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大阪の歴史、伝統文化に関するスレ02

194よっさん ◆yQclIeGV9A:2011/05/26(木) 21:54:21 ID:g4i3Ym2s0
行ってみよっと:堺の旧市街地 新旧の歴史が詰まった街 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110526ddlk27040404000c.html

 ◇路面電車や自転車、線香、鍛冶屋さん
 堺の旧市街地へ。まずは、市役所21階の展望ロビー。高さ80メートルからぐるり360度望める。案内役のNPO法人堺観光ボランティア協会の川上浩さん(64)が、「100点満点で、きょうは30点の眺めですねえ」。辛いなあ。こんなに晴れているのに。ということは、もっと見える日があるということ? 「70点」なら明石海峡、「100点」なら高野山や奈良・天理の山々が見えるとか。

 まず目に飛び込むのは、こんもりと茂った山。そう、世界最大のお墓、仁徳天皇陵だ。でも、あのカギ穴型の前方後円墳の形が判別できない。「飛行機からでないと分かりません」と川上さん。さすが全長486メートルの巨大古墳。全体を見渡すには、まだまだ高さが足りないわけだ。あちこちにモコモコとある大小の森は古墳。世界遺産登録を目指している百舌鳥古墳群で、古墳の数は47も! しかし、かつては100以上あった。開発で破壊されたのだ。大阪湾方向を眺めると、新日鉄、シャープ……世界に誇る大企業がマッチ箱のよう。

 展望ロビーには、出土品や歴史的な解説もあり、展望博物館といったところ。堺市の小学3年生は社会の授業で、このロビーを活用している。ナイスアイデア!

 さて、地上に下りる。歩道の幅が広いから、対向者や自転車が気にならない。気分がのびのびする。

 エレベーター付きの歩道橋に差し掛かったときだ。「ほら、あの自転車を見てて」と川上さん。自転車がコツンとエレベーターの壁にぶつかった。指でボタンを押す代わりに、タイヤを壁に当てて呼んだのだ。らくちん、とばかりにエレベーターに乗って行った。「自転車の町なんです」

 戦国時代から鉄砲作りが盛んだった堺は、金属加工の技術が自転車製造に生かされて自転車産業が発展。生産額は全国シェア6割。愛用者も多い。

 ところで訪ねたのは4月。チンチン電車の阪堺電車の線路沿いに、菜の花の黄色いラインがゆーらゆら。赤いチューリップも。2・5キロにわたって、季節ごとの花々でにぎわう。ここの土は、チンチン電車の振動で、地下の砂地が出てきたり、夏はアスファルトの照り返しが強かったりで、厳しい環境。でも、踏ん張って生きている。

 線路から1本入ったところに、千利休屋敷跡がある。寂しげな空き地に「利休がお茶に使った」という井戸がある。ふたがしてあるのは「お金を投げ入れる人が多くて」とか。

 茶道と香道の影響で発展したという線香も名産だ。明治20年創業の薫主(くんしゅ)堂は、ご主人の北村欣三郎さん(66)が一本一本手作りする。お香を入れた可愛い巾着袋は奥さんの徳美さん(60)のお手製。「若い人に親しんでもらいたくて」

 この辺りは江戸時代のころから「七まち」と呼ばれた。鍛冶屋さんが集まる地区だ。水野鍛錬所の水野淳さん(34)は「後世に技術を継いでいく責任があります」と志を語った。

 堺出身の与謝野晶子のこの歌がぴったりだ。

 <住の江や和泉の街の七まちの鍛冶の音きく菜の花の路>【三角真理】

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 堺市役所展望ロビー=9〜21時。喫茶コーナーもある。072・233・1101▽薫主堂=最寄り駅は南海「七道」。072・232・2549▽水野鍛錬所=南海「七道」。072・229・3253▽堺観光ボランティア協会=交通費として半日(3.5時間)1500円。072・233・0531


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