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農業問題

1B4:2010/01/08(金) 19:23:20
株式日記と相場展望  サイト
ここのコメント欄をお読みください。

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/3370d7eec2a8359226325ed80e23a71b

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/28895f5f26877b4df4a0ca362c6f8021

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/c99b9b31572e07d5fc3aa52e334f4e38

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/98c8577111e9138cb26f54820ea9f307

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/30b799268d0bb85dbcc9c8ec03a453eb

http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/06a94e4e3c837ac1f309cfa2a7fb6203

2B4:2010/01/08(金) 19:59:50
上気サイトのコメント欄に私もちょろっと書き込んでおります。

自然農法については、故 福岡正信 氏の 「わら一本の革命」 「無Ⅲ 自然農法」
をお読みください。

また、自然農法の一種として、無肥料栽培、不耕起の稲作 (岩澤信夫 氏)などがあります。
福岡 正信 氏の自然農法理論により、自然農法(無肥料・無農薬栽培)は、なんと1960年代末に確立されています。
それが主流となりえなかったのは、もちろん資本と工業社会の論理によるものです。

明治・江戸期以前にはそもそも化学肥料と化学合成農薬はない農法だったのです。
少し前にブームとなった有機栽培農法は、有機肥料を使用し無農薬を3年経過しなけらばならず、化学農薬をつかう
農地からの距離も確保した上での認証です>ほぼ認証ビジネスのために存在したともいえます。
有機栽培=農家が手で害虫を捕獲駆除するなど、それは江戸時代の非常に手間がかかり収量もさほど多量とはいえない
農家に労苦のしわ寄せを押し付けるものです。
ですので、現在有機認証の有機栽培はほぼ下火になったといっても過言ではありません。

農業はどうあるべきかのべき論は観念論に終始しかねませんので、まずはいかに現代農法(化学肥料と化学合成農薬を使用)が
ゆがんだ農法かを上記に掲げた本から知ってください。
農薬も化学肥料も所詮は、第1次、第2次大戦後に過剰設備を火薬や他軍事物資製造から転用して大化学メーカーが活路を
見出した結果なのです。

農薬のメーカーの大手は、BASFアグロ、ダウ、モンサント(遺伝子操作と除草剤ラウンドアップ・・・これに耐性がある
穀物種子を遺伝子操作で製造)あたりです。
日本では、住友化学、日本曹達、日産化学、石原化学、DIC。

そして、農薬、肥料、農業機械、他の農業資材を流通販売するJAの存在。

農薬・化学肥料は、半分素人の農家(副業としている方を含む)が、JA指針の処方に
従えば、そこそこ失敗なく
作物を収穫まで導ける手段でもあります。

脱農薬をするということは、日々田んぼや畑に行きくまなく観察し、天候と相談しつつ細かく対応をする(手を加えるという意味ではありません)、
という格段に時間をかけることになります。
片手までは収穫までたどり着けない・・・本来農作物を作るということはそういうことです。
いろいろな手間をかけられ、ビニルハウスの暖房下で加速成長させられた作物は既に農産物とは呼べません。

基本は、身土不二、地産地消でかつ旬(季節感)を大切にする です。
季節はずれの野菜や果物を口に入れるべきではありません。
食育とは単に栄養バランスによる摂取ばかりではなく、上記のようにその食材がどのように生産され流通しているのかも
知ることを含めなくてはなりません。

3B4:2010/01/08(金) 20:20:00
農業および農家を取り巻く問題は複雑なので、一言では申し上げられません。

採算云々を言う前に、農産物の生産、流通、消費者の購入態度にいたるまで諸問題が山積みなので、日本人および日本市場における
農産物に対する認識の歪みを正さなくてはなりません。

1. 農薬と化学肥料は本来不要であること。 (1億人を自給で支える収量があるかどうかはここでは別問題としますが)

