- 1 :名無しのこびとさん :2023/08/02(水) 23:34:20
- この世界では稀に特殊能力を持って生まれる人間がいて、「能力持ち」なんて呼ばれたりする。
私、アスカも「能力持ち」の1人。 だけどそのことは家族はもちろん、誰にも教えてない。 だって「能力持ち」だって知られたら政府の監視対象になるし、 それにこの特殊能力を悪用しようとする輩に狙われるし、 「能力持ち」に気に入られようとゴマを擦ってくる輩もいるし、はっきり言って面倒くさい。 あと私の知ってる「能力持ち」はみんな傲慢な性格で、あんなのと一緒にされたくないっていう思いもある。 だから私は「能力持ち」であることを一生隠し通して生きていくつもり。
私の特殊能力は「ミクロ化」。 体を自在に小さくしたり元の大きさに戻ったりすることができて、 しかも小さくなっている間限定で無敵になる。 だからよくこっそりミクロ化していろんなところに潜入したり 気づかれないように人間観察したり 無敵なのをいいことにわざとピンチになってスリルを味わったりしてるの。 そんな私、ミクロ娘の日常を少しでも伝えられたら、と思ってるわ。
- 38 :名無しのこびとさん :2023/12/16(土) 19:03:41
- >>37
「(突撃隊)?」 「分かりやすく言えば実働部隊だな」
リベちゃんの話だと、(突撃隊)は悪質な「能力持ち」を取り締まる人達。 (警備隊)と同じく能力者で構成されていて、2人1組で動くらしい。 1人は相手への攻撃や捕獲に特化した能力、1人は防御に特化した能力で、相手がどんな能力を持っていても、その能力を防ぎつつ確保する為にそうしているみたい。 そして目の前にいる男の数は、2人。
「ってことはアイツらは(突撃隊)ってこと!?」 「いや、その可能性があるってだけで、確定じゃないな・・・」
リベちゃんが話を続ける。 (突撃隊)は(警備隊)と違って、「自分が特捜隊だ」と見知らぬ者に伝える能力はないみたい。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 39 :みどうれい :2023/12/20(水) 01:34:30
- >>38
好きな歌手(花崎ヒカリ君)のドームライブに行こうする私。 今の私は小さくなってライブに行くであろうファンの靴の上にいる。
私の乗った電車はライブ会場のある駅に着く。 私が靴の上にいる男も電車を降りる。 やはりこの人も(花崎ヒカリ君)のファンだったのね。 このままライブにいけそうだわ。
しかし、特捜隊らしき2人の屈強な男も同じ駅で降りる。 この時点で私は自分なりの推理をする。
この時代、能力者の存在は誰もが知っているけど、 政府はそれを認めていない。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 40 :みどうれい :2023/12/25(月) 07:00:50
- >>39
アスカ視点
竜が言う。 「えっと・・・どちら様ですか、常連さんじゃ、ありませんよね? って、もしかして、縮小能力者のお嬢かよ!」
彼は私の声を聴いただけで、私が誰か分かったらしい。 竜は焦る。私が相手を好きなように小さくできると思っているらしい。 確かに、そんなヤバイ相手と関わりたくない。
「なんだよ、もう互いの事は忘れると約束しただろ」
「そうなんだけど、どうしても貴方の協力が必要なの」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 41 :みどうれい :2023/12/30(土) 04:27:37
- >>40
アスカ視点
竜は話を続ける。それは私が予想もしなかった内容だった。
「俺がその会場のある亮治山町に行きたくないのは、その町が危険だからだ」
竜の話だと、 彼は危険を察知する能力がある。 そして自然災害をもある程度予測できる。 竜の話だと、亮治山町は危険な都市開発をしているらしい。
すなわち過疎化が進む日本。 田舎の過疎地から大勢の人々が町に移住してくる。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 42 :みどうれい :2024/01/07(日) 22:52:33
- >>41
アスカ視点
「そして、今日一日、無事でいられた事を神に感謝して寝ろ」 竜はそう言ってTELを切った。 その後にすぐ竜からメールが来る。文字はなし、画像ファイルが添付されている。 これがこの町の危険な(山の埋め立て地)の場所らしい。
コンサートを楽しむ気分でなくなった私は家に帰る。 能力者特捜隊は、私を追いかけてこなかった。 私の目的地で大きな事件や事故などはなかった。 世の中は平穏なまま。
しかし何かもやもやした気分。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 43 :みどうれい :2024/01/07(日) 23:19:21
- >>42
アスカ視点
私は自宅のベッドで目を覚ます。 体中がギシギシと痛む。 「いたたた、えらい災難だわ」
私は自分が何をしたのか理解していた。 山の斜面をコンクリートブロックでふさぎ、無理な埋め立てをしたその場所。 順調にいけば、そこは高台の高級住宅地として、不動産会社は大儲けできただろう。
それが大雨により、耐えきれず土砂崩れを起こす寸前になっていた。 このままでは大勢の人が災害被害にあう。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 44 :みどうれい :2024/01/11(木) 23:46:16
- 亮治山の斜面で行われて埋め立て作業。
その盛り土、東京ドーム150個分の盛り土が消滅したというのだ。
しかし、テレビの報道は私の予想もしない方向に続く。 無くなった土はそれほど多くない。東京ドーム2個分くらい。 (いや、それでも充分に多いと思うけど)
そしてその原因は、あの場所に人の知らぬ地底湖があり、 そこに土が吸い込まれてしまったというのが、政府の公式見解だった。 そして、当分の間あの周辺は立ち入り禁止となる。 市民の皆様は冷静に普通の生活をしてほしいとのことだった。
これは嘘情報だわ。私は直感する。 間違いなく、私は土砂崩れを起こしそうな山の盛り土を縮小した。 自分でもこんなパワーがあるとは思わなかったわ。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
全部読む
最新50
1-100
メール受信
掲示板トップ
リロード
|