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【戦】『スタンドバトルスレッド』 その1

1名無しさん:2016/01/18(月) 01:56:43
スタンド使いによる『バトル』用の汎用スレです。
バトル関係でならご自由にお使いください。

387宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』:2021/05/04(火) 23:39:11
>>386
 
「え、えー……」
 
気勢を削がれ後頭部を掻きながら応じる。
 
「だいじょうぶだよ。元気出せよ。ちょっと頭打っただけじゃん。
 たくさん喋れば喋るほど、信用できなくなるじゃんよ。
 全然信用できねーけど、その癖これ以上殴るっつーのもやりにくいんだよな」
 
大きく一歩、黒野へと歩み寄る。

「マジだっつーなら、私もう帰るぜ?
 後ろから仕掛けてきたりしないでくれよな……」
 
言いながら『グリーリー・エステイツ』の左拳で『床』を殴打。
廊下の形状に沿う形で、『鉄条網』を発現する。
『柱』に殴打の意図はなく、黒野を挟む格好で。

抵抗が無ければ、発現される『有刺鉄線』がその体に巻き付き、自由を奪うだろう。
 
「……頼むぜ」
 
黒野に背を向けエントランスホール目掛け歩み出す。
何もなければそのまま、帰る。

388黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/04(火) 23:53:20
>>387
宮國は『グリーリー・エステイツ』で床を殴打し、能力を発現した。
宮國と黒野、両者の間を分断するように現れる『鉄条網』。

そして、宮國は黒野に背を向けて歩き出す。

「……」

その無防備な背中に、黒野は攻撃する素振りすら見せない。

宮國はそのまま、マンションを後にした。


宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』→『勝利』




---------------------------------------------------------------------



残された黒野はその後もしばらくの間、無人の廊下に独り、立ち尽くしていた。

(……どうしたもんかな、これから……)

これまでの自分は、戦いに飢えた獣の魂を有していた。
だがその魂は、今日この場で『死んだ』。
今ここに在るのは、ごく平凡な、ただの『一市民』としての存在だけ。

(自分も、そろそろ、取り組むべきなのかな、
 戦闘とかじゃない、平穏な、日常ってやつを……)


例えば、『大通り』でショッピングをするとか、
例えば、『湖畔』で自然の中を散策するとか、
例えば、『星見スカイモール』で展望台を覗くとか――

どれも、今まで、全く興味を向けることすらなかった『場』だ。

だが……


(案外、自分でも、楽しめたりするのかな。
 そういう、『場での触れ合い』ってやつを……)



黒野士信『スピン・オフ』→『敗北』『(戦闘者として)再起不能』

389宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』:2021/05/05(水) 00:03:17
>>388
 
「『20分』か『20メートル』」
 
背中に向けて言葉を投げながら、戦場を後にする。
 
「どっちか過ぎれば解けるから、
 そしたらまあ、早く帰って美味いもんでも食ってあったかくして寝なよ」
 
途中、掲示板の破壊跡を見てバツの悪そうな顔をした後、
手元のそれをそっと壁に立て掛けて行く。
 

「明日はどこで、誰と闘っかね――……」
 
 

宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』→『勝利』

390円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/05(水) 00:55:24
対戦相手を募集します。

時空:パラレル時空
進行:通常進行
判定:セルフ

遅レスになる可能性ありますが、連絡の上、
どれだけ遅くとも毎日1レスはさせていただきます。
逆に対戦相手様も、1日1レス以上はお願いします。 

MAPやシチュエーションなどは応相談としますが、
『ガチの怨恨による殺し合い』などは避けたいです。
アリーナ戦や、パラレルですし何らかのゲームなど、
『決着したらノーサイド』『死んだりはしない』
…………くらいの空気感でやれれば、幸いです。

391黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 08:55:17
>>390 
対戦を希望します。

シチュエーションは“何らかのスタンド能力で作られた『シミュレーション空間内』で行う疑似戦闘訓練”を提案します。

392円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 10:00:31
>>391
希望を受理いたします。
シチュエーションについてもそれが理想的です。

MAPについてですが、
一定以上の広さがあれば屋内でも屋外でも構いません。
黒野PLの方で特別に何か希望などございますでしょうか?

393黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 10:14:28
>>392
受理ありがとうございます。
こちらの希望マップは ttp://www.daiyu8.co.jp/images/184_fmap.gif です。

ルールについてですが、円谷側に問題がなければ『互いに相手の能力を最初から知っている』を希望します。

394円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 10:32:27
>>393
かしこまりました。そのマップとルールでお願いします。
マップ内の細部については対戦中必要に応じて決めるとして、
天井の高さについては予め決めておきたいのですが、
ホームセンターですし『5m』くらいでよろしいでしょうか?

それでよろしければ初期位置を決めたく思います。
マップを持ってきていただいた事もありますし、
黒野PLの方から選んでいただいても大丈夫です。

395黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 11:20:09
>>394
畏まりました。天井の高さは『5m』で設定します。

こちらの希望初期位置は『木材・資材』と『自転車』の間です。

396円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 13:25:26
>>395
初期位置了解しました。
では、だいたいてすが対になる位置として、
木材とワーク衣料付近、木材側寄りから開始いたします。
(仕込みをする時間も欲しいと思いますので)

ロールは初期位置についてからを希望します。
他に詰めるべき点などあればよろしくお願いします。
この内容でよろしければ、次レスから開始しましょう。

397黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 13:31:27
>>396
了解です。事前事項はこのへんでいいと思いますので、
ここから始めようと思います。よろしくお願いします。

------------------------------------------------------
【能力】
触れた物に短い紐を取り付ける。
紐を取り付けたものが何かに『挟まれる』と、
栞のように『平面化』し、挟まれていなくなると戻る。
生物は対象に出来ないが、『本体』のみは対象に出来る。

『スピン・オフ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:D

詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/173

【所持品】
スマートフォン、財布、チューインガム一箱、ハードカバーの単行本一冊

【服装等】
上がセーター、下がジーンズ、足元は革靴。肩にストールを羽織っている。
その他のプロフィール:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/132

-----------------------------------------------------------
→ 『木材・資材』-『自転車』間
-----------------------------------------------------------


クチャ クチャ

 パラパラパラパラ

ポケットからチューインガムを一枚取り出しで口に含む。
それを噛みながら、所持した『本』をパラパラと開く。

「今回の対戦相手は『円谷 世良楽』。
 スタンド名『リトル・スウィング』」

ページを一枚めくる。

「スタンド像は『5本のブレスレット』。本体の自由に遠隔操作でき、
 動きのパワーとスピードは……結構高めだな。
 そして強度は『鉄並み』……か。
 『スピン・オフ』のパワーで破壊するのは……難しいだろうな」


パン、と音を立てながら『本』を閉じ、黒野は『木材・資材』の棚に目を向ける。
このような(ttps://www3.roymall.jp/shop/g/grhc2-006362/)形状・サイズの木材を探す。

398円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 15:46:55
>>397
かしこまりました。それではよろしくお願いします。
------------------------------------------------------
【能力概要】
本体の利き手と逆の腕に発現する『五本』のブレスレット。
ブレスレットは本体の意思により『氷の輪』を生み出し、
強烈なエネルギーと共にそれを『解放』する。

『リトル・スウィング』
破壊力:C スピード:B  射程距離:D(8m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

【能力詳細】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/155

【持ち物】
パーカーの左右のポケットに、左→スマホ 右→財布。

【服装】
容姿:セミロングの茶髪。猫顔。小柄。
頭:パンダの顔がデザインされたモノクロのキャップ。
胴:清月学園の体操着の上に、黒いパーカー。
脚:体操ズボンにスニーカー。左足にアンクレット。
手:利き腕に鮮やかな黄緑の腕時計。

その他:
ttps://wikiwiki.jp/stand0wiki0/%E5%86%86%E8%B0%B7%20%E4%B8%96%E8%89%AF%E6%A5%BD%E3%80%8E%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%8F

------------------------------------------------------

「すごいすごーい! こんなスタンドもあるのー!?
 ほんとのホームセンターにそっくりだ!
 あたしの身体もちゃんと全部動くしー、
 『VRゲーム』とかよりずーっとリアルー!」

ゲームコーナーのVR筐体を遊んだ事はあったが、
それとは比べ物にならない臨場感だ。
 
「これって遊園地とか貸切にできますよねー! やばーい!
 ウレイさんとか天音ちゃんとかユズちゃんとかー、
 スタンド使いの友達と一緒に来たいなー」

    「あ、でも戦わなきゃなんですよねー。
     友達と戦うのは、あたしちょっと嫌だなー」

見てるのか見てないのか、いるのかすら知らない、
このシミュレーションの『本体』に話しかけつつ、
利き腕と逆の腕に『リトル・スウィング』を発現し、
真っ直ぐに『東方向』へと歩いていく。
最初に目指す地点は『工具金物』の棚だ。
(↓棚のイメージはこんな感じで良いですか?
  ttp://www.10net.co.jp/30-chunichi/chunichi-homecenter.php?catalogue=002&category=B075)

「黒野さんのスタンド、あたしのと全然ちがうなー。
 栞って本のやつですよね? 挟むやつ!
 それでどーやって戦うんだろ。あはーっ、楽しみー!」

セララも常に喋る訳ではないが、高揚は声を生む。

歩きながら、『輪』を二つ抜いて、
一つは頭の上に浮かべる形で自分の動きに随行させる。
もう一つは、高速で『天井付近』に飛ばした上で随行。

「やっほー! 黒野さーん聞こえてますー!?
 すぐ探しに行くからー、ちょっと待っててくださいネ!」

これはお互いにとって知るところではないが――
外で木材を漁る黒野に、『天井へ飛ばした輪』は見えないだろう。

------------------------------------------------------

【判定】

「やっほー! 黒野さーん聞こえてますー!?
 すぐ探しに行くからー、ちょっと待っててくださいネ!」

屋内からは少女の――セララの声が聞こえてくる。

希望するサイズの木材は、少し探せば見つかった。
重さは5kgほどで、持ち運びも可能だろう。
問題は『長さ』。精密動作性を活かすにせよ、
この長さの棒を持って店内を見て回るのは『大変』だ。
何か『案』があるのか、それとも――――?

------------------------------------------------------

399黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 16:18:30
>>398
-----------------------------------------------------------
→ 『木材・資材』-『自転車』間
-----------------------------------------------------------
>「やっほー! 黒野さーん聞こえてますー!?
> すぐ探しに行くからー、ちょっと待っててくださいネ!」

店内から聞こえた声に反応し、黒野は首を後方に向ける。

(……今の声の反響の感じだと、
 相手の位置は近くじゃないな。
 店の奥の方か?)

それならば、接敵までそれなりに時間の余裕はあるだろう。
そう考え、黒野は再び視線を『木材・資材』の棚に戻す。


「もし、高パワーのスタンドを持つ使い手だったら、
 戦いの中で『輪』を一つ一つ破壊していって、
 最終的に無防備になった本体を叩く、
 という筋立てでいけるのかもしれないが……」

木材を見つけたら『スピン・オフ』を発現。
木材に『紐』を付け、そこから39ミリ×89ミリの面に手を押し当てて、
そのまま『潰す』。
これにより、木材を38ミリ×89ミリ四方のペラペラした『栞』に変え、その状態で固定。

その後、同形状・同サイズの木材に同様の処置を行い、
同じ『栞』をもう一枚作る。

 「オレの場合は、
 そうもいかないからな……」

それが済んだらこのような(ttps://www3.roymall.jp/shop/g/grhc1-648156/)インターロッキングブロックを探す。
見つかったら『紐』を取り付け、100ミリ×60ミリの面に手を押し当て『潰し』、『栞化』の状態で固定。

その後、同形状・同サイズのインターロッキングブロックに同様の処置を行い、
同じ『栞』をもう一枚作る。

このようにして『木材の栞』をニ枚、『インターロッキングブロックの栞』をニ枚、
計四枚の『栞』を作成したい。



-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------

『リトル・スウィング』を発現し、一体を自身の頭上、もう一枚を天井付近に配置した。
二体を随行させながら歩き、『工具金物』の棚の前にたどり着いた。


>(↓棚のイメージはこんな感じで良いですか?
>  ttp://www.10net.co.jp/30-chunichi/chunichi-homecenter.php?catalogue=002&category=B075)
それで大丈夫です。

400円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 20:05:12
>>399
-------------------------------------------------------
【判定】

スタンド――『スピン・オフ』の能力によって、
木材を『横に潰す』事で、ごく小さい栞に変えた。  
木材売り場のそれらはまとめて置いてあるのが常。
二本目についても、問題なく栞にする事はできた。
解除すれば長さを取り戻す木の『武器』二本は、
今や本の間に挟める程度に、とても『コンパクト』だ。
                 
ブロックは少し離れた位置にあったが、資材の一種だ。
特に問題なく見つける事ができ、二つの栞化も完了する。

-------------------------------------------------------

一方、『工具金物』棚の付近まで来たセララは・・・

「……あれあれ!? 違う違う。間違えちゃった!
 ユズちゃんはスタンド知らないんでしたー。
 それで急に呼んだらびっくりしちゃうよネ。
 じゃあウレイさんとー、天音ちゃんとー、
 ユキシラちゃんも呼んだら楽しそー。
 あと誰と遊びたいかな〜。戦いとかナシだったら」

        スタスタ

「あ! でもでも、スタンド使いじゃなくても、
 ミモリーならへーきかも!?
 スタンドとか、全然びっくりしなさそーだし!
 でもでも、周りみんな女子だと気不味いですかねーっ」   

            …ピタ

「それにミモリーって、戦ってもすっごい強そーだし。
 普通にパンチであたしの輪っか壊しそー!あはーっ!」

    「黒野さんは、どんな攻撃してくるのかなー!
     遊園地のロボットより強かったらどーしよ!」

脚を止めて、工具金物の棚を物色する。
物色中は脚を止め続けることになるので、
その間に氷輪を全て『最大』まで形成しておく。
時間が足りないなら、まだ最大ではなくても良い。

「こーゆーの探すのって初めてかも。わ! これ強そー!
 パパの物置きにあったかも。チェーンソーってゆーんですっけ」

大型の電気工具などに目移りもするが……

「でも、これってどこをどうやったら動くんだろ!?
 分かんないし重そうだし、いらないいらない。やめとこーっと」

         「あ! こーゆーのは良さそう!
          目に入ったら絶対痛いですよー」    

使い方がわからないのでやめた。
手に取ったのは『パーツクリーナー』……スプレー剤だ。
開封して、噴射可能な状態にしておこう。

それを回収したら、家庭用品の棚の方へと南下を始める。
台所用品の棚を見つけたら、そこで止まって物色し始めたい。

401黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 20:28:50
>>400
失礼します。円谷PLに質問です。

・「氷輪を全て『最大』まで形成しておく」とありますが、これは5つの輪全てで氷輪を形成するということでしょうか?
・能力詳細を読んだだけだと判断できなかったのですが、氷輪を纏った状態の『輪』は動かすることができるのでしょうか?

402円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 20:41:33
>>401(回答)
すみません言葉足らずでした。
以下、回答とさせていただきます。

>・「氷輪を全て『最大』まで形成しておく」とありますが、これは5つの輪全てで氷輪を形成するということでしょうか?

いいえ。
氷輪形成は『空中で静止中の輪』のみで行えるため、
空中で静止した頭上と天井の二輪のみで氷輪形成を行います。

>・能力詳細を読んだだけだと判断できなかったのですが、氷輪を纏った状態の『輪』は動かすることができるのでしょうか?

これについてですが、不明です。
過去のミッションで実行した際に特に疑問が上がらなかった事もあって、
『出来る前提』で考えており、現在まで質疑も行っておりませんでした。

現状の能力詳細を見るだけでは確かにどちらか判断出来ず、
なおかつ自己解釈で進めるには流石に大きすぎる差異になるので、
(戦略レベルで変わってくるため、オリスタで戦うのに近いレベルの差異)
もし良ければ質疑を行わせていただいてもよろしいでしょうか?

403黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 20:49:39
>>402
>空中で静止した頭上と天井の二輪のみで氷輪形成を行います。
了解です。

>もし良ければ質疑を行わせていただいてもよろしいでしょうか?
勿論構いません。質疑の結果をこのスレに記載してもらえればそれに合わせてこちらのレスを入れます。
質疑の結果次第では>>400のレスを訂正してもらっても大丈夫です。

404円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 23:06:24
>>403
お待たせしました。回答が出ましたので、よろしくお願いいたします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
163 名前:円谷 世良楽『リトル・スウィング』[] 投稿日:2021/05/06(木) 21:01:23
対戦中に解釈で解決しづらい疑問が出たため、質問です。

能力詳細からはどちらとも取れるのですが、
以下の理解は、どちらが正しいのでしょうか?

★氷輪を作るためには空中で輪を静止させる必要があり、

①最大になるか、または任意のサイズの段階で動かす事が出来る。
②一度作り始めると、その後、その位置から動かす事はできない(炸裂のみ可)

165 名前:『妖甘』[] 投稿日:2021/05/06(木) 21:53:23
>>163

1の認識が正しい
―――――――――――――――――――――――――――――――――
URL: ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1519311943/163-165

405黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/06(木) 23:08:58
>>404
畏まりました。ご対応ありがとうございます。

>>400
-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------
『工具金物』コーナーを物色しながら、
円谷は操作中の二つの『輪』の『氷輪化』を実行する。

回転する二つの『輪』は冷気を発しながらみるみるうちにサイズを広げ、
ブレスレット大だった『輪』は直径1mの『氷輪』へと変成を遂げた。

その後、『パーツクリーナー』を回収。使用可能な状態でそれを保持して円谷は南方に進み、
『家庭用品』コーナーの台所用品を陳列する棚の前に来た。


-----------------------------------------------------------
→ 『木材・資材』-『自転車』間
-----------------------------------------------------------

四枚『栞』の作成が終わったら手持ちの『本』を開き、
『木材の栞A』を『本』の10ページ目に、
『木材の栞B』を『本』の20ページ目に、
『ブロックの栞A』を『本』の30ページ目に、
『ブロックの栞B』を『本』の40ページ目に、

それぞれ挟んで、その後に『本』をパタンと閉じる。

その『本』を傍らの『スピン・オフ』に持たせて随行させながら黒野は歩き出す。

現在位置から『入口』に向かい、そのまま店の中に入る。

入ったら周囲を見回す。
人影や、動くものは目に入るだろうか。

そういうものが目に入ったらその場に留まり、
特に目に入らなかったら右折して『お酒』のコーナーに行く。


【現在の状態】
黒野本体→両手ともフリー。
『スピン・オフ』→左手にハードカバーの単行本を閉じた状態で保持。右手はフリー。黒野本体と密着した状態で随行。

406円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/06(木) 23:52:25
>>405
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【判定】

栞とは本に挟むもの。その本分を果たすように、『4枚』を挟んだ。
『スピン・オフ』は本来持てないほどの重量を『紙きれ4枚』同然にし、
悠々と『本』に挟んで持ち運べる。『店内』に入ったが―――――


           スタ
               スタ

いきなりだ。遠くにほんのチラッとだが、『円谷』の姿が見えた。
あまりはっきりとした視認ではないが、他に人はいないし、そうだろう。
突き当りの『工具金物』売り場から、『家庭用品』の売り場に入って行くようだ。
向こうは『黒野』が店内に来たことに、まだ気付いていないはずだ。

よって、黒野は『その場に留まる』事を選択した事になるだろう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「よしよし、準備オッケーでーす。
 あとはー、どうしよっかなー。もっと『武器』集めようかな?
 サバイバルのゲームとか、武器集めないとすぐやられちゃうし!」

円谷が言ってるのは『バトルロワイアル』系のゲームだ。
友達にやらせてもらったことが何度かある。

「でもあたし、スタンドって武器持ってるしー。迷っちゃいますね」

台所用品の棚では、とりあえず使いやすそうな『キッチンナイフ』でも探してみよう。
ただ、正直セララとしても刃物で人を刺したい気持ちは薄い。

「黒野さんはいっぱい栞作ってそー!
 何してくるかな。重たい物とか? やだなー!」

一応見つかればいいな、程度の感覚で探りながら、少しずつ売り場内を南下する。
氷輪は随行を続けつつ、『利き手』の指で、『3つ目』の『リトル・スウィング』を外すだけ外す。

【現在の状態】
利き手(右):スプレー所持
利き手でない手(左):フリー

407黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/07(金) 00:02:24
>>406
失礼します。円谷PLに質問です。
・黒野が円谷の姿を見た際、その頭の上に『氷輪』が浮かんでいるのは認識できましたか?

