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関学アメフト

1名無しさん:2014/12/05(金) 16:26:54


2名無しさん:2014/12/05(金) 17:43:12
アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「パナソニック杯 甲子園ボウル」(14日・甲子園)で対戦する関学大と日大の監督、主将が1日、試合会場で会見した。2年連続28度目の顔合わせとなり、関学大の鳥内秀晃監督(55)と日大の内田正人監督(59)が“舌戦”を繰り広げた。

 昨年は9―23で屈した宿敵の印象を問われた内田監督が口火を切った。「悪いっていうことじゃないんですよ。タックル、ブロックにしても『お前、どこつかんでんの?』っていう“反則”も他の大学と比べるとうまい」。甲子園ボウルでの対戦成績は日大の16勝9敗2分け。だが、2007、11、13年と3連敗中とあって警戒心をあらわにした。

 一方、関学大史上3度目の4連覇を狙う鳥内監督は、敵将の揺さぶりに苦笑い。外国人留学生を“助っ人”として加える日大の選手編成に注文をつけながら、自軍のプレーについては「ちゃんとルールにのっとって教えている」と言い切った。

 それでも「日大はどちらかというと悪役みたい。関学は全ていいような」と内田監督。日大が勝てば24年ぶりのV。負ければ初の関学大戦4連敗となるだけに引き下がれない。今年の伝統の一戦は、どちらに軍配が上がるか。(伊井 亮一)

4名無しさん:2014/12/07(日) 06:45:48
関学の選手が反則していないか審判の目を向けるには十分効果的
また関学の選手もちょっと気になるところだろう

5名無しさん:2014/12/07(日) 06:47:04
まぁでも12人ディフェンスとか見逃されてたのは確かだな
万が一にも一発TDを避け、仮にばれても-5ヤード
これを相手のラストドライブにぶつけるのはさすが。


でもあの試合に関しては、関学の最初のドライブのノーハドルオフェンス
で立命の選手交代が(ノーハドルオフェンスに付いていけず)遅れて
結果として、12人フィールドに居た反則を見逃してますからね。

どっちもどっちでしょう。というか、状況的には立命の反則見逃しの方が
大きい。立命のラストドライブなど、勝敗の行方には殆ど関係ないからね。

6名無しさん:2014/12/07(日) 06:47:49
普通だったら、意図的な反則とそうでない反則なら前者の方が「悪」になるところだけど、
取られる反則がマヌケで取られない反則は高等テクニックという構図にしてしまう関学を、
皮肉ではなく、褒めるべきだろう(12人DFが意図したものだとして、だが)。

かつて近藤氏が実況中、ケガ人が出た場面で「汚いと言われようが、立命は何としてでも
時計を止めたいんです」と言ってしまったことがあったが、実際、高等テクニックとしての
反則はあるんだろう。

ただ、近藤氏にしろ、内田監督にしろ、公の場で言っちゃあダメだな。

7名無しさん:2014/12/07(日) 06:48:36
>というか、状況的には立命の反則見逃しの方が大きい。

プレーに参加する気のない交代選手のわずかな退出遅れ
(おそらく審判も気付いていたがプレーに影響なしとして流した)と、
ディフェンスする意思を持ったフィールドプレーヤーが12人で守るのと同列に語るなよ
たしかに12人ディフェンスの際はほぼ勝敗は決していたが。

勝敗に関するとか言いだすなら、立命ディフェンスの1人退出遅れの次のプレー
関学ファーストシリーズのフォースダウンギャンブル、
明らかにフォルススタート見逃されてるのどう思う?
こっちのほうがよっぽど大きな見落としと思うけどな
http://www.ustream.tv/recorded/55736075
22:14あたりで、右のOT(アンバランスのウィークサイドのTE)が完全にピクついてる。
RTVじゃ見にくいけどNHK-BS1の録画ならもっと明らかだよ

立命の選手も動いたってアピールするんじゃなくて
スクリメージ割ってスナップ前にプレー潰しておけば
おそらくフォルススタート取られてたんだろうけど、
この辺はまだまだ馬鹿正直だよね
多分立場が逆なら関学の選手はわざと誘発された動きして
プレー潰していると思うね この辺は確かに関学の選手はうまい。

8名無しさん:2014/12/07(日) 06:49:15
「高等テクニックとしての反則はある」とは言ったが、それを立証することは不可能だし、
する必要もない。審判が気づいて取った反則だけが反則だというのが、厳然たる現実だろう。
「意図的な反則だから汚い」などと言ってる暇があれば、相手の反則を誘発する練習でも
しておけばいい。

ミスジャッジも然り。贔屓かどうかなんて立証できない。審判が信用できないというのなら、
試合に出るべきではない。審判は自分の目で見たとおりに判定すればいいのであって、肉眼に
よる判定の限界は自ずと存在するのはわかりきったこととして審判を信用するというのが

9名無しさん:2014/12/07(日) 06:50:38
何年か前の法政、青木監督といい、今度は天下の日大監督が審判の判定云々か。         
恥を知れ。監督が言うことか。アマアチュアスポーツで審判の判定に疑義を抱いたらどうなる。
負けたら審判のせいにするのか。ナサケナイ。
これでは初めから勝負は決まったようなものではないか。
日大の選手がかわいそうに思わないのか

10名無しさん:2014/12/07(日) 21:19:56
日大の実力

主力は2年生、3年だが、それに加えて1年生留学生五人も来季からは試合にでてほしいね
さらに増えるといい

11名無しさん:2014/12/09(火) 08:36:18
リーグ戦7戦やって最後が特に激戦で疲れたってのは立命館も同じ。
今年から1ブロックになって慣れてないから疲れたとか抜かすんだったら、
それまで楽だった2ブロック時代に関東優勝しても甲子園であまり勝ててないがな

甲子園ボウル来るたび場所も審判もアウェイだから負けるんですよってほざいていた青木監督は
TOKYOボウルで場所も審判もホームで負けた今どう思ってるんだろ
ホームだろうとアウェイだろうと力の差があれば負けるってわかってるんだろか?

816 :アスリート名無しさん:2014/12/09(火) 05:55:21.18 ID:1WpLrGQ/
ひげうどんは年越しそばの忙しさを言い訳にしていない。
だから関学は素晴らしい。
さあ、みんなで関学を応援しよう!
レッツゴーKG!

817 :アスリート名無しさん:2014/12/09(火) 07:21:26.78 ID:izVYvJm9
>>816
年越しは、ひげうどん改めひげそばになる。

内田の発言に気悪くしたひげそばがもしかしたら甲子園で本気出しちゃって日大を公開処刑するかもな。
まあでもライス考えたら甲子園は流してサラっといっとくんだろな。

12名無しさん:2014/12/09(火) 08:37:18
777 :アスリート名無しさん:2014/12/07(日) 22:43:48.75 ID:Y9DEy5zp
春は関学を除いては関東の圧勝(特に早稲田が健闘)だったんだけどな。
立命が強いというより法政がだらしない。早稲田か慶應を出したかったね。

778 :アスリート名無しさん:2014/12/07(日) 22:44:50.55 ID:hIH+C/A2
>>777
たしかにそういう意見は多いかもね

779 :アスリート名無しさん:2014/12/07(日) 23:15:20.83 ID:DCPvwxz0
>>777
関西のチームは春と秋ではチームが全く変わるよ。だから春がこうだったからと比較は出来ないよ。
関東のチームは春からの上積みが少ないんじゃないの?
特に早稲田は、今立命と対戦すれば春とは全く違う結果になるんじゃないかな。

780 :アスリート名無しさん:2014/12/07(日) 23:36:15.89 ID:CikKDDZf
>>777
ほんと学生アメフト知ってんのか?春って何時なんだよ。
チームのメンバー選定の時期ですよ。そこから戦術たたき
込んで秋を迎える。使える戦術の部分でどの大学も関学に
は遠く及ばない。。。体ばっか鍛えてるからそうなるの。
関学のヒゲのおっさんは本当に勉強してるよ。良しも悪し
くも篠竹、水野の時代はもっと考えてたよ。実力がない上
戦術もなけりゃ勝てるわけないよ。本来格下のほうがもっと
戦術考えるべきだろ。そんな頭のある指導者いりゃこんな
ことになんないかぁ。高校で芽の出た肉体バカ集めても
大学でちっとも成長できていないから。

逆に関学はもっとスタッフはじめ人材を他校に展開して
アメフト界活性化とか考えないと廃れるよ。シンクロの
井村コーチが中国で指導したみたいに。てめえらだけ
強けりゃいいってもんじゃないだろ。

13名無しさん:2014/12/09(火) 15:39:59
815 名前:アスリート名無しさん :2014/12/09(火) 03:01:14.45 ID:H1Sm8r6I
>>814
リーグ戦7戦やって最後が特に激戦で疲れたってのは立命館も同じ。
今年から1ブロックになって慣れてないから疲れたとか抜かすんだったら、
それまで楽だった2ブロック時代に関東優勝しても甲子園であまり勝ててないがな

甲子園ボウル来るたび場所も審判もアウェイだから負けるんですよってほざいていた青木監督は
TOKYOボウルで場所も審判もホームで負けた今どう思ってるんだろ
ホームだろうとアウェイだろうと力の差があれば負けるってわかってるんだろか?

816 名前:アスリート名無しさん :2014/12/09(火) 05:55:21.18 ID:1WpLrGQ/
ひげうどんは年越しそばの忙しさを言い訳にしていない。
だから関学は素晴らしい。
さあ、みんなで関学を応援しよう!
レッツゴーKG!

817 名前:アスリート名無しさん :2014/12/09(火) 07:21:26.78 ID:izVYvJm9
>>816
年越しは、ひげうどん改めひげそばになる。

内田の発言に気悪くしたひげそばがもしかしたら甲子園で本気出しちゃって日大を公開処刑するかもな。
まあでもライス考えたら甲子園は流してサラっといっとくんだろな。

14名無しさん:2014/12/10(水) 18:38:45
関東、関西両学生リーグの準優勝校による、第1回「TOKYO BOWL」は12月7日、東京・アミノバイタルフィールドで行われ、立命大(関西)が法大(関東)に41―7で快勝した。

 立命大は第1クオーター3分56秒、RB玉井元(4年・東山高)の21ヤードTDランで先制し、前半だけで4TDを奪い27―0とリード。後半も主将のLB山本貴紀(4年・北大津高)ら強力守備陣が法大の反撃を1TDに抑えた。
 最優秀選手には、立命大のDL仲里広章(3年・明治学院東村山高)が選ばれた。

 【立命大・米倉輝監督の話】
 (関学大に負けた)2週間前はどん底だったが、4回生を中心に頑張って勝つことができた。こういう機会を用意してくれた関東連盟に感謝している。一生懸命やって、関東のファンに何かを伝えなければいけないと思って試合に臨んだ。

 【法大・青木均監督の話】
 力の差は歴然としていた。関東のリーグ戦方式が変わったことによる「制度疲労」があった。ハードなゲームが続けば、リーグ全体がレベルアップするという学連の期待に応えられなかった。

法 大  0 0 0 7=7
立命大 14 13 7 7=41

15名無しさん:2014/12/11(木) 22:28:56
日大・宮田主将「関学は強いが隙はある」
たしか立命館のエースQBも、試合前には同じようなことを
行ってましたな。

そりゃ関学にも勿論、隙はあるでしょうが、立命館と同じく日大も
「こんなはずじゃなかったのに」と思うはめにならないといいがね。

それから挑戦する立場で「相手にも隙はある」と思うのも結構だが
自分たちの隙には気付いているのかね?

そのあたりを突くのは上手だよ、関学というチームは。

16名無しさん:2014/12/11(木) 22:30:42
>>105
誰の事か知らんけど
関学が勝てないのは、強さを持ったチームでタレントにはやられる確率が極めて高いということ

日大の松岡や梶山や宇田川らのとき、東海の京大、
立命館の高田の時や木下の時にも関学のスタイルでは限界があった

17名無しさん:2014/12/12(金) 22:24:31
甲子園ボウル、カギ握る2人の3年生 関学大―日大アメリカンフットボールの大学日本一を決める第69回甲子園ボウル(全日本大学選手権決勝)が14日、阪神甲子園球場でキックオフを迎える。4連覇を狙う西日本代表の関学大(関西)と、24年ぶりの頂点を目指す東日本代表の日大(関東)が2年連続でぶつかる。3年生ながら勝負のカギを握る2人を紹介する。

■「僕らOLが勝たせます」関学大・橋本亮

 2012年の正月。大阪府立豊中高3年の橋本亮は、ライスボウルをテレビ観戦していた。入学の決まっていた関学大がオービックに14―3とリードして前半終了。自然と涙が出てきた。「オレ、こんなすごいチームでやれるんや」

18名無しさん:2014/12/12(金) 22:26:18
アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「第69回甲子園ボウル」(14日、甲子園球場)に向け、4連覇を目指す西日本代表の関学大(関西)が12日、試合会場での練習を公開した。

 主将のRB鷺野は「学生日本一を決める大会。絶対に勝たないといけないと思っている」と意気込み、QBの斎藤は「パス成功率は80%以上、パスで最低2本のTDを取りたい」と目標を口にした。

 24年ぶりの頂点を狙う東日本代表の日大(関東)との名門対決は2年連続28度目。同じ顔合わせだった昨年は23−9で勝ったが、甲子園ボウルでの対戦成績は日大の16勝9敗2分け。鳥内監督は「日大は個人能力が高い選手が多いチーム。斎藤があわてずにプレーできるかがポイント」と話した。

19名無しさん:2014/12/12(金) 22:42:59
盤石のゲームプランで聖地4連勝へ
積極的な攻撃にも期待

今季も関西学生リーグを制覇し、通算54度目の優勝を決めた関学大。西日本代表校決定戦でも名城大を一蹴、4年連続で甲子園ボウルへと駒を進めた。

近年安定した強さを見せている関学大だが、昨年に比べてみると攻守のバランスに違いが見てとれる。スキルポジションに入れ替わりが少なかったオフェンスはさらに進化し、果敢に得点を狙うプレーコールが増えている。昨年は確実な攻撃を選択していたが、今年はオフェンスで打ち勝つという印象が強い。

関西学生リーグ全体でのスタッツも、獲得ヤード2740ヤード、272得点と頭一つ抜けた数字となっている。ランではRB鷺野、橋本らの突破力ある選手を揃え、ロングゲインも期待できる陣容。パスではWR横山、木下ら信頼できるレシーバー陣へのミドルパス攻撃が主軸となるが、今回は大型ターゲットWR木戸、大園への一発も繰り出すことが予想される。QB斎藤は、強肩と豊富な試合経験を活かして多彩な攻撃を展開する。特に今季はプレーが崩れても落ち着いてキープし、ゲインに繋げており、日大守備陣はかなり手を焼くだろう。

この積極的な攻撃を下支えするのが、OLユニット。今季スターターが大きく入れ替わったが、シーズンを通じてボールキャリアーをしっかりと防衛している。関学大OLは体格よりも機動力に特徴があり、またクレバーでもあるため、大舞台でも安定したブロック、パスプロテクションが見られそう。日大の攻撃も破壊力があるため、点の取り合いになる試合展開も予想される。

一方のディフェンスは、絶対的な守護神が不在となるも、変幻自在な守備で相手のドライブを断ち切る。DLではチーム随一のパワーを誇るDL松本に注目。LBは小野、山岸、作道の最強トリオが布陣し、的確なプレーリードでビックプレーを量産する。DBについても、最上級生でユニットを引っ張る国吉や、試合をひっくり返す一発を秘めた田中、1年生ながらセンス抜群の小椋、ボールへの嗅覚が光る小池とタレント揃いである。特にエンドゾーン手前では見事な集中力を誇り、関西大との試合では深く陣地を進行されるもTDを阻止している。
また立命大との試合では、それまでと全く違った守備を展開し、立命大オフェンスチームのTDを0に抑えている。甲子園でも、果敢なブリッツやスラントなど、オフェンスのゲームプランを崩すシナリオが予想される。

スペシャルチームも攻守と遜色ない仕上がり。K三輪は今季FG7本を全て成功させており、調整は万全。昨年の不調から見事に返り咲き、飛距離、安定性ともに信頼のおける戦力である。このほか、立命大戦でも飛び出したビッグリターン、スピードとタックルで魅せるカバーチームなど、細部にまで強さを発揮している。

今年は4連覇がかかる関学大。49回目の聖地で、一体どんなドラマを演じるのか。激戦必至の赤と青の伝統の一戦で、蒼き戦士達の躍動に注目である。

20名無しさん:2014/12/12(金) 22:45:14
DB#10田中 雄大(3年)
チーム内外からビックプレーメーカーの呼び声高い田中。今年3年時であるが、堂に入ったプレーぶりを見せている。彼の特徴は思い切りの良さ。決してギャンブルではない鋭い読みでのインターセプト、好タックルを生み出す。予想を超えるスピードでボールに反応し、相手校の勝負手を沈める。田中の一発タックルで攻撃陣の士気を削ぎ、モメンタムを引き寄せられるのが強みだ。
今年は春のシーズンから随時試合に出場。下級生らの成長もめまぐるしい中、それ以上に存在感を示したのが田中であった。オープンへのラン、パスに対して、一撃で仕留める姿が印象的である。ランプレーへの反応では、フロント陣が止めきれなかったプレーでも、ロングゲインを許すことなく的確にタックルを入れている。最終防衛ラインとして、相手の地上戦を阻む。タックルも破壊力があるため、ソロタックルあるいはファンブルフォースも、彼の見せ場となってくる。
また競り合いにも強く、177cm、72kgのシャープな体格と相まって、俊敏で芯の強いディフェンスを見せる。日大のパッシングオフェンスに対しても、十分対抗できるだろう。大型でスピードもある日大WR陣との戦いにも目が離せない。
また今季は、立命大戦でビッグリターンを決めている。試合開始早々の場面で一気に敵陣へボールを運び、先制点に貢献した。彼の持ち前の闘志は、ディフェンスだけでなくスペシャルチームでも大いにプラスとなる。
今季の赤と青の一戦は、先取点が重要と予想され、そのためにはキックオフリターンでまずモメンタムを引き寄せたいところ。当然警戒されるポジションだが、リターナーとしても試合を決める活躍を期待する。
ここ一番で欲しいプレーを出すのが田中雄大である。今年の甲子園ボウルは、接戦が予想されるため、彼の一撃で関学の流れに持っていきたい。

21名無しさん:2014/12/12(金) 22:45:44
DL#52松本 栄一郎(2年)
 ここ数年、関学のDLは、梶原(現パナソニック)、池永(現アシスタントコーチ)ら、180センチを超す大型選手を中心に組まれてきた。しかし今季は中心選手が抜け、ディフェンス力の低下も危惧されたが、岡部、安田、そしてこの松本という175センチ前後の3人がディフェンスの第1線で奮闘してきた。
 松本は関学中時代に勧誘されてタッチフットボールを始めた。当時から体が大きかったため、DLの真ん中でプレー。高等部時代は3年のときに全国選手権大会のクリスマスボウルに出場し、早大学院に敗れたもののしっかり結果を残し大学に進学した。
 大学では層が厚かったにも関わらず試合に出場する機会を得た。試合経験を積む中でスピードの必要性も感じ、サイズアップするよりも体を引き締めた。昨年の甲子園ボウルにも出場し、多くの経験を得ることができたという。
松本の魅力は1対1の当たりに強いことだ。大型OLをそろえる立命大を相手にしても当たり負けることはなかった。それどころか、OL2人のブロックをかき分けてQBにプレッシャーをかけるなど、その怪力ぶりを知らしめた。ランプレーでも、相手OLが松本のブロックに手こずるため、LBがフリーで動くことができるなど、数字に表れない活躍を見せる。また喜怒哀楽をあまり表情に見せず、終始マイペースで相手の攻撃意欲を削いでしまう。
松本の成長は、毎日の練習で池永アシスタントコーチがきっちりと指導できていることも大きい。同じ2年の安田とともに、多くのことを吸収できているのだろう。
鳥内監督は、ディフェンスでキーとなる選手の一人に「真ん中の選手」の一人として松本の名を挙げた。試合で経験を積むごとに、フットボールへの理解を深めている松本。LBの小野とともに真ん中は通さないディフェンスをしっかり展開してくれそうだ。

22名無しさん:2014/12/12(金) 22:46:24
LB#57小野 耕平(4年・副将)
LBとして1年時からスターターを張る小野。プレーへの素早い反応と的確なタックルで相手校を仕留める。ボールへのパシュートは抜群で、強豪との一戦でもソロタックルを連発し、攻撃陣を沈黙させる。キャリアーに襲い掛かり、ロスヤードにも仕留めている場面も多くみられた。
今季はシーズンを通じて、中央付近のランやショートパスへのプレッシャーが強力で、相手校の攻撃を阻んできた。甲子園でも、日大の軸となるプレーを封じることで、ドライブを最小限に留めたいところ。ダイブプレーやオフタックルなどの守りには小野が欠かせない存在になっており、能力の高いLB陣の中でも特に日大は脅威と感じているだろう。
またパスへの読みも鋭く、京都大や立命大戦でインターセプトを記録。パスシチュエーションでの中央ミドルパスに対しては、ほぼ小野がカバーしており、日大はかなりコースが制限される。
精神面でもチームの主柱として大役をこなしている。立命大との一戦を前に、最も危機感を持って練習に励み、守備陣を鼓舞し続けたのが小野である。鳥内監督も「彼がいたからこそ安定した守備が展開できた」と話すように、立命大攻撃を十分に分析し、その強さを感じたうえで、どうすれば封じ込められるかに全力を注いだ。
結果として、関学大守備は今季見たことがないぐらい強力に機能した。それまで各人のプレーリードで防ぐ守備から、積極的なブリッツを多用し、要所で相手の攻撃を抑え込んだのである。これにより、立命大のゲームプランは崩れ、関学大は立命大攻撃陣からTDを奪われることなく勝利した。この試合で、小野自身も大いに暴れまわり、その存在感を改めて思い知らされることとなった。
フィールドを縦横無尽に駆け回り、関学大の鉄壁を担う小野の活躍がどこまで見られるか。勝利へのキーマンとして是非注目してほしい。

23名無しさん:2014/12/12(金) 22:46:54
QB#11斎藤 圭(4年)
 昨年からスターターを務める斎藤。リーグ戦では113回パスを投げて67回成功、パス成功率は59.3パーセント、854ヤードを稼ぎだし、関西学生リーグの優秀攻撃選手に2年連続して選ばれた。甲子園ボウルでもそのパス能力の高さを見せつけたいところだ。
 しかし、リーグ最終節の立命大戦では、25回パスを投げて13回の成功ながら獲得できたのはわずか81ヤード。さらにインターセプトを3度されてしまうなど、立命大の強力なディフェンスが相手とはいえ、若干不安な面も残る。
 最終学年を迎えた斎藤が一番変わったところは、プレーをよく考えるようになり、責任感を持ってオフェンスを引っ張るようになってきたこと。昨年はあと1ヤード進めばダウン更新という場面でも、手前でサイドラインを割ってしまうようなプレーが見受けられた。しかし今季は冷静に判断できており、もともと能力の高かったパスもきっちり決めることができている。
 ただ、やはり関学大で2年目のスターターを務め、ライスボウルでの勝利が最終目標であるならさらに上を目指したい。斎藤に求められるのは、パッケージされたパスはもちろん、そのパッケージが崩れてしまったときのWRとの呼吸だ。相手ディフェンスからプレッシャーを受け、QBがスクランブルしたとき、どこのWRがフリーでパスターゲットに成り得るかを瞬時に判断することが、甲子園、そしてその先のライスボウルで出来たなら一流のQBの仲間入りとなる。
 甲子園ボウル前の記者会見で鳥内監督は、キーになるオフェンスの選手について「甲子園では個人技が必要となる」とし、鷺野とともに、斎藤の名前を挙げた。きれいなパスも個人技だが、QB自らが走って相手ディフェンスをブレイクする個人技を求めているのに他ならない。
 無駄なインターセプトを食らわず、1ヤードでも前に出るという積極性を見せることで、日大ディフェンスをブレイクする新しい斎藤に出会える試合になってほしい。

24名無しさん:2014/12/12(金) 22:47:49
RB#28鷺野 聡(4年・主将)
 今季、44回のキャリーで380ヤードを獲得。1回のランで平均8.6ヤードを稼ぎ、TDも7本奪うなど、前評判通りにしっかり結果を残した鷺野。ラッシング部門で1位に輝き、松葉杯(関西学生リーグ最優秀選手)にも選ばれた。
大学入学当時、主将を務めていたのが同じRBの松岡正樹。RBというフィールドに常にいないポジションながら、近年でも特に評価の高い主将の下で1年間背中を見続けた。2年時はU19世界選手権の日本代表チームに選出され主将も務めた。3年ではエースRBとしてリーグ戦で平均8.3ヤードを走り、ランプレーの要として、オフェンスになくてはならない存在になった。そして4年を迎え、常に意識してきた松岡と同じように主将の道を選んだ。
鷺野は1年から試合に出て、ビッグランを見せることも多く、印象に残る走りを見せてきたように思えるが、ビッグゲームの勝負所での起用は見送られることが多かった。その理由は、1発のタックルやファンブルで落ち込んでしまい、その後のプレーに支障が出てしまうほど、気分にムラがある選手だったからだ。
その不安を解消すべく、トレーニングに打ち込み当たりに強くなった。これまでは体重が軽く、DLに引っかけられただけで倒れてしまうこともあったが、タックルをされても前に倒れて、最低3ヤードは稼ぐ走りを見せるようになった。また弱いとされていた精神面も、主将としてチームを鼓舞することで、一皮むけたと評価されるほどになった。
「しっかりゲイン(前進)してTDを取る。ビッグゲームで点を取るのがスターターで4年の責任。パスプレーのときでも泥臭くプレーしたい」と話す。「ビッグゲームで点を取る」というコメントの中に、この4年間の集大成として、全信頼をコーチから寄せられてプレーをするのだという意気込みを感じることができる。
QB斎藤がパスを展開するためにも欠かせないのがランでの前進。勝負所でのビッグランで、鷺野の4年間のすべてを見せつけたい。

25名無しさん:2014/12/12(金) 22:48:20
WR#88木戸崇斗(4年)
 チームの誰もが認めるトップアスリート。2年前のエースRB望月(現オービック)が次々とディフェンスをなぎ倒して走る体幹の強さを見せたが、関係者によるとそれ以上の強さを持ち合わせる。WRの正確なブロックはゲインをさらに積み上げる要素の一つだけに、木戸の存在は大きい。チーム随一の俊足、キャッチ、コース取りなど、どれをとってもオフェンスナンバーワンの素質を持ち合わせる。
 しかし、今季はコンディション調整が上手くいかず満足できる結果が残せていない。秋季リーグには3試合の出場で、パスキャッチもわずか4回、61ヤードの獲得にとどまっている。「ビッグプレーで自分が流れを作りたい」と、体調を整えて挑んだはずの大一番・立命大戦で、TDを狙ったロングパスにあと一歩届かずキャッチ出来なかった。またパントキャッチでもミスを犯すなど、木戸らしからぬプレーぶり。ロングパスをいつものようにキャッチできておれば、粘る立命大を突き放す展開にもなっていただけに、もったいないプレーとなった。
 実は木戸は、立命大戦では2年、3年のときもあまり良いプレーを見せることができていない。しかし、期待が持てるのが甲子園ボウルでの成績。2年、3年と続けて2TDずつ奪う活躍を見せており、今年は満足な結果を残せていない木戸にとって、存在感を示す絶好のチャンスなのだ。またチームはキッキングチームの練習にも時間を費やし、大きくリターンすることも多いだけに、パントリターナーとしてもビッグリターンを見せたいところだ。
 「この秋はあまり出ていないこともあったので、コミュニケーションを取りながら頑張っている」という木戸。卒業後もフットボールを続けるというトップアスリートが挑む学生との最後の戦い。大舞台の最も似合う男がこれまでのうっ憤を晴らし大暴れすることができれば、関学の圧勝も間違いないだろう。

26名無しさん:2014/12/12(金) 22:51:58
群雄割拠のトップ8を勝ち抜いたチーム力
2014年リーグ戦の激闘を振り返る

東日本代表として日本大学フェニックスが、1990年以来24年ぶりとなる甲子園ボウルへの2年連続出場を果たした。
今シーズンから関東学生リーグは、これまでの並列2ブロック制からトップ8、ビッグ8の縦列に編成替えをした。トップ8には日大をはじめ甲子園ボウル優勝経験のある法政大、古豪・明治大、昨年4位と躍進した立教大、慶應大、早稲田大、中央大、日体大と、強豪8校が居並んだ。そのなかで日大は順当に勝ち星を重ねていった。

初戦の日体大には、各Qともに得点をあげ56−14で下す。続く中央大戦でも全Qで得点を奪い、27−0と初完封で2勝目。
3戦目の相手は、リーグ戦で第一関門である早稲田大。第1Q、先制TDを奪われたものの、冷静に攻撃を展開させ第2Qに同点に持ち込む。後半、試合は膠着状態に。そして最終Qの残り時間8分52秒に、RB高口が2ヤードを飛び込みTD。この得点が決勝点となり14−7で3連勝。
この試合で日大がみせたのは勝利を得るために決して慌てず、奇策を用いず、普段通りのプレーをじっくり重ねる姿だった。なかでも守備陣は、早稲田大の1年生ながら好QB坂梨のパスに手こずった。そのなかでDB森が、右サイドぎりぎりに投げられたTD狙いのパスを見事なまでの反応で叩き落とした。
また早稲田大攻撃陣のスペシャルプレーにも守備が組織的に対応して、ゲインを許さなかった。まさに個人技と組織プレーがうまく連動した一戦だった。

続く第2関門、慶応大戦でも勝利を引き寄せるプレーがあった。K有輪がFGを狙った際、キッキングユニットはじっくりと構えて慶応大守備陣に対峙した。焦る慶応大守備陣が反則を取られ、日大はファーストダウンを更新。このチャンスをきっちりとTDに結び付けた。その後もTDを重ね、結局63−20の大差で4連勝とした。
今季調子の上がらない立教大戦では、攻守ともに相手を圧倒。66−0と2度目の完封と今季最多得点試合とした。明治大戦も同様に37−7と連勝記録を延ばす。

27名無しさん:2014/12/12(金) 22:52:30
そして迎えた最終戦。関東連覇を賭けての天王山は、やはり法政大との全勝対決となった。
日大は幸運にも第1Q2分28秒に、法政大の4thダウンからのスペシャルプレーをファンブルロストに。ハーフウェーライン上から攻撃を開始。WR西村へのパスとRB高口のランで法政大陣7ヤードへと前進。ここでRB竹内がランで先制TDをあげる。続いてK有輪が35ヤードのFGを決め、10−0とリードを広げる。
しかし、法政大もQB近藤の8ヤードTDランで7−10と追いすがる。
その後、日大は自陣8ヤードからの攻撃をパス中心に攻め、敵陣15ヤードまで進撃。ここで春はスターターだったが、リーグ戦からはQB高橋のバックアップとなったQB西澤が登場。自慢の脚力を生かし、RBへのフェイクで法政大守備陣が流れ、隙間できたところを走り抜きTD。貴重な追加点をあげた。
「先発の座を譲ったことは、悔しかった。でも腐ってはいけないと言い聞かせ、チームの勝利に貢献することを考えた」(QB西澤)という結果のTDだった。

後半に入って、第3Q5分4秒に法政大は、QB鈴木が3ヤードを走りTD。14−17と3点差に迫る。
そして第4Qにビッグプレーが飛び出した。法政大が日大陣5ヤードまで攻め込む全体絶命のピンチ。ここでLB趙が「スペシャルプレーがくる」と直感から、パサーに突進。見事に仕留めて13ヤードのロスに仕留める。昨年は1年生ながらリーグトップのQBサック数を誇った趙だが、今年はインサイドにポジションが代わり、手探り状態だった。「このタックルで吹っ切れました」と完全復活宣言。
この激戦ではスターターだけではなく、選手全員が勝利に対するどん欲な意識を持ち、チームワークで法政大を2年連続で倒した。
東北大との東日本代表校決定戦では、得意のパッシング攻撃が冴え、63−6と圧勝。激闘続きの試合を乗り越え、2年連続33回目の甲子園ボウル出場を手にしたフェニックス。
「去年(敗戦)の悔しさを思って1年間、練習を重ねてきた。甲子園では、関学大と真っ向勝負して倒します」と主将DL宮田は静かなる闘志を燃やしている。

28名無しさん:2014/12/12(金) 22:53:53
日大
QB#18高橋 遼平(2年)
ルーキーイヤーの昨年、伝統校・日大のQBとして鮮烈なデビューを果たした高橋。しかし聖地甲子園で浴びた洗礼は凄まじく、決してイメージ通りのプレーはできなかった。その悔しさをバネにして成長を続け、一回り大きくなって甲子園へと還ってきた。
 今季はリーグが再編成され、強豪校同士の対戦が増えた関東学生リーグ。昨年よりも激しい試合が増えたが、そのなかでも高橋は昨年の経験を活かし、2年生とは思えない安定したプレーで白星を重ねてきた。リーグ戦序盤こそ西澤と併用される機会が続いたが、リーグ山場の早大戦、法政大戦では、ほぼ一人でクオーターバッキングを行い、チームを勝利に導いてきた。
特に法政大戦では、最初の攻撃シリーズで思い切りのよいパスプレーからTDに繋げ、幸先良い先制点を挙げた。途中攻めあぐねる場面もあったが、冷静にプレーを続けて、難敵との厳しい戦いを制した。結果として、関東学生TOP8のチーム記録で、唯一パス獲得2000ヤード超えを果たした。
 甲子園ボウルでは、昨年同様に関学との対戦となった。関西学生リーグ4連覇の関学は、昨年同様に強固なディフェンスを擁している。前回のようにDL陣のパスラッシュの前に高橋が屈することがあれば、勝利を掴むことは困難になる。しかしリーグ戦でも見せたように、パスプロテクションが崩されても冷静なプレーを続けることができれば、大きく勝利に近づく。
2度目の甲子園、パスアタックにさらなる磨きをかけた高橋が、WR岩松、西村ら関東屈指のレシーバー陣に、鋭くパスを通して蒼い壁を次々と切り裂いていくとき、成長を遂げた小さな巨人がその腕で、フェニックスを勝利に導くことだろう。

29名無しさん:2014/12/12(金) 22:54:46
RB#34高口 和起(3年)
関西勢に比べてスピード派のRBが多い関東学生リーグ。その中でどちらかというと関西勢に近いパワー派のRBとしてフェニックスを甲子園に導いた高口。一瞬でエンドゾーンまで駆け抜ける派手さはないが、QBから託されたボールを死守し、OLのこじ開けたわずかな穴から突破。相手の激しいタックルを浴びながらも力強く前に運び、日大ランニングアタックの大黒柱としてプレーを続けている。
今季の日大は、看板のパスアタックが機能し、毎試合大量得点を重ねてきた。しかしリーグ戦で強豪校と対戦する際は、どのチームも相手も対策を練ってくる。そうした中で重要になってくるのがランニングアタックだ。
パスが手詰まりになった展開でも、ランで着実にゲインができればチーム全体としてボールを前に運ぶことができる。
法政大とのリーグ最終節でも、後半はパスが不発になり、攻撃が手詰まりになる時間帯があった。しかし高口らの粘り強いランプレーで着実に陣地を進めた。この試合ではボール所有時間でも法政大を上回り、接戦での勝利に大きく貢献をした。
 迎える甲子園ボウルでも、リーグ戦終盤のように、パスを封じられた際のランプレーが鍵となる。関学の強力ディフェンスを攻略するためには、ランプレーでのノーゲインやターンオーバーは許されない。高口の力強いランプレーで活路を見出し、そこからオフェンスの選択肢を広げて行きたい。
 高口は昨年の甲子園ボウルで、孤軍奮闘し敢闘賞を受賞した。高口がリーグ戦のようなプレーを続けることができれば、敢闘賞だけでは、チームを日本一の栄冠に導くことができるだろう。

30名無しさん:2014/12/12(金) 22:55:31
DB#9森 亮輔(4年)
 今シーズンより1部リーグを再編し、上位8チームによるTOP8の優勝校が、全日本大学選手権に出場することになった関東学生リーグ。2年連続で関東を制覇し、甲子園ボウルまで進んだ日大にとっても決して楽な試合ばかりではなかった。特に第3節の早大戦は1TD差で終盤へもつれ込んだ。その状況の中で、エンドゾーンを狙った早大のパスをあわやインターセプトというプレーでパスカット、チームを救ったのが森である。
「ランが止まらず苦戦した」とこの試合を振り返った森だが、1インターセプト、2パスカットと、最後の砦としてエンドゾーンを守った。森の活躍で全勝をキープした日大は、続く慶大戦に快勝。続く立教大、明治大戦にも連勝。全勝同士の優勝決定戦となったリーグ最終戦、法政大戦を迎える。「(法大は)他とは違う雰囲気がある。昨年は勝利しているが、今年も挑戦者の気持ちで臨んだ」と森が語るこの試合も接戦となったが、法政大攻撃を2TDに抑えた守備陣の活躍が関東連覇の原動力となった。
 チームとしても、パス喪失ヤードは972ヤードとリーグ最少、9個のインターセプトを奪っている日大守備陣だが、「ウチのレシーバーは強いのでいい練習ができている」と、森は語る。2年連続の対戦となる関学の印象を聞くと「毎年強いが、今年はOLがいい。QBの斉藤は個人の力でパスを決めてくるし、レシーバーもいい」と警戒を怠らない。
日大の内田監督は「このままでは勝負にならない。この2週間でいかに上積みができるか」と、甲子園ボウル出場を決めた直後に危機感を露わにした。
関東屈指の陣容を誇る攻撃陣との日々の練習で鍛えあげられた自信を胸に、甲子園ボウルに向かう森のチームを救うプレーが出れば、日大の24年ぶりの王座が見えてくる。

31名無しさん:2014/12/12(金) 22:56:09
DL#90宮田 直人(4年・主将)
「高橋宏明助監督、森琢ヘッドコーチがチームをいい方向にもっていってくれ、それを3、4年生が支えてチーム力が向上した。そのなかでも、春から今季を通じて宮田主将が一番伸びた選手」と、内田正人監督が高く評価する。
関東学生リーグでロスタックル回数が昨年は5回だったが、今季は倍の10回をあげ、リーグ1位。またファンブルフォースも昨年はゼロだったが、今季は2回記録している。この記録は、宮田がどれだけ日大守備陣の要として、リーグ戦でいかに活躍したかを現している。
特に2回のファンブルフォースは、全勝対決となったリーグ最終節・法政大との一戦で記録したもの。法政大から日大守備陣が奪った4回のロスタックル中2回を宮田が奪い、いずれもファンブルフォースに仕留めた。地味なプレーだが、関東2連覇の影の立役者といえる。
連覇は、大きな目標である「日本一」へのひとつ過程。昨年を超えるさらなる一歩を踏み出すため「今季はミーティング時間を増やした。部員数が多く、1年から4年までのコミュニケーションをとるため、部員一人一人に積極的に声をかけあってチームとしての意識を植え付けた」という。
甲子園ボウルで2年連続対戦する関学に対して、「挑戦権を獲得できてうれしい。自分たちが関学のプレーを徹底に止める。そしてミスにつけ込みたい。課題だった得点力が昨年より向上している。それだけに守備から攻撃につなげ、得点する流れを作り出していきたい」と話す宮田。「昨年はFG1本、最後にTDをとっただけ。今回はTDを取って勝つことを追求したい」と強く宣言する。
宿敵・関学には2007年、2011年、2013年と甲子園ボウルで対戦し、1度も勝てていない。守護神であり、チームをまとめる宮田の情熱が、24年ぶりの栄冠を引き寄せる。

32名無しさん:2014/12/12(金) 22:56:39
LB#33趙 翔来(2年)
昨年は新人ながらリーグ戦で6回のQBサックを奪い、リーグ1位の成績を残したアスリート。「アグレッシブで能力の高い選手。加えてリーダーシップもある。うちにとって大事なメンバー」(森琢ヘッドコーチ)ということもあって、今季はアウトサイドからインサイドに転向した。
「昨年は自由に動かせてもらっていた。でも今季はフィールド全体をみながら動くポジションなので、やりずらさがかなりあった」と新しく任されたポジションに馴染むのに時間がかかった。そこで同ポジションでコンビを組む副将LB佐藤にプレーに関するあらゆる悩みを相談し、アドバイスをもらった。リーグ戦終盤になって「だいぶ慣れてきた」という。
全勝対決となった法政大、同点のピンチに昨年並みの彼らしいビッグプレーをみせた。法政大が日大陣6ヤードからの攻撃。リバースプレーからパスを投げようとした法政大WR恒吉に襲い掛かり、13ヤードのロスタックルに仕留めた。「あのタックル一発で吹っ切れたし、自信にもなった。昨年は結構の思いっきりのいい、気持ちいいタックルがあったから」と、趙自身が持つ本来の強烈なタックルがやっと蘇ってきた。
昨年の甲子園ボウルは初めての関西遠征だったこともあって、何もわからないうちに終わったという。「甲子園ボウルでの僕の仕事は、関学攻撃のキーであるRB陣を止めること。そのために自分たちがしっかり準備できるかが、ポイントだと思う」。若き不死鳥が甲子園球場を縦横無尽に暴れ回れば、24年ぶりの栄冠も見えてくる。

WR#22岩松 慶将(3年)
 エースレシーバー松尾が抜けて、戦力ダウンといわれた今年の日大レシーバー陣。その中で「僕と西村ら3年生主体で強いチームを作る」と決意した岩松。
 岩松は昨年、法政大と戦った関東大学選手権で、QB高橋からのパスをキャッチして66ヤード独走の逆転TDを奪うビッグプレーで、2年ぶりの関東制覇に貢献。同大会の最優秀選手に選ばれたほど能力の高い選手。
「今年は昨年以上にQB高橋とレシーバー陣との信頼関係ができ、ここに投げてくれるという段階まできている。練習では高橋のパスが乱れた時、プレー後じっくりと話し合って修正を重ね、完璧なプレーを目指してきた。また寮では作戦面などコミュニケーションを取り合って完成度を向上させてきた。貪欲にやってきた」と自信をみせる。
 その甲斐もあって岩松は、絶対エース松尾の残した成績にはTD数、獲得ヤードなどは及ばなかったものの、関東学生リーグTOP8レシーバー部門1位の成績をあげた。そして関東学生リーグ最優秀選手に選出された。
 法政大との関東学生リーグ最終戦、東北大との東日本代表校決定戦と、2試合連続TDキャッチはないが、日大のエースレシーバーナンバー「22」を松尾から受け継いだ岩松は、試合の要所でチームを救うプレーをみせている。
 昨年の甲子園ボウルでは、甲子園球場の雰囲気と関学の応援団に圧倒され、「コテンパンにやられた」と振り返る。「ずっと打倒KGを考えてきた。西村とともに経験もあるし、落ち着いてプレーできると思う。チーム力、組織力があって隙がない関学守備陣、でも決してうちの攻撃陣は劣っていない。僕たちレシーバーが関学大守備陣を切り崩して、絶対に勝つ」と力強く宣言した。

33名無しさん:2014/12/14(日) 16:20:35
関学55−10日大 楽勝でした。 地上波でやってほしかった。
NHK宣伝になったのに。

34名無しさん:2014/12/14(日) 16:26:32
関学大が4連覇 日大に圧勝、27度目の栄冠





 アメリカンフットボールの大学日本一を決める全日本大学選手権決勝の「甲子園ボウル」は14日、甲子園球場で行われ、関学大(関西)が日大(関東)に55−10で大勝して4年連続27度目の優勝を果たした。

35名無しさん:2014/12/15(月) 09:09:34
甲子園ボウルの前哨戦、東京ボウルの結果
で今日の結果は予測済み。
日大、法政どっこいどつこい。
関西2強と関東2強のレベルが、明らかに違う。

関学の今日の試合は、関西リーグでいえば、
前半戦の下位校との試合と同じ内容で推移。
4Qには、はや下級生主体にメンバーチェンジ。
ポン吉ちゃんの言う来年以降のメンバーになるも、
得点は続く、失点はなし。
結局、関学に一番健闘したのは、一に関大、二に立命だった。

36名無しさん:2014/12/15(月) 09:47:34
アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「第69回パナソニック杯毎日甲子園ボウル」は甲子園球場で行われ、24年ぶりの優勝に挑んだ東日本代表の日大(関東)は西日本代表の関学大(関西)に10―55で敗れた。関学大は4年連続27度目の優勝。来年1月3日の日本選手権ライスボウル(東京ドーム)で社会人王者と対戦する。年間最優秀選手に贈られるミルズ杯はこの日3TDをマークした関学大主将のRB鷺野、甲子園ボウル最優秀選手は橋本誠が選ばれた。

 聖地で屈辱にまみれた。90年以来の勝利どころか、日大史上ワーストの55失点で大敗。「完敗です」と内田監督が脱帽すれば、DLの宮田主将も「点差以上に実力差があった。実力不足」と言葉を絞り出した。

 挑戦者の意識が強すぎたのか、本来の形を見失った。関西のリーグ戦で立命大が関学大を21失点に抑えたDF陣を模してDF隊形を変えたが、最初のシリーズからズルズルと後退。中央を突破されて立て続けにTDを許す最悪の展開となった。

 攻撃も後手に回った。「高橋は分析力があるから一度見せてからと思った」と指揮官は先発に昨年の甲子園ボウルを経験した2年生QBの高橋ではなく、西沢を起用。関学大の裏をかく狙いもあったが、第1Qを任された西沢がランで獲得したのは9ヤード、パスは2本通っただけ。第2Qから司令塔の位置に立った高橋がリズムを引き寄せたものの、序盤の大量失点が最後まで尾を引いた。

 「来年はWRも残っている。パスで勝てるオフェンスを」と高橋。3年生以下が先発の大半を占めた中、雪辱を誓った。

37名無しさん:2014/12/17(水) 12:19:02
アメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯「第68回ライスボウル」(1月3日、東京ドーム)の記者発表が16日、都内で行われた。

 対戦は、初出場で王座を狙う富士通フロンティアーズと、4年連続10回目の出場で13年ぶり2度目の日本一を目指す関西学院大学ファイターズ。5年連続で社会人が勝利しているが、今回はどんな結果になるか、初対決に注目が集まる。

 富士通・藤田智ヘッドコーチ(47)は「選手のクセ、シグナルはバレているので、コーチ同士の戦いでは分がない。ど根性フットボールで戦いたい」と真っ向勝負の構え。一方、関学大・鳥内秀晃監督(56)は「(富士通は)外国人選手が多いので、10プレーだけとか制限してほしい」とお得意のジョークで笑わせた後、「選手たちが社会人を倒すと言っているので、それがかなうようにやる」と気合を入れた。

【大会ガイド】

38名無しさん:2014/12/17(水) 16:25:31
第68回ライスボウルの記者発表会が16日、都内で行われた。甲子園ボウル4連覇を果たした学生代表の関学大と、エックスボウルを初制覇した社会人代表の富士通が、来年1月3日に対戦する。

 4年連続の出場となる関学大のRB鷺野聡主将(4年)は、富士通について「えたいが知れないすごさがある」と、13年ぶりの日本一へ向け警戒心をあらわにした。

 過去3年連続でオービックと対戦し、いずれも苦杯をなめた関学大。今回の対戦相手は富士通だが、鷺野は「オービックさんを倒して優勝してきたチーム。テレビで見てたが、個人技がすごい。むちゃくちゃ警戒している」と心境を語った。相手はQBキャメロンをはじめ強力な選手がそろうが「全員がイメージを共有して戦う」と、チーム一丸となって立ち向かう姿勢を強調した。

 4年間、学生相手に無敗を誇るチームをけん引し、今年は甲子園ボウル年間MVPも獲得した鷺野。「絶対に勝ってやるんだという気持ち」。悲願の日本一へ、4度目の挑戦で社会人最強チームを倒し、有終の美を飾る。

