跳躍し
地面に倒れる勢いでのダメージは軽微で済んだようだが、直ぐに周囲から
草の匂いが薄まり、視覚内でも辺り一帯の雑草が縮まって成長が逆戻りして縮小
消失するであろう光景を見る。とは言え、その途中でアルカラが予め決めた
合図を発動したらしく、アリーナ地下闘技場の照明一帯が消える。
 だが『二グロ・スピリチュアル』のスタンド能力が解除されたと言う事は
アージェントが気絶、再起不能状態だと言う事だ……。

― ― ― ― ― ― ― ― ー ― ―

 ピ ッ !

 照明が消える! その瞬間の前に、君の共感覚でも視覚内でも
アージェントがグリムの一撃で吹き飛んで倒れるのを見届けた。
 闇の中でも『ドクター・アリス』は目標を見誤る事はあり得ない。

大樹から飛び立つスタンド、その間に揺れた木々から果樹が数個落ちる。
超感覚を駆使し、闇の中であっても伝わるオブシディアンの大きな像の前に
跳んで、ガトリング銃を足場に。その間にも『移植』は神業の速さで済ませた。

オブシディアン「アージェント! しっかり……ッ……停電? な、なんだ??」

オブシディアンは君に注意を払わない。大ダメージか再起不能に近い一撃を
繰り出された直後に闇によって状態がわからない相方に意識を全て向けてる。
 闇が明ければ、直ぐに自分の異常に気付くだろう。
ほぼ『詰み』に近い……。


              
                ―――パッッ!

オブシディアン「アージェ……!!? ぐぁぁ゛嗚呼……ッ!」

闇が明ける。オブシディアンは、直ぐに自分の両目を片腕で庇い蹲る。

アージェントも微動だにせず大の字で倒れており、その際に解除によって外れた
足のナイフも脇に転がってる。

解説『おー--っと!! アルカラ選手、前もってこちらは聞いてたが
見事に停電の作戦でオブシディアン選手に対してダメージ!
 身動きができなー---い!!
89位のアージェント! 初参入のグリムのスタンドとその能力に為す術なく
打ち破れたあああああ!! 強い!! 強いぞー--!!! 二人ともー--!!!』

ベリル『……決着、かな。アージェントも能力を解除して辺り一帯の
雑草は既に見た所消失している。素性が不明で少し心配だったが
オブシディアンと言う奴も始終戦意の低いのが不思議だったが、あの間合いと
アルカラの能力で縛られた状態で勝ち目があるとは思えない』

オブシディアン「……っ……モウ……イイ」

     ……こう さん……だ。

直ぐ傍の『ドクター・アリス』は、歓声の中でオブシディアンが掠れ声で
そう口にするのを聞いた……。

836『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/30(火) 10:12:06
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□●□〇ナ□□■∴∴∴  △=ドクター・アリス
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□△∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 気絶? 能力は解除されたようだ
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム グリム・ランタン
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ 雑草手前で落ちた。もう動かない
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

837夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/08/31(水) 02:11:33
>>835

『ドクター・ブラインド』の『視覚移植』は、
対象に『10秒間』の『盲目化』をもたらすものだった。
だが、『ドクター・アリス』の『視覚移植』は、
『光に弱い性質』を与える事で、
『間接的なダメージ』を『眼』に与える。
そのため、『制限時間』である『10秒』を過ぎても、
『見えないまま』なのだ。
眩く輝く『光の奔流』が『目の前の世界』を『消し飛ばす』。
『これ』が――――――。

  「『ドクター・アリス』――――『ブラックアウトact2』」

これで『オブシディアン』は『何も見えなくなった』。
しかも、『光のダメージ』によって、絶大な『隙』を晒している。
そのチャンスを逃す『アルカラ』ではない。
『オブシディアン』には、『超触覚』を『移植』済み。
『痛み』を『ブースト』させた『爪のラッシュ』で切り刻めば、
大して時間を掛けずに意識をブッ飛ばせるだろう。

    「――――――あ、そう??」

しかし、予想外の言葉に攻撃の手が止まる。
確か、『降参』を宣言した相手を攻撃すると、
『ルール違反』になった気がする。
ただ、まだ『油断できない』。

「でも、『コトバだけ』じゃダメだよ??
 『それなりのタイド』ってモノをみせてくれなきゃねぇ〜〜」

取り外した『ネイル』の位置は、何となく把握できる。
『オブシディアン』に当てたヤツは、近くに落ちているはずだ。
それを拾う。

「お〜〜〜〜〜〜い!!
 『カイセツ』の『ベリル』さ〜〜〜〜〜〜ん!!」

頭上を見上げ、そこにいる『ベリル』に向かって叫ぶ。

「『オブシディアン』はこういってるけどさぁ、
 ホンキで『コウサンする』なら、
 『ノウリョクをカイジョ』しなきゃダメだよねぇ〜〜??
 そうじゃないと『フェアじゃない』でしょ??」

「わたしも『オブシディアン』に『ノウリョク』つかってるんだよね。
 だからさぁ、きちんと『タイジョウ』してくれないと、
 ずっと『カイジョ』できないままじゃん??
 ソレって『ノウリョクのムダづかい』だよねぇ〜〜??」

そこまで言って、視線を『オブシディアン』に戻した。

「マジで『コウサン』するなら、いますぐ『カイジョ』して。
 『3びょう』だけまってあげる」

    「『カイジョしない』なら『カイジョさせる』よ」

『警告』を与えながら、『メグ・ホワイト』の様子を確認する。
『会場の暗転』によって、『メグ』には、
『アリス』が『オブシディアン』を攻撃する光景は見えていない。
おそらく、『敵対状態』には入っていないとは思うが、
『用心』はしておく。

>>(グリム)

「ホントに『カイジョした』んならさ、
 たぶん『ザッソウはきえる』よね」

『アージェント』を打ち倒したらしい『グリム』を一瞥する。
一見すると、決着はついたように思えた。
しかし、安心するのは早い。

「でも、『ザッソウがきえた』からって、
 『カイジョした』とはかぎらないよねぇ」

『能力を解除した振り』をして不意を突く。
そういう可能性が十分に考えられるからだ。
これまでの経験上、
『最後の最後』で何かやってくる相手は多い。

「『アージェント』って『ザッソウ』を『あやつれる』んだよね??
 ジユウにコントロールできるってコトは、
 『セイチョウさせる』だけじゃなくて、
 『そのギャク』もできるんじゃないかなぁ??」

つまり、『成長の逆戻り』も、『操作の範囲内』の疑いがある。

「『ジャッジ』がはいるまでは、
 まだ『シアイ』は『おわってない』から、
 『おつかれさま』は『おわったあと』にとっとくよ」

   「いわなくてもわかってるとおもうけど――――
    『アリス』も『ユダンしてないよ』ってコト」

838グリム『グリム・ランタン』:2022/08/31(水) 17:26:53
>835
「俺の足を・・・『アキレス腱』でも切れていれば、戦局は変わったかもしれないな」

体を半回転させ、『杖』を『アージェント』に向けながら、
背後にあるであろう『ナイフ』を『蛍光灯』で弾き飛ばす。
念には念を――だ。無駄な追撃をするつもりはないが、驚異は取り除いておくに限る。

>>837
「『アリス』か――先程は助かった。
 『アージェント』の反応が遅れなければ、
 こうも綺麗に攻撃は決まらなかっただろうからな」

いつの間にか『アリス』の方も、『オブディシアン』を圧倒しているようだ。
味方ながら、なんとも恐ろしい。

「無論だ。勝敗を決めるのは俺達ではなく『アリーナ』だろう。
 ゴングが鳴るまでは警戒はしておくとも」

『アージェント』の雑草は消えたが・・・。
『ニグロ・スピリチュアル』そのものが消えてるかどうか、一応注意して確認しよう。

839『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/31(水) 19:41:14

――ゴォ  グ シャァッ!

  『決着――――ッッ!! 今宵、アージェントに対する挑戦を見事に制覇したのわあああぁぁ!!!

・・・・・・・・
ベリル・ストック! エクリプスとの幾度の死闘も潜り抜けた猛者その人だあああ!』

 ……懐かしい、忌まわしい光景だ。
見下ろす冷たい目と、靡く血のような赤い髪。

場内は奴を称える声を満たし、私に対する嘲笑と野次が鳴り響く。
 医務室で、全ての負傷は完治される。だが、私が受けた『傷』は直らない。
永遠に、このアリーナで生き続ける限りベリル・ストックと言う相手に負けた。
その瑕は決して消えない。人々が覚え続ける限り、忘れない限り。

あいつに負けた瞬間。私は『黒』い場所に追いやられる。
 子供の頃は、心無い奴らが肌の事で私や家族を馬鹿にした事もあった。
私が何か悪い事をすると、親は真っ暗い場所に閉じ込めて反省を促した事もあった。

『黒』は嫌いだ。だから『白い』場所へ憧れ焦がれる。
 あの時、ベリル・ストックは眩しい白の中にいた。勝利を称えられる白の場所で。
なのに、奴の顔には喜色の影は無かった。
 私に勝った癖に、不満足なあの顔。溜らなく、それが嫌だった。
『白』の場所を受け入れない、そんなあいつが新参のガキ見たいな奴に『黒』い
場所へ突き出されたのに関わらず、私に勝った時よりも晴れやかな顔を浮かべていたのも。
全部、憎らしかった。

 シクシク     シクシク……。

煩わしい泣き声だ。故郷の、私の家の近くに住む無駄にでかい白い男。
 何時も住んでる場所では一番の大男の癖に、小心者で喧嘩も出来ない弱虫。
弱者と誹られる、私の大嫌いな『黒』い場所に居る奴。
 あいつが傭兵なんぞに就くと聞いた時は、槍でも明日降るんじゃないかって思った。
ただ数年足らずで故郷に逃げるように帰った時は、やっぱりなと安堵もしたが。
 
けど、アリーナで負けて久しぶりに帰って奴を見た時。あいつが更に
黒い場所で蹲ってるのを見た時は、心の中でずっと燻っていた私の中の
黒色の炭見たいなものが一気に燃え上がった。
 本気で能力を活用できれば、アリーナでも上位に昇りつめられる可能性がある
そんな力を所有してるのに『PTSD』なんぞ負って再起不能になりかけてるあいつが
自分の中の未来を重ねてるように思っちまったのかもな。

私は必ず、この世界で『白の場所』へ君臨する。決して黒に染められない白に。

何をしようと、例えどうなろうとも私は私だ。アリーナの……
   白金
『アージェント』は決して……黒を赦しなどしないのだからッッ。

840『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/31(水) 20:15:43
>>837-838

>ホンキで『コウサンする』なら、
 『ノウリョクをカイジョ』しなきゃダメだよねぇ〜〜??

ベリル『あぁ、当然だな』

解説者『oh oh oh! そうだぜぇぇ腰抜けオブシディアン〜〜〜ッ!
youの遅延行為は、このチェックメイト状態じゃあ、まー-ったくの無意味!
観客が盛り下がる前に、素直にとっとと降参もmeは吝かじゃない!
 アリーナはリンチショーを望んじゃいないんだぜ!』

   ブー ブー!

そうだそうだー!   てめーオブシディアン! 
           お前に賭けてたってぇのに最後までチキンかー!
    この腰抜け野郎ー!

 こ・う・さ・ん! こ・う・さ・ん! こ・う・さ・ん!


オブシディアンが余りにも試合としては『無様』な立ち回りであったからだろう。
 普段なら、余り試合で選手に声援を投げかけても責めるような品位のない行動を
しない筈だが観客の質が毎日最上である訳でもない。今日は幾らか全体的にマナーが
些か良くないのだろう。会場全体で虐めのようにオブシディアンを責めるコールだ。

『超嗅覚』でも、視覚内でも解るがオブシディアンは脂汗を流し
ストレス臭を発しつつ、涙をポタポタ流しつつ能力を解除しようと試みてるようだが
いかんせん精神的なものなのか、解除と発現が同時にされるような
随分と不安定な挙動をして、震え声と共に少し大きめに宣誓しようとする。

オブシディアン「こ……こうさ」


         ――やめろぉおおおお!!!!!!!!


瞬間、比較的近くにいるアルカラや、グリム。どちらも鼓膜が破れかねない
制止の声を聴く。会場の降参コールも一瞬静まる。

ベリル『……アージェント』

叫んだ主を読み上げるベリルに構わず、血反吐が出るような声で彼女は続けた。

アージェント「どいつもこいつも……ッ゛ ふざけた事を言いやがってよ゛っ
相棒……ッ゛ てめぇはこのまま終わって満足か!?
黒(敗者)のまま、永遠に角に縮こまって言われ放題のままかっっ゛!
 私は御免だ……ッ゛ お前が拒絶しようともっ!
私は『白』のままに生きる! 『黒』のままに生きるぐらいならッッッ゛
――『白』のままに死ぬ事も辞さない!!」

 ――ズッ……ッ!

オブシディアン「アージェ、お前、何する気……ッ
まさかっ、アージェント!! やめろ!!
『それだけは決してしちゃ駄目』だ! やめるんだ!!」

見えてない彼には何を彼女がしようか分からない。だが、その
並みならぬ鬼気迫った声で勘づいたのだろう。

君達二人は、彼女の挙動に注視する。直ぐに、何を彼女がしようとしてるか理解出来た。


――『林檎』だ。彼女は、大事に脇に抱え込むように所有していた
『林檎』を既に掴み、口に運んでいた。

そして、誰に止められる事もなく。


                   ――シャリッ

一口、齧った。

            ……ドクンッッ!

841『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/08/31(水) 20:22:18

尚、君(アルカラ)が見た限り『メグ・ホワイト』はオブシディアンを
君が攻撃するのは暗闇内で目撃はチョコ探しゲームもあって目撃は避けられた。
 その為、チョコを全て見つけ口につつ『ドクター・アリス』が木から飛んだ時に
落ちたリンゴを二個程両手で拾って持ってるメグは。オブシディアンの様子と
アージェントの只ならぬ様子を心配そうに見てる。

アージェントは、本当に一時的に数秒は気絶してただろう。グリムには
彼女が倒れた足元のスタンドが解除されたのを見たし、リンゴを口にするのと
ほぼ同時のタイミングで彼女が二グロ・スピリチュアルを再発現するのを視認した。



∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□●□〇□ナ□■∴∴∴  △=ドクター・アリス ネイルは拾った
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□△∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 『林檎』を齧る
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム グリム・ランタン
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ アージェントの両脇にも転がってる
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

842夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/01(木) 06:07:35
>>840

今の『アージェント』を見てると、『懐かしい感じ』がする。
初めて『アリーナ』の試合に出た時の事を思い出す。
『選手』としてだけじゃなく、『スタンド使い』としても、
『初めての戦い』だった。
その時の『ベリル』も、ギャラリーに向かって、
『同じような事』を言ってたっけ。
なんていうか、意外と『似た者同士』なのかもしれない。

「『オブシディアン』――――『いいコト』おしえようか??」

「『アルカラ』が、はじめて『しあい』にでたときのコト」

『視力』を失った『オブシディアン』を正面から見つめながら、
『ドクター・アリス』が腕を伸ばす。

「わたしの『あいて』は『ベリル・ストック』だった」

「そのときは、まだまだ『アルカラ』もミジュクモノでさぁ。
 おもいっきり『イイの』をくらっちゃって、
 『コウサンしろ』っていわれたんだよね」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「――負けを認めろ、アルカラ。
 それ以上、ルーキーのお前を嬲る趣味は私にはない
 お前のスタンドは、スピードも精密さも私の『シンプリ―・レッド』と同じ。
 能力に関しては、まだ看破出来ないものの。
 殺傷能力が高ければ直ぐに発動してる筈
 お前のスタンドは、どちらかと言えば補助系であると私は踏んでる。
 繰り返す……認めろ。
 お前は未だ伸びしろがある。幾らでも這い上がる事が出来る
 大海に飛び込むのに、お前はまだ早すぎる稚魚であったと言うだけだ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

       「それで、わたしは『ギブアップ』した」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

      ギブアップ
「でも――『降参』する。
 ベリルが言う通り、私はスタンド使いとしては未熟だった。
 まだ身体は動くし頭も働くけど、
 今のでやってやろうっていう気も失せちゃった。
 アリーナの存在を確かめる目的は達成してるから、
 欲張るのは止めて引き上げることにするよ。
 ここで無理に粘って病院送りになっても損するだけだし。
 私は人生を楽しみたいから、貴重な時間を無駄にしたくないの」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

  「でも、わたしはベリルに『わたしをわかってもらいたかった』から」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「私を動かす意思の力は、『麻疹』なんかに例えられるようなものじゃない。
 私は、それを理解して欲しかった。
 だから、私に対する認識を、今この場で改めて欲しい。
 そうじゃなければ、私は『続行』しなればいけなくなる。
 あなたに私を理解してもらうためには、それ以外にないから」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

   「だから、『わかってもらえてない』なら『つづける』っていったよ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
              プライド        キャリア
「私には、選手としての『誇り』も、守るべき『戦歴』もない。
 でも、『安い好奇心だけで首を突っ込んだ愚かな小娘』と思われ続けるくらいなら、
 私は迷うことなく、観客の前で嬲られ甚振られる方を選ぶ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

    「『どっちをえらぶか』は『ベリルにまかせる』ってさ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「どっちを選ぶかは任せるよ。私は、それに対応する方を選ぶ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

        「――――――『そういった』んだ」

843夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/01(木) 06:08:46
>>842

  「『つづける』か、『おりる』か」

              ――――――ビシュゥッ!

    「『どっちをえらぶか』は『オブシディアンにまかせる』」

既に準備(>>837)していた『指弾』を発射(パス精DBB)。
当然、『アージェント』を狙う。
目的は『視覚移植』。
外れても構わない。
すぐ近くには『グリム』がいる。
一瞬でも注意を逸らせれば十分だ。
もちろん、『これだけじゃあない』。

           ダッ!!

