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「あなたは昔から男の子だよ?」√エマ

1名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:07:06 ID:SF/nowpI
──頭が痛い。
割れそうだ……。
そもそもここはどこだ?

『繰り返しすぎた反動が、現れだしています』

なに……だれ……。

『これはあなたが皆を救うための物語』

ほ      ら

もう    
 つ





          す




がんばってください。

2名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:07:28 ID:SF/nowpI
春。
出会いと別れの季節、春。

それはここ、虹ヶ咲学園にも当然訪れる。
三年生は卒業して、新入生が新たに加わる。

それは今までもあったことだし、今更戸惑うこともない。

たった一つだけ、あることを除けば。

歩夢「──どうしたの? 今日は朝からなんだか調子が悪そうだけど……」

侑「あ、あぁ……いや、なんでもないよ、歩夢」

歩夢「ならいいんだけど……何か困ってることとか、悩みごとがあったら、なんでも相談してね!」

幼馴染みの上原歩夢。
自分で言うのもなんだけど、可愛い女の子だと思う。そんな子が幼馴染みだと……羨ましがられるんだ。

そう──特に、今は。

歩夢「そういえば、今日は身体測定があるんだって。『女子』は更衣室使うみたいだけど、間違って入っちゃだめだよ〜」

自分が──女の子から、男の子に変わってしまっている今は。

☆☆☆

侑「はぁ〜〜〜なにがなんだか……」

まさか眠りから覚めたら男の子になっちゃってるなんて……いや、わけわかんないよ。
わけわかんないけど、仕方ないから順応する。

わかっていることは、歩夢とは変わらず幼馴染みであること、自分のことは僕と呼ぶ事、そして一番驚いたのは、ここではスクールアイドル同好会が存在しないこと。

スクールアイドルという文化自体はあるようだけど……。

先生「はい、身長169センチ、体重は57キロね」

侑「ご、57……」

先生「ん? どうしたの?」

侑「いえ……」

女の子の体のときを、かんがえるとちょっとショックだったけど、別にこれくらいが普通、というかちょっと軽いらしい。

むしろ身長はもう少し欲しいくらいだね、なんて言われた。

(むしろ、視線が高くなって変な感じ)

まさか歩夢を見下ろす日が来るとは思わなかった。

(でも、なにはともあれ、だよね)

どんな理屈、ファンタジーで私が男の子になってしまったのかはわからないけど、普通に日常を送らないと。

もしかしたら、そのうち元に戻れるかも……しれないし。

「え〜と、となると気を付けないといけないことは……」

うっかり女子トイレにはいらない、男子のちんちん見えても動揺しない、僕っていうこと、男の子っぽく過ごすこと。

3名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:15:48 ID:SF/nowpI
そして、放課後。
歩く帰り道。

侑「さてさて……これからどうしたものか」

それなりにこの状況について、真剣に考えていた、のだけど。

侑「む?」

河原に見覚えのある人影。
いや、あれは……。

侑(エマさんだ〜♡)

エマージェンシー!まさかまさかのエマさん発見!

侑「おーい! エマさ……はっ」

いや、待て。

侑(そうだ……ここではまったくの他人。いきなり声かけたら変人だ)

4名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:17:55 ID:SF/nowpI
いやでもなぁ……お近付きになりたいなぁ……。
お友達から……。

侑「いや、う〜……でもな〜……」

なんかめっちゃ恥ずかしい。
話しかけに行くの……。

侑「……と、とりあえず今日のところは、かえろっ」

私はまるで逃げるかのように、そこから立ち去ってしまった。

★★★

5名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:20:55 ID:SF/nowpI
家に帰ってから、一時間経ち。

侑(いや、逆に待てよ?)

一つ、考えが浮かぶ。

侑(エマさんは可愛い……しかも可愛いだけじゃなくて凄まじい癒やしエネルギーを放ち……歩くだけで他の誰かを虜にするかもしれない)

侑(他の男にちょっかいかけられたりしたら……!)

侑「こ、こうしちゃいられない! というか、むしろ今はチャンス!?」

今の私は男の子。
ならエマさんに告白したって……!

侑「そっ、そうか、この体になったのは……エマさんとお付き合いするためだったんだ!」

そうに違いないね!

6名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:37:10 ID:SF/nowpI
侑「そうと決まれば、ラブレターだ!」

明日渡しに行こう!制服もニジガクのだったから、三年生の教室を探せばいいはず!

侑「うぉおお! 届けこの想い!」

★★★
翌日。

侑(緊張でまったく眠れなかった……)

だけど、もう三年生の教室の前まで来てしまった。
侑「ええと……どこかな……」

果林「あら、侑じゃない。なにか?」

侑「あっ、果林さん。実は……えと、エマ、さんに用が」

果林「あら、随分耳が早いのね。……ええと、あ、いたいた」

視線の先、そこにはエマさんが色んな人に囲まれて談笑していた。
侑(わぁ、エマさん。みんなの中心だ)

果林「呼ぶ?」

侑「あっ、え、えと……! その、こ、これをエマさんに渡してくれませんか!」

果林「あら……手紙?」

侑「じ、じゃあよろしくおねがいします!」

7名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:38:25 ID:SF/nowpI
★★

果林「あ……行っちゃった」

手紙……まあ中身を見るなんてことはしないわ。
……でも、渡したところで……ってところはあるのよね。

果林「えー、と……」

わたしはエマに、片言の言葉で渡すものがあることを伝えた。

果林『エマ、あなたに贈り物よ』

エマ『贈り物? ……手紙?』

果林『……読める?』

エマ『ううん。全然。……でも、なんだか一生懸命書いたのかなってことは、伝わるよ!』

果林『変わりに読みましょうか?』

エマ『うん、おねが……あ、待って! せっかく日本語勉強するんだし……このお手紙は、私が日本語上手になってから改めて読むことにする!』

果林『そう、それなら、わかったわ「」

★★★

エマ・ヴェルデ。
ただいま日本語勉強中。

8名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:39:07 ID:SF/nowpI
今回はここまで。
ほぼスクスタあなたちゃんです。
また明日に。

9名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:41:33 ID:NP5SbIQc
エマキチあなたちゃんだったww

10名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 00:47:34 ID:3Y2UZ2mY
エマちゃんにだけキモいあなたちゃん好きだから助かる
なんやかんや受け入れるエマちゃんもっと好き
日本語勉強中でお手紙実質放置はガチ凹みしそうで草

11名無しさん@転載は禁止:2021/06/01(火) 05:40:46 ID:3IGj5tlc
エマちゃんガチ勢のあなたちゃんが好きwwきっとこの手紙の想いが届くのは両想いになってからなんやろな
エマちゃん√楽しみです!

12名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 00:44:18 ID:gqTHXrNs
良いと思うよ
アニメ本編だと回想シーンぐらいで絡み少なかったし

13名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 22:51:42 ID:9hwOxlV2
★★★
放課後。


侑「……」

侑「……春とはいえ、4月とはいえ、もう暗くなってきたな」

屋上で、ずっと待ち続けていた。
エマさんを……。

放課後、屋上で待ってますって……書いたから……。

侑「ぅぐっ……」

まずい、泣きそうだ。
断りもない、完全スルーは……ちょっと凹んだ。

侑「いや……わかってるよ。冷静に考えれば、顔も名前も知らない人からいきなりこんなことされて……」

来るわけ、ないよなぁ……。

14名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 23:12:17 ID:9hwOxlV2
侑「はぁ……」

いろいろと、先走りすぎたと後悔しながら歩く帰り道。
こんなんじゃ足取りだって重い、夜空も心も暗くなる……。

侑「ただいまー……」

エマ『おかえりなさい!』

あれ、なんか……日本語じゃないけど、エマさんの声がした……でもそんなわけないよね、意識しすぎて幻聴が……。

侑ママ「あ、やっと帰ってきた。侑、挨拶しなさい」

エマ『エマ・ヴェルデです! これから一年間よろしくね!』

侑「う゜ぺっ」

倒れた。

エマ『わっー!? どうしたの?!』

15名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 23:16:01 ID:9hwOxlV2
★★★

侑「ぅ、うう〜ん……」

……あれ、私……。

エマ『目がさめた?』

侑「はっ!」

えっ、えええええええまままま……!

侑「えっ、エマしゃんっ……!?」

エマ『うん、エマさんだよー』

侑「はわわわっ……♡」

まって……!?
これ……ちょっとまってこれ……!
あれじゃない?
いわゆるあれでは!? HIZAMAKURA!!

膝枕!?
 
というか……こ、この景色は……。
上が……上が見えない!!
おっぱいで……見えません!!

侑(まずい勃起しそうだ)

だけど堪えるよ、天使なエマさんに欲情なんてしちゃいけないからね。
頑張って太ももつねって耐えました。

16名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 23:23:36 ID:9hwOxlV2
……けど、どうしてエマさんが家に?

侑ママ「言ってたでしょ? スイスからホームステイにやってくる娘が今日から来るよって。忘れてたの?」

そういうことか……通りで知らないわけだ……。

侑ママ「まだ日本語は勉強中らしいから、あんたもたまには教えてあげなさい」

侑「いえっ、なんなら毎日でも!!」

エマ『?』

侑ママ『気にしないで、なんか今日はテンション高いみたい』

侑「えっ、今の何語? というか母さんそういうの話せる人だったの? 意外」

侑ママ「意外は余計よ。ほら、はやくお風呂入ってきて。夕飯あんた待ちなんだから」

17名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 23:33:13 ID:9hwOxlV2
★★★

シャワーに打たれながら、思い返してみる。

侑(あれ? 日本語がまだ読めないなら……手紙を出したのが私って、わかってない?)

なら……手紙を渡したことを話さなければ、変に気まずくなることもないか。
 
果林さんが誰々から、って言ってなければいいけど……。

侑(でも手紙をその後どうしたのかも聞きたい……! いや、でもなぁ……)

モヤモヤするけれど、ここは知らぬ存ぜぬで行くか……。

侑(うん、その方がいい……時が来たら、告白、直接しよう)

……一緒に暮らしてるから、失敗したらめちゃくちゃ気まずくなるぞ。

18名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 23:46:14 ID:9hwOxlV2
★★★

エマ『んん〜♪ ボーノ♪』

侑(うへへ……美味しそうに食べるエマさんもボーノ……)

侑ママ「侑、食べたらエマちゃんの部屋にお布団出してあげて」

侑「うん……」

あぁ……本当にエマさんが家で生活するんだ……。

これから私、どうなっちゃうんだろ……。

★★★

侑「え、えと、お、お布団……これで、大丈夫……かな」

私はジェスチャーでエマさんに問いかける。

エマ『うん、ありがとう!』

なんて言ったかはわからなかったけれど、指のオッケーを見てなんとなく伝わった。

エマ『えーと……「ゆーくん」』

侑「は、はいっ!?」

な、名前……!

エマ『えへへ、これであってるかな、呼び方。「ゆーくん」』

侑「う、うんうんうん……!」

エマ『良かったぁ。じゃあ改めて……これから一年間よろしくね、「ゆーくん」』

ぎゅっと両手を両手で包まれる。

侑「あっ、しょのっ……よ、よろしくおねがいしますぅ……♡」

今私、きんもちわるい顔してるんだろうな。

19名無しさん@転載は禁止:2021/06/02(水) 23:47:07 ID:9hwOxlV2
今回はここまで。
好感度カンストスタートですね。もはや高咲侑ではない気もしますが……。
また明日に。

20名無しさん@転載は禁止:2021/06/03(木) 00:01:32 ID:VfdwMzmU
いや草

21名無しさん@転載は禁止:2021/06/03(木) 01:21:31 ID:rILKGu1k
でさぁなぁ!

22名無しさん@転載は禁止:2021/06/03(木) 07:21:55 ID:JGE1Sg2s
@そんな侑ちゃんもたまにはいいと思うよ

23名無しさん@転載は禁止:2021/06/03(木) 16:33:13 ID:u0vTWvy2
そういえば歩夢は隣に住んでたな…
これは勝ち目なしやな…

24名無しさん@転載は禁止:2021/06/03(木) 23:19:46 ID:wcv5SRc6
今回もやりたい放題します。彼方√みたいに付き合う前からエッチする仲に。

25名無しさん@転載は禁止:2021/06/03(木) 23:54:50 ID:w1xJODeA
薄い本でよく見るやつだ!

26名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:02:25 ID:H1x.0ryw
★★★

さてさてさて。

登校の時間なわけですよ。

エマ『行ってきます!』

侑「行ってきまーす!」

侑ママ(なんかいつもより元気いいわね)

★★★

歩夢「あ、侑くんおは……その人は?」

侑「歩夢! この人は今度からうちにホームステイすることになった、エマ・ヴェルデさん!」

エマ『えーと……「こんにちわ!」』

侑「わっ! エマさんすごいよっ、いつのまに挨拶覚えたの!」

エマ『昨日ママさんに教えてもらったの!』

侑「うん! 何言ってるからわかんないけど、すごい!」

歩夢「そ、そうなんだ。上原歩夢です。侑くんとは小さい頃からのお互いのこと知ってる幼馴染みです」

エマ『よろしくね!』

歩夢「……」

27名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:11:25 ID:H1x.0ryw
★★★

さてさてさて。

登校の時間なわけですよ。

エマ『行ってきます!』

侑「行ってきまーす!」

侑ママ(なんかいつもより元気いいわね)

★★★

歩夢「あ、侑くんおは……その人は?」

侑「歩夢! この人は今度からうちにホームステイすることになった、エマ・ヴェルデさん!」

エマ『えーと……「こんにちわ!」』

侑「わっ! エマさんすごいよっ、いつのまに挨拶覚えたの!」

エマ『昨日ママさんに教えてもらったの!』

侑「うん! 何言ってるからわかんないけど、すごい!」

歩夢「そ、そうなんだ。上原歩夢です。侑くんとは小さい頃からのお互いのこと知ってる幼馴染みです」

エマ『よろしくね!』

歩夢「……」

28名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:13:49 ID:H1x.0ryw
★★★

まずい……。

歩夢(……ホームステイ? 同じ家で一緒に暮らす?)

そんなの突然過ぎ……。

歩夢(でも一年間だけ……一年経てば、この人は帰る……けど)

もしもそれまでに侑くんがこの人のこと好きになったりしたら……。
ううん、それ以外にも危険要素がある。

歩夢(なに、あのおっぱい──)

制服が──泣いている。

歩夢(一体何を食べたらあんなに大きくなるの……!?)

