したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鬼和尚の仏教購読会 別館

642避難民のマジレスさん:2019/06/27(木) 22:56:41 ID:LC3de7YgO
>>640
「真理のみ」 (原題 「THE TRUTH IS」)
〜SRI H.W.L.POONJA

第2章 サットグル:真のグル ☆Part3(つづき)

Q:あなたがラマナ・マハルシに逢った時、目覚めるのに殆ど時間はかからなかった
と聞きました。
ラマナ・マハルシの一瞥であなたは自由になったというのは本当ですか? その時の
グルの伝達力の本質は何ですか?
   
マハルシは、いつも目を開けたままホールに座っていた。特に誰を見るというので
もない、彼の目は空っぽであった。私が彼の前に座った時、彼は他の誰でもなく私だ
けを見つめていた。この一瞥は恩寵だ。恩寵は、グルの恩寵を最も必要としている人
の上に注がれる。

ウパニシャッドに書かれているように、一瞥で十分だ。グルからの一瞥、一触れ、一
言で十分だ。マントラを唱えたり、瞑想したり、修練したりする必要は何もない。し
かしあなたは神聖であらねばならない。その時、この一瞥は目の後ろに焼き付くだろ
う。その時、全身が沈黙と愛の中で光り輝く。

ラマナ・マハルシのその一瞥は、世界中のもっとも偉大な聖者や賢者の目とは比べ物
にはならない。それが真我から真我への一瞥だ。だから、もし賢者があなたを一瞥し
たなら、この世に生まれて来た目的は達したのと同じだ。カビールはこう言っている


  人間の姿をして、この世に生まれて来るというのは大変な祝福だ。
  だから、死ぬ前に今世で真理を悟るのだと決心しなさい。
  なぜ今世、なぜ今日ではないのか? なぜ今日だ、なぜ今ではないのか?
  急がないと、肉体からこの鳥が飛び去ってしまったら後悔するに違いない。

Q:私はマナリの山をとても愛していますが、山はあなたと一緒にいることに比べた
ら比べものになりません。あなたの近くにいると、真我探求や神への愛の深さを非常
に強く感じます。神、グル、真我は同じだと経典では言っていますが、この祝福され
た三位一体の秘密を明かして下さいますか?

*1ヴェーダでは神、グル、真我は同じだと書かれているのを私は知っている。しか
し、グルを通じてのみ神や真我を知ることができるのだから、私はグルが神や真我よ
り高い位置にいると信じている。ここで王の調髪師であった男の話をしよう。

この男は毎朝8時に王のところに行き、マッサージをし、髭を剃った。ある朝、いつ
ものように彼が王のところに行こうとしているとき、彼のグルが訪ねて来た。彼は喜
んでグルの身体を洗い、朝食と昼食を用意した。彼はすっかり王のところに行くのを
忘れてしまった。

グルを十分にもてなし、世話をした後で、彼は王を思い出した。「グルジ、私は王の
ところに行って王の足をマッサージしなければなりません。王はリューマチもちで2
時間のマッサージなしでは宮廷へ行くことはできません。今日、私は大変遅れてしま
ったので王は怒っているかもしれません。王が私を罰して、私は二度とここに戻って
来れないかもしれません」
グルは答えて、「さあ、行きなさい。しかし夕方には戻って来てお茶を入れて下さい


そうして彼は宮殿に向かった。彼が宮殿の門を入ると上官がにこにこして彼に微笑ん
だ。そして王の前に行ったら、王は膝まづいてお辞儀をした。「どうか殿下、私にお
辞儀などしないでください。これは罰よりも辛いものです。あなたが私を殺しても構
いませんが、あなたが私にお辞儀をするという辱しめは我慢ができません」。

王は説明した。「今朝のマッサージは非常によく効いて、何十年来初めて助けなしに
一人で歩くことができた。私の足は治ったのだ。ダイヤモンドのネックレスを褒美に
あげようとしたが、お前は既に帰ってしまったあとだった。」

この調髪師は敬礼していった、「親愛なる王様、長い間あなたにお仕えしましたが、
今日でおいとまいたします。これからは私のグルに仕えたいと思います。」そうして
、彼は残りの人生をグルと一緒に過ごした。

そう、私はグルを一番におきたい。そして真我、神だ。この事をあなたはここで学ぶ
だろう。

用語解説
*1ヴェーダ 最古のヒンディー教典

(´・(ェ)・`)
(つづく)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板