発射と同時に『ドクター・アリス』が距離を詰め、
『八本の爪』を閃かせながら、『アージェント』に接近(スB)。
『アージェント』は『グリム』と対峙していたのだから、
角度的に『斜め後方』からの急襲という形になる。
『グリム・ランタン』と『ドクター・アリス』の『挟み撃ち』だ。

「もしも〜〜〜〜し??きこえてますかァ〜〜〜〜??」

         スゥゥゥゥゥゥ………………

  「 ア ー ジ ェ ン ト ! ! ! ! ! ! 」

さらに、本体自身で『シャウト』をブチ込む。
ただ『叫ぶだけ』の行動だ。
『スタンド』を操作しながらでも問題なく出来る。

>>838

「――――――『グリム』!!」

  「『コレいじょうない』ってくらい!!
   『ゼンリョク』で『シャウトして』!!」

     「それが『アージェント』への『コウゲキ』になる!!」

これだけの言葉でも、
『能力』を知っている『グリム』には伝わるだろう。
本体が叫ぶだけで『威力』を底上げ出来る。
利用しない手はない。
『二体のスタンド』+『二人の本体』=『4対1』!!
『アージェント』が何かするなら、
その前に『こちらの最大出力』を叩き込んで、
今度こそ本当に終わらせる!!

844グリム『グリム・ランタン』:2022/09/01(木) 19:27:45
>>839-841
>>843
「本気の『殺し合い』では無いから、そうやって『悪あがき』出来るのだろう。
 また次のある『試合』をやっていると言うのに・・・その癖、死んでも勝ってやる、と言うのか?」

呆れたように『アージェント』の姿を見つめる。
これが『アリーナ』でなければ、さっき気絶した後に、致命の追撃で終わりだった。
あるいはそれを理解しているからこそ、受け入れられないのだろうか?

「さっきの執念には、戦闘者として敬意を払いたいと思ったが・・・。
 今の君は・・・醜いぞ――」

「――『アージェント』ッ!!」

『グリム・ランタン』を先行させ、再度『蛍光灯』で殴りかかる。
合わせて、『アリス』の言葉通り、相手の名前を叫ぶことで、聴覚にダメージを与えよう。

845『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/02(金) 10:29:27

  ドックン

この『感覚』は、何だ?

途轍もなく、周囲の視界が、人の動きが遅く感じる。
 あいつ等(アルカラ・グリム)の動きも……周囲の観客も、相棒すらも。
声も、自分の心臓の音すらも、全てが遅く、それでいてはっきり感じ取れる。

 …………そうか、これが『禁果(リンゴ)』の『力』

――なぁ、アージェント。覚えておいてくれ
 ジャック・ホワイト。その果樹の実……それを食する事が許されるのは
『メグ』だけだ。間違っても、人は食べじゃいけない。
 ……食べるとどうなるって? 俺は、俺は……俺は一度だけメグに頼んで
切れ端の欠片。本当に赤ん坊の爪程度のものを分けて食べさせてもらった事がある。
 その瞬間、俺に起きたのは凄まじい頭痛に激しい動悸。直ぐに吐き出したから
それだけで済んだものの本当に死ぬかと思ったんだ。
 ……怖い事を言わないでくれ。
確かにちゃんと口にした場合、メグ・ホワイトのように強靭な力や速さを
得られるかも知れない。大地のエネルギーを吸った果実は力を秘めているからな。
 然し、命の保証なんて出来る筈がない。何か起こるかなんて俺には想像もつかない。

なぁ、相棒(オブシディアン)

私はお前の事が心底いつも苛々感じていた。力も背丈も兼ね備えていながら
虫やら鳥に小動物が好きで女々しい、私に一度も勝った試しもない軟弱者の癖に
何時も気付いたら私を見守るような、お前の視線が堪らなく不愉快だった。

 この試合で、一番近くの場所で見ていろ。

白(未来)を掴み取る私を見れば、お前のその眼差しだって変わる筈だよな。

846『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/02(金) 11:03:28
>>843-844

君達(アルカラ・グリム)の行動は早かった。判断に間違いは無かった。

アルカラが『ドクター・アリス』で放つ指弾。それと共に
まだ機能が生きてるであろう『超聴覚』の呪縛を駆使した『シャウトアタック』

 >ア ー ジ ェ ン ト ! ! ! ! ! !
 >『アージェント』ッ!!


 アージェント「―ーるせぇな……私のファンか?」


指弾を放つのと同じタイミングだった気がする。
 アージェントは倒れ伏したまま両足を地面にタンッッ! と足付けた。
そんなに早いとは感じられたなかった気がする。だが、その反動は
見た目に依らずに強かったようで、そのままアージェントは予備動作なく
逆立ちの状態へ移行し、その両足を柔軟に180度近くまで開脚させる。
 何の意図があって? それは、すぐ解った。
彼女は君たち二人の方角向けて『二グロ・スピリチュアル』の靴底のある
部分を向けている。そして、それは君達の大声と共に……。

 ニュッッ…グニィィィイイイボッッッォオオ゛オ゛ッッ!!

!!? 二グロ・スピリチュアルの足裏から夥しい量の雑草。
今までの数なんて目じゃない。その足裏から人間二人分は容易にあると
思える量の草が生えたのだ(スA)
 その突如出てきた雑草のカーテン、いや防護壁とも言える質量に圧倒され
グリム・ランタンも、そして指弾の攻撃も不発へと終わった。
 
アージェント「…………あー……そうだ。
・・・・・・・・
植物は音を愛する
 そうだなぁ……何でこんな簡単な事、気づけなかったんだろ」

         ――ざわり

アージェントの声は淡々としている。だが、先程の慟哭のあった激情の
様子と打って変わって、静かな、それでいて何か次の瞬間には爆発しかねない
危険物を目の当たりにしたかのように観客席の者たちは固唾をのんで見守る。

 アージェントは、そのまま開脚逆立ちと言う、雑技団並みの軽々とした
器用な動きを戻し、宙で一回転して両足で着地する。


アージェント「――さぁ……」

      ピキ ピキ プチ プチ

アージェント「どいつからだ」

その顔面と露出した黒い肌に血管……いや『神経』を浮き上がらせ
異様に哂いを浮かべ、アージェントは無手で構える。


さぁ……『最終ラウンド』の開始だ……ッ!

847『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/02(金) 11:11:07
『メグ・ホワイト』とオブシディアンも、アージェントの異変に対応できないでいる。
もっともオブシディアンは視界が閉ざされてる為に動く事は不可能だが……。



∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  ▽=グリム・ランタン
∴∴∴■□●▽〇□ナ□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□△∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 様子が変わった
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム 
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 成長はほぼ終えた
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  全てが『果樹』となっている。
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ アージェントの両脇にも転がってる
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

848グリム『グリム・ランタン』:2022/09/02(金) 20:25:02
>>846
「無論――俺からだ」

『雑草』に押された『グリム・ランタン』を一歩後ろに引かせ、自分の元に戻し、
先程から何度も使用していた『蛍光灯』を『アージェント』目掛けて投擲する。(パス精BBB

「何に『命』を賭けるか・・・それは個人の自由だが。
 『自殺』したいだけなら、俺達を使うのは止めて欲しいがな」

849夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/03(土) 05:08:05
>>846-848

            「ふーん」

   ブ ワ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

興味のなさそうな言葉とは裏腹に、
『雑草』の伸びるスピードに劣らない勢いで、
『ドクター・アリス』の『金髪』が激しく波打つ。
『本体のメンタリティ』が『ヴィジョン』に反映されているのだ。
『成長したスタンド』が『現在の本体』に追いつき、
『同調』した結果なのかもしれない。

     「『パー』が『チョキ』にかてるかな??」

             《 L(エル) 》

       「いいや!!『かてない』ね!!」

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》《 L(エル) 》

ズバババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババ

ババババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババァァァ――――――――ッ!!

生えてきた『雑草のカーテン』を、
『爪のラッシュ』で切って切って切り刻む(パス精DBB)。

「『チリもつもればヤマとなる』っていうけどさぁ〜〜〜〜」

「『ザッソウ』がつもっても、
 『クサむしりのアト』にしかならないんだよねぇ〜〜〜〜」

『ニグロ・スピリチュアル』の『天敵』は『刃物』だ。
その『脅威』を思う存分に知らしめてやろう。
『こちらに対する優先度』が上がれば、
相対的に『グリムに対する警戒』は下がる事になる。

(あと『2かい』のこってる)

そして、こっちには『暗転』がある。
既に一度『見せている』が、
それは『オブシディアン』に対してのみだ。
『一回目の停電』の時、
既に『アージェント』は『倒れた後(>>835)』だった。
『オブシディアン』にとっては『二度目』でも、
『アージェント』にとっては『初見の攻撃』。
事前に予想しておく事は『不可能』。

「『グリムせんせい』が『あいてしてくれる』ってさ」

      ――――――シャキィッ

「じゃ、わたしはチョット『きゅうけい』してよっかな」

見せ付けるように『爪』を構えたまま、
『ドクター・アリス』が敵の動向を注視する。
『両手』に意識を向けさせるためでもあり、
即座に動き出せる『隙のない体勢』を示しておく事で、
『アージェント』を牽制する狙いもある。
『超人的触覚』は『解除』した(>>842)。
つまり、再び『振動探知』が可能になるという事だ。
もし見えない場所で何かしていても、すぐに分かる。

850『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/04(日) 10:31:27

 ドックン ドックン

『今まで感じた事のない』感覚だ。初めてアリーナで闘士として出場して
白星を飾った時、警護チームとして働き危険な犯罪組織の末端の銃を所持していた
何人かを屠った時でも感じたことのない。今なら何でも出来る……そんな全能感。

頭から足先まで流れる毛細血管の隅々の血の流れが、肺の収縮が
少し手足や指先を動かす骨の振動に筋肉の微細な動きまでが感じ取れるようだ。
 
 ドックン ドックン ドックン……ッ!

果実についての理解が追いつく。コレは『神の果実』だ

『二グロ・スピリチュアル』の新たな可能性が、私の可能性が
白い光の先に幾多も知らない先の光景を映し出している。

 だが、煩わしい黒点が『三つ』も直ぐ足を一歩踏み出し手を伸ばせば届く距離で
何かをしている。私の白い世界に虫食い穴のように、シミのように動いてる。

 ……黒は赦せねぇ

 ――黒は消さなくちゃいけねぇ……!

851『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/04(日) 10:53:54
>>848-849

『二グロ・スピリチュアル』の足先より生じた夥しい音を吸収して
ぼうぼうと伸ばされた雑草。圧はあるものの傷つける要素はない。
 本体である君(グリム)の元に戻したグリム・ランタンに投げやりの如く
構えさせ『蛍光灯』をアージェント目掛け投擲!

そして、君(アルカラ)もまた君に出来る行動を行う。
 『ドクター・アリス』の力(爪)を駆使した渾身のラッシュ攻撃!
草刈り機を彷彿とする様子で、先程の音波攻撃を防ぎ草のカーテンとして
地面に設置された雑草の防護壁を見る見ると横に寝かす。
 それに対し、アージェントは反応し得ない。
ドクターアリスが構えても。直ぐ自分の真横に蛍光灯が迫っていても……。

余裕からか? いや、超嗅覚や他の感覚から読みほどいても
 今まで嗅いだことのないパワーある刺すような気配やアドレナリン臭
静かながら大型の肉食獣めいた長く低い呼吸音には油断の気配はない。

 ――――バッ      チャキンッ……

 「あー……決めた」

!……屈み転がっていた投げナイフを掴み両手で×の形で交差するようにした。
瞬きする程の速さで、気づけばあっと言う間だった。
 前傾姿勢、クラウチングスタートの体勢。蛍光灯は彼女の真上を通過する
軌道だ……現時点で、彼女の上にある。

 「『てめぇ(グリム)』だ……最初の宣言通り……な」 ……ギロリ。


アージェントは、多くの管が浮き上がっている眼球を一つ動かし
君(グリム)へ焦点を合わせて告げる。

あの目にも止まらぬスピード(ス:A)……危険だ!
 果実の力を得た事で、間違いなくスピードはドクター・アリスを
グリム・ランタンを超える瞬発力や、速度を得ている!
 パワーや、精密性まで上がったかは不明だ。少なくとも、スタンド自体は
元のスタンドの形状をしている。足先を覆う靴の形のまま。
 それ以外はアージェントの服装は動きやすい露出多めの防御の薄い服装だ。
どうにか工夫をして、カウンターなり確実に攻撃を当てられれば……。

852『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/04(日) 10:56:46
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□●□〇□ナ□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント ナイフを構え……屈む
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドも傍に
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  ▽=『メグ・ホワイト』
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

853グリム『グリム・ランタン』:2022/09/04(日) 20:35:25
>>851
「『アリス』!」

『アリス』の名を呼んだ後、視線を送り、一回頷く。

「――『任せる』」

『アージェント』の変化、変貌。
自分は深く把握しては居ないが、『オブディシアン』の能力が関わっているのは間違いないだろう。
標的がこちらに定まった以上、その『解決策』を探らせる為に出来ることは、徹底的な『時間稼ぎ』だ。
『切り札』にして『基本』ではあるが、『グリム・ランタン』にはそれが可能である。

勿論、『負けてやる』なんてつもりは、一欠片だって無いが。

「同じ相手に一日でニ回も負けるつもりか? 元気があって良いな」

『アージェント』の上を飛ぶ『蛍光灯』に『杖』を向けて、『蛍光灯』に仕込んでいた『蝋燭』を解除する。
『蝋燭』が消えた『蛍光灯』は、直ぐに『終わり』を迎える。
『アージェント』から受けた打撃、棍棒代わりに使った一撃・・・。
いずれも、『蛍光灯』を『割る』には十分すぎる衝撃だった。

『蛍光灯』が『蝋燭』を仕込むことで壊れない理由は前述(>>793)の通りだが、
同時に、内部は『真空』に近い状態になっている。
『蛍光灯』が『壊れる』瞬間、内部の『真空』が一旦周囲の空気を吸い込み、『爆縮』を起こす。

要は『アージェント』の真上で、『蛍光灯』は『破裂』する。
ある程度の『音』、そして勢いを持った『ガラス片』が撒き散らされる形になる。

854夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/05(月) 09:04:31
>>851

手招きして、『メグ・ホワイト』を自分の下に呼び寄せる。

「『ナンバー90』だっけ??いや、『89』か??」

『アージェント』の狙いが『グリム』に確定した直後、
『ドクター・アリス』の『両手』から『親指のネイル』を取り外す。
『アージェント』は凄まじい『スピード』を手に入れた。
しかし、『アルカラ』は、それを恐れない。

「ソレ、わたしに『くれる』とかいってたよねぇ??」

視力を得た瞬間から、『夢見ヶ崎の目』は、
『光に溢れた世界』に向けられた。
『スタンド使い』として、『光の国のアリス』として、
巡り歩いてきた『世界』の数が、『夢見ヶ崎明日美』を強くした。
そして今、本体に追いついた『アリスの眼』も、
『同じ世界』を見つめている。

「『てばなすカクゴ』しといたほうがいいよ」

>>853

『グリムの視線』を受けて、
こちらからも『アイコンタクト』を送る。
最初に『アージェント』に『超聴覚』を『移植』した『ネイル』は、
『グリムの近く』に落ちているはずだ。
目線の動きで、その『位置』を『グリム』に伝えておく。

   「『グリム』――――」

『アリス』の『ネイル』は、『アリス以外』が使ったとしても、
『効果』は同じ。
もちろん『グリム・ランタン』も例外じゃない。
それが『最後の一手』になれる。

         「『まかされた』」

『パートナー』に向けて、力強く頷き返す。

855『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/06(火) 10:34:42

 ドクン ドクン……ッ゛

――お前は嘘をついて生きてきたか?

 4,5戦はアリーナで順調に連戦連勝を繰り広げた。
『二グロ・スピリチュアル』と、私の戦闘技術。一気に70位程度にまで
駆けあがるのは造作もなかった。
 
――ベリル・ストック。鮮血の猟犬、かつてエクリプスの親玉って言うのが
アリーナに消され瓦解するまでに小物大物含めて対峙し活躍してた一人。
 大して死線を潜り抜けず裏方に徹してたんだろうって揶揄する話も聞いたし
私は噂の真偽に関わらず、全力で血のつながった誰であろうと挑み、勝つ。
 そう意気込んでいたが、あいつの攻撃(質問)には一瞬隙を作った。

それが奴の戦術だって言うのは後から情報屋なりで調べて理解したし
敗北したのは私自身の責任だ。怨みも、ましてや殺意など抱く気もない。

ただ、私が気に入らないのは奴が『白の場所』に居ながら
そこを居場所と思わない事と、その質問の意義だった。

・・
ウソか。

ガキんちょの時に、多かれ少なかれ嘘の一つや二つ、今まで生きてきた人間で
嘘を吐いた事のない奴なんて存在しない。
 だから、正しい回答は何度も嘘なんて覚えてないぐらいに吐いたさ馬鹿野郎。
そう即座に言い返してやれば良いってのは解る。けれど、引っかかるんだ。

あいつの目が、あの時に私を黒の傍に追いやった奴の目が今も問いかけてる。

・・
今も お前は 嘘をついて生きてるんじゃないか? ってな。



…………そんな事はない。私は追い求めている、『白の居場所』を。

黒いものを全て消し去り、白だけが正しい。……それがアージェントだ!

856『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/06(火) 11:07:46
>>853-854

君(グリム)は君の力、『グリム・ランタン』の能力の真髄を見せつける。
 アージェントの頭、背中に向け既に蛍光灯が受けるべき『結末』
すわ即ち、アージェントの攻撃、グリムの攻撃によって破損し
・・・・・・
飛び散るべきだった結末だ!

 ボォンッッパキィィンッズシャズシャ!

アージェント「……ッ疾!」 ゴォッッ゛!

『蛍光灯』は疑似的に爆発するかのような衝撃音と共に蛍光灯のガラスの
無慈悲なシャワーを彼女へ降らせる。
 首筋、背中。また蛍光灯に含まれる微量の水銀も彼女を覆うように舞うものの。
体中から浅く血が飛び散りつつ、彼女は風を発生させながら地面を駆けた!

 水銀特有の色が舞い散る様子が彼女の超高速の瞬発が如何に強力が物語る。

 ――ドゴォ  パラパラ……!

真横の木々が揺れたッ。だが、そこへ目を走らせても彼女の姿は一瞬
残像らしきものが見えたが見当たらない……そして。


          「よぉ……」


          「――覚悟は、いいか……っ゛」


 ……ッ!!

