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【ミ】『ギャザリング・ガーデン』其の二

1『誰かさん』:2017/09/12(火) 01:53:18



願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃

57『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』:2017/10/19(木) 01:46:09
>>56

#3 『たかおに』→Great!

君は嗅覚で精密さを補助しながらカレンに飛びついた。
予想外の事だったのかカレンが目を丸くする。

カレン:「キミも落ちたらどうするつもりなんだい……」

落ちない。
二人は重力に逆らうように浮いている。

カレン:「『フィール・インヴィンシブル』」

     「『自分にかかる重力を操る』」

下からセイの声が聞こえる。

カレン:「降参だよ。でも、この本は絶対に渡さない」

響:「カレン!」

響とエッジも追いついたようだ。

58夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2017/10/19(木) 02:10:09
>>57

「どうするって……まあそこは下にいる二人を信用してたってコトで」

「あいつらとは長い付き合いだから」

「初めて出会った時のことを思い出すなー。あの頃は私も荒れてて行きつけのクラブで喧嘩を……」

ありもしない過去の思い出を語りつつ、下にいるセイとラッキーにスタンドで手を振る。
内心落ちたらどうしようかと思ってたことは黙っとこう。
けど、こうして空にいるのもオツなもんだね。
傘はないけど、メリー・ポピンズみたいだ。

「いや、だから私らはお話したいだけだって」

「さっきも言ったけど、どっかのカフェでさ」

「ほら、あの店なんか良くない?」

空中から町の一角にあるカフェを指差す。

「お、グッドなタイミング」

「おーい、そっちはどんな感じー?」

響とエッジに声を掛ける。

59『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』:2017/10/19(木) 22:34:01
>>58

カレン:「嘘はつかないでもらおうかな」

ため息気味にカレンがいう。
子供の割には落ち着いた雰囲気だ。

カレン:「ボクはどこでも」

ゆっくりと地上に下りてきた。

響:「カレン。また無茶して」

カレン:「ごめん。心配かけたね」

響:「べ、別に?」

エッジ:「ありがとう。アリス」

エッジが傍に来て頭を下げた。
ラッキーとセイもその場で礼をする。

エッジ:「とりあえず話そう」

カレン:「この人がそこの喫茶店なんかはと」

エッジ:「じゃあそこにしよう」

君達は喫茶店に入ることにした。
案内され店の奥の席についた。

カレン:「それでボクらはどうすればいいのかな」

セイ:「その本」

カレン:「渡しません」

セイ:「いやそうじゃなくてさ」

60『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』:2017/10/19(木) 22:34:15
>>59
メ欄ミス

61夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2017/10/19(木) 23:53:51
>>59

「すぐに見破るとは、白ウサギちゃんは天才か?」

「よし、そんじゃ行こう」

地上に下りて他のメンバーと合流する。

「なーに、どうってことないよ」

「ま、アリスにとっては楽な冒険だったね」

「最後のはちょっとヤバかったけど」

見たことのないスタンドもいくつか見られて、色々と珍しい経験もできて、なかなか楽しかった。
挨拶もそこそに、喫茶店に向かう。

「――じゃ、私これにしよ」

カレンとセイのやり取りを横目で見つつ注文する。
ミルクたっぷりのカフェオレに生クリームを乗せてチョコレートパウダーをかけたやつだ。
運動して疲れた後は甘いものが必要だ。

「支払いは奢りでいいよね?体張って手伝ったんだから」

さて、話を聞こう。
思えば、私も詳しいことは何も知らない。
カレンと響のこととか、白い本のこととか、なんで『大江山3M』がそれにこだわるのかとか。
興味津々な表情で話に集中する。

62『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』:2017/10/20(金) 00:27:23
>>61

ラッキー:「奢るよ。セイが……」

ラッキーもエッジもパフェやらなにやらを頼んでいる。
財布は基本的にセイ持ちらしい。

セイ:「その白い本がどういうものなのか、知ってるのか?」

カレン:「よくは知りません。でも、これを探してる変な人達がいるというのは知ってます」

セイ:「それであってるけど……その本は『スタンドを作る本』だ」

    「なにが引き金でスタンドが作られるかは分からないが、それはガチだ」

    「お前らは……いや、対抗できるかも知んねぇけどさ」

63夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2017/10/20(金) 00:46:38
>>62

「よし、セイに任せた」

「あと季節限定のパンプキンパイも追加で」

奢りなのが分かると更に注文する。
一つくらいヘーキでしょ、たぶん。

「なッ――!?」

オーバーな仕草を付けて派手に驚いた。
あやうく店内で大声を上げそうだったけど、そこはなんとか我慢した。
迷惑な客認定されて冷たい視線を浴びなくて良かった。

「まー、そんなもんがあったら絶対狙われるね……」

「ブガイシャの私でも分かるもん、うん」

「っていうか、カレンはなんでそんなもん持ってるの?」

「あと、セイ達はどうする気?」

「その白い本を探してる人達ってのは別人っぽいけどさ」

64『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』:2017/10/20(金) 01:09:32
>>63

君のオーバーな仕草に反応したのはエッジの方だ。

エッジ:「何を急に……」

頼んだものが次々とテーブルの上に置かれていく。
ちょっとしたバイキングのような様相だ。

カレン:「ボクはこれを預かっているんです」

     「星見町のはずれにあるお屋敷……古本堂って呼ばれてるんですけど、そこのご主人から」

カレンが白い本のページをめくるが表紙同様中にも文字は書かれていない。

セイ:「俺達がこの本について知ったのは一か月前だよ」
  
    「旅行でこっち来てたんだがエッジが『千羽書房』って古本屋からこれを一冊譲られてきた」

エッジ:「そしたら、突然これに文字が浮かんで化け物が」

     「まぁ、倒したけどね」

セイ:「で、これはやべえってことでこの街に戻ってきた。分かったことは千羽書房の店員もこれについては深く知らないってこと」

    「千羽書房はその古本堂から本を卸していること」

    「最近この本を大量に譲ってくれと言ったやつがいること」

    「俺らの推理ではこれを使ってなにかしようと考えている奴らがいる。そいつらが悪事を働くのであればそれを阻止する」

セイの目は本気だ。
エッジとラッキーはそれに頷きながらパフェを頬張っているが。

セイ:「見つけ次第本は焼却するつもりだったが、お前らが渡さないってのなら責任をもってそれを扱って欲しい」

カレン:「はい。渡せません。この本がスタンドを生むという事はこれまで何となくだったけど、今ので確信した」

     「これを悪事には使わない。約束する。この本がどういう本なのかの分析も出来たらそっちに情報を渡すのもアリだ」

65夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2017/10/20(金) 01:29:16
>>64

「いや、だってそんな話聞かされたらビビるでしょ」

「ぜんぜん驚かない方がどうかしてると思うね、私は」

まあ、それはいい。
カフェオレを飲みつつパイを食べる。
もちろんメインディッシュは白い本についての話だ。

「思うんだけどさ」

「その本が狙われてるんなら、古本堂のご主人が真っ先に狙われるんじゃない?」

「本の大本なんだし」

「あと、その人は白い本がスタンドを作れるって知ってるの?」

「そのご主人は悪者じゃないってことでいいいんだよねえ?」

そのご主人っていうのも、本を狙うやつらと同じく、私にとっては謎の存在だ。
本の秘密を知っていて卸してるなら、何か目的があるとも思える。
まあ、卸しちゃった後で気付いたのかもしれないけど。

「でさ――」

「その白い本のことでなんかトラブったら、私も協力するよ」

「グーゼンとはいえ、ここまで首つっこんだよしみってことで」

また好奇心が強くなるのを感じる。
目の前に不思議な世界があれば迷うことなく飛び込んでいく。
それがアリスだ。

66『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』:2017/10/20(金) 01:57:33
>>65

ラッキー:「俺らは、知ってるから」

      「エッジも、最初は驚いてた」

エッジ:「いらないことは言わなくていいから」

君の反応ももっともなのかもしれない。

セイ:「さあね。古本堂の主人手のはスタンド使いじゃない。それに古本堂ってのはでけぇ蔵に山ほど本を置いてるらしい」

カレン:「あの人を狙っても特になることはないかな。まぁ、狙われてるかもしれないけど、そもそも世界中飛び回ってる人だから……」

     「白い本も変な本って認識しかしてないと思う。悪人じゃないよ」

主人がどうとかその辺りは彼らにも分からない部分らしい。

セイ:「……そうしてくれるとありがたいよ」

ラッキー:「でも、危険」

セイ:「無茶はしないでくれ。それだけは言える。俺らだってこの件については分からない事のが多い」

    「いざっていう時に力になれるかも分からない」

好奇心。
それが君と彼らを繋いだ。
しかし好奇心は猫をも殺す。
危険な目にも遭うかもしれない。その本を探しているものがどんなものか分からない以上は。

セイ:「ただ、そう言ってくれたことはありがたい。協力者は多い方がいい」

    「それとこれはお礼。生で悪いが」

財布から四枚一万円札を取り出し、折って机に置いた。
謝礼らしい。

67夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2017/10/20(金) 02:20:21
>>66

「ふーん……」

とりあえず主人の方はそんなに気にしなくもいいらしい。
まだ分からないことはあるけど、ひとまず今は納得した。

「もちろん危ないことは分かってるつもり」

「でも、私は協力したいと思ってる」

「まあ、なんか分かったら連絡してよ」

私が入れば三人にとっては戦力になるはず。
そして、私にとっても好奇心を満たすという意味がある。
たとえ先に危険が待っているとしても、関わるだけの価値がある。
冒険に危険はつきものだ。
少なくとも今この時は、私の意志が揺らぐことはない。

「おお」

「さすが、セイ。気前がいいねえ」

「そういうとこが好きだな、私は」

ありがたく四万円を受け取って自分の財布に入れる。
ついでに連絡先とか交換しとこう。

「さっきも言ったけど、なんかあったら教えてよね」

「『大江山3M』feat.アリスってことで」

そういえば、なんか忘れてる気がする。
なんだっけ。
――ま、いいか。

ポケットに入れていたエッジの鍵?のことはすっかり忘れていた。

68『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』:2017/10/21(土) 01:08:22
>>67

強い好奇心。
それを根に持つ意志は揺らぎはしない。

セイ:「金は払うぜ」

    「気前よくな」

連絡先も交換しオープンチャレンジは幕を閉じる。
ポケットに忘れられた鍵を残しながら。

『オープンチャレンジin星見町』/『白い本をめぐって……編』

一件落着

夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』→『4万円』獲得
                         『古びた鍵』獲得

69『シャープセンセーション』:2018/02/27(火) 00:01:42
「よし、出来た……そっちは?」

「こちらも準備出来た。いけるよ」

「あいよ。今日はオレたちが来訪者だ。いくぜ、弟」

「うん。いこうか姉さん」

70『シャープセンセーション』:2018/02/27(火) 00:20:50
>>ALL

宗像征爾と一抹貞世の二人は自分たちがいつの間にか知らない場所にいることに気付いた。
それまで自分が何をしていたのかは思い出せるが、どうやってここに来たのかは分からない。
気が付けばここにいた。それだけは確かだ。

ここは薄暗い部屋だ。
天井から一つだけ電球が吊り下げられており、それだけが視界の助けをしてくれた。
スポットのライトのような光の下に人がいる。
黒い革靴。暗い紫色のズボンにジャケット。黒いシャツとワインレッドのネクタイ。
手にはステッキ。頭にはハット。顔には髭を蓄えた男。
いかにも胡散臭げな雰囲気。
だが男はにこにこ笑いながら話しかける。

「お待ちしていましたお客様。私(わたくし)の事はロッキーまたはミスターをお呼びください」

「本日は皆さまにある挑戦をしていただこうと思いまして、お呼び出しさせていただきました」

帽子を押さえながら軽く男が頭を下げた。

(・簡易的なプロフィール ・能力詳細のURL ・持ち物 ・外見情報 などを併記の上レスをお願いします)

71宗像征爾『アヴィーチー』:2018/02/27(火) 01:52:32
>>70

俺の仕事は配管工事だ。
道路の下や建物の中に管を敷設し、点検し、修理する。
それが俺の仕事であり、俺にとっての全てだ。

今の俺には、生き甲斐と呼べるものが何もない。
だが、仕事をしている時だけは、仮初の目的を得ることができる。
だからこそ、仕事は俺にとって何よりも大切なものだ。

ところが、今日はそれがない。
何故なら、仕事が休みだからだ。
この休みというものには、いつも悩まされる。

俺には仕事以外にすることがない。
よって、仕事がない日は何もすることができない。
困ったことだ。

こんな時、俺は特に目的もなく街を歩き回ることにしている。
気休めにもならないが、形ばかりの慰めという奴だ。
今日も、いつもと同じ――筈だった。

「今日は酒を飲んだ覚えはないが――どうやら意識は正常のようだな」

目だけを動かして、自分の周囲を確認する。
見覚えのない場所、見覚えのない男、そして見覚えのある少年。
それらを確かめてから、再び男に向き直る。

「では、ロッキーと呼ばせてもらう。
 今の状況に対して質問したい気持ちはあるが、ひとまず話は聞こう。
 丁度することがなくて困っていた所だ」

訳の分からない状況だが、挑戦とやらが仕事の代わりになるかもしれない。
そう考えると、あながち悪い状況でもない。
ロッキーに話の続きをするように促しつつ、自分と同じく呼び出されたであろう少年に顔を向ける。

