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電力・発電・原子力スレ

1825 とはずがたり :2013/10/16(水) 10:58:14
>5基の発電ユニットがあり、トータル出力は410万キロワット。石炭火力発電所としては世界で5本の指に入る規模で、中電内でもLNGの川越火力発電所(三重県川越町)に継ぐ、2番目に大きな発電所だ。

>中電全体の発電設備容量(3283万キロワット)に占める碧南火力の割合は12・5%。発電電力量(1371億キロワット時)では、21・4%にも上る。

一躍注目!中電支える石炭火発 すべての要素で“世界一”めざす
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20131015501.html
産経新聞2013年10月15日(火)06:17

 原発の停止で火力発電の燃料に使うLNG(液化天然ガス)の費用増が電力会社の体力を奪う中、発電コストの安い石炭火力発電に注目が集まっている。中でも、石炭火力で日本一の出力をもつ中部電力・碧(へき)南(なん)火力発電所(愛知県碧南市)はいまや、「中電を支えている」(同社幹部)とまで評される“屋台骨”的な存在になっており、「世界一の石炭火力創造」と銘打ったプロジェクトが進行中だ。「中電で最も活気ある職場」といわれる同発電所がめざす「世界一」とは−。

 碧南火力発電所は、平成3年に営業運転を開始した中電唯一の石炭火力発電所。5基の発電ユニットがあり、トータル出力は410万キロワット。石炭火力発電所としては世界で5本の指に入る規模で、中電内でもLNGの川越火力発電所(三重県川越町)に継ぐ、2番目に大きな発電所だ。

 「発電量や発電コスト、発電効率といった面だけでなく、すべての要素で“世界一”をめざそうと取り組んでいる」と同発電所の中島伸幸業務課長は「世界一プロジェクト」を説明する。東日本大震災以降、浜岡原発(静岡県御前崎市)が全機停止する中で、「中電を支えている」という使命感のような思いが背景にはある。

 もともと、中電の原発比率は約11%と、電力主要3社の中で圧倒的に低く、火力比率7割という構成は、幹部が「経営課題」と口をそろえる弱点でしかなかった。だが、震災による原発停止という事業環境の劇的な変化により、その弱点は強みに変わった。

 平成24年度でみると、中電全体の発電設備容量(3283万キロワット)に占める碧南火力の割合は12・5%。発電電力量(1371億キロワット時)では、21・4%にも上る。原発再稼働の見通しも立たない今、供給量を下支えする「ベース電源」だった碧南は、中電の命運を握っていると言っても過言ではないのだ。

1826 とはずがたり :2013/10/16(水) 10:58:34
>>1825-1826
 碧南が目指す「世界一」の目標は、大きく3つある。一つ目は、発電効率。25年度の発電電力量の目標は、300億キロワット時(24年度実績は293億キロワット時)だ。発電設備は2年に1度の定期点検が義務づけられており、5基の発電設備がすべて24時間・365日フル稼働はできない。このため、定期検査や補修工事のための運転停止期間を極力短くすることが課題となっている。

 定期点検は大規模な場合なら毎日300人規模、3〜4カ月もの期間を要する。部品の発注は約1年前からの手配が必要だが、中電は細かな調整で短縮を実現している。目標の二つ目が、低コスト化。燃料として炊く石炭の量は、24年度で1032万トン。年間20種類前後の石炭を使っているが、中国が石炭の輸入国となって以降、価格は高騰している。

 このため、もともと高品質の瀝(れき)青(せい)炭(たん)を使っていた同発電所でも、より安価な亜瀝青炭を徐々に使用し始めている。ただ、品質は落ちるため、価格や質をみて2つをブレンド。燃焼効率を見ながら、最も低コストの組み合わせを探っている。

 三つ目は「人間力」だ。ヒューマンファクターによるトラブルを防ぐため、4号機はオレンジ、5号機はブルーなど、ユニットごとにカラーを決めるなど、人間工学に基づいた誤操作防止ツールを導入。作業現場と制御室で実務を二重チェックする体制をとっており、トラブル防止に万全の態勢をとっている。効果はてきめんで震災以降、碧南ではトラブルによる運転停止は一度も起こっていない。

 とはいえ、夏場の電力需給の逼迫(ひっぱく)時には、老朽化した他の火力発電設備を稼働させてしのいでおり、他の電力会社と同様に厳しい状況であることに変わりはない。万一、碧南の1基がトラブルで停止でもすれば、とたんに厳しい状況に陥る危険性を抱えている。

 それでも、同発電所の中島課長は「浜岡停止以降、プレッシャーはあるが、いい意味の緊張感が発電所全体にみなぎっている。社員のベクトルは“世界一”に向けて一つになっている」と胸を張る。本店の火力部幹部も、「碧南はいまや中電を支える存在。社員のモチベーションは非常に高く、対応の速さも抜群。社内で最も活気がある発電所だ」と絶賛する。

 業界内では、「中電は浜岡がこのまま動かず、原発ゼロになる場合も想定しているはず」と碧南重視の内情を噂する声もある。中電は「引き続き原子力は重要電源」(水野明久社長)と浜岡の再稼働を目指す姿勢は崩していないが、万一に備えた態勢が碧南を中心に構築されていることは間違いない。今夏は無事過ごせたが、また電力需要が増える冬がやってくる。碧南の存在感がまた高まるシーズン、「世界一」に向けた取り組みはさらに過熱しそうだ。(佐久間史信)


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