46名無しさん:2014/12/19(金) 13:03:40
アメフト初出場の富士通「光栄」 関学大は「社会人倒す」
 アメリカンフットボールの日本選手権に出場する(左から)富士通の今井主将、藤田智ヘッドコーチ、関学大の鳥内秀晃監督、鷺野主将=16日午後、東京都文京区
写真
 アメリカンフットボールの日本選手権「ライスボウル」(来年1月3日・東京ドーム)で対戦する社会人代表の富士通と学生代表の関学大が16日、東京都内で記者会見し、初出場で頂点を狙う富士通の藤田智ヘッドコーチは「出場できて光栄。関学大は上手な試合運びをするので、それにのまれないようにしたい」と意気込みを語った。

 関学大は4年連続の出場だが、過去3大会は社会人代表に敗れている。13年ぶり2度目の日本一に向け、鳥内秀晃監督は「うちはみんなが頑張らないと勝負にならない。社会人を倒すという決意でやっているので、それがかなうようにやるだけ」と力を込めた。

47名無しさん:2014/12/20(土) 13:51:00
残念ながら勝ち目はないなあ
帝京が東芝やサントリーに勝つよりはまだ少しは可能性があるんだろうが
関学が関立戦甲子園を経て尚隠し続けた手練手管の限りを尽くして
どこまでX王者に通用するのか以外見どころが無い

まだ関学が来年3月にやるプリンストン大との交流戦の方が興味深い
関学を通じてXリーグとアイビーリーグとの直近の力関係が推測出来るというもんだ
2001年の時点では25-27だったらしいが

アイビーみたいな弱いとことやるなとかいうなよ
アラバマとかオレゴンと試合したら死人がダース単位で出るわ

48名無しさん:2014/12/20(土) 13:51:31
前回のプリンストン戦は、関学にとってはプレシーズンというよりポスト
シーズンゲームだった(ライスと同メンバー)。
その一方で、尾崎の活躍でシーソーゲームに持ち込み、日本一へ手応えを
感じた試合でもあった。

プリンストンは「普通に」戦ったのでいい勝負になったが、体格差を前面に
押し立ててゴリゴリ来られればどうしようもなかったとは、試合後の関学
サイドの弁。

今シーズンのライスは、QBがボール持って走るだけでも止められそうに
ないが、それでもプリンストンよりはマシだろう。ライス、プリンストン
戦でいまの関学が目指しているものが形になって見えてくれば、と願う。

49名無しさん:2014/12/28(日) 04:21:28
 アメリカンフットボールの日本選手権「ライスボウル」が来年1月3日、東京ドームで行われる。初出場となる社会人代表の富士通と、4年連続10回目の出場となる関学大との初顔合わせ。強さと速さで上回る富士通に対し、関学大はプレーの緻密さで勝負する。関学大が勝てば、2002年以来、2度目の日本一となる。

 富士通の攻撃の中心はQBのキャメロン。社会人選手権での負傷が気になるが、米ルイジアナ工科大でプレー、2012年に全米大学体育協会(NCAA)の優秀QB賞に輝いた。米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)入りは逃したが、「肩の強さはレベルが違う」と関学大の鳥内監督。社会人選手権で4TDをあげ、最優秀選手になったゴードンの走りも要警戒だ。

 関学大は、格が上の相手に揺さぶりをかけ、本来の力を封じるという伝統の戦術で、富士通のリズムを崩していきたい。「ルールで許されている、全てのプレーをする」と関学大主将の鷺野。QBの斎藤は「富士通は組織としても完成されているが、戦える形はある。プレーを熟成する時間がある、学生の利点を生かしたい」と意気込む。

 これに対し、富士通の藤田ヘッドコーチは「関学大の土俵で試合をすると、まったく違う勝負になり、やられてしまう。(試合を)力勝負の土俵に戻し、力とスピードと根性で勝負する」と話す。富士通とすれば、攻守ともにライン戦に勝ち、仕掛けるすきを与えない展開としたい。

50名無しさん:2014/12/28(日) 04:29:39
昨年に引き続き、クリスマスにこの原稿を書いている。関西学院大ファイターズにも、富士通フロンティアーズにもクリスマスはない。勝たなければ、正月のめでたさも失われる。8月末に始まった日本のアメリカンフットボールは、来年1月3日に東京ドームで日本一を決める大一番、日本選手権「ライスボウル」を迎える。
 悲願の社会人王者となり初出場初優勝を狙う富士通・藤田智ヘッドコーチ(HC)と、4年連続出場で「打倒社会人」と2度目の王座を目指す関学大・鳥内秀晃監督の話を詳細な部分を含めて書き起こしてみた。

 <ライスボウル発表記者会見=12月16日>
Q:ライスボウルに向けて主力選手のコンディションは。
鳥内:西日本大会の決勝で副将の小野(耕平、LB)がけがをしたのだが、ライスボウルには間に合うと思う。ライスボウルにはほぼベストの状態で準備ができると思う。
藤田:何人か負傷者が出ている。QBのコービー・キャメロンもちょっと負傷をした。状況が僕の手元に入ってきていないのでこれから確認するところ。ちょっと時間があるのでライスボウルにはそろっていけるんじゃないかと思っている。

Q:相手の警戒する選手、自チームの活躍してほしい選手は。
鳥内:(警戒する選手は)QBのキャメロン選手、それにRBも。外国人いっぱいおるんでね。プレー制限してほしい。特別ルールで10プレーだけとか。フットボールが面白くなくなるんで。(活躍してほしい選手は)幹部含めて、4年生が皆頑張っていかないと勝負にならないんで。(過去)3年間負けて、今年のチームも「社会人を倒せ」と目の色が変わっている。それがかなうようにやるだけ。
藤田:(今季は)先が見えない状態で戦ってきたので、関西学院さんのことは全く分かっていない状況なので、なんとも申し上げられない。QBの斎藤君はウチのクラブ(富士通フラッグフットボールクラブ)の出身で、対戦が楽しみ。ただ、誰がということではなく関西学院さんはすごく上手なフットボールをするので、それにのまれないようにしなければ。ウチの選手で活躍してほしいのは、攻守のライン。ここがしっかりしていることがゲームの鍵だと思う。

51名無しさん:2014/12/28(日) 04:30:10
<一問一答>
▽富士通・藤田HC
Q:今季、壁を破ったチームの意識改革をより具体的に言うと。
A:僕らは誰一人として「これをしたら勝てる」という確信はなかった。わからないまま、「どうしたらいいんだろう」と考え、春から試行錯誤しながら来ているのが今の段階。(社会人王者になった)今でも確固たるものはない。

Q:準決勝で富士通が勝った相手、オービックの大橋さん(HC)は富士通の初優勝に「一皮むけたチームとそうでないチームの差」という答えだった。一皮むけたというのは藤田さんの言葉にすると。
A:それは他の方が見てそう思われることであって、我々自身は気付いていない。変わっているのかもしれないがわかっていない。そこに気が付くのは自分たちが一番遅い。結果が出たので、たぶん変わったのだろうなと。試合でちゃんと力を出せるのがうまいということ。技術があったとしても試合でそれが出せないとしたら、それは下手。技術をちゃんと発揮するためには心に惑わされている部分があると駄目。そういう意味で今季は、選手が自分のやるべき仕事に集中できているのが試合で力を出せている原因かなと思う。

Q:準決勝のオービック・シーガルズ戦で(第4クオーターに)3点差に詰め寄られたときにどう思ったか。
A:そういうときに「あー、あかんのかな」と思った段階で負けている。あとで試合を見直すと、いつもの負けパターンにはまりかけていた。だが、選手たちがそれに影響されなくなったことが今季一番進歩したところだと思う。それくらい、次に自分たちがやることに集中できていた。

Q:勝負弱さを克服できたのは。
A:今やることに集中すること。ここが大事だと思うから力が出ない。練習でも試合でも、いつも同じように大事だと思って、瞬間瞬間に集中することが自分の自信になる。
Q:オービックの大橋さんがよく「起きてしまったことにとらわれずに、今から起きることに意識を集中しろ」と言うが、似た部分があるように感じるが。
A:表現が違うだけで、同じことだと思う。今できることしか自分をコントロールできない。終わったことや、未来のことはなんともならない。今季始まる前に、どうしたら(4連覇の)オービックに勝てるのか、先が見えない、わからない中で、選手たちが唯一できることがそれだった。

52名無しさん:2014/12/28(日) 04:30:41
Q:ジャパンXボウルで勝った後も、ライスボウルに向けて盛り上がっていくぞというようなことを言わなかったのはそういう意味合いもあるのか。
A:選手たちはわからない。僕個人としては、以前(アサヒ飲料チャレンジャーズ時代に)勝った時のような「わーっ」という感じではない。

Q:社会人代表として、学生に負けるわけにはいかないという気持ちは。
A:それがまたプレッシャーになる。そういう状況で戦うには、(関学大は)表現がよくないですが「最悪の相手」。いちばん危険な相手だと思う。

Q:関学大の何が嫌なのか。
A:単純な力勝負にならない。関学さんの土俵で試合をしてしまうと、まったく違うところでの勝負になる。学生のトップ選手が集まっているので、どう考えても社会人の方がいい選手が多い。我々としては、(力勝負の)そこに土俵を戻さないといけない。むこうの土俵で戦ったら、我々くらいの能力ではやられる。関学の皆さんは「今回はオービックでなくてよかった」と思っているはずなので「これは日本一になるチャンスだ」と思っているはずですよ。そこに乗らずに、力とスピードと根性で勝負するしかない。関学にいろいろ仕掛けられるだろうし、いろいろな試合運びをされると思うので、試合の中で押さえないといけないポイントをしっかり持っておく。キャメロンの状態に関わらず、他のQBが出ても仕事はしてくれると思うし、その準備もする。

▽関学大・鳥内監督
Q:試合のシミュレーションは。
A:まだ全然できていない。今コーチ陣が(富士通の試合映像を)見ている。社会人はどこが来ても強い。一方的な試合にならないようにはしなければならない。ディフェンスが(富士通オフェンスを)ゼロで抑えるのは不可能なので。こちらがミスをしないで食らいついていきたい。

Q:今年のチームはライスボウルが目標だったのか。
A:それはちゃうねん。学生でたまたま勝っているから。負けていたらライス(ボウル)じゃない。関西学生を勝って、甲子園ボウルを勝って(学生王者になるのが)そんな簡単なことではない。せやけどあの学年は最後やしな。

53名無しさん:2014/12/28(日) 04:31:12
Q:ライスボウルはどんなプレーで戦うか。
A:持っている力を出すだけ。ビッグゲームでは持っている力を発揮できないことは多い。(甲子園ボウルの)日大もそうだし、立命館もそうだし。我々はそこでちゃんと戦えた。

Q:力を出すためにコーチとしてやっていることは。
A:ネガティブに考えないこと。「自分のせいで」というふうにならずに、自分のプレーをしてくれることが一番だ。

Q:2002年にライスボウルで戦ったときの藤田HC(当時はアサヒ飲料)の印象は。
A:あの年齢(当時34歳)で、前年もライスボウルに勝っていて、ちゃんとコーチをやっていた。人を使うのがうまいという印象。

Q:自分たちの戦略、自分たちのペースで戦えるか。
A:我々のデザイン通りにいけたらいいのだが、あの外国人のDE(オースティン・フリン)とか、日本人の選手もみなすごい。デザインを発揮する前に潰されたら終わりだ。そのデザインはもっと練っていくのだが。やっても無駄なプレー、個人能力で止められてしまうプレーもあるだろうから、それを排除していきながら考えていかなければしょうがない。

Q:オービックに肉薄した一昨年のチームを基準にすると、昨年は8割という話だった。今年のチームはどれくらいか。
A:攻守両方とも、ラインは去年の方が人材もいたし強かった。だが、オフェンスはプレーのバリエーションをかなり増やした。その点相手が的を絞りにくくなっている。QB、RB、WRで我々が持っている人材をうまく活用できていると思う。

Q:QBの斎藤は先発として2年目だが、3年前のエース畑(卓志郎、現オービック)や、過去の関学大のQBと比べてどのくらいのレベルにあるか。
A:畑は走れる魅力があった。スクランブルでもロングゲインできた。斎藤のランはそこまでではない。できるだけパスのコントロールミスがないようにしなければならない。斎藤の肩の強さは畑以上だから。

Q:米国人選手は別としても、社会人のトッププレーヤーと勝負できるタレントは、今年のチームでは。
A:バックフィールドにはいる。問題は攻守のライン。ラインが頑張ってくれたら勝負ができるが、ランでゴリゴリ進まれたら終わりやね。

54名無しさん:2014/12/28(日) 04:32:15
Q:藤田HCは「関学は『オービックが来なくてよかった』と絶対思っているはずだ」と言っているが。
A:そんなことはまったくない。以前から、富士通の方が強いと言われてきた。選手のタレントも富士通の方が上だと言われてきた。我々からしたら「えっ、あのオービックよりも強いのか」ということになる。ただ、オービックはウチとやるのに慣れてしまっていたから。裏プレーも含めて警戒感がすごかった。土俵に引きずり込めないというか、なかなか引っかかってくれなくなっていた。その点では富士通はまだチャンスがありそうだ。

Q:関学ワールド、鳥内マジックが全開ということか。
A:ウチのコーチがちゃんとやってくれれば。向こうの失敗からチャンスをつかめれば。インターセプトとかファンブルリカバーなど、(ジャパンXボウルの)IBMのようなことに富士通を追いこんでいければ、面白いやろなあ。ウチがリードするほうが面白いのではないか。向こうが焦るような展開になれば一番いいのだけど。オフェンス、ディフェンス、キックでいろいろと仕掛けていきたい。普通に戦ってしまったらなにもできないから。

(※)ここで、突然司会の近藤祐司キャスターから「鳥内監督、富士通の西村(豪哲、キッカー)選手は60ヤードフィールドゴール(FG)も可能と言っていますがどうですか」と振られ、「FGの3点で済むんだったらまだありがたい」と答える。

Q:関学は過去のオービックとの対戦で、ケビン・ジャクソンやバイロン・ビーティー・ジュニアら、外国人DEを無力化してきた。
A:どうやって封じ込めるかというが、その選手を相手にドロー、スクリーン(パス)などいろいろ使い分けていけば可能だ。OL以外の選手も低いブロックで足元にいくとか。どこのチームでもできることだ。毎回毎回厳しいパスラッシュをしてくる。普通にいったらOLが取ることはできない。OLを助けるために何ができるか。動き回られたら嫌だから、彼らが動けないようなプレーをしなければしょうがない。いろいろなことをやったらええねん。

Q:その中で、勝負できるタレントがどれくらいいるのかということになるが。
A:繰り返しになるが、去年よりはウチはラインのサイズが小さい。フットワークがよくなっているがパワーラッシュ系には弱い。(QB斎藤には)通常のドロップバックのパスだけではなく、毎回位置を変えて投げさせる。

Q:甲子園ボウルはパスを封印して隠した印象がある。
A:もっと投げさせる予定だったが、あれだけランが出ると思っていなかった。ああいう展開になると投げる必要がない。

55名無しさん:2014/12/28(日) 04:33:28
Q:ライスボウルではそのパスが見られるのか。
A:それは投げないとしょうがないでしょう。ランだけではどうしようもない。(富士通は)LBも速いし、いい。タックルも強いので壊れないようにやるだけです。我々は、1本目(の選手)と2本目の差があるので。

Q:年末年始のカレンダーの関係で、今年も社会人は練習時間が多めに取れると思うが。
A:今回は、我々学生も休暇の期間が長い。十分に仕込みができると思っている。完成度を上げていきたい。

Q:キャメロンの出場が不明だが。
A:だけどね。控えの平本(恵也)もいいんです。投げて走れる。一番ディフェンスが守りにくいタイプのQBだ。

Q:愚問で申し訳ないのですが手ごたえはありますか。
A:(ジャパンXボウルで)IBMのOLがそれほど強くないのに、(QBのクラフトが)パスを投げられていた。ということはチャンスはあるのだろうなと。工夫をすればQBへのプレッシャーをかいくぐってパスを投げられるのだろうと考えている。(鷺野聡や橋本誠司ら)RBが皆パスを捕れるのも強みだろう。いろいろ使い分けて、インターセプトだけはなしにやることができれば。3アンドアウトでパントになってしまうようなオフェンスでは、ディフェンスが持ちこたえられない。どのドライブでも最低1回はファーストダウンを取っていく。まあ、いろいろなところで勝負しますよ。今からそれを考える。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 私個人の予想としては、戦力の優れた富士通優位は動かない。この両チームが、例えば秋の公式戦中の10月もしくは11月に突然対戦したとしたら、富士通が圧勝するだろう。しかしこれはボウルゲームだ。準備期間も長い。関学大に久しぶりの日本一の栄冠のチャンスが大いにあると考える。

56名無しさん:2014/12/29(月) 07:21:46
大学日本一の関学大アメフット部から学ぶもの…失礼承知で阪神タイガースに当てはめてみたら

57名無しさん:2014/12/29(月) 07:22:19
12月14日、アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」で関西学院大が日本大を下し、4年連続大学日本一に輝いた。連覇達成には大きく3つの理由がある。(1)戦略的なリクルーティング(2)学生の力を引き出すミーティング(3)関学大アメフット部文化の熟成−だ。

 関学大は付属の高等部も今年の関西大会を制するなど強豪として知られている。大学の部員がコーチを務めており、両者の関係は深い。「高等部をみれば、4年先にどのポジションの戦力が薄いかが分かる。その分、リクルートがしやすいということはある」と鳥内秀晃監督は話す。

 チームの要であるQBを例を挙げると、連覇が始まった2011、12年に高等部出身の畑卓志郎が活躍している間に2学年下の斎藤圭を育成。その斉藤がチームを3連覇、4連覇に導いた昨年、今年は2学年下の伊豆充浩を春季リーグ戦に起用するなどして経験を積ませている。伊豆は今年の甲子園ボウルで1TDを決めた。

 その斉藤は東京・中央大附属高、伊豆は大阪・箕面高出身と付属校以外の出身で、他の大学関係者は「関学大はピンポイントでいい選手を獲得している」と舌を巻く。すなわち、高等部というベースを生かし、2年先のチームを考えて補強する−。これが連覇の原動力となっているのだ。

 もちろんいい素材を獲得しても、選手自身が成長しなければ意味がない。高校生なら指導者の“カリスマ性”で選手は動くこともあるだろうが、大学スポーツでは選手個々の意識が重要だ。

 関学大では春に鳥内監督が4年生全員と個別に面談し、腹を割って話し合うという。「秋までに何をするか」「どんな人間になりたいのか」…。鳥内監督は「勝つことよりも、『1人前の男』にして卒業させてやるのが、自分の役目」と言い切る。この面談を重視するようになってから連覇が始まった。

58名無しさん:2014/12/29(月) 07:23:37
さらに、関学大には、決められたプレーは1センチたりとも誤差は許さない▽練習から真剣に当たり、ボールに向かってタックルする−などの伝統がある。その上、審判資格があるOBが練習に参加し、どこまでが反則でなく、どこからが反則なのか、一つのプレーを徹底的に突き詰める。サッカーでいう「マリーシア(ずるがしこさ)」も養成するのだ。

 甲子園ボウルで敗れた日大の内田正人監督は「ウチは選手を集めて、4年かけてチームを作るが、関学には特有な文化がある。とても4年間では追いつけない」と話した。「追いつけないもの」とは、最上級生の意識の高さが練習を厳しいものとし、リクルーティングのうまさで獲得した素材を育て上げるという「サイクル」を指すのだろう。

 そんな関学大の成功例を目の当たりにすると、大学運動部とプロ野球球団を比較するのは失礼だとは承知しながらも、同じ関西の阪神タイガースのことを考えてしまう。

 まずチームリーダーがいない。監督候補といわれた鳥谷敬がメジャー入りを目指しフリーエージェント(FA)宣言をしてしまった。誰がチームを引っ張り、戦闘集団に作り上げていくのだろう。鳥谷は和田監督らと腹を割って話す機会があったのだろうか。

 さらに、阪神の補強ポイントは強打の野手である。助っ人外国人のマートン、ゴメスの“賞味期限”が来季で切れる可能性もあり、長打の打てる野手の育成が急務なのだが、今年のドラフトでは投手、足の速い野手を指名した。素質がなければ、大きく強いスイングはできない。快足選手は魅力だが、すでに同じタイプの野手が多く、バランスに欠けているように思う。

 4年先のチーム像をどう描いているのか。来年の春季キャンプでは、次期4番打者候補を絞り、徹底的に鍛えるチーム方針をみせてほしい。(運動部編集委員 村田雅裕)

60名無しさん:2015/01/03(土) 20:40:05
関学大がプリンストン大とレガシーボウル

1月3日(土)14時27分配信

関学大がプリンストン大とレガシーボウルアメリカンフットボールの関学大ファイターズが、プリンストン大との日米大学交流戦「レガシーボウル」(3月21日、大阪・キンチョウスタジアム)の開催を3日、発表した。

 これは、関学が創立125周年を記念して開催するもの。日本学生選手権「甲子園ボウル」で最多27回の優勝を誇る関学大と、1869年に現在の競技の原型となるゲームを行ったアメリカンフットボール発祥校・プリンストン大との、伝統校同士の交流戦ということで、大会名は「レガシーボウル」と命名された。

 両校は2001年3月に関学111周年記念で交流戦を行っており、その時はプリンストン大が試合終了直前のFGで、27−25で勝利している。

 発表に臨んだ関学大・小野宏ディレクターは「米国にどれだけ通用するか挑戦したい。日本のフットボール界の発展に寄与するものにしたい」と意気込んだ。

61名無しさん:2015/01/31(土) 21:47:43
現在、日本のNFL中継には社会人、学生からそうそうたる顔ぶれの現役指導者が解説者として登場する。
 Xリーグからは日本代表、LIXILディアーズの森清之HC、オービック・シーガルズの大橋誠HC、アサヒビール・シルバースターの有馬隼人オフェンスコーディネーター。学生からは、追手門学院大学の水野彌一総監督、大阪学院大学の郄野元秀総監督、関西大学の板井征人HC、龍谷大学の村田斉潔HC。NFCチャンピオンシップでは、NHK−BSで高野さんが、リンチのTDにつながったオンサイドキックでのパッカーズのミスプレーについて、選手の役割を明快に解説してくれた。

 プレーや戦術、隊形の解説にとどまらない。局面をどうとらえるか、トップではない選手をどう評価するか。NFLと日本でレベルの差はあっても試合をマネジメントする立場にある人たちの思考は、私のような門外漢からは実に興味深く教えられることが多い。
 日本で試合後のインタビューでは、なかなか聞けないような考え方やフットボール観を意図せずに語っていることも多い。

 NFLの現地解説、実況は最新の戦術や、チームや個々のディテールな情報に富んでいるが、アメリカンフットボールのゲームという大きな道の中で枝葉末節に入ってしまい見落としている部分もあるのではという気がする。

 私が、是非聞いてみたいのは、藤田HCと関西学院大学の鳥内秀晃監督のNFL解説だ。藤田さんは、過去に1年だけ解説していたシーズンがあったように記憶しているが、鳥内さんはないはずだ。 

 京都大学の監督を退かれた水野さんがNFL解説者として登場した時は話題を呼んだ。「鳥内節」が現在のNFLを語ったらどうなるか。考えただけでもワクワクする。
 そもそも、関学大といえば、米カレッジフットボール中継や、NFL中継でも「プロフェッサー・ケン」として名解説を披露された武田建名誉教授(元学長、元アメリカンフットボール部監督)がいる。突拍子もない話ではない。

 あるいは、スーパーボウルの解説はその年のライスボウルで戦った監督、HCが二人で担当するというのも面白いと思う。テレビ放送には素人の思い付きで申し訳ないが、どこか検討してくれる放送局はないものだろうか。

62名無しさん:2015/01/31(土) 21:48:31
少々古い話で恐縮だが、昨年12月に東京・アミノバイタルフィールドで初めて開催された「東京ボウル」。関西学生リーグ2位の立命館大学パンサーズが、関東学生リーグトップ8で2位の法政大学トマホークスに大勝して強さを見せつけた。

 久しぶりに生で見た立命大のフットボールは、パワー、スピード、戦術のすべてに卓越しており、これだけのチームでも勝てない関西学院大学ファイターズの強さを痛感した。同時に関学大という宿敵がいるからこその立命大フットボールなのだということをあらためて感じた。

 関西学生アメリカンフットボールの人気が、関東のそれよりも大きく上回るのは半ば常識化している。その理由はライバル関係の差ではないか。常勝の王者、関学大に対して、1980年代は京都大学ギャングスターズ、90年代には立命大がライバルとして台頭し激しい戦いを繰り広げてきた。
 近年は古豪・関西大学カイザーズが割って入り、新たなライバル関係を築こうとしている。関西学生アメフットの「中核」は一にも二にも、このライバル関係だ。

 現在の関東学生リーグの両雄、日本大学フェニックスと法大、さらに早稲田大学ビッグベアーズや慶応大学ユニコーンズ、中央大学ラクーンズ、明治大学グリフィンズに、80〜90年代の関学大、京大、近年の関学大、立命大のような濃く激しいライバル関係があるとはいえないだろう。

 もちろん選手やコーチは、強い意識と感情を持って対峙しているのだろうが、在校生やOB、さらに一般のファンやそれを伝えるメディアまで巻き込むようなライバリーが成立しているとはいい難い。
 2013年までの1部2ブロック制の中では、リーグ戦で対戦するチームが毎年入れ替わったため、そのような関係が成立しにくかったのだ。

 14年シーズンから始まったトップ8という枠組みは、一方的なスコアのゲームを排して接戦をもたらすという視点から語られることが多いが、私見を申し上げれば、毎年必ずリーグ戦で対戦する白熱のライバル関係を作り出すことこそが最大の意義だと思う。

 米国のカレッジフットボールも数が増え、名前が変わり、さらに王座決定システムに取り込まれて変容したボウルゲームよりも、レギュラーシーズンにおけるライバル校対決のほうが、はるかに濃密で重厚な戦いとなっているように思う。
 ビッグテンのミシガン大とオハイオ州立大、ビッグ12のテキサス大とオクラホマ大、SECのアラバマ大とオーバーン大に代表されるような伝統のライバル対決が無数に積み重なってでき上がったのが、米カレッジフットボールだと言ってしまってもいい。

 強豪校ヘッドコーチ(HC)の進退は、全米レベルの最終ランキングだけでなく、こうした「伝統の一戦」で勝つことと関係している。
 名門ミシガン大の近年の低迷の始まりは、2007年まで13シーズンで122勝40敗だった名将ロイド・カーHCを退任させたことにあると思っているが、この人事には、在任中最初の6年間で5勝1敗だったオハイオ州立大との対戦成績が、後半の7シーズンでは1勝6敗、最後は4連敗だったことが大きく影響したと思う。

 話を日本に戻すと、16年シーズンから導入される日本社会人Xリーグの新リーグ戦方式は、難しい部分も持っている。
 形の上では3ディビジョン(地区)、18チーム制を維持しているが、地区内の総当たり戦を廃止し、実力的に同レベルか、それほど差のないチーム同士の対戦を意図的に作り出すのが肝だ。各チームは前シーズン順位に基づいて対戦相手が決まる。

 地区が異なっても、同レベルとのチームの対戦が組まれるので、ライバル対決が生じやすい反面、前シーズンの成績に基づいて対戦カードが決まる以上、毎年決まった対戦となるわけではない。せめて早い段階で試合日程や会場を含めたアナウンスができればいいと思うのだが、各チームの「ホーム開催」を進める方向性もあるので、簡単ではない。

 現在のXリーグは、富士通フロンティアーズ、オービック・シーガルズ、IBMビッグブルー、LIXILディアーズ、ノジマ相模原ライズ、パナソニック・インパルスの6強がリードしている図式だろう。日本一経験を持つ名門アサヒビール・シルバースターや、アサヒ飲料チャレンジャーズが再び台頭してここに加われば、学生アメフット以上の白熱したライバル関係、好カードが続出するはずだ。

 分かりにくいと言われる新方式だが、例えば日本の大相撲の取り組みが、どうやって決まるか知らないファンの方が多いだろう。リーグ戦段階で東西の強豪対決が実現するなど、画期的な部分も多い。

 ファンには面白い対戦が増えることが伝わればそれで十分だ。その面白い対戦を「濃く激しいライバル関係」にまで高めることができるか。大げさに言えば、Xリーグの未来もそこにあると思う。

63名無しさん:2015/02/09(月) 18:43:44
 初の日本一になった富士通の優勝を最も喜んでいる人に、お話を聞く機会があった。チーム創設時のアメリカンフットボール同好会会長で、現在フロンティアーズOB会名誉会長の平栗俊男さんである。

 昭和32年に富士通に入社した平栗さんは、最先端のコンピューター開発に取り組む技術畑を歩み、取締役就任後もフロンティアーズに誰よりも愛情を注いできた。
 3月で80歳になるとは思えない若々しい風貌。記憶力も抜群で、チームが発足した当初はユニホームもなく、選手集めに苦労したといった話を、きのうのことのようによく覚えている。

 平栗さんは関西学院の中学部、高等部から大学は京大に進んだ。フットボールのプレー経験はないが、中高の同期には後に甲子園ボウルで活躍したファイターズの精鋭がたくさんいる。
 会社で部を立ち上げた背景には、「アメリカン」が盛んな関西学院での思い出が大きく影響している。

 「関学とフロンティアーズ、関学と京大が対戦したらどちらを応援するのか?」。よく聞かれる質問だそうで、答えは決まっているという。
 その理由は、ここではあえて書かない。もったいぶるようで恐縮だが、2月に発行予定のTURNOVERの電子書籍「富士通特集」をお楽しみに、といったところである。(編集長・宍戸博昭)

65名無しさん:2015/02/28(土) 00:27:11
大学アメフト人気、なぜ西高東低?(謎解きクルーズ)


 昨年12月、アメリカンフットボールの大学日本一を決める「甲子園ボウル」が甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催された。関西学院大学が日本大学を破って4連覇を果たすと、約3万2000人の観客の興奮は頂点に。「これで関西勢は関東勢に8連勝や」との声も聞こえてきた。大学アメフトは人気も関西が関東をしのぐ。「西高東低」の背景は何だろうか。

関学の応援グッズは年間1000万円を売り上げる(兵庫県西宮市)
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関学の応援グッズは年間1000万円を売り上げる(兵庫県西宮市)
 日本アメリカンフットボール協会によると、日本アメフト界の中心は大学だ。2013年度の全国登録選手約1万4700人中、大学生が半数の約7300人を占める。

 大学のチーム・選手数をみると関東が95チーム約3240人に対し、関西は53チーム約2250人。ただ甲子園ボウルは関西が38勝、関東は27勝(引き分け4回)で対戦成績は関西に軍配が上がる。

 人気も関西が優勢だ。昨年、8大学で争う関西1部リーグ全28試合の1試合平均観客動員数は2352人で、関東リーグの約1.5倍。昨年11月、関学と立命館大学の優勝決定戦は約1万300人が観戦した。関東では観客が1万人を超えた試合は無い。リーグ戦をテレビの地上波で中継しているのも関西だけという。

◎ ◎ ◎

 タオルなどグッズの売れ行きにも人気が反映されている。日大が年間400万〜500万円なのに対し、関学アメフト部は昨年実績で約1千万円。五島由莉マネジャー(21)は「試合会場や大学生協、ネットで販売しているが、OBや学生に加え家族で見に来た子供ら一般ファンも多い」と話す。

 大阪体育大学の藤本淳也教授(スポーツマーケティング学)の調査では関西の学生アメフト観戦者はOBが約40%、学生と保護者らが計約25%だが一般客も約30%。裾野は広い。

 歴史をひもとけば日本での発祥の地は東京だった。1920年に米国から帰国したスポーツ指導者、岡部平太氏が旧制第一高等学校などに伝えたとされる。関西に根付いたのは戦後。日系2世の進駐軍軍人や海外スポーツを研究する教師ら、熱心な指導者に恵まれ旧制豊中中学(現大阪府立豊中高校)などでアメフト部が結成、盛んにプレーされた。進駐軍は北海道など他地域でも普及を図ったが、あまり定着しなかったという。

 当時、旧制池田中(現府立池田高)で指導を受けた西日本アメリカンフットボール協会の古川明副会長(83)は「豊中中や池田中から多くのアメフト経験者が関学などに進学し、関西アメフト界の原点を築いた」と指摘する。


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 47年には甲子園ボウルが始まり、「関西学生スポーツの代表格」と呼ばれるようになる。人気が一気に広がったのは70〜90年代、京都大学の躍進が起爆剤になった。76年、それまで145連勝中だった無敵の関学を京都大が破り、注目度が急上昇。その後、京都大が社会人王者との日本一決定戦「ライスボウル」を4回制し、人気を決定づけた。

◎ ◎ ◎

 ブームが一過性に終わらなかったのは「先進的なマーケティングを重ねた結果」と藤本教授は話す。「砂ぼこりの舞うグラウンドでは試合が観客からよく見えない」(古川副会長)とリーグ戦で芝の競技場を確保。40年以上前から場内アナウンスでルールを解説しているという。

 本場米国の試合を紹介するテレビ番組も73〜86年に放送。実況を務めたスポーツキャスター、西沢暲さん(80)は「『次はどんなプレーをするか』を推理するのが楽しみ方の一つ。理屈をこねるのが好きな関西人気質に合うのでは」と話す。さらに、「関東勢に勝てる競技というのが根強い人気の一因では」(藤本教授)との分析もある。

 巻き返しを狙い関東学生アメリカンフットボール連盟は昨年、チーム間の実力差を縮めようと1部リーグの16チームを上下2グループに再編。「見応えのある試合が増え、観客数は前年より5割増えた」という。「大学アメフトは関西」とあぐらをかいてはいられないようだ。

(大阪社会部 井沢真志)

66名無しさん:2015/03/01(日) 18:15:19
 関学大と京大。2月下旬、東京都内のレストランにかつての関西学生アメリカンフットボールリーグのライバル校の選手が集まった。

 1977年11月13日。「涙の日生球場」と呼ばれ、日本のアメリカンフットボール史上に残る名勝負を繰り広げた両校のOBが、店内に設置したスクリーンに映し出された当時の試合を、食い入りように見つめていた。

 38年も前の試合だが、それぞれが驚くほど詳細にその場面を覚えていた。「あのときの俺はこうだった」「次はあのプレーや」と、当事者たちによる〝解説〟は臨場感たっぷりだった。

 試合は劇的な逆転で関学大が29―21で勝った。「7―21になったときは、勝てるとは思わなかった」と関学大OBが言えば、京大0Bは「あの点差でも勝てるとは思わなかった」と言う。さまざまな思いがフィールドの選手を支配した激戦は、38年の時を経た今も色あせていない。

 還暦を迎える、あるいは既に迎えたメンバーたちが学生時代に戻り語り合う。そこには勝敗を超えた、何かもっと大切なものがあるように思えた。

67名無しさん:2015/03/05(木) 19:36:45
追手門学院大は3月4日、アメリカンフットボール部の水野彌一総監督が同31日付で退任すると発表した。
 水野氏が人選したコーチ2人が部員に「学生の人権を侵害するような不適切な言動があった」(大学側)として、来年度の契約を更新しないことを決定。水野氏が「強化方針に一致しないところがある」と退くことになった。


 大学によると、コーチは昨年9月ごろから練習中に特定の部員数人に対し、複数回にわたり身体的に差別するような言葉を浴びせた。昨年12月下旬に部員から大学に申し出があり、調査で判明した。コーチは「叱咤激励でかけた言葉だった」とし、1月に謝罪。しかし全部員が昨年12月ごろから2月上旬まで、水野氏らスタッフの刷新を求め練習をボイコットした。


 水野氏は2011年に監督を勇退するまで京大を30年以上率い、大学日本一を決める「甲子園ボウル」を6度制覇。日本選手権(ライスボウル)では1986、87年度の連覇を含め4度の優勝に導いた。


 昨春追手門学院大総監督に就任し、昨季は関西学生リーグ2部でのブッロク優勝に貢献。昨年12月の1部との入れ替え戦では、母校の京大と対戦したが敗れた。

68名無しさん:2015/03/05(木) 19:50:50
838 名前:アスリート名無しさん :2015/03/04(水) 22:46:04.11 ID:0DlKNSCR
>>837
実績のある監督だから動向はニュースにはなるさ。
ただ、もはやワンマン監督の時代ではないし、一人の大物監督の動向を
追うよりも、なぜワンマンではダメなのかについてもっと詳しく報じて
ほしいね。しっかりとした体制を作れないのが、どちらの責任かとか。

839 名前:アスリート名無しさん :2015/03/04(水) 22:56:02.66 ID:1OmBphtL
そりゃ、選手の責任だろ

840 名前:アスリート名無しさん :2015/03/05(木) 00:02:34.94 ID:7z7C3cjX
母校じゃないから居心地悪かったんだろ。

841 名前:アスリート名無しさん :2015/03/05(木) 07:18:54.21 ID:FvxFGRv3
関学の監督に就いてもらうという手はどうだかな。面白いと思うがな。

842 名前:アスリート名無しさん :2015/03/05(木) 11:56:40.40 ID:52NFD/TN
春から水野氏がスカウトしてきた一回生が大量に入ってくるのに
その子達はびっくりしてるだろな。

843 名前:アスリート名無しさん :2015/03/05(木) 12:02:01.68 ID:LFpkVZhW
面白いというだけでいいなら、立命の監督だろう。

844 名前:アスリート名無しさん :2015/03/05(木) 14:36:12.91 ID:v4EI6rMc
練習のキツさに4回生が集団逃亡したなんて話は日大で昔あったな。

京大の学生は容赦なく鍛えると壊れてしまうので、私立のチームで遠慮なく
腕を奮えたら、なんてこれまた昔に水野さんが言ってたのを思い出す。

69名無しさん:2015/03/05(木) 19:51:33

846 名前:アスリート名無しさん :2015/03/05(木) 19:39:22.46 ID:eoI08OsS
選手にモチベーションがないのに、
監督、コーチが雇用主からの使命にしゃかりきになった悲劇か。

だいたい、追手門でアメフトでも楽しみたいってレベルの選手を、いきなり
関学大と戦うレベルになれなんて、鞭を振るっても?
 まずは、しっかり選手のモチベーションの養成からって
息の長い育成は、74歳からでは、ちょっと、きついわね。

このきつい同士の組み合わせを、仕掛けた追手門学院大
に、大きな?を感じる、そもそも、どうしたかったん?

70名無しさん:2015/03/12(木) 09:37:52
関学大がプリンストン大とレガシーボウル
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レガシーボウルへの意気込みを語る関学大・小野宏ディレクター(撮影・吉池彰)
レガシーボウルへの意気込みを語る関学大・小野宏ディレクター(撮影・吉池彰)
 アメリカンフットボールの関学大ファイターズが、プリンストン大との日米大学交流戦「レガシーボウル」(3月21日、大阪・キンチョウスタジアム)の開催を3日、発表した。

 これは、関学が創立125周年を記念して開催するもの。日本学生選手権「甲子園ボウル」で最多27回の優勝を誇る関学大と、1869年に現在の競技の原型となるゲームを行ったアメリカンフットボール発祥校・プリンストン大との、伝統校同士の交流戦ということで、大会名は「レガシーボウル」と命名された。

 両校は2001年3月に関学111周年記念で交流戦を行っており、その時はプリンストン大が試合終了直前のFGで、27-25で勝利している。

 発表に臨んだ関学大・小野宏ディレクターは「米国にどれだけ通用するか挑戦したい。日本のフットボール界の発展に寄与するものにしたい」と意気込んだ。

 [2015年1月3日16時17分]

71名無しさん:2015/03/12(木) 09:49:10
関西学院大学アメフト部について

「部室横の倉庫のドアに「足下のゴミ一つ拾えぬほどの人間に何ができましょうか…」という張り紙をしたのが1年生だった」

と言うことです。

この記事はある本の紹介で、その本の著者の方がこのことに驚かれたそうです。

私もこれを読んで驚きました。

え、大学の体育会で、一年生がそんな説教めいた張り紙をするなんて…

内容が正論か否かは別にしても、とても度胸がいることだと思います。

そして著者の方は

「風通しの良さ、上下関係の垣根の低さが(関西学院大学アメフト部)チームの強さの本質」

とされています。

しかし一方で、「風通しの良さ、上下関係の垣根の低さ」は、モラルの崩壊にもつながりかねないとも考えられます。

そういうリスクをおかしながらも、強くなるためには変革し続けることが必要、そう考えての部の方針なんでしょう。

すごいチームだな、と思います。

72名無しさん:2015/03/14(土) 22:16:29
丹生 恭治 にぶ・きょうじ
1934年生まれ。関西学院大学卒業後、東京新聞社で運動記者としてスタートし、1962年に共同通信社へ移籍。著書に、中学時代から関学で親しんだアメリカンフットボール生活を描いた「いざいざいざ」がある。甲子園ボウルには高校時代と合わせて6度優勝。

73名無しさん:2015/03/14(土) 22:18:23
米国のフットボールの組織学などと、偉そうな見出しをつけて語り継いでしきたが、正直言って、この手の話を系統立てて勉強したわけでもなんでもない。
 スポーツ記者として、転勤で東西を何度か往復しているうちに、西では関学の武田建監督の経験談、東では書店に潤沢にある洋書を糧として、少しずつ知識を増やしていっただけのことにすぎない。
 
 つまり、向こうの、特に雑誌から仕入れた知識の不明確な部分を武田さんに解説してもらって、スポーツ記者としての「常識」に変えていったのである。その意味でありがたい先輩に恵まれたと思う。
 例えば本場のチームが来日する。この当時、武田さんは関学の指導者として、顔見知りの来日チームの監督やコーチによく会いに行った。ほかでもない。自らが直面する疑問点、問題点を尋ね、回答を求めるためにだ。その意味では勉強熱心な方だった。

 話を戻す。私はこうしたとき、よく同行させてもらった。そして話の切れ目を見計らっては、武田さんから質問をしてもらった。「独立校をやめて、なぜこちらの太平洋岸のリーグを選んだのか。
 地域的にはロッキー山脈のリーグだろうと思うが」などと尋ねてもらうと、向こうからは「太平洋岸の方がバスケットボールのレベルが高い。うちはバスケットボールがいいのでね」といった答えが返ってきたものだ。

 考えさせられたのはマイク・ギディングズさんへ、こんな質問をしたときだ。「あなたが関わったNFLのベストゲームは?」。返答は私が予測していた試合とは似ても似つかぬワンサイドゲームだった。
 「どうしてですか? 私は××との試合だと思ったが」。マイクさんはこともなげに、こう言われた。「得点は思い通りに入ったし、守りは完璧だった。あなたの言う試合は、観衆にとっては満足できた試合だろうが、私たちにはハードだった」
 質問が甘かった。万人向きの「ベストゲーム」と監督、コーチにとっての「ベストゲーム」はおのずと異なる。立場によっては表と裏だ。スポーツ記者のイロハを教えてもらったような気がしたものだった。

 もっとも、私と武田さんとのこの関係を「先輩を通訳としてこき使ったな」とそしられたら、ぐうの音も出ない。まさしくその通りで、武田さんにはどれだけ感謝しても、感謝し切れない。いわば、この当時の私たちの部の在り方、空気がどうだったのかを、具体的に示す話として、そしてその空気を卒業後もそのまま保っていたサンプルとして、読み取っていただければありがたい。
 ま、こんな調子で武田さんと連れ立って歩いているうちに、いつの間にか本場米国のいろいろな仕組みを学んでいった、という方が正確である。

 まず、リーグのありようが、わが国と米国では全く異なっていた。これが分かったのが、大きな収穫だった。
 アイビーであれ、ビッグ10であれ、ACCであれ「フットボール1競技だけ」の組織ではないということだ。ここを理解できるかどうかが、ポイントだった。この辺を明瞭に認識しないと、米国の大学スポーツは始まらないことになっている。

 では、どのような組織なのか? これもこれまでに何度か書いてきた。ビッグ10ならビッグ10を構成する各大学それぞれの全スポーツ、フットボールのほかにもバスケットボールがあるし、野球もある。陸上競技があれば、水泳がある、といったように、加盟校全部のリーグ戦、対校戦がビッグ10の名のもとに行われるのだ。
 少し角度を変える。各大学の体育会の集まりそのものが、ビッグ10カンファレンスを形成しているのである。

 手元にアリゾナ州立大のイヤーブックがある。四十数年前、プロ野球記者だったころ、ロッテ・オリオンズ(現マリーンズ)のアリゾナキャンプを帯同取材した。このときに、アリゾナ州立大フットボールの新人コーチ、ビル・カジカワさんと面識を得た。私がフットボール出身と知ると、フットボール関連のさまざまな便宜を図ってくださった。
 アリゾナ州立大は「サンデビルズ」というニックネームを持っているが、その名をつけたサンデビル・スタジアムを案内していただいたのをはじめ、さまざまなフットボールの話を、考え方を山のようにしてくださったのを思い出す。

 このときにいただいたイヤーブックというわけである。2冊ある。時期は春。フットボールの方はオフに入り、いただいたイヤーブックも1970年版だった。もう1冊は、1971年春の競技分。野球を筆頭にトラック、ゴルフ、テニスと続く。
 この各競技のイヤーブックはこのあと秋、冬の分が続くのだそうで「まだできていないので」渡せない、とおっしゃった。現物を見ていないので何とも言えないが、冬競技といってもバスケットボールなどは恐らく単独のイヤーブックだろうと推測はつく。

74名無しさん:2015/03/14(土) 22:18:53
現在アリゾナ州立大はれっきとした太平洋12大学のメンバーだが、当時は西部体育連盟(WAC)という中堅クラスのリーグの一員だった。
 構成メンバーは北からユタ大、ブリガムヤング大。南へ下がってアリゾナ大とアリゾナ州立大。再び北へ戻ってワイオミング大。一つ南へ下ってコロラド州立大とデンバー大。もう一つ南がニューメキシコ大。最後がニューメキシコ州と隣国メキシコの間に、くさびを打ち込むようにテキサス州が伸びてその先端にテキサス大エルパソ。全部で9校のリーグだった。

 イヤーブックの裏にはこの9校の簡単な地図がある。現在の山岳西部連盟(MWC)の山岳地区の前身ともいえるグループである。
 WACはこうしてフットボール、バスケットボールのほか多くの競技をシーズンに応じて主催し、後援し、バックアップした。つまり、他の組織もすべて同じ。これがカンファレンスでありリーグなのである。

 あまり蒸し返したくない話だが、45年前の関東の5リーグ分裂当時、今こそ米国の仕組みに倣って固定したリーグをつくるという意見が一部有力校OBの間で盛り上がっていた。
 これまで述べてきた米国の組織のありようをそのまま引き写し1部、2部をなくし6校なら6校の、8校なら8校の固定リーグを実現しようという話が持ち上がっていたのである。

 しかし、本当にその可能性はあったのだろうか。こうした構想を語ってくださった方は、再三「米国と同じ形のリーグを結成したい」と力説しておられた。新聞記者としての私が、向こうの組織のありようを知っているところから、共感を求めてこられたのではあるまいか。話は伺ったものの、私は質問の言葉をそのまま呑みこんだ。

 恐らくそうした動きが始まったとしても、ほかの競技をどうするのか。その競技が組織からどのように抜け出すのか。一筋縄ではいかない難問が次から次へと出てきて、収拾がつかなくなることが見えていた。もう少し具体的に書いた方が分かりやすいかもしれない。
 例えば東西の数多い学生スポーツの中で、唯一固定リーグを結成して春秋のリーグ戦を行う団体がある。東京六大学野球リーグである。
 1、2部制はないので、当然入れ替え戦もない。加盟校は早慶明法立東の6校である。ほかの競技もこの6校でまとまっていれば、これはもう米国式の連盟の誕生である。

 しかしサッカーが、バスケットボールが、ホッケーが、ハンドボールが、バレーボールが、剣道が、柔道が、卓球が、庭球が、ゴルフが野球同様の6校だけのリーグを目指しているという話は聞いたことがない。
 あの時、アメリカンフットボールでは6校が一つにまとまって見せたが、フットボールに続こうとする競技や、後を継ごうという組織も見当たらなかった。
 米国風の、各校の体育会を集めたカンファレンスという組織は、わが国のスポーツ界には無縁の存在かもしれない。

