[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【個】『烏兎ヶ池神社』【場】
1
:
『星見町案内板』
:2019/02/02(土) 00:04:12
〜ご由緒〜
星見町の『鵺鳴川』沿いに存在する『パワースポット神社』。
インターネットで『S県 パワースポット』と検索してみれば、
まず『20番目』までには間違いなく表示される程度の知名度である。
ご利益は主に旅の安全、学業成就、病気平癒、安産祈願など。
境内池が『霊池』として名高い。神社名も池に由来する(池が先にあったのだ)
霊験の由緒は諸説あり『京で討たれた鵺の一部が、この池にも落ちたのだ』とか、
『転落し、水を飲んだ人間が御利益を得たのだ』といったものが比較的多く見られる。
現在は厳重に柵で囲っており、出入りが許されるのは社家をはじめ関係者のみ。
一般の参拝客に向けては、柵の前までのみを開放している。撮影などは自由。
専用のボトルに詰めての授与(300円)も行っているが、飲用の際は『煮沸』推奨。
社務所では他に御守りや、おみくじ、絵馬、御札、御朱印帳などを頒布しており、
特に『御守り』については半ばアクセサリーのようなデザインの物も多く、
神社(池)の名にちなみ『カラスとウサギ』を戯画化したストラップ型のものが人気。
---------------------------------------------------------------------------
ミ三ミz、
┌──┐ ミ三ミz、 【鵺鳴川】
│ │ ┌─┐ ミ三ミz、 ││
│ │ ┌──┘┌┘ ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
└┐┌┘┌─┘ ┌┘ 《 ││
┌───┘└┐│ ┌┘ 》 ☆ ││
└──┐ └┘ ┌─┘┌┐ 十 《 ││
│ ┌┘┌─┘│ 》 ┌┘│
┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘ 【H城】 .///《//// │┌┘
└─┐ │┌┘│ △ 【商店街】 |│
━━━━┓└┐ └┘┌┘ ////《///.┏━━┿┿━━┓
┗┓└┐┌──┘ ┏━━━━━━━【星見駅】┛ ││ ┗
┗━┿┿━━━━━┛ .: : : :.》.: : :. ┌┘│
[_ _] 【歓楽街】 │┌┘
───────┘└─────┐ .: : : :.》.: :.: ││ #
└───┐◇ .《. ││
【遠州灘】 └───┐ .》 ││ ┌
└────┐││┌──┘
└┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
#:『烏兎ヶ池神社』
---------------------------------------------------------------------------
2
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/02(土) 22:18:21
―――ざっ
―――ざっ
境内を掃くのは日課のひとつだ。
明日は小規模ながら『節分祭』があるし、
―――ざっ
そうなると『パワースポット』ではなく、
――その場合、むしろ多少さびれていたり、
そういう『雰囲気』を好む者も多いのだ――
ざっ
『神社』を、求めている人間も多いだろう。
ほうきを動かす手にもいつもより力がこもるものだ。
3
:
太刀川叶『スマザード』
:2019/02/03(日) 00:44:45
>>2
どうも、うちやで。
今日はパワースポットに来ましたー。
いや、ええ天気にも恵まれまして、絶好のお参り日和ですねぇ。
それじゃあ行ってみましょか、星見町ワクワクウォーキングー。
なんて……言う訳ないんやけど。
まぁ、パワースポットって人が来たりするしな。
なんかあるかなぁとか思う訳やん。
あ、人おるわ。
神社の関係者の人かな。
「どうもー」
