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ブラジルニュース5

984taro:2008/12/03(水) 08:14:06
「一致団結して都市再建を」 クレイヌビング市長語る


 サンタ・カタリーナ州のジョアン・パウロ・クレイヌビング・ブルメナウ市長が、この度の豪雨による水害について語った。

 ブルメナウ市では、過去に大きな水害で町中の通りが一週間もの間、水に浸かったことがあった。それは私が十一歳、一九八四年のことだった。あれから二十四年。市長となった今、町はそれ以上の豪雨に見舞われた。川は氾濫して町全体が水に浸かり、土砂流が頻繁に発生して町じゅうの建物が壊滅的な打撃を受けた。二十三人の死者が出、一軒あたり十二人の住民たちを吹きさらしの場所に放り出してしまった。

 わが市はこれから再建にむけて働かなければならない。もし再建不可ならば、根底からの町づくりを始めることを考えなければならない。なぜなら町全体が無人化してしまったから。

 十月に再選された市長は、四年間の任期中に町を再建する意向を語る。

 二百メートルほどの一連の丘陵地帯に広がる町が土砂流に埋もれている市の隣接地域の状態が、まだ報告されておらずはっきりつかめないでいる。

 先週には、サンパウロやリオから地質学者たちが到着して、一帯の地層状況の調査を開始した。今週にはドイツからも土層分析学専門の学者グループも到着して合同調査を行なうことになっている。

 この地域の詳細な土層条件を十分に理解した上で、町全体の再建を考えていく。住民たちの家屋再建設がこれまでの居住地でできるかどうかは定かではない。

 市長は、「自宅のあった場所へ戻りたい気持ちは分かるが、これ以上危険を冒してまで、元の宅地へもどることは許可できない。したがって、住民たちが元の場所へもどれるか、どうかいまは約束できない」と話している。

 避難勧告をうけて住民全員が退避した危険地域は調査中で、いずれにせよ土砂流の発生したあたりは平坦地の少ない場所で、一年後か一年半後までには、市として責任ある回答を出したい、ともしている。

 「大体の数字や計画が想定され、町が息づくためには、市内道路の完備と中心街の密集地の再建と回復と併行して破壊された橋桁の修復などの公共設備を急ぐ必要がある」。

 町の崩壊と市民の犠牲に関する市長の責任問題についてはこれを否定し、「不幸な天災だった。再建にどのくらいの見積もりが必要か、今では非常に評定が難しいが、四年の任期内に成し遂げる。我々には、イタジャイアスー川が氾濫した場合の浸水対策、水害対策の計画を持っている。それは危険区域を改良して都市化するもので、この地域の住民の理解を得て一時立ち退きをしてもらう必要があった。この時期まで延期していたが、状況が変わった」と話した。

 また、「危険地域をそのままにしておくと再被害の可能性もあるため、町に隣接する四か所の土砂危険区域を徹底的に調査して、少なくとも市役所管理地は安全な規準の上で都市再建計画を打ち出すことにしている。まさか、丘陵地帯で退避勧告が出されるなどとは思ってもみなかったが、四か月も雨が降り続いたことで、危険性が強まり、とうとうこんな不幸なことになってしまった。この間、土壌分析機関との契約も無かったことが残念だ。今後はこの危険性のある区域を徹底分析してもらう」とも話した。



2008年12月2日付け




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