408円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/07(金) 00:11:46
>>407
頭のすぐ上の輪は『円谷の姿の一部』と捉えられますし、
認識できていたことにしていただいて大丈夫です。

409黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/07(金) 00:25:48
>>408
了解しました。回答有り難うございます。

>>406
-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------
円谷が周囲を見回すと、近くに『包丁・ナイフ』を揃えた一角があった。
キッチンナイフも多様な品が揃っている。
(参考ページ:ttps://www3.roymall.jp/shop/c/c3308/)

それらを物色しながら、『3つ目』の『リトル・スウィング』を手首から外しにかかる。

(※外すのにどれくらい時間がかかるものなのかよくわかりませんが、次レスで『外し終わった』としてもらって構いません)


-----------------------------------------------------------
→『入口』
-----------------------------------------------------------

「……ッ」

一瞬、チラリと見えた人影に反応し、黒野は足を止める。

(あれが今回の対戦相手と、そのスタンドか……)

あの頭の上に浮かんだ『氷輪』。

(なるほど、ああやって本体が『輪の内側』に収まるような形で、
 『氷輪化』したスタンドを随行させておけば、
 敵が接近してきても『氷輪の炸裂』で迎撃できるってわけか)


黒野は『家庭用品』コーナーに目を向けたまま、
『サービスカウンター』と『¥(レジ)』の間に移動。

(『能力既知ルール』を選べたのは幸運だったな。
 もし『能力未知ルール』で闘ることになってたら、
 のこのこ殴りかかりに行って、カウンターの炸裂弾で即死……って筋書きもあり得た)


移動したら、黒野本体は『家庭用品』コーナーに目を向けたままそこに待機。

そして『スピン・オフ』を単独で『お酒』コーナーに移動(射程5mあれば足りると想定)。
そこから視聴覚共有を用いてこのような(ttps://item.rakuten.co.jp/fujimatsuwine/185702/)品を探す。

410円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/07(金) 00:43:02
>>409(確認)
失礼します。
黒野PLとイメージを共有しておきたいのですが、売り場内について――

棚は売り場内の端から端までまっすぐ並んでいますか?
例:ttps://images.app.goo.gl/YaCxLspP9ybtzm4b9

それとも、途切れ途切れに棚が置いてあるようなイメージでしょうか?
例:ttps://images.app.goo.gl/4qyiTdVNdoWHVJVh6

411黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/07(金) 00:54:27
>>410
自分のイメージでは後者(ttps://images.app.goo.gl/4qyiTdVNdoWHVJVh6)に近いです。

また、マップイラストの中の「灰色の長方形」は棚だと想定しています(棚の中身は近くの○○用品と関連する品が陳列されてると考えています)

412円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/07(金) 01:35:33
>>411
確認と回答ありがとうございます。
前者でイメージしていたので、確認出来て良かったです。
MAP用意側の判断に従い、棚は後者で、灰色も棚と考えます。
代わりに、可能なら棚の高さは円谷の背丈(約150cm)より高いと幸いです。
――――――――――――――――――――――――――
【判定】

黒野の視界では、円谷は棚の前で動きを止めていたようだが、
しばらくすると南下を再開したのが『棚の切れ目』から覗く。
頭上にはやはり『氷輪』が浮かんでいるだけでなく、
片手に『何か』を持っているのも見えた(ハッキリとは不明)
視聴覚リンクを使用して、二か所同時の視界をしっかりと使うのは、
テレビを二画面同時に見るようなものだ。『視認精度』は下がる。

――――その一方で、『酒を探す』事は成功している。
度数の高さで度々名を叫ばれる、『スピリタス』は棚に1つ残っていた。

――――――――――――――――――――――――――

まず、スプレー缶をパーカーのポケットに入れて。

「ん-……これ、一応持っていこーっと。お守りお守り」

            スッ

「それでこれは、ここに置いとくだけでーす。
 後で拾うから、許してネ」

    「でも、ゲームだから別にいーのかなー?」

一本の刃物を開封し、中身を利き手に持つ。
ttps://www3.roymall.jp/shop/g/grhc1-663704/
そして――今手に取った、中身以外の不用物を棚の下に滑らせておく。

「黒野さーん、あたし準備できましたけど、黒野さんは出来たー!?」

その後、ペティナイフを片手に南下を再開するが、
棚の切れ目に達した段階で、いったん周囲を見渡してみることにする。

413黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/07(金) 09:17:38
>>412
了解しました。棚の高さは『180cm』とします。
画像でいうとこれくらい(ttps://www.sanyoss.jp/themes/pc_2017/img/products/thumb-system.png)のものが並んでいるイメージです。

-----------------------------------------------------------
→円谷(1/2)
-----------------------------------------------------------

ペティナイフをケースから開封して、聞き手に保持した。
その後、無用なプラスチックごみを棚の下に滑らせ、
黒野に向けて言葉を発しながら、南方へ進む。

そこで……


-----------------------------------------------------------
→『¥(レジ)』-『お酒』
-----------------------------------------------------------

目的の品(スピリタス)が見つかったら、
『スピン・オフ』の右手で触れて『紐』を取り付け、
そのまま蓋の上に右手を押し当てて『真上』から潰す。
これにより、スピリタスの瓶を底面積に等しい『円形』の平面にし、その状態で固定。

こうして『スピリタス瓶の栞』を作成したら、『スピン・オフ』の左手に保持している
『本』を開き、その『50ページ目』にそれを挟んで『本』を閉じ、
『スピン・オフ』を黒野の傍らに引き戻す。

(さて、オレはこれからどうするべきかな……)

先に『見敵』できたのはこのゲームではアドバンテージ源だ。
相手に気づかれるより先に攻撃を仕掛けてもルール上は問題ない。
問題ない、が……


「――オレも、OKだ」

あえて円谷に聞こえるようにそう発言する。
その際、円谷との距離を最低でも『10m』は離れてることを
確認した上で声をかける(10m以内に入っているようならこちらが動いて距離を開ける)。


「最初に聞いておきたいんだが、
 アンタもしかして、このゲーム、初めてか?」

-----------------------------------------------------------
→円谷(2/2)
-----------------------------------------------------------
南方へ進み、棚の切れ目に達して周囲を見回す円谷。
そこで、黒野の声が聞こえてきた。

「――オレも、OKだ」

「最初に聞いておきたいんだが、
 アンタもしかして、このゲーム、初めてか?」

声の方向は円谷の現在位置から東側。
そこに目を向ければ、『¥(レジ)』付近に黒野が立っているのが見えるだろう。
そしてそのすぐ傍らには『人型スタンド』が付随。
人型スタンドが左手に『本』を持っているのも見えるかもしれない。






【現在の状態】
黒野本体→両手ともフリー
『スピン・オフ』→左手にハードカバーの単行本を閉じた状態で保持。右手はフリー。黒野本体に密着。

414円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/07(金) 23:13:02
>>413
ありがとうございます。では、そのサイズの棚で、
棚の構造としては>>411の画像のような形でイメージしておきます。
――――――――――――――――――――――――――――

「あはーっ、お返事くれてありがとネ!
 あたしは初めてでーす!
 その言い方だと、黒野さんはしたことある、のですかー?」

            タンッ
                 タンッ

ジャンプしてスニーカーの足音を響かせ、
快活な声で返事を返す。
もっとも、跳ねた所で背は棚を超えないが。

「その本にいっぱい、いーっぱい栞挟んでるんでしょー!?
 あたし、黒野さんの能力の事知ってますよー」

          「黒野さんも知ってるでしょ?
            あたしの『リトル・スウィング』!」

セララの声は明るい。
――だが、おしゃべりだけに集中しているわけじゃあない。

「初めてだからって油断したら、あたし、たぶん強いですよー!」

黒野は近付いてくるか、それとも――――能力で来るか? 様子を見る。

――――――――――――――――――――――――――――
【判定】
酒瓶を中身ごと『栞化』する事に成功した。
明らかになっているだけで、これで『5枚』が、
本の中には等間隔に10ページごと、挟まれている。
スタンドを引き戻し――――会話に応じる。

距離は『10m』は問題なく離れているはずだ。
だいたい『12m』といったところだろうか?
円谷は黒野に気付いた。片手に持っているのは『ナイフ』だ。
そして頭上には氷の輪。『天使』に準えるには、世俗的すぎる。

――――――――――――――――――――――――――――

415黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/07(金) 23:33:20
>>414
「オレはこのゲーム、昔からよくやっててね」

その場で、12mの距離から話を続ける。

「不思議なゲームだよ。
 手ひどく負けた後なんかは、
 『もう二度とやらねえ』って
 心の底から思うんだが、
 それでもしばらく経つと、
 またやりたくなって、
 結局こうして、戻ってきてしまう」


会話をしながら円谷の様子を伺う。


「本格的にガチャガチャやる前に、
 先にこのことを伝えておきたい。
 もし、アンタが戦闘中に『負けを認めた』なら
 その瞬間に『勝負あり』とし、オレは攻撃を中断する。
 ここでの負傷や精子は現実には何の影響もないが、
 それでも……『痛み』はある。
 このゲームに対するスタンスはかなり個人差があり、
 『完全に決着が着くまでどうなっても続けろ』というヤツもいるが、
 辛いのを我慢しながら続ける必要はないとオレは思ってる」


右手に握っている『ナイフ』も気にはなるが、
より重要なのは、『左手』の方だ。


「逆に、オレの方からも
 場合によっては戦闘途中で
 『投了』を申し出る可能性はある。
 そのときは、それを受け入れてもらいたい。
 そういうルールで闘らせてもらいたいんだが、
 かまわないか?」

円谷の左手、
そこに『リトル・スウィング』の『輪』は『何本付いている?』
それを確認したい。

416円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/08(土) 00:02:59
>>415

「すごーい! ベテランさんなんだ!
 あたしとかぜんぜん初心者ですけどー、
 ビギナーズラックってゆーのあるから、
 黒野さんがまたやめちゃう原因作っちゃうかも!
 もしそうなっちゃったら、ごめんネ」

円谷は家庭用品の棚に添い、東へ少しずつ歩き出す。
頭上の『氷輪』は高速で回転をし続けている。
そこに、『提案』を聞く。

「あはーっ。黒野さんってやさしーし、大人ー!
 オッケーでーす。あたしもそのルールでいーですよ!
 痛いのってシミュレーションでも嫌だもん。
 黒野さんがいいなら、あたしも大歓迎でーーーす」

「あ! でもでも、寸止めとかー、
 そーゆーのはしなくていーですよねー?」

       スタスタ

「やめて! って言ったらそこでストップだけど、
 やめてほしいか分かんないところで、
 自分で攻撃するのやめたりとかー、
 そーゆーのは、しなくていいんですよねーっ!?」

黒野の視界は確かに『それら』を捉えた。
つまり――――『残り二本』になった輪を。
頭上に一つ。それは分かる。『あと二つは?』
少なくとも今、黒野の視界には映っていない。

「別に殺したいとかそーゆーのはないけどさー。
 あたしの能力知ってる黒野さんには、分かるでしょ?」

   「だから、お互いイヤになったらすぐ言おーね!」

距離は、黒野が特に動かないのであれば『10m』になる。

417黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/08(土) 08:53:07
>>416
「……ああ、そうだな」

円谷のセリフの3つのクエスチョンマーク全てへの返答をその一言で済まし、
黒野は円谷の左手を注視する。

(やはりか……)

円谷の腕に付いている『輪』は『2つ』。
頭上の『氷輪』と合わせても計3つ。
では、あと2つは?

(恐らくどこか、
 オレから見て死角になる位置に隠しているんだろう。
 仮にオレが『リトル・スウィング』の使い手でも
 似たような戦法を取る)


そしてこちらに向かって歩を進め、10mまで接近してきた円谷に対し、
『スピン・オフ』を操作。
『スピン・オフ』を円谷に向かってスBで走らせ射程ギリギリ(5m先)まで進める。
黒野本体はその場から動かず、『スピン・オフ』のみを向かわせる。


『円谷』―5m―『スピン・オフ』―5m―『黒野』


上記の図のような位置関係を形成する。
もし向かってくる『スピン・オフ』に円谷が足を止めず更に進んできたら。
黒野本体は後退し、上記の図の形を維持するよう努める。

-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------

東方向へ少しずつ歩き始めるに円谷に対し、

『ダッ』

黒野の傍らのスタンド、『スピン・オフ』が向かってきた(接近速度:スB)。
黒野本体はその場から動こうとしない。

接近してくる『スピン・オフ』は左手にハードカバーの単行本を保持している。
よく目を向ければ、その本の『天』から何本もの『紐』がはみ出していることに気づくだろう。

418円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/08(土) 22:23:17
>>417

「あははーっ、いいお返事、いいお返事。
 それじゃ、ゲームスタートしちゃいましょうよ黒野さーん」

『スピン・オフ』が『5mの間』に来た。
円谷は『本』と、その『栞』を見る。

「あ! あはは! すごーい、ほんとに栞一杯準備してる! あはーっ!
 黒野さんさっすがー、ベテランさんですもんネ」

『スピン・オフ』を前に出すつもりなら、
それを攻撃すればいいとセララは考える。
むしろ若干距離を離そう。『6m』になるようやや後退。

「中身は何だろ? 向こう(北)の通路にいなかったし、
 たぶんあっち(南東)から来たんだよねー。えっとえっと、絶対ー」

      シュル

「重い物とか、あと、大きい物たっくさんですね! あはーっ!」

『残る輪』の残る片方を指をかけて取り外し、
自身の前方1m、胸当たりの高さに浮かべる。
これで同時操作数は『3』になった。――――『3』だ。『間違い』ではない。

「どうどう、当たってる? 答え合わせしてくれてもいーですよ!」

                      ヒュィィィィィィ ―――― ン

    ――――浮かべた輪の、『氷輪形成』を開始する。目標は最大輪だ。

――――――――――――――――――――――――――――――
【判定】
スタンドの移動には成功した。
その間に敵はさらなる『輪』を手首から抜き、浮かべる。
接近はあえてはしてこないようなので、位置関係はそのままだ。

【輪の状態】 残数:5 同時操作数:3
①氷輪。セララの頭の少し上。 
②氷輪。セララの頭上、天井の高さ。
③氷輪。セララの前方1m、目の高さ。  
④手首。 
⑤??? 
――――――――――――――――――――――――――――――

419黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/08(土) 22:30:28
>>418
失礼します。円谷PLに質問です。

3つ目の『輪』についてですが、

>自身の前方1m、胸当たりの高さに浮かべる。
>③氷輪。セララの前方1m、目の高さ。  

と、記述が食い違う部分がありますが、どちらが正しいでしょうか?

420円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/08(土) 22:38:01
>>419
完全に誤記のため、現時点では『胸の高さ』が正解です。
次の返レス時に、輪の状態まとめの方も書き直します。

421黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/08(土) 23:09:53
>>420
了解しました。回答有り難うございます。

>>418
円谷に対し、『スピン・オフ』をギリギリまで接近させたら、
『スピン・オフ』の左手を操作し、
保持している『本』を『足元から140〜150cm』ほどの高さ……
より正確には『円谷の目の高さ』に『横向き』で『天』が円谷に向くように掲げる。


「……何を『栞』にして持ってきたかの、答え合わせか?
 いいとも。
      、、 、 、 、 、 、 、、、
 ぜひ、その目で確かめてくれ」


そして『スピン・オフ』の右手を操作。
『本』からはみ出している『紐』の内、
最も背表紙側にある『紐』、
『50ページ目に挟んである栞の紐』を掴み、
『本』から引き抜き……その引き抜く動きのまま円谷の『右目』を狙って手裏剣のように投げつける。パス精CBA。

この攻撃のポイントは大きく二つ。

まず、円谷の目の高さから『栞』を水平に投擲、という部分。
このようにすれば円谷から見た『栞』は、
完全に『真横』から見た形――つまり『線』にしか見えない。
元となった物品が何なのかを推測することは不可能だろう。

もう一つのポイントは『右目』を狙っている点。
右目狙いの攻撃を、仮に避けるとしたら、
『左に跳ぶ』というのが一番ありうる形だが、
円谷の左側は『家庭用品』コーナーの棚があるので、
左には跳びづらいはず。
仮に右目狙いの攻撃を『右に跳んで』避けようとたら、
十中八九、左顔面のどこかに当たるだろう。

そして『50ページ目に挟んである栞』の元となったのは『ガラスの瓶』だ(>>409>>413参照)。
極薄となったガラスならある程度の『切れ味』が見込める。
命中すれば、十分にダメージはあるだろう。

-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------
(以下、上記の黒野側の意図が全て成立した場合)

円谷はその場から1mほど後退した。
『スピン・オフ』から6mの距離を取り、そこで手首から『輪』を一つ外し、
胸の高さに浮かべてその場で『静止回転』。
『氷輪』へと変成させに行くが……

『ビュッ』

そこで、『スピン・オフ』が本からはみ出している『紐』を掴んで、
そのまま『何か』を本から引き抜きつつ『円谷の右目』めがけて投擲してきた(パス精CBA)。

『スピン・オフ』の能力を事前に把握している円谷なら、
それが能力で作られた『栞』だと推測できるだろう。
だが、円谷の目の高さときっちり水平になるよう強烈な精度で投げられたそれは、
円谷の視界からは『線』にしか見えない。



・現在の位置関係

『円谷』―6m―『スピン・オフ』――『黒野』


・③輪の氷輪化
現在『1秒分』まで進行

422円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/08(土) 23:40:02
>>421

                『ビュッ』

超高精度の『スピン・オフ』ならば、
狙いを付けるのにさほどの時間もいらない。
故に投擲は『居合抜き』の様相を呈する。

「え、何々ー!? 見えない見えない!
 黒野さんちょっとちょっと!
 全然答え合わせになってなーい!?」

              タッ

セララは横でなく後ろに0.5m程下がりながら、
『頭上の輪』は追従でなく、『移動』させる。

「でもでも、なんでも当たったらやなのは同じ同じー!
 『リトル・スウィング』、ばっちり防ぐ準備はしてますもんねーっ」

ほんの僅かでも投擲動作が存在するなら、
『意志一つ』で動かせる『頭上の輪』を動かし、
飛来するそれをガードする事は可能だろう(ス精BC)

勿論、精度ゆえにブレない『線』のようなそれを、
氷輪という同じく『細い』もので100%防げるかは怪しい。
三輪同時操作で精密動作性はやや下降しているのもある。
だが、『直撃』を免れれば問題はない。
セララは防げると思ってるが。
 
            ヒュリリリリリリリリリ

――――前方の輪はその間に、どの程度の大きさまで育つだろうか?