2. 流通の便宜と消費者の無知と我侭が規格による見栄え・外見を基準とする等級分け、価格設定を生んだ。 (味は判断基準ではない)

3.JA(農協・全農)が農家を農薬、資材、機械および農産物買い上げによる囲い込みと隷属を農家に強いてきた(収奪)

自家菜園をなさる方ならば分かりますが、自分で栽培する場合、できるだけ農薬の使用は見合わせ、化学肥料よりは有機肥料
あるいは自家製有機肥料を使おうとします。

他人が栽培する農産物は、自分の目で確認しなければそもそもが信用ならず、知識がある人ならば納得できない筈です。
まずはスーパーで農産物を買う場合、どこの誰が栽培しどのような栽培方法なのか確認すべきです。
慣行栽培なのか、化学肥料不使用なのか、あるいは有機肥料、減農薬なのか無農薬栽培なのか・・・・。
生協はそのような栽培農家の写真や詳細を書いたメモを添付しています。

因みに、各農家はJA指針の防除暦(いつどの農薬をどの量使用するか)に準じて、散布使用します。
その指針は、栽培に失敗がないよう、大目の薬剤を頻度を高めに使用する内容です。
それをまじめに励行すると 多額の費用がかかります。 まず、その通り実行している農家はないでしょう。

4株幸:2010/01/08(金) 21:33:36
以前、紹介していただいたサイトですね♪
PCが壊れてしまったときにデ−タも失ってアドレスがわからなかったんですよ!

よかった~♪

ご紹介のサイトまだ一部ですが読んでいます。
そのとおりと共感できる主張が多いです。

<流通の便宜と消費者の無知と我侭が規格による見栄え・外見を基準とする等級分け、価格設定を生んだ>

これはそうですか?
むしろス−パ−などの都合で規格化されたと考えていました。
だって見栄えがよいほうが良いと言っている消費者を見たことがないですもの。

5B4:2010/01/08(金) 22:04:58
これも良書です。 農村を活性化することは不要で、むしろ沈静化しろ・・・と。

「自主独立農民という生き方」 木次乳業=佐藤忠吉氏が創業

http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E4%B8%BB%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E8%BE%B2%E6%B0%91%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E2%80%95%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%BF%A0%E5%90%89%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%9C%A8%E6%AC%A1%E4%B9%B3%E6%A5%AD%E3%80%8D%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%85-%E6%A3%AE-%E3%81%BE%E3%82%86%E3%81%BF/dp/4862380301/ref=sr_1_34?ie=UTF8&s=books&qid=1262953784&sr=1-34

木次乳業
http://www.kisuki-milk.co.jp/


農地を持つ農家(専業でも兼業でも)の最大の強みは、他人が生産するものを食べなくとも、輸入食品が入ってこなく
なっても、自分には栽培する土地がある・・・田んぼと野菜畑があれば自給できるということです。
家族4人ならば1反歩の田んぼ(稲)と1反歩の野菜畑があれば一年間賄えます。

それ以上の土地と生産物を市場に流すのですが、それはあくまで余剰物。
売ろうが無料で配ろうが、知人や親戚などにひも付きで割り当てて済まそうが自由なのです。

そもそもが、農家の採算をどうしようかとか云々するのは、栽培する土地を持たない都会生活者のエゴという側面もあります。
まぁ、赤字は避けたいですが、専業農家の採算がトントンでも、兼業農家が勤務収入を農産物生産するために
資材や機械にその収入を持ち出そうが、土地をもつ農家は毎年何かを栽培する欲求があります。

農家に今求められるのは、旧来の慣行農法から自然農法に軸足を移して、コストの低減、観察をしてタイミングを計るとも、
手を過剰にかけない・・・という改革が必要です。

都会人に求められることは、自分が納得できる農産・水産物を、自ら選んで確保することです。
それは、地産地消の代名詞である各地方の道の駅などに直接出品している地元農家の栽培品を買うことです。
(スーパーなどの大量規格品流通と距離を置くこと)
または、ネットや宅配直販している農家の栽培品を毎年予約し購入するなど。
できるだけ、直接農家から買う。
こうすることで値ごろ感ある価格で、中間流通マージン(ピンはね)がなくなりますので、双方にメリットがあります。