29名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:18:26 ID:H1x.0ryw
制服がパッツンパッツンになっている。
いまはブレザーがあるからまだいいけど……夏服になったら……!

歩夢(どうしよう……侑くんも男の子だもん、あんなおっぱいが常に身近にあるんじゃ……!)

歩夢(……わ、私だって……それなりに……ある、のに)

歩夢(ううん! おっぱいだけで誰かを好きになるような侑くんじゃない! そうだよね……?)

30名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:23:16 ID:H1x.0ryw
そうだと、いいなぁ……。

★★★

侑「ぽぇ〜……」

あ〜可愛い……本当に可愛い。
これから毎日、エマさんといられるのかぁ……。

侑(それだけ、好きになってもらえるチャンスもあるってことだよね!)

侑(そしていずれは……付き合って、デートして……もっとその先だって……)

いかん、妄想し過ぎも良くない。

侑(取らぬ狸のなんとやら、ちゃんと日頃の行いから正さないと……エマさんに、変なところは見せられないぞ!)

★★★

まずは勉強!
賢い頭で、エマさんの日本語勉強に付き合えるように……!

次に運動!
文武両道、スポーツだってこなして、かっこいいところを……!

体も鍛えないと!  
ヒョロヒョロな体じゃ、いざってときにエマさんを守れない!

31名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:26:11 ID:H1x.0ryw
うおおお! 燃えてきたぞー!!

★★★

その日から私は、しっかり予習復習を習慣化し、筋トレも始めた。筋トレ好きの友達からメニューを考えてもらい、無理なくしかし効率よく。

エマ『「ゆーくん」はとっても真面目な子なんだね』

侑ママ『あんな感じじゃなかったんだけどね……』

侑「なにー?」

侑ママ「なんでもない」

32名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:33:24 ID:H1x.0ryw
ふふ、そしてこれにはもう一つ素晴らしい効果がある。

そう、鬱憤やフラストレーションが筋トレによりかき消され……!
性欲が薄れるんだ!

これでエマさんに欲情したりすることもない!
至ってフラットな気持ちで対面──

エマ『ふう、いいお湯でした〜♪』

たい、めん……

侑ママ『ごめんね、パジャマとかまだ用意してなくて。次のお休みに買いに行くから、それまでは私のお古を……』

エマ『そんな! 私はこれで全然大丈夫ですよ!』

侑ママ『でもねぇ……』

め、ん……パジャマ……ちいさい……おっぱい大きい……。
主張……激しい……。
お風呂上がり……しっとりエマさん……。

★★★

侑「うっ、うぅ、ごめんなさいごめんなさいエマさん……うっ……!」

無理。
いや、無理っしょ。

今までのどんなオカズでした時よりも出た我が遺伝子の量に苦笑い。

侑(っ、そうだ……部屋、隣だから……音も気をつけないと……」

万が一……こんなところ見られたら終わりだからね……。

33名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 00:33:48 ID:H1x.0ryw
今回はここまで。

34名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 01:16:05 ID:00dSUZUo
歩夢ちゃん過去一無理ゲーで泣いてる
おっぱい……

35名無しさん@転載は禁止:2021/06/04(金) 15:47:23 ID:J9WGiPX6
風呂の残り湯飲んでそう

36名無しさん@転載は禁止:2021/06/05(土) 01:05:21 ID:dRgcNn9c
侑「ふう……もう一回しよ……」

★★★

最近の私のルーティンとも言えるのだけれど。
まず、朝起きて一回抜きます。
帰ってきてから抜きます。
寝る前に抜きます。
一日3回、抜きます。

……え? しすぎ?
肌荒れとか、体に悪いって?
いやわかってるんだけどさ……。

冷静に考えてみてほしい。
大好きな人が常に身近に、しかも登下校は一緒、家に帰れば湯上がり、パジャマ姿でいる。

無理でしょ。
むしろ、普段から抜いておくことで落ち着く必要がある。

37名無しさん@転載は禁止:2021/06/05(土) 02:10:34 ID:dRgcNn9c
こちとら健全な男子高校生なんじゃい!

侑(でもちょっぴり罪悪感……)

相手からしたら、自分がそういうオカズにされてるなんて、嫌だよなぁ……。

侑「……」

でも止められないんだ……。

38名無しさん@転載は禁止:2021/06/05(土) 03:12:14 ID:dRgcNn9c
これも全部、エマさんが可愛いすぎるのが悪いんだ……。

★★★

エマさんがホームステイしてしてから、約1ヶ月。

エマ「えーと、おはしは……たしか、ここに」

エマさん自身、もともと飲み込みも早いのか、日本語を覚えるのは早い。うちの母さんが妙に教えるのが上手いのもあるけど。

訊けば、なにやらそういう資格をもっているとかいないとか……それにしたって、エマさんの吸収能力もすごいと思うけど。

だって、逆の立場……もしも1ヶ月であれだけ英語を話せって言われても、無理だもの。

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40名無しさん@転載は禁止:2021/06/05(土) 18:32:18 ID:dRgcNn9c
侑(元々独学で勉強してたのもあるのかな)

エマ「ゆーくん」

侑「あっ! うん、なに? エマさん」

エマ「もし、よかったら、つぎのにちよーび。でかけない?」

41名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 00:21:49 ID:ROM4NtFw
更新まだか

42名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 02:21:44 ID:or96ng4M
侑「え……ええええ!?」

そ、それって……!

エマ「もっと、なかよく、なりたいなって、おもって」

デートじゃん!

侑「えと……ぼ、ぼくでよければ是非……♡」

エマ「ゆーくんと、行きたい、です、だからだよ!」

侑「んへへぇ……♡」

侑ママ(デレデレじゃない)

43名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 02:49:34 ID:or96ng4M
★★★
そして待ちに待った日曜日。
楽しみすぎて眠れない……何ていうのは、意識が足りない。

本当に待っていたのなら、しっかり抜群のコンディションに持っていく。

侑「さて、ここで高咲侑の5月だけど春デートコーデのお時間〜!」

侑「今回はバチバチにキメすぎてもあれなんで、いわゆるきれいめカジュアル! 白シャツとブラウンTシャツのレイヤード合わせで、ちょっとかわいめに。ボトムスは、私が169センチと、そこまで身長が高くない……ので、少しでも背が高く見えるように小技を使います」

侑「そう、目の錯覚です。今回は細身の黒デニム。いわゆるスキニーパンツだね。でも細すぎてレギンスかよってレベルのは女の子ウケがあまり良くないからオススメしないよ! 私もなんかあれは違うと思う!」

侑「まぁ話はそれましたが、黒スキニーに、黒い靴を合わせます。もはやテンプレートだけど、変に冒険するよりこれで間違いないから! 個性だそうとすることがオシャレじゃないよ! でも否定はしないよ!」

侑「ちなみに今回はナイキのエアマックス90の黒です。カジュアルだけど、色合いのおかげで子供っぽくは見えないはず! みんなも真似してみてね〜!」

侑「……私誰に言ってるんだ?」

緊張しすぎで変な小芝居いれないとやってられないのかもしれない。

44名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 02:58:59 ID:or96ng4M
侑「……ふう」 

いや落ち着け。
結局のところ……エマさんのお出かけ用の私服に耐えられるかが問題だ。

クールに、落ち着いて。

侑「……エマさん! おまたせしました」

エマ「あ、ゆーくん!」

ドローストリングの可愛いブラウス。
ギンガムチェックのロングスカート。

侑「ぎゃんかわ……」

45名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 03:14:47 ID:or96ng4M
えっ、うそ?
可愛すぎない?
目に入れても痛くない(誤用)。

エマ「へん、じゃない?」

侑「ううん! すごく可愛い!」

エマ「えへへ、ありがとう。ゆーくんも、にあってるよ」

侑「あ、ありがとございます……!」

★★★

こうして、私達の……デートは始まった。

侑「エマさん、スターバックスコーヒーはいったことある?」

エマ「うん、えーと……あれ……なんだっけ、がたんごとんがたんごとん……」

侑「……電車? 列車?」

エマ「そう! れっしゃ!」

なんでもスイスには、走るスタバ列車……スターバックス列車があったとか。

エマ「でも、のんだことはないなあ」

侑「ならせっかくだし行こうよ!」

46名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 03:22:03 ID:or96ng4M
エマ「おお……これが」

エマさんはキャラメルマキアート。私はストロベリーフラペチーノ。

エマ「んん〜♪ ボーノ♪」

一口のんだ瞬間から、エマさんから笑みが溢れる。
可愛いなぁ……。

★★★

歩夢「そんな……侑くん……」

あれ……デート……なのかな。

47名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 03:29:03 ID:or96ng4M
歩夢「……」

歩夢「そんな……私だって……無いのに……!」 

歩夢「……で、でも。そっか、もしかしたら……ただの付き合いかもしれない……」

歩夢「……次学校であったら……聞いてみよう……」

あの人……エマさんのことどう思っているのかを……。

★★★

それからは、私達はウインドウショッピングしたり、お昼ごはんを挟んでゲーセンに行って、カラオケに行って……。

一通り、デートっぽいことをした。

48名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 12:27:29 ID:GgtvXJs2
歩夢ちゃん……

49名無しさん@転載は禁止:2021/06/07(月) 22:38:04 ID:Pi7QoCJc
寄せて上げてのバストアップしたりパットを入れたりしつつも虚しさを覚えるだけの歩夢なのだった…

50名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 03:27:34 ID:xbzR8566
でも、本来ならここでどこかで別れるけど……。
私達は同じ家に帰るんだ!

いいでしょ! 羨ましいでしょ!

侑「エマさん! また一緒に出かけよう!」

エマ「うん、また、ね!」

あぁ、なんて充実した一日だったんだろう……。

侑(幸せすぎて死んじゃいそうだよ……!)

★★★
翌日。

エマさんはなにやら用があるらしく、先に行ってしまっていた。
本当なら、私もその時に出ても良かったんだけど。
歩夢から、「今日は一緒に登校しよう」とラインが来ていた。

侑「おはよう、歩夢」

歩夢「おはよう侑くん」

51名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 03:33:51 ID:xbzR8566
侑「なんだか歩夢と登校するのも久しぶりだね」

歩夢「うん……そうだね」

歩夢「……侑くんが、あの人ばかりに構うから……」

侑「歩夢?」

歩夢「う、ううん、なんでもない」

侑「そっか」

歩夢「……ねぇ、侑くん」

侑「ん?」

歩夢「侑くんは……あの人とは、なにもないよね?」

侑「なにも……って?」

歩夢「その……侑くんの家にきてから一ヶ月くらい経つけど、どう思ってるのかなぁ、って」

侑「ふ……そんなの、決まってるよ」

侑「僕はエマさんの事が大好きだからね!」

歩夢「え──」

52名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 03:41:04 ID:xbzR8566
侑「エマさんって包容力すごいし癒やしパワーもすごいし、もうなんていうか、体中からマイナスイオン出てるっていうか、とにかく一緒にいるだけで癒やされちゃうんだよね!」

歩夢「……」

侑「声も可愛いし、なんか脳みそにも届く感じやばいんだ。ASMRとかやってみたらすごいことになりそうで、ご飯もすごく美味しそうに食べるし、その顔も幸せそうで」

歩夢「もういい……」

侑「顔も可愛いし、スタイルもすごいし……あっ、でも邪な考えとかじゃなくて、純粋にすごいなぁって! それに日本語覚えるのもすごく早いんだよ、そういうところもすごいなぁって尊敬しちゃうし」

歩夢「もういいってば……」


侑「僕、エマさんみたいな……というか、エマさんと付き合えたら嬉しいなぁって──」



歩夢「もういいって言ってるでしょっ!!」

53名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 03:46:28 ID:xbzR8566
侑「えっ、あ、歩夢?」

いきなり大声を上げる歩夢に驚いてしまった。

歩夢「侑くんなんかもう知らないっ……!」

そのまま走り去ってしまった。

侑「な、なんだよ、歩夢……」

……なにか、怒らせること言ったかな。

★★★

歩夢(もうやだっ、もうやだ、やだこんなの……!)

十六年一緒にいるのに。
たった一ヶ月しか会ってない人に先を越されて……。

歩夢(はぁ、はは、ははは……過去、最速……)

もう何度目だろう。
また今回もだめだった。

歩夢(またおばあちゃんになるまで頑張らなきゃ……)

そうしないと……次が始められないから……。

54名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 03:53:51 ID:xbzR8566
初恋の人と結ばれる確率は1%なんて言われている。
そんな低い確率、普通に考えれば無理だ。

歩夢(だからって……諦められないよ……)

……思えば、何度目だろう。
天王寺璃奈ちゃん。
宮下愛ちゃん。
近江彼方さん。
朝香果林さん。
中須かすみちゃん。
三船栞子ちゃん。

……6。
今回で7人目。

私もう……人間、一度きりの人生、7回も貰ってるのに。
それでも一度だって、この恋が叶わなかった。

1%って……そんなレベルなの?

55名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 03:56:50 ID:xbzR8566
歩夢(疲れちゃったな……)

変なことは考えない。
……そうだね。

あと……2回くらいは頑張ろう……。
あと2回頑張って駄目なら……もう……。

侑くんのことは……諦めよう……。

56名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 03:58:17 ID:xbzR8566
今回はここまで。
お察しの通り歩夢は記憶引き継いでる感じです。本人にとっては最悪ですね。

57名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 04:03:46 ID:DRpNVo7Y
まじか…

辛すぎるにゃ…

58名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 04:24:15 ID:FnmCQLrs
辛い…

59名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 08:14:48 ID:qy6JhAAk
よりによって二回…

60名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 10:05:58 ID:uPbXZxTk
きついな
かすみん√とか本人にとって最悪だ
歩夢√楽しみすぎる

61名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 10:23:25 ID:DRpNVo7Y
2回ってことは歩夢√くる時には歩夢は諦めてるってことになるのか…

62名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 15:38:48 ID:aMR1UtIk
今回あきらめるの早くない?
エマさんが侑に全然興味ない可能性もあるし、それこそスイス帰国でおさらばじゃん?

