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加持「俺だって…勢いだけとか……ハジケた生き方、が………」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 06:51:35 ID:wrnf8qwA
・スパシン(すっぱだかシンジ)もの
・カプ要素は未定。現在LMS(霧島マナ)
・何でも許せる人向け。
・実況レス超絶大歓迎。
・5スレ目。
◎1スレ目:シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」
◎2スレ目:アスカ「あたしだって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいの」
◎3スレ目:マリ「私だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいのにゃ♪」
◎4スレ目:青葉「俺だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだぜ?」
前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1418163545/l30
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 06:58:57 ID:wrnf8qwA
ハイ、間ァ置いてサーセンっしたァー。
反省点はいっぱいあるけど、ありのーままのー姿見せーるのよーって雪の女王も歌ってたんで
>>1
はやりたいようにしかやりません。
今スレからタイトルがちょい変わりますた。エヴァ本編でも間もなく鬱期に入り始める頃なので。
忙しすぎて中々書けませんが気長に待ちやがって下さい。
では
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 08:26:12 ID:qP5fl2P6
いつまでも待ちます
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 09:43:56 ID:Qkc90JiY
乙
来るって信じてた
しかし相変わらずキッチリすれ移行するんだなw
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:23:39 ID:4zV3Vbzk
綾波さんのビフォーアフター
.
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:26:39 ID:4zV3Vbzk
御存知の通り、綾波さんはシンジの策略とゲンドウの計らいにより碇家に住んでいます。
以前は打ちっ放しコンクリートな壁紙のあのあーなみルーム、ご近所さん皆無、家族の愛皆無といった無機質なお部屋で暮らしていました。
ですがそんな綾波さんも1人で暮らしてた時と今ではだいぶ状況が変わりました。
今日はそんな綾波さんが以前からどう変わったのかを見てみましょう。
.
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:27:29 ID:4zV3Vbzk
〜洗濯編〜
Before
綾波「洗濯…」
綾波「…」ポサ.ポサ
綾波「…」トゥロ-ン
綾波「…」ピッ
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン…
綾波「…」
.
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:28:05 ID:4zV3Vbzk
糸冬了。
.
9
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:31:35 ID:4zV3Vbzk
after
綾波「…洗濯…」
綾波「…」ガラッ...
シンジ「シンジさん旋風脚!!!」
シンジ「ほぁーーー!ーったタタタタッ!!!ほぁちゃぁーーーーー!」
マリ「すごっ。”叩き”だけで汚れを消し飛ばすなんて!」
シンジ「ほぅーーーー〜ッぁああああああああたたたたたたたたたたたたたたたたタタタタッッッ!!!!」
シンジ「あ!あーなみ!そのブラもツンパーもそこに置いといて!僕洗濯しとくから!」
綾波「そう。ありがとう」
シンジ「そしてあーなみたんの使用済みおぱんちゅのにほひをきゅんかきゅんかして僕の命の洗濯も」
綾波「やっぱり自分でやるわ」
シンジ「させるかッ!」バッ
シンジ「ヒャッハァーッ!!あーなみの使用済みぱんちゅとおブラブラげっとんとん!!」
綾波「やめて。返して。碇君の命の洗濯はしないで」
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:32:35 ID:4zV3Vbzk
シンジ「もう遅いわ!!そーれクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ!!!」
シンジ「う〜ヒョッヒョッヒョッヒョッヒョッヒョッ!!!気分☆爽快☆」
綾波「…」
綾波「もうその下着要らない」
.
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:33:27 ID:4zV3Vbzk
シンジと暮らすようになってから綾波さんは洗濯をしなくて済むようになりました。
よかったね!綾波さん!
綾波「1ミリもよくないわ」
.
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:49:02 ID:4zV3Vbzk
〜食事編〜
Before
綾波「…」カサ
綾波「…」つ薬
綾波「んっ」ゴクッ
綾波「…ふう」
.
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:49:35 ID:4zV3Vbzk
糸冬了。
.
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:50:30 ID:4zV3Vbzk
after
シンジ「いっざ♪すっすーめーやーキッッツィィン〜♪」トントントントン
シンジ「そっのあーとーの歌詞♪ワースレーター♪」グトョグトョ
シンジ「胃ーにー♪入れーば♪皆同じー♪」ボマュンボマュン
シンジ「はーちんこかゆ」ポリボリ
シンジ「さて、引き続きはんばーぐを捏ねて」
綾波「待って。二重の意味で待って」ガシッ!
シンジ「好き嫌いはしちゃダメだよ?」
綾波「もうこの際お肉はいいわ…ただ、そのままこねることだけは…やめて」
シンジ「…」
シンジ「ほーれ綾波のほっぺに肉がぐちょ〜」ベチョ
綾波「」
.
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:52:42 ID:4zV3Vbzk
〜家族で晩御飯〜
ゲンドウ「…どうした、レイ。肉も食べなさい」
綾波「…イヤ、です」
シンジ「!?あ、あーなみさんが自分の意思を?!」
マリ「おー自我の萌芽、親への反発って奴だね!?」
リツコ「あらダメよ?レイ。好き嫌いしちゃ」
綾波「う、ちが、…」
そう、綾波さんは好き嫌いでお肉を食べたがらなかったのではありませんでした。
シンジくんがあの後ナチュラルにお肉をこねまわしたからでした。
・・・・
洗わずに。
.
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:54:00 ID:4zV3Vbzk
しかし優しい綾波さんは言えませんでした。
ゲンドウ「…このハンバーグは美味いな」
リツコ「ほんと。すごく美味しいわね。また腕を上げたわ」
マリ「ねー!」
シンジ「ありがとう!ありがとーーう!!!」
言えばこの暖かい家族の団欒が壊れてしまう。
ゲンドウ「…無理はしなくていい」ヒョイモグヒョイモグ
リツコ「あら、甘やかしてはダメじゃないかしら?」モキュモキュ
マリ「ほれほれ。おーいしーよー?」ムグムグ
綾波「…」グスン
.
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 20:54:42 ID:4zV3Vbzk
綾波さんはただただ拒否するしか出来ませんでした。
綾波「…」フルフル
.
18
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 21:00:22 ID:4zV3Vbzk
〜睡眠〜
Before
綾波「…」
綾波「…」バフッ
綾波「…」
綾波「ス-ス-」
.
19
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 21:01:15 ID:4zV3Vbzk
糸冬了。
.
20
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 21:08:01 ID:4zV3Vbzk
after
綾波(ふぅ…今日も疲れたわ…)
綾波(もう下着のままでいいわ…このまま、寝て、)
マリ「うにゃー?」
綾波「…」
綾波(何故私の部屋の私のベッドに先客がいるの)
マリ「…おふとん返してくんない?寝足りないんだけど」
ばふ。
綾波「…」
.
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 21:09:11 ID:4zV3Vbzk
綾波「だめ…どいて…」グイグイ
マリ「やだ。」
綾波「…なぜ?そこは私の居場所」
マリ「だぁって、ユイ先輩に似た匂いがするんだもん…」
綾波「でも、そこは私の」
マリ「zzzzz」
綾波「…うう」
シンジ「じゃあ…僕と同じベッドでネルフ?」ガラッ
綾波「…」
.
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 21:20:24 ID:4zV3Vbzk
シンジ「…まさかほんとに一緒に寝るとは」
綾波「ス-.ス-...」
シンジ「まー幸せそうに寝ちゃってまぁ」
やっと寝れたからなのか、家族と一緒に寝るという安心感を得られたからなのか。
綾波さんの寝顔は微笑んでいました。
.
23
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/06/29(水) 21:21:30 ID:4zV3Vbzk
以上、突発的な小ネタでした。
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/08(金) 21:26:19 ID:ZijFyzSw
乙んぴゅお☆
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 01:03:29 ID:7I3jU2mk
僕と同じベッドでネルフwww
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:06:01 ID:Qxgit/Go
「いらっしゃいませー」
俺はしがないコンビニバイト。
ただただ客のお望みのモンを用意してやる売り子〔バイヤー〕さ。
「30。ケース」
「こちらでよろしいですね?250円頂戴致します」
やれやれ文に主語(S)がないぞ客人。
俺じゃなきゃわからねぇぜ?
「ん」
「ありがとうございました」
.
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:06:32 ID:Qxgit/Go
ちなみに客人が欲しがったのはタバコだ。マイルドセブンという銘柄の”ケース”という種類。
尚、タバコと縁がない方の為に言うとマイルドセブンには”パック”と”ケース”という2種類がある。
「〜♪」ビリビリ
「…」つライター
おいおい。開封自体は構わねぇがここで吸う気じゃないだろうな?
「…ん?おい!」
「はい。」
「これ、”ケース”じゃないか!!俺は”パック”の方を頼んだんだぞ!」
おいおい。ちょっと待ってくれ
「俺はさっき”パック”って言ったよな?」
「いえ、申し訳ございませんが私はお客様から『ケース』で、とお聞きしましたので」
ハハハハ。数秒前のテメェの発言を思い出してみやがれこのクソ野郎。
.
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:07:25 ID:Qxgit/Go
「さっさと交換しろ!」
「…大変申し訳ございませんが既に開封されていますので交換も払い戻しもできません」
「あぁ!?お前が間違えたクセに交換できねぇーってのか!?」
防犯カメラの録音機能フル活用してやろうか?コラテメェ。
「失礼ですが、間違えたのはお客様ですし、確認されずに開封されたので」
「ハァァア?!ンなもん確認なんかせんわ!つーか俺は間違えてねぇ!」
「…」
防犯カメラ『30。”ケース”くれ』
「…」
「…」
.
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:08:11 ID:Qxgit/Go
「…いや、でもアレだろ?フツー確認するだろ?2種類あるんだから客がわかってないかもしれないんだから」
「ですので。私は商品をお渡しする前に『こちらでよろしいですね?』とご確認いただいた上でお売りしましたが」
「は?ンなもんフツー確認しねぇわ。お前頭おかしいんじゃねーのか」
いやおかしいのはテメェの頭だ
「もういいわ!もうこのコンビニでは二度と買わねぇからな!」
「ありがとうございました」
機械的にいつも言うセリフもこの時だけは心の底から思ったね。ああ。
.
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:08:59 ID:Qxgit/Go
後輩「…頭おかしい系のバカ客でしたね」
「そんな風に言うもんじゃない。仮にも客だし、ああいう”自分のミスは絶対認めないタイプ”ってのはたまにいるんだ」
「お前も今のうちに慣れとけよ。いずれ相手どるんだから」
後輩「うへぇ」
「それに」
後輩「?」
「本当の頭おかしい系のバカ客ってのはな、あいつの事を言うんだ」
後輩「あいつ?」
そして俺は。
.
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:09:51 ID:Qxgit/Go
ちょうど自動ドアを体当たりでブチ破ってきた全裸の少年を指差した。
シンジ「ッアーーーーッッッッッッ!!!脳細胞がトップギアだぜッッッッ!!!!!!!」
後輩「う、うわぁああッッ?!」
確かに。何か人としての大事な常識メーターを振り切るくらいにはトップギアだと思う。
.
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:10:41 ID:Qxgit/Go
シンジ(ファミチキください)
(かしこまりました)
後輩「?!」
フッ。主語(S)が無いどころか無言でのご注文とはな。
俺じゃなきゃわからねぇぜ?
シンジ(ポイント貯まったんでそれで全額お願いします)スッ
(かしこまりました)ピッ
3000P
後輩「常連さん?!」
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:11:17 ID:Qxgit/Go
「…」つファミチキ
後輩「てか先輩?!え?ちょっ、何故いきなりファミチキを?ちょっと?!」
シンジ「そしてこのファミチキを目から食うぜ!!!!」
後輩「う、わ、ちょっ!?お客様ァアアアア!!?」
やれやれ。ここは退屈しないコンビニだぜ。
.
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:12:44 ID:Qxgit/Go
シンジ「…で、なんで加持さんこんなとこにいんの?」ガッヂュン!ガッヂュン!
「ん?」
.
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:17:54 ID:Qxgit/Go
加持「すまないなシンジくん。大人は都合の悪い事は説明したりなんかしないのさ」
加持「もし説明するとしたら…それは、その人にとって都合がいい事だけさ」
加持「その情報がウソであれ、本当であれ…ね」
シンジ「大人はズルイや」グチャ!グチャッ!
.
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:20:38 ID:Qxgit/Go
よっしゃ、
カチ 割っ
た ろ
.
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/09(土) 03:23:56 ID:Qxgit/Go
だっ↑がっ↑!しかし今日はこぉ↑こ↓までだぁっ!
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/10(日) 10:40:50 ID:G2VILg0E
作者様久しぶり乙、アオギさんマジ男前だったぜ
最初から読み直したら、実はシンジ第三東京来る前は服着てるんだね……もうずっとゼンラーだと思わされてたわ
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/12(火) 01:34:42 ID:.YFJtwfw
サキエルの最初で最後の猛攻は、奇しくも碇家に団欒をもたらしたのであった
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/12(火) 21:48:46 ID:GcH7OD1g
>>38
そんなのあったっけ?
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/07/30(土) 07:01:29 ID:Jx1tG2H6
今は常時全裸だけど、初登場時は普通に制服着てた。
サキエルを発見したときに破り捨てた。
よっぽど先生が優秀だったんだろう。
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:34:48 ID:.O82HkSM
〜第壱中学〜
シンジ「バッドモーニング!!!」ンピョイ-ン
カヲル「何か良くない事でもあったの?」
シンジ「いやすこぶる快調だ。だが僕が皆に不幸を撒き散らすからさ」
カヲル「なるほど。君以外がバッドモーニングというわけか」
マリ「最悪じゃねーかよ」
シンジ「そんなわけで教室の床にとろろバシャァァアアアン!!!」
女子生徒「きゃぁああ!!白くてドロドロしたものが!?」
男子生徒「うわっ!?また碇かよ!おい碇!!!」
ヒカリ「碇くん!!!」
シンジ「ヒカリの顔にもヨーグルトバシャァァアアアン!!」
ヒカリ「どばっぷ!?」
ケンスケ「バカな!!お約束の”顔射した感じ”にせずに顔面パックの域までブッカケただと!?」
.
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:36:07 ID:.O82HkSM
ケンスケ「シンジ!お前は何もわかってない!」
シンジ「はぁー?!お約束なんかクソ食らえだよ!!」
シンジ「ボカァね、王道とか主人公とメインヒロインとか!大っ嫌いなんだよ!!ありきたりなんてつまんねーもんはゲロでも被ってろ!!」
シンジ「マイナーだったり誰もやんなそうなものが最高なんだよ!」
シンジ「ホンフーさんも言ってただろ!」
シンジ「『天才とは才能がある者と誤解されがちですが、そうではありません』」
・・・・・・・・・・・・・・・
シンジ「『誰もやった事がない事をやるから天才なんですよ』ってな!!!!」
シンジ「僕天才だから。ヤバいから。行動も頭も全裸具合もヤバいから!!」
ケンスケ「はぁ」
.
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:37:24 ID:.O82HkSM
シンジ「いいか!最初に言っておく!!」デネブ
シンジ「先人が通った道を歩んでどうする!同じ事やるだけなんてやったって何になる!?」
シンジ「僕らニュージェネレーションの仕事はさ!」
シンジ「そこから更に新しい事にチャレンジして、発展させる事じゃろがい!!!!」
ケンスケ「がーん!!…確かに、…くぅっ!俺は、俺は大事な事を忘れていたよ…」
シンジ「さあ、ケンスケ。君もこのバケツいっぱいのとろろをブチまけよう…!」
ケンスケ「ああ…!」
.
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:39:01 ID:.O82HkSM
ケンスケ「とりあえずシンジの頭の上からブチまけとくわ」
どばぼるぼろろろろろろ。
シンジ「…中々やるじゃないか」ゴキ.バキ...
.
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:41:25 ID:.O82HkSM
ゴンガンドンバンガンギンドンガングジャ!!!!!!
直後に、原始的な暴力の音が連続した。
.
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:42:48 ID:.O82HkSM
ケンスケ(だったもの)「」
マナ「あれ?相田くんどうしたの?」
綾波「碇くんの怒りを食らったわ」
マナ「へぇ?シンジが怒るなんてめっずらしぃ」
シンジ「僕が、僕にケンカ売るヤツを許してやると思っているのか?」
.
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:44:08 ID:.O82HkSM
〜昼頃〜
シンジ「アスカアスカ!!!ァアアアアァアアアアアアスカ!!!」
アスカ「な、何よ!うるさいわね!」
シンジ「僕、今日は君のためにお弁当作ってきたんだよ!」
アスカ「あら?気が効くじゃない!あたし今日は弁当作れなくてパンかなーって思ってたとこだったのよねー」
シンジ「タイムリーで何よりよりよりよりです」
アスカ「まっ、このあたしがわざわざ食べてあげるんだから顔射しなさいよね!」
シンジ「顔射!?うんわかっ」シコシコシコシコ
アスカ「それ以上喋ったら殺すわよ?」
シンジ「さーせん!!!」
.
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:45:46 ID:.O82HkSM
アスカ「顔射しなさいよね」×
アスカ「感謝しなさいよね」○
ほんとに顔射しろって言っちゃってるよ頭イッちゃってるよアスカ
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:47:41 ID:.O82HkSM
アスカ「ほら、いいから寄越しなさいよ」
シンジ「はい。どーぞ」
シンジ「と見せかけて弁当シェイクシェイクシェイクシェイク!!!」シャカシャカカャカ
アスカ「何してんだテメー!?」
シンジ「お気になさらずぅ!お気になさらずぅぅぅうううう!!!」シャカシャカ
アスカ「ああ、あああ!!?ちょ、これ、ああ!!絶対やっちゃダメな奴!中身グッチャグチャになっちゃうやつ!!?!」
.
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:48:46 ID:.O82HkSM
シンジ「まあ、心配すんな。ちょっとしたシンジョークさ」
アスカ「何よ!もう!せっかく食べてやろうと思ったのに!もう要らないわよ!バカ!」
シンジ「落ち着けよ。これはどんだけ振っても大丈夫、いやむしろ振って混ぜっ返さなきゃ美味しくならない内容の弁当だからさ!」
アスカ「あっ、シャカシャカポテトみたいな感じってこと?へぇー!じゃあもらってやるわ!」
アスカ「なんだろ?たっのしみぃ!」カパッ
シンジ「弁当箱いっぱいにバニラシェイクを限界まで詰めときました☆」b
アスカ「」ドゥロリ
.
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:50:05 ID:.O82HkSM
シンジ「これがオカズで、」ドゥロロリ
シンジ「これがご飯で」ドゥロロラン
シンジ「これがデザートね」ドゥルルルロ-ン
シンジ「さぁ食せ!!!!」
アスカ「鈴原、コレ食っていいわよーっ!」つ
トウジ「堪忍してーな。ワシ、今日は妹が作ってくれた弁当やねん。ほら」
.
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:51:04 ID:.O82HkSM
アスカ「じゃあアレね。これ食わなきゃその妹弁当にかけるわよ」
トウジ「はぁ!?」
アスカ「いいのかしらぁ?せーっかく大好きな妹が作ってくれたお弁当に満遍なく白濁色の液体ブチまけられても?」
トウジ「お前は悪魔か!?」
アスカ「おーっほっほっ!なんとでも言いなさ〜い?文句ならそんなの作ってきたシンちゃんに言ってちょーだい?」
シンジ「シェフのシンジ・ドゥロリ・バニラシェイクです。お客様、何か至らぬ点がございましたでしょうか」
トウジ「んー、まともな献立に至ってない点が至らぬ点やなぁ」
.
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 19:52:15 ID:.O82HkSM
シンジ「まぁ弁当にかけてやるから食えよ」ドゥロリ
トウジ「何してんねんお前!!!」
シンジ「フッ…文句は食べてから言ってください。果たして食べた後も同じセリフが吐けますかね?」
トウジ「な、なんやと…?こんなんゲロ不味いに決まって」
シンジ「おんやぁー?トウジくんは物事をそうやって見た目だけ、表面、自分の中の常識や自分だけの真実だけで決めつけて判断するのですかにゃー?」
トウジ「せやかてお前コレ…ラインナップは卵焼きにプチトマトに…ゴボウサラダに白米やぞ?」
トウジ「これにバニラシェイクがパイルダーオンやぞ?マズインガーZが起動してまうやろjk」
.
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 20:41:29 ID:sBXTMd3c
シンジ「いいからモグモグごっくんしろよ」ズボッ!
トウジ「むぐっ!?」
トウジ「こ、これは…!?」
トウジ「バニラシェイクの濃厚なバニラの風味、味が卵焼きのほんのりとした甘さとしょっぱさを打ち消し、ゴボウサラダの根野菜特有の安心する味を見事に皆殺しにして…!」
シンジ「端的いうと?」
トウジ「ゲロ不味いわドアホぉおおおお!!!」
トウジ「おまっ、ほんと許さんからな!?妹の力作をこんなにしてまいよって!」プンスコ!
シンジ「で?」
トウジ「ああ!?」
.
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 20:42:41 ID:sBXTMd3c
シンジ「優しいお兄ちゃんのトウジくんは、不味いからって妹が一生懸命作った弁当を食べずに捨てるのかな?」
トウジ「な!?」
シンジ「僕なら食べるよ。完食する。例えどんなに不味かろうとね」
トウジ「ぐ…」
シンジ「こんなことしてすまない。だけど、僕は見たかったんだ…」
シンジ「妹に作ってもらったーってデレデレしてるところじゃなくて、トウジの浪花魂とか兄貴魂とか漢っぷりをね…!」
トウジ「…!」
.
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 20:44:30 ID:sBXTMd3c
トウジ(そうや…ワシは、腑抜けとった…シンジは、こうなる事を見越して、わざと…?)
トウジ「わかった…!ワシは目が覚めた!」
ケンスケ「むしろ寝ぼけてるだろ?」
トウジ「見とれよお前ら!!ワシの…漢、鈴原トウジの生き様を!!!」
トウジ「うぉぉおおおおお!!!」
アスカ「あ、ヒカリーあたしパン買ってくるからちょっと食べるの待っててくれる?」
ヒカリ「いいわよー」
シンジ「えっ?マナ僕のために弁当を!?」
マナ「えへへ…シンジくんほど美味しくは作れないけどねー頑張ってみちゃった!」
トウジ「グオぉおおおおおォォォオオオマズイマズイマズイマズイマズイ!!!」
トウジ「マッ♪ズィ♪ンガー…ァゼーーーーーッ!!!!」モグモグモグモグ
トウジ「アカンやっぱりマズごぱぁっッッッ!!!!」ブベバッ!!!
.
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/13(土) 22:44:25 ID:LiNlocqE
シンジ「トウジうるさいから静かに飯食ってよ」
トウジ「」
.
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/14(日) 01:31:11 ID:8QlijOyk
〜夕刻〜
シンジ「カラスが鳴くからカーーーーエル!!!」
シンジ「さすがシンジさんカラスと見せかけてカエルという自己流アレンジという離れ業!」
シンジ「…」
シンジ「おろ?」
ブロロロロ…
「おい、早く運ぶぞ」
「ういす」
シンジ「…引っ越し屋?また誰か引っ越すのかな?」
シンジ「んー…や、違うな」
シンジ「ありゃ運び込んでる」
シンジ「つまり引っ越してきたのか」
シンジ「んーでも第3新東京市内のどっかから来たってわけでも無さ気?」
シンジ「荷物に貼ってある伝票の郵便番号がこの一帯の番号じゃないし」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/14(日) 01:34:03 ID:8QlijOyk
今回はここまで。筆がのらん
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/14(日) 10:51:44 ID:Igpb364w
待ってる
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/14(日) 22:13:52 ID:YD2vPikA
筆が乗らん?
馬鹿言うな、普通に笑って周りの人からキモがられたわw
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/17(水) 22:02:16 ID:1xJkwUKg
正直マナの扱いが酷すぎる
本命じゃないけど自分のことすぎたから付き合ってるってなんだよ
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/17(水) 23:49:26 ID:L3HNtuuU
>>63
間違えた
すぎたから→好きだから
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/18(木) 00:46:39 ID:TdCwwaK2
>>63
あえて弁解をするなら、ここのシンジくんが原作以上に「ズルくて卑怯で自分勝手」だから。
人の顔色伺わない、人と普通に関われない、人の気持ちがわからない、自分の感情が最優先。人の気持ちは基本的に考えない。
だから本当ならマナの好意をつっぱねるか、付き合わずにアスカにアタックし続けるのが優しさで普通だけどそれをしない。
「言わなきゃわからないだろう」とか、「こう言ったら案外アスカ受け入れてくれたり?」とか「自分の気持ちに嘘はつけない。でも自分を好きでいてくれる人は手放したくない」とか考えてしまう汚いエゴイストなわけです。
ついでにメタな話すると元々マナとはなんらかの形で破局する事が前提だったけど予定外に生き延びてしまったからその歪みもある。
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/21(日) 01:41:32 ID:vwY/wzFQ
>>65
お前
>>1
じゃねーだろ。
>>1
は下げてねーぞ死ね
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/21(日) 01:42:59 ID:vwY/wzFQ
そもそも外野への口出しそこまでしてねータイプだったろ
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/21(日) 01:46:08 ID:vwY/wzFQ
そもそもこのスパシン君狡くはねーしひきょうでもないだろ
極限まで自分勝手でどこの時系列まで記憶があるかわからんが狡くも卑怯でもない
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/22(月) 09:28:11 ID:o5uZiMn.
>>極限まで自分勝手でどこの時系列まで記憶があるかわからんが狡くも卑怯でもない
それを本人が卑怯と考えるかは本人次第、この場合はシンジがどう考えるかだわ
外から見てる分には確かにそう見えるかもしれんが、シンジ視点では違うかもしれないわけで……元々のシンジは非常にめんどくさい性格してたし
そして、職場で開いてしまってマズインガーZで盛大に吹いちまったよどうしてくれんだよチクショー
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/27(土) 00:42:11 ID:wTwdTMcg
>>66
仮に
>>1
なら公式
>>1
じゃなくてもふつーに読んだ上での一読者の推測というか考え方
(マナ退場予定だったのは書いてあった)
そこまで目くじら立てる必要無いぜ
まあ、後者の方なら俺はそう思わんが
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:09:10 ID:tvN0JbBM
シンジ「…まぁここに引っ越ししてくるだけで大体理由はわかるよね」
シンジ「まともな神経してる奴は巨大なわけわからんバケモノが襲来してくる街に積極的に来ないって」
シンジ「精々圧倒的な物価の安さ、高給とかで釣られたぐらいでしょ」
シンジ「十中八九、お仕事都合ですわな」
シンジ「…あん?」
黒髪ぱっつん眼鏡少女「あ、ごめんなさい。大丈夫ですから」
眼鏡少女「はい…あとは自分で運べますから…」
.
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:12:56 ID:tvN0JbBM
シンジ「うーん。なんだろ、地味でいまいち萌えないけど可愛いっちゃ可愛い子だな」
シンジ「よーしゃ!お近づきになっちゃうゾー☆」
シンジ「あわよくばケンスケあたりにでも斡旋してやろ」
シンジ「『え?ケンスケ彼女欲しいの?僕のお古で良ければ斡旋してやるYO☆』」
シンジ「ってね☆」ダバダバダバダバ
.
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:21:56 ID:tvN0JbBM
眼鏡少女「…ふぅ。」
眼鏡少女(うーん…「一人でいいです」って言ったはいいけど)
眼鏡少女(やっぱりちょっと無理があったかしら…)
「もし、おぜうさん。よろしけりゃぁ、あっしがお手伝いしやしょうか?」
眼鏡少女「え?あ、ごめんなさい!大丈夫!大丈夫ですかr」クルッ
シンジ「てやんでぃバーローチキショウめぃ!!!」
眼鏡少女「」
.
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:23:39 ID:tvN0JbBM
眼鏡少女「きゃぁああ!!!!!いやっ!な、なんで裸なんですか!!」
シンジ「…なんだろー、この反応、すごーく久しぶり感!!」
眼鏡少女「いやっ!!助けて!!誰かぁ!変態!あっち行ってください!!」
シンジ「」ポカ-ン....
シンジ「…何コレ新鮮!!!」
眼鏡少女「ごめんなさい!手伝わなくていいですから!こっち来ないでください!大丈夫ですから!」
シンジ「ワーオ!!正常な反応!!」
.
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:24:37 ID:tvN0JbBM
シンジ「おぅおぅ、どうしたんでぃお嬢ちゃん!鳩がポジトロンライフル食らったような顔して!」
眼鏡少女「それ消し飛んじゃってるんじゃ…って、近づいて来ないで!?」
シンジ「近づかないでと言われると近づきたくなる不思議」ヒョコヒョコ
眼鏡少女「イヤァァァア!!誰か助けてぇ!」
シンジ「ゲーヘッヘッヘッ!!!だ〜れも助けにゃ来ねぇよぅ!?」
眼鏡少女「イヤァァァア!!ごめんなさい!誰かぁ!!」
.
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:29:41 ID:tvN0JbBM
シンジ「ハッ、冗談だ冗談。誰が好き好んで自分の彼女よりも可愛くない子を襲うかよ」
眼鏡少女「むっ…って、彼女いるんですか!?」
シンジ「いちゃ悪いか」
眼鏡少女「い、いえ…ごめんなさい…」
シンジ「…なんか、君すぐ謝るね」
眼鏡少女「ご、ごめんなさい」
シンジ「ほーらまたすぐに謝る!何が悪い?ねぇねぇ何が悪いと思って今謝ったの!?」
眼鏡少女「ひぃ!?」
.
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:32:10 ID:tvN0JbBM
シンジ「そーらそらそら!おっしゃってみやがれ!さもなきゃこのままガニ股でチンコプターやり続けるぞ!?」プリプルプルプルプリ
眼鏡少女「ごめんなさい勘弁してください」
シンジ「謝るのクセか!そんなこたぁ聞いてねぇんだよ!テストで聞かれた事じゃない事答えたら0点って知らねぇのかファック!」プラプラプラプラ
眼鏡少女「ごめんなさい…お願いしますもう帰ってください…」
シンジ「ほーら出たよ出たよ出ましたよー?結局それが本音だろうが!」プラプラプラプラ
眼鏡少女「へ…?」
シンジ「要は事なかれ主義って事だろ!?アレだよね、『とりあえず謝っとけばいずれ自分への干渉が終わる』」ブラブラブラブラ
眼鏡少女「…」
シンジ「『ハイハイ私が悪ぅござんしたぁ〜早く終われ早く終われ』…ってさ!」プルプルプルプルン!
シンジ「君、心底自分が悪い事したなんて思ってないんだよ!」フルンフルンフルンフルン
シンジ「人に対してシツレーって思わないのかよ!?」プルプルプルプルブルンルルン!
眼鏡少女「ご、ごめんなさい…」
.
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:39:29 ID:tvN0JbBM
シンジ「”謝る”ってさ…本当に『自分のコレコレこういう所が悪かった。相手に嫌な思いをさせた』って気持ちあってする行為だろ」プリプリプリプリ
眼鏡少女「ごめんなさい…」
シンジ「言ってみろよ。君、今も『ごめんなさい』つったけどどういう気持ちで言ったんだ?」プルリンプルリン
眼鏡少女「…えっと、」
シンジ「ほーーーーーーーーらごらーん!!!僕の言ったとーーーーーーりーーー!!!」プラプラプラプラプラプラ
眼鏡少女(神様…お願いですからこの現状から助けてください…)
.
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:44:32 ID:tvN0JbBM
シンジ「全く!喋ってたら喉渇いちゃったよ!」プンスコ!
眼鏡少女「…」
シンジ「そこは『もしよろしければお詫びも兼ねて家でお茶飲んでいきませんか?』って言う所だよ」
眼鏡少女「それはちょっと…ごめんなさい」
シンジ「オッ邪魔ッシマース!!!!」シュタタタタタ!
眼鏡少女「あっ!?ちょっと!?」
.
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 17:58:50 ID:5CYuzSLA
〜眼鏡少女宅〜
シンジ「意外と広いな…一人暮らし用じゃないっぽい?」
眼鏡少女「あの…すみません帰ってもらえませんか?」
シンジ「帰ってもらえません」キッパリ
眼鏡少女「ええ…でも困ります」
シンジ「いやそんなん僕も困るから」
眼鏡少女「でもこれから荷物入れたりとか…ご飯作らなきゃいけないですし」
シンジ「だから僕も手伝うって言ってるじゃん」
眼鏡少女「結構です!帰って!」
シンジ「まぁそう言うなよメガネ」
眼鏡少女「やめてもらえませんかそれ」
.
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/28(日) 18:02:46 ID:5CYuzSLA
シンジ「だって名前わかんないし」
眼鏡「…山岸です」ハァ
シンジ「下の名前は?」
山岸「…」ツ-ン
シンジ「リビングでウンコしちゃおっかな」ヨイショ
山岸「マユミです!!!!」
シンジ「マユミンか…」
マユミ「せめて普通に呼んでください。マユミですマユミ」
シンジ「さって、何から運ぼうか?」
マユミ「ですから、結構です」
シンジ「じゃあ配慮無しにやろうかな。この下着って書かれた箱から」
マユミ「あっちの調理器具からお願いします!!」
シンジ「ハナっからそう言えよ」
マユミ(神よ…何故私にこのような罰を…)グスッ
.
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/30(火) 11:34:46 ID:5Ctk4uKg
詳しい人!