75名無しさん:2015/03/15(日) 07:27:02
京大アメフット復活へ「助っ人」元NFLスワード氏、コーチ就任印刷用画面を開く
練習試合で身振りを交え日本語で指示するスワードコーチ(京田辺市・同大グラウンド)
練習試合で身振りを交え日本語で指示するスワードコーチ(京田辺市・同大グラウンド)
 アメリカンフットボールの関西学生リーグで、創部以来初の入れ替え戦に出場した京大に強力な「助っ人」が加わった。米国の最高峰リーグNFLでプレーしたアダム・スワード氏(32)が今月から正式に守備コーチに就任。「文武両道を追求する京大の選手の姿に感動した。一緒に日本一を目指したい」と語る。

 スワードコーチは2005年、NFLのカロライナ・パンサーズに入団。激しいタックルが武器のLBとして09年まで活躍した。引退後はNFLの職員として出先機関があるメキシコと中国に派遣され、PR活動に従事した。

 学生時代から日本文化の奥深さに憧れており、京大でのコーチを希望するメールを自ら送り打診した。今夏からチームに合流し、1年生の練習を手伝ってきた。12月からチームに雇用され、来季への指導が始まった。13日は同大との1年生の練習試合を指揮。NFLばりの激しい身ぶりで選手を鼓舞した。

 NFL職員として海外赴任時にスペイン語と中国語を習得し、現在もMBA取得のため米国の大学に通っている。「組織の動かし方を学ぶMBAの勉強はコーチングにも役立つ」という。

 選手の多くが未経験者という京大の環境は米国と異なるが、「私もNFLの高度な戦術を理解するのは大変だった。京大の選手は複雑なルールを理解する高いインテリジェンスがある」と話す。西村大介監督は「選手に応じて具体的にどう指示すべきかをよく観察している。練習方法のノウハウも豊富」と高く評価する。

 MBAの単位取得のため現在は一時帰国しており、1月に再来日する。「来季の戦い方はオフの過ごし方で決まる。練習プログラムはすでに考えてある」と京大復活への道筋を描いた。

76名無しさん:2015/03/15(日) 07:27:41
関京が やっぱり一番です。

77名無しさん:2015/03/16(月) 22:41:06

名  称 関西学院創立125周年記念試合『LEGACY BOWL』
日  時 2015年3月21日(土・祝)13:00キックオフ(雨天決行)
場  所 キンチョウスタジアム(大阪市長居球技場) -天然芝-
対  戦 関西学院大学FIGHTERS(2014年度甲子園ボウル優勝・関西学生リーグDiv.1優勝)
     VS
プリンストン大学TIGERS(米国NCAA Div.1AA IVYリーグ所属 2014年度4位)
主  催 学校法人関西学院、関西学院大学
協賛/協力 株式会社ドーム(Under Armour)、全日本空輸株式会社 他数社予定
後  援 関西学生アメリカンフットボール連盟 他
主  管 関西学院大学体育会アメリカンフットボール部
競技規則 2014年度日本アメリカンフットボール協会規定の競技規則による。本競技規則は全米大学体育協会(NCAA)の2014年度規則に準拠している。
競技方法 1クォーター=15分で行う。但し、ハーフタイムは20分とする。
入場料金 特別エリア席 前売 2,500円(当日 3,000円)
自由席    前売 1,500円(当日 1,800円)
大学生 前売・当日ともに 1,000円
高校生 前売・当日ともに 500円
中学生以下無料
前売発売  2015年2月1日(日)〜(予定)
ローソンチケット、チケットぴあ、QBクラブ、関学生協、等(予定)

78名無しさん:2015/03/21(土) 06:50:23
 「歳月、人を待たず」という。歳月は人の都合に関係なく過ぎ去り、しばしもとどまることがないという意味である。「光陰矢の如し」といえば分かりやすいだろうか。
 上ヶ原の第3フィールドに出掛けると、ほんの2カ月前までとはまったく異なる景色が広がっている。1月3日のライスボウルまで、懸命に戦った2014年度のメンバーはすでに引退。新たに橋本主将を中心としたチームが来年の1月3日、ライスボウルでの勝利を期して、恐ろしく地味だが、実はハードなトレーニングを続けている。
 この間、チームはファイターズファミリーの合同壮行会や甲子園ボウル優勝祝賀会、それに学生の本分である後期試験に取り組み、2月からは2015年シーズンに向け、試合のない季節だからこそ可能な基礎体力づくりに取り組んでいる。すでに第1次の春合宿は終え、選抜メンバーはファイターズの「虎の穴」といわれる千刈キャンプ場で、山野を駆け巡ってきた。
 この時期でなければできない筋肥大合宿や股関節の稼働域を広げ、体幹を鍛える訓練。外は寒くても、部員たちはTシャツ姿。それでも汗が吹き出すような激しい運動である。見慣れたゲーム形式の練習とは異質なトレーニングが2月一杯続けられてきた。
 そして3月。2日からようやく練習らしい練習が始まった。今春卒業する4年生も次々にグラウンドに顔を見せるようになった。21日に開かれるLEGACY BOWL(レガシーボウル)、プリンストン大学との日米大学交流戦に向けてのチーム練習である。
 今日(5日)、和歌山県田辺市での本業を午後2時に切り上げ、馬力のあるドイツ車で阪和道から阪神高速湾岸線をぶっ飛ばして上ヶ原へ。到着したらチーム練習が始まる前だというのに、パートごとの練習が始まっていた。シーズン中、いつものように見慣れた風景である。
 普段と違うのは、今春卒業する4年生がグラウンドのはしっこでひとかたまりになって練習していたこと。ライスボウルが終わって以降2カ月間、ほとんど体を動かしていなかったそうで、最初の1週間は「動ける体」を取り戻すトレーニングをしているという。
 鷺野、松島、小野の幹部はもちろん、背番号の若い順にいうと飯田、前田、国吉、森岡、吉原、国安、油谷、横山、岡部、梶原君らが顔を揃えている。スタッフでは、壮行会でアンサングヒーロー賞を受賞した松田君の顔も見える。みんな髪の毛が2カ月分伸びて、爽やかなスポーツ刈りになっているのが不思議なようでもあり、当然のようでもある。
 彼らもまた現役の選手に混じってレガシーボウルに出場する。

79名無しさん:2015/03/21(土) 06:50:53
この日、顔が見えなかった斎藤君や木戸君らももちろん出場する。15年のシーズンに向けて新たなスタートを切った橋本主将と木下、作道、田中の副将3人が率いるファイターズと「チーム・鷺野」を主導したメンバーが合体してアイビーリーグの名門、プリンストン大学に立ち向かうのである。
 楽しみではないか。まだ、シーズンが始まる前の、いわば端境期の試合ではある。けれどもグラウンドで戦うのは1869年にチームを創設、同年、ラトガースと、アメリカでは最初のフットボールゲームを戦ったプリンストン大学と、1949年に甲子園ボウルに初出場・初優勝を成し遂げて以降、甲子園ボウル出場49回、優勝27回を誇るファイターズである。
 いわば日米フットボール界の「LEGACY」(遺産、いやフットボール界の世界遺産と訳した方が適切かも知れない)同士の一戦。相手は来日する選手だけで約85人、コーチ・スタッフを含めると約110人。この試合にかける意気込みは、この選手団の規模にも表れている。
 両チームは過去に一度、2001年に大阪ドームで戦っている。そのときは25-27でファイターズが逆転負けだった。その借りを返す絶好の機会でもある。日米のフットボール史を背負って立つ両チームの熱戦を期待するとともに、私たちも熱い応援を繰り広げよう。
 メジャーリーグのLEGACYとなりつつあるイチロー選手は先日、マーリンズに移籍したときの記者会見で「応援よろしくとは、決していわない。応援してもらえる選手、応援するに値する選手になる」と言い切った。ファイターズもまた「応援してもらえるチーム、応援に値するチーム」になるべく日々精進している。その精進の成果を21日、長居のキンチョウスタジアムまで足を運んで、この目で確かめようではないか。試合は13時、キックオフである。
    ◇  ◇
 ライスボウルの敗戦にうちひしがれ、しばらくコラムを勝手に休載していました。シーズンの開幕は4月からですが、今年は今日から再開します。「ご愛読よろしく」とはいわず、愛読してもらうに値するコラムを目指して精進します。
 昨年度のコラムを「栄光への軌跡-2014年版」として出版し、選手やスタッフにお贈りしました。ファンの方にも、試合会場のグッズ売り場で販売し、売り上げはすべてファイターズに寄付させていただきます。こちらは「チームへの寄付のつもりでよろしく」と心からお願いします。

80名無しさん:2015/03/21(土) 06:51:25
(2)英会話の特訓
 ファイターズの面々はこの2月、後期試験が終わった直後から英会話の特別授業に取り組んだ。21日に開く「LEGACY BOWL」プリンストン大学との日米大学交流戦に向けての特訓である。
 1年生から3年生までの現役学生は3回、コーチたちは4回、Xリーグで活躍しているアメリカ人選手とその家族を講師に招き、英語による日常会話の実戦的な講義を受けた。
 たった3〜4回の勉強で、日常会話のノウハウを身に付けようなんて考え方が甘い、と言われるかも知れない。どれほど上達するのかと疑問を持たれる方も多いだろう。
 けれども、部員もコーチも「特別授業料」という身銭を切って本気で取り組んだ。取り組むための強い動機があったからだ。
 どういうことか。主務の西村君やコーチに聞くとこんな話だった①アメリカのトップに位置する名門大学の選手たちと、それもフットボールという共通の話題がある選手やスタッフと交流の機会が持てるのに、会話も出来ないというのではもったいない。ただ握手だけしてグッバイでは、日米交流の成果が上がらない②せっかくチームと大学が少なからぬ資金を投入して今回の交流戦を企画、主催してくれたのだ。ゲームを本気で戦うだけででなく、学生同士、スタッフ同士が互いに胸襟を開いて交流してこそ「日米大学交流戦」の名に値する、ということだった。
 授業を受けた選手やスタッフに聞くと「ぼろぼろでした」というスタッフもいたし「積極的に話しかけていけば何とか通じる。それが分かっただけでも自信になりました」という部員もいた。

81名無しさん:2015/03/21(土) 06:51:55
 この特訓を企画した大村コーチは「3回や4回の授業で英会話が身につくはずがない。けれども、講師が同じフットボールに取り組む在留アメリカ人選手ということで、部員たちもすんなり授業に入れたようだ。相手に話しかけてみよう、話しかけてみたいというきっかけを作れたことが何よりです。せっかくの日米交流戦ですから、歓迎パーティーや食事会の席で積極的に相手に話しかけ、貪欲に吸収してもらいたい」と話していた。
 こういうエピソード一つをとっても、ファイターズというチームの特徴というか魅力がうかがえる。
 これだけでもすごいのに、さらにすごいのは、日米の大学フットボール界の歴史と伝統を受け継ぐプリンストン大学と関西学院大学の交流戦をチーム単独で発案し、学院の創立125周年記念事業に位置づけて開催することである。アンダーアーマー社の製品を日本で独占的に販売するドーム社の協賛、往復の飛行機を飛ばす全日空の協力などを取り付けて、資金的な負担を軽くする。OB会や後援会からも全面的な協力をいただく。支援者からの寄付集めにも全力を尽くしている。
 相手チームの往復航空運賃や宿泊費を大半を負担し、宿舎の手配から練習会場の確保まで、すべてファイターズが責任を持つ。休養日には相手選手団の京都見学が盛り込まれているが、その案内役を国際学部の学生たちに引き受けてもらう段取りを整えたのもファイターズだ。
 なんといっても、学院からの財政支援を受けているとはいえ、総事業費の半分以上を部が自力で集めなければならない。その多くは募金と企業協賛、そして何より入場料収入による。有料入場者が1万人以上集まって初めて収支が合う計算という。そのリスクを背負ってのファイターズの大きな挑戦でもある。
 もう一つ重要なことがある。今回の交流戦のために来日したプリンストン大学の幹部を講師に迎えて「プリンストン大学と考える グローバル人材の育て方」というシンポジウムを19日に開催することである。学生生活部体育局のアリソン・リッチ氏の講演「グローバルリーダーを育てる課外活動の価値」と両校のヘッドコーチらが参加するパネルディスカッション「グローバル人材の育て方」で構成。正課のカリキュラムとスポーツ・社会貢献活動などの課外活動を組み合わせたグローバル人材の育成について意見を交わす。
 これもまた、日本が世界に打って出ようとしているいま、関西学院大学が文部科学省から「スーパーグローバル大学創生支援」事業に採択されたこの時期に、深い意味を持つ交流事業である。
 交流は試合だけではない。試合をきっかけに大学としては課外活動の在り方や世界に通用する人材の育成について考え、選手は身近な英会話を学び、人と人との交流の機会をつかもうとチャレンジする。グリコのCMをもじっていえば、一粒で2度、3度とおいしい企画である。
 それをファイターズという組織が単独で立案し、実行する。すごいというしかない。
 是が非でも成功させて、日本、いやアメリカにまで「関西学院」と「ファイターズ」の底力を見せつけようではないか。あとは、これを読んで「いいね!」を押していただいた方々に、友人知人を引き連れて21日午後1時、大阪・長居のキンチョウスタジアムに足を運んでいただくだけである。観戦することでぜひファイターズの挑戦を支援していただきたい。期待しています。

82名無しさん:2015/03/23(月) 10:13:39

アメフット、日米の名門が対決 関学大とプリンストン大
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14年ぶりに交流戦を行った関学大と米プリンストン大の選手たち
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14年ぶりに交流戦を行った関学大と米プリンストン大の選手たち
 関学創立125周年を記念したアメリカンフットボールの日米大学交流戦「LEGACY BOWL」(レガシーボウル)が21日、大阪市のキンチョウスタジアムであり、関学大が米プリンストン大と対戦した。日米の名門同士の激突に、約4500人の観客が声援を送った。

 プリンストン大は19世紀にアメフットの原型となる試合を行ったとされ、全米学生王者に28度輝いた。昨季は米東部8大学のリーグで4位。

 両校の交流戦は14年ぶり2度目となる。関学大は体格で上回る相手に圧倒され、第3クオーターまで無得点。終盤にWR前田泰一がタッチダウンを決めたが、7-36で敗れ、初勝利を逃した。

 鳥内秀晃監督が「相手は前の対戦よりもだいぶレベルが上がっていた。(新チームの)下級生にはいい勉強になった」と話すと、橋本亮主将も「思い切りがよく、タックルに勢いを感じた。社会人にそういう選手が多く、基準が分かった」と収穫を挙げた

83名無しさん:2015/03/23(月) 22:44:43
謙虚に、愛されるチームに

84名無しさん:2015/03/26(木) 06:33:24
何を弱音を吐くか、と言われたらそれまでだが、長年通信社のスポーツ部門で生きてきた人間にとって、何が難しいかと尋ねられると、外国語の、とりわけ固有名詞の仮名文字表記ぐらい面倒なものはない、と答えたくなるのが普通である。うっかり調子に乗ってニックネームの話など始めると途端にこの超難問にぶつかるのである。

 昔、フットボール専門誌として発刊された「タッチダウン」誌の編集に付き合っていたとき、編集長の後藤完夫さんから「また来ましたが、どうします」と何度も相談されたことがある。
 当時、NFLの記事の多くは、関学フットボール部のOBで、私の2年上で日系二世の牧田隆さんからの寄稿が一つの売りだった。ユーモアの利いたおしゃれな文章は今では本当に懐かしいものとなった。その牧田さんが唯一訂正を迫られた言葉があった。

 ロサンゼルスの表記である。「君たちは、カタカナ表記は現地発音に従うというが、ロサンゼルスは明らかに原則違反である。ロスエンジェルスに変更することを要求する」
 共同通信社発行の「記者ハンドブック」という本があって、私は、そしてタッチダウン誌はこのハンドブックを杖とも柱とも頼んで作業をしていた。そこには外国の固有名詞などの表記についてきちんとルールが書いてある。
 しかし、さらに以前からの有名人や大都会名などほとんど日本語になっているものは、いまさら変更しない、という了解ができていた。

 牧田さんには何度もこうした通信社の立場や慣習について説明したが、「変更は今からでも遅くない」と、最後まで私どもの意見は受け入れていただけなかったのを覚えている。
 もっとも、知らぬということは反面、怖いものがないということでもある。「TURNOVER」へもこうしたご指摘はたくさんいただいているが、変更の必要なものは結構迅速に対応しているので、今後ともよろしくお願いしたい。

 がらりと話題を変える。過日、母校関西学院創立125周年記念の、米国アイビーリーグの名門プリンストン大を招いて行われた「レガシーボウル」観戦で、西下した。
 試合前の腹ごしらえで、4年先輩の元関西協会専務理事古川明さんにごちそうになったとき、たまたまその後任を務めた徳岡彰さんと席が隣り合わせになった。前回のニックネームの話をしたら、徳岡さんがヒョイと、「関大体育会がカイザーズに統一してますな」と、おっしゃった。驚きで椅子から尻が浮いた。

 「え、いつ? いつやったんでしょう。詳しくは知りません。わりかた最近のことでっせ」。「統一したのはなんで?」「なんででしょうなあ」。だったら、日本初ではないか。徳岡さんは身を乗り出した私をよそに、「立命の体育会がパンサーズに変えたというのも聞いてまへんし。ほかのもちょっと分かりまへんな」と、淡々と話された。
 同席の方々は静かに箸を動かしている。色めき立っているのはどうやら私だけのようだ。これは調べなくては。まず事実かどうか。日本初かどうか。プリンストンとの試合とは別に、私は新たな宿題を課せられた少年に戻った。

 夜遅く帰宅して、パソコンのふたを開けた。事実であった。関西大学の体育会を開くと、そのいきさつが簡単に述べられていた。要するにカイザーはドイツ、オーストリアの皇帝。古代ローマの統治者ユリウス・カエサル、英語読みではシーザーを語源とする呼称である。
 そして応援歌の一部に使われているカイザーを、統一ニックネームに採用することに決めたのだそうだ。

 確かめてみる。5行の歌詞の5行目に「カイザー関大 光あり」とある。これが1番で、2番は「カイザー関大 力あり」と締めている。11年前の2004年4月。横向きの古代ローマの将軍をかたどったロゴと同時に決めたそうだ。

 そういえば当時、フットボールチームのニックネーム「イーグルス」を「カイザーズ」に変更すると、かなり念入りに宣伝されていたのを思い出した。
 結構強そうなネーミングだったのに、どうして変更するのかな、とこのとき思ったが、体育会全体で変更するのならこれはもう仕方のない話である。ちなみに校旗とかユニフォームとかに使われる関大の「スクールカラー」は、ふた昔前の大正13年1月以来ブルー(紫紺)である。

85名無しさん:2015/03/26(木) 06:34:32
ただしどうして統一しようと話を決めたのかは、ここだけではあまりよく分からない。またこのへんの詳しい事情は元理事長の羽間平安さんにうかがってみようと思う。
 本来は昨年の秋、関学の上ヶ原キャンパスの体育会の掲示板に張ってあった「ファイターズに統一しよう」というポスターが、その後どうなったのかを探るつもりで持ち出した話題だった。しかし、徳岡さんの返事のおかげで、私はもうそれどころではなくなった。

 このあと、ポスターの顛末をしかるべき学院内のOBやら、関係者やらに、それとなく探りを入れてみたが、そもそもそのようなポスターがあったことに、気が付いていたOBは皆無であった。もちろん現在掲示板に、そのようなポスターなどは影も形もない。

 カイザーズ以外に統一ニックネームを持つ体育会があるのかどうかは、調査の網は張っておくものの、まずないと言い切ってもいいのではるまいか。関西にはもうないだろうし、東でも聞いたことはない。
ニックネームを変えるということが手がかりになることが今回判明したのは収穫だが、現在そのケースはなさそうである。
 早稲田の「ビッグベアーズ」などは創立者の名をもじってユーモラスだとは思っているが、ラグビー、サッカー、陸上競技でそれに追随したという話は聞かない。

 米国に話を切り替える。全米大学体育協会(NCAA)翼下の各大学がそれぞれ固有のニックネームを持ち、それも体育局が学内の全競技を一つのニックネームにまとめているのだ、という話を前回した。
 今回の催しで来日したプリンストン大は「タイガース」のニックネームを持つ。トラは「人気」が高くボウル・サブディビジョン(FBS=旧1部A)の中でもルイジアナ州立大(LSU)をはじめかなりの大学がこの名をつけている。人気ナンバーワンと言えるかもしれない。

 ついでにスクールカラーはオレンジと黒。ホーム用のジャージーが有名で腕にオレンジの地に黒の縞を入れてトラを表わしている。今回はビジター用の白を着ていたので、トラ縞を見ることはできなかった。

 大学フットボール発祥の栄誉をプリンストン大とともに分かち合っているのがラトガーズ大である。このあたりは多くの方がご承知であろう。
 ともにニュージャージー州にキャンパスがある大学で、ゴムボールをけり合った1869年の最初のフットボール試合は、いわば同州の王者決定戦的な趣があった。内容は現在のフットボールとは全く違い、サッカーそのものだった。
 
 プリンストン大は有名私立校として知られ、アイビーリーグの一員。一方ラトガーズ大は紛れもなく州立の総合大学。ちなみに各州にはその州を代表する州名の付いた州立の総合大学が存在する。
 ミシガン大、アラバマ大、テキサス大といった諸校がそれだが、ニュージャージー州に限っては州名そのものを付けた総合大学はなく、このラトガーズ大がその役割を担っている。なおニックネームはスカーレットナイツ。つまり「紅の騎士」と格好がいい。

 東部の有名八大学が集まるアイビーは、プリンストン大以外も今後追々紹介したい。その中で最も注目したいのが、エール大である。ニックネームを二つ持っているが、一つは平凡に「ブルドッグズ」。もう一つが今回話題にするニックネームだ。イーリスという。
 ギリシャ西部の古代国家名で、この国のオリンピア平原であの古代オリンピック大会が開かれていたことで知られている。今日でも同名の都市がある。

 同校のスポーツ発展への貢献を自負するネーミングだと受け取るのが普通だろう。キザと言えばそうかもしれないが、ちょっとした機智も感じられる。

 さ、ここで本稿冒頭の発音表記の話が絡んでくる。あっさり英語発音の「イーリス」としたが、オリンピック発祥の地の表現だ。これで終わりとは、とてもいくまい。現に、普通の地図、歴史地図ともに固有名詞は「エリス」である。
 世界史の本でも恐らく同じだろう。念のためつづりを書いておく。「Elis]である。往々にして日本の翻訳ものでは、あまり確かめもしないで、ローマ字読みに近い表現をすることがあるので油断はならないが、このケースはさすがにそのような例には当てはまるまい。

 ニックネームは言われる方の意向も大事である。エール大内で発音してもらえば、これはもう「イーリス」だろう。しかし日本人が世界史をひも解いた際の読みである「エリス」もまた無視はできない。
 ギリシャの現地発音がどちらなのかも、一度は確認する必要はあろう。この爺さん、面倒なことを思いっきり語って、楽しんでいる気配がある。しかし、このままこの稿を閉じると、卑怯である。「どっちを取るのか」と尋ねられれば、苦吟の末こう返事をしたい。「エリス」かなあ。

86名無しさん:2015/03/26(木) 06:37:29
 関学OB会からのメールに、私の4年先輩の方の訃報が入っていた。感慨にふけった。1953年のご卒業で鈴木博久さんといわれる。俊足のHB、今でいうRBだった。
 出身は池田高校。戦後、米軍政部民間情報局のピーター岡田さんの指導で、タッチフットボールが始まったが、その発祥が池田、豊中、奈良の三中学だった。
 このとき鈴木さんは池田中の4年生。メンバー表があればいいのだが、手元にはないのが残念である。旧制中学(5年制)では上級生だったわけで、まず間違いなくオリジナルメンバーの一人だろう。

 池田中は1947年(昭和22年)4月13日、第1回甲子園ボウルでの中学タッチフットボール大会に豊中中とともに出場した。0―14で敗れたものの、日本のフットボール史上の貴重な第一歩を記している。
 この試合に鈴木さんが出ておられたかどうかは、断定できないが、中学4年生ならまず間違いあるまい。それに当時、鈴木さんは豊中の徳永義雄さん、奈良の高橋治男さんと並んで快足を謳われたRBだった、今だったら「三中学の三羽烏」といったキャッチフレーズを付けられて、大々的にあおり立てられていただろう。

 48年元日に行われた第2回甲子園ボウルでも、中学を招いて試合が行われ、奈良中が豊中中を6―0で下した。ありがたいことに毎日新聞にはメンバーが載っており、奈良中のRH(右のハーフバック)に高橋さん、豊中中のFBに徳永さんと、RE(右のエンド)に今井信吉さんの名を見る。

 この年の4月には旧制中学は高校に変わり、49年1月9日の第3回甲子園ボウルでは、東西高校タッチフットボール王座決定戦が、前座試合として開かれた。西の代表として出場した池田高は、東の代表麻布高を27―6で破り、初代の高校のチャンピオンとなった。高校3年の鈴木さんは無論、FBとして先発している。

 余談だが(得意の?)ここに名を挙げた方々はすべて、関学へ進まれた方ばかりである。この当時、選手の補強こそ「飛躍」への第一歩と考えた大学のリーダーの方々は、このタッチフットボールの「金の卵」たちを、関学の高校、もしくは大学の予科へ呼び寄せたのである。
 当時の主将、松本庄逸さんを中心としたチームのまとまりはよく、米田満さんの同期でマネジャーの橘高紀雄さんが各校、各選手の家庭まで訪ねて回り、こうした人々の関学への入学を勧めて回ったといわれる。

 効果は抜群だった。 49年12月18日の第4回甲子園ボウルで、初出場を果たした関学は慶大に25―7と快勝した。
 毎日新聞社発行の「甲子園ボウル50年史」にそのメンバー表があるが、11人の先発メンバーの内、LTに尾田升さん、LGに古川明さん、LHに徳永さん、RHに鈴木さん、FBに高橋さんの5人。控えにはLE今井さん、QB藤井浩月さん、LH段中貞三さんら。1年生合計8人の名が並ぶ。いずれもオリジナル三校の出身者であることは言うまでもない。

 みな私にとっては、懐かしくてたまらぬ方々だが、これに触れて語り出すと、話がとんでもない方向へそれるので、鈴木さんに話を戻す。

 ま、こうした歴史的な業績を持っておられた方だが、私たちはこの「金の卵」の方たちと、多かれ少なかれ、フィールドでは「練習させて」いただいた。
 何回か前のスナップの話の時に、シングルウイングのスナップを手伝った話をしたが、実はこのとき一番気を使ったのが、鈴木さんだった。いわゆる名人気質と言おうか、リードボールをピタリと要求通りの場所へ投げることを、もっとも厳しく求められた方だった。自慢になってしまうが、私はただの一度も嫌な顔をされたことはない。

 鈴木さんは主にLHである。右エンドランのリードボールのむずかしさは右利きのスナッパーならだれもが知っている。それでも間違えたら、と私は一生懸命だった。
 決してわざとらしくは褒めない方だっただけに、スタート地点へ戻ってこられるその表情から、満足しておられるのが、ちゃんと伝わってきたのを思い出す。

 私たちはこの先輩方をよくあだ名で呼んだ。私たちの同期のQB鈴木智之さんは俊敏だったので、ネズミにたとえて「チュウ」と呼んでいた。後輩の方々も「さん」付けで「チュウさん」と呼んでいる。
 この先輩の方の鈴木さんも、私たちの記憶では「チュウさん」だった。同期のQBの鈴木さんは2代目である、と思って古い機関誌「FIGHT ON」の第1号をひも解くと、「チュウさん」は44年(昭和19年)卒の中谷一明さんとおっしゃる方で、私たちが「チュウさん」と呼んでいた方は「タラヤン」という聞いたことのないあだ名が付いていた。

87名無しさん:2015/03/26(木) 06:37:59
あだ名。またはニックネーム。字引によると、「あざけりの意味や愛称としてつける。異名」とある。かつては(古い話になるが)プロ野球で見るぐらいで、現在のようにプロ、アマを問わず何にでもつけるわけではなかった。もちろんあざけりの意味ではなく、愛称としてつけられるのである。

 半年ほど前、所用で関学の上ヶ原キャンパスへ出かけた。出来る限り機会をつくって、年に一度の散策を試みているが、やはり母校は…という気分になる。消費組合で三日月のロゴがついた小物を買ったり、日陰のベンチでコーヒー牛乳を飲んだりしながら、のんびりとこの貴重な半日を楽しむ。
 方々の掲示板に「選手募集」だとか「堂々の初優勝」とかいう張り紙がしてある。その中に思いもかけぬアピールを試みているポスターがあったのには驚いた。「よもや」とも思った。

 ポスターにはこうあった。「ファイターズに統一しよう」。張ってあった場所は体育会の掲示板である。何が言いたいのかはすぐにピンときた。要するにアメリカンフットボール部が使っている「ファイターズ」というニックネームを、体育会全部で使おうではないか。関学のニックネームにしようではないか。という誠に思い切ったご提案なのである。
 しかし、どの部の方がこうした思い切った提案をなさったのか。こうした掲示板というのは、だれかれなくポスターを張れるものではない。それなりにきちんとしたルートで掲示されたものだと思う。

 そりゃアメリカンのOBとしては、こんなありがたい申し出はない。かなり勇気のいる発言でもあるだけに、頭の下がる思いもした。
 しかし、そんなに簡単に事が運ぶとは思っていないし、同時にアメリカン自体が、そこまで押しつけがましく発言することなど、ありえない話でもある。
 この件、その後どうなったか。シーズンの深まりとともに、それどころではなくなってきたのもあって、しかるべき筋には何も尋ねないまま、現在に至っている。春シーズンには何度か関西へ行く計画なので、そのうちにちゃんと聞いておきたいと思っている。

 さてニックネームだが、これは間違いなく欧米からの輸入品である。大リーグでのそれが、日本のプロ野球にも直輸入され、やがてはニックネームに対する認識が確かなものとなっていった。間違いなく歓迎された習わしである。

 サッカーのJリーグのニックネームなども、もはやすっかりおなじみである。アメリカンフットボールも結構早い時期から、まず大学で自らのニックネームを付けはじめた。
 米国のカレッジフットボールに倣ってのニックネームは、社会人にもあっという間に広がった。その「カッコ良さ」から高校も付ける。親しみを深める道具ともいえる。

 でも、米国のそれもカレッジのニックネームのありようと、日本のそれとが、かなり食い違っていることぐらいは、知っておいていただきたいと、常々思っている。もうご存知の方も多いと思う。実はこの稿は、前回までの組織学の続き(のようなもの)として、ご紹介している。

 つまり、カレッジフットボールの記事の中に出てくるニックネームは、実はフットボールチームだけのものではないということ。その大学のスポーツ各部すべてのものだ、ということなのである。
 別の角度から見るとニックネームは、大学のスポーツ各部を統括する体育会に帰属する、とも言えるのではあるまいか。

 この次あたりに米国の各大学が「名乗って」いるニックネームを紹介するつもりだが、その前に向こうの仕組みだけは、知っていただこうと考えたわけである。例えば今年の王者オハイオ州立大は、オハイオ州の州を代表する樹木の、栃の木をニックネームにして「バッカイズ」と呼んでいるのはご承知の通り。
 これはフットボールだけではなく、バスケットボール、野球、サッカー、テニス、ゴルフ等々、オハイオ州立大の全部の部、さらにその部員に付けられたニックネームだという認識は、くどいがぜひ持ってもらいたいと願っている。

88名無しさん:2015/04/05(日) 09:22:51
らゆる場面で関学大らしさがプリンストン大のフィジカル面での強さに封じられた印象の強い試合だった。
 試合の結果は残念だったが、プリンストン大の今回の来日に対する真摯な態度には感銘を受けた。チームが来日したのは3月14日だ。試合まで中5日あったので十分にコンディションを整えることが可能だった。

 アメリカからチームが来日する場合、予算の都合もあり、木曜日に到着して日曜日に試合を行って直後に帰国というパターンが一般的だ。ただ、これでは時差ボケが十分に取れない可能性が高い。
 今回は関西学院の創立記念行事という恵まれた環境もあったのだろうが、滞在日程を長くして体調を万全にする時間があった。それだけプリンストンもこの試合を重視していたということだ。

 NCAAの規定では大学は春季のフットボール活動は12回と決められており、それぞれ活動できる時間も細かく設定されている。プリンストン大は地元ニュージャージーで8回の練習を行い、来日後に関学の施設内で練習を3回行った。
 そして、レガシーボウルが12回目かつ最後のフットボール活動だった。これを最後に夏のキャンプまでチームとしてフットボール活動を行うことはない。

 関係者から聞いた話だが、今回の来日に際し大学側から観光などの行事をあまり詰め込まないように要請があったそうだ。それは、一日に1、2時間はホテルで勉強をする時間を確保するためだという。 事実、彼らが宿泊していたホテルではロビーで教科書を読みこんでいる選手の姿が見られたそうだ。
このあたりを、試合前日に関学大で講演した同大学の体育事業部副部長のアリソン・リッチ博士に話を聞いた。プリンストン大では学生の指導として「タイムマネジメント」と「レスポンスビリティ」を重視しているという。

 タイムマネジメントは、学生個々が授業など義務付けられたものに費やす時間と余暇をいかにうまく使い分けるかの指導だそうだ。一日の中で授業のない時間帯をいかに使うか。もちろん、フットボール活動はこの時間内に行わなければならず、選手はそれぞれにスケジュール管理をして時間を有効に使うことを要求される。そこには、学生の本分ともいうべき学業を優先するという大前提が存在する。

 本分を全うするということはプリンストン大の学生としての責任を全うするということにもつながる。その上で、それぞれが達成すべき目標を持ち、自主的に必要な行動をする。この責任感と自主性の合わさったものがリッチ博士の言う「レスポンスビリティ」なのだ。
 プリンストン大の姿勢には、学生スポーツの本来あるべき姿が存在する。それを理想と片付けるのではなく、実践しているところがすばらしい。アメリカのフットボールのレベルに追い付くことを目標とすることも重要だが、こうした学生スポーツの在り方を見習うこともまた大切だ。

89名無しさん:2015/04/06(月) 09:45:56
アメフト部で
日大だけ外国人選手が多くいますが昔から多かったんですか?

90名無しさん:2015/04/06(月) 09:46:33
内田監督になってからだと思いますよ。篠竹監督時代にはいませんでしたから。

外国人選手と言っても殆どがハワイ出身ですし、ハワイなら何となく人脈がありそうですし、ここ数年、日大は大産大付属から選手が多いですから、確実に大産大付属とはパイプラインがあるのだろうなぁと想像できますし、外国人選手のなかにはその大産大付属のコーチの紹介で日大に入ったと紹介文に書いているひともいます。

去年の甲子園ボウルに出てたのは、たぶんブロンソン・ビーティー選手だと思いますが、彼もハワイ出身で、兄は日本の社会人で活躍しているのでは?

去年の春に観た試合では、身長はあるのにポロリが多いしダメなんじゃない?と思ってましたが、シーズンに入ると何とかその高身長を生かせるようになったような気がしました。

数年前に外国人選手で強力なLBがいたと思うのですが、彼も肝心なところで反則が多くて・・・

91Kwansei Gakuin University:2015/05/07(木) 12:33:47
大学のアメフト部は1番強い関学でも入部テストとか無く一般の生徒も勧誘するものなんですか?

関学に限らず1部リーグだと大体100人ぐらいいると思うんですが
少数精鋭の野球部とかならまだわかりますけど
マイナー扱いのアメフトで部員100人いて100人全員がスポーツ推薦って普通に考えたらありえないと思うんですが…

92Kwansei Gakuin University:2015/05/07(木) 12:34:21
関西学院大学アメリカンフットボール部では、もちろんフットボール未経験者も勧誘します。実際に部員の3分の1は未経験者です。

同部には毎年50人くらいの新入部員が入りますが、そのうち20人ほどが関学高等部(付属校)や啓明学院(系列校)でのフットボール経験者。15名ほどが他の高校のフットボール経験者。15名ほどがフットボールの未経験者となります。

関西学院大学全体のスポーツ入試枠は、毎年220名ほどありますが、体育会全体で42の部があり、それらに振り分けられることになります。各部平均5人という計算ですが、関学を代表する部であるアメリカンフットボール部へは、15人ほど振り分けられるということです。

93Kwansei Gakuin University:2015/05/12(火) 12:53:56
□アメリカンフットボール部
 定期戦
  KG × 7-17 ○ 日本大学

負けましたね。 日大要注意

94Kwansei Gakuin University:2015/06/27(土) 18:21:03
来週7/4土曜日は恒例のNEW ERA BOWLが開催されます。
今年米国から来日する選手、コーチ陣は過去の平成ボウル・NEW ERA BOWLの中でもトップクラスの実力・経歴です。NFLにロスター入りした選手、キャンプ参加した選手、元NFLプレーヤーのコーチなど。
ハイレベルな実力を備えた本場の選手、コーチたちとジョイントした関西学生オールスター選手の活躍をどうぞ試合会場でご覧ください。

NEW ERA BOWL 2015
7月4日(土) 王子スタジアム 17:00キックオフ

◆チケット
一般・大学生 前売・当日 1,200円
高校生 前売・当日 400円
(中学生以下無料)
※ファイターズ特別価格 前売1,000円で販売中です。
 お求めの方はこちらから
 http://kgfighters2015s07neb.peatix.com

◆NEW ERA BOWLの詳細情報はこちら
http://www.facebook.com/newerabowl

95Kwansei Gakuin University:2015/07/08(水) 22:07:55
ブルースターズ勝利 アメフット「ニューエラボウル」

 関西の学生アメリカンフットボールの春シーズンを締めくくるオールスター戦「ニューエラボウル」が4日、神戸・王子スタジアムで開催された。関学大、近大、神戸大、桃山学院大勢などにUCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)の4選手を加えた「ブルースターズ」が、立命大、関大、龍谷大、京大勢などにコロラド大の4選手が加わった「ホワイトスターズ」を27―14で下した。

 前半はブルーが圧倒。QB伊豆充浩(関学大3年)からWRリッキー・マーヴェイ(UCLA)への2タッチダウン(TD)パスなどで21―0として折り返した。

 後半はホワイトが反撃。QB中山文太(京都工繊大4年)のパスを受けたRB藤本拓弥(龍谷大3年)が2度の独走TDで21―14と追い上げる。だが第4Q終盤にブルーがダメ押しのTDを奪い、勝負は決まった

96Kwansei Gakuin University:2015/07/28(火) 14:22:59


97Kwansei Gakuin University:2015/09/06(日) 21:55:53
アメリカンフットボールの関西学生リーグは30日、神戸・王子スタジアムで1試合があり、6連覇を狙う関学大が50―0で、37年ぶりに1部へ戻った桃山学院大の挑戦を退けた。関学は第1クオーター(Q)1分54秒、RB野々垣(3年)の16ヤードタッチダウン(TD)で先制。ラン攻撃が好調で、計7TDを奪った。

■主力欠いても堂々発進

 関学大はRB橋本(3年)やLB作道(4年)らの主力を負傷で欠きながら、堂々の圧勝スタート。光ったのがラン攻撃。最前列のOLは5人中4人が昨季からのメンバーで、敵を力強く押し込んだ。リーグ戦初出場で3TDのRB野々垣(3年)は「あれだけ押してくれたら、走れない方がおかしい」。新エースQB伊豆(3年)のパスが安定しなかった前半に、地上戦で勝負を決めた。

■37年ぶりの挑戦は無得点

 37年ぶりの1部復帰となった桃山学院大。最初の挑戦は王者関学に跳ね返された。攻撃で計65ヤードしか進めず無得点。パス守備には光るものもあったが、50失点した。加藤ヘッドコーチは「最後まで気持ちを切らさなかったのはよかった」。目標の4勝を目指し、挑戦を続ける。

98Kwansei Gakuin University:2015/09/11(金) 17:22:48
今週末はリーグ第2節での京都大学戦。これまでも幾多の名勝負が生まれてきた長年のライバル校が激突します。何が起きるか、何をしてくるか、その中でも惑わされず目の前の1プレーに集中します。ご来場ご声援よろしくお願いいたします。

◆リーグ第2節
関西学院大学FIGHTERS vs 京都大学GANGSTERS
9月13日(日)王子スタジアム17:00キックオフ
※TV放送
毎日放送:9月20日(日)25:35-(録画/第1,2節のハイライトあり)
GAORA(CS):9月17日(木)23:30-26:00/9月19日(土)8:30-11:00/9月21日(月)10:30-13:00(録画)

99Kwansei Gakuin University:2015/09/14(月) 07:37:55
◆アメリカンフットボール 関西学生1部リーグ第5日 〇関学大35―16京大●(13日、兵庫・王子スタジアム)

 伝統の「関京戦」は、リーグ戦6連覇を目指す関学大が京大を下し、開幕2連勝を飾った。敗れた京大は2005年から関学大に11連敗となった。

 関学大は先取点を許す苦しい展開となったが、7―7の第2クオーター(Q)11分31秒に、QB伊豆充浩(3年)の26ヤードタッチダウン(TD)パスで勝ち越すと、第3Q2分59秒に伊豆の4ヤードTDパスで突き放した。

 21―16に詰め寄られた第4Qには、RB高松祥生(2年)が2つのTDランを決めてリードを広げた。高松は「(第1Qに)ファンブルして流れが悪くなった。自分が点を取って、悪い流れをこっちに引き戻そうと思った」と挽回した。

 点差は開いたものの、宿敵に苦戦した鳥内秀晃監督(56)は「あれだけパスを放られたら(265ヤード)アカン。いいところも悪いところも(他校の偵察に)見られた。アカンところは早く修正できるようにもっていく。これはラッキー。ありがたいと思う」と努めて前向きに捉えた。

100Kwansei Gakuin University:2015/11/29(日) 06:16:12
今年の関西学院大学と立命館大学の試合は、テレビの生中継で観戦しました。

関西学院大学が敗れた原因は、前半の度重なるミスがすべてです。QBのパスミスによるインターセプト、キックオフリターン・タッチダウンを許したスペシャルチームのミス、そしてパントキャッチの際のファンブル(攻撃権喪失)。これらすべてが立命館大学の得点に結びついています。

これら3つのうちどれかが無ければ、スコアは最低でも同点。そのミスによる立命館の攻撃の時間帯が関学の攻撃になっていて、関学が得点して勝っていた可能性が高いです。

実際に獲得ヤード数の記録を見ても、関西学院大学(338ヤード)>立命館大学(274ヤード)で関学のほうが優勢でしたし、反則による喪失ヤード数も立命館大学(39ヤード)>関西学院大学(25ヤード)と、これまた関学のほうが優勢でした。

なお、甲子園ボウルに立命館大学と早稲田大学が出た場合、優位なのは立命館大学のほうですね。毎年、春の対戦では関西・関東は互角と言っていいですが、シーズン終盤になると必ず関西>関東になっています。

101Kwansei Gakuin University:2015/11/29(日) 06:16:44
関西リーグを約30年にわたり見ています。
関立戦はここ10数年、スタジアムで観戦しています。

今年の試合を見終わって、まず最初に思ったのは「ああ、やっぱり立命館は強かったなあ…」でした。

ここ数年の関西リーグは関学と立命の2強のように言われていましたが、個人的には年ごとに序列があると思います。一昨年までは関学の方が戦力的に充実していて、去年がほぼ互角、そして今年は圧倒的に立命館の方が強い、というのが実感です。
ですので、今年の関立戦の結果は極めて順当で、むしろよく関学があそこまで立命館を追い詰めたなあ、と思います。

先の方も指摘されていますが、ライン戦で立命館はアドバンテージを有しており、攻撃も守備も思うように試合を進めていたと思います。
前半の立命館の得点はすべて関学のミスが絡んでいましたが、そのミスを誘発したのも立命館のラインのプレッシャー。その意味では終始立命館ペースの試合でしたね。

それと、試合終了後に思ったことがもうひとつ。
「ライスボウルってこういうチームが勝つんやろうなあ…」

甲子園ボウルはまず負けないと思います。
むしろ、ライスボウルも勝てるんではないか、とすら思っています。

103Kwansei Gakuin University:2016/11/20(日) 11:29:24
アメリカンフットボールの関西学生リーグは19、20日、大阪・万博記念競技場で今季最終節を迎え、6戦全勝同士の立命大と関学大が20日に対戦する。両校の全勝対決は3年連続で、立命大は2年連続11回目、関学大は2年ぶり55回目の優勝を狙う。両校は今季から関西2位まで出場できる全日本大学選手権への進出を既に決めており、同選手権決勝・毎日甲子園ボウル(来月18日)出場を懸けて西日本代表決定戦(同4日)で再戦する可能性もある。

 立命大のラン攻撃を関学大守備陣が止められるかがポイントだ。

104Kwansei Gakuin University:2016/11/20(日) 11:30:26

公開練習の前に会見する関学大・鳥内秀晃監督
公開練習の前に会見する関学大・鳥内秀晃監督

 関西学生アメリカンフットボールリーグ1部の関学大が15日、立命大との6戦全勝同士の優勝決定戦(20日、万博)に向けて、兵庫・西宮市の同大学で練習を公開した。

 昨年の同カードは27―30で敗れ、リーグ6連覇を逃した。主将のLB山岸明生(4年)は「やっと勝負の時が来た。やってやろう、という感じ」と気合十分。QB伊豆充浩(4年)が「何が何でも勝つつもり。最後は気持ち」と闘志を燃やせば、WR池永拓矢(4年)は「リベンジするという一心でやってきた」と2年ぶりのV奪回を誓った。DL安田拓(4年)も「何としても立命に勝ちたい」と意気込んだ。

 鳥内秀晃監督(57)は「まだ完成度が足りず、手応えは感じていない」と選手に奮起を促し「第4クオーターで接戦なら、体力的に自信はある」と後半勝負に持ち込む展開を描いた。

105Kwansei Gakuin University:2016/11/20(日) 11:33:08
がんと闘うアスリートがいる。社会人アメリカンフットボールXリーグのアサヒビールシルバースターに所属するDB大森優斗(24)だ。「やっぱり、アメフトのフィールドは良いですね。日本代表や高校、大学で一緒だったメンバーとしゃべれるだけでうれしい。ほんまにアメフトやってて良かったっす」

Xリーグ特集
 13日に大阪・万博記念競技場であったジャパンエックスボウルトーナメントの準々決勝。闘病生活中の大森は1年ぶりにアメフットのフィールドに戻ってきた。スタンド上層部から試合を分析し、仲間にアドバイスを送った。

 1年前、大森はヘルメットをかぶって、フィールドを駆け回っていた。昨季のXリーグ中地区のインターセプト王で、タックル回数も地区10位。プロ野球のベストナインに相当するアメフットの「オールXリーグ」にも初選出され、日本代表入りも果たした。

 しかし、昨年12月。右ひざに痛みが走った。日々、痛みは増していく。「体が痛いのなんか日常茶飯事」と我慢していたが、痛みは引かず病院へ。X線画像には骨の色より白い影がうつっていた。そして、東京都内の病院で精密検査を受けることに。「がんセンターを紹介された時点で『そういうことなんや』って。でも、まだ良性なら大丈夫だと聞いていたので」

 そんな望みもかなわなかった。今年2月、右ひざの骨肉腫と診断された。手術のための麻酔から覚め、病室にいた父・高清さんから「悪性らしいわ」と告げられた。「正直、覚悟してました。普通に歩けませんでしたから」。抗がん剤治療が始まり、5月に人工関節手術を受けた。

 闘病生活はつらかった。食欲不振、極度の吐き気……。「朝起きて、枕を見たら髪の毛が大量についてるんです。ほんまに髪の毛とか抜けるんやなって」。それでも、大森は言う。「足を切断するかもしれなかった。だから、足を地面につけられた時。横断歩道を一回で渡れた時。そんな瞬間がすごくうれしかった」

 アメフットは父の影響で大阪・関西大倉高で始めた。関西学院大に進み、1年生から試合で活躍。来季はアサヒビールのコーチになり、1月からは職場にも戻る。将来は障害者スポーツで活躍する姿も思い描いているという。大森は決めている。「絶対に前を向く」と。今でも活躍していた頃の試合の映像を何度も見る。「ここを目指してリハビリせなアカンって言い聞かせてます」