63名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 21:06:19 ID:Qeq1ZljE
侑くんが歩夢のこと好きになった時には歩夢はもう侑くんのこと諦めちゃってるってことだよな、ツラい
歩夢ほど一途な女の子見たことないよ
今までの√ずっとつらかったんだろうな
歩夢ぅ

64名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 21:34:08 ID:STJJJL0.
おばあちゃんになるまでって平均寿命くらいまでとしてもトータルで500年以上想い続けてるわけでしょ。すごすぎだろ。作者はきっとドS

65名無しさん@転載は禁止:2021/06/08(火) 22:15:24 ID:qy6JhAAk
言うて中学時代に押し倒せばあっさり付き合える気が

66名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 00:38:22 ID:WmRu5H/2
明日再開。

67名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 01:32:46 ID:WmRu5H/2
頭の中で考えているのは、侑も歩夢のループは高校生からスタートしているということで。

歩夢は全ての周回を覚えていて、毎回頑張ろうとはしていますが、かすみ√の後からもう焦燥感に駆られています。どうすることが正解かわからず後手に回っている感じです。

侑は何も覚えていませんが、断片的にほんのわずかに記憶がちらついたりします。もちろん歩夢と同じく、各√の娘達との幸せな人生を送っています。

各√で、好きだと伝えられていない場合は、子供が出来たときの報告や、妻と喧嘩したときの相談などを歩夢にしています。最悪ですね。

それとこれは文で表せてはいないのですが、侑のセックスの腕前は√を経て行く度に上達している……というつもりです。経験値が積まれていくように。

最後の最後は生娘の歩夢とスーパーテク侑となりますが、果たして歩夢はどうなってしまうのでしょうか……怖いですね。

完全にただの脳内設定ですが、たまにはいいですよね。
また明日に。

68名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 01:50:59 ID:O/IErvLs
かすみ√のときに抱かれたのより上手くなってるの控えめに言って辛いな
歩夢ちゃんが気持ちを伝えてないのは今のところ愛さんと彼方ちゃんとこのまま行くとエマさん√かな?

69名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 04:04:40 ID:QQNUgZHM
記憶引継ぎは楽しみすぎるな
どんどん溜め込んでいくのだ…

70名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 05:33:17 ID:DjClDBJ2
歩夢ルートの歩夢は処女だけど処女じゃないとか興奮するな

71名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 10:10:22 ID:DXdhf.bk
記憶引き継ぎ知っちゃうと胸が痛い…
歩夢…
歩夢√は幸せにしてあげてください…

72名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 10:26:37 ID:O/IErvLs
かすみ√の赤ちゃんできてもいいけどってところが読み返すと刺さって悲しくなる

73名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 13:08:58 ID:g22kbn3A
>>68
それだけたくさん経験してきたんだ…みたいにどうしても思っちゃうんだろうな

74名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 14:07:46 ID://LwfcWo
男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる
と言うじゃん?

75名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 14:54:55 ID:WmRu5H/2
歩夢は侑も繰り返していることを知らない設定です。

76名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 15:36:32 ID:WmRu5H/2
つまるところ、経験者だから上手くリードしようとするも完全に上位に立たれてしまう歩夢が書きたいのです。

77名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 19:42:27 ID:JEw9N.GM
楽しみにしてます
とりあえずエマ編続きまってる

78名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 23:26:16 ID:tUq5qEnU
エマさんにとっては何てことないただの1日で終わってしまったのか…?

79名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 23:41:54 ID:WmRu5H/2
★★★

侑「ふぅ〜……まだ5月だっていうのにあっついなぁ」

じわりと額に汗が滲む。
脇汗も滲んでしまう。

「なぁみろよ……」

侑「んー……?」

クラスメイトが指差す先。

「あっつー……」
「スカート蒸れるー……」

 女子たちが汗に濡れて、スカートをパタパタと中へ空気を送っている。
まだ衣替えが始まっていないから、確かに暑そうだ。

「これで衣替えで、シャツだけになったら……」

侑「サイテー」

ちょっと女子目線の意見が出てしまった。
でも確かに……汗で透けるなんてあるのかな?

それはちょっと汗っかきすぎる気も……。

侑(いやまて……だとしても)

薄着になれば……。

侑(エマさんの……エマパイが……!?)

暴れるということか……!?

80名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 23:45:48 ID:WmRu5H/2
侑「うぐぐ……!」

それは……困るかも……。
嬉しいけど……他のみんなに見られるのも嫌だ!

侑「困ったぞ……」

嬉しいと困るの二律背反。
どうしたらいいんだっー!

81名無しさん@転載は禁止:2021/06/09(水) 23:58:31 ID:aWAZHM06
侑くんサイテー

82名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 00:03:45 ID:fiSJnfz6
★★★

エマ「……」

侑「エマさん? 何見てるの?」

エマさんは複数の手紙を読んでいた。だけど日本語じゃなくて、私には読めなかった。

エマ「かぞくからの、おてがみだよー」

侑「そういえば、兄弟もたくさんいるんですよね」

エマ「うん、みんなとってもいいこなんだよ〜」

エマさんは文字の一つ一つを愛おしそうに眺めている。
 
エマ「みんな、とっーてもあまえんぼうで……」

83名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 01:19:17 ID:fiSJnfz6
エマ「まいにち、みんなといっしょにねむってたなぁ……」

エマさんの添い寝か……。
いいな……それ……。

エマ「……」

侑「エマさん?」

エマ「あっ、うん! なに?」

侑「なんだかぽへっとしてたけど……なにかあった? 僕、なんでも話聞くよ!」

エマ「ありがとう、ゆーくん。でも、だいじょうぶだよ」

侑「ほんとう? ……僕はエマさんのためなら、なんでも協力するからね!」

エマ「……」

★★★

84名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 01:36:43 ID:fiSJnfz6
月明かりが差し込む部屋で、少し考える。

侑「エマさん、何か悩みがあるように見えたけど……」

言いたくても言えないことが、あるような……。

侑「……でも、なにかあれば相談してくれれば……本当になんでも手伝うのに」

ベッドの中でそんなことを呟いていた。
その時だった。ドアに小さく、ノックの音が響いたのは。

侑「……はい?」

エマ「ゆーくん……まだ、おきてる?」

エマさんだ。

85名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 01:47:04 ID:fiSJnfz6
相変わらず、破壊力抜群のエマさんのパジャマ姿。

侑「どうしたんですか?」

エマ「その……あの、ね」

もじもじと、人差し指から小指までをあわせて何か言いづらそうだった。

エマ「ゆーくんが、いやだったら、だいじょうぶなんだけど……」

侑「なになに? 何でも言ってよ、エマさん!」

エマ「……ありがとう、ゆーくん……じゃあ」


エマ「……いっしょに……ねてほしいなっ、て……」

86名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 01:47:17 ID:fiSJnfz6
今回はここまで。

87名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 02:37:50 ID:yMEg3n9.
かすみみたいに後から取られたらもうどうしていいかわからないの当たり前だよなあ
エマさんも気になるけど歩夢ちゃん気になりすぎるわ

88名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 12:06:11 ID:wUSgmLyE
残ってるのってせつ菜しずく歩夢かな?

89名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 14:33:18 ID:35uwbN9o
せつ菜ちゃんのお話はもう終わったよ?

90名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 15:05:35 ID:wfKzYlzE
ヒェッ…

91名無しさん@転載は禁止:2021/06/10(木) 15:15:24 ID:vIyFY9T2
せつ菜まだだぞ

92名無しさん@転載は禁止:2021/06/11(金) 23:06:27 ID:LbivjlN2
続きは?

93名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 00:26:03 ID:./Np0rek
侑「へ……へぇえっ!?」

エマ「だめ、かな……?」

侑「だ、だめっていうか……ど、どうして……?」

エマ「その、ね……じつは、なんだけど」

エマ「ほーむしっく、っていうのかな。……にほんでのせいかつは、たのしいけど……きょうだいたちにあえないのは、やっぱり、さみしくて……」

エマ「みんないっしょにねむってたから……ひとりでねるのも、ちょっとさみしくて。……だから、ゆーくんさえよければ」

侑「も、もちろんいいよ! ぜ、ぜんぜんだめじゃない……!」

94名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 00:57:47 ID:./Np0rek
というより、そんなお願いこっちからお願いしたいくらいだ。

エマ「よかった! じゃあ、わたしのへやに……」

★★★

エマさんの部屋に入るのは、実は初めてだった。いままで入る理由がなかったからだ。

なんか。
いい匂いがする。

エマさんの匂い。

侑(い、いやいや、なんか変態っぽいぞ!)

95名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 01:17:02 ID:./Np0rek
明日から多めに

96名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 02:18:28 ID:ORkZv6N6
待ってたぞ!

97名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 15:56:38 ID:./Np0rek
でもなんか……夢見たい……。
好きな人と今から一緒に寝られるなんて……。

侑「はっ──」

だけど私は光の速さでとある可能性に気付いた。

エマ『きょうだいたちに、あえないのは、やっぱりさみしくて……』

侑(弟扱い!?)

男として……見られてないのでは……?

98名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 16:13:34 ID:./Np0rek
それは……すこし辛いものがあるかも……。

エマ「ゆーくん、ほら、こっちこっち」

エマさんは先にベッドにはいり、掛け布団をあげて中に入るように促してくる。

侑「……」

葛藤。
なんだか……それは、恐怖にも似ていた。

もしあそこに入って……一緒に寝たら、もう戻れないかもしれない……みたいな。

というよりも理性を保てるか、だ。

99名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 16:21:35 ID:./Np0rek
侑「し、しつれいします……」

ゆっくり隣に横になる。
なるべく体が接することがないように……と思っていたのに。

エマ「ん〜、やっぱりあんしんする……」

侑「ぬぇぁ!?」

ぎゅうっと抱きついてきた。

あーあ。

侑(くぁwせdrftgyふじこlp)

いい匂い!
柔らかい!
ちょっ。

侑(ひ、ひぃぃ〜……!)

修行かこれ? お坊さんだって耐えられないよ!

100名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 21:30:42 ID:./Np0rek
ていうか、う、腕に……おっぱいが……!

嬉しいやら、苦しいやら。
思考回路はショート寸前ってか。

エマ「えへへ、やっぱりおちつくな、こうしてると」

侑(こっちは全く落ち着けない……!)

そんな気も知らず、エマさんはすやすやと寝息をたてて夢の世界へ。

こっちはもう目がギンギンだ。
違うところもギンギンにならないように精神統一しなければいけない。

101名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 21:40:33 ID:./Np0rek
侑「……」

エマさんの寝顔。
天使のような眠り顔。

うぅ、かわいい……どうにかなりそう……。

侑(でも……)

まったく眠れそうにない。それは辛い。
でも好きなだけエマさんの顔見ててもいいっていうのは……ちょっといいかも……。

102名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 22:18:20 ID:./Np0rek
★★★

とまぁ、結局朝まで眠れなかったんだよね。

エマ「んん〜! きょうはとってもすっきりねむれたよ〜!」

侑「ソレは、ヨカッタ……」

顔には出さないようにするけど。
眠みがすごい。
今日休みでよかった……。

エマ「ゆーくん、きょうはなにかよていはある?」

侑「え、ううん、ないよ」

エマ「じゃあ、またおでかけしない? ゆーくんがよければだけど……」

侑「もちろん! 行こう、エマさん!」

1も2もなかった。

★★★
★★★
★★★
 
しかし、さすがに一睡も出来ていなかったことは体が無視できず。

遊びから帰ってきた頃には……。

侑「……」

エマ「ゆーくん、どうしたの?」

侑「んー……」

エマ「ねむい? ちょっとおひるねする?」

侑「うん……」

エマ「じゃあ、おいで」

★★★

侑(zzz)

すやすやと子供みたいな寝顔。
新しい弟が出来たみたい。

103名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 23:19:43 ID:./Np0rek
私の膝枕で安心しきった眠り顔。

エマ(かわいいね)

頭を撫でると、少し笑顔になっている気がする。
愛おしさが、溢れてくる。
日本にホームステイしてきて、まだ日は浅いけれど、このでの生活は楽しい。

学校で友達も出来た。
それに……。

侑『エマさん!』

すごく人懐こくて……可愛い男の子。

エマ「……」

甘えられるのは好きだから、もっと甘えてきてほしいんだけどな……って、なんだか会えない弟や妹の代用みたいで、悪いかな?

★★★

……。
んん……あれ……。

エマ「おはよう、ゆーくん」

侑「あれ……僕……」

エマ「つかれてたんだよね? ごめんねぇ、わたし、たくさんつれまわしちゃって」

……相変わらずおっぱいで天井が欠けている。

侑「……膝枕……」

エマ「うん。きょうだいにもにんきだったんだよー、わたしのひざまくらはとってもねむれるって」

侑「……たしかに。すごく、よく眠れる……」

低反発どころか太ももに顔が沈んでいく……。

104名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 23:28:02 ID:./Np0rek
侑「……」

あ。やば。

ムラムラしてきた。

寝起き一発目からこんな気持ちになってごめんなさい!
でも……今思えば、昨日とか! 
あんな状態で生殺しみたいなさ!
あれから生還して……今この状況! 

侑(は、離れなければ……!)

侑「あ、ありがとうエマさん。……ぼ、ぼく部屋に戻るよ」

エマ「あ……」

逃げるように、いや事実わたしは逃げた。
本当はもっと、あの場所にいたかったけど……。

エマ「……」

★★★

侑「ぅっ、うぅ……」

オナニーにも熱が入る。
さっきの太ももの感触を思い出しながら。

侑「エマさん、エマさん……!」

ちなみに。
部屋のドアには鍵がついてるから、間違ってもエマさんが入ってくることもないからオナバレも無い。

……まぁなんでわざわざ鍵締めてたの? って言われたら困るけど。

105名無しさん@転載は禁止:2021/06/13(日) 23:33:03 ID:./Np0rek
と、そこで。
コンコン、とノックの音が。

侑「っ、な、なななに!?」

エマ『ゆーくん? 呼んでたみたいだったから……』

侑(やばっ、声大きすぎた……?)

侑「ご、ごめんなさい! なんでもないよ!」

エマ『そっか……』

一瞬で冷や汗がわいた。
……それのせいか、冷静になって血の気が引いたのか、股間も落ち着いてしまった。

侑(……不完全燃焼)

侑(……今日はもういいや)

★★★

……でも、試練はまだまだ待ち構えていた。

エマ「ゆーくん、きょうも……」

侑「も、もちろん!」

エマさんがまた一緒に寝ようと、部屋まで来た。

106名無しさん@転載は禁止:2021/06/14(月) 06:48:39 ID:OgTiYFL.
侑(ふぐぅ〜……!)

エマ「そろそろおふとんもあつくなってきたね……」

そういうのに抱きついてくるのはやめない。

やめて……! いや、やめてほしくないけどやめてくれないと困る……!

……こ、ここは辛いけど……!