軽く会釈しといたろ。
4
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 01:26:24
>>3
(太刀川)
「――よおこそお参りくださいました」
ニコッ
長さがアシンメトリーの黒髪と、
金色の瞳がその『巫女』の特徴だ。
少女的な顔立ちで、歳は読めない。
―――ざっ
ひと掃きしてから、歩み寄る。
「やー、いい天気ですねぇ。
明日も良い天気なら良いんですけど」
「本日は? ご参拝ですか、お姉さん」
太刀川にも見えていることだが、
近くにはこの巫女以外いない。
察するに、『ヒマな所にちょうど来た』のだろう。
5
:
太刀川叶『スマザード』
:2019/02/03(日) 01:51:26
>>4
お、ハイカラ。
アシメって奴やなあれ。
毎回思うけど、アシメってパッと聞いても意味わからんよな、オシメの方が聞き覚えあるわ。
「予報やったら明日も晴れって言ってた気ぃがしますわ」
うん。
これは嘘やないで。
こんなんで嘘つく必要ないし。
「そう。ご参拝やねん。分かってまう? 内側からご参拝オーラ出てもうてる?」
何やねんその構ってちゃんオーラみたいなん。
誰に構ってもらうねん。
……あぁ、神様か。
「うち、占いとか好きでな。パワースポットらしいやん、ここ。スピリチュアルやね。後は仕事の成功祈願とか」
6
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 02:03:49
>>5
(太刀川)
「予報さんが言うなら、そうなんでしょうね。良かったァ」
笑みを浮かべた。
それを絶やさないまま、話は続く。
「ええ、分かっちゃいますねぇ。
ボクこう見えて『巫女』だから。
この恰好で会う人は大体参拝なんです」
エヘラ
「とまあ冗談はさておき、と。
『パワースポット』がお目当てでしたら、
あちらの方にある『烏兎ヶ池』ですね。
『沐浴』とかは出来ないですけど、
写真撮影は自由になっております」
「祈願なら、拝殿まで。
あー、本格的な『御祈祷』なら、
ちょっと待ってもらう事になりますケド」
「どちらにしろ案内しますよ。
なにせ『巫女』なんで、ね」
パタン
巫女はちりとりの口を閉じて、笑みをいっそう深めた。
7
:
太刀川叶『スマザード』
:2019/02/03(日) 02:44:37
>>6
「まぁ、予報も嘘をつくんやけど」
正確には雲とかの動きが、やねんけどな。
人間も完璧やないからな。
全部の動きを予報できるわけちゃうわな。
「いやどう見ても巫女さんやん」
うちも昔バイトでしたわ。
初詣の時期とかやってんねん。
今もそういう募集してるんかは知らんけど。
「あー御祈祷な。時間あるししてもらおかな」
商売繁盛金持ってこいってな。
あ、笹か。
現金のが嬉しいけどな。
「巫女さんがかしこみかしこみするん」
8
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 03:06:55
>>7
(太刀川)
「ま、ボクも何かを信じてやりいタチなわけですよ。
そう、なにせ、どこからどうみても『巫女』なんで」
「とまあ冗談ばっかりなんですけども、
祝詞は冗談抜きの神職が上げますよ。
ボクがやっても、うわごとみたいになっちゃうから」
ニコ
「受付と、お手伝いがボク担当です。
えーっと? 『健康祈願』?
『恋愛成就』? 『商売?盛』?」
「ま。なんにせよ『初穂』の方もあるんで、ね。
とりあえず社務所にご案内しましょっか。
そこで色々『申し込み』書いてもらいますんで」
「待ち時間も併せて、
大体4、50分くらいは、
見といてくださいねえ」
9
:
太刀川叶『スマザード』
:2019/02/03(日) 11:05:50
>>8
巫女やから、ねぇ。
なんもかんもを信じるのに巫女は関係ないやろ。
神社におるからって神様がおると思わんでもええんやろし。
あぁ、それは信心が足りんな。
巫女、アイデンティティなんか?
それとも、巫女であることがコンプレックスなんか?