――――――――――――――――――――――――――――
【判定】
黒野の投擲は成功し、セララは頭上の輪で『ガード』を試みた。
セララ本人は更に0.5mほど、後ろに下がりながらの行動だ。
果たして、上手く防げるのだろうか――――
『黒野』は投擲直後とはいえ、コンパクトな動作の攻撃だ。
続けて行動する事も、もちろん可能ではあるだろう。

【輪の状態】 残数:5 同時操作数:3
1.氷輪。本体に随行後、セララの頭上から目の前へ移動。
2.氷輪。移動なし。セララの0.5m前方の、天井の高さ。
3.氷輪。移動なし。セララの前方1。5m前方の、胸の高さ。  
4.手首。 
5.??? 
――――――――――――――――――――――――――――

423黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/09(日) 00:33:03
>>422
投擲の動作が完了したなら、
その直後から『スピン・オフ』を操作し、円谷から後退。
スピード:Bで黒野本体に密着する位置まで引き戻す。



そして放たれた『ガラス瓶の栞』は、
円谷の頭上から移動し、盾のように立ち塞がった①の『輪』に衝突――


「――今だ」


その衝突の瞬間に、
『ガラス瓶』の『栞化』を『紐』ごと『完全解除』する。
これにより、『栞化』によって次元から消失していた
『中身の液体』が出現する。
『輪』に衝突し、『ガラス瓶』は砕け散り、
そして中身の液体は円谷の上半身へとぶちまけられることになる。

中身の液体――すなわち『純度96度のアルコール』を円谷に浴びせかけること。

それが、この攻撃における真の狙いだ。




-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------
(以下、上記の黒野側の意図が全て成立した場合)

投擲直後、『スピン・オフ』は円谷から後退し、
黒野本体の元へと引き戻されていく。


円谷は、投擲された『栞』に対し、50cmほど後退しつつ、
頭上の①の『輪』を操作して、『栞』をガードしようと試みる。

無事、狙い通り『栞』は①の『輪』に衝突したが、その瞬間だった。


『パァン!』

衝突の瞬間、投擲されていた『栞』から『紐』が消え、
それと同時に『ガラスが割れるような』甲高い音が響き、
『細かな透明な破片』が四散。

そして『栞』が衝突した場所から『透明な液体』が
円谷に降り注ぐようにぶちまけられる。



――事前に確認した『スピン・オフ』の能力詳細にあった一節、

【水の入ったコップを『栞化』した場合、『栞化』すると中の水は消え、解除すると現れる。】

そのような一節があったことを、円谷は思い出すかもしれない。




・現在の位置関係

『円谷』―11.5m―『スピン・オフ』と『黒野』(密着)


・③輪の氷輪化
現在『2秒分』まで進行

424<削除>:<削除>
<削除>

425円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/09(日) 01:22:46
>>423

その『狙い』―――――セララは当然、『気付けていない』。

  「え!?」

     『パァン!』

         「わっ」

               バシャァァッ!

「ひゃーーーーっ!!!?
 な、なにこれなにこれー! 変な匂い――――あ!
 分かったー! もしかしてこれって、『お酒』でしょー!?
 パパが前に飲んでたのが、こういう匂いしたもんなー」

よって、『純度96%』のアルコールをまともに浴びてしまう。

      「ぺっぺっ、口に入っちゃうとこでしたよもー」

度数が高いとはいえ、浴びただけで酔っぱらう事はないし、
輪で守られていた顔、しかも口の中に入って、誤飲してもいない。
だが、『可燃性』を考えるだけでも危険である事は言うまでもない。

「いたたーっ、しかも顔切れちゃった! あーあ、ひどーい。
 やられたなー、あたし『重さ』と『大きさ』だけが武器だと思ってたんだー!」

また、割れたガラス瓶で頬を少し切るが、これは深手ではない。
本体はパーカーを脱ぎながら、前に出始める。
とはいえ目標は『8m』だ。過度に前に出過ぎない。

                     バサ!!!               

パーカーを脱げば道具の多くを失う事になるが、
背に腹は代えられない……もっとも体操着も相当濡れたが。

「それに、お返し行こうとしたら逃げちゃうし!
 黒野さんと『スピン・オフ』の戦い方、スッゴイいやらしー!」

負け惜しみを言いながら、
『①の輪』は再び頭上に戻しつつ、
並行して『③の輪』を移動。『5m』ほど自分から先行させておく。

また、この時に『高度』を少しずつ下げ、『へそのあたり』にしておく。

――――――――――――――――――――――――――――
【確認】
家庭用品売り場、及び日用品・化粧品売り場の間の棚ですが、
これらは左右に何mごと程度の間隔で並んでいる認識でしょうか?
(=棚と棚の間の通路は何mくらいある認識でしょうか)
こちらは、1m〜広くても1.5m程度で考えております。

【輪の状態】 残数:5 同時操作数:3
1.氷輪。セララの頭上に戻して、随行させる。
2.氷輪。移動なし。セララから0.5m前方の、天井の高さ。
3.氷輪。セララから5m前方の、へその高さを目指して移動。
4.手首。 
5.??? 
――――――――――――――――――――――――――――

426黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/09(日) 01:51:54
>>425
「『能力未知ルール』が、
 『相手のスタンド能力がどういうものか』を推理するゲームだとしたら、
 『能力既知ルール』は、
 『相手がこのスタンドでどう闘うのか』を推理するゲームだと言える」

黒野は『スピン・オフ』を密着状態で随行させつつ、
傍らの『¥(レジ台)』の上に乗り、
そのまま、反対側へ降りる(マップ上で『¥』と『日用品・化粧品』の間)。


「アンタの想像通り、それは『アルコール』だが……
 では、『オレは何のためにアンタにアルコールを掛けたのか?』
 そしてこの後オレは『何を狙い』そして『どう動くのか?』」


 ダッ

そして黒野は円谷に背を向けて、
『¥』と『日用品・化粧品』の間の通路を
全速力で『東方向』へと疾走する。

その間、『スピン・オフ』とは『背中合わせ』の形で密着し、随行させる。
『スピン・オフ』の視点は円谷へと向けておき、
視聴覚共有でその挙動が確認できるようにしておく。



「推理してみろ。
 これはそういうゲームだ」



-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------

円谷はパーカーを脱ぎながら、黒野の方へと足を進める。
『①の輪』は再び頭上に戻しつつ、『③の輪』をへその高さで自分の5m先まで進め……

 ダッ

そこで、黒野は円谷に背を向けて『東方向』へと走り出した。
徒歩で接近する円谷からはどんどん距離が離れていく。


【現在の状態】
黒野本体→両手ともフリー
『スピン・オフ』→左手に『本』を閉じた状態で保持。右手はフリー。黒野本体と背中合わせに密着状態で随行。視点は円谷に向けられている。

【現在の位置関係】
『円谷』―5m―『③の輪』――6m(くらいからどんどん増加)――『スピン・オフ』と『黒野』


【③輪の氷輪化】
静止状態を解いたので現在『2秒分』まで進行のまま。

427黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/09(日) 01:57:13
>>425
>【確認】
>家庭用品売り場、及び日用品・化粧品売り場の間の棚ですが、
>これらは左右に何mごと程度の間隔で並んでいる認識でしょうか?
>(=棚と棚の間の通路は何mくらいある認識でしょうか)
>こちらは、1m〜広くても1.5m程度で考えております。

こちらの認識も「1m〜広くても1.5m程度」です。

428円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/09(日) 22:01:28
>>426(黒野)

「えー!? あたし、推理って得意じゃないんだよねー。
 同じことって、ずっと考えてたら飽きちゃいますしー!」

黒野が何をする気かは知らないが、
『戦いのベテラン』である彼のことだ。 
ただ『それらしいことを言いたかっただけ』とは思えない。

「アルコールってことはー、『ライター』とか準備する気でしょ!
 爆発する事故の動画とか見たことあるもんネ。
 だからそれを探しに行くのが『狙い』なんでしょー!?
 しかもしかも、それをあたしに言ったのも、
 それであたしのことなんか騙そうとしてそうでーす!」

何か――行動を『誘導』しようとしているのだ。
セララは漠然とだが、そう考えた。

「あはは、ほんっと意地悪! それならあたしももっと!
 『意地悪』しちゃいますもんねー! 意地悪対決だ!」

すぐには追わず、まずは『家庭用品』側の棚の傍でしゃがみ込む。
パーカーをポケットのある前面を下にして床へと広げ、
ポケットのスプレー缶を芯にするように丸めてから――

                ギュッ

「黒野さんは追っかけてきてほしいんでしょー。あはーっ、追っかけたげませーん!」

それを両袖で縛ることで、『風呂敷包み』のようにして持つ。
別に大した武器ではないが……アルコールが染みている。
それを『投げられる』状態にしておくことで、
火を使うのを躊躇わせる狙いも、ある。

――なお、これらの工程はあえて『背を向けて』行う。
相手の様子は、時折振り返る事で見てはおく。
『スピン・オフ』からは隙だらけに見えるだろうが、
いくら速度と精度が高くともこの距離があり、
更に中間地点に③の輪がある今、『隙だらけでもない』

                ヒュ リリリリリリリリリ

その『③』の輪は、動かさない間に形成を再開。
万が一相手が足を止めて投擲をしてきたら、これの操作で防ぐ。 

―――――――――――――――――――――――――
【判定】
東に向けて疾走する『黒野』と『スピン・オフ』。距離はどんどん離れる。
それもそのはず――――セララは『追ってこない』。
特に問題なく、『文具売り場』の辺りまで距離を取れた。

『スピン・オフ』の視覚情報によれば、
彼女はしゃがみ込んで背を向けている。
時折振り返って様子を見てくるが……

行動は背中に隠れて完全には見えない。
が、恐らくは脱いだパーカーを丸めているようだ。
濡れたパーカーは、確かに振り回せば武器にはなるだろう。

【現在の位置関係】
『円谷』―5m―『③の輪』――12m――『スピン・オフ』と『黒野』

【輪の状態】 残数:5 同時操作数:3
1.最大氷輪。セララの頭上。しゃがむのに合わせて降下。
2.最大氷輪。セララの頭上から東寄り0.5m、天井の高さ。
3.2秒氷輪。セララから5m東の、へその高さ。『形成』を再開。
4.手首。 
5.??? 
―――――――――――――――――――――――――

429黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/09(日) 22:54:39
>>428
東方向へひた走る黒野。
その背中に円谷の言葉が投げかけられる。

>「アルコールってことはー、『ライター』とか準備する気でしょ!
> 爆発する事故の動画とか見たことあるもんネ。
> だからそれを探しに行くのが『狙い』なんでしょー!?」

当たりだよ。
そう、黒野は心中で呟く。

円谷の言う通り黒野の次の狙いは『ライター』の入手だ。
ホームセンターで『ライターがどこに売ってるのか』は、
店ごとに幾らかバラつきがあるのだが、
一番可能性が高いのは、『アウトドア用品』や『レジャー用品』だ。
キャンプや花火、バーベキューといった催しに使うために、
『焚き火台』や『備長炭』などと揃えて陳列されているケースは多い。

東方向へ走りつづけてマップ上の『カー・レジャー』の場所まで向かい、
このような(ttps://www3.roymall.jp/shop/g/grhc2-048565/)品を黒野本体の視点で探す。

―――――――――――――――――――――――――
→円谷
--------------------------------------------------

東方向へと走っていく黒野を円谷は追わず、
その場でしゃがみ込み、パーカーとスプレー缶を組み合わせて即席の武器を拵える。

時折背中を向け、隙を見せるも、
黒野はひたすらに走り続け、
『スピン・オフ』もじっと円谷に目線を向けたまま、
動く気配を見せない。

                ヒュ リリリリリリリリリ


投擲への対策として配置していた『③の輪』も、
特にそうした仕事が発生することはなかったが、
そのおかげで、最大サイズの『氷輪』へと変成を遂げることはできた。

その間、黒野本体は振り返ることもなく、
その表情は伺いしれない。
円谷の『意地悪』を、果たしてどう受け止めているのか……


【現在の状態】
黒野本体→両手ともフリー
『スピン・オフ』→左手に『本』を閉じた状態で保持。右手はフリー。黒野本体と背中合わせに密着状態で随行。視点は円谷に向けられている。


【現在の位置関係】
(黒野が問題なく『カー・レジャー』まで行けた場合)
『円谷』―5m―『③の輪』――25m――『スピン・オフ』と『黒野』


【③輪の氷輪化】
最大まで完了。

430円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/10(月) 00:29:16
>>429
―――――――――――――――――――――――――――
【判定】

『カー・レジャー用品』売り場への移動は問題なく成功した。
種類によってはガラスケースに陳列されていたりもするが、
黒野が探している一番簡素なタイプなら、狙い通り売り場にあった。

―――――――――――――――――――――――――――

「あ! 黙っちゃった! 図星だったんじゃないですか!?
 図星図星ー! あははーっ。あたしって探偵になれるかも!」

             タタッ

いつまでも追わないつもりでもない。
中距離戦こそが『リトル・スウィング』の本領。
効き手にパーカー、逆の手にペティナイフを持ち、
走らずに『黒野』の後を追いかけていく。

「毎日猫とか探して暮らすのっていいかもネ」

輪の3輪と自分自分の距離関係は変えず、継続しておくが、
③の輪のみは浮かぶ角度を変え、地面と水平から、『垂直』にしておく。

――――そして、追う経路は『直線』ではない。
『日用品棚』の方に入り、『文具売り場内』を経由して追う。

追い付くまでにかかる時間は伸びるが、敵の狙いが読めた今『酒売り場』の横を通りたくはない。
また、残る栞の内に1つはあるであろう、『大きなもの』を、通路の狭さで封じられる可能性がある。
……その分自分の『リトル・スウィング』についても強みを封じられる部分はあるが。

「黒野さんのことだし、ずーっといたあの辺は、
 何か栞とか仕掛けてるかも、だもん。
 あはーっやばい、あたし今すっごい冴えてるー!
 やっぱりあたしって、スタンド使うの才能あるんでしょーか」

あるいは、会話を持ちかけて来たのも、
仕込みを行う時間稼ぎだった可能性もあり得る。

――――それらしい行動は無かったが、『仕込みは互いに見ていない』。
どちらにせよ、馬鹿正直に直線で、黒野の通った道を追うのは避けつつ、近付いていく。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【判定】
『スピン・オフ』の視界は、変わらずセララを追う。
セララが近付いてきた。直線最短距離ではなく、
日用品や、文具売り場の中を通って来るようだ。
棚の陰に隠れてしまえば、姿を追い続けるのは難しいかもしれない。

【現在の位置関係】
『円谷』―5m―『③の輪』――20m――『スピン・オフ』と『黒野』

【輪の状態】 残数:5 同時操作数:3
1.最大氷輪。セララの頭上。しゃがむのに合わせて降下。角度は水平。
2.最大氷輪。セララの頭上、セララの進行方向0.5m先の天井の高さ。角度は水平。
3.最大氷輪。セララの進行方向5m先のへその高さ。角度を垂直に。
4.手首。 
5.??? 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

431黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/10(月) 01:14:08
>>430
目当ての品が見つかったら黒野はそれを自分の手でつかみ、
包装のビニール袋を引きちぎって中身のライターを一つ取り出し、
残りはそのへんに放り捨てる。


「……人がゲームに臨むスタンスには、
 大きく分けて3つの種類があるそうだ」


ライターを取り出したら黒野本体も
円谷のいる『西方向』へと身体の向きを変え、
同時にライターを傍らの『スピン・オフ』の右手に渡す。


「1つ目は『楽しむ』ことに主眼を置くタイプ。
 2つ目はそのゲームを通じて『自分を表現すること』を目指すタイプ」


そして『スピン・オフ』を操作。
その場で跳躍させ、近くの棚の上に跳び乗らせる。


「で、最後の3つ目が、
 『とにかく勝ちたい』というタイプだそうだ」


高さ180cmの棚の上から『スピン・オフ』の視覚を用いて、
円谷の位置を探れないか確かめる。


「これで言うとアンタは、
 どのタイプに、該当するのかな」


―――――――――――――――――――――――――
→円谷
--------------------------------------------------
(以下、上記の黒野側の意図が全て成立した場合)

『③の輪』の向きを水平から垂直に変えつつ、
円谷は『日用品棚』の方に入り、そのまま『文具売り場』を通り抜けるようなルートで
黒野へと接近していく。

黒野は『カー・レジャー』のコーナーまで走ったところで立ち止まり、
その棚から何かを掴み取るような動きを見せる。
距離がやや遠い上、黒野が背を向けているのでややわかりにくいが、
安価なライターを手に入れた、ということは円谷にも推測できるだろう。

その後、黒野は円谷のいる西方向へ身体の向きを変える。
そして黒野と密着していた『スピン・オフ』は
その場で跳躍し、近くの棚へと跳び乗った。

高所からの視点で棚の影に隠れている円谷を
見つけようとしている様子が伺えるだろう。


【現在の状態】
黒野本体→両手ともフリー。
『スピン・オフ』→左手に『本』を閉じた状態で保持。右手にライターを保持。黒野本体のすぐ近くの棚の上に立っている


【現在の位置関係】
『円谷』―5m―『③の輪』――15m――『スピン・オフ』と『黒野』

432円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/10(月) 02:13:58
>>431

「わ! お行儀悪ーい! まー、あたしもひとの事は言えないですけど。
 ていうかなんか持ってる! なにあれなにあれ、まさか『ライター』?」

         「どーしよ、炎上ってしたくないですよ」

ナイフを持っているよりは、
棚の上に乗る方がよほど行儀も良いだろう。
ともかくセララも、『スピン・オフ』の姿を認めて。

「……えー、なにそれなにそれ、すごい気になる! どこ情報ー!?
 あたし、そんなの考えたことなかったかもー」

しかし、この距離で出来る行動は特にない。
あくまで距離を詰める。
 
「なんだろー、負けたらちょっと嫌だし、3番かな?
 でもでも、ゲームって負けても楽しい時ってあるよネ。
 とにかく勝つとか、そーゆーのがっついてるみたいでしんどいしー」

「だから、あたしは1番っていうことにしとこっかなー!
 ねえねえー、そういう黒野さんは、自分でどの番号なんですかー!?」

それを妨害して来るのは目に見えているが――――まず間違いなく『投擲』だ。
どんな栞であれ、『投擲攻撃』以外の遠距離の択は、『スピン・オフ』には無い。

「こうゆう心理テストみたいなのって、出した人もちゃんと答えてほしいでーす」
  
                         ――――『手元』は見ておく。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
【判定】

『ライター』の入手と、不要分の廃棄、必要分の手渡し。
そのすべては恙なく成功する。失敗する理由も特にない。

           ドンッ

『スピン・オフ』が棚の上に乗り、下を見て『敵』を探す。
これについても、見つけることは問題なく可能だった。
セララは黒野へと少しずつ、だが確実に寄って来る。
また、たった今『③の輪』の高さが胸のあたりまで上がった。
黒野も知る『リトル・スウィング』の射程から考えるに、
まだまだ『圏外』である事は、言うまでもないが―――――

【現在の位置関係】
『円谷』―5m―『③の輪』――10m――『スピン・オフ』と『黒野』

【輪の状態】 残数:5 同時操作数:3
1.最大氷輪。セララの頭上。しゃがむのに合わせて降下。角度水平。
2.最大氷輪。セララの頭上、セララの進行方向0.5m先の天井の高さ。角度水平。
3.最大氷輪。セララの進行方向5m先。高さを胸のあたりまで上昇。角度垂直。
4.手首。 
5.???

433黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/10(月) 10:21:34
>>432
円谷の姿を『スピン・オフ』の視界で捉えたら、
『スピン・オフ』の右手を操作し、握っているライターを点火する。


「……この3つで言うなら、
 オレは2番目の『自己表現タイプ』だ」


そしてそのライターの火を使って、
               ・ ・・・・・・
『スピン・オフ』の左手にある『本』に火を点ける。

                 ギフト
「オレのスタンド能力は天からの『授かりもの』で、
 そこにオレの意志は反映されていない。
 だが、オレが『このスタンドでどう闘うか』という部分は、
 100%オレの意志によって形作られるものだ。
 だからオレは『勝ち方』にはとことん拘る。
 勝敗なんかよりも、遥かにな」


火を点ける箇所は『本』の『地』の部分。
無事、火が燃え移ったら『スピン・オフ』を操作して、
右手のライターを投げ捨て、
『本』の『40ページ目』に挟んである『栞』を引き抜く。


「オレが今手元に所持している『栞』は『4枚』。
 その4枚でこれからアンタを『詰み』に掛かる。
 それで詰みきれたらオレの勝ち。
 だがオレの攻撃を凌ぎきれたなら、
 その時は、アンタの勝ちだ」


40ページ目の『栞』の原型物品は『インターロッキングブロック』。
その材質はコンクリートだ。
『栞』に火が点いていることはないだろう。


「行くぞ」


『スピン・オフ』の右腕を操作。
『インターロッキングブロックの栞』を掴んだまま、
右腕を振りかぶり、野球の投球フォームのような動きを行う。
そして、その投球フォームのさなか、
『スピン・オフ』の右手が最も高い位置まで来た瞬間に、
『栞』を『通常解除(※注1)』し『ブロック』に戻す。

『スピン・オフ』の腕を振る勢い(パスCB)に、
『栞』が『ブロック』に戻る際の勢い(パスCB)を相乗させ、
それを精密動作性:Aの正確さでもって、
円谷めがけて投げ放つ。

狙いは円谷の頭部。
頭上の『①の輪』をくぐり抜けて命中させることを狙う。

-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------
(以下、上記の黒野側の意図が全て成立した場合)


円谷はジリジリと黒野へ接近を続ける。
そのさなか、『スピン・オフ』が動きを見せた。

まず右手のライターで左手の『本』に火を点け、
そこからライターを捨てて右手で『栞』を一枚引き抜く。
その『栞』を野球のピッチャーがやるようなオーバースローの動きで、
途中で『栞』を『レンガ大の灰色の直方体』へと変化させながら、
円谷めがけて投げ放ってきた。

『スピン・オフ』の手元を注視していた円谷には
一連の動作が『初動』から『完了』まで捉えられている。



【現在の状態】
黒野本体→両手ともフリー。
『スピン・オフ』→左手に火の点いた『本』を閉じた状態で保持。右手は投擲が完了したらフリー。黒野本体のすぐ近くの棚の上に立っている


【現在の位置関係】
『円谷』―5m―『③の輪』――8m――『スピン・オフ』と『黒野』


※注1:通常解除とは、『紐』を維持したまま『栞化』を解除する挙動のことを指す。

434円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/10(月) 22:25:31
>>433
――――――――――――――――――――――――――――――
【判定】

黒野は、『スピン・オフ』の持つ本の地に『火をつけた』。
一瞬で燃え広がるようなことは無いにしても、
紙製であるそれは一気に『炎』に包まれていく――――そして。

            ブ
              ン!

50ページの栞を『インターロッキングブロック』に戻し、投擲した。
狙いは『頭』へのストライク。対するセララの行動は、いかに。

――――――――――――――――――――――――――――――

「えー! 勝つだけでも負けるだけでもだめってこと? 
 あたし、そーいうこだわりってちょっとわかんないでーす。あはーっ。
 でも、そのルール良い! 『4枚』ぜーんぶきっちり防いであげちゃいますよ! 
 そしたら黒野さんは『セララちゃんの勝ちでーす』って、ちゃんと認めてネ」

                 「?」

                     「あれ、あれ?」

口にして『違和感』を覚えた。それは『先に見た攻撃』に由来するものであり、
あるいは『能力既知ルール』に伴う、『言動の違和感』でもある。

「あれ? なんだろ―――――なんかさ、なんかさーーーー」

     ――6、引くお酒で1だし『5』じゃん! なんで?
  
           ――なんで黒野さん『4枚』しか準備してないの?

あの準備時間があれば、適当な物でも『6枚目』は作れたはず。
緊急で何かを栞にするための空き? ……そのために武器を減らすか?
残り4枚。『本当に』? 本当だとして『4回』ではないのでは?

               ――今の、なんで『栞のまま』投げないの?

早とちりや、ブラフなのかもしれない――――だが。
これを『頭上の輪』で受けるのは何か『ヤバイ』!
そんな直感的な結論に、セララは従う。


「なんか……黒野さんが、あたしのこと、すっごいキレーに騙そうとしてる気がするんですよー!
 置いててよかった『リトル・スウィング』――――あはーっ、やっぱあたし冴えてる!」

               「『フィニッシュ』いっちゃえいっちゃえー!」

当たるよう最低限の位置調整をした上で、③の輪を『炸裂』!
垂直輪の炸裂は上下前後の全方位に『氷散弾』を撒き、飛来するブロックを『吹き飛ばす』。
『1.8m』の棚の上から、更にオーバースローの投擲で、狙いはセララの頭部なら、
真っ直ぐ飛来するそれの『空路』は、4m→1.5mの高さという事になるだろう。

現在配置している③の輪の床からの高さは1m以上。径は1mで、炸裂範囲は2m。
ならば横軸だけ合わせ、ほんのわずかに高度調整して炸裂させれば、当てられる。
敵の投擲が8mの空を裂く間に、1mに満たない位置調整を間に合わせられない理由は無い。

「黒野さーん! あたしが、手っ取り早く『0枚』にしちゃうって勝ち方もありですよねー!?」

念のためとしてナイフを持っている側の手で頭を庇うように守ってはおく。
――――『炸裂』とその結果を見たらすぐ動けるよう、『パーカーを投げる準備』と共に走る備えをする。               

――――――――――――――――――――――――――――――――――
【判定】
ブロックが手から離れ――――『③の輪』の上を通る時には――――
その『軌道』に合わせるように、輪は動いている。そして、『炸裂』した。
その効果は円の外に向けての、鉄のように固い『氷の粒』の『散弾』!(パス精BBE)
精度の低さはあれど、恐らくブロックは巻き込まれるはずだ。果たして、どうなる?
セララ自身は動く準備をしているだけで動いていない。ナイフ側の手で一応頭を守っている。

【輪の状態】 残数:4 同時操作数:2
1.最大氷輪。セララの頭上。
2.最大氷輪。セララの頭上、セララの進行方向0.5m先の天井の高さ。角度水平。
3.×。セララの5m先で、ブロックを巻き込むようなタイミングで炸裂した。
4.手首。 
5.???
――――――――――――――――――――――――――――――――――

435黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/11(火) 09:16:22
>>434
『ボガアアアアアン!』


投擲した『ブロック』は円谷の頭部に命中するよりも先に、
『③の輪』の炸裂に巻き込まれ、
その衝撃で明後日の方向へと弾き飛ばされてしまった。

その光景を見て、黒野は思う。


(…………『よし』。
 1枚目の『栞』は、
 こちらの『期待に応える仕事』をしてくれた)


『スピン・オフ』を操作。
空いた右手を使い、『本』の『30ページ目』に挟んである『栞』を引き抜く。
この『栞』の原型物品は先程と同じ『インターロッキングブロック』。
それを先程と同じ要領で、
通常解除でブロックへと戻しながら、
円谷めがけて投げ放つ。


(さて、
 この2手目は
 果たしてどうなるかな)


狙いも先程と同じ、円谷の頭部。
『①の輪』をくぐり抜けて命中させることを狙う。


-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------

『③の輪』の炸裂による投擲物の迎撃は見事に成功した。
炸裂の衝撃で、投げられた灰色の直方体は
明後日の方向へと弾き飛ばされていった。

円谷は足を止め、身構える。


            ブ
              ン!


そこで再び『スピン・オフ』が動く。
手元の『本』から『栞』を引き抜き、
それを『灰色の直方体』に戻しながら
円谷の頭部めがけて投げつけてきた。



【現在の状態】
黒野本体→両手ともフリー。
『スピン・オフ』→左手に火の点いた『本』を閉じた状態で保持。右手は投擲が完了したらフリー。黒野本体のすぐ近くの棚の上に立っている


【現在の位置関係】
『円谷』――13m――『スピン・オフ』と『黒野』

436円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/11(火) 23:30:29
>>435

まず、前方へと動き出す。動きながらでも『ガード』は出来るし、
フォームを整えての投擲なら、動く事で回避も見込める。

「あれー!? 普通のブロックだった!
 あはーっ、なーんだ、なーんだ!」

なぜ③の輪を『炸裂』までさせたのか――――
理由は『2つ』存在した。

「あーあ、あたしったらビクビクしすぎでしたかねー!」

1つ目は『ブロックに別の栞を重ねてきた』可能性への警戒。
2つ目は同時操作による、『精密動作性』の低下を『解消』する事。

「ねーねー黒野さーん!
 あたしの質問答えてくださーい!」

――――『高精度』かつ『同速』だ。
防げない道理は、余り思いつかない。
『頭上の輪』をぶつけてブロックを弾き逸らす。
横方向への回転(スB)も加わり、
破壊は不可能でも、逸らすのは容易だろう。      

「今から持ってる『本』落として!
  栞が残り何枚でも、ぜったい0枚にしちゃうけどー」

          「それでも、あたしの勝ちですよねー!」  

とはいえ見ずに防げはしないので、顔を上げブロックの動きは見ておく。
そのため、全力のダッシュという訳にはいかない。
また、天井の輪は敵の高さからしてそろそろ気付かれるだろう。
これもガードに使う。先に『4m』くらいの高さまで下げておく。

―――――――――――――――――――――――――――――― 
【判定】
次なる投擲に対し、セララは頭上の輪を動かしてのガードを試みる。
そのために顔を上げやや上を見ながらだが――――移動も、再開した。
投擲の速度と精度を考えれば移動先を狙って投げる事も可能だが、
『輪によるガード』に対しては、果たして『ブロック』はどうなるか――――
(シチュエーションがシチュエーションなので、距離の判定はお任せします)

【輪の状態】 残数:4 同時操作数:2
1.最大氷輪。セララの頭上から動き、ブロックを右に弾き逸らしにいく。
2.最大氷輪。セララの頭上、セララの進行方向0.5m先の天井の高さ。角度水平。
3.×。
4.手首。 
5.???

437黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/12(水) 00:15:43
>>436
 
 バギィッ!

投げ放たれたブロックはガードに入った『①の輪』にぶつかり、そこで右に逸れてしまった。
その光景を見て、黒野は思う。

(……2手目の結果は、
 まあ、『可』ってとこか)


黒野が放った1手目と2手目の『ブロック投擲』、この攻め手に『期待していた仕事』、
それは『1つ』ではなく、段階ごとに『3つ』の狙いがあった。

最大の成果、『優』の仕事は『円谷の頭部に命中して致命傷を与えること』。
これが果たせれば勝負ありだ。文句なしの成果となる。
とはいえ、相手が木偶でない以上、それは実現しないだろうとも思っていた。

その下の段階、『良』の仕事は『氷輪の炸裂を誘うこと』だ。
ブロックを弾き飛ばすために輪を炸裂してくれれば、それは使えるスタンドが1つ減るということ。
即ち相手方の戦力の削減につながる。

そして更にその下の段階、『可』の仕事は『氷輪にぶつかること』だ。
事前に確認した『リトル・スウィング』の能力詳細には、
『仮に氷が少しでも破損した場合、ブレスレットが手首に瞬間移動して戻って来る』という記述があった。
そうなれば、スタンドを使うためにもう一度『ブレスレットを手首から外す』という
『時間』と『手間』が発生する。そこで相手方の手が遅れるだけでも、『報酬』としては充分。
『氷輪』の強度は鉄と同等ということだが、勢いよくコンクリートの塊をぶつけられて、少しの損傷も発生しないということがあるだろうか?

>「ねーねー黒野さーん!
> あたしの質問答えてくださーい!」
> 今から持ってる『本』落として!
> 栞が残り何枚でも、ぜったい0枚にしちゃうけどー」
> それでも、あたしの勝ちですよねー!」  


「そんなことを言ってる前に」

そこで、黒野本体が動き出す。
現在位置から西方向、つまり円谷のいる方向に向かって走り出す。
『スピン・オフ』は黒野に随行し棚から隣の棚へと飛び移るように並走しながら、『3枚目』の『栞』を右手に掴む。


「まずこの『3手目』を凌いでみせろよ」


『3手目』で引き出すのは『20ページ目』に挟んだ『栞』。
これの原型となった物品は『木材』。
『栞』になっても材質は変わらないので、
火の点いた『本』に挟まれていたこれには、
『火』が『燃え移っている』。


 ビッ


その『火の点いた栞』を、こちらに向かってくる円谷の
前方1mあたりに落ちるような角度で
『スピン・オフ』の右手を用いて投げ放つ。パス精CBA。

そして『栞』が円谷の胸の高さまで落下した瞬間に、
『栞』を『紐』ごと『完全解除』して『木材』に戻す。
『栞』に火が点いていれば、解除した木材も表面は燃えている。
パスCBで38ミリ×89ミリ×3650ミリの木材へと『伸長』させ、
胸部への打突ダメージを狙うと同時に、
アルコールが染み込んだ衣服に『点火』を狙う。

438黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/12(水) 00:16:30
>>436
-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------
(以下、上記の黒野側の意図が全て成立した場合)


頭上の『①の輪』を飛来するブロックにぶつけた。
見事、狙い通り飛来したブロックは逸れ、
円谷へのダメージは今回もなかった。

そのまま黒野の方へと接近する円谷。

そこで、幾つかの事象が立て続けに発生した。

まずガードに用いた『①の輪』がブレスレットとなって円谷の手首に戻ってきた。
ブロックを防いだ際に『氷の損傷』が発生してしまったようだ。

そしてずっと動かなかった黒野が
円谷の方へと走り寄り、みるみる距離を詰めてくる。

そして『スピン・オフ』が3枚目の『栞』を放つ。

その『栞』は円谷の前方1mほどの空間に落下し、
そこで『紐』が消え、元の物品へと戻る。
それは『木材』で、その表面は『燃えている』。
それがパスCBの勢いで円谷の胸部へと伸長してくる。

【現在の状態】

黒野本体→両手ともフリー。円谷に向かって走る。
『スピン・オフ』→左手に火の点いた『本』を閉じた状態で保持。右手は投擲が完了したらフリー。黒野本体のすぐ近くの棚の上を飛び移るように随行。

【現在の位置関係】
『円谷』―1m―『木材の栞』――9m――『スピン・オフ』と『黒野』

439円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/12(水) 01:12:05
>>437-438

「あはーっ、ごめんごめん! そうですね、まずは―――――――――わっ、え!!?」

           サッ

ブロックとの衝突で輪が欠け、戻ってきた。それに反応するより早く、
目の前に放たれた『3枚目』。咄嗟に、燃える木材に『ペティナイフ』を前にかざす。

勿論こんなもの威力を殺す盾にはならないが、
体操服に到達させなければ、それでいい。
確かに木材は速いが、『持っていた物を胸に翳す』くらいは間に合うだろう。

      ド
「ぎ」
             カッ!!!

       「に ゃッ!」

               「あぁぁーーーーー!!!」

とはいえナイフでは当然受けられず、伸びた木材でセララは『吹っ飛ぶ』。
勢いに負けて、それを持つ『左手』はおかしな方向に曲がった。

         ドサァァァッ!

