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【戦】『スタンドバトルスレッド』 その1

1名無しさん:2016/01/18(月) 01:56:43
スタンド使いによる『バトル』用の汎用スレです。
バトル関係でならご自由にお使いください。

487杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/17(金) 20:01:39
>>486(レス遅れ失礼しました)

 ググッ…………!

 杉夜「ぐぅ……っ!?」

>485メ欄:塀に
 上記の意図は、メリーの足首を掴んで、そのまま叩きつける意図での行動だった。

『DED』のパワーがあれば、メリーの手を引き剝がせると考えてたからだ。

だが、甘かった。見込み違いだ

 メリーは、『DED』を『離さない』

……? 離さない…………?

杉夜「……そう、か」

 杉夜「――そうかよ゛っ――ッ」

 ググッ  

 DEDの右
    
   ググッ……ッ゛

 DEDの左

『両手』に力を込める。足に未だ針が刺さるような痛みは
歯を食いしばり、同じく本体である自分自身も両手を握り憎悪の迸る目で
メリーに意識を注ぎつつ、耐える。

 そして……『DED』は、メリーの思惑通りに。

――『倒れ込む体勢へと』移り始めた……!

488リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/17(金) 21:07:30
>>487(お気になさらず)

杉夜の不運は、『腐食』した部位を掴まれる『激痛』に、『耐え切ろうとした』事だろう。
それも無理からぬ事だったのかもしれない。
決して浮き上がる事のない『どん底』を味わい続ける杉夜だからこそ、
苦しみに慣れているからこそ、簡単には痛みに屈しなかった。
むしろ、真っ向から『抗う』道を選んだ。
今回の場合は、それが裏目に出てしまったらしい。

この時、『DED』の『両腕』を使っていれば、
『メリー・バッドエンド』を素早く引き剥がせた。
『片手だけの状態』でも、『人間並みのパワー』程度を引き離すのは容易だった筈だ。
ただし、『万全の状態』ならば。

『激痛に耐えながら』という足枷が付いていると、どうしてもフルパワーを発揮できず、
『すぐ』には引き剥がせない。
そして、『片手による引き剥がし』というプロセスを完了する前に、
『痛みに耐えられる限界』の方が、先に来てしまったのだ。
従って、杉夜の思惑とは裏腹に、マネキンの手を引き離せないまま、
地面に落としてしまう結果となった。

第三者の観点から、現在の状況を客観的に説明するなら、そのような形になる。

  「ウッフフフフフフフフフフフフフフフフフッ!!」

両手で『DED』の足先を掴んだまま、マネキンは愉しげに笑う。
ただ、完全には引き剥がせなかったとはいえ、握る力を弱める事には成功していた。
『DED』のパワーなら、そのくらいの芸当は出来て当たり前だ。
だからこそ、メリーが再び力を込め直す前には、多少の『間』が生まれていた。
それゆえに、『メリー・バッドエンド』が行う『次の行動』には、
僅かな『ラグ』が発生する事になる。

  「一緒に――――――」

    「 遊 び ま し ょ う よ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ! ! 」

          ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

          ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

          ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

          ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

          ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

『DED』の足先を引っ張る事で、自らの『ボディ』を接近させた。
つまり、『二度の打撃』で胸に開けられた『穴(>>484 hole)』に、
『DED』の片足を『迎え入れる』。
その奥には、禍々しい瘴気に満ちる『呪いの影』が渦巻いていた。
足を掴んで、引っ張り、突っ込ませる。
これら一連の流れにより、『DED』の片足を『使用不能』に追い込む事が、
リトル・メリーの狙いだ。

489杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/18(土) 19:49:43
>>488

 胸に開けられた穴、そこから昇る、おどろおどろしい黒い闇は
まるでブラックホールが如く、体が倒れていく『DED』は
吸い込まれるようにしてメリーのマネキンの体と距離は縮まる。


 ――両腕の拳を強く握り、腰に引きつつ。

 「……遊び…………?」

知らない言葉だ、と杉夜は思った。
 遊び相手など、物心つく時から、そんな相手居なかった。
 ……あぁ、一人居た。

『お袋』だ。祖父母の介護に、幸運にも空いた時間は
俺と、簡単な遊戯だが遊んでくれた。

 一瞬だけ、淡い蛍の光のような幸せに感じられた記憶が浮かぶ。
 だが、塗りつぶされるように何時も苦しんで叫ぶようにして
俺じゃない俺や、父親、他の誰かを呼びつつ俺を引っ搔いて叩く、母親の今の
現状がありありと杉夜の脳裏に過り。

 「――ひ と り で や っ て ろ よ っ゛!!!」


 ググゥ

>487メ欄:ラッシュ準備

メリーとの距離、当然メリーはDEDの腐食してる部分を掴んでる為に『距離は近い』
 そして、地面に放しても足を離さない。

つまり、この状態で『ラッシュ攻撃』を行えば
メリーに逃げる術など無い。全力の『DED』のラッシュ攻撃(パス精:BBC)
を見舞えば、メリーのマネキンの体を木っ端微塵に出来る。
 形成する器が無くなれば、黒い靄状態を維持可能なのか?
杉夜には知る由は無い。だが、後の事など彼は考えない。考える余裕など
元から無いのだ。故に、ここで身を削りながら相手を仕留めようと行動する。


 『ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
 ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
 ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ!!!』

 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッッ!!!

490リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/18(土) 21:23:31
>>489

次の一瞬――――『二つの黒い意思』が交差した。

「ウッフフフフフフフフフフフフッ!!」

     ジ ュ ウ ゥ ゥ ゥ ッ

『DED』の片足が『呪い』に飲み込まれる。
そう、呪いだ。
『メリー・バッドエンド』の呪い。

   グジュグジュグジュグジュグジュ
   グジュグジュグジュグジュグジュ
   グジュグジュグジュグジュグジュ

すなわち『腐食』!!
瞬く間に『足首』までが一気に『腐り果てる』ッ!!
『それだけで済んだ』のは『タイムラグ』のお陰だ。
事前にマネキンの『握る力』を弱めていたからこそ、『この程度で済んだ』。
そして、『それ以上の追撃』を、『杉夜の猛襲』が阻んだからだ。

『ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
 ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ
 ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ!!!』

 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッッ!!!

荒れ狂う暴風のように放たれる渾身のラッシュ!!
当然、それを防ぐ術をメリーは持たない。
そもそも『防ごうとすらしていない』のだから。

      バキメキグシャア!!

拳の一つ一つが、確実にマネキンのボディを破壊していく。

 ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

 ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

 ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

 ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

 ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ ゾワ

同時に生まれる『新たな影』。
作り物の体から溢れるかの如く、次々に現世へ滲み出してくる。
ここまで死闘を繰り広げた杉夜なら、その『意味』が分かるだろう。
あまりにも『危険すぎる』光景だ。
万一この攻撃で仕留められなければ、おそらく『命』はない。

   「ウフフフフフフフフフフフフフフフフ」

         ドッギャァァァァ――――――――ンッ!!