 最後に病気のことを記事にしていいか、聞いた。「この病気になって、絶対に隠しちゃいけないと思いました。だって、自分だけでは絶対に背負いきれないから。家族の支え、友達の優しさ。メール一つがこんなにうれしいんやって」。そして、続けた。「明日からまた入院なんです。9回目の抗がん剤治療なんですけど、次で最後って言われてます。転移もないし、頑張ってきます」。笑顔で、生まれ育った大阪の地から東京へ戻っていった。(大西史恭)

106Kwansei Gakuin University:2016/11/20(日) 15:50:08
)Fight Hard
 関西リーグ最終戦、立命との戦いを前に、今年のイヤーブックにある山岸主将の言葉をあらためて読み返した。一字一字が意味するものを、上ヶ原のグラウンドで彼が見せる行動、言葉、日ごろのたたずまいに重ね合わせていると、言葉にはならない熱いものがこみ上げてきた。
 練習の邪魔になってはいけないので、グラウンドの内外で交わす言葉は少ないけれど、彼の主将としての心構え、取り組み、行動をずっと見守ってきた人間の一人として、彼が問い掛けている言葉がそのまま胸に突き刺さってくる。
 全文をそのまま引用して、今回のコラムに代えたいぐらいだといえば、いまの僕の気持ちが分かってもらえるだろうか。
 彼はその文章で「どうすれば彼らとの差は埋まるのか」「自分たちはいま何をするべきなのか」と自らに問い掛け、次のように答えている。
 ……常に自分自身に問い掛ける中で、勝つために自分たちが決めたことをやり続けるしかないと考えた。トレーニング、ミーティング、練習。すべてにおいて昨年以上の意識で自分の気持ちを前面に出して取り組まなければ、今年も勝つことはできない。その思いから“Fight Hard”というスローガンを掲げた。
 ファイターズの部歌「Fight On,Kwansei」の歌詞に“Fight hard so we will win the game.”という一節があり、勝つために激しく懸命に戦うことが示されている。
 スローガンを決めるうえで、歴史ある部歌から貴重な言葉を引用した。
 勝つために戦うのは、試合の時だけではない。戦いの日が来るまで“Fight Hard”し続ける。つまりは毎日が勝負であり、毎日が勝つための1日である。
 何事においても、どんな場面においても勝つために“Fight Hard”することを、私が一番体現する。そしてチーム全員が“Fight Hard”を体現したときに、日本1への道が開けると信じている……。
 そして、最後に「ファイターズにいれば何か与えられるのではない。自分から“何か”を掴みに一歩踏み出しでほしい」と仲間に呼び掛け、「主将の私が常にこれで勝てるかを自問自答し“Fight Hard”を体現していきたい」と結んでいる。
 気持ちのこもった文章である。いま、決戦を前に読み返すと、なおさら一言一句が胸に迫ってくる。
 振り返れば、この20年、立命館とはどの学年も死闘を繰り返してきた。京大を含めて3者がそれぞれ1敗して3校が優勝し、甲子園ボウル出場決定戦で苦い汁を飲まされた1996年。関大、立命、関学が同率優勝し、甲子園ボウル出場権を競った2010年。せっかく本番の関西リーグで立命を倒しながら、京大に足下をすくわれ、優勝決定戦で再び立命と対戦。タイブレーク、それも延長戦となって敗れた2004年の例もある。2013年は両者ともに一歩も譲らず、0-0で引き分けている。
 蛇足を承知で付け加えれば、この0-0の試合で値千金のインターセプトを決めたのがDBの大森優斗君。いま、がんとの厳しい戦いのさなかにあることを公表し、朝日新聞のネットで紹介されて、大きな反響を呼んでいる主人公である。その記事を書いた大西史恭記者は、キッカーとして2007年の甲子園ボウル制覇に貢献した。
 もう一つ蛇足を加えれば、その大西君が在学中の4年間、立命との試合はすべて3点差以内で勝敗を分けている。2004年が30-28(甲子園代表決定戦は先に述べたように14-14で延長タイブレーク)、05年は15-17、06年は16-14。そして4年生の07年は31-28。フィールドゴールでの3点、PATでの1点を獲得することを義務づけられたキッカーの役割の重要性とその責任の重さを卒業文集で綴っていたことを思い出す。
 数えて見れば、21世紀に入ってからの15年間で、7点以内、つまり1TDとPAT1本の差以内で勝敗が分かれた試合が9シーズン、10回もある。その結果は関学からみて4勝5敗1分。両者が心技体すべてをかけてぶつかり、互いに一歩も譲らずに戦った結果である。
 逆に言えば、この相手を倒さない限り、甲子園ボウルへの道もライスボウルへの道も開かれないということである。
 その相手に、昨年は苦汁を飲まされた。山岸主将のいう「人生で一番の悔しさと自分自身の無力さを嫌と言うほど味わった」勝負である。
 以来、360日余。チームはこの相手を常に意識して、取り組んできた。その結果が問われる試合が目前に控えている。
 11月20日、万博記念競技場。1980年代後半、京大が全盛期にあり、毎年のようにファイターズと最終決戦を繰り広げた舞台である。そこでファイターズはどう戦うか。
 山岸主将の言葉にある通り、チームの全員が“Fight Hard”を体現するときである。全員が激しく、懸命に戦ってほしい。その向こうに勝利がある。

107Kwansei Gakuin University:2016/11/20(日) 17:16:07
ファイターズ試合速報】試合終了 22-6で勝利!2年ぶり55回目のリーグ優勝!
 関西学生アメリカンフットボールリーグ(Div.1)第7節が11月20日、吹田市の万博記念競技場で開催され、関西学院大学は立命館大学に22-6で勝利。2年ぶり55回目のリーグ優勝となりました。
たった今

108Kwansei Gakuin University:2016/11/24(木) 21:39:36
【アメフト】関学大2年ぶり55度目のV!全勝対決、立命館大を圧倒!!
スポーツ報知11月21日(月)6時2分
画像:第2Q8分、関学大・橋本が残り1ヤードをダイブしてTDを決める
第2Q8分、関学大・橋本が残り1ヤードをダイブしてTDを決める

 関学大が立命大との全勝対決を22—6で制し、2年ぶり55度目の優勝を決めた。第1クオーター(Q)にQB伊豆充浩(4年)が30ヤードのタッチダウン(TD)パスを通して先制。第2QにRB橋本誠司(4年)の1ヤードTDラン、第3QにWR池永拓矢(4年)の69ヤードTDランで加点。昨年、優勝を逃した悔しさを最上級生が晴らした。敗れた立命大は、27日に全日本大学選手権西日本地区トーナメント準決勝で名城大(東海学生)と対戦。勝者が甲子園ボウル(12月18日・甲子園)出場を懸けて、12月4日に関学大と対決する。
 格別な思いで、関学大の選手は校歌「空の翼」を口ずさんだ。「昨年の先輩の分まで『やってやろう!』と思っていた。1年前のふがいなさを超えられた」。主将のLB山岸明生(4年)は誇らしげにトロフィーを掲げた。
 試合のたびに髪の毛を1ミリ以下にそり上げる4年生が昨年の悔しさを晴らした。第1Q2分1秒、開始わずか6プレー目でQB伊豆がWR松井理己(りき、2年)に30ヤードのTDパスを通した。昨年の立命大戦で2TDパスを挙げたコンビで先制した。「何で負けたのかを1年間、考えてやってきた」と伊豆。インターセプトを喫するなど、27—30で敗れた昨年の試合のビデオは何十回と見てきた。
 第2QはRB橋本が敵陣3ヤードから2度続けてダイブして加点。第3Qは夏から準備してきたリバースプレーで、WR池永が69ヤードの独走TDランを決めた。「練習通り」と胸を張った池永の兄・健人さんは3年前の主将。「思い切りやるだけやぞ!」と試合前日に電話でゲキを飛ばされ、兄弟ともにラストイヤーで優勝した。
 全勝対決を制して2年ぶりにVを奪回したが、まだ先がある。今季から大学選手権西日本地区トーナメントの方式が変わり、立命大と再戦することが濃厚だ。「まだあんの?と思うわ。頼むわ〜と言いたい」と鳥内秀晃監督(57)は、ぼやいた。関学大は1シーズンに2度、立命大に勝ったことがない。「次、勝って初めて去年の借りが返せる」と橋本が言えば、山岸も「本当の大一番は次の試合」と気を引き締めた。笑顔なき優勝が、甲子園への道の険しさを物語っていた。(伊井 亮一)

109Kwansei Gakuin University:2016/11/28(月) 19:42:39
関西学院大の対立命館大戦のスターター
(ポジション、番号、学年、出身チーム)

LT 70 3年 箕面自由学園高校
LG 72 4年 関西学院高等部 (関西学院中学部タッチフット出身)
C 73 4年 関西学院高等部
RG 64 4年 啓明学院高校(啓明学院中学タッチフット出身)
RT 59 4年 県立岸根高校
TE 93 3年 関西学院高等部 (関西学院中学部タッチフット出身)
WR 11 3年 関西大学第一
WR 88 3年 啓明学院高校(啓明学院中学タッチフット出身)
WR 24 4年 同志社国際高校
QB 6 4年 府立箕面高校
RB 33 4年 関西学院高等部
K/P 1 4年 足立学園高校
DL 58 3年 関西学院高等部 (関西学院中学部タッチフット出身)
DL 52 4年 関西学院高等部 (関西学院中学部タッチフット出身)
DL 91 2年 追手門学院高校
LB 92 4年 啓明学院高校(啓明学院中学タッチフット出身)
LB 44 3年 関西大倉高校
LB 47 4年 中央大学附属高校
DB 49 4年 関西学院高等部
DB 3 3年 箕面自由学園高校
DB 25 2年 啓明学院高校(啓明学院中学タッチフット出身)
DB 2 4年 関西学院高等部 (関西学院中学部タッチフット出身)
DB 37 4年 箕面自由学園高校


立命館大の対関西学院大戦のスターター
(ポジション、番号、学年、出身チーム)

LT 55 3年 立命館宇治高校
LG 77 2年 立命館宇治高校(立命館宇治中学タッチフット出身)
C 73 4年 立命館宇治高校
RG 58 4年 大阪産業大学附属高校
RT 54 3年 龍谷大学付属平安高校
TE 80 4年 関西大学第一高校
WR 1 4年 駒場学園高校
WR 18 3年 立命館宇治高校(立命館宇治中学タッチフット出身)
WR 25 2年 日本大学第三高校
RB 32 3年大阪産業大学附属高校
QB 11 3年 立命館宇治高校(立命館宇治中学タッチフット出身)
K 8 4年 箕面自由学園高校
DL 91 4年 立命館宇治高校(立命館宇治中学タッチフット出身)
DL 52 3年 海陽中等教育学校
DL 94 4年 滝川高校
LB 44 4年 箕面自由学園高校
LB 99 3年 上宮高校
LB 31 3年 立命館宇治高校
DB 13 3年 立命館守山高校(草津リトルパンサーズ出身)
DB 3 4年 県立星陵高校
DB 23 3年 府立池田高校
DB 2 3年 大阪産業大学附属高校
DB 20 3年 大阪産業大学附属高校
P 82 3年 千葉日本大学第一高校

110Kwansei Gakuin University:2016/11/28(月) 19:53:42
関西学院大スターターの出身校別人数
関西学院高等部 7人(内 関西学院中学部タッチフット出身5人)
啓明学院高校 4人(内 啓明学院中学タッチフット出身4人)
箕面自由学園高校 3人
関西大学第一高校 1人
同志社国際高校 1人
中央大学附属高校 1人
関西大倉高校 1人
足立学園高校 1人
追手門学院高校 1人
県立岸根高校 1人
府立箕面高校 1人


立命館大スターターの出身校別人数
立命館宇治高校  7人(内 立命館宇治中学タッチフット出身4人)
大阪産業大学附属高校 4人
箕面自由学園高校 2人
立命館守山高校 1人(内 草津リトルパンサーズ出身1人)
関西大学第一高校 1人
龍谷大学付属平安高校 1人
日本大学第三高校  1人
千葉日本大学第一高校 1人
海陽中等教育学校 1人
滝川高校  1人
上宮高校  1人
駒場学園高校 1人
県立星陵高校 1人
府立池田高校 1人

111Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 22:06:27
どう見ても、OLは互角以上にやれてない。
西村、西山ともにプレッシャーを受けまくり。
だからパフォーマンスサッパリ。
西村のランプレーを封じたら、KG以外でも充分勝負になる。
武器になるのはショート、ミドルのパスと猪熊や渡邊の横方向へのスピード。
ベストメンバーで、プレーを限って挑んだのは、地力差を測るため。
予想以上の壁との試合後のコメントが、象徴してる。
双方にとって、12/4の為の試合であるのは同じ。
今回の試合での獲物が多いほうが、有利に進めるのは明らか。

112Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 22:07:12
昨年の立命は力を隠していたのではなく、徐々に力を増していったと
いう感じ 関学に勝ったのが大きな自信となったのではないか 確かに
予想が裏切られた感はあるが、タヌキというのとは異なる 関学戦、
甲子園ともあれがその時点で精いっぱいのパフォーマンスだったと思う

ライスは、パナの監督が言ったとおり「自作自演」 自分で自分の首を
絞めてしまった 関学と違うのは取り戻す手立てを持っていたこと

113Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 22:07:46
この間の関立はすごく淡白な試合だった。
手の内をあまり見せない形での試合。
結果KGが勝ちましたが、次戦が楽しみ。
次は、知略を尽くした試合になるのが明白。
お互いの戦略が楽しみです。
関学O対立命D
ランプレー、特にオープンサイドはスイングパス含め立命のスピードが勝り機能しなかった。
次戦もそこは厳しいと思われるが、そこを捨てプレーにして中央で活路を見出だせる。一昨年の甲子園ポウルでみせたような中央の早いランプレーがキーになるのでは。
一方、パスは松井、亀山へのロングを意識させた上で、前田やTEも含めた中短距離パスで攻められると立命Dも対応しづらい。
関学Oのバランスアタックで、TD3本は取れるとみている。
By 関学ファン。

114Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 22:09:58
 日本アメリカンフットボール界の名将が、がんと闘い、76歳のいまも勝利への情熱を大学生に伝え続けている。かつて京大の監督で4度の日本一に導いた水野弥一さん。7月と9月に肺がんの手術を受けたが、フィールドへ戻ってきた。

 水野さんは今春から、関東大学リーグ1部TOP8に所属する立教大のシニアアドバイザー

115Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 22:12:53
水野弥一氏
関東の秋シーズンを振り返って。

関東はどんぐりの背比べ。
日体大は早稲田をあわやというところまで追い詰めて、中央は日大に勝った。
面白いリーグ。
ただ、関西の関学のような(お手本になる)チームがない。
彼ら(関学)は大したもんですな

116Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 22:17:12
日曜日、雨でもみんな関学応援行くのかなあ。王子行ったときなんか、青色のセミプロおじさん、当然OBだろうけど、一杯来ていてにぎやかだった。大変楽しそうで大声でいろいろ昔だと思える選手たちの
話をしていた。一人何も知らない俺はじっと聞いてたけど、あのときはこんなんでは立命に勝てないぞとか言ってたけど楽勝だったと結果を知った。今度は雨だし、バイトでためた金は趣味の遊びにも使うし、甲子園には絶対
応援に行ってあげたいし、今回はいけない。いろいろ調べたら川西池田駅で乗り換えていくこともできるけどチケットと往復交通費で4000えんにもなるから残念だけどいけない。またここで
結果知れるし、甲子園決まってると思ってたらなんでかもう一回やるんや。アメフトってルールもう少し簡単なら高校生も面白いなら行くやろう。
折角お金使うなら甲子園だけにする。

117Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 22:18:14
立命の米倉さん、いくつかの記事によれば珍しくOL以下をどやしつけてる見たい。
前任の古橋氏はやたらとげきを飛ばすタイプだったが米倉さん
としては珍しい現象だね

118Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 23:08:23
アメリカンフットボールの全日本大学選手権は来月4日、決勝の甲子園ボウル出場をかけ、東日本と西日本の代表決定戦がある。今季から西日本のトーナメントに関西学生リーグ2位校も組み込まれ、決定戦は大方の予想通り関学大(関西1位)と立命大(同2位)の対戦となった。大一番を前に29日、関学大が記者会見を開いた。

 リーグ戦での全勝対決は22―6で関学の勝ち。立命は27日、西日本代表決定4回戦で名城大(東海)を下して、再戦にこぎ着けた。会見で関学の鳥内秀晃監督(58)は「こないだは反則とターンオーバーで、向こうは自滅と思ってるはずや。ウチは何も圧倒してない。向こうが勝手に崩れただけ。1対1では向こうが上や。残りの日数で勝負できるようになるまでやりきるだけです」と語った。

 主将のLB山岸明生(4年、中大付)は、リーグ戦で勝っていながら、次に負ければ即引退という状況に、「正直、怖さはある」と打ち明けた。その上で、「それでもここで負けるわけにはいかないし、次に勝てば大きな意味がある。目標の日本一のため、前を向いて、230人の部員全員で立命に挑戦したい」。

 関学は過去2度、1シーズンに立命と2度戦っている。1996年は京大、関学、立命が6勝1敗で同率優勝。甲子園出場を決める三つどもえプレーオフで、関学はリーグ戦に続いて立命に負けた。2004年はリーグ戦で勝ったが、立命と同率優勝になって臨んだプレーオフで負けた。つまり、関学は1シーズンで立命に2度勝ったことはない。最近、関学の4年生は04年のプレーオフの映像を全員で見た。山岸は「歴史を変えたい」との思いを強くしたという。

 副将のOL松井和史(かずふみ、4年、関西学院)は1年のライスボウルからずっと、関学オフェンスの最前線でぶつかり続けてきた。今季は夏合宿前のけがが長引き、第4節から戦列に復帰した。「いままで、いいことも悪いこともありました。でも、次に負けたら、そういうことが全部なくなる。そう考えると、いまも緊張してます」

119Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 23:56:44
アメリカンフットボールの全日本大学選手権西日本代表校決定戦(4日・万博)に臨む立命大が「下克上ポスター」を作成したことが30日、分かった。「逆襲」のタイトルで「関学倒すためだけに生きてきた」「勝つか、しぬか。王者か負け犬か」「あいつらに勝たないときっと一生後悔する」など熱い言葉を並べた。

 立命大は11月20日の関西学生リーグ戦で関学大に6―22で敗れ、連覇を逃した。だが、今年から、2位に敗者復活のチャンスがある大会方式に変更。立命大は名城大(東海学生)を破り、2年連続の甲子園ボウル(18日)出場を懸けて関学大と再戦する権利を得た。

 2位からの下克上をかけた再決戦のPRポスターで、350枚を学内などに掲示している。これまでのミーティングでの選手の発言を集めたもので、主将のOL西信一朗(4年)も滋賀・草津市内での会見で「命を懸けられるかで勝敗が決まる」と決死の覚悟を口にした。(伊井 亮一)

120Kwansei Gakuin University:2016/12/01(木) 23:58:40
関学のもっとノーブルスタボーネスと違うなあ

関学は 潔く勝ち 潔く負ける。

立命は 勝つか死ぬか

あほか

たかがゲームや

フェアプレイでやれ

なんか 立命が 韓国、 関学が日本に思える

121Kwansei Gakuin University:2016/12/02(金) 18:06:02
月1日。新しい年度のスタートである。大学前の桜並木は3分から5分咲き。あいにく小雨がぱらつく肌寒い天気だったが、上ヶ原のキャンパスでは入学式。初々しいスーツ姿の新入生とその保護者が列をなして登校している。新入生を勧誘するクラブやサークルのメンバーも、正門から銀座通りにかけてずらりと並び、元気な声を張り上げている。
 そうした中を突っ切り、目的地の第3フィールド、ファイターズの練習場に向かう。
 ファイターズにとっては、昨年、関西リーグの最終戦で敗れたときが新しい年度のスタート。もちろん、最終戦の日大との戦いが残されており、それはそれで意義のあった試合だったろうが、甲子園ボウルへの道が絶たれた時点で、僕にとっては昨年のチームは幕を閉じ、そこから新たな学年、新たなチームが始動している。
 年が改まり、新しい幹部が決まり、後期試験が終了すると同時に新チームのトレーニングがスタートした。いつもの年とまったく異なる練習のスケジュールとその内容。時折グラウンドに顔を出すと、ふだんの年の2月、3月とは少々勝手の違う練習を見ることができた。その時期の練習を見るのも楽しいが、それでも、4月1日という節目の日の練習を見る楽しみは別格だ。
 午後2時半。新しい年度を迎えた初日の練習は、顧問の前島先生による「お祈り」からスタートした。
 先生は「すべての人の僕(しもべ)になりなさい」という聖書の言葉を引用して「マスタリー・フォア・サービス」の意味を説き、このチームで活動する一人一人が「わがこととして学び、習得する」ことに努め、自らがこのチームを引き受ける気持ちでこの1年間、鍛えてほしい、と述べられた。
 さらに「祈りとは何か」と部員に問い掛け、「一言で言えば、自分の思いを明確にすること」と説明。「1月3日までフットボールをやりたいという気持ちを明確にし、それを達成するために身体を鍛え、思いを鍛えること」と説かれた。
 鳥内監督の言葉はもっと短かい。「マスターにならなあかん。プロにならなあかん」「変わるのは今しかない。やるかやらんかや。サボりはいらん」。短いが気持ちのこもった言葉でチームを引き締められる。
 こんな檄を飛ばされては、部員も黙ってはいられない。シーズンが始まったばかりとは思えない素早い集散で、練習メニューに取り組む。途中、短いサプリ休憩などを挟んで、あっという間にチーム練習は終了。
 練習後のハドルで、今度はチームの幹部がそれぞれ短い言葉で気合いを入れる。山岸主将は「いつも立命戦を意識し、高い意識をもって取り組め」。副将の岡本君は「練習台になる者が本気になれ。常に相手を倒す、という強い気持ちを持て。甘い取り組みでは、お互いが強くなれない。弱い相手に勝ってそれで満足というような練習はするな」という意味のことをこれまた短い言葉で。主務の石井君も「ファイト!ハード。たとえ10回に1回しか勝てないような相手でも、その1回は絶対に勝ち切れ。それがファイト!ハードという意味だ」と続ける。
 新しいシーズン、新しい学年のスタートということで、気分が高揚していたこともあるだろう。それぞれの幹部が短い言葉の中に、強い気持ちを込めて部員に語りかけていたのが印象に残った。
 同時に、そういう幹部たちであっても、昨年のチームが勝てなかった相手に、自分たちはどうすれば勝てるのか、自分たちにどんなチームが作れるのか、という不安もあったに違いない。幹部だけが声を挙げても、周囲を巻き込まなければ成果が出ないと、これからのチーム作りを懸念する気持ちももちろんあるだろう。
 そういう諸々をすべて抱き、包み込んで、ファイターズで活動するすべての部員が1915年、時の関西学院高等学部長(後に関西学院第4代院長)ベーツ氏によって提唱された「マスタリー・フォア・サービス」の道を歩み始めてほしい。それがこの日、お祈りで前島先生が説かれたこと、鳥内監督の「どんな人間になんねん」という問い掛けへの答えにつながる道だと僕は思っている。
 その気持ちをより正確に表すために、関西学院が発行している冊子「輝く自由」に掲載されているベーツ先生の言葉、すなわち1915年に書かれた「私たちの校訓『マスタリー・フォア・サービス』」という文書の一部を紹介しておく。
 「私たちは弱虫になることを望みません。私たちは強くあること、さまざまなことを自由に支配できる人(マスター)になることを目指します。マスターとは、知識を身につけ、チャンスを自らつかみ取り、自分自身を抑制できる、自分の欲、名誉や飲食や所有への思いを抑えることができる人です」
    ◇    ◇
 今年も山岸主将を中心とした新しいチームがスタートしました。チームの胎動に合わせて昨年末から休載していたこのコラムも再開し、今年もチームの動向を追っていきます。引き続きのご愛読とファイターズへのご支援を心からお願いします。

123Kwansei Gakuin University:2016/12/02(金) 18:08:44
 毎年、この季節になると、週末の上ヶ原の第3フィールドには若手OBが顔を出し、練習台を務めてくれる。今年はなかなか姿が見えないなと思っていたら、先週末には東京からXリーグのリクシルで活躍しているQBの加藤翔平君、DLの平澤徹君(ともに2011年卒)、地元からエレコムのLB池田雄紀君(2014年卒)が来てくれた。
 3人とも社会人チームで日本代表クラスの活躍をしているバリバリの現役。防具を着けてグラウンドに降り、スカウトチームに混じってVチームの練習相手を務めてくれた。それぞれがつい先日まで、チームの主力メンバーとしてXリーグで激戦を繰り広げていただけに、見ていてもほれぼれするような動きである。
 ディフェンスエンドに入った平澤君は簡単にVチームのOL陣を突破し、平然とQBの目の前に立っている。池田君はJVチームの要として、VチームのRBを自由に走らせない。加藤君になると、まるで異次元のQBである。体がデカイし遠投力がある。ランプレーで発進すれば、一気にTDまで持っていく突進力もある。JVチームのQBとは3段階から5段階上のレベルである。
 3人が3人とも、今季対戦したどのチームにもいないレベルの選手であり、Vチームのメンバーにとっては、上には上がいる、というのが正直な感想だったのではないか。
 3人だけではない。昨年度の主将でアシスタントコーチを務めている橋本君は毎日、グラウンドに顔を出し、OLの練習台を務めている。自身が昨年まで引っ張ってきたチームだから、相手になる選手が成長しているかどうかの手応えは、体感で判断できる。その折々に気付いたことを身を以て指導し、1センチ単位で足の運びを注意する。
 同じくOLの江川君、FBの山崎君、WRの宮崎君、DBの瀧上君、MGRの重田君も連日のようにグラウンドに顔を出し、練習の補助を務めてくれる。それぞれが先輩風を吹かして威張るのではなく、丁寧に後輩たちを指導してくれるのが、ファイターズのよき伝統である。
 そういう練習を重ねて、甲子園ボウルまであと一歩の所までこぎ着けた。いよいよ今度の日曜日はその成果を発揮する立命戦である。
 先日の試合は、立ち上がりに見事なパス攻撃で先制し、相手の反撃を強力な守備陣がぎりぎりのところで抑えて勝つことができた。
 しかし、互いに一度、手の内をさらし、力量を見極めたうえで迎えるのが今度の試合である。それぞれが相手の弱点を突き、自分たちの強みを磨いて戦うことは目に見えている。その意味では、前回の戦い以降の2週間をどのように過ごしたか、試合までの残り時間をどう生かすかで勝敗の行方が決まる。11月20日の勝利は、その日限り。12月4日までの取り組みで、本当の勝敗が決する。
 そのための準備はできているか。傑出した先輩たちの胸を借りるのもその一つの方法だし、仲間内で互いに指摘し合い、厳しく求め合ってレベルアップを図るのも、重要である。何より大切なのは、自分自身の意識を高く持ち、目の前の相手に必ず勝つ、必ず倒すという責任感をもってことに当たることだ。
 そのためには、目の前の練習に全力を挙げて取り組むしかない。たとえ下級生のスカウトチームが相手でも、百発百中のプレーを自らに義務づけ、それを完遂する。たとえオールジャパン級の先輩が相手でも、一歩も引かない。自分たちのQBには一指も触れさせない。そういう強い気持ちをもって自らを奮い立たせるしかないのである。
 練習また練習。今この時季に、本気で勝つための練習をしている大学チームはほんの数校である。そういう練習が大切な仲間とともに続けられることの幸せに思いをはせよう。たとえハードな練習であっても、目の前に具体的な目標を描いて取り組めば、それは喜びに変わる。その喜びが人を成長させる。そういう練習ができる時間がまだ残されている。その時間を有効に使い、プレーの精度を高め、気力を充実させてもらいたい。
 締めくくりに、先週、練習相手を務めてくれた池田君に確かめた話を一つ披露したい。彼は今季、学生時代から慣れ親しんだ1番の背番号に代え、14番を背負ってプレーした。どうしてか、と思った瞬間、思い当たることがあった。14番は、同期の大森君が学生時代に背負っていた番号である。
 「そうか。がんとの戦いに挑んでいる病床の友人を励ますために、その14番を背負ったのか」と思い当たった僕は、池田君の顔を見たときにまずそのことを確かめた。

124Kwansei Gakuin University:2016/12/02(金) 18:09:20
「そうです。同期の大森が苦しい戦いをしている。ならば僕も、その戦いを背負ってやる。そう思って背番号を変更したのです」
 その返事を聞いた時、何とも表現しようのない感動が走った。これがファイターズだ、同じ釜の飯を食い、同じグラウンドで汗を流し、死にものぐるいの練習をした仲間だ、そう思うと、思わず涙がにじんできた。
 そういう仲間を作れるのも、グラウンドでは互いに厳しく求め合い、試合では結束して強敵に立ち向かってきた場面を共有しているからである。ファイターズの諸君も、残る試合でそういう場面を共有し、仲間との絆を固くして巣立ってほしい。そのための時間はまだ残されている。練習また練習である。
(28)これぞ「Fight Hard」

125Kwansei Gakuin University:2016/12/04(日) 21:15:27
早大(関東)が2年連続4度目の全日本大学選手権決勝となる甲子園ボウル出場を決めた。東北大(東北)に対して開始から力の違いを見せ、QB笹木からRB山崎へのパスで先制した。その後も手を抜くことなく7TDを挙げ、完封こそ逃したものの47-2で一蹴した。18日の甲子園球場での決勝では、西日本を制した関学大(関西1位)と初対戦する。50回目の出場で通算28度目の優勝を狙う名門を相手に、4度目の出場で悲願がかかる。

 早大は昨年は20-10と大苦戦した相手に、けが人を除いてフルメンバーが先発した。前半は4度の攻撃でQB笹木が3TDパスを決めるなどすべてTD。守備もダウン更新を3回許しただけだった。後半はメンバーを一新し、終盤は公式戦経験もない若手も起用。ミスからセーフティーで2点を許したが、甲子園出場をきっちりと決めた。浜部監督はまずは「ホッとしました」と言い、「相手は1カ月ぶりの試合。実戦の勘が戻る前に、立ち上がりからフィールドを広く使って流れをつかめた」と気の緩みはなかった。

 決戦の相手は関学大となった。戦前を含めても公式戦での対戦は初めてで、春にも02年を最後に4度しか対戦したことがない。早大は34年と最古の創部の1つと歴史は上回るが、過去の実績では大きな差がある。浜部監督は「あこがれの存在。初めてで楽しみだが、やりにくい相手には違いない。今は喜びよりも緊張する」と話した。

 MVPは笹木から2TDレシーブのWR西川が選ばれた。OL松原主将、RB須貝、LB加藤ら主力の4年は早大学院出身で、3年時に関西学院に勝って高校日本一になっている。浜部監督は「今年はタレントはいないが、4年がまとまってここまできた」とも話す。須貝は「またやれるのは楽しみ」、笹木は「パスを通す自信はある」と言い、ともに「また勝ちたい」とさらに気合が入った。昨年は立命大を相手に終盤1点差まで迫っての惜敗。4度目の正直で初Vを狙う。

126Kwansei Gakuin University:2016/12/16(金) 22:44:38
関学大、甲子園ボウルへ警戒「早大の守備やっかい」



 アメリカンフットボール学生日本一を決める甲子園ボウル(18日)で2年ぶり28度目の優勝を目指す関学大が15日、会場の甲子園球場で練習を公開した。

 対戦する早大の映像を見て研究しているというQB伊豆充浩(4年)は「早大のディフェンスはいろんな隊形があってやっかい。準備期間の2週間は短いと感じるけど、いつもどおりしっかりと準備するだけです」と意気込んだ。

 4日の関西代表校決定戦でライバル立命大を下してから、約2週間。立命大をリーグ戦と決定戦で連破した達成感からチームに気持ちの緩みが見られ、先週、鳥内秀晃監督(58)から「話にならん。このままでは勝てない」と活を入れられた。「目標は日本一だと再確認したから、今は問題ない。2年ぶりの大舞台に全てをぶつける」と主将のLB山岸明生主将(4年)。気を引き締め直して、聖地甲子園に向かう。

127Kwansei Gakuin University:2016/12/16(金) 22:46:06
因縁の「初対決」の行方は-。アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝(甲子園ボウル)は18日、2年ぶり50回目出場の関西学院大と2年連続4回目の出場で初優勝を狙う早稲田大が対戦する。両校は大会71回目で初めて雌雄を決するが、互いの4年生の主力選手らは高校3年時にも対戦。いずれも早大の「弟分」の早大学院高が勝っており、関学大はリベンジに闘志を燃やす。早大は関東大学リーグMVPに選ばれたエースRB須貝らのラン攻撃と同リーグ最少失点の高い守備力が光る。最多27度の優勝を誇る関西の名門を下し、関東勢の10連敗を阻止できるか。(岡野祐己)

関学大、QB伊豆率いる多彩な攻撃

 今季、関西学生リーグのライバル、立命大を2度下した関学大の強さの秘訣(ひけつ)は精力的な筋力トレーニングの結果、パワーアップした選手個々の能力だ。

 コーチ陣は昨季のリーグで立命大に敗れた要因の一つを「体格差」と分析。選手らは今年2月に完成した新しいトレーニングルームで早朝から体をいじめ抜き、一方で授業の合間には睡眠時間を増やし、身体を休めた。その結果、各選手の筋力が飛躍的にアップした。

 練習量も多く、攻撃陣の要、QB伊豆は全体練習後にグラウンドの照明が消えるまでWRとパス練習を繰り返すなど攻撃の完成度にも磨きをかけた。

 甲子園ボウル前の記者会見で、鳥内監督は勝敗の行方について「伊豆次第」と司令塔の活躍が不可欠と語った。

128Kwansei Gakuin University:2016/12/16(金) 22:46:43
伊豆は今季、リーグ戦の7試合で126回中75回のパスを決め、成功率はリーグ2位の59%。66%で同1位の立命大QB西山よりも劣るが、それでもリーグ優勝を成し遂げたのは、パスとランを効果的に織り交ぜたことの証明でもある。

 状況に応じて俊敏な動きが持ち味の野々垣や、相手を吹き飛ばしながら力強く走る橋本ら特色の異なるRB陣が多彩な攻撃パターンを見せ、相手に的を絞らせないのが真骨頂だ。

 底力を見せつけたのが今月4日の立命大との西日本代表校決定戦。3点差に迫られた試合終盤、自陣2ヤードから5分30秒を使い、14回中10回ランを選択して最後は見事にダメ押しのTDランを奪った。

 伊豆は「「攻撃はみんなに助けられてこそできる。全員で早大に勝ちにいく」と意気込んだ。

 因縁の対決…主将山岸「高校時代の借り返す」

 早大との大一番を前に、闘志をむき出しにするのが主将のLB山岸だ。中央大付属高(東京)3年生だった2012年11月23日、秋の関東大会決勝で早大学院高に24-27とあと一歩のところで敗れ、高校日本一を決める「全国高等学校アメリカンフットボール選手権決勝戦」(クリスマスボウル)出場を逃した。

129Kwansei Gakuin University:2016/12/16(金) 22:47:22
卒業後は、高校で成し遂げられなかった日本一を目指して関学大に進学。偶然にも最終学年で雪辱を果たす舞台が整った。早大主将のOL松原やQB笹木は当時の早大学院高の主力メンバー。山岸は「高校時代の借りを返したい」とリベンジに燃えている。

 同じ年に早大学院高に苦杯を飲まされたのは山岸だけではない。関学大の付属高、関学高出身のRB野々垣と加藤は2012年、関西代表としてクリスマスボウルに出場。しかし、17-28で敗れた。忘れられない苦い思い出を胸に、ともに大舞台での大暴れを誓う。

MVPランナー須貝擁する「RB大国」早大

 一方、初優勝を狙う早大の攻撃を支えるのは逸材揃いのRB陣だ。注目は“二枚看板”の須貝と北條。関東大学リーグ3位の474ヤードを走った須貝は力強いランを生かして8TDを奪い、今季のリーグMVPに選ばれた。

 身長163センチと小柄な北條は軽快なフットワークで守備の間をスルスルと走り抜ける俊敏さが持ち味。今月4日の東北大との東日本代表校決定戦では北條を欠きながらも、2年生RB片岡が躍動。選手層の厚さを見せつけた。

 走力の高いRBのランでリズムをつかみつつ、左腕QB笹木がWR佐藤、鈴木洋らにパスを通せるかが攻撃のポイントになる。

一方、守備は通常3、4人を配置するのが一般的な守備ラインを、選手2人にした変則的な体形が特徴。5人いる相手の攻撃ラインに対して最前列の攻防は不利になる半面、他の選手をパスカバーやタックルに充てることができる。

 今季リーグ戦の総失点「78」は2位の慶大より37点少ない堂々の1位。完成度の高い関学大の攻撃と、鉄壁を誇る早大守備の真っ向勝負も今大会の見どころになる。注目の一戦は18日午後1時5分、阪神甲子園球場でキックオフを迎える。

130Kwansei Gakuin University:2016/12/16(金) 22:48:36
早大について鳥内監督は「オフェンスはRBとWRの能力が高い。ディフェンスは複雑に仕掛けてくる。キッキングゲームでも、いろんなとこでスペシャルプレーを繰り出してくる。力は立命と変わらん」と警戒を強める。監督が選手たちに求めるのは「俺がやったる」の気概だ。「その気持ちがなかったら、この先は負ける。弱気ではやられるんや。まだまだやで」

131Kwansei Gakuin University:2016/12/16(金) 22:50:01
スター不在と評されながら逆転で関東を連覇した早大が、甲子園ボウル(18日)で名門・関学大を相手に初の大学日本一に挑む。今秋の関東リーグ戦で慶大に敗れながら、最後の2試合で「関東2強」の法大と日大を連破して頂点に。逆転優勝したしぶとさを日本一への道にもつなげていく。
 「攻撃ラインとしてコンスタントに攻撃が前進できたのはよかった。課題もあったので、詰める所は詰めて甲子園に臨みます」
 4日に行われた東日本代表校決定戦で、東北大を下した早大の松原寛志主将(4年・早大学院)が胸を張った。1年前に20-10と苦戦した相手を、47-2と圧倒。スター不在と言われ続けてきた今年の早大が、甲子園ボウルを前に昨年以上の強さを備えてきた証しだ。
 道のりは険しかった。開幕から全勝を続け、最終節を前に関東制覇が決まっていた昨季とは対照的に、リーグ戦開幕直後から伏兵・日体大にタイブレークまで持ち込まれるなど大苦戦。10月30日には慶大に21-14で敗れ、早くも自力優勝がなくなった。どのポジションにも際立った選手がおらず、複数の選手で出場時間を分け合ってきた新チームの限界かと思われた。だが…。
 選手たちはこの敗戦がターニングポイントだったと口をそろえる。「序盤戦は心のどこかに去年の優勝校ということがあったと思う。あの1敗でチームががらっと変わりました」と、RB北條淳士(4年・佼成学園)は言う。
ブロックの練習をする早稲田大学米式蹴球部の松原寛志主将
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 急にスターが誕生したわけではない。敗戦から学び、一人一人が危機感を抱いて練習に取り組んだことでチーム力が一気に向上した。「去年のように誰かに引っ張ってもらえることはない。『自分たちがやらなければ』と全員が思うようになりました」と松原。そんな意識の変化が逆転優勝につながった。
 甲子園では大会を27度も制している名門中の名門、関学大と対戦する。早大はいまだ甲子園での優勝経験がない。浜部昇監督は「雲の上のようなチーム。今までやってきたことを普通にやったら手も足も出ないかもしれない」と表情を引き締めた。
 だが、関東連覇は選手たちの自信にもなっている。「自分たちがこれまで積み重ねてきたことを東伏見(の練習場)と同じように出していければいけると思います」とRB須貝和弘(4年・早大学院)は言葉に力を込めた。
練習を終え、笑顔のQB笹木雄太
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 鍵を握るのはパス。QB出身の浜部監督は、QB笹木雄太(4年・早大学院)らと徹底的にビデオの分析を進めている。「タイミングを詰めていけば必ずパスは通せます」とエースパッサーは鋭い目を光らせた。
 昨年は0-21から猛追したが、試合終了直前に狙った53ヤードの超長距離FGが外れて1点差で惜敗した。その悔しさは選手全員に染み込んでいる。「その記憶がほとんどの選手にあるのは早大の強みです」と松原。スター不在の雑草集団は初の日本一を射程圏内にとらえている。 (藤本敏和)

132Kwansei Gakuin University:2016/12/16(金) 22:50:31
ランプレー向上
 今季の後半戦で早大が強くなった要因の一つがランプレーの向上。その陰に1998年にNFLヨーロッパを経験し、今年から早大のRB指導を担当するようになった元アサヒ飲料RB中村多聞コーチの存在があった。
 今季の早大RB陣はオープンでスピード勝負のできる須貝、対面の守備を抜ける北條の2枚看板。だが、両者とも左右に走り、距離を稼げない一面もあった。「多聞さんの指導を受け、2人とも縦への意識が強くなって大きく変わりました」と須貝。甲子園はその変革ぶりを見せる場にもなりそうだ。
◆法大&日大2強以外で唯一「甲子園」複数回
 早大は、過去40年間で日大と法大の「関東2強」以外で甲子園ボウルに複数回出場した唯一のチーム。2002、10、15、16年と今回が4度目となる。
 過去3度の優勝は全て核となる選手がいた。02年は後にNFL傘下の欧州プロリーグNFLヨーロッパでもプレーした、国内史上屈指の大型QB波木健太郎がチームを率いた。10年の優勝時には関東リーグ史上6人目の1000ヤードラッシャーとなったRB末吉智一(現IBM)がいた。
 昨季も同様で、誰もが認める大学界ナンバーワンLBのコグラン・ケビンを筆頭に、巨漢DL村橋洋祐、50ヤード台までFGを決められるK佐藤敏基ら(4人とも現IBM)関東トップクラスのタレント集団だった。
 だからこそ、今年スターが不在のチームで連覇を達成できた意義は大きい。「連覇して初めて本当の強豪校になれるという意識があり、開幕のときから選手たちにも言い聞かせてきました」と浜部監督。連覇を達成したことで、名実ともに日大、法大に並ぶ「関東3強」となった。
<早稲田大学米式蹴球部> 愛称「ビッグベアーズ」。1934年創部で立大、明大と並ぶ日本最古のアメリカンフットボール部の一つ。36、37、39年にリーグ戦を制覇した。戦後は長く低迷が続き、2部降格も経験。47年スタートの甲子園ボウルはこれまで3度出場したが、優勝経験はない。部員数は選手161人、学生スタッフ43人。

133Kwansei Gakuin University:2016/12/18(日) 06:03:01
新時代の甲子園初対決 「攻守共に隙がない関学大、終盤急成長の早稲田。甲子園初対決の見どころ」


大混戦の関東学生1部TOP8を逆転二連覇、東日本代表校決定戦で東北大(東北学生1位)を47-2で下し、2年連続4度目の甲子園ボウル出場を勝ち取った東日本代表の早稲田大学ビッグベアーズ。
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リーグ最終節で立命大との全勝対決を22-6で制し、2年ぶりに全勝で関西学生DivⅠを制覇。さらに今年度からの新システムで、関西学生2位にも出場権が与えられた西日本代表校決定戦ウエスタンジャパンボウルで、立命大を再び26-17で下して、2年ぶり50回目の出場を勝ち取った関西学院大学ファイターズ。
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12月18日、阪神甲子園球場で行われる全日本大学選手権決勝、三菱電機杯第71回毎日甲子園ボウルは、新たな歴史の幕開けにふさわしいフレッシュな顔合わせとなった。
両校の対戦は14年前、2002年春に西宮スタジアムで行われた関学大主催の新歓ゲーム「KGボウル」以来。この時は33-14で関学大が勝利している。それ以前の対戦になるとさらに52年遡る。
日本フットボール界のルーツ校の一つである早稲田と、甲子園ボウル最多27回の優勝を誇る関学大。共に学生フットボール界を代表する伝統チーム同士ながら、これまでほとんど対戦のない両雄の甲子園ボウル初対決は果たしてどんな展開になるのか。
今季の戦いぶりから、試合の見どころを探ってみた。

134Kwansei Gakuin University:2016/12/18(日) 06:03:33
スキルポジションに人材を揃えた攻撃と変則守備で初優勝を狙う早稲田

今季の早稲田は、戦いを重ねるごとに成長を遂げてきたチームだ。第2節の日体大戦はタイブレイク戦の末の辛勝。第3節の中央大戦は1点差の勝利と、序盤戦は薄氷の勝利が続いていた。第5節の慶應大戦では14-21の敗戦を喫し、一時自力優勝が無くなるピンチに追い込まれた。
しかし第6節の法政大戦で、今季初めて攻守が噛み合い32-14の快勝。リーグ最終第7節で全勝の慶應大が1敗の法政大に敗れたため、自力逆転優勝が復活した状況で、日本大を27-0で破って、初の関東学生リーグ連覇を遂げた。

粘り強い戦いを支えてきたのは若手中心の守備だ。昨年、甲子園ボウル出場の原動力となった主力タレントがほとんど卒業した上、数少ない昨年からの主力も、ほとんどが負傷でフル出場できない状況が続いていた。しかし、シビアな戦いで揉まれた新たな戦力たちが着実に成長を遂げてきた。
DLはリーグ戦4ロスタックル2QBサックを記録した仲田遼(3年)の活躍が目を引く。早稲田ディフェンスはDLを2人、もしくは1人しか置かない変則的な体型を使用しているため、DLには独自のノウハウが必要とされる。早大学院時代からこの守備を経験している仲田は、コンセプトを理解し、マッチした動きができる存在だ。
LBは副将・加藤樹(4年)がエース。序盤戦は負傷のためベンチに控えていたが、第5節の慶應大戦より戦列復帰。第7節の日大戦では、3ロスタックル1QBサックと大暴れを演じた。加藤不在の間にLB陣の台所事情を救ったのは9ロスタックル3QBサックと、即戦力以上の活躍を演じた池田直人(1年)。地道な努力を続けて先発の座を勝ち取った栗田嵩大(4年)も、アグレッシブに攻める守備コンセプトに則した動きができるようになった。関本岳(2年)は高校時代から特殊な守備のコンセプトを理解したメンバーとして、主戦へと成長を遂げた存在だ。

135Kwansei Gakuin University:2016/12/18(日) 06:04:03
ランやパスディフェンスで要となる2人のローバーは、元CBの久保颯(3年)と元SFの山口昂一郎(3年)が担う。いずれも下級生時から、それぞれのポジションで先発だった経験を持っている。
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DB陣は、パスカバーにおいて絶対的な信頼度を持つCB安部修平(4年)がエース。当初は、この安部と反対側のCBの成長が課題だったが、高校野球出身の小野寺郁朗(2年)が急成長し、不安が解消された。
今季の関学大攻撃はラン、パスどちらでも試合を作ることができる力と精度を持っている。その上、守備の足を止めるカウンターが基本コンセプトになっている。DLが少なく、LBとの距離がある分、一度守りに入ってしまうと関学大に大きなスペースを与えることになってしまう。
守備フロントが関学大攻撃のスキームをいかに破壊できるかが、早稲田守備から見た勝負のポイントになりそうだ。

攻撃はスキルポジションに昨年来のメンバーを残している。シーズン当初は歯車が噛み合わなかったが、第6節の法政大戦でQB笹木雄太(4年)が先発に定着して以降、本来の力を発揮できるようになった。
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特に今季はレシーバー陣が充実。学生日本代表の副将・鈴木隆貴(4年)は球際の強さを持つディープターゲット。日本大戦でリバースプレーからTDを挙げた遠藤健史(3年)、小兵ながら堅実な小原嶺(2年)、U19日本代表のブレナン翼(1年)ら、若手も戦力として機能している。また、レシーバーのリーダーを務める西川大地(4年)は、シーズン途中にインサイドレシーバーに転向し、スピードとクイックネスが活きるようになり、得点源として活躍機会が増えた。
ランアタックを担うのはRB須貝和弘と、北條淳士の4年生コンビ。いずれも昨年から先発ローテーションで主戦だったが、今季からRBコーチに就任した元NFLヨーロッパ選手の中村多聞コーチの指導により、無駄を削ぎ落とした走り方を習得し、レベルを向上させた。いずれも密集を走り抜ける堅実なランができる存在だ。加えて177センチ89キロと大型の片岡遼也(2年)が、日本大戦で50ヤード独走TDを決めるなど調子をあげているのも頼もしい。シーズン当初は先発QBを務めていた坂梨陽木(3年)は、笹木が先発に定着して以降、得意のランに特化したワンポイント起用で、確実なゲインを稼ぎ出している。
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C稲葉玲央(3年)、OG樋口央次朗(4年)、香取大勇(1年)、主将OT松原寛志(4年)、島崎貴弘(4年)と並ぶ先発ラインアップは、基礎技術レベルが高い。立命大の強力なOL陣を粉砕した力強さを持つ関学大守備フロントを、彼らがいかにコントロール下に置くことができるかが、早稲田オフェンスの視点に立った勝負のポイントだ。

