- 1 :名無しさん :2016/06/28(火) 01:58:44 ID:???
- 別名「九十九の腹の中」
そこは永遠も一瞬も過去も未来も現在も、時間の流れのすべてが混在する世界。 あらゆる理が捻じ曲げられた、歪な空間。 中に住まう色んな人々の思い出が作る、思い出の場所 悪食な彼女の食べたものが行き着く、混沌の源。
彼女はそこに居るものを模倣することもできるようだ。
- 55 :九十九 ◆CNssssssss :2017/02/25(土) 00:52:11 ID:???
- そうか。
……なら、最後に一つ聞いておきたい。
お前はどうして、そこまでして奴を救いたかったんだ? お前を突き動かすのは、一体何なのだ?
- 56 :セフィラ ◆Loah.qK.Uk :2017/02/25(土) 11:19:55 ID:???
- ……一人ぼっちでも平気だって思ってたボクに、
一人の寂しさを教えてくれたのは、ロキなんだ ちゃんとした名前のないボクに、素敵な名前をくれたのも、ロキで …今のボクは、ロキがくれた数えくれないくらいのものでできている。 だから…
――おとぎ話みたいなこと、だけど 死ぬまで一緒に居たいって、本当に思うんだ …できる限りそばに居たいって、思うんだ
- 57 :九十九 ◆CNssssssss :2017/02/25(土) 11:25:19 ID:???
- ……なるほどな?
その感情、一言でまとめると…なんと言うのだ?
- 58 :セフィラ ◆Loah.qK.Uk :2017/02/25(土) 12:09:17 ID:???
- …たぶん、これが「愛」なんだな、って
きっとボクは、どうしようもないくらい、ロキのことを…愛してる。
- 59 :九十九 ◆CNssssssss :2017/02/25(土) 12:12:23 ID:???
- ……それが、「愛」か……。
(その言葉を、まるで何度も暗唱するようにぶつぶつと…)
わかった。 では、そいつもここに未練をなくしたようだし、さっさと外にお帰り願うとしようか。 (髪の毛がざわめくと、さっき見たようなあの状態に…)
- 60 :セフィラ ◆Loah.qK.Uk :2017/02/25(土) 12:16:40 ID:???
- 世間一般でこの感情をどう言うのかは、知らないけれど。
…うん、やっぱりただ好きなんじゃない。 …ロキのこと、きっとボクは愛してる。 (…九十九に向かって笑いかけるようにしながら、復唱するようにもう一度そう言った)
……二回目だけど、慣れないな……w; (帰る準備はできているらしい うぞぞぞと髪が蠢いて形を成す、その様子にぞくりと背中を震わせながらも、一歩近くへと歩み寄って)
- 61 :九十九 ◆CNssssssss :2017/02/25(土) 12:22:04 ID:???
- ……。
感情なぞ、世間一般のそれで推し量れるものではない。 胸の内に抱いたそれをなんと定めるかは、お前だけの特権だ。 (そんな彼女を見て、くすり…とほほ笑んだような 意地悪とか、そういう邪な気持ちを一切含まない、純粋なそれを)
なあに、すぐ慣れるさ。 入ったところから出ていくのは当然のことだろうしな? (彼を抱えて近寄ってくる彼女に、大きな蛇のような形を成したそれがゆっくりと近づいて…)
では、いただきます。 (ばくん、と、地面に深く口づける勢いで丸のみにしてしまった
一瞬と永遠の交錯する世界を抜け、そのまま彼らは蜃気楼の街へ…――)
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