ラッシュを浴びたマネキンの残骸は、押し出されるように勢い良く地面を転がり、
杉夜から離れていく。
『撃墜化』は固定する能力ではない。
また、これはメリーが離れようとしたのではなく、自然と『そうなった』のだ。

上からの攻撃で完璧に破壊し尽くすのが杉夜の意図だったが、『DED』の精度は平均レベル。
『腐食』した『足の痛み』が、『狙い』を甘くしたらしい。
完全に破壊しきる前に殴り飛ばしたせいで、距離が空いてしまった。

このままでは『不味い』。
なにしろ『徹底的に痛め付けた』のだから。
いまや『影』はマネキンの全身を覆うように………………。

      ――――――?

おぞましい程に増殖していた『影』が見えない。
最初からなかったかのように、完全に消えてしまっている。
今ここにあるのは、『魂』の抜けた『抜け殻』だけ。

杉夜は預かり知らぬ事だが、『メリー・バッドエンド』の射程距離は『1km』。
かなり長い部類に入るが、限界はある。
『DED』に殴り飛ばされた事で、『本体』である『西洋人形』からの距離が、
『1km』を越えてしまったのだ。

つまりは『射程外』………………。
『メリー・バッドエンド』は強制解除され、
憑依していた『魂』は『リトル・メリー』に戻っていった。
動かなくなった『仮の体』を残して。

当初の『想定』とは違ったものの――――『杉夜の勝利』には違いない。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』⇒『勝利』
『足首の腐食』により『全治一ヶ月』⇒『再起可能』

リトル・メリー『メリー・バッドエンド』⇒『敗北』
『無傷』⇒『再起可能』

491熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/24(日) 20:08:47
【場】『自由の場』 その3 より移動
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1665841153/490-537

537:宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/24(日) 19:13:44
>>535

最初に蹴り飛ばした石を含めて、熊野に対しては何度か『投擲』を行っている。
これまでの攻撃は、いずれも『外れても不思議のない状況』であり、さほど違和感はない。
しかし、『視界を阻害した状態』で『精度の低下していない右腕』を使って、
『至近距離』から放った『散弾』が『一発も命中しない』という結果は、
流石に疑惑の念を抱かせた。
単なる『偶然』で片付けてしまうには出来すぎている。
そうなると、これまで一度も当たらなかった事も、全くの無関係ではなさそうだ。

「随分と『運がいい』ようだな」

『フォー・エヴァ・ロイヤル』は『独立した意思』を持つ。
『本体と連携してくる可能性』を警戒して、両者を同時に攻めた事が、
思いがけない光景を浮かび上がらせる。
『フォー・エヴァ・ロイヤル』は『斬撃を食らった』。
あらゆる攻撃を無条件で回避できるなら、これも避けられている筈だ。
一見『無敵』に見える『熊野の能力』にも、『死角』が存在する事を暗示している。

「だが、従者は『そうでもない』らしい」

攻撃を受けた事で、熊野側には『僅かな隙』が生じるだろう。
平常時であれば、どうという事のない一瞬。
『命のやり取り』においては、それが『生死の境』を左右し得る。

      ズ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ

熊野が予想した通り、すぐに『追撃』は来た。
熊野達を追って前進しながら、手傷を負った本体とスタンドを纏めて狙うようにして、
袈裟斬りに『鋸』が振り下ろされようとしている。
ただし、依然として『1m』の距離は維持されており、あまり踏み込まれてはいない。



(※占有を避ける為に、以後のやり取りはバトルスレッドで行いたい)

492熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/24(日) 20:17:51
>>491

「ええ。こう見えても何度も懸賞に当たった事があるくらいですもの」

瞬間的に発生した『隙』。それを見逃さないように、宗像の『追撃』が迫る
それは真っ直ぐに前進しながら、熊野と『従者』を一纏めに葬り去る一撃で・・・・

             タッ!

その攻撃を避ける様にさらに大きく一歩後退する
宗像も、『アヴィーチー』もその速度は人間並みの領域を出ない
それであれば、踏み込みの浅い『追撃』などこの程度のバックステップで十全に回避可能なはずだ!

493宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/24(日) 22:29:35
>>492

本体とスタンドに明確な違いがあるとすれば『絨毯』だ。
熊野は『フォー・エヴァ・ロイヤル』が出した『絨毯』の上に陣取っている。
裏を返せば『絨毯から離れる』のは都合が悪いのだろう。

「お前が対峙した『怪物』ほどの脅威ではないかもしれないが、
 俺も『九死に一生』を得て帰ってきた」

『鋸を振り下ろす動き』が途中で静止する。

「あのまま俺が死んでいれば、こうして命を狙われる事もなかっただろうな」

         ド ッ ! !

袈裟斬りは『見せ掛け』であり、本当の目的は『突き』だった。
『包帯の男』を吹き飛ばした攻撃(自由の場>>537)と同じく、
『鋸』を『槍』のように突き出して前方に跳ぶ。
だが、熊野を狙えば避けられる。

「『本体』に当たらなければ『従者』を叩く」

ゆえにバックステップ直後の『フォー・エヴァ・ロイヤル』を狙う。
まともに繰り出しても『スピード差』で容易く逃れられる事は分かっているので、
『フェイント』を織り交ぜた。
直撃せずとも、軽く接触するだけでいい。
後ろに下がり続けた熊野は、既に『絨毯の端』に近い位置に立っている筈だ。
スタンドを突き飛ばし、そのフィードバックで本体を『絨毯』から引き離す。
仮に避けられたとしても、間合いが維持されている限り、さほど隙はない。
最低でも牽制程度にはなるだろう。

494熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/25(月) 01:02:57
>>493

「それだったら・・・・
 私はあなたが『生き残ってくれた』幸運に感謝をするべきなのでしょうね」

「宗像さんが死んでしまっていたら・・・・
 こんなにも楽しい気分になる事はなかったのだから」

見せ掛けの袈裟斬り・・・・そして、本命の『突き』
『赤絨毯』の端まで追い込まれてしまった熊野にとって、これ以上の後退は危険だ
増してや宗像の攻撃はスタンドを狙って放たれている・・・・・だからこそ・・・・・

「ええ、『幸運』ですね」

「あなたが・・・・ちゃんと私を『殺し』に来てくれて
『殺意』を込めて・・・・『前進して』くれて」

          ズボッ!!

『赤絨毯』の奥行きは3m・・・・
そのため、向こう側の端まで追いつめられた『熊野』を攻撃する為には
宗像自身も『絨毯』の上に踏み込む必要があるだろう
ましてや十分な威力の『突き』を打ち出す為にはさらに強く踏み込む必要がある

『赤絨毯』の上に足を踏み込んだ瞬間
宗像は気が付くはずだ・・・・この『赤絨毯』の下にはたくさんの『穴』が開いている事に!