136Kwansei Gakuin University:2016/12/18(日) 06:04:34
ラン・パス共に高精度の攻撃と隙のない守備で28回目の優勝を狙う関学大

ライバル立命大に初めて2度勝利して、2年ぶりの『聖地』甲子園に帰ってきた関学大。2011-14年の学生4連覇時よりも、さらにパワーアップした印象だ。
攻撃はシーズン序盤こそ、もたついた戦いぶりだったが、第5節で関西大に37-2の快勝をして以降、尻上がりに調子を上げている。
本来の力を発揮できるようになった一番の要因はQB伊豆充浩(4年)の精神的な成長だろう。今季は先発2年目で、シーズン当初から自らの集大成が課せられていたが、地道なリーダーシップの発揮で、下級生中心のレシーバー陣の成長を促してきた。
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リーグ最終節の立命大戦で、先制TDを挙げた松井理己(2年)と、大村和樹アシスタントヘッドコーチが「今季のエース」と評する亀山暉(3年)のアウトサイドレシーバーは、長身とスピードを武器にしたディープターゲット。インサイドを担う前田泰一(3年)は、トレーニングによるフィジカル向上に成功し、捕球後のランに力強さが増した。加えて昨年までは負傷が多かった池永拓矢(4年)が好調。パスターゲットとしてだけでなく、立命大戦ではリバースから独走TDを挙げるなど、元RBの走力を生かしたプレーでも活躍している。
レシーバー以上に人材豊富なのがRB陣。2年時の2014年、第69回大会で甲子園ボウルMVPを受賞した橋本誠司(4年)は、3年時の負傷以降低調だったが、今季は序盤戦から出場を果たし、試合を重ねるごとに本来の切れ味が戻ってきた。小兵ながら守備のヒットをスピンで受け流すのが得意な野々垣亮佑(4年)は、関学大が得意とするシャベルパスやスクリーンなどのプレーに適している。 無駄のないカットバック走法の山口祐介(2年)、中央のスペースを直線的に駆け抜ける走りで、決定力が魅力の加藤隆之(4年)、ショートヤードを突破する力がある山本智也(3年)ら、シーズン序盤に試合経験を積んだメンバーが、終盤戦でしっかり機能しているのも頼もしい。
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137Kwansei Gakuin University:2016/12/18(日) 06:05:59
彼らの力を最大限に引き出しているのが安定感溢れるOL陣だ。2年時から先発のC松井和史(4年)を筆頭に、5人中4人が昨年来の先発メンバーだが、唯一今季から先発の清村壱成(4年)も急成長を遂げている。

早稲田守備フロントは、DLが1人か2人で、LBが複雑に動き回る特殊な守備だが、同様のルックで撹乱を狙った立命大守備を攻略した実績を持っている。DLが少ない分、ランについてはある程度のゲインは見込めるが、早稲田ディフェンス陣の強みは粘り強く守ることで、相手のプレー数を増やしミスを誘うことにある。
ビッグプレーで守備の粘りを断ち切ることができるか、試合を通じて高い精度を発揮し続けることができるかが、関学大オフェンスの勝負ポイントになるだろう。

リーグ最少の1試合平均4.4失点の守備は隙がない。
立命館大に二度勝利した大きな要因は、DL陣が立命大OLをオーバーパワーしたことにある。1年時から主力として活躍してきたパワー派NG松本英一郎(4年)が、OLのブロックをひきつけ、関西学生QBサック1位タイのDE藤木秀介(3年)、三笠大輔(2年)、昨年、一昨年と2年連続QBサック王だったOLB安田拓(4年)が、外から刺すのが必勝パターンだ。関西学生最優秀選手の主将LB山岸明生(4年)は、ブリッツからプレッシャーをかけることも、パスカバーに下がることも高いレベルでできる。勝負どころで、ターンオーバーなどのビッグプレーを起こす能力に長けているだけに、甲子園ボウルでも勝負を決めるプレーが期待できる。LB松本和樹(3年)は、他のメンバーがアグレッシブに攻めたところを確実に仕留めるタックル力を持つ。
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関学守備の要となるナスティ(ニッケルバック)を担う松嶋秀斗(4年)は、高い運動能力を持ち下級生時から活躍が期待されていた。ウエスタンジャパンボウルでは序盤、立命大RB西村七斗(3年)への、捕球してから走らせるパスに素早く反応して前進を許さず。前半終了間際には、QB西山雄斗のパスをインターセプトに仕留めるなど、広い守備範囲を披露した。
DB陣は、1年時から先発のCB小椋拓海、SF小池直崇のベテラン4年生を筆頭に、戦術理解度が高く守備陣の頭脳的な役割のSF岡本昂大(4年)らが、抜群の連携で最後尾を守る。新先発のCB横澤良太(2年)はベテラン組を凌ぐセンスを発揮し、4インターセプトを記録。関西学生リーグのインターセプト王になっている。
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どのポジションをとっても、これといった穴がみつからない今季の関学大守備だが、早稲田の攻撃はベーシックな一方で、昨年の甲子園ボウルでは、トリックプレーからモメンタムを奪い返し、反撃に出た実績がある。
初見のプレーに対してどう対応できるかが、関学大守備から見た勝負ポイントになりそうだ。

138Kwansei Gakuin University:2016/12/18(日) 16:55:22
アメリカンフットボール 三菱電機杯第71回甲子園ボウル 関学大31(7―7、14―0、0―7、10―0)14早大(18日・甲子園)

 アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「三菱電機杯 第71回甲子園ボウル」が18日、甲子園で行われ、西日本代表の関学大が31―14で東日本代表の早大を下し、2年ぶり28度目の学生日本一に輝いた。

 関学大は第1クオーター(Q)でQB伊豆充浩(4年)が11ヤードのタッチダウン(TD)ランで先制。早大も、RB北條淳士(4年4ヤードのTDランで同点に追いついた。

 関学大は第2QにRB加藤隆之(4年)のTDランで勝ち越し。さらに、直後に相手攻撃からパスをDB山本祐輝(4年)がインターセプトし、そのまま右隅にTDを決めて、追加点を奪った。

 しかし、早大は第3Q、ギャンブルでのスペシャルプレーTE田島広大(3年)へのTDパスが決まり、再び7点差とした。それでも、関学大は第4QにFGで3点を追加してリードを広げると、さらにRB野々垣亮佑(4年)のTDランで試合を決定づけた。

 これで甲子園ボウルは関西勢が10連勝。2年連続4度目出場となった早大は昨年1点差で立命大に敗れ、今年も悲願の初制覇はならなかった。

 学生日本一となった関学大は、来年1月3日のライスボウル(東京ドーム)で社会人日本一の富士通と対戦する。

139Kwansei Gakuin University:2016/12/20(火) 22:41:10
アメリカンフットボールの日本選手権「ライスボウル」(来年1月3日・東京ドーム)で対戦する社会人代表の富士通と学生代表の関学大が20日、東京都内で記者会見し、初出場優勝を飾った2015年以来、2度目の頂点を狙う富士通の藤田智ヘッドコーチは「やるべきことはいつも一緒。しっかり準備して自分たちの力を出し切りたい」と意気込みを語った。

 関学大は前回出場した15年に富士通に逆転負けを喫している。過去10度の出場で王座をつかんだのは02年の1度のみ。社会人チームの高い壁にはね返されているが、鳥内秀晃監督は「山岸キャプテンを中心にライスボウルで勝つということをずっと言ってきているので、手助けできるように頑張りたい」と雪辱の舞台へ力を込めた。

140Kwansei Gakuin University:2016/12/27(火) 07:43:56
甲子園ボウルで2年ぶり28度目の優勝を果たし、喜びを爆発させる関学大の選手たち
 常緑の芝生の上で躍動する「青」と「臙脂」のコントラストが、とても新鮮だった。

 12月18日に阪神甲子園球場で開催された「第71回甲子園ボウル」。2016年度の学生日本一を決める大一番は、関西学院大学と早稲田大学という、大会史上初めての顔合わせとなった。

 2年ぶりの王座奪回に燃える青の関学。一方、初優勝を目指す2年連続4度目の出場の早大は、お馴染みの臙脂がチームカラーだ。
 見にくいという声もあるが、会場の何とも言えない雰囲気は野球のスタジアムならではと言っていい。キックオフが近づくにつれて一、三塁側のアルプススタンドが、スクールカラーでくっきりと色分けされていく。

 早大のキックオフで始まった試合は、第1クオーター9分34秒に、関学がQB伊豆の11ヤードTDランで先制する。
 「みんながいいブロックをしてくれたので、あそこはただ走るだけでよかった」。伊豆はこう振り返った。

 早大も負けていない。4分後にRB北條の4ヤードTDランで追いつく。鉄壁の関学守備陣を攻略してロングドライブを完成させた、見事なオフェンスシリーズだった。

 しかし、ここから試合の流れは関学に傾く。決定的だったのは第2クオーター12分20秒。一時ベンチに下がっていた主将のLB山岸に代わって出場していたLB山本が、ゴール前で早大QB笹木のパスをインターセプト。そのままエンドゾーンまで持ち込んだ。
 勝った関学の鳥内、敗れた早大の濱部両監督が試合のターニングポイントに挙げたビッグプレーだった。

 「僕の代わりに出た山本が、素晴らしいプレーをしてくれたのがうれしい」。年間最優秀選手に贈られる「チャック・ミルズ杯」を受賞した山岸は、同じ4年生の控え選手の活躍をわが事のように喜んだ。

 昨季関西学生リーグで2位に終わった関学にとって、この一年は「打倒立命大」がチームの目標だった。
 今季、リーグ最大のライバルである立命にリーグ戦と西日本代表決定戦で2度勝ったことで「正直なところ、僕自身も含めて気が抜けたところがあった」と山岸は言う。

 一度達成感を味わってしまうと、さらにもう一度気を引き締めて新たな目標に向かって動き出すのはなかなか難しい。今回の「ファイターズ」がまさにそうだった。

 最終的な目標はあくまでも「社会人に勝って日本一」。その前に負けるわけにはいかない関学は、高度で奇抜な戦術を駆使して対抗する関東の覇者・早大を相手に覚醒する。
 DB小池の狙い澄ましたインターセプトに象徴される、終盤に見せた守備陣の高い集中力は、まさにそうした思いから生まれたものだった。

 「僕みたいな人間は、一人でうまくやろうとしても駄目。試合に出られない選手、裏方で頑張ってくれているメンバーすべてが、それぞれ違う役割を果たしてこそ日本一は見えてくる」
 部員223人の大所帯をまとめるリーダー役として、山岸は試行錯誤を繰り返しながらその思いをいつも発信してきたという。

 「こういう大きな試合では、ちょっとしたミスが勝敗を分けるんですね」。濱部監督の言葉は、そのまま来年1月3日の日本選手権(ライスボウル=東京ドーム)で、社会人王者の富士通と日本一を争う関学に当てはまる。

 苦戦が予想される決戦までの2週間で、どんな準備をしてくるのか。
 いつものことながら、何かをやってくれそうな関学というチームには、周囲をワクワクさせる不思議な魅力がある。

141Kwansei Gakuin University:2016/12/27(火) 07:45:24
「すべては母校のために」 KGファイターズ伊角富三元監督
 関学大を卒業し、ウエイクフォレスト大にコーチ留学していた伊角富三に、OBから連絡があった。「今の状況はかなり厳しい。帰ってこられるか?」。1976年のシーズン中のことだ。

 伊角は、日本のアメリカンフットボール界に多大な貢献をしたチャック・ミルズ氏が監督を務める、ノースカロライナ州ウインストンセーラムにあるウエイクフォレスト大で1974年9月から指導者としての勉強をしていた。その伊角が、母校のピンチに急遽呼び戻されたのだ。

 関学大は76年の秋、リーグ戦で京大に0―21で敗れ、リーグでの連勝記録が145で止まった。だが、京大も1敗していたためプレーオフになり、関学はその試合を13―0で制し、甲子園でも4連覇した。
 当時の武田建監督とともに「ファイターズ」を救った一人の伊角は、「当初は76年のシーズンまでアメリカにいるつもりだったが、お世話になったチャックさんがすぐに帰れと言ってくれた」と振り返る。

 その名が、学生の年間最優秀選手に贈られる「チャック・ミルズ杯」に刻まれているミルズ氏の功績について少し触れておく。
 ミルズ氏は、伊角が大学3年だった71年に、ユタ州立大を率いて来日。73年にはウエイクフォレスト大の監督として再来日し、本場のプレーを披露するだけでなく、競技の普及にも貢献した。

 ユタ州立大との試合に日本代表として出場した伊角のポジションは、攻撃のGと守備のLB。「クリニックを受けて、日本とのあまりの違いに驚いた」という伊角は、「ぜひアメリカでフットボールを見たいという、強い思いに駆られた」と振り返る。
 ユタ州立大でミルズ氏に師事していた元関学大の名QB広瀬慶次郎と入れ替わるように、伊角は渡米した。アメリカでの生活は順風満帆で、76年のシーズン途中で帰国することになるとは、想像もしていなかった。

142Kwansei Gakuin University:2016/12/27(火) 07:45:58
77年シーズン。関学大は、前年以上に苦しい戦いを強いられる。春は京大に0―35で完敗。「手も足も出ない状況で、秋はどないすんねん」。伊角は当時の心境をこう語る。
 しかし、6月に27歳になったばかりの青年監督の気持ちの切り替えは早かった。「京大とのパワーの差は歴然としていた。ならば、何とかパスに活路を見いだすしかないという思いで、あの年はQBとレシーバーには申し訳ないことをしたが、春と秋の間のオフを返上して毎日パスの練習をしていた」

 そして迎えた秋のシーズン。11月13日、両雄が全勝で優勝を懸けて対戦した。「涙の日生球場」と呼ばれ、今も語り継がれる名勝負は、関学大が得意のパスが1回も成功しなかったにもかかわらず29―21で制した。続く甲子園ボウルでは関東代表の日大に快勝し、史上初の5連覇を達成した。

 京大戦でみせたフェイクパントは、試合の流れを大きく変えた。2年生パンター浜中則昭は、センターからのボールを受ける前、いつもより大きく蹴り脚を振り上げてウオーミングアップ。だが、ボールは浜中の前のサーチライトの位置にいたエースRB越中啓至にダイレクトでスナップされ大きくゲイン。ファーストダウンを更新する。

 「あのプレーは、アメリカにいた時にUCLAが使ったのを見て、これはいつかどこかで使えると思っていた」。しかしそれ以降、伊角はこのトリックプレーを封印する。その理由は定かではない。

 甲子園ボウル5連覇を達成した関学大だが、その後は関東のライバル日大に4連敗。闘将・篠竹幹夫監督が率いる日大は、82年に初めて甲子園ボウルに出場した京大を破り、関学大に並ぶ5連覇を果たす。
 日大との死闘は、伊角のコーチ人生の中で大きなウエートを占めている。「あの頃の関学は、戦力的に苦しかった。日大との甲子園ボウルはアメリカのディビジョン1とディビジョン2の試合のように、力の差を見せつけられた。ただ、関西の対戦相手も力が落ちていたので、そういう点では運があったのかもしれない」

 自身がキャプテンだった1972年も、大変なシーズンを送っている。学生運動真っ盛りのこの時代。関学大もそのあおりを受け、選手の獲得が難しくなる。春の西日本大会では、初戦で桃山学院大に敗退。やっとの思いで出場した甲子園ボウルでは、初出場の法大に屈した。
 「1年から試合に出場していたが、最終学年の甲子園ボウルは勝てなかった。関学高等部時代に、タッチフットボールの全国大会決勝で法政二高に負けているので、法政には不思議な因縁を感じた」という。

 不遇だった選手時代の悔しさが、コーチとして情熱を燃やす原動力になった。「すぐに頭に血が上るので、つい言葉も荒くなる。使える時間はすべてフットボールに使ったが、ここ5年ぐらい、当時の学生には悪いことをしたという懺悔の気持ちがある」。過酷な練習を課した教え子への思いを語る伊角だが、その当時の様子を感謝を込めて懐かしそうに話すOBは少なくない。

 10月25日、京都・西京極陸上競技場。昨年3月に関西学生連盟の理事長に就任した伊角は伝統の「関京戦」のテレビ解説者を務めた。隣には、かつて死闘を繰り広げた京大の水野彌一前監督が座っていた。互いに年齢を重ね、和やかに語り合う二人に「呉越同舟」という言葉は不似合いな気がした。

 「涙の日生球場」から37年。64歳になった伊角は、こう話してくれた。
 「試合を見に来てくれる、学生の比率の低さに危機感を持っている。そういう状況の中で役を仰せつかった。一番面白いと思っているスポーツを、より多くの人に理解してもらうことを共通の目標として取り組めば、一人一人の誇りにつながる。今までフットボールに関われたことに感謝しながら、理事長職にあるうちはそれを目指す」―。

143Kwansei Gakuin University:2017/02/22(水) 19:09:01
近年の関西学生アメフト界は、立命館・関学に関大が加わり、戦国模様の様相です。然しながら残念なのは、かつて東海や橋詰選手などが在籍した当時を知るものとして、現在の京大の現状は寂しい限りです。
なぜ現在の京大は、かつての全盛期の力を発揮できないのでしょうか?①上位3チームの戦術の進歩②チームを支えたコーチ陣の流出③高度なスカウティングと分析の欠如。などが考えられますが、本当のところどうなんでしょうか?又、今後かつての黄金期の再来はあるとお思いでしょうか?かつて西宮スタヂアムで観覧した、あの盛り上がりを懐かしく思い質問いたしました。

144Kwansei Gakuin University:2017/02/22(水) 19:09:32
関西学生アメフトの歴史を振り返ってみると、関学>>>京大=立命館>>>その他 ですね。

何と言っても関学がずば抜けています。関学が関西学生アメフトの歴史を作ってきました。京大は1970年代半ばから2000年までです。立命館は1990年代以降です(いわば新興勢力)。

京大が勝てなくなったのは、①他大学が経験者のスポーツ推薦を強化したこと。②水野監督がいなくなったこと。ですね。

やはり1980年代の「関京戦」が一番盛り上がりましたね。「関立戦」はどうも気持ちが入りません。「関京戦」の復活を強く願います。

145Kwansei Gakuin University:2017/04/17(月) 18:39:48
昨季王者の関学大、慶応破る 学生アメフットの春始動

 全国で学生アメリカンフットボールの春のシーズンが始まっている。各チームは交流戦や定期戦で新戦力を試し、秋のリーグ戦へ向けて力を蓄えていく。15日は神戸・王子スタジアムで、昨季の学生日本一に輝いた関西学院大が春の初戦で慶応大と対戦。31―17で逆転勝ちした。

 関学は攻守22人のレギュラーのうち、ほぼ半分が卒業で抜けた。さらにこの日は少しでもけがを抱える選手に無理をさせなかったため、先発メンバーのほとんどが昨季までの控え選手だった。一方の慶大は必勝モードで、序盤から「ノーハドル攻撃」を仕掛けてきた。プレー間の作戦会議(ハドル)を省き、どんどんテンポよくプレーを重ねていく攻め方だ。関学守備陣の先発で昨季からのレギュラーはDB小椋拓海(4年、箕面自由学園)だけ。受け身になってしまい、10点を先取された。

 関学は10点目を奪われたあとのキックオフリターンでRB高松祥生(4年、箕面自由学園)が大きくリターン。新たなエースQB候補の一番手、光藤航哉(みつどう、3年、同志社国際)率いる攻撃陣が、このチャンスにようやくかみ合い、RB山本智也(4年、立教新座)の3ヤードタッチダウン(TD)ランで締めた。これで7―10。第2クオーター(Q)4分すぎにはRB山口祐介(3年、横浜栄)が次々に慶大のタックルをかわし、38ヤードのTDランで14―10と逆転した。

 だが慶大もラン、パスとバランスよく攻め立て、QB小田裕太(4年、慶応義塾)からWR加藤航太朗(3年、浅野)への19ヤードTDパスが決まり、関学は14―17とリードを許して前半を終えた。

 後半は関学のいいところばかりが目立った。QB光藤が、左で縦へ抜けたWR松井理己(3年、市西宮)へロングパスを決めて攻め込み、TDで21―17と逆転。さらに第4Q8分すぎには光藤がWR小田快人(3年、近江)へ23ヤードのTDパスを決め、慶大を突き放した。

146Kwansei Gakuin University:2017/04/23(日) 08:27:28
関学が2線級の選手が中心にもかかわらず、昨年、関東で早稲田と同列首位の慶應に対して、ある程度の余裕を持って勝利するというのは、さすが日本一の関学ファイターズですね。

興味深いのは、関学のエースQBの光藤君が同志社国際から同志社大学に上がらずに関学に進学したことでしょう。やはり西日本私大NO1の名門といわれる関学に憧れたのでしょうね。

147Kwansei Gakuin University:2017/05/19(金) 02:00:32
関学大―日大50回目の定期戦 アメフット、関学が圧勝



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 50回目を迎えたアメリカンフットボールの関学大―日大定期戦が30日、神戸・王子スタジアムであり、昨季の学生王者関学が30―6で圧勝した。対戦成績は関学の30勝17敗3分け。

 甲子園ボウルで28度も対戦してきた両雄だが、日大は1990年を最後に甲子園で勝てず、昨季は関東大学リーグで3勝4敗。今年1月には大量の退部者が出た。

 日大の山崎奨悟主将は言った。「本気で勝ちたいヤツが残った。甲子園で関学に勝ちます」。チームの愛称「フェニック

148Kwansei Gakuin University:2017/09/18(月) 20:49:30 ID:7ZalXIRs
い歴史を見れば、京大ギャングスターズは「古豪」ではありません。京大は「中興」という表現がベストです。大昔、一時的に強かったという「古豪」なら、それは関大です。「新興」という表現がベストなのは立命館です。関西で大昔からずっとトップレベルでアメフトをリードしてきたのは関学ファイターズだけです。

さて、今年の関西学生アメリカンフットボールの順位を予想すれば、

関学>立命館>関大>京大>甲南>龍谷>同志社>桃山学院

になります。

京大は確かにチーム力がアップしていますが、去年のように下位チームに負けるリスクがあります。去年の6位から4位に上昇するとは思いますが、そこまでかなという気がします。

今年も甲子園ボウル出場は関学になると予想しています。

149Kwansei Gakuin University:2017/09/21(木) 22:53:15 ID:7ZalXIRs
近年になく戦力充実の京大、関学戦へ闘志 アメフト

 近年になく戦力が充実し、2004年以来の関学戦勝利が期待される中、西村監督は「力はついてきてるので、しっかり発揮できるようにしたい。関学は例年と比べても遜色がなく強い。目の前のワンプレーに集中して、終わったときに1点勝ってればいいです」と、神妙な表情で語った。勝利のカギを握る選手としては、攻撃ではQB田中大輔(4年、関西大倉)とRB入山鼓(4年、都立西)、守備では主将のDL植村佳史(4年、関西大倉)を挙げた。

 QB田中はスターター3年目。過去2年の関学戦では序盤に得意のパスで先取点を奪ったが、あとが続かない。田中自身にミスも出て敗れてきた。「いままでは追いつかれたあとの展開をイメージできてなかった。今年はどんな展開になっても大丈夫なように準備してきました」と話した。

 高校時代は野球部で内野手。1浪して入学すると、アメフト部からの勧誘攻勢を受けた。「デカい人に囲まれて、もう想像を絶する勧誘でした」と笑う。「野球で行けなかった甲子園に、アメフトで行こうや」と言われ、そのデカい人たちと一緒に日本一を目指すことにした。黄金期のOBから、かつての関学とのライバル関係を聞かされるうちに、「絶対に勝つ」との思いが強くなってきたという。「自分がオフェンスを引っ張って、日本一になるために関学を倒します」

 RB入山は「エースとして『おーっ』と思われるような走りでチームを勇気づけたいです」と言った。他にもいいRBがいる中で自分から「エース」と言いきった理由を問うと、「春は言ってなかったんですけど、最後の秋だし、自分が引っ張る気持ちを表に出していくのも大事だと思いました」と返した。

 東京から関西に来た理由を聞かれ、少し間を置いてから「反抗期っていうか、一人暮らしがしたかったんで」と報道陣を笑わせた。身長160センチと小柄だが、「重心の低い走りができる。デメリットはないのかなと思ってます」と、きっぱり言った。

150Kwansei Gakuin University:2017/09/21(木) 22:56:31 ID:7ZalXIRs
京大アメフット、6年ぶり関大撃破 改革で復活の狼煙

フットボールの関西学生リーグは25日、京都・西京極陸上競技場で開幕し、昨季6位の京大が、13―10で同3位の関大を6年ぶりに下した。

 過去4度の日本一、6度の学生日本一に輝きながら、1997年以降はリーグ優勝からも遠ざかる。すっかり「古豪」呼ばわりされるようになってしまったチームが、意地を見せた。

 近年は脆(もろ)かった守備陣が踏ん張り、ロースコアの試合に持ち込めたのが大きい。ともにフィールドゴール(FG)を1本ずつ決めて迎えた第3Q6分すぎ、京大は敵陣29ヤードからボールを持ったRB入山鼓(4年、都立西)が相手エンドゾーンに迫る。しかし、残り1ヤード付近でタックルを受けてファンブル。しかし、これがすぐ横にいたWR山田志暁(3年、明善)の腕に収まる幸運なTD。10―3と勝ち越した。京大はさらに11分すぎ、キッカー海士湧平(4年、天王寺)のFGで3点を追加。その後は守備陣が相手の二枚看板である大内勇(4年、箕面自由学園)、入佐一輝(3年、関西大倉)の両QBにハードタックルを浴びせ、負傷退場に追い込んだ。関大の反撃を7点に抑え、歓喜の瞬間を迎えた。

 京大の西村大介監督(40)は「ディフェンスがよく踏ん張ってくれた。ラッキーなTDがありましたけど、我々が勝つときはああいうことが起こるんです」と喜んだ。西村監督が思い起こしたのは92年の関学大戦だ。QB金岡がランに出て、関学LB山田の強いタックルを浴びてファンブル。浮いたボールを、たった一人前にいたWR藤居がキャッチ。そのまま走ってTDした。そして前評判を覆して関学に勝ったのだ。

 ゴール前のファンブルが一転、勝ち越しTDにつながったRB入山は「やっちゃったなあと思ったんですけど、周りに助けられました。やっと勝利の女神が僕らにほほ笑んでくれました!」と興奮気味だった。

■黄金期OBが指導

 今春、いくつかチームに改革があった。黄金期のOBたちがグラウンドに足を運ぶようになり、フットボールの考え方から変えさせた。昨年まで独走TDやロングパスでのTDをいくつも奪われてきた守備陣の安定は、OBの教えによるところが大きい。主将のDL植村佳史(4年、関西大倉)は「結構厳しいことを言われて、正直その場では『くそっ』と思うこともありました。でも冷静になってみたら、OBのみなさんが言われていることが正しい。みんなで話し合いながら、採り入れていきました」と振り返った。

 この日、関大から194ヤードを奪ったラン攻撃も“重点強化指定科目”だった。この春から元日本代表の攻撃ライン(OL)である平本晴久さん(山梨学院大出身)をコーチに招き、5人のOLを鍛え上げてもらった。平本さんは言った。「ラインのみんなが、かつての京大らしさを失ってました。思いっきりスタートして、前に出て、相手に圧力をかける。それだけ教えました。今日はしっかり相手を押せてました。ほめてあげたいと思います」

 まずは開幕戦で改革を実らせ、京大が復活への狼煙(のろし)を上げた。

151Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 00:17:35 ID:7ZalXIRs
アメフト関京戦、王者関学が快勝 京大の反撃及ばず


 アメリカンフットボールの関西学生リーグは22日、京都・西京極陸上競技場で開幕2連勝同士の関学大と京大が対戦し、2連覇を狙う関学が31―10で快勝した。

 第2クオーター(Q)序盤、京大のミスで敵陣深くから攻撃権を得た関学はRB高松(4年、箕面自由学園)のタッチダウン(TD)ランで7点を先取。さらに2TDを加えて前半を21―3で折り返した。後半も関学の勢いは止まらず、10点を追加して突き放した。

 一方、京大は第4QにQB田中(4年、関西大倉)のTDランで1TDを返したが、反撃が遅かった。

■エース西野、重圧に負けず

 関学の攻撃をQB西野(3年、箕面自由学園)が冷静に率いた。春は同学年のQB光藤(3年、同志社国際)の控えだったが、夏場に急成長し、エースの座を奪った。序盤は緊張気味だったが、「自分のランでリズムを取り戻せた」と、自慢の快足を飛ばして130ヤード獲得の1TD。伝統の一戦の重圧に負けず、チームを勝利に導いた。

 ●植村主将(京大) 「絶対勝つと決めてたんですけど、完敗です。点差以上の力の差を感じました」

152Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 17:20:30 ID:7ZalXIRs
えげつない関学に勝ってこそ 京大アメフトOB語る
篠原大輔2017年9月19日16時08分

京大アメフト復活だ 元代表OLが指導、宿敵関学に挑む
 「万博にアメフトの試合見に行くんや。京大が関学に勝ったら優勝やで」。彼は言った。そんなアホな。京大が優勝を争えるスポーツなんてあるはずがない。私は思った。果たして、翌日の新聞には「京大2連覇」の見出しが躍った。

 「怪物QB」と呼ばれた東海辰弥さんが大活躍。京大が2シーズン連続で日本一となり、日本のアメフト人気が高まった。「京大やのにスポーツでも優勝って、こんなカッコいいことってないやろ」。何の目標もなく生きていた私は、心をギュッとつかまれた。

153Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 17:22:07 ID:7ZalXIRs
朝日新聞経済部記者・野口陽(京大 1995〜98年在籍)

 あれから20年近く経ち、ひとりのフットボールファンとして観戦する立場となった今なお、関学のユニホームを目にすると、ふと我に返り、様々な思いがこみ上げる。正直、いいものはない。最大の難敵を倒すために苦しみもがいた日々が心に浮かぶからだ。

154Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 17:22:37 ID:7ZalXIRs
京大ギャングスターズは、関学を倒すことだけを求めて力をつけ、歴史を重ねてきた。私の在学当時、練習で敵役となるコーチのユニホームは常に「関学ブルー」。絶えず関学を意識しろ、という意味だった。グラウンドでは日々、「それでKG(ケージー)に勝てるか?」などという言葉と、その年の関学主力メンバーの名前が飛び交った。

155Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 17:25:23 ID:7ZalXIRs
京大アメフト復活だ 元代表OLが指導、宿敵関学に挑む
篠原大輔2017年9月19日16時25分


 アメリカンフットボールの関西学生リーグは今週末に第3節の4試合がある。22日には京都・西京極陸上競技場で開幕2連勝同士の関西学院大と京大が対戦。2005年から関学の勝利が続く「関京戦」だが、今年は京大の戦力が充実し、久々に熱のこもった一戦になりそうだ。

156Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 17:26:10 ID:7ZalXIRs
昨年はリーグ戦2勝に終わった京大だが、今年は強力なラン攻撃が復活した。日本代表のOL(攻撃ライン)だった平本晴久さん(山梨学院大OB)をコーチに招き、5人のOLたちに前へ出る意識を植え付けた。彼らが相手を押しのけ、エースRBの入山鼓(4年、都立西)らが駆け抜ける。QB田中大輔(4年、関西大倉)はスターター3年目で、前節の龍谷大戦では15回投げて13回のパスを決めた。守備は昨年限りで元NFL選手だった米国人コーチを解雇。黄金期のディフェンスを支えたOBたちが春から指導に足を運ぶようになり、昨年までとは見違える安定感が出てきた。

 リーグ2連覇を狙う関学は昨年のスターターの多くが卒業し、再建のシーズンになっている。QBはランが得意な西野航輝(3年、箕面自由学園)と左投げの光藤(みつどう)航哉(3年、同志社国際)の併用。オフェンスの完成度は未知数だ。

 かつて関西は関学の独壇場だった。しかし水野弥一監督率いる京大が1976年に関学のリーグ戦連勝を145で止めた。関京戦は1試合で4万人もの観衆を集めるカードになった。だが90年代後半から京大が弱くなった。立命大、関大の台頭もあり、伝統の一戦は色あせた。

 水野氏の後を受けて6年目となる西村大介監督が指揮を執る京大。金曜の夜、西京極で再び日本フットボール界の歴史を動かせるか。(篠原大輔)

158Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 17:36:46 ID:7ZalXIRs
先ほど西京極で伝統の「関京戦」を観戦してきました。

結果は、関学31ー京大10 で、関学の圧勝でした。今年は京大の戦力が充実して良い勝負になると言われていましたが、私はこれくらいの差ができると確信していました。試合のカギとなったのは関学のオフェンス力の多彩さ・華やかさと、京大の変人のようなミスの多さでした。まさに校風通りの結果と言っていいでしょう。

政界では、小池(関学OG)が 鳥越(京大OB) マック赤坂(京大OB)に圧勝。
財界では、宮内(関学OB)が関電(京大OB陣)に圧勝。
アメフトでも、関学が京大に圧勝。

関学が躍進の一方で、京大・同志社・立命館(京都勢)が凋落です。

これからは関学が西日本全体の大学を引っ張ることになるでしょうね。

159Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 17:50:59 ID:7ZalXIRs
日本アメリカンフットボール界の名将が、がんと闘い、76歳のいまも勝利への情熱を大学生に伝え続けている。かつて京大の監督で4度の日本一に導いた水野弥一さん。7月と9月に肺がんの手術を受けたが、フィールドへ戻ってきた。

 水野さんは今春から、関東大学リーグ1部TOP8に所属する立教大のシニアアドバイザーをしている。今季は開幕4連敗したが、5戦目の明治大戦に41―10で快勝。次の中央大戦も勝って入れ替え戦出場を逃れた。最終戦となる26日の日体大戦を前に、水野さんは言う。「フットボールのやり方が、ようやく分かってきたんちゃうかな。どんどん成長してる。そういう意味ではうれしいわな」

 今春からチームに合流。埼玉県志木市内のワンルームマンションと、妻と飼い猫が暮らす京都の自宅とを行ったり来たり。5、6月はほとんど埼玉にいた。

 しかし7月の初め、初期の肺がんがみつかった。7月末に手術して親指の頭ぐらいの大きさの腫瘍(しゅよう)を切除した。京都で約2週間入院。夏場、リーグ戦に向けて大事な準備期間に、まったく練習に顔を出せなかった。「病気のことはショックでも何でもない。ただ、チームに申し訳なかった」。9月下旬にもう一度手術し、リーグ戦2試合に参加できなかった。

160Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 23:51:58 ID:7ZalXIRs
関大を真正面から打ち破ったラインズが、関学相手ではまさに子供扱い…QBなんか投げさせてすらもらえなかった
もったいないミスや不利な判定もあったけど、それを差し引いても完敗や
ただただ関学の強さが際立つゲームだった
これで選手たちの心が折れてなければええんやけど…



関大に勝ったことで関学が本気モードで試合に臨んできてたね
やはり関学とは力の差がかなりあるなと認識させられた試合だった
通用してたのはDLくらいか
今までよく出てたランも関学相手には全く出なかった

161Kwansei Gakuin University:2017/09/23(土) 23:53:04 ID:7ZalXIRs
京大はランナーのレベルも高い。QBも上手いし、オフェンスラインのファンダメンタルやプレー毎の意識統制が格段に良くなっているのが分かった。
パンターはトップクラス。ディフェンスのタックリングやプレースピードも、光るシーンが数多くあった。
ミスから点差が開いていくことになったが、逆に言うと、フットボールの試合ではミス以外で点差が開いてゆくケースのほうが少ない。
関学側もディレーオブゲーム、交代違反、スナップのファンブル等々、ミスを多発していた。
京大が「勝てた」とまでは言い切れないが、31-10という結果を変えることは出来たはず。
「本気」で勝ちにいったときに、このチームがどんな力を発揮するのか。そこに興味の湧く試合だった。

162Kwansei Gakuin University:2017/10/13(金) 06:29:57 ID:7ZalXIRs

関西学生リーグ
第6戦 2017/11/05
vs 関西大学 KAISERS - 万博記念競技場

第7戦 2017/11/19
vs 立命館大学 PANTHERS - 万博記念競技場

163Kwansei Gakuin University:2017/10/23(月) 07:22:54
兵庫県王子スタジアムにて関西学生アメリカンフットボールリーグ戦(Div.1)第5節が行われた。台風接近のため荒天の中で行われた今試合。関学は昨季4位の龍大と対戦し、28-0で勝利した。第1クオーター(Q)残り9分22秒、#28RB高松(社4)が10㍎ランタッチダウン(TD)を決めると、その後も#34RB山口(商3)のTDもあり、第1Qで14得点と圧倒した。第2Q、残り9分3秒に#84QB前田耕(商4)の34㍎ランTD。さらに、高松が残り4分16秒に今試合2本目のTDを決めた。後半は、主に交代要員が出場するもミスが目立ち無得点、荒天も影響しパス獲得0㍎と沈黙した。ディフェンス陣は最後まで踏ん張り目標としていた完封試合で28-0で試合が終了した。
次戦は11月5日、大阪府万博記念競技場にて昨季3位の関大と対戦する。

試合後のコメント
鳥内秀晃監督「パスを中心に試合を進めたかったが、この雨ではできん。ランは高松、山口以外が頑張ってほしい。全体的に交代メンバーがミスしている。(次戦に向けて)大変やな。ディフェンスも安定してないしこれからが勝負やな」
#70OL井若大知(神4)「2枚目が出た時に点が取れていない。もっとチームの基準を上げていく。この2週間で課題を潰し、弱い自分たちが強い関大にぶつかって、しっかりとものにする」
#44LB松本和樹副将(社4)「これだけ悪い天候の中でまずは勝てて良かった。ディフェンスは完封できたものの、2枚目以下になると相手に進まれてしまう。前節の反省点を生かせなかったのが残念。次は関大とのビッグゲームなので、練習からタックルにこだわって相手の強力なオフェンス陣に対抗したい」
#58DL 藤木秀介副将(社4)「この試合の目標として定めていたのは6TDと完封での勝利だった。だから完封という結果だけ見ると良かった。しかし、これから強い相手とのビッグゲームが続く中でしっかりと気を引き締めなければいけない。次戦の関大はやはり実力がある大学。自分たちとの戦いに向けて万全の準備をしてくると思う。自分たちもしっかりと準備して挑戦者の気持ちでワンプレーワンプレー挑みたい」

165Kwansei Gakuin University:2017/10/30(月) 16:42:33
アメリカの人気スポーツ世論調査(ワシントン・ポスト)
https://www.washingtonpost.com/politics/polling/basketball-football-baseball-soccer/2017/09/06/b6643ab4-930b-11e7-8482-8dc9a7af29f9_page.html

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167Kwansei Gakuin University:2017/11/12(日) 06:20:05
 アメリカンフットボールの関西学生リーグは5日、大阪・万博記念競技場で、2連覇を狙う関学大と前節立命大に善戦した関大が対戦した。

 先行したのは関学大。第1クオーター(Q)5分48秒、QB西野(3年、箕面自由)が投じたパスを身長186センチの大型WR松井(3年、市西宮)が関大DB2人と空中で競り合いながらボールをもぎ取って先制TDを挙げた。

 しかし、関大もすぐに反撃する。第1Q8分48秒、QB入佐(3年、関西大倉)からWR藤原(3年、宝塚東)への6ヤードTDパスで追いついた。

 第2Qに入って、関学大がRB高松(4年、箕面自由)の24ヤードTDランで再び勝ち越し。そして、第2Q終盤。関大が57ヤードFGを狙ったが、それを関学大DB小椋(4年、箕面自由)が自陣エンドゾーン内でキャッチ。そのまま一気に100ヤードリターンしてTD。小椋は「今まで飛んできたこともなかったけど、あの状況なら狙ってやろうと思っていた。気持ち良かった」。関大はその直前にも50ヤードFGを狙ったがボールがゴールまで届いていなかった。その時よりも長いFGトライだっただけに、小椋は「いいキッカーだったけど、もしかしたらと思って」とエンドゾーンまで下がっていた。そんな機転を利かせたビッグプレーに納得の表情を浮かべた。

 後半は関大も攻勢に出た。キッカー三輪(3年、舞子)が計2本の40ヤード超のFGを決め、第4Q5分32秒ではキックオフリターナーに入ったWR中村(4年、広島観音)が100ヤードリターンTDを奪った。しかし、関大は第2Qで突き放されたのが最後まで響き、一度もリードを奪うことはできなかった。

 関学大は19日に立命大との全勝対決に挑む。鳥内監督は「関大も強い相手なのは分かってたし、簡単にいくはずがないねん。そんな甘ない。でも、次はもっと簡単ではないのは分かっている。まだ、アカンところはいっぱいある」。守備の最後尾を守る小椋も「関大戦で出た反省をどこまで潰せるか。(立命大戦までの)2週間で取り組みたい」と決意を新たにした。(大西史恭)

168Kwansei Gakuin University:2017/11/12(日) 06:25:55
リッツはランディフェンスには圧倒的な強さを見せるが
2年前の甲子園のようロングパスに弱いイメージがある。
KGはエンドゾーンに詰まったところでのコーナーへの
ふわったしたパスをWRの個人技で捕る伝統的強さがある。
全勝対決は目が離せないですな。

169Kwansei Gakuin University:2017/11/12(日) 06:26:39
関学のWR陣のブロックは強力だろう
加えて前田耕の池永的な起用も効果的でマークの浅いところでアンガイアンザイにパスが通ったりする

170Kwansei Gakuin University:2017/11/12(日) 06:27:46
今年の展開予想
先ずは立命#Oと関学#D


その前の試合かなんかあったな


横澤は良い選手だが、このところ精彩に欠けてていると思う。


確かに立命のWRは、スピードのある選手が揃っているので一歩抜けたらロングゲインが期待できる。


横澤が抜かれたときってだいたい運悪く相手もスーパーキャッチをしてる
今年は出遅れたけど先の関大戦でもいいパスカットがあったから大丈夫でしょう
何せ去年のインターセプト王ですから


一方、関学WRと対する立命DBだが、亀山、松井の2人は強力だが、立命のCB荒尾も成長著しい。
反対サイドの村上が狙われそうだな。
読み過ぎかもしれないが、去年までCBしてた奥野が今年はセーフティのポジション入ってるが関学戦はCBに入れてくる可能性も有りとみてる。
そうなると両CBとも松井、亀山と高さも含め勝負出来る。
立命は関学戦になると6DBとかディフェンスでいろいろやってくるからなあ。

171Kwansei Gakuin University:2017/11/12(日) 14:24:14
頭もアメフトも、圧倒的に関学>>>立命館。
勝負になりませんな。

172Kwansei Gakuin University:2017/11/12(日) 21:14:48
今回は立命のアメラフトは強敵ですが 関学にかってほしいですね。
勉強の方は 関学>>>>立命  同意です。

173Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:01:37
________勝__敗
1_日本___5_0
2_早稲田__4_1
2_法政___4_1
4_慶應義塾_2_3
5_中央___2_3
5_立教___2_4
7_明治___1_4
7_日本体育_1_5

174Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:02:22
アメフトは関東は 早稲田、慶応 関西は 関学 京大で 4強で競うのが一番
客がはいるやろね。

175Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:04:06
東京ボウル回避の為には
法政に花を持たせりゃいいんだよな
西からは京大が来るんだろ
関東在住の京大ファンが大勢来そう
どっちのホームゲームだか分からなくなりそうでやりづらい
東京ボウルで日大 - 京大の組み合わせの方が集客力あって連盟も有り難いだろ

176Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:10:10
関西としても変だけど
西日本エリアチームのトーナメントもへんてこりんだよな。
東日本はスッキリしてる。
ちなみに関西2位の胸貸しボランティアは名古屋だっけ?
電車賃は自腹?

177Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:10:54
西日本のスケジュールめちゃめちゃだよな。
http://www.koshienbowl.jp/2017/

178Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:11:25
「東西対決」というのが甲子園ボウルの伝統でもある

甲子園の歴史を振り返れば、関西が勝てない時期もあった
関西同士、関東同士の甲子園というのは長い目で見て
得策ではないと思う

179Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:11:56
甲子園ボウルは関東から見ると羨ましいシステム、シーズンで負けても2位なら復活チャンスがある。昨年だと慶應が2位、東京ボウルではボコボコにされたが、早稲田に勝つ自信はあったので甲子園行けたかも。関東リーグも関西に合わせてくれ。

180Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:12:26
甲子園ボウルが選手権大会になったんだから、準決勝は関西1位vs関東2位と地方の1位の勝者
関東1位vs関西2位と地方の1位の勝者
こうすると関西対決になる可能性が大きいな。

181Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:13:18
話題性重視なら3位まで出場にするかもな。
京大に日本一を狙う目が出てくるからな。

182Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:13:53
トーナメントは次の3つの改正をすればよりよくなると思う
・東海代表を東日本ブロックに含める
・関西2位は例外的に東日本ブロックに入れる
・関東2位もトーナメント進出させ西日本ブロックに入れる

そもそも関西だけなぜか2校が出れてる不可思議なトーナメントなのだから
関西2位が東日本ブロックに入って関東2位が西日本ブロックに入るぐらい問題ないだろ

183Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:14:27
東西代表の出し方は東西それぞれで決めるということで、
お互い口出ししないということでなかったっけ

>そもそも関西だけなぜか2校が出れてる不可思議なトーナメントなのだから

大学選手権が始まった当初(2009年で関西大が初代優勝校となった年)、
東日本代表校の山は、関東大学A、関東大学B, 北海道、東北 と
関東は2校出し、一方西日本代表校の山で関西は1校出しだった。

西日本のいびつな形の勝ち上がり式トーナメントには多少の異論もあったが
関東は2校出しだからずるいとかおかしいなどという声は
ほとんど上がらなかったことと思う

2011年より、関東学生リーグが1ブロック化されたこともあり、関東大学も1校出しとなった。
別に関西が関東1つに減らしてくれと頼んだわけでもなかろう。
でこの形でしばらくやっていたが、関西が儲けたくなっちゃったのか
昨2016年から関西2位と西日本の地方代表が対戦してから
その勝者と関西1位が戦うという形になった

甲子園ボウルの決勝で関西1位vs関西2位、(あるいは関東1位vs関東2位)
という形が起こりうるフォーマットもアリと言えばありだが、
大学ラグビーのように実力に応じた代表数を決めて
東西の関係なくトーナメント始めてとっとと関東リーグ勢以外が姿を消して
関東だけで盛り上がるという形を容認するのか

おおもとの甲子園ボウルの東西大学王座決定戦のフォーマットを重視して
東日本代表vs西日本代表という形を残す方がいいのか、
それは考え方次第だと思う

184Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:15:22
どうせ全国大会にしたのなら地理的に離れた大学同士の戦いも見たいし
当事者たちもやりたいと思ってるんじゃないかな。
毎年、北海道代表と東北代表がやっても新鮮味がない。いつも北大と東北大だし。
現状の地域性が残ったトーナメントよりも
大学ラグビーのようなトーナメントのほうがいいように思うな。

ほぼ毎年関学立命の甲子園ボウルになると思うけど、それでもいいと思う。
学生スポーツのほとんどは関東一強。
東京の大学が甲子園ボウルでの関西2強の戦いを見てその実力に感嘆し、
甲子園に出るのを当座の目標とするような学生スポーツがあってもいい。
アメフトに限らずいえば、一般に学生は首都圏に集まりやすいというある種のハンデがある。
アメフトでもそこまで関東と関西に実力差があるわけでもなく、
甲子園でも5年に1度は関東が勝ってもおかしくない試合がある。
ハンデを考えれば、現状の実力差はむしろ「絶妙」だと思う。

185Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:16:05
日大、早稲田、法政、中央、慶応、立教、日体、明治

リーグ全体のレベルは高く粒ぞろい

慶応は甲子園2回優勝、立教も5回くらい甲子園優勝している。
早稲田、専修、日体、明治はまだ甲子園優勝がないが、
全部で10回か11回も甲子園に出場している。

長い歴史から関東が10大学くらいが甲子園経験があるのに対して、
関西は完全に大学が固定されてるな

186Kwansei Gakuin University:2017/11/13(月) 20:16:36
昔は関東が強い時期がしばらく続いても、その後、関西に覇権が戻ってきた。
でも関東一極集中の今日では、関東と関西で五分五分の状況が5年10年続いたら
徐々に関東優勢になっていき、関西は二度と覇権を取り戻せなくなると思う。
上にも書いたけど東京の大学は学生を集めやすい。
関東が関西に少し劣るという現在の実力差は本当に絶妙。
関西が今以上に強くなるというのは許されるが
関東が今以上に強くなるというのは危険。
ちょっと油断すると取り返しのつかないことになる。

187Kwansei Gakuin University:2017/11/17(金) 19:52:32
関西学生アメフト リーグ優勝は立命大か関学大か<インタビュー>
 関西学生アメリカンフットボールリーグもいよいよ最終節。

 今月19日午後1時に万博記念競技場にて立命大と関学大の6戦全勝対決が行われ、リーグ優勝が決定!立命大と関学大は4年連続同カード全勝同士の真にライバル対決となる。昨シーズンは関学大が関西リーグを制覇。リベンジに燃える立命館大は覇権奪回を狙う。

<立命館大学>
 昨シーズン関学大に優勝を奪われリベンジに燃える立命館大学。今年度はすべてに対して感謝・尊敬・尊重の気持ちを持つという意味を込めて「BIG UP」という目標を掲げ、関学大に立ち向かう。立命大が勝てば2年ぶり11度目のリーグ優勝となる。

 立命大は、特に2年生から試合に出場し、ついに4回生でラストシーズンとなった主将のWR#14近江克仁、QB#11西山雄斗、RB#32西村七斗らが率いるオフェンスはリーグ屈指の破壊力を有する。

 主将のWR#14 近江克仁は「今年は去年、関学に2度負けた分だけやり返す。いつも応援して下さる方達のためにも絶対に勝ちたい。」と強い気持ちを表した。
また、高校時代からチームメイトとして一緒に頑張ってきたQB#11 西山雄斗については、「最後の年、関学を相手に二人でしっかりタッチダウンを決めたい。」と語る。

 そして忘れてはならないのは立命大の絶対的エースRB#32の西村七斗選手だ。西村選手は春の試合で負傷。しかし、現在は怪我から復帰し、関学戦を前に、自身のコンディションについて「万全だ。早く試合がしたい。」と19日が待ちきれない様子だ。また、今シーズン、西村選手の穴を埋めるように、リーグトップのタッチダウン数で圧倒的な存在感を放っている1年生のRB#42立川玄明については、「後輩の活躍が嬉しい。2人で頑張りたい。」と述べた。

この2人の選手が関学大を相手にどれだけ力を発揮できるかが、チームの勝敗を大きく左右するだろう。

 ディフェンスでは副将のLB#99 島野純三が鍵を握る。運動能力が高く、未経験者ながらチームの要として活躍する、身長192センチ、108キロの超大型選手である。副将になった理由も、「昨年関学に2度負けた悔しい気持ちを晴らすため。必ず今年はやり返す。」と熱く語る。今年の立命ディフェンスは彼にかかっている。

 立命大は、試合経験豊富な選手が多いことや、昨年からの大幅な選手の入れ替えはないため、戦力的な充実度が高く、チーム全体の仕上がりとプレーの完成度が勝負を左右すると言える。昨年、2度関学に負けた悔しさを味わっている彼らの関学打倒への想いは相当なものである。
2年ぶりの王座奪還まであと1勝だ。

188Kwansei Gakuin University:2017/11/17(金) 19:53:41
関西学院大学>
 昨シーズン2年ぶりに関西リーグを制覇、今年も立命大に勝てば2年連続56度目のリーグ優勝となる関西学院大学。今年度は、一人ひとりが常に進化し変わり続けなければならないという思いを込めて「CHANGE」というスローガンを掲げ、連覇を目指す。

 今シーズンは、昨年攻守の要であった、エースQB伊豆や主将であったLB山岸といった多くの主力選手が卒業し、体制が一新。オフェンスに関しては、今年もWR陣は#85松井理己、#88亀山暉、#84前田耕作といった、学生トップクラスの実力を持つタレント選手が揃っており、新QB#18西野航輝や#10光藤航哉との連携が大きなポイントとなる。

 主将のOL#70井若大地は「負けたくないから勝つではなく、勝ちたいから勝つ。ワンプレーワンプレー泥臭く最後まで挑戦したい。」と意気込む。

 今シーズン、大事な場面でしっかりタッチダウンを決め、リーグ2位の8タッチダウンを挙げているRB#28 高松祥生は「自分がしっかり先取点を取ってチームに流れをつけるとともに、2人の3年QBを安心させてやりたい。」と語る。

 また、守備は第6節の「関関戦」、関西大学との一戦で、関大が外したフィールドゴールをエンドゾーンでキャッチし、驚異の100ヤードリターンTDを決めたディフェンスキャプテン#3 DB小倉拓海をはじめベストタックラー1年生LB#49海崎悠といった、若さと勢いを有する。

 高い戦術理解度、正確なタックルを有するディフェンスが、どこまで立命大オフェンスを阻止できるかがポイントとなる。

189Kwansei Gakuin University:2017/11/17(金) 19:55:54
上記 朝日はなんか
立命 ひいきやね

まず 普通は関学 立命の順やろ 関学は昨年の覇者やし あいうえお順でも関学がさき
M<関西学生アメフト リーグ優勝は立命大か関学大か>
なんで立命がさきなんだろう。

190Kwansei Gakuin University:2017/11/19(日) 16:08:47
リーグ最終節・立命館大学戦は7-21で敗戦。点差以上の力の差を見せつけられた試合でした。
しかしながらまだ闘いは続きます。再度最強のライバルに挑戦できるよう、今シーズン一番のChangeを遂げたいと思います。
次週は名古屋大学と対戦します。引き応援よろしくお願いいたします。#関立戦

Twitterで画像を見る 48分

K.G.FIGHTERSさんがリツイートしました
関学スポーツ編集部 @kgsports
【アメリカンフットボール部】2017年度関西学生アメリカンフットボール秋季リーグ戦/最終節/対立命大/於・大阪府万博記念競技場/試合終了

192Kwansei Gakuin University:2017/11/26(日) 07:26:46
その他
【アメリカンフットボール部】2017年度全日本学生アメリカンフットボール西日本代表校4回戦/対名古屋大/於・愛知県港サッカー場

あす13時より名古屋大学戦! 立命大にリベンジするために、甲子園への切符をつかむために必ず勝利する!

193Kwansei Gakuin University:2017/12/03(日) 16:29:05
関学圧勝
34-3

さあ 甲子園ボウルです。

194Kwansei Gakuin University:2017/12/03(日) 16:36:43
 アメリカンフットボールの全日本大学選手権は来月3日、決勝・甲子園ボウルの西日本代表をかけて立命大(関西1位)と関学大(同2位)が大阪・万博記念競技場で戦う。立命大には「打倒関学」に燃える大男がいる。チーム最重量で体重135キロの攻撃ライン(OL)、仁川(にがわ)雄太(4年、市西宮)だ。決戦に向け、「自分のよさは当たりの強さ。思いっきりぶつかりたい」と意気込む。

立命大が関学大を破り優勝 アメフト関西学生リーグ
アメフト西の頂上決戦、立命意気込み「関学に2回勝つ」
 関西学生リーグ最終節だった19日の関学大戦。仁川ら5人の攻撃ラインの奮闘で、RB西村七斗(4年、大阪産大付)らを走らせ、QB西山雄斗(4年、立命館宇治)に余裕を持ってパスを投げさせられた。21―7の快勝。ただ仁川は言う。「全然喜びきれなかった。去年は2回負けてる。あの屈辱は忘れられない」。

 仁川は小、中学校時代は硬式テニスをやっていた。幼い頃から大きく、小5の時には100キロを超えた。テニスで左右に振られるとついていけなかったが、「ショットのパワーで圧倒してました」。地域の相撲大会では、幼稚園の年中から小3まで5連覇した。

 小学生の時、たまたまテレビで見たアメフトに興味を持ち、「関学の中学部に行きたい」と受験したが、不合格。その後、市西宮高でアメフトを始め、3年間で関学高に4回も負けた。「高2までは関学大に憧れてたし、行こうと思ってました。でも、3年のとき0―40で負けて、『倒したい』に変わった」。「打倒関学」の人生が始まった。

195Kwansei Gakuin University:2017/12/04(月) 22:04:09
アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝、第72回甲子園ボウル(17日)出場校の記者会見が4日、甲子園球場で開かれ、関学大の井若主将は「最後まで泥臭くやって勝ちたい」と2連覇への意気込みを語り、日大の山崎主将は「甲子園のフィールドは憧れ。そこで勝つのが日大の使命」と27年ぶりの優勝に意欲を示した。
 両校の対戦は3年ぶりで、前回は関学大が55-10で勝った。関西勢が10年続けて大学王座に輝いているが、日大の山崎主将は「関東勢が甲子園ボウルで勝てるよう、その第一歩となるような活躍をしたい」と力を込めた。(

196Kwansei Gakuin University:2017/12/07(木) 07:18:07
アメリカンフットボールの第72回甲子園ボウル(全日本大学選手権決勝、17日)に出場する日大(関東1位)と関学大(関西2位)の監督と主将が4日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で記者会見に臨んだ。

 東日本代表の日大は3年ぶり34回目の出場で、関学大は2年連続51回目。連覇を目指す関学大の鳥内監督は「日大は関西リーグにはいないサイズの大きい選手がいる」と警戒し、日大の内田監督は「相当強い。壁は高い」と語った。

 昨年まで関西勢の10連勝中で、日大のDL山崎主将が「日本大学が勝って『甲子園でも勝てる』という歴史の第一歩になりたい」と言うと、関学大のOL井若主将は「自分たちは弱い。2週間で1ランク、2ランク上がった姿を見せたい」。両校の甲子園ボウルでの対戦成績は日大の16勝10敗2分け。

197Kwansei Gakuin University:2017/12/07(木) 07:19:21
歴代最多51度目出場の関学大と、34度目出場の日大の対戦は29度目で、甲子園ボウル最多の対戦となる。関西2位ながら、3日の西日本代表校決定戦で立命大(同1位)を34-3で下して出場権を得た関学大のOL井若大知主将(4年)は「いろんな大学の思いを背負っている。西日本代表として勝ちたい」と意気込んだ。

 日大のDL山崎奨悟主将(4年)も「ライバル校である関学大が相手。神聖な一戦で勝ちたい」と力を込めた。

198Kwansei Gakuin University:2017/12/07(木) 07:20:45
関学大攻撃ラインが急成長、敗戦で戦術見直しランで圧倒

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【学生アメフット】西日本代表校決定戦 立命館大学対関西学院大学 前半1Q、前進する関学RB山口祐介=吹田市の万博記念競技場
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 チーム最多の202ヤード2TDを稼ぎ、勝利の立役者となった関学大のエースRB山口は言った。「今日はOL(攻撃ライン)の気迫を感じたし、OLのおかげで走れた」。ランプレー合計で立命大の4倍近い319ヤードを獲得できたのも、最前線で体を張るOL陣のブロックあってこそだ。

 7-21で敗れた先月19日の立命大戦は、変則的な守備にOLが翻弄され攻撃が崩れた。敗戦の責任を感じた井若主将らOL陣は、全体練習の2時間前からグラウンドに集合。速さのある立命大守備陣を想定し、戦術や動き方を一から見直した。

 再戦までの2週間の努力は見事に結実した。前回対戦では立命大に試合開始3プレーで先制TDを奪われ主導権を握られたが、この日は逆に開始4プレーでTDを取った。相手守備が反則を重ねて焦る一方、落ち着いて練習通りのブロックを繰り返し、ごりごりとランを進めた。

 「立命の守備に慌てることなく、最後までしつこく押せた」とOL光岡。敗戦を機に一回り大きくなった大男たちが自信を取り戻した。(岡野祐己)

199Kwansei Gakuin University:2017/12/07(木) 07:23:05
関学大・鳥内監督、現役時代に4連敗した日大にリベンジ誓う「OBの思いも背負ってやりたい」/アメフット

「第72回甲子園ボウル」の記者会見に参加した(右から)関学大・鳥内監督、井若主将、日大・山崎主将、内田監督(撮影・須藤佳裕)
「第72回甲子園ボウル」の記者会見に参加した(右から)関学大・鳥内監督、井若主将、日大・山崎主将、内田監督(撮影・須藤佳裕)【拡大】

 リーグ戦で喫した1敗を忘れることはない。関学大にとって甲子園ボウルは、3日の西日本代表校決定戦で破った立命大に見せつける試合にするつもりだ。

 「1回負けているチームが出られるということで、立命大に対して『やっぱり強いな』というものを見せないと。昨日のゲームより程度の低い試合をすれば失礼になる」

 3年ぶりに対戦する日大とは毎春定期戦を行っており、今年は30-6で勝利しているが、甲子園ボウルでは過去10勝16敗2分け。指揮官にとっても現役時代の4年間、聖地で4連敗を味わわされた因縁の相手だ。

 「ボロクソにやられた時代もあった。またできるのは楽しみ。OBの思いも背負ってやりたい」

 残り約2週間、ライバルの悔しさも背負って、連覇をつかみにいく。

200Kwansei Gakuin University:2017/12/14(木) 14:00:43

毎日新聞2017年12月14日 

恵まれた体格、怪力自慢 日大DL・山崎奨悟



 関東大学リーグ計7試合の総喪失距離で最少を誇る堅守を、主将としてまとめ上げる。関学大・鳥内秀晃監督が「関西リーグにはいない大きさ」と警戒する攻守ラインの中でも、身長178センチ、体重119キロと随一の体格の持ち主。ベンチプレスで175キロを持ち上げる怪力が自慢だ。「1対1の勝負なら負けない」と守備の最前線で体を張り、時には1人で攻撃ライン2人を相手にする。

 「力を生かせるスポーツがしたい」と静岡・三島(現知徳)高でアメフットを始め、相手をなぎ倒し、激しい体のぶつけ合いに夢中になった。「長所を伸ばしたい」と、筋力トレーニングにも人一倍励んだ。

 昨季リーグ4位からの復活を目指して「昨年の倍以上走った」という猛練習では、声をからして下級生を鼓舞。5月の練習試合で肘を負傷したが練習を休むことはなく、背中でチームを引っ張ってきた。

 3年前の甲子園ボウルで関学に10-55で大敗した悔しさを、忘れてはいない。最後のチャンスでつかんだリベンジの舞台に「自分たちがやってきたことを証明するために勝ちたい」。4年間のすべてをぶつけるつもりだ。【松本晃】

当たり強く、戦術を熟知 関学大DL・藤木秀介

=大西岳彦撮影
 守備の最前線で体を張り続けた。今月3日、関西学生リーグ戦で完敗した立命大との再戦となった西日本代表決定戦。リーグ戦リーディングラッシャーの立川玄明(1年・大産大付)、一昨年の甲子園ボウル最優秀選手の西村七斗(4年・同)ら立命大が誇るRB陣の足を次々と封じ、TDを許さなかった。「相手のプレーをぶっ壊すのが快感」。普段温和な表情にプライドがにじむ。

 小学生の時から筋肉質の肉体に憧れ、1日200回のスクワットをこなした。関西学院中入学後に「新しいことを始めたい」とアメフットを選んだ。大学では1年からリーグ戦に出場し、昨年の甲子園ボウル制覇などに貢献。174センチ、107キロとDLでは小柄だが、スピードや当たりの強さ、戦術理解度の高さに秀でる。副将として、3年生以下の先発が多い守備陣の精神的支柱も担う。

 アメフットは大学までと決めている。来年1月3日の日本選手権・ライスボウル(東京)を含めて、選手として戦えるのは最大2試合。「自分の生き様が問われている。甲子園ボウルは2連覇を達成したい」。集大成に向けて力を込めた。【新井隆一】

201Kwansei Gakuin University:2017/12/14(木) 14:03:09

アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「三菱電機杯 第72回毎日甲子園ボウル」(毎日新聞社、日本学生アメリカンフットボール協会主催、三菱電機特別協賛)は17日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる。東日本代表は3年ぶり34回目の出場の日大(関東)、西日本代表は2年連続51回目の出場となる関学大(関西)。「赤と青」の伝統の一戦を制するのは、27年ぶり21回目の制覇を狙う日大か、2年連続29回目の大学日本一を目指す関学大か。両校の攻守のキーマンを紹介する。

司令塔控えから台頭 関学大QB・西野航輝

関学大QBの西野航輝=幾島健太郎撮影
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 春までは同学年のQB光藤航哉(3年・同志社国際)の控えだったが、関西学生リーグ開幕を前に力を蓄えた。8月下旬の開幕戦で起用され結果を残し、一気にエースQBの座を奪った。リーグ戦ではランでチーム2位の309ヤードを稼ぎ、パス成功率65・5%もリーグトップ。「肩の強さと(プレーが)崩れても自分で走れるのが長所」と自己分析する。

 中学時代に漫画を通じてアメフットに興味を持ち、社会人チームのプレーを見て心を奪われた。「日本一になりたい」と関学大に進学したが、当初は光藤に後れをとった。悔しさから「(光藤とは)1、2年の時は口もきかないほどだった」。しかし、3年になると自分のミスの原因を深く考え始め、ライバル心を抑えて光藤にもアドバイスを求めた。向上心が増し、急成長の原動力となった。

 リーグ最終戦の立命大戦は初めての大一番に緊張し、焦りから自滅し完敗。だが、再戦となった西日本代表決定戦は「覚悟を決めたい」と頭を丸刈りにして挑み、ラン、パスと躍動して立命大にリベンジを果たした。次のさらなる大舞台にも「1プレーずつ全力で。僕らが勝つ」と意気込んでいる。【新井隆一】

規格外、1年生エース 日大QB・林大希

日大QBの林大希=小出洋平撮影
 1年生ながら、リーグ3戦目にして名門のエース番号「10」を任された規格外の司令塔だ。高校時代ですでにベンチプレスで160キロを上げた筋力を生かし、強肩から繰り出す思い切りのいいパスと力強いランで関東大学リーグ最優秀選手に選ばれた。

 屈強な肉体を手にした理由は「公式戦で一度も勝ったことがない」高校時代にある。小学1年でタッチフットボールを始め、関大一高(大阪)に入学したものの学業との両立に苦戦。2年時に「練習に集まるのは5、6人ほど」という公立の大正高(同)に転校した。人数不足で練習メニューが大幅に制限される中、筋力トレーニングに力を入れた。東西対抗戦で大阪府選抜に選ばれ、内田正人監督(62)の目に留まった。

 リーグ戦では5度のインターセプトを許すなどまだまだ粗削りだが、「(後がない)4年生のつもりでやってる」と攻撃の中心を担う自覚は十分。試合のハドル(円陣)でも「ここが勝負や」とチームを引っ張る。

 東西名門対決となった初の大舞台にも「やってやろうという気持ち」と頼もしい。恐れることなく、がむしゃらに学生日本一をつかみにいく。【松本晃】

202Kwansei Gakuin University:2017/12/16(土) 00:40:28
東西の両雄が再び相まみえる―。今年で72回目を迎える『全日本大学アメリカンフットボール選手権』の決勝大会『三菱電機杯 第72回毎日甲子園ボウル』が12月17日(日)、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われる。

今回決勝にコマを進めた西の雄こと関西学院大学は、過去最多の50試合出場24勝(22敗4分)を挙げている。昨年からのルール変更で、関西学生連盟は関西リーグの2位まで決勝トーナメントに出場できるシステムになり、関西からの2校として1位の立命館大学、2位の関西学院大学が出場権を得た。

パラマストーナメント方式で東海、九州、北陸、中四国リーグの各1位校を迎え撃ち、最後の切符を掴んだのはやはり強豪の関西リーグ1位、2位の両校。2015年の甲子園ボウルを制し、今年の関西リーグも1位だった立命館大を相手に、関西学院大学は34-3と圧倒。昨年からの2連覇まであと1勝となった。

対する東の雄こと日本大学は、関西学院大学に次ぐ出場数(33試合)と優勝回数(18勝)を誇る。北海道リーグ1位の北海道大学を下した東北リーグ1位の東北大学を77-17と圧倒し、東日本大学代表の座を勝ち取った。この2年は早稲田大学の後塵を拝していたが、2013年、14年と東日本を制した強豪。しかし、日本一の称号は1990年までさかのぼることになり、27年ぶりの戴冠をどうしても獲得したいはずだ。

同大会における両雄の激突は29回目で、日本大学が17勝10敗1分と関西学院大学に大きく水を開けている。しかしながら、直近の対決では関西学院大学が4連勝(2007年、11年、13年,14年)しており、勢いは関西学院大学にありそうだ。日本大学が関西学院大学を破ったのは1989年までさかのぼらないといけなく、往年の日大ファンはここで関西学院大学に一泡吹かしてほしいと思っているだろう。

いずれにしても、両校には勝たねばならない理由がある。野球のボールではない楕円のボールを追って、甲子園が熱くなるのはもうすぐだ。

イベント情報
『三菱電機杯 第72回毎日甲子園ボウル』

 日時:12月17日(日)
 会場:阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)
 チケット:アルプス特別指定席(1塁側アルプス) 3,700円、内野指定席 3,000円、チーム席 2,000円、内野自由席 2,200円、外野自由席 1,500円、内野・外野各自由席(高校生) 500円

203Kwansei Gakuin University:2018/01/31(水) 20:44:52
アメフト、立命大の米倉監督が退任へ 後任は古橋前監督


 昨秋、アメリカンフットボールの関西学生リーグを制した立命館大の米倉輝監督(46)が近く退任することが28日、分かった。後任は前監督の古橋由一郎氏(53)で、近日中に大学から発表される見込み。

大学日本代表監督に立命大の米倉監督 アメフト

 1996年から母校のコーチを務めていた米倉氏は2009年に就任。10、15年に全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」を制した。昨季はリーグ戦でライバルの関西学院大を破ったが、甲子園ボウルの西日本代表決定戦で再戦して敗れ、2年連続で甲子園出場を逃していた。

204Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:14:32
日大アメフト部 関西学院大の反撃会見
「同じ大学でもエライ違い」「俺…生まれ変わったら関学を受験するんだ」

205Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:15:21
352: 2018/05/26(土) 17:50:02.35 ID:9FuPeGzn0
25年前の俺をぶん殴りてええ
何をお前は見て大学入ったんだとw
303: 2018/05/26(土) 17:45:30.75 ID:vcQF3WjW0
生まれ変わったら関学を受験したいと思った
362: 2018/05/26(土) 17:50:28.40 ID:bo504yYH0
日大「かんさいがくいんだいがく」
関学「ドイツの哲学者の詩に」「ろうそくの炎は吹きすぎても消えてしまう」
373: 2018/05/26(土) 17:51:29.04 ID:kJfVcWG00
>>362
日大生「もうやめて」
409: 2018/05/26(土) 17:53:45.98 ID:8N4Cv+AV0
>>362
試合前にすること
関学:ドイツの哲学者の詩を朗読、正々堂々と戦え
日大:「あっちのQBを壊してこい」「やれませんじゃ済まないからな」
この違いがそのまま品格の差になって現れてるな

206Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:16:01
【堂々と勝ち、堂々と負けよ】
関西学院大学アメフト部

いかなる闘いにもたじろぐな。
偶然の利益は騎士的に潔く捨てよ。
威張らず、誇りを持って勝て。
言い訳せず、品位を持って負けよ。

207Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:16:33
堂々と勝ち、堂々と負けよ。
勝利より大切なのはこの態度なのだ。

汝を打ち破りし者に最初の感激を、汝が打ち破りし者に感動を与えよ。

堂々と勝ち、堂々と負けよ。
汝の精神を汝の体を常に清潔に保て。

そして汝自身の、汝のクラブの、汝の国の名誉を汚すことなかれ

208Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:17:13
大学選びは大事なんだな
高校生に教える時に格好の事例になる。
宮川も関学に行ってたら
こんな事にはなってないだろうし。

209Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:17:51
同じ大学でも日大と関学はえらい違いだわ。ここまで差が歴然としているとは
500: 2018/05/26(土) 18:02:09.05 ID:XjuVj4310
>>164
まさに雲泥だったね
日大「乖離がある」「学生が理解しない、伝わってなかった」
  監督と選手はほぼ話すことはない、コーチが指示
  「今の子は狭い世界で生きてきたので理解してくれない、意思の疎通が難しい」
関学「それぞれに個性があり、それを認めてやるのが教育、強制するのではなく自分で気付くことが大事」
   監督「すでに今年は全員と面談をすませた」

210Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:19:07
今日の会見すばらしかった
関学の学生さんは良い大学入ったね
首都圏だけどうちの子どもを入学させたいと本気で思った
114: 2018/05/26(土) 17:33:57.22 ID:LHwiuqwGO
>>86
思春期の子供をもつ親御さんなら
まずそう思うだろうな
140: 2018/05/26(土) 17:35:39.96 ID:Q3NxOZl60
>>86
キャンパスの美しさも日本有数だよ
220: 2018/05/26(土) 17:39:54.75 ID:jKs9+h2Q0
>>140
今回の取材でキャンバスちらっと映って素敵だと思ってました
298: 2018/05/26(土) 17:45:16.51 ID:EkZS81Za0
>>220
時計台は本当に綺麗です
一度現地で見てほしいです。
145: 2018/05/26(土) 17:35:54.72 ID:p66rkMYo0
>>86
哲学 ロウソクの火の話あたり良かったよねー!
257: 2018/05/26(土) 17:41:55.52 ID:jKs9+h2Q0
>>145
さすがミッション系ならではの例えでしたね

211Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:21:20
>>86
ろうそくの火に喩える小野D素晴らしかった…
関学はキャンパスがめちゃくちゃ綺麗で庭も素晴らしいよ

>>70
小野Dの熱いアメフト愛聞いてたら、政治なんて興味ないだろうな
アメフトと学生たちを心から愛してるんだと思ったよ、あの表情には愛があふれてた

212Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:22:10
>84
日大に出してる補助金90億を
全部関学に振り替えてやってほしいぐらいの落差だった

>>84
大学の違いというか、人間としての品格の違いを感じたわ
564: 2018/05/26(土) 18:08:29.60 ID:NbgZ8fZ10
>>159
日大は知らないけど、関学は校風やで

213Kwansei Gakuin University:2018/05/30(水) 16:25:27
311: 2018/05/26(土) 17:46:32.15 ID:kFB7bXoT0
関学ブランド爆上げ中
324: 2018/05/26(土) 17:47:32.55 ID:UpQ5Q5bQ0
>>311
そりゃ上がるわw

215Kwansei Gakuin University:2018/05/31(木) 22:55:52
元関学大QB・有馬隼人キャスター 関東学連調査は「予想をはるかに上回る正確さ」
2018年5月30日 10時0分 スポニチアネックス
元TBSアナウンサーでキャスターの有馬隼人
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 元TBSアナウンサーで、かつて関西学院大アメリカンフットボール部選手だったキャスターの有馬隼人(40)が30日、TBS「ビビット」(月〜金曜前8・00)に出演。日大アメリカンフットボール部の守備選手による悪質な反則問題で、関東学生連盟が日大側に下した処分について言及した。

 29日の会見で、関東学連は内田正人前監督(62)と井上奨前コーチ(30)を永久追放に相当する「除名」処分、守備を統括する立場だった森琢ヘッドコーチは除名に次いで重い「資格剥奪」と発表。さらに、危険なタックルをした宮川泰介選手(20)とチームに対しては条件付きで今季の公式試合の出場資格停止処分を科すことを決めた。

 有馬氏は関東学連の発表に「本当に多くの人間に調査をされていて、そしてその結果を断定的な表現を使って処分に至ったという説明がはっきりとありました」としたうえで、「ここまで深く調べて強いメッセージを出せるのか、非常に難しいことだと思っていたので、予想をはるかに上回る、調査の正確さと断定的な結論に至ったという、非常に詳しく、調査が正しく行われたという印象です」と高く評価。学生たちへの処分にも「妥当な処分だとは思う」とキッパリ。「今回は条件も付いていますし、どのタイミングかはわかりませんが、戻ってきてほしいという全体の意思が現れていると思う」とした。

 一部では、コーチ陣も一掃して体制を整えるとの話もある。有馬氏は「このコーチと一緒にやりたい!と思われているコーチと、正直、いなくなってほしいと思われているコーチと、両方存在する。そのあたりの精査をきっちりして、選手とコーチ陣がしっかり話し合って、然るべき体制を取って、納得してチーム作りをすれば、時期関係なく、いつでもいいのでフィールドに戻ってくるチャンスは奪うべきではないと思う」とも話した。「(関東学連は)今後もこの調査、話し合いを続けて、しっかりとした判断につなげていく姿勢だと思う。終わりではないです」と話した。

219Kwansei Gakuin University:2018/06/30(土) 04:28:27
過去にも「反則いとわずやれ」の指示 日大アメフト部


 日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、第三者委員会(委員長=勝丸充啓弁護士)が29日に開いた記者会見での主なやりとりは次の通り。

日大第三者委、内田前監督らの指示認定 悪質タックル
 ――内田正人前監督と井上奨(つとむ)前コーチはヒアリングでどんな様子だったのか。

 「今回、第三者委員会が認定していることについては否定している。ヒアリングの回数については控えるが、丁寧にヒアリングして、私の方は反省していないなと思った」

 ――反則行為後のミーティングでの監督発言は。

 「『あのプレーは俺が指示した。何か言われたら監督の指示だと言え。責任は俺がとる』と、一人ではなくて複数の選手が証言した」

 ――今回だけではなく、過去にも反則を指示するような行為があったのか。

 「他の選手に対しても、反則をいとわないで積極的にやれという指示が多数なされていた。決して、この1度だけではない」

 ――学生からはどんな声が多かったのか。

 「選手・スタッフ145人を対象にアンケートをし、現時点で120人から回答があった。内田氏、井上氏の指示・指導に意見を述べることができたかという質問に、約94%が『できなかった』と答えた。内田氏、井上氏と、(反則行為をした)選手の説明の食い違いについて、どちらが正しいと思うかと尋ねたところ、内田氏、井上氏の発言が『正しい』と回答した人は一人もいなかった」

 ――反則をした選手は、反則行為の指示を断れなかったのか。

 「アンケート結果の一部を紹介する。試合に出させる条件として反則するよう指示されたら従っていたかを尋ねたら、『従っていた』と答えた人が約3分の2。相当多数の人が、命じられたら同じようなことをしたと答えた。内田氏、井上氏の支配は相当強いものであって、相手をけがさせろと言われても断れないのが一般的な状況だった」

 ――アメフト部監督の公募についてどう考えるか。

 「公募という手続きがきちんとできるのかなと心配していた。今後はきちんとした選考委員会を設け、選手、OB、周りの人の声を聞いて透明性が明確に見える形で選考を進めていただきたい。これまで若干、不透明感があったのを挽回(ばんかい)してほしい」

 ――再建に向け、部内や学内に残る前監督の影響力を排除するのは容易ではない。第三者委はどのように行動をするのか。

 「報告書については来週以降、大学側に詳しい形で報告することになる。大学側としては、私どもの提言を真摯(しんし)に受け止めていただき、最大の努力を払っていただきたいと思う」(土居新平)

220Kwansei Gakuin University:2018/07/03(火) 12:57:48
日大アメフト部監督の選考委に元TBSアナ 関学大OB

 日本大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、大学が公募していた監督、コーチを審査する選考委員会に、関学大アメフト部OBで元TBSアナウンサーの有馬隼人氏(40)が入ったことが2日わかった。大学関係者が明らかにした。メンバーは有馬氏を含む外部有識者数人で構成され、近く公表される。

 大学は当初、34の運動部を統括する保健体育審議会担当の副学長ら内部での選考を検討していた。だが、公正性を確保するために方針を転換。関東学生連盟からは不透明な選考過程などに懸念が示されていた。選考委に、問題が起きた試合で被害を受けた関学大出身者や弁護士ら、外部人材を登用することで適正な審査ができると判断した。

 選考委は今後、外国人7人や他薦の元京大監督の水野弥一さん(78)ら69人の応募者に書類選考や面接をし、関東学連へのチーム再建に関する報告書の提出期限となっている17日までに新監督、コーチの決定を目指す。

 有馬氏は関学大QBとして学生日本一となり、2001年にTBS入社。04年に退社し、社会人Xリーグのアサヒビール入団。昨季ヘッドコーチに就任した。(榊原一生)

221Kwansei Gakuin University:2018/07/09(月) 13:03:43
関学・小野ディレクターの「ロウソクの火」理論を思い出す
心理学を応用した接し方
 日大アメフト問題は、いろいろな意味でスポーツと教育、指導の在り方を考えるうえで大きな教訓を残した。とりわけ際立ったのは、日大と、被害者になった関西学院大との「指導方針」の大きな違いだった。

 日大は勝つために「ルール違反」を強制した。対する関学大は、が語った指導者としての心構えにも注目が集まった。

 
 「我々がコーチとして一番大事なのは、選手の中に芽生える楽しいという気持ち、これは『ロウソクの火』みたいなもので、吹きすぎると消えてしまいますし、大事に、少しずつ大きくしないといけない。そっと火を大きくするような言葉も大事でしょう。内発的に出てくるものをどう育てるかが、コーチにとって一番難しい仕事だという風に思っています」
 多くのジュニアスポーツのコーチも同じ思いだろう。本書では、子どものモチベーションを高めるにはどのような言葉をかけるべきか、丁寧な実例が紹介されている。著者らが専門とする心理学を応用した接し方だ。ここまで完璧にやるのは難しくても、参考にはなりそうだ。

222Kwansei Gakuin University:2018/08/17(金) 07:11:15
日本大のアメリカンフットボール部選手による危険タックル問題で、警視庁が、日大の内田正人前監督(63)から任意で事情聴取したことが捜査関係者への取材でわかった。同庁は、傷害罪の共謀共同正犯や教唆犯にあたる疑いがあるとみて捜査を進めているが、内田前監督はタックルの指示を否定したという。同庁は、タックルをした男子選手(20)からも事情を聞き、当時の状況を調べる。


 捜査関係者によると、内田前監督の事情聴取は今月14、15日、東京都内で行われた。内田前監督は聴取に対し、タックルをした男子選手への直接の指示に加え、井上奨つとむ前コーチ(29)を通じての指示についても否定した。

 この問題では、男子選手が5月22日の記者会見で、井上前コーチと内田前監督から反則行為を指示されたと証言。負傷した関西学院大の選手側は同月31日、内田前監督らを警視庁調布署に刑事告訴していた。

226Kwansei Gakuin University:2018/08/31(金) 07:12:23
アメリカンフットボールの関西学生リーグは25日、大阪・エキスポフラッシュフィールドで第1節の2試合があり、関西学院大が2部から復帰した近畿大を31-7で下した。  

関学は大事な初戦の先発QBを2年生の奥野耕世(関西学院)に託した。問題となった5月の日大戦で危険な反則タックルを受けて負傷したが、3週間後の試合で復帰。秋に向けて仕上げてきた。最初の攻撃シリーズで、持ち味の俊敏な動きで相手のタックルをかわし、パスも決めて敵陣深くへ。最後はエースRB山口祐介(4年、横浜栄)が3ヤードを持ち込んでTD。第2Qには山口が力強く当たってタックルを外し、58ヤードのTDラン。第4Qには相手のパントリターナーのミスに乗じて、DB弓岡敬太(4年、関西学院)がファンブルリターンTDを挙げ、試合を決めた。

228Kwansei Gakuin University:2018/09/17(月) 16:17:11
4回でチュー”銀シャリ橋本がアメフトルールを恋愛に例えて解説!『戦え!スポーツ内閣』9・12放送
『戦え!スポーツ内閣』 9月12日(水)の『戦え!スポーツ内閣』(MBS)では、「色々あったアメフトだけど本当はすごいんだよ!関西学生アメフト“あるある”SP」を放送。日大違反タックル問題を機に世間から厳しい視線にさらされたアメリカンフットボールをテーマに、あらためてその競技の魅力を語り合う。

 スタジオでは、元アーティスティックスイミング日本代表・青木愛が「ラグビーと何が違うのか分からない」とポツリ。MCの武井壮は「アメフトの選手はソレを言われるとけっこうピリつくよ」とたしなめるが、部員たちにしてみれば「よく言われがちな“あるある”」だそうで、今回はそんな悲しい“あるある”を解決するため、関西学院中等部時代にタッチフットボール(アメフトを基にした年少者向けの球技)で日本一になった経験を持つ、アメフト好き芸人・銀シャリの橋本直が登場する。

 さっそく、「野球とサッカーに比べると(アメフトの人気は)そこまでな感じが…」と言われた橋本は「勘弁してくださいよ!こんなめちゃめちゃおもろいのに!」と反論。「みんなすぐ言うから、ルール分からへんとか!永遠の課題なんですよ。アメフト関係者からしたら、どうやってお伝えしたら魅力が伝わるんかなって」と人気を妨げている要因を指摘する。

 そして、橋本は「言うても(自分は)『M-1グランプリ2016』のチャンピオンですから、分かりやすい説明を考えてますので」と自信満々に答え、とっつきにくいイメージのあるアメフトのルールを“恋愛”に例えて具体的に解説。

“4回の攻撃で10ヤード以上進むとまたさらに4回攻撃できる”アメフトのルールを「電話したりデートしたりして、4回ここまでこられたら、チューできるみたいな。チューできたら、その二人の関係は続いていくねん」と独特の表現を展開。「そのかわり、学校の先生とか親とか邪魔してくるワケ。それで4回でその距離まで行けなかったらダメ。(対戦チームの攻撃と守備の交代は)それの行ったり来たり」など、守備側の動きも交えて恋愛の比喩で例える。

230Kwansei Gakuin University:2018/09/23(日) 22:08:36
<関西学生アメリカンフットボール:関学大38-0龍谷大>◇23日◇第3節最終日◇神戸市王子スタジアム

関学大が5TDを奪う圧勝で開幕3連勝を飾った。QBは西野航輝(4年)で、これまで2試合に先発したQB奥野耕世(2年)に代わり、今季初めて先発に名を連ねた。西野の持ち味はロングパスと足の速さ。第3クオーター(Q)では、30ヤードのTDパスを決めるなど攻撃の起点となり、勝利に貢献した。

西野は「雑なところが多かった」と自身のプレーを反省。TDパスについても「相手が、後半疲れているときに決めるのは当然。あれを序盤で決めないと」。淡々と振り返った。

鳥内秀晃監督(59)は「あかんな。4年がまだまだ本気じゃない。これで勝ってしまっているのがあかん」と大差での3連勝にも笑顔はなかった。西野についても「判断力が甘い。状況判断までうまくやってほしい」と、辛口の評価でさらなる成長を願った。

231Kwansei Gakuin University:2018/10/21(日) 18:16:23
【関学スポーツ記事】
アメリカンフットボール部 京大を23-3で退け、リーグ戦5連勝

232Kwansei Gakuin University:2018/10/23(火) 21:29:41
アメフト 関西学生リーグ1部第5節
10月19日@西京極陸上競技場
関西学院大(5勝)23-3京大(2勝3敗)
■真っ向勝負で散った京大

関西学生リーグで名勝負を繰り広げてきた関学と京大の「関京戦」だが、2005年以降は関学が勝ち続けている。ライバル対決は、勝敗だけ見れば、すっかり色あせた。
今シーズンも関学が開幕4連勝でこの日を迎えたのに対し、京大は2部から上がってきたばかりの神戸大と近大に負けて2勝2敗。力の差は明らかだが、関学サイドには「こういうときの京大こそ怖い」との声もあった。
果たして、京大は最もシンプルな中央突破にすべてをかけ、散った。

5人のOL(オフェンスライン)が関学ディフェンスを相手に渾身(こんしん)のブロックを繰り返し、エースRB#20佐藤航生(4年、藤島)とRB#17植木宏太郎(3年、高槻)がその穴を駆け抜けた。とくに植木はほとんど中央付近ばかり14回のランで、90ydを稼いだ。最後まで関学に手を焼かせた。
ただ、いかんせんパスが決まらない。ゴール前までいっても、タッチダウンを狙うのに有効なプレーがない。中央のランだけで勝たせてくれるほど、関学は甘くない。きっちりを力の差を見せつけられて、対関学戦14年連続の敗戦となった。

1992年から関学を率いる鳥内秀晃監督は言った。「現役のヤツらに言うてるけど、分かりよらへん。『京大はもう2敗してるけど、ウチに対しては違うで』って。やっぱり、京大はえげつない執念できよったがな。ウチの学生らは京大のファイティングスピリットを見た。それは今後のために、ええ勉強になったんちゃうか」
関学の選手たちは「気迫が違いました」「絶対に関学を倒すっていう、ものすごい当たりでした」と京大を評した。

「関学だけには負けられない」という思いが、いまも京大にしっかりと根付いているのことをうかがわせる戦いではあった。一方で関学相手にその戦いができるなら、なぜもう2敗もしているのか。京大ギャングスターズの苦悩は深い。
ただ、RB植木が今後チームを勝たせるRBになっていったとしたら、この関学戦は、彼にとって節目になった試合と言えるのかもしれない。高槻高時代は味方のOLが強かったこともあり、ボールを託されれば独走タッチダウンというスーパーランナーだった。1年の浪人生活を経て京大に入り、けがにも泣いて、ほとんど活躍できないまま3回生まで来た。この日の力強く粘り強い走りは、このまま終わらないという宣言だったのか。

ひとり、京大で気になった選手がいた。WR#21原田陽平(4年、浜松北)だ。チームのベストアスリートながら、今シーズンここまで目立った活躍がなく、この日もフィールドには立たなかった。試合前の練習時から仲間に向かって叫び続けた。「関学だぞ」「Beat KG」。ほんとうに、ずっと叫んでいた。4回生の原田にとって、そして2018年の京大にとって、残りのリーグ戦は2試合になった。(文・写真 篠原大輔)

233Kwansei Gakuin University:2018/10/26(金) 16:13:19
京都大学vs関西学院大学ゲームハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=0iBiE-jcAY8

234Kwansei Gakuin University:2018/10/30(火) 19:45:58
関学チームの魅力=城島徹


 日本大アメリカンフットボール部の選手が関西学院大(兵庫県西宮市)の選手を悪質タックルで負傷させた問題をきっかけに、26年前に書いた関学アメフット部の分析記事を引っ張り出した。当時取材した元選手に連絡をとると、若い世代のダンス普及に情熱を注いでおり、その姿から関学の魅力的なチームカラーをあらためて実感した。

 その記事は私が阪神支局に在籍していた1992年秋、地元の「はんしん版」に書いた。大阪と神戸に挟まれ、背後に六甲山、目の前に大阪湾が広がる阪神間の明るい風土を検証する連載の一環で、その開放的なチームカラーに焦点を当てたものだ。

 「練習は厳しく、試合はさわやかに。それが私たちのモットーです」「ウチには体育会系独特の上下関係がなく、下級生が先輩の荷物を持つことや洗濯などの雑用もない。平等に練習でき、“汗と涙”の高校野球とは対極です」。記事でそう解説していたのが中・高・大でいずれも日本一を経験、大学のコーチも務めた山川岳さんだった。

 山川さんはこうも語っていた。「先輩へゴマをする“よいしょ”が通用せず、“これだけやったんや”という精神主義も通らない。結果をいかに出すかを合理的に明るく追求する。それがアメフトから学んだことで、実社会でも大いに役立っています」

 四半世紀以上も前だが、色あせない「精神」だ。日大の反則プレーをした学生の潔い記者会見をきっかけに「謝る力」(清水書院)という「謝罪の流儀」をテーマにした本を書いた私は山川さんを再取材し、この記事「合理主義の関学アメフト」を収録した。

母校の関学大や社会人チームでコーチ、監督を経験した元スター選手がなぜダンスなのだろうか。普及活動で全国の高校を回る本人はこう説明した。「アメリカンフットボールをやり切ったなと思えた50歳のころ、『100年後に若者が真剣に楽しく取り組めるスポーツはなんだろう』と考え、それはスポーツと文化の融合したものだと思いました」

 今やダンスは女子高生の競技人口第1位という。「教育としてのダンスの主眼は仲間とのコミュニケーションと自分の思いを伝えること。リベラルで礼儀正しく、ライバル校に敬意を持つ。まさに関学のアメフット部で僕が学んだことです」という言葉に納得した。

 同い年のチーム仲間だった鳥内秀晃監督が率いる現在のチームも「僕らのころと変わらない。荷物持ちやグラウンド整備は先輩も後輩もありません」と山川さん。タテ社会の忖度やパワハラとは無縁で、しかも軽やかに転身を促すカルチャーがうかがえた。【城島徹】

235Kwansei Gakuin University:2018/11/03(土) 07:29:43
2018/11/3(土祝) キンチョウスタジアム
12:00 [1] 神戸大学 - 龍谷大学

15:00 [1] 京都大学 - 立命館大学

2018/11/4(日) 万博記念競技場
12:00 [1] 甲南大学 - 近畿大学

15:00 [1] 関西学院大学 - 関西大学

236Kwansei Gakuin University:2018/11/04(日) 06:43:28
関西学生アメリカンフットボール:立命大24-7京大>◇3日◇第6節第1日◇大阪・金鳥スタ

立命大が逆転で京大を下し、開幕6連勝を飾った。

立命大は第1クオーター(Q)、京大にTDを決められ追いかける苦しい展開になった。しかし第2Q、RB立川玄明(2年)がチームを救う。「流れ持って行かれないように1本取る」と、エンドゾーン手前でパスを受けた立川は、中央へのラン突破で同点のTDを奪った。

これで流れに乗った立命大はその後、FGで逆転に成功すると、第3QにTE成田光希(4年)がTD。第4Qにはまたも立川がダメ押しのTDを決めて勝利した。立川は前節関大戦でも3TDを奪うなど好調をキープ。「OLとのコミュニケーションが取れてきています。今日もOLが開けてくれた所に入った」と、試合を重ねるごとに手応えをつかんでいる。

次節は2連覇を懸けて、いよいよライバル関学大との大一番。昨季リーグ制覇しながらも、西日本代表校決定戦で関学大に敗れ、甲子園ボウル出場がかなわなかった。

237Kwansei Gakuin University:2018/11/04(日) 15:56:37
Kwansei Gakuin Football FIGHTERS 関西学院大学アメリカンフットボール


29 秒29 秒前
その他
前半終了
関西学院大学 0-6=6
関西大学 3-9=12

238Kwansei Gakuin University:2018/11/04(日) 18:20:10
本日の関西大学戦は試合終了直前に追いついて19-19の同点で終わりました。山を越えきることのないまま、立命館大学に挑戦することになります。2週間でどこまで変わることができるか。2018FIGHTERSの真価が問われます。

239Kwansei Gakuin University:2018/11/04(日) 18:20:53
ご声援ありがとうございました。次節はリーグ最終節立命館大学戦、11月18日(日)15:00から@大阪 万博記念競技場です。負けられない戦いとなります。

240Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:19:56
試合終了
関学19-19関大
奥野の70yrd近いドライブが繋がった。

1 立命 6勝0敗0分 残:関学
2 関学 5勝0敗1分 残:立命
3 関大 4勝1敗1分 残:京大
4 神戸 3勝3敗0分 残:近大
4 近大 3勝3敗0分 残:神戸
6 京大 2勝4敗0分 残:関大 ※6位確定
7 甲南 0勝6敗0分 残:龍谷 ※入替戦確定
7 龍谷 0勝6敗0分 残:甲南 ※入替戦確定

最終節
関学○→1関学2立命3関大
関学△→1立命2関学3関大
関学●関大○→1立命2関学2関大?

