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【ミ】『アラバマに星落ちて』

904『禁果白黒コンビ乱闘!』:2022/09/27(火) 23:45:17
>>902-903(レス遅れ失礼、エピローグへと移っていきます)

 本来ならば、このまま華々しく二人の勝利を観客が祝福して
対戦相手と笑顔で握手する……と行きたいところだが、今回の試合は『独特』な
終わりを迎えたと言って良いだろう。

 ざわめく観客を他所に、ゲートからアリーナのスタッフと実況席から駆け付けた
ベリルも共に担架で弁慶よろしく意識を停止した状態でも直立して樹のように立つ
アージェントを横にして運ぶ。

オブシディアンは、メグ・ホワイトに呼びかけ彼女のほうまでスタンドに手引きして
案内されて、慟哭混じりに呼びかけるのに構わずアージェントは医務室まで
緊急搬送された。本当ならば、面会謝絶程の重態で君達も見送るだけだったかも知れない。

ただ『ファインプレー』は最後まで君達は仕立て上げていた。グリム・ランタンの
『蝋燭』によって彼女の人生の灯火は辛うじて未だ消えてないのだから。

 ……ならば。


アリーナの医者の居る場所まで慌ただしく二人も共に向かい。緊急治療の設備が
整っている部屋へアージェントは運びこまれ、白衣の人物の後ろ姿が扉を閉める
間際に確認して廊下の椅子で座り5分程。共に、オブシディアンも俯いて無言で
手を組んで祈っていて重い空気が漂っていたが、ついにドアが開き
確認の為に先にベリルが入り、1分ほど経過した後に再度廊下へ姿を現した。

ベリル「……今、医者に呼ばれて容体を聞いた。
本当なら、そのままくたばっても可笑しくなかったらしいが……。
グリム、だったな?
 あんたのお陰で、医者の能力もまだ通用する状態で治療は施せたから
命の危機は脱したよ」

オブシディアン「! っ……あぁ……良かった。本当に……アージェント……良かった……っ゛」

ベリル「いがみ合ってる奴とは言え、あいつの根性や
やり方は間違ってるとは言え、闘いへの意気込みは私も認めてるしな。
目を開けたら、あんた、ちゃんと一度ゆっくり話し合うんだな。
あぁ、目と言ったら。そろそろ治療しないとな。グリム、お前も
……アルカラも丁度いいから、そこの受付口に体を寄せな」

三人とも言われるままに、治療室近くの受付に体を寄せる。そうすると
受付口に誰かが一瞬体を出すと共に、何か観葉植物らしい鉢を掲げ。
 窓口から吹き矢のような音と共に針状のものが飛び出した。
直撃したオブシディアンは呻く。グリムも同じく、声を思わず出しそうな激痛が
蹴られた箇所に走った。アルカラは、体全体に激痛では無いが静電気が軽く走るような
痛痒さを覚えるだろう。
 その痛みが通過した後、オブシディアンの失明状態、君(グリム)の骨折
君(アルカラ)の疲労も全て消える。『完治』だ。

ベリル「さて、色々話したい事もあるだろうし。場所を少し移すか
此処で五月蠅くすると、まだあいつの治療に集中してる医者の気に障って
針が何時飛んでくるかわかったもんじゃないしな」

 ベリルが場所を移すのを提案する。オブシディアンとメグ・ホワイトは君達へ
深く感謝を告げると共に。アージェントが心配だからと残る事になるだろう。

 アリーナの廊下を少し歩き、休憩室のような所へ場所を移す事になる……。

(※>768での話したい事や、グリムPCも何かしら質問があればベリルが
知る範囲での回答をさせて頂きます)


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