私の持論は、嫌でも農業後継者の数は減る・・・ということです。
高学歴・・・農家の子供を都会の大学に進ませ大企業に就社させますから、農業を知らない子供たちの量産。
中高生まで年間を通じて畑仕事を手伝っていれば、習うより馴れろでいつでも農業をすることがでいます。(土地さえ手放さなければ)
しかし、私が記憶している限りでは、高校までで、同級生ですらも畑にでて仕事をしている姿を見たことはあまりありません。
ですから、日本全国で農家の高齢化が進み、世代交代がされない・・・今の農業を担う平均年齢が65歳とか70歳です。

やる気がある同世代の専業農家は、そうした高齢で耕作放棄の畑を有償で借りて広く栽培をしています。
こうして廃業と淘汰が進めば、国内農産物の供給量は暫減し価格は徐々に上昇し市場での価格構成がされにくくなる
可能性が大だと思います。 今ではスーパーによる直接買い付けがかなり増加していますし。

どうしても、国産農水産物に供給と安全を求めるのであれば、他国のように農家に対する直接補助をすれば良いです。
数%程度しかいない専業農家、多くを占める兼業農家、+副業スタイルの兼業・・・これらすべてが今の日本市場での
国産農産物供給主体の総和なのですから、一律に農家はこうあるべきだ論は生きた論議だとは思いません。


ただし、農家には自然農法スタイルでの栽培の流れをつけること。それが農家に求められる最低必要なモラルです。


産業界に背を向ける農法を政府が果たして後押しできるかどうか・・・?

6B4:2010/01/08(金) 22:23:56
規格外だからという理由で、価格を安くするので農家は規格外品を、一般流通にはだしませんし、出せません。
手間隙で赤字だからです。

では、スーパーは 規格品と規格外品を同値で同時に陳列しているでそうか。
寡聞にそうした事例を見ません。

では、なぜ、農家は規格に従うのか・・・・仮にスーパーなどの小売や流通が規格を設定したとして、
それが嫌ならそれ以外の販路を持てば良いのです・・・直販、あるいは売れ残りを自己背近で引き取る道の駅や
農産物売り場への出品ですから、やはり自前の販路を開拓するしかありません。

規格外品やすり傷のあるものなどの味が変わらないことを消費者の多くは知っているかどうか。
しかし、規格外品を販売展示しない小売は両者の味見品を置くことすらしていない。

規格が横行するのは、味に関係なく外見・見栄えで優とか特選というような高値設定での販売(贈答など)をする目的もあります。
最適効率で長距離輸送しコストも抑える・・・規格品の目的はそこにあるのでしたら、規格外品は輸送距離が短く、
農家が軽トラで地元の近所の直販店(道の駅や農産物売り場あるいは自宅)で売ればよいのです。

既述しましたが、多くの農家の多くの生産物がJAや市場経由の流通に頼るのでJAや市場の方針(規格)に唯々諾々としてきました。
それは、高齢農家ほどその傾向があります。

優とか特選が贈答にふさわしいと考え選択するのは消費者です。味の違いを味見で知っての選択ではありません。

そりゃ、わざわざ規格品ばかり集めた売り場では買わない・・・と消費者が態度を鮮明にしてボイコットすれば
流通は変わるでしょうけど。
今の規格品を是として購入する消費者が責めを追わない道理はないでしょう。

私が規格外品を買うならば、スーパーでの規格外品は買いません。地産地消が明確に分かる道の駅か農産物売り場か、
農家の畑で直に売ってもらいます。 もぎ取りの鮮度でなければ野菜は買う価値がないからです。
(芋やにんじんなど根菜類を除きます)