「一抹――君と会うのは二度目だったな。
 まさか、こんな奇妙な状況で再会することになるとは思わなかった」


■簡易プロフィール
 元殺人犯。
 婚約者の命を奪った相手を復讐のために殺害し、懲役二十年の刑期を終えた後に出所した。
 愛する者も憎むべき相手もいなくなり、生きる目的を失ったことで、生きていることに大きな虚無感を抱いている。

■能力詳細
 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/71

■所持品
 財布、携帯、かつての婚約者の写真

■外見
年齢44歳、身長185cm、
屈強な体格、黒髪の短髪、抜き身の刃物のような鋭い双眸、
カーキ色の作業服、セーフティーブーツ、革の手袋

72一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/02/27(火) 02:50:58
>>70
学校が終わり日課の自販機巡りをすべく寄り道もせずに家まで走った。
絶対に誘拐される隙はなかったし、不審人物と遭遇した記憶はない。

「あっ、私は一抹 貞世です。 よろしくお願いします」

反射的に名乗り返し頭を同じように下げる。
背負ったランドセルの重さで前のめりになりながら周囲を確認。
ランドセルにねじ込んだリコーダーを取り出そうとして宗像おじさんに気づく。

「そのやさぐれた感じは宗像おじさん! また会えた!
そちらのロッキーおじさんとは初対面のようですね」

警戒をするがスタンドは出さない。
宗像おじさんの隣に走り合流しよう。

『簡易的なプロフィール』
教会の老夫婦に拾われた元捨て子。
臆病でマイペース。自販機が好き。
爪が甘く騙されやすい。

『外見情報』
血管が薄っすらと見える透き通った肌、淡い青色に微かなエメラルドの反射が混じる瞳が特徴。
小学六年生。上下ともに制服。安めの運動靴。

『持ち物』
使い古したランドセル(教科書入り)、リコーダー、縄跳び用のロープ(2.7m)

『能力詳細』
手で触れた者の悪感情を、触れている限り『鎮静』する。
また手の甲から『刃』を伸ばし、『苦痛を伴わない』斬撃が可能。

『インダルジェンス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/66

73『シャープセンセーション』:2018/02/27(火) 23:00:08
>>71 (宗像PC)
>>72 (一抹PC)

それぞれの生活の中に挟み込まれた異常。
ロッキーは一抹の自己紹介に帽子を上げて答える。
少なくともロッキーに敵意はなさそうだ。

「では話の続きを……」

「挑戦というのはいたって簡単。あなた方にあるスタンド使いと戦っていただきたいのです」

「別に相手は悪人という訳ではありません。しかし、挨拶としてこの町のスタンド使いに挑戦したいと考えている」

ステッキを持っていない手がジャケットの内ポケットに突っ込まれる。
手を出した時には一つの鍵が握られていた。
ロッキーはそれを宙にかざすと鍵を開けるように動かした。

     ガチャリ……

何もないはずの空間から音がして、次の瞬間にはロッキーの手の鍵が一台のタブレット端末になっていた。

「この二人です。どうぞ近くにお寄りください」

近づけばタブレット端末には少年と少女がうつっているのがわかるだろう。
少年はスーツを着込み、青いネクタイをしている。
少女は和服を着崩し、癖のあるぼさぼさの髪を整髪剤で後ろに上げている。

74一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/02/27(火) 23:41:21
>>73
言われた通りタブレット端末に近寄る。
これはこれで貴重な体験となるだろう。
おそらく自分と同じ力を持つ者だろうから。

「目覚めたてのスタンド使いでもよろしければ、挑戦を受けます。
何とも風変わりなスタンドですが頑張ります」

「招いた理由からして宗像おじさんもスタンド使いですね?
流石に一人では、ちょっと、困るので…」

宗像おじさんのスタンド能力が如何なるものか。
意外とファンキーな見た目のスタンドだったりするかもしれない。

75宗像征爾『アヴィーチー』:2018/02/28(水) 00:18:30
>>73
>>74

「ああ、俺はスタンド使いだ。
 とはいえ、俺もスタンドに目覚めてから、まだ日が浅い。
 君の足を引っ張らないという保証はしかねるな」

一抹少年に言葉を返し、再びロッキーの話に耳を傾ける。
ロッキーの動作を目で追い、その言葉通りに近付き、タブレットに写る少年と少女の姿を確認した。
そして、先程聞いた挑戦の概要を大まかに把握する。

「大体の事情は理解した。
 言ってみれば親善試合といった所か。
 仕事の代わりとしては悪くはないな」

当然だが、まだ色々と疑問はある。
ここは何処なのか、ロッキーと名乗る男は何者なのか、少年と少女は何者なのか、
どうやって俺達を呼び出したのか、何故俺達が選ばれたのか。
だが、そういった疑問は、脇に退けておくことにした。

既に異変の中に身を置いている以上、細々とした謎に拘るよりも、動き続ける現状に向き合うことを優先すべきだ。
事態が進む内に分かることもあるだろうし、何より俺自身そういったことに対する関心が薄い。
よって、今は流れに身を任せることにした。

「話によると、君達が挑戦者という訳か。
 礼儀というものに従って、まずは挨拶させてもらう。
 宗像征爾だ。無理にとは言わないが、君達の名前を聞かせてもらえないか?」

淡々とした口調で、そのように言葉を告げる。
まずは軽く相手の反応でも見させてもらおう。
だからどうだということもないが。


■能力詳細
 『ノコギリザメ』の意匠の右腕を持った人型スタンド。
 なんらかの相手による傷害(損害)をスイッチに、右腕を自動操縦スタンドの『ノコギリザメ』として分離することができる。
 分離した『ノコギリザメ』は『シャークトレード』(悪徳交換)を強制し、等価以上の傷害(損害)を相手に与えるまで暴れまわる。

 『アヴィーチー』(人型)
 破壊力:B スピード :C 射程 :E(1m)
 持続力:C 精密動作性:C 成長性:C

 『ノコギリザメ』
 破壊力:A スピード :B 射程 :A(100m)
 持続力:A 精密動作性:E 成長性:C

 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/71

76『シャープセンセーション』:2018/02/28(水) 00:54:28
>>74 (一抹PC)
>>75 (宗像PC)

「親善試合! まさにそんな具合でございますお客様!」

疑問を胸に持ちつつもロッキーの話は進行していく。

「ま、お二人ともご参加いただけるという事で。結構結構」

そんな風に彼は頷いている。

『ご丁寧にどうもありがとうございます。初めまして、私は……』

「おっと、折角ですしここでご対面と行きましょう」

今度はズボンのポケットに手を突っ込み鍵を取り出す。
鍵の先でタブレットの液晶を二度叩く。
すると液晶が水面が揺れるように波紋を生み出し、鍵が中に差し込まれた。
再びの開錠。
ロッキーがタブレットを天井に向かって放り投げるとタブレットの代わりに少年と少女が落ちてきた。

「ロッキー。いきなりは止めろ。あー……えっと、そうか。オレは和国眞白」

着物の少女が言った。

「私は和国玄と申します」

今度はスーツの少年が言った。

「お前らが相手してくれんだ。よろしくな」

二人が右手を差し出す。
握手をしたいのだろう。

77宗像征爾『アヴィーチー』:2018/02/28(水) 01:31:54
>>76

差し出された手を一瞬だけ見つめる。
何もないとは言い切れないが、何かあるとも思えない。
おそらく他意はないだろう。

「――ああ、宜しく頼む」

俺の両手は、仕事用でもある革の手袋で覆われている。
握手というのは、手袋を外してから行うのが礼儀だそうだ。
本来であれば、俺もそうするべきなのだろう。

しかし、俺の手は穢れている。
汚れた手で触れるというのは、それこそ礼を失するというものだ。
だから、俺は手袋を外さず、そのまま二人と握手を交わす。

「君にも言っておこう。宜しく頼む」

続いて、一抹少年にも同じように言葉を掛ける。
二対二という状況であるなら、言わば俺達はチームメイトという訳だ。
最後に、再びロッキーに視線を向ける。

「それで、これから行う親善試合の内容というのは、具体的にはどんなものなんだ?
 細かい事をあれこれと聞く気はないが、最低限の説明はしてもらいたい」

78一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/02/28(水) 01:40:10
>>76
差し出される手を前に躊躇する。
接触発動するスタンド使いなのではないかと。
ヴィジョンらしきものは見えないが安易に手を握って大丈夫なのだろうか?

「一抹 貞世です。お二人とも、よろしくお願いします。
真正面から戦うのは怖いけど頑張りますね」

少し迷ったがスーツの少年と握手をする。
正直、私は頭の良いタイプではないので出せる手札を考えておこう。
『インダルジェンス』の精密性を活かせる戦場であることを祈るしかない。

「なるべく痛くないようしなきゃ…!
宗像おじさんのお役に立てるように頑張ります」

「そういえば、貴方たちは何処から来たのですか?」

ロッキーの口振りからして星見の住人ではない気がした。

79『シャープセンセーション』:2018/02/28(水) 23:21:23
>>77 (宗像PC)
>>78 (一抹PC)

少年少女と君たちは握手をした。
手を離しスーツの少年が頭を下げると、色素の薄いおさげにした髪が揺れた。

「どこから? 私はデトロイトからでございます」

そんなことをさらりと言ってのけてロッキーは笑う。
玄と眞白は答えない。

「ルールは簡単。これから移動する場所でお二人を探してもらいます」

「しかし見つければ勝ちという訳ではありません」

「二人が持っている鍵を回収していただきます。またお互いに相手を殺さないように気を付けてくださいね」

それがルールらしい。
他に聞きたいことがあるのならば聞いた方がいいだろう。

80一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/02/28(水) 23:57:42
>>79
ほんの一瞬だけ表情が固まる。
このおじさんが相手だったら罪悪感を持たずに殴れたのに。
人生とは難しいものである。

「出身地の話題はなかったことにしましょう」

「飛ばされる場所はどんな所でしょうか?
鍵を私たちが二つとも奪った時点で勝利した扱いになりますか?」

殺す殺されるの話は物騒だが不安要素でもある。
上手く戦って奪えるだろうか…?

「鍵とやらはロッキーがポケットから出していたものと同じ?」

ルールが単純で聞くことが思い浮かばない。
宗像おじさんが質問を終えるまで待とう。

81宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/01(木) 00:13:13
>>79

(――何もなしか)

やはり、本当に握手だけだったらしい。
もっとも、それほど気にしていたという訳でもない。
仮に何かされたとしたら、運が悪かったと思って諦めるつもりだった。
だが、今回は運があったようだ。
ここで運を使い切ったという可能性もあるが。

「なるほど。単に面と向かって殴り合いをするという訳ではないようだな」

要するに、この二人から鍵を奪うのが最終的な勝利条件と考えていいようだ。
そのためには、まず発見する所から始めなければならないだろう。
しかし、『アヴィーチー』の能力では、少々難しいものがある。
そういう意味では、俺のスタンドには余り向いていないのかもしれないな。
一抹のスタンドが、こういった分野に秀でた力を備えていることを期待させてもらうか。

「それは無論だ。俺も殺されたくはないからな」

言葉の内容とは裏腹に、その口調には感情が篭もっている様子は見られない。
事実、別に殺されたくないなどとは思っていないからだ。
生きる目的を失った俺の命に価値はない。
何時何処で死んだとしても、そこに大きな違いが生じることはない。
だからといって、今すぐ殺されたいと願っている訳でもないが。

「ルールは理解した。俺からは特に質問はない。
 そちらに問題がなければ、早速始めさせてもらおう」

ロッキーと二人に告げ、後は黙る。
そのまま一抹少年の質問が済むのを待つことにする。
始まった時、どう動くか――実の所、これといった考えなどは何もない。
まず、実際に自分自身が事に当たる。
考えるのは、そこからだ。

82『シャープセンセーション』:2018/03/01(木) 01:07:13
>>80 (一抹PC)

「貴方から聞かれましたのにつれない事ですね」

ニコニコ笑っているロッキー。
その尻に眞白の蹴りが叩き込まれた。

「場所は……スーパーにするか。もの多いし。棚あって、嫌いじゃない」

「おう。奪われた段階でオレたちは脱落だ。それ以上攻撃はしない」

「あと、鍵はこいつが持ってたんと同じだ。こいつの作りもんだし」

ロッキーの代わりに少女が答えた。
一抹は宗像の質問の終わりを待つ。

>>81 (宗像PC)

何もしない。
それは余裕ではなくする必要がないからだろう。

「えぇ。私たちはこの町のスタンド使いの方と勝負をしてみたかったのです」

「でも、力任せな殴り合いではスタンドの強みが分からない事もある」

ロッキーの代わりに少年が答えた。
そして殺されたくないと言葉と頭の中が少しだけ離れる。
宗像は質問の終わりを待つ。

>>ALL

二人の質問が終わる。
それを確認して少年と少女は顔を見合わせて頷く。

「では始めましょう。ロッキー」

「お前、今度はちゃんとやれよ」

「はいはい」

三度、ロッキーの手に鍵が握られ今度は床を二度叩いた。
湖面のように表面が揺れる床。
差し込まれる鍵。開錠され床に網目状に線が走り、ばらばらと床が抜けた。

「では行きましょう。お互いいい勝負をしましょう」

「玄ちゃん。真面目……」

83『シャープセンセーション』:2018/03/01(木) 01:12:47
ttp://download2.getuploader.com/g/goldenrectangle/88/Superflykogane.PNG