宗像の視線を外し、木々の生い茂るこの山奥までやって来た時
熊野はとある『仕込み』を施していた・・・・(自由の場527メール欄rcsthlhlhlhl…)
それは、『赤絨毯(rc=red carpet)』の『下(st=shita)』に『踝までの深さのいくつもの穴(hlhlhlhl…=holeを沢山)』を開けていたのだ
『穴』の上に絨毯を敷いているとはいえ通常であればこの上をまともに歩く事は難しいだろう
だが、熊野は『赤絨毯』の能力により、意識せずとも・・・・いや、むしろ意識しない方が容易に無数の穴を回避して歩く事が出来る。

その為に・・・・宗像の攻撃を誘い込み『赤絨毯』を踏ませる事を計った
熊野は演技力がそれ程得意なわけではないが、能動的に『誘い込む(自由の場536メール欄ssikm)』事で
己の演技が宗像に対して不信感を抱かせる事を防いでいた

さらに言えば、この位置関係も『向こうの端まで後退(>>492mkunhjmdkuti)』した結果だ

これらの仕込みを利用した結果・・・・・宗像は穴ぼこだらけの地面をそうとは知らずに踏み込む事となるはずだ
宗像の足が穴に取られれば、彼の『突き』も途中で体勢を崩して不完全なものとなるだろう
その瞬間の隙を突いて・・・・

「本当に・・・・・『幸運』でした!」

                  シュバアアアアッ!!

下から上に向けて・・・・宗像の顎を正確に撃ち抜く様な『フォー・エヴァ・ロイヤル』の蹴り上げ! パス精CBB
それを宗像が体勢を崩した瞬間にお見舞いし、顎への強烈な一撃で宗像の意識を刈り取ろうとする

495宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/25(月) 03:11:14
>>494

         ――――――ガクンッ!

『絨毯』によって『地雷』のように隠された『穴』に足を取られ、不意に体勢が崩れる。
この場に『誘い込まれた』と気付いた時には遅かった。
『フォー・エヴァ・ロイヤル』の性能を以てすれば、
『隙を見せた相手』を『狙い撃ち』する事は造作もない。

「お前の『狡猾さ』を甘く見たツケが回ってきたか」

    『即座に蹴りが届く距離』であれば。

『アヴィーチー』には『鋸のリーチ』があり、
ここまでの立ち回りで『一方的に攻撃できる間合い』を維持し続けていた。
熊野にとって、それが唯一の『計算外』だろう。
ほとんどの場合において、『脚の長さ』というのは『1m以下』だ。
従って、『フォー・エヴァ・ロイヤル』が『蹴り』を放つ為には、
まず『脚が届く距離』まで前進する必要がある。
すなわち『すぐには蹴れない』。
それでも、『フォー・エヴァ・ロイヤル』は『高速』だ。
常人を遥かに上回るスピードの前では、僅かな『誤差』に過ぎない事は分かっている。

            バ ッ

その間に出来た事は、せいぜい『咄嗟に顔を背ける程度』だった。
無論、完全に避け切る事など出来る筈もない。
熊野の目論見通り『蹴り上げ』は命中する。
しかし、『一撃で意識を刈り取る』には至っていない。
『顎』という小さな部位が動いた事で、ほんの少しだけ狙いが逸れてしまったのだ。

      パァンッ!!

             「ぐッ――――――」

だが、攻撃を食らった事に変わりはない。
『体勢を立て直す暇はない』と判断し、追撃を避ける為に、敢えて『後ろ向きに倒れ込む』。
地面を背にしていれば、『攻撃の方向』は自ずと限定される。

496熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/25(月) 10:21:14
>>495

「ううん。私は別に狡猾なわけではないよ?」

「ただ少しだけ、『運』が良かっただけ」

顔を背ける事で『フォー・エヴァ・ロイヤル』の致命的な攻撃を避ける宗像
即座の再前進は不可能と判断したためか、仰け反るように後ろ向きに倒れる


         ちかっ・・・・!

その瞬間に宗像は気付くだろう
自分たちが戦っている場所の真上・・・・木々が重なり合うその葉の合間に
『赤い』色合いが隠れている事に

熊野の『仕込み』は一つだけではなかった(自由の場527メール欄truercstnkti)
木々の上、枝々の間、葉の連なり合うその領域に(木の上=tree ue=true)
『赤絨毯』を設置していた・・・・!(rc=red carpet)
その目的は・・・・『握り拳大の石をいくつか集めて、その場所に固定しておく』事だ!(石の固定=stone kotei=stnkti)

その『赤絨毯』を今解除する・・・・・!!

              ばらり
                 ばら
            ばら            ばら!

一つ一つは致命打とならない程度の石弾の乱打
だが、頭にでも当たれば、それは致命傷となりえる
そうでなくとも、どこか身体に当たるだけでも行動を怯ませる程の痛みが宗像を襲うだろう
さらに言えば、宗像は今地面に仰向けになる事で有効な『面積』が広くなっている!
『赤絨毯』の上に居る熊野には決して当たらず、宗像だけに有効となる範囲攻撃・・・・!

             ・・・・・・・だがそれも熊野の同時攻撃のひとつでしかない


           シュバッ!

宗像が仰け反り・・・・倒れるまでの間に『フォー・エヴァ・ロイヤル』は体勢を立て直し
倒れた宗像の真上から彼を踏みつけられる体勢に移る
『石弾』による攻撃は『赤絨毯』の解除による・・・・いわばほんの少し意思を向けるだけで行える程度の行動
真に集中して行動すべきはこちらの攻撃の方だ

                ヒュババババババ!!

頭上から舞い落ちる『石弾』の全てを『受動的透過』によって擦り抜けさせ
『フォー・エヴァ・ロイヤル』は『石弾』と合わせる様にして『踏みつけ(ストンピング)』による蹴りの乱打を
宗像の腹を中心にして打ち付けていく! パス精CBB

497<削除>:<削除>
<削除>

498宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/26(火) 05:07:55
>>496

『絨毯』の解除によって、頭上に仕掛けられた『石礫』が落下してくる。
『支え』がなくなると同時に『補正』も失われ、本当の意味で『運頼み』だ。
それでも命中すれば確実に痛手を負う。

「――――『違う』な」

仰向けに倒れた事は、むしろ『運が良かった』。
『仰向け』になった事で、『落ちてくる前』に視界に入ったからだ。
もし倒れなければ、実際に石が落ちてくるまで『罠』に気付けなかっただろう。
これが『立ったまま』なら、本体の頭に当たる可能性もあったが、
本体と石の間にスタンドという『壁』が存在する状態では命中しにくい。
降り注ぐ『石礫』の多くは『アヴィーチー』に遮られ、
地面を跳ねた内の幾つかが軽く当たる程度に留まった。

「『運がいいだけ』の人間に、これ程の『策』は打てない」

しかし、『踏みつけの連打』は対処しようがない。
地面を背にしている以上、追撃は『上からしか来ない』のは分かっていた。
それで変わるのは『心構え』が出来る程度だ。
この瞬間、『防御』も『回避』も捨てた。
ただ『倒れる前から決めていた行動』のみに専念する。

     ドゴォッ!!

