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鬼和尚の仏教購読会 別館
284
:
避難民のマジレスさん
:2019/02/03(日) 22:39:12 ID:LC3de7YgO
>>282
23黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第六話 風景の焦点ゲシュタルトを変える(つづき)
より抜粋
ラマナ・マハリシは癌で死んだ。
肉体は ひどく苦しんでいたが、彼は微笑んでいた。
医者たちは当惑し、目を疑った。
それは信じがたいことだった。
肉体がこれほどひどい苦痛にさいなまれているのに、彼はすばらしい歓喜に浸
っている。
どうしてそんなことがありえるのだろう?
彼らが何度も「どうしてこんなことがありえるのでしょう?」 と尋ねるたびに
、彼はこうくり返した。
「不思議なことは何もない。私は肉体ではないからだ。だから肉体に何が起こ
っていようと、君たちが私の肉体を見ているのと変わりない。私も自分の肉体
を見ている。 君たちは少しも痛みを感じないだろう?私もそうだ。君たちは目
撃者であり、私も目撃者だ。 肉体は対象、私たちのあいだにある対象物にすぎ
ない。君たちは肉体が苦しんでいるのを外側から見ている。私は肉体が苦しん
でいるのを内側から見ている。君たちが動揺せずに見ていられるなら、どうし
て私にできないことがあるだろう?」
実のところ、医者たちは動揺していた。
彼らは深い同情を感じていた。
彼らは悲しかった。
彼らは無力感を感じていた。
彼らはこの人を救いたいと思っていた ― かつてこの世に生きた最も美しい人
々のひとりを。
だが、それはできなかった。
彼らは泣いていた。
だが、ラマナはまったく動揺していなかった。
人間のなかには超越の地点がある。
姿を顕しているいっさいのものから突如 断絶し、姿を顕していないものと結
びつく地点が。
姿を顕していないものと結びつくことが 自由になること、あらゆる惨めさか
ら自由になること、あらゆる限界、あらゆる束縛から自由になることだ。
一点を見つめ観想することが不可欠である。
これは避けることのできないものだ ―これは欠かせない。
至福の状態に到達したければ、この一点を見つめること、観想、瞑想、あるい
はディヤーナのこのプロセスを通り抜けなければならない。
(p217)
この技法はすみやかに光明を得ることを保障する。
世俗の想念が浮かびあがってきたなら、そのままじっと坐りつつ゛けてはいけ
ない。
さて、ひじょうに重要な、師の第二の助言だ。
世俗の想念が浮かびあがってきたなら、そのままじっと坐りつつ゛けてはいけ
ない。
その想念はどこにあるのか、どこではじまり、どこへ消えてゆくのかを調べな
ければならない。
最初からそれがうまくゆくことはないだろう。
鼻の頭を見ていると、思考がやって来る。
思考は何生にもわたってやって来ているのだから、そうやすやすとあなたを独
りにしてはくれない。
思考はあなたの一部となり、ほとんど組み込まれてしまっている。
あなたはプログラムされたに等しい生を送っている。
自分が何をやりつつ゛けているか観察してみたことがあるだろうか?
なかったら、明日の朝、あることをやってみるといい。
朝、目を覚ましたら、すぐに自分がしていることを観察してみるといい
― どのようにベッドから起きるか、どのように身体を動かすか、どんな思念
が頭をよぎるか……ただ、見守ってみるといい。
一週間も観察すれば、きっと驚くことだろう。
あなたは毎朝まったく同じことをくり返している。
同じ仕草、同じ表情、ほとんど同じ思考。
何から何まですっかりプログラムされてしまっている。
そしてあなたはこれを一生のあいだやってきた
―もしかすると何生ものあいだやってきたのかもしれない。
腹が立ったら、観察してみるといい
―それはいつも同じプロセスを踏んでいる。
あなたは同じ空間を通り抜けてゆく。
幸せなとき、観察してみるといい。
恋に落ちるとき、観察してみるといい。
失恋するとき、観察してみるといい。
それはほとんど同じプロセスだ。
あなたは同じ愚行を何度も何度もくり返し、同じたわごとを何度も何度も口走
っている。
(´・(ェ)・`)
(つづく)
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