Ministry of Antiquities(エジプト考古省) Facebookより
「そのオシリスの墓に寄り添うように建つのがエジプトで最も美しい古代建築のひとつ、セティ1世の葬祭殿。今回の“古代都市”遺構は、そこからわずか400メートルしか離れておらず、アビドスがなぜ古代の聖地となったかを、解き明かす鍵になるかもしれないと注目を集めているのです」(同)
文明博物館開館
カイロに文明博物館が開館しました!!!
正式名称は、National Museum of Egyptian Civilization (NMEC)といいます。場所は、オールドカイロと言われる地区にあり、エジプト人の建築家による、大変印象的な建物に先史時代のものから、古代エジプト、そしてイスラム時代にいたるまでのものが展示されています。全館オープン時には、5万点のものが展示されるとか。2月末までは入場無料なので、もしお時間がある方は今がチャンス。3月からは入場料はLE60です。
2017年3月9日、エジプトの首都カイロのマタリア地区にある古代ヘリオポリス跡で発見された、ラメセス2世とみられる珪岩製の巨大石像と、セティ2世の石灰岩製の胸像。これらの像の断片は、エジプトとドイツの考古学調査隊によって、古代都市ヘリオポリスのラメセス2世の神殿付近で発見された。(Photograph by Ibrahim Ramadan, Anadolu Agency, Getty Images)
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ラメセス2世は、古代史で最も有名な君主の一人だ。紀元前1279年から紀元前1213年までエジプトを統治し、60余年という古代エジプトにおける最長に近い在位期間を誇る。その戦功によって、エジプトの領土を東は現在のシリア、南は現在のスーダンまで拡大した。ラメセス2世の治世にエジプトは大いに発展し繁栄した。(参考記事:「古代エジプトの船の墓場を発掘、壁に120隻の絵」)
Egypt is inaugurating its largest on-site antiquities laboratory, to restore the second ceremonial boat of Pharaoh Cheops, known for building the largest of Egypt's iconic pyramids.
The project, funded by the Japan International Cooperation Agency and the Higashi Nippon International University, is set to complete the initial phase of repairs of the 4,500-year-old vessel by 2020.
Eissa Zeidan, head of the project's Egyptian restoration team, told The Associated Press that the lab, at the site of the Giza pyramids, was necessary for some of the boat's 1,264 pieces, which are too fragile or large to move.
The vessel and its sister boat, on display near the Great Pyramid, were discovered in 1954 and are believed to have been buried with the pharaoh to carry him into the afterlife.
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考古省の発表によると、ミニア県トゥーナ・エル・ゲベル(Touna-Gabal)地域でエジプトの考古学チームが地下墓地内の通路を奥へと進んでいったところ、複数の回廊に横たえられていたミイラ、計17体を発見した。これらのミイラは王家のものではないという。この他に金板1枚、古代エジプトの民衆文字「デモティック」が書かれたパピルス2枚、石灰岩や粘土製の石棺が多数に動物や鳥のひつぎなども見つかっている。
ミイラの年代はまだ特定できていないが、考古省は、アレクサンダー大王(Alexander the Great)に征服される紀元前332年までのエジプト王朝末期の300年間に属するものとしている。また、同省報道官がAFPに語ったところによると、アレクサンダー大王の部将だったプトレマイオス(Ptolemy)が後継として築いたプトレマイオス朝(Ptolemaic Dynasty)のものである可能性もあるという。