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農業問題

8B4:2010/01/09(土) 21:18:08
岩澤信夫  著書は 「不耕起米でよみがえる」
http://www.tanbohakase.com/

ヒロさん日記

種子ビジネスがらみのコラム

http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1670442

2つほど問題が。

一つは、世界の種子が欧米大手に囲いこまれていることです。
(ビル・ゲイツの財団が種子バンクを設立し・・・というニュースも昨年ありました)
ホームセンターなどで花卉や野菜の種のコーナーに行き、裏書を見てください。
ほとんどが、アメリカ、デンマーク、豪産です。(日本の種子会社・メーカー物)
おそらく、それら海外の種子会社での委託生産ということでしょう。

日本の地方の固有種は日本産です(たとえば 松本一本ねぎとか下仁田ネギなど)

残念ながら、種子と農薬が欧米巨大資本に牛耳られつつあります。
(医薬品やペット医療も同様です)
如何に気候が温暖で、水にほとんど不自由せず、地味が豊かな日本の風土でも、種を押さえられてはどうにもなりません。

奈良の農家でレストランも自宅で開いているある方は、日本古来の野菜の種子を集めております。(TV番組でやってました)

もう一つは、北米や豪の穀倉地帯の荒廃です。 
北米は日照りや豪雨による水害などの被害がありますが、もっと深刻なのは、中西部穀倉地帯の水源である オガララ水帯の枯渇です。
ロッキー山脈に降る雪が地下水となるのに1万年かかったものを、50年で水位が半分以下になりました。
穀倉地帯で地下水を汲み上げ、巨大な設備のピボット灌水を続けたためです。

豪州の旱魃については、よくご存知のことと思います。

近くこの2国からの穀物の輸出はあてにできないことははっきりしています。

温暖化?が仮に事実としても、温暖化はさほど脅威ではありません。
寒冷な土地が耕作可能になり作付けが北上するだけです。
むしろ寒冷化は、作物の生育障害となりますから、そのほうが恐ろしい。
また、気候の不順と急激な変動(高いボラ)は、やはり栽培を難しくしダメージとなります。

民主提案の農家に対する戸別補償(直接補助)の件は、農家の採算をある程度黒字補償ということですので、
補助金を払うか、あるいは農産物価格を一定価格に誘導するか・・・が考えられます。
自由市場における需要と供給による価格決定は変えられないでしょうから、採算割れの安値を補填するのは、
補助金で・・・というのが無難だと思います。

輸入作物に過度に依存し、諸外国に生命線を押さえられる轍(大東亜戦争時の石油)を踏む具は繰り返さない。
民主が米国離れを始める良い契機ですので、穀物や牛肉などを押し付けられるのはいい加減止めるべきです。


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