                「ひゃッ!? いっ……」

しかしアルコールの染みた『衣服』には直撃しない。
最悪なのは『着火』で、それ以外は『大問題』ではない。
1mほど後ろに尻餅をつく形で着地するセララ。

           カランッ

ペティナイフは当然、手から床に落ちた。

「……ぃ、痛ーい!! い、痛いよー黒野さん! すっごい痛い!! これって『木』!?」

           「し、しかも燃えてるしー!
             黒野さん、これを狙ってたの!?
               うぅーっ、どうしよどうしよ、
                でもでも『あと1枚』だけですよねー!?」

残るのは――――『天井の輪』だったそれだ。
高さを『3m』まで下げ、『スピン・オフ』にも見えるようにする。
炸裂の威力は見せた。『接近』が何狙いかは分からないが。

「痛いーーーっ……あーもーっ、すぐ終わらせちゃいますからねー!」

また、倒れながら苦し紛れのように、『迫って来る黒野』へと『パーカー』を投げる準備をする。
ただし遠すぎても当たらない。上手くいった時『追い打ち』するためにも、『8m』圏内になったら投げる!

―――――――――――――――――――――――――――――― 
【判定】
コンクリートブロックは『①の氷輪』を当然のように欠けさせて、
セララの手首に『リトル・スウィング』の1つを戻した。
さらに、瞬く間に投げた『三枚目』は燃える木材となって、
セララを後方に1mほど吹き飛ばした。――――が、『着火』は出来ていない。
手に持っていたナイフで咄嗟に防いだようだが、その結果『手首が折れた』ようだ。
利き手ではない側、つまり『腕輪』を付けた手の骨折は『輪を外す』のにも影響しえる。
この距離からセララが、追加の輪を外せる可能性は限りなく低くなったと言えるだろう。

これまでと一転し、駆ける黒野―――――! 対するセララは『パーカー投擲』を構える。

            ――――どのような形であれ、『決着』は、近いのか!?

【輪の状態】 残数:4 同時操作数:1
1.手首
2.最大氷輪。セララの頭上、セララの進行方向0.5m先。高度3m。
3.×。
4.手首。 
5.???

【現在の位置関係】
『円谷』―1m―『木材』――8m――『スピン・オフ』と『黒野』

440黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/12(水) 01:48:01
>>439
(……なるほど、天井付近を飛ばすことで
 オレの視界に入らないようにしてたわけか)

天井付近から円谷の頭上3mまで降りてきた『②の輪』を見て、
それからその下の円谷へと視線を戻す。

>「痛いーーーっ……あーもーっ、すぐ終わらせちゃいますからねー!」


「そうだな、
 そろそろ――終わらせよう」


伸長する『木材』の『栞』でダメージを与え、
さらにそこに黒野は円谷に向けて一歩踏み込む。

両者の距離、8m。

その距離に踏み込んだところで『スピン・オフ』を操作。

 ダッ!


『スピン・オフ』は棚を蹴って跳躍し、
地上2mほどの高さをスピード:Bで前進、
黒野本体から『5m』先まで進みながら、
右手で『10ページ目』に挟んだ『栞』を取り出す。
この『栞』も先程と同じ規格の『木材』を原型とするもの。
その『栞』を『スピン・オフ』の右手で掴んだまま『紐』ごと『完全解除』。
『燃える木材』へと変化させる。

この際、解除によって『伸長』する角度を調整し、
円谷の頭と『②の輪』の間に入るように『木材』を伸長させる。
そして『スピン・オフ』の配置が黒野から5m、円谷から3mの地点に達し、
右手で掴んだ『木材』が3650ミリまで伸長したところで、


 グン!

その木材を振り下ろし、円谷の頭部へ叩きつける。

『伸長』で円谷の頭と『②の輪』の間を通してから振り下ろすことで、
『②の輪』で『木材』をガードしようとすると、
ぐるっと回り込んで『木材』を弾くような軌道を取る必要があり、
ガードが間に合わない可能性を狙う。
ガードが間に合わなければ、頭部へのダメージで昏倒させる。

これが『4手目』。


-----------------------------------------------------------
→円谷
-----------------------------------------------------------
打突ダメージを受けたものの、
衣服への着火を防いだ円谷は、
『②の輪』を高度3mまで降下させ、パーカー投擲を構えた。

そして、目標距離である8mまで黒野が踏み込み――


 ダッ!


そこで『スピン・オフ』が円谷めがけて跳び出した。
スピード:Bで接近しつつ、左手の『本』から4枚目の『栞』を抜き出す。
それを右手で掴んだまま、先ほどと同じ『燃える木材』へと戻す。

木材が長さを取り戻す過程での『伸長』で、
木材は円谷と『②の輪』の間に入り込み、


 グン!


その位置から、円谷の脳天めがけて木材が振り下ろされる。


【現在の状態】

黒野本体→両手ともフリー。円谷から8mの距離まで走ったらそこで停止。
『スピン・オフ』→左手に火の点いた『本』を閉じた状態で保持。右手は燃えている木材を保持。黒野本体から5m

【現在の位置関係】
『円谷』―3m―『スピン・オフ』――5m――『黒野』

441円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/12(水) 02:36:30
>>440

  「あ」

       「あ」

           グ
                      「あは」
                ン

                 ・・・・・・・
      「あはっ! あははー!投げてなくってよかった。
       やっぱあたし、日ごろの行いが良いからかなー?」

――――『投げようとしていた』つまり、まだ手にある『パーカーが不自然に動いた』(パス精CBB)
セララの手で動かさずとも『動いた』それは、頭と木材の間に割って入り、防いだ。
この速度での『操作』だ。走ってきて、木を伸ばして、そして振り下ろすのには間に合うだろう。
もちろんアルコールが沁みている以上一瞬で燃えるだろうが、その前の一瞬は、セララの頭を防ぐ。

      「いてて……あはは、黒野さんびっくりした? したでしょー? してほしいなー」

                    ヒュン!

         「それじゃあ、そのお気持ちのまま、バイバイでーーーす!
          これはあたしからの問題のお返し! 答え合わせは、ゲームの外でしたげますネ」

そして。『スピン・オフ』がセララから3mというのは、『セララの0.5m前にある②の輪から2.5m』だ。
『炸裂』の射程距離は、輪の外周から『2m』。動かすべき距離は多めに見ても『1m』。
高速で、前方斜め下へ『1m』を動かし(スB)――――木材を振り下ろした『スピン・オフ』の顔面に、『炸裂』を浴びせる。
ただし、約束していた通り、これを見て彼が『負けを認める』なら――――炸裂まではしない事にする。

さて、何故そんなことが起きるのか――――だ。答えは『仕込んでいた』から。
あの時。『外すだけ外して使っていなかった』輪(>>406)を。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453529937/

               ―――――暗号のパスワードは『LSSRR』。

>>412『暗号スレ>>38』―――――――――――――
棚の下に、先ほど外した『輪』を滑らせておく。
――――――――――――――――――――――――

>――今手に取った、中身以外の不用物を棚の下に滑らせておく。

あの時。『不要な輪を、棚の下に、ゴミと一緒に入れていた』。
これはあの時点の黒野の視界からでは確認不能の行動だった。そして。

>>414『暗号スレ>>39』――――――――――――――――――――――
棚の下の輪を集中して『操作』。精密Cで床を滑らせ、
棚の切れ目ぎりぎりまで移動させる。それが終われば、操作を止める。
生じる音は、セララの大声と、足音によって、
『10m』離れた黒野には聞こえないよう『相殺する』。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
>            タンッ
>                 タンッ

>ジャンプしてスニーカーの足音を響かせ、
>快活な声で返事を返す。

足音と声で、僅かでも鳴る『音』を消し――――

>――だが、おしゃべりだけに集中しているわけじゃあない。

操作にも集中して、自分の付近へと、棚の下を通して移動させてもいた。

>>428 『暗号スレ>>40』―――――――――――――――
棚の下の『輪』をこっそりと自分の手元まで操作。
スプレー缶と一緒に、パーカーの中に包んでおく。
―――――――――――――――――――――――――

>――なお、これらの工程はあえて『背を向けて』行う。
>行動は背中に隠れて完全には見えない。
>が、恐らくは脱いだパーカーを丸めているようだ。

そして敵の姿を見る事を捨ててでも、輪を手元に再び呼び込んで、それを『パーカーの中に包む』動きを『隠していた』。
何より『黒野』の側も、常に距離を取り、話しながら戦っていた。しゃべりはセララの性格だが――『気付かれない理由』は常に残していた。

               ――――これにより、『パーカーの中に包んだ輪で、パーカーを動かし、木材とセララの頭の間に入れ、一撃だけ防ぐ』。

442<削除>:<削除>
<削除>

443黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/12(水) 02:59:12

>>441

「……!」

『パーカー』の中の『輪』によって振り下ろされた木材が止められ、
黒野は思わず瞠目する。


円谷は疑っていたかもしれないが、
>>433で伝えた「『栞』は4枚」という発現は嘘ではない。
あの段階での手持ちの『栞』は実際に4枚で、
ここまでの4手で、それらの『栞』は全て使い切った。


これで攻め手は尽きて――




「…………」


尽きて――はいない。

『スピン・オフ』の左手に掴んでいた『本』。
その『火の点いた本』を
円谷の『胴体』めがけて投げつけて、着火を狙うこと。

この『5手目』はまだ行える。

『②の輪』の炸裂を防ぐ手段はこちらにはないが、
炸裂を食らっても死亡さえ防げれば、
着火によって生じた衣服の炎上を円谷の側は折れた腕では処理できないだろう。
そうなれば、紙一重の差で、
こちらの勝ちは拾える。

 グッ


『スピン・オフ』の左腕に力が入り、
そして――



「――この勝負、オレの負けだ」


その左腕が振るわれるより先に、

『投了』が告げられた。

444円谷 世良楽『リトル・スウィング』:2021/05/12(水) 03:35:09
>>443

火の付いた本を投げられれば、セララは『焼け死んだ』だろう。
炸裂を浴びてボロボロになった『スピン・オフ』であっても、
ヴィジョンの肉弾戦で、そのまま圧倒してしまうのも可能だろう。
勿論セララにも『動かせる輪』がある以上、抵抗はするが、
――――『黒野』は少なくとも、『引き分け』には持ち込めた。

              だが。

「―――――あはー! それじゃあ、セララちゃんの勝ち!」

             「ですよね? ですよねー?」

セララも内心それは感じていた。
いたが――――『黒野を信用した』。だから輪を止めた。
セララとしても『4枚』である可能性は高いと思っていたが、
『2枚を重ねる』などで、だましてくると思っていた。
だが彼はあくまで、誠実に、『4枚』を使って、追い詰めてきた。

そんな彼が持ちかけたルールを自分で捨てる事で勝つというのは『ありえない』。

「あーあ、疲れたーーーーー」

             ズリ
                 ズリ

「黒野さん強いんですもん! あたし、すっごい楽しかったけどー」

尻もちのまま、後ろに下がって燃える木材から距離を取った。とにかく危ないからだ。
既に1つの木材が床に転がり、めらめらと火を灯している。

「腕! 腕が痛いよー。これ絶対折れてますよねー!?
 だから、負けた黒野さんが消火器とか探してきて!
 あ、でもでも別にいーのかな。シミュレーションゲームなんですしー」

立ち上がろうとするが、尻餅をついた時どこか痛めたか、
立ち上がるのはやめて、座ったままで黒野を見上げる。

     「あのさあのさー」

     「これってあたしたち、いつゲームから出ちゃうんだろうねー?
      ねえねえ、それまで黒野さんとおしゃべりしたいなー!
      さっきまでもしゃべってたけど、戦うのとかナシでですよ!」 

     「あーっでもでも、喋ってる途中に終わっちゃったら、
      あたし、おしゃべりの続きしたくて寝れなくなっちゃうかも! あはー!」

                               パラレル
――――いずれにせよ、決着が付いた今、この『架空世界』は終わる事だろう。    
その前に、『黒野』が、力を込めた左腕をどうするかは――――そちらが決める事だ。

445黒野士信『スピン・オフ』:2021/05/12(水) 08:30:29
>>444
「ああ、この勝負はアンタの勝ちだ」

そう告げて、『スピン・オフ』の右手を操作し、
掴んでいる木材を円谷から離れた場所に投げ捨てる。


「多量の物品に溢れたマップ、
 能力既知ルール、
 こちらが有利になる条件は整っていた。
 その上で、この結果だ。
 完敗だよ。見事だった」


座ったままの円谷に目線を合わせるように、
黒野もその場に座り込み、大きく息を吐き出す。


「勝敗が決したら、
 じきにシミュレーション空間が閉じて
 自動的に現実に戻れる。
 それまでさほど時間もないが……
 おしゃべり?
 ……そうだな……
 何から話そうか……」



『スピン・オフ』の左手に握られた『本』は、
『地』に点けられた『火』が上昇し『天』へと達し、
その全てが灰となって、
『スピン・オフ』の手のひらから消えていった。




【最終結果】

黒野士信『スピン・オフ』→『敗北』

円谷 世良楽『リトル・スウィング』→『勝利』

446隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2021/05/26(水) 09:25:25

能力詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/150

hey heey!! U! F!! O!!! U! F!! O!!!

空を飛行するUFOが降りた時、もしかしたら宇宙人が喧嘩好きなら
ちょっとバトるかもしれねーっショ! いっちょ、その前に誰でもいいから
俺と闘うっショ! リアルバトルにするか、場所決めとかそうゆー細かいの
任せるし、めんどーそなら俺が決めるっショ!!

447隼士 賢『パンテオン・ロココ』:2021/06/12(土) 00:23:13
うーん! 来ねーな。また日ぃ 改めるっショ!!

448赤月『サクソン』:2021/07/03(土) 12:28:06
【個】『学生寮 清月館』から移動

☆外見
清月学園中等部の制服をきた中学生

☆持ち物
左手に巻いた包帯、『トレンチコート』の中に『チラシ』1枚・ボールペン3本

☆スタンド:『サクソン』
トレンチコートを着た人型のスタンド。コートの中に隠した『道具』を『暗器』にする
詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/160

449一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/07/03(土) 12:56:15
>>448
そこそこの睡眠薬が効いているのでセルフジャッジに不安があります。なるべくGMを通したバトルを希望します。

【個】学生寮から『裏庭』へ移動。

『外見』
清月学園の制服を着た学生。

『持ち物』
縄跳び(長さ未調整の3m)、リコーダー

『スタンド』
手で触れた者の悪感情を、触れている限り『鎮静』する。
また手の甲から『刃』を伸ばし、『苦痛を伴わない』斬撃が可能。

『インダルジェンス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:C

『能力詳細』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/153

450一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/07/03(土) 17:24:19
>>448
「ん…電話だ…? 義父のインスリン注射のやり方が
 分からない? えぇっ…」

高齢の女性の急かす声に一抹が静かにこたえている。
もしかしたら外泊許可が取り消されるかもしれない。

「あっ、はい。お泊まりは無しで急ぎ帰ります」

「いざ、勝負って時にアレですが戦闘どころじゃ
 なくなりました。電話番号を渡すのでまたの機会に…」

「お互いの日程が良い時に戦いましょう
 また深夜の裏庭にて…」

どうして外せない理由が出来たらしい。
連絡先を渡してまで戦いたいらしいが…

(とある『約束』相手の準備が整ってしまいました。
先にそちらを済ませて野バトルでも大丈夫でしょうか?)

(ハイジ氏の『特別治療』が動くか分からないので…)

451赤月『サクソン』:2021/07/03(土) 18:41:11
>>450

「・・・・・・そうか」

電話の内容を聞く限り、家庭の事情がありそうだ
忙しなく立ち回る一抹の姿を見て、昂ぶった感情が行き場をなくす

「・・・・連絡先はいらない
 お前と連絡を取り合うのは、流石に私も御免だ
 だが・・・・私と本当に戦いたいというのなら」

背後の『学生寮』に視線を向ける

「『連絡板』がある
 そこに書き込むといい・・・・
 もっとも、私はお前のスタンドとは二度と関わり合いたくはないが」

それだけ言い残すと、赤月は学生寮へと去って行った

(※了解しました! では、機会があればまたバトルをする感じで・・・・
 ひとまず、バトルは中止でスレを空けます)

452百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/01(土) 03:02:57
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/996から移動

『枯山水』――『砂』や『石』のみで自然の風景を表現した『石庭』。
主に『禅宗』の寺院を中心に発展を遂げた様式だ。
『座禅』や『瞑想』といった『修行の場』として相応しかった事が、
その大きな理由である。

              ザッ

そして今、また一つの『修行』が行われようとしていた。

        フゥゥゥゥ――――…………

正面に向けて煙を吐き出してから、改めて煙草を銜え直す。

「――――準備が済んだら言ってくれるかい?」

脱いだ『ジャケット』を肩に掛け、『三刀屋路行』の姿を見やる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

《服装》

・白のパンツスーツ

《所持品》

・煙草一箱
・デュポンのオイルライター

《能力》

特殊警棒を持つスタンド。
警棒の先端で物体上に光る線を引くことが出来、
この線に触れた物体を線のどちらかの端まで移動させる。

『ライトパス』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:D

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/152

∴∴∴∴∴∴三∴∴■∴∴∴∴∴
∴∴∴◆∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◆∴∴
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
■∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴■
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
∴◆∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◆∴
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
∴∴∴■∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴■∴∴
∴∴∴∴∴∴◆∴∴百∴∴∴∴∴

∴:砂紋が描かれた白砂
◆:小さな景石
■:大きな景石
百:百目鬼
三:三刀屋

(※MAPはこのような形でいかがでしょうか?)