             「がッ」

『最初の一撃』が胴体に叩き込まれた直後、
強制的に吐き出された呻き声が熊野の耳に届いた。
足元に倒れた相手を好きなだけ蹂躪できる。
客観的に見て、圧倒的に有利な状況だ。

倒れる事を選んだ時から、『上からの蹴りが来る』と確信していた。
何故なら、それが『最も早い』。
そして、『蹴りのラッシュ』と『拳のラッシュ』は、『決定的に違う点』が一つある。

『拳のラッシュ』は『両腕』を使えるが、『蹴りのラッシュ』は『片脚』で繰り出す。
『拳のラッシュ』のように『間断なく放つ』という事が出来ない。
攻撃の合間には、必ず『脚を引く動作』が入る。
スピードで劣っている為に、『一発目』は食らわざるを得なかった。
だが、『予備動作』を挟む『蹴りのラッシュ』だからこそ、
『二発目』を食らう前に行動を起こせる。

         グ イ ィ ッ ! !

自ら倒れ込んだ本当の狙いは、
『アヴィーチー』の『左腕』で『絨毯』を掴む事だった(>>495)。
それを『大型肉食獣』に匹敵する腕力(パB)で『引っ張る』。
熊野と『フォー・エヴァ・ロイヤル』が『絨毯の上』にいるのなら、
必然的に『バランスを崩す』。
『補正』に守られた熊野は体勢を保っていられるだろうが、
その恩恵を受けられない『フォー・エヴァ・ロイヤル』は別だ。
厳密には僅かに浮かんでいるスタンドにも『足場の概念』が存在する。
『踏みつける前』の『片脚を上げた状態』。
『一本の脚のみで自立している体勢』では、なおさらバランスを崩しやすくなり、
足元に『穴』が空いている事も、それに拍車を掛けるだろう。

        ブ ォ ン ッ ! !

この行動に一縷の望みを賭けて、続けざまに『右腕』を振り、
おそらく体勢を崩すであろう『フォー・エヴァ・ロイヤル』を、
『鋸』で薙ぎ払おうとする(パス精BCC)。

499熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/26(火) 06:29:47
>>498

「まあ、嬉しい!
 宗像さんにそう言って貰えるなんて」

「でも・・・・・」

地面に張り付いた『赤絨毯』は『パワー:D』相当の力で地面に張り付いており
なおかつ、3x2mの絨毯の上には成人女性である熊野が乗っている
人間を超える力を持つとはいえ、仰向けに倒れた状態でこの『絨毯』を動かすのは相当に骨が折れるはずだ
具体的に言えば、宗像の望む結果が生じるまで僅かに時間がかかる程に

             ――――シュンッ!

一瞬・・・・その一瞬の後に『赤絨毯』が消失する

『赤絨毯』の支配権は熊野の側にある
ほんの一瞬・・・・ただ意識を向けるだけで『赤絨毯』は解除され、残骸すら残さずにこの世から消え去る
『赤絨毯』を引っ張る為に全力を使っていた『アヴィーチー』は、なおさら、
だからこそ『赤絨毯』の突然の消失に左手の勢いが余り、体勢を崩してしまうかもしれない

      ――――だが
      執念故の結果だろうか・・・・
      『フォー・エヴァ・ロイヤル』の体幹が僅かに揺らぐ

        ブ ォ ン ッ ! !

その瞬間を狙うように『鋸』による一閃!


        ぽた・・・・

              ぽたぽた・・・・

「・・・・・・・最期に言う言葉は、それでいいのですか?」

・・・・・元々、仰向けに寝かされた体勢だ
『鋸』による斬撃にも体重を乗せる事が出来ず、なおかつ攻撃を受けながらの反撃
『アヴィーチー』の力をもってしても、十全の状況ではない


        ぽた・・・・

              ぽたぽた・・・・

                           「楽しいなあ」

だが・・・・それでもなお、『アヴィーチー』の『鋸』は熊野に届いていた
『フォー・エヴァ・ロイヤル』は己の右手を前方に差し出す形でガードをしたが・・・・
その右手が、前腕が、引き裂かれたような大きな傷を生じさせている
真っ赤な血肉の奥に見える白い物は骨だろうか・・・・?

     「ねえ、宗像さん」

     「言いたい事があるなら今の内に残しておいた方がいいよ?」

     「直にそれも言えなくなってしまうから」

 
          ドッ!!
 ストンピング
『踏みつけ』はまだ終わってはいない
左手が空を振り抜き、右手が『鋸』を振り抜いた、その直後
追撃の『踏みつけ』を宗像の腹に叩きこむ パス精CBB

だがそれは・・・・・ただの攻撃ではなく・・・・・

        ブォッ!!

一撃を叩き込んだ直後に能力を発動
2×2mの『赤絨毯』を、地面に倒れる宗像と『アヴィーチー』の上に発現!
それにより、宗像をそのスタンドごと『赤絨毯』の下に密閉する

単純な絨毯の重量・そして張り付くパワー(パ:D)による拘束と、
宗像の視界を塞ぐ事による封印!

                       「ね?」

この行動が成功したのなら、熊野と『フォー・エヴァ・ロイヤル』は『赤絨毯』の外で体勢を整える
宗像に『最後の一撃』を刺す為の体勢を・・・・

500宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/26(火) 10:06:59
>>499

熊野の攻撃は成功し、スタンド諸共『絨毯』の下に閉じ込められた。
『視界』と『身動き』の両方を奪われ、ほぼ完全に『封殺』されている。
『絨毯』が固定されている事を知らなかったのは致命的だった。
『鋸』を振るまでもなく終わっていても不思議はなかっただろう。
そもそも『最初の踏みつけ』が頭に飛んできていたなら、
『蹴り』と『地面』に挟まれて意識は飛んでいた筈だ。
そうしなかったという事は、熊野には『まだ余力が十分ある』と考えられる。
奴に『手の内』を出し尽くさせた後にするつもりだったが、
ただでさえ『応用力』で押されている以上、もはや限界が近い。

       ――――――『潮時』だ。

通告と共に『返答』を待つが、『絨毯の下』からは何の言葉も返ってこない。

       ≪アヴィィィィィィィィィイ≫

突如として、奈落の底から響くような『声』が、真冬の冷えた空気を震わせる。
それは『人間が発する声』ではなかった。
『フォー・エヴァ・ロイヤル』と同じ『スタンドの声』だ。
『絨毯』によって隠されている為、その全貌を窺い知る事は出来ない。
しかし、決して『友好的』ではない事は、すぐに分かるだろう。

  ≪血ィィィィイイイイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!≫

初めて聞く筈だが、かつて『りん』を殺害した熊野風鈴にとっては、
不思議と『聞き覚え』があるように感じさせる『怨嗟の絶叫』。
『廃ビル』で対峙した『鈴蘭の怪物』。
『フューネラル・リース』にも似た叫びだ。
たった今『腹に受けた一撃』を『トリガー』にして、
『アヴィーチー』の『能力』を発動した。
『こいつ』は『独立した自我』を有しているが、
『フォー・エヴァ・ロイヤル』のような『理性』など持ち合わせていない。

  ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリィッ!!