グリムは、背後を取られた!
 木々に向け突っ込むようにしつつ、その大樹の背を蹴りつけた反動で
半ば強引に体の向きを変えてグリムの背中を取る位置へ移動をしたようだ。
 凄まじい速さを獲得したものの、繊細な方向転換は難しいのだろう。

また『超嗅覚』でも妙な『匂い』を捉えた。
 最初に駆けだした位置から木々、そして君(グリム)の背後を取る位置にも
雑草が生えてる。それは能力によるものだから可笑しくも何ともない。
 君の背後より感じる匂い。雑草……そして、彼女の体から流れてるのだろう。
血の匂い。その混ざり合った匂いは、血特有の鉄分の匂いよりも遥かに濃い
『鉄の匂い』を感じられるのだ……。


― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

一度、真横にある木々が地響きを起こしながら揺れ、次の瞬間には
血だらけのアージェントが嗤うような顔でグリムの後ろを取っていた。

それ程の高速ならぬ神速を君(アルカラ)は目撃した。

メグ『…u…a……je』 ビュゥン……。

アルカラの手招きで、メグ・ホワイトは俊敏に君の傍へ寄る。そして
心配そうに、果実を口にして豹変しているアージェントを見るものの
自動操縦ゆえか、見守るのみで自分から彼女をどうしようと言う気もないようだ。

『ネイル』は間違いなく落ちているのを確認する。

・・・
使い処は……君と彼が知っていよう。

857『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/06(火) 11:10:53
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□〇●ナ□■∴∴∴  △=ドクター・アリス ネイル外す
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血状態
∴■□□☆∴▽∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 傍にメグ・ホワイト
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドも傍に ネイルも落ちてる
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  ナ=ナイフ
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

858夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/06(火) 16:29:34
>>856

『メグ・ホワイト』が攻撃に使えない事は分かっている。
だが、『メグ』は『アルカラ』を『友達』と認識した。
目の前で襲われる『友達』を、
何もせずに棒立ちで見ているなんて事があるか??
要するに『夢見ヶ崎本体』が狙われた場合の『保険』だ。
『アルカラ』は『さきのさき』まで『ケイサン』してんだよォ〜〜!!

「ねえ――――――」

もちろん、それ以外にも『狙い』がある。
『メグ・ホワイト』を直接的に利用する事は不可能。
だったら、『間接的に使えばいい』。

「『アレ』ひろってきてくれる??」

『アージェント』の背後に落ちている『ナイフ』を指差す。
この指示は『攻撃じゃあない』。
単に『落ちているものを拾ってもらう』だけ。
だけど、『アージェント』にとってはどうだ??
『同じスピードの存在』に、
一瞬とはいえ『背後を取られる』のだ。
当然『隙』が出来るだろう。
しかも、『これだけ』じゃないぞ!!

「わたしが『サイン』だしてからね」

       ピッ!!

そう言いながら、『人差し指』を立てる。
これにより、『二度目の暗転』を発生。
突然の『暗闇』が起きた直後に、
『メグ』が背後に回る事になる。
つまり、『二重の隙』が生じる訳だ。
さらに付け加えるなら、『真っ暗』になっている状態では、
後ろにいるのが『メグ』かどうかも分からないだろう。

859グリム『グリム・ランタン』:2022/09/06(火) 20:21:28
>>856
「――ッ! 疾いッ・・・!」

(恐るべきは『リンゴ』――『禁断の果実』の力か。
 身につくのが『知恵』ではなく『暴力』というのは皮肉だが――)

分かったことが二つ。

『スピードはあるが制御は効かない』。
『肉体の強度が上がったわけではない』。

わざわざ大樹を蹴りつけての方向転換を行ったこと。
そして、反応できなかった自分に、
直接ぶつかって来なかったことからこれは間違いないだろう。

(つまりは、『人間』の『倒し方』と同じ――と考えれば良い)

「――『見失う』だけなら、『リンゴ』に群がる『蝿』と同じだな。
 今回は『蜂(ハチ)』みたいに刺せるのか?」

先程、『グリム・ランタン』を自分の手元に下げた時(>>848)、
『杖』に結ばれた『メジャー』の先端に手持ちの『ラムネ瓶』を結んでおいた(>>848 メ欄)。
先程の『メジャー』が即席の『鞭』ならば、今度は即席の『分銅鎖』だ。
先端に付けた『ラムネ瓶』の重りが、より勢いよく『メジャー』が相手に絡みつく手助けをする。

(とは言え、こうも近距離に入り込まれるのは『想定外』だが・・・!)

振り返りざま、『蛍光灯』を割るために向けていた『杖』を『アージェント』に向けて振る。(パス精BBB
単なる『杖』の一撃ではない。
その勢いで振り回される『メジャー』が『アージェント』に巻き付き、行動を阻害する。

(この『匂い』。今までにない『匂い』だ。何かを狙っている――のか?)

860『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/07(水) 17:52:13

 ドックン……ドックン…ッ゛

うなじ 背中の半分 両腕の上腕 頭部にも少し破片が掠めた。

それより一番応えるのは『自分の骨』だ。駆ける瞬間に自分の体に
負荷が掛かる。普段の二グロ・スピリチュアルの速度でも脚力だけが
増してるだけで全身に掛かる空気抵抗なり体への負担は軽減されない。
 それを、更に体験した事のない速度を受けるのだ。

恐ろしいと感じられる程の力、制御できない程の力。自壊する禁忌の力。

・・・・・・・
それで構わない

それ位なければ『白』は掴み取れないだろう。『黒』から解き放たれないだろう。


 例え、この命が尽きようとも

曲げられないものがある。退いてはならない大切なものが存在する。

861『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/07(水) 18:16:29
>>858-859

君達のタッグコンビネーションは、このアリーナでも余り見ない程に
堅実であり、それでいてどんな強敵でも打倒出来る力がある。

君(アルカラ)の推察、そして隠してる切り札の発動。
 『メグ・ホワイト』が餌付けをしても、直接の戦闘をけしかけるのは
困難であろうと言う考えも、暗闇を作り出そうと言う思考。

君(グリム)のアージェントの分析。現在の状態と
冷静なグリム・ランタンによる能力を用いての武器による迎撃も。

アージェント「――黒き……革命家 そして『鉄草花』」

 それが……私の名だッ    ――ギンッ

彼女が目に力を込めたと同時だった。

 ギュルゥゥン  ガギィンッ!!

! 草結び、最初の急襲でオブシディアンに攻撃を加えようと君(グリム)が
した時に雑草によって初動が防がれた時と同じ、草結びっっ!

だが、今度は先ほどと異なる部分がある。草の色はアージェントの
流れ出た浅くない量の出血、そして君に投げられたナイフの掠めた傷の血。
 それも合わさって零れ出た血が雑草に沁み込んだ結果、幾らかの雑草は
『黒く染まっていた』、その草がグリムとグリム・ランタンを縛り付ける拘束力!
先程の比ではない! まるで手錠でもされたかのような力で君と君のスタンドの
四肢を縛り付ける! ラムネ瓶の疑似鎖分銅はアージェントに振りぬかれる前に
地面を力なく垂れる。同時にアルカラの牽制の行動で背後へ高速でメグが移動し
照明が消えるが……。

アージェント「『わかっている』ぞ、メグ……そして、貴様を
『終わりに』する位置も……はっきりとぉ!!!」


……ッ、暗闇の中ではっきりとアージェントは宣言して攻撃の体勢に
移る気配を嗅覚で君(グリム)は感じ取った。

何故、理解出来るのか? 何故君の正確な位置とメグであると断言出来たのか?

禁断の果実の影響か? ……そう言えば、彼女は未だ『超聴覚』を
受けたままであったかも知れない。それが原因なのだろうか?

君達の行動に何か失敗があったのか不明だが、少なくともアージェントの
勢いを削るのに少し足りなかったのは事実。
 このまま、まともに次に起きる攻撃を受ければ……君(グリム)の
命運が危ういのも確かな事実だ!

862『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/07(水) 18:19:17
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□〇●▽□■∴∴∴  △=ドクター・アリス ネイル外す
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴□∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血状態
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンド共に拘束 ネイルも落ちてる
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  ▽=メグ・ホワイト ナイフは拾った
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

863夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/08(木) 09:29:42
>>861

さっき『カーテン』だされたときにおもったんだよね。

  ――――『超人的聴覚』を与えたまま??

もう『オトがつかえない』んなら『カイジョしちゃおうかな』って。

      ――――まさか『解除し忘れた』??

なんで『そのまんま』にしといたとおもう??

           ――――いいや!!『違う』ね!!

「あぁ――――やっぱり『わかる』んだ」

今、『アージェント』は『超聴覚に頼ってる』。
『こっちの動き』を見破った事で、それが『確定』した。
じゃあ、その力が『いきなりなくなった』ら??

「なら、『ナニもモンダイはない』な!!!!」

一つしかない『懐中電灯』の電池が、
『洞窟探検中』に切れたようなもの。
『暗闇』の中で『頼りにしてたもの』が突然消えたらどうなる??
『咄嗟の反応』に『遅れ』が出るよなァ〜〜〜〜??

「『アルカラ』は『さきのさき』まで――――――」

なぜ『超聴覚』を『解除しなかった』のか。
それは『超聴覚に頼らせるため』。
そうするように仕向けた上で…………。

「『ケイサン』してんだよォ〜〜〜〜!!」

『一番いいタイミングで解除するため』だ!!!!

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

『聴覚解除』と同時に、『ドクター・アリス』が、
高速かつ繊細な動きで音もなく地面を蹴る(パス精DBB)。
そこには『カーテン』で防がれた『ネイル』が落ちているはず。
『アージェント』めがけて『ネイル』を蹴り飛ばす(>>849)!!

             タ ン ッ

さらに流れるような動作で、『軸足』だけで『南東』に跳ぶ。
『アージェント』は『速い』けど、それは『足の動きだけ』。
もし『手の動き』まで『高速化』しているなら、とっくの昔に、
『グリムの背中』に『ナイフ』が突き刺さってなきゃおかしい。
『グリム』に『トドメ』を刺そうとする時は『ナイフ』を使うから、
当然それは『手の動き』になる。
だから、『ネイル』が着弾する方が『速い』。

     ビ シ ュ ッ !

               ビ シ ュ ゥ ッ !

跳躍に合わせ、両手で『指弾(>>858)』を放つ(パス精DBB)。
『一発目』から『射撃位置』を変えての『二連射』。
『攻撃の角度』が変われば、
『対処しなきゃいけない方向』も変わる。
闇の中を飛ぶ『不可視の弾丸』。
蹴りによる『一発目』には対処できても、
『二発目以降』に対処するのは困難。

『解除』によって、『超聴覚』は『アリス』に戻ってくるので、
狙いの精度は、さっきとは比較にならない程『正確』になる。
『片手間の回避』などさせない。
『全力の対応』を要求する。
一発でも当たった瞬間に『視覚移植』。
当たらなくても、『それはそれでいい』。

864グリム『グリム・ランタン』:2022/09/08(木) 19:36:04
>861
「ぬッ・・・これは・・・!」

(新しい『能力』・・・。
 いや、先程は発揮できなかった・・・『血』を用いた変化か!)

「フッ・・・・・・フフッ。この俺を相手に『終わりにする』とはな。
 忠告しておく・・・『無理』な事は止めておけ――とな!」

足の力を抜き、『地面にしゃがみ込む』。
だが、『腕』は位置をキープ・・・しゃがみながら、『バンザイ』の状態を取る。
『雑草』は地面から生えてこちらを拘束している・・・。
ならば、『腕』には、『バンザイ』の状態から地面までの『フリースペース』が出来る筈だ。

先程の一瞬の『アイコンタクト』で、『アリス』の『ネイル』の位置は把握済み(>>853-854)。
『雑草』が『腕』を引っ張り、地面に縛り付けるまでの間に、腕を伸ばして『グリム・ランタン』で『キャッチ』!
『手首のスナップ』を利用し、『アージェント』の『匂い』の方へと投擲する(パス精BBB

865『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/10(土) 10:44:57

 考えれば……いつも 私は   ――否

・・・・・
わたしたちは、孤独だった。物心ついた頃より、ずっとな。

人種差別 女と言う体 下層階級 そう言った自分の力では変えたくても
変えるのは容易でない大きな壁。そいつに踏まれ続けてきた、踏まれて、何時も
泥まみれで起き上がってきた。何時か、自分の力でその踏みつけてきた全てを超える為。

力が目覚めたのは思春期の頃だった。あいつも、大体同時期だった。
 アメコミめいた力を最初に発現した時は、やっぱりまだまだ子供だったんだろうな。
色々はしゃぎまくって、それで無茶も半ばした。
 そんな記憶の中で一点、何時も回想の中で消し去りたい『黒い記憶』が掠める。

まだまだ無邪気な顔で、私があいつに力を見せびらかす。それを何時もの
温厚な笑みで見てるあいつに私は『第二の力』を発動させて見せた。
 草に自分で切りつけた腕から滴る血が落ち、ワイヤー程の強靭な繊維と化した草は
攻守に長けた私の自慢の能力だ。

 ――頼むから、自分でその力をみだりに使わないでくれ。

あいつは、そう久しく険しい顔で、私を説き伏せた。
 あの表情をするのは、本当に久しぶりだった。ずっと前に可愛がっていた
小鳥なり栗鼠を誰かに痛めつけられた時。私が男子の何人かに嘲笑されていた時

それと同じぐらいの歪めた顔に、厳しい声。
 無性に、それが腹立たしくて、それ以降はけれど素直にあいつの目の前で
力を発動する事は無くなった。

……なんで、今更こんな事を思い出すのかな。

あぁ……血が流れてるからか。でも、痛みより この沸騰しそうな血流を
抜けていく脱力感の方が心地良い。

 もっとだ……私は……もっと『白の場所』へ駆けあがる為に足を動かさないといけない。

866『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/10(土) 11:16:31
>>863-864

アルカラは考える。いまアージェントは自分の呪縛による『超感覚』を
逆に利用して、グリムを追い詰めている。
 故に停電状態で『超聴覚解除』を行えば、だ。相手はグリムの正確な位置を
定める事が出来ず、攻撃の軌道は外れる、若しくは最低でも狙いはぶれて
グリムへのダメージは最低限に抑えられる、と。

アージェント目掛け『ドクター・アリス』の精密な蹴り。ネイルが飛ぶ……ッ

   ――ググッ……   「――  一……生」

 それと共に、君(アルカラ)は感じ取った。解除され自分の中のソナーに等しい
音の波が、アージェントの片足がシュートを決める名サッカー選手さながらに
高々と後ろに振り上げる音を。

その迷いない姿勢、グリムを駆除せんと意思が込められた気配と共に
君は……『既視感』を一瞬、超感覚の中の直感が激しい戦闘で刺激を受けた故か
かつての『共闘』した存在を脳裏に掠めた。指弾を放つと共に鮮明に思い起こす人物像。

      ――その名は……『天雨 サトリ』



>忠告しておく・・・『無理』な事は止めておけ――とな!

アージェント「そうだな……なら代わりに、こう言おうか。
 ――『可能』なら―――死ぬなよッッ゛!!!」


         ゴォッ――ッ     ――ゴギャァ!!!


……万歳の状態で『フリースペース』体の動かす余裕を作る。
 これは上手い動きであっただろう。これによって腕を動かせて
やろうと思えばアージェントの蹴る場所に目掛け杖を突き出すなりして
蝋燭の能力を使用すれば、壊れない最強の盾となった杖がアージェントの
片足に強烈な速度(スA)の一撃の反動を逆に受け自滅して今度こそ
動く事もままならない状態へ陥っただろうから。

だが『そうならなかった』。君は『グリム・ランタン』でのネイルの
スナップによる投擲を優先した。着弾は、しただろう。
 その前に強烈な衝撃、痛みを感じる暇があったか不明だ。

木々のある方面へと体とスタンドが投げ出される。受け身を取る事も出来ず
横倒しになる。強固なスタンドに蹴りが命中したのが幸いだったのだろう。
 本体ならば気絶しても可笑しくなかったが、幸い意識はある。
少し遅れて、自分がアージェントに蹴りを見舞われたのだと言う自覚と共に
君は左肩部分に激痛が少し遅れて感じた。『肩を破壊された』……ッ。

アージェント「…………私と……私たち(雑草)は
これで何度も窮地を脱し……何度も危ない場面も渡りぬいて生きてきた……ッ゛」

アージェント「どれだけ、てめぇらの絆なりコンビネーションが固くても……!
どれ程目が見えず、貴様等の小手先の能力で体を縛られても……!
 ――アージェント(白金)は、決して……黒(敗北)には晒されねぇッ!!!」

 ――ドンッ    ニョキニョキィ……ッ

アージェントは血まみれの修羅さながらの気配のまま、グリム・ランタンを
蹴りぬいたものの、強烈な反動は流石に殺すことは出来ず酷い内出血が見られる
片足で強く地面を叩き周囲に雑草を展開しつつ、吠える。

蹴る事のみに意識を割いてた為に、彼女はアルカラやグリムの弾丸を
避けなかったし、避ける気も無かっただろう。移植は、どちらも成功した。
 それでも……グリムの重傷は……痛い! 鬼気迫り命を賭して戦う気である
彼女が未だ動ける戦況は、とても……痛いっ!

