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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所

1まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY:2009/06/16(火) 03:01:04
ここは とらドラ! の主人公、逢坂大河と高須竜児のカップリングについて様々な妄想をするスレの避難所です。
アクセス規制で本スレに書けない、とかスレに書けないような18禁のエロエロ話を投下したい時とかに
お使いください。

2まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY:2009/06/16(火) 03:03:42

    / _         ヽ、
   /二 - ニ=-     ヽ`
  ′           、   ',
  ',     /`l  / , \_/ |
  ∧    〈 ∨ ∨ ヽ冫l∨
    ',   /`|  u     ヽ
    ', /          /
    /  ̄\   、 -= /                   __
  / ̄\  `ヽ、≧ー                    _  /. : : .`ヽ、
 /__ `ヽ、_  /  、〈 、           /.:冫 ̄`'⌒ヽ `ヽ、 / 〉ヘ
/ ==',∧     ̄ ∧ 、\〉∨|         /.: : :′. : : : : : : : . 「∨ / / ヘ
     ',∧       | >  /│        /: :∧! : : : :∧ : : : : | ヽ ' ∠
      ',∧      |、 \   〉 、_       (: :/ ,ニ、: : :ィ ,ニ=、 : : 〉  ,.イ´
      ',∧      |′   ∨ ///> 、  Ⅵ: '仆〉\| '仆リヽ:|\_|: :|
      / /     |     └<//////> 、 八!`´、'_,、 `´イ. :|////7: !
    /_/       |、       ` </////>、\ ヽ丿  /. : :|//// : .丶
    ,'          |′         ` <//∧ : > </.: : :////〉: : : . ヽ
    ,'          |            / 个:<〉. :〉》《/.: ://///: : : : : : . \
   ,'           |、          〈 . : :│: |/. :/│/.:///////: : : : : : : : : . )
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本スレ
【とらドラ!】大河×竜児【クネクネ妄想】Vol10
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1244280781/

過去スレ
【とらドラ!】大河×竜児【ラブラブ妄想】(1スレ目)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1231122796/
【とらドラ!】大河×竜児【ニヤニヤ妄想】(2スレ目)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1234443246/
【とらドラ!】大河×竜児【デレデレ妄想】(3スレ目)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1236695653/
【とらドラ!】大河×竜児【イチャイチャ妄想】Vol4
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1237819701/
【とらドラ!】大河×竜児【ベタベタ妄想】Vol5
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1238865504/
【とらドラ!】大河×竜児【スキスキ妄想】Vol6
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1240317270/
【とらドラ!】大河×竜児【ドキドキ妄想】Vol7
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1241386432/
【とらドラ!】大河×竜児【アツアツ妄想】Vol8
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1242374673/
【とらドラ!】大河×竜児【フワフワ妄想】Vol9
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1243354181/

3まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY:2009/06/16(火) 03:04:46
まとめサイト
ttp://tigerxdragon.web.fc2.com/

4高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 13:20:07
乙でーす>まとめ人さま

5高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 15:35:14
非エロの避難スレも作って基本2本立てがいいんでしょうかね

6高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 15:41:44
それともあれか、もうここに来た以上は、1スレでエロ有無混合の進行を
覚悟すべきか。2スレにしたら閲覧の手間も2倍になるものね……

7 ◆WYBWMAxU3Q:2009/06/16(火) 15:49:40
トリップテスト

8◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 15:58:27
トリップ使えますね……手作りトリップどうしよう、ちょっと気に入りだしてたのに。
ペンネーム化か?w

9◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 16:02:35
◆eaLbsriOasです。代理投稿歓迎。

夕方にのそいたあなたになごみのSSS

・フラグ立て2

「大河ぁ、今日は何食べたい?」
「ドラゴンの丸焼き」
「はいはい俺の丸焼きね……まあな、結構めんどくさいんだよな。献立決めんのって」
「……そうなの? 迷ったら肉でいいじゃない」
「おまえも肉以外で好きなものあるだろ? いろいろ食わせてえんだよ、ちっとは考えてくれよ。なあ、ほかに好きなもんないか?」
「……ドラゴンの丸焼き」
「はあ……なんも考えちゃくれねえ……」


・お風呂ソング

 ちゃぷん……
「バッカ犬〜バッカいぬ〜♪ ほ〜んとはだ〜い好っきバッカ犬〜♪ ふっふふふ〜ん……♪」
「大河ぁ、新しいシャンプーとリンス、ここ置いとくぞぉ? 聞こえたかぁ?」
 どばしょわっ! ばしょわっ!
「っ! っ!? ……バカ犬が〜死んじゃった〜♪ むしろ殺す〜方向で〜♪ い〜ぬ地獄〜未練ない〜♪」
「っ!? おまっ……世話してやってるのになんて……聞こえてるぞこの野郎!!」


・告白の……

「好きだ、大河っ」
「もっとぉ!」
「好きだ! 大河!」
「もっと声を大きくっ!」
「好きだ!! 大河!!」
「もっと気持ちを込めてぇ!」
「好きどぅあ!! たいぐぅあ!!」
「もっとお母さんみたいにっ!」
「っ? す、好きよ、大河、ほら早くご飯たべなさい」
「もっと馴れ馴れしくっ!」
「っ!? 好ーきー、みたいな? 大河ちゃ〜ん、的な?」
「もっと機敏にっ!」
「っ?? すっ、たいっ……ってもうわかんねえよ何だ機敏て。そもそもなんで名前が櫛枝じゃ駄目なんだ?」
「め、目の前にいる相手に気持ちを伝える練習だからいいのよ」
「なるほどそうか!……そうかあ? ……おう、おまえどうした震えて。寒いのか? 顔色も悪いぞ」
「……暑いんじゃバカタレがぁ! さあ告白の練習っ! もういっちょう!」

10◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 16:03:52
SSS、3本立てでした。
省略かかるのがちょっとウザイよーな……?

11◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 16:11:15
「夕方にのそいた」だって。間違いです。代理投稿などして下さる際には
「夕方にのぞいた」によかったら直してやってください(´;ω;`)ドジ

12高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 19:39:04
乙&GJ

早速Janeに登録しました。

13高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 20:37:21
>>21
告白ワロタwww

14高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 20:44:38

まとめ人さまお疲れ様です。
>>9
代理投稿完了しましたー

15◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:26:42
「竜虎並び寝る」9章まいりまーす。次レスから。
本スレへの告知、誘導だけよろしくお願いします。
まだここが定着していないので(まとめサイトからも飛べない)
一応ここ新避難所のURLも添えて頂けると助かります。

--告知テンプレ--
「竜虎並び寝る」9章、新避難所に投稿されました
ドエロコメですので読みたい方だけどうぞ

大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所
http://jbbs.livedoor.jp/anime/7850/
--

16◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:28:28
  9

「大河、おまえ……つるつる……?」
「ちゃんと生えてるわボケがっ!」
「おう……っ……っ……っ……」
 ごつっ、と。
 竜児は至近距離からの大河の頭突きを食らった。瞬間、飛んだ意識は屋根を突き抜け、星またたく宇宙へと――



 それは銀河系のどこか、というかここ。かなり、かなり近い時の物語。
 竜児は左腕を、大河の頭の後ろにしいてやっていた。人の世に言う腕枕、添い寝状態である。大河はそれだけでめちゃめちゃはしゃいで、本能なのか、ぐりぐりとうなじを竜児の腕に擦りつけてマーキング。うっでま〜くら、うっでま〜くら♪ などと、即席の腕枕ソングまで歌いだす始末。
 はてさて、ふむ。この元気な動物をどうしたものかと思った竜児は、キスをして大河のアホ歌を止めたのだった。ついでにちっこい耳の匂いも嗅いで、キスしてやった。
 するとなんだか、大河のどこにもかしこにもキスしたくなった。竜児が触ってないところなどひとつも無いように、したくなった。大河の額にかかる髪にキスして、髪をかきわけて額にキスした。胸を隠す手をとって、雪色の指のひとつひとつを撫でた。引き寄せて、ひとつづつキスした。舐めて、しゃぶってやると、大河がまた腰を跳ねさせた。その顔を盗み見たら、どうしよどうしよ、と竜児にすがる時の表情をしていた。
 すべてが愛しかった。
 大河の首筋、耳の後ろのあたりに顔をうずめて思いっきり匂いを楽しんだ。キスして、宿り木のように細い鎖骨にキスした。胸の先の真珠だけでなく、大河はすべてが宝石なのだった。りゅうじ、りゅうじ……と、自分の名前を呼んでくれる宝物だった。
 月の光を吸って自ら光るもののように燐光を放つ、大河の美しくなめらかな腹筋を撫で下ろしながら、俺の手がこんなものを触って良いのかと、竜児は思った。だが口にはしなかった。たぶん、きっと、良いのだ。なぜなら大河が許しているから。大河がそれを望んでいるから。ほかの何よりも、自分よりも大切なものを、ひとはたぶん真実と呼ぶのだ。だから大河が竜児の真実だった。大河がすべてだった。
 ああ、それなのに。
 大河が竜児の手をとって、「竜児、いいよ……私の、触って」……そう言って竜児の手を、ひときわふくらんで丘となっている大河の股間に導いた、その時に。なぜか竜児は言ってしまったのだ。
 つるつる? と。そう記録にはある。
 そして竜児は大河の頭突きを食らって、今に至る――



「もう一度その言葉を言ってみな……抜くぞ」
 なにを抜くの!? と、宇宙帰りの竜児は痛む額をさすって怯えながらも、現にそうだと言いたくてたまらない。やっぱり大河を越える真実だってあるのだ。
「いや、だっておまえ……実際つ……」
「『つ』ぅうう〜〜? つ何だオルァ! 言ってみろいっ!」
「つ……いやなんていうか、すべすべで」
「同じじゃあああ――――いっっっ! もういい、やっぱ抜く」
「抜かないで!?」
「ちっ……惚れた弱みにつけこみやがってこの婚約者づれが……ほら、ちゃんと見てよ! 生えてるでしょ!?……ちゃんと見るな――――っっっ!」
「どっちなんだよ!?」
「……もう、ほらっ! 手、貸して!」
 大河はまだ額をさすっていた竜児の手をひっつかみ、ここじゃいっとばかりに自分の恥丘へと押し付けて、そして左右にこするように導く。
 ……さわっ
「おうっ!?」
「ね!」
 さっきまでの不機嫌はどこへやら、大河は笑顔を弾けさせる。

17◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:30:05
「おう確かに今なんか、さわっ、と。こりゃ少し手を浮かせた方が……」
 そうして竜児は手のひらを、大河の恥丘からほんのわずかだけ浮かせて、左右に。
 さわ…… 
 さわ……
「大河……すまんっ……俺が間違っていたっ……!」
「クックック……わかればいいのよ……!」
 さわ……
  さわ……
「思い込みで……目だけでなく、手の感覚まで曇らせたっ! 俺は……やはり負け犬っ……!」
「そう、あんたは犬……犬の竜児は今日で死ぬの……だけどそれは蘇りのための死っ……!」
 さわ……
  さわ……
「死んで、蘇る……違うっ……俺はおまえに出逢うまでこそが犬っ……死んだも同然っ……!」
「竜児……嬉しいけど……なんかこのしゃべり方息苦しい……っ」
「おうそうだな、やめるか」
「うんっ」
 手を動かせばさわさわと、たしかにちゃんと大河の毛は生えていた。見れば、丘に宿ったちいさな焔のよう。髪と同じ淡い色で、短いけれどちゃんと髪よりもちょっとだけ太く……太く?
 竜児は不意に大河の前髪をかきあげる。大河の額は髪の生え際にも淡色の可愛い産毛がふわふわとたくさん。そう、
猫っ毛の大河はかなりの産毛ちゃんなのだった。竜児はその産毛をなでなで。うむ、と頷く。
「なによ」
 産毛デコ越しに睨みつける大河も無視して、竜児はふたたび大河の恥丘をさわさわ。うむ、と納得する。
「だからなんなのよっ!」
「おう大河、気にするな。俺はこれすっごく好きだぞ? 気に入った」
 などと言っては、またさわさわ。
 大河ははっと目を見開いて、朱を頬に散らして。次の瞬間、瞳を眇めてそっぽを向く。好きとか言えばおとなしくなると思って……などと、薔薇の唇も蕾にして突き出しぶつぶつ言う。そうかと思えば、すごく好きだ、って……と呟いては、にへらっと笑う。なんだかんだ言って結局、大河はちょっとおとなしくなる。
 そんな大河に、竜児の双眸は狂乱の閃光をまき散らす。この娘こそ実は隠された魔術の奇跡、錬金術の奥義たる石の石、世界の命運を握る息づく鍵よ。そして今やこの娘の身も心もわが淫蕩の手管に堕ちたが、さていかに用いて神々の城を落としてくれようか……などと考える魔人になったわけではない。たんに愛しく眺めて、決意を固めようとしていただけだ。
「大河、触るぞ。脚、開いて」
「えっ!? あっ、ちょ、まっ……ど、どうぞ……っ」
 大河はぴったり閉じていた内腿の力を緩めて膝を立てるや、わりとパカっと大開放。
 チューリップが咲いた、パチンコ的な方の。頭の方から見るとそんなふうにしか見えない。大河の白いももまでもが華奢な美しさはさておき、なんだかとっても出そうな新台爆誕。
「いや、そんなに広げなくてもいいんじゃないか……?」
「えっ、あっ、違うの?!」
 チューリップが閉じた。フィーバーは終わった……じゃねえ。
「おう、閉じてどうする……少しで、いいんじゃないか? 俺の手さえ入れば」
「りゅうじの手を入れるの〜〜〜〜っっっ!?」
 今度は真っ赤になって大河がフィーバーしていた。
「バカっ、手が入る隙間を開けろってことだよ!」
「なーんだ……こんな感じ?」
 拍子抜けしたように大河は言って、ふとももをそろっと広げる。おまえは俺にいったい何を期待しているんだ……。
「おう、そんなもんかな……」
 アホなやりとりをしていても、実は竜児の心臓はのどから出そうなほど、高鳴り続けていた。ついにその時が……大河の秘部に触れる時が来たのだ。とはいえよくわからない初心者の竜児は、とりあえずそっと茂みに置いた中指を、そろそろと大河の身体の中心線に沿って、丘のむこうへと降ろしていく。

18◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:31:25
 その指の腹が、ぷにゅっとした何かを。
「ひゃっ」
 大河の声に思わず竜児は指を止めて顔を向ける。薔薇の唇を小波に結んでド緊張、耳まで真っ赤にした大河が竜児を見上げていた。
「……な、なんでもないっす! つつつ続きをどうぞす!」
「……おう」
 竜児は微笑んで、大河に軽くキスしてやる。応えるように笑顔になった大河の潤んだ瞳を見ながら、意識を指先に集中させる。ここからでは大河の性器は見えない。ぷにゅ、ぷにゅ、と、その感触だけを頼りに慎重に指を進める。
 大河の耳たぶか。いや、まぶたか。それとも唇……唇か。指先に集中するために目を眇め、いつしか視線を宙へとそらし、竜児は触れたことのある大河の部分と、そこの感触を脳内で比べていた。どこに似ている? 俺は、どこを触るようにしてここを触ればいい?
「竜児……かっこいい……」
「おう?」
 大河の声に呼ばれて、ふたたび視線だけ向けると、大河は瞳を熱っぽくしてうっとり、陶然として竜児の顔を見上げていた。
 こんなふうに大河にかっこいいなんて言われたのは初めてのような気がする。それがよりにもよってこんな時とは。けれど指先にかつてなく神経を集中させている今の竜児には、恥らったり嘆いたりする余裕さえ無かった。ふたたび探索を開始した、その時竜児の指の腹に。
 ぷにゅの裏に、何かが、こりん、と。
「あっ!」
 それは凄い信号で、竜児の神経を一気に奪い去る。それは大河が感じた声。甘く、竜児を中毒にする声。竜児は今度こそまじまじと大河の顔を見てしまう。
 淡色の眉根をひそめて、長い睫毛を震わせて、少し驚いたように見開かれた星揺れる瞳は竜児をとらえて、もう新しい涙を用意して潤みを増している。桃色を散らした頬、神の細工になる鼻の下には、散ることのない薔薇の唇も震えて儚く。それを見た竜児は、ただひたすらにその唇からその声が聴きたくなってたまらなくなる。
 竜児は指先で、その裏にある、こりん、としたものを……大河のクリトリスを、こりん、こりん、と優しくくじる。
「あっ! あっ! あっ!」
 大河の肢体は震えて、とうとう腰が跳ねる。唐突な動きに追いつかず、竜児の指は一気に大河の性器を端まで撫で下ろしてしまう。
「はあっ!」
 それは濡れている。それは熱い。大河の口の中のようだと竜児は思う。一度に竜児の指が濡れそぼったのがわかる。指がそれに触ることを欲しているのを強く感じる。大河の性器は全体でも竜児の中指一本にも満たないちいささだった。
「大河……」
 愛しい名を、なぜ呟いたのかすらわからない。竜児はぬめりを帯びた中指を硬くして、もう一度大河のクリトリスをくじりだす。手のひらを茂る恥丘に重ね、跳ねる腰を男の力で押さえつける。
「りゅうじっ……りゅうじぃ……っ」
 喘ぐ大河が名前を呼ぶ。切なくて甘い響き。
「……おまえはぜんぶ甘いんだな、大河」
「そこだめ、りゅうじっ、そこばっかり、だめっ……そこ……そこっ!」
 身をよじる大河を、竜児は枕にしていた腕で抱きしめるようにして押さえつける。鞘の中の豆のように大河のクリトリスが逃げるのを、指先を硬くして追いかける。逃がさねえ、と思う。
「おまえはぜんぶ、お砂糖みたいだ、大河……」
「と、とけちゃうっ! とけちゃうよ……っ!」
 大河は額にまで大粒の汗をかいて、産毛まで濡らして、哀願する。
「そこ、そんなに……そこ、そんなにっ! あーっ! し、したら、だめ……私、だめに、なる、う……っ!」
 立てた膝も震わせて、大河が足の指先をシーツに突き立てる。伸ばした竜児の右腕に、ぎゅっと痛いほどにしがみついてくる。汗で濡れた額を汗で濡れた竜児の胸板にこすりつけるようにして、顔をうずめる。

19◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:33:08
「イキそうか? 大河」
 大河はびくんと震えて、コクコクコクと何度もうなずく。
「イっちゃえ、大河。イっちゃえ……イけ」
 囁かれた竜児の甘くひどい命令に、驚いたように大河は顔をあげる。切なそうに、恨めしそうに竜児を睨んで、けれど大河は命じられたままに、
「りゅう、じ、ひど……っ! あ……い……く……っ!!」
 きつい絶頂を迎えてしまう。股間がひときわ強く跳ね、竜児の手を突き上げる。竜児の、男の力でも押さえきれない。
 ぬめる竜児の中指がその時、事故のようにして大河の性器の中にすべりこんだ。
 危ない! 驚いて指を引き抜こうとした竜児を、転びかけた大河を助ける時のような直感が襲う。竜児は思わず、挿入した指と手のひらで大河の恥丘を包むように掴んでいた。跳ねる腰の動きとズレないようにしっかりとあわせる。
「はぁあっ!」
 驚きか、喘ぎか、大河がひときわ高く吐息する。煌く瞳を見開いて、震える薔薇の唇で竜児に言い募る。
「りゅ、りゅう、じ……わ、私、イって……イってる、よ……っ?」
「お、おう……わかってる」
 身体を痙攣が襲う度に、竜児の指を熱く、きつく、大河は締めつけてくる。
「い、イってるのに……っ りゅうじ……指……ゆびっ 挿して……つかん、で……っ」
「な、なんだ? どっちだ? 挿していた方がいいのか? 抜いた方がいいのか?」
「そ、こ……つかんじゃ……あうっ! す、すごい……っ! す、すご……っ!」
 腕の中の大河の肢体を走る力の強さに竜児は驚く。腹筋を浮き出るほどに硬く締めて、押さえる竜児の手を恥丘で何度も突き上げては、あう! あう! と大河は甘く叫ぶ。竜児の腕にしがみついて、ガクガクと震えて顔を押し付ける。
「りゅ、りゅ、じ……」
「な、なんだ、大河? ど、どうして欲しい? 俺に、どうして?」
「りゅう、じ……あの、ね……あの……ま、また、イク……イクの……き、来ちゃう……っ!」
「イくのか? く、来るのか? どどど、どっちだ?! てか、抜いた方がいいんだな? 抜くぞ?!」
「い、いま抜いちゃ、だめっっっ!!」
 遅かった。予測不能に跳ねる大河の腰の動きを避けて、余計なところに指を突き立てて傷つけないように、竜児は一気に大河の股間から手を離した。ぬるんと一息に抜ける指が大河の最後を刺激してしまう。
「い……くっ!!」
 押さえるものを無くした大河の腰が空を突き上げ。その瞬間。
 大河のあそこから、何かが、ぷしゃっ、と。
「おう!?」
「……っ! ……っ!」
 おしっこなのかなんなのか、大河は腰を突き上げるたび、二度、三度と、透明な液体を噴き出させて――
 竜児は知ってしまった。
 大河は、ただ「派手に」イく娘なだけではなくて、何度もイく娘で、しかもイきすぎてちょっとおもらしまでしてしまう娘なのだ。

20◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:34:33
 これはやばい、と竜児は思った。誰にもこのことは……特に、他の男には知られてはいけない、と。
 やたらと小さいけれど、大河はこんなに綺麗で、可愛くて。その上さらに、
「はうっ! はうっ!」
 大河はこんな可愛い声で鳴いて、こんなにえっちなカラダなのだった。そのことだけでも知れば、男ならだれでも大河を欲しがるに違いない。奪いたくなるに違いない。竜児が見つけた女は、竜児を見つけてくれた女は、そんなとんでもない宝玉のような女なのだ。
 竜児は大河を抱きしめる。目が眩んだ者のように瞳をきつく閉じる。
 しかもこの宝玉はその中に、外に漏れ出る輝きよりも輝くものを――宝の宝、秘密の秘密を、この世の誰よりも竜児だけが知っているものを、竜児がこの世の誰よりもそれをわかりたいと願うものを、つまりは大河の心を、宿しているのだ。
 決して離すまい、と竜児は誓う。
 誰にも渡さねえ、と心に叫ぶ。
「りゅ、りゅう、じ……っ」
 大河が俺を呼んでいる。竜児が目を開けると、そこには。
 大河は産毛も濡らした顔を上げて、自ら光るもののような煌きを宿した瞳を、痙攣にさらわれまいと抗うように必死に竜児に向けていた。なんて愛しい女。
 竜児は今まさに知った真実を、抱いた決意を伝えたくて。どこから話したものかと迷って。
 竜児はつい、とりあえず最初から話してしまう。
「大河……おまえはエロすぎる……」
「……! ひどっ!」

(9章おわり、10章につづく)

21◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:39:31
今夜はここまで。別に避難所に隔離されたからドエロくなったわけでなく、
元からの仕様です……(ノ∀`)

全部読むorスレのアドレス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7850/1245088864/
に飛べばウザい省略かからないのね……初めて知りましたor2

22◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:42:25
>>12
ありがとう! 最初のひとレスがもらえると安心します。ウサギか私……。

>>13
なごみってかギャグでしたねw

>>14
代理投稿ありがとうございます<(_ _)>誤字修正もお世話になりました

23高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 21:49:34
GJ!

知ってるかもしれないけどレス番をハイフンでつなげるとその範囲だけリンクできる
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7850/1245088864/15-21

24高須家の名無しさん:2009/06/16(火) 21:54:12
GJついでに一つだけ指摘すると
改行は適度にした方がいいかも

個人的には職人の方々には投稿を期に専ブラを導入していただきたい
圧倒的に便利だから

25◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 00:24:36
>>23
ありがとう! おおなんというハイテク……。

>>24
ありがとう!
改行、悩みどこですね……_ノ乙(、ン、)_お察しください

専ブラ、Jane入れてみました。
こうやって私、変えられていくのね、って思う。

26まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY:2009/06/17(水) 01:54:20
まとめサイトを更新して、ここの避難所のリンクを追加しました。
本スレに案内を告知してくれた方、本当にありがとうございました。

>◆eaLbsriOas氏
9章の告知をしてきました。
つーか今回もエロイなこりゃ。こいつはお子様には読ませられねえぜ…

27<削除>:<削除>
<削除>

28まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY:2009/06/17(水) 02:18:21 ID:???
コピペをミスったため削除…嗚呼恥ずかしい…

29◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 02:42:46 ID:???
>>26
告知ちょっと気になってました。本当にありがとうございます<(_ _)>
平日なのにまとめサイトの更新まで。緊急事態に即応して頂いて、なんて。そんなの……
好きになっちゃうじゃないっ!

>つーか今回もエロイなこりゃ。こいつはお子様には読ませられねえぜ…
感想もありがとうございまーす(゚∀゚)ねーもう……次もまたやばいんだぜ……

30高須家の名無しさん:2009/06/17(水) 08:48:04 ID:6miKcgqg
>>25
使い方わからんかったら気軽に聞いてくれ
画像付でわかりやすく教えたるよ

31◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 10:29:53 ID:???
朝はプレパラード流して目覚める◆eaLbsriOasです。
今はオレンジ流れてる……泣くっちゅうのね!

>>30
ありがとう! 竜児みたいにやさしいひと。
でも、まあ、うん。なんとか一人で頑張ってみるよ…
…だからあんたも読みに来るのよ! 必ず!

32◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 10:39:16 ID:???
◆eaLbsriOasです。
>>9
に続き、お昼に来たあなたになごみのSSS。
なごみSSSシリーズ第3弾。本スレへの代理投稿歓迎です。

***

・歩道にて

「ねぇ竜児、あんた何なの? やっぱ犬なの?」
「なんだよいきなり」
「さっきからちょいちょい私の右行ったり左行ったり。落ち着きないったら。うざいんだけど」
「ああ……昔、泰子にな、教えてもらったんだよ。男は車道側歩くもんだって。
 車から少しでも女の子を守れるようにって」
「……」
「ちょ、おまえ、何だよ!? 人の話聞いてなかったのか? なんでそっち歩くんだよ!」
「聞いてた。うっさい。どこ歩こうと私の勝手でしょ。この駄犬……」


・告白の……2

「なんだよ」
「なによ」
「いいじゃねえか。練習につきあってやるってんだからさ。
 俺にばっか恥ずかしい思いさせて、ずるいんだよおまえは。逃げんなよ」
「あーはいはい。わかったわよやればいいんでしょやれば。北村君好きでーす。はい終わり」
「おまえね……あらゆる意味で失礼かつ雑だぞそれは……」
「なによ」
「それにおまえ、俺に告白するんだろ?」
「えっ! ……あんたに!?」
「そうだよ。俺の練習の時はおまえに告白するようにさせたんだから、そうなるだろ?」
「えっ……そう……だけど……」
「目の前にいる相手に告白する練習なんだろ? さあ来い!」
「あんたに、告白……っ」
「おう、なんだおまえ唾なんか飲んで……なるほどそうか、そっから入るのか! いいぞ、次は?」
「……」
「おう、手で胸を押さえるのか。いい、すごくいいぞ。ナイス演出。
 参考にしてえくらいだ。って俺は男だから無理か。それで?」
「りゅ、竜児……」
「なるほどどもるのか。いいぞ大河、すごく伝わるもんがある。すごいじゃないか。それで……」
「竜児……私」
「……真っ赤になって、な、涙ぐむ、のか……?」
「私……りゅうじ……っ」
「おう……す、すごいぞ、大河。それなら、どんな奴だって、イチコロだ。どんな男だって……」
「私……竜児……あ、あんたの、あんたの、ね?」
「どんな男……お、俺? 俺、だって……?」
「私……あんたの……りゅ、竜児っ!」 
「た、大河……っ」
「私……あ、あんたの……あんたのっ……あんたのっ!バカっっっ!!」
「いでえ――――――っっっ!? ……っなんで突き飛ばすんだよバカっ!?」

33高須家の名無しさん:2009/06/17(水) 12:26:25 ID:???
告白2828した

34高須家の名無しさん:2009/06/17(水) 18:13:45 ID:sPrY.LqI
>>31
一応この避難所もJaneに登録出来たみたいね
ヘルプちゃんと読む子は偉いぞ

あとJaneといってもいろいろある
今は亡き本家のOpen Janeがオープンソースだったからってのもあるけど主流なのはViewとStyleだ
結構違うところもあるのでどっちを使ってるのかも教えてもらえばありがたい

35高須家の名無しさん:2009/06/17(水) 18:18:00 ID:sPrY.LqI
ID任意にしたのねなるほど

>>32
(*´Д`)ポワワ

36◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 20:00:58 ID:tPFwIwb.0
「竜虎並び寝る」最終章書いてるうちに、もう一章増えそうな◆eaLbsriOasです。
クリアすべき課題が多すぎる……さすが処女と童貞。
しかも書いているうちにギャグに走る……さすが大河と竜児。

>>33
さっそくありがとう! 少し寿命が伸びました。

>>34
私が使っているのはStyleですね。オープンソースだったのか……。

>>35
ヽ(゚∀゚)ノ

あと、どなたか知りませんがSSS第3弾の代理投稿ありがとうございました<(_ _)>

本スレで感想下さったみなさん、ぜんぶ読んでます。すごく嬉しいんだぜ。
ありがとう! 避難所から愛をこめて。あとロシアからも。

37◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 21:07:56 ID:tPFwIwb.0
さーみなさん、学芸会の時間がやってまいりましたよー?
◆eaLbsriOasです。「竜虎並び寝る」10章を投下します。
ドエロです。でもコメです。実は愛なのです。

本スレへの告知、誘導のみ、よろしくお願いいたします。

38◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 21:09:01 ID:tPFwIwb.0
  10

 大河の言ったとおりだった。
「ほら、次は、みっつだ。大河……」
 竜児は大河の瞳の前に自分の右手かざす。中指に人差し指と薬指を寄り添わせる。
 二本の指をきつく締めつけて、何度もイったばかりの大河の身体は、その揃えられた竜児の指を見ただけで反応してしまう。腰がおねだりをするように跳ねる。大河の言ったとおりだった。竜児に性器を拡げられて、その間に何度もイって、
「あっ、そんなっ、そんなっ」
 大河は駄目になっていた。
「竜児っ……も、もう大丈夫、だからっ……きっと……竜児の、おちんちん、入れてっ……さ、さんぼん、なんて……っ」
「……っ! ……だめだよ、大河。これが終わったら、ハメてあげるからね」
 大河の言葉に反応した股間の激しい疼きに耐えながら、荒くなった呼吸を整えて、竜児は努めてあやすように言った。喘ぐために閉じることを忘れた、大河の薄い花びらのような口もとから白い顎へと、しどけなく垂れた朝露のような涎を、竜児は舐めとってやりたくてたまらなくなる。
 今や大河に比べて自分にどれほどの理性が残っているのかも、竜児には正直疑わしい。ただ大河を傷つけないこと、それが今や竜児の理性のすべてだった。大河の痛みは、もう随分と前から竜児の痛みになっていた。育てたその感覚だけが最後の理性だった。
 挿入する指をひとつずつ増やし、大河に締めつけさせながら、少しずつ奥へと進めていく。指の付け根まで入れて、大河に絶頂させて、その太さに馴染ませる。上手くやれているのだろうか。痛みも、怖れていた出血も、これまでのところはないようだった。
 竜児は自分の三本の指を口に含んで唾液をからませる。そしてそれを、確認をとるように大河のちいさな口に含ませる。観念したように瞳を閉じて、頬を上気させて大河は竜児の指に甘やかな舌をからめる。そのちいさな舌を少しつまんで、愛撫してやる。
 喘いで大河は、またもう少し駄目になる。
 竜児は横になった大河の傍らに跪いていた。ここからはすべてが見渡せる。淡色の髪雲に浮かぶ大河の顔や華奢な肩も、薄くうすく仕立てたプリンのようなちいさな乳房も、くびれてしなやかな腰も、雫の形をしたヘソを持つなめらかな腹筋も、はっきりと肌を突き上げている腰骨も、そして。
 淡く茂った恥丘の下で、濡れて艶めきひっそりと息づく大河の秘唇も。
 小柄な大河にあわせて、それもまたちいさいのだった。それは竜児の小指ほどしかない。まだミルク色のぽってりとした肉に挟まれているそれを、竜児は左手で少し拡げる。
 ひっ、と、大河がのどを鳴らす。
 それは大河の舌の色に似た桜色。丘の茂みが割れてそこから続く大河のクリトリスを隠した鞘から、肉厚の花びらのようなちいさな陰唇が二手に分かれ、息づくおしっこの穴と、そして、竜児の指に何度も犯されてわずかに開いた、白い蜜をたたえた大河の肉の穴を、囲んで消えるように結ばれている。
 見れば、すぐにハメたくてたまらなくなる。
 髪の付け根がチリチリとするのを竜児は感じる。目をつぶって頭を振り、それを振り払う。
 大河の恥丘が跳ねないように竜児は左手で押さえる。揃えた指を白蜜の泉にあてがう。覚えた方向にゆっくりと突き入れる。狭くて熱く、きつい穴。
「はあ……っ!」
 揃えた指を束ねるように、大河はさらにきつく締めつけてくる。
「息を吐いて、大河。力を抜いて……」
 締めつけがわずかにゆるむタイミングを狙って、竜児はさらに指を奥へ沈めていく。
「あっ! あっ!」
 大河が驚いたような、甘やかな声をあげる。竜児の腹の芯がそれに応えて甘く疼く。もう俺も駄目なのだと、竜児は思う。すっかり中毒だ、俺は。

39◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 21:10:22 ID:tPFwIwb.0
 ふたつ目の関節まで揃えた指を大河にうずめてから、竜児は恥丘を押さえた左手をはずして、右の手のひらにスイッチする。指の付け根を曲げて、挿し入れた指と手のひらで恥丘を掴むようにしてはさむ。
「あーっ!」
 もう知っている。大河はこれが好きなのだ。
 ここから先、三本の指の付け根までは急に太くなる。それはほとんど竜児の男根の太さに近い。だからここからは、ゆっくりと馴染ませなければならない。大河の股間を掴んで固めたので、もう見なくても進めることができる。
 竜児は上体を倒して大河に寄り添うようにする。髪を踏まないように左ひじをつき、大河の頭を左腕でかき抱く。親を見つけた迷子のように驚いた顔をして、大河は竜児を見上げてくる。
「ほら、入ったよ……指、みっつ。痛くないか? 大河」
「そんな……っ。痛くない……痛くないの……っ!」
「そうか、よかった」
 竜児は微笑む。気持ちいいか、などと、辱めるような訊き方をする必要はもう無かった。
 竜児は指先を鉤のようにして、大河のクリトリスの裏の奥のあたりを、ぐっ、ぐっ、と押してやる。
「大河はこうされるのが好きなんだもんな」
「あうっ! あうっ! な、なんでわかるの……っ!」
「おまえが教えてくれたんじゃないか」
「教えてないもん……っ! あーっ! そこっ、すごいの……っ!」
「ほら、そうやって、教えてくれたんじゃないか」
 わかって、大河はくやしそうに口を結んで、竜児を睨みつける。
 おう、望むところだ、と、竜児も大河を見つめ返す。
「ぜんぶ覚えてやるからな、おまえが可愛い声、出すところ。おまえの気持ちいいところ、見つけて、ぜんぶ覚えてやる。すぐに、誰よりも、おまえを上手に可愛がれるようになる。この世で一番、誰よりもだ。俺はおまえを上手に可愛がれるようになりたいんだ、大河。おまえの上手にさえ、俺はなれればいい。おまえの上手に、俺はなりたいんだよ」
 揺らめく視界の中、竜児を睨みつける瞳から、大河は急に涙をポロポロとこぼし出した。
 ポロポロ……ボロボロ……どぼどぼ……どぼぼぼぼぼぼぼぼ……!
「た、大河……?」
「うぐぐ……おのれ……私を泣かせて……ひっく……そんなに、ひっく、楽しいのか……?」
「いや、まて、俺はそんな、泣かせるつもりで言ったんじゃ」
「どぅわ……っ!」
「どぅ、どぅわ?」
「うぐ……どぅ、どぁ、どぁ、どあっ! だ! だ! だ!」
 大河は 発声練習を 始めた!
「よし、だ、だな? だ、だ! わかるぞ大河! だの次はなんだ?」
「だ! よっしゃあ!」
「おう!」
「黙れっ!」
「おう……っ」
 発声練習しているうちに大河、大復活であった。ぜんぜん、駄目になんかなってない。
「ふーっ……いい、竜児、あんたはね」
 いつしか泣き止んでいた大河は、息を整え、涙で睫毛もぐしゃぐしゃの瞳で竜児をあらためて睨みつける。
「もう、一番なの」
「……え?」
「え、じゃないっ。竜児はもう一番なの! そうに決まってるの!」
「一番って……おまえを可愛がるのの、か?」
「そうよ……ほかに何があるっていうのよっ!」
 叫んで、大河は竜児の首根っこをつかまえて抱きついてくる。

40◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 21:11:32 ID:tPFwIwb.0
「だって私、変な子だもん! 変なことばっかりするし、変なことばっかり起きるし。今だって、なにしてんだろ、って……」
 その今、っていうのは……と竜児は一応、確かめずにいられない。今と言ってもいろいろあるのだ、竜児の右手の行き先、とか、そもそもこの、いわゆる「えっちの練習」全体、とか。その今、っていうのは……
「……発声練習、のことか?」
 大河はコクコクとうなずく。
「……竜児、だけだもん。最初から、変なことする私、受け止めてくれたの、竜児だけだもん。ずっと受け止め続けてくれたの、竜児だけだもん」
「大河……」
 まあ、たしかに最初におまえの木刀を真剣白刃取りして受け止めたけどな……なんて、竜児はつい思ってしまったけれど、もちろんそんなことは言いはしない。
 変なこと、という言葉に、大河はたくさんの意味を――たぶん、竜児に見せてくれた大河のすべてを込めて使っていた。だから、受け止める、という言葉もまた、そういう意味で――竜児が大河にしてあげられたすべてという意味で、使っているのだろう。それがわかるから、竜児は黙って大河の続く言葉を待つ。
「別に私のこと、好きじゃないのに。たいした得もないのに。それなのに竜児は私のこと、最初からぜんぶ受け止めてくれた……ずっと……そんなの、そんなの、って……」
 好きになるに決まってるじゃない……大河の最後の言葉は消え入りそうな声。竜児の首筋に額をくっつけたまま、大河はきっと、表情を隠そうとしている。
「大河……」
「竜児、って、ひどいよね」
 ここに来てなんと真逆の評価であった。
「ひ、ひどい?」
「うん、ひどい。竜児はひどいの。ひどい顔してる……」
 ここに来て顔か――――!? さっきなんか褒めてくれてたのに、と竜児は愕然。罵られるのはやっぱりこの目か? 目を狙うのか?!
 しかし大河が責めてきたことは、竜児の思いもよらないことだった。
「ひどい顔して、ひどい女たらし。天然ジゴロ、大橋高校のドンファン、歌舞伎町のホストも真っ青。他に……本命、いるのに、傍にいるってだけで、私を誘惑しまくって。しかもその気もないの。私のために恥かいて、私のために怪我して、嘘ついて、笑ってくれて、闘ってくれて、逃げてくれて……美味しいチャーハンつくってくれて、優しく慰めてくれて、いつも一緒にいてくれて……私、もう、きっと、その時、落ちてた……」
「大河……」
「私、もう落ちてるのに……竜児ったら、ずっと傍にいる、なんて、将来のことまで……追い撃ちかけるんだもん。虎と竜は並び立つものだ、なんて、わけわかんないこと……運命みたいなこと、かっこいいこと、言っちゃって。……名前、呼んでくれたの。大河、って……だから、嫌いだった名前まで、好きになっちゃう……」
 大河は竜児の首筋に、猫みたいに頭をこすりつける。
「でも、それなのに。竜児が好きなひとは私じゃないの」
 私じゃなかったの……苦しげに声をくぐもらせる。大河の肩が震えだす。呻いて、呻いて、竜児の胸元に落ちる大河の涙は、蝋のように熱かった。
 竜児は慌てる。心にも甘い告白だと感じて聴いていた俺はなんて馬鹿なんだと思う。馬鹿で、犬で、ひどくて、ひどい。大河の罵るとおりだった。反省に似た自虐の淵が竜児をさらおうとする。竜児をさらおうとするのは、もう一人の竜児。ではそいつは何から俺を奪い去ろうとしている? 見失う前にその名を叫べ!
「大河」
 そうだ、大河からだ。古い蛇のようなもう一人の俺は、いつもこんな時に大河から俺を奪おうとする。大河のことを思わせるようなふりをして自分のことを思わせる。大河を大事にさせるふりをして自分を大事にさせる。そうしてそんな時こそ俺が――ほかでもない俺が大河を傷つける。

41◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 21:12:28 ID:tPFwIwb.0
 なんてこったと、竜児は気づいた。俺は世界から大河を守るなどと、猛り立つ血も心地よく誓った。それが敵のすべてだと思っていた。時に俺自身が、大河と俺の敵になる、そんなことがあることを忘れていた。もう一人の俺、俺しか愛さない俺こそが、大河とともにありたい俺の最小にして最大の敵なのだ。まただ。見失うな、愛する者の名を叫べ!
「大河……」
 何か言えることがあるはずだ。泣いて苦しんでいる大河にかける言葉が。
 だけど、何を言ったらいい? 俺が他のひとにも恋をしていたのは事実で、大河が苦しんだのは過去で、それはやっぱり変わらないのだ。だから今でも大河は苦しんでいる。それに何が言える? まだ何も、ひとつも、かけるべき言葉が見つかっていないじゃないか。
 黙れ、蛇!
「大河っ!」
 竜児は大河の顔を上げさせる。桃色の頬に幾筋もの涙の跡、しかしそのわりには
「なに?」
 大河は声もしっかり、大きな瞳もぱっちり、きょとんとした顔で竜児を見上げている。
 あれえ? と竜児は思う。大河の表情はまったく想像と違っていた。なんかもっと、こう、苦しいの、切ないの、みたいな……のかと、備えていたのに。それで竜児は、愛してる! なんて、せめてそれだけでも伝えよう、なんて思っていたのに。
 予想がはずれて、竜児の受け答えもぐっと間抜けになる。
「いや、なに、って、おまえ」
「あ。さっきの話? さっきの話はおしまい」
「え?」
「だってちょー長くなるんだもん。一晩あっても足りないわよ。やめやめ。あー泣いた泣いた。気持ちよかった。たまにはがっつり泣くのもいいよね、竜児!」
「お、おう」
 竜児は苦笑していた。大河の明るい笑顔に、さっきまでのことはもうどうでもよくなっていた。大河は、たしかに変な女だった。たいていこんな風に、予想もしない奇妙なやり方で、大河は竜児を救ってくれるのだ。だからいっそう、愛しくなるのだけれど。
「それにね、さっきの竜児の極道ジゴロ話。なんだかんだでハッピーエンドなんだ」
 そう言って、大河は薔薇の唇をむにゅむにゅと波に結んで、上目遣いにはにかんで見せる。
 えへへ、聞きたい? 聞きたいでしょ? 聞きたいよね!……なんて、いつもどおり勝手に決めつけて、大河はエヘンと咳払い、あらたまった口調で、
「最後はこうなの……『ひどい女たらしの竜児は、結局、私を選んだのです。竜児は大河のものになりましたとさ』」
 めでたしめでたし、なんて言う。
「おう!」
「竜児は私のものだもーんっ」
 だからいいんだもーん……なんて、瞳も閉じて澄ました顔で大河は歌うように言う。
「おう、俺はおまえのもんだぞ、大河」
 ぼんっ、という音が聞こえたような気がする。大河の顔が真っ赤になった。なにやら小鼻もふくらませてふがふがと大興奮。
「……とととところがこの物語には続編があるのです!」
「おうっ?」
「竜児はただのひどい女たらしなだけでなく、なんとひどいスケベでもあったのです」
「スケベって、おまえね……」
「竜児は大河を手込めにしようと、虎視眈々と狙っていたのでした。まあやらしい」
「虎視眈々って……てか虎はおまえじゃねえか」
「竜児はひどい童貞でもあったのです」
「無視すんな! てかおまえがひどいっ」
「竜児は童貞なのに……えっちがとても上手で、大河は可愛がられて……いっぱいイきました……」
「……」
 大河は伏せた目蓋も薄紅色に、竜児は合いの手も入れられない。
「しかも竜児は、おっきなおちんちんを大河にハメようと、大河の、を、指で拡げようとするのです……」
 竜児の指を、大河がきゅっと締めつけてくる。
「なぜなら大河は竜児のものだからなのです……」
「……ああ、おまえは俺のものだ、大河」
 瞳を閉じて、大河はぶるぶるっと震える。竜児の手の中で股間を跳ねさせる。竜児の指を、痛いほど締めつける。
 はあっ、と一息大きく吐いて。大河は長い睫毛も美しく、うっすらと目を伏せる。
「……大河はすっかり手込めにされてしまいました。竜児とつながりたくてたまらなくなるように、仕込まれてしまったのです……あやうし、大河。今に至る。……ねぇ、竜児」
 つづけて……と、懇願する大河は、もう竜児に顔も向けられない。

42◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/17(水) 21:13:36 ID:tPFwIwb.0
「……おう」
 竜児は微笑んで、届く大河の額にキスをしてやる。そして、右手の指を……
 指、を?
「……どうしたの? 竜児。いいよ、続けて……?」
「ああ、いや、なんていうか。もう、ぜんぶ入ってるみたいだ」
「ぜ、ぜんぶ?」
「そう、ぜんぶ。三本とも、指の付け根まで」
「え……うそ、三本とも、って」
 大河の頭の上から、こんな感じの、と、竜児は左手の指を三本、揃えて見せる。大河は寄り目で確認。
「うそ、そんなの……」
 想像しちゃった様子の大河はまたもぶるぶるっと。竜児の指をぎゅうぎゅう締め付けて。反射なのか内もももぴっちり閉じてしまって、竜児の手を股間でぎゅうっと。
 待て大河、何をしたい? そんなふうにしたら、ますます。
「あうっ! ふ、深い……っ!」
 そりゃそうだ。そりゃそうなる。
 なんだかよくわからないが竜児も観念した。ゆっくり馴染ませながらここまで指を深く沈めるつもりだったが、いつのまにかそうなっていたということで、つまりはショートカット。挿入した指で大河の好きな裏のところを押してやる。
「あーっ! そ、それするの……っ?」
「するよ、大河。イってぎゅって締めろ。太さに馴染ませるんだ」
「そ、そんな、もう、いいじゃない……っ? ね、りゅうじ……っ、も、もう拡がった、よ? 私の、もう、拡がったの……っ! そこっ! そこっ!」
「駄目だよ、俺のはもうちょっと太いんだから」
「えーっ! も、もっと太いの……っ!? そ、そんなの……指で、こ、こんなに……こんなにっ! すごいっ! すごい……のにっ! 私……っ!」
 竜児は左手で大河の手をとって、自分の股間に導いてやる。大河は竜児の滾ったものを握り締める。大河の手はやっぱり特別で、握られたところにきつい快感が爆ぜて、竜児は呻き、吐息せずにはおれない。
「ふ、太い、竜児の、太い……おっきい……心臓みたいに、どくどくして……っ」
「そう、だよ、大河……イったら、これ、ハメてやるから……」
 応えて大河の股間が跳ねて、竜児の手を突き上げる。竜児の指をきつく締めつけて、
「あーっ!」
 それは大河にも快感をもたらすようで、ひときわ甘い声をあげる。竜児は大河の穴を指でくじりながら、大河の淡色の髪に鼻をうずめて、ちいさな耳元で命令するように囁く。
「さあ、大河、イくんだ。イっちゃえ、イけ」
「ひっ、ひど……っ! そ、そんな……あっ! あーっ! おかし、い……わ、私、イっちゃう、の……りゅうじ、にっ……命令されて、イく娘に、なっちゃ……うっ!」
 足を上げて空を掻き、腰弓をぐっとそらして浮かせ、大河はぎゅっと瞳をつぶって、
「っく! っく!」
 絶頂する。
 足指の先をシーツに突き立てるように下ろし、一息に腹筋をしめて丸まるようにして股間を突き上げる。淡色の髪が揺れて、甘やかな大河の匂いも色濃く立ち上る。汗が玉となって散る。恥丘を突き上げるたびに二度、三度、おしっこを噴出して、竜児の手の中を熱く濡らす。
 大河の膣は搾るように断続的に竜児の指を締めつけ続ける。それは挿入された男性器から精液を搾り取るための反射。いやらしい、動物の穴だった。指を搾られながら竜児は期待を禁じることができない。大河のこの熱くてきつい穴に、イくと締まるいやらしい穴に、この後、俺はこれをハメることができるのだ。期待に股間は驚くほど漲り、大河の手の中で跳ねようとするのを止められはしない。竜児のそこもまた、動物のものなのだった。
「り、りゅう、じ……っ」
 痙攣に抗って、大河が竜児を呼ぶ。揺れる瞳、震える唇で呼びかけてくる。
「お、おねが、い……が……ある、の……っ」
「なんだ、大河」
 竜児は優しい声を出す。なんだって叶えてやる、と思う。おまえの、大河の願いなら。
 だけどその、大河の願い、とは――
「おね、がい、りゅ、りゅうじ……っ。は、はじめて、は……なに、も……つけ、ないで……して……っ!」

(10章おわり、11章につづく)

43sage:2009/06/17(水) 22:16:33 ID:GcTiD1Ik0
新作きたー!!

鼻血とまりません><

44高須家の名無しさん:2009/06/17(水) 22:20:39 ID:GcTiD1Ik0
sage間違えた・・・orz

45◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 00:19:25 ID:.DHi/QdQ0
>>43
反応ありがとう! 一発目にはいつも救われます。いやエロい意味でなく。
鼻血止まりましたか……?

>>44
間違えましたか……or2
まあ、ここはsage無くても大丈夫、なのかな?


なんてか本スレにもいろいろ面白い投稿があるのに、
レスが付けられないのが悲しい色やねん(´;ω;`)

46高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 00:29:53 ID:LDuLLikw0
あっ名無しが変わってるぞ
ID強制にしたのか

>>36
Styleはオープンソースじゃなくなったけどね
結構いろいろ悶着とかあったんだよ

>>44
専ブラ使おうぜ

>>45
二つしかスレ無いのにsageの意味無いしね

あとレスつけたいなら代理投稿したるねん

47高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 00:39:28 ID:LDuLLikw0
一応まとめ人にも伝えておきます
したらばは最大10000レスまで設定が出来ます
容量の上限は正直わかりません
たいていの管理者は1000に設定しているようですが、
実はそれだと専ブラがエラーを起こすので1001に設定した方が良さげです

個人的にはIDは任意の方が良かったなー

48まとめ人 ◆SRBwYxZ8yY:2009/06/18(木) 02:08:29 ID:???
>>47
1スレの最大レス数を1001に設定、そしてIDを任意にしました。
アドバイスありがとうございましたー。使いながら覚えている最中ですわ…

>◆eaLbsriOas
まったくエロすぎるザマス!

49◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 02:28:03 ID:???
>>46
>あとレスつけたいなら代理投稿したるねん
ありがとう! いずれその時は、よろしくお願いしまっす<(_ _)>

>>48
>まったくエロすぎるザマス!
ありがとう!
あ、いや、でも、ほら、笑えたり、下手するとちょっと感動したりするところもあるよね……?

ガチエロじゃなく、ドエロコメと自称するのは、そんな気持ちの表現だったり。
ドエロコメつまり超弩級エロコメ。

50高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 02:41:46 ID:???
>>49
頻繁に投下するとネタ練るのも大変だろけど末永くSS描き続けて欲しい
続き待ってるよ!

