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鬼和尚の仏教購読会 別館

70避難民のマジレスさん:2018/11/17(土) 07:51:40 ID:LC3de7YgO
>>69
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第二話 燃えあがる茂み(つづき)
 より抜粋

イエスは何度も何度も言っている、「神の王国はあなたの内側にある」と。
だが、あなたは帝王のようには見えない。イエスは弟子たちに言う。
「野の百合ゆりを見なさい。なんと美しいのだろう!
偉大なソロモン王ですら、いかに華麗に飾り立てても、この貧しい百合の花ほどに
も美しくはなかった」
なぜ百合はこうも美しく、人間はこうも醜いのだろう?
なぜ人間だけが醜いのだろう?
醜い鸚鵡おうむや醜い孔雀、醜いライオンや醜い鹿を見たことがあるだろうか?
醜さは人間特有のもののように思われる。
孔雀は孔雀であり、鹿は鹿だ。だが人間はかならずしも人間であるとはかぎらない。
人間は仏陀のような人、キリストのような人、クリシュナのような人であってはじ
めて人間だと言える---みずからの全一な存在に気付いてはじめて人間だと言える。
そうでないとしたら、あなたは暗闇のなかを手探りしながら生きている。
あなたは無意識の暗い洞窟のなかで生きている。
あなたは意識があるように見えるだけだ。
あなたの意識はひじょうにもろい。
それはひじょうに移ろいやすい。それはとても薄い表層だ---皮膚一枚の厚さもない。
少しでも引っかけば、意識はどこかへ行ってしまう。
誰かがあなたを侮辱する。ほんのひと言、ささいなまなざしで、あなたの意識はす
っかり影を潜めてしまう。
あなたはかっとなり、腹を立て、凶暴に、攻撃的になる。
一瞬、あなたの人間性は影を潜め、あなたは野性にもどってしまう。再び獣にもど
ってしまう。 そして人間は獣以下まで落ちてしまいかねない。
なぜなら、人間が落ちるときには、まったく歯止めが効かなくなってしまうからだ。
人間は天使よりも高く昇ることができるが、それはまれにしか起こらない。
なぜなら、天使よりも高く昇ることは、坂道を昇るように骨が折れることだからだ。
人はそのために働きかけなければならない。
それには厳しい働きかけが必要だ。
未知なるものを探求する気迫、勇気が必要だ。
何百万もの人々が生まれては死んでゆく。
だが、彼らはけっして生きてはいない。彼らの生は見かけにすぎない。
彼らは無意識のなかに根を下ろしたままだからだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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