もとネタは誰なのか、教えてプリーズ
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/30(火) 12:54:35 ID:Qyrj4ZJM
もし山岸マユミちゃんの事を言ってるならググりんしゃい。
それが人に聞くより一番正確で尚且つ早い。
もしくは1スレ目の570からの小ネタを読め。辞書に赤線引いて。思い返して。魂のルフランして。
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/08/30(火) 12:59:05 ID:Qyrj4ZJM
シンジ「よいしょよいしょ。…あれ?こんだけ?」ゴソゴソ
マユミ「そうですけど」
シンジ「ふーん…?」
マユミ「…何か?」
シンジ「いや…なんかやけに調理器具少ないなって」
マユミ「ああ…それはすぐに出てく予定があるからです」
シンジ「出てく?」
マユミ「はい。父の仕事の都合で1〜2ヶ月ここにいるだけなんです」
マユミ「だから荷物もすぐ出ていけるように最低限なんです」
シンジ「ふーん…?わざわざ家族ごと来なくてもお父さん一人で単身赴任すればいいのに」
マユミ「それは…いえ、別にあなたには関係ないでしょう?」
.
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/01(木) 15:40:37 ID:fELTWErk
シンジ「ハイハイ…」
マユミ(はぁ…ついてない…なんでこんな頭がおかしい人に絡まれちゃったんだろ…)ハァ
シンジ「ほら手を止めんなよ」
マユミ「あの、もういいですから」
シンジ「じゃあ次はあの『私物』って書かれてるやつで」クルリ
マユミ「やめてください」ガシッ
.
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/01(木) 15:45:53 ID:fELTWErk
シンジ「じゃあこの『本』ってやつ運ぶよ。君には重いでしょ」
マユミ「うーん…まあそれなら、」
シンジ「ホイホイホイール」ヒョイヒョイ
マユミ「よくそんな軽々と持てますね」
シンジ「鍛えてますから」シュッ!
マユミ「?」
シンジ「響さん知らないか…まぁいいや、コレどこ置くの」
マユミ「えっと、…そっちの部屋に」
シンジ「あいあいー。」
.
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/02(金) 08:22:34 ID:e1gosJiA
なぜかケンスケとよくくっつけられるマユミさんじゃないですか
88
:
>>87余り物同士をくっつk
:2016/09/07(水) 09:55:31 ID:t6S6uUl2
シンジ「にしても…凄い量だねコレ」
マユミ「ええまぁ…」
シンジ「本、好きなの?」
マユミ「 はい。本が好きなんです。だって…」
シンジ「…」
マユミ「…」
シンジ「いやうん?続けて続けて?」
マユミ「…なんでもないです。」
シンジ「ふーん?」
.
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 09:57:32 ID:t6S6uUl2
シンジ「僕も本好きだよ」
マユミ「…」ピクッ
シンジ「伊坂孝太郎が大好きだね」
マユミ「へえ…私は村上春樹とか、東野圭吾とか…あと西尾維新とか好きですね」
シンジ「うわ普通!!フッツゥゥウ!!?!超代表的な『この人の読んどけばカッコイイって見られるし面白い本』じゃーん!」
シンジ「ついでに最後はオタ御用達小説家だし!」
マユミ「むっ。ほっといてください!いいじゃないですか!それが好きなんですから!」
.
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 09:58:26 ID:t6S6uUl2
シンジ「悪かった悪かった。ジョークだよジョーク。まぁ、…実は僕も好きだよ、その人達の」
マユミ「へぇ?じゃあ好きな本の題名は?」
シンジ「んー君の本の中にはないけど…東野圭吾は湯川学シリーズの『容疑者Xの献身』とクソ重くて長いけど『白夜行』とか」
マユミ「あ、容疑者Xってドラマでやってたガリレオの」
シンジ「そそ。福山雅治好きだし嬉しかったねーアレのシリーズは」
シンジ「村上春樹は『海辺のカフカ』かな」
マユミ「へぇ…」
シンジ「15才の子が主人公だしシンパシー?感じちゃうっていうかね」
シンジ「西尾維新は…まぁコレはちょっと違うんだろうけど『DEATHNOTEアナザーノートロサンゼルスBB連続殺人事件』」
マユミ「…二次創作じゃないですか。それ」
シンジ「まぁね。でもいいでしょ?『それが好きなんだから』」
マユミ「…そんなの西尾維新じゃないですよ。だって彼自身のモノじゃない」
シンジ「まぁね。でも紛れもなく彼が書いた物だよ」
マユミ「…なんか釈然としません」
.
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 09:59:51 ID:t6S6uUl2
シンジ「…ま、ホントはせめてここにある『掟手紙今日子』シリーズとか読むべきなんだろうけど」
マユミ「あ、それすっごく面白いんですよ!」
シンジ「へぇーどんな話?」
マユミ「えっとですね、ミステリー物です。1日しか記憶が保たない25才の女性の探偵、掟手紙今日子さんが助手の厄介くんとですね、」
シンジ「…」ニコニコ
マユミ「あっ…すみません。なんか急に熱く語って…//」
シンジ「本当に本が好きなんだね」
マユミ「…ハイ」
.
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 11:11:47 ID:GqwEn2rs
マユミ「それに…」
シンジ「…」
マユミ「それに、本はいろんな事を教えてくれるし…」
マユミ「…その、本の中には、下品な男の人もいないし、勝手に、あちら側から、こちら側にやってくる無神経な人も、いないから」
シンジ「…そっか」
.
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 11:36:04 ID:kjM2kb6E
シンジ(軽く遠回しにディスられたかな…コレ)
マユミ「でも、なんででしょうね」
シンジ「ん?」
マユミ「だって、あなたは正に私の苦手な人そのものなのに」
マユミ「同じ趣味だってだけなのに…そんなに、嫌いじゃないかもしれないです」
シンジ「ありがと…まぁ、同じ趣味の人がいるってだけで嬉しくなるよね」
マユミ「そうですね…」ニコ
.
94
:
そういえば>>65は>>1だよ
:2016/09/07(水) 11:52:21 ID:kjM2kb6E
シンジ「さ、片付けちゃおっか」
マユミ「あ、はい」
シンジ「〜♪」
マユミ「…」
.
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 11:54:30 ID:kjM2kb6E
マユミ(見た目は明らかに頭がおかしい人…だけど、思ってるよりは…)
マユミ(まとも、なのかもしれない)
マユミ(ちゃんと確固たる”自分”というのがあって)
マユミ(話も…そんなにわからないわけじゃ、ないし…)
マユミ(初めて、趣味を語り合えた)
マユミ(私の事も…わかってくれようとは、してくれてた…)
シンジ「てかほんと本多いな…すげーよ作者別で分けられる」
シンジ「コレ本屋開けるんじゃね?」
マユミ(…これでちゃんと服を着てたら…仲良くしたいって、思ったかも)
.
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 11:56:28 ID:kjM2kb6E
マユミ「…あの、」
シンジ「んー?」
マユミ「なんで、その…はだか、なんですか…?」
シンジ「ポリシー、趣味、アイデンティティー、快適だから、服が死ぬほど嫌いだから」
マユミ「は、はぁ」
シンジ「まぁコレに関してはもう諦めて?」
マユミ「は、はぁ」
マユミ(…変わった人、と思うぐらいしかないのかしら)
.
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 13:24:23 ID:wtBdztmY
シンジ「アレ?これってプランター?何か育ててんの?」
マユミ「あ、いえ…育てようかなって、思ってたんですけど」
マユミ「結局何も植えなかったんです」
マユミ「植えたら…私の何かが変わるかなって。思って買ったんですけど」
マユミ「…何もしなかったんです」
シンジ「ふーん…」
シンジ「じゃあ僕が何か植えてもいい?」
マユミ「え?」
シンジ「だって使わないんでしょ?」
マユミ「そう、ですけど…」
シンジ「さんきゅ」
.
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 13:27:26 ID:wtBdztmY
シンジ「あっと、しまった!僕とした事が種を持ち歩いてなかった!」ペチ!
マユミ「普通持ち歩かないですよ」
シンジ「ああーー!クソッ股間から出る種を蒔いたら赤ちゃんが出来てしまうし!!」
マユミ「…」
シンジ「そこ、苦虫を噛み潰したような顔をするな」
マユミ「だって」
.
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 13:31:46 ID:wtBdztmY
シンジ「ああー…こんな時に僕に超能力が使えればいいのに!超能力!ちょーのーりょぉおおおおおおくっっっ!!!」
シンジ「生えろー…!生えろ生えろ生えろ生えろ!生えルンダァァアアアア…!!!」ワキワキワキワキ
シンジ「生えろぉ…!映えろ這おう這おう!」ウニウニウニウニ
マユミ「ひっ!?」
シンジ「ハッエール!ハッエール!ハッスルハッスル!発芽発芽!」
シンジ「麦芽糖!爆牙刀!」
シンジ「サンジェルマァアアアアァアアアアンンン!!!」
ニョキニョキニョキニョキ。
マユミ「?!」
.
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 13:35:49 ID:wtBdztmY
マユミ「ほ、本当に生えた…プチトマト的なのが…」
シンジ「ダメだ!やっぱり僕には何も出来ないよ!僕は超能力者じゃないんだから!」ガクゥッ!
マユミ「いや生えましたよ!?見てくださいよ!どうやったんですかコレェ!!?」
シンジ「ファッキン!!どうして僕のマミーは僕に超能力の使い方を教えてくれなかったんだ!」
マユミ「あの、超能力使えてますよね!?あなた超能力者ですよね!?」
シンジ「何言ってんだお前頭大丈夫か」
.
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 13:44:50 ID:wtBdztmY
マユミ「だ、だって!ホラァ!!」ズイ
シンジ「あー…コレ?コレはアレだからあの…見えないタンポポ的なのがこうふわっと来てわさってなった的なそういうアレでしょ?」
マユミ「ちょっと何言ってるかわかんないです」
シンジ「超能力なんて現実にあるわけねーだろ」
マユミ「ええ…」
シンジ「ハイ!この話終わり!まぁ都合よく生えたし?コレ君が育ててね」
マユミ「ええええ!?この得体の知れない物を!?」
シンジ「変われるかもしれないよ?」
マユミ「…!」
シンジ「…変わりたかったんだろ?変わりなよ、君がなりたかった君に」ニコッ
マユミ「…はい。」
.
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 13:46:39 ID:wtBdztmY
シンジ「そう、”変身”だよ、貴虎!」
マユミ「誰ですかそれ」
シンジ「んだよコレも知らねーのかよぉ〜…」
マユミ「ご、ごめんなさい…」
.
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 14:19:34 ID:wtBdztmY
・・・・・・。
シンジ「ふぃー…終わった終わった」パンパン
マユミ「まさか1日で終わるとは思いませんでしたね…」
シンジ「そうだね」
マユミ「…あの、一つ聞いてもいいですか?」
シンジ「一つじゃなくて7個ぐらい聞いてくれるならいいよ?」
マユミ「へ?」
マユミ「??」オロオロ
シンジ「…」
シンジ「…で、何?何が聞きたいの?」
.
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 14:20:47 ID:wtBdztmY
マユミ「…どうして、私なんかに声をかけて来たんですか?」
シンジ「…」
シンジ「…」
シンジ「…なんとなく?」
マユミ「…」
シンジ「あー、じゃあアレ。あの、運命を感じたんだよ」
マユミ「…嫌な運命ですね」
シンジ「じゃかーしい」
.
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 21:38:50 ID:wvNmUgjU
マユミ「あ、そういえば。まだあなたの名前聞いてませんでしたよね」
シンジ「今更?」
マユミ「ご、ごめんなさい」シュン
シンジ「…鈴木。安藤鈴木」
マユミ「ダウト」
シンジ「!!?!?」
マユミ「いやわかりますって。苗字ですし。ダブルで苗字ですし」
シンジ「バカな…!サイクロンジョーカーエクストリーム…?」
マユミ「わかんないですそういうのいいです」
.
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 21:39:56 ID:wvNmUgjU
マユミ「…」
シンジ「…」
シンジ「…エクスカリバー。僕の名前は佐藤エクスカリバーだよ」
マユミ「…本当にエクスカリバーって呼びますよ」
シンジ「Excalibur〜♪ Excalibur〜♪」ピョッコピョッコ
シンジ「From United Kingdom♪」ピョッコピョッコ
シンジ「I'm looking for him.♪」キュルルル
シンジ「I'm going to California.♪」キュルルルル
シンジ「Excalibur !♪」ビシッ
マユミ「ウゼェ…」
シンジ「今度青葉さんに歌ってほしいな」
マユミ「もういいですエクスカリバーさん」
シンジ「やめろ僕が悪かったッッッ!!!」
.
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 21:54:46 ID:wvNmUgjU
シンジ「…シンジ。碇シンジ」
マユミ「…今度は本当ですね」
シンジ「何?君の眼鏡って嘘発見器でもついてんの?」
マユミ「目を見ればわかりますよ」
シンジ「すげー」
シンジ「そういやお父さんはいつ頃ご帰宅されるの?」
マユミ「…なんでそんな事聞くんですか?」
シンジ「そう警戒しないでよ…さすがに親御さんが帰る前にはおいとましようと思ってるってだけ」
マユミ「…碇さんって、常識があるのかないのかわかりませんね」
シンジ「そう褒めるなって」
マユミ「どっちかって言うと貶してます」
.
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/07(水) 22:10:32 ID:0iksdHi6
シンジ「で?何時頃?」
マユミ「…今日は帰らないです」
シンジ「ふーん…」
マユミ「でも泊める気はないですから」
シンジ「安心してよ泊まる気はないから」
マユミ「ごはんも別に御馳走したりとかしませんから」
シンジ「いや期待してないって」
マユミ「…」
マユミ(遠回しに早く帰って欲しいっていうの察して欲しいです)
シンジ「あ、出前とる?僕の奢りでいいよ?引っ越し祝い」
マユミ「…えっと、」
シンジ「疲れてる今、作るのも買ってくるのもメンディーでしょ?」
マユミ「まぁ…」
.
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/08(木) 20:01:09 ID:GDzKLsQU
マユミ(碇さんといるのも面倒だけど…でも、確かに面倒だし…)
シンジ「なんだろ、今すごく失礼な事思われてる気がする」
マユミ「…じゃあ、お言葉に甘えて」
シンジ「ウィース」
シンジ「スマホぽちぽち…」
シンジ「あ、寿司屋っすか?特上二つ!ハイ」
シンジ「…あ、ピザ屋っすか?Lのミックス一つ!」
シンジ「…あ、マック?ビッグマックLセット、コーラとポテトでー」
マユミ「」
.
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/08(木) 20:03:01 ID:GDzKLsQU
シンジ「あ、ラーメン屋さん?超激辛マシマシ肉ラーメン二つ!」
シンジ「…あ、ココイチ?600gのカツカレー二つ!辛さは5辛ね!」
マユミ「ちょ、ちょっと!私、そんなに食べれません!」
シンジ「へ?これ全部僕が食べる分だけど?」
マユミ「へ?」
シンジ「マユミン何がいい?」
マユミ「マユミンやめてください」
シンジ「で?何食う?何でもいいよーうな重でもいっとく?」
マユミ「…じゃあ、お寿司で」
シンジ「はいはーい」
.
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/08(木) 20:04:20 ID:GDzKLsQU
今回はここまで。マユミはちゃんと動いてくれんなぁ
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/15(木) 13:09:10 ID:RbDs8lX.
いやいや、これぞまさしくマユミだよ。
更新乙
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 07:56:44 ID:o8qWV3RA
シンジ「オーケー!なら今すぐ僕が作ってあげるよ!!」
マユミ「え…?お寿司を、ですか?」
シンジ「オーイエース!!」
マユミ「でも…引っ越してきたばかりですからウチにご飯とか食材なんて無、」
シンジ「…」テロン
シンジ「ほーらマユミちゃん?いなり寿司だよ〜?」プランプラン
マユミ「」
.
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 07:57:22 ID:o8qWV3RA
シンジ「おおっと、すまないコレは『食べられません』だったね!」HAHAHA
マユミ(殺意しか湧かない!!!!)
※全裸が股間のお稲荷さんを見せつけてきました。
.
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 07:59:08 ID:o8qWV3RA
・・・・・・・・。
ラーメン寿司カレー牛丼ピザハンバーガー
ごっちゃり。
シンジ「シーハーシーハー。あー喰った喰ったー」
マユミ「…ほんとに全部食べられるとは思いませんでした」
シンジ「大丈夫。ちゃんと片付けてから帰るから」
マユミ「あっ、はい。そうしてもらえないと困ります」
.
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 07:59:57 ID:o8qWV3RA
シンジ「僕をあんまり見くびるなよ?僕は予測不可nゲーップッッッ!!」
シンジ「…お尻痒い」ボリボリ
シンジ「…っふ」ブゥーーッ!!!プープピピピピブフゥーーッウッ!!!
シンジ「…うひっ…うひゅひゅひゅひゅ…おっと思い出し笑いがーっドゥフフフ」
マユミ(不快…!人ってここまで他人を不愉快にさせられるものなんでしょうか…?!)
シンジ「大変不愉快な思いをさせて申し訳ございません。失礼いたしました」ペコリ
マユミ「あの、ウザいんでそろそろ一刻も早く帰ってもらえませんか」
.
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 08:01:00 ID:o8qWV3RA
シンジ「君、中々言葉を選ばなくなってきたな」σ(´・Д・)σビシッ!
マユミ「ええ、まぁ選ばないっていうか、碇さんにはむしろ辛辣な言葉を選ばないといけないみたいですから」
シンジ「そー褒めんなって」
マユミ「褒めてません。貶してるんですよ」
シンジ「そう?だってさ、」
マユミ「?」
.
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 08:01:40 ID:o8qWV3RA
シンジ「さっき言ってた『常識があるのかないのかわからない』とか『辛辣な言葉を選ばなきゃいけない』っていうのは」
シンジ「要は『お前は本当はたぶん、人を慮る事が出来るくせに、そして本当はわかっているけどあえてそれをしない奴だ』って事でしょ?」
マユミ「まぁ、そうですね」
シンジ「それってつまりさ、『”常識”って枠組みに収まって、事なかれ主義でいるようなつまらない人間』じゃないって事じゃん」
マユミ「は、はぁ」
.
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 08:02:26 ID:o8qWV3RA
シンジ「日本人は協調性を重んじるし、それを皆に押し付ける習性があるけど」
シンジ「ボカァね、常々、つくづく、それはダメだろ!!!実にナンセンス!!!って思うんだよ!!!」ダンッ!!!
シンジ「だってそれは、なんて言うかこう、芸術とか…自己表現とか、小説とか!演奏とか!アニメとか漫画とか、お笑いとか演劇とか映画とか絵画とかみたいな!!なんかそういう、自分発信の、」
シンジ「自分という存在の内側から超新星爆発したみたいな光と熱と衝撃と音を、世界という観客に向けて、」
シンジ「『どうだッッッ!!!!コレが!!俺の言いたかった事だァアアアアッッッ!!!!』」
シンジ「って、とんでもなく感動するスゲー物をぶつける原動力を抑え込んで、自分という人間の枠の中に封じ込めて閉じ込めて蓋をして、鍵をかけて、厳重に完全に洞窟の奥底に封印しちゃうって事じゃん!!」
シンジ「でも!!君は僕を『そういう人間ではない』と!」
シンジ「つまり、僕はつまらない法則に縛られるような凡才じゃない、何かスンバラスィイィイ物を産み出すかもしれない天才だと!」
シンジ「そう、言外に褒めてくれているという事じゃないか!!!」ダンッ!!!
.
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 08:33:20 ID:N8Gc3z9o
マユミ「そういう意図あっての発言じゃないですし、」
マユミ「だからと言って人に迷惑かけていいわけがないですよ。節度がないなら天才も天災です」
シンジ「だーれーうーまー。でーもーでーもー?そんな言葉じゃ僕は止まらないよ!?」
マユミ「じゃあ、ウザいバカ黙れ死ねって言ったらヘコんでくれますか?」
シンジ「カンケーないね。僕結構ドMだから」
マユミ「うーん…どうしたら碇さんに精神的ダメージ与えられるんでしょうか」
シンジ「君、今なかなか恐ろしい発言したなオイ」
.
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/09/21(水) 08:49:08 ID:N8Gc3z9o
シンジ「そういえば知ってる?」
マユミ「何をですか?」
シンジ「レディー・ガガもレコーディングかなんかの時全裸でやってんだってさ」
マユミ「…へ、へぇ」
シンジ「その方がなんか自分を出せるらしいね。元々あの人PVとか露出が限界過ぎてヤベー感じだったけど」
シンジ「なんだろ、時代がやっと僕に追いついた感!」
マユミ「普遍的でない以上は同じ特殊性癖の方、で終わると思います」
シンジ「えー。そーゆーつまんねーこと言うなよぉー」
.
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/11(火) 23:36:34 ID:t7Uj8/nk
面白いなぁ
1さん期待してます
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/10/21(金) 20:52:18 ID:P7FEwpqo
トバしてんなぁ…実にブレイブだ!
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 15:47:55 ID:xhp2KcCQ
・・・・。
シンジ「よし、片付け完了!」
シンジ「さてっ、と」
マユミ「あ、やっと帰ってくれるんですか」
シンジ「うん。そろそろウチも晩御飯の時間だから」
マユミ「あれだけ食べたのにまだ食べるんですか?!」ガビ-ン!?
シンジ「いや僕は作るだけ。今日は僕が作らないといけないから」
.
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 15:56:44 ID:xhp2KcCQ
マユミ「…碇さんって料理出来るんですね」
シンジ「うん。昔、練習したんだ。いつか父さんのアンチキショウに食わせてやろうって思って」
マユミ「良い子だったんですね」
シンジ「いやぁ…良い子ではなかったよ。僕のせいで先生は大変だったし」
マユミ「? 先生?」
シンジ「うん。僕さ、昔父さんに育児放棄されてた時があったんだ」
マユミ「…」
シンジ「で、母さんの兄さんに預けられてた。その人が」
マユミ「”先生”?」
シンジ「そ。親じゃないけど、親の役目をある程度果たしてくれて、恩人で、色々教えてくれた人。だから”先生”。」
.
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 15:59:01 ID:xhp2KcCQ
マユミ「…その…お母さんは?」
シンジ「死んだよ。かなり昔に。」
マユミ「ごっ、ごめんなさい!…私、無神経に」
シンジ「いいよ別に。今日び珍しくないでしょ?片親とかなんて」ヘラヘラ
マユミ「…」
マユミ「…あの、」
シンジ「?」
マユミ「…私もなんです」
シンジ「?」
マユミ「私も、小さい頃にお母さん亡くなって…居ないんです」
シンジ「…そっか」
.
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:02:20 ID:xhp2KcCQ
マユミ「お母さんは、私が小さい頃に私の本当のお父さんに、…」
シンジ「…」
マユミ「…刺されて、」
シンジ「…」
マユミ「それで…お父さんは警察の方に連れていかれて…私は、今の義父に引き取られたんです」
シンジ「…そっか」
マユミ「ええ」
.
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:03:50 ID:xhp2KcCQ
シンジ「…」
マユミ「…」
マユミ「私達、本当は似た者同士なのかもしれませんね」
シンジ「…」
マユミ「あ、私みたいなのと同じ様な人間って言うのは失礼ですよね。」
マユミ「…あの、同じ根幹を持つって意味で、ですけど」
シンジ「…」
.
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:10:04 ID:xhp2KcCQ
マユミ「大元は似ていても私達がこうも違うのは…」
マユミ「きっと、お父さん達が居なくなったその日からどう生きたか、なんでしょうね」
マユミ「碇さんは自分の生きたいように生きた。立ち止まらずに何かに突き進んでいく推進力が碇さんにはあったから」
マユミ「そして…あの日から閉鎖的に…そのまま何事も無かった事にしたくて、あの日のままでいる事にしたのが…」
マユミ「それがきっと、今の、私。」
マユミ「…すみません。なんかさっきから変な事ばっかり言いましたね。忘れてください」
シンジ「…」
マユミ「…ヘン、ですよね。今日初めて会ったばかりの人に何言ってるんだろう私」
シンジ「…」
.
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:13:11 ID:xhp2KcCQ
マユミ「あ、ごめんなさい。もう帰るんでしたよね。気をつけて帰ってください」
シンジ「うん。ありがとう」
マユミ「…」
マユミ「ごめんなさい…私、本当に変な事ばっかり話しちゃって」
マユミ「もし次に会う時があったら、その時はこういう事は言わないようにしますから、その…」
シンジ「…」
マユミ「ご、ごめんなさい…なんか私、また謝ってばかりで」
マユミ「面倒、ですよね。すみません」
シンジ「んーん。別に。そんな事ないから気にしないでいいよ」
マユミ「すみません。ありがとうございます」
.
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:16:12 ID:xhp2KcCQ
シンジ「じゃ、またね」ヒラヒラ
マユミ「…ええ」
・・・・・・・。
シンジ「…」テクテク
シンジ(僕ももしかしたらああいう人間になってたかもしれないんだろうか)テクテク
シンジ(ifの話に意味はないけれど…)カイキャクゼンテン
.
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:29:46 ID:xhp2KcCQ
シンジ(マユミン、本当は…今までずーっと誰かに話を聞いて欲しかったんだろうな…)イナバウアァァァア----!!!!
シンジ(だけど今のお義父さんは事情も知ってるし、溜め込んでたモノを吐いてイヤな顔とかされたくなかっただろうし)スピンスピンスピン
シンジ(かと言って友だちも居ないんだろうな…見るからに内向的だしコミュ障だし本が好きだって言ってたし)アッチョンブリケ!
シンジ(こっちに引っ越して来たけど数ヶ月以内しか留まらないって事はお義父さんがしょっちゅう転勤するって事で…)ム-ンウォ-ク!ム-ンウォ-ク!
シンジ(そりゃー今はSNSだのスマホゲーだの掲示板だのなんだので繋がれはするけど)ズン!チャッ!ズ-ズンズチャッ!
シンジ(パッと見だとスマホすら使えなさそうな感じだし…ああいう性格じゃあ誰かと繋がり続けることも難しいんじゃないかなぁ)ドゥッタ♪ドウッタ♪
シンジ「…」サカダチ
.
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:40:02 ID:xhp2KcCQ
シンジ(本当は寂しいんだろーなー…だけど人と関わる勇気がないから、本に逃げてるんだろうな)スキップスキップ
シンジ(本は面白いし、知らない事を沢山教えてくれるし…誰かと喋ってるように、面白い人生を生きてるかのように錯覚できるから)ケツフリケツフリ
シンジ(本は確かに素晴らしいけど、そればっかりではダメなんだよ、マユミン)ンッパッ! ンッパッ!
シンジ「…」ブリッジ
シンジ「…」ブリッジ♪ ブリッジ♪
シンジ「んー…」ブレイクダンス! ブレイクダンス!
シンジ「…」ウィンドミル! ウィンドミル! ウィンドミルブレイクダンス!
シンジ「…よし!」
.
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 16:43:30 ID:xhp2KcCQ
シンジ「どーせこの近くに住むなら自動的にマユミンも第壱中学にくるんだろうからそん時に言おう!」
シンジ「『よーしマユミン!今日から僕とお前は!”ともだちんこ”だ!』」
シンジ「ってね!!☆」キュピピピ-ン!
.
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 17:23:35 ID:1nrpDALA
〜そして次の日の碇さンち〜
の、洗面台。
ゲンドウ「シンジどけ。今日は私が先に出るのだから私を優先させろ。遅れそうなんだ」
シンジ「ハァーッ?!僕が先に歯磨きしてたじゃん!後から来て何その物言い!あり得ないよ!」
リツコ「シンジくん悪いんだけどちょっとだけどいて頂戴。私も今日技術部の大事な会議があるのよ」
シンジ「アンタもかいぃいい!!なんでお前ら余裕持って行動するって事が出来ねーんだよ!?」
シンジ「てゆーか最高責任者がここにいるんだからちょっと遅刻するくらい、」
ゲンドウ「碇博士。仕事に遅刻するなど新人社会人ぐらいだ」
ゲンドウ「君の作業が一つ、1分でも遅れたが故に全人類の破滅を招く可能性がある事を理解しているのだろうな」
シンジ「今まさに遅刻しそーになってる人類守る最高責任者がなんか言ってるけど気のせいだよね?」
リツコ「ええ、御心配なく。シンジくんが今すぐ少しどいてくれるだけで問題は解消されますから」
ゲンドウ「…」チラッ
リツコ「…」チラッ
シンジ「僕ね、大人のそーゆー汚ないところが嫌いだな」
.
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 17:32:20 ID:1nrpDALA
ゲンドウ「…」シャコシャコ
リツコ「〜♪」ヌリヌリ
シンジ「クソ…結局洗面台取られてしまった」
綾波「碇くん」クイクイ
シンジ「あん?何?どーしたの僕の小指を引っ張って」
綾波「お腹、すいたの…」クキュルルル
シンジ「あーハイハイ。トーストでいい?」
綾波「目玉焼きとサラダとヨーグルトがいいわ…」
シンジ「えらく欲張ったね!?今から作れと!?」
綾波「はやくして…私のお腹はもう第一種戦闘配置についてるの…」
シンジ「知らねーよ!?自分でやれるようになりなよ!?」
マリ「ちなみにあたしも第一種戦闘配置についてるよん♪」
シンジ「てめーらさっさと食卓につきやがって…」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 17:34:50 ID:1nrpDALA
×
マリ「ちなみにあたしも第一種戦闘配置についてるよん♪」
シンジ「てめーらさっさと食卓につきやがって…」
◯
マリ「ちなみにあたしも第一種戦闘配置についてるよん♪」
綾波「そう…それじゃあ私も」ガタッ
シンジ「てめーらさっさと食卓につきやがって…」
.
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 17:45:47 ID:1nrpDALA
シンジ「全く…つーか家事するのって基本僕ばっかじゃね」コンコン..パシャッ!
シンジ「今日は弁当ももう一個作らなきゃいけないのに」ジュジュ-!
マリ「えー?なんでなんでー?」ヒョコッ
シンジ「手伝わないならこっち来んなよー油跳ぶぞー」
マリ「にゃははー大丈夫大丈夫!で?」
シンジ「んー?」サクサクサクサクトントントントントン
マリ「なんでもう一個作んの?」
シンジ「今日、また転校生来るっぽくてさ」
マリ「また!?ねーねー多くない?!」
シンジ「知らないよ。たくさん人手がいるのにたくさん人が辞めてっちゃうからじゃないの?」
マリ「んー?でも逆にさー、来る子は居ても出て行く子は見た事ないんだけど?」
シンジ「死んだから、だったりしてね」
マリ「うわぁ」
綾波「…まだかしら」キン!キン!
ゲンドウ「レイ。フォークで遊ぶな」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 17:56:43 ID:1nrpDALA
マリ「あり?んでもさー、にゃんで転校生に弁当を?」
シンジ「んー…『真心を、君に』的な?」
マリ「ほーん?君は相変わらずよくわかんにゃいねぇ」
マリ「何?その子と知り合ったから約束したとか?」
シンジ「いや?ただの僕の自己満足だよ」
マリ「ふーん?ますますわかんにゃいなー?」
マリ「あ!ひょっとしてアレ?可愛い子だったからアタックしてみるとか?」
シンジ「いやぁ…あんまり?イマイチ萌えないし可愛くは」
マリ「失礼な奴だねぇワンコくんは」
シンジ「ワンコじゃねぇ、ニャンコだ」
.
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 18:01:45 ID:1nrpDALA
マリ「何故ニャンコ?」
シンジ「僕はワンコみたいに忠誠だとか媚びはしない。僕は自由で気ままで可愛いんだ」
マリ「それ、自分で言う?」
シンジ「はい、でけたよーん」
ゲンドウ「シンジ、私の分は?」オロオロ
シンジ「あんたも食べんの!?遅刻しそうなんじゃないの!?」
.
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/01(火) 18:03:16 ID:7zfoAVbE
>>131-133
滅多に無いシンジの割とマジな思考なのに行動のせいで頭に入ってこねぇw
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:00:27 ID:TeeHuQAI
〜第壱中学〜
根府川「えー…では、転校生を紹介します。」
カッカッ、カッ、カッカッカッ。
マユミ「山岸マユミです。今日から約二ヶ月ほど皆さんと一緒に勉強させていただきます。」
マユミ「…よろしくお願いします」ペコ
根府川「では…山岸さんの席は」
シンジ「よーーーう!!!マユミン!!!」ダガシャン!
マユミ「えっ?」
シンジ「また会ったな!!!」ニタッ
マユミ「うっ!?碇さん!?」タジッ
根府川「ああうん。やっぱり?いえね、私もちょっと思ってたんですよ『たぶんまたアイツとなんか関わりがあふんだろうなー』って」
根府川「ひょっとして碇のために皆転校してきたとかないですよね?」
.
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:08:42 ID:TeeHuQAI
根府川「あー、ではそこの碇から遠めの席に」
マユミ「先生、ありがとうございます」ペコ
シンジ「そういや転校生で初めてだよね。僕を避けたの」
カヲル「へぇ?」
マナ「かも」コクン
惣流「あたしだって避けたわよ」
式波「ふーん」ゲ-ムピコピコ
貞本「あたしは避けたかったけどね」ハァ
.
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:09:58 ID:TeeHuQAI
・・・。
シンジ「ようマユミン!昨日ぶり!」
マユミ「…ええ。なんというか…正直もう少し碇さんと会うまでのインターバルが欲しかったです」
シンジ「まさか僕へのプレゼントを用意するために!?」ハッ
マユミ「いえ、心の準備とか疲弊した心を休ませるために」
シンジ「そんなマユミンにプレゼントがあるんだ」
マユミ「は、はぁ」
シンジ「君の机の中を見てごらん!!!悪魔が覗き返してくる深淵の淵を覗いてごらん!!」ズンタタ♪ズンタタ♪
マユミ「怖いんですけど!?」
.
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:14:30 ID:TeeHuQAI
シンジ「いやあ心理学の応用で先生がマユミンをどこの席にするかをメンタリスト的なそういうアレでシュミレってみた所マジビンゴしてよかったよ」
マユミ「!?」
シンジ「今朝3:00頃に学校に忍び込んで仕込んだ甲斐があったよ」
ケンスケ(よくやるよ)
マユミ「…」ソ-...?
