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鬼和尚の経典解説まとめ
207
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/15(水) 10:34:12 ID:.Dqrf1rc0
「悪人を懲罰する者である、アルジュナよ。
地上の世界に於いても、天上の世界に於ても、
プラクリティのグナから、解脱した者は居ない。」
「僧侶のバラモン、武人たるクシャトリア、
平民であるヴァイシャ、奴隷であるスードラ、
生まれつきのグナにより、義務が決まっている。」
「忍耐できる、自制すること、修行、純潔、
平静であること、信仰すること、智慧、正直。
アルジュナよ、これらは、僧侶のカルマである。」
「決断できる、支配すること、武勇、知謀、
寛大であること、指導すること、勇敢、戦闘。
アルジュナよ、これらは、武人のカルマである。」
「バラタ王家の子孫である、アルジュナよ。
農耕や、牧畜、商売は、平民のカルマであり、
強制的な、労働、使役は、奴隷のカルマである。」
「自分に与えられた、天命を果たしながら、
すべての生き物は、いずれ完成の境地に至る。
それには、どうすればよいか、良く聴きなさい。」
「自分に与えられた、義務を果たしながら、
あらゆる所に遍在する、真我を礼拝する者は、
善人であれ、悪人であれ、究極の完成に達する。」
「自分のカルマを、完全に果たせなくても、
他人のカルマを、完全に果たせるよりもよい。
与えられたカルマを遂げる者は、罪を犯さない。」
「さながら、火には煙が付いて回るように、
たとえ、自らの義務に障害が付いて回ろうと、
アルジュナよ、決して天命を諦めてはならない。」
「何事にも執着しない、鋭い知性を持って、
自我を克服しながら、何事も切望しない者は、
すべてのカルマを超越して、完成の境地に至る。」
0446 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/14(日) 21:57:04.70
当時の信仰によるカーストの解説なのじゃ。
生まれによる職の違いは決まっているというのじゃ。
その中で義務を果たすことが究極の完成に近づくことであるというのじゃ。
それはお釈迦様の言うとおり、間違いで在るがのう。
自ら定めた義務を果たすことが大事なのじゃ。
208
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/16(木) 09:45:53 ID:5snAlu560
「クンティーの息子である、アルジュナよ。
どのように、この完成の境地に到達するのか。
ブラフマンに到達するのか、話して聞かせよう。」
「静かな所に住んで、多くの物を食べない。
身口意を統御して、世事に囚われることなく、
ヨーガを修める事に、ひたすら、専念し続ける。」
「権力、物欲、名誉、情欲、瞋恚を捨てて、
自我を所有することなく、常に平静である者。
彼は、ブラフマンと合一し、完成の境地に至る。」
「この地に達した者は、絶対の歓喜に浸り、
憂いもなく、望みもなく、全てを平等に見る。
そして、真我に対して、純粋なる信愛を奉げる。」
「人は、信仰と慈愛に通じることによって、
真我である、わたしの実相を知るようになり、
彼は、直ちに、わたしの浄土に入るようになる。」
「たとえ、如何なるカルマを果していても、
私を信愛して、奉仕する者は、私に守護され、
私の祝福により、永遠の楽土に、至るのである。」
「いつでも、真我を思って、活動を行ない、
全ての活動を、真我の保護の下で行うがよい。
心から真我を信愛して、心を真我に集中させよ。」
「真我に奉仕すれば、真我の守護によって、
必ずや、すべての障害が取り除かれるだろう。
真我に仕えず、自我に疲れる者は、必ず滅びる。」
「たとえ、私に逆らい、君が戦わなくても、
クシャトリアとして、武人の義務がある限り、
君は、カルマによって、戦うことになるだろう。」
「バラタ王家の子孫である、アルジュナよ。
君は情に流されるばかり、私の命を逆らうが、
必ず、カルマによって、従うことになるだろう。」
「真我は、人の胸に宿り、彼らを指揮する。
アルジュナよ、真我に対して、絶対服従せよ。
そうすれば、真我に導かれ、永遠の浄土に至る。」
0448 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/15(月) 22:54:04.44
まとめとしてブラフマンへの道が説かれるのじゃ。
感覚を制して食事を節しただひたすらアートマンを求めるのじゃ。
アートマンに全てを捧げて奉仕する者がブラフマンに到達して永遠の歓喜に入るのじゃ。
更には義務を果たすことも説かれるのじゃ。
209
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/17(金) 09:25:05 ID:L59cJgfc0