神戸○→4神戸5近大
神戸●→4近大5神戸

甲南○→7甲南8龍谷
甲南●→7龍谷8甲南

京大は6位確定(直接対決で神戸>京大,近大>京大のため)

241Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:21:14
両校ともTFP失敗してたけど
関学のはミスだったからもったいなかったね
あのおかげで引き分けになった
まあ関学があのTFPを決めてたら関大は4Qに2テコンしてたかもしれないけど




西野はスタイル的にも先発向きだよなあ

242Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:22:26
奥野がピンチに弱くないことが分かったし
西野はどう見ても先発向きのQBだし
関学はライスに本気で出たいなら、今後は西野先発で行くべき

243Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:24:37
関学3番
試合を潰しかけた
ラインの踏ん張りで引き分けに持ち込めたが

関学は何も仕掛けなかったね

反則
キッキング
自らを苦しめた

244Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:25:35
関学のラストのTFP、2ポイントのギャンブルの選択肢はなかったのか

245Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:26:49
QB奥野はやはり能力高いな。
45年間このチームを応援して来たが、センスは歴代屈指だと思う。ボールのスピードがどうのとか意見を書き込むバカがいるが、残り5秒のキャッチアップはお約束の関学劇場を演出できるホンモノの証。
今日はラインがダメ。ランが出ないとこれから苦しいと思う。奮起を期待します。

246Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:27:51
最終節、各校の立場

立命 引き分け以上で1位。負ければ2位。
関学 勝てば1位、引き分けなら2位、負ければ関大次第で抽選
関大 関学●関大○で抽選次第で2位の可能性あり。他は3位。

神戸と近大 4位をかけた直接対決。第6節はヒヤリとしたが、今年の昇格組は強い。

京大 勝敗に関わらず6位確定。神戸・近大に連敗が痛かった。

甲南と龍谷 入替戦行き確定。降格を免れるためにも、最後勝って弾みをつけたい。

247Kwansei Gakuin University:2018/11/05(月) 23:29:33
関学は次節、勝ちに行くのは間違いないが、立命の戦い方が難しくなったかもしれない
リーグ戦ではずっと死んだふりでWJBにかけるつもりだったのが、それをやると関学に
塩を送る羽目になる かと言ってヘンに色気を出して手の内を見せてしまうのも避けたい

最悪の状況、つまり手の内を出し尽くして関学に勝ったものの関学が抽選で勝つ、
もしくは手の内を出し尽くして負けるというのを考えるとここは我慢して死んだふりを
貫徹すべきだろうが

強気の古橋氏が二度とも勝ちに行く可能性もあるが、そこまで強気になれるかどうか

248Kwansei Gakuin University:2018/11/10(土) 17:56:34
Kwansei Gakuin Football FIGHTERS 関西学院大学アメリカンフットボール
‏「泥臭く、1ydでも前へ」
関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1最終節
関西学院大学FIGHTERS vs 立命館大学PANTHERS
11月18日(日)15:00キックオフ
大阪・万博記念競技場

249Kwansei Gakuin University:2018/11/16(金) 21:28:36


★eo光チャンネル=<録画中継>11/26(月)19:00〜19:55
 https://eonet.jp/eohikari-ch/2018flashbowl/
★GAORA=11/25(日)19:00〜24:00、[再]11/29(木)24:00〜5:00、11/30(金)18:00〜23:00
 http://www.gaora.co.jp/
★アメフトライブ by rtv <LIVE> https://amefootlive.jp/kcafl/3562
★あすリートチャンネル <LIVE> https://ytv-athlete.jp/live/kcafl/1129
★SPORTS BULL <LIVE><LIVE STATS> https://sportsbull.jp/category/americanfootball/
★4years. <LIVE> https://4years.asahi.com/
★PLAYER!(スポーツエンターテイメントアプリ) <リアルタイム速報>
 https://ookami.tokyo/
 https://itunes.apple.com/jp/app/id897872395

250Kwansei Gakuin University:2018/11/16(金) 21:32:28
両校の秋シーズンでの対戦は、60回目。これまでの対戦成績は、関学大の43勝(うち2勝はWJB)15敗(うち2敗は甲子園ボウル出場校決定戦)1分。ただ、立命館大が関学大に初勝利した1990年以降で見ると、関学大の16勝、立命館大学の15勝、1回の引き分け。
昨年はリーグ最終戦で立命館大が21-7で勝利し全勝優勝。2位となった関学大が全日本大学選手権・西日本代表校4回戦で名古屋大を下し、両校は西日本代表校決定戦『WESTERN JAPAN BOWL』で再戦し、関学大が34-3で勝利。関学大が西日本代表として『三菱電機杯 第72回 毎日甲子園ボウル』に出場した。
立命館大が勝てば2年連続12回目の、関学大が勝てば2年ぶり56回目のリーグ優勝。
既に、全日本大学選手権への出場権を得ている立命館大は、この試合に勝つか引き分けで、西日本代表校決定戦『WESTERN JAPSN BOWL』への出場が決定し、敗れた場合には西日本代表校4回戦に出場する。
関学大は、勝利すれば西日本代表校決定戦、引き分ければ西日本代表校4回戦への出場が決定する。敗れた場合、前日に関西大が勝利していれば同率2位となるため、抽選により西日本代表校4回戦への出場校を決定する。関西大が前日に負けもしくは引き分けている場合は、関学大が西日本代表校4回戦に出場する。

251Kwansei Gakuin University:2018/11/18(日) 01:27:35
アメフト立命・関学大 18日激突 リーグV懸ける
決戦へ手の内隠す神経戦

アメリカンフットボールの関西学生リーグは最終節の18日、互いに無敗の立命大(6勝)と関学大(5勝1分け)が激突する。勝った方が優勝という構図は昨季と同じだが、関学大と引き分けて1敗で追う関大にも、大学日本一を決める甲子園ボウル出場の可能性は残る。最終節の3校の勝負の行方から目が離せない。

甲子園ボウルへの出場をかけた西日本代表校決定戦は、2016年から関西学生リーグ2位にもトーナメント出場資格が与えられ、リーグ優勝を逃したチームが“下克上"で甲子園に進む可能性が生まれた。

昨季は立命大が関学大との全勝対決を制してリーグ王者に輝いたが、西日本代表校決定戦の決勝で関学大に敗れ、甲子園ボウル出場を逃した。そこで浮き彫りになったのは、高度な情報戦という側面のあるアメフトで、実力が拮抗する相手に2度続けて勝つのがいかに難しいかということだ。

相手の戦略、戦術を徹底的に分析し、裏をかく勝負手を仕込むことに血道を上げつつ、連勝を見据えてリーグ戦では手札をさらしすぎないのが肝要。一方で「出し惜しみをして勝てる相手ではない」(立命大の古橋由一郎監督)というジレンマもある。見る方は好ゲームを2度楽しめるが、やる方の苦労は2倍では済まない。

関大戦の関学大はQB奥野(中央)の冷静さが光った(4日)
関大戦の関学大はQB奥野(中央)の冷静さが光った(4日)

そうした神経戦の影響は前節でも垣間見えた。立命大は3日の京大戦で先制TDを許したものの、24―7で逆転勝ち。関学大は4日の関大戦で終盤にリードされながらも、2年生QBの奥野耕世が残り5秒で起死回生のTDパスを決めて、かろうじて19―19の引き分けに持ち込んだ。ただし、両校とも最終節の決戦を控え、プレー選択の幅を狭めていた印象がある。あるいは手の内を隠したいが故の覚悟の苦戦だったか。

それでも、立命大はQB荒木優也がパスで抜群の安定感を発揮し、2年生のエースRB立川玄明も2TDランを決めた。関学大はシーズン序盤に日大の悪質タックル問題の渦中にいたQB奥野が、ラスト2分から冷静さを保ってパスで攻めきり、その際立つ才能を示した。

逆転での関西リーグ制覇を目指す関学大は攻守にミスが目立ち、現状ではやや劣勢か。鳥内秀晃監督は「立命は昨年の悔しさがあり、まずモチベーションが違う。このままでは勝てない」と奮起を促す。負ければ関大と同率2位で並び、西日本代表校決定戦への出場が抽選となる可能性もある。関学大にとっても正念場の戦いだ。

(影井幹夫)

252Kwansei Gakuin University:2018/11/18(日) 17:15:30
試合終了
関西学院大学 7-7-0-17=31
立命館大学 0-0-7-0=7

253Kwansei Gakuin University:2018/11/18(日) 17:43:33

2018関西Div.1秋季リーグは関西学院大学が優勝👏🏆
これにより関学大は12月2日に行われるWJBに出場が決定✔️立命館大は西日本代表校決定戦で名城大学と激突!!
http://web.playerapp.tokyo/live/22108

254Kwansei Gakuin University:2018/11/18(日) 19:52:39
アメフット部が2年ぶり56回目の関西学生リーグ制覇!!

関西学生アメリカンフットボールリーグ(Div.1)」の最終節(第7節)が11月18日、吹田市の万博競技場で開催され、関学大アメリカンフットボール部は、昨季の覇者である立命館大に31-7で勝利し、見事2年ぶりにリーグ優勝しました。

 関西学院大学は、第1QにRB山口祐介(商学部4年生)が61ヤードタッチダウンランで先制します。第2Qに奥野耕世選手(商学部2年生)が19ヤードのタッチダウンパスで加点。第4Qにはキッカーの安藤亘祐選手(商学部3年生)のフィールドゴールと奥野選手のTDパス、RB渡邊 大選手(神学部3年)のTDランで17点を追加。最後までリードを守り抜き、2年ぶりの関西制覇を果たしました。

 アメリカンフットボール部は12月2日に万博記念競技場での西日本代表校決定戦決勝に出場し、勝利した場合には12月16日に阪神甲子園球場で開催される、甲子園ボウル(全日本大学選手権決勝)へと進みます。

関西学院大学 7-7-0-17=31
立命館大学   0-0-7-0 = 7


【リーグ戦成績】
 8月25日  VS 近畿大  31-7
 9月 8日  VS 神戸大  42-0
 9月23日  VS 龍谷大  38-0
 10月7日  VS 甲南大  42-0
 10月19日 VS 京都大  23-3
 11月 4日 VS 関西大  19-19
 11月18日 VS 立命館大 31-7

255Kwansei Gakuin University:2018/11/19(月) 08:07:24
関学大、奥野魂の2TDパスで不屈V!悪質タックル問題から半年…騒動乗り越えた/関西学生アメフット
特集:アメフット
第4Q、タッチダウンを決めた関学大・渡辺(中央左、背番6)は選手と抱き合って喜んだ
第4Q、タッチダウンを決めた関学大・渡辺(中央左、背番6)は選手と抱き合って喜んだ【拡大】

 鳥内監督は「優勝しないと意味がないと求めていた。目の前のプレーに集中してくれた」とたたえたが、甲子園ボウル出場を懸けて立命大と再び戦う可能性があるだけに「今度はもっと大変な試合になる」。奥野も「相手より強い気持ちを持って戦って。勝って甲子園ボウルへいきたい」と力を込めた。

 因縁の日大に敗れ、昨年果たせなかった日本一へ。甲子園へ忘れ物を取りに帰るためにもあと一つ、すべてをかけて勝利をもぎ取る。(菊地峻太朗)

★QB3人体制

 関学大は異例のQB3人体制で立命大ディフェンスを翻弄した。先発した奥野は状況判断に優れ、パスも投げ込める。西野(4年)はスピードとパワーを生かしたランプレーが魅力。左腕の光藤(4年)はパスに安定感があり、主将として信頼も厚い。3人体制に西野は「安心。思い切ってプレーできる」と振り返り、鳥内監督も「1人のQBで立命大の強力な守備を倒すのはしんどい。それぞれが持ち味を出してくれた」と評価した。

奥野 耕世(おくの・こうせい)

 1998(平成10)年6月20日生まれ、20歳。大阪府出身。関学高出身。ポジションはQB。関学大では2年春からスタメン。40ヤード5秒0。ベンチプレス105キロ。1メートル71、77キロ。背番号「3」

日大悪質タックル問題

 5月6日に行われた関学大-日大のアメフット定期戦で、関学大QB奥野選手が日大DL宮川選手から不必要なタックルを受けて負傷した問題。関東学連は同29日に内田正人前監督、井上奨(つとむ)前コーチから宮川選手に対し、悪質な反則の指示があったことを事実として認定し、6月26日に2人を永久追放相当の除名処分とすることを正式決定した。

256Kwansei Gakuin University:2018/12/01(土) 06:52:54
アメリカンフットボールの全日本大学選手権は2日、東日本代表決定戦(東京・アミノバイタルフィールド)と西日本代表決定戦(大阪・万博記念競技場)が行われ、16日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場である同選手権決勝「三菱電機杯 第73回毎日甲子園ボウル」(毎日新聞社、日本学生アメリカンフットボール協会主催、三菱電機特別協賛)の出場校が決まる。東日本は早大(関東)と東北大(東北)、西日本は関学大(関西1位)と立命大(同2位)が対戦する。【丹下友紀子、松本晃】

 ◇早大-東北大

 リーグ戦6戦全勝の早大は1試合平均32.3得点と高い攻撃力を誇り、優位は動かない。QB柴崎(3年・早大学院)からWRブレナン(同・米ユニバーシティーラボラトリースクール)へのパスが大きな武器。守備陣は主将のDL斉川(4年・独協)が豊富な運動量で引っ張る。東北大はQB長谷部(同・長井)の率いる攻撃陣が好調。早めに得点して相手を慌てさせ、番狂わせを狙いたい。

 ◇関学大-立命大

 関学大は11月18日の関西学生リーグ最終戦で立命大に31-7で快勝。昨年の代表決定戦でも立命大に勝っており、勝負強さが光る。リーグ戦途中で負傷したエースRB山口(4年・横浜栄)が立命大戦で先制の52ヤードTDランを決めるなど復活したのも大きく、攻守ともに総合力が高い。奥野(2年・関西学院)ら3人のQBをどう起用するかも鍵を握る。

 立命大はリーグ最終戦では攻守ともライン戦で劣勢。昨季から2連敗中の関学大戦はいずれも先制されて流れに乗れなかっただけに、立川(2年・大産大付)や藤岡(4年・立命館宇治)らRB陣を中心に先手を取りたい。

257Kwansei Gakuin University:2018/12/01(土) 16:08:04
時計2018/11/28 20:13神戸新聞NEXT

アメフット・関学大、甲子園ボウル出場へ「絶対に勝つ」 12月2日、西日本代表決定戦 
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立命大の大一番に向けて練習に励む関学大の光藤主将
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立命大の大一番に向けて練習に励む関学大の光藤主将
 アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」(12月16日)の出場権を懸けた西日本代表決定戦は12月2日、大阪府吹田市の万博記念競技場で行われる。関西学生リーグで2年ぶりの優勝を果たした関学大は、リーグ2位の立命大と再び激突する。試合を前にした28日、関学大は西宮市の大学グラウンドで報道陣に練習を公開。鳥内監督は「今年一番のゲームをしないと勝てない。(立命大は)前回と違うチームで臨んでくる」と表情を引き締める。

 18日のリーグ最終戦は序盤からライン戦で競り勝った関学大が31-7で攻守に圧倒したが「途中から相手の気持ちがなえていた部分も影響した。出していないプレーもある」と指揮官。手の内の多くを見せなかった相手の試合運びに警戒を強める。

 「やさしい光藤がこの2週間、誰よりも厳しい言葉をかけてチームの雰囲気を高めている」とQB西野。QB光藤主将は「昨年、本当につらかった逆の立場を経験しているので、その相手以上の気持ちを持ってそして絶対に勝つ」と闘志を燃やした。(宮崎真彦)

258Kwansei Gakuin University:2018/12/03(月) 21:36:44
2日、アメリカンフットボール・全日本大学選手権西日本代表決定戦 関学大20―19立命大)

アメフト関学大、3年連続で甲子園ボウル出場へ
アメフト早大、2年ぶり甲子園ボウル出場へ
 試合終了まで残り2秒。2点を追いかける関学大はゴール前7ヤードまで攻め込んだ。負ければ今季が終わる崖っぷちで、フィールドゴール(FG)を選択。キッカー安藤亘祐(こうすけ、3年、関西学院)が24ヤードFGを決め、52回目の甲子園への道が開けた。

 お膳立てしたのは春に日大の悪質タックルを受け、そこから先発QBを射止めるまでに復活したQB奥野耕世(2年、関西学院)だ。最後の攻撃シリーズまでに三つのインターセプトを許し、一つはそのままタッチダウン(TD)された。それでも、強気だった。試合中に鳥内秀晃監督に様子を聞かれても、「大丈夫です。いけます」。そして、ゴール前64ヤードから始まった最後の攻撃で、20ヤードを超えるロングパスを2本決めて、逆転FGにつなげた。「自分がやらないといけないことに集中した。ホッとした」

 リーグ戦で24点あった両チームの差は1点差に詰まった。しかし、勝ったのは関学大。関西2位が全日本大学選手権に出られるようになって、関学大が3戦3勝だ。鳥内監督は「立命の学生に甲子園で、『こんなもんか』と言われないように準備せなあかん」。昨年、日大に敗れた大舞台に再び立つ。(大西史恭)

259Kwansei Gakuin University:2018/12/03(月) 21:38:03
アメフト関学大、3年連続で甲子園ボウル出場へ
2018年12月2日16時52分
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11月のリーグ戦でも対戦した、関学大と立命大

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 アメリカンフットボールの全日本大学選手権西日本代表決定戦は2日、大阪・万博記念競技場で行われ、関学大(関西1位)が立命大(関西2位)を20―19で下し、3年連続52度目の同選手権決勝の甲子園ボウル(16日、阪神甲子園球場)出場を決めた。

残り2秒、関学大が逆転V 悪質タックル被害のQB起点
アメフト早大、2年ぶり甲子園ボウル出場へ
 2年ぶりの甲子園ボウル制覇を狙う関学大は、東日本代表の早大(関東)と対戦する。

260Kwansei Gakuin University:2018/12/03(月) 21:38:44
相手 関学 VS 早稲田 もりあがりそう

261Kwansei Gakuin University:2018/12/03(月) 21:40:09
アメフト甲子園ボウル、早大と関学大が意気込み 主将ら会見
2018/12/3 19:40
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甲子園ボウルの試合会場でポーズをとる関学大の光藤主将(左)と早大の斉川主将(3日、甲子園)=共同
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甲子園ボウルの試合会場でポーズをとる関学大の光藤主将(左)と早大の斉川主将(3日、甲子園)=共同

アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝、第73回甲子園ボウル(16日)で対戦する早大と関学大が3日、試合会場の甲子園球場で記者会見した。3年連続の出場で王座奪還を狙う関学大(関西1位)主将のQB光藤は「昨年、甲子園ボウルで負けて始まったチーム。チーム全員で絶対勝つ」と意気込んだ。

初優勝を目指す早大(関東)は第71回大会で関学大に14―31で屈した。DL斉川主将は「出場ではなく、勝つことを目標としてきた」と強い気持ちを口にし、高岡監督は「早稲田の歴史を変えたい」と語った。〔共同〕

262Kwansei Gakuin University:2018/12/06(木) 21:11:12
大学アメリカンフットボールランキング(公式)

1.関西学院大学
2.日本大学
3.立命館大学
4.法政大学
5.早稲田大学
6.関西大学
7.慶應義塾大学
8.京都大学
9.明治大学
10.立教大学

263Kwansei Gakuin University:2018/12/10(月) 07:39:03
同大アメフト1部昇格「誇りに」監督の言葉に選手涙
[2018年12月9日20時23分]
同大対甲南大 1部リーグ復帰を果たして喜ぶ同大選手たち(撮影・鶴屋健太)
同大対甲南大 1部リーグ復帰を果たして喜ぶ同大選手たち(撮影・鶴屋健太)
同大対甲南大 2TDを決めて1部リーグ復帰に貢献した同大WR毛綿谷海都(撮影・鶴屋健太)
<関西学生アメリカンフットボール:同大20-3甲南大>◇9日◇入れ替え戦◇京都・西京極陸上競技場

2部リーグを全勝優勝して入替戦に臨んだ同大が、1部8位の甲南大を下し2季ぶりの1部リーグ復帰を決めた。

同大はWR毛綿谷海都(3年)の2TDで流れをつかんだ。第1クオーター(Q)3分50秒、敵陣15ヤードまで迫ると、毛綿谷へのTDパスが決まり先制に成功した。毛綿谷は最終Qにも、エンドゾーン7ヤード前でパスを受け、右サイドから左サイドへうまく守備をかわしながら走り抜け、勝利を決定づけるTDを奪った。

試合後、藤原良弘監督(57)は「最高の試合をしてくれてありがとう。今日の試合を誇りに思え」と選手たちに声をかけ、中には涙を流す選手もいた。毛綿谷も「2部に落ちてどん底を味わってきた。毎日1部のことを思いながら練習してきた」。悲願の1部復帰に思いがあふれた。身長168センチと決して恵まれた体格ではないが「競り合いに負けないようにウエートトレで鍛えてきた」。念願の1部に「打倒関学です」と闘志を燃やす。また主将のOL森脇秀太(4年)は「1部は日本一を目指す権利がある。来季全力でやってほしい」と後輩に思いを託した。

敗れた甲南大は15年以来4季ぶりの2部降格になった。
同志社アメフト復帰 関学 同志社戦が楽しめる。

264Kwansei Gakuin University:2018/12/11(火) 11:34:46
悪質タックル乗り越え、関学大QBが逆転劇演出
2018.12.2 22:37産経WESTスポーツ
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関西学院大対立命館大学 2Q、攻撃する関西学院大QBの奥野耕世(3)=2日、万博記念競技場(鈴木健児撮影)
関西学院大対立命館大学 2Q、攻撃する関西学院大QBの奥野耕世(3)=2日、万博記念競技場(鈴木健児撮影)
 関学大の勝利への執念が、第4クオーター最後の攻撃シリーズに詰まっていた。関西学生リーグの優勝を最後まで争った立命大との再戦となった、アメリカンフットボール全日本大学選手権の西日本代表校決定戦。試合時間残り1分56秒で17-19とリードを許して自陣36ヤードから始まる攻撃で、2年生のQB奥野は「やるしかない。何が何でも通す」とフィールドに立った。

 4年生松井と3年生阿部の両WRに2本で計52ヤードのパスを通し、2度のランで敵陣へ。試合終了まで2秒。3年生のキッカー安藤が24ヤードFGで逆転すると、奥野は「よっしゃ」と吠え、あふれ出る涙を手で拭った。

 大勝した2週間前のリーグ最終節とは逆に、試合開始6分過ぎに先制された。動きの速い立命大守備陣の重圧にパスを投げ急ぎ、喫したインターセプトは3回。それでも主将のQB光藤(みつどう)らが「大丈夫や、大丈夫や」と声をかけ続けてくれた。「これ以上落ちることはない」と目の前のプレーに集中し、逆転勝ちを演出した。

 5月の日大との定期戦で悪質タックルを受けた。“被害者”として望まぬ形で世間の注目を浴びたが、チームメートたちが励ましてくれた。「家に泊まりにおいでや」「一緒にご飯食べようや」。何気ない言葉に救われた。「先輩、後輩、同級生に感謝したい」。若き司令塔は、そんな思いをプレーに込めた。

 昨年敗れた甲子園ボウルでは早大と対戦する。「自分のやるべきことをやるだけ。去年負けたので、絶対に勝つ」。頼れる仲間とともに、学生日本一を取り返しにいく。(岡野祐己)

265Kwansei Gakuin University:2018/12/13(木) 20:30:52
第73回甲子園ボウル



「しっかり準備して、絶対に勝ちます」。16日の大一番を前に意気込むのは、関西学院大のWR(ワイドレシーバー)松井理己(りき、4年、市西宮)だ。1年前、大学アメフトの聖地で味わった苦い経験を胸に、「雪辱」を誓う。


昨年の日大との甲子園ボウル。関学の最初の攻撃シリーズ、2プレー目のことだった。松井は短いパスを受けると、3人のタックルをかわして大きくゲイン。4人目のタックラーをかわそうとした瞬間、自分の体から「バコッ」という音が聞こえた。タックルされて倒れ込むと、もう動けなかった。1プレー目から違和感を感じていた右ひざの大けが。担架に乗せられて退場した。「痛いというより、何が起こったのか分からない状態でした」と振り返る。

医務室で試合経過を確認していた。前半が終わって10-13の劣勢。チームスタッフから「けががバレるから外に出るな」と言われたが、いても立ってもいられなかった。後半になると、松葉杖を使ってチームエリアまで行き、戦況を見つめた。「みんなが元気になってくれればいいなと思って外に出たんですけど、そのときすでにチームは焦ってて、どうしたらいいのか分からないというような状況でした」。結局、17-23で負け、連覇を逃した。「何もできなかった思いが強くて、涙も出なかった。来年やり返したるという気持ちでした」
診断は全治8カ月。不安だったのは、けがのことより、チームが勝てるかということだった。

関学史上ナンバーワン、と呼ばれて
松井は入学まもなく、めったに人を褒めない鳥内秀晃監督(60)に「関学史上ナンバーワンのレシーバーになれる」と言わしめたほど期待が大きく、1回生のころから試合に出てきた。何度も試合の流れを変えるスーパーキャッチをしてきた。だが、今シーズンを戦うほかのレシーバーたちは試合の経験がほとんどなかった。プレーのできない自分にできることは何か。自問自答する中で思い至った。
「僕が感じたり、思ったりしたことすべてを仲間に伝えないといけないと思った」
時間があればアメリカの試合の動画を見て研究し、プレーを提案した。また、ほかのポジション目線でレシーバーを見れば、より全体の動きを把握できるのに気づいた。実行して、その結果を仲間と共有した。「外から試合を見ることで得ることも多かったのは、よかった」。視野の広がりを実感したという。

長きに渡るリハビリが苦痛だった。「ひとことで言って、つまらない。よくなってるのかどうかも、たいして分からないですし……」。そんな松井を支えてくれたのは、主将でQB(クオーターバック)の光藤航哉(みつどう、4年、同志社国際)だった。光藤自身も、過去にけがでシーズンを棒に振ったことがあった。自分が負傷したときの話をしてくれたり、そのとき使っていたトレーニングの道具を貸してくれたりした。「光藤には『けがをしてるときに気持ちをためるんや』って言われました。復帰したときにやり返してやろうと思いましたね」と振り返る。

アメフト関学WR松井写真2
西日本代表決定戦では不完全燃焼だった松井
甲子園で、みんな見返す活躍を
けがをして約1カ月後に松葉杖なしで歩けるようになり、今年8月中旬の夏合宿でパートの練習に復帰。そして、10月の京大戦で実戦復帰した。
10カ月ぶりの実戦では思うように体が動かず、「最初は怖かった」という。それでも相手を目の前にするたびに闘争心がわいてきた。「何でもいいから絶対勝つ。その思いだけでした」

同期のWR小田快人(4年、近江)は「京大戦で理己が戻ってきたら、試合前の雰囲気が変わった。興奮しました」と話す。松井がいない間は、小田と3回生の阿部拓朗(池田)がWR陣を引っ張った。松井は言う。「僕がけがをしたころは二人ともそこまで試合経験がなかった。それが復帰したら僕以上にすごくなってて。うれしいと同時に、負けてられへんなと思いました」と笑う。

いまも足に違和感は残る。スピードも落ちた。だけど、それを言い訳にはできない。「チームのみんなも『そろそろ活躍してもらわんと』と思ってるはずです。甲子園では、みんなを見返してやりますよ」。大けがを負った聖地の中心で松井は叫ぶ。「俺がエースや」と。

266Kwansei Gakuin University:2018/12/13(木) 20:34:05
関学大の元プロ野球選手の末裔コンビが甲子園ボウルVを誓う

 16日のアメリカンフットボール全日本大学選手権決勝「三菱電機杯 甲子園ボウル」で、早大(東日本代表)と対戦する関学大(西日本代表)が13日、試合会場の甲子園で練習を公開。プロ野球選手のDNAを受け継ぐDB横沢良太とDB弓岡敬太(ともに4年)が2年ぶりの優勝に貢献することを誓った。

 横沢の曽祖父は、日本ハムの前身であるセネタースを設立し、初代監督も務めた横沢三郎氏。選手としても出場歴があり、1988年には審判としての功績によって特別表彰で野球殿堂入りした。三郎氏の弟の四郎氏と七郎氏も元プロ野球選手だ。

 弓岡の父は阪急、オリックスで名遊撃手として活躍したオリックスの弓岡敬二郎2軍育成チーフコーチ。弓岡自身も関西学院高まで野球をしていたが、甲子園出場は果たせなかった。「去年、日大に負けて始まったチーム。借りを返したい。社会人に勝って日本一になるために、勝ってライスボウルに進みたい」と意気込んだ。父からは「最後なので頑張れ、と言ってもらっています」と激励された。

 副将の横沢は「(早大は)レシーバーのレベルが高い。最終的には1対1の勝負。ここでもう一度、日本一になりたい気持ちが強い」と気合を入れた。

267Kwansei Gakuin University:2018/12/13(木) 20:35:17
甲子園は言わずと知れた高校球児にとっての夢舞台。その時代が過ぎ去ってしまえば、ここで日本一になることは、ほぼない。少なくともアマ野球でその機会が巡ってくることはない。しかし、別競技になると話は違ってくる。大学アメリカンフットボールの最高峰「甲子園ボウル」(関西学院大対早稲田大・16日開催)で、高校時代に果たせなかった「日本一」の夢を追いかける選手がいる。

4年前の夏、近江で甲子園へ
 関西学院大の小田快人(4年)は大阪市の出身で、2014年夏、近江(滋賀)の中堅手として甲子園に出場(タイトル写真の前列右から3人目が小田。後列左から3人目が阪神・植田)。2回戦の鳴門(徳島)戦で、2回に2点適時三塁打を放って勝利に貢献した。

近江3年の夏、大会前の練習でチームメイトと盛り上がる小田(手前)。(14年8月3日、筆者撮影)
 本人は、今でもその感触が残っていると言う。同期に阪神・植田海(22)がいて、小田は植田の前の2番を打っていた。チームは3回戦で敗れて日本一の夢を果たせず、進学に当たって小田は野球を続けるか悩んでいた。

野球からアメフトへ
 「それまで漠然と、『将来はプロ野球選手に』と思っていたが、将来を考えたら大学を卒業して社会に出た方がいいんじゃないかと思い始めていた」矢先、中学時代のチームメイトの保護者にアメフトの関係者がいて、「関学でアメフトをやってみないか。一度、試合を見に来たらいい」と声を掛けられた。関学のスタッフも、中堅手としての目測の合わせ方や球ぎわへの体の寄せ方にセンスを感じていたらしい。それまでアメフトとは無縁の生活だったが、実際に観戦して、「これならやれそうやな」(小田)と、アメフトへの転向を決意した。

慣れるまでに1年かかった
 しかし進学先の関学は、前出の甲子園ボウルで史上最多の優勝28回を誇る学生アメフト界のトップチームだ。小田が思っていたほど現実は甘くなかった。

甲子園ボウルを前に捕球練習をする小田。「球への寄り、捕球と走るセンスが抜群」と鳥内監督も評価する。(筆者撮影)
 選手の大半が高校以前からアメフトに親しみ、特有のルールや決め事を身につけている。小田のポジションはQB(クォーターバック)から、主にパスを受けて走るWR(ワイドレシーバー)。高校時代の守備センスと脚力を生かせるはずだったが、「戦術を覚えるのと、当たり(タックル)に慣れなくて」(小田)、試合に出るまで1年を要した。自身も高校時代はサッカー選手だった関学大・鳥内秀晃監督(60)は、「1年かかるのは当たり前。経験者でなくてもセンスと努力があればすぐ追い抜ける。大学に入ってから足も速くなった」と小田の頑張りを評価する。

実質、最後の日本一への挑戦
 2年生で初めて出た甲子園ボウルでは優勝したが、直接、ボールに触れる機会はなく、日本一の実感もなかった。昨年はけがで試合に出られず、チームも日大に逆転負け。今回が、実質、最初で最後の日本一への挑戦となる。

関学大アメフト部のチームカラーは「青」で近江ブルーと被る。それでも小田は、「あんまり青は好きではない」と苦笑い。よく似合っていると思うが…。(筆者撮影)
 今季の関西学生リーグでは、好選手が揃う関学WR陣でも出色の活躍で、1部8大学監督による攻撃選手ベスト11に選出された。甲子園ボウル出場を争った立命館大との2試合でも好捕を連発している。それでも甲子園ボウルに懸ける思いは人一倍強い。「甲子園は高校時代と一緒で、憧れの場所。そこで活躍したいと思って入学したし、TD(タッチダウン)も取りたい。できたらMVPも」とどん欲だ。卒業後は、大手電機メーカーへの就職も決まり、競技生活もあとわずか。「僕は高校時代も甲子園でプレーしているんで、高校で負けて、大学でも負けるわけにはいかない」と、背番号83の『甲子園の申し子』は大舞台での活躍を誓った。


森本栄浩
毎日放送アナウンサー
昭和36年10月4日、滋賀県生まれ。関西学院大卒。昭和60年毎日放送入社。昭和61年のセンバツ高校野球「池田-福岡大大濠」戦のラジオで甲子園実況デビュー。初めての決勝実況は平成6年のセンバツ、智弁和歌山の初優勝。野球のほかに、アメフト、バレーボール、ラグビー、駅伝、柔道などを実況。プロレスでは、三沢光晴、橋本真也(いずれも故人)の実況をしたことが自慢。全国ネットの長寿番組「皇室アルバム」のナレーションを2015年3月まで17年半にわたって担当した。

268Kwansei Gakuin University:2018/12/14(金) 05:50:32
甲子園は言わずと知れた高校球児にとっての夢舞台。その時代が過ぎ去ってしまえば、ここで日本一になることは、ほぼない。少なくともアマ野球でその機会が巡ってくることはない。しかし、別競技になると話は違ってくる。大学アメリカンフットボールの最高峰「甲子園ボウル」(関西学院大対早稲田大・16日開催)で、高校時代に果たせなかった「日本一」の夢を追いかける選手がいる。

4年前の夏、近江で甲子園へ
 関西学院大の小田快人(4年)は大阪市の出身で、2014年夏、近江(滋賀)の中堅手として甲子園に出場(タイトル写真の前列右から3人目が小田。後列左から3人目が阪神・植田)。2回戦の鳴門(徳島)戦で、2回に2点適時三塁打を放って勝利に貢献した。

近江3年の夏、大会前の練習でチームメイトと盛り上がる小田(手前)。(14年8月3日、筆者撮影)
 本人は、今でもその感触が残っていると言う。同期に阪神・植田海(22)がいて、小田は植田の前の2番を打っていた。チームは3回戦で敗れて日本一の夢を果たせず、進学に当たって小田は野球を続けるか悩んでいた。

野球からアメフトへ
 「それまで漠然と、『将来はプロ野球選手に』と思っていたが、将来を考えたら大学を卒業して社会に出た方がいいんじゃないかと思い始めていた」矢先、中学時代のチームメイトの保護者にアメフトの関係者がいて、「関学でアメフトをやってみないか。一度、試合を見に来たらいい」と声を掛けられた。関学のスタッフも、中堅手としての目測の合わせ方や球ぎわへの体の寄せ方にセンスを感じていたらしい。それまでアメフトとは無縁の生活だったが、実際に観戦して、「これならやれそうやな」(小田)と、アメフトへの転向を決意した。

慣れるまでに1年かかった
 しかし進学先の関学は、前出の甲子園ボウルで史上最多の優勝28回を誇る学生アメフト界のトップチームだ。小田が思っていたほど現実は甘くなかった。

甲子園ボウルを前に捕球練習をする小田。「球への寄り、捕球と走るセンスが抜群」と鳥内監督も評価する。(筆者撮影)
 選手の大半が高校以前からアメフトに親しみ、特有のルールや決め事を身につけている。小田のポジションはQB(クォーターバック)から、主にパスを受けて走るWR(ワイドレシーバー)。高校時代の守備センスと脚力を生かせるはずだったが、「戦術を覚えるのと、当たり(タックル)に慣れなくて」(小田)、試合に出るまで1年を要した。自身も高校時代はサッカー選手だった関学大・鳥内秀晃監督(60)は、「1年かかるのは当たり前。経験者でなくてもセンスと努力があればすぐ追い抜ける。大学に入ってから足も速くなった」と小田の頑張りを評価する。

実質、最後の日本一への挑戦
 2年生で初めて出た甲子園ボウルでは優勝したが、直接、ボールに触れる機会はなく、日本一の実感もなかった。昨年はけがで試合に出られず、チームも日大に逆転負け。今回が、実質、最初で最後の日本一への挑戦となる。

関学大アメフト部のチームカラーは「青」で近江ブルーと被る。それでも小田は、「あんまり青は好きではない」と苦笑い。よく似合っていると思うが…。(筆者撮影)
 今季の関西学生リーグでは、好選手が揃う関学WR陣でも出色の活躍で、1部8大学監督による攻撃選手ベスト11に選出された。甲子園ボウル出場を争った立命館大との2試合でも好捕を連発している。それでも小田の甲子園ボウルに懸ける思いは人一倍強い。「甲子園は高校時代と一緒で、憧れの場所。そこで活躍したいと思って入学したし、TD(タッチダウン)も取りたい。できたらMVPも」とどん欲だ。卒業後は、大手電機メーカーへの就職も決まり、競技生活もあとわずか。「僕は高校時代も甲子園でプレーしているんで、高校で負けて、大学でも負けるわけにはいかない」と、背番号83の『甲子園の申し子』は大舞台での活躍を誓った。

269Kwansei Gakuin University:2018/12/15(土) 00:48:27
第73回甲子園ボウル

12月16日@阪神甲子園球場
関西学院大(関西1位)vs 早稲田大(関東)

DLを経験して当たり強く
寒空の下で満面の笑みを浮かべた。12月2日の西日本代表決定戦。立命館大に劇的な逆転勝利を収めた直後、活躍の光った関学のLB(ラインバッカー)大竹泰生(3年、関西学院)の元へ行くと、「僕でいいですか?」と控えめなひとこと。昨春の日大戦以来の取材に「久々でうれしいです」。戦いを終えたばかりのファイターは、汗をしたたらせ、愛くるしい表情を見せた。

普段の穏やかさは、フィールドに出ると一変する。再戦となった立命との戦いは、先制を許す苦しい展開に。「ビッグプレーを狙おうと思った」と大竹。相手のラインを突破し、QB(クオーターバック)荒木優也(3年、立命館守山)に襲いかかり、QBサック。この日は2度のQBサックを決めた。ボールキャリアへ果敢に迫り、タックル数もチーム最多の9。「最後まで狙い続けて、投げるまで追いかけました」

アメフト関学写真2
立命のQB荒木に襲いかかる大竹
今春は、守備の最前線に立った。中学からアメフトを始め、LB一筋。大学3回生で初めて転向したポジションはDL(ディフェンスライン)だった。DLの中でも、大外のDE(ディフェンスエンド)を任された。当初は地面に手をついて低くセットすることに違和感があったという。「OLがデカくて強いし、勝負できなかった」。だが、春を通して挑み続けると、当たり負けしなくなった。器用さと高いプレーの理解度を武器にしていた大竹が、DLを経験してフィジカル面も強化できた。

秋になり、本職の第2列に帰ってきた。今シーズンは関大戦を除き、開幕戦から先発出場。だが、同じLBの海崎悠(2年、追手門学院)や繁治亮依(しげじ、2年、関西学院)ほどの活躍はなかった。「試合に出てただけで、目立ったプレーができてなかった。フラストレーションはたまってましたね」。2週間前、リーグ最終節の立命戦でも同じだった。「1年下の2人が活躍しててうれしいんですけど、自分も絶対に活躍したい」。闘争心を燃やしていた。甲子園ボウルをかけた大一番で、たまっていたものをすべてぶつけた。

影で支えてくれた4回生
「4回生をここで負けさせたくない」。この試合には特別な思いがあった。LBの4回生は、パートリーダーの倉西康太(明治学院)だけ。試合前には倉西に「責任は俺が取るから、思い切ってやってこい」と背中を押してもらった。他のパートは複数の4回生がいる。最上級生としての役割を分担するところを、倉西は一人で担ってきた。しかも、試合に出るわけでもない。高校時に副将だった大竹は、プレーで見せられない倉西の苦労が痛いほど理解できた。「倉西さんが影で支えてくれた。プレーで見せられるのは僕らなんで、本当に倉西さんを甲子園に連れていけてよかった」。心底うれしそうに、大竹は言った。

今シーズンの飛躍の原点となった地へ戻る。1回生からLBの交代要員やキッキングチームのメンバーとして試合に出てきた。昨春からスターターとなったが、秋はけがに悩まされた。昨年の甲子園ボウルは、スタンドから敗戦を見つめることしかできなかった。「情けなかった。去年の甲子園ボウルが、この1年の原動力です」。今年は大きなけがなく過ごしてきた。先輩や同期、後輩とともに飛躍を遂げた1年。最高の舞台で、最高の笑顔を咲かせる。

アメフト関学写真3

270Kwansei Gakuin University:2018/12/16(日) 21:17:11
関学大が2年ぶり29度目の優勝 悪質タックル被害のQB奥野が年間最優秀選手



◆アメリカンフットボール 全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」 関学大37―20早大(16日、甲子園球場)

 関学大(西日本代表)が早大(東日本代表)を破り、同大学が持つ最多記録を更新する29度目の優勝を飾った。来年1月3日の日本選手権「ライスボウル」で社会人代表(富士通とIBMの勝者、17日に決定)と対戦する。

 5月の日大との定期戦で悪質なタックルを受けたQB奥野耕世(2年)が関学大の2年生では初の年間最優秀選手を獲得した。甲子園ボウル最優秀選手とのダブル受賞は、同大学では2007年のQB三原雄太(当時4年)以来2人目の快挙となった。「自分の成長もあるかもしれないが、周りが支えてくれた」と、チームメートに感謝した。

 関学大は第1クオーター(Q)、RB中村行佑(4年)のタッチダウン(TD)ランで先制。早大に追いつかれたものの、キッカー安藤亘祐(3年)のFGで勝ち越した。

 第2Qは安藤のFGとQB光藤航哉(4年)のTDで加点し、RB三宅昂輝(2年)の41ヤードTDランで突き放した。

 第3Qは光藤のTDパスなどで34―7とリードを広げ、第4Qは安藤のFGで3点を加えた。早大は第3Qと第4Qに1TDずつを返したが、5度目の出場で初優勝をまたもや逃した。

271Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 07:00:49
早大・ブレナン翼、甲子園ボウルで関学大に勝って初優勝導く
2018年12月16日7時0分 スポーツ報知
練習を行う早大・斉川(中)ら選手たち(カメラ・石田 順平)
練習を行う早大・斉川(中)ら選手たち(カメラ・石田 順平)
 16日に行われるアメリカンフットボール全日本大学選手権決勝「三菱電機杯 甲子園ボウル」で関学大(西日本代表)と対戦する早大(東日本代表)が15日、試合会場の甲子園で練習を公開。日本国籍で“逆輸入”WRのブレナン翼(3年)が初優勝に導くことを誓った。

 福岡生まれで小学生時に母と米国へ移住。母が米国人の父と再婚してブレナン姓に。小学校からアメフトを始めたが強豪大学から誘いがなく、日本語を学ぶために早大へ。今季獲得した5TDと509ヤードは、ともに関東学生リーグ最多だ。「セルフィッシュ(自分本位)なプレーは捨てて、勝てるプレーを」と、14―31で敗れた2年前の借りを返す。

272Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 07:01:57
関学 クリーンプレーで前年悔しさ晴らす、鳥内監督称賛


アメリカンフットボール 第73回「甲子園ボウル」 関学大37―20早大 ( 2018年12月16日 阪神甲子園球場 )


<関学大・早大>甲子園ボウルを制し記者の質問に答える関学大・鳥内監督(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ
 騒動を克服したのは奥野だけではない。悪質タックルで揺れた日大戦の後、招集されたミーティングで光藤主将は選手にこう訴えた。「(騒動の)収束は大人に任せて、しっかり自分たちのやれることだけをやろう」。1年間を通して、レートヒット(プレー後のタックル)など悪質なものは皆無だった。
 1年前の悔しさをクリーンに晴らした鳥内監督は「(日大に負けた)昨年は僕自身にも気の緩みがあったので、そういうことのないように、と。みんなよくやってくれた」と表情を緩ませた。

273Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 07:03:05
悪質タックル被害の関学・奥野が2冠 この1年は「波瀾万丈」


 「アメフット・甲子園ボウル、関学大37-20早大」(16日、甲子園球場)

 西日本代表の関学大(関西)が東日本代表の早大(関東)を37-20で下し、2年ぶり29度目の優勝を果たした。今春の定期戦で日大選手から悪質タックルを受けたQB奥野耕世(2年、関学高)が、史上11人目の甲子園ボウル最優秀選手と年間最優秀選手(ミルズ杯)の2冠を獲得した。

 悪質タックルで被害を受けた奥野が、笑顔で激動の一年を締めくくった。2つのトロフィーを高々と掲げ、「すごいうれしい。いろんな人のおかげで賞をとれた。まわりに感謝したい」と声を弾ませた。

 QBとして、関学大の攻撃を華麗に指揮した。パスで149ヤード、パスコースがない時は自ら走って49ヤードを獲得。変幻自在のプレーで早大守備陣を切り裂いた。

 今年5月に日大との定期戦で悪質な反則タックルを受け、腰などに全治3週間のけがを負った。思わぬ騒動に巻き込まれたが、それを乗り越えての日本一。この一年を「波瀾(はらん)万丈」と言い表し、「人生でこんな経験をすることはない。いろいろ自分の経験として勉強することができた」と振り返った。その視線はすでに年明けのライスボウル、そして、新たな一年の幕開けに向けられていた。

 関学大は来年1月3日の日本選手権「ライスボウル」(東京ドーム)で社会人王者と対戦する。

274Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 08:18:14
第73回甲子園ボウル

12月16日@兵庫・阪神甲子園球場
関西学院大(関西1位) 37-20 早稲田大(関東)
関学は2年ぶり29度目の優勝

アメフトの学生日本一を決める甲子園ボウルは12月16日、阪神甲子園球場であり、関学が早大に1度もリードを許さず、2年ぶりの優勝を飾った。年間最優秀選手と甲子園ボウル最優秀選手には関学のQB奥野耕世(2年、関西学院)が、甲子園ボウル敢闘選手には早大のQB柴崎哲平(3年、早大学院)が選ばれた。

この日は、西日本代表決定戦で負傷した絶対的なエースRB山口祐介(4年、横浜栄)が欠場。RBの仲間たちや同じ4回生たちは、自分の腕に山口の背番号である「34」と書いて試合に臨んだ。

DL三笠が輝いた
幕開けは関学のオフェンスから。まず奥野がWR阿部拓朗(3年、池田)へのパスを通して攻撃権を更新。次は山口と同じ4回生RBの中村行佑(4年、啓明学院)が14ydの前進。中央付近を鋭く抜け出す走りのキレに、「俺が勝たせる」の覚悟が見て取れた。さらに山口の思いを背負ったRBが続く。渡邊大(3年、神戸大付中教)が右オープンを48yd駆け抜け、ゴール前1ydへ。ここから中村の中央突破を2度続け、待望の先制タッチダウン(TD)を奪った。

続く早稲田のオフェンスシリーズで、この日の関学ディフェンスの主役が最初の輝きを放つ。DL三笠大輔(4年、追手門学院)が、早稲田のベストOLである香取大勇(3年、佼成学園)をブルラッシュで押し下げ、最後に内側からかわして柴崎に豪快なサックをお見舞いした。その後パスを決められ、RB元山伊織(4年、豊中)の7ydTDランで同点とされたが、関学としては早稲田のOLに三笠の強さを強く意識づけられたのが大きかった。関学は第1クオーター(Q)13分すぎ、キッカー安藤亘祐(3年、関西学院)が21ydのフィールドゴール(FG)を決めて10-7とする。

関学アメフト_4
RB中村は右手のテーピングの上に、山口に「34」と書いてもらった
第2Qに入り、また安藤のFG成功で13-7としたあと、早稲田の自陣からのパントを関学のDL板敷勁至(いたしき・けいし、3年、池田)がブロック。ゴール前1ydからの攻撃につなげ、主将のQB光藤航哉(みつどう、4年、同志社国際)が楽々持ち込んでTD。20-7となった。オフェンスが攻めあぐね始めていただけに、「この試合はパントブロックにかけて、正確に手を出せるように練習してきました」という板敷の職人技が大きかった。