机の中
トーテムポール
マユミ「!?」ガビ-ン?!
シンジ「机の奥にトーテムポールをそこかしこに彫りこんでおきました!!!」ドヤァッッ!!!
.
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:16:36 ID:TeeHuQAI
マユミ「ちょっ、コレ机の中を覗き込む度に彼ら?と目が合っちゃうじゃないですか!?」
シンジ「いつでも彼ら?は君を見ているよ!!」ンズビシッ!!
マユミ「イヤです!なんかスゴくイヤです!!」
根府川「ではチャイムが鳴りましたので…」
マユミ「あっ、先生!私の机を変えてください!!」シュバッ!
根府川「…」察し
根府川「うむ。碇。責任持って君のと変えなさい」
シンジ「イエッサー!!」
.
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:18:01 ID:TeeHuQAI
そして。
マユミ「ふう…やっぱり碇さんはトンデモな、」ヌタョッ
マユミ「…」
マユミ「…ヌタョッ?」
マユミ「…」
.
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:18:33 ID:TeeHuQAI
マユミ「…」ソ-....?
机の中
ハチミツたっぷり♪
マユミ「」
.
149
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:21:27 ID:TeeHuQAI
〜廊下〜
マユミ「碇さん!!!!」
シンジ「あ、ウィニー・ザ・プー。ハチミツ美味しかった?」
マユミ「私はプーさんじゃないですよ!」
シンジ「ハッハー!わかってるわかってる。お代わりが欲しくなって僕を探してたんだろう?」
シンジ「そーらこのツボの中にタップリと!この食いしん坊さんめっ!」つ壺
マユミ「違いますよ!私は」
プーンジ「はぁちみつ、いぃっしょにたぁべよぉお〜?」ヌタョッ!
マユミ「食べませんよ!」ベシッ!
シンジ「バイオレンス!!」グハッ!
.
150
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:22:48 ID:TeeHuQAI
「ソレジャアワタシモウイキマスンデ!」「マッタランカ-イ!!マンマミ-ヤ!」
マナ「」カタカタカタカタ
アスカ(惣流)「あらあら。すっごぉーくアタックしてるわよね、シンジくんたらー。」ニヤニヤ
アスカ「こりゃ間違いなく気があるわよねー?」ニヒニヒ
アスカ「アンタ、お払い箱ってワケね」ププッ
マナ「!?」ガビ-ン!
.
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:23:43 ID:TeeHuQAI
アスカ(貞本)「ちょっと、そーいうのやめなさいよ!だいたいあんなのイヤガラセにしかなってないじゃん!」
アスカ(貞本)「大体…、」
アスカ(惣流)「なによ!何が言いたいわけ?!」
アスカ(貞本)「ハァ..みっともない嫉妬はやめろって言ってんの!なんかあたしがやってるのを客観的に見てるみたいで見てらんないのヨッ!」
アスカ(惣流)「はぁーー?!別に嫉妬なんざしてないわよっ!」
アスカ(貞本)「してんじゃん!嫉妬してるから嫌味を言うんでしょ!」
ギャーギャー!!
マナ「な、なんとかしなきゃ…!シンジが浮気しちゃう!」
.
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:24:47 ID:TeeHuQAI
マナ「シンジ!」
シンジ「ぱーどぅん?」ワキワキ
マナ「今夜あたりに、あたしンちでハチミツプレイなんてどう!?///」bΣ
シンジ「おっほう!!?///」ブボッ!!
アスカ(貞本)「」
アスカ(惣流)「」ゴハッ
アスカ(通りかかった式波)「」ゴハッ
.
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:27:43 ID:TeeHuQAI
ケンスケ「どうしようトウジ。僕今殺意しかわかないよ?」ジャコン!
トウジ「なんやろ…ワシ、今なら憎しみでかめはめ波的なのが撃てそうやわ」ハァアアァアア!!!
カヲル「ううん?ハチミツ…プレイ?ハチミツでどうやって遊ぶんだろ」
綾波「食べ物で遊んではダメ…」
マリ「うん、知らない君達はそのまま育って?ピュアッピュアなままでいて?」フルフル
.
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:34:52 ID:TeeHuQAI
マリ「やれやれ仕方にゃいなー」フゥッ
マリ「傷心の姫におねーさんが真のハチミツプルルゥゥエエイというものをその身体に」ヨイショ
式波「触んなシネメガネ!!」バキャッ!!!
マリ「アリガトウゴザイマスッッッ!!!」ズシャアアア!!!
.
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 18:35:57 ID:TeeHuQAI
カヲル「…」
綾波「…」
カヲル「アレかな、ハチミツをこう…上から目に向けて垂らしてギリギリで避けるチキンランみたいな」
綾波「なるほど」コクン
カヲル「僕もシンジくんを誘ってみようかな」
綾波「…私も混ぜて…」
カヲル「いいよ。じゃあ皆でハチミツプレイってのをやろうか」
.
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 19:04:07 ID:TeeHuQAI
カヲル「あっ、委員長」テテテ
ヒカリ「あら?どうしたの渚くん」
カヲル「後で僕らハチミツプレイするんだけど」
ヒカリ「」
カヲル「委員長も混ざる?」
ヒカリ「んなっ!?///」
カヲル「大丈夫だよ。ちゃんと目に入らないように垂らす…ああ、なんなら唇めがけて垂らすから」
ヒカリ「な、ななななな、なな…!?////」
カヲル「僕らとヤろうよ。ハチミツプレイ」
ヒカリ「ふ、不潔よぉーーーーーーーーっ!!!!!/////」
.
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 19:26:44 ID:cbfj8g6A
〜音楽の時間〜
シンジ「『あとがき。』」
シンジ「…」つリコーダー
シンジ「ぷーぷぴぴーぷーぽーぽーぽー♪」
シンジ「ぺぷぺぱぷーぴーぱーぺぴぽー♪」
シンジ「よーんでくれてーありがとうー♪♪」
シンジ「はい、このネタがわかった奴は中々だと認めてやろう」
マユミ「…」プペ-
シンジ「わかった?マユミンわかったかい?」ハァハァハァ
マユミ「わっひゃうっ!!?」
.
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/05(土) 19:37:56 ID:cbfj8g6A
今回はここまでなのよね。
159
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/06(日) 18:32:35 ID:Kc1WIOO.
舞ってる
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 03:40:34 ID:OsoeCjW6
シンジ「ぷちえゔぁのふぁーすとの巻の最後のページね。」
シンジ「あ、漫画の話なんだけど」
マユミ「…あの、私…そういうのわからないですから」
マユミ「わからないものを話題に持ち出されても不愉快なだけですから、やめてもらえませんか」
シンジ「…わかった」ブス-
.
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 03:49:44 ID:OsoeCjW6
・・・・ 。
シンジ「音楽の授業っつーか『歌ってみた』とか、カラオケ大会とかのが一番楽しいと思うんだけどな」
式波「アンタバカァ?そーいうのの、『楽譜の読み方』とか『どうやったらうまく歌えるのか?』『どんな音楽があるのか?』を学ぶ学問なんでしょ」
シンジ「いやさ、そーいうのもさ、例えばボカロとかみたいな若者に身近な物とかを持ち出してあげたら皆もっと興味持って授業に取り組むと思うんだよね」
シンジ「ほら、普通の会話の中でも興味ない話を延々されても聞き流すでしょ」
シンジ「教育も変わるべきじゃないかなぁ」
式波「ハイハイ」
シンジ「ほーら!!!君だって今興味ないからって聞き流しただろう!!」
シンジ「由々しき事態だよコレァ!!ね!!!センセッ!!?」
音楽教師「うーん。先生的には君が今授業妨害してるのが一番由々しき事態カナーって」
.
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 03:52:33 ID:OsoeCjW6
シンジ「んー。んっんっん。」
シンジ「あー…!なんだか急に。すっごぉーく急にイキナリ突然唐突テンション上がってキタ!上がってキタ!」ピヨピヨピヨピヨ
シンジ「ウッヒョーイ!!!ワッショーイ!!!」トトンコ♪トトンコ♪
音楽教師「碇くん。机の上に立たない!サンバを踊らない!」
シンジ「ンアーイヤーンイヤァーサァーサァー♪」
音楽教師「エイサーならいいわけじゃありません!降りなさい!」
シンジ「ちぇ」シブシブ
.
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 03:54:26 ID:OsoeCjW6
音楽教師「…ハイ、では今日は皆さんにリコーダーで『エーデルワイス』を」
シンジ「吹か、NAIッ♪」ドズゴン!!!
音楽教師「ドロップキック!!!?」
ずしゃぁあああああ!!
シンジ「ふっ…」ニヤリ
アスカ(貞本)「まーたシンジの授業ジャックが始まったわ…」ハァ
.
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 03:55:30 ID:OsoeCjW6
シンジ「ズンズンズンズ♪ズーズンズズン♪」つマイク
シンジ『オーケェーケンスケ!何か単語を言ってくれェ?!』
ケンスケ「えぇ?」
シンジ『Hey!カモッ♪』
ケンスケ「えー…じゃあ、」
ケンスケ「…『国木田独歩』」
トウジ「なんやそのチョイス!?」
シンジ『Thank youゥゥ!!』
.
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 03:58:47 ID:OsoeCjW6
シンジ「あ゛、ゔん!!」
シンジ『始めるぜ…LIVE……「国木田独歩」…♪』
シンジ『ドゥッ♪タッ♪ドゥドゥッタ♪』ユビパッチン!ユビパッチン!
.
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 03:59:42 ID:OsoeCjW6
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』パチッパチッ
シンジ 『ドーッポドッポ♪ドーッポドッポォ♪』パチッ
シンジ『ドッキーポ♪ドッポ♪ドーッポドッポォ♪イェア!』
シンジ『ニーキニキニッキ♪ニーキ♪ニッキ♪ニキニキニッキ♪ニーキニッキ♪』
シンジ『ドンツクパ♪ドンツクパッ♪』←ボイパー
シンジ『ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪』
シンジ『クドッポ♪キッポ♪キーッポ♪キッポ♪』
シンジ『エビバデセイッ!』バッ
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』
トウジカヲルケンスケ「「「「クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪」」」」
シンジ『Yeah!!!』
.
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:01:41 ID:OsoeCjW6
シンジ『ドンツクパ♪ドンツクパ♪ドンツクパ♪ドンツクパ♪』
シンジ『ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪…』スタスタ..
惣流(なんか踊りながらこっちに歩いてきた)
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』パチッパチッ
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』パチッパチッ
トウジ「…」
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』ポンッ
惣流(肩を叩いた?)
トウジ「クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪」ガタッ!
(((バカが増えた)))
.
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:03:09 ID:OsoeCjW6
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』
トウジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』
ケンスケ「…」
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』ポンッ
ケンスケ「クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪」
シンジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪』
トウジ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪↑』
ケンスケ『クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪↓』
シンジ『Yeah.Yeah↑Yeah!!Foooo!!!!』
.
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:05:26 ID:OsoeCjW6
カヲル「…」
トウジケンスケ「「クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪」」ポンッ
カヲル「クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪」
マリ「…」
カヲル「クーニキダ♪ドッポ♪ドーッポ♪ドーッポォー♪」ポンッ
マリ「にゃにゃにゃにゃーにゃ♪にゃーにゃ♪にゃーにゃ♪」
綾波「…?」オロオロ
マリ「にゃにゃにゃにゃーにゃ♪にゃーにゃ♪にゃーにゃ♪」ポンッ
綾波「ぽかぽか♪ぽっか。♪ぽっかぽっか♪」
マナ「…」
綾波「ぽかぽか♪ぽっか。♪ぽっかぽっか♪」ハイタッチ!マナ「くーにきだ♪どっぽ♪どーっぽっ♪どっぽ♪」ハイタッチ!
.
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:06:20 ID:OsoeCjW6
ヒカリ「ちょっと今は授業中」
綾波「ぽかぽか♪ぽっか。♪ぽっかぽっか♪」
マナ「くーにきだ♪どっぽ♪どーっぽっ♪どっぽ♪」
ぽん。
ヒカリ「…」
ヒカリ「ちょちょちょっと♪ちょーっと♪ちょっと♪」
惣流(ヒカリまで!?)ゴビ-ン!
.
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:07:13 ID:OsoeCjW6
シンジ『ブンツクパ♪ブンツクパ♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪ブンツク♪』
カヲル「クニキダ♪クニキダ♪クニキダ♪クニキダ♪」
カヲル「cool need key dance♪ cool need key dance♪」
シンジ「drop♪drop♪drop♪drop♪」
カヲル「cool need key dance♪ シンジ「drop♪」」
「「「「「Yeaheeeeeeeeeeeeee!!!!!」」」」」
.
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:08:59 ID:OsoeCjW6
アスカ's「「「…」」」
アスカ's(あたし(アタシ(あたし(のとこにも来なさいよ!!!?)))
マユミ「」
マユミ「な、何が起きたの…?」
.
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:19:54 ID:OsoeCjW6
惣流「…あのさ、あんた慣れてないからわかんないだろうけど」
マユミ「はい?」
惣流「いつもこんな感じよ」
マユミ「い、いつも…?」ゴクリ...!
.
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:24:25 ID:OsoeCjW6
〜数学〜
根府川「えー…では、次の問題を」
シンジ「ブォッ↓パー↑♪」つ チューバ
根府川「…そのチューバは音楽室に返して来なさい。碇」
シンジ「ぷぉぷー♪」
根府川「チューバで返事をしない。…ほら、解いてみなさい」
マユミ(授業中に取り出す遊び道具にしては大きすぎませんかそれ)
.
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:28:03 ID:OsoeCjW6
シンジ「では先生、このトランプの山札から一枚好きなのを引いてください」
根府川「碇、私はこの問題を」
シンジ「ハイ。コレを引いていただけたら答えられますから」
根府川「…はぁ。まぁお前の事だ。引くまで引かないだろうから」
シンジ「引きましたね?」
根府川「ああ」
シンジ「では、そのカードを見てください。それがその問題の答えです!!」
根府川「…」ヒョイ
根府川「…碇、全然違うぞ」
シンジ「…」
.
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:33:18 ID:OsoeCjW6
シンジ「では、もう一回。その今引いたカードを裏返してください」
根府川「…?」ヒョイ
根府川「…!?バカな…!?今の今までただのトランプの裏側だったのに、マジックで『x=2』と書かれたモノに…!?」
シンジ「ドヤァァアアアアああああ!!!!!」アッハ-ン
マユミ「す、すごい…!一体どうやって!?」
シンジ「宇宙の神秘かな」
.
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:46:03 ID:OsoeCjW6
〜体育の時間、運動場〜
トウジ「ほんで…シンジはどこで何しとるんや?」
ケンスケ「シンジならあっちで流鏑馬やってるよ」
トウジ「ヤブサメ?」
ケンスケ「ヤブサメ。」
トウジ「やぶさめって…あの…なんか的があって、馬に乗りながら弓矢でこう、的を撃ってくっちゅーアレ?」
ケンスケ「撃ってくっちゅーアレ」コクン
トウジ「…?」チラ
ケンスケ「見てくる?」
.
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:47:10 ID:OsoeCjW6
〜運動場の端っこ〜
シンジ「ハッ!やぁっ!」
マリ「にゃっ!にゃっ!にゃっ!」
シンジ「よし、マリ!適度な速さで走ってくれ」
シンジ「御褒美は魚だ!」
マリ「わかったにゃー!」
シンジ「よーい…スタート!」
マリ「にゃぁああ!」
シュタタタタ。
シンジ「スーッ…ハァーーッ…」
シンジ「…」ギリリリッリリ...
シュパッ!…シュパッ!…シュパッ…!シュパッ!
カンッ!カンッ!カンッ!すかっ
シンジ「ちえっ、最後外した」ユビパッチン!
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 04:48:51 ID:OsoeCjW6
マリ「でも他は真ん中当たってるしいいんでにゃい?」
シンジ「バカ言うなよ。戦場でそれやって味方にあたったらどうすんだ」
マリ「…戦場で使うの?弓矢」
シンジ「…」
シンジ「いざという時の為さ」
マリ「ぜってー今『あっ、使わねーわコレ』って思ったっしょ」
シンジ「おだまりっ!!織田麻里ッ!!」
.
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 05:15:52 ID:OsoeCjW6
〜歴史の授業〜
シンジ「セイッ!!」ガッシャ--ン!!!
シンジ「やぁっ!!!」ガチャ-ン!!.
シンジ「破ァーーーーーー!!!」ガシャコ-ン!!
シンジ「ギー太に首ったけ!!!」ガチャ-ン!!
マユミ「…あの、なんで碇さんはさっきから窓ガラスにダイブして手当たり次第割ってるんですか…?」
.
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 05:16:59 ID:OsoeCjW6
綾波「教えてほしい?」
マユミ「え?あっ、ハイ」
綾波「そう。この話は碇くんが転校して来た時まで遡るのだけど」
マナ「えーっ!?あたしが知らないシンジの話?聞きたい聞きたい!」
カヲル「…まぁちょっと興味あるかな」
惣流「へぇ?あのメーワク行為に理由なんてあったわけ?危ないしやめさせたいんだけど」
根府川「…えー今日は皆さんが好きな織田信長の話を」
トウジ「せんせーワシ秀吉派なんやけど」
ケンスケ「僕は前田利家」
ヒカリ「私は柴田勝家です」
根府川「リクエストには答えられません」
.
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 05:50:14 ID:OsoeCjW6
〜国語〜
シンジ「ンごぉぉーーーーんんんん!!!ンお前だったぬぅぉくぁああああああ!!!ぶるぁあああああ!!!」
根府川「CV:若本はやめなさい」
シンジ「ンッフ。ゴン…あなただったのですねマッガ-レ」
根府川「小野D(古泉)もやめなさい」
シンジ「ヴァカめ!この謎(ごん)はもう我輩の鼻毛のク〜クックックッインディグネイション!!!」
根府川「テラ子安混ぜるのもやめなさいゴン死んでるでしょう」
シンジ「このバカ狐〜!フンッ!べ、別にあんたにお礼なんて言ってあげないんだからっ!」
根府川「くぎゅもいいです」
シンジ「ごんんんん!!!!?お、お前かよぉおおおおお!!!おまっ、撃っちゃったじゃんんんん!!!」
根府川「杉田はいいです」
シンジ「なんでだァアアアア!!!!」
マユミ「…あの、何の」
綾波マナ「「気にしてはダメよ」」
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 06:07:02 ID:ZnEbeaRw
〜学校終わり〜
マユミ「…」コテン
マユミ「は、ふぅ…」
マユミ(なんだか疲れたわ…一日がすごくヘビーで)グッタリ
マユミ(流石碇さんがいるクラス。物の見事に学級崩壊してるわ…)
マユミ(家に帰れるかしら…?)
惣流「ちょっと、なんか転校生が朝に比べてかなりゲッソリしてるんだけど!?」ヒソヒソ
貞本「そりゃ〜クレイジーなヤツとの初日だし?多少はああなるでしょーよ」
式波「…アタシ達、結構毒されてるっていうか、慣れてたのね」
惣流「…シンジは?」
式波「教室の隅っこであいつらとジェンガやってるわよ」クイッ
.
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 06:07:36 ID:ZnEbeaRw
シンジ「ジェンガ組んだ?」
カヲル「組めたよ」
シンジ「どぅぅうううりゃぁああああ!!!!」ドガチャン!!!
トウジ「お、結構遠くまで飛んだで」
ケンスケ「次は俺ね!」
ケンスケ「とりゃぁああ!!!」ドガチャン!!
マリ「組んだジェンガをより派手に壊した方が勝ち…新しいね!」
惣流「あたしの知ってるジェンガ違う」
.
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 06:16:38 ID:ZnEbeaRw
惣流「まぁいいわ…ちょっと!転校生!」
マユミ「ふぁい?」
惣流「あんたこんなの序の口なのよ?わかってんの?」
マユミ「じ、序の口…?これで…?」ガタガタ
惣流「シンジとまともに関わってたら命なんて幾つあっても足りないんだから!」
マユミ「ええっ!?」
貞本「ビビらせてどーすんのよ」ベシッ
.
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/11/12(土) 06:17:44 ID:ZnEbeaRw
今回はここまでメーン
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2016/12/23(金) 21:02:13 ID:p94e59Lg
久しぶりに来たら更新されてた乙。
せんせーたちもすっかり毒されとるw
マユミン、自分のイベント発生までにどんな風に変わるのかなぁ……
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/12(木) 23:38:06 ID:fpkTKsaA
惣流「だから…あんた、あたしと仲良くしなさいよ!」
マユミ「えっ?」
惣流「あたしと仲良くしたら良い事あるわよ!例えばバカシンジに対する付き合い方とかわかるし!」
惣流「全エヴァパイロットの中でもNo.2の実力があるあたしと仲良くしておけばあんたもカッコよく見られるようになるわよ!」
貞本「仲良くしたいだけなのに何故そんな言い方を」
貞本「惣流って上辺だけのコミュ力は普通なのに時々すっごい不器用よね〜…普通に話しかければいいのに」
式波「ふーん?」
貞本「…ああ、あんたは元からあんまりコミュ力ないもんネェ」
式波「他人にキョーミがないだけよ」プンッ
.
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/12(木) 23:39:25 ID:fpkTKsaA
惣流「それにあたしと仲良くしたらーーーー」
マユミ「あ、あの…お気持ちは嬉しいんですけど、」
惣流「へ?」
マユミ「その、私はあんまり誰かと仲良くしようなんて、思わないんです」
マユミ「最初にも言いましたけど…私はすぐ引っ越しちゃいますし…」
惣流「…」
マユミ「それに、苦手なんです。人との付き合いとか」
マユミ「だから…その、ごめんなさい」ペコ
惣流「」
貞本「ぶふっ!フラレたわ!?ガチな感じで断られたわよ!?」ケラケラ
式波「ドンマイね。…プライド傷つけられたからってイジメに走らなきゃいいけど」
貞本「あー…変に拗れちゃったりしたらやりそう。ま、そん時は止めるわよ」
.
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/12(木) 23:40:50 ID:fpkTKsaA
惣流「そ、そう!ふーん!?まぁいいんじゃない!?後で後悔しても知らないけど!」
マユミ「あ、その!嬉しいんですよ?ただその、あの、でも、私じゃ惣流さんの隣には釣り合わないし…!」
貞本「涙目ねー」
式波「ねー」
.
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/12(木) 23:43:18 ID:fpkTKsaA
式波「でも惣流はなんであの子と仲良くしたがんのかしら?」
貞本「そりゃあ霧島さんが転校してきた時はあんまり仲良くなれなかったからでしょ」
式波「え?仲良くする気ゼロであんなに敵視してたのに?」
貞本「んー…、たぶん、たぶんだけど本当は仲良くしたかったのよ惣流は。アレでもね」
式波「ええ…?アレが?あんなにケンカ売ってたのに?」
貞本「そーよ?プライドとか戦自の事とかシンジの事とかあったから…」
式波「フーン…どーでもいいけど」
貞本「まっ、見守っといてあげましょ」
.
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/12(木) 23:46:27 ID:fpkTKsaA
クッソ短いけどここまで。
いよいよ“シン“の公開日が決定との事ですが
この公開で今まで筆折っちゃった人らとか、新劇版の再構成物とか新規ファンとか増えるといいねぇ。
.
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/13(金) 00:12:30 ID:Y6a/2neI
乙!
公開日ってまだ発表されてないのかな?
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/13(金) 00:18:24 ID:lGji8FR6
1も筆が曲がりかけてない?
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/01/13(金) 02:25:34 ID:73mMyqO6
今見たらシンエヴァ公開決定のバナー消えてやがる…クソ騙された。
>>1
の筆は曲がらないし折れないよ。今後の書きたいシーンとか話の構想自体は全部あるから。
ただ気分が乗らないと書けなかったり時間なかったりするだけさー
196
:
保守代わりに1レスだけ
:2017/03/09(木) 21:13:13 ID:ZMD8gdEg
~帰り道~
マユミ(はぁ…)テクテク
マユミ(なんで皆、私に関わろうとするんだろう)
マユミ(私なんて…つまらない人間だし、話すのも下手くそだし、人と関わる事が凄く苦手な人間なのに)
マユミ(どうせすぐいなくなる人間と仲良くしても意味なんてどこにもないのに)
マユミ(本当なら引きこもりたい。)
マユミ(でも本当に引きこもったら義父さんの評判に響いてしまうし)
マユミ(…いっそ、死んでしまえたら)
マユミ(帰ったら本読もう。閉じられた、誰も邪魔をしない世界に引きこもろう)
マユミ(そうだ…学校でも本を読んでようかな…)
マユミ(真剣に読んでたら邪魔する人も居なくなるだろうし)
.
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/10(金) 00:26:54 ID:uBa7g7qQ
きてたか
おつ
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:03:28 ID:S0k9s8P2
マユミ(そうよ、思いっきり趣味の悪い本のカバーでもつけて読んでれば、)
マユミ「…?」チラッ
シンジ「んばば♪んばんば♪めらっさめらっさ♪」
シンジ「んばば♪んばんば♪」ドンドコドンドコ♪
シンジ「ファイアトーチグルグル!!」ヒュンヒュンヒュン
マユミ(科学の街にジャングルの原住民が!!!)
.
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:06:21 ID:S0k9s8P2
シンジ「あんんっふっッッッ」ビクンビクン!
シンジ「シンジセンサーに反応アリアリ!」ビクンビクン!
シンジさんのシンジさん「マジコレビンビン」
シンジ「ヨッシャッアッッッッダッタラッタラァッァアアアアアッチャイム連打連打連打ァァアアアアア!!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
シンジ「16連射16連射ァァアアアアアッッッ!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
シンジ「とぅううああ!!叩くぜ叩くぜ↑ーーーーーーーーッ!」
シンジ「刻むぜ僕の常夏のビートッッッ!!!」ズカダカズカダズカダカズカダズカダカズカダ!!
マユミ(人の家のチャイムめちゃくちゃ連打しだしたーーーッッッ!?)ガビーン!!!
.
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:10:44 ID:S0k9s8P2
家の人「あの!!一体なんなんですか!?」ガチャ
シンジ「うるせぇテメェはお呼びじゃねぇ!!!!」ドゴシャッ
その家の人「ぶげらっ!!?」
マユミ(あんなに鳴らしてたのに!?)
ティロリロン♪
シンジ「ちっ、たったの7ポセイドンか」
マユミ(なんですかその謎単位)
シンジ「このペースなら900万ハッピネスは固いって思ってられたのになー」
マユミ(だからなんですかその謎単位)
シンジ「…クソッ、イライラするにつき」
シンジ「よし、踊るか!!!」クルッ
マユミ(うわっこっちにきた)
.
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:11:45 ID:S0k9s8P2
シンジ「でいすいずあ♪コーラ♪でぃすいずあドドスコスコスコスコ♪…」
シンジ「んー!♪♪」クネクネクネ
シンジ「純情ロマネスク!!!」ピョイン
マユミ「関連性ゼロですよね!?」
シンジ「ぬっ!?」グルリンヌ
マユミ「ぴぃ!?」
シンジ「やぁやぁやぁやあ!奇遇だね!!奇遇だね!!ギギネブラみたいな顔しちゃってどうしたのさ!!?」
マユミ「ギギネブラ?!」
.
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:12:54 ID:S0k9s8P2
シンジ「唐突だけどケバブ食いに行く?」
マユミ「ケバ、なんですかそれ」
シンジ「貴様無知か」
~ネルフ本部~
リツコ「ケバブとは肉・魚・野菜などをローストして調理した料理の総称よ」
リツコ「ちなみに愛知県の大須とか行くとビックリするぐらいケバブの店が無駄に多くて面白いわよ」
ミサト「へーそうなんだー」
.
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:16:09 ID:S0k9s8P2
マユミ「あの、私用事が」
シンジ「嘘は良くないな」
マユミ「…やっぱり、私はあなたが苦手です…」
シンジ「でも僕は結構君の事好きよ?」
マユミ「…えっ」
シンジ「(*╹▽╹*)」
.
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:18:18 ID:S0k9s8P2
シンジ「か、勘違いしないてよねッ!べ、別に恋愛的な意味でとかじゃないんだからねッ!///」
マユミ「ああ良かった…!」ホッ
シンジ「きさん、そらぁどーいう意味じゃゴルァ」
.
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:23:04 ID:S0k9s8P2
マユミ「どういう意味も何もそういう意味です」
シンジ「ところで今からどっか行くの?」ヌルチャッ
マユミ「変な擬音が出るポーズやめてもらえませんか…別に、家に帰るだけです。」
シンジ「えーーーーー!?」
マユミ「…なんでそんな大袈裟なアメリカンオーバーアクションするんですか?普通でしょう?」
シンジ「帰りにどこも寄らないなんて…貴様本当に自由が約束された天下御免の中二かよッッッ」
マユミ「むしろ自由なんてあんまりないのが中二だと思いますけど」
.
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:25:59 ID:S0k9s8P2
シンジ「ダメだダメだダメだーーーーーーーー!!!そんなクソつまらんまっきゅらな青春を送ることなど許しはせん!!」
シンジ「このすぅいんずぃさんは許さんぞー!!!」
マユミ(ああ…鬱陶しい…)
シンジ「ンオイ貴様!!」ンズビィシッ!
マユミ「は、はい!」ビクッ
.
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:30:20 ID:S0k9s8P2
シンジ「貴様の将来の夢はなんだッッッ!!!?」
マユミ「しょ、将来の夢…ですか?」
シンジ「イエスあいどぅ」
マユミ「…えと、」
マユミ「別に、無いです。特に、…何も」
シンジ「…」
マユミ「…普通、ですよ。私は。”普通”が夢です。」
マユミ「私は…普通に生きて、普通に死ぬんです」
マユミ「それが夢です。静かに生きて、なるべく誰にも迷惑がかからないように生きて、」
マユミ「それから、死ぬんです。静かに」
シンジ「…」
.
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:34:45 ID:S0k9s8P2
マユミ「だって、それが幸せなんです。私にとって。」
マユミ「それに…私なんかに、何ができるって言うんですか?」
マユミ「何も出来ません。私には、何も。」
マユミ「…分相応に生きて、誰にも関わらない。」
マユミ「それが、私の将来の夢です」
シンジ「…」ホジホジ
マユミ「…真剣な顔で私の話を聞きながらお尻の穴ほじるのやめてもらえませんか」
シンジ「無理」キリッ
.
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:39:02 ID:S0k9s8P2
シンジ「でもさ、真面目な話、その夢は諦めた方がいいよね」
マユミ「…どうしてですか。」
シンジ「『人に迷惑を一切かけずに生きるなんて不可能』だから。」
シンジ「単純な話をすれば、この人間社会においては生きていくのにはお金が必要だけど」
シンジ「お金を稼ぐには人の役に立たなければならない」
シンジ「つまり、人と関わらなければ生きられない」
シンジ「そして、人と関わる以上迷惑は100%かかる」
マユミ「…自分の仕事だけはきっちりこなすようにしていればいいじゃないですか」
シンジ「それも無理」
.
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:47:08 ID:S0k9s8P2
シンジ「なぜなら、一人の人間には出来ることに限界があるから。」
シンジ「例えどれだけ優秀であっても、どれだけ運が良くても」
シンジ「周りから求められる期待に100%応える事はできない」
シンジ「例え、神様のような生命力と知恵を身につけていたとしても。」
シンジ「人間である以上は必ず失敗するし、心は脆いし、頭は一つで、手は二本しかないんだから」
シンジ「…だからね、『人に迷惑をかけないように生きる』じゃなくて、」
シンジ「『生きていく事=人に迷惑をかける』なワケよ」
マユミ「…だったら、死ねばいいですか?」
マユミ「死んだら迷惑かけないですよね」
シンジ「そりゃあね。けど、」
.
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:54:09 ID:S0k9s8P2
シンジ「前提がダメなんだ。『人に迷惑かけたらいけない』じゃないよ」
シンジ「『迷惑かけあう事は素晴らしい』んだよ」
マユミ「…どこがですか」
シンジ「まず、お互い迷惑かける事に罪悪感薄れるじゃん。」
シンジ「それから、その迷惑を解決するために人と知恵が必要になる」
シンジ「『誰かに必要とされること』は嬉しいもんさ。」
シンジ「人に必要とされる事によって心が満足感を得られる。」
シンジ「かけすぎるのは勿論良くないけど、それでこそ”自分”と”他人”の存在価値がわかるもんだし」
マユミ「…」
マユミ「…でも…」
マユミ「だったら、私は、誰からも必要とされない私は、どつしたらいいと思います?」
シンジ「…」
.
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 01:55:28 ID:S0k9s8P2
×マユミ「どつしたらいいと思います?」
マユミ「どうしたらいいと思います?」
.
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 02:02:37 ID:S0k9s8P2
シンジ「何でもいいから、自分に出来る事を増やして、自発的に助けにいくようにすればいいじゃない?」
マユミ「…でも、私には」ウジウジ
シンジ「…」
マユミ「私には不可能ですよ。何かを可能にするなんて、出来っこないです」
シンジ「…」
シンジ「ふーむ…」
シンジ「…よし!」
.
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/25(土) 02:03:12 ID:S0k9s8P2
シンジ「マユミンマユミン」
マユミ「?」
シンジ「マユミンは、マユミンが生きてる内に月から地球を見る事は出来ないと思う?」
マユミ「…?」
シンジ「だーかーらー、マユミンが月に行って、月から地球を見る事は出来ると思う?」
マユミ「いきなりなにを言ってるんですか?質問の意味がわからないです」
シンジ「今から一つ、不可能を可能にしてみようよ!!」
マユミ(…この人は本当に何を言っているんだろうか)
.