867『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/10(土) 11:22:06
(※どうでも良いが、一生……一脚! と必殺技を叫びつつ蹴る描写だったが
一脚が抜けていた。そんな感じの必殺ハイキック『パス精:CAB』で
グリムは蹴り飛ばされた)


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□□●▽□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★△□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴〇∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血 超感覚移植
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  ▽=メグ・ホワイト ナイフは拾った
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

868グリム『グリム・ランタン』:2022/09/10(土) 23:14:03
>>866
「ぬ、ぐッ・・・うおおおッ・・・!」

強化された身体能力から繰り出される、強烈な一撃・・・『左肩』が破壊される。
今試合で始めて貰った『重い』打撃だ。

「中々に『響く』・・・。
 いや、『折れてる』訳だから・・・『強がり』は言えないな」

「・・・フゥ〜」

右手で『杖』を支えにし、大きく息を吐いて、立ち上がる。
正直つらい所だが、『満身創痍』ではない。まだ立ち上がれるからな。

「さて・・・『まだやれる』ぞ。『右手』は『無事』だ。
 お前のお陰で『能力条件』も満たせた」

『杖』を『自分自身』に触れさせ、『蝋燭』を仕込む。
見えては居ないかも知れないが、意味はある。

(まあ・・・『ブラフ』だ。
 とは言え、先程の攻防で俺の能力の『頑強さ』は理解している筈。
 少しでも『鈍って』くれるなら・・・)

869夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/11(日) 10:00:51
>>866

『アージェント』は『グリム』に重傷を負わせたが、
『それしか出来なかった』。
どう足掻いても『回避不可能』だと察したんだ。
『どうせ食らうんだったら蹴ってやろう』。
そういう考えで動いた事は、大体想像がつく。
要するに、『アージェント』には『他の選択肢』がなかった。
ここまで追い詰められたのは、『グリム』のお陰だ。
だからこそ、『グリムの行動』は無駄にしない。

      「『グリム』!!ナイス!!」

『ネイル』の位置は、全て感覚的に理解できる。
『位置の変化』によって『拾われた事』が分かるし、
『投げられた事』も分かる。
そして、『途中で止まった』という事は『当たった』という事だ。

「――――そこで『ズドン!!』だ!!」

『グリム・ランタン』が投げた『ネイル』で『視覚移植』を発動。
これで『仕込み』は完了する。
それ以外は不要。
余計なセンシング能力をくれてやる気はない。
『雑草』と『繋がってる』と分かった以上、なおさらだ。

   「うるせーなぁ〜〜〜〜」

           「わたしの『ファン』か??」

『アルカラ』は『アージェント』の事情を知らない。
でも、これだけは言える。
『命を取られない場所』で『命を賭ける』なんていうのは、
決して『覚悟』とは言わない。
ただの『ヤケクソ』だ。
本当に『上を目指す』っていうんなら、
負けたって『再スタート』すればいい。
死んじゃったら、そこで『オシマイ』じゃん。
それとも、一度や二度負けたくらいで、
どうでもよくなるような『夢』なのか??

そんなヤツが立っていようと動いていようと痛くも痒くもない。

            「『エレガントさ』がたりない!!」

      「『10cc』みたいに」

二人のイメージが真逆だったから、その可能性を忘れてた。
それで『感覚共有』してるなら筋は通る。
だけど、そいつの『弱点』は知ってるぞ。
『感知』できるのは、『地上の動き』だけだって事を。
だから、『こうする』。

          ガシッ

すぐ近くにある『東側の木』にしがみつき、地面から離れる。

>>868

そして、『ドクター・アリス』の指先で、
『グリム・ランタン』の肩を軽くつつく。
『頼みたい事』がある。
『グリム・ランタン』のスペックなら、
片手が使えなくても十分に可能な芸当だろう。

《たぶん『ザッソウ』と『カンカク』がつながってる》

           ヒソ

《それと、『ヒカリ』がもどったらさ――――――》

       ヒソ

『ドクター・アリス』を介して、『グリム』だけに聞こえるように、
小声で『意図(メール欄)』を伝えたい。
『超聴覚』を解除したのは、
こっちの話を聞かれないためでもある。
あとは宣言通り、『光』が戻るのを待つ。
『アージェント』は『視覚移植』の効果を知らない。
『精神力で耐える』というのは、
事前に『予想』しているからこそ成立する方法だ。
『不意打ち』で目が焼ければ、当然『隙』が出来るだろう。
そこを突いて『終わらせる』。

870夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/11(日) 10:01:28
>>867

>>863において、『ドクター・アリス』は『南東』に移動しています。
それを踏まえれば、正確な現在位置は、以下のようになると考えています。
この認識が間違っていた場合は、訂正をお願いします。


∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□□□●▽□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□□□□□□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ●=アージェント 流血 超感覚移植
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  ▽=メグ・ホワイト ナイフは拾った
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

871『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/11(日) 17:57:46


――ドックン……ドクン゛……ドックン……ッ゛

暗がりの中で、煩わしく耳を塞いでもずっと肌にこびりつく汚れ見たいに
泣き声が耳から離れない。

 誰が泣いてる? 相棒(オブシディアン)か? それとも私か?

足から生み出される無数の最後に枯れる事が定められている草が私に
あらゆる事を教えてくれる。暗闇の中でも点々と道しるべを紡いでくれる。

叶えたい『夢』 掴み取りたい『場所』

その為に血を流す事は決して苦しくは無かった。だが、きっと私が弱いからか
くずくずとタール見たいな淀みが胸の中を静かに広がっていくのが
何時しか自覚していた。夢を叶える為の過程が目的となりつつあった。

私は、我儘な手前勝手な癇癪起こしてるガキなままに体だけ成長して
心はクソガキのままなのか。
 
そんなガキのままでも、望みに足掛けられる力は少なからずあった。

白い場所、白い夢を追い求め……次第に自分の中で黒い部分が
広がっていき、自分自身を漂白したいと感じつつ……。

――なぁ、相棒。

『居場所』は、見つかるよな? 私の望みは、この勝利の先に、きっと――……。

872『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/11(日) 18:17:44
>>868-870(位置はそれで問題ありません)

君(グリム)は重傷を負った。だが『戦闘継続可能』なのは確か
 片腕は満足に振るえずとも、能力を使用すれば如何様にも立ち回り次第で
支援や前衛での相手も可能だろう。啖呵にも力が籠っている。

君(アルカラ)もグリム同様にアージェントに意気揚々と断言を交えて
スタンドを移動させ、仕込みを開始する。


対して、アージェントの行動だ。このまま追撃するか? それとも
超感覚移植をされた状態で狼狽えるか? その『どちらでもない』

アージェント「てめー(アルカラ)の能力は……聴覚、視覚ってなると
……『五感』、か」

彼女もアリーナの闘士として十分な実力を担っている。アルカラの攻撃を
肌で味わい、既に幾らか能力も看破しているだろう。

アージェント「もう私の時間は限られてるが……限られてる、が
――百も承知だ」

 タンッ

 ダダダダダッダッッダッッッ゛!!!!   ニョキニョキニョキッッ!!

        ―ザシュ ザシュッッ゛!!

! アージェントは駆ける!!(スA)

何処へ? 君(アルカラ)でもないし、位置を幾らか把握してるであろう
君(グリム)でもなく、ましてや戦闘不能に近いオブシディアンでもない。

 駆けるのは……周囲の地面!! アージェントの周囲一帯の地面だ!

風を巻き起こす程の早い速度で縦横無尽に動くと共に雑草は禁果(リンゴ)の
恩恵もあってか、1m半程の人が屈めば視認不可能な高さまで急成長する。

更に、彼女は動き回りながら『自分の体を持ってるナイフで切り付けてる』!

よって、駆けながら飛び散る血は自然と雑草に混ざり合い黒い鉄錆の雑草一帯の
カーテンが産まれる!!

 強烈な血と草の匂い……! 更に茂みへとアージェントは身を隠した……!
能力によって雑草は規則的に揺れ動き、アージェントがどの位置に居るかを
正確に把握出来ないようにさせている!

873『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/11(日) 18:21:43

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□※※※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯。アージェントとメグの姿は見えない
∴■□□☆∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

874夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/12(月) 09:15:40
>>872

現在、まだ停電したままでしょうか?
それとも、もう明るくなっているのでしょうか?

875『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/12(月) 09:25:13
>>874(回答)
 申し訳ない、描写に抜けてました。行動も踏まえて
アージェントが身を隠した時点で停電は解除されたと考えてください

876夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/12(月) 14:08:04
>>875

回答感謝

>>872(GM)
>>(グリム)

『目が焼けた』のに怯みもせず、
何事もなかったかのように動けるのは妙だ。
こっちは、その瞬間に攻撃しようと狙ってたんだぞ??
いくら何でも『ノーリアクションすぎる』。
これも『能力の強化』に関係してるのか??
一貫性に欠けるような気もするが、
『そうだ』と言うんなら納得するしかないだろう。

《テキが『サク』をうってきたんなら、ぎゃくに『チャンス』だよ》

引き続き、『グリム』に耳打ちする。
本体は『南東』に移動。
ここまで『草刈り』しながら前進してきた以上、
そこに『雑草』はない。

《『ソレ』をやぶれば『かてる』からさ》

おいおいおいおい??そんなんで『かくれた』つもりかよ??
『みえにくくする』なんていうのは、
『シカク』にたよってるヤツにしかつうじないんだぜ!!
『ドクター・アリス』は『かくれんぼケンテイ1きゅう』だ!!

《『アリス』は『オト』をつかむから、
 『ニオイ』は『グリム』にまかせる》

精神を集中し、『超人的聴覚』を研ぎ澄ます。

《アイツ、『カウンターねらい』じゃないかなぁ。
 『みえないジョウタイ』でカクジツにコウゲキするんなら、
 そのてがイチバンいいから》

《『スピードがはやい』ってトコにもかみあってるし。
 コッチからしかけて、ソレにハンノウさせて、
 『そのスキにシメる』っていうのがよさそうなんだけど》

先程の『ぶつかり合い』。
『ハンデ』を負ったのは『グリムだけ』じゃない。
『アージェント』も『重い足枷』をつけられた。

《いまは『まだはやい』けど、もうじき『スピード』は『おちる』よ》

『アージェント』は『酷い内出血(>>866)』を負った。
今は無理してトップスピードを維持しているとしても、
そんな方法を永遠に続けられるはずがないだろう。
怪我した足で走り回ったら状態が悪化して、
遅かれ早かれ動きは鈍る。

《ところで、『さっきのハナシ』のつづきなんだけどさ。
 アイツ『みえてない』じゃん。
 だから『こっちのほう』がイイとおもうんだけど、どうよ??》

さらに、『先程の続き(>>869)』を伝えておく(メール欄)。

877グリム『グリム・ランタン』:2022/09/13(火) 19:48:20
>>869
>>872
>>876
「『破れかぶれ』――だな。『無茶な強化』をして追い込まれているからだろうが」

『アリス』の見解に同意する。
今の『アージェント』の状態は、つまるところ『整備不足のF1マシン』だ。
自分のパワーとスピードで少しずつ壊れていき、最後には『大破』する・・・。

「『完全にぶっ壊れる』までに、こちらを『叩き潰そう』って考えなんだろう。
 『仕掛けてくる』タイミングはそう遠くない筈・・・そこを『狙う』か」

今まで相対してきた中で、この局面で『打つ』手は何か・・・。
『アリス』に『アージェント』の『考えそうなこと』を小声で伝える。

(彼女の『雑草』は、あの状態になるとかなり『強固』だ。
 それこそ、『鉄の拘束』を思わせるほどにな。
 『頑丈』というだけでなく、『パワー』もある・・・・・・)

(あの雑草は『発射台』――と読む。
 『アージェント』を『砲弾』と捉え、『雑草』が『送り出す』。
 恐らく『可能』だ。『強化される前』は『ナイフ』を移動させていた・・・今なら、余裕だろう)

『アリス』の提案にも頷く。今の『アージェント』にとって、その『位置』は『致命的』な筈だ。

(『アージェント』は自分の速さに追いついていない。『視野の狭さ』も、普段以上。
 目を焼かれていれば、尚更――『目標』以外の物は『捉えられない』だろう)

伝えることを伝えたら、『グリム・ランタン』の『杖』を『雑草郡』に向ける。
何が飛び出してきても良いように、だ。

878『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/14(水) 10:11:15

 ドック゛ン゛……ッッ……ドックン……ッッ゛

黒のない光の奔流、直接眼窩の中をハンダゴテでも押し付けられてるかのようだ。

あいつ(オブシディアン)がずーっと目を抑えつけてるのも、同じ目に遭って理解出来た。

だが、今は。

・・・・・・・・
この状態では逆に、その痛みが、内側でない他者が与える苦痛が私を動かす原動力となる。

段々と、心臓から次々と透明の返しが付いた刃のようなものが血管を進んでるかのように
痛みが生じてきている。
 動かなくては、思考を止めなくては、目的だけを追い求めなくては気が狂いそうな痛みだ。

止まれば、きっと私は壊れるだろう。そして、止まり続けなくても同じ結末なのだろう。

でも、最後の最期まで。

私は自分のまま、アージェントのままだ。

この命を燃やせ、眩く、何よりも、誰よりも……!

879『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/14(水) 10:41:05
>>876-877


 ―――ガㇵッ ピチャ ピチャピチャ

鉄雑草で覆われた、アージェントの即席の領域。
 姿は見えない、されど君達には『ドクター・アリス』の力によって
敵の姿は見えずとも、視覚以外での勝利に繋がる貴重な情報が降ってくる。

まず『超聴覚』で聞こえたのは『吐血音』。『超嗅覚』でも
鉄草の茂みの中心地帯より強い血の匂いが聞こえてくるだろう。

 『aー……je!』  

「シッ……安心しろ、メグ。私はまだ動けるからな。
オブシディアンが動けない以上、お前だけが頼りだ。……はっ
んな、泣きそうな顔をするな。こんな自分で付けた切り傷なんぞ
なんでもねぇよ。私を誰だと思ってる?
 『杖野郎を先に仕留める』。腕を潰したと言えまだ元気が有り余ってるからな。
【お前は先導しろ】、奴の元に……」

超聴覚では、このような会話が草の奥でなされてるようだ。
 リンゴ(禁果)で超人的な力を付けたとは言え、予想通り肉体の内側は
ボロボロなのだろう。話の内容から、彼女は早急に君達の内の一人を
脱落させたいようだ……。


君(アルカラ)の移動は恙無く行えたし、君(グリム)も迎撃の用意は
出来ている。ただメグ・ホワイトがアージェントに協力するのなら
メグ・ホワイトは率先して攻撃しないとしてもグリムの位置へ真っすぐ
突撃してくる危険性はあるだろう……。

880『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/14(水) 10:42:43
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□※※※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯。アージェントとメグの姿は見えない
∴■□□□∴□∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴☆∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

881夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/14(水) 19:55:34
>>877

《おぉ、なるほど〜〜。『そういうの』もあるよね〜〜》

           《『グリム』もナカナカやるなぁ》

『最後の大技に賭けている』という『グリムの読み』は、
概ね筋が通っている。
時間のない状況で『待ちの戦法』を選ぶのは、
確かに不自然だとは思っていた。
ただ、それでも『疑問』は残る。

《だけど、『みえてない』のに『ソレ』やるのって、
 チョーあぶないよね。
 ナンか『かんがえてる』とはおもうけどさぁ》

それを『失明状態』でやる気か??という事だ。
マジで『人間砲弾』を敢行するつもりだとして、
そんな『捨て身の攻撃』が使えるのは、
せいぜい『一回だけ』だろうし、
本人だって無事で済むとは思えない。
その一回で『二人を同時に倒す』なんていうのは、
どう考えても無理がある。

《『ゼッタイあてるジシンがある』っていうならベツだけど。
 ソレだって、ヒトリしかたおせなくない??
 『せめてヒトリだけでも』ってカンジでもないし》

『アージェント』は『勝ちの目』を捨てていないはずだ。
そして、勝つためには二人倒さないといけない。
そこら辺を考えると、『突撃戦法』は不確実すぎる気もする。
でも、まぁいい。
どんな手を使ってこようと、『その上』を行けばいいだけだ。

>>879
>>(グリム)

《ふたりがかりで『グリムをねらうソウダン』してるみたい。
 『まずツエヤローをしとめる』んだってさ。
 『ヤツのトコにセンドウしろ』っていってる》

《もうすぐ『くる』っぽいから『ジュンビ』しといて》

『超聴覚』で得られた情報を『グリム』に伝え、その後で、
さらに言葉を続ける。

《『アリスのチカラ』をわかってるはずのヤツが、
 ジブンから『ジョーホーたれながしてる』》

きっと、グリムも『同じような事』を考えているだろう。

《――――――『どうおもう』??》

             スッ

自身は『北東』に移動し、『グリム』に近付くと同時に、
『グリム・ランタン』に『ペットボトル』を差し出す。
『ペットボトル』に『蝋燭』を仕込んでもらうためだ。
『ドクター・アリス』は『先程の提案(>>876)』を実行に移す。
『バドミントンのプロ選手』が放つ『スマッシュ』の初速は、
『時速300km』という『超高速』に達する。
それに『生身の人間』が対応できる理由は――――。

882グリム『グリム・ランタン』:2022/09/15(木) 21:06:47
>>879
>>881
「八割方『フェイク』だろうな。
 中身までは分からないが・・・・・・」

『杖』を傾け、『アリス』の持ってきた『ペットボトル』に『蝋燭』を仕込んでおく。

「今この場で『何をしてほしいか』と考えれば・・・『観測手』か?
 『雑草』を使い、相方の位置を特定できれば、そこに向けて『攻撃』すれば良い」

「『メグ』――とかいう『スタンド』は『陽動』。
 或いは、そいつこそが『最初の一発』かもしれない」

仕込みが終わったら、『杖』を再度『雑草』の方へと向ける。

883『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/17(土) 14:27:33


――ドクン……ッ゛ ドックンッ ドッグン゛ッッ゛

胃か食道の何処らへんから滲んだ血が口から零れ出る。
 もう自分の意思で止める事は出来ないし、元より止まるつもりは無い。

禁果の力が天文的確率で今この瞬間に効力を失ったとしても、酷使した肉体が
回復はしない。夢半ばで死するか、夢を叶え死ぬか。どちらか二つに一つだ。

……追い求める夢は何処までも果てしなく遠く、理解者も居ないなか突き進む。

白く、無限に白い自分の心に曇りなき場所を追い求め。自ら望んで暗闇の中へ

笑えるじゃないか。えぇ? 相棒

綺麗なものを見たくて、限りなく手を足を汚す。こんな矛盾しきった人生に
一つでも華を飾ろう。その花の色は、きっと……この足で最期に立って目にした時。

――とても美しい純粋な色合いの筈だから

884『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/17(土) 14:43:17
>>881-882(レス遅れ大変失礼しました)

 相手の『会話』は超感覚で十分に聞き取れた。
草むらでメグ・ホワイトの力を借りて禁果の全てのリソースを引き出し
博打狙いで盲目状態の中で攻撃を加える。

それでも、会話が正しいのなら対応は出来る筈。二グロ・スピリチュアルと
血液の反応によって能力が著しく強化されたとして。本来の能力では
掌で携行出来るナイフ程度をスCで動かすぐらいだったのだ。
 更に早く動かせたとして、今は二グロ・スピリチュアル自体の速度によって
本体の機動力、足の速さが神速(スA)と化してる方が脅威なのだから。


  ザッ……!

