安倍政権は日本の国際競争力を高め、イノベーション立国を目指す日本再生戦略を掲げているが、ダボス会議を主催する世界経済フォーラム(WEF)による2015年の競争力ランキングで日本は6位。バブル景気の時期とバブル崩壊直後には1位で世界の注目を集めたが、いまや昔。国際通貨基金(IMF)のWorld Economic Outlook Databases2016年4月版による15年の一人当たり国内総生産(GDP)は日本が3万2485ドルドルで26位。トップはルクセンブルクで日本の3倍以上であり、アジアでも日本はトップでなくシンガポールの5万2887ドルドルを下回り、香港も2万7195ドルで日本を凌ぐ。韓国は30位だが、近年日本を急追している。