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農業問題

5B4:2010/01/08(金) 22:04:58
これも良書です。 農村を活性化することは不要で、むしろ沈静化しろ・・・と。

「自主独立農民という生き方」 木次乳業=佐藤忠吉氏が創業

http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E4%B8%BB%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E8%BE%B2%E6%B0%91%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E4%BB%95%E4%BA%8B%E2%80%95%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%BF%A0%E5%90%89%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%9C%A8%E6%AC%A1%E4%B9%B3%E6%A5%AD%E3%80%8D%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%85-%E6%A3%AE-%E3%81%BE%E3%82%86%E3%81%BF/dp/4862380301/ref=sr_1_34?ie=UTF8&s=books&qid=1262953784&sr=1-34

木次乳業
http://www.kisuki-milk.co.jp/


農地を持つ農家(専業でも兼業でも)の最大の強みは、他人が生産するものを食べなくとも、輸入食品が入ってこなく
なっても、自分には栽培する土地がある・・・田んぼと野菜畑があれば自給できるということです。
家族4人ならば1反歩の田んぼ(稲)と1反歩の野菜畑があれば一年間賄えます。

それ以上の土地と生産物を市場に流すのですが、それはあくまで余剰物。
売ろうが無料で配ろうが、知人や親戚などにひも付きで割り当てて済まそうが自由なのです。

そもそもが、農家の採算をどうしようかとか云々するのは、栽培する土地を持たない都会生活者のエゴという側面もあります。
まぁ、赤字は避けたいですが、専業農家の採算がトントンでも、兼業農家が勤務収入を農産物生産するために
資材や機械にその収入を持ち出そうが、土地をもつ農家は毎年何かを栽培する欲求があります。

農家に今求められるのは、旧来の慣行農法から自然農法に軸足を移して、コストの低減、観察をしてタイミングを計るとも、
手を過剰にかけない・・・という改革が必要です。

都会人に求められることは、自分が納得できる農産・水産物を、自ら選んで確保することです。
それは、地産地消の代名詞である各地方の道の駅などに直接出品している地元農家の栽培品を買うことです。
(スーパーなどの大量規格品流通と距離を置くこと)
または、ネットや宅配直販している農家の栽培品を毎年予約し購入するなど。
できるだけ、直接農家から買う。
こうすることで値ごろ感ある価格で、中間流通マージン(ピンはね)がなくなりますので、双方にメリットがあります。

私の持論は、嫌でも農業後継者の数は減る・・・ということです。
高学歴・・・農家の子供を都会の大学に進ませ大企業に就社させますから、農業を知らない子供たちの量産。
中高生まで年間を通じて畑仕事を手伝っていれば、習うより馴れろでいつでも農業をすることがでいます。(土地さえ手放さなければ)
しかし、私が記憶している限りでは、高校までで、同級生ですらも畑にでて仕事をしている姿を見たことはあまりありません。
ですから、日本全国で農家の高齢化が進み、世代交代がされない・・・今の農業を担う平均年齢が65歳とか70歳です。

やる気がある同世代の専業農家は、そうした高齢で耕作放棄の畑を有償で借りて広く栽培をしています。
こうして廃業と淘汰が進めば、国内農産物の供給量は暫減し価格は徐々に上昇し市場での価格構成がされにくくなる
可能性が大だと思います。 今ではスーパーによる直接買い付けがかなり増加していますし。

どうしても、国産農水産物に供給と安全を求めるのであれば、他国のように農家に対する直接補助をすれば良いです。
数%程度しかいない専業農家、多くを占める兼業農家、+副業スタイルの兼業・・・これらすべてが今の日本市場での
国産農産物供給主体の総和なのですから、一律に農家はこうあるべきだ論は生きた論議だとは思いません。


ただし、農家には自然農法スタイルでの栽培の流れをつけること。それが農家に求められる最低必要なモラルです。


産業界に背を向ける農法を政府が果たして後押しできるかどうか・・・?


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