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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所

20◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/16(火) 21:34:33
 これはやばい、と竜児は思った。誰にもこのことは……特に、他の男には知られてはいけない、と。
 やたらと小さいけれど、大河はこんなに綺麗で、可愛くて。その上さらに、
「はうっ! はうっ!」
 大河はこんな可愛い声で鳴いて、こんなにえっちなカラダなのだった。そのことだけでも知れば、男ならだれでも大河を欲しがるに違いない。奪いたくなるに違いない。竜児が見つけた女は、竜児を見つけてくれた女は、そんなとんでもない宝玉のような女なのだ。
 竜児は大河を抱きしめる。目が眩んだ者のように瞳をきつく閉じる。
 しかもこの宝玉はその中に、外に漏れ出る輝きよりも輝くものを――宝の宝、秘密の秘密を、この世の誰よりも竜児だけが知っているものを、竜児がこの世の誰よりもそれをわかりたいと願うものを、つまりは大河の心を、宿しているのだ。
 決して離すまい、と竜児は誓う。
 誰にも渡さねえ、と心に叫ぶ。
「りゅ、りゅう、じ……っ」
 大河が俺を呼んでいる。竜児が目を開けると、そこには。
 大河は産毛も濡らした顔を上げて、自ら光るもののような煌きを宿した瞳を、痙攣にさらわれまいと抗うように必死に竜児に向けていた。なんて愛しい女。
 竜児は今まさに知った真実を、抱いた決意を伝えたくて。どこから話したものかと迷って。
 竜児はつい、とりあえず最初から話してしまう。
「大河……おまえはエロすぎる……」
「……! ひどっ!」

(9章おわり、10章につづく)


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