7さむらい:2010/01/09(土) 01:28:38
B4さん ありがとうございます
>農地を持つ農家(専業でも兼業でも)の最大の強みは、他人が生産するものを食べなく>とも、輸入食品が入ってこなく
>なっても、自分には栽培する土地がある・・・田んぼと野菜畑があれば自給できるとい>うことです。
>家族4人ならば1反歩の田んぼ(稲)と1反歩の野菜畑があれば一年間賄えます
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↑これを読んで、安心しました

8B4:2010/01/09(土) 21:18:08
岩澤信夫  著書は 「不耕起米でよみがえる」
http://www.tanbohakase.com/

ヒロさん日記

種子ビジネスがらみのコラム

http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1670442

2つほど問題が。

一つは、世界の種子が欧米大手に囲いこまれていることです。
(ビル・ゲイツの財団が種子バンクを設立し・・・というニュースも昨年ありました)
ホームセンターなどで花卉や野菜の種のコーナーに行き、裏書を見てください。
ほとんどが、アメリカ、デンマーク、豪産です。(日本の種子会社・メーカー物)
おそらく、それら海外の種子会社での委託生産ということでしょう。

日本の地方の固有種は日本産です(たとえば 松本一本ねぎとか下仁田ネギなど)

残念ながら、種子と農薬が欧米巨大資本に牛耳られつつあります。
(医薬品やペット医療も同様です)
如何に気候が温暖で、水にほとんど不自由せず、地味が豊かな日本の風土でも、種を押さえられてはどうにもなりません。

奈良の農家でレストランも自宅で開いているある方は、日本古来の野菜の種子を集めております。(TV番組でやってました)

もう一つは、北米や豪の穀倉地帯の荒廃です。 
北米は日照りや豪雨による水害などの被害がありますが、もっと深刻なのは、中西部穀倉地帯の水源である オガララ水帯の枯渇です。
ロッキー山脈に降る雪が地下水となるのに1万年かかったものを、50年で水位が半分以下になりました。
穀倉地帯で地下水を汲み上げ、巨大な設備のピボット灌水を続けたためです。

豪州の旱魃については、よくご存知のことと思います。

近くこの2国からの穀物の輸出はあてにできないことははっきりしています。

温暖化?が仮に事実としても、温暖化はさほど脅威ではありません。
寒冷な土地が耕作可能になり作付けが北上するだけです。
むしろ寒冷化は、作物の生育障害となりますから、そのほうが恐ろしい。
また、気候の不順と急激な変動(高いボラ)は、やはり栽培を難しくしダメージとなります。

民主提案の農家に対する戸別補償(直接補助)の件は、農家の採算をある程度黒字補償ということですので、
補助金を払うか、あるいは農産物価格を一定価格に誘導するか・・・が考えられます。
自由市場における需要と供給による価格決定は変えられないでしょうから、採算割れの安値を補填するのは、
補助金で・・・というのが無難だと思います。

輸入作物に過度に依存し、諸外国に生命線を押さえられる轍(大東亜戦争時の石油)を踏む具は繰り返さない。
民主が米国離れを始める良い契機ですので、穀物や牛肉などを押し付けられるのはいい加減止めるべきです。

9さむらい:2010/01/09(土) 21:59:54
不耕起栽培
う〜〜む!こんな栽培方法があったんですか
農業は奥が深いですね〜〜

土壌は耕すもんだとばかり思っていました

10一寸法師:2010/01/09(土) 22:11:18

さむらいさん こんばんわ

「陸稲」といって水田を使わない栽培方法もあります。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3797122.html

11さむらい:2010/01/09(土) 22:37:23
一寸法師さん ありがとうございます

しかし・・う〜〜〜xむ!いろいろあるんだなぁ〜〜
なんか、農業って、すごく楽しいものですね
すこし、頭の中をオーバーホールして整理しなくては・・^^v


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