っ草むらが、雑草が動き出す音。そしてアージェントの血の匂い……それが
超嗅覚越しでグリムは直ぐ近くだと感じた。

  ――ダッッンッ!!

雑草を抜け、一陣の黒い人影らしいものがグリム自体へ真っすぐ突撃してきた!
 やはり、会話通りに馬鹿正直に君(グリム)を狙ったのかも知れない。

君(アルカラ)も、奴(アージェント)らしい人影が突っ込む前に少し時間はある。
ペットボトルを差し出す事は出来た。蝋燭への仕込みも終えたと考えて良いだろう。

人影は物凄い速度でグリムに迫る……今からドクター・アリスを動かして
迎撃や援護は可能だろうか・・・?

885『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/17(土) 14:46:22
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  ●=スAで迫る人影 アージェントだろう
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  △=ドクター・アリス 
∴∴■★□□※●※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴△∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯
∴■□□□∴☆∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  〇=グリム スタンドと共に左肩骨粉砕。全身に軽い打ち身
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

886夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/18(日) 16:05:22
>>884
>>(グリム)

《『グリム』、『アレ』おぼえてるよね??》

『血の匂い』はあからさまに胡散臭いから、
ハッキリ言って信用する価値は『ゼロ』だ。
そんなものより、試合が始まる前、
『グリム』には『アレ』を渡してあった。
『その匂い』を探知すれば、
『アージェントかどうか』の見分けは、
敵が飛び出してくる前につく。

《『アリス』も『ジュンビ』はキッチリしてたよ》

―――――――――――――――――――――――――

これまでの戦いで、『アージェント』は、
相当な『スタミナ』を消費している。
しかも、全身から『出血』しながら走り回っている状態。
『血液』は『酸素を運ぶ』という役目を持つ。
それがドンドン減っていく。
自然の流れとして、『呼吸』は荒くなるだろう。
『移動音』ではなく『呼吸音』を掴む。
その先に『敵』がいる。

(暗号スレ>>54

飛び出してくる前から、『区別』はついてる。

―――――――――――――――――――――――――

『グリム』か『アルカラ』か――どっちを狙ってくるかは、
正直どうでもいい。
どっちを狙ってこようが対応できる用意をしておいたからだ。
それが『ドクター・アリス』の『肩車>>876』であり、
『グリム・ランタン』に仕込んでもらった『蝋燭>>881』。
本当に『グリム』を狙ってくるなら、
『グリム・ランタン』の上に乗っている『アリス』が、
『全力のラッシュ』で切り刻む。
もし、そうでなかった場合は――――。

   《『ツギ』でおわらせよう》

          《だから――――『まかせた』》

『スタンド会話』で『グリム』に告げると、
その場で『仰向けに倒れる』。
一撃で『リタイア』させようと思ったら『四肢』は狙わない。
最も優先的に狙うのは『頭』だ。
『相手が動き出すよりも先』に倒れ始める事で、
『頭の位置』を下げて、予想される攻撃を回避する。
もっとも、初撃を避ける事が出来たとしても、
すぐに『次』が来るはずだ。

               ス ッ

だから、倒れながら『ペットボトル』を構える(>>881)。
『倒れた相手』に追撃する時は、
自然と『振り下ろす形』になりやすい。
そこを『ペットボトルの盾』でブロックする。
バドミントン選手が超高速のスマッシュに対処できるのは、
『飛んでくるコース』を予測しているからだ。
敵の動きを先読み出来れば、『スペックの差』も埋められる。

さらに、『アルカラが地面に倒れた状態』なら、
『グリム・ランタン』と『アージェント』の間が『クリア』になり、
即座に攻撃を通せる事まで計算内。

887グリム『グリム・ランタン』:2022/09/18(日) 21:42:32
>>884
>>886
「――無論」

『アリス』から貰った『エナジードリンク』は、『アージェント』に付着したままだ。
例え血まみれになろうとも、しっかり洗浄しなければ、その独特な『甘ったるい匂い』は『消えない』。

「『仕込み』はだいぶ前に終わっている」

『判断』がつき次第、『アリス』にそれを伝えよう。
そしてこちらは、突っ込んでくる『人影』に対処する。

突き出した『杖』に結んだ『メジャー』。
その先の『ラムネ瓶』を、先程(>>868)から『踏んで』構えている。
足元で踏まれている事で、ピンと張り詰めた『メジャーの紐』。
『蝋燭』が仕込まれたそれは、『切れない紐』になる。
今の今まで、相手の攻撃に晒される事が無かったのが功を奏した。

『グリム・ランタン』よりも早い『突撃』――。
『点』である『打撃』などではなく、『線』である『メジャー』で『絡め取る』。(パス精BBB
『杖』の『長さ』があれば、『メジャー』で遮られ、『グリム・ランタン』まで直接的に打撃等は届かないだろう。

もし仮に、急に軌道を変えて『アリス』に向かったら?
問題はない。『杖』の向きを変えれば良い。
『メジャー』が『張り詰めている』ことに変わりはないし、
ただ『突っ込んでくる』だけなら、どうやっても『そこを通る』必要がある。

888『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/19(月) 23:08:13

 ――ドクン゛……ドクンッ………………ドクンッ゛ッ

全ての動きは緩やかだ 

普段は耳鳴りすら覚える闘技場の喧噪すら、何処か別の場所での騒ぎのように
遠のいて聞こえる

己の中の存在がちっぽけで 取り巻く世界が無限に感じていく超越の垣根に
足が跨ぐように

私が終わるとして この魂は何処へ行くのだろう?

 白く 白く 目指した場所 眩く 全てが赦される地へと……。

889『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/20(火) 00:27:30
>>886-887

 既に君達は『仕込み』を終えていた。

アルカラは『エナジードリング』による相手の座標を特定する『マーク』を既に。
グリムは『メジャー』によるラムネ瓶を併せた無類に攻撃を防ぐ防御陣を展開していた。

 さて、線による展開されたメジャー。超嗅覚でも既に攻撃の襲来は予期出来ていた。

『グリム・ランタン』が杖を引き、張り詰めたメジャーへと人影が
蜘蛛の巣へ突撃した蚊トンボが如く体がくの字に折り曲げられ捕えられる。
 鼻に来る血の匂い……『だけ』だ。エナジードリングの匂いは……しない!
そこで、君(グリム)は視界でも気づくだろう。

――『人影』は……『オブシディアンが破ったスーツと雑草で編まれた』もの。
 即席の『案山子』だ!
君へと襲い掛かったものが、案山子ならば……。

            ――ビュゥンッッ゛   パシッ

! 草むらから、一筋の鉄色の線が伸びて宙を薙ぎ払った。

4〜5m程ある『草紐』。それは『ドクター・アリス』へ。
グリム・ランタンに肩車されたドクター・アリスの胴部分へ軽く当たる。
 痛みもダメージも一切ない、触れた瞬間に雑草の紐も一瞬で解き解かれて……。


           「――『捉え』……た……ゾッ゛」

  ――ダァ―――zノァンッッ゛!!

 !! 『雑草』より、その案山子が飛び出した数瞬後に出てきた人物。
それが 正しく アージェントだ!
 その両足に『雑草で編まれたギプス』のようなものが二グロ・スピリチュアル
の応用によってか装着されてる。先ほどの雑草で編まれた簡易鞭のようなものも
このギプスに付随されていたものだろう。


>873メ欄 メグ 囮になれ

>879メ欄 フェイク 指文字 鉄草ギプス
【オ】ブシディアンが動けない以上、お前だけが頼りだ。……はっ
【ん】な、泣きそうな顔をするな。こんな自分で付けた切り傷なんぞ
【な】んでもねぇよ。私を誰だと思ってる?
 『杖野郎を先に仕留める』。腕を潰したと言えまだ元気が有り余ってるからな。
【お前は先導しろ】、奴の元に……」

【女 お前は先導しろ(※女『アルカラ/アリス』の位置を示せ)】

>884『女(ドクター・アリス』へ奇襲する


 アージェントの策略。それは徹頭徹尾、血で染め上がった狂戦士のような
振る舞いの中で一貫して勝利を捥ぎ取る為に編んだ思考。

オブシディアンやメグ・ホワイトと言う存在を戦力から最初に除外し。
己1人で二人へ相対する時から考えていたのは。如何に戦力を減らしていくか?
 どの順序で再起不能に近いダメージを与えられるのが可能か?

最初のグリム・ランタンとの激突でアージェントは思っていた。
 こいつ(グリム)は強い。だが『直接戦闘を捌ければ脅威ではない』と。

逆に、能力が把握できずメグ・ホワイトと言う罠にもなりえる存在すら
軽くいなし意識外から聴覚に異常を起こした存在(アルカラ)

 アージェントは次第に思う。『こいつがこの試合の最大の障害だ』と。

(メグが手引きした方角へと、雑草鞭で探知はした)

(どちらも、近距離や中距離と言う違いはあるものの。
『本体とダメージは共有するタイプ』に違いはねぇ。
 そして、今の私の力ならば……ッ!!)

         
アージェントと、グリム・ランタンに乗った『ドクター・アリス』の
間合いは約1m未満、30cm以上と言った所。
 もう1秒あるかないかで、互いの攻撃が当たる距離へ入る……!

890『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/20(火) 00:29:13
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  ●=アージェント
∴∴∴■□□※※※※□■∴∴∴  〇=グリムの前に、グリム・ランタン及びドクター・アリス 
∴∴■★□□※●※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯
∴■□□□∴☆∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

891夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/20(火) 20:55:18
>>889

互いの認識に齟齬があるといけないので、大変申し訳ありませんが、
現在の状況を改めて説明していただけないでしょうか。

892『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/20(火) 23:30:14
>>891(回答)

簡潔に説明させて頂きます。

夢見ヶ崎、グリムPCの行動は問題なく成功。

 『グリム・ランタン』にぶつかってきたのは、オブシディアンの破った
スーツと雑草及びアージェントの吐血でコーディングされた案山子。
(※投げつけたのはメグ・ホワイト)

雑草地帯より、メグ・ホワイトにスタンドのいる方角を教えられた
アージェントが、二グロ・スピリチュアルから伸ばした雑草を鞭状にして
振るい。グリム・ランタンに肩車されたドクター・アリスを雑草で探知。

ドクター・アリス向けてアージェントは跳躍。互いに1アクションで
攻撃が入ると言う距離に現在入っている。と言う形になります

893夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/21(水) 13:12:11
>>892

回答感謝します

>>889

   ブ ワ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

《『アージェント』さぁ――――わたしのコト『ナメてた』ろ??》

『ドクター・アリス』の『金髪』が、
『感情の発露』を思わせるように激しく波打つ。

《いままでどんだけ『スタンドバトル』やってきたとおもう??
 オマエのウゴキなんか『ゼンブ』わかってんだよ。
 『ゼ・ン・ブ』だぞ。『ゼ・ン・ブ』わかるんだよ》

《『アリス』に『シカクのゴマカシ』はツーヨーしない。
 『ソレ』が『ニセモノ』だってコトは、
 『みるマエ』からみやぶってる。
 だから、ソレも『フイウチにならない』》

事前に『超聴覚』で得られた情報によって、
『アージェント』が『飛び出す前』から、
『位置』も『動き』も全て把握済み。
『ダミーの投擲』で僅かに気は逸れたものの、
『アージェントの居場所』自体は、一度も見失っていない。
『アージェント』が『呼吸』を止めていない限り。

《『アルカラのスタンド』は、
 すこしまえまで『ドクター・ブラインド』だった。
 でも、いまは『ドクター・アリス』になってる。
 その『イミ』がわかるかァ〜〜〜〜??》

《この『アルカラ』は!!!!『スタンドつかい』として!!!!
 おおきく『セイチョウ』してるってコトなんだよ!!!!》

              バ ッ

   《『ソノていどのトリック』をブツけてくるなんて、
        『シツレー』もいいトコだ!!》

『グリム』を捕らえた『雑草の拘束』、『草で編まれたギプス』、
そこから繋がっていた『紐』が解ける光景。
『この蹴り』だけは、絶対に食らってはならないと直感した。
間違いなく来るであろう『蹴り』を十分に引き付けてから、
『肩車』されたまま『ドクター・アリス』が『後ろに倒れる』。
一秒どころか、一瞬あれば完了する動作だ。
その直後には『隙だらけのアージェント』だけが残る。

《『アージェント』は『アリス』をねらってきてんだよなァ??
 だけど、チョ〜〜ットおそかったね。
 もっとはやいうちから『リタイア』させとくべきだった》

《いいコトおしえようか。
 『め』のダメージは、わたしがカイジョしても『なおらない』。
 もう『ておくれ』だから。ザンネンだったね〜〜》

    《それと、もうイッコ――――》

        《『グリム・ランタン』をナメてんじゃねーよ!!》

>>(グリム)

《――――『グリム』!!!!おもいっきりヤッちゃって!!!!》

『ドクター・アリス』を狙ったという事は、
裏を返せば『グリム・ランタン』は放置されている。
その間、『グリム』が『何もしない訳がない』。
そして、『アージェント』は『それに対応しなければならない』。

894グリム『グリム・ランタン』:2022/09/21(水) 21:35:38
>>889
>>893
「それを『悪手』と呼ぶのは意地が悪いか。
 『そうするしかない』状態にしたのは――こちら側だからな」

『グリム・ランタン』は『硬い』。
自慢ではないが――今の自分でも、受けに回れば『手こずらせる』のは容易だ。
そうなれば勿論、『アリス』が黙っては居ない。
だから当然、この布陣になれば『アリス』を先に落とすしか無いが、そうしたいならば・・・。

「『跳躍』するしかないな。
 お前の『超スピード』を活かせない『空中』に」

或いは『グリム・ランタン』が『ただの人型』であったなら。
『対空』というのは困難だったかもしれない。
両腕で殴りつける動作にはどうしても『タメ』がいるし、『射程』も短い。
『アージェント』も『蹴り』で対抗できたかもしれない。
だが『グリム・ランタン』には『杖』がある。
その長さは『空中の敵』を相手取るのに十分なものだ。

「――『溜め』は済んでいる」

そして、『人影』に対処するために――『グリム・ランタン』は、『メジャー』を『張り詰めていた』。
その『人間離れ』したパワーでもって、『杖』を『上に引いていた』。
つまり、『足元の瓶』を、ただ『開放』するだけでいい。『デコピン』の原理だ。
今まで最も重く、早い――上に振り抜く『一撃』。(破ス精BBB
『アリス』に襲いかからんとする『アージェント』を、今度こそ『打ち抜く』。

895『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/23(金) 14:17:13
>>893-894(2/1)(レス遅れ失礼いたしました)

 鼓動は既にアージェントには自分の口から洩れるように激しく鳴る呼吸音と同等に
聞こえていた。目は既に機能を失われている、肉体のダメージは既に限界に近付いている。

それでも、勝利を欲していた。ただ眩い、先にある小さくも輝かしい真実の白
自分の手で、足で掴み取る確かなものを。

 『二グロ・スピリチュアル』 黒人霊歌

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

――私の祖先は、奴隷だった。いつも誰かに服従され犬見たいに傅いて誰かの靴を
舐めて生きる人生だった。家族は、そんな恥を背負ってでも私たちの代まで命を
紡いだ祖先を誇りとしている。…………私は、そんな風に家族が苦渋の歴史を
笑顔で語るのが嫌いだった。どう美談にしようとも、辛く苦しい時の頃は
時と共に痛みは薄らいでも完全に消える事はない。
 奴隷として生き、たまたま幸運によって生き永らえた。ただ、それだけだ。
そんなのは誇りでもなんでもない。ただ耐えて、鞭を振るうものがたまたま消えた事で
喜ぼうとも、鞭の痕は消えないのだ。

旧く 褪せ萎びた 記憶

――お前も私も、何時も何かしら大きな流れって言うか運命に
踏みづけられて散々だよなあ。私はアリーナの猟犬に敗れ、また陰口叩かれつつの生活で
あんたはあんたで誰かが巻き起こした戦争に振り回されて心に傷を負っちまってよぉ
……このままで、いいのか?
 言われっぱなしで、やられっぱなしで、無理くり銃を握らされて命令で人を撃って
そのまま絶望したままでいいのかよっ!!
 私は、そんなの絶対に御免だ……っ゛。
お前も、私も……このまま耐えていずれ苦しみから幸運で脱却するまで
ただ傷を舐め合うなんぞ死んでも御免だ!!
 オブシディアン…………ッ゛……そうだろ……!?

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 跳躍と共に、足先に全身全霊、全てのエネルギーを片足に集中するようにする。
ガヤの観客の声も、目の前の奴の声も聞こえぬ程に意識を集約させ……蹴りを放つ。

 焼けるような、を焦げさせる程の速度。この試合において、最速の蹴りだったと確信出来る。

だが…………。

(――手応えが無い……ッ)

そうだ。幾ら禁果の力で蹴りつけるもの全てを削ぎ落す力であっても
どんなに柔らかこうと、何かを蹴れば、その感触は感じられる筈。

(避けたっ?! いや、奴の能力……受けたからこそ理解出来る『五感の発達』
 私の動きを、雑草地帯でも予知出来ていたかっ!
だが、先程の雑草鞭で探知して瞬時の接近。まだ、そう遠くない筈
直ぐに降り立って二グロ・スピリチュアルで雑草を展開させれば……っ)

アージェントは『ドクター・アリスの回避成功』に一瞬焦燥するものの
まだ挽回は可能だと直ぐに自分の次の動きを模索していた。

 ――仮に、禁果と言う自身の力を逸脱する力を手にしなければ。

>《『グリム・ランタン』をナメてんじゃねーよ!!》

 ――戦士としても優秀な彼女が、まだ余力を残し冷静にドクター・アリスが
上空で蹴り付けなければいけない高度に居る『違和感』を読みほどければ……。

>『溜め』は済んでいる

 ――まだ『結果』は違っていたかもしれない。


           ―ピンッ

       パシュゥゥゥゥッッッ―――zノゥゥウウッッ!!! ゴガァ゛ンッッ!!