「最後に、君に、秘儀の中の秘儀を語ろう。
アルジュナよ、このことを充分に考えてから、
戦うにせよ、逃げるにせよ、君が望む通り行え。」
「アルジュナよ、君は、最愛の友人だから、
今から君に、無上の真理を話して聞かせよう。
この真の理は、真の利になるから、良く考えよ。」
「あらゆる宗教を退け、わたしに服従せよ。
わたしが、すべての悪業から、君を救い出す。
恐れることは何もない、ひたすら、私を畏れよ。」
「わたしを信じない者、わたしに逆らう者、
禁欲しない者、修行しない者、学習しない者、
これらの者には、この秘儀を解いてはならない。」
「わたしを見とめる者、わたしに従がう者、
禁欲をする者、修行をする者、学習をする者、
これらの者だけに、この秘儀を説くことである。」
「こうして、この秘密の教えを説くことは、
真我に対して、無上の奉仕をしたことになる。
こうした奉仕者は、私が愛して、私の元に来る。」
「アルジュナよ、私は、ここに、宣言する。
この我々の対話を学ぶ者は、その知性により、
必ず、私を信愛して、私を礼拝するようになる。」
「また、疑うことなく、信じて確める者も、
諸々の悪業から解脱して、吉祥の世界に至る。
さあ、アルジュナよ、汝の迷妄は取り払えたか。」
アルジュナは、クリシュナに、このように叫ぶ。
「ああ、クリシュナよ、貴方の慈悲により、
我が迷妄は消え去り、私は真知を取り戻した。
私の信念は揺るぎ無い、私は貴方に付き従がう。」
すべてを見ていた、サンジャヤは、王に言った。
「奥義の内容に、私の頭髪は逆立っている。
わたしは、神仙に与えられた、天眼通により、
この神聖なる対話に、巡り会えることが出来た。」
「王よ、クリシュナが示した、普遍の真相、
あの言語に絶する、偉大な形相を思い出すと、
何度でも驚嘆し、私は歓喜に満ち溢れてしまう。」
「ヨーガの支配者、クリシュナが立つ陣営、
弓の名手である、アルジュナが居る敵陣こそ、
勝利と繁栄が存在すると、そう、私は確信する。」
(終)
0450 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/16(火) 23:40:20.68
クリシュナはここに至って秘儀を説くというのじゃ。
それは他の宗教を全て退け、わたしだけを信じることであるというのじゃ。
それが秘儀であり、信じて確かめるものも救われるというのじゃ。
このことから全ての教えはヴィシュヌに対する信仰から来ているということが出来るのじゃ。
210
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/18(土) 10:18:28 ID:ZJtWG4pk0
(452:バガヴァッド・ギーターの総評をお願いします)
0455 鬼和尚 ◆GBl7rog7bM 2018/10/17(水) 22:31:58.98
>>451
ご苦労さんなのじゃ。
>>452
バガヴァッド・ギーターは総じてカルマヨーガによるアートマンの法を説いているものじゃ。
果報を期待する事無く実践するカルマヨーガによって、アートマンの法も実現するというのじゃ。
その根底にはヴィシュヌ神への信仰が不可欠なのじゃ。
信仰によって人間には困難なカルマヨーガによる義務の遂行が為され、アートマンの法も成就するのじゃ。
そのアートマンの法の実際的なやり方をも説いているのじゃ。
適切な座を選んですわり、胸に種字の阿字をイメージし、真言を唱えて集中するのじゃ。
全てが胸のアートマンから作られ、アートマンに還っていくことをイメージするのじゃ。
認識できないものにまで達すればアートマンの法は完成したといえるのじゃ。
その法のための自らの義務の遂行や三グナのサットヴァによる日々の精進にも言及しておるのじゃ。
誰にでもできるという法ではないが、実践すればためになるものじゃ。
実践によってその効果も確かめるのじゃ。
211
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/19(日) 10:43:37 ID:QFMRtrbU0
<解説・ブラフマンの法>
http://onioshyou.blog122.fc2.com/blog-entry-176.html
---
解説・ブラフマンの法
投稿日:2018-07-02 Mon
ブラフマンの法とは元はヴェーダに記載されていた法なのじゃ。
肉体をどこまでも広がっていくイメージをすることで、意識を拡大していくのじゃ。
そのようにイメージすると実際に拡大された空間に自らの意識を感じることができるのじゃ。
集中の行を実践していると意識が際限なく広がる識無辺処定に入るが、その境地を直接に目指すのがこの法なのじゃ。
密教に伝えられている法と同じなのじゃ。
ヴェーダによって伝えられているのは、体が広がるイメージなのじゃ。