侑「え、エマさん……あついから……」

エマ「あ……」

私は腕を振り払い、背を向けてしまった。

侑(ぁあ〜私はなんてことを……!)

エマ「……」

107名無しさん@転載は禁止:2021/06/14(月) 07:01:39 ID:9sR6XQc6
やっちまったな

108名無しさん@転載は禁止:2021/06/14(月) 23:17:51 ID:OgTiYFL.
エマ「……ごめんね」

エマさんが何かを謝ってきた。

エマ「やっぱり、いやだよね。ごめんね、わたし、ちょっとちょうしに、のってたかも……」

侑「あ……」

エマ「ゆーくんは、もうじぶんのへやに……」

侑「い……嫌じゃない……」

エマ「!」

侑「……ほ、ほんとうに暑かっただけです。……嫌じゃないです……」

嫌じゃないのは本当だ。
むしろ嬉しい。

エマ「えへへ、よかったぁ」

侑「ぴっ……!」

背中に2つのふくらみ……どでかいふくらみが。
お腹に回る腕。

さっきまでは腕だったのに……後ろから抱きついてきた!?

侑(──)

はい。
いま、立ち上がりました。
天高く。

侑(やべぇ)

109名無しさん@転載は禁止:2021/06/14(月) 23:21:27 ID:OgTiYFL.
エマ「わたし、あまえられるのもだいすきだけど……だれかにあまえるのもすきなんだ」

侑「ヘ、ヘー。ソウナンデスネ」

エマ「……あ、でもだれにでもこんなふうにくっつくわけじゃないよ? ゆーくんがとってもいいこ、ってわかってるから……」

侑(耳元でこしょこしょ言わないでぇ……!)

めっちゃやばいそれ。
吐息当たるし。
……こ、これ心音ばれないのかな。

110名無しさん@転載は禁止:2021/06/14(月) 23:37:29 ID:OgTiYFL.
エマ「おやすみ、ゆーくん……」

侑「……」

ねむれるか!!!

★★★

……30分くらい、経ったでしょうか。
勃起は収まりません。背中からはすやすやと寝息。

侑(……勃起し続けるのはかなり危険って言うし……)

ここは一旦抜け出して、抜いてこよう。
それしかない。

侑「……よい、しょ……」

さすがに眠っていると力なんて入ってない。簡単に抜け出せた。

侑(トイレ……)

★★★
しばらくして。

侑(ふぅ……)

スッキリした……清々しささえ感じる。

111名無しさん@転載は禁止:2021/06/14(月) 23:47:12 ID:OgTiYFL.
さて戻るか……。

侑(でも、いいのかな……)

どんな体制で寝てようかな……。

侑(と、とりあえず隣に横になって……)

エマ「んん〜……」

侑「わっ……!?」

ぐいっ、と抱き寄せられる。

侑「わぷっ……!」

oh……。
おっぱい……。

おっぱいに……顔押し付けられる……。

エマ「よしよし……おねえちゃんが……zzz」

侑(寝ぼけてるーっ!?)

あぁでもこの母性にうちかてない……。
ていうか……おっぱいやわらか……いい匂い……。

あれ……?

侑(楽園は……ここにあったんだ……)

そこで私は気絶した。

★★★

エマ「……んん」

あ……朝……。

エマ「……あ」

ゆーくん……そうだ。私、抱きしめちゃってたんだ。
胸の中で、すやすやと眠っている。
 
ちょっぴり恥ずかしかったけど、ゆーくん相手なら平気だった。

今日は日曜日。今日はなにをしよう。

112名無しさん@転載は禁止:2021/06/14(月) 23:53:28 ID:OgTiYFL.
ゆーくんも起こすことにした。
日曜日だからって、お寝坊さんもだめだよね。

エマ「ゆーくん、おきて、あさだよ〜」

侑「うぅん……」

エマ「ふふ、おは……!!」

★★★

侑「うぅん……」

体を揺さぶられる。
朝……? そうか、朝か……。

エマ「ふふ、おは……!!」

エマさんが、おはよう……と言いかけたのだろうが、途切れる。
どうしたんだろう……そう思ったのも束の間。
私はそれがどうしてかを、己の生理現象とも言うべき……そう、朝立ちをしてしまっているからだと、理解した。

侑「わぁぁあっ!?」

エマ「ご、ごめんなさい!?」

エマさんは顔を隠して謝ってくる。
これ……めちゃめちゃ恥ずかしい……!

113名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 00:02:22 ID:xsgD.IMs
侑「ご、ごめんなさい……!?」

エマ「……う、ううん! おとこのこだもん、あさはしかたないよね! いまおもえば、おとうともたまになってたし……そういうもの、だよね!」

うぅ、いまはそのフォローがつらい。
というか見られたってことに興奮してる自分が、ちょっと嫌!

侑「……部屋に、戻ります……」

エマ「うん……」

★★★

その後から……というかその一日は。
ずっと気まずいままだった。

114名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 00:17:55 ID:xsgD.IMs
……夕方頃。

侑「……」

いつものようにシコっています。

侑「はぁっ、ぁぁ……っ!」

……別に影響されたわけじゃないけど。
姉物のAVで。

どことなく、エマさんに似てるやつ……。

侑(エマさん……エマさん……!)

イヤホンしてるから、外からの侵入は怖いけど。
鍵かけてるし、エマさんも果林さんと出掛けてていないし……いいチャンスなんだ。

侑(ぅう〜……でそ……)

★★★

エマ「ただいまぁ」

思ったよりも早く帰ってきちゃった。
ゆーくん、いるかな……。

エマ「……あさのおわび、じゃないけど」

今日行った喫茶店のケーキを買って帰ってきたの。
ゆーくん、喜んでくれるかな?

ケーキを冷蔵庫にいれて、ゆーくんの部屋へ向かう。

すると。

エマ(ん……?)

侑『エマさん……エマさん……』

あれ、呼んでる?

エマ「ゆーくん、なぁに?」

──今思えば。
この時、ノックして入室の許可を仰ぐべきだったんだろう、って気付けなかった。

反射的に中に入ってしまい……そして、見てしまった。

ゆーくんが、オナニーしてるところ。

エマ「え」

侑「え?」

★★★

115名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 00:21:51 ID:xsgD.IMs
それは、ただの思い込みで、見落としのミス。

鍵は、かけられてなんかいなかったんだ。
そもそも普段というか、鍵だってわざわざ駆け出したのも、エマさんが来てからだった……新たにつけようとしていた習慣が、ここにきて抜けてしまったんだ。

エマ「え」 

侑「え?」

わけがわからなかった。
なんで。
なんで、こんなことばかり。

もう言い逃れできない。
エマさんの名前を呼びながらのオナニー。
そんなの……。

侑「……」

私は黙って、勃起しているけどパンツとズボンを履く。

エマ「ご、っ、ごめんなさい、わたし、えと……」

……。

私の中の、何かが弾け飛んだ。

侑「……そう、だよ」

エマ「……え?」

侑「ぜんぶ……ぜんぶ、エマさんのせいなんだからぁ!!」

116名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 00:31:09 ID:xsgD.IMs
エマ「!?」

侑「そんなっ、そんな体で僕を誘惑して……夜だって、あんなに抱きついてきて……こっちの気持ちも考えてよ!」

エマ「ゆ、ゆーわく?! そ、そんなわたし、そんなつもりじゃ……」

侑「してるの! 無自覚に! そうじゃなくても、エマさんに抱きつかれるだけでもうやばいの! もう、この、ムラムラする気持ちが……!」

エマ「……」

侑「エマさんが魅力的だから、オナニーしちゃうのも仕方ないの! だから僕は悪くない!」

めちゃくちゃなことを言っているのは、わかっている。
エマさんはオナニーのネタに使われた被害者なのに……。

侑「わるくない、ぐすっ、わるくないもん……」

情けなくて泣けてきてしまった。
もうこれ軌道修正は不可能だ。
もう、エマさんにはドン引きされて、残りも楽しく過ごせるはずだった日常も、無くなって……。

エマ「……ごめん、ね。わたし……ゆーくんのきもち、かんがえてなかった」

侑「え……?」

エマ「……わたしのせい、なんだよね」

エマ「……せきにん、とらせて」

♡♡♡

117名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 00:34:22 ID:xsgD.IMs
エマ「わ……こ、これ……」

侑「ぅぅぅ……!」

どうしてこうなった。
なんで、なんで、なんで。

エマ「こんなに、おおきく、なるんだ……」

もう我慢汁は垂れすぎている。

こんな、妄想がそのまま現実化したみたいなこと……あり得る、のか……?

エマ「……どうしたら、いい?」

え……エマさんになにかしてもらう!?
申し訳なさすぎて、それもできない。だから……。

侑「な、なにもしなくて、いいです……み、見ててください……」

そう伝え……私はエマさんにじっと見つめられながら、オナニーを再開した。

118名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 00:36:10 ID:xsgD.IMs
今回はまるでよくあるエロ漫画のような導入ですね。
エマ√自体よくあるエロ漫画みたいな内容になります。たまにはいいですよね。私はおねショタが好きです。

また明日に。

119名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 00:41:08 ID:26CAW2c6
いつのまにか「あなた」くんがいつもの侑くんに戻ってたからね

120名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 01:09:34 ID:UbdoBwbM
キズナのあなたちゃんキモくて安心した

121名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 03:02:40 ID:FkFNgAl6
>侑「わるくない、ぐすっ、わるくないもん……」
ここ侑ちゃん出てきちゃってて可愛い

122名無しさん@転載は禁止:2021/06/15(火) 03:02:55 ID:FkFNgAl6
>侑「わるくない、ぐすっ、わるくないもん……」
ここ侑ちゃん出てきちゃってて可愛い

123名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 00:45:22 ID:x/Nm9tNY
我慢汁が天然のローションとなっている。
エマさんの視線が熱い。
それだけで、触っていなくても射精できそうだった。

エマ「……」

侑(うぅ、エマさんがみてる……)

正座して、何も言わず。
だけど釘付けになっている。

侑(もうでるっ……!)

ティッシュで飛び出す精液を受け止める。
今日ばかりは、今までのどんなときよりも量が多い。

エマ「わ、わ……こんなに、いきおいあるんだ……」

侑「はぁっ、ぁぁ、ぅ……」

124名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 04:31:07 ID:/0hAqgGw
ガン見してるんやろうなぁ…!

125名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 10:48:02 ID:yv/fAE.A
せっかく創作なんだから射精音があるともっといいね

126名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 20:39:42 ID:x/Nm9tNY
エマ「……あの、ね」

侑「へ……」

エマ「もし、また……わたしのせいでおっきくなっちゃったら……いってね」

侑「!」

エマ「てつだう、から……」

★★★
 
エマさんはそれだけ告げて、部屋から出た。
私は少し、呆然としていた。

……てつだう?
……エマさんのせいで勃起したら?

侑「確定じゃん……」

127名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 22:51:14 ID:x/Nm9tNY
わけわかんないけど……それ……。
いい、んだよね……?

侑(だ、だって……エマさんの方から……言い出したんだから……)

★★★

エマ「……」

エマ(あぁ〜! 私、なんてこと言っちゃったんだろう……)

手伝うって……。

エマ(ゆーくん、絶対引いてるよね……)

私も私だ……なんであんなこと言ったんだろう。

エマ「……」

エマ(あんなに……大きくなっちゃうんだ……)

侑『そんなっ、そんな体で僕を誘惑して……夜だって、あんなに抱きついてきて……こっちの気持ちも考えてよ!』

侑『してるの! 無自覚に! そうじゃなくても、エマさんに抱きつかれるだけでもうやばいの! もう、この、ムラムラする気持ちが……!』

侑『エマさんが魅力的だから、オナニーしちゃうのも仕方ないの! だから僕は悪くない!』

エマ(そんなふうに、おもってたんだ……)

じゃあ……一緒に寝ないほうが、いいのかな……?

128名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 23:26:16 ID:x/Nm9tNY
エマ「……」

★★★

エマ「ゆーくん……」

侑「え、ぁっ……」

エマさんが部屋に。
もう、お互い寝る頃合い。
そのタイミングで来るってことは……。

エマ「きょうも……いっしょに、ねてくれる……?」

侑「あっ、ぁ……えと……」

あんなことがあったばかり。
えもいわれぬ空気の悪さ。

ここで、「一人で寝ます」と何も思わず言えたらどれだけいいか。

それとも、悪いのか。

それでも私は、「寝ます」と答えた。

129名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 23:37:24 ID:x/Nm9tNY
★★★

エマさんの部屋、エマさんのベッド。
エマさんの匂い、エマさんのからだ。

エマ「ゆーくん……もしも、いやだったら、いってね?」

侑「……うん」

向かい合って、そんなことを言われた。
嫌なわけなんて、ない。

130名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 23:45:56 ID:x/Nm9tNY
エマ「ふふ、よかっ……あっ……」

もしかしたら、エマさんはいま私を抱きしめようとしたのかもしれない。正面から……。

侑「……」

そんなことされたら勃起は不可避。
エマさんも、それをわかってなのかどうかは定かではないけれど……。

エマ「……おっ、おやすみ」

侑「おやすみ、なさい……」

この一夜は、眠ることはできた。
……余計なことを考えるな、と頭の中で叫びながら。

131名無しさん@転載は禁止:2021/06/16(水) 23:50:07 ID:x/Nm9tNY
今回はここまで。

Aqoursまではビュルルとかパンパンッ!みたいなのばっかりだったんですけど、あれがなんだか小っ恥ずかしく感じたので、ニジガクからは一切使わなくなりました。

文のほうが生々しさがあって好きですね。ビュルルも好きですけど。
また明日に。

132名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 00:28:55 ID:KoxOuB6E
読者側としては問題ないけど自分で使ったり自分の作品読み返すときには恥ずかしくなったからわかる

133名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 01:40:11 ID:WOlkpttk
連続すると安っぽくなるしどっちでも良いよ

134名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 04:06:17 ID:wXTBGa0M
生々しさ分かる
ビュルルも嫌いじゃないけど自分は今の方が好きかな

135名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 12:08:06 ID:SB.L4Njo
自分もビュルルより文章の方がいいな。ギャグテイストが強めなら擬音もいいけど

136名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 22:42:43 ID:fgOYo.uM
残念だなあ

137名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 23:25:31 ID:VEluArxE
★★★

学校では、授業に集中なんて出来やしなかった。
考えるのは、いつもエマさんのことばかり。
だってそうだろう。

もしかしたら合意的に、エマさんに抜いてもらえるかもしれない……なんて考えだしたら、そりゃそうだ。

家に帰ってお願いしたらまたオナニーしてるところを見ていてくれるかもしれない。
それどころか、もっと……。

そんなことばかり考えていた。

138名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 23:41:07 ID:VEluArxE
……でも。
結局のところは。

そんな展開を望んでいる。
いくら好きで、健全なお付き合いがしたいと思っていても。

侑(ううぅ……)

私は……!