896『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/23(金) 14:30:48
>>894-895(2/2)

……事態は『終局』に向かっていると言えるだろう。

アージェントは、ジャック・ホワイトより成る禁果の力によって
肉体を酷使した跳躍による勢いを乗せつつの殺人的な蹴りをドクター・アリスへ放った。

だが、それは『読まれていた』。他でもない、アルカラの、ドクター・アリスは
『超感覚』を担うもの。体内がずたぼろで、五感の内の一つを欠けた彼女に対し
五感を統べる女王と呼称すべしスタンドを刈り取る事は無謀だっただろう。

そして『グリム・ランタン』の一矢も深手だった。
 雑草ギブスを四肢に施してはいたものの、アージェントの肉体を保護する
鉄草の鎧を突き抜けるような、弦が切れるように引き絞ったラムネ瓶の弾丸。
 威力は元より、その衝撃は五臓に響く。体内が既に深刻な自滅へ辿っている
彼女において、そのダメージは馬鹿に出来ない。

 黒い人の塊は、スリングショットのような瓶の一撃を受けて大きく宙で
回りつつ墜落した。幸いながら、撃墜された地点には未だ彼女を助ける
雑草地帯があった為に、墜落死は生じ得ない。

 ……ただ、それでも『戦闘継続』が可能かどうかは怪しい。


         ガ……ハッ

     ピチャ  ピチャピチャピチャ  ボト  ボト

口から吐血が迸り、耳穴や目からも赤い液体が零れ出る。

アージェント「……ま……だ……だ」

 ヨロヨロと、その場で今にも倒れそうになりつつも立ち上がった。

アージェント「ま…………だ……やれ…………る」


 ……このまま、何もせずとも少しすれば彼女は『自滅』するだろう。

『a-……je…………!』

「そ…………だ………………わ………………しろ……」カシュ― カシュ―……

 既に、怯えるように声をかけるメグにも気づいてないらしく
譫言のように何かを言いつつ、グリムの居る場所へ足を動かそうとしてる……。

897『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/23(金) 14:32:46
∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■※※※■■∴∴∴∴  ●=アージェント 瀕死
∴∴∴■□□※●▽※□■∴∴∴  〇=グリムの前に、グリム・ランタン及びドクター・アリス 
∴∴■★□□※※※※□□■∴∴  ★=オブシディアン 
∴■□□∴□∴〇∴□∴□□■∴  ※=雑草地帯
∴■□□□∴☆∴□∴□□□■∴  ☆=アルカラ 
∴■∴□∴□∴□∴□∴□∴■∴  ▽=メグ・ホワイト
∴■□∴□∴□∴□∴□∴□■∴  ∴=『ジャック・ホワイト』 
∴■□□∴□∴∴∴□∴□□■∴  
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴  
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴  
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

898夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/23(金) 18:35:30
>>895-896

『可哀想』とは考えないし、手心を加えるつもりもない。
こうなったのは、お互いに『本気で戦った結果』だ。
むしろ、ここで情けを掛ける方が、よっぽど『無礼』だろう。

《ジブンでもわかってるんじゃないの??》

《こんなトコで『イノチ』かけてるようじゃあ、
 ぜんぜん『イチバン』になんかなれないって》

それは素直な感想だ。
別に『ニグロ・スピリチュアル』が弱いと言う気はない。
複数の条件において、
この試合は『アージェント』の側が不利だったのは事実。
相棒の『オブシディアン』が、
ほぼ『いるだけ』の状態に陥っていたし、身を隠す戦法が、
『ドクター・アリス』と相性が悪かったというのもある。
しかし、『命』まで削って一人も倒せないようでは、
『Sランク』は遠いと言わざるを得ない。

       《イッペンでなおしたほうがイイよ》

          グ ル ン ッ

  《マジで『トップ』になりたいんだったらさ》

『アリス』が体を『スイング(>>893)』させて、
その反動で素早く元の体勢に戻る。

          バシッ

そして、『杖の上』に『乗る』。
『杖』の長さは『1m』。
『アージェント』までの距離も『1m』。

  《『グリム』――――『おねがい』》

『アージェント』は、『雑草地帯に入る者は全て探知できる』。
言い換えれば、『探知されていない』という事は、
『入ってきていない』と思って『安心』する。
そこが『隙(チャンス)』。
『次に繰り出す攻撃』は完全に『予測不可能』だ。
『杖』を『足場』にすれば、このまま『追撃』できる!!

         ピッ

『アリス』が『人差し指』を立て、『最後の暗転』を使用する。
これで『メグ』は『邪魔できない』。
次に『光』が戻る時までに『終わらせる』。

       《 L(エル) 》

                 ヒュバッ

会場が『闇』に包まれた瞬間に、『アリス』が『爪』を振るう。
その『最初の一撃』で、『超人的触覚』を『移植』する。
ここからは反応する暇も与えない。

899夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/23(金) 18:37:09
>>898

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》

ズババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

バババババババババババババババババババババババババ

ァァァァァァァァァァァ――――――――――ッ!!!!!!

                            《 L(エル) 》

                      《 I(アイ) 》

               《 G(ジー) 》

        《 H(エイチ) 》

 《 T(ティー) 》

      ブースト
『痛み』を『鋭敏化』させた『爪のラッシュ』で、
『既に傷を負っている箇所』を正確に『抉る』(パス精DBB)。
『見る』事も『探知』する事も封じた状況。
いくら『超スピード』でも、
『認識の外』から来る攻撃はどうしようもない。
気付いた時には、もう『食らっている』だろう。
どれだけ強靭な精神力の持ち主だろうと、
この筆舌に尽くしがたい『苦痛』は、
気力で耐えられる限界を遥かに上回る。
それは『アージェント』であっても例外ではないはずだ。
意識が飛ぶまで『斬り続ける』。

900グリム『グリム・ランタン』:2022/09/23(金) 20:59:29
>>895-896
>>898-899
「行け、『アリス』・・・『遠慮はいらない』」

『杖』を『足場』とし、『アリス』が『アージェント』へと攻撃をする手助けをする。
『自業自得』だという奴もいるだろうが、このまま『自滅を待つ』というのは、あまりにも『残酷』だ。

『決着』は――『アリス』と『アージェント』で行うべきだろう。
今回の主役はあの二人なのだから。

901『禁果白黒コンビ乱闘!』::2022/09/25(日) 17:35:06
>>898-900(レス遅れ失礼しました)

 そうだ、『情け』も『遠慮』は不要だ。
それは、相手とて同じ。アージェントにとっても侮辱に等しい。

グリムの杖を足掛けとして、ドクター・アリスは宙を舞うようにして
両手のメスのような爪を広げる。アージェントは臆する事なく、そちらへ緩慢に歩みを進める。
 暗転の力ゆえか、そもそもメグ・ホワイトには餌付けをしっかりしなければ
サポートする程の援護が期待出来ない為か。ドクター・アリスとアージェントの
最後の瞬間を、あわわとメグは口元を手で覆って奇しくもオブシディアンと同じ
棒立ちで見守る事となっていた。

> 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》 《L(エル)》
>ズババババババババババババババババババババババババ

            「………ッ………………――――」

『既に傷を負っている箇所』を正確に『抉る』『爪ラッシュ』
 パワーは要らない。ドクター・アリスの力の前に力など無意味なのだから。

サンドバッグのように、血飛沫が上がりつつアージェントは悲鳴すら
上げる事なく、されるがままに受けた。

              パッ……!
 暗転が解ける……!……まだ、まだ『アージェント』は立っている!
瞳を見開き、ドクター・アリスを睨みつけるように直視している。
 不味いっ このままじゃ反撃……が?

いや、既に周囲の『雑草』は解除されてる。二グロ・スピリチュアルも解除され
サンダルシューズ以外は露出された傷と内出血が片方に酷く痛ましく見える両足も見えた。

アージェント「          」

 メグ『a……je………?  ……! a-je!!!!!』

 司会者『……け……決着ううううう!!! 息すら止めるような白熱した2vs2
いや、後半からは1vs2か! 89位の黒い革命家、アージェント対アルカラとグリムの
闘いは、アルカラ&グリムの勝利だああああああああ!!!!』

 ベリル「おいっ、勝ち鬨やってる場合じゃない、馬鹿っ
早くゲート開けろ! 担架と、医者の手配。早くしろ!!」

 『超感覚』で理解出来る。

                    アージェントは既に『呼吸をしてない』
 立ったまま、完全に心肺を停止している……。

902グリム『グリム・ランタン』:2022/09/25(日) 18:26:05
>>901
「・・・・・・やれやれ」

『脱力』。
二転三転した戦いもようやく『終わり』・・・。
戦いの中で弱音は吐きたくなかったが、何分壊された『左肩』が痛む。
早急に治療をして欲しい所だが・・・。

「俺の『仕事』はまだ残っているか・・・」

『アージェント』の側へと近寄り、『アリーナ側』へと声をかける。

「おい! 俺も連れて行け!
 『アージェント』の『命』はまだ『終わっていない』」

『アージェント』に一撃を叩き込んだ時――既に彼女に対して『蝋燭』は仕込んでいた(>>894メ欄)。
例え『禁果』を食べていようが、『蝋燭』が消えるまでは、『死』は訪れない。
分かりきった『終わり』をそのまま迎えさせるつもりはない。

「俺の能力で、『死』はまだ『訪れていない』。万全の治療と、蘇生の準備をしろ。
 『アージェント』の為じゃあない。『勝者』の俺達のために、だ」

『アリス』は・・・そんな事を気にしないかも知れないが、
彼女の華々しい人生に『シミ』のような物を残すつもりはない。

903夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/26(月) 04:26:26
>>901

『好奇心』という『白ウサギ』に導かれ、
果てしない『不思議の国』を追い求め続けて、
気付けば『数多くの戦い』を経験してきた。
その上で改めて思う。
自分の傍に立つ『アリス』は『強い』という事を。

「『アージェント』は『ツヨかった』よ」

      シ ャ ラ ァ ン ッ

『ドクター・アリス』が片手を持ち上げ、『金髪』をかき上げる。
正確には、それは『金色のリボン』だ。
『光』のような輝きを放つ『リボンの長髪』。

「『アルカラ』と『グリム』が『もっとツヨかった』ってだけ」

これは『勝負』だ。
どっちかが勝って、どっちかが負ける。
だから、そこに『必要以上のセンチメンタル』はない。

「そんだけ『コンジョー』あるんなら、
 いくらでも『チャレンジ』できるんじゃない??」

既に意識を失った『アージェント』に言葉を投げ掛ける。

「だって、まだまだ『これから』でしょ」

『超人的聴覚』でも『生命反応』がキャッチ出来ない。
『鼓動音』も『呼吸音』も聞こえてこない。
しかし、『アルカラ』の心に『動揺』は生まれなかった。

「――――ね??『グリム』??」

何故なら、『アリス』と同じくらい頼もしい『相棒』がいるからだ。

>>902

「いや〜〜『アリス』もさぁ??
 『タブンそうだろうなぁ』っておもってたんだよね〜〜」

仕込まれた『蝋燭』は『見えていた』。
『グリム』が『何をしたか』が分かったからこそ、
遠慮なく『叩き込めた』のだ。
『蝋燭』が『アージェント』に『見えていなかった』のは、
もしかすると『皮肉』な事だったのかもしれない。

「さすが『グリム』!!
 さいごのさいごまでたよりになるぅ〜〜!!」

              ソッ

髪を弄っていた『ドクター・アリス』が、
不意に『グリム・ランタン』の『杖』に触れる。

「つーワケで!!わたしもついてってイイ??
 『ダメ』っていってもついてくけど。
 イイよね??よし、いこう!!」

返事を聞く前に『グリム』に同行し、
運ばれていく『アージェント』に付き添う。

>>901

「あ、『オブシディアン』もついてくるでしょ??
 どうせケガなおさなきゃいけないんだから。
 ほら、コッチコッチ」

盲目状態の『オブシディアン』に呼び掛け、
一緒に引き連れていく。
治療を受ける立場なのは同じなんだから、
拒否する理由もないだろう。
それに、誰よりも『アージェント』の事が気になるのは、
『オブシディアン』のはずだ。

904『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/27(火) 23:45:17
>>902-903(レス遅れ失礼、エピローグへと移っていきます)

 本来ならば、このまま華々しく二人の勝利を観客が祝福して
対戦相手と笑顔で握手する……と行きたいところだが、今回の試合は『独特』な
終わりを迎えたと言って良いだろう。

 ざわめく観客を他所に、ゲートからアリーナのスタッフと実況席から駆け付けた
ベリルも共に担架で弁慶よろしく意識を停止した状態でも直立して樹のように立つ
アージェントを横にして運ぶ。

オブシディアンは、メグ・ホワイトに呼びかけ彼女のほうまでスタンドに手引きして
案内されて、慟哭混じりに呼びかけるのに構わずアージェントは医務室まで
緊急搬送された。本当ならば、面会謝絶程の重態で君達も見送るだけだったかも知れない。

ただ『ファインプレー』は最後まで君達は仕立て上げていた。グリム・ランタンの
『蝋燭』によって彼女の人生の灯火は辛うじて未だ消えてないのだから。

 ……ならば。


アリーナの医者の居る場所まで慌ただしく二人も共に向かい。緊急治療の設備が
整っている部屋へアージェントは運びこまれ、白衣の人物の後ろ姿が扉を閉める
間際に確認して廊下の椅子で座り5分程。共に、オブシディアンも俯いて無言で
手を組んで祈っていて重い空気が漂っていたが、ついにドアが開き
確認の為に先にベリルが入り、1分ほど経過した後に再度廊下へ姿を現した。

ベリル「……今、医者に呼ばれて容体を聞いた。
本当なら、そのままくたばっても可笑しくなかったらしいが……。
グリム、だったな?
 あんたのお陰で、医者の能力もまだ通用する状態で治療は施せたから
命の危機は脱したよ」

オブシディアン「! っ……あぁ……良かった。本当に……アージェント……良かった……っ゛」

ベリル「いがみ合ってる奴とは言え、あいつの根性や
やり方は間違ってるとは言え、闘いへの意気込みは私も認めてるしな。
目を開けたら、あんた、ちゃんと一度ゆっくり話し合うんだな。
あぁ、目と言ったら。そろそろ治療しないとな。グリム、お前も
……アルカラも丁度いいから、そこの受付口に体を寄せな」

三人とも言われるままに、治療室近くの受付に体を寄せる。そうすると
受付口に誰かが一瞬体を出すと共に、何か観葉植物らしい鉢を掲げ。
 窓口から吹き矢のような音と共に針状のものが飛び出した。
直撃したオブシディアンは呻く。グリムも同じく、声を思わず出しそうな激痛が
蹴られた箇所に走った。アルカラは、体全体に激痛では無いが静電気が軽く走るような
痛痒さを覚えるだろう。
 その痛みが通過した後、オブシディアンの失明状態、君(グリム)の骨折
君(アルカラ)の疲労も全て消える。『完治』だ。

ベリル「さて、色々話したい事もあるだろうし。場所を少し移すか
此処で五月蠅くすると、まだあいつの治療に集中してる医者の気に障って
針が何時飛んでくるかわかったもんじゃないしな」

 ベリルが場所を移すのを提案する。オブシディアンとメグ・ホワイトは君達へ
深く感謝を告げると共に。アージェントが心配だからと残る事になるだろう。

 アリーナの廊下を少し歩き、休憩室のような所へ場所を移す事になる……。

(※>768での話したい事や、グリムPCも何かしら質問があればベリルが
知る範囲での回答をさせて頂きます)

905夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/28(水) 03:22:26
>>904

『アージェントが助かった』と聞いても驚かない。
その代わりに『満面の笑顔』を見せた。
『会場』では出しそびれてしまった表情だ。

     「だからいったじゃん??」

           ニ ッ

「『アリス』と『グリム』は『サイコーのコンビ』だってさ」

いってない??
じゃあ、イマいった!!
ツギのテストにだすから、おぼえとくように。

「まぁ、『アリス』は『グリム』を『しんじた』だけなんだけど」

『グリム・ランタン』だからこそ出来た離れ業だ。
文句なしに『超ファインプレー』と言っていいだろう。
おん??このモンダイもテストにだせるな??

   「――――――うぉあッ!?!?!?」

       「こ、このやろう!!いきなりナニしやがる!!」

思わず『試合開始前』のような、
『三流悪役風』の台詞を吐いた。
こういうすぐやられそうなヤツが、
最後までピンピンしてるのって、けっこう斬新じゃないか??
サイゴまでピンピンしてしまった!!
コレで、こんせいきの『シュエンジョユウしょう』はカンペキ。
ついでに『カントク』と『キャクホン』もケンニンしてるから、
『サンカン』ねらえるな。
『じょうがいホームラン』だ!!
フハハハハッ!!

「『メグ』!!こんどイッショに『チョコケーキ』くおうぜ!!
 ついでに『オブシディアン』と『アージェント』もきてイイぞ」

      「そんじゃ、グッバ〜〜〜〜〜〜イ!!」

              ブンブンブン

『一人』と『一体』に手を振って別れ、
『ベリル』の後を追って廊下を歩く。

「で、『さっきのヤツ』なに??
 『アルカラ』はココなんかいもきてるけど、
 いままでみたコトない」

道すがら尋ねるのは、いきなり飛んできた『針』の事だ。

「あんな『オモシロそうなの』をヒミツにしてたとは…………。
 ジツはアレのほかにも、
 もっと『イロイロ』かくしてんじゃねーのかァ〜〜??
 『ベッドのした』とか『おしいれのナカ』とかに!!」

           ツ ン ッ

歩きながら、肘の先でベリルを軽く突っつく。

「『イロイロ』っていうとさぁ〜〜。
 『イロイロききたいコト』あったんだよね〜〜」

「エレベーターに『あいのり』したコいたじゃん。
 とりあえず『あのコ』のコトおしえて。できるだけ『くわしく』」

『ヤジ』とは『ひそひそ星の園』で会った事があるものの、
そこまで深く関わってはいない。
『非スタンド使い』だが、『スタンドの知識』はあり、
『フーヴィアン派』に出入りを許されている。
さらに言えば、単なる『一般職員』ではなく、
何らかの『特殊な立場』にいるらしい。
夢見ヶ崎が知っているのは、大体それくらいだった。
『天雨サトリ』から聞いた話だと、
『ランク』とかいうものについて調べていたとか。
どうでもイイけど、あのときたべた『キンイチのチャーハン』、
ちょービミョーだったよな…………。
とくにウマくもマズくもなくて、
『イチバンはんのうにコマるアジ』…………!!

