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鬼和尚の仏教購読会 別館

69避難民のマジレスさん:2018/11/16(金) 07:16:34 ID:LC3de7YgO
>>67
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第二話 燃えあがる茂み(つづき)
 より抜粋

『 ある日のこと、王は道化師を呼ぶと、宮廷にいならぶ人々の面前で一本の杖つ
えを渡してこう言った。
「この杖を職杖としてもってゆくがいい、おまえよりも愚かなやつが見つかるまで
あずけておこう。見つけたら、この杖をその者に渡すのだ」
その後しばらくして、王は病にかかり、死の床についていた。
王はその誠実さを厚く信頼していた道化師に会いたがった。
道化師がやって来ると、王は彼にこう言った。
「おまえを呼んだのは、長い旅に出ることを告げるためだ」
「どこへ行かれるのです?」と道化師は尋ねた。
「はるか彼方の国---あの世へだ」
「あの世への旅支度はもうおすみですか、御主人様?」
「まだ、何もできておらん、このたわけもの」
「あちらには、どなたか出迎えてくれる友人がいらっしゃるのですか?」
「いや、ひとりもいない」と王は答えた。
すると道化師は、悲しげに首をふりながら、例の杖を王の手に握らせてこう言った。
「この杖をお取りください、陛下。これはあなたのものです。旅支度もせず、あの
世に行こうとなされているのですからね。この杖は誰のものでもない、他ならぬあ
なたのものです」

生とは、死と彼方の世界にそなえて身支度を整える機会だ。
死と彼方の世界に対する準備を怠っているとしたら、あなたは愚か者だ。
あなたは大いなる機会を取り逃がしている。
生とは機会にすぎない。
本当の<生>は、まさにこの生のどこかに隠されている。
だが、それはよびおこされねばならない、目覚めさせられねばならない。
それは深く眠りこけていて、まだみずからに気付いていない。
そしてあなたの本当の<生>がみずからに気付いていなければ、あなたのいわゆる
生はたんなる長い夢にすぎなくなる。
しかも、それは甘いものではありえない---それは悪夢になる。
本当の<生>に根を下ろさずに生きることは、大地に根をもたない樹のように生き
ることだ。
美が欠けているのはそのためだ。優美さが欠けているのはそのためだ。
ブッダたちが語る人間の輝きがあなたに見えないのはそのためだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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