453百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/01(土) 16:52:26
>>452

●●●●●●●●●●●●●●●
●∴∴∴∴∴三∴∴◇∴∴∴∴●
●∴∴□∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴□∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●◇∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◇●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴□∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴□∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴◇∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◇∴∴●
●∴∴∴∴□∴∴百∴∴∴∴∴●
●●●●●●●●●●●●●●●

∴:砂紋が描かれた白砂
◇:小さな景石
□:大きな景石
●:砂利
百:百目鬼
三:三刀屋

454三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/02(日) 00:35:44
>>452

「いつでもOKですよ・・・・でも」

そう言いながら、周囲を見渡す
白砂が敷かれた地面には、整然とした紋様が描かれている

「本当にここで始めていいんですか?
 その・・・・ぐしゃぐしゃになっちゃいますよ?」

地面に屈みこんで、砂の紋様を優しく撫でる


☆服装
黒のワイシャツにグレーのスラックス

☆持ち物
財布、腕時計、スマホ

☆スタンド
体に四角形の意匠を持つ人型。
動作を書き込んだコマを設置し、コマ内では記録した動作を必ず行える。

『ブラック・アンド・ホワイト』
破壊力:C スピード:C  射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C
詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/170

※MAPの準備など、ありがとうございます

455百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/02(日) 01:37:08
>>454

「悪戯でやったんなら、間違いなく雷が落ちるだろうねぇ」

「でも、そうじゃない。親父も大目に見てくれるさ」

「それでも駄目なら、終わった後で一緒に謝りゃあいい」

冗談交じりに言いながら、家の中に視線を向ける。
姿は見えないが、今頃は奥の和室にいるはずだ。
おそらく『盤面』と睨み合いをしている事だろう。

「いつだったか、一緒に呑んだ時の事を覚えてるかい?
 『道を踏み外した時は止めてくれ』って、
 アタシはアンタに言った。
 それから、もしアンタが道を踏み外した時は、
 『アタシが止めるつもりだ』ってね」

「幸い、お互いに踏み外しちゃいないが――――」

           「こんな形で実現するとは思わなかったよ」

    ――――――ドギュンッ

三刀屋に向き直り、『ライトパス』を発現する。
両肩に『白百合の紋章』を備えた人型スタンド。
本体の服装と同じく、その身も『白』で染められていた。
右手に握る『警棒』は最短の『20cm』。
およそ『500mlペットボトル』程度の長さだ。

      「『始めようか』」

                  ガシッ

空いている左手で、『ライトパス』が『ジャケット』を掴んだ。
右手で『警棒』を動かし、
『ジャケットの裏地』に何かをしている(スA)。
『何をしたか』は三刀屋の位置からは分からないだろう。
特筆すべきは、そのスピードだ。
『新幹線』にも匹敵する閃光のような『超高速』。

  ライトパス
「『 正道 』――――それがコイツの名前さ」

三刀屋には、一度だけ見せた事がある。
歓楽街の裏小路に店を構える『小料理屋』。
そこで再会した時の話だ。

―――――――――――――――――――――――――

●●●●●●●●●●●●●●●
●∴∴∴∴∴三∴∴◇∴∴∴∴●
●∴∴□∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴□∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●◇∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◇●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴□∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴□∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴◇∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◇∴∴●
●∴∴∴∴□∴∴百∴∴∴∴∴●
●●●●●●●●●●●●●●●

∴:砂紋が描かれた白砂
◇:小さな景石
□:大きな景石
●:砂利
百:百目鬼
三:三刀屋

(※移動はなし)

456三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/02(日) 10:32:59
>>455

「それは良かった
 僕としても、百目鬼さんのお父さんに叱られるのは御免こうむりたいものですからね」

敷かれた白砂の一部を握りしめ、右拳の中に包む

「はははっ・・・・
 覚えてますよぉ、しっかりと
『あの時』語ったような、危険な状況じゃあなくてなによりですが」

「最近は、この街も情勢がおかしくなってきましたからね
 何かが起こるかもしれない・・・・そんな予感はありますよ」

「では・・・・始めましょうか
『ブラック・アンド・ホワイト』ッ!!」

開始の合図とともにすり足の要領で地面を足裏で擦りながらスタンドのみを前進させる
『ブラック・アンド・ホワイト』の射程距離は5mある
本体と4m程の距離を置いた陣形にするのが目的だ
勿論、無警戒に歩いていくわけではない
百目鬼が何かアクションを起こし次第、足元に『コマ』を設置する

457百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/02(日) 18:01:09
>>456

「さっき話した『流星刀』も、その一端だ。
 ひょっとすると、アンタとアタシが、
 『同じ場』に居合わせる機会もあるかもしれない。
 その時のためにも、この訓練は役立つだろうさ」

『四角形』の意匠を持つ人型を見やり、
『ライトパス』が構えを取った。

「確か『焼き秋刀魚』を綺麗に解体してたっけね」

左手でジャケットを垂らし、
右手の警棒を『ブラック・アンド・ホワイト』に向ける。

「だから、『器用な動き』が出来る事は分かってる」

猛牛を迎え撃つ『闘牛士』を思わせるスタイルだ。

「多分、アンタの職業なら知ってると思うけど、
 『外套と短剣』って言葉がある。
 スパイだとか暗殺だとかが絡むミステリーの事を、
 そう呼んでるそうだよ」

「古いヨーロッパの格闘技では、
 その言葉は文字通りの意味だった。
 片手で『短剣』を、もう片手で『外套』を持って戦ったのさ。
 どちらかというと『護身術』の色が強かったらしいけどねえ」

「――――これがアタシの『外套と短剣』だ」

           ザンッ

『ライトパス』を本体の1m前方に立たせ、
狙いを定めるように『警棒』を引く。

      ジッ

『三刀屋自身の右手』を一瞥し、
スタンドと共に緩やかな速度で歩き出した。

―――――――――――――――――――――――――

●●●●●●●●●●●●●●●
●∴∴∴∴∴三∴∴◇∴∴∴∴●
●∴∴□∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴□∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●◇∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴ブ∴∴∴∴∴∴◇●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴□∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴□∴●
●∴∴∴∴∴∴∴ラ∴∴∴∴∴●
●∴∴◇∴∴∴∴百∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◇∴∴●
●∴∴∴∴□∴∴∴∴∴∴∴∴●
●●●●●●●●●●●●●●●

∴:砂紋が描かれた白砂
◇:小さな景石
□:大きな景石
●:砂利
百:百目鬼
ラ:ライトパス
三:三刀屋
ブ:ブラック・アンド・ホワイト

(※おかしな点があれば指摘して下さい)

458三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/02(日) 21:38:50
>>457

「よく覚えていますね・・・・それも仕事上の都合ですか?」

「それに様々な事に造詣が深い・・・・!
 引退されたらノンフィクション作家になられてもいいかもしれませんねぇ!」

互いにスタンドを先行させて、じりじりと距離を詰める状況
フェンシングや剣道の試合の様に、間合いの詰め方が鍵になる展開か
三刀屋自身も百目鬼の方へと前進し、互いのスタンド同士の距離を詰めていく

「距離を詰めろ『ブラック・アンド・ホワイト』!」

彼我のスタンドの距離が『1m』まで近づいたところで
『B&W』の足元に『コマ』を設置。即座に発動する!
その内容は・・・・・

(往年の漫画作品に倣って『右ストレートでぶっ飛ばす! まっすぐ行ってぶっ飛ばす!』
 まずは百目鬼さんのお手並みを拝見しますよ)

その『コマ』の指示通りに
『ブラック・アンド・ホワイト』を前方にまっすぐ1m前進して『ライトパス』に殴りかからせる
『コマ』の動作を行っている最中、『B&W』は『無敵』となる パス精CCB
まずは威力偵察を行う構えだ・・・・!

※ありがとうございます。MAPの状況は大丈夫です

459百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/02(日) 23:16:13
>>458

どちらかが『有効打』を受けた時点で終了。
その条件の下で行われる『手合わせ』は、
ダメージレースを争う戦いとは根本的に違い、
先に『一本』取った方に軍配が上がる。
どちらかが倒れるまで終わらない戦いとは、
また異なる種類の緊張感が庭内に漂う。

「ハハハ、そりゃあいい。作家に年齢は関係ないからね。
 その時はアンタのツテで、出版社に口利きを頼もうか」

          ザッ

軽口を返しながら、互いに距離を詰めていく。

               ザッ

「――――ほう、随分と『直球』だねえ。嫌いじゃないよ」

         (ただ、少しばかり『直球すぎる』ね)

正面から殴り掛かってくる『ブラック・アンド・ホワイト』を見て、
直感的に警戒心を抱く。
こちらのスピードは、既に目視している。
その上で、この攻撃を選んだという事実は、
十分に考慮すべきだ。
特に注意を向けるのは、
能力に関わっているらしい『コマ』だった。
そこに隠された意味は分からないものの、
おそらく単純な攻撃ではない事は察せられる。

「それなら、こっちも『正面』から応じなきゃ失礼だ」

           ドヒュゥッ!

『ブラック・アンド・ホワイト』の右拳めがけて、
『ライトパス』が『警棒』を放つ(パス精CAC)。
事前に腕を引いておいた(>>457)ため、
最短のモーションで『突き』を繰り出す事が可能。
タイミング的には『後出し』になるが、
それを差し引いても釣りが来る程度には、
圧倒的に『速い』だろう。

(『何かある』んなら、そいつを拝ませてもらうよ)

まずは、この一撃で様子を見る。
もし何もなければ、『警棒』が拳に命中し、
その衝撃が本体に伝達される事になるだろう。
しかし、『それで終わり』とは思っていない。

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●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◇∴∴●
●∴∴∴∴□∴∴∴∴∴∴∴∴●
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∴:砂紋が描かれた白砂
◇:小さな景石
□:大きな景石
●:砂利
百:百目鬼
ラ:ライトパス
三:三刀屋
ブ:ブラック・アンド・ホワイト

460三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/03(月) 20:44:51
>>459

「むっ・・・・その時は公平に評価させていただきますよ?
 身内だからって、贔屓目にはなりませんからねぇ?」

言い返しながら、まずは最初の激突が生じる

殴りかかる『ブラック・アンド・ホワイト』は既に能力によって無敵となっている
故に・・・・『ライトパス』の『警棒』による一撃は・・・・


    ズガァァァンッ!!

互いに同程度のパワー・・・・
相打ちとなり、拳と『警棒』がぶつかり合った状態で停止する

「百目鬼さんの『ライトパス』・・・・
 やはり、途方もなく『速い』スタンドのようですね」

「パワーは僕の『ブラック・アンド・ホワイト』と大差はないとはいえ
 この速さは厄介だ・・・・正面衝突は避けないと」

(とはいえ、流石に『それだけ』ではないでしょうが・・・
 先ほどから構えているあの『ジャケット』・・・・何かあるか、それとも陽動か)

     ジャリッ・・・・

           ダダッ・・・・!!

攻撃を終えたばかりの『ブラック・アンド・ホワイト』をこちらに引き戻す
真っ直ぐに『ライトパス』の方を向かせたまま、背後に向かってバックステップをするような挙動だ

461百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/03(月) 21:50:14
>>460

「存分に審査してもらおうじゃないか。
 アタシの経験は安くはないからね」

激突する『拳』と『警棒』。
パワー自体は同等だが、
『警棒』は鉄に匹敵する強度を持ち、
ダメージフィードバックも存在しない。
いわば、猛スピードで直進する鉄の塊に、
自ら突っ込んだような形になる。
本来であれば、『ライトパス』が有利な状況だった。
しかし、能力の一端である『無敵化』により、
『ブラック・アンド・ホワイト』は掠り傷一つ負っていない。

「そっちこそ、痛がる素振りも見せないとは、
 随分と『頑丈』じゃないか。
 まともにぶつかったってのに、
 ピンピンしてるもんで驚いたよ」

「ちょっと前、アンタと同じように、
 自分から『警棒』に突っ込んできたヤツがいた。
 そいつは『鎖骨』が砕けちまったからねえ」

一切の打撃が通用しないというのであれば、
相当に手強い相手だ。
しかし、まさか『無条件』ではないだろう。
何らかの条件があると考えるのが妥当だ。

(一番可能性が高いのは――さっきの『コマ』か。
 『コマの使用中は強度が増す』ってところかねぇ)

(つまり、『コマを使われる前に仕留める』って方針になる)

     「おっと、逃がしゃしないよ」

          ブォンッ!!

飛び退く『ブラック・アンド・ホワイト』を視認した直後、
『ライトパス』が『ジャケット』を横薙ぎに振るう(ス精AC)。
この至近距離では、速度差が如実に現れる。
瞬間的に反応する事は極めて困難だろう。

     「次はアタシが『披露』する番だ」

   ドッギュゥゥゥゥゥ――――――――ンッ!!

『ジャケットの裏地』には、
『二本の線(>>455)』が引いてあった。
その内の一本を『ブラック・アンド・ホワイト』に接触させ、
『正道』の能力を発動。
後退を妨害しつつ、『こちら側』に引き寄せる。
先程とは違って右腕は引いておらず、自然に構えたままだ。
ここから『突き』を繰り出すためには、
『引く』という動作を挟まなければならない。

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∴:砂紋が描かれた白砂
◇:小さな景石
□:大きな景石
●:砂利
百:百目鬼
ラ:ライトパス
三:三刀屋
ブ:ブラック・アンド・ホワイト(引き寄せられていると思われる)

462三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/03(月) 22:49:45
>>461

「僕の『ブラック・アンド・ホワイト』は少々頑丈でしてね
 ちょっとやそっとの攻撃ではビクともしませんよ?」

などと誤魔化してはみたものの
相手の戦闘経験を考えればすぐにネタは割れてしまうだろう
何せ、この能力は『コマ』が目立ちすぎる

「お・・・・うわっ!?」

    ブォンッ!!

『ジャケット』の裏に隠されていた『二本線』
それが『B&W』に接触した瞬間に、凄まじい勢いで『B&W』が引き寄せられる
それにともない、ダメージフィードバックによって本体も前方に引っ張られた

「これは・・・・『光の線』!?
 まさか、あなたの能力は『線に触れた相手を引き寄せる』事・・・・!?」

「くっ・・・・・『ブラック・アンド・ホワイト』ッ!!」

前方への引き寄せによって体勢を崩したところで
『ブラック・アンド・ホワイト』の足を地面に接触し、『コマ』を設置
すぐさまその能力を発動させる・・・・!

『コマ』に描かれた絵は『上空からの垂直落下キック』!!

    シュンッ!!

『コマ』による行動の『完全成功』は
その行動を行える場所へ瞬間移動する付属効果がある
それにより、上空3m地点を行動の起点として指定・・・・
そこから垂直に落下しつつ百目鬼の頭めがけてキックをしかける


「おっと! スタンドが消えたからと言ってよそ見はいけませんよ!
 僕は僕で・・・・こうして動けるのですから!」

それと同時に本体も行動を行う!
前方に引かれて崩れた姿勢のまま、右手の中に包んだ『白砂』を百目鬼に向かって投げつける
通常・・・スタンドと本体の同時行動はまず不可能だ
だが、『ブラック・アンド・ホワイト』の能力であれば、『コマの行動』を開始した後は自動行動が開始される・・・・
つまり、本体の意思は自動行動中は必要がなく・・・・同時行動が可能となる

『白砂』で相手の意識を上空から逸らし、こちらに引き付けるのが狙いだ

463百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/03(月) 23:50:24
>>462

「それだけじゃあないが、概ね『正解』だよ」

設置した『コマ』の効果により、
『ブラック・アンド・ホワイト』は上空に逃れた。
『神速』さえも上回る『瞬間移動』だ。
その直後――――――。

           ド ッ ! !

凄まじい速さで『警棒』が『伸びた(>>461)』。
突っ込んできたところを『狙い撃ち』する算段だったらしい。
少しでも『コマ』の設置が遅れていたら、
直撃を食らっていただろう。

「今の状況から抜け出すとは大した『応用力』だ」

『ブラック・アンド・ホワイト』の所在は分からないが、
少しも迷う必要はなかった。

      「お陰で『手数』が省けた」

            ザッ!

  「アンタがスタンドと距離を離した時から、
   『本体を叩いてやろう』と思ってたんだからねえ」

言うが早いか、本体である『三刀屋』に向かって走り出す。

「そんな『豆鉄砲』じゃあアタシは止められないよ!!」

            バサァッ!!

前進しつつ、飛んでくる『白砂』を『ジャケット』の風圧で払う。
『ブラック・アンド・ホワイト』の姿は、
百目鬼の視界から消えてしまった。
しかし、前に戦った『猪狩』と似たようなパターンなら、
『大体の位置』は見当がついている。

―――――――――――――――――――――――――

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∴:砂紋が描かれた白砂
◇:小さな景石
□:大きな景石
●:砂利
百:百目鬼(三刀屋に向かって走り出す)
ラ:ライトパス(ジャケットを振る)
三:三刀屋(引き寄せられて体勢を崩す)
ブ:ブラック・アンド・ホワイト(上空からキック中)

464三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/04(火) 22:29:16
>>463
                   コチラ
「なるほど・・・・最初から目的は本体狙いと言う事ですか
 奇遇ですねぇ! 僕もなんですよ!」

    ダッ!!

そう言いながら、百目鬼に向かって真っ直ぐに前進する
右手では拳を握りしめ・・・・左手をスラックスのポケットに入れながら!

「こちらも奥の手を使わせてもらいますよッ!」

『ブラック・アンド・ホワイト』の最大の利点・・・・それは本体との『同時行動』にある
現在、『B&W』は百目鬼に向かって落下攻撃の姿勢にある
仮に百目鬼がこの攻撃に気付いていたとしても、スタンドによる攻撃はスタンドにしか防げない
つまり、『ライトパス』を一旦手元に引かせなければ防御する事は出来ないという事だ

そうやって、頭上からの攻撃を防御するようなら、
『ライトパス』が本体の近くに引いた瞬間を狙って、
三刀屋が百目鬼に対して右拳で直接殴りかかる!

『ライトパス』が変わらず三刀屋を狙うようなら、
ほんの少し歩みを止めて『ブラック・アンド・ホワイト』の攻撃を行う!

本体か、スタンドか、どちらかに意識を向ける必要がある普通の近距離パワー型スタンド使いにとって
この『不自由な二択』の選択は対処が難しいだろう

(そして、いざとなったら・・・・・この『奥の手』があります!)

465百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/05(水) 01:43:58
>>464

三刀屋を狙えば『ブラック・アンド・ホワイト』が来る。
『ブラック・アンド・ホワイト』を狙えば三刀屋が来る。
スタンドの長所を活かした『二択』を迫る三刀屋の一手。
それに対して、百目鬼が出した答えは、
『本体とスタンドを同時に攻撃する』だ。

「『隠し玉』があるんなら、さっさと出しておく事を勧めるよ」

三刀屋に向かって前進を続け、距離を縮めていく。
『元々の位置』からズレた事で、
『空中からのキック』は目標を外れ、
『ブラック・アンド・ホワイト』は地面に着地する。
既に行動可能な状態だ。
百目鬼と『ライトパス』は、
依然として『三刀屋本体』を狙う様子を見せていた。
よって、三刀屋は歩みを少しだけ止め、
背後を取った『ブラック・アンド・ホワイト』が攻撃態勢に入る。

「見せる前に終わっちまわない内にねぇッ!!」

        ド ッ バ ァ ッ ! !

走ってきた勢いで、三刀屋の『顔面』に向けて、
足元の『白砂』を蹴り飛ばす(パス精CAC)!!
片手をポケットに入れた状態だ。
両手が空いている時よりも対処しづらいだろう。
本体の集中力に乱れが生じれば、
その分だけスタンドの操作も疎かになる。
ごく短い時間に過ぎないだろうが、『ライトパス』には十分だ。

   「そォら!!『コイツ』もとっときな!!」

           ブンッ!!

精神集中に一瞬の『ノイズ』が混じるであろう間隙を縫って、
間髪入れず左手の『ジャケット』を投げ放つ!!
三刀屋の頭から覆い被せ、視界を封じようとする。
しかし、『本命』は『ここから』だ。

      キィィィィィィィィィィィィィンッ!!