★★★
放課後。
自宅にて、夕食を終えた後の、自由な時間。

侑「……あの、エマさん」

エマ「あ……なに?」

これからお風呂に入ろうか、というところで話しかけてしまった。

侑「……その」

エマ「……」

今さら何を迷ってる。
昨日の今日で、こんなに気まずそうに話しかけている時点で、もうエマさんだって察しているはずだ。

侑「……手伝って、ほしい……」

エマ「……うん、いいよ。……へや、いこっか」

★★★

エマ「……また、みてるだけでいいの?」

侑「う、うん……」

139名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 23:51:31 ID:VEluArxE
痛いくらいギンギンだ。

エマ「……こんなに、おおきくなるんだね」

侑「……っ」

オナニーを始める。

エマ「……きもちいい?」

侑「う、うん……」

エマ「そっか……」

エマ「……あ。なにか……とうめいなのでてきてるよ」

侑「はぁっ、はぁ……」

2回目でも、この状況の異質感はすごい。
興奮がとどまる気がしない。

侑「っ、エマさん……!」

エマ「な、なぁに?」

侑「うぅ……その……」

エマ「いいよ、いってみて」

侑「えっと……おっぱいがみたい、です……」

エマ「え……ええっ!?」

うわっ、だめだっ、余計な事言ったかも……調子に乗りすぎた……!?

エマ「お、おっぱいみたいの? うぅ、でも……」

侑「お、おねがい! そのっ、全部じゃなくてもいいからっ、ブラはつけたままでいいから……!」

必死になってしまう。
滅茶苦茶なお願いなのに、無理やり押し通すために。

エマ「……み、みるだけだよ……?」

やったぁぁぁぁぁああ!!!!

侑「い、いいの……!」

エマ「さ、さわるのは、だめだからね!」

そう言いながら、エマさんはボタンを一つずつ外していく。
プチ、プチン。下まで外せば……以外にも、黒いインナーシャツ。
それも脱いでしまえば……。

エマ「ん、んん……」

侑(でっっっっ)

140名無しさん@転載は禁止:2021/06/17(木) 23:58:43 ID:VEluArxE
どったぷん! とか。
ばるんばるんっ! とか。

あったま悪い効果音が聞こえてきた。

でかい。でかすぎる。
妄想の世界のサイズのおっぱい。

高校生だよ!?

侑「な、何カップ?」

エマ「え……えと……G……」

でっっっっっか。
え? ABCDEF……G!?

指おっちゃったよ!

141名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 00:03:41 ID:36Eb/dUM
というか肉付きがいい……むっちりしてて……。
ぼんきゅっぽんじゃん……。

エマ(わ、わ……手、早くなってる……)

侑(あぁぁあっ、たまらんっ……!)

侑「あっ!」

昂りすぎて、ティッシュを用意することを忘れてしまった。
気づいたときにはもう遅い。
私の遺伝子は飛び出していた。

エマ「きゃっ!?」

侑「あう、ごめん、ごめん……!」

とっさに手で受け止めるけれど、少しばかりエマさんの胸にかかってしまった。

142名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 00:12:37 ID:36Eb/dUM
エマ「う、ううん、いいよ……でも、おふろ……はいってくる、ね」

★★★

エマ「……」

シャワーを浴びる前に、胸についた彼の精液を。
指で、すくった。

エマ「……ねばねば……」

それに、すごいにおい。

エマ「これがあかちゃんのもと、かぁ……」

エマ「……」

侑『おっぱいが、みたいです……』

エマ「……そんなに、おっぱいっていいのかな……」

男の子は、みんな好きなのかな……。

143名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 00:15:08 ID:36Eb/dUM
エマ「……つぎは、ちょっとくらいならさわらせてあげても、いいかな……」

★★★

侑(やばい、やばいやばい……)

お願いしたら……おっぱいみせてくれた。

侑(どうしようどうしよう、こんなの……!)

邪な気持ちが止まらない。
やばいって、これは……。

エマ「……ゆーくん」

侑「わっ……! な、なに?」

エマ「……ねよ?」

侑「あぅ、う、うん……」

144名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 00:17:11 ID:AEptjpng
エマさんが黒インナー着てるのめちゃくちゃ良い

145名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 00:22:16 ID:36Eb/dUM
★★★

同じベッドでねむること。
それだけで最高なのに。

エマ「……ねぇ」

侑「は、はい……?」

エマ「おとこのこって……そんなにおっぱいがすきなの?」

侑「え……と。ひとに、よるかもだけど……僕は、好き……」

ぎゃー! 何の話だこれ!

エマ「……」

エマ「そっか……」

エマ「……ゆーくん」

侑「は、はいっ」

エマ「……あした、さわってみる?」

★★★

甘やかしたい。
甘えられたい。
自分でも気づいていない、そんな想いが、そんな発言をさせたのかもしれない。

エマ「……あした、さわってみる?」

侑「え……!?」

エマ「……」

侑「あ、え、ぁ……さ、さわ……さわり、たいです……」

顔を真っ赤にして、したいことを吐き出す姿に。
へそ下あたりがむず痒くなった。

エマ「……じ、じゃああした……がっこうおわって、いえにかえったら……ね」

146名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 00:23:22 ID:36Eb/dUM
今回はここまで。
とにかく今回はエママに甘やかされるだけの話です。
また明日に。

147名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 01:57:15 ID:tMH71O.Y
エママーーーーー!!!

148名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 23:50:12 ID:36Eb/dUM
★★★
翌日。
学校ですけどさ。

侑「…………………………」

既に半立ちなんだが。
授業中に。

侑(帰ったらおっぱい触れる帰ったらおっぱい触れる帰ったらおっぱい触れる帰ったらおっぱい触れる)

あと1時間すれば放課後。
走って帰ろう、寄り道せずに帰ろう。
おっぱいが私を待っている。

★★★

「……はい、じゃあもうチャイムもなるから……お、ちょうどなったな」

侑「!」

「じゃあ起立……」

礼、と同時に私は飛び出した。

侑(エマさんっ、早く帰ってこないかな……!)

149名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 23:52:53 ID:36Eb/dUM
意外だったのだけれど、エマさんは先に帰ってきていた。

エマ「は、はやかったね」

侑「はぁっ……はぁ……まあ、ね……」

息を切らせて、私はエマさんの部屋に入る。
決して興奮しているからではない。

あのときの私はウサイン・ボルトにだって勝てそうだった。

エマ「……」

侑「あのっ」

侑「おっ、おぱっ……おっぱいを……触らせてください……」

エマ「……いいよ」

エマ「……やくそく、だもんね」

150名無しさん@転載は禁止:2021/06/18(金) 23:58:19 ID:36Eb/dUM
正面に座るエマさん。
制服に包まれたおっぱい。
服という、視覚的な壁があったとしてもその大きさは凄まじい。

だぷんっとしている。
私はたまらず、両の手でいってしまった。

エマ「あ……」

侑「う……」

これを言ってしまうとあれなんだけど、正直服の上からでは、わかりにくい。
その下にはブラジャーもあるわけだから……だけど関係ない。

いま私は……エマさんのおっぱいを触っている。
その事実がでかすぎる。おっぱいと同じくらい。

侑(でもやっぱり……)

生の……素肌のおっぱいが触りたい!

151名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 00:02:18 ID:i0GJn4G.
もう怖いものなんかない私は図々しく、

侑「エマさんっ、生のおっぱいが触りたい……!」

エマ「えっ、ええっ……!?」

侑「おねがいっ、おねがいエマさん!」

エマ「う、ぅう……それ……じょうはんしん、はだかってこと、だよね……?」

う……だめ、かな……。

エマ「うぅん……」

エマ「……ちょっとだけ、だよ?」

やったぁああああああああ!!!

152名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 00:17:22 ID:i0GJn4G.
★★★

エマ「……」

侑「ぁ、ああっ……!」

昨日と同じく、ブラジャーまで来た。
ここから先は……未知……そして夢……!

エマ「う、……そ、それっ……!」

ええいままよとブラジャーを外した。
呪縛から開放されたおっぱいが解き放たれる。

侑「う、わぁ……」

感動した。
大きさだけが全てじゃないというが。
これは美しさも備えてある。
グラビアアイドルが泣いて逃げ出す天然物のスイスおっぱい。これぞまさしくSMDO(サイキョー無敵でかおっぱい)。考えるな、感じろ。わたしはこの迫力に身を任せる。

153名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 00:41:34 ID:i0GJn4G.
もう勃起している。エマさんもそのことに気付いている。

エマ「……」

侑「さ、さわ、さわります……!」

──指どっかいった。

侑「あぇ」

ふにゅりと胸肉に沈んでいった。まるでふかふかのベッドに飛び込んで沈むように。

最高の心地。
それでいてどっしりとした重量感。すべすべのお肌。
もちもちの吸い付き。

揉む指が止められない。

エマ「ゆーくん……それ……くるしそう、だね」

視線の先にははちきれんばかりに荒ぶるモノ。
たしかにエマさんの言うとおり苦しいさ。
興奮はもうぶっちぎり。もう頭の中はぐちゃぐちゃなんだ。

エマ「……んっ……ゆーくんが、わたしのおっぱいさわるなら……」

侑「え……?」

エマ「わたしは……ゆーくんの、その……おちんちん、さわらせて」

★★★

エマも年齢を考えればまだまだ子供。
性に関することにも興味津々のお年頃。

オナニーもするし、セックスはどんな感じなんだろうと妄想することもある。当たり前だ。高校生なんだから。

だから今回、侑に対してのお手伝いも、エマにとっても興味深いものだった。
動画でしか見たことのない、リアルな性事情を知れると。

それもあるが……。

エマ(ゆーくんが気持ちよくなってるところ、もっとみたいかも……)

若干のショタコンの素質はあるのかもしれない。
決して侑がその手の性癖の枠に入るわけではないが、顔は童顔、背もそこまで高くなく、可愛らしいときたからか……。

エマ(射精してるときのゆーくん、可愛いかも……)

そこそこに歪んだ感情が産まれていた。

★★★

エマ「わっ……こんなにかたいんだ……」

侑「わっ。ぁぁっ……!」

154名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 00:53:52 ID:aD5g2Qv2
いいゾォ

155名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 00:59:26 ID:i0GJn4G.
おっぱいを揉む手が止まる。
指もすべすべなエマさん。
それがチンチンを包んでいる。

侑「あっ、ぁあぅ……!」

エマ「わっ、びくびくしてる……」

私はエマさんのおっぱいを。
エマさんは私のチンチンを。

なんだこれ、状況がエッチすぎる。

エマ「これ、いたくない?」

しゅっしゅっ、と逆手でしごいてくれる。
痛いわけない。
でも……。

侑「っひ、ひいっ、ふぅっ、ぅぅ……!」

もうほんとうに思考回路はショートしてしまっている。
くらくらする。
一瞬、ほんとうにくらりとして……エマさんのおっぱいに倒れ込んでしまう。

エマ「きゃっ……!」

侑「わぷっ……!」

あっ、あぁっ!
こ……ここは……ヴェルデ山脈……の谷!?

顔がおっぱいに挟まれている!!

侑「ご、ごめんなさっ……」

エマ「もう……そんなにおっぱいすきなの?」

侑「えっ? あ、だ、だいすきです……」

なんだか予想外の問いかけにあっけにとられて素直に答えてしまった。

でもこれは、やばい。
なんかミルクの匂い。
ここで一生息してたい。ここの空気を瓶詰めしたい。

侑「うっ、ぁぅ……!」

その間も、エマさんの……手コキは続いている。

侑「うううっ、エマさんダメッ、ぼく、も、もう……」

エマ「っ、でちゃいそう……?」

侑「でちゃうっ、イクッ、だめっ、だめぇっ……!」

胸の中(物理)で苦しむ。
ここで射精したら、もうわたしは多分戻れない。
二度とオナニーできない。
エマさんにしてもらわないと抜けない体になってしまう。そんな未来が見えていた。
それなのに。

エマ「いいよ、いっぱい、ぴゅっーってだしちゃお……ね?」

侑「ぅあっ!?」

手コキが早くなり、その緩急の差に反応できなかった私は、敢え無くエマさんの手により射精してしまった。

侑「ぅぁぁあっ……あっ、あっ!」

エマ「わっ、すごい……どんどんでてる……」

ドバドバとエマさんの手のひらに溜まっていく精液。

エマ「……いっぱいだせたね」

侑「うん……」

★★★

極上の射精だった。

156名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 01:07:14 ID:i0GJn4G.
これ以上ないほどの快感と、エマさんにメロメロになってしまう。

……もうわたしの頭の中は、エマさんに支配されてしまった。心も、体も……。

わたし……わたし……!

侑(エマしゃん……♡)

★★★
夕食、入浴。
全て終えて、就寝となれば。

侑「エマさん♡エマさん♡」

エマ「もう、なんだかすごくあまえんぼうさんになっちゃったね」

侑「うん〜♡」

パジャマ越しのおっぱいからもなんだか甘い香りがする。
というか、エマさんがいい匂いなんだ。
おっぱいに顔をうずめて抱きつく。
まったく怒られないし、それどころか。

エマ「ふふ、よしよし……いっぱいあまえていいからね」

侑「エマさぁん……♡」

頭をナデナデされるとフニャフニャになってしまう。

侑(あぁ……わたし……しあわせ……♡)

でも……なんだか、大事なこと忘れているような……。

157名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 01:16:55 ID:i0GJn4G.
★★★

そうだ!

侑(あれ? 私……エマさんに好きって伝えてない!)

それなのにあんなことして……だめだめ! エッチなことは……ちゃんとお付き合いしてから!