発動と同時に、『凶暴性』の発露である『チェーンソー』が起動し、
高速で回転しながら唸りを上げる。
比類なき『殺傷力』によって『絨毯』を内側から引き裂いて『視界』を確保しつつ、
残る『左腕』と両足に力を込めて『絨毯』を押し上げ、拘束からの脱出を試みる。
『一拍後』に『探知』を終えた『ノコギリザメ』は、
『危害を加えた対象』である『フォー・エヴァ・ロイヤル』に襲い掛かる(パス精ABE)。



(※『ノコギリザメ』に関する判定は一任する)

501熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/26(火) 17:22:44
>>500

「・・・・・・・・・っ!?」

『赤絨毯』の下で生まれ出る気配
それは『アヴィーチー』の能力、報復を迫る『サメ』の声だ
この世の物とは思えない、その悍ましい叫びを聞いた時、熊野の脳裏を過ったのはあの日見た『怪物』の姿

     ――――死して発動する『スタンド能力』の存在。

        瞬間的に生まれる疑念
            果たしてこのまま宗像を殺していいものか・・・・?

だが、その考えを熊野は強いて押し殺す

(りんちゃんと同じように、死ぬことで発動するスタンド能力なら)

(『殺して』しまえばより深くまで味わえるって事だよね・・・・・!)

だからこそ、熊野の動きに澱みはなく
己が決めた予定通りに事を為す

『アヴィーチー』の能力による攻撃は『絨毯の破壊』→『嗅覚による探知』→『自動操縦による攻撃』と
瞬間的な攻防が必要なこの場面では隙が大き過ぎる
だからこそ・・・・こちらが攻撃される前に『フォー・エヴァ・ロイヤル』の攻撃を通す事が可能なはず

『絨毯』による封じ込めを行った後、『返答』を待っていたのは『余裕』などではなく理由がある
それは・・・・宗像に対して決定的な『トドメ』を刺す準備だ
行動の内容は『宗像の頭部に精確な一撃を加える事(>>499メール欄)』

『アヴィーチー』の『ノコギリザメ』がこちらに攻撃を行うには、『絨毯』を破り切った上で一呼吸の探知時間が必要となる
その前に・・・・・『フォー・エヴァ・ロイヤル』の正確無比な蹴りを宗像の頭部目掛けて叩き込み
彼の意識を確実に刈り取る・・・・・!

一撃では足らないようなら何度でも蹴りぬいて!

502宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/27(水) 21:39:41
>>501

熊野が取った行動は、奇しくも『カーディナル・シン』の『ハイネ』と同じものだった。
咄嗟の判断としては的確だったが、『完璧』でもない。
まず、『能力発動』と同時に『チェーンソー』が起動する。
その『凶器』の前では、『花の嵐』を防いだ『絨毯』も『障子紙』に等しい。
一瞬で『紙切れ』のように引き裂かれてしまった。
それと並行して『探知』が行われるのだ。
『絨毯の破壊』と『探知の開始』の間に『時間差』は存在しない。

    「お前が『絨毯』を解除していたら――――」

          ドヒュウッ!!

一撃で意識を刈り取るべく、『フォー・エヴァ・ロイヤル』の蹴りが放たれる。
これが命中すれば間違いなく『終わる』だろう。
そして、『達人並みの精度』で繰り出された攻撃が、
『止まった的』を外す可能性は『皆無』だ。

    「――――俺は『終わっていた』」

          ドコォッ!!

次の瞬間、『頭部』に蹴りを叩き込む『手応え』が伝わった。

  ≪『オ前』カァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!≫

      『声』は『消えない』。

    ≪『腹ヲ踏ミツケタ奴』ハァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!≫

         『ノコギリザメ』が『解除されない』。

      ≪アヴィィィィィィィィィイ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!≫

『フォー・エヴァ・ロイヤル』が敷く『絨毯』は『最高級品質』であり、
たとえ『悪路』であっても問題なく走れるようにしてくれる。
だからこそ、熊野は『鎮守の森』を駆け抜ける事が出来たのだ。
これまで何度も『恩恵』を受けてきた『熊野自身』が、誰よりも理解している事だろう。

                     ・・・・
  『フォー・エヴァ・ロイヤル』の蹴りは『絨毯越し』に命中した。

本体と『アヴィーチー』の動きを鈍らせはしたが、
『最高級品質の絨毯』の上から与えた打撃は『緩和』される。
『常人並みの力』では『一撃で意識を奪えない』。
『鈴蘭の怪物』からの逃亡劇を含め、
これまで『主人』に『好都合』を提供し続けた『従者』の能力が、
逆に『不都合』を招く結果となった。

     「『運が良かった』のは俺の方だ」

         ドウッ!!!!!!

『フォー・エヴァ・ロイヤル』が蹴りを打ち込んだ直後、
『標的』を定めた『ノコギリザメ』が姿を現し、
『復讐』の対象めがけて突き進む(パス精ABE)。
本体である熊野も、その威容を目の当たりにする事が出来た。
『人型』の『右腕』が変化した異形のスタンド。

  ≪血ィィィィイイイイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!≫

『フューネラル・リース』のような『生に対する渇望』ではなく、
純粋な『殺気』を纏った『死の弾丸』。
『フォー・エヴァ・ロイヤル』が『追撃』を選んだ為に、
『彼我の距離』は極めて近く、『同速』であるゆえに『二撃目』を放つ余裕はない。
直撃すれば『重傷』は免れず、場合によっては『即死』すら有り得るだろう。

           グ ッ

『アヴィーチー』は引き続き力を込め、『左腕』と『両膝』の『三点』を使い、
下から『絨毯』を『持ち上げる』。
『絨毯』を引っ張った時に、『固定の力』は強くない事が分かった。
大部分が地面から離れてしまえば『固定』は消え、容易く引き剥がせる筈だ。

503熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/28(木) 00:25:37
>>502

すいません、少々疑問なのですが
『アヴィーチー』の能力の詳細を確認したところ

8.分離から後述の『追尾』の開始までには、『一呼吸』程、匂いの探知に要する間が存在する。
よって敵の目の前で切り離した場合でも、『即座に引き裂く』ような状態になる事はない。

という記述があり、それを参照する限りでは
切り離し時点では『回転ノコギリ』の回転はあるものの、
追尾開始まではパス精ABEのスペックは発動されないという理解でよろしいでしょうか?