君達は気が付けばスーパーにいた。
怪我はない。着地した覚えもないが確かにここに立っている。

二人がいるのはレジ付近(M-8)だ。
少年と少女の姿は見えない。
どこか別の所にいるのだろう。

(一マスは2m×2mとして扱います)

84宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/01(木) 01:58:06
>>83

いつの間にか別の場所にいるという奇妙な感覚。
あるいは、最初に俺達が呼び出されたのも、この能力によるものかもしれない。
だが、それは今はどうでもいい。
重要なのは、これから始まる戦いに集中することだけだ。
何しろ、俺にとっては仕事の代わりとなるものなのだから。

「――ここが会場か。広くはないが狭くもないな」

普通なら、買い物客や従業員が行き来している筈だ。
その場所が、今はスタンド使い同士の争いの場になっている。
これがスタンドによる空間でなければ、大騒ぎになる所だろう。

「確かに遮蔽物は多いようだ。だが、それだけで隠れ続けていられるというのも考えにくい。
 もしかすると、何か身を隠すのに都合がいい能力でも持っているのかもしれないな」

店内を見渡しながら、独り言のように呟く。

        ドドドドドドドドド

その背後に、自身の精神の象徴であるスタンドヴィジョンが佇んでいる。
右腕にサメの意匠を持つ人型スタンド――『アヴィーチー』だ。
本来であれば、右手には『ノコギリ』が備わっているが、今は発現させていない。
この戦いは、まだ始まったばかりだ。
こちらの手の内を曝け出すのには、まだ早い。

「これが俺のスタンドだ。名は『アヴィーチー』。
 俺から離れられる距離は短い代わりに、人間以上のパワーがある。
 それ以外は並程度といった所だ」

一抹少年に対し、自分のスタンドについて簡潔に説明しておく。
同時に、レジ後ろにあるテーブルに視線を向ける。
そのテーブルが、『アヴィーチー』の片腕でも振り回せそうかを確認したい。

85一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/01(木) 03:44:28
>>83
転移する前に蹴られたロッキーに視線を向ける。
聖職者の息子として暴力を見過ごせないが今回は話が別だ。

「ヨシ、イイゾ…あちらでまた会いましょうね!」

転移後、近くを見渡してチャッカマンと使い捨てカイロを探す。
殺虫スプレーも有ると楽だが過度な期待はしない。

「身を隠しながら攻撃する類のスタンド使いでしょうか?
それとも応用力が高いタイプかもしれません」

「逃げられないように毒ガスでも炙り出しますか?
砂糖と使い捨てカイロを適当な容器に入れて簡易煙幕玉も作れますが。
あっ、巻き込まれるから簡易煙幕玉の方が良さそう」

毒ガスと勘違いして出て来たところを叩く考えだ。
都合良く出て来るはずがないと思うけど提案しておく。

「私の『インダルジェンス』は自販機をギリギリ持ち上げる怪力。
高精度な機械に匹敵する器用な動きが可能です。移動速度は人間と大差ありません」

「そして、肝心の能力が『悪感情』の鎮静。触れないと無意味らしいです
隠し武器に両手の甲から伸びる小包丁ぐらいの刃。切れ味はそれなりにあるようです。
これは斬撃に苦痛を伴わないのだとか。折られた場合は前腕の骨が使えなくなります」

十字架の意匠が各部に見られる人型のスタンドを発現させる。
提案を伝えて上記の探し物が置かれていそうなコーナーを探そう。

86『シャープセンセーション』:2018/03/02(金) 00:23:57
>>84 (宗像PC)

店内に人はいない。
不気味に静かな空間である。
スタンドの発現、説明。
そして近くのテーブルを『アヴィーチー』の片手で扱える確認した。

『アヴィーチー』の膂力を持ってすれば持ち上げるのは問題ない。
ただ問題があるとすればサイズだ。
かなりの長物であるテーブル。
持ち上げ、振り回せるが細やかな扱いは難しいだろう。

>>85 (一抹PC)

佐藤と使い捨てカイロの簡易煙幕について話し、場所を確認する。
スーパーの天井から平たく薄い看板が吊り下げられている。
看板を確認すればどの位置に何があるか確認出来るだろう。

現在地
宗像:レジ付近(M-8)
一抹:レジ付近(L-7)

>>?

(どうする玄ちゃん)

(お互いの居場所はわかりませんから……探しましょうか)

(『ティーンエイジドリーム』)

87宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/02(金) 01:26:46
>>86

「まだ何とも言えないが、可能性はある。ただ、それに拘っていても足元を掬われかねない。
 今は頭の片隅に留めておく程度でいいだろう」

「煙幕については君の判断に任せる。君が必要だと思ったのなら試してみてくれ。
 生憎、俺は教養がある方ではないからな。そういった知識に関しては、君の方が得意そうだ」

言葉を返しながら、値踏みするようにテーブルを見下ろし、頭の中で考えを巡らせる。

「重量は問題ないか。しかし、この長さでは少々持て余しそうだ」

大雑把な使い方さえできればいいと思っていたが、やはり使いにくさは否めない。
『アヴィーチー』は器用なスタンドではないことは分かっている。
それを補うためには、多少の工夫をする必要がありそうだ。

「君のスタンドは、俺のと似たタイプのようだな。
 基礎的な性能の面だけでなく、武器という点でも似通った部分がある」

そう言って、『アヴィーチー』の右腕から『ノコギリ』を生やす。
長さは『50cm』程度でいいだろう。
残る左腕で、テーブルを掴んで固定する。

「俺のスタンドも武器を持っている。見ての通り『ノコギリ』だ。
 長さは、最大で今の二倍程ある」

言葉を続けながら、『アヴィーチー』の『ノコギリ』でテーブルを切断して、扱いやすい長さに詰める。
見たところ4m程ありそうだが、ひとまず3mの長さに詰めることにする。
それが済んだら、『アヴィーチ』の片腕で軽く素振りして、少しは扱いやすくなったか確認したい。
まだ扱いにくさを感じるようなら、さらに1m長さを詰めて、2m程にしておく。
扱いにくさの度合いが大きくなければ、テーブルの長さは3mに留めておき、『アヴィーチー』の左腕に持たせる。

「だが、君のスタンドと俺のスタンドは、大きく違う部分もある。
 俺のスタンドには、沈静効果や苦痛を与えないような力はない。
 むしろ、その逆だな。俺のスタンドは、苦痛を与えるために存在しているようなものだ」

「――俺の能力は『復讐』だ。
 俺に傷を負わせた相手に、それと同等以上の傷を与えるまで追跡し、自動的に攻撃し続ける。
 それが『アヴィーチー』の能力だ」

「正直に言うと、この場で使うべき能力ではないと思っている。
 本体である俺が言うのも妙な話だが、危険すぎるからだ。
 さっき、『殺してはいけない』という話が出たが、一歩間違えば、そのルールを破ってしまう可能性すらある」

「俺は、まず店の中を一通り見て回るつもりだ。
 何か異常があれば、すぐ君に知らせよう。構わないか?」

一抹少年に声を掛けてから、一旦レジの方へ向かいたい。

88宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/02(金) 01:30:35
>>87

テーブルを詰める作業が済んだら、『ノコギリ』は消しておく。

89一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/02(金) 16:28:55
>>86
取り出しておいたリコーダーの先端を『慈悲の刃』で斜めに斬り落とす。
斬り落とした部位は本体がキャッチして落下音を防ぎたい。
長さは心許ないが槍の代わりになるはずだ。さらに切っ先の内側を削り刺さりやすく改造。
勿論、『慈悲の刃』の露出は最低限に抑える。

「私たちは精神の在り方が似てるのでしょうか…?
有り余る憎悪がスタンドのヴィジョンにわかりやすく出たとか」

「宗像おじさんのそれは並大抵のスタンドが退けられるものではないと思います。
痛みという薪を焚べることで往時の勢いを再現するのですから」

「『インダルジェンス』の負の感情を徹底的に削ぐ方向性も、きっと憎悪に根ざしたもの。
やり過ぎないように気をつけなきゃ駄目ですね」

『慈悲の刃』を収納した後は、レジの棚に隠れながらタバコ置き場まで移動したい。
ライターが狙いで本命は敵の位置を探ることだ。 

「離れすぎないことを心掛けます。先にタバコ棚の方向に行きます
異変を察知した場合は合図か、声に出しますので」

今度からは校則違反だろうがスマホを持ち歩こう。
折角、メアドを交換したのに活かせないとは…

90『シャープセンセーション』:2018/03/02(金) 23:40:33
>>87 (宗像PC)

右腕から現れる『ノコギリ』
恐ろしくも強力な武器だ。
一抹に『ノコギリ』や自身の能力について話してテーブルの切断を行う。
テーブルは2mほどの長さに切断された。
これなら問題なく扱えるだろう。

切断を終え、宗像はレジの方向に向かう。
今は一番近いレジに向かった。
(どのレジかが明記されていなかったのでMAP上のレジ1付近にいる状態です。訂正があれば修正します)

>>89 (一抹PC)

リコーダーの先端を『慈悲の刃』にて切り落とす。
まるで竹槍のように斜めに切断され、切っ先が生まれる。
リコーダーとしての機能は失われるが楽器でなく武器に変わった。

そして煙草の棚を目指して進む。
隠れ、周囲を伺いながらのため進む速度は遅い。
しかしあと少しで煙草の棚だ。

現在地
宗像:レジ付近(M―8)
一抹:レジ付近(J―11)

91宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/03(土) 00:28:15
>>89
>>90

「――これを現実でやったとすれば、疑う余地もなく『犯罪』だな」

一番近いレジに歩み寄り、そこから小銭を失敬する。
五百円でもいいが、一枚毎の大きさよりも枚数を重視したかった。
よって、百円玉か十円玉を一掴み手に入れたい。
入手できたら、それを『アヴィーチー』の右手に握らせておく。
小銭がなければ、電池のコーナーにあるであろう『ボタン電池』で代用することにする。

「ああ、お互いに気を付けなければならないな。
 もし、俺がやり過ぎてしまいそうになったら、君が止めてくれ。
 その代わり、君がやり過ぎそうになった時は、俺が止めよう」

一抹少年の言葉に対し、呟くような口調で返答する。
精神の在り方が似ている――か。
もしかすると、そんなこともあるのかもしれない。

あるいは、こうして出会ったのも何かの縁なのか。
罪を犯した人間と聖職者の息子。
客観的に見ると、全く正反対の存在だ。

普通に考えれば奇妙な巡り合わせだろうが、俺達の精神に共通する何かがあったとすれば、
そう不思議なことでもないかもしれない。
俺には、確かなことは何も言えない。
だが、今この場所で、俺達が同時に立っていることは事実だ。

「俺は店内の外周を一回りして、目で見える範囲にいないか探してみることにする。
 そう簡単に見つかるとも思えないが、念の為に確認しておきたい。
 それと同時に、俺が向こうの注意を引く役も引き受けよう」

「俺の方から離れてしまうかもしれないが、相手が何か罠を張っているとしたら、
 余り近くにいすぎても都合が悪いかもしれない。
 近くにいる場合でも、ある程度の距離は保っておいてくれると有り難い。
 そうすれば、何かあったとしても被害は抑えられるし、いざとなれば君に援護して貰うこともできる」

「『インダルジェンス』と言ったか。
 その高精度な動きなら、遠距離からの投擲の精度も完璧だろう。
 俺のスタンドにはそれが出来ないから、囮になるなら俺の方が適切だと考えているが、
 君の考えを聞かせてくれないか」

大まかな作戦を提案しながら、一抹少年に続いて自身も歩き出す。
レジとテーブルの間にある通路を通り、惣菜コーナーの端辺り(K―21付近)を目指して移動したい。
現時点では積極的に使う気はないとはいえ、『自動追尾』の発動条件から言っても、
俺が最初に攻撃された方が都合はいい。


(レジの位置に関しては、こちらも同じ認識なので問題ない。配慮に感謝する)

92一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/03(土) 00:46:35
>>90
買ってくれた義父には勿体無いことをしたと思う。
縄跳びの縄をランドセルから取り出し、ランドセルのかぶせに生じる隙間にリコーダーを突っ込む。

(見つからない。奥の方で物騒なものを拵えてないだろうか)

身を隠しつつタバコ棚に接近。ライターを回収しよう。
ここまで来て二人組が見つからない場合は、さらに奥の酒コーナーに向かう。
宗像おじさんの位置を見失わないように振り返るのを忘れない。

(見つけてしまえば、先に手傷を追わせられるはずッ…!)

H16の位置から様子を見たい。僅かな物音で拾えればチャンスに繋がるだろう。

>>91
「えへへ、私も銃刀法違反で捕まりそうです。
下手なものを投げても無駄ですから、相手に刺さる物を用意しました」

「宗像おじさんを囮にするのは、かなり嫌ですが掩護役に向いているのは事実。
ちょっと後ろの方から追う感じで物色します」

93『シャープセンセーション』:2018/03/03(土) 02:18:16
>>91 (宗像PC)

人はいないもののレジは正常に作動した。
右手に十円玉を握りしめる。
左手にテーブル、右手に小銭で両手が塞がっている状態だ。

刃を生み出す能力。
その性質は違うがスタンドが精神に関わるものならば二人には似ている所があるのだろう。

歩き出すが目的地は少し遠い。
また、二人の姿は見えない。

>>92 (一抹PC)

縄跳びを抜き、代わりにランドセルへリコーダーが差し込まれる。
そしてライターを確保し、また動き出す。
何かが視界の端で動いた。カップ麺の棚の方だ。

現在地
宗像:レジ付近(M―14)
一抹:酒棚付近(H―16)

94『シャープセンセーション』:2018/03/03(土) 02:23:47
>>?