「くるときいった『はなしたいコト』っていうのが、
 ソレとカンケイあるかもしれないから」

         グビグビグビィ

そこらに適当に座りつつ、
コンビニで買った『オレンジジュース』を開けて飲む。゙

906グリム『グリム・ランタン』:2022/09/28(水) 19:42:44
>>903
「奴を生かすためにも、倒れるわけにはいかなかった。
 『アリス』のおかげだ。最後まで『頼り』にしたのは俺の方さ」

『最優先事項』では無かったが・・・『無駄死に』は出したくなかった。
『最高』の結果をだせたのは『アリス』のサポートがあっての事だろう。

「『生きている』限りは、何度でもチャレンジ出来る物だな。
 もっとも、『生かされた』『アージェント』がどう思うかは・・・・・・」

>>904
「・・・まあ、当然の結果だな。
 『めでたしめでたし』、だ」

『アージェント』の緊急治療に共に付き従う『オブディシアン』に目線を向ける。
正直な話をすれば、彼女の今後など『どうでもいい』が――。
それでも『後味が悪い』のは、あまりよろしくない。

「『オブディシアン』・・・・・・と言ったか。
 所詮、この戦いでしか関わりのない身だが・・・『助けた』側として言わせてもらう。
 彼女を止められるのは君だけだ。『物理的』な話じゃあない・・・『相棒』として、だ」

「『全力』を尽くせ。生きていて良かった、と。そう思うなら」


「ッ・・・ぐっ、う」

みっともない声を出すことは避けられたが、疲れた身に激痛は中々堪えた。
それでも、完全に『治療』されているのは――流石『アリーナ』か。

>>905
「・・・そう言って貰えて、助かる。
 『アリス』の『アリーナ』での戦歴に傷を付けずに済んでホッとしている」

休憩室の椅子に腰掛け、完全に体を休めるモードだ。
『アリーナ』の裏側――人間関係には、あまり興味がない。
自分は大人しく、二人の会話を聞いているとしよう。

907『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/29(木) 17:26:18
>>905-906

アルカラの別れ際の言葉に、メグも同じぐらい喜色満面で舌を出しつつ
片言でチョコ! と叫びつつ大きく手を振って別れた。オブシディアンも同様に
君に感謝を何度も告げ別れる。いずれ、また機会があれば再度の巡り合わせもあるかも?

>『さっきのヤツ』なに??

ベリル「うん? 前にレーンと戦った後、治療で会った事ないか?
 まぁ、あの医者は余り人と接する気は無いからな。私も直接顔を合わせた事ないんだ」

と、アルカラの言葉に告げるだろう。そう言えば、と。君は以前↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049904/731

試合帰りに、殆ど一瞬の邂逅だが。医者に治療された覚えがあったと思い出せるかも知れない。

ベリル「あの医者は、性格こそ難はあるけど名医だよ。
死んでなけりゃ、必ず生かせる力を持ってる」

>『あのコ』のコトおしえて。できるだけ『くわしく』

ベリル「…………正直、私も詳しく知らないな。
いや、本当なんだアルカラ。私はアリーナの闘士以外で、この能力が能力だから
犯罪対策とか、その手の奴等の尋問の部署に出入りしてるが
あの、確か渾名がヤジとか言ってたか? 彼の姿は目にしたことない。
 お前もアリーナの闘士として89位として正式な戦士登録したし
早めに覚えておくに越した事ないが。アリーナでフーヴィアン派と呼ばれる
私達の所は、細かく部署が色々分けられてるんだ。1位から10位までの
此処の最高戦力の奴等の派閥もあって、互いに牽制や時々命に関わる衝突騒ぎもあるし」

まぁ、結構面倒なんだよ。とベリルは若干疲れを帯びた声で説明する。


ー ー ― ー ― ー ― ― ― ― ― ― ― ― ―

オブシディアン「……あぁ。グリム、だったな?
アルカラもそうだが、お前には返しつくせない恩が出来た。
 ――あぁ、機会があれば。俺が『全力』で、お前にこの借りを必ず返す
今度こそ、正しく俺の……いや、俺たちの力を」

意気消沈と戦意を喪失し迷子の子供のような顔が試合場でほぼ浮かべてた
大柄な白人男性の彼の顔には、今や一転して精悍とした戦地の男と言った顔つきだった。

「あぁ、グリム。お前も、お前の『相棒』を支えてやってくれよ」

その発破と共に、君も見送られて去るだろう。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

ベリル「まっ……今回の試合は色々とハプニングが生じたものの
結果は、お前たちの抜群のコンビネーションで収まりがつく範囲で終えたよ
それじゃあ、二人の勝利を祝して。私からも、乾杯を…」


            ――ドタドタッッ!   ガチャッ!!

908『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/29(木) 17:54:50
>>907続き

 ガチャッ!!


    「はーっ……! はーっ……! べ、べ……べ!」

ベリル・ストックが休憩室に置かれてた自販機から購入した飲み物。
 アルカラは用意よく買ってたオレンジジュース、グリムはベリルから
奢られるだろう飲み物で、ちょうど乾杯の音頭と言った時に邪魔が入った。

その邪魔者の名は、アルカラが噂をしたのも原因かも知れないが『金一』だ。
 何時もの趣味の悪い金が掛かってる装飾の衣類を身に着けつつ
前に買ったサングラスがずれる勢いで息を切らしてドアを開けて水を差してきた。

ベリルは、そんな彼に眉を片方釣りあげて苦言を呈す。

「おい、お前、金一……あんた謹慎中で部屋で書類整理させられ」

金一「俺のお説教は後においてくれ! マジのガチで大変な事が起きたんだよ!
あっ!? アルカラ、お前も居たか丁度いい!
 いま、スマホあるなら開いてくれ。無いなら俺の貸すから。

――通知の動画へ移動したら、大変なものが流されてんだよ……っ゛」

何時ものおちゃらけた、締まりのない駄目男の彼からは想像出来ない程の
切迫と緊張感のある促しに、ベリルも反論する事なくスマホを起動する。

アルカラや、グリムも所持してるなら。スマホに通知が来てる筈だ。

 ……いや『全星見町のスマホを所持してる者たちが』

  

              ――その動画を、見る事になる。


(※内容→: 【場】『 PC間連絡スレ ―星間通信― 』 >749)


 ……これを視聴して、どう反応して、どう行動するかは『君達次第』だ。

909グリム『グリム・ランタン』:2022/09/29(木) 18:36:09
>>907-908
「んん・・・?」

『アージェント』と『オブディシアン』の件は問題なさそうだ、と。
勝利の乾杯でもしようかという所に、なにやら大慌ての『来客』。
どうやら『アリーナ』側の人間のようだが・・・。

「そんなに大騒ぎするような事態か?」

なにかとんでもないニュースでも飛び込んできたのか。
『スマホ』を開き、動画を視聴する。

「・・・ふむ」

動画は見た。
――が、率直な感想として。

「よくある情報戦略・・・じゃあないのか?
 『アリーナ』・・・・・・規模は知らんが、『裏社会』にもそれなりに根を張っているのだろう?
 敵対する組織が『デマ』を流した――」

「――いや。そいつの『反応』を見る限り、概ね事実と裏取り出来ているのか?」

グリムは『アリーナ』については殆ど知らない。
今回の件も、スタンド使い向けの金を稼げ仕事だからと参加したような物だ。
『夏の魔物』については――『アリス』をはじめ、何度かは話を聞いているが。

910夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/29(木) 20:11:17
>>907-908

「そんなイッシュンのコトおぼえてねーよ!!
 あのときはアタマぶつけまくってフラフラしてたしな。
 わすれててもしかたなし!!」

      「『ザ・オーメン』みたいなもんかぁ」

『ホクラクサスズ』のスタンド。
アレは『まきもどす』んだっけ??
『ザ・オーメン』も『なおす』まえに『パンチ』してたし、
ドイツもコイツも、
イッカイいためつけなきゃなおせねーのかァ〜〜??
イズミンの『コール・イット・ラヴ』はやさしいぞ。
いためつけずに、なおしてくれるから。

「うえぇ〜〜!!メンドくせぇ〜〜!!」

ベリルの言葉を聞いて、思わず眉を潜めた。
そんなゴタゴタしてるんだったら、
『センシュトウロク』なんかしなきゃよかったか??
やりたくないコトは、ぜんぶキンイチにさせとこう。

       「ほら、『きちゃった』」

うんざりしたような顔で、『金一』から視線を逸らす。
同時に『ドクター・アリス』を発現。
素早く『金一のスマホ』を掻っ攫い、『動画』を見る。

           「――――…………」

無言のまま『視聴』を終えた。
まぁ、丁度いいかも。
『色んな意味』で。

「おい…………!!コイツぁどういうコトだよ…………!!」

   「テメーら!!よくもやりやがったな!!」

       「このオニ!!アクマ!!イソギンチャク!!」

                 ガタンッ!!

勢いよく立ち上がり、『三流悪役風』の台詞を吐いた。
イソギンチャクをカラダでヒョウゲンするときは、
ゼンシンをバランスよくつかうのがポイントだ。
みんなでイッショにやったら、
ウミのソコっぽいムードがでてイイカンジになるぞ。

「――――――なんていうとおもった??
 ま、『どっかのアホ』はオタオタするんだろーけど」

         チラ

そう言いながら、蔑むような横目で金一を眺める。

「キンちゃん、『ヤジ』ってコのコトおしえて。
 ほら、まえ『にっとう1まんエン』でつれてきてたでしょ。
 『イサゴさん』のアレで」

「『レンラクサキ』とかしりたいからさ。
 『このナカ』はいってる??
 はいってないんだったらしらべてこい」

『金一のスマホ』を軽く振ってみせながら、
ベリルに視線を戻す。

「わたしさぁ、『ウソをみやぶるノウリョク』があるってコトに、
 きづいちゃったんだよね〜〜。
 『ニンゲンのニオイ』で『ウソついてるかどうか』わかるの。
 『シンプリー・レッド』とたたかって、
 ほんのチョットだけ『セイチョウ』できたっていうか。
 われながら『ドクター』のカノウセイは『ソコなし』だな!!」

「で――――さすがに『コレ』がどうとかはわかんないけど、
 だいたい『グリム』とおんなじイケン。
 さっきベリルもいってたでしょ??
 『けっこーメンドウだ』って。
 『ナカマどうし』でもそんだけモメてるんだから、
 『ソトのテキ』はもっとおおいよねぇ??」

「そんでさ、『アルカラ』から、
 『ヒミツのテイアン』があるんだけど――――」

そこまで言って、一旦話を区切る。
『ドクター・アリス』の『超聴覚』・『超嗅覚』・『超触覚』。
それら『三つのセンサー』を働かせ、
『この部屋の会話が外に漏れないか』を探る。

911夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/29(木) 20:13:23
>>909

「いや、『コイツ』はシンヨウできないよ。
 『がめつい』うえに『ロクデナシ』だし。
 『アリーナ』のナカでも『イチバンした』のほうだとおもう」

          ピ ッ

『ドクター・アリス』が『金一』を指差しながら、
言いたい放題の『酷評』を浴びせる。
実際、『ほぼ事実』だ。
むしろ『完璧に事実』と言っても過言ではないだろう。
そう言わないのは、『せめてもの情け』だった。
こんなヤツでも、一応『付き合い』自体は長い。

「コイツのナマエは『キンイチ』。
 イチオーわたしの『マネージャー』みたいなもん。
 ロクなハナシもってこないし、
 たのんだシゴトはロクにできないけど、
 『パシリ』くらいにはなるから、
 『グリム』もコキつかってイイよ」

「まぁ、こんなヤツのコトはどうでもよくて…………
 『アリス』も『グリム』とイッショ。
 『カオ』とか『ナマエ』とか『コエ』とかかくしてたら、
 ナンだっていえるし。
 『イマのヨノナカ』って、そーいうの『はやってる』じゃん!!」

         ソッ

「あのさ……『グリム』に『ヒミツのオネガイ』があるんだけど……」

         「――――きいてくれる??」

『グリム』の近くに寄りながら、声を潜める。
一緒に戦って、『グリム』は信頼できる相棒だと思った。
『打ち明け話』も出来ると感じたのだ。

912『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/30(金) 17:47:08
>>909-911

>そんなに大騒ぎするような事態か?

金一「確かに、そう騒ぐ程じゃないって言うかも知れないがな。
俺がパソコンで見てた大手の動画サイトとかにも流されてやがるし。
 近くのスタッフにも同じタイミングで通知が出てた。
つまり! こりゃ、俺たちアリーナをターゲットに一斉に攻撃されたって事なんだよ!
 情報戦略つっても、こんな大規模な攻撃だ! 上層部も真実か虚偽か
確かめる為に動くだろうし、アリーナに組してる町の小さな団体とかも
関係が悪くなるかもだし、こりゃ大事よ!
動画サイトの方は、多分すぐにでも削除されるだろうが……」

ベリル「お前、仕事する気ないのか?
 まぁ、こいつのサボりは一先ず後回しだ。
この動画の内容は少しばかり目に余るが、あんた(グリム)の言う通り
大騒ぎするもんでもない。少なくとも今はな」

>キンちゃん、『ヤジ』ってコのコトおしえて
>『レンラクサキ』とかしりたいからさ。『このナカ』はいってる??

君(アルカラ)の酷評に対して、金一は軽く抗議の声を唱えるものの
味方は居ない。軽く深呼吸と共に返答される。

金一「確か宮田だとか宮川だったか? そんなんで連絡先に登録した筈だぜ。
あと、動画に出てきた小林って奴の連絡先もある筈だ」

君は、その言葉で連絡先に掛けてもいい。
ただ、どちらも電源か切られてるか電波の届かない……のメッセージで
返される事になるだろう。

 そして、君はグリムと内緒話をしようとしつつ
『ドクター・アリス』を展開する。
 室内周辺に、人気はなく聞き耳を立てられてる可能性は皆無だ。
 
――ただ……。


                  

                  ドォ――……ンッ

 金一「んだっ!? 地震か?」

ベリル「いや、結構遠くだが、これは爆発音だな……何が起きた?」

 少し遠く。ドクター・アリスには中々大きく。超感覚を持たない者たちでも
軽い振動と爆発音が聞こえた。
 君達に被害が及ぶ程に近くはないが、アリーナの中で何か起きたようだ……。

913夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/09/30(金) 19:46:06
>>912

「なんだよなんだよ〜〜〜〜。
 ヒトがダイジなコトしゃべろうとしたときにジャマしやがって……。
 いいトコでわりこんでくる『コマーシャル』みたいなヤツだな??」

「チャンネルはそのまま。
 『ハナシのツヅキ』はこのあとすぐ!!」

『ドクター・アリス』を出しといて良かった。
『音』と『振動』の『方向』と『距離』は、バッチリ掴めてるはず。
何かが爆発したなら、その『匂い』も漂っているだろう。
それを頼りに『出所』へ向かう。
『センシング能力』において『アリス』は『最強』だ。

「それから、キンちゃん。
 『アージェント』はヤジちゃんに『カードキー』をわたして、
 『ザコどものかたづけをまかせたからカギかけとけ』っていった。
 いますぐソコいって、ヤジちゃんがいないかさがしてきて。
 いないならいないで、『いきさき』のヒントくらいつかんできてよ」

        「サボったらズタボロにする」

『ドクター・アリス』で、金一に『視覚共有』。
これで金一が見ているものは全て見える。
首に『鈴』を付けたら移動しよう。

>>(グリム)

「そういうコトだから、チョットようすみてくる。
 『ハナシのツヅキ』は、かえってからで!!」

『グリム』にも一言かけてから、部屋を出て行く。
出掛ける時には、ちゃんと行き先を行っておこう。
『アリス』とのヤクソクだ。

914グリム『グリム・ランタン』:2022/10/01(土) 19:23:55
>>912-913
「ああ、俺で良ければ、話を聞くが――」

『アリス』の秘密話を聞こうと身構えるが――それよりも先に。
振動と爆発音が響く。出どころを探るように周囲を見やった。

「――チッ。タイミングの悪い。何が起こった?」

とは言え自分が探るよりも『アリス』に任せたほうが良いだろう。
部屋を出ようとする『アリス』に付いていく。

「俺も行こう。乗りかかった船、だ。『アリーナ』の問題だろうが最後まで付き合うさ」

915『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/03(月) 00:03:51
>>913-914(次で別エピローグ除いて、終了となります)

 ジリリリィン!