それであれば、絨毯で密閉された状況からの発動である事を考えると
『回転ノコギリ』の回転で口吻周囲の絨毯は破れるものの、
サメとしての魚体の大部分は絨毯の下に封じられた状況が自然かと思われます

一般的なノコギリザメの身体の特徴を顧みると、
ノコギリ状の口吻の付け根、口元近くに鼻腔があるため、
地面に伏せられ、絨毯で覆われた状況では嗅覚の働きが普段よりも悪くなる状態かと思われます
そうであれば、『追尾開始』までの時間も『一呼吸』よりも長くかかる可能性が高いかと

その状況であれば、スピード:Bの『フォー・エヴァ・ロイヤル』の蹴りは一撃のみで終わらずに
追撃として二撃三撃と続けることが出来るように思えるのですが、いかがでしょうか?

504宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/28(木) 20:45:26
>>503

切り離し時点では『ノコギリザメ』は動いていないが、『回転ノコギリ』は動作している。
ゆえに『破壊力A』は発揮されており、熊野PLの主張は正しい。

遮蔽物で遮られるから探知に時間が掛かるという件については、こちらも同じ理解を持っている。
ただし、穴が空いた時点で密閉されている訳ではなくなり、阻害の効果は薄くなるというのが当方の考え。
また、遮蔽物で探知時間が変動する事を前提として考えると、対象との距離も無視できなくなる。
つまり、仮に遮蔽物で探知時間が普段より長くなったとしても、距離の近さで埋まるのではないだろうか。

さらに付け加えるなら、ここでは一撃では意識を奪えないとしたが、『フォー・エヴァ・ロイヤル』の『絨毯』越しに何回蹴れば意識消失に持っていけるかは、正確な判定を出す自信がない。

熊野PLの同意が得られれば、この場面だけ第三者にGMを頼みたいと思うが、どうだろうか。

505宗像征爾『アヴィーチー』:2023/12/28(木) 21:19:28
>>504

>>500の段階で、『アヴィーチー』は『絨毯』を押し上げるという行動を取っており、これも含めて阻害の効果は薄れると考えた。
当然、それが完了する前に、蹴りは命中するものと思う。
ただ、その前から始めた行動であり、全く隙間が出来ていないという事は考えにくいのではないだろうか。

506熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2023/12/28(木) 22:00:43
>>504

了解いたしました
GM判定をお願いしてみます

507『交錯する二色の殺意』:2024/01/01(月) 21:42:27
>>501(熊野)
>>502(宗像)

交錯する殺意。冷え切った復讐者の刃と、過熱する好奇心の踏み足。それらが齎す結果は、当然『惨劇』だ。

  ≪血 ィィィィイイイイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!≫

まず―――――――今設置している絨毯に、格別の『臭いを遮る』作用は無い。
地面を使い『ラッピング』するように完全密閉しているなら話は別かもしれないが、
そもそも『フォー・エヴァ・ロイヤル』の絨毯は『発現して接地後に固定する』のではなく、『固定ありきで発現する』ものだ。
地面に敷く場合について、障害物(=宗像)があったときの選択肢は『下をくぐらせる』か、『そこを避けて発現する』の二択。
『宗像』は『地面の段差』等に見立てるのは不可能な『障害物』である以上、『地面と宗像を跨いでの設置』も出来ない。
そして空間に固定した絨毯は一呼吸で解除される以上、設置先は倒れた宗像の体を『床』に見立ててのことだろう。
『床への発現』自体、絨毯の面積の半分以上が接地していなければ解除されてしまうが、
ここは『宗像があおむけに倒れている』ことが功を奏し、面積の半分程度は宗像の体で埋められている。
体の上に分厚い大布を固定された状況が『視界の剝奪』や『拘束』になっている事実自体は揺るがないものだろう。

       だが、『宗像を覆いつつ密閉する』ような設置は出来ていない。 
       加えて宗像自身も体を使って『絨毯』を押し上げようとしている以上、
       『右腕』の切り離し位置=『ノコギリザメ』の鼻は地面に密着まではしておらず、
       ゆえに、嗅覚を使った『探知開始』を遅らせる事は出来ていない。
      

       が。


           ――――――――――――   ゴ   

                          グ  シャア  ッ!!!!!!


先に着弾したのは当然、同速度で先に攻撃を開始している『フォー・エヴァ・ロイヤル』の蹴りだ。
『絨毯を引き裂いてから探知』する必要が無い以上、『絨毯の中』で『探知のための一拍』が発生する。
危急の事態であろうが完全自動操縦の殺意は『ルールに従う』。まず『探知』ありき。移動開始はそのあとだ。
ノコギリの回転は始まっているが、それが『上』に向くのは『追尾開始後』。
いくら破壊力が高かろうが、ただ回っている鋸に軽く触れただけで『布』は裂けたりはしない。
せいぜい触れている部分だけが破れる、といったところか。破壊力にも、指向性は必要だ。

設置した柔らかな『最高級絨毯』は確かに蹴りの威力や外傷を『多少』緩和するとはいえ、
『地面に押し付けられる』――――衝撃を逃がせないポジションの危険性は、
『宗像』自身が敗着の一つのパターンとして想定した通り、『多少』では済まない。
 
       布をかぶって凸凹とした硬い床に寝転がり、
       殺意を込めて頭を踏まれればどうなる?
       卵を厚い布越しで空中で殴っても割れないかもしれないが、
       それを床に置いて、思いっきり踏みつければどうなるだろうか。

                            

                                     ――――その答えはシンプルだ。

508『交錯する二色の殺意』:2024/01/01(月) 21:44:44

                  グ 


                            わ

                    あ   

             ア  ァ    

                   ん 

『宗像』の意識に激しいノイズが走る。『ハイネ』から受けた一撃を彷彿とさせる『頭部』への激しい一撃。
蹴り上げで僅かでも頭部を揺らされていた今、これを受けて『意識が飛ばなかった』のは奇跡に近い。

宗像に『不幸』があるなら、自分の体でなく『アヴィーチー』で絨毯を持ち上げようとしたことだ。
熊野に『幸運』があるなら、蹴るのを『アヴィーチー』ではなく『宗像』の頭部としたことだ。
その嚙み合いは双方が最適解を求めた結果。
どちらかがズレていれば、少なくとも『硬い床と蹴り脚でのサンドイッチ』は免れていただろう。
そうなれば『絨毯越しで多少緩和された蹴り』で、『宗像』はぎりぎり行動を継続出来たはずだ。

              それでも――――――――――――――




  ≪『オ前』カァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!≫


                    ≪『腹ヲ踏ミツケタ奴』ハァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!≫



『声』は『消えない』。『ノコギリザメ』が『解除されない』。
『完全自動操縦型スタンド』は――――本体が完全な意識喪失まで行かなければ『止まらない』。

                       ギュラアアアアアアアアアア

                              アアアアアアアアアア   ッッッッ!!!!!!!!!