215
:
<削除>
:<削除>
<削除>
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/26(日) 11:14:30 ID:Q3OxrMYs
ダメだここまで出かかってるのにギリギリ出ないから今回はここまでで。
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/05/27(土) 18:01:26 ID:OiKTzw4A
待ってる
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/27(火) 04:05:53 ID:p/5gszuw
シンジ「…」ピポパ
シンジ「…」トゥルルル、トゥルルル。
シンジ「…あ、もしもしトゥーサン?はぅどぅーゆーどぅー?」
シンジ「あいむふぁいん!センキュー!エンドユー!?」
ゲンドウ『お前が英語出来ないのはよく分かった。切っていいか』
シンジ「あのさ、月にネルフの基地とかってないの?」
ゲンドウ『そんなものはな…いが、』
シンジ「おっとぅ?その言い淀んだ瞬間をシンジイヤーは聞き逃さなかったぜ?」
?
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/27(火) 04:06:24 ID:p/5gszuw
ゲンドウ『…お前が私に聞きたいのはひょっとしてゼーレの”タブハベース”の事か』
シンジ「…」
シンジ「うん!それそれ!よくわかったね!さすがトゥーサン!」
ゲンドウ『それがどうした』
シンジ「ちなみにだけど父さんがもしそこに行くとしたら具体的な手段って何?」
ゲンドウ『…』
シンジ「お願い。それだけそれだけだから!」
ゲンドウ『聞いてどうする』
シンジ「いいからいいから」
ゲンドウ『…』
.
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/27(火) 04:06:57 ID:p/5gszuw
ゲンドウ『…』
シンジ「ハリーハリー」
ゲンドウ『…アイスランドにセイジスフィヨルズルという場所がある』
ゲンドウ『そこにゼーレ及びネルフ専用の宇宙渡航用シャトルがある』
ゲンドウ『そこへ行ってシャトルに乗り、月へ行く』
ゲンドウ『以上だ』
シンジ「サンクス!トムハンクス!」
ゲンドウ『もういいか』
シンジ「うん!ありがと!」
ぴっ。
マユミ「…?」
.
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/27(火) 18:59:05 ID:qqZn2Jfc
だいぶ久しぶりな気がするなあ
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/06/27(火) 19:07:08 ID:DymbwqTE
3ヶ月…
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/09/05(火) 12:55:04 ID:XRzX6Akk
シンジ「ハッまさかトゥーサンがあっさり暴露してくれるたぁな!!」
マユミ「あの、ほんとに何をする気なんですか」
シンジ「マユミンマユミン」
マユミ「はい」
シンジ「今からってヒマ?」ニタァ
マユミ(い、イヤな予感しかしない!!!)
マユミ「いえ、ちょっと今日は…用事が」
シンジ「じゃあキャンセルしてね」
マユミ「いやあの、本当に」
シンジ「じゃあ行こう!!!」ガシッ
マユミ「はい?いやあの、──ぅぁ!?」グイッッッ
シンジ「さぁああああああ行くぞぉぉおおおお!!!無限の彼方へぇぇええ!!さぁああああああ行くぞぉぉおおおお!!!」
マユミ「いやぁぁあ!!!引っ張らないでぇぇええ!!」
.
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/02(月) 22:39:17 ID:OBdlXC/6
何ライトイヤーだお前はw w
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/10/21(土) 12:14:25 ID:ZlGS6rNo
>>224
多分、チンライトイヤーかと
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/29(水) 16:40:58 ID:Bp93QIdU
黒服「そこまでだ、サード」カチャリ
シンジ「ぬ?」
マユミ「ほっ」
黒服「それ以上一般人に迷惑をかけるな」
マユミ「そうですよ」
シンジ「うるせぇドサンピン!!」
黒服「止まれ!!それ以上動けば撃つぞ!!」
シンジ「邪魔だどけ!!!」
シンジ「────I am the bone of my sword.…」
(体は剣で出来ている…)
マユミ「えっ」
.
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/29(水) 16:42:54 ID:Bp93QIdU
黒服「何をする気か知らんが…寝てもらう!」パン!
シンジ「Steel is my body, and fire is my blood.」サッ
(血潮は鉄で 心は硝子。)
マユミ(避けた!?)
黒服「!? なら何度でも撃ち込むだけだ」パンパンパン!
シンジ「I have created over a thousand blades.」
(幾たびの戦場を越えて不敗。)
マユミ(避け…いや、違う…!)
シンジ「────Unknown to Death.」ピュンピュン
(ただの一度も敗走はなく、)
.
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/29(水) 16:44:37 ID:Bp93QIdU
黒服「馬鹿な…何故、そんな、俺はエージェント採用時の射撃テストは満点だった男だぞ!?」
シンジ「Nor known to Life.…──────」
(ただの一度も理解されない。)
マユミ(…何か、何かを股間から高速で射出して弾道を逸らしている!?)
黒服「その俺が外す事なんてありえな、」
シンジ「Have withstood pain to create many weapons.」
(彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う。)
黒服「くっ、来るな!」
マユミ(この詠唱、どこかで──聞いたことが、)
.
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/29(水) 16:45:58 ID:Bp93QIdU
シンジ「Yet, those hands will never hold anything.」
(故に、生涯に意味はなく。)
黒服「クソ!応援を─────」
シンジ「So as I pray, ────」
(その体はきっと──)
.
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/29(水) 16:47:09 ID:Bp93QIdU
シンジ「”unlimited semen works”!」
(精液で出来ていた。)
マユミ「今」
.
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/29(水) 16:49:39 ID:Bp93QIdU
シンジ「ンルルルルルラララララララーイィィイイイッッッ!!!!」
マユミ「それイスカンダr」
どどどどぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅッッッ!!!!!
黒服「なー?!大量の白い何かg」
どばちゃっ。
黒服「くっさ…」バタッ
シンジ「ふ…」ドヤァッ…
マユミ「」ヒキッ
.
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/11/29(水) 16:51:19 ID:Bp93QIdU
シンジ「これが我の宝具、固有結界に引き摺りこ(めたらいいな)み、無限(弾数制限有)の聖剣(おぶつ)にて敵を穿つ」
アンリミテッド・ザ-メン・ワ-クス
シンジ「 ”無 限 の 精 製” !!」
マユミ「エミヤとファンに謝ってください…」
.
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 12:27:16 ID:5ZGGskUE
シンジ「さ、我等を阻む者は消え失せた!そら行こう!」ガシッ
マユミ「いやもうホントに大声出しますよ!?」
シンジ「出せるもんなら出してみろ」
マユミ「むっ」
マユミ「すぅ───…きゃ
シンジ「そぉい!」ドズムッ
マユミ「おごっ」
ドサッ。
シンジ「…」
.
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 12:28:08 ID:5ZGGskUE
シンジ「創作物でよくある首トンッとか腹パンで気絶させるヤツってさ、」
シンジ「アレらは基本的に妄想とか設定なだけであって実際は不可能なんだけども」
シンジ「顔の辺り、つまりは顎とか人中辺りを殴って脳震盪起こさせれば気絶させる事はできるんだよね」
シンジ「よいしょっ」カツギ
シンジ「シャァアアアア!!!行くぞオラァ!!!」ダダダダ!!!
.
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 12:29:23 ID:5ZGGskUE
・・・・。
.
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 12:35:44 ID:5ZGGskUE
マユミ「────はっ!?」ガバッ
マユミ「…」
マユミ「…知らない天井だわ」
シンジ「おっ、目が覚めたかね?」
マユミ「…」ボー…
シンジ「ハハーン?さては頭がまだスピンしてるな?」
マユミ「ここは…?」キョロ
シンジ「とある自家用飛行機をお持ちの方が所持していらっしゃる飛行機の中だよ」
マユミ「…」
マユミ「はい?」
.
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 12:43:04 ID:5ZGGskUE
シンジ「だから飛行機の中だって。今からアイスランド行くから」
マユミ「はい?」
シンジ「いやアイスランドってアレ本気で行こうとしたら飛行機でしか入国出来ないんだよね」
マユミ「はぁ」
シンジ「とりまアムステルダムまで行って、そっからアイスランドに乗り込むから」
マユミ「…えっと、入国審査とか領空侵犯とかパスポートとか」
シンジ「もし本当にそれらが完璧なら犯罪者は存在しないよ」
マユミ「はぁ」
マユミ「って、日本から飛び立つ直前って事じゃないですか!!?」ガビーン!
.
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 12:45:01 ID:5ZGGskUE
シンジ「いや違うね」モシャモシャ
マユミ「何が!!っていうか私降ります!っていうか何食べてるんですか!?」
シンジ「ジムから貰ったチョウチンアンコウの干物と乾燥シシャモ」
マユミ「誰!?」
シンジ「まぁ落ち着こ落ち着こ。っていうかって2回言っちゃってるからね。あ、マユミンも食う?」
マユミ「要りません!」
.
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 13:01:02 ID:5ZGGskUE
マユミ「私!降りますから!」
シンジ「え〜今更やめんのぉ〜…?」
マユミ「はい!嫌です!!私!降りますから!」
シンジ「え〜…やめようよぉ〜…やめることをやめようよぉ〜…」
マユミ「嫌です!じゃ!私絶対降りますから!」
シンジ「えー…命かける?」
マユミ「ハイ!命かけます!」
シンジ「そっかぁ…わかったよ…」シブシブ
マユミ「ほっ」
.
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 13:01:59 ID:5ZGGskUE
シンジ「じゃあそこのドア開けて帰れば」ぶすー
マユミ「どうも」
ガチャ、
ビュォオオオオオ!!!!!
シンジ「もうとっくの昔に日本から飛び立ってて、今丁度太平洋を絶賛横断中だけど」
マユミ「」
.
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 22:58:51 ID:pJztebDY
ビュォオオオオオォオオオ!!!!
シンジ「ちょ、寒いから早く閉めて」
マユミ「ッッッ?!」バタムッ!
マユミ「あの!あの!?」ワタワタワタワタ
シンジ「何?帰るんじゃなかったの?」ニヤニヤ
マユミ「帰れるわきゃないでしょう!?」
シンジ「だよねぇ。だからさっきから言ってたんじゃん」
マユミ「悪ふざけにしか聞こえませんでしたよ!」
.
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 22:59:42 ID:pJztebDY
シンジ「まぁまぁ。ほら、食べなよ。貝紐とかもあるよ」ガサガサ
マユミ「…あの、なんでバリエーションがおつまみばっかりなんですか」
シンジ「さぁ?ジムの趣味じゃね?」
マユミ「はぁ」
.
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 23:00:30 ID:pJztebDY
バタム。
おじいさん「ひよぉおう、ふぉまへらぁぁ!!うぃーひっく」
マユミ「あ、あの…この方は?」
シンジ「ん?ああ彼がジムだよ」
マユミ「はぁ」
シンジ「今回ちょっと酒飲ませて仲良くなった大金持ちの人。タダで乗せてくれるんだって」
マユミ「そもそもどうやって知り合ったんですか…」
.
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 23:01:36 ID:pJztebDY
シンジ「ん?まぁほら、高い何かを所有してる人ってテキトーに検索かけてもヒットするからさ、」
マユミ「はぁ」
シンジ「そーいう人がやってるブログとかSNSアカのログ見て良さ、今日まさに暇で、その人がよく行く場所に行ってさ、」
シンジ「あとはほら、アルコールの力を借りて仲良く喋るだけ」
マユミ「勇気ありますね」
シンジ「いーや?何も考えてないだけだよ」
.
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 23:02:59 ID:pJztebDY
×シンジ「そーいう人がやってるブログとかSNSアカのログ見て良さ、今日まさに暇で、その人がよく行く場所に行ってさ、」
〇シンジ「そーいう人がやってるブログとかSNSアカのログ見て、今日まさに暇で、その人がよく行く場所に行ってさ、」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 23:03:41 ID:pJztebDY
おじいさん→ジム「よーひ!ふぉまへら!アムステルダム行くぞぉおー?」
シンジ「うぃーす!」
マユミ「あ、あの…お世話になります」ペコッ
シンジ「ところでジムさん」
ジム「ほへ?」
シンジ「すげー酔ってるけど飛行機の操縦大丈夫?」
ジム「らいじょーぶ!らいじょーぶ!あれ自動運転だかや!」
マユミ「へー…」
.
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 23:07:13 ID:pJztebDY
シンジ「いやいや何言ってんの。アレ旧式だからそんなのついてないでしょ」
ジム「らいじょーぶらいじょーぶ!ついてるついてる!ワシがついてるって言ったらついてるんじゃーいw」
シンジ「わかったわかった。いいから早く。ほら操縦席戻って操縦してきてよパイロットさん」グイ
ジム「ふぇーい!」
マユミ「この人がパイロット!!?」ガビーン!?
.
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 23:14:43 ID:pJztebDY
シンジ「あれ言わなかったっけ?」
マユミ「聞いてませんよ!」
シンジ「ごめごめ。ちなみにアイツ、プロでもなんでもないただの飛行機マニアで今回が初フライトだってさ♪」
マユミ「ぇぇええええええええーッッッ!!??」
ジム「大船に乗ったつもりで任せんかい!」ドンッ
マユミ「すいませんあなたはちょっと黙ってて貰えますか!」
.
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/12/01(金) 23:15:29 ID:pJztebDY
そんなわけで今回はここまでぇー
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 03:53:27 ID:6qhtkx5o
ガクンッッ!!!
マユミ「ああ!やっぱり!」
シンジ「あ、コレ墜落するわ」
ジム「うぃーひっく!」
シンジ「まぁむしろこんな状態でよく今までまともな航空が出来てたと褒めるべきだよね」
マユミ「いや何呑気な事言ってるんですか?!」
.
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 03:59:28 ID:6qhtkx5o
シンジ「よし!なんとかするべ!」ダダダダ!
マユミ「で、でも!こんなの私たちじゃ何も出来ないですよ!」
マユミ「もうやだ…」
マユミ「うう…ひぐっ。こんな所で死ぬなんて…」
シンジ「バカヤロー!」クワッ
マユミ「っ」ビクッ
シンジ「ウジウジしてねーで窮地を乗り越える事だけに頭を使え!!」
シンジ「諦めるよりは捨て身の努力!!」
シンジ「オメーまだ生きてんだろぉが!」
シンジ「しっかり生きて!!それから死ね!!!」
マユミ「だ、だいたいあなたが、」
シンジ「…まぁこうなっちまったのもイタズラ好きな神様の采配ってヤツでしょ」
シンジ「ったく。カミサマってのは時々元凶がわからないトラブルってスパイスで人生を盛り上げてくれるぜ…」
マユミ「いや全部元凶あなたでしょぉぉがぁああッッ!!」
.
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:04:18 ID:6qhtkx5o
シンジ「やれやれ…かしましい子猫ちゃん…だぜ!」ミ☆
マユミ「ウッザッ!!?ほんと殺しますよ?!!!」
マユミ「というかなんとか操縦出来たとして仮に軟着陸できても海上なんて…こんなの死ぬしか…!」
シンジ「だーっ!うるせぇ!!!そんなに死にたきゃ1人で死ね!!」
シンジ「見てろ!」ダダダダ
マユミ「はぁ…もうこんなの無理ですよ…」タタタ
.
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:06:21 ID:6qhtkx5o
〜操縦席〜
シンジ「オゥウゥウアウララララララララララララァアァアアアッッッッ
!!!!!」
ポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチ
シンジ「こんなのテキトーに押しときゃ何とかなるんじゃぁァァァァァァ!!!」( ゚∀゚)ウヒョー!!
マユミ「バカなんですか!?」
.
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:11:53 ID:6qhtkx5o
シンジ「ヒャッハァーッ!!!いいか!機械の操縦なんてな、多少おバカな人間でも扱えるように何となーく分かるように親切設計されてるもんなんだよ!!」
シンジ「なんかこの辺ガシャコンしときゃ大体なんやかんやでなんとかなるべ!!」ガシャコンガシャコンガシャコン
マユミ「お願いですからなんで世の中に免許制度が存在するか考えてェ!?」
シンジ「え?普通ランクの人間が僕という最強スペシャルな人間のハイスペックさを称えるための措置とか?」
マユミ「黙ってください。というか死んでください」
シンジ「アレだろ?『普通の人は中々出来ないから証拠がいるけど、シンジさんはパーペキだから凄いよね!オラ、テメェらさっさとシンジさん称えんかいコラァ!』」
マユミ「もうあなただけ今すぐ飛行機から落ちてください極めて不快なので」
.
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:12:45 ID:6qhtkx5o
ガクンッ…!
マユミ「…!?」
マユミ「ウソ、姿勢を持ち直した…!?」
.
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:14:58 ID:6qhtkx5o
シンジ「Ahhhhhhhhhhhhッッ────────!!!」ポチポチポチポチウィーンガッシャン
シンジ「OK、俺と一緒に世界を滅ぼさないか?」ガシャコン
シンジ「シンジドスのGigを見せてやるぜーっ!!!」
シンジ「ジャッジメントナイト!」ポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチぽちぽちポチポチ
グググ…!
マユミ「すごい…!」
ジム「だから言ったじゃろ〜アイツやればできるんどってぅぇ〜」
マユミ「あなたは黙っててください」
.
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:18:44 ID:6qhtkx5o
シンジ「きっこっえっる♪だっろぉ〜?♪オっトっコっのうーたがー♪」
マユミ(ああ…でも私、本当にダメだな…)
シンジ「サっンバー…がらす♪漢歌〜♪」
マユミ(碇さんは本当に何とかしてしまった。操縦や手段がおかしかったとは言え)
マユミ(…きっと、本気で行動したから何とかなった。)
マユミ(私は…早々に諦めて…うじうじしてたりツッコんでただけ…)
マユミ「はぁ…」
マユミ「…」
シンジ「君もヘイヴンしたいのか?」
.
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:20:21 ID:6qhtkx5o
マユミ「さっきから何言ってるんですか…」アキレ
シンジ「あーあ!アカイドスとキイロイドスもいればな!」
マユミ「…あの、碇さん」
シンジ「ワッツハプン?」
マユミ「…あの、」
ガクンッッ!!!
マユミ「─────へ?」
.
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:21:08 ID:6qhtkx5o
ヒューー……
どばしゃーーん。
\アー/
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:22:53 ID:6qhtkx5o
・・・。
シンジ「いやぁ〜…」
シンジ「とりあえず海に浮かぶ材質の…板?アレ板かコレ?…があって良かった〜」
マユミ「〜っ」プルプル
マユミ「やっぱりダメだったじゃないですか──!!!」ベシッ
シンジ「ヘイヴンッッ?!!!」
.
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:23:45 ID:6qhtkx5o
ザザーン…ザザーン…
シンジ「…」体育座り
マユミ「…」体育座り
シンジ「…いやぁ…がッツリ漂流したね…」
マユミ「〜っ!」プルプル
.
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:24:42 ID:6qhtkx5o
マユミ「なんてことしてくれたんですか!」
シンジ「ちょ、唾飛ばすなよ!きちゃない!」
マユミ「私散々嫌だって言ったじゃないですか!なんか偉そうに色々言ってましたけど結局コレじゃないですか!最低ですよ!もし生きて帰れたら2度と金輪際私に近づかないでください!!ほんとっ…もう!大体全裸とか馬鹿なんですか!?死んでください!もう今すぐサメかなにかの餌食になってください!」
シンジ「…」
マユミ(…少しは責任を感じているようですね…)
シンジ「…え、あのホントマジごめん、今なんて?ちょっと早口でさ…あのマジで聞こえんかったからもっかい言って?」
マユミ「ぐ…!」ブチッ
.
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:25:27 ID:6qhtkx5o
マユミ「うあああああん!!」ポコポコポコ!
シンジ「はっはっはっ。痛くねーし何コレかわいい」
ザザーン…ザザーン…
!
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:27:25 ID:6qhtkx5o
ザザーン…ザザーン…
・・・・。
シンジ「…」
マユミ「…」グスッグスッ
シンジ「…『トムソーヤの冒険』とか『ロビンソン・クルーソー』とか知ってる?」
マユミ「…知ってますけど、なんで今それ聞くんですか」
.
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:28:17 ID:6qhtkx5o
シンジ「いや…こう、アレん中で色々栽培したり犬だかヤギだかを飼ったりしだしてン年無人島にいた話じゃん?」
マユミ「ええ、まぁ」
シンジ「…アレさ、確か話し相手いないから気が狂いそうになって、発狂しないために犬か何かに話しかけてたじゃんね」
マユミ「…ロビンソン・クルーソーなら話の終盤でフライデーさんが仲間になるじゃないですか」
シンジ「…ロビンソン・クルーソーって何年あの島にいたんだっけ」
マユミ「28年ですね」
シンジ「…責任とって結婚しようか?」
マユミ「アレは架空のお話ですし、あなたと夫婦になるくらいなら死を選びます」
.
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:29:16 ID:6qhtkx5o
シンジ「えー…じゃあトムソーヤのラストら辺の…あの洞窟的な。ほら、女の子と遭難的なのになる感じの」
マユミ「どっちかっていうと私がジョーの方になりますから」
シンジ「やべーよ〜僕殺されるよぉ〜」
.
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:39:04 ID:6qhtkx5o
マユミ「だいたいどうせ遭難…というか海洋冒険小説系を例にあげるなら『ガンバ15匹の仲間達』みたいなのとか挙げて下さいよ」
シンジ「それノロイに喰われちゃうんじゃね」
マユミ「大丈夫ですボーボとかトキのポジションじゃないので」
シンジ「…もし仲間達の中で自分を例えると誰だと思う?」
マユミ「…さあ。」
シンジ「僕は…そうだな、やっぱガンバかな」
マユミ「碇さんはバレットとかじゃないですか?」
シンジ「マジで?カッケーヤツじゃん!踊り得意なヤツじゃん!」
.
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:42:57 ID:6qhtkx5o
シンジ「キャッホォォウ!」
マユミ「…碇さんはこんな状態にしたのに元気ですね」
シンジ「まあね!」
マユミ「皮肉なんですけど?」
シンジ「わかった上で言ってますけど?」
マユミ「…何か言うことあるんじゃないですか?」
シンジ「…わかったよ」
シンジ「マユミンは例えると潮路さんだよ」
マユミ「いやガンバの話はもういいんで!」イライラ
.
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:48:10 ID:6qhtkx5o
マユミ「『ごめんなさい』は言うべきじゃないですか?」
シンジ「やだ。だって僕はまだ君に悪い事していないもの」
マユミ「はい?どういう事ですか?」
シンジ「…よし、助けを呼ぼう!」
マユミ「はぐらかさないでくださいよ。だいたいどうやってですか?」
シンジ「そういやジム居ないよね?」
マユミ「へ?…ええ。誰かさんのせいでサメの餌になったんじゃないですか?」
シンジ「果たしてそうかな?」ニヤ
マユミ「…?何か秘策があるんですか?」
シンジ「ぬっふっふっふっ…」
.
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:49:17 ID:6qhtkx5o
今回はここまでフォイ
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 04:53:48 ID:6qhtkx5o
>>265
×シンジ「いや…こう、アレん中で色々栽培したり犬だかヤギだかを飼ったりしだしてン年無人島にいた話じゃん?」
〇シンジ「いや…こう、ロビンソンの作中でさ、色々栽培したり犬だかヤギだかを飼ったりしだして、ン年無人島にいた話あんじゃん?」
.
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/08(木) 08:27:50 ID:Vp259ABI
古戦場から逃げるな
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/11(金) 04:19:39 ID:zq0Pgwco
シンジ「よし、ジム出番だ!!!」
ザバッ
ジム「まかへぇろぉーウィーヒック!」
マユミ「」
マユミ「あの…まさか、」
シンジ「ああ、ジムに泳いでもらってこの板を牽引してもらう」
マユミ「無茶過ぎですよ!」
マユミ「大体酔っ払いの上に人間の力じゃすぐに力尽きて」
ジム「」ブクブクブク
マユミ「いやぁあああ!!溺れてる!!早速溺れてるじゃないですか!」
シンジ「うーん…やっぱ無理だったか」
.
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/11(金) 04:21:21 ID:zq0Pgwco
シンジ「もういいや。じゃあ僕が泳ぐわ」ザポン!
マユミ「バカなんですか?いえバカでしたねバーカバーカ!」
シンジ「バカって言った方がバカですぅ〜シンちゃん結構頭いいですぅ〜ペーパーテストはいつも満点ですぅ〜」
マユミ「嘘ですよね!絶対嘘です!」
シンジ「嘘じゃねーよシンジさん学年で1番だかんな悪いけど」
マユミ「120%嘘ってわかるウソつかないでもらえます
?!」
シンジ「嘘じゃないのに…」ブー
.
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/05/11(金) 04:22:39 ID:zq0Pgwco
シンジ「それはさておき。行くぜ…!シンジエンジン!!」
シンジ「説明しよう!”シンジエンジン”とは!」
シンジ「僕のお尻から醸し出されるフローラルなかほりの」
マユミ「おならですね?」
シンジ「…」
マユミ「…」
シンジ「固形物を勢いよく噴射する事により!」
マユミ「排泄物ですよね?茶色いアレですよね?」
シンジ「…」
マユミ「…」
シンジ「あのさ、ネタ潰しとか僕マジそういうのやめて欲しいんだよね」
マユミ「知りませんよ」ペッ
.
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 03:56:51 ID:H.78lmC6
>>240
✕太平洋
〇北大西洋
.
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 03:57:25 ID:H.78lmC6
シンジ「やだもう…マユミンったら強くでちゃって」
マユミ「ええまぁ強く出ざるをえないので」
シンジ「いくぜ!」
シンジ「シャチ!ウナギ!タコ!」
シンジ「シャッシャッ♪シャウタァ〜♪シャッシャッ♪シャウタァ〜♪」ワキワキワキワキ
マユミ「うざっ!!動きウザっ!!」
ザババババババ!!!!
マユミ「速い!!?」
・・・・・。
.
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 03:58:22 ID:H.78lmC6
シンジ「まーけるっきー♪しっないはーずー♪」ザバババ
マユミ「…碇さんって本当に人間なんですか?」
シンジ「見てわからない?」ザバババ
マユミ「ええ。自分の視力と常識に自信が持てなくなってきたので」
シンジ「どう見たって今すぐアイドルグループの頂点に立てるハンサムボーイヒューマンでしょ?」パチンッ☆
マユミ「寝言は寝て言ってくださいっていうかそのまま沈んでください」
シンジ「やだー辛辣ゥー」ザバババ
.
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 03:58:57 ID:H.78lmC6
・・・・。
シンジ「ふひぃ───ッッ!!!!ミッションコンプリーツッッ!!アイルビーバック陸地!!!」
シンジ「うし、ジムはここに置いていくか」ポイッ
ジム「むにゃむにゃ」
マユミ(いいのかなぁ…)
.
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:00:15 ID:H.78lmC6
マユミ「というか、まさか陸地にホントに泳いで陸地に戻ってこれるなんて…ああ…私、夢でも見て」
シンジ「どれどれ」グニッ
マユミ「ほにゃ!?ひゃめて!ひゃめれくらひゃい!」
シンジ「どう?痛い?」
マユミ「ええ!とても!!!」
シンジ「ふーむやはり現実か…」
マユミ「自分の頬でやって下さいよ!!!」
シンジ「あーいとぅいまてーん」アヒョ!
ゴッス。
シンジ「」ピクピク
マユミ「早く崖下から上がりましょう」スタスタ
.
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:01:11 ID:H.78lmC6
マユミ「…にしても。…ここ、どこなんでしょうか」
シンジ「さぁ?」
マユミ「…とりあえず、島?…外国、ですよね」
シンジ「まぁねぇ」
マユミ「…」ジロ
シンジ「…」ホジホジ
マユミ「…あの、これからどうします?」
シンジ「んー。とりま人の居る所探そっか。人がいれば何とかなるっしょ」
マユミ「行き当たりばったりですね」
シンジ「絶対大丈夫、生きていけるって思ってるからね」
.
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:04:42 ID:H.78lmC6
マユミ「何か根拠があるんですか?」
シンジ「んーん。でもね、」
シンジ「『絶対何とかなる』って思い込んで諦めなければ意外と道は開けてくるもんだと僕思うよ?」
マユミ「…強いんですね、碇さんは」
シンジ「そう?」
マユミ「私には…そんな考えは無理です」
シンジ「ふーん?別にいいんじゃないの?」
マユミ「え?」
.
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:14:42 ID:H.78lmC6
シンジ「僕みたいになれ!なんて言ってないでしょ?」
シンジ「マユミンはマユミン。マユミンがホントに『これが私の後悔しない生き方だ』って思える生き方はマユミンが決めるモノでしょ」
マユミ「…」
シンジ「ただ、僕は『こういう生き方もあるんだよ』って伝えたかっただけだから」
マユミ「碇さん…」
シンジ「さ、歩こう。幸い向こうに人工物があったからすぐ近くに人の営みがある筈だよ」
マユミ「…そうですね」
シンジ「ほらほら!早く行こう!」
・・・・。
.
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:17:51 ID:H.78lmC6
〜村付近〜
シンジ「ふぅ…さて、ここからどうするか…」
マユミ「?村に行って日本に帰る手段を整えるんじゃ?」
シンジ「いや僕は全裸だからさ…たぶん警察呼ばれちゃうっていうか」
マユミ「…服着てください」
シンジ「やだ」
.
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:18:53 ID:H.78lmC6
マユミ「じゃあ私1人で村に行って日本に帰りますから」
シンジ「はんっ!か弱いマユミン1人、無賃で異国の地で何とか出来るとは思えんけどな!!」
マユミ「むっ。…私だって!それくらいできます!」
シンジ「やってみそ〜?やれるもんならやってみそ〜?」アヒーン!
マユミ「くっ、ムカつく…!いいですよ!じゃあ見ててください!」
シンジ「おけ」ワクワク
.
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:20:07 ID:H.78lmC6
マユミ「え、えと…え、えくすきゅーずみー」
無頼漢『ああん!?なんだお嬢ちゃん?!カラダ買ってほしいのかい!?』
マユミ「ぴぃっ!?」
シンジ「うーん!何故温厚そうな人達が他にいっぱいいて、総人口10〜15人くらいなのになんでよりにもよってその人に声かけちゃったかなー?シンジさんわかんないなー」
※この辺の『』は異国の言葉にござる
.
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:20:56 ID:H.78lmC6
マユミ「えっと、えっと、あ、あいうぉんちゅーゴーホーム!ジャパン!」
無頼漢『はぁ!?何言ってんのかさっぱりわかんねーよ!まともに喋れねーなら口開くなよガキ!』
マユミ「よ、よし…たぶん通じてる!通じてるよね!?」ガタガタ
シンジ「…ッ!…ッ!」ゲラゲラゲラ
.
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:21:41 ID:H.78lmC6
マユミ「えっと、えっと!ギブミーマネー!」
マユミ「ギブミーオールユアマネー!」
無頼漢『ああ!?「お前の有り金全部寄越せ」だぁ!?死にてえらしいな!!』
シンジ「あっちゃー…マユミン英語もうちょい勉強しなよ…っていうかあのおっちゃん英語わかってるよね?」
シンジ「んー…つかよくよく考えたらここが何処か絞れるんじゃないかな」
シンジ「えー…日本からの出発時刻と、内戦国避けてあえて超遠回りした空路、アメリカ飛び越えたあたりの時間、街中に見えてる時計の時刻、途中で事故ってから漂流した時間と泳いだ時間から逆算すると…」
シンジ「…」地面に書き書き
.
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:23:18 ID:H.78lmC6
シンジ「あとは…村で使われてる文字がモロにデンマーク語…後は街の景観からして…」
シンジ「…たぶん、現在地はフェロー諸島?かな?」
シンジ「で、1番近い島に泳ぎ着いたから…たぶんミキネス島かな」
シンジ「治安とかそんな悪くないと思うんだけどなぁ」チラッ
マユミ「ひぃいいい!!!」
無頼漢『ブチ犯してやるよぉ!』
シンジ「…そろそろ助けてあげるか…」ハーヤレヤレヨッコイセ
.
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/02(土) 04:23:48 ID:H.78lmC6
今回はここまででやんす
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/06(水) 18:12:40 ID:q7GJvOvA
まさか続いていたとは
素晴らしい
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/12(火) 16:54:01 ID:tljBHsSk
保守茄子
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/18(月) 00:34:08 ID:98QwmDK.
保守
作者さん頑張ってください!
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/06/29(金) 23:27:33 ID:UtgTCxMg
期待
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/03(金) 00:15:15 ID:ac/8GO5Q
オイクソ主
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/15(水) 11:15:56 ID:HFVBeyrI
ほ
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 02:57:52 ID:C2pc4JAg
マユミ「た、助けてくださ〜い!!」
シンジ「やれやれだぜ!」ザッ
マユミ「碇さん!」
無頼漢『ああ?ンだ小僧?…つーかなんで服着てねーんだよ』
シンジ『フッ…その粗末な短銃はズボンにしまっときな』
無頼漢『いやその言葉そのまま返すわ』
シンジ『はぁ?!僕のは全然粗末じゃないだろ!立派な立派なペットボトルさんだろ!!!』
無頼漢『寝言は寝て言えよ粗チン』
.
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 02:59:13 ID:C2pc4JAg
マユミ「碇さん!それ何語ですか?!この人なんて言ってるんですか!?」
シンジ「いやこれ普通の英語だから!!なんでマユミンわかんないの!?」
マユミ「…英語…いつも成績悪いんで…」
シンジ「勉強しろよ僕みたいに」ハッ
マユミ「くっ…ムカつく…!」
.
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 02:59:44 ID:C2pc4JAg
無頼漢『ハッ、邪魔すんなら…』
シンジ『先手必勝喰らえ目潰し』ドブチャッ!!
