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鬼和尚の仏教購読会 別館

624避難民のマジレスさん:2019/06/19(水) 03:04:43 ID:LC3de7YgO
>>622
「真理のみ」 (原題 「THE TRUTH IS」)
〜SRI H.W.L.POONJA

第1章 真我 ☆Part3(つづき)

Q:私は自分はライオンであるということを知っているのに、なぜ私はロバと
一緒に歩いているのでしょうか?
私の中のロバ性を解放していつもライオンでありたい。
 
あなたがライオンであると知っていたらロバと一緒に歩いても、問題はない。
ロバはライオンの餌だからだ(笑)。
だから、彼らは一緒にいることはできない。
ライオンが自分がライオンであることを忘れて、自分はロバであると考え出し
たなら、それは問題になる。

あなたに洞察を与えるライオンの話をしよう。

 昔、ある村に一人の洗濯男が住んでいた。
その当時は村人達の洗濯物をロバの背に載せて川辺に運んだものだ。
ある日、洗濯男が川で洗濯しているところへ、一匹の雌のライオンが水を飲みに来た。
そのとき、密猟者が銃でライオンを撃ち殺した。

雌ライオンは死ぬ間際に赤子を産み落とした。
そこへ密猟者が来てライオンの皮を剥いで去って行った。
ライオンの赤子は後に残されて、かわいそうに思った洗濯男はその赤子を家に
連れて帰ってミルクを飲ませて養育した。
さて、このライオンの子に何が起こったか、注意して聞きなさい。
 
このライオンの子は誰が自分の母親か知らずに洗濯男に養育された。
そして毎日彼と一緒に川に行った。
遂にこのライオンは大きくなって、洗濯男はこのライオンのロバに洗濯物を担
がせ始めた。
このライオンは他のロバと一緒に草を食べ始めた。

なぜなら、人は一緒にいる人の習癖を見習うものだから。
子どもが煙草を吸う人と一緒にいると、同じように煙草を吸い出す。
このようにして習癖というものが形作られるのだ。

ある日この「ロバ」は他のロバと一緒に野原で草を食べていた。
一匹のライオンがこれを見て言った、「一体全体どうしたことか? どうして
あのライオンはロバと一緒に草を食べているのか?
ライオンの餌はロバだ。
しかしあのライオンはロバと一緒に草を食べている。近寄って見てみよう。」

ライオンが近づいた途端、この「ロバ」も含めてすべてのロバは逃げ去った。
ライオンは素早く、この「ロバ」の首根っこを捕まえた。
「どうしたのだ、お前はライオンだ。それなのに私を恐れてロバ達と一緒に逃
出した。お前と私は一緒の家族に属するのだぞ!」

「いいえ、ライオン様、どうか嘘をつかないで下さい。私はロバです」と、年
長の思慮深いライオンにとらわれた若いライオンは震えながらそう言った。

「私はロバです。どうか私を食べないで下さい。私の兄弟達が私を待っていま
す。どうか許して下さい。どうか冗談を言わないで下さい。私は自分がロバで
あるのを知っています。」

「お前はライオンだ。お前がロバだと考えるのは馬鹿げた事だ。」と賢いライ
オンは言った。
「どうして私がライオンであると信じることができましょう。私はロバです。」
そこでこの賢いライオンはこの「ロバ」を川に連れて行って「水の上に写って
っているお前の顔を見てごらん、お前の顔は私の顔と同じではないのか?」

この「ロバ」は叫んでいった。「確かに私の顔はあなたの顔と同じだ!!」
「今度は口を開いて私のように吠えなさい」。この「ロバ」はどのようにして
吠えるのかしらなかった。誰も吠え方を教えなかったので、他のロバ達と一緒
にロバのように啼いていた。しかし、吠えることはライオンの本性だ。

そこでこの「ロバ」は口一杯あけて吠えたのだ。
その途端、この「ロバ」はライオンになった。
この吠え声が、本当の自分についての疑いを拭い去ったのだ。
そしてこのライオンはロバを食べる為にその後を追っていった(笑)。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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