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鬼和尚の仏教購読会 別館
297
:
避難民のマジレスさん
:2019/02/08(金) 04:14:27 ID:LC3de7YgO
>>295
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第七話 光の循環と呼吸
より抜粋
呂祖師は言った。
純一なこころハートで決然と実行しなければならない。
そうすれば成果は求めずとも、おのずからやって来る。
初心者がまず陥りやすい誤りは主に二つある。
それは昏沈こんちんと散乱だ。
それに対処するには、呼吸にあまり深く気をとられてはならない。
呼吸はこころハートから生じる。
こころから呼吸が生じるのである。
こころが動くと、ただちに気(呼吸エネルギー)が生まれる。
気とは元来、こころの活動が変容したものである。
我々の思念は実にすばやく動いて、またたく間に空想に走るが、ひとつの空想
には必ずひとつの息がともなっている。
内なる呼吸と外なる呼吸は、声とこだまのように 一体になっているからだ。
我々は毎日数知れぬほど息をし、それと等しい数の空想を抱いている。
こうして精神の明晰さは、樹が枯れ、灰が冷たくなるように衰えてゆく。
では頭のなかで空想してはならないのだろうか?
人は空想せずにはいられない。
呼吸をしてはならないのだろうか?
人は呼吸せずにはいられない。
最良の方法は、病から薬をつくりだすことだ。
こころハートと呼吸が互いに依存し合っているなら、光の循環を呼吸のリズム
と結び合わせなければならない。
このためには、とりわけ耳の光が必要である。
目の光があるように、耳の光がある。
目の光は外界にある太陽と月が合体したものである。
耳の光とは内なる太陽と月が合体して生まれる種子である。
したがって理解(耳)と明晰さ(目)はひとつのものであり、 同じ霊妙な光に
他ならない。
坐るときには、瞼まぶたを下げて、下げ振りをつるすように視線を定め、光を
下方に向ける。
しかし、下にうまく注意を向けられないときには、呼吸に耳を傾けるようにこ
ころハートを導く。
出入りする息の音が聞こえるようではいけない。
聞こえるのは乱れた息である。
息が乱れると、たちまち 呼吸は荒く、うわついたものになり、伸びやかに広が
ってゆかない。
こころをひじょうに軽やかで微細な状態にしなければならない。
枷かせを解かれれば解かれるほど、こころの働きは微かすかになり 、微かにな
ればなるほど、こころは静かになってゆく。
不意にこころは限りなく静かになって、動きを止める。
そうなったら真の呼吸が出現し、 こころの真の姿が意識されるに到ったので
ある。
こころハートが軽やかであれば、息も軽やかになる。
それはこころのあらゆる動きが気(呼吸エネルギー)に 影響を与えるからだ。
息が軽やかであれば、こころも軽やかになる。
それは気のあらゆる動きがこころに影響を与えるからだ。
こころを安定させるには気を養うことからはじめなければならない。
こころに直接働きかけることはできないからだ。
それゆえに手がかりとして調息法を用いる。
これが「気の力を集中して保持する方法」と呼ばれているものだ。
弟子たちよ、おまえたちは"動き"の本性を理解していないようだ。
動きは外界の事物によっても引き起こされる。
それは支配されるということに他ならない。
走るだけでこころが揺れ動くなら、身動きしないことによって それを鎮めるこ
とはできないだろうか?
こころと気が相互に影響し合うことを知った偉大な聖者たちは、後世の人々に
役立つよう、より簡易な方法を考案したのである。
「鶏が卵をかえすことができるのは、 そのこころハートがつねに耳を澄ませて
いるからだ」
これは不思議な力をもつ重要な言葉である。
鶏は熱の力によってその卵をかえす。
だが熱の力は殻を暖めるだけであり、中まで浸透することができない。
そこで鶏はこころを用いてこのエネルギーを内部に導き入れる。
鶏は耳を澄ますことによってこれを行う。
そのようにしてこころを一心に集中させる。
こころが浸透すれば、気も浸透し、ひなは熱の力を受けて、生命を得る。
それゆえに鶏は、卵から離れるときでさえ、つねに耳をそばだてて聴く態勢を
取っている。
このようにして精神の集中は途切れることがない。
精神の集中が途切れないために、熱の力は昼夜絶えることなく、精神はいきい
きと目覚める。
精神の目覚めは、こころハートが死ぬことによってはじめて達成される。
こころを死なせることができれば、原初の精神はいきいきと目覚める。
こころを死に到らしめるというのは、それを枯渇させ、しぼませてしまうこと
ではなく、こころが分断されずにひとつにまとまるという意味である。
(´・(ェ)・`)
(つづく)
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