決め台詞みたいに言うてるけども。
「そうなんや。ちょっと残念やけど仕方ないわな」
そこまで残念ではないんやけど。
笑い返しとこ。
にこにこー。
「商売繁盛」
詐欺のな。
「あぁ、気にせぇへんよ。案内してもらおか」
10
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 20:44:46
>>9
(太刀川)
「『巫女舞』でしたらボクの出番ですけどね。
あれは、いつもはやってないから。
またやってる時期に、ぜひ見に来てくださいよ」
笑みの意味も巫女へのこだわりも、
いまひとつその表情からは伺えない。
巫女でありながら、どこか鵺的だった。
アキンド
「『商人』ってわけですね。
それじゃ、行きましょっか」
そしてほうきとちりとりを手に持ち、
社務所の方へと太刀川を案内するのだった。
11
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 21:44:57
――――ざっ
――――ざっ
節分祭も終わってしまえば、
落ちてるゴミのレパートリーが増えるだけだ。
もっとも福豆なので拾われた物も多いし、
ここに落ちているものも『お役目』を果たしたわけで、
空き缶などと同じ扱いをするのは憚られるわけだが。
「……」
ざっ ・ ・ ・
ちょうど、あらかた掃き終えたところに・・・
『参拝客(
>>12
か、ふつうの人か)』が来たので、そちらを見た。
12
:
須磨『ズーマ』
:2019/02/03(日) 22:13:26
>>11
(鳥舟)
「すいませーん、神社の人ですかぁー!?」
真っ赤なダウンジャケットに妙に薄手のオシャレなランドセル、
腰には『ゴムホース』をグルグルに巻き、
『柄杓』を三本差した、『参拝客』でも『普通の人』でもなさそうな、
クルクルした髪の毛の『小学生』が、堂々と鳥居をくぐってきた。
「ここの、ここの『池』、あるでしょー?
あっ、ボクは『須磨回造』。小四です!」
妙にハキハキした口調で挨拶をし、
周囲をキョロキョロと伺うと、かの『池』を探している。
13
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 22:35:41
>>12
「はーい、神社の人ですよ」
スッ
「ようこそお参りです」
妙に洒落っ気があって妙にハキハキした少年に、
やや姿勢を低くしてちょうど目線を合わせた。
トリフネ マーヤ
「ボクは鳥舟 学文って名前で、
きっときみの倍くらいのトシだね」
ニッ
「池、あるねえ。案内してあげよう。
けっこういい池だからさ、ぜひ見てってよ。
ちょっと待っててね、ホウキ置いてくるから」
スタスタ
「そこで待っていてね」
ガチャッ
ドサドサッ
そういうとすぐ近くの物置に一式片付けた。
整理とか整頓とかは、後でやればいいだろう。
スタスタ
「はい、お待たせ〜っ」
ちゃんと、おとなしく待っていてくれただろうか・・・?
14
:
須磨『ズーマ』
:2019/02/03(日) 22:46:17
>>13
「やったぁー! 待ってまぁーす!」
ランドセルを背中から下ろし、
中の荷物を探りながら、『鳥舟』が戻るのを待つ。
「あぁー、来た来た!
じゃあ、行こう行こう!
なんか、お化けが作った池なんでしょ?」
又聞きを重ねたのか、雑な知識を披露しながら、
『鳥舟』が『神秘の池』に案内してくれるまで尾いてくる。
15
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 23:07:01
>>14
(須磨)
「ごめんねえ待たせちゃってさ。
さっそく、『烏兎ヶ池』に行ってみよう!」
スタ スタ
「須磨くん、詳しいんだね。
そう、お化けの仲間みたいなものだよ!」
「『妖怪』――――なんて呼び方もあるね。
『キャラクター』にもなってることがあるし、
もしかしたら、聞いたことあるかも?」
ヌエ
「『鵺』って、やつなんだけどさ」
境内から、整備されたちょっとした林道を歩き、
それほど遠くもない場所に『柵』が見えてくる。
「――まあ、いろんな説があるんだけどね」
と、前置いて。
「その鵺が遠くで倒されてね、ぶっ飛んできて、
それで空中で爆発してばらばらになって、
足かキバかツメかわかんないけど、
それが落っこちて来た、って言われるのが」
スタ
スタ
「この『烏兎ヶ池』だよ」
広がるのは『霊池』のある景色。
今は人もおらず、境内とは違う空気の冷え方をしている。
信心の深いものなどは、これでもうクラっと来るのかもしれない。
「そういえば、その恰好――もしかしなくても、『水を汲みに来た』のかな」
柵が、広がっていた。
16
:
須磨『ズーマ』
:2019/02/03(日) 23:31:02
>>15
(鳥舟)
「あぁー、こっちにあったんだぁー!