だが、『フォー・エヴァ・ロイヤル』はもうすでに『二発目の蹴り』に入る事が出来る。

踏み込みから全身に力を伝え、体重移動により繰り出す『前方への蹴り』ではない。
足を上げ、そして振り下ろす、『倒れており動かない頭への踏み付け』だ。
高い精密動作性ゆえに狙いの時間もほとんど必要ない。
最初から連打前提である以上、構えなおすような必要もない。

                    すなわち。



      ≪アヴィィィィィィィィィイ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!≫

  
                            ブ  チチッ   ギュ  ガ
                                         ァァァァァ―――――――――ッ!!!!

            行動の『おこり』も含めて、『同速』だ。

『宗像の手元から、絨毯を今引き裂いたノコギリザメが、熊野の胴体へ到達するまで』と、
『フォー・エヴァ・ロイヤルの二発目の蹴りが宗像の頭部を完全に打ち抜くまで』。

『一発目の蹴りの一呼吸』と『探知完了の一呼吸』を終え、同時に始動した『致死性の一撃』は、等速で進行し、同時に着弾する。

         そして――――『自動操縦の復讐者』であり、頭部への痛打から激しい意識混濁を起こす『宗像』に、この瞬間の選択権は存在しない。
         『意思持つ殺人者』である『熊野』が、『相討ち』覚悟で一撃を入れるか、『ひとまずノコギリザメへの対処を優先するか』を選択できる。

509熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2024/01/01(月) 22:42:02
>>507-508

────『殺意』の交錯は一瞬
然れどその一瞬の間に引かれた一線は、相交わす両者にとっては『死線』と成り得る

   グググ・・・・・

『アヴィーチー』の力によって持ち上がらんとする絨毯
視線の通らぬ真下にて蠢く『殺意』は鮫の形となって顕現する

    ドゴォォッ!!

         ──── 一撃。

『フォー・エヴァ・ロイヤル』による蹴りの一撃は確かに宗像の頭部を揺るがした
だが、次なる二撃目を放つ前に、『絨毯』を引き裂いた『ノコギリザメ』が空中に躍り出る

(これが・・・・宗像さんのスタンドの本当の能力・・・・!?)

ここに来て熊野は選択を迫られる
            キケン
自身に迫る特大の『脅威』に対処し、己の身の安全を図るか
それとも、この場にある『死線』を飛び越えて、宗像に対してトドメの一撃を喰らわせるか

それは熊野にとって無いも同然の『迷い』であった


      ≪アヴィィィィィィィィィイ〜〜〜〜〜血ィィィイイイイイッ!!!!!!!!≫


   ギャギャギャギャギャ────────────────ッ!!

迫り来る『危険』は認識した
ここで自分が宗像に追撃すれば、それは無視できない脅威となって自分を襲うだろう
だがそれでも・・・・その『向こう側』へ飛び出す事を、その衝動を抑える事など・・・・

    ・・・・・・・・・・・・熊野には出来なかった

                 ヒュバッ!!!!

再び!宗像の頭部に対する『踏みつけ』の一撃
自分自身が『ノコギリザメ』に斬りつけられようとも、宗像の意識を奪い『サメ』が消滅するまで止まらない『トドメの一撃』!
一瞬の躊躇をする事もなく・・・・・その攻撃を続行する!

   ギャッ!

           ギャギャギャギャギャギャギャ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

と、同時に熊野の胴体が『ノコギリザメ』に襲われる
上等な衣類は破れ、皮膚を割き、寒風の下に血肉が露わになる
綺麗な外面の下に潜む・・・・・ドス黒い本性が明らかとなるように、鮮血が地面を濡らすだろう

だが同時に・・・・『フォー・エヴァ・ロイヤル』の蹴りは届くはずだ
宗像の意識の灯を消す、その一撃が・・・・!

510宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/02(火) 05:55:18
>>507-509

『絨毯』が固定されていた事は把握している。
そして、より『強い力で持ち上げた方が早い』のは明白だ。
本体で持ち上げるのは『常人並み』だが、スタンドで持ち上げるのは『常人以上』。
この局面で『本体で持ち上げる事』を選ぶ理由はなく、
たとえ本体が頭を上げていようが、地面までの距離に大した差はない。
だが、『攻撃に対する策』を用意していない訳ではなかった。

『防御策』は『既に用意されていた』。
対峙する『フォー・エヴァ・ロイヤル』が敷いた『絨毯』だ。
それは『拘束具』であると同時に『盾』にもなる。
『俺が一撃で意識を失うかどうか』は『熊野が絨毯を解除するか否か』に掛かっていた。
だが、熊野風鈴という人間は『動きを封じた相手を解放する真似はしない』。
その点において俺は熊野を『信用』し、
ゆえに『攻撃』を最優先に考えた行動を取る事が出来たのだろう。
事前に予測しきれなかったのは、
『絨毯』が『どの程度ダメージを緩和させるか』だったが、
『一撃目を凌ぐ』以上の効果は元より期待していない。

           グ ッ

『押し上げ』と並行して、『アヴィーチー』は『蹴りを放つ態勢(>>502)』に入っていた。
『絨毯の恩恵』を失った『熊野本体』を狙った攻撃だ。
正真正銘『ただの人間』に成り下がっている今、これまでのように容易く避ける事は出来ない。

      ドウッ!!!!!!

                 ドヒュウッ!!

『攻撃』が交錯する瞬間、裂けた『絨毯』から覗く視線が、熊野の眼差しと交差する。
『熱』を帯びる熊野とは対照的に、相対する目は『冷えていた』。
半ば意識を手放しながらも、鈍い輝きを湛えた眼光は、一瞬たりとも熊野から離れない。

  ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリィッ!!!!!!

刹那、純然たる『殺気』を纏った『復讐者』が牙を剥いた。
『絨毯』から降りている者に『運命』は味方しない。
『衣服』が裂かれ、『肉』が抉れ、『鮮血』が飛び散る。
高速回転する『チェーンソー』によって、生きながら『胴体を切り刻まれていく』。
想像を絶する『激痛』に苛まれるが、それは間もなく終わりを告げた。

    ド ゴ ォ ッ ! !

               ――――――シュンッ

『間に合った』。
『本体の意識』が途切れた瞬間、『ノコギリザメ』の威容が消え失せる。
あと僅かでも遅れていたら、『二目と見られない姿』にされていたに違いない。
だが、そうならなかった。
間近に迫った『死』を紙一重で回避し、熊野風鈴は『生きている』。

    ボト ボト ボト ボト ボト

             ボト ボト ボト ボト ボト

傷口から止め処なく溢れ出る血が、『鎮守の森』の地面を汚し続ける。
『絨毯』から離れた状態で食らった為に、
一撃と引き換えに受けた負傷は無視できるものではない。
『主人』に及ぼされた影響は、忠実な『従者』にも現れるだろう。

511熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2024/01/02(火) 06:17:04
>>510

すいません、状況が少しわかりにくいのですが
これは宗像さんは完全に気絶したという事でよろしかったでしょうか?

512熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2024/01/02(火) 06:20:27
>>510

また、レスの前半部分にある『防御』と『攻撃』に関する文章はあくまでもPLとしての展望であり
実際の行動結果に結びつくものではないという認識でよろしいですか?

513宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/02(火) 15:17:41
>>511-512

(※こちらは意識を失った。
  前半部分は展望ではなく一つ前の行動を補足する心理描写。
  それ以上の意味はない。
  以後こちらからレスはしないので、ダメージは好きに決めて欲しい。
  お疲れ様)

514熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2024/01/02(火) 21:08:55
>>513

   ポタリ・・・・
           ボド・・・・・   ボド・・・・・

「はあ・・・・・」
           ぽたっ

                     「はあ・・・・・・・っ!」

腹から下を真っ赤な地に染め上げながら、息も絶え絶えに熊野は立つ
その視線は直下。先ほどまで激戦を繰り広げていた相手、宗像へと向けられていた
寒空の下、息だけが白く、己の生存を感じさせる

「ふっ、ふふふふふ・・・・・・」

堪らず笑みが零れる
生き残った事が嬉しいのではない。叩きのめした敵を嘲笑っているのではない

「あははははははは・・・・・!!
 ありがとう!宗像さん・・・・!!」

            スリル        ・ ・ ・ ・ ・
ただ・・・・命に迫る『危険』が、無性に楽しかったからだ・・・・!!
零れ落ちる言葉は己を追い詰めてくれた宗像への感謝
その瞳に宿る熱は『死』に触れた事への『狂喜』

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

笑みが止まり、宗像を見つめる瞳が急激に冷たさを増す
その視線は地に倒れ伏す宗像の、その奥に宿る小さな命の鼓動を見つめていた
今なら・・・・彼を殺す事が出来る・・・・

515宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/11(木) 18:50:43
>>514

『極上の刺激』を味わい、その余韻に浸りながら、熊野は『それ』を見た。

              ・・・・・
仰向けに倒れた宗像の横に、『一枚の写真』が落ちている。
戦っている途中で、作業服のポケットから零れ落ちたらしい。
その『写真』が視界に入った理由は、既に『絨毯』が存在していないからだ。

実際に試して分かった事だが、
『絨毯による拘束』は期待した程の効果を発揮しなかった。
宗像という『接地の妨げ』になる物を下敷きにしていた為に、
『元々の接地面積』は『地面に敷いた場合』と比べて狭くなっていた。
さらに真下から持ち上げられた事で、
通常よりも容易く『面積の半分以上が接地しない状態』になり、
熊野の意思を介さずに『強制解除』されたのだ。

一見した所、写真の『撮影年代』は最近ではなく、
少なくとも『数十年前』に撮られた事が推測できる。
『被写体』となっているのは一人の『若い女』だ。
外見から窺える年齢は、熊野よりは少し年上だろう。

『写真の女』は優しく微笑んでいる。
しかし、どこか『奇妙な印象』を受ける表情だった。
あたかも『別れを惜しむような微笑み』を浮かべているのだ。

   『映っているのが誰か』は分からない。

       『何故これを持っているか』も分からない。

熊野に分かるのは、ただ『目の前の男が持っていた』という単純な事実のみだ。

516熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2024/01/11(木) 23:37:11
>>515

「・・・・・・・・・・・・。」

         ぽたり・・・・
                  ぽたり・・・・

ぽたぽたと流れ落ちる血液と共に、己の胸を焦がしていた『熱』が急激に冷めていくのを感じる
 スリル
『危険』に浮かれている時には気にも留めなかった認識・・・・それは倒れ伏す『彼』に対しての評価
『ノコギリ』による一撃は確かにこの身を傷つけた。肉を裂き、血を流した・・・・だが
彼が命をかけて行った攻撃は、己の『命』には到底届きようがない一撃であった

「・・・・・・・・・・・・。」

改めて、熊野の視線に氷の様な冷ややかさが増していく
           ・ ・ ・ ・   オトコ
『宗像征爾』とは『この程度』の『危険』だったのか、と

「・・・・・・・・・・・・。」

ほんの少しの物足りなさを感じながら、己の『従者』に意志を伝える
それは遊んだ玩具を後片付けするように、宗像征爾の命の灯を消し去ろうとし・・・・

「・・・・・待って」

不意に、落とした視線が『それ』を捉えた
数十年前に撮影された古びた写真。『若い女』の姿・・・・
恐らくは宗像が後生大事に抱えていたものなのだろう
こんな古びた物を持ち歩いていた事に、彼がどれ程この写真を大事に思っていたのかが察せられる

     熊野はその『写真』を地面から摘まみ上げて・・・・・

「・・・・・うん。壊れた玩具はリサイクルしないとね」

   ビリ・・・

            ビリビリ・・・・・

         ビリィ・・・・・・!!

摘まみ上げた『写真』を
   二度と復元する事が出来ないくらい徹底的に
       破り、砕き、踏み躙って・・・・この世から消し去った

「宗像さんは・・・・少しだけ期待外れだったけど」

「こうしてくれれば、ほんの少しくらいは再起に期待できるかも
 ね?だって、『怒り』や『憎しみ』というのは強い力になるんですもの、ね?」

           『・・・・・・・・・・・・・・・。』

独り言のように呟いたその言葉は、傍に居る『従者』に向けられたものであった
言葉を受けて『従者』は無言のままその場に立ち尽くす

「・・・・・・・(むっ)」

「・・・・・・あ!」

「ああ!ごめんなさい『エヴァ』!
 そう言えば貴女の発言権を戻していなかったわ!」

「本当に悪いと思っているのよ・・・・でも貴女が宗像さんと繋がりあってるみたいに見えて
 つい・・・・あんな事を言ってしまったの。嫉妬心なんて本当に良くない事だけれども
 ねえ、ごめんなさいね・・・・・『エヴァ』」

『お嬢様・・・・』

「ああ!ああ!忘れていると言えばもう一つ!
 このままじゃあ宗像さんが死んでしまうから、救急車を呼ばないと!
 スマホ、スマホ・・・・・あった」

寒風吹きすさぶ森の奥で、女は緊急番号へと通話をかける
そして、いくつかの状況説明の上で、2人分の救急車を要請した

「ええ!そうなんです・・・・
『ノコギリを持った不審者の男』に襲われて・・・・」

警察へは、『ノコギリを持つ第三者』の通り魔に襲われた事にした
実際に自分の身体はノコギリで斬られたような傷がつけられており、
現場には凶器が残されていないのだ
スタンド能力を知らない警察にとっては、『第三者』が居た事を疑うに十分な状況だろう

そして・・・・しばらく後に現れた救急車に運ばれて
『宗像征爾』と『熊野風鈴』は病院へと連れられて行く次第となった


宗像征爾『アヴィーチー』⇒『頭蓋骨骨折』『急性硬膜外血腫』『下顎打撲傷』
                  『全治2か月』

熊野風鈴『フォー・エヴァ・ロイヤル』⇒『両側前腕裂創』『胸腹部裂創』
                        『全治1か月』


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