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農業問題

2B4:2010/01/08(金) 19:59:50
上気サイトのコメント欄に私もちょろっと書き込んでおります。

自然農法については、故 福岡正信 氏の 「わら一本の革命」 「無Ⅲ 自然農法」
をお読みください。

また、自然農法の一種として、無肥料栽培、不耕起の稲作 (岩澤信夫 氏)などがあります。
福岡 正信 氏の自然農法理論により、自然農法(無肥料・無農薬栽培)は、なんと1960年代末に確立されています。
それが主流となりえなかったのは、もちろん資本と工業社会の論理によるものです。

明治・江戸期以前にはそもそも化学肥料と化学合成農薬はない農法だったのです。
少し前にブームとなった有機栽培農法は、有機肥料を使用し無農薬を3年経過しなけらばならず、化学農薬をつかう
農地からの距離も確保した上での認証です>ほぼ認証ビジネスのために存在したともいえます。
有機栽培=農家が手で害虫を捕獲駆除するなど、それは江戸時代の非常に手間がかかり収量もさほど多量とはいえない
農家に労苦のしわ寄せを押し付けるものです。
ですので、現在有機認証の有機栽培はほぼ下火になったといっても過言ではありません。

農業はどうあるべきかのべき論は観念論に終始しかねませんので、まずはいかに現代農法(化学肥料と化学合成農薬を使用)が
ゆがんだ農法かを上記に掲げた本から知ってください。
農薬も化学肥料も所詮は、第1次、第2次大戦後に過剰設備を火薬や他軍事物資製造から転用して大化学メーカーが活路を
見出した結果なのです。

農薬のメーカーの大手は、BASFアグロ、ダウ、モンサント(遺伝子操作と除草剤ラウンドアップ・・・これに耐性がある
穀物種子を遺伝子操作で製造)あたりです。
日本では、住友化学、日本曹達、日産化学、石原化学、DIC。

そして、農薬、肥料、農業機械、他の農業資材を流通販売するJAの存在。

農薬・化学肥料は、半分素人の農家(副業としている方を含む)が、JA指針の処方に
従えば、そこそこ失敗なく
作物を収穫まで導ける手段でもあります。

脱農薬をするということは、日々田んぼや畑に行きくまなく観察し、天候と相談しつつ細かく対応をする(手を加えるという意味ではありません)、
という格段に時間をかけることになります。
片手までは収穫までたどり着けない・・・本来農作物を作るということはそういうことです。
いろいろな手間をかけられ、ビニルハウスの暖房下で加速成長させられた作物は既に農産物とは呼べません。

基本は、身土不二、地産地消でかつ旬(季節感)を大切にする です。
季節はずれの野菜や果物を口に入れるべきではありません。
食育とは単に栄養バランスによる摂取ばかりではなく、上記のようにその食材がどのように生産され流通しているのかも
知ることを含めなくてはなりません。


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