どーりで、お兄ちゃんの『グーグルアース』でも、
見つけられなかったんだぁ……。調べ方悪いよなぁ……」
『林道』をゆっくりと歩きながら、『鵺』の話に耳を傾ける。
「えぇー、聞いたことあるよーな、ないよーな……。
でも、ジャストで上手いこと、池に落っこちたんだね。
へぇー、それじゃあ、まだこの中にいるんだぁ……」
巫女に導かれるままに、『霊池』へと到着する。
『柵』に囲まれた外観を差し引いても、特別な場所だと感じ取れる。
流石の『須磨』も『柵』越しの池を、ほへーっと、眺めていた。
>「そういえば、その恰好――もしかしなくても、『水を汲みに来た』のかな」
「さっすが、おねぇーさん!
でもねェー、違うんだよなァ……。 ガサ
ほらほら、こーいうことだよッ!」 ゴソッ
『ランドセル』から『自由帳』を取り出し、その場に広げる。
デカい『エンジン』らしき機械の先っちょに『柄杓』が三つ、
まるで『水車』のように組まれた、下手なイラストが書かれている。
「『SMAP』や『嵐』や『TOKIO』が解散とか活動休止しちゃってる中、
これはもう、ボクこと『須磨回造』が『芸能界』に殴り込んで、
『千年に一人の逸材』として、華々しいデビューを飾りたいじゃん!」
「でも、そーなると、ほら……。『インパクト』がさぁ……。
一番最初にデカいことやって、一気にバズってデビューしたいし、
だから、この前にテレビでやってたさー、ほら、
『池の水全部抜いてみた!』ってやつ!
『お化け』とか色々出てきたら、ユーチューブにアップするんだッ!」
「『S湖』だとウナギ屋さんが困るけど、
ここの水ならだいじょーぶかな、って!
お兄ちゃんがネットで検索したら、
ギリギリ『20番目』くらいの知名度あるしさぁ!」
両目をキラキラさせながら、『巫女』へとアツいバイブスで語り掛ける。
17
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/03(日) 23:58:22
>>16
(須磨)
「あーちょっと、分かりにくいかもね。
ネットに強いヒトがいなくてさ、うち」
もし仮にいても『ギリギリ20位』が、
『ギリギリ10位』になりはしないだろうけど。
「そう、ジャストでね」
フフ
「鵺を倒した偉い人はきっと、
『ビリヤード』が上手かったんだろうね。
っていうのはちょっと変な例えだけど」
広がる池に特に感慨は湧かないにせよ、
眺める少年を見るのは、それなりの心地だった。
「え? 今も? うーん」
「どうだろうねえ。それは『池の水を全部抜く』でもしないと」
「……」
「いやいや!」
たわむれに口にした『人気番組』が、
偶然被ったのまでは良いのだが……
自由帳に展開される『禍々しい』装置を目にし、
さすがの『鳥舟』も、ウワーッと焦りを見せる。
「確かに須磨君は『ジャニーズ事務所』にいそうな美少年だけど」
「池の水を全部抜いちゃあ、いけないよ」
「うなぎ屋さんは困らないけど」
「『池の水屋さん』もやってる、
ボクのお父さんが困るんだよ」
子供相手だが……なにか油断できない『雰囲気』を感じたのだ。
ここでウカツに「いいね、やってみなよ!」なんていうと……『なにかヤバイ』って雰囲気を。
18
:
須磨『ズーマ』
:2019/02/04(月) 00:11:58
>>17
(鳥舟)
「えぇー、いいじゃーん! やろーよー!」
ポンチ絵の描かれた自由帳を片手に、
明かな『確信』を以って、『鳥舟』に迫る。
この『禍々しい』装置は何時でも手配できるのだと言わんばかりだ。
「『池の水』は、ほら!