さらに関学は次のオフェンスシリーズで2年生RBの三宅昂輝(関西学院)が中央左を抜け、右へカットバック。41ydのTDランを決めて27-7と突き放した。三宅は今シーズンこれまで、自分の得意なプレーだけで出番をもらっていたが、山口が戦列を離れたためにエース級に抜擢(ばってき)され、一気にあらゆるランプレーに対応できるように仕上げてきた。山口もプレーのアサイメント(役割分担)について教えてくれた。そして甲子園で持ち前のスピードを生かし、チームトップの計103ydを駆けた。

関学アメフト_3
試合中はインカムをつけて情報伝達に徹した山口(中央、赤のビブス)
次の早稲田の攻撃では、またDL三笠がやった。三笠の足をひっかけようと飛び込んできた2人を軽く処理。パスだと分かってすばやく両手を挙げる。基本通りの動きが功を奏し、この手にボールが当たる。焦らずにこのボールをつかみ、パスインターセプトだ。「向こうのQBはパスのリリースポイントが低いので、練習からハンズアップを徹底してました。僕自身下級生のときの経験から、ビッグゲームで4回生がビッグプレーをするとチームが変わるって知ってたので、今日は狙ってました」。その通りのパフォーマンスに、試合後の三笠は笑いが止まらなかった。

残り26秒、山口がフィールドへ
関学が27-7とリードして迎えた後半は、どちらが先に得点するかが焦点だったが、関学だった。第3Q12分すぎにQB光藤がランのフェイクからTE對馬隆太(4年、箕面自由学園)へ1ydのTDパスを決め、34-7に。これで大勢は決した。

関学は37-20とリードして迎えた試合残り26秒、ゴール前での第4ダウンを前にタイムアウトを取る。そして背番号34がこの日初めてヘルメットをかぶった。大けがで戦列を離れ、もう走れないエースRB山口を何とか甲子園ボウルのフィールドに立たせたいと、オフェンスの4回生たちが「ビクトリーフォーメーション」を提案した。大きくリードを奪えたために、そのチャンスが来たのだ。足を引きずり、山口が泣きながらフィールドに出て行った。このとき、関学は控えの4回生も投入していた。オフェンスの11人が全員4回生になった。

スナップを受けたQB光藤がゆっくりとニーダウン。山口は苦労をともにしてきた4回生に両脇を抱えられ、サイドラインに下がった。そこからの早稲田のオフェンスを封じて、試合が終わった。

275Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 08:18:48
関学アメフト_2
QB奥野(右)もRB渡邊も「34」とともに戦った
試合後、山口は報道陣に囲まれて言った。「これまでずっと大きなけがもなく来たのに、なんでこんな集大成のときにやってしもたんやろ、なんでやろと悩みました。でも、何とか切り替えて、同期や後輩に託すことにしました。みんなが僕をもう一回甲子園に立たせると言ってくれたので、そのためにチームを支える存在になろうと思いました。ほんとに甲子園に立たせてもらえて、最高でした。みんなに感謝してます」。何度も泣きそうになりながら、しっかりと話した。

関学のOLの5人は、春から山口にブロッキングに関してさまざまな注文をつけられながら、成長してきた。唯一の4回生である光岡昌典(箕面自由学園)は言った。「山口じゃなくても走れるように、早稲田のディフェンスをボコボコにしたろうと決めました。そのために後輩たちと必死で体を張りました。これまでチームを引っ張ってくれた山口をこのフィールドに立たせられて、ほんまによかった」

絶対的なエースの不在に、チーム全体がかみ合った。関学がチームの絆で29度目の甲子園ボウル制覇を果たした。

この記事を書いた人
篠原大輔
篠原大輔
4years.編集長

しのはら・だいすけ 大阪府池田市出身の47歳。京大のアメフト部にあこがれ、2浪の末に入学。4回生のときはOL(オフェンスライン)の控えだった。1997年に朝日新聞へ入社し、大半をスポーツ記者として生きてきた。自分が書かないと決して世に出ない存在にスポットライトを当てるのが、いつしか生きがいになった。今年の4月から現職。生きるすべてを教えてもらった大学スポーツへ恩返しの日々を過ごす。もし生まれ変われるなら、パスが得意で根性もあるイケメンQB(クオーターバック)になりたい。

276Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 08:52:57
同級生たちの甲子園ボウル】
関学の尾崎祐真と早稲田の中村匠は大阪府立豊中高校アメフト部の同級生です。ともに副将になって、甲子園ボウルで再会しました。試合前のセレモニーに注目していたら、しっかり笑顔で抱き合いました。今年の甲子園は、試合前からドラマがありました。

277Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 22:32:04
ビッグベアーズのエースRB元山伊織(4年、豊中)は、有言実行の男となれるか。

初の関東リーディングラッシャー
今シーズンは関東大学リーグ1部TOP8の6試合で計610ydを走り、リーディングラッシャーに輝いた。「もっと走れたと思います。僕がもっと走ってれば、もっと楽に勝てた。その悔しさも甲子園で晴らしたいです」。たいして喜んではいない。

278Kwansei Gakuin University:2018/12/17(月) 22:32:36
ある日、小柄な男子がやってきた
大阪府豊中市の出身。中学まではサッカーをしていた。豊中高校でもサッカーを続けるつもりだった。入学直後の仮入部期間にサッカー部の門をたたくと、上級生に「お前みたいなヤツは練習に入れられへん」と言われた。高校受験の終わった開放感もあって、元山は髪の毛を明るい茶色に染めていたのだ。「なんやねん」。元山は思った。

その数日後、教科書購入の列に並んでいると、見知らぬ小柄な男子がやってきた。「一緒にアメフトやろうや」。元山は思った。「なんやねん、このちっこくてうるさいヤツは」。それでもアメフト部に行ってみた。いい雰囲気だったし、競技自体も面白く感じた。何より「茶髪でもええよ〜」と言われたのがうれしかった。入部を決めた。すると先輩の態度が一変。「髪の毛、黒に染めてこい」。元山は思った。「めっちゃウソつくやん〜」。でも染めた。アメフト人生が始まった。

元山をアメフト部に誘った小柄な男子は、同期17人で唯一のアメフト経験者だった。驚いたことに、彼は元山以外にもほとんどの同期に声をかけて、集めていた。「アイツのバイタリティーには、ほんま勝てません」。元山がそうたたえる男の名は尾崎祐真。実は、彼は元山よりも先に4years.に登場している。いま関学の副将で、パントリターンにかける「必殺仕事人」だ。自分にアメフトのきっかけをくれた男と、大学ラストイヤーに学生日本一をかけてぶつかれる。「こんなおもろいこと、そんなに起こらないっすよ。めっちゃ幸せです」と大笑いする。

279Kwansei Gakuin University:2018/12/19(水) 01:26:23
昨日の観客数はまだ発表されてないけど昨年よりかなり多かったのでは。早稲田、関学側応援席のみならず外野席も両サイドとも満席でした。早稲田が出場すると注目度が上がるのでじょうか。在阪の早稲田OB多いでしょうし。
日大はともかく法政の場合は法政側応援席も埋まらない。総観客数もグッと少なくなる。
学生アメフトの隆盛は甲子園ボウルの観客動員数がひとつの目安になる。学校側の支援をバックにしたたとくに関東側の人気チームの出場如何によるのでは。

280Kwansei Gakuin University:2019/01/03(木) 19:14:22
社会人には 外人禁止やと対抗できるかも

富士通ライスボウル3連覇、関学大の追い上げ許さず
富士通が3チーム目となる3連覇を達成した。関学大と2年ぶりで3度目の対戦。RBトラショーン・ニクソン(26)のランTDで先制すると、直後には守備でインターセプトリターンTDを加えた。関学大がTDランなどで食い下がるも、ニクソンが2本目のTDランを挙げ、前半を24-10とリードした。後半は攻守に実力差を発揮し、攻撃では4TDを加え、守備は終盤の1TDに抑えた。52-17の快勝で、富士通は3年連続で歴代2位タイの4度目の優勝を飾った。これで社会人が10連勝となり、通算の対戦成績は24勝12敗となった。

281Kwansei Gakuin University:2019/01/04(金) 19:54:16
ライスボウル惨敗も…アメフット関学大ファイターズに心からの拍手を

アメリカンフットボールの日本選手権(ライスボウル)1Qで、関学大の選手をかき分け、突進する富士通のRBニクソン(中央)=3日、東京ドーム(門井聡撮影)
アメリカンフットボールの日本選手権(ライスボウル)1Qで、関学大の選手をかき分け、突進する富士通のRBニクソン(中央)=3日、東京ドーム(門井聡撮影)
 アメリカンフットボールの日本選手権「第72回ライスボウル」が3日、東京ドームで行われ、学生王者の関学大は17-52で社会人王者の富士通に敗れた。関学大は第4クオーター(Q)残り45秒で主将のQB光藤が右サイドへ4ヤードを走り、TDを奪い返した。「学生の、ファイターズの意地を見せたかった」。激動のシーズンを駆け抜けたチームでQB兼主将という重責を担った男が、最後に一矢報いた。

 関学大は第1Qの立ち上がりの守備で、LB海崎悠の出足鋭いタックルなどで富士通の攻撃を見事に封じた。だが富士通が4度目の攻撃シリーズでRBニクソンが6回走って先制TDを奪うと、流れは一変。直後の守備でインターセプトリターンTDを決め、さらに点差を広げていった。

 1Qは大学の試合より3分長い15分。その分、外国人選手らと当たり続けた関学大の選手はQB奥野やWR小田ら計6人が負傷退場した。試合が一方的展開となり、第4Qには席を立つ観客が目立ったが、光藤は仲間がこじ開けたスペースを信じて走り、チーム2本目のTDを決めたのだ。

 関学大は今季、激動に見舞われた。昨年5月、QB奥野が日大との交流戦で悪質タックルを受け、社会問題化した。光藤に初めて取材したのは交流戦の3日後だ。「僕たちはルールを守って、チーム全員の力で社会人を倒して日本一になります」。力強い言葉に強い意思を感じた。だが、当時の鳥内監督の光藤評は「何を考えてるのか、まだよくわからん」だった。

 QBとしては奥野、西野に次ぐ3番手の立場でも、いつ出番が来てもいいように「プレーの理解度を深めていた」。その努力は西日本代表決定戦の立命大戦で花開いた。要所でTDパスを決め、甲子園ボウルに進んで早大に勝った。ライスボウルでは富士通に太刀打ちできなかったものの、大学4年間で得たものがある。それは「かけがえのない仲間」だという。主将をやってよかったかと問われると「はい」と即答し、前をみつめた。

 ライスボウルは2009年に立命大が勝って以降、学生が10連敗中だ。鳥内監督は社会人との体格差からけがのリスクが大きいとし、「戦術、戦略の問題ではない。フットボールの面白さを発揮できないまま終わる。このままではファンが減る」と疑問を呈した。富士通だけでなく、社会人チームの多くが強化のため外国人を起用している。学生の選手生命に関わる事故が起きてからでは遅い。現行の方式は見直されるべき時期に差しかかっている。

 しかし、関学大が勇気を持って富士通に挑んだ事実が色あせることはない。困難を乗り越え、最後まで戦い抜いたファイターズに心から拍手を送りたい。(岡野祐己)

282Kwansei Gakuin University:2019/02/12(火) 01:35:18
関学アメフト部の鳥内秀晃監督が来季限りで退任
2/11(月) 20:11配信 4years.
関学アメフト部の鳥内秀晃監督が来季限りで退任
昨年12月の甲子園ボウルに勝ったあと、報道陣の前で語る鳥内監督(撮影・松嵜未来)
関西学院大学アメリカンフットボール部「ファイターズ」を11度の学生日本一に導いた鳥内秀晃監督(60)が、2019-20年シーズン限りで退任することになった。2月11日、大阪市内のホテルで開かれた「甲子園ボウル優勝祝賀会」で本人があいさつに立ち、退任の意向を明らかにした。後任には現アシスタントヘッドコーチの大村和輝氏(47)が昇格する見通し。

甲子園ボウル「関学vs早大」を写真で振り返る

父も関学監督
大阪市生まれの鳥内氏はもともとサッカー少年だった。府立摂津高校時代は全国高校選手権にも出場した。父の昭人さん(故人)がかつて関学アメフト部の監督だった影響で、1浪して入った関学でアメフトを始めた。1回生からDB(ディフェンスバック)兼キッカーとして試合に出場。4回生のときは副将としてチームを引っ張ったが、4年連続して甲子園ボウルで日大に敗れた。その悔しさから、1982年春の卒業と同時にアメリカへコーチ留学。85年まで南オレゴン州立大とUCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)で学んだ。86年に関学へ戻ってディフェンスのコーディネーターを務め、92年に監督となった。監督としてファイターズを11度の甲子園ボウル優勝に導き、2001-02年シーズンには関学として唯一のライスボウル制覇をなしとげた。

家業である製麺会社(大阪市城東区)の3代目社長で、早朝にうどんやそばの配達を終えてから兵庫県西宮市にある関学へ向かう日々をすごしてきた。3人の息子はみな、父のもとでファイターズの選手として奮闘した。長男がこの2月10日に結婚式を挙げたばかりだ。

40歳で教員免許取得
19年で就任28年目となるが、これは関学では異例の長さで、歴代最長。40歳のときに一念発起して、教員免許を取得した。昨年5月の日大定期戦で起こった反則に絡んだ問題では小野宏(ひろむ)ディレクターとともに記者会見に臨み、「大学のスポーツ、課外活動のなかで、監督が怖いというのはあるんですけど、コーチですらものが言えないような監督に、選手としてはもっとしゃべれないですよね。そういうなかで教育というのが本当にできるのかなというのが僕自身の考えです」と、教育者・鳥内秀晃の一面を披露していた。

283Kwansei Gakuin University:2019/04/28(日) 19:17:46
最前列の男、「空白の半年」を倍返しだ 関学アメフト今井健
篠原大輔 2019/04/28
#関西学院大学

#ひと模様

#はいあがる

試合のフィールドに戻ってきた関学のDL今井
K.G.BOWL

4月27日@王子スタジアム
関西学院大 42-0 法政大

ひとりの大男がフィールドに帰ってきた。関学のDL(ディフェンスライン)今井健(たける、4年、長浜)。身長189cm、体重100kg。この春初戦の法政大戦に先発出場すると、長い腕で相手のOL(オフェンスライン)をコントロールし、QB(クオーターバック)に迫った。「まだまだです。もうちょい体重を増やして、4回生としてプレーで引っ張れるようにします」。反省の言葉を語る顔に、充実感も漂った。

単位不足で試合に出られず
昨年の秋シーズン、関学は立命館大との死闘を経て甲子園ボウルに出場。早稲田大に勝ってライスボウルへ進んだ。しかし、今井は1試合も出ていない。防具さえ着けていない。毎試合、スタッフとして観客席でプレー分析の手伝いをしていた。大けがをした訳ではない。
単位不足で、部の規定により試合に出られなかったのだ。

昨夏、春学期の成績が出た。商学部の今井は、このままいくと1年留年しても卒業できないと分かった。本番の秋シーズンは試合に出られないことになった。「情けなかったです。自分のやったことなんで……。甘かったです」。当時のことを語るとき、苦々しい表情になる。


相手のオフェンスラインを下からかちあげる
今井は「アメフトどころ」滋賀県長浜市出身。長浜南中、長浜高で活躍し、関学から声がかかった。2回生のときにDLの2枚目までたどり着き、3回生の秋はスターターとして出るつもりだった。そのチャンスを、自分でなくした。幼いころから自分のアメフト人生を支え、ずっと応援してくれる長浜の人たちを裏切った気持ちにさえなった。

「ほんとにふがいなさしかなくて……」。最初はなかなか気持ちを切り替えられなかったが、そうも言っていられない。練習ではオフェンスの仮想敵のひとりとしてDLに入った。「僕にはオフェンスを強くすることしかできない。そう思ってやりました」。日々、練習台をやり抜いた。

授業は最前列の真ん中の席で
勉強の面では完全に心を入れ替えた。授業を受けるときは、最前列の真ん中の席にどっかりと座った。分からないことがあったら、すぐに質問。質問に行くようになると、先生が自分のことを覚えてくれた。授業の空きコマの間も勉強。アメフトの練習が終わってからも勉強。
秋学期はとれる限りの単位取得に成功し、この春から試合出場を許された。

今井には、その背中で引っ張っていきたい後輩がいる。同じDLの青木勇輝(2年、追手門学院)だ。同じ長浜出身で、かつて長浜南中で一緒にプレーした。ともに189cmの長身。青木は体重が120kgあり、ルーキーだった昨秋のシーズンから、くしくも今井の穴を埋める形で試合出場を果たした。


試合前、同じ滋賀県長浜市出身のDL青木(左)と話す
青木は高3のとき、関学のほか立命館からも勧誘を受けていた。それを知った今井は「ぜひ関学に来てくれ」と声をかけた。「一緒にやりたかったんで、説得しました」。今井のその思いは、この日かなった。ともにDLとして法大戦のスターターに名を連ねた。

プレーで引っ張る4回生になる
今井は言う。「4回生としていろんな役割がある中で、僕はプレーで引っ張るDLになりたいと思ってます。手本になるように心がけたいです。プレーを予想して、判断して、いいヒットをして、タックルまで。すべてにおいて手本になれるようにしたいです」。

アメフトではディフェンスの最前線に立ち、授業は最前列に座る。
最前列の男、今井健。昨年の「空白の半年」を倍返しにするため、戦い抜く。

284Kwansei Gakuin University:2019/06/19(水) 15:59:35
国内 社会 日大・田中理事長を元副総長らが刑事告発…タックル問題から1年何も変わらず、志願者激減
日大・田中理事長を元副総長らが刑事告発…タックル問題から1年何も変わらず、志願者激減
ビジネスジャーナル 2019年5月26日 08:00 0
 日本大学アメリカンフットボール部の選手による危険極まりないタックルで、関西学院大学の選手に大けがをさせた問題から5月6日で1年が経過した。タックルをした選手が内田正人前監督と井上奨前コーチの指示があったと会見で証言したが、大学と当事者らは否定。その後設置された第三者委員会が、タックルは監督とコーチの指示によるものだと認定した。

 しかし、1年が経過した現在まで、日大の法人トップである田中英壽理事長は、会見にも姿を見せず、一度も公の場で説明していない。教育機関であるはずの大学として、疑念がもたれている状況が続いている。

 日大の元副総長らで構成する「新しい日本大学をつくる会」は5月7日、「大学が危機的な状況に陥っている」として、田中理事長と理事の責任を追及するため、つくる会の主導で近く刑事告発と民事訴訟を起こすことを明らかにした。つくる会の主張を聞いた。

●入試の志願者大幅減と私学助成金カット

 5月7日、「新しい日本大学をつくる会(以下、つくる会)」の役員6人が文部科学省で記者会見した。6人のうち4人は副総長経験者。他の2人は元法科大学院研究科長と元法学部教授だ。元副総長でつくる会の会長を務める牧野富夫氏は、冒頭でこう切り出した。

「第三者委員会が報告を出しましたが、日大自体は現在まで何も改善されていません。そればかりか、入学志願者が大幅に減り、私学助成金が35%カットされるなど、かえって事態は深刻になっています。にもかかわらず、法人トップの田中理事長は責任を取ることなく、さまざまな問題に対して説明責任も果たしていません」

 日大アメフト部の危険タックル問題の影響は、牧野氏が指摘するように、今年に入って改めて表面化した。一つは今年の入試。夜間部と短大部を除く、16学部の一般入試の志願者は9万9972人と昨年よりも1万4344人減少したのだ。私立大学全体の志願者が前年よりも4%以上増加したなかで、日大は12.5%も志願者を減らしている。危険タックル問題によるイメージダウンが原因なのは間違いないだろう。

 もう一つは私学助成金の減額。日本私立学校振興・共済事業団は今年1月、日大に対して2018年度の私学助成金を35%カットすることを決めた。金額にして約32億円の減額だ。危険タックル問題への対応に加えて、過去3年間に卒業生の子どもを優先的に追加合格させていたとする医学部の不正入試も、助成金カットの大きな理由になっている。

●近く田中理事長や理事に対して刑事告発と民事訴訟へ

 牧野氏は「問題が解決しないなか、危険タックル問題から1年が経ったところで、新しいステップを踏まないといけないと判断しました」と述べ、田中理事長らの責任を追及する行動を始めることを明らかにした。

 一つは刑事告発。容疑は「背任」を検討している。田中理事長は危険タックル問題が起きているなかで、自己の利益を優先させて責任ある対応をせず、その結果、大学に私学助成金の減額などの大きな損害を与えた疑いがある、というものだ。告発の対象者は、田中理事長以外の理事についても可能かどうか検討している。

 もう一つは民事訴訟。危険タックル問題への対応で、大学のイメージや評価がダウンしたことにより、学生や教職員など関係者が精神的に傷つけられたとして、慰謝料などの損害賠償を求めるものだ。田中理事長を含む理事全員を相手取る方向で検討している。すでに少なくとも10人近くの教職員が原告になることが決まっていて、大学院生にも訴訟への参加を呼びかけるという。

 つくる会では「社会問題として広く支持を得たい」として、民事訴訟の費用をクラウドファンディングで募っている。クラウドファンディングの期間は7月末まで。また、これまでに300人以上から350万円の寄付金も集まっているという。来月以降、それほど遠くない時期に刑事告発と民事訴訟を進める予定だ。

285Kwansei Gakuin University:2019/06/19(水) 16:00:10
 つくる会はさらに、田中理事長体制下で噴出している、さまざまな疑惑についても追及する構えだ。5月4日には、文部科学大臣宛てに要望書を提出した。大学の監督所轄庁として、次の3点について対応するよう求めている。

(1)早急に日本大学自体の経営・経理実態、並びにその学校法人と事業部との関係、事業部の経営・経理実態等について監査(立ち入り調査等)を実施し、適宜必要な措置命令等を発すること。

(2)田中理事長の反社会的勢力との交際関係をめぐる指摘は根強く、事実であれば、大学理事長として全く相応しくない行跡であり、速やかに自ら真実を積極的に説得力ある釈明をするよう行政指導をすること。

(3)日本大学への私学助成金減額の理由の詳しい内容の開示と、大学が何らかの改善措置をとったとすればその内容を開示すること。

 3点のうち、(1)と(2)は説明が必要だろう。(1)の事業部とは、株式会社日本大学事業部のことだ。各学部に必要なものを一括購入するなど、大学の運営を補佐する目的で2010年に設立された。ところが、業務内容は保険代理店から冠婚葬祭まで約70種類に拡大し、売り上げも2017年12月期には69億円に急拡大している。

 つくる会によれば、大学の運営とは関係なく利益を追求しているばかりか、特定の業者との取引や、経理などが不透明で、情報公開も十分になされていないという。日大が100%出資する会社として、適切な経営がなされているかどうかについて、大学と事業部の双方を監査するよう求めている。

(2)については、田中理事長と暴力団関係者の交際を報じる記事が国内外のメディアで報道されていることを受けて、実態がどうなっているのかを行政指導によって明らかにすることを求めたもの。これらの問題は、アメフト部の危険タックルの前からくすぶっていた。

●告発、民事訴訟は「やむを得ない」

 つくる会の幹部は、「告発や訴訟は最終手段であり、本来はやりたくなかった」と話す。しかし、現在の執行部が大学本来の精神を忘れて利益を追求するばかりになり、問題が起きても自浄作用が働かないため、「やむを得ない」と判断したという。

「これまで田中理事長や理事全員に対して、辞任するように要求してきましたが、彼らは耳を傾けずに今日まできました。その結果が今の状況です。大学が教育と研究を行う本来の姿を取り戻すため、戦うしかないと思っています」(つくる会の幹部)

 つくる会ではこれまでも田中理事長や理事全員の辞任を要求してきた。しかし、大学側に応じる気配はない。裁判で争うことになれば長期に及ぶことが予想され、泥沼化は避けられない状況となった。(文=田中圭太郎/ジャーナリスト)

286Kwansei Gakuin University:2019/12/13(金) 20:52:44
西日本決勝→関学21-10立命
関西リーグ戦1位決定戦→立命18-7関学
西日本トーナメント→関学26-7神戸
リーグ戦→関学17-15神戸
トーキョーボウル→法政33-20神戸
関東リーグ戦1位決定戦→早稲田35-28法政

287Kwansei Gakuin University:2019/12/13(金) 20:53:31
関学が学生相手に大敗することはまずない。関学ディフェンスから点はあまり取れんだろうし。早稲田が勝つならロースコアの接戦しかない。先取点取られペース掴まれたら相当きつい。


早稲田は元山、片岡が抜けてランの力が去年より落ちている。柴崎とブレナンのホットラインが生命線だが、それに続くレシーバーの能力も昨年ほど高くはない。
パスユニットの経験値があるのは強みだが、変わりばえしないともいえる。
関学はDBが若干不安視されてはいるが、LB海崎、繁治は2人でLB3人と同等と言えるほどの守備範囲の広さがあるので、DBを1枚増やすこともできる。
やはり関学優位は動かんでしょう。

288Kwansei Gakuin University:2019/12/13(金) 20:55:38
戦力的には関学と立命は互角だけど、総合力ではやはり大きな差がある
WJBで古橋氏は「修正の伝達がうまくいっていない」と言っていたが、
これではさすがに勝つのは困難というほかない

関学の勝負哲学は「勝ちに不思議の勝ちなし」 勝ち負けはすべて
必然と考えて、あらゆるレベルで敗因をきっちりと潰していっている
ゲームクロックが壊れて動かなくなったらどうするかといった、ゲームを
成立させるすべての要素で準備に怠りはない

その上で、プレーのレベルで勝つための仕掛けをしっかりと用意する
その結果が「試合巧者」という評価になっている
ただ、早稲田も関学に似た、しっかりと準備するチーム おもしろくて
いい試合になるのではないかと期待している

289Kwansei Gakuin University:2019/12/13(金) 20:56:23
日大が甲子園ボウル勝った時に
誰も日大が勝つかもという書き込みがなかったからな
早稲田がもし勝つとしたら2007年の日大のときの試合みたいに
殴り合いの点取り合戦になるしかない
でも早稲田にあそこまで点を取る力は現状ない
インターセプトの嵐で攻撃権をもらってもたぶん無理
KGの守備の崩壊は考えられない
負けてもいいから関西のチームをロースコア(2本以内)に
抑えることができるチームを早稲田が作れたら来年以降面白くなるんだが

日大は来年までは選手層はあるがそれ以降は人が集まらなくなり下降線を
たどり関東は消去法で早稲田というのが数年は続きそう

290Kwansei Gakuin University:2019/12/13(金) 20:58:26
甲子園ボウルに関しては、結局はQB柴崎からのパスが通るかどうかやろ。
関学は3-3-5NBか基本で、パスを重めにカバーしてるんやけど、
その中で、#51が上がって4-2-5になったり、3-3-5のままで#40,44,51の誰かがblitzに入ったりするほかに、LB中心にかなりdisguiseするから早稲田QBとしてはかなり迷う。LB#40と#44の2人の守備範囲が異常に広いから、ランやミドルのパスはなかなか出ない。
ただ、当初から指摘されてたとおり関学のDBがWRに競り負けることがしばしばあるので(WJBの#14へのTDパスもおそらくマンカバーで振り切られた。)、要所で上手く1on1の形を作れば早稲田も得点を上げられるんじゃないかな。

291Kwansei Gakuin University:2019/12/13(金) 20:59:02
いつぞやの雨の甲子園は本当にキツかった。
どう見ても地力では上回ってる関学がボールに手がつかず、
ファンブルしたボールを法政が押さえてそのままタッチダウンとか、
目を剥く展開だったけど、それ以前に寒くてどうしようもなかった。
雷が鳴って、外野スタンド内に入らざるを得なかったときも、
試合再開後も結局、通路内のテレビ観戦となってしまった。

極寒で最高気温が2度しか上がらんかったときもあった。
あまりの寒さにロング缶のUCCコーヒーを買ったら、売り子の兄ちゃんが
「寒いでしょ」と言って、珍しく缶のまま渡してくれたこともあった。(本当なら禁止のはず)
有り難く缶で手を温めながら熱々を飲んでたが、
見る見る冷えてきて、最後はアイスコーヒーになってた事も思い出す。

見やすさでいえば外野のみフィールドの方が上だと思うので、郷愁を感じないでもないけど、
屋根下の快適さを知った今となっては、もう元には戻れないw

292Kwansei Gakuin University:2019/12/13(金) 21:02:06
堂々と勝ち堂々と負けよ
「いかなる闘いにもたじろぐな
偶然の利益は騎士らしく潔く捨てよ
威張らず、誇りを持って勝て
言い訳せず、品位を持って負けよ

堂々と勝ち、堂々と負けよ
勝利より大切なのはこの態度なのだ

汝を打ち破りし者に最初の感激を、汝が打ち破りし者に感動を与えよ

堂々と勝ち、堂々と負けよ
汝の精神を、汝の肉体を、常に清廉に保て
そして、汝自身の、汝のクラブの、汝の国の名誉を汚すことなかれ」

ワンポイント解説
これは、ドイツの哲学者カールー・ダイムの詩です。関西学院大学アメフト部では、大切な試合の前には必ずこの詩が朗読されるそうです。
清々しいスポーツマンシップの精神であり、身が引き締まる思いがします。

関西学院大学はもともとプロテスタント系のミッションスクールであり、その精神は「Mastery for Service(奉仕のための練達)」に代表されます。
これは、隣人・社会・世界に仕えるため自らを鍛える、というキリスト教教育の精神であり、関学人のあり方を示しているそうです。

また関西学院大学体育会全体のモットーとして「Noble Stubbornness(品位ある不屈の精神)」というものも掲げられています。

勝負ごとでは、ともするとその勝ち負けばかりに意識が向き、その結果に一喜一憂してしまいがちです。
しかし、本当に大事なことはそれに向き合う「姿勢」であり「態度」なのだということをこれらの言葉は教えてくれます。

こうした心のあり方を無視して勝ち負けだけにこだわっていると、やがてどこかで虚しさに襲われてしまうことでしょう。

また、何事においても、常に納得できるだけの結果が出せるとは限りません。むしろ、結果が出ずに悩むことの方が多いでしょう。
そんな時にも思い出したい言葉です。

スポーツだけでなく、仕事においてもhttps://www.motivation-up.com/word/051.html、生きていく上でも、勇気をもらえる言葉ではないでしょうか。

293Kwansei Gakuin University:2019/12/15(日) 19:44:03
関西学院大学アメフト部、感動の試合前ミーティング【甲子園ボウル2019】
http://www.youtube.com/watch?v=pQA8XPSYldI

294Kwansei Gakuin University:2019/12/15(日) 19:47:20
関学大が2年連続30度目学生日本一 甲子園ボウル

関学大が早大を下し、2年連続30度目の学生日本一に輝き、1月3日の社会人との日本一を決めるライスボウル出場を決めた。

3-7でリードを許した第2クオーター(Q)、相手陣8ヤードからQB奥野耕世(3年)からのパスをWR阿部拓朗(4年)がキャッチしTDを奪い10-7に。さらに、このコンビで4ヤードのTDパスを成功させリードを広げた。この後、相手にTDを奪われるも、FGで突き放し、前半を20-14で折り返した。

第3Q、RB前田公昭(2年)が相手ディフェンスをすり抜け、42ヤードのランで追加点。だが、直後にTDを返され6点差に。さらにTDパスを奪われ27-28で逆転を許した。

今季限りで退任を発表している鳥内秀晃監督(61)には、監督として12度目の優勝。最後の甲子園を制した名将は、関学大として2度目のライスボウル制覇を目指す。

295Kwansei Gakuin University:2019/12/15(日) 21:12:52
どんな男になんねん
関西学院大アメリカンフットボール部
鳥内流「人の育て方」
鳥内監督が就任した1992年以来、学生日本一を決める甲子園ボウル優勝11回を数え、今シーズンも優勝の呼び声が高い関西学院大アメリカンフットボール部ファイターズ。
その強さの根源は「教育」にあった--------学生たちに「自分はどう生きるか」と問い続け、スポーツを通じた人間形成を実践してきた鳥内監督が、その教育理念と実践法を語った一冊。

【目次より】
第一章 俺は、こんな学生やった
気づいたら、フットボールがあったね、わが家には。
四年生のときの俺は、よう怒ってたね。
京大戦、「ファイトオン」を歌っとったら、なんや知らん、涙が出てきたで。
四年生になったら失敗できないからね。そこに成長の鍵があるんです。 etc.

第二章 コーチにはなったけれど
俺、アメリカに行くねん。
アメリカで感じたのは、日本の歴史を知らなあかんいうことやった。
ずうずうしかったなあ。UCLAに入り込んだときは。
コーチになったばかりのことを思い出すと、反省ばかりやな。
そんときの俺は、喋りすぎてたな。 
負けてしまったら、学生に頭下げて謝るしかないよ。 etc.

296Kwansei Gakuin University:2019/12/15(日) 21:13:28
第三章 賢くなってもらうために、面談を始めたんです
面談を記録することに意味があるんです。
自分の弱さを認めることがカッコええで。
ケガ人をいたわることもチームの強さにつながるよ。
四年生には、「みんなキャプテンと同じ気持ちでやってくれ」言うてます。
俺の面談は圧迫面接らしいで。

第四章 学生が育つよう、できることはたくさんあるよ
学生をコントロールしようと思うの、大間違いやで。
「ハイ」って返事には騙されたらあかんで。
みんながみんな、同じタイミングで成長していくわけではないからね。
四年間で変わらな、おもろないねん。
人間関係をね、サボったらあきませんよ。
妥協が大事なときもあるよ。
質問することの最終目的は、フットボールを理解し、判断力を磨くことやね。etc.

第五章 教育いうのは、奥が深いで
指導の基本は、やっぱり言葉やね。
指導方法の確認の意味で、教職課程を取ることにしたんです。
教育実習、いろいろ勉強させてもらいました。
教壇で必要なのは「つかみ」やったな。
スポーツの楽しさって、どこにあると思う? 勝つために考えることやで。
アクティブラーニングが必要なんちゃうかな。etc.

第六章 関西学院いうのは、負けないチームやと思う
「関西学院」とはいっても、毎年、毎年違うチームなんですよ。
関西学院のフットボールは泥臭いよ。
どういうフットボールをやりたかったかいうと、負けないフットボールやね。
諦めない。それが関西学院の伝統です。
フットボールに入り込めば入り込むほど、伝統の力を感じられるようになんねん。
一年間やってきたことが、ひとつのプレーに集約される瞬間があるよ。
見えない力、言葉にできない力ってあると思うよ。
関西はライバルがおもろいねん。
関西学院は、フットボールだけの学校ちゃうで。etc.

第七章 自分の不安を受け入れる、それが大切
ライバルに勝つためには、戦術研究だけではあかんよ。人間を研究せな。
ビッグゲームに向けての準備はね、他の試合と変わらへんよ。
試合前夜。学生には不安を認めて、受け入れようと話します。
ビッグゲームで、自分の気持ちをコントロールできるかどうかやね。
試合前に泣くのは、一長一短あるね。
現場でシナリオをいじりながら、新しいストーリーをつくるのがコーチやね。
俺は悲観的に準備するよ。
作戦にイチかバチかはないよ。
最終的には見守るのが仕事やね。etc.

第八章 時代に合わせて、コーチングも変わるで
忖度文化はあかんで。
合意があれば、ケンカしてもええよ。コーチ同士で。
自分だけうまくなっても、チームは勝てへんよ。
教え方がうまい四年生は、慕われるものですよ。
やったことがないことでも、勉強したらできるようになるよ。
指導者は立派な職業ですよ。
とことん考えるいうことが、大事なんです。etc.

第九章 スポーツは損得で勘定できるよ
損か得かは重要な価値基準やで。
自分のスタイルに学生を合わせるか、それとも学生の資質を見極めて戦い方を考えるか。
スポーツは「損得」でかなりの部分、説明できるで。
フットボールには自分を活かせる無数の仕事がある。
スーパーな相手を止めるのは、やっぱりせこいヤツやな。
せこいという言葉は、ええ言葉やね。
最初に失敗する学生はおもろいね。
英才教育の時代やけど、いろいろなスポーツやるのもええもんやで。
いろいろとアイデアが湧いてくるよ。他の競技を見とっても。etc.

第十章 世界一安全なチームをつくる
俺が学生の頃は〝根性練〞もあったよ。
一年生には、まず体をつくってもらいます。安全のために。
もしものときに、セーフティーネットをつくっておくのは指導者の責任です。
自分たちのことだけではないです。相手も守らなければいけない。
指導者の役割は、学生に自由な発想が出てくるように促すことだと思うよ。etc.

297Kwansei Gakuin University:2019/12/16(月) 08:18:20
今月1日の大阪・万博記念競技場。全日本大学選手権西日本代表決定戦で立命大を
21―10で破り、喜びを爆発させている選手たちに対し、橋本主務は「早く並ん
で!」と大声を出した。試合終了後、両校あいさつのためサイドラインに
整列するように促したのだ。「それを見るのが私の役目。勝っても負けても日本一を目指すチームとして誇れるように戦いたい」。1941年創部の関学大アメフト部で初の女性主務として、200人近い部員をまとめる責任感が表れていた。


勝負へのこだわりは強い。部には4年生の男子部員は試合前に丸刈りにする
慣習があるが、彼女も丸刈りにしようとした。さすがに周囲に反対されて
思いとどまったが、それでも、長い髪を切って後ろを刈り上げた。
ライバル校の日大や早大、立命大のユニホームの色である赤やえんじの服や
装飾品を一切身につけない。「最後までどれだけあがけるか。満足せずに
やりたい」。プレーこそしないが、心はグラウンドの選手と同じだ。

298Kwansei Gakuin University:2019/12/16(月) 15:12:33
育てる】来季勇退の関学大アメフト部・鳥内秀晃監督「体罰がないから強い」

 関学大アメリカンフットボール部の鳥内秀晃監督(60)が今月11日、来季2019年度シーズン限りでの勇退を表明した。今季は昨年5月の日大との定期戦で起こった悪質タックル事件を乗り越え、2年ぶりの大学日本一を達成。就任27季目で11度目の甲子園ボウル制覇へ導いた。自身の母校を大学アメフト界随一の強豪に育て上げた指導哲学とは。関西メディアに親しまれるコテコテの大阪弁で語った。(取材、構成・田村 龍一)

 1月3日のライスボウルで今季は終了したが、鳥内監督は息つく暇もなく、新4年生一人一人と個別面談を重ねている。来季は指揮官としてのラストシーズンだが、必勝のルーチンはこれまでと全く変わらない。

 「監督就任3〜5年目に関西で勝たれへん時期が続いて、4年生がコーチを兼ねるぐらいしっかりせんと勝てないと感じた。当時フルタイムの指導者は俺だけ。部員全員に対して言うても、部員は『自分“ら”に言われている』と感じ、自分のこととして受け取ってくれへん。会社の朝礼で上司の話を部下が聞いてへんのと一緒。せやから一人一人と面談する。下級生も2〜3人ずつ呼んで全員面談。『チームをどうしたいねん?』と。答えは求めない。一緒に考えていけばええ。オーバーコーチングはあかん。試合中に考えるのは学生やから」

 初めから意識の高い学生もいれば、そうでもない学生もいる。毎年、半年以上をかけてチーム一丸にする。

 「(新チーム発足当初は)何も考えていない学生もおる。勝つためにどうすんのか。4年生は自分で考えて、やり方を下級生に伝えてほしい。面談はその方法論の確認。入学から3年間の反省もある。後輩に自分と同じ失敗をさせるんではなく、先に伝えてやればええ。メンバーに入られへんかったり、落ち込む時はある。そんな時に支えてやらんと、チーム力は上がれへん。1軍バリバリの選手もおれば、2軍と行ったり来たりする選手も、スカウティングチームの学生もおる。全員で戦わんと勝負には勝たれへん」

 試合中はピッチ脇で仁王立ちしているが、感情的に選手をどなり散らすことはない。そこには信念がある。

299Kwansei Gakuin University:2019/12/16(月) 15:13:04
「教えてないことは出来へん。サボってるなら怒るけど、うまいか下手かでは怒らへん。怒るよりも教える。どなるのは指導者の手抜き。4年生も後輩にボロカス言うてる時がある。『皆の前でそんだけ言うと、アイツやる気なくすで』とアドバイスはする。下手な原因は練習が足らんだけ。この競技を理解してないと勝てない。多少鈍くさくても、こうすればタッチダウンを取れるということを分からんとあかん」

 在学中は4年時に副将を務め、82年の卒業後は南オレゴン州立大など米国で4年間、コーチ留学をした。現在の指導に生きている。

 「アメリカは自己主張が強い。日本は今も(チャンスが来るまで)順番待ち。そこを変えていかなあかん。向こうでは学生を一人の男として見る。子ども扱いしない。「チャンスを下さい」と学生も言う。(留学時に師事した元NFLコーチの)チャック・ミルズさん(※)がよく言うてた。『相手のことを憎むのではなく、リスペクトしろ。彼らがいるから頑張れる』と。スポーツに勝ち負けはある。汚いことしてまで勝っても仕方ない」

 昨年5月、パスをした後の無防備な関学大選手に対し、日大選手が背後から突撃して負傷させた悪質タックル事件はアメフト界の枠を超え、社会問題になった。

 「あれはフットボールではない。歩いている人間に後ろからタックルするんか。なんで日大の選手はあそこまで追い込まれたんか。大人の責任。うちの学生には『ああいう事が起きたけど、いちいち考えんでもええ。あとの対応はこっち(大学)がやる』と伝えた。『お前たちも汚いことは絶対にやめろ』とも改めて言った。特に今シーズンは、クリーンに戦い抜いてくれたと思う」

 就任当初と現在では学生気質が大きく変わったと感じている。携帯電話の使い方にも注意を払う。

 「少子化で親が子どもに優しくなり過ぎてる。怒られ慣れてない子が多い。兄弟げんかも減り、ぶつかり合うことにも慣れてない。こっちも怒り方を考えないとあかん。携帯のLINEも連絡手段だけにするように言うてる。数年前に『既読になっているのに返信が来ない』と(心を)病んだ部員がいた。そんな大学生は今たくさんおる。じかに会って感情をぶつけ合えばええ。例えば、営業マンが人と会わずにLINEだけで成績を伸ばせるはずがない」

 元関学大アメフト部監督だった父・昭人さん(故人)から殴られた記憶はない。部員はもちろん、同部OBの息子3人には家庭でも同じように接した。

 「関学には体罰がない。だから強い。俺も在学中は下級生の時から意見してたが、殴られたことはない。勝つために一番ええ方法を考えてきた。殴られながらやっても限界がある。自分がされた体罰をそのままやる指導者はカッコ悪い。言葉で言えばいい。手をあげること自体、教えるセンスがないのを証明しているようなもの。家庭でも同じや」

 目の前の勝敗はもちろん大事だが、何よりも卒業後に学生時代の経験を生かしてほしいと考えている。

 「なんぼ(技量が)いい選手がおっても、サボり、うぬぼれが出てきたらあかん。チームに伝染する。そんな選手ならやめてもらっていい。卒業後は私利私欲に走らず、社会や家族のために頑張ってほしい。嫁さん、子どもをしっかり守ってほしい。スポーツ自体が相手の弱点を突くイヤらしい面もある。(世の中に出て)簡単にだまされるなよ、と言いたい。最初から関学ファイターズで日本一になったとか自慢せず、『あいつ、なかなかやるな。ファイターズ出身か』と言われるぐらいの人間になってほしい」

 ◆鳥内 秀晃(とりうち・ひであき)1958年11月26日、大阪市生まれ。60歳。摂津高ではサッカー部。関学大でアメフトを始め、1年時からDB、キッカーで活躍。4年時は副将。卒業後は米コーチ留学を経て86年から関学大守備コーディネーターを務め、92年に監督に就任する。甲子園ボウル優勝11度、ライスボウル優勝1度。関西学生1部リーグは優勝16度、リーグ通算166勝21敗2分け。在任27年は歴代最長で、監督業のかたわら製麺業も営む。

300Kwansei Gakuin University:2019/12/18(水) 19:41:31
不況知らず。羨ましい~
慶應ラグビー部、関学アメフト部の華麗なる就職先
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/35746

301Kwansei Gakuin University:2020/02/05(水) 17:04:56
5つ星のうち5.0 アメフト経験者やったら是非読んで欲しい一冊、特に関西出身やったら尚更です。
2020年1月31日に日本でレビュー済み
私がアメフトをやろうとしてた頃(70年代後半)から関学アメフト部は強豪として有名で、関学でアメフトやりたくて関学を受験したんやけど、結局現役でも1浪でも合格せず、結局慶応でアメフトやることになったんやけど、当時はダラスカウボーイズの名将トム・ランドリーヘッドコーチのトレードマークそっくりの紳士帽をかぶった武田健監督が関学アメフト部を指揮したはった。その二代後が鳥内監督なんやけど、27年間も監督したはったなんて全然知らんかった。

昨年、日大のアメフト危険タックル問題で度々TVに登場したはった時に、ふーんこの人が今の監督なんやと思てたけど、ルックス的にもアメフトの監督然してへんかったんで、ホンマにこのオッサンが関学に監督かーと思てたけど、この本を読んで印象ががらりと変わった。

関西では有名な人やったんかもしれんけど、このオッサンすごい指導者やわ。関学の強さがよう分かる。アメフトの技術的な強さの秘密やのうて、アメフト部員の指導・育てかたが半端やない。こんな指導者の下やったらがんばらなあかん。それもやらされてるわけではなくて、選手自身が変わっていくことで強うなっていく、その秘密がこの本にはぎっしり詰まっています。
鳥内監督の育て方、考え方はもちろんアメリカンフットボールのために書かれてるんやけど、これはビジネスにも、生き方にも通じるものがあると思います。1ページ1ページが名言だらけや。皆さんに、是非読んでもらいたいと思います。

ところで、この書評がなんで関西弁口調なんかわかります?実はこの本の全編が鳥内監督の関西弁で書かれてるんです。ウソーと思うかもしれんけど、ホンマやで。これがまたおもろいねん。
けど、関東の人が読んだかて、この良さはわからんやろなー。また、アメフト部の話なんで、アメフト経験者ならそうなんやーと思うところが一杯です。せやから、私みたいに関西出身のアメフト経験者は、全ページ楽しめました。今は横浜におるんで関西弁なんかほとんど使わへんのやけど、この本を読んでる間は関西弁に思考が変わっとった。

アメフトのことは知らんでも、スポーツの種目は違っても、監督、指導者は是非この本を読んでもらいたいと思います。また、指導者でなくても十分楽しめます。

せやけど、関西の人は語られてる文章は全部分かるけど、関東の人は言うてる言葉がわからんところがあるかもしれへんな。けど、読んで欲しいと思います。
お勧めな一冊です。

最後に私の関西弁(正確には京都弁なんやけど)がへんやったらスンマセン。昔はネイティブで京都弁をしゃべっとったんやけど、今は横浜暮らしでほとんど京都弁を使わへんので、微妙なニュアンスが怪しい点はお詫びします。

302Kwansei Gakuin University:2020/02/12(水) 19:00:29
大村 和輝
かな おおむら かずき
役職・ポジション アシスタントヘッドコーチ


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略歴
1994年法学部卒。 現役時代は、OL、DL、TEを経験し、2度の学生日本一に貢献。 卒業後、リクルートに勤務した後、1998年より東京海上ドルフィンズ〜オール三菱ライオンズで守備コーディネーター、ヘッドコーチ。 2003年にハワイ大学へコーチ留学。 2004-2008年オービックシーガルズでコーチ、攻撃コーディネーター。 2007年第3回ワールドカップ日本代表コーチ。 2008年U-19日本代表攻撃コーディネーター。 2009年よりファイターズコーチ就任。 2010年よりアシスタントヘッドコーチ。 2014年第1回大学世界選手権日本代表コーチ。 2018年U-19日本代表攻撃コーディネーター。 現在、関西学院大学スポーツ・文化課所属。


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