(姉さんコッチに)

(分かった)

(スタンドはまだ戻ってきてませんから。こっち来てたら対応お願いしますよ)

(あいよ。『ブルー・マンデイ』)

95一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/03(土) 03:39:53
>>93
買い物客が一人も訪れないスーパーの怪し気な気配。
やはり、二人組の片方だろう。離れて行動はしないはずだ。
こちらは二人共が近距離に対応可能だが、あちらがそうであるとは限らない。

(宗像おじさん…! 怪し気な動きがカップ麺の棚の方で見えました!
ですが、敵の罠かもしれません。監視を続けて隙を狙います)

そう遠くまで宗像おじさんは移動していないはずだ。
スタンド会話で敵らしき存在の動きを察知したと伝えつつ、酒置き場側からF17に移動。
ひっそりと様子を探りたい。

(悪名高きスピリタスの悪用はやめよう。
うっかり落としたら何をされるか分からない)

天井から看板を吊す紐が切断可能な物であるか確認。
棚の方は『インダルジェンス』の怪力で倒せるだろうか…?

(可能ならスタンドのヴィジョンも拝見したい
それで奇襲の方法を決められる…! )

96宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/03(土) 16:39:57
>>93
>>95

≪分かった。あまり深追いしないように注意してくれ。
 範囲内に踏み入った時点で、何らかの能力が発動することも考えられる≫

スタンド会話で返答しつつ、移動を続行する。
一抹が見たというものも気になるが、今は移動が最優先だ。
念の為、カップ麺の棚がある方向には注意を払っておく。

目的地に辿り着いたら、西側を警戒しながら北上していく腹積もりだ。
店内を移動していた何かというのは、十中八九あの二人の内のどちらかか、あるいはそのスタンドと見て間違いない。
俺が囮の役割を始めるより先に一抹の方が攻撃されてしまった場合、作戦を変えなければならなくなるだろう。

(『アヴィーチー』の能力なら、隠れている相手の居所も掴めるが、最初にこちらが攻撃を受ける必要がある。
 今は相手から仕掛けてくるように仕向けて、出方を待つしかないか。
 俺の能力を使う必要がなければ、それが一番だが)

97『シャープセンセーション』:2018/03/03(土) 23:33:07
>>95 (一抹PC)

スタンド会話によって宗像に意志を伝える。
ただし気を付けなけなければならない。
スタンドでの会話はスタンド使いであれば感知できる。
この場合、敵もスタンド使いであれば敵にも聞かれかねないということだ。

無事移動が終わる。
天井から吊られた看板はチェーンで繋がれているようだ。
切断できそうだが高さが足りない。
本来脚立などを使って整備するのだろう。
固定はされていないため、棚に足をかけたりすれば動かすことは出来るだろう。
なお、看板と看板は十字を描くような状態である。
棚の側から動かせるのは看板の横側だ。

酒の棚からは冷気が漏れている。
二人のスタンドは高いパワーを持つが商品がしっかりと入ったこの棚は動かせないだろう。

……カップ麺の棚の方に何かが浮いている。
丸い、球のようななにかが。
突然、球が膨らみ爆発した。

>>96 (宗像PC)

一抹の言葉にスタンド会話で返答する。
そして移動の継続。
警戒をしておくが距離があるため大きな動きでもない限り見つけにくいかもしれない。
目的地に到着。そして北上……
敵の姿はまだ見えない。

>>ALL

            ズドンッ

爆音。
音はカップ麺の棚の方からだ(C-15)
そして次にカラカラと何かが落ちる音が聞こえる。

現在地
宗像:レジ付近(H―21)
一抹:酒棚付近(F―17)

98宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/03(土) 23:50:46
>>97

「――相手が動いたか」

爆発音のようなものを耳にして、一瞬だけ立ち止まる。
どうやったかは知らないが、爆破のようなことができるらしい。
十分に警戒すべきだ。

現在地から、さらに移動を続ける。
突き当たった後は、そのまま壁に沿うような形で、精肉コーナーを西に進んでいきたい。
爆音が聞こえた辺りからは目を離さない。

「爆破したのは何の為か。問題は、そこだ」

自分から居場所を教えるような真似をしたのが、単なるデモンストレーションである訳はない。
何かしらの目的がある筈だ。
あるいは、それは俺達を誘き寄せるためなのかもしれない。

「動くように仕向けられているのは、こちらの方かもしれないな」

仮にそうであったとしても、進むしかない。
爆発のあったらしい場所からは、俺よりも一抹の方が近い。
そちらで何か起こらないかが気掛かりだ。

99一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/03(土) 23:56:49
>>97
即座にD17まで引っ込み爆風から身を守る。
何らかの破片が飛散してもランドセルが盾代わりになるはずだ。

(これはッ! 宗像おじさんの言う射程圏内に入ると発動する罠!? )

爆風が止んだ後は、第二の爆弾が設置を疑い周囲を見渡す。
同一の物体が近寄って来る、もしくは異常を感じ取れたら酒棚の位置に退避。
追撃の気配を感じ取れない場合は棚の隙間から爆心地を覗きたい。

100『シャープセンセーション』:2018/03/04(日) 01:05:40
>>98 (宗像PC)

敵の攻撃を認識しつつさらなる北上。
その時だ。

《次はぁ〜『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』 『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』》

声。遠くからの音。そしてまた音が来る。

ドウッ!

今度は先ほどとは違う。近い音を言うとすれば発砲音。
しかし自分になにかが向かっている様子はない。
何処かから音は自分の上だ。
近く(E-21 F-21)を覆うように真黒な幕のようなものが揺蕩う。

ドウッ ドウッ ドウッ

立て続けに三度。
今度は先ほどとは違う。近い音を言うとすれば発砲音。
しかし自分になにかが向かっている様子はない。
真黒な幕に飛んできた何かは飲み込まれる。

幕の中は無数の煌めきがある。
まるで宇宙のようだ。

>>99 (一抹PC)

前方に飛び込む。
爆風は訪れない。爆発の性質が違うのかもしれない。
移動の際にカップ麺の棚の中が見える。
爆発の影響か棚の一部が円形に削られた様な痕が残っている。
それと床にカップ麺がいくつか散乱している。
棚同士にに隙間はなく棚から向こうを見ることは困難そうだ。
また、何かが接近してくる様子はない。

《次はぁ〜『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』 『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』》

爆発が起きた場所より奥から声がする。
続いて発砲音が四つ。しかし自分を狙ったものではない。
異変に対して反応し酒棚の近くに移動した。

現在地
宗像:パン棚付近(G―21)
一抹:酒棚付近(F―17)

101一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/04(日) 02:22:54
>>100
爆発の痕跡を見るに削り取られた印象を受ける。
迂闊に声の持ち主が待ち構える場所に近寄れそうにもない。
宗像おじさんが心配だ。攻撃を受けていないだろうか…?

(発砲音ってことは拳銃っぽいスタンドの使い手?
だとすれば、尚更のこと正面突破は難しい)

酒棚を物色し、なるべく度数の高い酒を持てるだけスタンドに持たせる。
声が聞こえた辺りに曲射の要領で棚を超え、上方から酒瓶を落下させられる位置に移動。
到着後、声の主が居るであろう位置を狙い酒瓶を投擲(パス精:BCA)
上手く投げられたなら、敵の頭上周辺に酒瓶が落ちるだろう。

(『インダルジェンス』の精密性を駆使しようとも正確な位置が分からぬ相手だ。
そう簡単には当たらない。宗像おじさんを狙ったであろう銃撃の妨害が目的だ)

もし、宗像おじさんが銃撃を受けたら『復讐』の能力を発動するかもしれない。
彼が簡単に使うとは思えないが必要になるなら、使われる可能性がある。

102宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/04(日) 02:35:07
>>100

「これは――俺を狙ってきたのか?」

黒い幕の位置は、自分の目と鼻の先だ。
幕から遠ざかるために、その場から飛び退いて後退する。
正体は不明だが、先程の爆発と関係している可能性もある。
そうでなくとも、未知の存在に対して不用意に距離を詰めるべきではない。
これが相手の能力と関係している事だけは確実なのだ。

「だが、俺を狙っているのなら、それはそれで悪くはない」

注意すべきは、今しがた聞いた発砲音だ。
何も自分に向かってこないというのが、逆に緊張感を煽る。
あれが前兆であるとすれば、すぐに攻撃が来たとしてもおかしくはない。
相手に関する情報が少ない今は、次に起きる事態を予測することは難しい。
だが、最低限の対処はしなければならないだろう。

「これで防げればいいが」

『アヴィーチー』が左腕で持つテーブルを盾のように構える。
すぐに何かしらの攻撃が来るようであれば、ひとまずこれで凌ぐ。
防ぎきれるかどうかは定かではないが、一撃で行動不能にされなければそれでいい。
すぐに攻撃が来なかった場合は、暗幕を警戒しながら後退する。
パン棚の端まで後退し、飲料側に回り込みたい。

103『シャープセンセーション』:2018/03/04(日) 23:23:45
>>101 (一抹PC)

敵のスタンドの正体は分からない。
現在分かるのは爆発の結果なにが起きたかという事だ。

いくつかの瓶を掴み投げつける。
数にして四本だ。ウォッカなどの度数の高いものを選んだ。
通常投擲には狙いを定める必要があるが、『インダルジェンス』の精密性からすれば大きな問題はない。
投擲後、割れる音。

少女:「玄ちゃん!」

少年:「問題ない。跳ねたお酒にぬれただけ」

「聞こえてますか? 今から解体を始めます」

「まず一、私のいた位置にしっかりと合わせて投げられるその精密性。五段階評価でA判定と言ったところでしょうか」

少年の声が聞こえる。
徐々に声が遠ざかっていく。
話しながら移動しているようだ(現在声がするのはD―11)

少年:「二、いくつかの瓶を一斉に投擲する膂力。少なくとも五段階評価C以上」

少女:「オッケーオッケー続けて?」

>>102 (宗像PC)

飛びのく。
暗幕は揺らめいているがまだ何も起こらない。
そして左手のテーブルを盾のように構えた。
回避は出来ないがダメージを追うことはない。
後退しようとしたその時だ。

   ドムッ

テーブルへの衝撃。
めり込むような感覚。防げたがヘビィだ(パB)

《外れェ〜……》

暗幕から声がする。
テーブルを少しずらせば暗幕の中が見えるだろう。

現在地
宗像:パン棚付近(H―21)
一抹:酒棚付近(F―17)

104宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/05(月) 00:57:11
>>103

「――なかなか重いな。まともに当たれば軽くない傷を負わされただろう」

テーブルを構えたスタンドの腕を通して、瞬間的に強い衝撃を感じた。
あの飛び道具には、『アヴィーチー』のパワーと同等の威力があるようだ。
咄嗟に防御の体勢に入ったのは、どうやら正解だったらしい。

「この盾がなければ危ない所だった。俺だけではなく、お互いにな」

もし、さっきの一撃を食らっていたとしたら、その瞬間に『自動追尾』の発動条件が整うことになっていた。
そうなれば、俺が発動の意思を念じると同時に、
人型スタンドという枷から解き放たれた遠隔自動操縦の『ノコギリザメ』が、
血に飢えた凶暴性を剥き出しにして、銃弾並みの速度と銃弾以上の破壊力で敵めがけて突っ込んでいただろう。
それをすることが出来なくなったのは、俺にとっても相手にとっても幸いだったと言える。

構えているテーブルを幾らかずらし、暗幕の様子を確認する。
それと同時に、前方を警戒しながら後退も行う。
パン棚の端まで移動し、その後に飲料側へ回るという考えは変わらない。

盾に受けた衝撃からして、命中したのは一発のようだったが、それだけで終わりとも思えない。
先程、発砲音は四回聞こえていた。
音の数だけ飛んでくると仮定すれば、まだ三発は残っていることになる。
この狭い通路で何度も撃たれてしまえば、防御しきれる保証はない。

(現時点で分かっていることは三つ程ある。
 まず、発砲音が聞こえた後に、何かが飛んできた。
 そして、おそらく何かは暗幕から放たれている見込みが強い。
 さらに、何かの威力は見過ごせない程度であるということだ)

この分では、一抹の方でも争いが起きているだろうということは予想できた。
そちらが気にならないと言えば嘘になるが、こちらにスタンドの片割れが現れている以上、
現在の状況は、ほぼ一対一になっていると考えられる。
そうであるなら、俺の取るべき行動は、目の前の相手に集中する事だけだ。

105一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/05(月) 01:28:10
>>103
当たりはしなかったが移動の強制はできたらしい。
今の投擲で居場所も大雑把だが知られてしまったはず。
二人組の後を追いたいところだが…

(無闇に追いかけるのは危険。しかし、見失って銃撃を受けるのも怖い)