無頼漢『いだァァァァァァァァ!!!?』
無頼漢『ご、ごあああぁあああ!!コイツ!躊躇なく目を的確に狙ってきやがった!?』ゴロゴロゴロ
シンジ『バカめ…主人公はダーティーファイトしないと誰が決めた?』
無頼漢『頭わいてんのか!?つーかまかり間違ってもお前は主人公ってガラじゃねぇだろ!』
シンジ『地獄の断頭台!!』ズドゴン
無頼漢『悪魔超人!!!?』ゴハッ
.
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 03:00:15 ID:C2pc4JAg
無頼漢『』ビクンッビクンッ
シンジ「大丈夫?」つ
マユミ「あ、ありがとう…ございます…」
.
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 03:00:51 ID:C2pc4JAg
シンジ「はい、じゃあもういい?」
マユミ「…まだ他の方がいますもんまだ声掛けてない人が助けてくれるかとしれませんもん!」プイッ
シンジ「…英語もロクに喋れないのに?」
マユミ「…」プクゥ
シンジ「Is that all?」
マユミ「…なんて言ったのかわかりませんけど、すごくバカにされてるのはなんとなくわかりますから!」
シンジ「あはっ☆」
.
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 03:03:32 ID:C2pc4JAg
シンジ「はい、じゃあもう『僕が村に乗り込んで船的なのを強盗る』大作戦で」
マユミ「やめてください…っていうか今なんて」
シンジ「じゃあ…交渉してくる方向で」
マユミ「服着て行ってくださいもう私の服貸しますんで…」
シンジ「断る」シュタタタ
マユミ「待って!?待ってください!!?」
シンジ「交渉する時にマユミン指差して『アイツにやれって脅されて』って言ってやろ」ダダダダダ
マユミ「この野郎!!!」ダダダダダ
.
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 03:06:04 ID:C2pc4JAg
・・・・・・。
島民『いやー今日も平和だ…』
島民『この島に移り住んでもう5年だが、事件らしい事件にももう遭遇しない…』
島民『昔シカゴで警察官やってた時、事件に追われすぎて精神的にやられたが』
島民『この島でようやく心の疲弊が』クルッ
シンジ『すみません』ハァハァ
島民『』
シンジ『船寄越せ。持ってんだろ?』ハァハァ
島民『今までの人生でも遭遇した事ない事件に我遭遇───!!!』
.
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 03:07:24 ID:C2pc4JAg
・・・・・・。
マユミ「あっ、見つけた!」
シンジ「おっマユミン」
マユミ「マユミンって言わな…いえもう良いです」
シンジ「あのさ、」
マユミ「よく捕まらなかったですね」
シンジ「まぁ皆いい人だったんで」
マユミ「で?守備はどうだったんですか?」
シンジ「うん、なんか船くれるって」
マユミ「!?」
.
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/19(日) 03:08:43 ID:C2pc4JAg
今回はここまででやんす
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/20(月) 00:32:55 ID:L6LRK4YA
短小おつんぽ
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/20(月) 21:37:23 ID:TZVWP5l6
すげえにゃあ…おつおつ
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 02:46:08 ID:LIYb6lnI
マユミ「いやいやいや…何したら船1隻が貰えるんですか」
シンジ「『特務機関NERVの者です!諸条件あって世界平和の為に急遽船が1隻必要なんです!申し訳ないが御協力頂きたい!』」
シンジ「『船は後でNERVが新品で弁済します!お願いします!一刻を争います!』」
シンジ「『え?もう面倒事は沢山だ?警察官時代でもうお腹いっぱいだ?』」
シンジ「『ばっきゃろーう!!!』」
マユミ「」ビクッ
シンジ「『あンた…治安を守るヒーローだったんだろ?!』」
シンジ「『あんたはそもそも何でその職業に就いた!?』」
シンジ「『世の中の理不尽な悪意からたくさんの人を守りたかったからじゃないのかよ!!』」
シンジ「『その想いの炎は!もうあんたの心には残ってないのかよ!!』」
シンジ「『違うだろ!!』」
.
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 02:49:16 ID:LIYb6lnI
シンジ「『お願いします!!立ち上がってください!!あんたはただ頷いてしばらく海に出ないでくれるだけでいい!!』」
シンジ「『もう一度だけ!泣いてる誰かのために力を貸してください!!』」
シンジ「『お願いします!!』」
シンジ「『───いいぜ、あんたがもう疲れきって誰にも何もしてやれないなんて言うなら!」
シンジ「まずはそのふざけた幻想をブチ殺す!』」グッ!
マユミ「禁書と超電磁砲、とある科学の一方通行アニメ化はおめでたいですけど!」
.
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 02:51:01 ID:LIYb6lnI
シンジ「───って言ったらなんか『もっていけ…!』って涙ぐみながらタダでくれた」
マユミ「ファン…だったんですかね…?」
.
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 02:52:44 ID:LIYb6lnI
シンジ「じゃ、船乗って行こっか」ピョンコラショ
マユミ「ちょ!ちょっと待ってください!」
シンジ「ほへ?」
マユミ「仮に船が手に入ったって日本まで帰れるわけないじゃないですか!」
マユミ「航路は?燃料や食料、それに何日かかるかも…」
シンジ「…」
マユミ「ここはこの島からまず出て空港がある所まで行ってから」
シンジ「言っとくけど僕らパスポートもロクに無い超絶違法トラベラーだから真っ当な方法じゃ帰れないって忘れてない?」
マユミ「Holy shit.!!!!」ダン!
.
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 02:57:53 ID:LIYb6lnI
シンジ「言っとくけどそれもちょっと使い所違うからね」
マユミ「ふぁーっく!ふぁーっく!ふぁっきーん!」
シンジ「んー!アレな!マユミン帰ったらもうちょい英語ほんっと勉強しよっか!!」
マユミ「しゃーらっぷ!!」
シンジ「お、今度は合ってる」ケラケラ
シンジ「あー…まっ、マユミンに何か考えがあるなら僕は止めないよ?」
シンジ「僕は自分で勝手に帰るから」バイナラ
マユミ「帰れる算段があるんですか?」
シンジ「さぁて?それにあっても間違ってるかもしんないよ?」
マユミ「むぅ…」
.
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 03:38:11 ID:LIYb6lnI
マユミ(でも碇さんはなんだかんだで今までも何とかしてきてみせた…ひょっとして、)
シンジ「〜♪」
マユミ(それにどっちみちお金もパスポートも身分もグローバルな知識も何も持ってない私だけじゃ…)
マユミ「〜ッ!」
マユミ「私も!私も乗せてください!」
シンジ「だよね〜」イェイ
.
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 03:50:59 ID:LIYb6lnI
・・・・。
シンジ「じゃ、出航〜!」
マユミ「…」
シンジ「どしたの?マユミン」
マユミ「…ちょっと不安で」
シンジ「大丈夫大丈夫。ダイジョーブ博士!!!」
マユミ「大丈夫要素1個もない大丈夫ですね」
.
シンジ「ンォォイオイ…んぬぅうあぁにがそんなに不安ぬぅあんどぅあーい?」アヒョ?
マユミ「…わざわざ言わなきゃわかりませんか?」
シンジ「んーん」フルフル
マユミ「…はぁ」
シンジ「それとは別に何かありそーだなって」
マユミ「いえ…別に」プイ
シンジ「別にってこたぁーないでしょ!?マーユミーン?」
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 04:01:25 ID:LIYb6lnI
マユミ「ごめんなさい。今はそっとしておいてください…」
シンジ「…」
シンジ「あっそ。じゃ、しばし僕運転してくるねー」
マユミ「…お願いします」
シンジ「たまに操縦離れてバニー部に入部してバニーネーム貰ってくる」
マユミ「辞めてくださいちゃんと運転しててください」
.
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 14:53:45 ID:LIYb6lnI
シンジ「バニーネームが”大吟醸”でも!?」クワッ
マユミ「意味が…」
シンジ「んだよぉ!ラーメンズ知らねぇのかよ!チッ!」
マユミ「すみません」
シンジ「ギリギリギリギリ♪シンジ♪ギリギリシンジンジン♪」テャテャテャテャ
マユミ「…はぁ。」
.
317
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 14:54:21 ID:LIYb6lnI
マユミ(なんだか疲れてきたな…)
マユミ(飲食や着替え…はあるのかな)
マユミ「…」ゴソゴソ
マユミ(…あ、意外にもある。服は私の分だけみたいだけど)
マユミ(…あ。陸ってどこに向かうのか聞いてなかったな…)
マユミ(聞きに、……いや、眠…)
マユミ「…」ウトウト
マユミ「ウト…ウト…」
マユミ「くー…」zzz
ざぱーん。ざぱーん。
─────────
─────────────
─────────────────
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 14:55:17 ID:LIYb6lnI
─────────
─────────────
─────────────────
ゆさゆさ。
シンジ「マユミンマユミン」
マユミ「…ん…」モゾ
シンジ「ちょっといい?」
マユミ「ん…なんですかぁ…」モゾ
シンジ「いいから。起きて?」ユサユサ
マユミ「ふぁい…?」トローン
.
319
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 14:56:04 ID:LIYb6lnI
海賊A『グッモーニーン?お嬢さぁぁああん?』ニチャァ…!
海賊B『げへへへへ!!!』
海賊C『ヒャッハー!!!コイツは奴隷にするかぁ!?』
海賊D『いやいや売り飛ばすほうがいい!』
シンジ「ちょっと海賊さんに乗り込まれてエライ事になってるからちょっと起きて?」
マユミ(ぅぉおおおおおおおいいっっっ!!!!?)
.
320
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 14:57:33 ID:LIYb6lnI
今回はここまでにゃー
今んところ全て原作通りですまないな!
321
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/13(土) 16:58:49 ID:245kH8Vw
原作通りってなんだっけ……
322
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/20(土) 04:55:22 ID:fZt3ij1g
止まっちまってるだと…
323
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/14(水) 19:00:09 ID:gVFM6je2
ほ
いつまででも待ってるぜ!
324
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/28(金) 01:20:58 ID:EntLJkvU
ほしうめ
325
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/08(火) 23:20:38 ID:LWYx.1KI
失踪したねこりゃ
326
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/09(水) 00:25:21 ID:WsFRscwg
まだバエル
327
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:17:05 ID:BNMiXnHc
マユミ「!?!?!?」
シンジ「すげー…女の子がしちゃいけない顔三連続してる」
海賊A『ヒヒヒ!まぁ仕方ねぇよな』
海賊B『遊覧か遭難か知らねぇが運が無かったなぁ!ゲヒャヒャヒャヒャ!!』
シンジ「でさ、」
マユミ「ひゃい…?」フルフル
シンジ「なんかね、芸やったら見逃してくれるってさ」
マユミ「げ、げい!?」
.
328
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:18:07 ID:BNMiXnHc
海賊C『俺たちそんな事言ってねぇけどな』
海賊D『まぁいいんじゃね?この船の船倉何にも無かったしな』
海賊B『マジで?!じゃあ!コイツら遭難してたって事かよ!ウケる〜』
海賊A『むしろ俺らに拾われてよかったなギャハハハハハハ!!!』
マユミ「…なんだろ、何言ってるかはわからないけど今とんでもない事実が明かされたような…」
.
329
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:19:38 ID:BNMiXnHc
海賊D『まぁいいんじゃね?せっかくだ、今から酒呑もうぜ。で、芸させてつまんなかったらそのままサメの餌にしよう』
海賊A『ヒヒヒヒ!ロープで括りつけて人間ルアーでサメ釣りかな!』
ABCDシンジ『『『「『ギャハハハハハハ!!!』」』』』
海賊B『…いやなんでお前も笑ってんだ』
シンジ『一芸に自信あるからに決まってんだろ』ハンッ
海賊C『コイツ生意気だな』
海賊D『まぁいいんじゃね?今の内に精々イキらせてやろうぜ』
((((どんだけ凄い芸をしようがつまらん芸をしようが始末しちまうんだからな))))
.
330
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:20:54 ID:BNMiXnHc
マユミ「碇さーん…あのー…?その人達何言ってるんですかぁ…?」ガタガタガタ
マユミ「なんかキルユーみたいなニュアンスの言葉が飛び交ってるんですけどぉ…?」ガタガタガタ
シンジ「え?あー、いいから早く何か一発ギャグやれってさ」
マユミ「ええ…」
シンジ「ちなみにつまんなかったらサメの餌だってさw」ハハハ
マユミ「いやぁぁあああああああ!!!!」
.
331
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:22:02 ID:BNMiXnHc
シンジ「ちなみにマユミンは何か持ち芸あんの?」
マユミ「ぅえ!?…え、えっと…歌、とか…速読とか…?」
シンジ「うわっ、つまんね」ペッ
マユミ「私にそんなの求めないでくださいよ!私、そんなキャラじゃないんですから!」
.
332
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:23:55 ID:BNMiXnHc
マユミ「大体!そんな事言うんなら碇さんは何が出来るんですか」
シンジ「エバーの操縦」キリッ
マユミ「確かに出来る人は世界でも限られてますけど今出来ないですよね!?意味無いですよね!?」
シンジ「何をー!ミサりん28歳が笑った時の目尻の小じわの数を一瞬で数えられたりもするよ!?」
マユミ「面白くないしそれも今出来ないですよね!?」
シンジ「バッカおめぇ僕のポテンシャル舐めんなよぉ?まだまだ持ちネタあるっつーの!」
マユミ「他に何が出来るんですか」
シンジ「あの…えー…二重跳びとか出来るよ」
マユミ「小学生ですか!つまんないですよ!!!」
.
333
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:24:51 ID:BNMiXnHc
マユミ「命かかってるんですよ!?もっと何か無いんですか!」
シンジ「えー…猫踏んじゃったとか引けるよ!」
マユミ「だから小学生ですか!い!の!ち!かかってるんですよ!!?」
シンジ「その幻想をぶち殺したりできるよ」
マユミ「それただの右ストレートですよね!芸じゃないですよね!」
シンジ「あー…じゃあオナラでドレミの歌とか出来るよ」
マユミ「もうタイトル聞いただけで凄い不愉快…!でも今までで1番面白そうですね!」
シンジ「マジでー?」
マユミ「あぁー…んもう!じゃあそれでいきましょう!私は合いの手入れて盛り上げますから!」
シンジ「マユミン必死だね」ヘラヘラヘラヘラヘラヘラ
マユミ「そりゃ命かかってますからね!!」
.
334
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/11(金) 03:26:48 ID:BNMiXnHc
×シンジ「えー…猫踏んじゃったとか引けるよ!」
〇シンジ「えー…猫踏んじゃったとか弾けるよ!」
着るYou
335
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/14(月) 01:49:45 ID:8skCc/TM
ヒャッハー!投下だぁー!
336
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/23(土) 20:17:06 ID:Qm.VPzZo
投下されてる!
やったえ!
337
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/06/28(金) 18:36:45 ID:lO36D6RY
シンエヴァ楽しみだね
338
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/07/24(水) 19:06:28 ID:1DLQk89Y
みてるよー
339
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/08/23(金) 23:42:36 ID:8A2C39kY
やっとこさ追いついた
ここのシンちゃんがハジケリストになった理由がすごい気になる
340
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/08/23(金) 23:43:37 ID:8A2C39kY
sage忘れてました・・・ごめんなさい
341
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/11/25(月) 17:22:54 ID:jWAnN1Ok
すげーこのスレ始まってから3年もたってんの?
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/12/08(日) 21:41:42 ID:LCKiPLDU
追いついたー
343
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:37:41 ID:IdvS9c/I
・・・・・・。
〜数分後、
甲
板〜
マユミ「そ、それでは芸をさせていただきます…」ペコリ
シンジ「やらせていただきマース」クネクネクネクネ
海賊ABCD『『『『…』』』』ニヤニヤ
.
344
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:39:25 ID:IdvS9c/I
シンジ「聞いて驚け見て笑え!我ら閻魔大王様の1の子分…」
マユミ「お願いですから今だけでいいんで真面目にやってください」ベシッ
シンジ「OK、目と脳とケツに焼き付けろ僕の新解釈白鳥の湖」バレェ…!
マユミ「もう無視しますね」
シンジ「ええ!?ちゃんと見てよ!蕩けるように見つめてよ!」
.
345
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:40:06 ID:IdvS9c/I
マユミ「えっと……あの、その……」モジモジ
マユミ(うう…人前で何か言う事なんてほとんど無かったのに…緊張して、何も喋れない…)
マユミ「それではぁ↑、今から、…えと、」
シンジ「エリマキトカゲがエリを広げて走ってる時のマネ」ダッタカダッタカ
マユミ「あう、えっと、今日…じゃなくて、今からやるのは、やりますのはぁ、」ボソボソ
海賊A『おい!何ボソボソ言ってんだァ!?聞こえねーんだよ!!』( っ'-')つ三〇ブォン
ガシャン!!
マユミ「ひぃん!!」ビクッ
海賊ABCD『『『『ギャハハハハハハ!!!』』』』
シンジ「…」ピクッ
.
346
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:42:08 ID:IdvS9c/I
マユミ「うう…破片が、危ない…」
海賊C『てめぇもやれよ!そこの裸のバカと一緒に何か踊れや!』
海賊A『おう、ちなみに今投げてやったその酒瓶はお前へのチップだ!奢ってやるよ!たんと飲みな!』
海賊ABCD『『『『ギャハハハハハハ!!!』』』』
マユミ「うっ…うう、ぐすっ」
シンジ「…」サンテントウリツ
シンジ「フンッ!!」←足で落ちてた小石を掴んで投げた
海賊A『ギャハハハっ、がはっ!?なんだ!?カヒェッ、何か口に入っ、飛んでき、オウェェ!』ゲホゲホゲェホゲェホ!!!
海賊B『あ?オイオイ何だよもう吐くのか?』ゲラゲラ
海賊C『全く!マヌケだぜ!』
マユミ「」パチクリ
.
347
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:42:50 ID:IdvS9c/I
マユミ「碇さん…もしかして私のために怒って?」ボソボソ
シンジ「さぁ?三点倒立してた僕には何も見えなかったなぁ」シレッ
シンジ「けどさ、かよわいおにゃのこに物を投げるようなヤツには天罰がくだるもんなんじゃない?」〜♪
マユミ「…碇さん…」ニコッ…
.
348
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:44:37 ID:IdvS9c/I
シンジ『えー、そんでは。そご↓の方が落ち着いた所でぇ、↓芸をさせていただくでヤンス!』
海賊D『どこの田舎モンだてめぇ』
シンジ『ではではここに取り出しましたるはオケツ』プリン
海賊B『よく見ると結構エンジェルヒップだな』
シンジ『今からオナラで「ドレ──』
シンジ(いや待て待て!よく考えたら海外の方はドレミの歌なんで知らないんじゃないか!?)
.
349
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:45:53 ID:IdvS9c/I
シンジ(いや、だとしてもこんな小学生しか笑わねぇような宴会芸なんかでウケるか?死ぬかもしれないのに!?)
シンジ(…、いや、いや!何よりも!!)
シンジ(もしこの後死んだ時、”碇シンジが最期にやった事はそんなクソくだらない事だった”なんて歴史に書かれるつもりかよ!!)
シンジ(僕はそれを認めるのか?)
シンジ(否!否!否!!!)
シンジ(許!!され!!ねぇえええ!!!)
.
350
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:46:47 ID:IdvS9c/I
シンジ『…、よし、』
シンジ「マユミンマユミン!変更!へんこーう!!」
マユミ「ふぇ!?」
シンジ「このリズムで足踏みして、このタイミングで手を叩いて!」ドンドンパドンドンパ
マユミ「え、ええ!?そんな急に言われても!ドレミの歌じゃないんですか!?」
シンジ「バカタレ!クライアントからの急で理不尽なオーダーチェンジなど日常茶飯事!今から慣れておきな!」
マユミ「ええ…」
シンジ「それにそんなお遊戯会みたいなネタでウケがとれるかよ」ペッ
マユミ「あなたが言い出したんじゃないですか!」
.
351
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:49:01 ID:IdvS9c/I
マユミ「ていうかお遊戯会じゃなくて宴会芸…」
シンジ「マユミンシャラップ。───Hey!Guy's!」
海賊ABCD『『『『…あ?』』』』
シンジ「It’s boring that it was planned!」
(計画したことなんてつまらない!)
海賊B『…、』
海賊D(お?こりゃまさかあの人の名言…?)
.
352
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:49:42 ID:IdvS9c/I
シンジ「I’m I.Is it understood, it isn’t I.」
(僕は僕さ。わかるかい、僕でしかない。)
シンジ「When having that when becoming
unreasonable, when being neat, I have that.」
(めちゃくちゃになる時もあれば、ちゃんとしている時もある。)
シンジ「And…」
(そして…)
海賊A『…』
シンジ「 I’m I.」
(僕は僕だ。)
.
353
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:50:37 ID:IdvS9c/I
シンジ「…」クイッ
マユミ「…」ーン
マユミ「…」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
シンジ「…」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
海賊ABCD『『『『!』』』』
.
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:57:50 ID:IdvS9c/I
シンジ「Buddy you're a boy make a big noise♪」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
(騒ぎ立てる少年よ)
シンジ「Playin' in the street gonna be a big man some day♪」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
(今は街で遊んでいるけど、いずれ大物になるだろう)
シンジ「You got mud on yo' face」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
(顔に泥なんかつけて)
シンジ「You big disgrace」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
(しっかりしろよ)
シンジ「Kickin' your can all over the place」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
(あちこちで好きにやってみろ!)
シンジ「Singin'!!!」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
(さぁ、歌え!!!)
シンジ(この名曲を知らないはずがない。あるいは全部を知らなくてもこのフレーズくらいは知っているはず!!!)
シンジ「We will we will rock you!!!」ドンドンパ♪
(俺達は世界をあっと驚かせてやるぜ!)
海賊ABCD『『『『!!!』』』』
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:58:29 ID:IdvS9c/I
マユミ「(ノッて来てくださーい!)」クイックイッ
海賊ABCD『『『『!』』』』
シンジ「We will we will─── 」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
シンジ海賊ABCDマユミ「「「「rock you!!」」」」
シンジ「We will we will─── 」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
シンジ海賊ABCDマユミ「「「「rock you!!」」」」ドンドンパ♪
.
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 06:59:46 ID:IdvS9c/I
マユミ(碇さん、すごい…歌唱力…声の伸びとか声量とか…ああ、なんていうか、)
海賊ABCD「「「「We will we will─── 」」」」ドンドンパ♪ドンドンパ♪
シンジ海賊ABCDマユミ「「「「rock you!!」」」」」」」」ドンドンパ♪
マユミ(本を読んでた時には、今までの人生では感じた事がない、なんていうか、高揚感───)ドンドンパ♪
マユミ(”一体感”ってこういう感じなのかな…)ドンドンパ♪
.
357
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:00:18 ID:IdvS9c/I
シンジ「ワーッハッハッハッハ!!」
海賊A『ロック最高ぉおお!!!』
シンジ「Singin'!Singin'!!!」
海賊C『Yeah!!!!』
・・・・。
.
358
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:00:49 ID:IdvS9c/I
海賊D『襲って悪かったな』
海賊A『ロック好きに悪い奴ァいねェ。お前らは今日から俺らのダチよ』アクシュ
シンジ「それが本当ならお前らはこんな事やってないはずだし、なんなら世界中の争いの半分は消えるんじゃないかな?」アクシュ
海賊A『おいおい英語で喋ってくれよ何言ってるかわかんねぇ!』ガハハ
シンジ「バッカじゃねーの?頭カラッポかよさすがだな!マユミンに瓶投げやがった事ぜってー許さねーからな蛆虫野郎」ニッコリ
海賊B『何て言ってるんだと思う?』ヒソヒソ
海賊D『たぶん「当たり前だろ!ズッ友だョ…!」的な事言ってるんだと思う』ヒソヒソ
マユミ(碇さん…日本語通じないからって言いたい放題…)ズーン
.
359
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:07:41 ID:IdvS9c/I
海賊『ところで兄弟!遭難してたんだろ?陸地まで送り届けてやるよ!』
シンジ『ウッハー!マジかよ!!!サンキュー!!さすがロックを愛してるだけあるぜ兄弟!!』
マユミ「あの、なんて?」
シンジ「陸地まで送り届けてくれるって!」
マユミ「本当ですか!?」
シンジ「本当本当!」
.
360
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:08:41 ID:IdvS9c/I
マユミ「やった…!これで、これで、おうちに帰れる…!」
鯨「ぉぉおおおおおおお!!」ザパァァァアアン
「「『『『『ギャァアアアア!!!野生のクジラの大ジャンプだぁああああ!!!』』』』」」
.
361
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:14:07 ID:IdvS9c/I
〜陸地〜
マユミ「何とか切り抜けて、陸に帰ってこれて、ようやく帰れる…と、思ったのに」
シンジ「ん?」ホジホジ
マユミ「ここどこですか!?」
シンジ「ブレイズダールスビーク」
マユミ「どこ!?」
.
362
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:16:37 ID:IdvS9c/I
シンジ「だからブレイズダールスビーク。アイスランドの漁業町だって」ミミホジ-
マユミ「世界のどこにある所ですか?!日本に近いんですか!?」
シンジ「あー…OKマユミン、君ちょっと帰ったら地理とかも勉強し直そっか」
マユミ「…でも…”アイス”ランドって言う割には氷に閉ざされた世界ってわけじゃないんですね」キョロキョロ
シンジ「…マユミンひょっとしてセカンドインパクト前の北極とか南極とみたいな所を想像してた?」
マユミ「ええ…」コクリ。
.
363
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:18:28 ID:IdvS9c/I
シンジ「んー…まぁ一応仰る通りアイスランド(氷の国)って呼ばれてるんだけど、」
シンジ「セカンドインパクト前からこの国は火山の島国なんだよ」
シンジ「冬もそんな寒く無かったらしいし、火山灰に悩まされてたり温泉事業なんかもあるし。」
マユミ「へー」
シンジ「但し国土の1部が北極に近い緯度だから一部寒い所になってて氷河とかもあったんだって(セカンドインパクトでもう無いけど)」
シンジ「だからどっちかって言うと火の国って言った方がしっくりくるんじゃないかな」
マユミ「へー…」
マユミ「…で、どうやって日本に帰れば…」
.
364
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/01/30(木) 07:19:34 ID:IdvS9c/I
今日はここまでできるきる見切る。
…最終更新1年前かー…
365
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/03(月) 15:53:21 ID:ykMGTO7E
来た
366
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 00:01:27 ID:DACU3wf6
ところで....過去作見直して来ましたが...主さんやっぱり貴方メダロットガチ勢ですね?
367
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/02/27(木) 00:44:45 ID:7Xs0sKWo
俺はメダロットデュアルから8までだ
368
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/04/28(火) 03:23:03 ID:8gDFnhXU
また失踪かな?
369
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/04(月) 18:09:45 ID:/aBIpo5M
なるほど、年単位で待てと………待つわ
370
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/08(金) 12:39:16 ID:0ihybEFs
しんげきだって何年ペースだもの
371
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/01/08(金) 21:27:14 ID:fiRaemoQ
そろそろ復活するやろ
372
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/02(火) 09:02:48 ID:M45aK01Y
シンエヴァも延期になったんだから書いておくれよ
373
:
待たせたな!
:2021/02/08(月) 02:49:51 ID:bG127EFA
シンジ「は?帰る?」キョトゥン…?
マユミ「えっ」
シンジ「えっ」
マユミ「え、いや、だって、一生ここに住む訳にもいかないですし…」
シンジ「…」
マユミ「えっ、えっ?」オロオロ
シンジ「あのさ、ずっとわざとスルーしてきたんだけどそれまだ言ってんの?」サルノポーズ
マユミ「えっ、…どういう事ですか?というか何故そのポーズとキョトン顔をしてるんですか…?」
シンジ「……あの、マユミン。ひょっとして僕が日本立つ時に言った事忘れてる?」
マユミ「えっ?」
.
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:50:42 ID:bG127EFA
マユミ「えっ、えーっと…」オロオロ
マユミ(な、何だっけ?色々あり過ぎてもう憶えてない…)
シンジ「カーッ!マユミン記憶力無さ過ぎ!!ダチョウかよ!」パシッ
マユミ「は、はぁ…」
マユミ(…何でダチョウ?)
シンジ「ちなみにダチョウって脳が40g程度しかなくて(人間は成人で約1200〜1500g)目玉より軽いんだよね」
マユミ「ええっ?!」
シンジ「だからまあ比例して記憶力も…ってのは置いといて」
マユミ「憶えてないのは出立してからここまでで色々あり過ぎたからなんですけど!!!?」
.
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:51:14 ID:bG127EFA
シンジ「知らないよ!憶えてないなら一緒だろ!」
マユミ「ふぇ」
シンジ「お?こんな所にいいの落ちてんじゃん」つスケボ
マユミ「ちょ、人んちのっ、それ誰かのスケボーですよね!?泥棒は良くないですよ!」
シンジ「いーじゃん。こんなにボロボロだし不法投棄系の捨ててあるヤツでしょ」
シンジ「よし!アシは手に入れたし行くか!」
マユミ「え、何処に…?」
.
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:51:55 ID:bG127EFA
シンジ「さぁ、さっさとセイジスフィヨルズルに行こう!」ガシッ
マユミ「ど、何処ですか、そこーっ!?」
シンジ「キャッホホホーイ!!!」ダダダダダダ
\アー/
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:52:32 ID:bG127EFA
〜曲がりくねった道の先(先はまだ見えない)〜
シンジ「よいしよ」
マユミ「あの、どうして急にスケボーの上に腹這いになったんですか?」
シンジ「さあ!乗んな!」b∑ビシッ
マユミ「はい?」
シンジ「いいから早く僕の上に立って乗れよ!!」
マユミ「ど、どうしてですか?」
シンジ「徒歩でン十kmも先の街まで行けるかよ」プヒー
マユミ「碇さんに乗っても行けないと思いますけど」
シンジ「ハァ──────ッツッッッツ???!!!」
マユミ「」ビクッ
シンジ「行けましゅけど!?でーんでんイケましゅけど!!?」
マユミ(何か謎のプライドを刺激した)
.
378
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:53:12 ID:bG127EFA
シンジ「いいから!乗れよ!頭空っぽにして!頭空っぽの方が夢詰め込めるチャラヘッチャラ笑顔ウルトラZで今日もアイヤイヤイヤだから!」
マユミ「え?いやあの、今何て言いました?」
シンジ「 乗 り な パ イ !!!」クワッッッ!!!
マユミ「は、はい…」
シンジonマユミ「…」
.
379
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:53:57 ID:bG127EFA
マユミ「あの、なんか凄い不安定、っていうか罪悪感っていうか、」
シンジ「ふんっ!」マユミのアシクビガシッ
マユミ「はえ?」
シンジ「発車ッッッ!!!!!!!」ダンッ!
ドギュンッ!!!
マユミ「ァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッツッッッツ!!」
シンジ「ヒャッハー!!坂道はよくスピードが出るずぅええええ!!!!」
.
380
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:54:30 ID:bG127EFA
マユミ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッツッッ!?」
シンジ「安心しろマユミン!しぃーっかり!離さないし運転は僕がやるから!!!」
シンジ「ハイッ!!右にマガリマ↑ースッ!!」ギュオンッ
シンジ「右!左!左右!に!!マガリ↓マースッ!!」ギュオンッギュオンッ
マユミ「ナンデソンなに器用に運転できルンデスカァアア───」ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン
シンジ「ごめんごめんご!ちょーっと僕の背中の上でスピード出したりカーブ曲がる時のための遠心力パワー借りたりする為にマユミンの事ブンブン振り回す形になっちゃうけど僕って世界一カワイイから許してね☆」
マユミ「ユルセネェえええええ!!!」ブゥンブゥンブゥンブゥン
シンジ「ゴッメーン!風の唸りで何言ってっか1ミリもわかんねーわ!!」ケラケラ
.
381
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:55:15 ID:bG127EFA
マユミ「イッソ殺してェエエ工ええええええ!!!」ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン
マユミ「は、吐きソ…ウプッ」
シンジ「僕の上で吐いたら殺す!!!」クワッッ!!!
マユミ「は、吐k…ふぇえ」
.
382
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:56:01 ID:bG127EFA
シンジ「右を!!右をご覧下さい!!」
マユミ「?」クルッ
シンジ「猿です!!」
マユミ「い、居な、」
シンジ「左を!!左をご覧下さい!!」
マユミ「え、?」クルッ
シンジ「猿です!!」
マユミ「いやどっちも居な…う、左右に首振ったから酔、ぅえ、」
シンジ「そしてここで無駄にスピンします!!!!」ギュルルルルルルラララララ!!!
マユミ「あばばばばばば!!!?」
383
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:56:45 ID:bG127EFA
シンジ「ヒャッホーイッ!!!!ドリフトォオオオォオオオオオ」ギャギャギャギャギャギャ
マユミ「コケるコケるコケるコケるコケるコケるコケる!!!!!」
シンジ「からのドラフト!!!」
マユミ「!?」
シンジ「第3新東京シンジーズに入団が決まったのはマユミン!マユミンです!!!」パシャパシャパシャパシャ
マユミ「ヤメテ…」
シンジ「そして」
シンジ「一瞬コブラツイスト」コキャ
マユミ「ごへっ!?」
シンジ「どうしたマユミン!!お顔が真っ青だよ!!」
マユミ(あなたのせいです)グッタリ
384
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:57:18 ID:bG127EFA
シンジ「そしてスピードアップ!!!」ギュオンッ
マユミ(何故わりと平坦な道でそんなにスピードが出るんですか!?)
シンジ(スケボってわりと腰や足の動きで進むじゃん?それを腹と胸でやってあとは手漕ぎだね)
マユミ(コイツ…!直接脳内に!)
シンジ「っしゃ!坂道キター!!」ギュオンッ
マユミ「」カクン←意識手放した
シンジ「あ?オイッ!?オイッオイッ!?」
マユミ「」←もう意識ない
シンジ「まぁいっか!!!進めェエエ工ええええええええええええええええええええええ!!進撃のシンジじゃぁあああああああああ!!!」
シンジ「心臓を捧げよォオオオォオオ(マユミンの)!!!」
マユミ「」ダゥー
.
