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鬼和尚の仏教購読会 別館
622
:
避難民のマジレスさん
:2019/06/18(火) 03:59:57 ID:LC3de7YgO
>>620
「真理のみ」 (原題 「THE TRUTH IS」)
〜SRI H.W.L.POONJA
第1章 真我 ☆Part3(つづき)
Q:人々の目の中に神が隠れているのがだんだん見えてきました。
(笑いながら)神は隠れてはいない。
神が見えないということは、あなたは神以外のものを見ているということだ。
だから、他に何も見ないで唯一神だけを見るべきだ。
そうすると、あなたの目を通して見ているのが神そのものだ。
あなたの重荷を下ろして、神に降伏して静かにしていなさい。
そうすると神があなたの重荷を引き受けてくれる。
重荷を頭の上に担いで歩いている限り神はあなたの面倒を見ることはできない。
そのようなあなたにとっては、神は隠れているようにしか見えない。
Q:あなたは私が神だといいますが、私という一滴のしずくが海と同じなので
すか?
一滴と海との間には何の区別もない。海を創っているのはその一滴の全体性だ。
一滴、一滴の無数の集まりが海だ。
Q:それらは質的に同じ物ですか?
あなたのノーマインドは私のノーマインドと同じですか?
質的に同じだ。
一粒の砂糖と一ポンドの砂糖、味は同じだ。
そうだ、あなたのノーマインドは私のと同じだ。
Q:ノーマインドには疑いがないと言われましたが・・・。
(笑いながら)ノーマインドには疑いがない。
何もないのだから何を疑うのかね。
Q:ノーマインドの中での経験は何ですか。
そこに経験はない。ノーマインドの状態から抜け出したときにのみ対象に対
する経験がある。
過去の経験を取り除きなさい、そうするとこの瞬間には経験はない、経験すべ
き何ものもなく、経験者もいない。 あなたは全てから自由だ。
経験は時間の中で起こるがこの瞬間には時間がない。
この瞬間は時間とは無関係だ。
Q:ジャスミンと呼ばれる波はパパジと呼ばれる波に見つめられて一つになり
たい、そして「それ」を祝いたい。
波が海と一つになったとき、祝祭が始まる。
私は海ではないと考えているのは 波だけだ。「私は水と共に、どこにでも行く
ことができる」「私には長さや幅があるので岸まで行ける」。しかし再び、波
は沈んで海となる。
波の本質である水は海の本質である水と何の違いもないのだから「私は海だ」
ということを知りなさい。この水が海と波をつないでいる基盤だ。
基盤は波が海から分離していると考えても何の影響も受けない。
あなたは海と何の違いもない。海は波と何の違いもない。
この事実をあなたは祝うべきだ。これが分裂の終わりだ。
真我なしには何も起こらない。
全ての存在は真我として一つだ。
波は海の胸座で遊んでいる。
波は海と別れていると感じながら、時間の中で動き回っている。
そして最後に波は海に帰っていく。
波は海から湧き上がり、海の中で動き、海の中に帰っていく。
一体性はそのままだ。
波の動きは海にとっては何の問題もない。
海はあなたから離れた存在ではない。海は決してあなたを騙したりしない。
もしこれを知っているなら、あなたは好きなように遊ぶことができる。
愛は、海は、あなたを決して忘れない。もしこれを知らないとあなたは苦しむ
ことになる。
Q:昨夜、強烈な夢を見ました。その後かなりの沈黙が続き目を覚しましたが
、この夢が何を意味しているのか私には解りません。
夢は問題ではない。この沈黙が境界だ。目覚めでもなく眠りでもない、沈
黙だけが存在する。目覚めと眠りを越えたこの境界、そこには何の経験もない。
そこでは過去の記憶は存在しないし、それには名前もない。
もし名前を使いたいのなら、沈黙か無が最適だ。何を意味しているのか解らな
いというのが、それが境界域の沈黙であったという確証だ。
なぜなら、そこでは感覚や記憶力が働かないし、エゴも存在していないからだ。
これは眠りと目覚めの間の空白だ。
そこでは「私」・「あなた」・「彼ら」というのがない。
これを「無」と呼んでもよい。
そこから全てが現れたように、そこに全てが消えてゆく。
(´・(ェ)・`)
(つづく)
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