それは頭ではわかっているのに。
いざ目の前にすると、緊張で飛ぶし……また「甘えてしまう」。

一緒に寝るのは当たり前になり、2日に1回おっぱい触りながらの手コキしてもらうのが、一ヶ月続いた。

そんな日々が続き、6月になった。

★★★

エマ「……」

エマ(ふー……日本語、難しいけど……いろんなことがわかるようになってきたなぁ)

漢字はさすがにまだまだ難しすぎるけど、ひらがななら。

エマ(ちょっと休憩……)

スマートフォンで調べ物。
その途中、検索履歴に「フェラ」と出てきてしまった。

エマ「……」

そういえば……と思い返す。
あれはまたゆーくんが「甘えていた」時。

侑『え、エマさん……フェラとか……って……』

エマ『ふぇら?』

侑『あっ、スッー……ナンデモ、ナイデス』

っていうことがあったから、詳しく見てみれば。
お口で……してあげる、ってことで。

ゆーくんは、私にそれをしてほしかった、と……。

エマ「……」

頭ではわかっている。
これは、イケナイ事だって。
でも仕方ないの。

エマ「ゆーくんが……『甘えてくる』から……しかたない」

そんな免罪符を掲げて、私はフェラチオの動画を見漁った。

★★★

158名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 01:17:36 ID:i0GJn4G.
今回はここまで。
侑のせいで♡の使用回数更新しそうです。
また明日に。

159名無しさん@転載は禁止:2021/06/19(土) 02:57:51 ID:6n.SfIeA
しお子√との落差すごくてたまらん
スケベすぎる

160名無しさん@転載は禁止:2021/06/20(日) 00:22:25 ID:nVdY9XZ.
えっろ

161名無しさん@転載は禁止:2021/06/20(日) 13:52:37 ID:MtPD8uyw
男の人の男性器を口で気持ちよくしてする。
すごくエッチなことだし、たぶんゆーくんも喜ぶ。
気持ちいいから、喜ぶのかな……。

エマ「はをあてたら、いたい……くちびるで……のんであげたらよろこぶ……」

★★★

暑い……。

侑(梅雨はあんまり好きじゃないな〜……)

じめじめして暑くって。
寝るときだって鬱陶しい。

侑「……」

エマさんに抜いてもらい出してから一ヶ月は経った。
なんだか当たり前みたいになってるけど……。

侑(良くは、ないよねぇ……)

頭ではわかっている。
でもエマさん本人を目の前にすると、そんなことは考えられなくなってしまう。

162名無しさん@転載は禁止:2021/06/20(日) 14:01:35 ID:MtPD8uyw
頭お猿さんになってしまう。
これが理性では抗えないということか……。

侑「こんなふうに、常識的に考えようとしても……」

今日もしてほしいな、って思うから。
私はエマさんの部屋の前で立ってた。

163名無しさん@転載は禁止:2021/06/20(日) 14:07:17 ID:MtPD8uyw
エマと会ってるときだけ侑の身長は163センチくらいをイメージしてください。

164名無しさん@転載は禁止:2021/06/20(日) 14:13:08 ID:MtPD8uyw
私達の夜の始まりは、22時以降に私がエマさんの部屋に行ってから。
コンコンコン、と3回ノック。これが私達が決めた、「したい」時のルール。

その瞬間はすごく勇気がいる。だって、直接中にいるエマさんに「してほしい」と伝えているのだから。

エマさんが返事をして、中にはいる。

エマ「……またがまんできなくなっちゃったんだね」

それは建前であることは、おそらくエマさんもわかっている。

侑「う、うん……」

165名無しさん@転載は禁止:2021/06/21(月) 05:08:38 ID:bCCuWELc
ちゅんるんと同じってことね
おk

166名無しさん@転載は禁止:2021/06/21(月) 05:15:30 ID:uF9DTdiM
エマ「じゃあ、ベッドにすわって……」

私がベッドに腰掛けて、エマさんが私の股の間に入る。それがいつもの体制。

エマ「もうおおきくしちゃって……えっち」

侑「う、ご、ごめんなさい」

エマ「ふふ、いーよ。……今日もいっぱいだしちゃおうね」

ズボンとパンツを降ろされる。

エマ「……きょうは、ね」

侑「?」

エマ「口で……してみようかなって……」

侑「!」

167名無しさん@転載は禁止:2021/06/21(月) 05:22:47 ID:uF9DTdiM
侑「それって……フェラチオってコト!?」

エマ「うん……上手くできるか、わからないけど」 

エマさんのフェラチオ。
想像しただけで……!
 
エマ「……ゆーくん、ほんとにえっち……とうめいの、もうでてきてる……」

侑「だ、だってそんなの……当たり前だよ!」

168名無しさん@転載は禁止:2021/06/21(月) 15:17:24 ID:uF9DTdiM
いやもう、理解が追いつかない。
フェラチオ……うんうん。
確かにね、前にボソッとお願いしたけどもね。

いざ実際してくれると思うとやーばい。だらだらにもなるよ。

エマ「ふっー……」

侑「うわっ……」

えっ、なにそれエロっ!
息吹きかけただけなのに……!

169名無しさん@転載は禁止:2021/06/21(月) 16:05:23 ID:uF9DTdiM
エマ「んぇあ……」

全神経が最強にビンビンに強化されている。
口が開いた時のくちゃりという音、少し紅葉した頬。

エマ「んむ……」

侑「ふぁっ……!」

粘液に最大の弱点が包まれる。
口内の温もりがイコールで快感につながる。

エマ「んむ……んっ……」

言葉に出来ない。
とにかく私は、気持ちいいだけに集中する。

エマ「んっ、ゆーくん……きもちいい?」

侑「す、すごい……っ、うっ、ぁぅ……」

170名無しさん@転載は禁止:2021/06/21(月) 17:01:22 ID:uF9DTdiM
ずっと気持ちいい。
フェラチオってこんなに気持ちいいんだ……。
裏筋をざらざらとした舌が這う。

エマ(すごくびくびくしてる……)

ぐぽっぐぽっ、そんなふうに聞こえる。
これは耐えられない。

エマ「えぁ……はっ、は……」

侑「うううっ……!」

舌先で亀頭をれろれろと円を描くように舐め回す。

171名無しさん@転載は禁止:2021/06/21(月) 17:12:16 ID:uF9DTdiM
ずっとこのままエマさんの口を感じていたいけど……。

侑(も、もうでそう……)

侑「え、エマさんっ、ぼく……」

エマ「ん……でちゃう?」

侑「うん……」

エマ「ふふ……」

限界を告げると、エマさんは不敵に笑う。

エマ「いいよ……このままだして」

侑「え……えっ!? それって口内……うあっ!」

ストロークが早くなる。
腰に手が回り、絶対話さないと言わんばかりにしがみついてくる。

侑「あっあっ、だめっ、エマさんっ、本当にぃっ、ぁあっあ……イックっ……!」

エマ「んんんっ……!」

勢いよくエマさんの口の中に精液が放たれる。
出ている最中も舌で、唇で絞り上げられる。
最後の一滴までを、尿道にあるものを吸い上げて……。

エマ「ん……んくっ……」

侑「え、エマさん……飲み込んでる……?」

エマ「んっ、ぷぁ……うん、ほら……」

べぇ、と口を開けて出したはずの精液があるはずの舌には、なにもなかった。

エマ「のんだほうが、おとこのひとはよろこぶって、きいたから……」

172名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 08:32:19 ID:vymp/a5I
侑「〜〜〜ッ!」

確かにその通りだ。 
めちゃくちゃ嬉しかった。
なんか……あ、嫌がらないでくれるんだ、って……。

エマ「……」

侑「……エマさん?」

エマ「ううん、……ゆーくん、きょうは……ひとりでねよう?」

侑「えっ」

エマ「きょうは、ね。……あしたはいっしょにねよう?」

侑「う、うん。……ぁ、えっと……ありがとう、エマさん、今日も……」

エマ「どういたしまして」

★★★

侑「今日はなんで一緒に寝てくれないんだろ……」

むしろ今までがおかしかったのか?
いやでも……。

侑(まあそれならそれで仕方ないか。……明日は、寝てくれるみたいだし……)

★★★

173名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 08:52:44 ID:vymp/a5I
エマ「ぁ……っ、ぁ、あ……!」

ベッドの上で私は苦しんでいた。
でもそれは悦びとの、対の苦しさ。

快感を貪る、人としての儀式。
言ってしまうとオナニーです。

エマ「はぁッ、はぁっ、ぁっ……!」

自分でも信じられないくらいに湿ってしまった秘部に恥じらいを持ちながらも、指を止めることができない。

エマ(興奮っ、しちゃったぁ……!)

もう今日ばかりは発散しないと眠れそうになかった。

174名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 08:57:58 ID:vymp/a5I
エマ√はハイスピードで行きます。
書くことは決まっていますので。

次はしずくで、最後の門番のせつ菜√では歩夢の心を粉砕します。


そう思っているのなら言う必要もないだろうと思われそうですが、歩夢はかなり好きです。正統派幼馴染みヒロインって感じで。でも曇らせます。好きな子にはちょっかいをかけたくなる精神なのかもしれませんね。

夕方頃に。

175名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 09:46:20 ID:rFj0wxG2
別に自分は構わんけどそんなにネタバレしなくても良いのよ…?

176名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 09:51:44 ID:Hra/9u2.
こういうのネタバレっていうか?
今後の予定でしょ

177名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 10:14:14 ID:DsmPtVxY
これ以上に歩夢の心を粉砕するってどんなことが待ってるんだ…

178名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 10:14:24 ID:DsmPtVxY
これ以上に歩夢の心を粉砕するってどんなことが待ってるんだ…

179名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 11:10:16 ID:b514eDDU
そのかわり最後の歩夢ちゃんルートでは質も量も目一杯幸せにしてあげて欲しい…

180名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 13:04:58 ID:9BRHS8rI
歩夢編の頃にはスーパースター始まってるだろうけど駆け足で済ませるようにならないことを祈ってる
粉砕された心を集めなおして完全に癒えるまでお願い

181名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 17:17:09 ID:vymp/a5I
エマ(あっ、イッちゃうっ……っ!)  

エマ「んっんんっ……!」

枕に埋めた声が自分でも高くなっていることがわかる。

エマ「……ふっー……ふぅ〜……」

最近シてなかったから……気持ちよかった……。

182名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 17:26:00 ID:vymp/a5I
……。
オナニーでこんなに気持ちいいなら……セックスってどれだけ……。

エマ「って、だめだめっ、そんなの……!」

それに、そんな相手も……。

エマ「ゆーくん……したく、ないのかな」

……そんな、利用するみたいな。
いや、でも……興味があるか、ないかで言えば私は……。

エマ「……」

私……いやらしい子なのかな……。

183名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 17:42:58 ID:vymp/a5I
エマ(えっちしてみたいよぉ……!)

ぐるぐるとついに欲望が芽を出した。
それはゆーくんの射精管理のお手伝いをしだしてからだった。

動画越しじゃない、本物のおちんちん。
精液の臭いも、味も、感触も、もう全部知ってしまった。

そして男の子を射精に導くことの達成感。
性の階段を次々と登っていく。

エマ(明日は……どうしよう)

これ以上は……もう自分を抑えられないかもしれない。

184名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 18:01:57 ID:vymp/a5I
★★★
翌日。

侑「エマさん、きょうは一緒に……」

エマ「うん……ねよっか」

同じベッドに入り、今日も眠る。
でも今日は……。

エマ(ゆーくん、抜き抜きおねがいしてこなかったな……)

少し寂しいような、それが普通なのか……。

185名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 18:06:09 ID:AVcVZ996
かすみ、エマ√の時点でだいぶ粉砕されてる気がするのにこれ以上とは…
歩夢は1番幸せにしてあげてください…

186名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 18:39:15 ID:vymp/a5I
★★★

昨日ぶりに一緒に寝る。
背中から抱きつかれて、おっぱいの柔らかさににやける。

侑「……」

でも寝なきゃね……。
寝なきゃ……っっ!?

侑「えっ、えっ……エマさん……!?」

驚いた理由はただひとつ。
下半身に伸びる手……エマさんが私の下半身を弄ってきたんだ。

侑「な、なにを……!?」

エマ「……きょう、しなくてよかったの……?」

侑「そ、それは……」

エマ「がまんしなくていいんだよ……?」

耳元で囁かれて、体と頭は一気にその気になる。
むくむくと立ち上がりだす。

エマ「……ほら、固くなってきたよ」

パンツ越しに爪先で裏筋をカリカリと弄られる。

エマ「このまましこしこしてあげよっか……」

もう私に拒否権はなかったし、そもそも断る気もなかった。

侑「してっ、して……ください……」

そう言うと、そのままの体制から、パンツの下へと手が入り込んだ。

187名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 18:39:35 ID:vymp/a5I
今回はここまで。また明日に。

188名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 21:10:25 ID:C4E4Rjrk
>>180
アニメ放送終了しているまであるわ

189名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 21:36:45 ID:LYxDjHxI
エマちゃんえっろ!!

190名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 23:12:48 ID:EPIsrsBU
歩夢の心を粉砕って穏やかじゃないね
せつ菜ルートは何が起こるのやら
楽しみなような不安のような…、
更新お待ちしております。

191名無しさん@転載は禁止:2021/06/22(火) 23:18:43 ID:EPIsrsBU
レス190と同一人物だよ。
これまで歩夢は記憶を引き継ぎ、
6回も涙を飲んだ、こうなると
侑をものにするには誰の邪魔も入らない無人島に遭難するとかで二人っきりになるしかなさそう…。

192名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 01:06:29 ID:94MgR.ug
その時を楽しみに待つとして予想は控えとこう

193名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 01:09:04 ID:emz6/PZU
まあえげつないことやってきそうなのは安易に想像出来るわ

194名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 01:46:49 ID:VdXqmeUc
うん??せつ菜ちゃんのお話ならもう終わったよ?
フフッ、変な冗談だね

195名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 02:12:05 ID:TXr7DMHo
好きな子ほどいじめたくなるの分かる
でもエマさんみたいに甘やかしてくれるのも好き

196名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 02:48:02 ID:l2OwDK.I
パンツ越しの裏筋カリカリえっろ

197名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 04:54:53 ID:Wf0kZvpY
しずく編楽しみにしてるんだ
せつ菜、歩夢の方に気合入ってそうだけどしずくも頼むぜ

198名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 16:55:13 ID:yCa6R4C.
エマ「すっごくあついね……べつのいきものみたい」

侑「ぅう……」

目に見えない分、感覚が集中するのか、いつもよりも敏感だ。
ていうかもう、普通にえっちだよこれ。

誘われて、受け入れて……。

広角があがる。

199名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 17:05:54 ID:yCa6R4C.
ついでにちんちんの角度もあがる。

しごかれて、布団の中で悶える。
片方の足を、エマさんの足に挟まれる。具体的に言うと、股に挟まれているのか……。

エマ「……っ」

太ももの後ろがくすぐったい。
……なにかこすりつけているような感じだ。

侑(エマさん……?)