C12棚の上に段ボール箱が置かれていないか確認。
置かれている場合は手頃な酒瓶を投擲し、C11に落下させて逃げ場を塞ぐ。
段ボール箱が無い場合はランドセルを粉の棚に投げつける。
投擲する前にリコーダーを抜き取り、衝撃で品物が落下するであろうD11に接近。

(手と足。どちらの自由を奪うべきか。先に厄介な銃を使う手から潰すべきか?
やはり、得体の知れない銃を使う手を使えなくしよう )

撃たれぬようにD11を通り過ぎながら銃を持つ者を探す。
確認が出来次第、その手を狙って槍リコーダーを投げつける(パス精:BCA)

106『シャープセンセーション』:2018/03/05(月) 02:09:34
>>104 (宗像PC)

自分の身を守れた必然。
そして相手の身を守れた偶然が生まれた。
ノコギリザメの一撃は強力過ぎるほどの力を持っている。

暗幕の様子を確認すると、暗幕中に何かがいる。
人工衛星に腕と顔がついたようなヴィジョンを持っている。

《デブリはまだあるんだぜェ〜》

人工衛星の手が何かを掴んだ。そしてそれをこちらに投擲する。
熱を帯びた球体らしきものが飛来しまたテーブルにぶつかる。
ひとまず飲料棚まであと少しだ。
棚に隠れて暗幕の側がどうなっているのかは確認できない。

>>105 (一抹PC)

「三、先ほどの瓶の欠片を拾っておきました。アルコール度数が高いですね。とりあえずで取ったか、作為的か。手札もある程度、わかる」

声は遠ざかっていく。
リコーダーを抜き取り、ランドセルを投げる。
棚にぶつかるが、距離の問題か商品は落ちない。
小麦粉など中身の詰まった商品が多いからだろう。

そしてD-11まで移動しようとするが。

少女:「ははっ。いらっしゃい」

右から球が飛んできた。
それは一抹の目の前で止まる。
ふわふわと浮いているそれが赤みを帯び始めた。

少女:「いい子だ玄ちゃん」

現在地
宗像:飲料棚付近(I―19)
一抹:カップ麺棚付近(E―15)

107一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/05(月) 03:29:13
>>106
設置型だと思い込んでいた球体の接近に目を見開く。
どうやら攻撃を最初に受けるのは自分なのかもしれない。

「お邪魔しましたッ! また来るから! 」

あの真っ暗な部屋でのやり取りを思い出す。
二人組に真正面から行くのは無理だ。強行突破も難しいだろう。
だったら、手段は選んでいられない。
スタンドを背後に立たせ、防御体勢を取らせながら酒棚に避難。

108宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/05(月) 18:29:51
>>106

「デブリ――聞いた事のある言葉だな。宇宙のゴミの事だったか」

スタンドが人工衛星で、飛ばしているのがデブリだとすれば、あの暗幕は見た目通りの宇宙という事のようだ。
銃声の方は、もう一人のスタンドか。
銃を所持しているのは、この国では警官か猟師か犯罪者くらいなものだが、
スタンドであれば誰が持っていようと不思議はない。

「その飛び道具は確かに厄介だ。だが、一方で俺の方が有利な点もある」

「俺はそちらの能力の片鱗を見ているが、そちらは俺の能力を知らない」

どうにか急場は凌いだが、問題はこれからだ。
今の形勢を覆すためには、こちらから打って出る必要がある。
つまり、反撃しなければならない。

まず、棚の反対側に注意を払いつつ、現在地から北西方向(H―18)へ移動する。
先程の人工衛星のスタンドが、どの方向から攻撃してきても対処出来るようにする為だ。
この短い距離なら、すぐに移動を終えられるだろう。

(最初の銃声は、あのスタンドを呼び出す為のものだったと見ていいだろう。
 その後に三発飛んできた。今の時点で二発防いでいる。
 そうなると残りは一発か。俺の考えが間違っていなければだが)

何時でも盾を構えられるように警戒しながら、敵スタンドの動向を窺う。
同時に、『アヴィーチー』の右腕に意識を向けておく。
必要が生じた際には、速やかに『ノコギリ』を展開するつもりだ。

(それにしても、いくらパワーがあるとはいえ、ただ投げ続けるだけというのは考えにくい。
 最初に聞いた爆発音を考慮すれば、あのデブリが爆発しないとも限らない。
 あくまで可能性の段階だが、警戒には値する行動だ)

盾で防いだデブリは、その後どうなっていただろうか。
見る事が出来た範囲で、思い出してみたい。

109『シャープセンセーション』:2018/03/05(月) 23:26:08
>>107 (一抹PC)

少女:「いや、もう来る必要はねぇよ」

「オレの方からそっちにいくのも考えってから」

「玄ちゃん!」

爆発。後に走り去る音。
声の場所からして少年の方が移動しているらしい。
退避しに行くが何かが当たったのか腕に痛みが走る。
骨折には至っていないようだ。

走り込んだ先の近くには宗像がいた。

>>108 (宗像PC)

《そうだなァ。俺はお前の能力は知らねェ》

《だけをお前を相手してるのは俺じゃねえ。俺達なんだぜ》

移動し、相手の動向を伺う。
暗幕の中がきらきらと煌めていている。
また酒棚の近くに一抹が走ってきた。

宗像に向かって放たれた一撃について思い出す。
盾で防いだデブリは移動中に落ちた形跡はない。
つまり、めり込んでいるか無くなってしまっているかのどちらかだ。
しかし燃えていたという事を考えれば燃え尽きたという可能性の高いかもしれない。

《あいあい。行きますかァ》

スタンドの手がきらめきを掴み取った。

《よーく狙って》

投擲体制に入る。

現在地
宗像:飲料棚付近(H―18)
一抹:酒棚付近(E―17)

110宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/05(月) 23:40:43
>>109

現在、暗幕の位置はどうなっているのだろうか?
空中に浮かんでいると考えているが、床からの高さはどれくらいだろうか。

111『シャープセンセーション』:2018/03/05(月) 23:42:58
>>110
暗幕の位置は動いていない(E―21 F―21)
床からの高さは3mほどで棚の上あたりに浮いている。

112一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/06(火) 00:14:55
>>109
ほんの一瞬だけ球体をスタンドで殴り飛ばす事も考えたがやめてよかった。
下手に刺激した球体に腕まで消し飛ばされては困る。

「 宗像おじさん! 敵本体が追いかけて来ます!」

C17に移動。縄跳びをスタンドに渡して少年を待ち構える。
姿勢を低めに保ち、足音が追いかけて来るなら方向を指で宗像おじさんに示す。

(テーブル盾に頼るより挟み撃ちにした方がいい。
それに集まると一網打尽にされるかもしれない)

113宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/06(火) 00:24:13
>>111

回答感謝

>>109

「その通りだ。俺が相手にしているのは、お前だけではないな」

「そして、お前が相手にしているのも俺だけではない」

暗幕に注意を向けたまま、視界の端で一抹少年の姿を捉える。
やはり向こうで一悶着あったようだ。
そして、こちらのそれは今も進行中だ。

「あの暗幕の中にいるスタンドは、デブリという飛び道具を放ってくる。かなりのパワーだ」

一抹に対し、手短に注意を促しておく。
人工衛星が狙っているのが俺ばかりとは限らない。
あのデブリが一抹の方に飛んでいく事も有り得る。

「ああ、よく狙え」

デブリが俺の方へ飛んできたなら、先程とは違い、防ぐのではなく回避する。
回避する方向は現在地から北方向だ。
回避できたのなら、そのまま通路を走って、暗幕と対峙出来る位置(F―18)を目指したい。
避けられそうになければ、先程までと同様に盾で防御し、その後で北上する。
少なくとも、まともに食らうという事だけは避けなければならない。

もし一抹の方を狙うようなら、暗幕と一抹の間に走って割り込み、盾でデブリを防ぎたい。
距離的に間に合うかどうか少々怪しいが、左腕を大きく伸ばす事で可能な限りリーチを稼ぐ。
その場合も、暗幕と対峙出来る位置に立つという目的は変わらない。

114『シャープセンセーション』:2018/03/06(火) 01:00:29
>>112 (一抹PC)

縄跳びをスタンドに渡す。
スタンドは右手にリコーダー。左手に縄を持っている状態だ。
そして移動。宗像に声もかけておく。

足音がする。
しかし出てきたのは少年ではなく少女だ。

少女:「よっ!」

周りには五つの球体。
いや、近くで見れば分かる。これは惑星だ。
教科書や図鑑で見られる写真にそっくりだ。

そして惑星の一つが一抹と少女の間に飛んだ。

少女:「プレゼント、ふぉーゆー」

>>113 (宗像PC)

《そう。俺じゃない。俺じゃあない》

デブリの投擲、それに回避で対応する。
デブリは床に命中。粉々に砕けた。
敵に退治できる位置に移動したが、変化が起きた。

《次はァ〜『フィア・ファクトリー』 『フィア・ファクトリー』》

暗幕の中のスタンドが声を発する。
平坦な声だ。
その声と共に暗幕とスタンドが消えた。

キュッ キュッ キュッ キュッ キュッキュッ キュッキュッキュッキュッ

音がする。何かがこちらに近づいてきている。
遠くから、こちらへ。

現在地
宗像:飲料棚付近(F―18)
一抹:コーヒー棚付近(C―17)

115宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/06(火) 01:32:20
>>112
>>114

「――なんだと?」

スタンドが発した声と、その後に起きた消失を目の当たりにし、目を見開く。
何かしてくるだろうとは考えていた。
しかし、これは予想外だ。

「さっきは『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』とか言っていたな。
 今度は『フィア・ファクトリー』か。
 一人で複数のスタンドを持っているとでもいうのか?」

音の方向に視線を向ける。
おそらくは、そこに『フィア・ファクトリー』とやらがいるのだろう。
まず、その姿と位置を確認する。

「分かった。悪いが、そちらは君に任せたい。俺は、このスタンドの相手を務めよう」

一抹少年に声を掛け、現れるであろう『フィア・ファクトリー』に意識を集中する。
本当に別のスタンドに変われるというのなら、相当に厄介な相手だ。
『アヴィーチー』の能力を使いたくはないが、場合によっては考慮しなければならないかもしれない。

116一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/06(火) 02:00:15
>>114
暗幕とやらに惑星。組み合わせからして宇宙空間の再現が能力だろう。
宇宙空間が少女のスタンド能力であれば、少年の使うスタンドは拳銃…?

「うわぁァァァ!! 惑星をプレゼントする少女とか狂ってるでしょう!?」

能力の全容と少女がつき従える惑星の数に絶望する。
だが、近寄ることもできなかった相手が近寄って来てくれたのだ。
危機をチャンスにせねばなるまい。

(待てよ、私に飛んできたのは惑星だ。デブリじゃないぞ…?
破壊力は有れどもパワーは感じられなかった)

(宗像おじさんがデブリを飛び道具と称したのも気になる。
惑星の爆発は盾テーブルで防げる威力じゃないはずだ)

惑星に走りながら牽制代わりに槍リコーダーを少女の足に投げつける(パス精:BCA)
この時点で少女に縄跳び縄が届く場合は鞭の如く使い、少女の足に絡ませて引きずり込む。
流石に敵との自爆を避けて惑星を解除するはずだ。
縄が届きそうにない場合は『インダルジェンス』に惑星を掴ませて少女の方に投げ返す。

(宗像おじさんの説明的にデブリを別のスタンドが投げていた可能性がある。
つまり、『インダルジェンス』でも投げ返せる可能性がある…!)

この惑星を避けようが残りの惑星が殺到してくる。
一か八かの賭けだ。このままではジリジリと嬲り殺しにされては困る。
 
「貰ってばかりじゃ悪いです! 直接、お返しさせてくださいよ!」

117『シャープセンセーション』:2018/03/06(火) 02:36:19
>>115 (宗像PC)

キュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッ

                            キュッ

音が止まる。
そこにいたのは少年だ(H-18)。
床を滑るように走ってきた。足元にはぬるっとした液体。
身体には無数のボルトのヴィジョン。
捲くられた袖から覗く腕には傷。手にはガラス片。

少年:「お待たせしましたぁああああああ! 姉さん!」

驚いたような声を上げる。
何かあったのだろう。

少年:「……さて、まずは貴方からといきましょう」

「貴方のスタンドの力はまだ未知数ですし……」

ガラス片を腕に突き立て肉を引き裂く。
また傷跡が増える。
傷跡からどろりと液体が落ちる。それは血ではない。
彼の足元にあるものと同じ。それはグリースによく似ている。

少年:「では、参ります」

少年が床を滑ってくる(スB)
姿勢を低く、宗像に迫る。

118『シャープセンセーション』:2018/03/06(火) 03:08:37
>>116 (一抹PC)

少女:「素敵だろ? 玄ちゃんなんか目ぇきらっきらよ」

リコーダーの投擲。怪力と精密性の合わせ技。
少女の右足を貫いた。
紅い血が噴き出す。

少女:「いってぇ!」

続いて縄での捕縛を狙う。
が、リコーダーの投擲と合わせて少し時間が経っている。
それは十分な時間だった。
惑星の爆発から逃げたあの時。退避した次の瞬間には爆発が起きた。
相手が爆発の射程に入れば爆発を嫌がる。
確かにそうかもしれない。しかしそれを確かめる時間と爆発するまでの時間はどちらが短いだろうか。

少女:「『ブルー・マンデイ』」

「一手見誤ったな。惑星爆弾の性質をどこまで理解してる?」

爆発。飛び散る破片。
続いて爆発した空中に異物。
黒く、渦を巻くようなそれ。光を飲み込もうとする黒いもの。

少女:「……ツゥ〜〜〜!」

リコーダーを引き抜き黒い渦に投げた。
リコーダーは渦に飲み込まれ見えなくなる。
そして投げつけられた縄も浮き上がり中に引きずり込まれる。
縄から伝わる力(パスBC)
少女の身体が浮かび上がる。

が、黒い渦の消失と共に床に下りる。飲み込まれた縄の部分はまるで削られてしまったかのようだ。

少女:「どうするよ。足の分、責任とってもらうぜ」

床を這いながら棚の影に隠れる。

現在地
宗像:飲料棚付近(F―18)
一抹:コーヒー棚付近(C―17)

少年:飲料棚付近(G―18)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

119一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/06(火) 05:34:35
>>118
質問です。冷凍食品コーナーに有るのは冷凍ショーケースでしょうか?
有るとしたらスタンドで持ち上げられるサイズですか?

120宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/06(火) 16:03:16
>>117

「それが『フィア・ファクトリー』か」

現れた少年の姿を目視する。
見た所、『アヴィーチー』や『インダルジェンス』とは違い、本体自身に発現するスタンドのようだ。
タイプが異なる分だけ、行動の予測は立て辛くなるだろう。

「君のような少年の自傷行動を見るというのは、あまり気持ちのいいものではないな」

流れているのが血液ではないのが、せめてもの救いだ。
今のところ分かっている事は、本体の血液を潤滑剤に変えるという事。
変化させられるのは潤滑剤に限らないかもしれないが。

「――宜しく頼む」

距離が近い上に、スピードは向こうの方が上だ。
動きの大きな行動を取れば、隙を曝してしまう事になる。
可能な限り最小限の動きで対応しなければならない。

少年の動きに合わせるようにして、左腕に持つテーブルの盾を前方に構え、その行動を妨害したい。
おそらく少年と肉薄するまで一秒か二秒だろう。
かなりギリギリではあるが、この程度の動きならば何とか間に合うのではないかと思う。

防ぐ事が出来たなら、そのまま盾で突き飛ばすようにして、左腕を押し込む。
これによって幾らかの距離を取ると同時に、相手のパワーを計りたい。
だが、本当の狙いは別にある。

盾の陰になるようにして、右腕の『ノコギリ』を伸ばす。
伸ばす長さは『50cm』程度に留める。
次に少年の姿が見えた瞬間に、『ノコギリ』による斬撃を浴びせるつもりだ。

『ノコギリ』を振るうのが間に合わないと判断した場合は、少年の次の攻撃を『ノコギリ』で受ける。
上手くすれば、少年が自ら『ノコギリ』に当たってくれるだろう。
その後に『ノコギリ』を引けば、それなりのダメージを与えられる筈だ。

(もっとも、潤滑剤が流れ出るだけでダメージは負わないのかもしれないが、
 スタンドによる攻撃なら有効とも考えられる。
 試してみるしかないな)

121『シャープセンセーション』:2018/03/06(火) 19:19:07
>>119

冷凍食品の棚は扉で中のものを取り出せるショーケースとなっている。
しかしスタンドで持ち上げられるサイズではない。

122一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/06(火) 20:02:41
>>118
生きてる。何とか惑星爆発の直撃を免れたようだ。
我ながら無謀で愚かな試みだったが敵スタンド『ブルー・マンデイ』の能力は明らかとなった。

「星が死ぬ際に発生する超新星爆発。これが惑星爆弾の正体だと予想しています。
そして、今の黒い渦はブラックホール。大して自信はありませんが…」

「惑星を起爆すると被害を被るのは私だけではないはず。
惑星だけに限らずデブリも発現するそうですね? 恐ろしいものです」

運悪く引きずり込まれていたら消し飛んでいた可能性が高い。
ブラックホールは厄介だが超新星爆発の破片の方も目障りだ。

(私は、今の今まで常識に囚われすぎていた。
スタンド使いを出し抜くには真っ当な武器じゃ駄目だ)

冷凍食品コーナーに置かれたショーケースの硝子扉。
この硝子を『慈悲の刃』で円形に切り取り、端を鋭利に削ぐ。 

(私が武器を使い切ったことを彼女は知っている。
だが、こんな斜め上の飛び道具を用意しているとは思うまい。
普通は予測できない。自分もやられたらビビる)

フリスビーを投げる要領で切り取った円形硝子を、手負いの少女が潜む地点に回り込む軌道で着弾するように投げる(パス精:BCA)
少女が飛び出すようなら円形硝子を縦にし、回転を加えて無事な片方を狙い投げる。
薄い硝子を縦にして投げる事で見えづらくするのが狙いだ。

123『シャープセンセーション』:2018/03/06(火) 23:29:22
>>120 (宗像PC)

少年:「いかにも、こちらが『フィア・ファクトリー』」

「先ほどの『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』とは別物です」

少年が選んだ行動は飛び蹴りであった。
テーブルの盾を構える。
勢いがついた蹴りはそれなりの威力はあっただろうが『アヴィーチー』の膂力で耐えられないものでもない。
押し込まれた力を受けて彼の身体が後方に飛ぶ。
猫のように体を翻し四つん這いで着地する。
その間に『アヴィーチー』はノコギリを伸ばした。

追撃はまだだ。
しかしじきに来るだろう。
四つん這いの彼の腕からグリースが流れている。

>>122 (一抹PC)

少女:「デブリ? いや、それはしらねえけど。あれか破片か?」

少女が言葉を返す。
慈悲の刃でガラスを刳り貫いた。
そしてその端を削っていく。精密性があるが当然削る分だけの時間がかかる。

少女:「もう一つやるよ。そこにいるんだろ?」

「追ってこねえからな……離れてるんなら話は別だが」

少女が顔をのぞかせる。
そして惑星が一抹の足元に飛んだ。
足元にやってきた惑星。円盤はすでに完成済み。すぐにでも投擲は可能だ。

現在地
宗像:飲料棚付近(F―18)
一抹:コーヒー棚付近(C―17)

少年:飲料棚付近(H―18)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

124一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/07(水) 00:19:45
>>123
てっきり合体技の類と考えていたが違うらしい。
宗像氏の語ったデブリは少年のスタンドが発現するものだろうか?
投擲をする戦法からして自分と同じ近距離に特化したスタンドだと思うが。

「本当に足を狙ってくるとは人の恨みって怖いものですね。
でも、相手が私じゃなく宗像おじさんだったら足が斬り飛ばされていたかも…?」

後退しつつ物陰から顔を覗かせる少女の肩を狙う。
肩が見えないのであれば、真上から彼女に硝子フリスビーが落下するように投擲(パス精:BCA)
流石に気がついて這いずりながら避けるだろう。死にはしないはず。

「多数の惑星爆弾が待ち構える場所に普通は突っ込みませんよね。
まだ、切り札とか隠しているのでしょう…? 」

投擲後は急いで後退。爆発の範囲は大雑把だが分かったはず。
巻き込まれない位置まで逃げて殺到する欠片をスタンドに防御させる。

125宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/07(水) 00:24:10
>>123

「そのようだな。そして、これは『アヴィーチー』と言う」

今の感覚からして、パワーに関しては俺の方に分があるようだ。
だが、あのスピードは侮れない。
体勢を立て直される前に、こちらから仕掛ける必要がある。

左腕に持っているテーブルを、少年めがけて投げ飛ばす(破ス精BCC)。
これに対して少年がどう動くかは分からないが、少なくとも何かはするだろう。
その際に生じるであろう隙を狙う。

テーブルを投げると同時に接近し、『ノコギリ』のリーチに入るまで距離を詰めたい。
そして近付き次第、少年に『ノコギリ』の斬撃を浴びせる(破ス精BCC)。
もし足を狙えるようであれば狙いたいが、それが困難であるなら、薙ぎ払うように『ノコギリ』を振るう事で、
広い範囲を攻撃したい。

無論、致命傷を与える気はないので、全力で急所を狙うような事をするつもりはない。
可能ならば、この攻撃も程々の加減が出来ればいいが、『アヴィーチー』の精密性では少々難しい所だ。
行動の際に余裕があるなら、酒の棚を目で確認して、出来るだけ大きな瓶を見つけておきたい。

126『シャープセンセーション』:2018/03/07(水) 01:21:12
>>124 (一抹PC)

少女:「足? 知るかよ。オレはお前の対処が仕事」

「それと、逆だぜ順番。お前のスタンドの精密性なら逃げながらでも投げられただろうに」

少女は顔だけをこちらに向けている。
上から下に落ちるように投擲。少女は顔を隠し避ける。
だがリコーダーの時もそうであったが、投擲の時間は爆発まで十分すぎる。
ただちに退避する。しかし惑星爆弾の爆発後になにが残るか。
当然、ブラックホール。

   ドムッ

少女:「切り札? ねえよ」

「ブラックホールってのは切り札が必要なほど弱いものなのか?」

吸引。
人の力を超える力だ。破片が命中しまた両腕に痛み。
その次にはブラックホールの吸引。引きずられる。引きずり込まれる。
右足を巻き込む。圧縮。痛み。だが血は出ない。

足は失われていない。
しかし圧縮されたような傷跡が残った。

少女:「玄ちゃーん。あとお願いねー! ちょっと疲れた」

>>125 (宗像PC)

少年:「あわわっ」

一気に横に跳んだ。
体勢を立て直すがその隙に接近は成功。
薙ぎ払うノコギリの一撃が少年の背を引き裂く。
血の赤の代わりにグリースが流れる。

少年:「あー……」

顔をゆがめる少年。
そのまま床を蹴り、グリースを床にまきながら宗像の横をすり抜ける。
通り抜ける時にグリースにぬれた右の手が足に触れた。

少年:「グリースは潤滑油」

「全てを潤沢に動かす。だけれど潤沢でなくすものでもある……」

現在地
宗像:飲料棚付近(G―17)
一抹:コーヒー棚付近(C―17)

少年:飲料棚付近(F―18)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

127一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/07(水) 01:44:07
>>126
念入りに絞られた雑巾の如く使い物にならない状態になるよりマシなのか。
普通に歩くことは困難。走るのは確実に無理だろう。

「いちち、言われれば確かに。それに外しちゃったか」

避けようがない。だから、少女の元まで歩く。
居場所は分かっているのだ。スタンドだけでも先行させて鳩尾に一撃。
横隔膜が痙攣し呼吸ができなくなって気絶するだろう。
迫りくる惑星爆弾は掴んで精肉コーナーに投げ飛ばす。

「あんまり宗像おじさんの役に立てなかったな。
意識がある内は戦うけどね。もうちょっと強気で行くべきなのかな…?」

128宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/07(水) 02:02:12
>>126

年端も行かない少年に対して『ノコギリ』で斬り掛かるなど、普通なら正気の沙汰ではない。
だが、これが勝負である以上、ある程度は本気にならなければならない。
そうでなければ、挑んできた相手に対して礼を失するというものだ。

「やはり、傷から流れるのは潤滑剤か」

少年の背中を一瞥して、淡々とした口調で呟く。
どうやらダメージがないという訳ではないようだ。
攻めに転じた行動が無駄にならずに済んだのは幸いだった。

「そして、今しがた君に触れられたようだな」

軽く足を動かして、何かしらの異常がないかどうかを確認する。
通常通りに動けばいいが、その点では余り期待はしていない。
さらに、『アヴィーチー』の左腕を伸ばして、自分と隣接している酒棚から、
出来るだけ大きい瓶を一本確保しておきたい。

この際も、少年からは目を離さない。
少年が再び肉薄してくるようなら、その攻撃を『ノコギリ』の刃で受ける。
その状態から続けざまに右腕を引く事で、少年に傷を負わせるという算段だ。
防ぎきれないと判断した場合は、『ノコギリ』を縦にして面積の広い部分で受け止める事にしたい。
距離が近過ぎる事に懸念が残るが、腕を動かす程度の動作であれば、
どうにか合わせる事も不可能ではないだろうと思う。

129宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/07(水) 11:22:16
>>128

選ぶ余裕があれば、酒瓶は出来るだけアルコール度数の高い物を手に取りたい。

130『シャープセンセーション』:2018/03/07(水) 23:33:04
>>127 (一抹PC)

少女:「うわ、マジかよ。でもそいつ近距離型だろ?」

『インダルジェンス』の一撃。
が、それを少女は腕で防ぐ。
鈍い音と共に腕がひしゃげる。

少女:「ここがお前の限界の射程」

少女が身体を丸め、惑星が飛ぶ。

>>128 (宗像PC)

少年:「血を潤滑油に変える。それが能力ですから」

つまりは傷を負うのに変わりはないのだろう。

少年:「ええ、触れました。今確かに」

足を動かすと異常なほどに足がよく滑る。
急に走ると足を滑らせるかもしれない。
そして『アヴィーチー』に瓶を一本掴ませた。

少年:「ツルツルです」

背中を床につけ、仰向けになる。
そして床を蹴り、回転。
そのまま反転し少年は体中に潤滑油を纏った。

少年:「では、行きましょう」

少年が四つん這いの姿勢で床を蹴る。
大きく右側に回り込むように動く。

現在地
宗像:酒棚付近(G―17)
一抹:コーヒー棚付近(B―17)

少年:酒棚付近(H―17)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

131宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/08(木) 00:11:16
>>130

少年は、現在何か持っているか教えていただきたい。
最初に持っていたガラス片はどうなっただろうか?