なんか、『井戸』とかに保管してさぁ〜〜〜ッッ」
「『ヌエ』が見つかったら、テレビもいっぱい来るよ!
おねぇーさんも芸能界呼ばれるかも!
しかも、大ニュースだって! お化けだよ、お化け!
見つかったら、『アカミミガメ』とか『ブラックバス』なんて目じゃないよ!」
しつこく食い下がっていたが、遂にシビレを切らしてか、
柵越しに池の水を覗き込んでは、何かいないか探し始める。
「チェー、何にも見えないや。
でもさぁ、この『池』って有名スポットなんでしょ?
『お化け』がいるから有名なんじゃないのぉ?」
「お兄ちゃんは、人魚のミイラでも捨てたんじゃないかって、
しょーもないこと言ってたけど」
『根拠』があるんだとばかりに、振り向きながら『鳥舟』に問い掛ける。
『お水屋さん』が困るのは理解したが、とはいえ『ヌエ』がいる可能性は捨てきれない。
19
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/04(月) 00:42:38
>>18
(須磨)
「よくないし、やらないよ須磨くん。
こんなにたくさんの水は井戸に入らないしさ。
確かにボクも『女優』とか憧れるんだけど、
そういう『オモシロ一般人枠』からの棚ぼたで、
長続きした芸能人ってあんまり思いつかないしさ」
などと食い下がる須磨をかわしていたのだが、
柵ごしに池を覗き込む彼に、嘆息しつつ後ろ姿を見る。
「あんまり、澄んだ池じゃあないからね。
ほら、『何があるか分からない』だろ?
それは何があるか好きに考えられて、
自分の『信仰』を託せるってことで、さ。
――――だから、有名なんじゃないかなあ」
そう答える鳥舟学文は『本音』ではない。
この池の『何がそんなにいいのか』?
本当にそんな『都合のいい理由』なのか?
雰囲気か?空気か? 『集団心理』か?
胡乱に入り組む伝承が醸し出す『霊験』か?
やや淀んで底知れない『湖面』の謎深さか?
『神社の子』であり『神に託さない』鳥舟学文は、
神秘を『否定』は決してしない――――常に『疑う』。
「ボクは、そう考えてるんだ。
『人魚のミイラ』っていうのも面白いけどねえ」
「……あっ、また『ペットボトル』が投げ込まれてるじゃん。
もし『鵺』がいたら激オコだろうねえ、こういうのはね」
≪ ゥ ゥ ゥ ゥ -------------ン ・・・≫
その『疑心』が――――『暗鬼』を、『鵺』を在らしめる根源、『ヴィルドジャルタ』。
20
:
須磨『ズーマ』
:2019/02/04(月) 01:07:41
>>19
> そういう『オモシロ一般人枠』からの棚ぼたで、
> 長続きした芸能人ってあんまり思いつかないしさ」
「ぬ、ぬあああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ッッ
確かにッ! ――――このままじゃあ、二宮君は愚か、
『ミスター・サスケ』みたいなメディアのオモチャにされちゃうよォォ〜〜ッッ!!」
『鳥舟』の核心を突いた発言に、ぐうの音も出ないとばかりに絶叫した。
確かに『池の水』は澄んではおらず、『全部抜きたく』なる衝動に駆られる。
「あ、あぁー、わかるぅー。
ボクも『用水路』の奥とか気になってたし、
昔の人も、『池の水』が抜けないから、いろいろ考えてたのかなぁー」
プカプカと浮いてる『ペットボトル』を眺めながら、何の気もない返事をした。
『鳥舟』の抱く『信仰』への疑念について、当然ながら『須磨』は知る由もない。
「チェー、じゃあ『池の水』は抜かない方向でぇー、
うーん、後は何だろうなぁー……。