集中して座っている自分の体がどんどん大きくなっていくとイメージするのじゃ。
体が部屋一杯に広がり、更に広がっていくのじゃ。
部屋からもはみ出していって、どんどん大きくなっていくのじゃ。
山川海空の全てに体が広がり、全ての空間を満たすようにイメージするのじゃ。
このようにイメージして行くと、ただのイメージではなく、空間に意識が感じられるようになるのじゃ。
お釈迦様は三明経等で感情を使うブラフマンの法を説いているのじゃ。
ブラフマンと同じ境地になる法としているのじゃ。
心の中で慈悲を感じる対象を想い起こし、慈悲の感情を起こすのじゃ。
その感情が体中に広がっていくとイメージするのじゃ。
更に体から外にまで慈悲が広がっていくとイメージするのじゃ。
今座っている部屋一杯にまで広がっていくのじゃ。
そして部屋からも広がって、慈悲がどこまでも大きくなるようにするのじゃ。
慈悲がどこまでも広がり、大地も空も埋め尽くすほどに大きくなっていくとイメージするのじゃ。
地球とか宇宙とかの知識として知っている全ての空間を埋め尽くすのじゃ。
集中が途切れてきたら、その感情が少しずつ小さくなり、自分の体に収まるとイメージして行を終えるのじゃ。
そのようにイメージしていくのがお釈迦様の教えられたブラフマンの法なのじゃ。
これも同じように日々続けているとただのイメージではなく、空間に実感が在ることが感じられるのじゃ。
元々意識は全てに繋がり、空間にも在るものであるが個我の観念があればそれは感じられないのじゃ。
肉体の感覚だけが自分の感覚と認識するからなのじゃ。
そして自分の肉体と感覚以外に自分は無いと認識するのじゃ。
このブラフマンの法を行えば、観念を超越した空間の意識が感じられるのじゃ。
それを感得することで、肉体や感覚だけが自分であるという観念が薄れ、無辺の境地に至ることが出きるのじゃ。
未だ悟りに至らなくとも、無辺の意識に到達しただけでも死という肉体の消滅によって全てが消滅するという観念は無くなるじゃろう。
そして死の恐れも超えることが出来るのじゃ。
死を恐れる者、更なる集中の境地を求める者、真実の意識を確かめたい者はこの法を日々修業するとよいのじゃ。
212
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/20(月) 10:38:09 ID:zH2F03LE0
http://onioshyou.blog122.fc2.com/blog-entry-196.html
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ブラフマンの法 詳解
投稿日:2020-03-02 Mon
以前にお釈迦様が説いたブラフマンの法を書いたが、更に詳しく解説する必要があるようじゃ。
前の記事は慈悲の感情を自分の肉体から全ての空間に広げる法と書いただけだったのじゃ。
それだけではなかなか難しかったようじゃ。
そこで今回の記事ではブラフマンの法を詳しく解説するのじゃ。
ブラフマンの法を実践するには、最初に慈悲の感情を起こさなくてはならないのじゃ。
自分が慈悲を感じるものをイメージするとよいのじゃ。
愛する者とか、ペットとかでもよいのじゃ。
するとその縁によって、慈悲の感情が起こるじゃろう。
それは胸の辺りに感じるかもしれん。
頭の中に感じるかもしれん。
人によっては腹に感じるという者も居るじゃろう。
どこに感じても構わないのじゃ。
そしてその感覚も人によって違うじゃろう。
少し暖かい感じがするとか、むず痒いとか、少し痛いとかいろいろあって構わないのじゃ。
その感覚を全身に広げていくようにするのじゃ。
その感じが肉体に広がると念じたり、広がっていくことをイメージすることで少しずつ広げていくのじゃ。
頭に感じるものは頭から下に広げ、胸や腹に感じるものは頭や手足にまで広げていくのじゃ。
そのようにして全身に慈悲の想いから起こる感覚を広げていくのじゃ。
どうしても広げられないという者は、慈悲を起こす縁となるものを手足にイメージすると善いのじゃ。
手で猫を撫でるとか、そのようなイメージによって手に感じる慈悲の感覚を広げるのじゃ。
広げている途中で感覚がなくなってしまったら、また感じるところにまで戻ってやり直すのじゃ。
そのようにして慈悲の感覚が全身に広がって感じられるようになったならば、それを肉体の外に広げるのじゃ。
最初は頭からとか、胸から丸く広がっていくとか、少しずつ広げていくのじゃ。
それも途中で感覚が感じられなくなったら、感じられるところからやり直すのじゃ。
それが出来ない者は、常識で考えて感情が肉体の外にある筈はないとかの観念に囚われているからかもしれん。
或いは全ては脳で感じるのであるから、肉体の外に感情は無いと、唯脳論から離れられないからかもしれん。
実際には全ては意識であるから肉体の外にも感情は在るものじゃ。
