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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所

71◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/18(木) 20:20:23 ID:???
 だがここは是非とも俺にお答えいただきたい。大事な大事な……大河、は。
「……嫌われた、とか言ってたな、おまえ」
「ちっ、正解……そうよ、あんた嫌いになったんでしょ私の……あそこを。だからキスもやめて……だから駄目なんでしょ……うぐぐ」
 泣くのがくやしくて、歯を食いしばって我慢するけれど、大河の瞳は星を揺らして涙を落とす。それでも一切ごまかされはしないと、視界に揺らめく竜児を睨みつける。けれど。
 竜児は笑いも、苦笑も、微笑みもしなかった。
 謝りもしなかった。褒めもしなかった。まして怒ったりもしなかった。
 ただ竜児は頬を赤くして、ぼそっと。
「おまえのを見てると、つながりたくてたまらなくなるんだよ」
「嘘っ! ……ん、ん?」
「おまえのにキスすると、気が狂いそうになるんだよ、俺は」
「んんん……? もうちょっとわかりやすく言って」
「おう……つまりだな、なんもつけないでいきなり、ハメ、たくなるんだよ」
「……そうすればいいんじゃない?」
「だから、俺はちゃんと避妊したいの。なのにそうしたらおかしいだろ? それじゃ俺が狂ったっていうことになるだろ?」
「……おお、なるほど」
 左手を臼に、右手を杵にして、大河はポンと手を打つ。
「わかったか?」
「いやちょっと待ってくださいよ……?」
 と、大河は今度は右の人差し指を額に当てて推理の構え。別に俺は犯人でもなければ、クイズも出しちゃいねえよな……? と、竜児は思わずにはいられない。
 やがて探偵大河は竜児に人差し指を突きつけて。
「……するとあんたは別に私のあそこを嫌いになってない、と?」
「と?じゃねえ。嫌いなわけねえじゃねえか」
「『嫌いな、わけねえ、じゃねえ、か』?……嫌い、否定、否定、疑問……難しいっ! 好きか嫌いかでどうぞ!」
「好きだよ」
「……ほんと? あ、じゃなくって。あの、特にその、最後にキスしてたあたりなんかは?」
「最後に、って……す、好きだぞ?」
「おお……っ。ちなみにたとえて言うと何? 比較的いい感じのが嬉しいんだけど。宝石とか素敵なのがいい」
「大河……おまえは一体何を言って」
「あーっとひとつ忘れてたあ! こっち大事かもこっち優先で。ねぇ竜児、何が駄目なの?」
「おう……すまん、今度は俺だ。もうちょっとわかりやすく言ってくれ……」
「察しの悪いボンクラねえ……だからさ、竜児が私のあそこにキスするのやめて、駄目だ、とかなんとか言ったでしょ? あれ何?」
「そこに戻るのかよ!? ……だから、俺がおまえのにキスするだろ?」
「ふんふん」
「おまえは可愛い声とか出すだろ?」
「ふんふん……っ」
「おまえは可愛く震えたりするだろ?」
「ふっ、ふんふん……っ」
「すると俺の、が、すごく勃起するだろ?」
「……そ、そうなの?」
「そうなの。……すると俺はまさにそれをハメるところにキスしてるわけだろ?」
「……っ」
「唇で触れているところ、目の前がそうなわけだろ?」
「……」
「そんなとこにキスしてたら我慢できなくなるだろ? 議論の結論も出てねえのに」
「……」
「だからキスはしたいけど出来ない、だからもう駄目だ、と。ほらつながった」
「……」
 ところどころで律儀にふるふる震えたりしながら、大河は竜児の説明をおとなしく聞いていた。毒気は完全に抜けてしまっていた。あそこが嫌われたわけではないと知って、嬉しかった。けれど。
 元気も消えてしまっていた。竜児にそんなに我慢させていたということも、知ってしまったから。


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