51高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 08:39:04 ID:zQ/qkISA
>>44
ありがたいのですがレス指定URLを貼られると
マウスカーソルが重なっただけでポップアップしてしまうのです
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date113204.jpg
こうなるとすんげー見づらいし

避難所へはまとめサイトからも行けますし
もうみなさん避難所のURLをブックマークするなり登録するなりしてるので
告知が来たことを知らせるだけに留めておいてください

携帯の人はこちらのURLをブックマークしてください
http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/anime/7850/
避難所の板URLです

52高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 08:39:25 ID:zQ/qkISA
本スレに書くやつを誤爆したぜ

53高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 08:41:26 ID:zQ/qkISA
>>48
俺は常にアゲアゲだしここは管理人にリモホ見えるからID隠して自演はしてもしょうがないけどねw
もっともそんなことする人はまずいないか

54高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 09:20:28 ID:CXrvzkGU
>>49
感想なら代理投稿じゃなくて自分の携帯で書けばいいじゃない
定額にしてないとか、携帯持って無いとか、使い方自体がわからないとか、
2chの携帯メニューへの行き方がわからないとか、そもそも携帯で書き込むという発想が無かったとか
いろいろな理由は考えられますがね

55◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 09:37:25 ID:???
おはようございます、◆eaLbsriOasです。いや、もっと早く起きてましたよ? ほんと。

>>50
ありがとう!
今週中は「竜虎並び寝る」を毎晩うpるのでフィバってますが、大丈夫です。
末永く、は望みたいとこだけど、こればかりはどーなるものか……人間だもの。
ただ、お別れを言っていなくなったりはしないつもりなのでご安心を。

消えるときは大河みたいに消えます。

>>51
実はJane導入して一番最初にびびった出来事がこの、
私のSSの全画面ポップアップw

おとといの夜に、おかげさまでまとめサイトからリンクも張られたので、
本スレへの告知をして頂く時にも、もう、URL無しで
「読みたい方はまとめサイトのリンクから新避難所へ」
とかで、充分ありがたいです。


てかあんだけドエロコメだって言ったのに「ガ・チ・エ・ロ」とか言って本スレに
告知したのは誰じゃあ――――いっっっ!?
……告知は、ありがと。

56◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 10:13:37 ID:???
>>54
あ、そーか、携帯からレスつけるって手があるのね。教えてくれてありがとう!

アク禁にまきこまれていることが判明して、並び寝るをどーしようかと思っていた時、
携帯にSSをメルって直接投稿するとかは最後の手段として考えていたけれど、
レスつけるという発想はなぜか浮かびませんでしたw

とはいえ携帯打つの苦手なので、そのうち名無しでGJ!とかだけレスるのに
使おうかな……

57◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 10:33:02 ID:???
◆eaLbsriOasです。いつ来るかわからないあなたのためになごみSSS
第4弾は、梅雨どきだしちょっとしっとり。

***

・あいあい傘なんて

「雨だね……」
「雨だな……」
「傘、一本だね……」
「ほら。どうせ奪う気だったんだろ? おまえ使え。俺は走るからさ」
「……おまえ使え! 私が走るっ!」
「ちょっ、待てって!」
「っ!? 気安く触んじゃないよ痴漢犬……っ! どうしたの竜児? 頭押さえて、痛いの……?」
「いや。思い出したんだ。……俺、小学生の時さ、帰りに雨に降られて。やっぱ傘、無くてさ。
 そしたら同じクラスの女の子が、入れたげようか、って言ってくれてさ。嬉しかった」
「う、うん……よかったね……?」
「ところがさ、すぐにその子、『あいあい傘になるからやっぱやだ。じゃあね』って、行っちまった」
「げ……」
「喜んだ分、すげえ悲しくなってさ。別に、好きでもなんでもない子だった。けど、嬉しくて
 ……悲しくて。あいあい傘って、その時初めて知ったんだ。後で、くだらねえって、思った。
 もっと大事なこと、あるだろ? って……なぁ、大河」
「……うん」
「傘、一緒に入っていこう」
「……うん、わかった。さあ行こう竜児! その傘を開くがいいっ! そして入れ!」
「おう! って入るのはおまえだよ……」
「行くぞ! あいあい傘なんかくそくらえだ!」
「っそうだ! 誤解する奴なんかくそくらえだ!」


・夕食後

 ごろごろごろ……
「ひ〜ま〜だ〜ね〜え〜……っと」
「っ!? おまえひっつくなよ、腰熱いっ」
「はーお腹あったか……冷やすと痛くなるんだもん、あっためないと」
「おう、そうか……なら仕方ねえけどよ……」
「そーそー。仕方ない仕方ない。飼い主の体調管理は犬の仕事!」
「逆だろそれ……なあ、大河。腹巻きとかいるか?」
「はあ? 何それだっさ。いらない」
「腹冷えないぞ? あったかいぞ?」
「いらないってば」
「おしゃれなやつ作ってやるからさ。ダサくないようにさ」
「いらないって言ってるでしょ!?」
「なんでキレんだよ!? せっかく俺が作ってやるって」
「うっさい黙れ。ずっと私の腹巻きしてろ……馬鹿犬」

58◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 10:34:01 ID:???
忘れてた。上の、代理投稿歓迎、です。お世話になります……

59高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 11:28:32 ID:???
2++では他掲示板を登録するときに板名を入れないといけないんだが、
とりあえず竜虎ギシアンと入れてみた。
板一覧の中で異彩を放っているw

60高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 12:36:10 ID:???
>>56
携帯で長文はきっついしね
てかネット自体初心者か!!

61高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 12:40:42 ID:???
>>59
本スレに代理投稿するとかえってうざがられやしないだろうかと思ったり思わなかったり
この板登録してこのスレをお気に入りに入れて新着来たらすぐにわかるようにしてる人もいるしね

でもあえてしてくるの

>>59
俺は 大河×竜児 でStyleに登録した

62高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 12:51:42 ID:GnzvRAHA
>>57
(*´Д`)ポワワ

63◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 14:08:59 ID:???
>>59
アク禁の清純派向けのスレとか立てといた方がいいのかしらと。

>>60
いえ、ネット暦0079、いやネット歴は長いんです。だから逆に、
携帯でネット見る習慣がほぼ無い……。

>>61
代理投稿ありがとうなの!

本スレ住人でこっちは絶対覗かない嫌エロのひととかかなりいそうなので、
エロでないSSの時はやっぱり代理投稿ありがたいです。

>>62
ありがとう!
いままでのSSSと違って今回のは萌えが隠され気味なので、
でもしっかり仕込んだつもりなので、読み解いてポワワして頂けるとありがたく。

64高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 18:22:25 ID:???
>>63
あっしは10年前に契約した携帯がネットライフの始まりやよ
当時はまだ定額制無くてきつかった
その2年後にPCでのネット生活の始まり
2chはさらにその3年後

65◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:15:33 ID:???
さて、「竜虎並び寝る」11章、いきます。
後半、ついに大河の語り(地の文)登場。可愛いんだぜ。

本スレへの告知誘導のみ、よろしくお願いいたします。

--テンプレ--
◆eaLbsriOas氏のSS「竜虎並び寝る」11章、投稿されました。
ドエロコメですので、読みたい方だけ
まとめサイトの新避難所のリンクから、どうぞ。
-----------

自分で氏とかつけてますが、なんてか慣習ということで失礼……。
ではいきます。

66◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:16:31 ID:???
  11

「だーめだ」
 足もちいさいのだった。本当に人形のようだと、竜児は思う。足の指もちいさくて、その先に大河の手の指の爪と同じ色をした、けれど竜児のどの指の爪よりもちいさな、桜色の爪がちゃんと生えている。
 竜児は捧げ持つようにして、大河の足の指にキスをする。
「いいじゃないケチ……あっ」
 口づけするほどに近づいた竜児から見れば、それはミルク色の細くなめらかな柱。立てられた脚の向こうに拡がる淡い色の髪の雲に浮いて、大河が薔薇色の唇をとがらせて不服そうな表情を向けている。
「ケチとかそういう問題じゃねえだろ」
「いいじゃない減るもんじゃなし……だめだってば、そこ、汚い……っ」
「おまえに汚いところなんかひとっつもねえ。……減るもんじゃなし、なんて、普通男が言うセリフだろ……」
「差別、ヨクナイ……キ、キスだけでいいでしょ? しゃぶっちゃだめだってばっ。あう……っ。……もー、いいもん、右手の匂い嗅いでやる」
「は? 右手の匂いって……わっ、バカ、おまえ、よせ!」
「ふんがふんがふんがふんがふんが……はー……竜児のソレの匂いがするわ……」
「嘘っ、マジで!? バカやめろ汚いっ」
「あんたに汚いところなんてひとっつもないんだぜ」
 そう言って大河は、ニヤリと。
 議論中、なのだった。二人は。これでも、一応。



 お願い竜児、初めては何もつけないでして……そう、甘やかにも切れぎれに、大河は竜児に懇願したのだった。避妊具を、ゴムを、つまりはコンドームを、最初はつけないで竜児のを挿入してくれと、そういうことだった。
 大河はしかもそれを、挿入予定の穴で竜児の指をぎゅうぎゅう締めつけて、あのいかにも大河らしく滅茶苦茶でやらしくて可愛らしい、イく姿を晒しながら頼んできたのだから、たまらなかった。竜児は本当に、脳裏にせめぎあう天使と悪魔を見た気がする。
 ねえねえ竜児、このえっちな穴にナマでハメるとすっごい気持ちいいんだって! 射精もオッケーだってさ! いこいこ!……と、文字通り手乗りサイズの裸の大河の姿をした悪魔が言い。
 だだだだめだっての! ちゃんと避妊しないと赤ちゃんができちゃうでしょ!?……や、やぶさかではないけど……そう言う、やっぱり超ちっこい天使の大河の方は全身ピンクのあやしいラバースーツを着ていた。なんか逆じゃねえ!? とすかさずつっこんだ竜児だったが、逆ではないのかと一人で納得した。
 やがておちついた大河にさっそく問いただしたところ、竜児の早合点があったことも発覚した。
 大河のお願いは正確にはこういうものだった。
 最初に挿入する時だけゴムをつけないで欲しい。そしたらすぐ抜いて欲しい――つまり中で射精してはいけないのである。当然だよな当然ははははははは……そう空笑いした竜児だったが、むしろ当然中出しかと最初に考えてしまっていた自分の欲望の深さに内心、恥じ入るばかりであった。
 さてそこで問題なのは、ゴム無しで挿入して射精せず抜いた場合、それも避妊したことになるかどうかだった。
 遺憾なことに(?)、大河も竜児もその答えを知っていた。いわゆる膣外射精と呼ばれるその行為は、避妊とはとても呼べない確率で妊娠することもあるのである。勃起した男性器の先からにじみ出てくる透明な分泌液(大河に吸われた……)、透明な蜜みたいと大河が呼んださっきのあれ(大河に吸われたんだよ……)、あれにも精子が混じっているからだ、と二人の知識も一致していた。
 さてそこで議論になった。
 大河は、処女を捧げるのにゴム越しなのは抵抗がある、妊娠の確率もちょっとは下がるだろうしいいのではないか、と主張し。
 竜児は、処女ゴム云々についての大河の気持ちもわかるが、やはり避妊とはとても呼べないやり方はよくない、と主張した。
 そんな意見の違いはあれど、それでもやっぱりどうしてもつながりたい、そこは二人は共有していて。
 どうしてもつながりたいから、いちゃいちゃは止められなくて。
 自然と、ながら議論になっていた。

67◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:17:24 ID:???
 かくして変態爆発竜児の大河全身清掃、もとい、全身キス責めの続き(特に下半身)は着々と進む一方、議論の方は平行線、遅々として進まないのである。