『朝青龍』を押し出すとか、『亀田』の兄ちゃんにノックアウト、
でも、これじゃあ『ズル』になっちゃうもんなぁー……」
『他人の褌』を使ってでも、なんとしても『目立ちたい』。
『一億総メディア時代』が生んだ歪な少年の『自己顕示欲』もまた、
正体のとくと見えない現代の『鵺』であると言えよう……。
21
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/04(月) 01:37:34
>>20
(須磨)
「まあ『二宮君』と同じ空気が吸えるなら悪くないけどさ、
よくわかんない『お笑いタレント』に弄られそうな気配がするから、ねえ」
それ以上語る事はないが、そこそこ『ミーハー』らしい。
「今時は全部抜いちゃえば、全部分かるからねえ。
そこをあえて抜かないのも、ひとつの『信仰』なんだろうね・・・」
あとで拾わなくっちゃなあ、と思いながら揺蕩うボトルを目で追う。
その言葉にも、もちろん心にもないわけではないが……気は薄い。
「ま、池の水は抜かせてあげないけど……
『心願成就』の祈祷もうちはやってるからさ。
もし『ジャニーズ』に入ったりとか、
『イケメンYoutuber』になったりとかするなら、
いつでも『お参り』しにくるのを待ってるよ」
芸能に特化した神さまを祀ってはいないが、
夢をかなえる背を押すのは、神社の『主流』だ。
「……ズル?」
「?? まあ、彼らも『小四』相手には、
ちょっとばかり油断しちゃうだろうしね」
言葉の意味はいまいち察しかねた。
鳥舟学文は『それ』の存在を知ってはいても、
経験が薄く、『疑う』にもまだまだ材料が足りない。
それにしてもこの『須磨』少年は、
あの『禍々しい機械』といい、
『格闘家』を打ちのめす自信といい、
なにか奇妙な『確信』がある・・・『鵺的』な美少年だなあ。
――――それくらいが、今の所感だ。
22
:
須磨『ズーマ』
:2019/02/04(月) 01:51:34
>>21
(鳥舟)
「任せといて!
.
『インフルエンザー』になって、
この神社、バンバン人を呼んじゃうよ!
『池のお水屋さん』も大儲け、ってことじゃなぁーい?」
いささか怪しい『流行語』を引っ張り出しながら、
『自由帳』をランドセルにしまった。
「んじゃあ、おねぇーさん。
また来るからねぇー、バイバーイ!
次はどんな『企画』を持ち込むのか。
頭を巡らせながら、『林道』を走っていく。
23
:
鳥舟 学文『ヴィルドジャルタ』
:2019/02/05(火) 22:40:51
神社敷地内――――『神秘の池』こと烏兎ヶ池。
「…………」
ググ グ……
池の際ぎりぎりから腕を伸ばして、
水面を我が物顔で流れるボトルを狙う。
グ
「ぐぐぐ……」
様子は池を囲む柵の外からでも見える。
『巫女』は今にも転落せんという勢いだが、
腕が伸びでもしない限り、届きそうにはない。
手伝ってもいいし、ちょっかいかけてもいいだろう。
24
:
小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』
:2019/02/05(火) 23:21:35
>>23
ザッ ザッ・・・
「お忙しい中、声を掛ける事失礼します」
物書きとして『ネタ』の収集のため。余り普段
足しげに通わない場所まで来てみたが、どうやら
社の遣いが随分と大変そうだ……。
「宜しければ、お手伝い致しましょうか?」
更に近づく。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板