残しておいた『もう一本の線(>>460)』を即座に発動し、
『線』に触れる三刀屋の頭部を『向こう側』に引っ張らせ、
『仰け反る』ような形にして姿勢を崩させたい。
三刀屋が万全の状態を取り戻すには、
体勢を立て直し、『ジャケット』を退かし、
目に入った『白砂』を取り除く必要があるだろう。
普段なら何て事のない作業も、
一瞬を争う攻防では命取りになりかねない手間だ。

「『姿を消したヤツ』が次に現れるのは、
 ほとんどが『背後』で、残りが『上』だと相場が決まってる。
 『確認するかどうか』は状況によるが、
 すぐに離れた方がいい場合も少なくない」

           ザザァッ

「確認しようとした途端に『グサリ』って場合もあるからねぇ」

『光の線』で三刀屋の姿勢を崩させる事で、
本体とスタンド両方の動きを遅らせている間に、
『ライトパス』と共に振り返りたい。
『本体を狙う』と宣言したのは一種の詭弁。
今、本当に狙っていたのは『スタンド(>>463)』の方だった。

―――――――――――――――――――――――――

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●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴◇∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴●
●∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴◇∴∴●
●∴∴∴∴□∴∴∴∴∴∴∴∴●
●●●●●●●●●●●●●●●

∴:砂紋が描かれた白砂
◇:小さな景石
□:大きな景石
●:砂利
百:百目鬼
ラ:ライトパス
三:三刀屋
ブ:ブラック・アンド・ホワイト

(※引き続き問題があればご指摘を)

466三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/05(水) 21:26:53
>>465


     ブオォンッ!!

空中から落下していた『ブラック・アンド・ホワイト』が
百目鬼の移動に伴い、攻撃が空を切る形で地面へと着地する
行動終了に伴い、無敵化が解除・・・・任意稼働状態となった

「それではお見せしましょう!!」

   そう言いながら、三刀屋は距離を詰め・・・・歩みを少し止める

「僕の『切り札』・・・・・それは!!」

      パッ!

ポケットに突っ込んでいた左手を目の前に出す
何も・・・・握られていない。何もない。

「は、ははは・・・・・『奥の手』なんて用意できるわけないじゃないですか
 この短時間に・・・・・ぐぶべっ!!!」

『奥の手』・・・・・そんなものはない!!!!(>>464メール欄)
ポケットに手を突っ込んでいたのはただのはったりに過ぎない!
そんな三刀屋の顔面を『白砂』が容赦なく襲う!!

「ぐえっ!!」

砂をかけられた事による一瞬の隙を突かれ、
三刀屋の顔面を『ジャケット』が覆う・・・・一連の流れるような動作に『ブラック・アンド・ホワイト』はまだ対応できない
そして・・・・『ライトパス』の能力が発動

三刀屋の頭が『向こう側』に引っ張られる・・・・体勢が崩れた!!!

「あ、ああ・・・・やっぱり百目鬼さんの『経験』は洒落にならないですねぇ
 仕方がない・・・・・こうなったら、『ズルい手段』を使わせてもらいますよ」

流れるような一連の動作・・・・『ブラック・アンド・ホワイト』はその流れに対処出来なかったが
三刀屋の体勢を崩すまでに、一呼吸以上の時間が経過したはずだ
そう・・・・既に『ブラック・アンド・ホワイト』のクーリングタイムは終了している

「締めろ・・・・『ブラック・アンド・ホワイト』」

『ブラック・アンド・ホワイト』の足元に再度『コマ』を設置し、すぐさま発動する
その内容は・・・・『相手の背後に立ち、首を絞める行動』だ

『ブラック・アンド・ホワイト』の能力は必ず成功する・・・・
そして、『コマ』によって指定すれば、その起点となる位置へ瞬間移動する事が出来るのだ
つまり・・・・『首を絞め続けているコマ』を指定すれば、『ブラック・アンド・ホワイト』は相手の首を絞めた状態から行動を開始する

「確かルールは『最初に攻撃をHITした方が勝ち』ですよね?
『チョーク』も攻撃に入りますか?」

467百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/05(水) 22:53:27
>>466

「ハ――――『してやられた』ねぇ」

『何も握られていない左手』を目の当たりにして、
思わず苦笑が漏れる。
極めて単純なブラフだが、
この局面では効果的であったと言えるだろう。
一連の攻撃を完了した百目鬼と『ライトパス』は、
即座に『振り返ろうとした』。

  「――――――うッ」

          グイィッ………………!!

その瞬間、確かな『圧迫感』が喉に加わる!!
百目鬼が振り返るより先に、
『ブラック・アンド・ホワイト』は行動を開始していた!
本体が攻撃を受けた事で、『ライトパス』の動きも、
一瞬『停止』せざるを得ない……!

  「だが…………『絞め落とす』のは…………」

    グググッ………………!!

     「…………『すぐに』とはいかないよ…………!」

        ――――――ドギュゥンッ!!

1拍遅れて、『ライトパス』が『1m前進する』!
先程までは用心して本体の傍らに置いていた。
しかし、『ライトパス』の射程距離は『2m』だ。
そして、三刀屋と百目鬼の間の距離も『2m』。
『ブラック・アンド・ホワイト』への対処を優先したために、
結果的に『放置』する形になってはいたが、
既に三刀屋は『射程内』に入っていた!!

        ジ ャ キ ィ ッ !

超高速で三刀屋に突っ込みながら、
『ライトパス』が『警棒』を構える。
本体の百目鬼が攻撃を受けている真っ最中であるため、
平時より『精彩を欠いた動き』になってしまうものの、
『目の前にいる相手』を『滅多打ち』する程度は何ら問題ない!!
完全に意識が途絶える前に、
『警棒』の『神速乱撃』が三刀屋に叩き込まれれば、
本体の気絶と共に『ブラック・アンド・ホワイト』も消え、
同時に『拘束』も破られるだろう…………。

            フ ッ

次の瞬間、空気に溶ける紫煙のように、
『ライトパス』の姿が掻き消えた。
百目鬼が気絶して『強制解除』されたのではない。
自らの意思で『解除』したのだ。

「本来なら『続ける』ところだけど……『ルール』があるからね」

           ニ ヤ リ

        「――――――『アンタの勝ち』だ」

依然として首を絞められながらも百目鬼は笑い、
『三刀屋の勝利』を告げた。
その笑い方は、どこか『凄絶』であり、『鬼』を思わせる。
その表情を見た者は、百目鬼を『鬼の小百合』と呼んだ。

468三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/05(水) 23:52:07
>>467

「ええ―――― その通り。」

目の前に迫りくる『ライトパス』を真っ正面に捉える
目を見開き、今まさに殴り掛からんとするスタンドの姿を見据えながら・・・・

「だから、実戦では使えませんよ・・・・・この『手』は」

『ライトパス』が掻き消えるのを確認したところで、
『ブラック・アンド・ホワイト』もまた能力を解除した

途端に、緊張の糸がダース単位でブツ切りにされたかのように
全身の力を抜いて息を吐く

「ふっ、ふぅ〜〜〜〜〜・・・・・・き、緊張したぁぁ〜〜〜〜!
 ルールの穴を突くような『ズルい方法』ですからねぇ・・・・
 百目鬼さんに怒られるんじゃないかと冷や冷や・・・・・あっ」

緩んだ笑顔で百目鬼の方を向いた所で気が付く
彼女のその『笑い』・・・・・凄絶な、『鬼』を思わせるその表情に・・・・・

「あ、あのぉ〜〜〜やっぱり怒ってますぅ?」

469百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/06(木) 00:32:41
>>468

       ――――――パチン

『決着』と同時、百目鬼邸の奥から小気味良い音が響いた。
駒と盤面が触れ合う音色だ。
『詰め将棋』をしていた百目鬼の父も『一手』を指したらしい。

「ハハハ、とんでもない。
 最初に『ルール』を提示したのはアタシだからね。
 文句は言えないし、言うつもりもないさ。
 『見事な一手』だった。そう思うよ」

           ポンッ

三刀屋に歩み寄って、その肩を軽く叩く。

「なかなか楽しませてくれるじゃないか。
 お疲れさん。付き合ってくれて感謝するよ」

労いと賞賛の言葉を口にする百目鬼の表情は、
もう元に戻っている。
『菩薩』とはいかないまでも、そこに『鬼』はいなかった。
そうかと思うと、今度は忍び笑いを零す。

              クッ クッ クッ

「アンタを止めなきゃならなくなった時には、
 さっきのが『参考』になるだろうからねぇ」

        ザッ

落ちているジャケットを拾い上げ、
付いている砂を払うと元通り着直した。

「さてと、それじゃあ『報告』に行くとしようか。
 『庭で暴れて荒らしちまった』ってさ。
 ここまで来たら乗りかかった船だ。
 最後まで付き合ってもらうよ」

「――――まさか『逃げる』とは言わないだろうねえ?」

その面持ちは『菩薩』でも『鬼』でもなく、
あくまでも『一人の人間』のものだ。
ただ、『有無を言わせぬ顔』であった。
『どうなるか』は分からないが……
『詫び』を入れに行く事になりそうだ……。

470三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/10/06(木) 22:04:41
>>469

「は、ははは・・・・ご無礼しました・・・・」

肩を叩かれた時に一瞬、びくっと跳ね上がるも
相手の表情に『怒り』の気が無い事を見ると、徐々に緊張が解けていく

>「アンタを止めなきゃならなくなった時には、
> さっきのが『参考』になるだろうからねぇ」

「え、ええ・・・・そんな事がないと良いですねぇ
 僕としても、百目鬼さんのような方を相手にするのは二度と御免ですし」

ふぅ〜と息を吐きながら振り回された首を左右に回す
痛みや違和感はほとんどない

>さてと、それじゃあ『報告』に行くとしようか。

「え、ええっ!? やっぱり行かないと駄目ですか・・・?
 ううん・・・・・お手柔らかになるように祈るばかりですねぇ」

そう言うと、二人揃ってこの庭を造った親父さんの所へ向かう
雷が落ちるか、鬼が出るか、この後の出来事は三刀屋にとって忘れ得ないものとなるだろう・・・・

471百目鬼小百合『ライトパス』:2022/10/07(金) 06:55:27
>>470

将棋盤の前に座っていた百目鬼の父親は、
仏頂面で報告を聞き終えた。
老齢の身でありながら、その背筋は真っ直ぐ伸びており、
気骨に溢れた性質を感じさせる。
やがて立ち上がると、
しっかりした足取りで縁側の方に歩いていく。

(…………納得してもらえたようだね)

小百合が胸を撫で下ろした直後、二人を振り返る事もなく、
父親は言った。

「日が暮れる前に終わらせるぞ」

彼の一言が意味するところは一つだ。
縁側に腰を下ろした父に見守られながら、
二人は『庭の手入れ』を仰せつかった。
作業が雑になる度に指摘を受けつつ、数時間ほど掛けて、
元通りの状態にする事が出来たのだ。

「――――ご苦労さん。面倒かけたね」

いつしか太陽は西に傾き、町は夕日の色に染まっている。

「ちょっと早いけど一杯やりにいくかい?」

『百目鬼小百合』と『三刀屋路行』。
互いに年月を重ねた二人のスタンド使いは、
『あの時』のように酒を飲み交わし、
それぞれの場へ戻っていく。
彼らを見送った店の主人には、
二人の姿が『姉弟』のように思えたという――――。

472リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/09(木) 20:56:52
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1665841153/152-155)から移動

あらすじ:

ある日、夜道を歩いていた『杉夜京氏』は、小さな『ぬいぐるみマスコット』を拾う。
それを無造作に投げ捨てた直後、『何者か』が現れ、杉夜の首を締め上げた。
『等身大のマネキン人形』に憑依した『リトル・メリー』が、
『仲間』が無碍に扱われる光景を目撃し、杉夜に襲い掛かったのだ。
だが、杉夜には『DED』と名付けられた力があった。
ここに『同じ力を持つ者同士』の争いが幕を開ける――――――。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                      「ウフフフフ」

             「ウフフフフフフフフフフ」

  「ウフフフフフフフフフフフフフフフフフ」

向かってくる杉夜と『DED』を見据え、マネキンが笑い声を漏らす。
このボディは『強化プラスチック製』。
金型で成形された表情が変わる事はない。

   しかし、確かに笑っていた。

     「一緒に遊びましょうよ」

         「『目玉えぐり出しごっこ』にする?」

          「『生爪はがしごっこ』がいい?」

         「それとも『はりつけ火あぶりごっこ』?」

                       「ねぇ――――――」

               ――――――ダッ!

     「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
      ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
      ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
      ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ
      ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」

              グワァッ!!

無機質な両手を突き出したマネキンが、杉夜めがけて突っ込んでくる(パス精CCC)!!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人形――生物無生物問わず、人型の存在に『魂』を入れる。
魂の一部を入れた人形はドローンのように使役できる。
全ての魂を入れれば、自分の体のように操作できる。

全ての魂を移した人形が破壊された場合や、
『24時間以内』に破壊された人形に全ての魂を移した場合、
破壊された部位は、その仇敵を腐食させる『黒い影』に置き換わる。

『メリー・バッドエンド』
破壊力:C スピード:C 射程距離:A
持続力:A 精密動作性:C 成長性:B

能力詳細
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463235536/456)

現在の体
・『全ての魂』を移した等身大マネキン(FRP製)



※(判定はセルフ、ありそうな物は言い切りで利用可能。
  そんな感じで大丈夫でしょうか?)

473杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/10(金) 14:48:48
>>472(よろしくお願い致します
そのルールで問題ありません)

 人気の少ない路地だ。近くには電柱が立ち、猫除けのペットボトル。
砂利程度の小石は転がってるかも知れない。だが、目に付く限りでは
杉夜 京氏には見つけられなかった。

 今も、彼の中にある希望など無い煉獄の色だけに染まった瞳に映るのは
息を止めようとした彼女(メリー)しか映らない。

 「こ」

 グゥ

 「ろし」

 ブゥン――ッ

    「てやる……!」

        ゴォ―ッ゛!

 両手を伸ばし迫る、人なのか人でないものなのか。
恐ろしい言葉、得体の知れない存在、それ等のバックボーン。
杉夜に、それを考える程の余裕は無かった。ただ、自分に訪れる
業苦に対しての憎悪だけに支配されている。

 『DED』による、全力のストレートパンチ(パス精:BBC)!

それが、マネキン人形の胸部目掛けて放たれた……っ。

474リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/10(金) 18:07:47
>>473

『FRP』製のボディは、適度な硬度と弾性を併せ持つ。
仮に人間が素手で殴ったとしても、自分の拳を痛めるだけだろう。
だが、『それ以上の力』があったとしたら…………。

       バ ギ ィ ッ ! !

怨嗟の声と共に放たれた『DED』の拳が、『マネキンの胸部』に叩き込まれた!!
その衝撃たるや、まるで熊に殴られたようなものだ。
人間を超えたパワーとスピードは、『強化プラスチック』を容易く破壊するッ!

             ――――――ドッガァッ!!

一般的に、マネキンの重量は軽い。
何もなければ、血液の代わりにプラスチック片を散らしながら、
10m以上は吹っ飛んでいただろう。
ただ、その途中で『電柱』にブチ当たった為に、5〜6m程度の距離で止まった。
渾身の構えから繰り出された『DED』の一撃を、正面から食らったのだ。
これが人間なら、タダでは済まない負傷なのは間違いない。

    シィィィィィ――――――………………ン

地面に転がったまま、マネキンは動かない。
『死んだ』のか?
人形に『死』という概念があるとは思えないが、これを操っている者がいたなら、
フィードバックによってダメージを受けたのかもしれない。

          「『お気に入り』だったのに――――――」

                 ザリッ………………

両手を使って上体を起こし、杉夜と『DED』を見上げる。

       「『壊した』わね」

             ゾ ワ ッ

砕けた胸部に目を向ければ、そこには『異変』が生じていた。
『黒い影』のような物が、破壊された部分を補うような形で現れている。
禍々しい瘴気を放つ『影』は、憎悪の対象を『腐食』させる『呪い』だ。

   「『お揃い』にしなきゃ」

        「この『痛み』も『お揃い』にしなきゃ」

            「だって――――『あなたが壊したんだから』」

破壊された部位には、『針で浅く刺されるような痛み』が走り続ける。
しかし、耐えられない程ではない。
憎しみに満ちた作り物の顔が、『DED』越しに杉夜を睨みつけ、動向を窺う。
胸には穴が開いているが、それによるダメージは皆無だ。
このボディが『全損』しない限り、『メリー・バッドエンド』は動き続ける。

475杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/10(金) 20:36:20
>>474

マネキンの重量は軽い。確かに本来なら『吹き飛ぶ』のだろう

・・・・
本来なら

(>473より)杉夜は、スタンドをこう動かした。

>『DED』による、全力のストレートパンチ

『全力』のストレート『パンチ』なのだ。

 ――『DED』 その『能力』は……。


                 ――ゴゴゴゴゴゴゴ……ッ゛
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
【能力】
真っ黒に煤けた機械仕掛けの人型。
触れた物体の『飛行』を禁止する能力。
このスタンドの拳で殴打されたものは、
地面(床)から離れる行動の一切を制限される。
またこの能力は『撃墜』された物質に触れる事によって『伝播』する。

『ドッグ・イート・ドッグ』 Dog Eat Dog
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(能力射程:C)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A

詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/67
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 マネキンの体は、『DED』の『全力殴打』を受け、『呪われ(撃墜化)』る。

それは、つまり電柱に激突する前に突如慣性の法則すら乱され数メートルで
地面に足先から着地すると言う事だ。
(※こちらからの『言い切り』は以上。体勢や、他の細やかな部分は
そちらの言い切りで問題ない)

「ころ」

 「して」

   「やる……っ゛」 ググッ……ッ

杉夜は、繰り返すように殺意に満ちた瞳と声を放ちつつ
『DED』の足元に力を込めて、足を踏み出す。

476リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/10(金) 21:38:39
>>475

『吹き飛ばない』という奇妙な状況。
これが人間なら、『まだ』分からなかったかもしれない。
だが、通常よりも『軽い体重』だからこそ、『この時点で察した』。

            パッ

片手に握っていた砂利(>>474)を、掌中から滑り落とす。
『どうなるか』を確認する。
この結果によって、『敵の能力』は完全に理解できる筈だ。

           「野蛮で粗野で卑しくて乱暴で意地悪な人」

        ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

   「ウフフフフフフフフフフフフフフフ」

胸に開いた穴から、闇よりも濃い瘴気を漂わせながら、マネキンは嘲笑う。
たとえ破壊されようが、欠落した部位は『黒い影』に置き換わる。
むしろ、壊せば壊す程に、この身は『呪い』そのものに近付いていくのだ。

「あなたの手足をもぎ取って、頭を砕いてから、火の中に投げ込んであげるわ」

     ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

         「ウフフフフフフフフフフフフフフフ」

              ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

                   「あなた達がやったのと同じように」

剥き出しの殺意と共に、確実に距離を詰めていく杉夜。
マネキンは『動かない』。
逃げるでも向かってくるでもなく、体育座りのような体勢のまま、
杉夜京氏を『待っている』………………。

477杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/10(金) 22:05:08
>>476(本日はこれでtobeです)

『メリー』は砂利を手の平から滑り落とした。
 パラパラと小さな砂粒は引力の法則に導かれて落ちる。
だが『小石』のような、砂粒より僅かに大きな石粒に関しては
落ち方が少々、何と言うか違和感のある落ち方だった。勢いがある訳でない
 ストン、と言う感じの……メリーに起きた現象に近い落ち方。


メリーと杉夜。どちらも姿形やスタンド像含めて似てる所が無い二人。
いや、一人と一体だが……妙な共通点と言える点が一つある。

メリーは愛憎を有してる。人に時に愛されたが、ある時は人から憎しみを受けた。

杉夜にも愛憎がある。母に愛された記憶を有するが、それ以外からは
認知の祖父母のしがらみで虐げられ、そして心を壊した母から責め苦を受け。
 やがて、そんな周囲の取り巻く世界の冷たい現実を『憎悪』を有した。

どちらも呪い、呪いたいと言う。背景の理由は異なれど同じ闇を抱えている。

奇数な運命の果て、癒せない傷を帯びた彼と彼女……その巡り合いに。

 ググッ……ッ゛

 「――俺の前から」

     ドォンッッ゛

   「消え ろ゛っ」

 ――杉夜 京氏の占める衝動は、ただ一つ。世界に対する『憤怒』だけ。

眼前の苦しみを消し去りたいと言う、黒い感情のみ。

 足先から、壊せれば。後はぐちゃぐちゃに叩き潰せば良い。

そこまで深く考えてるかは知れない。ただ、蹴りたかったのかも知れない。

答えは不明なものの、あらゆる選択肢で選んだ攻撃は
>>475メ欄:ローキックだ……!

478リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/11(土) 05:38:08
>>477

零れ落ちていく砂利を視認し、本体である『リトル・メリー』は理解する。
自らに起きた現象といい、石粒の不自然な落ち方といい、
『滞空』を制限するような能力が作用しているのだろうと。
『サイズ』によって『落下』に差がある事から、
『砂粒レベルの大きさ』なら影響を受けないらしいと解釈した。

   「よく見たら――――――」

             ジィッ………………

表情の欠けたマネキンの顔が、間近に迫った『杉夜の瞳』を覗き込む。

          「――――――『面白い眼』をしているのね」

己が深淵を見つめる時、深淵も己を見つめている。
この瞬間、二つの『呪い』と『愛憎』が交差した。
似て非なる者なれど、決して分かり合う事のない黒い交錯。

    「でも、ダメ。だって、あなたは『悪い人』だもの」

       「そうよ。あなたは『悪い人』なのよ」

   「『悪い人』は全部いなくならなきゃいけないんだから」

何故、マネキンは立ち上がろうとしなかったのか?
敵が『素手』で、こちらが『立っている』場合、次に来るであろう攻撃には、
大きく分けて二つの可能性がある。
拳による『殴打』か、そうでなければ『蹴り』だ。
だが、『座り込んでいる相手』に対しては、ほぼ蹴りしか有り得ない。
何か特別な理由でもない限り、『足元の敵』に向かって、
わざわざ拳を使う必然性が薄いからだ。

「だから、あなたもいなくならなくちゃあいけないの」

          すなわち――――『予測』する事は難しくない。

                  バッ!!

底冷えする真冬の空気を切り裂きながら、恐るべき勢いで繰り出される『ローキック』。
それに合わせるように、自ら『当たりに行く』。
破壊された胸部から湧き出す『黒い影』で、『DED』の足先を受ける為に。

普通ならば、まず間に合わない。
しかし、『蹴りが来る』と予想できていたなら話は違う。
相手が動き始める前に、『最も都合の良い角度』で飛び込む事が可能な筈だ。

また、蹴りは『足を引く動作』が入るが、
『メリー・バッドエンド』は『前に出るだけ』で済む。
純粋なスピード勝負では『DED』に分があるからこそ、
『事前の予測』と『モーションの差』で補う。
それらの要素は、行動の成功率を高める一因に成り得るだろう。

      一瞬でも『触れた』なら、今度は杉夜が『呪い』に蝕まれる事になる。

479杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/11(土) 18:42:59
>>478

ブゥン――ッ    ゴォ!

『DED』は、狙い『違わず』。その蹴りは体育座りするメリー向け放たれた。

 そう、君(メリー)の予測通り。杉夜にとって『撃墜化』された生物は
飛翔や跳躍は出来なくなる。故に、蹴り以外の選択肢を暴力の感情の支配されてた
有無抜きで無かった。だからこそ……。

     ――ジュゥゥゥ゛ッッ゛!!

 「ぐ ぅ゛!!?!」

 メリーの思惑は『成功』する。降りぬかれた『DED』の右足は
吸い込まれるようにして『黒い影』に入る。

 それと共に、本体も感じる右足への『異常』。
浅く針で刺されるような痛み、予想だにしない『奇襲』。

 堪らず、杉夜と『DED』は膝をつく。

>だって、あなたは『悪い人』だもの

  ……ピクッ

「……わ るいひ と?」

 (誰が?)

   (――俺が???)

 駆け抜ける記憶。
認知の祖父母に、排便を投げつけられて、食事を口に運んでも
逆上されて罵倒され暴力も振るわれた記憶。

 同上の母親に現在進行形で苛まれる引き継がれた地獄。

 「俺が……わるい゛……人……っ?」ギリィ゛

 瞳の中の黒い火が炎となって強まる。噛みしめた唇に強く歯が食い込み血が噴き出る。

戦意は衰えない。DEDは、まだ動かそうと呪いを受けてないほうの片足部分に
力は籠められる。

480リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/11(土) 20:37:16
>>479

『DED』の爪先が、瞬間的に『影』と触れ合う。
最初に感じられたのは、針先で浅く刺されるような『軽い痛み』だった。
だが、すぐに『真の苦痛』が襲い掛かる。

      ゾ ワ ァ ッ

己のスタンドを通して体感できたのは『焼かれるような痛み』。
その先に視線を向ければ、『何が起きたか』は即座に理解できた。
これは!『腐食』ッ!
とっくに賞味期限が切れて顧みられなくなった残飯のように、『DED』が『腐っている』!!
蝕まれたのは『影』に触れた足先だけだが、行動には少なからず支障が出てくるだろう…………。

      ――――――ドッグァッ!!

                   メ キ ィ ッ

しかし!『DED』の蹴りは止まらない!
既に砕かれた胸部を抉るように放たれた蹴りは、再びマネキンを電柱に叩きつけ、
更に『傷口』を広げさせた。
蹴りと遮蔽物の『サンドイッチ』になり、背中側にも亀裂が走る。

      「ウフッ!ウッフフフフフフフフフフッ!」

    ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

    ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

    ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

    ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

    ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ ゾ ワ

だが、何ら問題はない。
『メリー・バッドエンド』にとって、破壊は『呪い』を強めるだけ。
このボディが壊される度に、『怨みの力』は深淵の底から現世に滲み出していく。

     「ウフフフフフフフフフフフフフフフフッ!!」

杉夜の呻きが『魂』の渇望を癒やし、メリーは狂喜に満ちた叫びを上げる。
背後に立つ電柱はストッパーの役割を果たし、『完全な転倒』を防いでくれた筈だ。
その為、速やかに次の行動に移れるだろう。

           ブンッ!

もう片方の手に残っていた砂利を、杉夜の顔面めがけて投げつけ、『目潰し』を狙う。
砂粒サイズなら影響を受けない事は確認した。
互いに攻撃が命中した状態だが、本体に繋がるダメージがない分だけ、
『メリー・バッドエンド』の方が先に動ける可能性は高いだろう。
ただ、『DED』のスピードなら、その差を埋められるかもしれない。
それでも『同時以下』にはならないと、メリーは考えた。

481杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/13(月) 11:18:22
>>480(レス遅れ失礼しました)

 杉夜と『DED』は、共に『膝をついた状態』だ。
DFによる痛みも含め……『そうしなければならなかった』から、膝をついて
目線を下げる体勢に至った。

 >   ブンッ!

 「 ――ぅ゛……っ」

 『撃墜化』の例外。細やかな粒は、呪いの範疇外だ。
杉夜は堪らず、両目に受けた痛みに反射的に目を瞑る。
 
動きは、連動したのか。『DED』の両腕も共に顔部分をガードするような
位置へと移動する。だが、その場からは動かない……。

482リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/13(月) 16:55:06
>>481

飛ばない石粒も混じっていた為、目に入った砂粒は少量で済んだ。
払い落とす事は簡単に出来る。
しかし、次の動作には『遅れ』が出てしまうだろう。

リトル・メリーは考える。
この人間は、何か企んでいるのだろうと。
だが、『メリー・バッドエンド』にダメージのフィードバックはない。
壊されたとしても、すぐ『呪いの影』が滲み出し、欠けた部分を埋めてしまう。
それこそ全身を破壊しない限り、『メリー・バッドエンド』を止める事は不可能だ。

敵のスタンドについても、メリーは考察を巡らせる。
能力を抜きにすると、パワーやスピードは確かにスゴい。
しかし、『それだけ』。
単純な力押しというのは、『メリー・バッドエンド』に対しては何の意味も持たないのだ。
さほど搦め手に向いた能力でもなさそうだし、たとえ策を持っていようと、
『懲らしめる』のに支障はないと判断した。

  「ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ」

    「あらあら、足が壊れちゃったみたいねぇ?」

ゆえに、メリーは『行動』を躊躇しなかった。

      「お次は何処を壊してあげようかしらぁぁぁぁぁぁぁ!!」

                バァッ!!

目潰しを行った直後、四肢の力を使い、杉夜本体を押し倒すように『体当たり』を敢行する。
『腐らせた足先』を痛めつけようというのが、メリーの狙いだ。
今の状態から体勢を崩させてやれば、嫌でも足先を使わざるを得なくなるだろう。
不確定要素は大きいが、リスクを恐れずに動けるのが、『メリー・バッドエンド』の強さ。
だからこそ、メリーに一切の迷いは存在しない。

483杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/14(火) 00:10:17
>>482

>お次は何処を壊してあげようかしらぁぁぁぁぁぁぁ!!

                >バァッ!!

 ――ギンッッ゛

 (来た)

 憎悪・憤怒・絶望

それ等に苛まれながらも、思考を止めた訳ではない。
自殺願望とて無い、わざわざ意味がわからない化け物なのか都市伝説の何か知らない
存在に襲われて人生を終える気はない。この生き地獄で、俺が支えなくてはいけない
母(命)が途絶えない限りは。

 壊しても、動き続けるような存在。それじゃあ、まずどうする?
単に軽く壊しただけでは。攻撃力が増すと言うのは、メリーの黒い寝食(呪い)から
既に判明した。ああ……だからこそ。

 ――シュゥ  ガシッ

 「……何処から…………?」

 「――『全て』だよ……っ゛」

>479メ欄:今度はこちらが首を持つ番だ
>481メ欄:首は首でも……

 そう、メリーの『足首』を掴む!

現在、『DED』は跪いた体勢。立ったままでは、メリーの足は握れない。

だが、今の体制ならば。突っ込んでくる足音を聞いて
視界が砂で朧気でも、DEDのスピードと、最初から足首を掴むと言う意識と覚悟を
以てすれば握れるはず。

 (こいつを壊すには……全力で、何も出来ないようにするしかない)

パワーは、そこまで無い。肉薄した短いながらも死闘の中で実感する。

『DED』ならば、振りほどけないように『出来る』

 握りしめたまま、振り回す事だって『出来る』

  ググッ……。

 その状態で、杉夜も『DED』も立ち上がる。目指すは……電柱の場所。

484リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/14(火) 03:00:07
>>483

今この時、杉夜京氏は『命』を賭けて戦っていた。
『自分の命』だけではない。
この世の全てを犠牲にしても守らねばならない『母親の命』が、杉夜の肩に掛かっているのだ。
リトル・メリーと杉夜に明確な『差』があったとすれば、その一点に尽きる。
だからこそ、杉夜の『覚悟』は、メリーの『憎悪』を上回ったのかもしれない。

       ――――――ガシィッ!!

『掴んだ』!!
事前に待ち構えていた『DED』の腕は、確かに『マネキンの足首』を捕らえる事に成功した。
『DED』のスピードは、やはり速い。
多少の遅れがあろうとも、マネキンと激突する直前に目的を果たす事が出来たのだから。
そして、杉夜はスタンドと共に立ち上がる――――。

        ズ キ ン ッ

次の瞬間、鋭い痛みが足先に走った。
言うまでもなく、『腐食』の影響を受けた部位だ。
この分だと、歩く度に痛さを堪える事になるが、その場から動かなければ問題ない。

              「まぁ、意地悪ね。こんな格好をさせるなんて」

          ブ ラ ァ ン

   「失礼しちゃうわ」

足首を掴まれたマネキンは、まるで『逆さ吊り』のような体勢になっていた。
『DED』の腕力なら、片腕でも軽々と持ち上げられる。
客観的に見て、今の戦況は杉夜の『圧倒的優勢』。
吊り下げられたマネキンは、もはや『サンドバッグ』同然だ。
これが人間なら、手も足も出ない状態だろう。

  「とっても怖いわぁ。何をされちゃうのかしらぁ」

    「その力で全身を粉々に砕かれちゃうのかしらぁ?」

       「ウッフフフフフフフフフフフフフッ」

だが、メリーは『余裕の態度』を崩さない。
逆さまになった状態。
目の前には『足』がある筈だ。
『爪先が腐った足』が。
そして、『メリー・バッドエンド』の『両手』は自由。

     ズゥゥゥゥゥ………………

両腕を伸ばし、『腐食』させた『DED』の足先を掴もうとする(パス精CCC)。
両者の『スピード差』は歴然――『無傷』なら到底不可能。
しかし、『痛みに苛まれた瞬間』ならどうだ?

ほんの僅かな時間だったとしても、立ち上がった際の痛みで『怯んだ』ならば、
その一瞬だけは動きが止まり、スピードは一時的に『ゼロ』になる。
たとえ『世界一速く走れる車』であろうと、停車しているなら追い抜くのは容易い。
『高速で動けるスタンド』にも同じ事が言えるのだ。
既に至近距離。
人間並みのスピードであっても、掴むのは『すぐ』だろう。

    掴めたなら…………『全力』を込めて…………『握り締める』。

これで手を離させる事が出来れば脱出の糸口に繋がるし、そうならずとも構わない。
最大の狙いは、杉夜に『苦痛』を与える事なのだから。
今のメリーを突き動かしているのは『人に対する愛着』ではない。
『人間に向けた底知れない憎悪』。
『友人』だった人間から『敵国の人形』として扱われ、
無残に破壊された『姉妹達』の『報い』を与えなければならないのだ。

485杉夜 京氏『ドッグ・イート・ドッグ』:2023/02/14(火) 23:56:09
>>484

  >ウッフフフフフフフフフフフフフッ

 暗く、人気のない通り。周囲にあるだろう家屋から人や環境音が
聞こえても、それは酷く遠く聞こえ。不気味な笑い声のみが良く通る。

 そして、メリーの企みも……同じく、よく通った。

 ―ガシィ  ギュゥゥ

 「っ゛」

 腐食した足、それを握るメリーのマネキンの手。
傷口に塩を塗り込むが如く、化膿した病症の肌を麻酔など無く触れられる痛み。
 看護や介護で患者に対応した者が居るなら、痛みで軽く叫ぶ人を見た事がある
かも知れない。それ位、無視するにはきつい痛みだ。

 だから、杉夜は足首からメリーを引き剥がすように手を離す。 

メリーは、地面に……。

 「――『無意味』なんだよ」

 「俺の生きてる事……そして、てめぇの『やった事』も」
 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


・既に『飛行』している物体に『撃墜』を施した場合、対象は慣性を失いその場で『ストン』と落ちる。
 また『撃墜』された生物が『投擲』などで『飛行』を行った場合も、
 投擲物はその手を離れた瞬間にその場に落ちる。
 飛行物を『撃墜』する際のパス精は『なしCC』。 

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―


 メリーは落ちるだろう。『撃墜化』の状態で

つまり、地面に落ちて体勢を立て直すまでに『タイムラグ』は必ず存在する。
 その瞬間、再度杉夜は『DED』で足首を掴み……今度は、手を掴ませる余裕など持たせない。

 (握ると同時に、宙で振り回す……!)

 (そのまま……叩きつける)

486リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/02/15(水) 21:38:52
>>485

グロテスクに『腐食』した部位を、容赦なく攻め立てられる。
それは控えめに言っても『激痛』だ。
人知を超えたパワーがなくても、行動の阻害には十分だった。

  「あなたの言ってる事、よく分からないわ」 

           パ ッ

『DED』が手を離す。
当然の結果として、マネキンは地面に落下する。
既に『撃墜化』を施された状態で。

    「人間って、おかしな生き物よね」

          ドシャァッ

杉夜の想定通り、マネキンは『墜落』したのだ。
体勢を立て直す前に必ず生じるであろう『間隙』。
その隙を突いて、再び『掴み直し』に掛かる。

「『言ってる事』と『やってる事』が違うんだから」

だが、メリーは体勢を立て直そうとはしていなかった。

        ググッ…………!

『メリー・バッドエンド』は『手を離していない』。
ゆえに、無視できない痛みは杉夜を襲い続ける。
『DED』がマネキンを手放したからといって、マネキンが『DED』を離す訳ではないのだ。
杉夜の考えとしては、『引き剥がしつつ手を離す』という意図だったのかもしれない。
そうだったとしても、激しい痛みに耐えながらでは、万全の力を奮う事は難しかっただろう。

           ――――グイィッ!

そして、地面に落ちたメリーは、ただ『足を掴み続けているだけ』ではない。
掴んだ状態で、思い切り『引っ張った(>>484 pull)』のだ。
これによって『DED』のバランスを崩させ、そのフィードバックで、
本体である杉夜の姿勢も崩してしまいたい。
同時に、『引っ張る勢い』を利用して、自らのボディを『DED』に接近させようとする。
依然として『尋常ならざる痛み』に苛まれ、
なおかつ『体勢を立て直す隙を狙おうとしていた』なら、
いかにパワーとスピードを兼ね備えた『DED』といえども、
即座に反応して対処する事は容易ではなさそうだ…………。


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