132『シャープセンセーション』:2018/03/08(木) 00:31:08
>>131

テーブルをさける際に手放したらしく今は何も握っていない。

133『シャープセンセーション』:2018/03/08(木) 00:31:31
>>132

少年の両手はあいている状態である。

134宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/08(木) 00:48:51
>>132
>>133

回答感謝

>>130

「成程、概ね見立て通りの能力だったようだ」

「最初に腕を切り裂いた時、割かし平気そうな顔をしていたように見えたのが気になっていた」

ダメージがあるのなら余計な事を考える必要はない。
遠慮なく斬れると言うのもおかしいが、これで戦いに集中できるというものだ。
今度は、もう少し深く斬るべきか。

「この状態では、迂闊に走り出すと足を滑らせてしまうだろうな」

「――それでは滑らせる事にしよう」

その場で力強く床を蹴る事で、スライディングの要領で滑り込み、少年と擦れ違いたい。
擦れ違いざまに、少年の身体を『ノコギリ』で斬り裂く(破ス精BCC)。
出来れば足を狙いたいが、困難であれば腕を狙い、それも無理そうなら当たれば何処でもいい。
少年が咄嗟に避けようとした場合は、『ノコギリ』を更に伸ばしながら斬り裂く事でリーチを稼ぐ。
その際は最大の『1m』まで伸ばすつもりだ。

こちらの攻撃と同時に、恐らくは少年も何らかの攻撃を仕掛けてくるとは思うが、
今は防御よりも攻撃を優先する。
先程の攻防で向こうのパワーは把握済みだ。
武器を手にしていない状態の攻撃なら、仮に直撃を受けたとしても、
一発や二発では大きな負傷にはならないと判断した。

それでも、顔面に拳が飛んでくるというような事になれば、顔をのけぞらせることで幾らか回避はするつもりだ。
だが、大きな痛手を負うような攻撃でもない限りは、こちらの攻撃に集中する。
滑り込みが成功したなら、そのまま少年と距離を取った後で立ち上がり、体勢を立て直したい。

135一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/08(木) 01:27:10
>>130
ここまで来たら避けるも何もない。どっちが速いかの問題だ。
射程圏内に少女を収めるべく気力を振り絞り、彼女に向かってジャンプする。

「私だって宗像おじさんに君の相手を任されてる。
手足を犠牲にしようが彼の役に立ってみせるッ!」

両腕の『慈悲の刃』を最大限まで伸ばし、無事な腕と脇腹を刺す(切れ味:B相当)
そのまま根本まで突き刺してヴィジョンの拳を少女に接触させたい。
ここで悪感情の『鎮静』を発動。対処とするのは焦り、怒り、恨み、軽蔑。

「これ以上は殺してしまう。貴女が死んだら少年が悲しむ。
大人しく鍵を渡してください。私も動けませんし…」

説得を試みるが上手くいくだろうか?
こればかりは分からない。ただ、これ以上は本当に殺してしまう。
そうなれば、宗像おじさんを悲しませてしまう。

136『シャープセンセーション』:2018/03/08(木) 23:21:13
>>134 (宗像PC)

スライディング。
グリースは潤滑油だ。よく滑る。
しかし途中でズボンがなにかに引っ張られたような違和感が伝わる。
勢いの乗り切らない不完全なスライディング。
少年は体をめいいっぱい伸ばして跳んだ。
体をこちらに預けるような一撃。
足を切られグリースを撒き散らしながら少年の体が宙を舞い、顔面に衝突した。

少年:「そのグリースはただのグリースじゃありません」

「潤滑油を失ったものは誠に動きが悪い」

少年が四つん這いのままこちらを向いている。
顔に当たった衝撃で宗像はまだ体勢を立て直せていない。

>>135 (一抹PC)

痛む足で飛び込む。
右足に走る痛み。左の腹部を爆発のエネルギーとブラックホールが捉える。
内臓ごとえぐり取られるかの痛み。
だが慈悲の刃は命中。
腕を通して脇腹を貫き拳が触れる。
悪感情の沈静。しかし手応えがない。
どうやら彼らには悪感情がないのかもしれない。
親善試合、あるいは力試し。
沈静される悪意がない。

少女:「渡すってお前、無事な腕も無事じゃなくなったわ」

「帯、挟んでるから取れよ」

「この先は勝つとこねぇし」

現在地
宗像:酒棚付近(H―17)
一抹:コーヒー棚付近(B―16)

少年:酒棚付近(G―18)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

137宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/09(金) 00:19:59
>>136

「――してやられたな」

潤滑剤を得たものは、少年のように滑らかに動ける。
だが、潤滑剤を失ったものは俺のように動きが鈍り、動作に支障が出る。
大雑把に言うと、そういった能力のようだ。

「だが、俺の攻撃も命中している」

少年の負傷を確かめると同時に、今の一撃で自分が受けたダメージを確認する。
衝撃は強烈ではあったが、『フィア・ファクトリー』のパワーを考えれば少なくとも致命的なものではないだろう。
むしろ厄介なのは、この潤滑剤だ。

現時点で、その影響をどれだけ受けているのか。
今の状態で、どこか動かしにくい箇所はないだろうか。
それについても分かる範囲で確認しておきたい。

「つまり君も無傷ではない」

左腕に握っている酒瓶を少年に投げつける(破ス精BCC)。
少年の体勢は、すぐにも飛び掛って来れる構えだ。
それに対して、こちらは未だ体勢が崩れた状態にある。
ここで無理に体勢を立て直す事を優先すれば、その隙を狙われて更に追撃を受ける可能性が高い。
従って、ここは防御を優先する。

酒瓶を投げる事によって少年の反撃を誘い、恐らく来るであろう攻撃を『ノコギリ』の刃で受ける。
それが困難であれば、『ノコギリ』を縦にして、面積の広い部分で受ける事にする。
そして、もし可能であれば、受けた直後に少年を蹴り飛ばしたい(破ス精BCC)。
その後に改めて体勢を立て直すというのが理想的な流れだ。
もっとも、上手く事が運べばの話だが。

酒瓶の投擲後に、もし少年がすぐに仕掛けて来なかった場合、少年が動いた隙を狙って、
続けて右手の小銭を投げつける(破ス精BCC)。
やや苦し紛れの牽制だが、当たれば多少のダメージにはなるだろう。
その間に体勢を立て直したい。

138宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/09(金) 00:25:50
>>137

酒瓶および小銭を投げる際は、共に顔面を狙う。

139一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/09(金) 00:27:05
>>136
恐怖の感情が感じられない。私は足の痛みで頭がおかしくなりそうなのに。
実は本気を出してなかったとか…?

「いっったい! いっったァァ!! モツが絞られたァ!」

今に至るまで経験したことのない激痛に身悶えする。
派手な出血がないだけマシかもしれないが酷い痛みだ。

「あっ、うん、ごめんね。親善試合だったの忘れてたよ」

刃を引っ込めて帯に挟まれてるらしい鍵を探す。
鍵を奪い取るまでは気を抜けない。

「あっちはどんな状態やら…?」

商品棚を支えに方向転換した後に、宗像おじさんの様子を見る。
出来れば敵のスタンド能力も把握したい。

140『シャープセンセーション』:2018/03/09(金) 01:34:22
>>137 (宗像PC)

少年:「潤滑と滑り止め、それだけの能力。でも傷つくほどにグリースの量は増える、それだけ」

先ほどの一撃で彼の足に切り傷が増えた。
自分は顔面にグリースがついた状態だ。
鼻の骨は折れていないが顔全体がずきずきと痛む。
触れられた右足は少し滑りが悪い。スライディングなどは出来ないかもしれないが、その分立った時の姿勢は安定するだろう。
それ以外の場所は問題ない。

『アヴィーチー』が酒瓶を投げる。
不完全な体勢での投擲だがその腕力であれば威力は問題ない。
姿勢を低くして前進する少年。
潤滑油で滑る素早さ。顔面を狙った投擲の着弾地点をずらし、体の上を滑らせていく。

少年:「貴方のスタンドのパワーはすさまじい。しかし速さと精密性は人並み」

「それでノコギリを扱う能力? 違う。まだなにかあるはず」

滑っていく少年。
スライディングでのキック。ノコギリで受ける。
そして蹴り飛ばし……が、考えたことは少年も同じ。

少年:「当たらなければ……!」

受け流し。足が彼の身体の上を滑っていく。
その間に少年は曲げた足を伸ばし戻っていく。
しゃがみこんだような状態になれた。
立ち上がることも出来るだろう。

少年:「ちょっとかすちゃった……」

少女:「玄ちゃーん! 負けた!」

少年:「えー!」

>>139 (一抹PC)

少女:「うるせぇ! こっちは足にも腕にも穴開いてんだよ! 腕も骨折だし、しばらく断筆だバカ!」

帯に挟まれている鍵を見つけ、手に入れた。
これで少女は終わりだ。

少女:「脱がすなよ」

宗像の方を確認すれば敵のスライディング気味の蹴りをノコギリで受け止めていた。
少年の傷口からは何か血ではない液体があふれている。
その液体の上を滑って移動している。

少女:「玄ちゃーん! 負けた!」

少年:「えー!」

現在地
宗像:酒棚付近(H―17)
一抹:コーヒー棚付近(B―16)

少年:酒棚付近(F―19)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

141宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/09(金) 02:27:43
>>140

「俺の能力を披露したい所だが、些か難しい注文だ」

「確か『相手を殺してはいけない』というルールだったな」

「それを破ってしまう可能性がある」

『アヴィーチー』の『自動追尾』は殺傷力が高過ぎる上に加減が効かない。
戦いとはいえ、仮にも親善試合で持ち出すような武器ではないだろう。
よって、今の所は能力を使うつもりはない。
その必要があれば使う。
だが、少なくとも今はまだその時ではない。

「外したか。そう上手くはいかないものだ」

「しかし、悪いという訳でもない」

蹴りは命中しなかったが、距離を離す事には成功した。
ひとまず立ち上がり、体勢を立て直す。
そして、『アヴィーチー』の左腕で大きな酒瓶を一本手に取る。

「俺としては、君の機動力をどうにかする必要がある」

「そこで、多少動き辛くさせて貰う」

少年の動向に注意を払いつつ、『アヴィーチー』の蹴りを酒棚に叩き込む(破ス精BCC)。
陳列されている酒瓶を割り砕き、周辺に瓶の破片をばら撒く事が目的だ。
その状態の床を滑れば、身体に傷を作る事になるだろう。
同時に、アルコールによって多少なりともグリースの効果が低下する事を期待したい。
自分は、散乱したガラスと酒の海の中に立ち、『ノコギリ』を構える。

「――どうやら、向こうは終わったようだな」

「つまり、一対一から二対一になったという事になる」

「だが俺としては、君とは一対一で決着をつけたいと考えている」

もっとも、これは俺の個人的な意見に過ぎない。
一抹がどう思うかは彼の自由だ。
この少年にとっても、それは同様だろう。

142一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/09(金) 02:59:28
>>140
総合的に見ると傷は少女の方が深い。出血の量も半端ではない。
これをやったのが自分なのだから恐ろしい。

「えへへ、穴だらけにしてごめんね。刃の傷は痛まないから大丈夫だよ。
止血するから暴れないでね。暴れられないだろうけど」

罵倒に笑顔を返す。制服を刃で切り裂き包帯代わりにすることで少女の出血を抑える。
その間に少年の纏う液体を観察する。宗像おじさんは返事をする余裕もないだろう。

(あれはワックスっぽいな。よく分からないものに手を出すのは怖いし)

先ずは少女の罵倒から逃げるべく冷凍食品コーナーに這って行く。
手出しをするまでもなく勝ちそうな感じだが。

143『シャープセンセーション』:2018/03/10(土) 00:07:07
>>141 (宗像PC)

少年:「それは本意ではありませんね」

「ロッキー。しくじった時は強制退去をお願いしますよ」

「私も本気でやって欲しいという気持ちがあります」

酒瓶を叩き割れば周囲には瓶の欠片。
床を這うグリースでの移動は困難だ。

>>142 (一抹PC)

制服で止血を行う。
そして少年を観察。液体は非常に滑りやすいようで立ち上がろうとした少年自身転んでしまっている。

>>ALL

少年:「一対一、ですか……私もそれを望みます。ですが、貴方のパートナーがどう思うかは分かりません」

「それと、その対策はこのスタンドに有効です。ですから、手を変えます」

少年が立ち上がろうとするが、グリースで踏ん張りがきかないのか滑って転ぶ。
ため息をつき、上げた手には一枚の切符。

「『ティーンエイジドリーム』」

《次はぁ〜『イフ・6・ワズ・9』 『イフ・6・ワズ・9』〜》

スタンド音声と共に少年が纏うものがグリースからライダースジャケットとブーツ、手袋に変わる。
そして頭部はフルフェイスのヘルメットのようなヴィジョンが覆う。

「貴方のスタンドは純粋な力と速度で対抗しないといけない。あのスタンドでは足りない」

「まぁこのスタンドでもガラスの上で転べば体に刺さりますけど」

「……行きます」

ドンドンと二度胸を叩く。
心臓の鼓動が聞こえるようだ。彼の身体から出てくるリズムだ。
少年が構えた。攻撃が来るだろう。

現在地
宗像:酒棚付近(H―17)
一抹:冷凍食品棚付近(D―17)

