したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

▲▲▲エジプト ギザ ピラミッド関連情報スレ▲▲▲

225日本潜入中  塾長まる。:2011/11/04(金) 06:17:33 ID:p9WKBkHA
>>224

また、研究プロジェクトにこそ参加していないが、ドイツにあるAcademic Hospital Munich-Bogenhausenの病理医、アンドレアス・ネルリッヒ氏も「転移性の前立腺がんであると認めざるを得ません。よく研究されています」と追従した。
研究者はこれまで、古代人の骨やミイラ化した肉体からがんの証拠を見つけるのに長年苦労してきたが、記録に残っている古代人のがん症例は非常に少ない。実際、1998年に 『Journal of Paleopathology』で発表された研究では、何万もの古代人を調べた結果、骸骨に腫瘍が見つかったケースはたったの176件とされている。この症例の少なさにより、食品や環境に発がん物質が蔓延し、人類の寿命が延びたことで腫瘍が繁殖する時間が増えた近代産業化時代にがんが増え始めたという説が浮上した。

しかし、 イタリア、ボルツァーノにあるInstitute for Mummies and the Icemanの生物・人類学者アルバート・ジンク氏は、古代人は発がん物質と無縁なわけではないと述べる。例えば、薪を燃やした暖炉や煙突から出るすすには人体にがんを引き起こす成分が含まれているし、古代の船大工が船に耐水コーティングを施す際に熱していたビチューメンは、肺がん、および呼吸器、消化管の腫瘍につながる。ジンク氏は「がんは過去においても流行していたと考えています。私たちの所見よりも、はるかに広がっていたでしょう。」と述べている。

だが、自然人類学者のプラテス氏は高解像度のCTスキャンが利用可能な新世代にあって、この状況も変わるかもしれないと言う。例えば、プラテス氏と同僚が「M1」の研究において利用した装置は、0.33ミリの解像度を誇り、放射線科医はシミのような大きさの病巣すら、目で確認することができる。

がんの根源、また、疾病流行と環境、食事、遺伝子との複雑な相互作用を研究している科学者にとっては、このような検出技術の改良が、何千年にもわたって人間を悩まし続けてきた疾病に新たな光をもたらしうる。「こういった研究には、がんの根源に対する理解を深め、治療方法の改善に役立てたいという願いが常にこめられています。」とジンク氏は締めくくった。

写真:エジプトで発見された2150歳のミイラの上腕付近を高解像度CTスキャンで撮影したところ、小さく丸い腫瘍を発見。古代エジプト人では最古の転移性前立腺がん症例となった。(MNA/DDF – Instituto dos Museus e da Conservação, I.P., Lisbon; (CT, inset) LMP/IMI – Imagens Médicas Integradas, Lisbon)

[Science NOW]


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板