観察と実践によって囚われを打破するのじゃ。
肉体の外に広げられるようになったら、その感覚を部屋の中一杯にまで広げるのじゃ。
人によっては頭から上には広がるが横に広がらないとか、腹から横にだけ広がるとか感じる者もいるかもしれん。
そのような者は囚われずに、上でも横でも構わないからどんどん広げていくと善いのじゃ。
慈悲の想いが今ここにある全てに浸透して、慈悲に変っていくことをイメージするのじゃ。
全てのものが名前と形を無くして慈悲の思いになっていくことを念じ、イメージするのじゃ。
更に慈悲の想いが今ここに感じる全てから、認識する全てに広がることを念じ、イメージするのじゃ。
その時、頭の中で地球とか宇宙とかをイメージして、それが慈悲に変化することを念じてはいかんのじゃ。
それでは観念遊戯になるからなのじゃ。
あくまでも自分が今ここで感じ、認識する全てが慈悲となることを念じ、イメージするのじゃ。
全てが名前と形を無くして、慈悲の思いになることを念じ、イメージするのじゃ。
自らの肉体と精神もまた名前と形を無くして慈悲の想いそのものであることを感じるのじゃ。
それが出来たならば、全てのものごとはただ慈悲の想いだけになるのじゃ。
そうすればそれはサマーディと呼ばれる境地なのじゃ。
自分も他のものもなく、全てが一つであるから自他を忘れたサマーディなのじゃ。
それはまだ悟りではないが、自己を見ることのできる最良の境地に入れるのじゃ。
そのように大いに成果の在るブラフマンの法を実践するとよいのじゃ。
213
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/21(火) 10:01:25 ID:rOdpranY0
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1649249411/792
---
792:鬼和尚 ◆Yj52hBkdLM:2022/11/04(金) 23:00:54 ID:Jj0/owdk0
>>789
善い事じゃ。
そのように主体を追求していくとよいのじゃ。
主体とは認識されないものじゃった。
間違えたのじゃ。
認識できるものは主体ではな客体であるから否定していくとよいのじや。
>>790
アートマンもブラフマンも実践する方法なのじゃ。
アートマンの法は自分の心の中に主体を追求していく法なのじゃ。
ブラフマンは自分と感じるものごとを拡大していく法なのじゃ。
どちらも最後まで追求していけば、悟りに達するのじゃ。
そしてアートマンとブラフマンが同じものであったとわかるのじゃ。
214
:
避難民のマジレスさん
:2025/01/22(水) 09:50:59 ID:KPki9r5k0
◆鬼和尚の解説・直リンクまとめ◆
◇大乗経典
<金剛般若経>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/86-122
<法華経>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/2-14
<浄土三部経>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/20-27
<大乗起信論>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/15-19
◇その他
<信心銘>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/33-42
<十牛図>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/28
<坐禅和讃>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/29-32
<マハームドラーの詩>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/43-55
<ラマナ・マハルシの問答>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/56-85
<パタンジャリのヨーガスートラ>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/123-155
<バガヴァット・ギーター>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/156-210
<ブラフマンの法>
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/8276/1717991043/211-213
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