200名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 17:20:22 ID:yCa6R4C.
いや、エマさんがそんなこと……。

エマ「っ、……ゆーくん、お口でしてあげよっか……」

侑「! は、はい……」

布団の下に潜り込んで、エマさんの姿が見えなくなる。
状況はわからないけれど、パンツが降ろされていることがわかる。そしてもうその次の瞬間に、あの粘液に包まれる。

侑「ふぁ……」

エマ「んむっ、ぇあ……」

上下する布団の膨らみ。
フェラチオで涎がたれたりする音なのか、ぐちょぐちゃと粘りっ気のある水音がする。

201名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 17:28:41 ID:yCa6R4C.
★★★

エマ(ぁあっ、わたし……ゆーくんの咥えながら……オナニーしちゃってる……!)

もう自分の性欲を抑えることができない。
そしてなにより、フェラチオしながらオナニーするという行為に、普段じゃ絶対に得られない興奮を覚える。

エマ(おかしくなっちゃぅ……)

202名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 17:42:50 ID:yCa6R4C.
★★★

侑「あっ、ぁぁぁ〜……」

侑(あ〜きもちいぃ〜……)

でも、エマさんがしてるところを見ながらならもっと……そう思い、私はエマさんを隠してる布団を引っ剥がす。

そこには……。

エマ「んっ、んむっ……!」

──咥えながら、自身の大事なところを弄っているエマさんがいた。

侑「な……」

エマ「ゆ、ゆーくん!? あのっ、ちがっ……!」

203名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 17:51:33 ID:yCa6R4C.
侑「な、何が違うの」

エマ「えっと、えっと……!」

もうダメだ。
むしろ今まで、よく、よく何も手を出さなかったもんだ。
少しくらい、期待していたでしょう?

おっぱいまで触れているんだから。
もっと先だって、許されるかもしれないって……!

侑「え、え、エマさーん!!」

エマ「きゃっ!?」

がばっ、とエマさんを押し倒す。

204名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 18:00:45 ID:yCa6R4C.
エマ「ゆ、ゆーくん!?」

侑「エマさんっ、おねがい!」

私は過去最大級に、ありえないお願いをした。

侑「えっち、しよう……?」

エマ「!」

侑「おねがいっ、おねがいエマさん……いっかいだけ、今日だけでいいからぁ……」

★★★

侑「おねがいっ、おねがいエマさん……いっかいだけ、今日だけでいいからぁ……」

そうお願いしながら、ゆーくんはおちんちんを私の大事なところに押し当てている。

エマ(……なら、仕方ないよね……)

そう、これは仕方ない事。
ゆーくんが……お願いしてくるなら……仕方ない。
だからこれは、決して私が……えっちしたいからじゃなくて。

甘えん坊なゆーくんの、我儘を聞いてあげてるだけだから……。

エマ「いいよ……」

侑「ッ!!!」

エマ「しよっか……」

★★★

205名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 18:01:20 ID:yCa6R4C.
今回はここまで。
8割くらいエロですね今回。
また明日に。

206名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 18:27:37 ID:oioP4d5M
楽しみ

207名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 19:03:24 ID:.2njghN2
今日だけで、いいのか…?

208名無しさん@転載は禁止:2021/06/23(水) 19:06:13 ID:VBh1CX6c
先っぽだけだからと同じなのでセーフ

209名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 10:59:18 ID:jcEABwBM
侑「ああああっ、え、エマさんっ……! ち、ちゅーしよ、ちゅー……!」

エマ「えっ、ぁ、んっ……!」

ゆーくんの唇が重なる。

エマ(あ、だめ、これ──)

カチリ、と何かが切り替わる音がした。
口内に侵入してきた舌に、自分の舌を絡み合わせる。

もう絶対に止まることはできない。
そんな確信があった。

210名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:08:05 ID:jcEABwBM
おっぱいも揉みしだかれて、完璧に肉欲を求めていた。
そんな彼のために、私は……。

エマ「あわてないの……はい、どーぞ……」

パジャマのボタンをはずし、ブラも外しておっぱいもあらわに。

ゆーくんはそれにたまらないといった様子で、乳首に吸い付いてきた。

エマ「あっ、ん……!」

侑「んむっ、んん……!」

赤ちゃんみたいに、一生懸命にちうちうと吸っている。
その姿がなんだか可愛らしくて……。

エマ「ふふ、ゆーくん……おっぱいおいしい?」

侑「おいひい……」

赤ちゃんをあやすように、頭を撫でてあげた。

211名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:17:05 ID:jcEABwBM
もう下腹部がキュンキュンと疼いてたまらない。
はやく、はやくこの疼きを爆発させたい。

侑「あっ、ぁ、こ、ここ……」

先端をあてがって、入り口を探している。

侑「あっ、あれ……」

でもうまく見つけられないのか、擦り付けるだけになっている。

エマ「ふふ、ここだよ……」

手で私の入り口に誘導して、そこから入れるように促す。

侑「く、ぅ、ぁあっぁぁ……!」

エマ「んんんっ……!」

固くて。
太くて。
熱い。

身体の中に、入って来る。

212名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:17:53 ID:jcEABwBM
エマ√の侑は完璧な童貞という認識でお願いします。

213名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:20:38 ID:8x0UNrwI
経験を引き継ぐとか言ってたのにそれかよ

214名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:21:41 ID:jcEABwBM
思ったよりも痛くはない。
むしろ、ついに受け入れてセックスをしてしまった興奮で感じてしまっていた。

侑「あっ、ぁああっ!」

ビクッ! とゆーくんの体が震えた。

エマ「え、え?」

もしかして……。

侑「ご、ごめんっエマさん、な、中に……」

とくんとくんと、緩やかに流れる精液。

エマ「も、もうでちゃったの?」

侑「ぅ……」

そう言うと、ゆーくんの目が潤む。
あぁ! 違うの! 責めてるわけじゃなくて……!

エマ「だいじょうぶだよ……ゆーくんがきもちよくなってくれたのなら、わたし……」

侑「だ、だいじょうぶ!」

215名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:26:49 ID:jcEABwBM
エマ「え? きゃっ!?」

侑「一回だけじゃ収まるわけないから……!」

そう言って、ゆーくんは腰を振り始めた。

エマ(あ……中出し……)

……してるけど……まぁ、いっかぁ……。

エマ(気持ちいいから……別に……)

216名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:32:18 ID:jcEABwBM
侑「エマさんっ、エマさぁん……♡」

エマ「んっ……♡」

すごい。
セックスって、すごい。
気持ちいいだけじゃなくて、こんなに幸せな気持ちになれるのは、なんでだろう? 

侑「ま、またっ、でるぅ……♡」

エマ「いいよっ♡ そのままっ、おもいっきり、だしてっ……!」

そしてまた、私の中にゆーくんの精液が流れ込む。

こんなに簡単に許していいはずはない中出し。
でも……。

エマ(きもちいい……♡)

★★★

それからは、まぁ。
エマさんとの一線を超えてしまい、最初こそは気まずかったけれど。

次第にそれも慣れていって……したくなったらシて、という日々が続き……気づけばもう冬を迎えかけていた。

217名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:40:46 ID:jcEABwBM
一体何度エマさんと体を重ねたかわからない。
でも罪悪感とか、そういうたぐいの物はないし、お互いWINWINなんだけれど。

侑(これっだけいろいろしてるのに……未だに告白していない!) 

これは由々しき事態なんだ。
いつまでもこのままでは耐えられない……! 

エマ「ゆーくん、難しい顔してるけど、何かあったの?」

もう日本語もぺらぺらなエマさん。

侑「あ、う、うん……ちょっとね」

218名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:43:16 ID:jcEABwBM
エマ「そっか……」

★★★

なんだか浮かない顔のゆーくん。
大丈夫かな? おっぱいあげたら元気になるかな……。

エマ(……でも、いつまでもこんな関係じゃ……)

不純と言えば、不純だし。

219名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 15:50:36 ID:jcEABwBM
エマ(……答えがわかるといいな)

エマ「……あっ、そうだ!」

一つ、思い出したことがある。

エマ「ゆーくんゆーくん、ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど……」

侑「なに? エマさん」

エマ「わたしね、4月にお手紙をもらったの!」

侑「うん……うん?」

エマ「その時はまだまだ日本語もわからなくて……私は、それをいつか自分が日本語をマスターしていたら、読もうとしてたんだ」

220名無しさん@転載は禁止:2021/06/24(木) 16:59:45 ID:ETTxLjf.
>>213
興奮しすぎて赤ちゃんになってるだけだろ
実際赤ちゃんじゃん

221名無しさん@転載は禁止:2021/06/25(金) 00:36:47 ID:VZThuZYw
★★★

待て。
それってまさか。

エマ「今から読んで見るから、全部あってたら教えて!」

エマさんが持ってきた手紙は。
4月に、私が書いたラブレターだった。

侑「えっ、そ、それは……」

エマ「……だめかな?」

侑「い、いやだめっていうか……」

222名無しさん@転載は禁止:2021/06/25(金) 01:04:43 ID:VZThuZYw
公開処刑っていうか……羞恥プレイと言うか……!

エマ「よし、じゃあ読むね」

侑「あっ……」

エマ「ええと、なになに……うん、読める!」

『エマ・ヴェルデさんへ』
『単刀直入に伝えます』
『僕はあなたに一目惚れをしてしまいました』
『まだあなたは、僕の事をなにも知らないことでしょう』
『僕もまた、あなたの全てを知ってはいないでしょう』
『それでも僕は、あなたの事をもっと知りたいんです』
『友達からでも、充分嬉しいですが』
『僕はあなたとお付き合いがしたいです』

エマ「今日の放課後、屋上で待っています……高咲、侑……!」

侑「……」

エマ「……ゆーくん……?」

侑「……えっと」

223名無しさん@転載は禁止:2021/06/25(金) 01:05:18 ID:VZThuZYw
また明日に。
6月中にエマ√終わります。

224名無しさん@転載は禁止:2021/06/25(金) 01:41:41 ID:0Rr7q.tE
侑くんかわいそうで笑うわ

225名無しさん@転載は禁止:2021/06/26(土) 01:27:18 ID:2mbMMfv.
──やばい。
いままでの。

例えば、エマさんと初めて話したときよりも。
エマさんと寝たときよりも、何よりも。

今この瞬間が、過去のどんなことよりも……恥ずかしい。

侑「そのっ、それは……」

あまりの恥ずかしさに顔を見ることができず俯くことしかできない。つむじに視線を感じる。それのせいでなおさら顔をあげられない。

エマ「……これって」

侑「……」

エマ「私のことが、好きってこと?」

侑「……まぁ……そう、なります」

226名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 03:10:37 ID:ERYGqj3s
エマ「……そうなんだ」

侑「……」

エマ「……ゆーくんは」

侑「は、はい」

エマ「私と付き合えたら……嬉しい?」

侑「えっ、そ、それは……そりゃあ……嬉しい、です」

エマ「……じゃあ」

侑「?」

エマ「お付き合い、してみる……?」

侑「え!」

227名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:24:46 ID:ERYGqj3s
侑「お、おおお、お付き合いって、えっ! え、エマさんっ、いいの!?」

エマ「ゆーくんの事は……私も好きだし、ゆーくんが良い子ってもう分かるから……」

侑「はっ、はぁぁあ……!」

エマ「だからこれからは……恋人、だね」

侑「う……うんっ!」

★★★

侑「それでねっ、エマさんと付き合うことになったの!」

かすみ「ほぇ〜、国際的……」

栞子「……一応は不純異性交遊禁止と言いましたけれど、あなたでしたら、問題ないでしょうね」

侑「当たり前だよ! 僕達は至って健全な……」

……健全か?

侑「……カップルだから!」

璃奈「侑先輩、イキイキしてる」

228名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:31:39 ID:ERYGqj3s
侑「へへへ……あっ、じゃあ僕、エマさんと放課後デートだから! またね〜!」

★★★

かすみ「う〜ん惚気けるだけ惚気けてたねぇ」

栞子「ですが、あの人なら相手の方も楽しいでしょうね」

璃奈「たしかに」

かすみ「侑先輩はエスコート上手いからねぇ〜」


しずく「……なんか、みんな先輩の事慕ってるよね」


かすみ「え? まぁ……良い人だし」

栞子「私もそう思いますよ。なぜかはわかりませんが、信頼は置けます」

璃奈「しずくちゃんは、そう思わない?」

しずく「う〜ん……こう言っちゃなんだけど」

かすみ「ふんふん」

しずく「ちょっ〜と、チャラい気が……」

かすみ「え、どこが?」

229名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:38:41 ID:boe6boTU
ある意味健全な高校生ではあるw

230名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:41:15 ID:ERYGqj3s
しずく「いやほら。髪色とか、グラデーションきかせて先が緑だし……」

かすみ「そんな事言いだしたらりな子は!? ピンクだよ!」

しずく「そ、そこはほら。突っ込んだらいけないというか……」

しずく「まあそれはいいとして……でも、やっぱり私は少しだけ苦手なタイプかもしれません。もっとちゃんと話せば、その印象も変わるのかもしれないけど……」

かすみ「……」

しずく「な、なに?」

かすみ「んーん。ただ、しお子みたいなタイプの子は……そういう先輩風に染め上げられちゃうって、ありそうじゃない?」

しずく「な、なんですかそれ。漫画の読みすぎ、かすみさん」


しずく「私は私です。誰かの色になんて、染められないんですから──」

★★★

231名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:43:49 ID:ERYGqj3s
侑「エマさーん!」

エマ「あ、ゆーくん〜」

侑「ごめんねエマさんっ、待たせちゃった?」

エマ「ううん、全然だよ」

侑「へへ。よし、じゃあ行こ!」

★★★

やってきたのはカラオケ。
エマさんの歌は、日本語が上手くなるたびに上達していく。
そしてなにより癒やされる……。

232名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:46:52 ID:ERYGqj3s
https://youtu.be/A_UdprUxEZw

宇多田ヒカル『ぼくはくま』

233名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:47:58 ID:3F/KVsac
しずくがすんごい勢いでフラグ立ててる…

234名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:50:33 ID:ERYGqj3s
エマさんが歌うぼくはくま。
死ぬ〜仰げば尊死……。