       キャー   

  モエテルゾー
           ヒナンダー
『ドクター・アリス』の超感覚による探知能力だと、西側400m程向こうにて
火災報知器と、人の悲鳴や物が壊れる騒音が聞こえていた。まだ煙の匂いはしない。

アリス、グリム。そしてベリルと金一も何事か起きたらしい場所へ向かおうと曲がり角に
差し掛かった際、幾人かの人影とぶつかりそうになる。

?「っと……あぁ、あんた見た事ある。鮮血の猟犬、だったっけ? ベリル・ストック」

ベリル「そう言う貴方は……『42位 ヴィナーボズ』」

ヴィナーボズ「あんたは今、確か70かそこらだっけ」

……片頬に∴の黒子をした女性が、ベリルをどう言った感情か不明な目で見つつ呟く。
ベリルは、超感覚抜きでも解る若干硬い顔付きと声で返答した。

ヴィナーボズ「騒ぎは聞こえてるだろ? 何人か脱走したらしいけど
私達が鎮圧に出るよ。あんたは、そこの三人連れて近くの室内に避難させな」

ベリル「1人除いて、こちらの2人はアリーナの闘士だよヴィナーボズ。
アージェントに勝利して、1人は89位の正式なアリーナランカーだ」

その言葉に対して、ヴィナーボズは気のない相槌と共にアリスとグリムを見遣った。
 君らに対し、上位の順位である驕りでも発破でもない。喜怒哀楽含まれない
不躾な視線を数秒向けられた後に、彼女は視線を再度ベリルに移す。

ヴィナーボズ「そう。なら、また時間あればゆっくり話すかね。いま忙しいし
あんまり連れが多くても正直邪魔だからさ」

彼女は、近くの壁に付属されていたボタンを押した。シャッターが降りてきて
ヴィナーボズの部下らしい数人と、君達を分断する。
 別れの言葉なく、無情に障壁は降りた。ベリルは、それを見届け溜息ついて
此処より近くて安全な場所は情報管理の設備室だからと案内する。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『情報管理室』
 
二重ロックされた扉をベリルが持つ鍵で開くと共に、慌ただしそうに動く
スタッフが見て取れた。彼女は少し周囲を見渡して、『エディタ』と言う呟きと共に
番号が振られているゲーセンのレーシングの筐体のようになっている一つのカプセルに
近寄っていった。そのまま彼女は話しかける。

ベリル「エディタ。ベリルだ
今どこで騒ぎが起きている? それと、スマホで送られてる通知だが……」

カプセルの中から女性らしい声で回答が返ってきた。若干焦るような声だ

エディタ「南西の収容室から、14名ほど収容していた者達が一斉に脱走したようです!
 只今、8名ほど確保! 他も交戦中ですが、それより問題なのはサーバーから
アクセスしてるハッカーです! 町全体を通してベリルさんも言った動画を流布しており
何とか追跡して、その現在地点を割り出し『ウィィン』……あぁ!? サーバーダウン!」

数秒だが、室内の電灯が消えた。非常灯に切り替わったものの、その為に
追跡をしていたらしいアリーナの電子サイバー担当らしい彼女の悲痛と憤り混じった
低い怒りの声がカプセルから聞こえた。

ベリル「リーダーの出雲は?」

スタッフ「別件で出ているようです。連絡は試みているんですが」

ベリル「続けておいてくれ……ふぅ、悪いな二人とも、こんな騒ぎになっていて。
鎮圧が終わるまで、もう暫く此処に居て貰う事になるが……」

申し訳なさそうな彼女の声と、周りであちこち指示を送っているスタッフが
目の端に移りつつアリスとグリムは待機を否応なしに強制されるが
ただ黙って座る事もないだろう。

先程の彼女の事、また情報管理室と言うだけあって何か知りたい情報を
ここぞとばかりに聞く事も可能かも知れない……。

916夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/10/03(月) 19:32:55
>>915

『ヴィーナスボーズ』??
オンナだかオトコだかわかんないようなナマエだなぁ。
まぁ、オンナっぽいからオンナなのか。

         「――――『よ』」

超シンプルな挨拶と共に片手を上げて、その横を通り過ぎていく。

「なんだかタイヘンなコトになってますな〜〜。
 『フェアリーフェア』かいさいちゅうの『フェミレス』みたい。
 『ティターニアロイヤルジャンボパフェ』あるかな??」

テキトーなコトをのたまいながら、テキトーにみておこう。

「さっき『にげた』のって、『アージェント』がつかまえたヤツ??
 こんなカンタンに『ダッソー』できるもんなの??」

「それとも――『かたづけたヒト』が『カギ』しめわすれたとか??
 ボンヤリしてるとウッカリミスしがちだから」

ベリルの後ろから近寄って声を掛ける。
鍵を掛けておくように言われたのは『ヤジ』だ。
『ヤジ』と『タケル』は親しい間柄だった。
そして、『タケルに関する動画』が流れた直後に、
脱走が起きている。
これらを繋ぎ合わせて導き出せるのは、
ちょっと考えれば出てくる可能性だ。

「ソレから、さっきの『ドウガ』だけどさぁ」

「じっさいのトコどうなの??
 マジなの??デマなの??
 どこまでがあってて、どこまでがちがってるの??
 イマわかってるコトおしえて」

「ベリルは『ウソ』つかないよね」

>>グリム

「『ハナシのツヅキ』だけど――――」

周りの人間に聞かれないように、グリムに耳打ちする。

「あのドウガあったじゃん。
 アレを『しんじたフリ』してくれない??」

「ながしたヤツは、たぶん『ソレ』をきたいしてるワケでしょ。
 だから、『しんじてますよ』ってカオすれば、
 どっかでボロをだすとおもうんだよね」

「ようするに『オトリソウサ』ってヤツ。
 どう??カッコいいでしょ??」

          ニヤッ

その表情は、どこか楽しんでいるようでもあった。

「『アリス』も『しんじたフリ』するから。
 なんかあったらレンラクして」

そうかと思うと、今度は神妙な顔つきに変わる。

「ジツは『コバヤシタケル』ってコ、『アリスのトモダチ』なんだ。
 チョットまえから『ショーソクフメイ』になってて、
 ショージキそこは『アリス』もひっかかった」

「だから、ちゃんとたしかめたい」

917夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/10/03(月) 19:33:42
>>915

「――――――ってワケだから、
 ベリルも『そういうつもり』でヨロシク」

『グリム』に話した『囮捜査』の件をベリルにも伝えておく。
金一には言わないし聞かせない。
コイツは絶対どっかでバラす。

「さて、キンちゃん。
 わたしも『ランカー』のナカマいり。
 『キンイチのカブ』も、すこしはあがったんじゃない??
 これも『アルカラ』のおかげだよね。
 でも、せっかくそだったセンシュがトツゼンいなくなったら、
 キンちゃんコマるだろうなぁ〜〜」

「『さっきいったコト』おぼえてるでしょ??
 『ヤジちゃんのゆくえ』、ちゃんとしらべとくように。
 サボるなよ」

代わりに、『ヤジの件』は金一にやらせておく。

「わたしも『ランカー』になったからさぁ〜〜、
 そろそろ『もっとユウシュウなマネージャー』に、
 『のりかえる』タイミングかもしれないよねぇ〜〜」

ホント言うと、『89位』なんて正直どうでも良かった。
『光の国のアリス』は、『もっと広い世界』を見ているからだ。
だけど、『ランカー』としての立場は、
『金一に言う事を聞かせる』のには役に立つ。

「えーと……『アリス』……『ユメミン』……『アルカラ』……『89』……」

      「――――また『ナマエ』がふえちゃった」

いくつもの名前を持つ『アリス』と、
名前を持たなかった『グリム』。
この二人が出会ったのも、
一つの『運命』と呼べるのかもしれない。
もしそうだったとしたら――『アリス』にとっては嬉しいコトだ。

918グリム『グリム・ランタン』:2022/10/03(月) 20:35:58
>>915
「ふむ・・・大慌てだな。
 『脱走』は陽動で本命は別にあるようだが」

こちらの方まで面倒事が回ってくることはなさそうだ。
『アリーナ』が自力で何とかすると言うなら、まあ首を突っ込む必要はないだろう。

>>916-917
「なるほどな・・・。
 裏で何を考えているか、表に出すには、
 乗っかる人間が多いほどやりやすいか・・・」

「わかった。一先ず俺は、『そういうつもり』で動こう。
 『アリス』の友人の問題なら・・・俺も『解決』したい」

あの放送だけで終わりではないだろう。
真実にせよ、虚構にせよ、『アリーナ』への牽制――。
その後の動きに、否が応でも『星見』の町は巻き込まれるか・・・。

(図らずも、大きな流れに乗っかっている気がするな。
 『女神』の居られる、この町の『平穏』を守るのも『悪くない』が・・・・・・)

『アリス』を見やる。
自分に名前をくれた・・・『友人』。
また『縁』があれば、彼女の力になりたいものだ。

919『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/04(火) 23:12:47
>>917-918(終了となります。お疲れさまでした)

アリスの質問に、ベリルは手近にあるパソコンを操作しつつ返答する。

「脱走したのは、アージェントが確保したのも勿論だが……何人か
今日、刑務所へ移送しようとした者も何人か居るな。ちょっと厄介な
能力者もいるが、いま鎮圧に赴いてるメンバーなら問題ない筈だ。

いや、そんな簡単に脱走出来るもんじゃない。キーだって壊れる代物じゃない。
何者かが手引きしたか……私は、少しばかり『ヤジ』を疑い始めてるところだよ」

状況証拠だけだが、彼がいまの騒ぎの元凶である可能性は高く感じる。
 他の疑問に対して、ベリルは未だカプセルで電子空間と格闘してるらしい
エディタと呼ばれる女性に再度ベリルが声をかけると、何とか冷静さを
取り戻そうと少し上ずった声が聞こえてきた。

エディタ「動画内に関連する情報と照らし合わせた所。
数週間前に、機密フォルダに掲載されたものがリンクしてます。
いま、そちらのPCに転送しますね。
 ……それに、これと同じデータが秘匿性が低いPCにも保管されていて
盗み出された形跡がある。わざと?」

ベリル「バックアップの為に迂闊に保存したって可能性もなくはないが
今の状況を顧みると、計画していたって思っちまうな……ほら
アルカラ、グリム。見ろ」

転送された情報には要約すると、このような文面が記載されていた。

『スタンド事象 事件file

犠牲者碌:小林 丈 加害者:村田 瑛壱 証言:関 寿々芽
最中派に対し夏の魔物事件の援助を小林 丈が契約。それに対し最中派は
契約の代償に網羅するスタンド使いと能力の情報の提供を提示。
犠牲者は、その契約に合意する。

夏の魔物事件終了後、犠牲者は契約内容を仲間へと開示。
それに対し加害者村田 瑛壱は犠牲者の契約を危惧。犠牲者と共に
夏の魔物討伐の他メンバーと隔離された場所に移動した時点で
犠牲者は加害者へと自身の殺害を教唆する。関 寿々芽はその現場を
目撃したと証言に名乗り出た。


加害者は合意し小林 丈を殺害。事件現場となった場所の地面の
致死量に近い血痕及び破壊されたスマホから小林 丈の生存の可能性は低く
殺害の事実は高いものと考えられる。犠牲者回収のメンバーである
〇〇、〇〇を含むメンバーも血痕の確認を取れている。
 
進展あり次第、この内容は更新される』

ベリル「…………こりゃ、参ったな」

彼女は少し深い溜息を吐いて、概ね動画の言った通りなのか。とぼやいた。

ベリル「何の確証もない、信憑性が皆無の話なら動画も只の虚偽の
情報作戦で済ませたが……これは不味い。事実があるからこそ、不味い。
…………荒れるぞ」

その静かな発言は、実感の込められた先行きが暗雲を秘めてるのを予感していた。

そして、事態はまだ大きく動く。金一は、アリスの言われるがままに
パソコンを弄って、アリーナの監視カメラなどが見れるシステムを操作してた
ようだが、慌てた声で君達を呼んで一つの画面を指す。

金一「おいっ、おいっ! あの野郎、人質に取られてやがる!!」

……アリーナの点在する監視カメラの一つ、奥行きがある廊下を映し出された
場所には、フードを覆った刃物を構える人物。
 その人物の先を歩き、両手を軽く上げて首に刃物を添えられた『ヤジ』が
他のスタンド使い達の交戦する戦地を抜けて、別の場所へ移動してる場面だった。

金一「やべぇ! あの先って、確か……」

ベリル「街の幾つかの方面に移動する能力を帯びたゲートを設備してたな。
……この騒ぎだと、すぐ追跡するチームを作るのも難しい」

逃げられる。硬い声で、睨むように画面を見るベリルであったが
 無情にも、人質に取られたらしい彼と脱獄犯は監視カメラから消え去って行った。


……その後、事態が収拾されると。君達は報酬を渡されて、解散しても良い旨を
告げられる。彼(ヤジ)を追わないくていいのか? と聞けば
脱獄犯の背景や裏の繋がりが不透明な以上、どのような反撃が起きるか危険な為
慎重に追跡すると回答され、性急な動きは断念せざるを得なくなる。

外に出る、アリーナに入る事はまだ夏の残暑感じる晴れ模様だが
今は雨が降っていた。激しい雨だ。

 その雨は、これより少しして止むのか……または激しくなるのか。

今の君達がそれを知るのは、まだ先の話だ。

               
                  『禁果白黒コンビ乱闘!』 終

夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』⇒30万get! 疲労『完治』

グリム『グリム・ランタン』⇒30万get! 負傷『完治』

920『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/05(水) 00:09:41

 星見街   大通り付近


エッ子「それにしても、ビックリだよねー。行き成り皆のスマホに
通知来てさー。緊急速報とかじゃない、波の映像と夏の曲の動画。
 もしかしてのもしかして、これってあのアノニ〇スとか!?」

ムーさん「なんで、私達の町限定で、そんな動画を流すんだ。
……だけど、何か変なウイルスでも混じってたのかもね。
 触ってないのに、一分ほど経ったら勝手に映像が流れたし。
映像が終わるまで、消去しようとしけど駄目だったし。流れ終わったら消えたけど」

のり「佐生ちゃんと合流したら、一度携帯会社で見て貰おうっか」

エッ子「その前に交番だー! 携帯拾ったし、落とし主が見つかったら
一割のお金でクレープでも買っちゃうぞー!」

和気藹々と話し合う女子高生の一団に背を向けるように座る若者が居た。
 煙草を一服し終えた彼は、そんな彼女達を一瞥して、隣の人物に告げる。

「ちゃんと拾ってくれたようだぞ」

?「あぁ……なら、時間が稼げる。アリーナも、この付近を調べる筈だ」

「フーヴィアン派の人員を考えれば、質量で満遍なく街の全域を
しらみつぶしに探すかも知れないけどな。……大丈夫だ
そんな血走った目で見なくても、安全な場所なら当てがある。
『先生』の居る場所へ案内してやるよ」

?「嘘なら……お前を刺して逃げるからな」

「俺は、約束は守る。ちんけで、それがどんなに信用性なくてもな」

二人の人物、片方は緊張した空気で、もう一人はどう思ってるのか
不明な無表情で何十分か歩き。ぽつぽつと、天から水滴が落ちて来はじめた。

?「ぅ……首筋に雨が入った」

「もうすぐだ。……あー、着いた」 ピンポーン

921『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/05(水) 00:10:49

            ピンポーン


      バタバタ        ガチャンッ

住宅街が並ぶ、一つの特徴が余りない家のインタホーンを鳴らす。
 少し慌ただしい足音が近づいてくると、ドアを少し強めに開けて
厚めの眼鏡をかけた女性が、喜色の顔と声で出迎えた。

「あらー、いらっしゃい! 今日は少し早かったのねーっ。そっちの子はお友達?
丁度ね、ファンの人から頂いたジャムあるから、一緒に食べない?」

「いただきます」

若者の口数少ない、一種不愛想にも感じられる態度も気にする様子なく
女は機嫌良さそうに二人を招き、トーストに幾つかのジャムとサラダを出して
飲み物を出す為に台所へ出る。

?「……あの女が先生? 何者だ」

「ただのイラストレーターの先生だよ。目的あって、ファンで絵を習いたいって
言ったら、すげー後はチョロく打ち解けた。
 ……ハッ、『禁断の果実』か」

若者が、冷笑するように出された料理を見て呟く。怪訝そうな隣の人物へ彼は説明する。

「一般だと、禁断の果実って言うのは林檎だけどよ。
ほら、この『イチジク』のジャム。これも、禁断の果実だろうってキリスト教徒内で
アダムとイブが陰部を隠した葉がイチジクだからって事で、その説も有力視されてる。
 あと俺が吸ってるマスカットの煙草。スラブ圏内じゃ『ブドウ』が
禁断の果実の説がある。このサラダの『トマト』やトーストの原料の『コムギ』も
ユダヤ教徒の中では禁断の実だとな」

他に、このザクロ、シトロン、ナシのジャム。ぜーんぶ禁断の果実候補だ
と、嘲るように彼は説明して窓を打つ水滴の音に億劫そうに顔を向けた。

「……あの日も、こんな雨だったな。ジョーと、俺が他の奴等と共に
スタンドの騒ぎを解決に乗り出した。今となっちゃ、すごい昔の事のように
懐かしく感じるんだ」

「…………俺は、数カ月、あいつの帰りを待った。
でも、あいつは戻ってこない。報せはない、何もない。
本当に村田の言う通り、死んだのかも知れない。あの話は嘘なのかも知れない。
 でも、その真偽はどちらでもいい。大切なのは『あいつは戻ってこなかった』
それが、俺の中で確定してる事実だ。

…………俺のやる事は決まってる。もう、後戻りする気は無い。
 あいつは、街の為と言って取返しの付かない罪を犯した。

――なら、俺だってそうだ。この道と共に、俺の『罪と罰』を街へ……」

あんたの脱獄に、素直に手を貸したんだ。あんたの力も貸してくれるだろ?
 その言葉に、その人物は少し思案してから回答する。

?「ち、力を貸すのは別にいいが。わかってるだろ?
 この能力は、使い勝手が悪い。コピーは、お前も使えるが
パワーもスピードも精密も最低値。射程と持続、スタンドの能力は
問題ないだろうが、この力じゃ」

「いーや、わかってる。十分、その力の凄さや、正しい活用も理解してる。
……あの女の言葉が、癪に障るけど、全部ヒントだ。
 今の俺には、何の力もない。それが現時点の最も深い『原罪』だ。
だが、あんたの能力を借りて、俺はこの街と闘う狼煙を上げる」

……何の能力をコピーする気だ?

 その言葉に、若者……『ディアボロ』を名乗る青年は、こう告げた。



            「――『ハーレム・スキャーレム』」


                   ――To Be Continued…

922『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/10/12(水) 18:57:48

 未だ目覚めぬ白き意思を抱く戦士『オブシディアン』のスタンド

『ザ・ホワイト・ストライプス』
破壊力:B  スピード:- 射程距離:E(B)
持続力:D 精密動作性:-  成長性:Ⅽ

『ジャック・ホワイト(禁断の実が成る樹)
破壊力:B  スピード:-(E〜B) 射程距離:B
持続力:Ⅽ 精密動作性:-  成長性:E
(大地の栄養が豊富であればある程、成長速度は増す)

『メグ・ホワイト』
破壊力:B  スピード:A 射程距離:B
持続力:Ⅽ 精密動作性:B  成長性:B

メグ・ホワイトは果実及び『餌付け』した対象の命令を優先して行動する。
一つの餌付けに対して一つの命令に遂行する。
ただし、命令は比較的容易でる事が必要。殺傷や複雑な命令は拒否する。
餌付けの指示が無い場合は、ある程度本体の簡易な命令を聞く。又、餌付けされてる
状態であっても見える範囲で本体に攻撃が加われば、助けようと行動する。
 
餌付け以外で、このスタンドは指示が無ければ基本的にジャック・ホワイトで
栄養補給を行って本体の所へ帰還する。近くに本体以外の対象が居れば
興味本位で接近するものの攻撃など行う事はない。ただ、執拗に危害を加えようと
した場合は反撃を行う。
 摂取した果実の種が弾丸となり再び『ジャック・ホワイト』を育成させる。
『ジャック・ホワイト』を食せる『資格』を有するのは『メグ・ホワイト』のみである。


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