「ねえ、ちょっとだけ。ちょっとだけだから。先っぽだけでもいいから。大丈夫、中で出さなきゃ妊娠しないから」
「だーめだ、って。可能性あるのおまえも知ってるだろうに。てかだからそれ完全に男側のセリフだろ!?」
 筋肉も美しい、流れ落ちるミルクのような大河の細っこいふくらはぎに口づけしながら、竜児の凶眼は狂おしく火花を散らす。大河のこの白い脚を流れる血潮に牙を突き立てたいと、吸血鬼としての眠れる本性があらわになったわけではない。食べちゃいたいくらい可愛いとは思っているが、たんに困惑しているだけなのだ。
 争う天使と悪魔を見たと思った竜児たが、実際のところ目の前には悪魔しかいないのだった。しかもこの悪魔もやっぱり裸で、やたらと小柄だが元気で可愛い。そんな降臨した裸の悪魔こと大河は、堂々巡りに踊る議論のはしばしで、
「お願い、初めては竜児をナマで感じたいの……」
 とかと、祈るみたいに両手を組んではちいさな乳にぷにゅと押し付け、さらにはその大きな瞳を、腹黒美少女としてお馴染みのどっかの悪友ばりにキラキラキューンと輝かせたりなんぞしてまで、哀願してくるのだから竜児には厳しい。惚れた弱みにつけこむとはまさにこのこと。脳裏にお住まいの方の悪魔な大河ミニさんまで「お願いりゅうじぃ〜」なんて復唱してきてこれじゃ二対一じゃねえかと。あやうし竜児、なのである。
 実はむしろ、大河がまだふざけ半分に腹黒様のマネとかしているうちはマシなのだ。それがわかる分、竜児としても冷静になれるというものだった。だけど、もし。
 普通に、素の大河にあの寂しそうな切なそうなツラで同じ言葉を吐かれた日には――本当に俺は狂ってしまうかもしれない、と竜児は思う。それを思うと、おまえどこまで本気なんだ……なんて引き金を引くようなことは、怖くて訊けたものではないのである。
 とはいえ、それとこれとは話は別とばかり、竜児は大河の足の裏にだって唇を捧げる。せっせとちゅっちゅと。
「あひゃひゃひゃひゃひゃ! くすぐったいわバカタレ!」
 大河は身をよじり足をひっこめようとするが、竜児は両腕で足をがっちりホールド。もう片方の足でげしげし蹴られようとひるまない。なにせそんな大河の蹴りからは普段の暴虐の力がすっかり抜けていて、
「……もう、竜児の変態……っ」
 かわりに大河の声には切ない乙女の響きが宿ったりもするのだ。なんだかんだで大河は大河なりに竜児に「手込め」にされてしまっているのである。
「だいたいコ……コンドーム買ってきたのはおまえじゃねえか」
「だから後でそれもちゃんと使ってって、言ってるじゃない。それに買ってこなかったら、竜児はえっちなんかしようとしないでしょ? なんか見てると辛くって」
「当然だ。……って、何だって? 見てると辛い? 俺をか?」
「そう、竜児を。だーってさ、もうずっと。竜児ったら、手は握ったら汗だく、目は血走ったまま、そのくせ私のこと盗み見しまくり。ちょっとでも近寄ったら顔は真っ赤にするし、鼻息は荒くするし、なんかハァハァしてるし。私にやらしいことしたい、えっちがしたい――――っっっ!……って、バレバレなんだもん」
 手が、と言われては手を離し、目が、と言われては目を手で隠し、顔が鼻息がハァハァがと言われては隠しようもなくなった竜児は大河の足元で丸まって貝になる。もし生まれ変わることが出来たなら、俺は貝になりたい。大河とえっちが出来ないような貝に……それは嫌だ! と自己完結して、引きこもるすんでのところで貝殻の隙間から気管のように話すための唇を出す。
「……俺、そんな、だったか?」
「うん! すっごくそんな感じ! まあ、嬉しかったんだけどねへへへ……って、こーら貝、閉じるな。ちゃんと人の話を聞け」
 力も抜けているためかひどく優しい具合で、大河は竜児の頭にこんこんと踵を下さる。
「……ほっておいてください。俺は深海の一介の貝。大河さまをえっちな目で見まくった罰で、貝に生まれ変わったのです。ほっておいてください……」
 はあ……と大河がため息をつくのが聞こえる。やれやれ……ともおっしゃられたかもしれません。

68◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:18:00 ID:???
「それじゃあ、私も貝にならないとね」
 そうおおせになって、大河さまも貝に……って、
「え?」
 つい、竜児は貝殻をわずかに開いて聞き耳を鋭くする。
「私も、竜児のこと、えっちな目で見てたもん。貝にならなきゃ。竜児と一緒に」
「大河……」
「竜児が私のこと意識してるの、観察している時はわりと平気なの。嬉しいな、楽しいな、って……からかう余裕もあるくらい……だけど、それ以外の時は、だめ」
 そこで言葉を区切って、つい大河は唇をそっと噛んでしまう。伏せ目にした長い睫毛も震わせ、大河は少し迷ってから勇気を出して言葉を続ける。
「竜児が物思いにふけっている時とか……竜児は何考えてるんだろうって、竜児のことわかりたいって、思うんだけど、気づいたら竜児の唇を見てるの。竜児の唇のことばかり考えてるの。髪の毛を見て、触りたい、って思うの。腕を見て、抱っこされたい、って思うの。手を見て、撫でられたい、って思うの。背中を見て、しがみつきたい、って思うの。竜児のこと、ぜんぶぜんぶぜんぶ欲しいって……そう思うの」
 だから、私も貝にならなきゃね……なんて、大河は言う。
 大河のひとつひとつの欲望の告白を聞くたびに、胸があたたかくなるのを竜児は感じる。少しもいやらしいなどとは思わなかった。竜児は嬉しかった。自分のこの、なんのへんてつもない身体を、美しくもなければ取り柄もないこの身体を、その髪の毛の先までをも、大河は欲してくれるのだった。狂おしいほどに恋人の身体を求めることが、自然なことかどうかなんてわからない。けれど、好きなひとから求められることは、心から幸せなことだと竜児は知る。だから貝になる必要なんてないのだ、大河も……そして、自分も。
「貝になんてならなくていい」
「竜児……」
「嬉しいよ、大河……」
 竜児の殻が割れる。顔を覆う手を解き、顔をあげた竜児は目の前の光景を見て、
「……大河さまが貝になられた……」
 ちょっと狂っていた。
「ヘ? 私が貝?……あんた貝ってまさか!?」
 顎を引いた大河は見た。
 大河の股間に鼻を突っ込むようにして見入っている、寄り目も血走って鼻息も荒い凶悪犯ヅラの最低男(恋人・17)の姿を。
「貝とか死ねこの変態っ!」
 危機を察知した動物の本能が人間の愛を越えた悲しい瞬間であった。迷わぬ罵倒に振り上げた足を一閃、大河の渾身の踵落としが竜児の後頭部に決まる。だが、しかし。
「あひっ!」
 叫んで意識が飛びそうになったのは大河の方だった。渾身のはずの一撃はやはり脱力していて、竜児の頭を後ろから押す格好、竜児の顔面を大河の股間に突っ込ませたのだ。しかも鼻先はモロに大河の秘貝(命名・竜児)に突っ込んでいた。そのうえ。
 何をされたのかはわからないまま、どうなっているのかはわかった竜児は、やっぱりちょっと狂っていたのかもしれない。
「……」
 竜児は無言のまま、ぺろり、と。
「あはっ!」
 口からも鼻からも盛大に息を吐いて大河は悶絶。一度だけ腰を跳ねさせる。二度目が無いのは、大河のふとももを竜児が両腕で下からがっしりホールドしてしまったからだ。
「……なぁ大河、ここ、キスまだだった。キスしていいか?」
「ななな舐めてから言うなっ! やだだめだめ絶対汚いからだってそこ」
 ぺろん。
「あひゃっ!」
 格別に変な声が出てしまうのだった。跳ねるはずの腰が固定されているものだから、腹筋をするように大河の上半身が逆に跳ねてしまう。
 上体を起こしたまま静止するという腹筋運動じみた姿勢で、大河は触りたかった竜児の髪を存分にわしづかみして、押しはがそうとする。

69◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:18:44 ID:???
「だ、だめだってば竜児! そこおしっこするところだしそれにそれに」
 ぺろん。
「あーっ! 違うの舐めて欲しいとこ言ったんじゃないおしっこの穴舐めちゃだめ」
 ぽかぽかと竜児の頭を叩くけれど、どんどん力が入らなくなっていく。
 ぺろぺろ。
「あーっ! あーっ! へ、へんたいっ、りゅうじの、へんたい……っ!」
 そんなとこを舐められるなんて、大河は想像すらしたことはなかった。恥ずかしすぎた。そこがこんなに気持ちいいなんてことも、知らなかった。もう一度竜児の髪を掴もうとするけれど、嬉しくてもっとしてって撫でているみたいにしかならない。違うの、って言おう。言わないと。おしっこの穴を舐められるのが好きな変態だって、大好きな竜児に思われちゃう。
「ち、違うの、りゅうじ……」
 大河の茂みに鼻をうずめるようにしていた竜児が目を開く。そんな光景も恥ずかしすぎた。大河は大きな瞳を開いたまま竜児の視線を受け止めるのも辛くて、つい目をそらしてしまう。
「おう、そうか。すまん……」
 大河の言葉は通じたのだろうか、竜児は謝ってくる。べつに謝らなくていいのに、って思う。
 竜児は大河のふとももを抱えたまま、右手の親指を恥丘の茂みの下に押し当てる。大河は震えて、なにをされるのか気になって、盗み見てしまう。きっと竜児にえっちなことをされると、教えるように奥のところが甘く鋭く疼いて、切なくなる。その時、竜児の親指が持ち上げるようにわずかに動いて。
「……っ!」
 大河は剥かれてしまった。もう裸なのに、もう一度丸裸にされてしまったかのようだった。大河は驚いて息をするのも忘れて、煌く瞳をめいっぱい大きくする。大河からは見えないけれど、そこがひんやりとした空気に触れて、剥き出されていることがわかる。竜児がそこをじっと見ていて、殺したいほど恥ずかしい。まだ熱くなれたのかと驚くほど顔中がほてって、耳まで熱い。そこはさっき包む皮の上から竜児の指にさんざん弄ばれたところ。大河の、クリトリス。
 そんなこと竜児にされるなんて、信じられない。さっきお風呂に入った時、ちゃんと綺麗にできていただろうか。でなきゃ死んじゃう。竜児はじっと見つめるばかりで、黙っていて、大河は怖くて何も言えない。あんな変なところ、竜児の目にどう映るかなんて。もし褒められたって、信じない。真珠なんて言ったら殺してやる。
 竜児の口が動く。お願い何も言わないで!
 ふっ。
「はあっ!」
 大河の身体が跳ねる。身体は快感が爆ぜたように反応して意識が薄れてしまうけれど、なんて……なんてなんてなんて屈辱。
 ふっ、ってされた。竜児にそこを、ふってされた。息を吹きかけられた。ふってふってふってふってふって!
 なんなの? 馬鹿にされたの? それともそれも愛撫なの? 優しい目をして微笑んだって駄目! もう決めた。もう決めた絶対決めた竜児を殺して私も死ぬ。
 大河は本物の殺意をこめて竜児を睨みつける。竜児が何を言ったって駄目。二人で死ぬのこれ決定。問答無用、聞く耳はもたない。
「大河……ここにキスしたい」
 もうやだ。なんなのこのカラダ。その言葉を聞いた途端、そこの奥がずきずきずきずきっ、って熱く疼いてたえられない。がくがく震えて止まらない。聞く耳もたないって何なの? 意味ないじゃん私聞いたし聞こえちゃったし。竜児が私のそこにキスしたいって。可愛がりたい、愛したいって。そこ変なとこなのに。頭がぼうってする。だって、キスなんて、
「キスなんて……っ」
 駄目って言わないと。だってずきずき止まらないんだもん。もう溶けてるみたいなんだもん。竜児は可愛いなんて言ってくれるけど今も変な声が出そうなんだもん。まだキスされてないのに。キスされたい。うっさい黙れ! もうこんなに溶けてるのにキスなんかされたら私だけ死んじゃう。そんなのずるい。竜児も一緒に死んでくれないんならやだ。やでしょ?! キスされたい。だから駄目って言うの。キスして。だから駄目って!
「だ、め……っ!!」
 い、え、た、よ……?
 竜児は大河のクリトリスにキスしていた。唇をすぼめてわずかに開き、唇にはさむように。ちゅっ、と。そして唇を離して様子を見る。
「……っ! ……っ!」
 大河は瞳をぎゅっと閉じて息も詰めて、竜児の頭を抱えるようにして何度も跳ねた。淡色の髪が揺れ、肌に結んでいた汗が飛び散る。

70◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:19:44 ID:???
 竜児に剥かれたそこを、キスされたのだった。ぜんぶしてね、と大河は言った。ぜんぶあげる、と大河は言った。でも、そこを剥かれてキスされるなんて、考えてさえなかった。でも何かをあきらめて、大河は嬉しかったのだ。そこも竜児のものになったんだって、思う。もっとキスしていいよって、思う。だってもう、そこも竜児のものだもん。でもやっぱり駄目かも。だって、そこ。
 ちゅっ。
「あうっ! そこ、すご……っ!」
 ……すごいの。一瞬、頭の中真っ白になる。身体が勝手にあばれちゃう。竜児が悪いの。竜児の唇が特別なの。気持ちいいとかそんな穏やかなのじゃない。触れたら熱くて甘くて中毒になる。もっとして欲しくなる。もっとして欲しくて、同じところを捧げてしまう。カラダが勝手に大河の股間を竜児に突き出してしまう。知らない筋肉が動いて、息するみたいにそこを何度も疼かせる。おねだりするいやらしい身体。なのに。
 なのに、竜児は、キスをやめてそこを見ているだけ。
「や、やめちゃう、の……?」
 大河は言ってしまう。言って、おねだりに聞こえたろうかと心配になる。すぐに、どうして竜児はやめたのかと不安になる。今までの時は、駄目と言ってもやめないで、最後まで……イクまで、可愛がってくれたのに。これが竜児の意地悪だったらいい。でも、もし。
 嫌になったのだとしたら。
 嫌になったのだろうか。やっぱり変なところだから。だってまだ竜児、褒めてくれてない。可愛いって言ってくれてない。綺麗だよって言ってくれてない。真珠みたいだ、なんて言ってくれてない。別な涙が瞳にあふれそうになる。要らないと思っていた言葉が今は欲しい。キスがだめなら息ででもいいから可愛がって欲しい。
 だって好きだから、怖いんだもん。
 とうとう竜児は、目をぎゅっとつぶってしまった。
「りゅ、竜児……?」
 大河は焦った。ぜんぶひっくり返ってしまう。息でもいいから愛撫が欲しくて、なんでもいいから褒めて欲しくて。そして今は、せめて見ていて欲しいのだった。でも竜児はぜんぶ止めてしまった。でもどうしたらいいのかわからない。怖い。もう、竜児の中断は意地悪なんかじゃない。もし、嫌になったのだとしたら……嫌にならないで、なんて、言えない。言っても意味がない。どうしたらいいのかわからなくて、大河は名前を呼ぶしかなくなる。
「竜児……」
「駄目だよ、大河……」
 苦しそうな竜児の声。
 駄目って、竜児は言った。駄目って、駄目って。やっぱりそうなんだ。とうとう涙があふれてしまった。瞳をめいっぱい拡げたのに、溜めておけない。嫌われたんだ、竜児に、あそこ、変なところ……大事な、ところ。身体からは力が抜けてしまっていた。涙を流す機械になった。何も考えられなくて、きっと私、消えてしまいたい……。
 違う。私、こんな子じゃなかった。しくしく泣いて消え入ろうとするような娘じゃなかった。変えられてしまった。竜児のせいだ。私は怒る子だったのに。どうしたらいいのかわからなくて怒る子だったのに。そうだ。
 大河は、怒る子。
「駄目なんて駄目えっ!」
「大河……!? うわなんでおまえ泣いてるんだ泣くな泣くな!」
 声に驚いて竜児が目を開けると、大河はものっすごい睨み目でしかもどばどば泣いていた。竜児は大河のももを抱えていた腕を解いて、焦って大河の身体を駆け上がる。顔に顔を寄せる。睨む大河に竜児の凶眼、はたから見れば竜虎抗争勃発、流血必死逃げろや逃げろのガンつけである。
「どうした大河、泣くなよ……」
「うるっさいっ! 嫌われたら泣きもするわ! なんで見ないのよせめて息吹きかけろ真珠とか言え! 駄目とか許さん変えた責任をとれ責任を! よっしゃなんか元気出てきたあっ!」
 大河が言うことは滅茶苦茶だった。
「おう、元気になったなら嬉しいが、おまえが何を言っているのかさっぱり意味がわからねえ」
「なら考えて! シンク! 間違えたら噛む! ……目をそらすなっ!」
 噛むなよ……と思いながら、何と言われたか記憶をまさぐろうとして、竜児が目を斜め上にそらすのも大河は許さない。大河はその間も竜児の目をねめつけ、間違えるなよ、間違えるなよ、と繰り返しては、こうだとばかりにちいさく並んだ綺麗な歯をカチンカチン噛み鳴らすのだから、何かを考えるにはこれ以下はない最悪の環境だった。

71◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:20:23 ID:???
 だがここは是非とも俺にお答えいただきたい。大事な大事な……大河、は。
「……嫌われた、とか言ってたな、おまえ」
「ちっ、正解……そうよ、あんた嫌いになったんでしょ私の……あそこを。だからキスもやめて……だから駄目なんでしょ……うぐぐ」
 泣くのがくやしくて、歯を食いしばって我慢するけれど、大河の瞳は星を揺らして涙を落とす。それでも一切ごまかされはしないと、視界に揺らめく竜児を睨みつける。けれど。
 竜児は笑いも、苦笑も、微笑みもしなかった。
 謝りもしなかった。褒めもしなかった。まして怒ったりもしなかった。
 ただ竜児は頬を赤くして、ぼそっと。
「おまえのを見てると、つながりたくてたまらなくなるんだよ」
「嘘っ! ……ん、ん?」
「おまえのにキスすると、気が狂いそうになるんだよ、俺は」
「んんん……? もうちょっとわかりやすく言って」
「おう……つまりだな、なんもつけないでいきなり、ハメ、たくなるんだよ」
「……そうすればいいんじゃない?」
「だから、俺はちゃんと避妊したいの。なのにそうしたらおかしいだろ? それじゃ俺が狂ったっていうことになるだろ?」
「……おお、なるほど」
 左手を臼に、右手を杵にして、大河はポンと手を打つ。
「わかったか?」
「いやちょっと待ってくださいよ……?」
 と、大河は今度は右の人差し指を額に当てて推理の構え。別に俺は犯人でもなければ、クイズも出しちゃいねえよな……? と、竜児は思わずにはいられない。
 やがて探偵大河は竜児に人差し指を突きつけて。
「……するとあんたは別に私のあそこを嫌いになってない、と?」
「と?じゃねえ。嫌いなわけねえじゃねえか」
「『嫌いな、わけねえ、じゃねえ、か』?……嫌い、否定、否定、疑問……難しいっ! 好きか嫌いかでどうぞ!」
「好きだよ」
「……ほんと? あ、じゃなくって。あの、特にその、最後にキスしてたあたりなんかは?」
「最後に、って……す、好きだぞ?」
「おお……っ。ちなみにたとえて言うと何? 比較的いい感じのが嬉しいんだけど。宝石とか素敵なのがいい」
「大河……おまえは一体何を言って」
「あーっとひとつ忘れてたあ! こっち大事かもこっち優先で。ねぇ竜児、何が駄目なの?」
「おう……すまん、今度は俺だ。もうちょっとわかりやすく言ってくれ……」
「察しの悪いボンクラねえ……だからさ、竜児が私のあそこにキスするのやめて、駄目だ、とかなんとか言ったでしょ? あれ何?」
「そこに戻るのかよ!? ……だから、俺がおまえのにキスするだろ?」
「ふんふん」
「おまえは可愛い声とか出すだろ?」
「ふんふん……っ」
「おまえは可愛く震えたりするだろ?」
「ふっ、ふんふん……っ」
「すると俺の、が、すごく勃起するだろ?」
「……そ、そうなの?」
「そうなの。……すると俺はまさにそれをハメるところにキスしてるわけだろ?」
「……っ」
「唇で触れているところ、目の前がそうなわけだろ?」
「……」
「そんなとこにキスしてたら我慢できなくなるだろ? 議論の結論も出てねえのに」
「……」
「だからキスはしたいけど出来ない、だからもう駄目だ、と。ほらつながった」
「……」
 ところどころで律儀にふるふる震えたりしながら、大河は竜児の説明をおとなしく聞いていた。毒気は完全に抜けてしまっていた。あそこが嫌われたわけではないと知って、嬉しかった。けれど。
 元気も消えてしまっていた。竜児にそんなに我慢させていたということも、知ってしまったから。

72◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:20:59 ID:???
「そんな顔するな」
 竜児はそれでも微笑んでくれる。竜児の我慢を大河は勘違いして、ドジな早合点して、変な難癖に付き合せたのに。
「嫌われたなんて思ったのか、バカだなおまえ……」
 バカと言われて、やっと大河の気持ちは少し軽くなる。竜児は頭を撫でてくれて、大河の額にキスしてくれたから、やっと大河も唇をむにゅむにゅ波に結んで、微笑むことができる。やっぱりこのひとが世界で一番、私を上手に可愛がってくれる、って思う。
「もっといっぱいキスしたかったよ、大河。おまえのに」
 大河はつい竜児の唇を見てしまう。思い出して、すぐにへその下がずきずきと甘く疼き出す。顔がほてって、つい鼻息を漏らしてしまう。
「おまえはどこもかしこも可愛くて……可愛すぎて、俺にはもったいないくらいだ」
 はっとして、大河は瞳を大きくする。せっかく竜児が止めてくれたのに、また涙があふれてしまう。なんて泣き虫。
「そんなことない! 何度言ったらわかるの!? 竜児じゃなきゃだめだもん! 竜児じゃなきゃ、私……っ!」
 大河はとうとう絶句してしまう。いっぱいいっぱいいっぱい伝えたいことがあるはずなのに、胸につかえて出てきてくれない。どれも的外れに感じてしまう、あいまいな言葉の雲みたいなところから、ようやく思い浮かんだことを、大河は唇をとがらせて、ひとつ呟くのがやっと。
「……何度もなんども好きになるの、竜児だけだもん……」
 竜児は涙で頬にはりついた大河の髪を指で梳き取って、親指で目元を拭ってくれる。
「あんまり泣くな、頭痛くなるぞ」
「あんま泣かせんな、竜児のバカ」
 言って、悪口だけは快調なのに、って、大河は思う。そして思いつくのはぜんぜん関係のないことばかり。
「ねぇ竜児。のど渇いた」
「おう、そりゃそうだろ。お茶とってやる」
 そうしてよつんばいになってペットボトルに手を伸ばした竜児を見て、また大河はそれとあまり関係のないことを思いついたから、言ってみる。
「あのね、竜児」
「おう」
「ゴムつけて、していいよ」
 竜児の手からペットボトルが落ちた。

(11章おわり、12章につづく)

73高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 20:52:36 ID:???
やっぱり凄いわ。竜児がちゃんと竜児してる。
意味はエロパロ住人ならわかると思うw

74高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 21:08:29 ID:???
はい新作きたー!!

結論:エロスは愛

75高須家の名無しさん:2009/06/18(木) 22:50:18 ID:???
愛があってこそのエロス

76◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 23:58:30 ID:???
>>73
素敵な褒め言葉をありがとう!
どこまでも竜児らしく大河らしく、というのが目標なので、
最高の褒め言葉かも。

>意味はエロパロ住人ならわかると思うw
これは、かつてそんな議論とかがそこであったりしたとか……?

>>74
ありがとう!
エロと愛って分けちゃいけないと思うのだけどね……。

エロがあるから読まないと斬り捨てるには、ちょっとはもったいないようなことも、
書いているつもりなんだけどなー……ばっさばっさ斬られましたがw

>>75
ありがとう!
愛がなかったら、あそこらへんは神経学的にはわりと鈍感な部分だった
ような気がするので、それ相応の快感しかないですよね。

愛のかわりに心理的な支えになるのが妄想でもよかったりするところがアレですがw

77高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 00:05:25 ID:???
大河と竜児だからこそだよ

78◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 00:12:51 ID:???
そうだ、どなたかわからないけれど、
可愛い大河のAA付きで本スレに告知出して下さった方、
ほんとうにありがとうございました!

大河のAAって可愛いのが多くていいよね……。
ある意味一番大事なはずの、スレの看板にも使われている
竜児と大河のAAの出来が微妙なのが、ときどき思い出したように
くやしいです!! だが嫌いにはなれない……

79高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 00:17:12 ID:???
>>76
いやー、他のSSで中田氏してるのとか見るとね。違うだろうと。
それを言っちゃ同人誌一般もだけど・・・。

80高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 00:50:36 ID:???
>>78
あれ前スレでまとめ人が使ったやつそのままコピペしただけだお
あとスレトップのAAは顔文字板のアニメAAスレで作られたやつで
アニメで大河が昇降口で北村におーはーってやったやつ
もう11スレも続いてるし変えると文句言うやつ出そうなのでそのままにしてるんだが
案外あのスレの住人なら意見を募れば変えても大丈夫そうな気がする
良くも悪くも2chに毒されきってない一般の人間が多いからなあ

あとJane Style導入したとのことなのでこれあげる
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date113243.zip

これは解凍すればわかるけど本スレのJane用datとidxファイルだ
まず一度Styleを終了させてJane.exeをインストールしてあるディレクトリに
「Logs」ってフォルダがあるからそこの中にある2ch→漫画小説等とあるから
その中のアニキャラ(個別)ってフォルダ内にファイルをぶちこんでください

参照画像 都合によりJane Viewでの表示だがJane系なら全部適用
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date113244.jpg

これでJane上で過去スレを読めます
余談だけどログ保存ディレクトリは設定で変更可能

さらに余談だけどJane用のdatファイルはなぜかギコナビでも読めます

>>79
正直ゴムはつけて欲しいですwwww

俺の妄想設定だと竜児は絶対に安全日にしかセックスしない上に絶対ゴム装着する性格のはず!
そして初めての生性交は結婚してからで目的も赤ちゃんを作るためのはず!

81◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 02:22:57 ID:???
>>77
大河と竜児のキャラを大事にしたいところ。
てか別人になってると私がつまんないんで。

>>79
中田氏させるにはいろいろ用意周到な準備がないと
特に竜児のキャラが割れて、ただの同名別人になりそうですもんね。

まあ、大事なのはたくさんとらドラ!SSが書かれることなので、
ハードルは低いほどいいと思ってるんですが。

>>80
なるほど、おっはーが元とは気づかなかった。
教えてくれてありがとう!