控えめに言ってめちゃめちゃ可愛い。
控えなければ可愛いすぎて気絶する。

エマ「〜♪」

★★★

エマ「ふぅ〜! たくさん歌ったなぁ」

侑「エマさん、4月と比べるとうんと歌が上手くなったよね」

エマ「えへへ、ありがとうっ」

235名無しさん@転載は禁止:2021/06/27(日) 23:53:43 ID:ERYGqj3s
そのお礼の言葉と同時に。
くぅ〜、と小さくお腹が鳴る音がした。

エマ「ありゃ……」

侑「ふふ、お腹すいたね、エマさん」

エマ「じゃあ、はやく帰ろっか!」

侑「だね!」

手を繋いで家へと向かう。
そうだ、私達は同じ家へ帰る。

……。
……でも。

侑「……エマさん」

エマ「なぁに?」

侑「……スイスには、いつ、帰っちゃうんだっけ」

236名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 00:00:56 ID:iNGZV0WU
そう、それはどうしても避けられない問題。
エマさんは、いつか帰ってしまう──

エマ「んーと……3月、だね」

侑「あと3ヶ月かぁ。……短いなぁ」

エマ「……」

侑「……」

侑「……ぐすっ」

エマ「!」

侑「あれ……ご、ごめん……そういうつもりじゃないんだけど……」

侑「おかしいな、こんな泣き虫じゃ、ないんだけどな……」

237名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 00:06:28 ID:iNGZV0WU
こんなところ見せたくない。
弱い私を見せたくない。
強がりたいのに、涙は溢れる。

エマ「よし、ゆーくん!」

侑「へ……?」

エマ「今日から毎日一緒に寝よう! 絶対!」

侑「……うん」

侑「……ありがとう、エマさん」

238名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 00:18:55 ID:iNGZV0WU
★★★
……今日から毎日なんて、言ってたけど。
そんなこと言わなくても……もう僕達はずっと一緒に寝ている。

エマ「……落ち着ける?」

侑「うん……」

これは、決していやらしい意味ではなく。
エマさんのおっぱいは、なんだか本当に安心してしまう。

これは幼児退行……なんてほどでもないが、そういう精神的なものが関わってくるらしい。

今は……本当に、安心している。

侑「……」

だから……私はゆっくり、エマさんの胸の中で眠りに落ちた。

239名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 00:20:30 ID:iNGZV0WU
今回はここまで。

しずく編もちょっと自信あります。(栞子√でもそう言いましたが、反響はどうであれ、です。いい感じの青春がやれそうという意味で)

また明日に。

240名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 02:14:59 ID:qsS1JeJs
>>230
ここしず子だよね?
口調がしお子にみえて混乱した

241名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 13:36:17 ID:TW5arM32
しずくは同年代に対してはタメ語
「さん」付けはするけど、かすみや璃奈に丁寧語や使わないよ

242名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 18:12:37 ID:iNGZV0WU
不覚。

この後再開。

243名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 19:44:03 ID:iNGZV0WU
それからの3ヶ月は、私はとても大切に過ごした。
一日を噛みしめるように、まるで明日死んでもいいと思うかのように。

……だからじゃないけど。
私達のえっちはただの快楽目的だけじゃ無くなった。

ラブラブでイチャイチャよ。

244名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 20:57:43 ID:iNGZV0WU
でも生でしすぎかな……外には出してるけど、調子に乗って中にも出すし……。

でも生のほうが気持ちいいし、仕方ないよね……。

……。

そうだよね?

245名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 21:26:37 ID:iNGZV0WU
★★★

そんなことばかりを言っていても。
時間は残酷に流れていく。

エマさんがスイスに帰る日が、一週間後にまで迫っていた。

エマ「もうすぐお別れだね」

侑「……うん」

エマ「さみしい?」

侑「さみしい……」

246名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 21:41:49 ID:iNGZV0WU
エマ「……じゃあ、最後にしたいことする?」

侑「……うん」

エマ「なにがしたい?」

侑「……」

侑「……もうさ」

エマ「うん」

侑「もうこれ以上ないってくらい、イチャイチャしたい」

247名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 21:48:19 ID:iNGZV0WU
エマ「……じゃあ、する?」

侑「する……」

エマ「んふ……」

エマさんが首元に顔を埋める。
これは……。

エマ「じゃあ……今日は私が甘えようかな……」

248名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 22:19:00 ID:iNGZV0WU
エッチな事ばかりしていて、もしかしたらいけないことなのかもしれない。 
不純なのかもしれない。

でも。

エマ「寂しいのは、私も同じなんだよ……?」

侑「……うん」

♡♡♡

今日は母さんたちは二人で出掛けていて、遅くまでは帰ってこない。

侑「んぅ……」

エマ「んっ……」

私の膝の上にのり、向かい合って求め合う。

侑「んむ……」

エマ「あっ……」

はちきれんばかりの胸に、むしゃぶりつく。
乳首を下の上で転がし、吸い上げる。

エマ「ぁっ、ゆ、うくん……」

侑「うん……」

エマ「下も……ちゅうちゅうして……?」

クンニをご所望のようだった。

侑「喜んで……」

もう糸が伝う、その神聖な部位に私は顔を埋める。

249名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 22:21:59 ID:iNGZV0WU
つんつるてんに処理されたあそこ。
スイスというか、そのあたりの国ではアンダーヘアの手入れは、当然のマナーと言われているらしい。

それでも特有の濃い臭いがする。

舌先で、気分を高めるために入口あたりを音を立てて舐めていく。

250名無しさん@転載は禁止:2021/06/28(月) 22:27:58 ID:iNGZV0WU
エマ「ん、っん……」

舌を少しクリトリスに近づける。
でもすぐには触らない。
触れる……と見せかけて横にずれる。
要は焦らしているんだ。

エマ「ぅ、ぁっ、……ぁ……」

エマ「っ、ゆーくん……いじわるしないで……」

侑「ふふ、ごめん……」

涙ぐむ姿が可愛くて、望み通り、クリトリスに吸い付く。

エマ「んんっ……!」

251名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:07:35 ID:PnTHZ.Y.
エマさんのクリトリスがぷっくりと膨らむ。
舌先と唇で優しく食み、ねっとりと。

エマ「はぁっ、ぁうっ……」

侑「っ、ちょっとイッたね……」

エマ「はぁ、はぁっ……」

252名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:21:50 ID:PnTHZ.Y.
エマ「……」

侑「……エマさん?」

──それは。

エマ「いれて……」

脳がしびれるほどの光景だった。

2本の指で、自身の閉ざされた扉を開く。
その奥も物欲しそうにひくひくと蠢いていた。

侑「っ……」

そう言われては、焦らすも何もなかった。

いつもよりも熱く疼いているエマさんの中に侵入していく。

侑「っぅ、ふぅ……」

エマ「んんっ……!」

253名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:26:53 ID:PnTHZ.Y.
蜜があふれる。
愛みたいに。
私は、エマさんと体を重ねられる事に、最大級の喜びを覚えている。

それは、ただ肉欲だけじゃない。
これだけは伝えておきたい。

気持ちいいからセックスをするんじゃない。
セックスをしているから、気持ちいいと感じるんじゃない。

お互いに愛情を伝える、注ぐ行為の果てがセックスで──その溢れんばかりの想いは、脳内麻薬に変わる。

エマさんが私で気持ちよくなってくれている。
その言葉に出来ない喜びが、私の快感なんだ。

つまるところ、私が言いたいのは。

侑「好き……」

エマ「私もだよ……!」

エマさんのことが大好きだってことだ。

254名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:35:54 ID:PnTHZ.Y.
侑「っ、エマさん……中出していい……?」

エマ「んっ……いいよ……」

本当なら、こんな後先考えない中出しなんてしちゃいけない。
それでも……やっぱり。
中で出してもいい、そうやって私を受け入れてくれるエマさんのことがどうしょうもなく愛しくなる。

快楽に負けただけだろう、と言われたら、もしかしたらそうなのかもしれない。これは言い訳に過ぎないのかもしれない。
だけど結局は、中出しをしたいというのは本能からくるものなんだ。

生き物として、当然のことなんだ。

侑「ぅぁッ、イックっ……!」

エマ「ぅんんんっ……!」

肌と肌、唇と唇を重ね合わせて。
私はエマさんの中で果てる。

とくんとくん、と一滴残さず、射精する。
 
エマ「ん、んん……」

侑「ぇあ……」

蕩けるようなキス。
いや、もう身も心も。
蕩けきっている。

エマ「……ねぇ、ゆーくん」

侑「うん……」

エマ「……今日、寝ないよね……?」

侑「……あたりまえだよ」

……。

★★★

255名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:40:55 ID:PnTHZ.Y.
★★★
★★★

あれから、また月日が流れて。

エマさんがスイスに帰ってから、3ヶ月が経っていた。

私は三年生になり、心のどこかにぽっかりと穴が空いたような日々を過ごしていた。

だけど、エマさんとの繋がりがなくなったわけじゃない。
連絡もするし、手紙も送っていて……そして。

私は卒業したら、エマさんと過ごすために……留学をしようと思っている。

そのための、猛勉強中……なのだけど。

そんな最中、エマさんからの電話だ。

256名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:42:43 ID:PnTHZ.Y.
エマ『もしもし?』

侑「エマさん、久しぶり!」

エマ『ふふ、うん、久しぶり……ゆーくんの声を聴くのも、嬉しいね』

侑「僕もだよ、エマさんの声が聞けてすごく嬉しい」

エマ『ふふ……良かった』

エマ『……』

侑「……エマさん? なにかあった?」

エマ『うん……あのね』

257名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:43:59 ID:PnTHZ.Y.
エマ『……ゆーくんが、なんて思うか怖くて、言い出せなかったんだけど』

侑「え、な、なに?」

エマ『……実は、私』





エマ『妊娠してるの』

258名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:47:13 ID:PnTHZ.Y.
侑「……」

エマ『……絶対、ゆーくんとの赤ちゃんだから、伝えないとって思ってたんだけど……話すのに時間がかかりすぎちゃって』

侑「……」

エマ『私は良いけど……ゆーくんはまだ高校生だし、こんな話されても困るかなって思って……』

侑「……」

エマ『産むのは、こっちでって思ってて……そ、それで……本題なんだけど、ゆーくん……』

侑「エマさん」

エマ『う、うん』

侑「結婚しよう」

259名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 00:51:15 ID:PnTHZ.Y.
エマ『え……ええっ!?』

侑「責任を取らせてほしい、っていうか取りたい」

エマ『そ、それはとっても嬉しいけど……そ、即決だね』

侑「迷うことなんてないからね」

侑「……よし! 決めた! 現実的に考えて、僕がそっちの大学行っても時間の無駄だな!」

侑「エマさん! 日本に戻っておいでよ! 僕卒業したらすぐ働くよ! ……もしかしたら、不自由な生活かもしれない、でも絶対に幸せにするから!」

エマ『ゆーくん……』

侑「だから……僕と結婚してください」

エマ『……はい』

★★★
★★★
★★★

──☓☓年後。

260名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 01:00:51 ID:PnTHZ.Y.
とある家庭にて。

「あ、ねぇ〜。テレビあれに変えてくれない?」

「あれ? あぁ、はいはい。お母さんこの番組ほんとうに好きだよね」

「ドキュメンタリー系が好きだからね。それに、なんかすごいな〜って思っちゃうし……あ、始まった」

『今回もドタバタ騒ぎ! 夫婦円満の秘訣は子供たちにあり?! 6男5女13人の大家族高咲さんチ!』

「高咲さんって、この手の番組にしてはイケメンだし若いよね」
「奥さんもスイス人でねぇ、子どもたちもみーんな整った顔してるのよ」

★★★

エマ「──こぉらぁ〜! いつも言ってるでしょ! 弟に手を出しちゃいけません!」

「だってコイツがうぜえんだもん!」

「お゛ま゛え゛の゛か゛う゛さ゛い゛も゛ん゛っ!!」

エマ「うざいなんて言っちゃいけません!」

261名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 01:07:58 ID:PnTHZ.Y.
「ママ〜、お腹すいた〜」

エマ「ちょっとまって! ……ほら! みんなもご飯食べたいんだから、ちゃんと仲直り!」

「……」

「……」

エマ「お口がないの?(低音)」

「「ご、ごめんなさい……」」

エマ「はいっ、おしまい! さっ、ご飯は楽しく食べるんだよ!」

★★★

『やっぱり子供たちは喧嘩盛りですか?』

エマ「そうですね〜、あはは、でも言えば素直に聞いてくれるから、今はまだ大丈夫かな〜って」

エマ「……でも長女のこの子が一番苦労したかもです」

「お母さん、その話はいーじゃん」

エマ「でも大変だったじゃない、前にタトゥーはいった彼氏連れてきたとき、お父さんすごく反対して……」

「あーあー聞こえなーい。今はもう違うからセーフ」

『まぁみんな素直な良い子に育ちましたよね』

エマ「ふふ、ですね」

262名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 01:11:08 ID:PnTHZ.Y.
『今は一番下の子が甘えん坊盛り、みたいですね』

エマ「ふふ、私は甘えられるのは好きだから、全然問題ないです」

『もしかしたら、今までの子どもたちの中でも一番ではないですか?』

エマ「一番の、甘えん坊さんですか……ふふ、それはちょっと違うかもしれないです」

『というと?』

エマ「それは──あ」



侑「ただいま〜……あれ、どうしたのエマ?」

263名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 01:16:45 ID:PnTHZ.Y.
本当の甘えん坊さんは。
いつまでも、変わらない。

わたしの、大好きな人。


エマ「ふふ、おかえり。ゆーくん」 

侑「わっ、その呼び方なつかし……ってかテレビ来てるじゃん! 恥ずかしっ! いまのカットしてくださいよ!」

『使います』

そう、そのまま記録して、日本中にながして。
 
皆に自慢したいから。

私は、こーんなに幸せなんだよって!


エマ√END

264名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 01:20:00 ID:PnTHZ.Y.
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1624897046/

しずく√です。

265名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 01:45:39 ID:n9/cwqIY
めっちゃ甘々でよかった乙
この番組歩夢ちゃんが見てると思うとつら……
しずくちゃんも楽しみ

266名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 08:15:46 ID:q8LfXgaE

割とあっさり終わった感

267名無しさん@転載は禁止:2021/06/29(火) 19:10:36 ID:MxUdiMVs
確かに
まあ濃厚な性交描写は他作品で補完しておこう

268名無しさん@転載は禁止:2021/06/30(水) 03:21:24 ID:ApKZ8YC6

この番組を見てる歩夢の気持ちになったら死にたくなった…


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