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:57:59 ID:bG127EFA
〜数時間後〜
マユミ「はっ!?」ガバッ
マユミ「…知らない天井だ…」
マユミ「…」ペタペタ
マユミ「…い、生きて…る…?私、生きて…る?」グッタリ
マユミ「やった…!生きてる!私、生きてる!」ガシッ
マユミ「ちくしょう、勝った。ようやくの安全圏。私は生者の世界に帰ってきたぞ!」
マユミ「私はァ!生きてるんだァァァぼろろろろ」
シンジ「きったね」
.
386
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:58:45 ID:bG127EFA
マユミ「ウップ、ぜぇぜぇ…ええと、ここは…?」
シンジ「記憶力鶏ですかおめー?ちゃんとセイジスフィヨルズルの簡易休憩所ですよっと」ガタ
マユミ「せいじ…?」
シンジ「セイジスフィヨルズル。アイスランドの地名。そういう街があるんだよ」ズズ…
.
387
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:59:16 ID:bG127EFA
マユミ「…何1人でコーヒー飲んでるんですか」
シンジ「ん?マユミンもいる?」
マユミ「…コーヒー飲めないので、何か他の飲み物を」
シンジ「じゃあハイ」つ
マユミ「ありがとうございmブフォオッ!!?」
シンジ「オイ粗末にすんな」
マユミ「…ゲホッ!ゲホッ!…あの、コレ何ですか?」ボタボタ
.
388
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 02:59:53 ID:bG127EFA
シンジ「あっためた醤油」ズズ…
マユミ「何飲ましてるんですか!?」
.
389
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:01:19 ID:bG127EFA
シンジ「だってそれしか無かったんだもん」ズズ
マユミ「殺す気ですか!?逆によくありましたね!外国なのに!」
シンジ「まぁ…なんか知らんけどあったんだよ」
マユミ「…あの、私もコーヒーでいいんで頂けますか」
シンジ「飲めないんじゃなかったの?」
マユミ「だって、飲むしかないじゃないですか」プクゥ
シンジ「ハイハイ」トポトポ
シンジ「ほい」つ
マユミ「…ありがとうございます」
.
390
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:01:51 ID:bG127EFA
マユミ「…」ズズ
マユミ「ごぶっ!?」ブバッ
マユミ「…?!…!?」???
シンジ「きちゃないな」ズズ…
マユミ「…え?何で人に得体の知れない何かを飲ませて吐いてるのを平然と見てられるんですか…?」
シンジ「それ普通のコーヒーだけど」
マユミ「はい?!いやだって!何ですかコレ!?泥水?!」
シンジ「失礼な奴だな!ホントにただのブラックコーヒーだよ!」プンスコ!
マユミ「だって全然甘くないじゃないですか!」
シンジ「…はっはーん?さてはマユミン今までコーヒー=コーヒー牛乳とかカフェオレと思ってたクチだな?」
マユミ「苦過ぎですよ!何ですかコレ!」ペッペッ
シンジ「だからただのブラックコーヒーだっつってんだろ」ズズ
.
391
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:03:44 ID:bG127EFA
マユミ「…何か甘くするやつください」グスッ
シンジ「よしわかったちょっと待ってろ」シコシコシコシコ
マユミ「オイオイオイふざけんなふざけんな?」ビキピキ
・・・・。
.
392
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:04:15 ID:bG127EFA
マユミ「…」ボー
現地の人1「Góðan daginn」
現地の人2「Ég ætla að fá kaffi 」
現地の人1、2「「Skál 」」
マユミ「…何だかここって良い所ですね」
シンジ「そうかもね。裸の僕を見ても苦笑いと目を合わせないだけに留めてくれてるし」グダ
マユミ「…ところでどうしてこの街に?」
.
393
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:05:25 ID:bG127EFA
シンジ「そりゃ…おっと、」
NERVの関係者っぽい人「…」ザッザッ
シンジ「…マユミン、行くよ」
マユミ「え?」
シンジ「どうやって探し当てようか考えてたところでよく知ってそうな人が来た」
マユミ「…?」
.
394
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:06:02 ID:bG127EFA
シンジ「あの人尾行するよ」
マユミ「ど、どうして?」
シンジ「いいから。絶対バレないようにね!」
・・・・・。
.
395
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:06:33 ID:bG127EFA
〜ゼーレ、NERV直轄航宙関連基地前〜
壁│シンジ「…」ヒョコ
壁│マユミ「…」ヒョコ
NERVの関係者っぽい人「…」つID
ゲート前NERV隊員「よし通れ」
.
396
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:07:06 ID:bG127EFA
壁│マユミ「…何だかとんでもなく大規模な凄い基地に入っていきましたね」
壁│シンジ「まあゼーレとNERVの直轄基地ですしおすし」
壁│マユミ「でもどうしてここに?」
壁│シンジ「いいからいいから」
壁│シンジ「まずはゲート突破しなきゃね」ジー
壁│マユミ「というか、何しに行くんですか?」
.
397
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:07:37 ID:bG127EFA
壁│シンジ「早く思い出してね。…けれど、あえて答えるなら、」
壁│シンジ「『人は変われる。絶対不可能を可能に出来る。君にだってその力がある』って言ってあげたいんだ」
壁│マユミ「?」
壁│シンジ「けど、言葉だけじゃ説得力無いだろ。だから、証明するんだ」
壁│マユミ「…?」
壁│シンジ「ノーコンテニューでクリアしてやるぜ!」グッ
壁│マユミ「何する気かわかりませんけど、人類守る特務機関の重要施設に不法侵入して『次』なんてあるんですかね?」
398
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:08:12 ID:bG127EFA
壁│シンジ「そうなると分かってて僕についてくる君も大概酔狂だと思うけど?」
壁│マユミ「…他に日本に帰る手段が無いだけです」
壁│マユミ「…まぁ、でも、」
壁│シンジ「?」
マユミ「ちょっとだけ、『面白そう!』って思ってたりはしてるかもしれないです」
マユミ「誰かと…こうやって旅をしたり何かを一緒にやるなんて、やったこと無かったですし」
マユミ「それに…何だか、今は碇さんを信じてみたいんです。…だから…」
シンジ「…そっか。」ニコッ
.
399
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:08:43 ID:bG127EFA
シンジ「じゃ、飛ばして行きますか!」オーバーリミッツ3!
マユミ「はい!」
シンジ「作戦名!ダンスダンスレボリューション!」
マユミ「はi、?え?」
シンジ「マユミンは適当に僕に合わせてくれればいいから!」
.
400
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:09:20 ID:bG127EFA
〜ゲート前〜
ゲート前NERV隊員「ん?」
シンジ「…」ザッ
マユミ「…」ザッ
ゲート前NERV隊員「!お前サードチルドレ、」
〜♪〜♪
ゲート前NERV隊員(何だ?何処からか軽快な曲が)
マユミ「…」つマラカス
シンジ「…」つマラカス
ゲート前NERV隊員「?」
.
401
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:11:21 ID:bG127EFA
シンジ「…」チャッチャカ♪チャッチャカ♪チャチャッチャッチャチャッチャッ♪
マユミ「っ」チャッチャカ♪チャッチャカ♪チャチャッチャッチャチャッチャッ♪
ゲート前NERV隊員(何だ?急に軽快な曲に合わせてマラカスと体を揺らしながらスタイリッシュに踊り出したぞ?)
シンジ「…」チャッチャカ♪チャッチャカ♪チャカチャカチャッチャ♪チャッチャカ♪
マユミ「…」チャッチャカ♪チャッチャカ♪チャッチャッチャッチャ♪
ゲート前NERV隊員(思わずこっちも踊り出したくなる音楽とダンスだ…な…?)
.
402
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:11:52 ID:bG127EFA
シンジ「They call me Cuban Pete!♪」チャッチャカ♪
(皆僕をキューバン・ピートと呼ぶ)
シンジ「I'm the king of the rumba beat♪When I play the maracas♪」
(僕はルンバの王様♪僕がマラカスを振れば皆を沸かす♪)
シンジ「I go chick-chicky bom, chick-chicky bom♪」
(そらチッチキブンチッチキブン♪)
マユミ「♪」チャッチャカ♪チャッチャカ♪
ゲート前NERV隊員(サードチルドレン、ダンスめちゃめちゃ上手いな)
ゲート前NERV隊員(手や足の動きが滑らかで躍動感に溢れている。早く動いたと思ったらすっと減速したり腰を滑らかに回す動きも素晴らしい)
ゲート前NERV隊員(…?いや、俺は何を考えて、早くサードチルドレンと彼女を保護しなくてはいけな───)
.
403
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:16:12 ID:bG127EFA
シンジ「So if you like the beat♪Take a lesson from Cuban Pete♪」チャッチャッチャ♪
(もしキミがこのビートが好きならキューバン・ピートのレッスンを受けてみな)
シンジ「And I'll teach you to chick-chicky bom
Chick-chicky bom, chick-chicky bom♪」チャッチャカ♪
(教えてあげようチキブン♪チッチキブンチッチキブン♪)
ゲート前NERV隊員「…」
ゲート前NERV隊員「───He's really a modest guy♪」
ゲート前NERV隊員(な、何だ!?俺の口が、勝手に!?だ、ダメだ止まら────)
ゲート前NERV隊員「Although he's the hottest guy
In Havana,♪in Havana〜♪」
ゲート前NERV隊員(か、身体も止まらん!勝手に陽気なダンスを踊っちまう!流れてないハズのラテンの血が騒ぎ出してきやがる!!)
ゲート前NERV隊員(ダメだ楽しぃー!!!)ダンシン♪ダンシン♪
.
404
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:16:48 ID:bG127EFA
シンジ「Wooo!wow!!Wooowow!!HeyHey!♪」ラインダンス
マユミ「Wooo!wow!!Wooowow!!HeyHey!♪」ラインダンス
ゲート前NERV隊員「Wooo!wow!!Wooowow!!HeyHey!♪」ラインダンス
シンジ「Let's go!」ピョイン!
マユミゲート前NERV隊員「「YEAH!!!!」」
シンジ「Fooooo↑♪Fooooo↑」ダンシン♪ダンシン♪
マユミ「Fooooo↑♪Fooooo↑♪」ダンシン♪ダンシン♪
ゲート前NERV隊員「Fooooo↑♪Fooooo↑♪」ダンシン♪ダンシン♪
.
405
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:17:25 ID:bG127EFA
シンジ(よし、難関だったゲート突破成功。これより内部への侵入を開始する!)ダンシン♪ダンシン♪
マユミ(何で成功してるんでしょうかね!私にはさっぱりわかりませんけどね!)ダンシン♪ダンシン♪
ゲート前NERV隊員「Fooooo!!!!」ダンシン♪ダンシン♪
・・・・。
.
406
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:25:17 ID:bG127EFA
ダンダン♪ズダダン♪ダンズダンダン♪
シンジ「Hey, Pachuco!♪」ダンダンズダダン♪
職員1「Hey!」パァン!
シンジ「Summer '43♪ The man's gunnin' for me♪」ダンシン♪ダンシン♪
職員2「Hey!」パァン!
ゲート前NERV隊員シンジ「「Blue and white mean war tonight〜♪」」
職員3「Fooooo!」アシドラムアシドラム
職員456789「「「「「「「YEAH!!!!」」」」」」」ダンダンズダダン♪
シンジ「フォウ!」ピョイン
.
407
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:25:49 ID:bG127EFA
マユミ(何故歌い踊りながら行進していくと職員の人達が次々加わってくんだろう…)ダンシン♪ダンシン♪
マユミ(ところで)チラッ
管制室
マユミ(…管制室?)
.
408
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:28:59 ID:bG127EFA
シンジ「〜〜」
職員34「〜〜〜」
マユミ「?」
マユミ(何かを聞いてる?…2人分?)
職員26「〜〜!」つ
シンジ「!」
マユミ(何か鍵を渡してる?)
.
409
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:29:29 ID:bG127EFA
シンジ「さ、マユミン!行こう!更衣室に!」
マユミ「更衣室?何に着替えるんですか?」
シンジ「専門家が着せてくれるらしいから指示に従ってね」
マユミ「???」
・・・・・
.
410
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:30:16 ID:bG127EFA
マユミ(E:宇宙服)「…あの、着れましたけど」シュコー
シンジ「はい、この席座ってシートベルト締めてもらってね」
マユミ「あの!ひょっとしてなんですけど!!!」
シンジ「こっちはOKだ!カウントダウンスタート!!!」
職員54「オゥケーイ!!カウントダウンスタート!!」
職員ズ「「「「「「ウェーイ!!」」」」」」
シンジ「よいしょ。僕も座ってっと」ガチャ
マユミ「これって、もしかして、」
シンジ「胸が踊るなぁ!」パラド
.
411
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:32:16 ID:bG127EFA
職員ズ「「「「「「10」」」」」」
マユミ「私達、」
職員ズ「「「「「「「9」」」」」」」
.
412
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:35:20 ID:bG127EFA
────────
────────────
───────────────────
シンジ『マユミンは、マユミンが生きてる内に月から地球を見る事は出来ないと思う?』マユミ『…?』シンジ『だーかーらー、マユミンが月に行って、月から地球を見る事は出来ると思う?』マユミ『いきなりなにを言ってるんですか?質問の意味がわからないです』シンジ『今から一つ、不可能を可能にしてみようよ!!』マユミ【…この人は本当に何を言っているんだろうか】─────────────────
───────────
───────
─────
.
413
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:47:00 ID:bG127EFA
マユミ「……………月へ、行こうとしてます?」ヒクッ
シンジ「え、今更?」
ファイヤ
職員ズ「「「「「「「発射!!!」」」」」」」
ズドドドドドドド┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!!!!!
.
414
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:48:21 ID:bG127EFA
※宇宙の入口に行って何分間か無重力を楽しむだけの宇宙旅行プランの費用で約2650万円。
国際宇宙ステーションに数日滞在型の宇宙旅行の費用は約85億円。
現時点で7名程の富豪が宇宙旅行をしたそうです。
いつか我々も気軽にそんな旅ができるといいですね。
.
415
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:49:09 ID:bG127EFA
マユミ「…………………」
シンジ「何か割と落ち着いてるね」
マユミ「まぁ今まで散々色々ありましたし」
マユミ「……人間、余りにも現実味無い事に遭遇すると1周回って落ち着くものですね」
シンジ(あれ、マユミンって意外と大物?)
.
416
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:49:41 ID:bG127EFA
マユミ「……そういえば、学校に『休みます』って伝え損ねちゃったな……」
シンジ「随分余裕あるね」
マユミ「だって、気になりません?」
シンジ「そういや親にも言ってなかった」
マユミ「あー…嫌な事思い出させないで下さいよ」
シンジ「ごめんご」
マユミ「……帰ったらめちゃくちゃ怒られますね」フフッ
シンジ「冷静に考えると『怒られる』では済まない事をノリと勢いでやっちゃったなぁ」
マユミシンジ「「アッハッハッハッハッ」」
.
417
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:50:57 ID:bG127EFA
マユミ「まぁ私達の地球からの脱走を手伝った責任ある大人の方々が悪いので」
シンジ「凄いよね。ノリと勢いでとんでもない事件起こしちゃった」
マユミ「…でも、ちょっと、…いえ、凄くワクワクしてます。私」
シンジ「ね!」
.
418
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:51:36 ID:bG127EFA
マユミ「だって、今はまだ宇宙へ行けるのは世界で本当にひと握りの選ばれた人達だけじゃないですか」
シンジ「まーねー」
マユミ「…私、本の中でしか出来ない体験を現実でして…いえ、」
マユミ「碇さんに連れ出されてからの旅は全部そうでした」クスクス
シンジ「うん」
マユミ「楽しい…うん…」
マユミ「私、今、生きてる。」ニコ…
シンジ「うん!」ニコッ!
.
419
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:52:07 ID:bG127EFA
マユミ「…ところで、コレ何時間くらいで帰れるんですか?」
シンジ「え?さぁ?」
シンジ「このロケット、オートパイロットだし僕ら以外乗ってないし今通信すると大人達はうるさそうだしなぁ」
マユミ「というか止められますよね、絶対。」
シンジ「ま、その内着くでしょ!」
マユミ「そうですね!」
.
420
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:52:42 ID:bG127EFA
※尚、地球から月まで約2日かかる。
.
421
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:54:16 ID:bG127EFA
テラ
〜地球〜
式波「あー…何か平和ねー…」ピコピコ
惣流「ま、バカシンジが居ないしね」ギシッ
貞本「フーン…ねェ、あんた何か知らないの」
マリ「んー、ワンコくん?そういや何か昨日から帰ってないねぇ」ゴロゴロ
綾波「…碇くんなら昨日から行方不明って聞いてるわ」
マナ「え、大丈夫なの?それ?!」
トウジ「おお、昨日ワシんとこにもNERVの人から電話来たで?『シンジおらんくなったけど来とらんか』みたいなん」
ケンスケ「あーそれ俺も。碇なんて昨日ガッコでしか見てないよ」
カヲル「ふーん?」
ヒカリ「えぇ?NERVのお仕事じゃなかったのね」
.
422
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:55:00 ID:bG127EFA
ヒカリ「…そういえば、山岸さんも無断欠席してるのよね…皆何か知らない?」
「「「「「「「「知らない」」」」」」」」
ヒカリ「そう…彼女繊細そうだったし、碇くんの破天荒さのショックで不登校とかなってないかしら」ハフゥ
トウジ「せやなぁ。だいぶ絡まれとったしなぁ」
ガラッ。
根府川「えー…皆さん。ちょっと席について。今から碇と山岸について伝える事があります」
「「「「「「「?」」」」」」」
.
423
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:55:56 ID:bG127EFA
根府川「えー…信じられないかもしれませんが、」
根府川「碇と山岸が地球から脱走しました」
「「「「「「「「…」」」」」」」」
「「「「「「「「はぁ?」」」」」」」」
.
424
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:56:34 ID:bG127EFA
根府川「えー、いや、もうテレビを見た方が早いでしょう。」ポチ
TV『本日未明、アイスランドのセイジスフィヨルズルにある特務機関NERVの航宙基地から、日本の中学生2人が誤って乗った月行きのスペースシャトルが打ち上げられました』
トウジ「」
.
425
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 03:57:30 ID:bG127EFA
TV『誤って搭乗した中学生の内の1人はNERV本部所属のエースエヴァパイロット、サードチルドレン碇シンジくん14歳』
式波惣流貞本「「「」」」
TV『基地勤務の職員全員が「何故かノリと勢いで打ち上げてしまった」「どうしてあんな事をしたのか自分でも分からない」等と主張しており』
マナ「」
TV『職員達は一種の集団洗脳、または催眠を掛けられた可能性があると見て、現在調査中です』
マリ「」
ケンスケ「」
カヲル(情報操作、間に合わなかったのか…)
綾波(諜報部の人達、何してたのかしら)
根府川「えー、皆で彼等の無事を祈りましょう。…いや、碇は帰って来ない方が私の胃と頭が痛くならない、のか…?」
.
426
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/08(月) 04:01:29 ID:bG127EFA
今回はここまで。書き始めた時からマユミの話の後に新劇版のネタを入れる予定だったので、どうせならシンまで待とっかなって思ってたらコロナで延期だよチクショー
427
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/02/14(日) 15:47:26 ID:XPsyoiYo
地球から脱出は草
でも確かに地球から出てればサードインパクトは受けないんだろうか?
428
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/14(日) 22:03:58 ID:GBKqKgW6
おもしろい。保守
429
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/18(木) 12:22:42 ID:J.DfxzXY
何気にかれこれ数年ずっと見てる我々はもはや一種のキチに近い気がしてきたのは気のせいか?
ところで続編が出なくてそろそろ禁断症状g...Fooooooooo!!!!
430
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/22(月) 20:03:50 ID:.2ebNoxs
1です。皆もうシンエヴァ観た?1は見てきました。1的には全肯定派。
感無量。ネタバレは避けますが、感想としては「ああ、漸く全てにケリがついたんだな」って。山ほど死ぬほど語りたい事はあるけれど黙っときます。
…ちなみにすぐってわけじゃないけどシンの要素とか話をブッ込むけど皆大丈夫?
431
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/22(月) 21:05:04 ID:YQ0Cu3q2
公式がネタバレ解禁してるんだしいいのでは?
432
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:47:59 ID:212r.wb2
〜総司令公務室〜
ゲンドウ「…諜報部第一課、サードチルドレン警護担当の諸君」
ゲンドウ「何故ここに招集されたか…わからん訳では無いな?」
剣崎「はい」
ホーク「…」
ポーター「…」プルプル
.
433
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:51:41 ID:212r.wb2
ゲンドウ「君達の任務は何だ?言ってみろ」
剣崎「サードチルドレン、碇シンジの監視警護です」
剣崎「あらゆる危険からの心身の保護、指令伝達、第3新東京市からの逃走防止、行き過ぎた奇行による被害を最小限に抑える事です」
ゲンドウ「…私が知る限り、殆どその任務は果たされてないようだが」
冬月「どうやら全員昼寝でもしていたようだな」
剣崎「申し訳ありません」
.
434
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:52:44 ID:212r.wb2
ゲンドウ「今一度問う。何故だ」
剣崎「申し訳ありません…」
ゲンドウ「コードネーム:ポーター、コードネーム:ホーク」
ホーク「はっ」
ポーター「はっ」
ゲンドウ「君達に何か申し開きはあるか」
ポーター「…いえ…」
ホーク「申し訳ありません」
ゲンドウ「はー…」
.
435
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:54:23 ID:212r.wb2
ゲンドウ「…君達には失望した」
ポーター「…」ムスー
ゲンドウ「…わかった、言い訳で構わん。あるなら聞こう」
ポーター「司令!お言葉ですが彼は色々おかし過ぎます!一体何者…いえ、」
・・・・・
ポーター「彼は、本当にヒトなのですか!?」
ゲンドウ「…」
冬月「…」
ホーク「…」
剣崎「…」
.
436
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:55:17 ID:212r.wb2
ポーター「だって、」
冬月「ポーター君、言葉を慎みたまえ。仮にも実の親」
ゲンドウ「いや、いい冬月。…いいだろう、好きに言ってみろ」
ゲンドウ「いい機会だ。ここでちゃんと腹の中に貯め続けたものを出しておけ」
ゲンドウ「次からはキチンと仕事をしてもらわねばならんのだからな」
ポーター「! ありがとうございます!」
.
437
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:56:21 ID:212r.wb2
ポーター「…奇行は、まだ分かるんです。『変わった人』で済む話ですから」
ポーター「ですが、あの異常な身体能力、異常なシンクロ率、異常な知識、異常な、…」
ゲンドウ「…異常な?」
ポーター「…、現実改変能力とでも言うべき、『超能力の様な何か』」
ポーター「自分の都合がいいように世界を、人を、物の有無を変えてしまう力」
ポーター「そこに無かったはずの物体を出現させる力」
ポーター「彼にはそんな能力が備わってるように感じます」
ゲンドウ「…」
.
438
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:56:53 ID:212r.wb2
ポーター「考えても見てくださいよ!例のロボット騒ぎの時の神輿のような質量や普段の奇行に使ってる大量の物資!」
ポーター「そう、どうやって、いつ、あの物量を用意して、保管し、取り出しているというのです?」
ポーター「行動監視中に彼がそれを用意してる様子は見受けられなかった!」
ポーター「彼が『玩具箱』と呼ぶ街全体に隠してある箱の中にも多種多様な物はあるが、そこに入っていないはずの物を取り出したり…」
ポーター「それに…普通、全裸でいる人間と仲良くなんてするでしょうか?アレだけ特殊な彼に特別な好意を持つでしょうか?」
ポーター「クラスメイトのソバカスを移動させたり、何も無い所から植物を生やしたり空間移動をしたり…」
ポーター「ずっと客観的に遠巻きに行動監視し続けてきた自分だからわかります!」
ポーター「そんな人間を抑える事なんて無理ですよ!」
.
439
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 03:59:14 ID:212r.wb2
ポーター「……けど、そう、1番おかしいのは、おかしいおかしいと思いつつも、」
・・・・・・・・・・・・・・・・
ポーター「『明らかな異常を誰も異常と思わない』事です」
ポーター「…これじゃ、これじゃあまるで────」
ポーター「──まさか、」ハッ
ポーター「そうか!碇シンジ、サードチルドレンは、」
ポーター「彼の正体は!」バッ
ゲンドウ「…」
冬月「…」
ホーク「…」
剣崎「…」
ポーター「…え?」
440
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:00:27 ID:212r.wb2
ポーター「……、まさか、」
ポーター「皆、今ここにいる全員が、」
ポーター「──
バァン!
ポーター「」ドサッ
441
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:02:23 ID:212r.wb2
剣崎「…」つ┳━
剣崎「これでよろしかったですか、碇司令」スチャ
碇司令「ああ」
碇司令「『世の中には知ってはいけない、気づいてはいけない、気づいても気付かぬフリをしなければならない事もある』」
碇司令「社会人の常識だ。…残念だよ、Mr.ポーター」
ポーター「」
ホーク「…」
.
442
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:04:34 ID:212r.wb2
冬月「しかし剣崎くん。殺す事は無かったのではないかね?」
冬月「緘口令や買収、左遷、投獄、脅迫、人体実験の素材…いくらでも手はあるだろう?」ジロ
剣崎「…」ドキ
碇司令「問題ない。どうせ使えん男だ。スパイだったという事で処理しておけ」
剣崎「了解」ホッ
冬月「…お前がいいと言うなら構わんが」
.
443
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:05:38 ID:212r.wb2
碇司令「…ああ、そうだな、丁度いいタイミングだ。ついでだ、そいつも始末しておけ」
ホーク「…?」
剣崎「了解」ガチャリ
ホーク「!?」バッ
剣崎「…」バァン!バァン!バァン
ホーク「ぐ、くっ!ぐぅっっ!!」ブシュッ!トプッ!
.
444
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:07:04 ID:212r.wb2
ホーク「こ、この゛っ…!」パアン!
剣崎「…」スッ
剣崎「…」カキィィィーンンン!!
ホーク「え、A.T.フィールド…!?」
ホーク「な、何故ヒトであるお前が、」
剣崎「…もうヒトじゃないからな」バァン!!
ホーク「いぎっ…!!」
.
445
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:08:36 ID:212r.wb2
ホーク「ぐ…!何故…俺が、…──だと、わかっ、」ドサッ
碇司令「──気づかれていないとでも思っていたのか?」
ホーク「!?」
碇司令「君がゼーレの…老人達のスパイだという事は最初から…君がネルフに入所した時から知っていた」
ホーク「!?!?」
碇司令「わざと泳がせていたのだ。…君の行動、ゼーレに送った情報から逆算して、老人達が何処まで把握してどんな情報を欲しがっているのか」
碇司令「そして、何人潜り込んでいるか、内通者が誰で、利用されてるだけの人間が何人いるかを見定めるためにな」
ホーク「…ぐっ、」
.
446
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:10:19 ID:212r.wb2
碇司令「仲間が心配か?」
ホーク「喋らんぞ。…だが情報を買ってくれるなら話s」
碇司令「いや、問題ない」
碇司令「──敵は君で最後だからな」
ホーク「な、」
.
447
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:12:45 ID:212r.wb2
碇司令「ああ、既に全員剣崎が消した」
ホーク「な、」
碇司令「今までお勤めご苦労だったな。老人達に伝えておいてやろう」
碇司令「──『お互いに使えん人材でしたね』とな」
ホーク「ぐ、ゥアアアア!!!碇ゲンドォぉぉぉぉ」ジャキッ!
.
448
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:13:50 ID:212r.wb2
剣崎「…」バァン!!
ホーク「がっ、あ、…」
ホーク「」ドサッ
碇司令「ご苦労」
剣崎「いえ…」スチャ
碇司令「では引き続き真の任務を続行しろ」
剣崎「了解」
剣崎「失礼します」
プシュー、ガコム
碇司令「…」
.
449
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:15:10 ID:212r.wb2
碇司令「…」
冬月「ところで碇、宇宙に飛び出したサードチルドレン回収の件はどうする?」
ゲンドウ「問題ない。回収自体はそう難しい事では無いからな」
冬月「ふむ、まあ行先は月…オートパイロットならタブハベースだろうからな」
ゲンドウ「…とりあえず、各方面への謝罪の言葉を考えなくてはならんな…」ハァ
冬月「責任がある者は大変だな」
ゲンドウ「…表向きとは言え、ゼーレに借りを作るのは気が進まんな」
冬月「そうだな」
.
450
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:15:42 ID:212r.wb2
冬月「…そこの死体2つはどうするかね」
ゲンドウ「…特殊清掃課への内線は何番だったか」
冬月「人事課にも連絡がいるな。諜報部第一課に欠員が2名も出てしまった」
ゲンドウ「…」
冬月「…何だ、哀しそうな顔をして」
ゲンドウ「してなどいない」
冬月「…お前は変な所で繊細だな」
.
451
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/03/26(金) 04:16:16 ID:212r.wb2
kill
452
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/01(木) 10:21:12 ID:1q7vHnqs
おつ!!
いよいよシリアス部分に踏み込んでくるわね………
453
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 18:00:24 ID:aEydyIFI
〜そんな事は露知らないシャトル内〜
シンジ「ぼんよよよ〜ん〜」フワァ〜ン
シンジ「宇宙って凄いや!無重力だから座禅組んだままで大気中を流転出来るよ!」フワァ~
マユミ「…」ウズウズ
シンジ「マユミンもやってみたら?」フワフワァ~
マユミ「え、もうシートベルト外してもいいんですか?」
シンジ「うむ。もう大気圏とか、諸々危ない所は抜けたから」クルクル
マユミ「発射されて直ぐに碇さん『拘束されるなんざ真っ平御免!!』ってシートベルト外したからピンボールみたいにあちこち相当強く体ぶつけてましたけど」
シンジ「シャトル内の壊れたら不味い箇所にぶつかんなくて本当よかったよ」ヤシャノカマエ
シンジ「まぁ僕の方は壊れたら不味い所に当たりまくったけど」ボロボロ
マユミ「何で生きてるんですか?」
.
454
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 18:01:28 ID:aEydyIFI
シンジ「あ、ついでにマユミン、そのソコルスーツ(着させられてた宇宙服)も脱いじゃっても大丈夫だよ」ヒラオヨギヒラオヨギ
マユミ「ほ、本当ですか…?」
シンジ「まぁ元々シャトルのどっかに穴空いてても死なないようにーっとか、G軽減ーってスーツだし」
シンジ「不安なら着とけば?但し帰る時にも着ないと不味いから今使わない方が賢明だと思うけどね」
マユミ「脱ぎます!アレ!?どうやって脱ぐんですかコレ!?」
・・・・・。
.
455
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 18:19:17 ID:/Rg6pU0c
シンジ「」
マユミ(ソコルスーツ抜いだ)「す、凄い…!私、浮かんでる!」フヨーン
マユミ「うわぁ〜!」スィ~ッ
マユミ「凄い!凄いですよ碇さん!私!飛んでる!」キャッキャッ!
シンジ(パラグライダーのポーズ)「ちなみに僕は飛んでるんじゃない。落ちてるだけだ。カッコつけてな」スィ~ッ
ふにょん。
シンジ「おっと失礼!僕の股間がマユミンの側頭部に!」HAHAHA!
マユミ「そのままシャトルから出て無限の彼方に行ってしまえばいいのに」
シンジ「きさん、死ねと申すか」
.
456
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 18:22:11 ID:sNB.OEWo
シンジ「う…、」プルプル
マユミ「どうしたんですか?」フワフワ
シンジ「宇宙って日本人にはちょっと肌寒い〜って聞いた事あったけど、ホントにちょっと肌寒くて」プルプル
シンジ「僕ちょっと御手洗に」クロールクロール
マユミ「あ、はい」フワフワ
シンジ「…!」キュピーン
マユミ「…」
シンジ「…」ニヤニヤ
マユミ「…碇さん?ひょっとして、ここでおしっこしようとしてません?」
シンジ「!?」バッ
マユミ「どうせ、『宇宙で水を零すと重力が物体に均等にかかるから丸くなって浮くんだよな見たいな』」
マユミ「とか思って、私の反応見るためにここでスプラッシュするつもりだったんでしょう!」ズビシ!
シンジ「ば、バカな…!マユミン、100点だよ!シンジテストにまさかの満点だよ!!?」
マユミ「ふふん、私もそろそろ碇さんに慣れてきましたから」ドヤッ
.
457
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 18:23:42 ID:sNB.OEWo
シンジ「おかしいな…僕、まだマユミンと知り合ってから時間トータル3日ぐらいしか経ってないはずなんだけど」
マユミ「体感的には何故かもう4年くらい一緒に旅してる感じですけどね」ハフゥ
シンジ「スレ立て2016年だもんねぇ」
マユミ「?」
シンジ「人生は光陰矢の如し、クロックアップって事さ」
マユミ「???」
.
458
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 18:29:32 ID:sNB.OEWo
シンジ「それはそれとてスプラッシュ!!!!」オシッコ
マユミ「きゃああああああ!!!!」
シンジ「初めてのルーブルは〜♪なんて事なかったわ〜♪」クルクルクル
マユミ「頭の後ろに手を組んでガニ股で腰振って排尿しないで下さい!!」ベシ
シンジ「モナリザっ!?」
マユミ「…マトリックスとかで見たような、映像技術じゃないと見れない『水滴が宙に浮いてる』光景…幻想的で素敵なのに」
マユミ「…碇さんのおしっこじゃ無ければ…」ハァ
・・・。
.