ログもありがとうございました。ぶちこんでみました。
問題は見れないということ……_ノ乙(、ン、)_見方がわからなくてw

82高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 09:32:22 ID:LOqeDkDQ
>>81
datとidx両方入れた?
datだけじゃスレ一覧に表示されないよ
あとファイル入れるディレクトリ間違えてるとか
まさか解凍しないで圧縮ファイルだけ入れたとか言わないでしょうね

83高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 09:32:39 ID:LOqeDkDQ
>>81
datとidx両方入れた?
datだけじゃスレ一覧に表示されないよ
あとファイル入れるディレクトリ間違えてるとか
まさか解凍しないで圧縮ファイルだけ入れたとか言わないでしょうね

84◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 11:12:41 ID:???
>>82
そこらへんは出来てます。素直なんだぜ。

で、Jane立ち上げて、ログを見ようと
板一覧>漫画・小説等>アニキャラ個別
とクリックして、リストを出すと、
今現在2chからひろえるログだけが出て、
フォルダに入れた頂いたログが出ない←イマココ

とかまあ。ていう。
アドバイスストレスなどお感じにならず、
のほほんと教えてやって下さいましまし。ラーメン二郎(食べたことない

85高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 11:24:39 ID:LOqeDkDQ
午前中なんだから仕事しろよw>俺

>>84
ログ保存ディレクトリはデフォルトのままなんですね?
「既得スレ」でソートしても出ないなら現行スレの過去ログリンクを開いてみて
一番楽なのは現行スレにある過去スレリンクを範囲選択→右クリック→選択範囲のURLを全て開く
でやってみて

86◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 11:28:28 ID:???
◆eaLbsriOasです。暑くなるのが嫌なあなたに贈るSS。2レス使用。でも。
アツくなれよ! 代理投稿歓迎。

・本当はこわいの

「……」
「……あ」
「なに? 見つけたの? どこどこどこ?」
「この電車が通る直前のとこ。踏み切りのむこう側。待て、今リプレイくるだろ……来た来た。
 ナレーション怖えよだから……あ来た!」
「え、なに、どこ……っこわっ!!」
「こぉわっ!! こえー! ははは、笑っちゃうな!? あーこわ! ははは」
「……」
「ん? どした大河?」
「……私、おしっこ」
「ブッ! ゲホッ! だ、だからおまえ宣言すんのやめろって言ったろ!? 女子が!
 おまえ最近幼児化しすぎだぞ!?」
「……」
「……まあいいよ、行って来いよ。DVD止めといてやるから、耳もふさいでるから」
「うん……」
「……どうした? 早く行って来いって」
「……ついてきて」
「おう……ってトイレにか!? ままマジでか!? ……っは〜ん、わかったぞ、おまえこわ……」
「……」
「わかった言わねえわかった! 睨みながら泣くな! な!? ついていくから!」
「……うん」
 とことことこ……
「ったく、ウチじゃ3メートルもねえのに」
「……」
「3メートルも……だめなのか? だめなんだな? だから睨みながら泣くなって。
 わかった行く行く……ほれ、来たぞ」
「……」
「おう、どした。早くドア閉めろ」
「……閉めない。後ろ向いてて」
「っ!? マジか!? トイレのドア開けとくのか!? ……ま、じ、なんだな……?
 はあ……わかった。ようし後ろ向いた! 耳もふさいだぞ!」
「……」
「っておまっ!? 背中つっつくな! マジでびびったぞ!?」
「だって耳ふさいでるから」
「おう、まあ、そうか……しょうがないか……で? 今度はなんだ?」
「こっち向いてて。目つぶってて」
「うっへええええっっっ!? なんでだよっ!? 俺の背中見えてるだろ! いいじゃねえかよ!?」
「だって振り向いたら竜児じゃなかったらどうすんのよっ!? こわいでしょ!?」
「んなわけあるか!! あ、あー……あああ……わかった。お願いだからその顔やめてくれ、な?
 泣くなよ、それ弱いんだよ……」

87◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 11:29:04 ID:???
「泣いて、ない、もんっ……ね……竜児、お願い……」
「あーもーだめ! だめだ。わかった。まいった。負けた。なーんでも言うこと聞く。
 なーんでも叶えちゃう。……よし! おまえの方、向いた! 目も、つぶった! 耳も」
「ありが……」
「ふさいだ! ん? なんだ? なんか言ったか? いいんだな? ……はーもう喋っちゃう!
 竜児くん喋っちゃうわ! 大サービスだ! ったくおまえさあ、俺のこと男だと思ってねえだろ?
 思ってなさすぎなんだよ! 気づいたけど心臓すげえぞ俺? どくどくどくどくって早すぎ!
 やばいわ! さっきのDVDよりよっぽどこっちのがこええよ! あーいや、こわくない! 
 こわくないぞ大河! 俺ここにいるからな! 見えてるだろ!? 大丈夫だ! 大丈夫だぞー?
 ……おーい、大河? ……終わったかあ? やべえな。合図決めんの忘れてた。はあ……
 大河ぁ、終わったらさあ、適当に俺の身体つっついてくれよ。っとやさしくな! やさしくだぞ?
 ……ん? なんだ。おまえ今、胸のあたり触ったか? 触ったんならもっかい頼むわ。
 ……触ったな? 触ったな? やさしすぎんだよ。極端なんだよおまえは。……よし触った!
 絶対触った! 目ぇあけるぞ! 耳も……おう、大河。近いな……」
「……なによ」
「おまえ、顔、あか……いいやなんでもねえ! まったくなんでもねえ!
 おまえは怖がっちゃあいねえ! ……そうだ、胸触ったのおまえだよな?」
「……」
「え? おまえだよな? 私じゃないとか言うなよマジで! こええから! そういうのナシ!」
「……うん、私」
「はー……よかった。そうだよな幽霊なんかいるわきゃ……って、げえっ!?
 なんか濡れてるぞシャツの胸んとこ!? こ、ここここだよな? これおまえだよな!?」
「うん、そう」
「ふー……そうか、ならいい……いくねえよ! なんで濡れてんだよ!?」
「お礼」
「はあ? お礼?」
「そ、ご褒美」
「ご褒美? ご褒美でなんで濡らすんだよ? わっけわかんねえ……これ何の水だ?」
「……手洗う水」
「うわっ、きったね!! なにがご褒美だよ!? っざけんな! ……ったく……笑いやがって……」
「竜児だって、笑ってるじゃない……さ、とっとと、そこどきなさいよ駄犬」
「はあ……はいはい。戻ろもどろ。ちゃんと手拭けよおまえ。……ったく、どっこいしょとか
 言っちゃうわ。なんかすげえ疲れた……おーい大河。どした?」
「なんでもなーい、待っててえ?」
「……おまえ、なんでまたもう一回手洗ってんだ? ……あ、くっそ。嘘か。
 手洗いの水じゃねえんだな、これ。なんなんだ……?」
「……な、に、してんのあんた……っ! そこ、嗅いだのっ!?」
「おう、大河。おまえ嘘ついただろ、これ……どうした大河? なんで、突っ立ってんだ?
 唇なんか……押さえて……」

88高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 11:54:22 ID:???
JaneSでしょ?
datとidx入れたら
11スレでいいから過去スレURLクリックしてみ?
一度読み込まれないと一覧に出ないぞ

89◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 12:34:07 ID:???
>>85
仕事中なのにありがとう!

>>88
ありがとう!

匠たちの指示通り、過去スレURLをクリックして開くと……
なんということでしょう、
そこには、dat落ちしていたはずの過去ログの全貌もあらわに。

大河と竜児の妄想SSがあますことなくちりばめられた過去ログは、
まるで宝石箱のよう。不毛な議論などひとつも無いのです……

真新しい過去ログに感動する私の前に、匠たちが現れます。
「どうですか?」「気に入って、頂けましたか?」
「ありがとうございます! 祖父のSSまで残して頂いて……!」
匠たちの手をとり握手する私。
子どもたちははしゃぎ、祖母は涙をこらえられないのです……


おわれ。

90高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 12:39:49 ID:???
>>85の操作の参照画像
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date113265.jpg

91高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 12:40:35 ID:???
>>86-87
涙をふいたのですね
わかります

92高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 12:41:13 ID:???
>>89
お前も仕事しろよw

やっと見れたか
良かったなり

93高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 13:43:13 ID:???
>>89
そのボキャブラリを仕事に活かしてくれ頼むw

94高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 13:50:28 ID:???
仕事したら負けかなと思っている(24歳・ニート)

彼女を泣かせたら負けかなと思っている(17歳・主婦高校生)

べ、別に泣いてなんかいないんだから!(17歳・手乗りタイガー)

95高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 13:56:02 ID:???
結婚したら負けとか思わなきゃやってらんねえ(30歳・教師)

96高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 15:44:11 ID:TWnINBRQ
>>89
童話語りワロスwwww

97◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 19:30:21 ID:???
>>90
ありがとう! 一足遅く、ひとつずつ開いてしまいまんたが(ノ∀`)

>>91
意地悪さんめが! まあでも、涙でもわりといいよね。
顔面押し付けることになるので触覚で気づかれないようにするのは難しそうだけど。
ともあれコメありがとう!

>>92
仕事はしているつもり。つもりだけなら負けないぜ!

>>93
活かしているつもり。つもりだけな(ry

>>94
泣かせると負けます。

>>95
だけどいつかは、ちゃんとそれを見つけられる。
そういう夫婦が出来ている。

>>96
ありがとう! しかもナイス指摘。
元ネタはテレ朝系列の住宅改造番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」の
ナレーション。とらドラ!原作小説4巻の冒頭にも使われたネタですが。

しかしそのナレーション自体が元にしているのは確かに童話の語りですね。
言われてむしろ初めて気づいた鈍感さん☆

98高須家の名無しさん:2009/06/19(金) 20:06:11 ID:???
>>97
画像大量に開くときこの選択範囲全部開くコマンドは重宝する

99◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 21:03:58 ID:???
ほいほい、「竜虎並び寝る」12章、いきます。
ついにふたりは秘境ギシアンにたどりつくことができるのか!?

本スレへの告知誘導のみ、よろしくお願いいたします。

--テンプレ--
◆eaLbsriOas氏のSS「竜虎並び寝る」12章、投稿されました。
ドエロコメですので、読みたい方だけ
まとめサイトの新避難所のリンクから、どうぞ。
-----------

100◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 21:05:13 ID:???
  12

「うっふ〜ん」
「……」
「あっは〜ん……」
「……」
「りゅ〜うじぃいいいいん……どう、上手くいった?」
「……いや、だめだ。これもう使えねえな……」
 がっくりと竜児は肩を落とす。ついでといってはなんだが股間の手乗り竜児もしょんぼりしている。そんな竜児の手には裏も表も無くぐにょぐにょと丸まって使えなくなったコンドーム。これで2個目であった。
 ゴムなんて当然のごとく今まで一度も着けたことなどない絶賛童貞中の竜児である。
 ゴム着きで挿入して良い――大河の許しをついに得て、竜児はドキドキワクワク、意気揚々と、装着すべく箱を開け、はやる気持ちを抑えながらしっかり説明書を読んだ。それでもその時までは股間のミニ竜児だって意気揚々としていたのである。ところが。
 袋を切ってゴムを手に取り、竜児がいざ勃起した自分のモノへと乗せてかぶせようとすると、なんだか上手くいかないのだった。上手く着けられないから萎えるのか、萎えるから上手く着けられないのか、とにかくと焦れば焦るほど、萎えてしまって失敗する。後に残るゼリーでべたべたするゴムの情けない残骸がまた、おのれ自身のさまを思わせて、竜児にはひときわ物悲しい。
 そこで「よし、私もひと肌脱ぐわ!」と協力を申し出たのは、ひと肌も脱ぐものとてないまっぱの恋人、大河であった。「私の性的魅力であんたのおちんちんを勃起させ続けてあげる! それはもうビンビンにね!」と、恋人の口から聞くにはいささかキツい表現ではあったが、それでもそんな大河の気持ちに竜児は素直に感動していた。「おう、頼んだぞ!」なんて、竜児も元気に応えたのだった。
 そして、その結果が、さっきの「うふ〜んあは〜ん」なのだった。棒読みではないにせよ、そんな如何ともしがたく紋切り型のヨガリ声を上げながら、竜児の前で大河がとるポーズもまた、どこかのギャグマンガにでも出てきそうな紋切り型のセクシーポーズ。この上さらに大河の性知識の仕入先まで心配することになった竜児である。
 こいつのする「協力」ってそういえばそんなだったな……と、お互いに別の恋を応援しあっていたあの頃の大河クオリティを思い出す竜児は感慨もひとしおだが、そんな感慨では当然、勃起しないのである。今や大河と相思相愛、大河にメロメロ(つられて紋切り型)の竜児だから、やばいエロ人形みたいになっている大河を見ても、こいつすごく可愛い、くらいは思う。写メで仮撮りしまくりデジカメで永久保存したいとも思う。思うが、それもやっぱり勃起の方向からはななめにズレているのだった。
「……なあ、大河。協力してもらっているところ悪いんだが、せめてその『うふ〜んあは〜ん』だけでもなんとかならないか?」
「なによ。私にこんな恥ずかしいことさせといて、その上注文するって言うの? あんた何様のつもり? 婚約者? 恋人? 私のご主人様?」
「おう……『様』はともかく、だいたいそこらへんではあるようだぞ」
「ちっ……どうすればいいわけ」
「本当にありがたいと思ってるんだ、大河。だからそうヘソを曲げるなよ……なんていうか、いつものおまえの可愛い声でいいんだが」
 竜児の言った「可愛い」の言葉に律儀にふるふるして、でも大河は不服そうに言い張る。
「じゃあさっきのでいいんじゃない」
「おまえは『うふ〜んあは〜ん』なんて言ってなかったぞ……?」
「そんなこと言われたって、よくわかんないもん」
 言って、大河は薔薇色の唇をつんと蕾にとんがらせる。


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