少年:酒棚付近(F―19)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

144宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/10(土) 00:51:57
>>143

「本意ではない――か」

「これが真剣勝負である以上、能力を使わないのは無礼だったようだ」

「ならば、機会があれば使う事にしよう」

「そちらの能力を見せて貰った礼を兼ねてな」

だが、発動に慎重を要する事に変わりはない。
まともに当たれば、手足の一本や二本は軽く斬り飛ばしてしまう。
万が一、急所に命中したなら命を奪う事にもなりかねない。

「一抹、君に頼みがある。このまま一対一で戦わせてくれないか」

「無論、君が加勢に入ったとしても俺は文句は言わない。どうするかは君の判断に任せる」

目の前の少年に視線を向けたまま、一抹に声を掛ける。
その間、『アヴィーチー』の左腕に握っている酒瓶に力を込めておく。
瓶に軽く皹を入れる事が狙いだ。

「どうやら、また未知のスタンドを相手にしなければならないようだな」

「だが、君も俺の能力は知らない」

「その点では、お互いの条件は似たようなものだ」

そうは言ったものの、情報の面で不利なのは明らかに俺の方だ。
こちらはスタンドの基礎性能を知られている。
対して、こちらは相手のスタンドの力や速度、精度を知らない。
だが、ダメージの総量は少年の方が多いのも確かだ。
今後の動き次第では、まだ結果は分からないだろう。

左腕の酒瓶を宙に放る。
そして、その瓶めがけて『ノコギリ』を振り抜き、力任せに叩き付ける(破ス精BCC)。
空中で破片を拡散させる事で、広い範囲を攻撃したい。
何しろ、今は相手の情報が皆無な状態だ。
まずは、これで『イフ・6・ワズ・9』の性能を確かめさせて貰う。

145一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/10(土) 01:16:19
>>143
スタンドを次から次へと変える少年の能力に声も出ない。
鋸や刃のオプションが有ろうとスタンドの能力は一つだけ。
そう思っていたが少年は例外らしい。

「『ヴィヴァ・ラ・ヴィダ』に『フィア・ファクトリー』。
条件を満たしたスタンドに乗り換えるスタンドっぽい。
私のスタンドにも乗り換えできちゃうかな…?」

明らかに近接型らしきヴィジョンに苦笑いが隠せない。
ボロボロの自分が出て行っても絶対に勝てない相手だ。

「宗像おじさんが一対一を望むのであれば尊重しましょう。
片足は雑巾絞りにされたり、他もボロボロです」

戦闘の被害を受け流すためにスタンドは発現したまま二人を見つめる。

146『シャープセンセーション』:2018/03/10(土) 01:58:56
>>144 (宗像PC)

ノコギリザメの一撃はただの一撃ではない。
一撃で四肢を奪うことは保証付きだろう。

少年:「ふぅ……ふぅ……」

一抹に声をかけ、攻撃が始まる。
瓶に入れられたひび。ノコギリでの攻撃によって割れる。
散弾の如く舞う欠片。
それに対して動く少年。突っ込むと同時に両手を振るう。

少年:「まだまだッ!」

素早い、それでいて精密(ス精BB)
欠片を連続して返していく。
宗像に向かって破片が飛ぶ。

>>145 (一抹PC)

少女:「あれは相手のスタンドの能力知らねぇと乗り換えられねぇ」

「まぁ解体が進めばお前のスタンドにでも乗り換えられるだろうけどよ」

相手の意志を尊重し一対一の状態でいさせる。
静かに二人の闘いを見届ける。

少女:「玄ちゃんファイトー!」

現在地
宗像:酒棚付近(H―17)
一抹:冷凍食品棚付近(D―17)

少年:酒棚付近(G―18)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

147宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/10(土) 02:32:00
>>146

「――速度、精度共に並以上だな」

それが分かった事は収穫だ。
だが、今は弾き返された破片に対処しなければならない。
このまま何もせずに突っ立っていれば、全身に欠片の散弾を浴びる事になる。

『アヴィーチー』の射程距離は極めて短い。
よって、今も俺の至近距離に存在しているだろう。
俺の前に『アヴィーチー』を立たせる事で、飛んでくる破片を防御したい。
スタンドである『アヴィーチー』なら、破片によるダメージを負う事はない。
もっとも、間に合えばの話だが。

可能であれば、同時に『ノコギリ』で前方を薙ぎ払い、接近する少年を牽制したい(破ス精BCC)。
それが難しいと判断したなら、両腕を交差させて防御に専念する。
恐らく、次に少年は直接攻撃を仕掛けてくるだろう。
それに対しての防御も兼ねた体勢だ。
余り気は進まないが、自らの身体で相手のパワーを計る事になるかもしれない。

だが、ただでやられるつもりはない。
仮に少年の直接攻撃を食らった場合、俺は少年の腹を蹴り飛ばすつもりだ。
もし、逆に俺の方が吹っ飛ばされたなら、その勢いを利用してタバコ方向へ移動する事を意識しておく。

148一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/10(土) 10:06:49
>>146
力強く素早い近接特化のスタンドでありながら精密動作性も高い。
理想的なスペックのスタンドだ。勿論、弱点はあるはずだが。

「『インダルジェンス』は交渉向きのスタンド。
玄ちゃんさんは欲しがるかな…?」

「宗像おじさんがスタンド能力を使ったら同じのが来ちゃうのか。
本人さえ使いたがらない恐ろしいスタンド能力が二つも…」

背筋が寒くなるifの話だ。最後の最後に使わないと不味い相手だ。
この後、『復讐』が行われるタイミング次第で勝敗が決まるだろう。

149『シャープセンセーション』:2018/03/10(土) 23:09:50
>>147 (宗像PC)

『アヴィーチー』を自身の前に立たせる。
防御態勢。ただしダメージフィードバックがある以上右腕以外へ痛みがやってくる。
上半身に刺すような痛み。
続いて少年の一撃。精密さスピード、共に人間越え。
防御をすり抜け腹部への蹴り(パC)
人並みだが勢いと当たった箇所ゆえ、息が漏れ内臓がせりあがる。
痛みを噛みしめるが蹴りには行けない。
また、吹き飛ばされるほどの威力はなく、その場から移動は出来ていない。

少年:「防御からの一撃ですか。それともノコギリですか」

また胸を叩く。
彼の身体から血のような赤い煙が上がっている。
彼の心臓の鼓動のような音が辺り一面に響いている。

>>148 (一抹PC)

少女:「交渉向き? いや、拷問向きの間違いだろ」

「痛みもなく切り刻めるんだからよ」

もしかしての出来事に背筋が凍る。
もしも同じスタンド同士で叩けば、復讐に対する復讐が行われるのだろう。
復讐の連鎖というものだ。

現在地
宗像:酒棚付近(H―17)
一抹:冷凍食品棚付近(D―17)

少年:酒棚付近(H―17)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

150宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/10(土) 23:25:41
>>149

スタンドである『アヴィーチー』でガラス片を遮れば、それによるダメージはないものと考えていたが、
本体に破片のダメージはあったのだろうか?

151『シャープセンセーション』:2018/03/10(土) 23:32:39
>>150

レス内でも提示したように『アヴィーチー』が本体への『ダメージフィードバック』を持っているため
破片がスタンド自身に命中し、そのダメージを本体も受けている。
『アヴィーチー』のダメージは本体のダメージである。

能力詳細(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/71)
>5.右腕以外は本体へのダメージフィードバックを持つ。
>6.右腕に本体へのダメージフィードバックはない。

スタンドは受動的透過によって物体を透過できるが
それではスタンドを通り抜けて本体に命中するため、本体をかばうことは出来ない。
そのため、スタンド自身がガラス片を受けて防いだと判定している。

152一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/11(日) 00:10:06
>>149
少し押されただけだ。まだまだ大丈夫、と思いたい。
意外にもパワーは人並みらしいが肝心の能力らしきものが分からない。

「痛みが生じた方が器用に身体をバラした時、良い感じにね…?
この刃は所詮、オマケみたいなものだから」

うっかり喋りすぎたかもしれない。能力を知られては乗り換えられてしまう。
自分以外に『インダルジェンス』を使われるのは困る。

「血煙っぽいのに心臓の音。ニチアサなら加速してますね」

冗談だが冗談で済まない気がしてきた。逆にパワーを上げるものだったら…?
あんなに心臓を酷使させたら反動も生じるはず。やはり心配だ。

153宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/11(日) 00:14:38
>>151

回答感謝

>>149

一瞬の間、呼吸が詰まった。
力は並程度とはいえ、速度と精度の合わさった一撃は強烈だ。
接近戦が不利である事は間違いないだろう。

「――今の一撃は思ったよりも効いたぞ」

「だが、こちらも君のスタンドの基礎性能を計る事が出来た」

「勝負は、まだこれからだ」

『アヴィーチー』の左腕で少年の身体を引っ掴み、酒棚に叩き付けたい(破ス精BCC)。
それが困難であれば、今の体勢から突っ込み、少年に体当たりを仕掛ける(破ス精BCC)。
いかに速く動けたとしても、これだけの至近距離にいるのであれば何処かしらに当たるだろう。
そして、膂力では勝っている分、当たったならば多少は弾き飛ばせると思う。
それによって、まず距離を取りたい。

今の攻撃で『自動追尾』の発動条件は満たされたが、まだ能力は発動しない。
重要なのは、使用するタイミングだ。
最も相応しい機を狙って使う必要がある。
まだ相手の能力も判明していない。
今しばらく機会を待つべきだろう。

あの胸を叩く動作は、先程もやっていた。
どうやら、あれは必要な動きのようだ。
そして、この煙と音についても、まだ掴めていない。
能力に関係している事は間違いないが、その能力が未知数だ。
あるいは、俺が気付いていないだけで、既に使っているのかもしれないが。

154『シャープセンセーション』:2018/03/11(日) 00:39:53
>>152 (一抹PC)

少女:「気にすんなよ」

「もうあのスタンドで最後までやるだろ。切り替える隙もねぇだろうし」

切り替えにかける時間はないだろう。

少女:「ニチアサっつーか、もう加速してるだろ」

>>153 (宗像PC)

少年:「そうですね。まだ終わりじゃないようで」

左の腕が少年を掴む。
そのまま酒棚へ叩きつけるが、インパクトの瞬間、彼の拳が肘に打ち込まれる。
肘への痛み。関節を逆に曲げられる衝撃だ。
可動に問題はないが連続で受ければそれも危うい。

少年:「……!」

しかし棚に命中した痛みはたしかに加えられた。

少年:「あー……面倒ですね」

酒棚を蹴り、少年が足を腕に絡ませる。
コアラが木にしがみつくように腕にしがみついている。

少年:「……」

少年が拳を握る。
宗像を狙って構える。

現在地
宗像:酒棚付近(H―17)
一抹:冷凍食品棚付近(D―17)

少年:酒棚付近(H―17)
少女:コーヒー棚付近(B―16)

155宗像征爾『アヴィーチー』:2018/03/11(日) 01:18:30
>>154

「俺から言わせて貰えば、君の方が遥かに面倒だ」

右腕を少しだけ動かして『ノコギリ』で追撃するように見せ、次に来る少年の攻撃を右腕で防御したい。
『アヴィーチー』の右腕には、本体へのダメージフィードバックが存在しない。
その特性を利用し、右腕を一時的な盾として攻撃を防ぐのが狙いだ。
もっとも、先程やられたように防御の隙間を通り抜けて命中させられる可能性が高い。
その為に、右腕を動かす事によって少年の注意を右腕に向けさせ、右腕に攻撃が来るように誘導したい。

防ぐ事が出来たなら、思い切り左腕を振って少年を振り解き、飲料棚の方へ投げ飛ばしたい(破ス精BCC)。
あるいは、今にも殴りかかってくるような動作は見せ掛けで、
腕にしがみついた状態から関節技のように腕を損傷させる気であるとも考えられる。
もしそうであった場合は、右腕による防御ではなく、左腕を振って少年を振り解く事を最優先する。

棚に叩き付けた際のダメージは、どの程度ありそうだろうか。
それによって、『イフ・6・ワズ・9』の防御力を確かめておきたい。
また、煙と音は今も続いているだろうか。

156一抹 貞世 『インダルジェンス』:2018/03/11(日) 01:25:38
>>154
どうにも素のスピードで負けてる分だけ押されてしまう。
止めるには足を削ぐしかないが相手も分かっているので狙いにくい。
それにスピードと精密動作性が相まって器用な反撃も返ってくる。

「最近は当たり前のように加速する奴が増えましたからね。
中盤に登場した割に終盤の強敵さえ瞬殺するのもいますし…」

傍から見ると間抜けな光景だ。実際は顔面を殴られるかもしれない状態だが。
既に加速を続けているとすれば、心臓に負荷が掛かっている可能性がある。
あれほどの心臓の音に蒸気。何かしらデメリットはあるのかもしれない。

「私なら頭突きで応戦するかもしれません。
当りどころが悪いと終わりですが…」


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