459
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 19:07:55 ID:aEydyIFI
シンジ「ところでマユミン」フヨーン
マユミ「なんです?」フワーン
注※シンジの股間から出たL.C.L.は全て再生水になりました。
シンジ「あんまり逆さに浮くとパンツ丸見え」
マユミ「!?///」バッ
シンジ「まぁぶっちゃけこれまでの旅でも幾度となくパンツとかブラとか中身とか見ちゃってたけど」
マユミ「言ってくださいよ!!?////」
シンジ「あ、ゴメンゴメン」
シンジ「眼福でした。ご馳走様でした」ペコリーヌ
マユミ「そういう事じゃないです!!」
シンジ「…」つ1000円
マユミ「そういう事でもないです!!」
460
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 19:19:59 ID:aEydyIFI
〜数時間後〜
マユミ「暇ですね」フワフワ
シンジ「暇ですね」フワフワ
シンジ「じゃあ人狼でもしよっか」
マユミ「ルール知ってて言ってます?」
シンジ「ババ抜きでもいいよ?」
マユミ「もう1回言いますけど、ルール知ってて言ってます?」
シンジ「じゃあクトゥルフTRPGでもやる?」
マユミ「遠慮しておきます。碇さんはKPでもプレイヤーでもちゃんとやってくれなさそうなので…」
シンジ「ダイス無いから僕がテキトーに脳内で振るね」
マユミ「ええ、そういう碇さんの匙加減次第な事されると困るのでやりません」
シンジ「えーノリ悪ぅうういぃいいああ」
マユミ「ええ、ごめんなさい?」ニコッ
.
461
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 19:30:57 ID:aEydyIFI
シンジ「マユミン強くなったな…」
マユミ「ええお陰様で」
マユミ「…」くきゅぅうう。
マユミ「…あの、そろそろお腹、すきません?」
シンジ「割と」
マユミ「えっと、ごはんって準備されてる…んですよね?」
シンジ「あるよーい。持ってきてあげるからちょいっとお待ちになってくだしゃんせ!」スイスイスイ
マユミ「ほっ」
・・・。
シンジ「はい!ディストピア飯一丁!」つ
マユミ「え、なんですかコレ。お湯で戻す前のカップ麺の中身みたいな…」
.
462
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 20:29:09 ID:aEydyIFI
シンジ「えーっとね…パックにはー…醤油ラーメンだってさ」
マユミ「え?でもコレ麺が1塊1塊で入ってて…っていうか汁?の部分がまだどろっとしてますけど」
マユミ「それに宇宙でラーメンなんて作ったら、汁や麺がバラバラになって辺り一面に散乱してしまうんじゃないですか?」
シンジ「や、コレで完成。お湯で戻したの。コレでも」
マユミ「へ?」
シンジ「PWD(スペースシャトルに備え付けられてる、食べ物入ったパックを接続するとお湯入れれる機械)にちゃんと刺して適正量のお湯入れてコレ」
マユミ「え、」
シンジ「あと今マユミンが言ったみたいに、汁物とか麺類って普通に地上と同様に作ったら大惨事になるからこういうバラバラにならない工夫をしてんのよね」
マユミ「へー…」
シンジ「ちなみに地球でも通販できるから宇宙飯食べたきゃ検索かけて注文してみな」
.
463
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 20:43:20 ID:aEydyIFI
マユミ「それやるくらいなら普通にコンビニでカップ麺買って食べますけど」
シンジ「ロマンがわからん奴め…あと、はい箸」つ
シンジ「宇宙だと箸で食べるようなやつって凄い食べづらいらしいんだけど…まぁラーメンって箸で食わなきゃ食った気しないし」
マユミ「そうですか?」
シンジ「まぁほら、実際に長期間宇宙に居るのを想像してみてよ。ただでさえ不安になったり食べる物が合理化され過ぎてたり嗜好品あんまり持ち込めないから精神的にキツいっぽいじゃん」
マユミ「はぁ」
シンジ「不安解消とか、精神崩壊とか病むのを防ぐためにもこういう小さなことも大事なわけさ」
マユミ「そういうものですか」
マユミ「…」モグモグ
シンジ「ど?」
マユミ「…醤油ラーメン…ですね。はい。普通の。斬新な食べ方する醤油ラーメン」
シンジ「マユミン食レポ向かねぇな」
マユミ「ほっといてください」モグモグ
.
464
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 20:44:10 ID:aEydyIFI
シンジ「ちなみに僕ならこう食べる」スポスポ
マユミ「…なんで鼻の穴に麺塊を突っ込んでるんですか?」
シンジ「ふん!!!」ヒュゴッ
マユミ「」
シンジ「…」
シンジ「ッ」ゴクンッ
マユミ「は、鼻から食べた…」
シンジ「美味しッッ!!!」くわっ
マユミ「いや絶対味わからないですよね?!」
・・・・。
.
465
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 20:54:24 ID:aEydyIFI
シンジ「マユミン、もうここのトイレ行った?」
マユミ「ええ、凄いですね、アレ!」
シンジ「ヒュゴムってなるでしょー」
マユミ「なりますね。ああやって宇宙でも…えー、その、飛び散らない様に工夫がされてるんですね」
シンジ「まぁされてなかったら大変だよね…ん?」
マユミ「どうしたんですか?」
シンジ「月だ!!」
.
466
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 20:55:55 ID:aEydyIFI
〜月の前〜
シンジ「見てみなよマユミン!窓ガラスから月の表面とかが見えるよ!」フヨーン
マユミ「え!本当ですか!」フヨフヨ
シンジ「アーイ!」
シンジ「バッチリミナー♪バッチリミナー♪」ヘドバンヘドバン
マユミ「わぁ…!」
マユミ「凄い!月面!本当にデコボコしてます!」キャッキャッ!
シンジ「マユミンが嬉しそうで良かったよ」
シンジ「僕もよりしっかり見るか…”開眼”!”俺”!」ガンビラキ
シンジ「おーすげー…めちゃくちゃガッツリした月面基地も見えるじゃん」
シンジ「いいなぁ!あーいうとこ探検してみてー!!Let's go覚悟!GoGoGoGhost!してー!!!」
.
467
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 20:58:00 ID:aEydyIFI
マユミ「このシャトルはあそこに行くんですかね?」
シンジ「せやな…?」チラッ
七つの目が描かれた仮面を付けた黒いリリス?「…」
シンジ(─────なんだ?アレ?)
.
468
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 20:59:10 ID:aEydyIFI
シンジ(月の…でっかいクレーターに寝かされてる?)
シンジ(それに…)
初号機に似た巨大な兜
シンジ(…あの黒いリリスに…青い初号機みたいな仮面…兜を付けようとしてる…?)
シンジ(じゃあ、アレは建造中の新しいエヴァなのか…?)
シンジ「…ん?」
人影?「…」
シンジ(あの黒いリリスの指先に……ヒト?)
.
469
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 21:01:07 ID:aEydyIFI
シンジ(いや、ヒト…って言うか、)
カヲル?「…」
シンジ(すっぱだかの渚?!)
シンジ(何してんのアイツ!?っていうか何で宇宙空間で生きてんの!?)
.
470
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 21:03:35 ID:aEydyIFI
カヲル?(全裸)「!」クルッ
シンジ(お、こっち見た)
カヲル?(全裸)「…」ニタァァアアア…
シンジ(うわキモッッ!!)
シンジ(首だけ90°曲げて、目玉かっぴらいて、渚が絶対しない、歯をむきだしにして大きく口を開けた気持ち悪い笑顔でこっち見てきた!!)
.
471
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 21:05:18 ID:aEydyIFI
シンジ(確信を持って言える!”アレ”は絶対渚じゃない!)
シンジ(アレ!?あそこ宇宙空間だよね!?何で生きてられるんだよ!?)
ザッ
カヲル?(全裸)「ケタケタケタ」
ザザッ、
シンジ(何アレ何アレ何アレ!?渚のクローンか何かか!?そっくりさん!?)
ザザザザ。
.
472
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 21:06:44 ID:aEydyIFI
シンジ(はい、シンジきゅんはあまりにもキモイ”友達に似た誰か”を見てしまったのでSANチェックです!)
ザザッ
シンジ(SAN値ピンチ!SAN値ピンチ!)ヘイヘイ
シンジ(既にデフォルトが”不定の狂気”状態のシンジさん!イきます!!!)
シンジ(ダイスロールッ!!2D10で02!失敗ですね!!)
シンジ(SAN値直葬ー!はい廃人!!)
ザザッ。
ザザッ、ザザザザッ、ザザザザザザザザザザッ。
.
473
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 21:08:19 ID:aEydyIFI
シンジ(…?また、?前にも、こんな感じの事、が、)
ザザザザザザザザザザザザッ、
『ザザッっふぅうっ…!』
『ふふザザザザふっ』
『ザザザザぐちゅ…!ぐちゃ…!ザザザザザザ』
シンジ『うわぁ゛あああ゛ああ゛ああああぁ゛ぁぁッッッ!!!!』
シンジ「…」
シンジ(何だ?今の頭の中に突然降って湧いたイメージ…)
シンジ(白い…何か、ヒト…?白いエヴァ…?それから、綾波の顔に…?)
シンジ(それと、何か、頭の中身が物理的に見えちゃってた綾波の顔…?)
.
474
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 21:11:28 ID:aEydyIFI
シンジ「もっかい脳内でダイスロールしとくか」
マユミ「え?」
シンジ「いや、ちょっとSANチェック」
マユミ「何故1人でクトゥルフTRPGを脳内で」
シンジ「ところでマユミン、アイツを見てくれ」
マユミ「あいつ?」
シンジ「TRPGでも僕は自分がSANチェックイベントに遭遇した時は他のキャラにもそれを見せてSANチェックさせるんだどうして僕だけなんだ僕だけ不幸なんて認めるか皆も不幸になれ皆も痛い思いしろ」
マユミ「最低ですね」
マユミ「でもちょっと興味はあるので見てみます」エヘ
シンジ「いいぞマユミン。その積極性が大事さ!」
.
475
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 21:45:08 ID:aEydyIFI
マユミ「? 誰も居ませんよ?」
シンジ「かぁなーしーみのーむこーには…って、え?」
シンジ「…居ない」
マユミ「もう、からかったんですか?」プンスコ
シンジ「いや…」
マユミ「…?」
シンジ「…ごめん、なんでもないや」
マユミ「そうですか?」
.
476
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 22:13:52 ID:aEydyIFI
マユミ「そういえばせっかく宇宙に来たのにゆっくり外を見てませんでしたね」
シンジ「まぁひたすら黒い世界、見えても地球だけだったしね」
マユミ「…」
シンジ「まぁ月が見えたし、それに基地からなら」チラッ
窓の外から見えた第XX使徒「…」
シンジ「」
マユミ「」
シンジマユミ「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」」
シンジ「マユミン!!!コアだ!コアを狙え!」
マユミ「こ、コア!?なんですかそれ!?」
シンジ「マユミン持ってたりしない?!」
マユミ「わかりませんけど恐らくたぶん絶対持ってるわけないやつでしょう!?」
.
477
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/06(火) 22:16:07 ID:aEydyIFI
次回予告
ミサト「ゼーレ直轄施設、タブハベースへ乗り込む碇シンジと山岸マユミ。」
ミサト「そこに居たのは”狂気”そのもの達だった」
ミサト「”壊れた渚カヲル達”、”第XX使徒”、”黒いリリス”、”パイロットが要らないエヴァ”、”葛城マン”」
ミサト「ヒトの傲慢さは留まる事を知らない」
ミサト「タラコにストローを刺し、中身を吸うピコピコした渚カヲルに導かれたその先は。」
ミサト「ヒトの罪の坩堝と化していたタブハベースから、月から、ゼーレから、悪意から逃れ、シンジとマユミは地球へ帰還出来るのか」
ミサト「次回、シンジ「僕だって…勢いだけとか、ハジケた生き方してみたいんだよ」、」
ミサト「『純粋《ピュア》と狂気《マッド》は紙一重』。」
ミサト「さぁーって!この次もっ!サァービスサーbbbasssttttjht@く_ki_tm'vb&.
加賀「…」
加賀「…」ニコッ
ブツッ。
478
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/04/14(水) 00:46:33 ID:aLODV/ao
次回予告まるで意味がわからんぞ!!
うぽつ!!!
479
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/05/27(木) 20:54:34 ID:1Nfc4/Tk
超面白い。
480
:
ぜってぇ保守する男
:2021/08/03(火) 17:34:18 ID:mQqstWdw
何気定期的にここ更新されるから消えないように保守しなければ
481
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/08/24(火) 18:57:05 ID:kUdHIqUk
保守
482
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 04:56:39 ID:2h2ftmJE
純粋《ピュア》
と は紙一重
狂気《マッド》
.
483
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 04:59:49 ID:2h2ftmJE
シンジ「マユミン!辞世の句は詠んだ!?」
マユミ「え!?もう人生諦めなきゃいけないカンジなんですか!?」
シンジ「僕は作ったから聞いて!」
マユミ「諦めるより捨て身の努力…」
シンジ「『ブチ殺す!
かかってこいや!
ゴミ野郎!』」
マユミ「辞世の句なのに殺意とイキりが半端ない!!」
.
484
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 05:03:08 ID:2h2ftmJE
シンジ「『ブチ殺す』ってのが、日本の死者率が高い冬を示してて季語になってるんだよね!さすがシンジさん!上手い!!」
マユミ「なってませんよ!」
第XX使徒「…」
マユミ「…アレ?でもあの基地のすぐ横にいる大きな怪物、動きませんね?」
シンジ「え、ホント?」チラッ
第XX使徒「…」
.
485
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 05:06:58 ID:2h2ftmJE
シンジ「…ホントだ。ピクリとも動かない」
マユミ「死んでる…んですかね…?」
シンジ「試してみるか…?」
マユミ「ど、どうやってですか?」
シンジ「かーめーはーめー…」
マユミ「あ、もういいですそういうのもういいです」
シンジ「何でだよ!期待値高めで応援しろよ!借金しまくってでも賭けろよ僕のこのエアかめはめ波に!!」
マユミ「もっとリアルに解決になりそうな手段にしてください」
.
486
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 05:43:20 ID:2h2ftmJE
シンジ「波ーーーーーーーッッッ!!!!!」クワッッ
マユミ「うわ声おっき!!」
第XX使徒「…」
シンジ「効果無し…なんかカレーとかミティティーみたいな皆好きなヤツとか用意すべきだったか…?
マユミ(ミティティーってなんだろ)
※ミティティー…ルーマニア料理。ひき肉グリル。
シンジ「…」
シンジ(てかさ、コレ…使徒…なん、だよね?)
第XX使徒「…」
.
487
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:00:34 ID:2h2ftmJE
シンジ(でもこの使徒、今まで僕らが戦ってきた奴らと生物的デザインの趣きが違いすぎる)ディアゴスティーニ!
シンジ(もう少し言うと僕が記憶を奪われた時の奴とだけ似通ってる)グルリングルリラ
シンジ(なんというか、『素人がプロの作品に影響されて頑張って真似て作ってみた』…みたいな)チョッパーノマネ
シンジ(…もしかして、あの時のとコイツは他の使徒と発祥が違う…んじゃないのか?)デンプシーロール!デンプシーロール!
シンジ(”使徒の生まれ方”…いや、父さんはキャンプの時に『使徒との戦いに終わりが来る』事を知っていた)ガゼルパンチ!
シンジ(即ち、使徒は繁殖、増殖、発生しうる生命体という訳じゃない…今までの襲来でも同一個体が出てきた事が無い事から恐らくそれぞれが単一生命体で、総個体数に限界がある…)ドーマンセーマン!ドーマンセーマン!
シンジ(というかそうでなきゃ今まででも繁殖しようとしたり同一個体が複数、同時に複数種類、過去に出現した使徒が攻めてこなきゃおかしい。)グッバイセンゲン!
シンジ(ひょっとしたら『使徒』って呼称からして、イエス・キリストの弟子12人に準えて全部で12体…なのかな)ドゥプルルルンムゥ
シンジ(…彼等は毎度一体一体、新規1種類だけで攻めてきた…)ヘラクレスオオカブトノマネ
シンジ(つまり、使徒と呼称されるあの生命体シリーズが繁殖する生物でないのなら、それ以外の類似した生命体はもしかして、)BB〜ッチャンネルゥ~!!!
.
488
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:07:45 ID:2h2ftmJE
・・・・・・・・・・
シンジ(人為的に生み出されたんじゃ?)ミル・ミル・ミルモでポン!!!
シンジ「…」ポルク
シンジ(あの系統の使徒のような何かが使徒と同様の脅威なら)コポルク
シンジ「…ん?」ディカポルク
第XX使徒「…」
シンジ(使徒の頭のような部位に、血管みたいに張り巡らされたコード、チューブ…と、それに繋がれたパイロットシート…?)ドラゴンフィッシュブロー!!!
.
489
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:10:05 ID:2h2ftmJE
シンジ(…なんだか、エントリープラグ内の僕らが座るインテリアみたい、な?)カエルパンチ!!!カエルパンチ!!!
シンジ(ホントにただとりあえず付けただけみたいな、随分適当にくっつけた感じだけど…) ラビットパンチ!ラビットパンチ!
シンジ「…まさか」ウデグルグルウデグルグル
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シンジ(使徒を操ろうとしたのか?ヒトの意思で?)吼えろ蛇尾丸!!!
.
490
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:14:33 ID:2h2ftmJE
マユミ「い、碇さん?どうしたんですか?黙りこくってなんだか怖い顔してますけど…」
シンジ「…」ほげーん?
マユミ「だからってバカ全開な顔しなくてもいいですけど」
シンジ「…」ペローン
マユミ「アインシュタインもいいです」
.
491
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:18:13 ID:2h2ftmJE
ポーン。
『オートパイロットシステムAI、”DAMMY”より搭乗員の皆様にご連絡致します。』
シンジ「お、アナウンス」
『当機は間もなく、ゼーレ直轄施設、「タブハベース」、VIP専用入口、666ゲートへ入港致します。』
マユミ「…666。ヨハネの黙示録に出てくる反キリストである『誰かの名前』を指し示す”獣の数字”…でしたっけ?」
シンジ「ローマ皇帝、暴君ネロちゃまを指し示してる説が有力らしいけどね」ヨダヨ!!
マユミ「…なんだか嫌な名前をつけるんですね」
シンジ「ちゅうにてきやまいってヤツじゃね?知らんけど」
.
492
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:25:59 ID:2h2ftmJE
ガコン…
『ドッキング完了。進路、オールグリーン。ゲートを解放致します』
〜タブハベース某所〜
?「…」
?「ふふ…なんて幸運」
.
493
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:27:56 ID:2h2ftmJE
〜666ゲート〜
プシュー、ガコム。
『万一の危険に備え、EMUを御着用の上で接続通路をお進み下さい』
マユミ「EMUってなんでしょう?」フワーン
シンジ「宇宙空間に普通に出れるスーツの事」スイスイスイ
マユミ「…碇さんは全裸でいいんですか?」
シンジ「着るよりマシさ」
マユミ「例え死んでしまっても?」
シンジ「着るよりマシさ」
.
494
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:31:23 ID:2h2ftmJE
マユミ「度し難いですね」
シンジ「理解されなくて結構!」
『タブハベースへようこそ』
『ゲスト様用の入場ゲートへは直進してください』
シンジ「よし、右に曲がるか」クリンッ
マユミ「天邪鬼ですか?」ガシ
シンジ「oops」
マユミ「団体行動くらいしてください…」
シンジ「僕の嫌いな言葉の1つだな」
.
495
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:35:24 ID:2h2ftmJE
マユミ「ちゃんとここの人にお願いしないと帰れなくなっちゃいまs」クルッ
宇宙人?「…」
マユミ「ほわぁああああああああああ!?」ビクッ
宇宙人?「…」
シンジ「うお、なんかデオキシスとか新種のウルトラ〇ンみたいなのいる」
.
496
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:39:03 ID:2h2ftmJE
マユミ「あわわわわわわわ」
シンジ「お、なんか向こうにもコイツみたいなのいっぱいいる」
宇宙人?A「…」ノソノソ
宇宙人?B「…」カンカンカン
宇宙人?C「…」カチャカチャ
マユミ「ひぃいいい!」
シンジ「なんか皆働いてんな」
マユミ「よ、よし!ロケットに戻りましょう碇さん!」
シンジ「なんでさ♪なんでさ♪なななななんでさ♪」きゅっきゅっ
.
497
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:45:53 ID:2h2ftmJE
マユミ「た、たたたたた食べられちゃいますよ!?」
シンジ「えー?でもコイツら口ないよ?口元ツルッとしてんじゃん」
宇宙人?「…」
シンジ「アレかな、アニメ版のワドルディ的な食べ方かはたまたクリオネ的な食べ方するんかな」
マユミ「どちらにせよ怖いですって!」
「彼は”葛城マン”。ここの労働力よ」
シンジ「?」
マユミ「?」
白衣の女性「初めまして…になるのかしらね?私はあなたをよく知ってるけど」
白衣の女性「碇シンジくん」ニコ
シンジ「てめぇ誰ですか」
マユミ「エースの幼少期やめてくださいマキノさんもだめよって言ってたじゃないですか」
.
498
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 06:55:53 ID:2h2ftmJE
白衣の女性「私は」
シンジ「ホゥアァアアア!!」グルグルグルグル
マユミ「ちょ、宙で水平に直立不動横回転するの止めてください!ほら話ちゃんと聞きましょうよ!」グイグイ
白衣の女性「た、大変ね…」ホホ
シンジ「ああん?貴様どこの組のもんじゃコルァ!」ムキィ!!
マユミ「あの、初対面の方におしりの穴見せつけるの止めません?」
499
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 12:17:00 ID:.ltyqPqU
白衣の女性「ゴホン。」
加賀「…改めて。はじめまして!私はヒトミ。加賀ヒトミよ」ニコッ
加賀「ここ、タブハベースの最高責任者。君達の事情は聞いてるわ」ニコッ
シンジ「そりゃどうも。お疲れちゃんです」アベビャピョーイ
マユミ「ちょ、碇さんもう少し言葉使いと態度なんとかなりませんか」
シンジ「なんで?」
マユミ「いやなんでって…ほら、自分の股の間から顔出して舌を振り回しながら両手をヒラヒラするのは喧嘩売ってるとしか見られないからですよ」
シンジ「そう?もし僕がコレ見せられたら『コイツヤベー!!!』って思うけど」
マユミ「いずれにせよ不適切じゃないですか」
.
500
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 12:43:53 ID:.ltyqPqU
※加賀ヒトミさんはPS2やPSP、PC版でリリースされたゲーム、シークレットエヴァンゲリオンに出てくるリツコさんと同じ格好したNERV技術局の若きエリート。24歳。
物理学志望だったが『碇ユイのレポート』を偶然読んだ事で形而上生物学(冬月先生の専攻)に転向、NERV入所前から冬月先生と面識があった。『子供達の明るい未来を切り開くために科学を用いるべき』という信念を持つ。
無駄に紅茶に拘りあったりする、どこか純粋な女性。
尚、ゲーム本編で『女として生きるより科学者として生きる事を第一義とする』、『普段から感情的』な辺りリツコさんとは対極のキャラクターである所や、紅茶に拘る割には「ハハーン?さてはコイツあんまり紅茶の事知らねぇな?」ってなるイベントとか剣崎にクソマズ紅茶を飲ましてくるイベント等が見所です。
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501
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 12:45:59 ID:.ltyqPqU
加賀「ううん!いいのよいいのよ!好きにしてくれて!私元NERVの技術局の人間だったし!」ブンブン
加賀「シンジくんの事もよーぉおっく、知ってるわ!」
シンジ「え、そうなの?」
加賀「ええ!直接対面で話したことは無かったから君は知らなかっただろうけど」
シンジ「うん。じぇーんじぇん知らにゃい」フルフル
葛城マン「…」クイクイ
加賀「ああ、あなたを待たせてしまってたわね!ごめんなさいね。さ、ロケットから持ち出す荷物は?彼が持ってくれるわよ?」
シンジ「てやんでぃ!見ての通り、裸一貫よ!」ケツパァン!
マユミ「私も…特に何も無いです」フルフル
加賀「身一つで宇宙来たの!?あなた達宇宙舐めすぎじゃないかしら?!」
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502
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 16:50:28 ID:.ltyqPqU
マユミ「あ、あの…」
加賀「ん?何かしら」ニコッ
マユミ「ところで、その、この…ヒト?はどういう方なんですか?」
葛城マン「…」
加賀「…」
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503
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 17:49:32 ID:.ltyqPqU
葛城マン「…」
マユミ「…」ジー
葛城マン「…」ギョロギョロ
マユミ(……なんだろう、遠目から見た時は全身ダイバースーツみたいな作業用宇宙服を着た男のヒトなのかな…って思ってたけど、)
マユミ(近くで改めてじっくり見てると───)
葛城マン「…」グリュルリ。
マユミ(───まるで、『元々そういう生物』、みたいな────)
葛城マン「…」
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504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 18:48:54 ID:.ltyqPqU
※葛城マン…『名探偵エヴァンゲリオン』というエヴァゲームの中でも中々にイカレたゲームに登場したキャラクター。第14使徒ゼルエルをウルトラマンにリデザインしてちょいデオキシスに寄せたらこういう感じかなって見た目。画像は検索かけたら出ます。
マリ「ネタバレダメなゲーム未プレイ勢、及びそのゲーム実況動画とか観た事ない詳細を知らない人は画像を見たらすぐ閉じる事をオススメするにゃ」
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505
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 22:14:58 ID:.ltyqPqU
加賀「…ただの雑用業務ロボットよ?ここに勤務できる技術屋や力仕事できるヒトなんて皆無に等しいもの」ニコッ
加賀「そのために生み出されたロボット。喋れないけど頭はいいのよこの子」ナデ
葛城マン「…」
マユミ「そ、そうなんですか…」チラッ
葛城マン「…」
マユミ「す、凄くよく出来てますよね!まるで生き物みたいに見えますし!」
加賀「そうでしょう?よく出来てるの」ニコ
シンジ「…」
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506
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 22:20:36 ID:.ltyqPqU
シンジ「と、ここでマユミン、心理学でふってください」ヒソヒソ
マユミ「え?なんでですか?」
シンジ「マユミンの心理学は…初期値か」
マユミ「何故唐突にTRPGを」
シンジ「あー、失敗!残念!あなたは何も気づきません!」ペチン!
マユミ「???」
加賀「???」
加賀「えーと…まぁいいわ。この後すぐにあなた達をすぐ送り返す事になってるのだけど」
加賀「久しぶりのお客様だし…すこーしだけ!特別に社会見学させてあげるわ!」ウインク☆
マユミ「ほ、本当ですか!」
加賀「ええ!」
.
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 22:22:40 ID:.ltyqPqU
マユミ「すごい!まさか本物の宇宙基地を見せてもらえるなんて!」
加賀「フフッ!さ、こっちよ!ついてきて!」
マユミ「はい!」タタッ
シンジ「…」
シンジ「…成功した探索者は気づくでしょう。」
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508
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/17(金) 22:23:47 ID:.ltyqPqU
・・・・・・・・・・・・・
シンジ「『彼女が大きな嘘をついていて、何か隠し事している事に』」
マユミ「碇さーん?置いてっちゃいますよー!」
シンジ「あーい!今行きまんがな!」キンチャンバシリ
.
509
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/18(土) 01:12:15 ID:D/UsKG4w
〜基地内、ガラス張りで宇宙が見える廊下〜
マユミ「あの、加賀さんはどうしてNERVからここへ?」
加賀「ん?ああ引き抜かれたの私。」
マユミ「へぇ」
加賀「私ね、エヴァパイロットの子達が大好きでね、」
加賀「まだ幼い皆を助けよう、なるべく怪我をしないように、なるべく楽に戦えるようにってNERVに入ったの」
マユミ「へぇ…」
マユミ「碇さんも、ですか?」
加賀「ま、まぁね」
マユミ(あ、やっぱり好きじゃないんだ)
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510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/18(土) 01:17:03 ID:D/UsKG4w
マユミ「…」
マユミ(…こういう『人の心を覗いてしまった時』、キライだわ…)
マユミ(人の心を覗くのも覗かれるのもキライ…)
マユミ(…それに、こんな事を考えてしまう自分もキライ…)
マユミ(…シンジ「おじゃまシマウマ」)
マユミ「!?」
マユミ(シンジ「なんかネガティヴの波動を感じたのでマユミンの脳内に意識を飛ばしてみた」)
マユミ(!?!?)
.
511
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/18(土) 01:21:57 ID:D/UsKG4w
マユミ「い、碇さん…?」チラッ
シンジ「…」←ディズニーアニメシンデレラの意地悪な姉(紫)がガラスの靴履いてから初めて王子に会った時の顔してる
マユミ「」
マユミ(シンジ「そんなネガティヴ吹き飛ばしてあげるね!☆」)
マユミ(シンジ「ビビデバビデブゥゥゥウウウツアアアア!!!」)
マユミ「」
加賀「?」
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512
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/18(土) 01:23:22 ID:D/UsKG4w
加賀「だけどね、NERVったらヒドイの。」
マユミ「え?あっ、ハイ!」
マユミ(アレ、私何考えてたっけ?)
加賀「パイロットの子達を蔑ろにしすぎなの!」
マユミ「は、はぁ」
加賀「もっと豪華なお部屋に住んで、もっと美味しいもの食べて欲しいし、」
加賀「お休みとか、お金とかもっとあげたいし」
加賀「そもそもエヴァンゲリオンなんてあんなヤバイ物にヒトを搭乗させるべきじゃないわよ!」
マユミ「はぁ」
.
513
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/18(土) 01:41:03 ID:D/UsKG4w
加賀「あんな───”カミサマ”の死体にロボットの着ぐるみを着せて無理矢理動かしてるような─」ハッ
マユミ「…”カミサマ”?」
加賀「あっ、…ゲフンゲフン」
加賀「──ごめんなさいね、あなたに話すような事じゃなかったわ」
マユミ「は、はぁ」
加賀「ごめん。愚痴になっちゃったわね。聞かなかった事にしてちょうだい?」
マユミ「え、ええ…」
.
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/18(土) 02:32:31 ID:D/UsKG4w
きーるーわ♪私っ♪きーるーわ♪
保守ありがとうございマンドリカルド
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/09/18(土) 23:00:04 ID:Q79u9Ckg
やったー!定期的に見てた甲斐があったわ
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/10/26(火) 17:32:51 ID:lCxPsxJI
保守ぅ
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/10/30(土) 00:55:12 ID:fWX3V3aU
更新きてたとは………
すげえ面白いなぁやっぱり
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2021/12/11(土) 16:49:25 ID:cnAaN2Iw
おもろい
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/01/06(木) 20:20:42 ID:RbcyMnJE
保守
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/03/01(火) 04:17:16 ID:J.banIVQ
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 07:33:12 ID:ipibNznU
マユミ「…でも、ちょっと気になっちゃいますね」
加賀「?」ニコッ
マユミ「その、”カミサマ”って、どういうことなんだろう?って」
加賀「…」
マユミ「だって─」
加賀「あっ、マッズ!」
マユミ「へ?」
加賀「ごめんなさい!執務室の仕事用PCで大事なメール返さなきゃいけない事すっかり忘れてたの!」
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522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 07:33:53 ID:ipibNznU
加賀「ええっと…あなたお名前が、」
マユミ「あ、マユミです。山岸マユミ」
加賀「そう、山岸さんね!ごめんなさいね報告受けたのに名前もちゃんと覚えてなくて。私も歳かしら?」テヘッ
マユミ「い、いえ!」ブンブン
加賀「じゃあ山岸さん、ここの廊下をずっとまっすぐ行くと居住エリアがあるんだけど、」
加賀「空いてる部屋ならどこでも構わないから勝手に入ってしばらくそこで休んでてちょうだい?」
マユミ「え?私達だけで勝手に歩るき回っていいんですか?」キョトン
シンジ「…」
.
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 07:34:31 ID:ipibNznU
加賀「ええ!あなた達の事は信用してるし、重要な所は虹彩認証とカードキーじゃなきゃ開けられないもの」
マユミ「わかりました。じゃあ行って待ってます」
マユミ「お忙しいところお邪魔してすみません」ペコリ
加賀「ごめんなさいね?それじゃ!」タタタ
マユミ「…」
シンジ「…」
.
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 07:38:38 ID:ipibNznU
マユミ「…あからさまにはぐらかされましたね」
シンジ「ね。メール返すなら後でもいいはずだし、そんな大事なメールしなきゃいけないタスクあるならわざわざ案内を買ってでたりしないでしょうに」
シンジ「ていうかいくら重要施設が入れないからって14歳の子供2人を放置するかね?」
マユミ「ううん…」
シンジ「本気でやってるならちょい常識無さすぎじゃないかねって」
マユミ「碇さんの口から『常識無さすぎ』って言葉が出るほどですもんね」
シンジ「…うぇあ!!」グニグニグニ
マユミ「ちょ、私の脇肉揉むのやめてください」
.
525
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 07:54:04 ID:ipibNznU
マユミ「…私、さっきみたいな『人の心を覗いてしまった時』がキライです…」
シンジ「ふーん」
マユミ「…」
シンジ「…」
マユミ「他人の心なんて知りたくもないのに」
シンジ「他人が怖いんだね」
マユミ「…そんな事、」
シンジ「傷つけられるのが怖い?」
マユミ「怖くない人なんているんですか?」
シンジ「…」
マユミ「…」
マユミ「…ごめんなさい。変な事言いましたね。行きましょうか」テクテク
シンジ「そだね」テクテク
526
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 08:05:00 ID:ipibNznU
・・・・
マユミ「…」テクテク
シンジ「どしたん?そんな眉間にしわ寄せて」テクテク
マユミ「…さっきの加賀さんとのやり取りがまだちょっと引っかかってて」テクテク
シンジ「へー。どのこと?」テクテク
マユミ(どの?)
マユミ「…エヴァンゲリオンの事を『”カミサマ”の死体にロボットの着ぐるみを着せて』ってやつですよ」
マユミ「だってその、私もよく知らない素人ですけど」
マユミ「エヴァンゲリオンって、要するに巨大な人型ロボットなんですよね?」
シンジ「まあね」
マユミ「鎧の下…素体にバイオメカニクスみたいなのは使ってるかもしれないですけど、」
マユミ「それでも普通それを”カミサマ”の死体だなんて形容しないと思うんです」
シンジ「…」
.
527
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 10:46:38 ID:gXMcACoo
マユミ「とんでもない腕力を持ってるとか、凄いバリアを張れるとか、軍事転用やテロに利用されたら大変な事になる力を秘めてるから…って理由の比喩にしても、」
マユミ「なんだかおかしいなって」
シンジ「…」
マユミ「違和感が拭えないんです。まるで…」
マユミ「『本当に神が如き能力を秘めた未知の生物の死体を材料に使ってる』…ような、」
マユミ「…いえ、すみません考察…いえ、妄想が過ぎますね」
シンジ「なんだマユミン意外と考察魔だな」
マユミ「絞殺魔!?」
シンジ「考える方の考察の魔の方の意味」
マユミ「そんな言葉ないですよね?」
.
528
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 18:48:54 ID:gXMcACoo
シンジ「でも違和感とか気になる事ってそれだけなの?」
マユミ「え?」
シンジ「他には?」
マユミ「…何か碇さんには心当たりがあるんですか?」
シンジ「マヨネーズの残量が残り少しの時に、丸めて絞り出した時に出るマヨネーズの量くらいね」キュピン
マユミ「意外と結構ある…って事ですか?なんかもう面倒くさいんですけど」
シンジ「うるひゃぁ!つーかさ、少なくとも加賀さん1個明確に嘘ついてるんだよね」
マユミ「どんな?」
シンジ「『僕と直接対面で話した事無い』ってとこ」
マユミ「…ちゃんと会話した事がある、んですか?」
シンジ「そ。皆集まってる時に加賀さんもその場にはいた…とかじゃなくてね」
マユミ「え、でもさっき碇さんも知らないって言ってたじゃないですか」
シンジ「なんかあの人胡散臭かったからちょいカマかけてみた」
マユミ(かける意味がよくわかりませんけど)
.
529
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/05(火) 18:50:23 ID:gXMcACoo
シンジ「まぁともかく。前にキチンと対面で会話もしてるの」
マユミ「忘れてるだけなんじゃないですか?」
シンジ「確かにそこそこ前だし、少しだけだったから有り得なくは無いけど」
マユミ「なら」
シンジ「でもあんなにエヴァパイロットが好きって公言してるくらいの人がさ、」
シンジ「しかも僕というエキセントリックかつ1度会ったら絶対忘れない人間と会話して覚えてないなんて事あるだろうか?」
マユミ「…」
シンジ「いや無い(反語)」
マユミ「え、なんだかその口ぶりからすると碇さんがエヴァパイロットみたいですけど」
シンジ「エヴァパイロットですけど?」
マユミ「ふぇ!?」
シンジ「知らなかったのか…」
530
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 07:43:40 ID:NI8ae4rU
マユミ「いやまぁNERV関係者ではあるんだろうな、とは薄々思ってはいましたけど…」シゲシゲ
シンジ「あー…そういや確かに出会ってから今までずっと『僕がエヴァパイロットです』って言った事は無かったっけか」
シンジ「えへん。僕こそがあいあむなんばーわんエヴァパイロット、シンジ・IKARIだ改めてヨロシク!」Yaaaaaay!
マユミ「」
シンジ「ちな『え、加賀さんと会話?そんなんあったっけ?』って忘れてる奴は青葉さんスレの青葉さんが皆に忘れられてた時のシーンを読み返せバカチン!」クワッ
マユミ「スレ?」
.
531
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 07:49:07 ID:NI8ae4rU
シンジ「てーかさ、幾ら元NERVの技術局の人だからってさ、多分NERVの上位組織かなんかの月面基地の最高責任者に人生経験や知識技術等々が未熟な20代前半っぽい女性を起用するかね?」
マユミ「組織の方針が能力主義なら有り得るんじゃないですか?」
シンジ「だとしても、もし本当に彼女にそこまでの力量と才覚があるならNERVに居た時に父さんかリッちゃんが右腕に起用してるよ」
マユミ「リッちゃん?」
シンジ「簡単に言うとNERVで1番頭いい科学者」
マユミ「へぇー…お父さんはどういう立場の方なんですか?」
シンジ「NERVで1番偉い人」
マユミ「…」
マユミ「え?」
.
532
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 07:57:09 ID:NI8ae4rU
シンジ「あれ?言ってなかったっけ?」ニヤァ
シンジ「僕の父さんはNERVの最高司令官、碇ゲンドウ48歳だよ」ドヤァッ
マユミ「ええー!!?」ゴビーン!
シンジ「ちなみにリッちゃんはNERV技術局の偉い人で、最近父さんと結婚したから今は僕のママ!」グッ
マユミ「加賀さんの元上司!?しかも碇さんの新しいお母さん!?」ガーン!
シンジ「はーっはっはっ!!そして僕はエースエヴァパイロット!僕らは一家で人類を直接守ってるのさ!」
シンジ「ちなみにクラスメイトの綾波もエヴァパイロットだし最近僕ら碇一家の養子になったから」
シンジ「ドヤぁあああああ!!」ドャァアアァ
マユミ「…でもそれ言うなら私の養父さんだって国連職員ですから」
マユミ「言うなれば国連直属組織のNERVの上の組織の人なので、碇さんや碇さんのお父さん達より私の養父さんの方が偉いですね」シレッ
シンジ「ガハゥゥッッッ!!!」
マユミ(まぁ国連職員って言っても転勤が多い事からして恐らく管理職ではないでしょうから、どう考えても碇さんと碇さんの御家族の方が凄いんですけど)
.
533
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 08:01:32 ID:NI8ae4rU
〜住居エリア〜
シンジ「お、あそこの部屋丁度良さげ」
マユミ「あ、本当ですね」
シンジ「お邪魔女ドレミ」ウィム
マユミ「そんな昔のニチアサよく知ってますね」
シンジ「君こそ────」
カヲル?「ん?」ピコピコ
シンジ「え?」
.
534
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 08:02:53 ID:NI8ae4rU
カヲル?「…」
シンジ「…誰だお前」
カヲル?「それはこっちのセリフだと思うけど?」
マユミ「そうですよ碇さん。えっと、私達は…」
カヲル?「…」スタスタ…
マユミ「?」
シンジ「我が名はシンジ!字名は碇!鋼のケツを持つ男!」
シンジ「我はここにいるマユミンに地球やこの基地内を見せてやるためにここに来」
カヲル?「…カヲル!」ピタ
マユミ「え?」
カヲル?「渚…カヲル!!」シャキーン!!
シンジ「振り向きざまに名乗ってキメてきた!?ここまでアクが強い奴は僕の人生で初めてぞ!?」ゴクリ…!
マユミ「アクが強いのは碇さんもどっこいですよ」
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535
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 08:05:11 ID:NI8ae4rU
カヲル?「渚クンでいいよ?」ズバシィーン!
シンジ「…僕が知ってる渚とは髪型がちょっと違う…けど、」
シンジ「…君も”渚カヲル”なんだね」
カヲル?「そうらしいね!」
シンジ「凄いな。ホントに渚にソックリだ」ジロジロ
マユミ「でも渚さんってこんな人でしたっけ?」
渚クン「ちなみにボクはこの部屋にゲームをしにきたのさ」ユビサシ
マユミ「あ、ホントだ据え置きタイプのゲームが置いてありますね」
渚クン「ボクはこの部屋にゲームをしにきたのさ…だから?」
シンジ「いや知らんけど」
シンジ「…同じ事2回言ったぞこいつ」ヒソヒソ
マユミ「渚さんにとっては大事な事だったんじゃないですか?」ヒソヒソ
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536
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 08:34:49 ID:NI8ae4rU
渚クン「フフっ、どうやらボクは歓迎されてないみたいだね」
渚クン「でもコレで君の機嫌もご機嫌さ!」つ
マユミ「え?…何ですかコレ?」つ✝︎
マユミ「何…かの、部品?」
シンジ「あ、これアレだ」
渚クン「そう、メトロノームの大事な部分さ!」
シンジ「そう、あの揺れる棒の部分だね」
マユミ(何故これで機嫌がとれると…?)
マユミ「い、いいです。要らないです!」
渚クン「そうかい?」
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537
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 08:36:39 ID:NI8ae4rU
渚クン「シンジくんには特別に200円さ!」チャリーン!
シンジ「わぁい!ありがとう!」
渚クン「!」二コーン!
シンジ「そしてこの200円をー」
シンジ「お前の両目にズドーン!!!」
渚クン「ふぐぅッ!?」
マユミ「ちょ、碇さん!」
シンジ「それより…お前さっき巨人の指に居た奴か?」
シンジ「だとしたらヒトじゃない事になるんだけど」
渚クン「…」
シンジ「お前何者だよ。それともアスカ達みたいな何かか?」
渚クン「ところで…明後日はボクの誕生日らしいよ?どう思う?」
シンジ「『話聞けよファック野郎』って思う」ナカユビ
マユミ「気持ちは分かりますけど碇さんダメですよケンカ売っちゃ!」
.
538
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 12:36:12 ID:NI8ae4rU
渚クン「やれやれ…君達は変わった人だね」スッ
シンジ「お前にだけは言われたくねぇ」
マユミ「碇さん!」
渚クン「…ああ、良かったら君達も”吸う”かい?」つ
マユミ「!」
シンジ「ストロー…」
マユミ(もしかして、麻薬の類いとか?鼻とかで吸うタイプの…!)
渚クン「コイツは”クる”よ。中々手に入らない上物さ!」つ
マユミ「い、いえ私は…」
シンジ「貰うわ」スッ
マユミ「碇さん!?」
シンジ「いいんだ。コイツから情報得るためにはコイツと仲良くならなきゃ」
マユミ「けど!」
.
539
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 17:47:50 ID:NI8ae4rU
シンジ「同じ目線と同じ景色を見なきゃ他人と仲良くなんてなれないだろ」
マユミ「でもっ!」
シンジ「いいかい?お一つ貰っても?」
渚クン「モチロンさ!」パアッ…!///
渚クン「いやぁ嬉しいよ!コレに付き合ってくれる人が居なくてさ!」つ
シンジ「…」
マユミ「…」
シンジ「…マユミン、なんかストローと焼き明太子渡されたんだけど」
マユミ「ごめんなさい私も今凄く困ってます」
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540
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 17:49:35 ID:NI8ae4rU
渚クン「明太子の真ん中にストローを刺して…中身を少しづつ吸いあげるのさ!」ジュルジュル
シンジ「」
マユミ「」
渚クン「明太子をニギニギしながら吸うと中でバラけて食べやすいよ!」ニコーン!
シンジ「コイツヤベー!!」バッ
マユミ「(正直同感だけど!)言っちゃダメですよ碇さん!」
マユミ「ほら、同じ目線、同じ景色を見るんでしょ!」グイ
マユミ「狂人同士気が合いますよきっと!」グイグイ
シンジ「僕も狂人だけどアイツは種類が違うだろ!シシャモとチャペリンくらい違うだろ!」
マユミ「じゃあ結構似てるじゃないですか!」グイグイ
.
541
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 17:51:54 ID:NI8ae4rU
× シンジ「僕も狂人だけどアイツは種類が違うだろ!シシャモとチャペリンくらい違うだろ!」
〇シンジ「僕も狂人だけどアイツは種類が違うだろ!シシャモとカペリンくらい違うだろ!」
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542
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 17:53:03 ID:NI8ae4rU
マユミ「ほら、見てください凄い目をキラキラさせてワクワクしながら差し出してきてますよ!」
渚クン「初めての吸い友(一緒に明太子をストローで食べる人)なのさ!」キラキラーン!
シンジ「…仕方ないなぁ」
シンジ「…」ジュールジュルジュル
渚クン「…」ジュールジュルジュル
マユミ(天国のお母さん。マユミは今、普通の人は一生見る事がないであろうシュール過ぎる光景を見ています)
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543
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以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 17:55:20 ID:NI8ae4rU
シンジ「これさ、もうちょい太いの無い?細いストローだと結構詰まっちゃうんだけど」
渚クン「僕が舐り倒したモノでよければあるよ?」トゥローン
シンジ「それは無ぇっつーんだ。覚えときな」ジュールジュルジュル
渚クン「ちなみにオカワリは要るかい?」つ豆腐
シンジ「豆腐じゃん。パックに入った」
マユミ(食べ物変わった)
渚クン「大丈夫!ちゃんと絹ごしさ!」ニコーン!
シンジ「…コレにもストロー刺して食えと」
渚クン「仰る通りさ!」ニコーン!
シンジ「いいかーマユミン。覚えとけー?コレが大人になった時に使う『付き合いで仕方なく』って奴だぞー」ジュールジュルジュル
渚クン「ワサビ醤油をかけた絹ごし豆腐をぐちゃぐちゃにして吸うのは最高さ!」ニコーン!
マユミ(普通に食べたらいいのに)
.
544
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/06(水) 22:39:59 ID:cHmQ4cgU
シンジ「…」ジュールジュルジュル
渚クン「…」ジュールジュルジュル
シンジ「…仲、深まったな!!」ガッシィ!
渚クン「君はボクの生涯の親友さ!」ガッシィ!
マユミ(なんだかよくわからないけど、狂人同士意気投合した…)
.
545
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 00:38:25 ID:65CPkwHM
渚クン「君達、ボクの今までの人生で見かけた事がないからお客さんなんだろう?基地内見たいんじゃないかい?ボクが案内するよ!」ニコーン!
マユミ「え、でも勝手に動いちゃ加賀さんが」
渚クン「心配しないで?ボクが彼女に言っておくさ!心の中でね!」
マユミ「いや意味ないんで」
シンジ「置き手紙でもしておけばいいんじゃね?多分各部屋内を監視カメラかなんかで見れたり基地内も探せるんだろうしね」
マユミ「あー…まぁ、それなら?」
・・・・・
.
546
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 09:48:36 ID:65CPkwHM
・・・・・
ブロロロロロ…
渚クン「フンフン♪フンフン♪フンフンフンフン♪(第九)」
シンジ「フンフンフンフン♪フー♪フフーン♪(第九)」
マユミ「…あの、」
シンジ「ガッカリしてメソメソしてどうしたんだい?」
マユミ「してないです。あの、何故私達はこの巨大なスニーカーに四輪タイヤがついた何かに乗りこんで基地内をドライブしているんですか」
シンジ「広い基地内を移動するのに合理的だからじゃね?」
シンジ「ちなこのスニーカー車、エヴァ初号機の履いてる靴がモデルだよい」
マユミ「何故エヴァンゲリオンが履くはずの靴を車に…」
渚クン「コレかい?コレはエヴァ初号機を再現しようとして建造し始めたものの、65%まで作った所で予算が尽きてしまった悲しい車さ!」
マユミ「だとしたら残りの35%を作ったとしても片足首までの何かにしかならないんですけど」
.
547
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 09:51:21 ID:65CPkwHM
渚クン「細かい事は言いっこ無しさ!」ニコーン!
マユミ「コンセプトに対して再現率が致命的、」
シンジ「まぁまぁマユミンそっとしておいてやれよ」
シンジ「失敗なんて誰にでもあr」
その辺で仕事してた葛城マン「ピギャ!!?」
ドゴーン!!!
渚クン「しまった!作業員を撥ねてしまった!交通事故だ!」
マユミ「いやぁあああ!!!」
シンジ「よし、どうせ罪人になったんだしこの際だからあと2、3人撥ねとこうぜ」
渚クン「了解!」コクン
マユミ「えぇーッ!?」
.
548
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:00:05 ID:65CPkwHM
どこーんばこーん。
葛城マンA「ギャァアアアッッ!」
葛城マンB「ぴぎぃいーイィッッ!!」
葛城マンC「ァァァアアアーッ!」
マユミ「あわわわわわわわわ」
シンジ(葛城マン…やっぱコイツらロボットじゃない。それに普通の人間でもないな)
葛城マンB「ぐぅ…」
葛城マンB「…」ムクリ
葛城マンB「…」カチャカチャ
シンジ(普通に人が死ぬスピードで撥ねられてもすぐに立ち上がる。そして何事もなかったかのように仕事に戻る)
シンジ(”葛城”マン…ね。この前半分の名前聞くとどうにもミサりんが脳裏をチラつくな)
.
549
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:01:58 ID:65CPkwHM
葛城マンD「ほぎゃぁああ!!」
葛城マンE「ぷぎぃ!!」
渚クン「すごいや!マリ子カートでもこんなに撥ねないさ!」ニコーン
マユミ「ちょちょ、撥ね過ぎ撥ね過ぎ!!どんだけ撥ねる気ですか!?」
シンジ「無論僕が飽きるまで」
マユミ「鬼畜すぎじゃ!?」
ブロロロロロ…
ドゴーングシャーッ…
\ギャァアアア/
550
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:12:14 ID:65CPkwHM
〜基地、某所〜
カメラ映像『\ギャァアアアッ!!/』
加賀「…」
加賀「あーあ!我ながら嘘下手過ぎね」ギシ
加賀「でも、いいの。だってもう誰も邪魔も手出しもできないわ?」
加賀「逃げられないし助けも来れない。しかも研究に必要な要素を備えた人間が全て揃った」
加賀「ようやく!ようやくね!」
加賀「ああ、ユイさん!あなたが遺した刺激的な理論の数々!その小さな小さな1部ですけど!もうすぐそれが私の手で叶いますよ!!!」
加賀「これで世界中の未来ある子供達が皆救われる!”箱舟”の力があれば人類補完計画計画から逃れられる!」
加賀「正義は必ず勝つの!もう誰も犠牲になんかさせない!!!」
加賀「アハ☆アハはははあはははははははははハハハハハはHAHAHAははははは!!!!」
.
551
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:27:57 ID:65CPkwHM
机<ヒラッ
…ぱさ。
『形而上生物学 課題 「人類を救いうる生き物とは」』
『提出者:碇ユイ』
『この論文はオートエスノグラフィー形式で記す。』
ぱらっ…ぱらららららら…
.
552
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:29:07 ID:65CPkwHM
『…以上の事から、”エヴァンゲリオン”は人類全ての魂を運ぶ、ノアの方舟になりうるものである。』
『また、同時に人類全てを滅ぼす悪魔ともなりうる』
『しかし、どちらの結果を招いても』
『人類にとっては生きていく上での煩わしさ全てから解放される救済となるだろう』
『老いも、死も、諍いも、病も、好悪も、善悪も、災いも、』
『孤独も、愛憎も、嫉妬も、不安も、貧富も、見目も、性差も』
『無能も、肉欲も、憤怒も、不健康も、交友も、承認も、』
『全て。人類が個人単位で抱えている全ての問題を解決し、誰もがその結果に納得し、満足する。本来理論的に成立し得ないその矛盾を両立させられると思われる。』
.
553
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:32:14 ID:65CPkwHM
『私はこの理論を』
『”人類補完計画”と名付け────』
ばらららららららららら…
『───よって、人類を救いうる生き物とは私自身である────』
.
554
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:33:52 ID:65CPkwHM
ここだけ後から書かれた欄外メモ:
『ゲンドウくんへ。』
『私ね、人類を滅ぼす”カミサマ”になる。』
.
555
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:38:20 ID:65CPkwHM
〜基地内走行中のエヴァシューズカー〜
渚クン「ごらん!アレが何かよく分からないモノを造っている機械さ!」
機械<ガショーンガショーン!
シンジ「ホントだ!何かよく分からないモノとしか形容できない何かを作ってる!」
マユミ「ええ…もうちょっとこう、せめて名称とか」
渚クン「それじゃあ聞くけど、君は『二階建てバスなのに1階がないバス』の名前がわかるのかい?」
マユミ「いやそんな概念的なものはわかりませんけど」
渚クン「だろう?同じ事さ!」
シンジ「なるほど…つまり『興味ない人や物の名前なんてそもそもロクに覚えないしどうでもいい』と」
マユミ「え、そういう事なんですか?」
シンジ「いや知らんけど」
マユミ「ええ…」
渚クン「違うさ!」ニコーン!
マユミ「違うじゃないですか!」
.
556
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 10:44:54 ID:65CPkwHM
シンジ「てかもっと用途とか使い方が説明できる所に案内しろよな」
渚クン「へえ?ボクが説明できる所なんかでいいのかい?」
シンジ「せやで」
渚クン「わかったよ!」ニコーン!
渚クン「それじゃ、ボクも燃料を補給するさ!」つ
シンジ「今度はタラコ取り出したな」
渚クン「〜♪」プス
マユミ「あ、ストロー刺して吸ってる」
渚クン「心がいっぱいさ!」ニコーン!
ブロロロロロ…!
.
557
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 12:15:51 ID:yBWZVTpA
〜何か暗くてパイプとか管とかいっぱい張り巡らされた部屋〜
渚クン「ここさ!」
マユミ「…なんだか不気味な所ですね」キョロキョロ
シンジ「なんだ不満ばっかだなマユミン」
マユミ「いや不満ってわけじゃ」
シンジ「ところでここはどういう部屋なの?」
渚クン「ボク達が産まれた所さ!」ニコーン!
シンジ「…」
シンジ「…”達”?」
マユミ「?」
.
558
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 12:17:08 ID:yBWZVTpA
がしゃん。
シンジ「お、辺りの電気がつい、」
赤い液体に浮かぶ渚カヲル?『…』
シンジ「た…」
脳髄だけになって人型の機械に詰められていく『誰かだったもの』『…』
シンジ「」
LCLの中で身体がバラバラにほどけた後、周囲の機械により思い出したかのように再構成される渚カヲル?『…』
マユミ「ひっ!!」
.
559
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 12:32:45 ID:yBWZVTpA
『KAWORU-08』と書かれた真っ赤なエントリープラグに詰めこまれていく『来る時に見た、巨人の指の上に座ってた非人間染みた笑いをする渚カヲル?』「…」
LCLの水槽に浮かぶ、多数の渚カヲル?『…』
人間の形をしていた渚カヲル?が分解され、指定位置に各肉体パーツが折り畳まれていく『高性能AI【DAMMY】』と書かれた箱「…」
袋型の試験管で管理されている胎児達『…』
檻に入っている使徒のような化け物(頭部に渚カヲルの顔の破片が着いている)『…』
シンジ「…生命倫理の四原則ってなんだっけ」
.
560
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 12:44:00 ID:yBWZVTpA
マユミ「ひ、いや!いやあ!」
シンジ「…」ギュ
マユミ「…っ、」フルフルフルフル
渚クン「…ここはね、”真のダミープラグ”とか、”使徒を操る術”とか、”悲願”を完成させるための場所なんだってさ」つタラコにストロー
シンジ「ダミープラグ?」
渚クン「うん。パイロット無しでエヴァを完全自律型で動かすシステムを搭載した特殊なエントリープラグの事さ!」ジュールジュルジュル
シンジ「パイロット無しで?そんなのどうやって」
渚クン「ほら、要はエヴァって、コアに入ってる魂とパイロットが心を通わせる事で動くだろう?」
渚クン「でも、そもそも何故コアに魂を入れなきゃいけないと思う?」
渚クン「それはエヴァのコピー元…最初の使徒アダムのその魂が肉体から切り離されていて、そのコピー体であるエヴァも魂を持たずに産まれているからさ」
マユミ「魂?…脳では無く?」
渚クン「細胞を使った記憶媒体ではその生き物の運命や人格、軌跡や存在なんかの膨大で精緻な記録【レコード】を長期間劣化なく保存できないだろう?」
マユミ「????」
.
561
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/07(木) 12:47:52 ID:yBWZVTpA
渚クン「魂と身体はワンセット。揃ってなければ”ヒト”は成立しない」
渚クン「即ち、『アダムの魂』に近い魂を代わりに入れなければエヴァンゲリオンという体を動かせないからなのさ!」
渚クン「だからアダムの魂の精神性に近い、『母親がいない14才の少年少女達』がパイロットに選ばれる」
渚クン「そしてパイロットの近親者の魂を使ってエヴァの肉体とパイロットの仲介役にして、より互換性を高めるのさ!」
マユミ「最初の使徒が、エヴァのコピー元…」
マユミ(じゃあ、加賀さんが言っていた、”カミサマの死体”って、)
マユミ「使徒という毒を、同じ毒で浄化している…?」
マユミ(それに、仲介役として近親者の魂?を使うってことは、)
マユミ(新しくパイロット候補を作ろうとしたら、近親者が全員生きてるパイロットの場合は…魂を引き剥がしてるって事…?いや、殺し、…碇さんのお母さんが、亡くなってる、ってことは、)
マユミ「…」チラッ
シンジ「…」
.
562
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/08(金) 09:24:07 ID:F5mt7it.
渚クン「でも子供を戦わせるなんて非人道的で非合理的だろう?」
渚クン「そこでボク達、”渚カヲル”の出番なのさ!」
シンジ「…なんで?」
渚クン「ボク達の生い立ちがシステム構築にあたって最適だったからさ!」
渚クン「ボク達はタブリスのようにアダムの魂を持って無いけど、アダムの使徒細胞クローン、アダムの魂の模造品を持たされているから」
渚クン「…端的に言えば使徒に近いモノを持っているのさ!」
渚クン「つまり、ボクらはアダムの魂【パイロットの代わり】の代替部品になりうる」
シンジ「…」
渚クン「即ち、ヒトは誰も犠牲にならなくて済むって事さ!」
シンジ「…バカかよ」ギリッ
.
563
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/09(土) 03:08:56 ID:gSxIkHZ.
渚クン「どうしてだい?」キョトン
シンジ「君達という犠牲が出てるじゃないか!」
シンジ「命も!尊厳も!運命も心も人生も蹂躙されて!弄ばれてるじゃないか!!!」
シンジ「こんな、こんな…!」フルフルフルフル…!
渚クン「だってボクらはヒトじゃないよ?」
渚クン「それにヒトは自分達に都合がいいように他の生き物を管理したり改造したり利用するじゃないか」
渚クン「君が憤るのはボク達がヒトに近い見た目だからかい?それなら、」
シンジ「違う!!君達が!『怒る』自由すら奪われているからだよッッ!!!」
渚クン「どうしてボク達が怒れないと君が怒るんだい?」キョトン
シンジ「僕が、ちゃんと心持ってる、人間だからだよ!!!」
渚クン「…?」クビカシゲ
.
564
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/10(日) 15:42:53 ID:JAs1shLo
シンジ「わかるさ!君が恐らく反乱防止のために『そういう教育』をされている事は!けど!」
渚クン「でも、ボクらはダミープラグだけじゃなくてスペースシャトルの案内用AIの生体部品とか、他にも…」
シンジ「だから!!そうやって!!誰かに都合がいいように利用されて!人形扱いされてる事に!!!怒れよ!!!」グイッ!
渚クン「…」ポカン
・・・・
シンジ「…僕の親友の顔で…君達まで、…仕組まれた運命の奴隷になってんじゃねぇよ…!」ポロッ…!
渚クン「…?」
.
565
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 00:10:35 ID:B7yeTYC6
シンジ「許せない…!加賀…!絶対許さねぇ!」
シンジ「なあ!マユミン!」
マユミ「…」
シンジ「アイツ1回ぶん殴ってやろう!こんな暴挙止めなきゃ!」
マユミ「…」
マユミ「い、いや私は、…ちょっと…」タジ
シンジ「へぁ?」カクン
.
566
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 00:12:05 ID:B7yeTYC6
マユミ「だ、だって…こんな宇宙基地という資源と流通がかなり限定されている環境下でこんな恐ろしい人体実験やってるんでしょう?」
シンジ「…」
マユミ「組織的なのは間違いがありませんし、彼女を怒らせたら私達は地球に帰る術がありませんし、」
マユミ「…仮に私達があの人殴っても、きっと何も止まりませんよ。全滅して終わりです」
マユミ「渚さん達は気の毒ですけど、私達じゃ何も出来ませんよ…」
シンジ「…」
マユミ「そ、それにほら!渚さん達自身も理不尽に感じてるわけじゃないんでしょう?」
渚クン「そうだね?」
マユミ「『そういうモノ』なんですよ。当人達が納得してるなら別にいいじゃないですか!」
.
567
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 00:14:17 ID:B7yeTYC6
マユミ「ほ、ほら!地球も見たし、月にも来ました!いい思い出作れましたし!不可能は可能になりました!当初の目的は果たした訳ですから、」
マユミ「…怖い…ですし、」
マユミ「それか、そうだ、地球に帰ってから碇さんのお父さんに相談するとか!そうですよ、そうしまs」
シンジ「マユミン」
シンジ「本気でそう思ってる?」
マユミ「…っ、」
.
568
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 01:04:43 ID:B7yeTYC6
シンジ「わかってるはずだよ。仮に何もせず無事に帰れたとしても、父さんに相談したとしても解決するための長い時間、その間にも次々と渚達が殺される事が」
マユミ「…」
シンジ「それに『非道を許していいのか?』という道義的な話だけじゃない」
シンジ「こんな『誰にも知られちゃマズイ事』を僕らは知ってしまった。僕が加賀なら僕ら2人を確実に事故に見せかけて殺す」
マユミ「う、」
シンジ「僕らは例外的に渚のお陰で入れてしまったけど、恐らくここは本来『キーがなければ入れない重要な部屋』だろうし、」
シンジ「そんな部屋が開けられたなら…それに僕らはカメラか何かで監視もされてただろうから、恐らく僕らが知ってしまった事も知られただろう」
シンジ「もう、僕らは逃げられないんだ。色んな意味で」
マユミ「…」
.
569
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 01:05:55 ID:B7yeTYC6
シンジ「マユミン。『辛くなったら逃げていい』とか、『無理しなくていい』とか、最近よく色んな創作物でも使われてるけどさ、」
シンジ「『誰にも助けて貰えない。誰も何とも出来ない。自分がなんとかするしかない』事の方が人生ずっと多いんだよ」
シンジ「『逃げちゃダメだ』って事の方が、ずっと多いんだ」
マユミ「…」
シンジ「戦わなきゃ。生き残るために。誰かのためだけじゃない。正義のためだけじゃない。他ならぬ自分自身のために」テギュ
マユミ「…」
.
570
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 01:06:46 ID:B7yeTYC6
シンジ「マユミン。君、変わりたいんじゃない?」
マユミ「…」
シンジ「孤独の安寧に閉じこもって、他人を恐れるばかりの自分から」
マユミ「…」
マユミ「…こうなったの、碇さんのせいじゃないですか」
マユミ「私は最初、ことわったのに。碇さんが無理矢理連れてなんてくるから」
シンジ「そうだね。そこはゴメン。」
マユミ「碇さんが責任取って自分1人で何とかすればいいじゃないですか」
シンジ「ゴメン。それは無理。君の力がいる」
マユミ「全部碇さんの責任じゃないですか!私を巻き込まないでください!」
シンジ「…確かにここまでの事は全部僕の責任だ。けどさ、」
シンジ「ここまで。全部僕は降りかかる危難を全部何とかしてきただろう?」
マユミ「…」
.
571
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 01:07:47 ID:B7yeTYC6
シンジ「そして君は今回も何とかしようとしてる僕の意思に異を唱えた」
マユミ「…」
シンジ「別に『僕の言う通りにしろ!』なんて言ってない。ただ、自分の意思を示すなら、」
シンジ「袂を分かつなら。そこからは君の選択だ。君の責任だ。君の自由という事になる」
シンジ「その上でこの件から逃げる事、見て見ぬふりをするならそれでもいい」
シンジ「でもさ、いいの?」
マユミ「…」
シンジ「君はきっと後悔するよ。どんな結果に転ぼうとも」
マユミ「…」
マユミ「…」
マユミ「……」
.
572
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 01:08:44 ID:B7yeTYC6
マユミ「…もし、私が…」
シンジ「うん」
マユミ「…一緒に戦ってくださいって言ったら、力を貸してくれますか?」
シンジ「もちろん!」ニコッ
マユミ「…でも、こわい、です。逃げたいです」
シンジ「うん」
マユミ「ひどすぎる、ともおもいます」
シンジ「うん」
マユミ「…しにたくない、です」
シンジ「うん」
マユミ「けど私1人じゃ無理です」
マユミ「だから、」
マユミ「…」グッ…
.
573
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 01:09:51 ID:B7yeTYC6
マユミ「私と一緒に、戦ってください。」
シンジ「その言葉を待っていた」ニコッ
.
574
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/11(月) 01:17:41 ID:B7yeTYC6
今回はここまで。本当は今年の1月1日に文章自体は完成していたけど色々あって投稿すんのがダルすぎてこんにちにいたる。すまんやで。
後、この板がもう限界なのも知ってるけど、次スレは今んとこSS速報でやろっかなとは思ってるよ。もし見に来た時に次スレ無かったらSS速報か、普通に検索かけるか、
>>1
のTwitter垢探して聞くなりなんなりしてね!
575
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2022/04/29(金) 12:16:01 ID:ykYS/Xl.
楽しみにしてるぜ
576
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/09(火) 22:34:40 ID:GisfYwFI
もう更新されないのかな
577
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/01/27(土) 00:13:05 ID:ziNlpqww
>>576
シンジ「んな事ないでぇ」ステップステップ
シンジは何一つ信用出来ない顔でスリックバックステップをしながら言いました。
そうです。シンジは海が見たかったのです。
>>1
だヨ。あいや、しばし待たれよ。
書こうとしてた休みの時に病気とかしたもんで。
あの…もう少ししたら、きっと。
.
578
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2024/05/17(金) 20:38:35 ID:3CAo5m.E
待つぜ
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