したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鬼和尚の仏教購読会 別館

232避難民のマジレスさん:2019/01/15(火) 23:38:22 ID:LC3de7YgO
>>230
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第五話 解放の機縁(つづき)
 より抜粋

樹でさえ、夢を見、それを実現できるとしたら、人間は言うに及ばない。
人間はこの世で最もすばらしい潜在能力 をもっている。
欠けているものがあるとしたら、それは自分自身を超えたいという大きな夢が
欠けているということだ。
あなたは世俗的なもので満足してしまっている。
あなたは身を伏せて、大地を這いずりまわり はじめている。
あなたは上を見あげていない。
遥か彼方から呼びかけてくるものがある!
遥か彼方から挑みかけてくるものがある。
彼方からの挑戦を受け入れる者のみが人間だ。
そうでない者たちは「人間」と呼ばれていても 、人間の姿はしていても、真の
人間ではない。
人間でありなさい!
未知なるもの、彼方なるものの挑戦を受け入れなさい 。
それをあなたの実存の大いなる夢にするがいい。
(p164)
今見えているあなたは種子にすぎない。
種子は土中に落ち、死ななければならない。
そして樹となり、花を咲かせなければならない。
種子を割っても、そこには花は見つからない。
科学が大切 なことをそっくり見逃しているのはそこだ―科学は種子を 割り続け
てゆく。
科学は言う。
「この種子からみごとな花 が咲くだって?だったら種子を割って、分析して見
てみよう」
そして、彼らは種子を割って分析する。彼らは種子を分析する方法を手にして
いるが、花は見つからない。
そこで彼ら は花などないと言う。
彼らはそのようにして神は存在しない 、彼方なるものは存在しない、生命は偶
然の産物にすぎず、 天命などというものはない、という結論に到った。
一休禅師の有名な道歌がある。
桜木をくだきて見れば花もなし
花をば春の空ぞ持ち来る
春が来るのを待ちなさい。見たければ、春が来るのを待ちなさい。
あなたはそこで人ではなく、 ひとりの仏陀を見いだすだろう。
人ではなくひとりのイエスを見いだすだろう。
人ではなくひとりのクリシュナを見いだすだろう。
そのときあなたが見いだすのは 花であり、種子はもうどこにもない。
種子は消え失せた。
種子の役割は終わった。
それはこのうえもなく価値のあるものを守っていた。
それは青写真を運んでいた。
もうそれは必要ではない。
土が見つかり、春がやって来て、 そして種子には死ぬ勇気があった。
人間の自我エゴは種子に他ならない。
それは あくまでも自分を守ろうとする。
人々は私に尋ねる。
「自我エゴが神に対してこれほどの障壁となる なら、そもそも自我はどうして
存在するのですか?」
それはあなたを守るために存在している。
ちょうど 固い殻が種子の潜在力を守るために存在しているように。
その潜在力はひじょうに柔らかい。
まわりに固い殻が なければ壊されてしまうかもしれない。
固い殻は敵ではない。
固い殻が敵になるのは、春が来て、土壌が用意されて いるのに、種子が死ぬこ
とを拒むときだけだ。
固い殻が 「さあ、春を敵にまわしても、おまえを守り続けるぞ。 この土から君
を守ってやるぞ」と言えば、問題が生じてくる。
問題が生じるのはそこだ。
自我エゴそのものが問題 なのではない。
子供には自我がいる。
さもなければ 子供はまったく無防備のままにさらされる。
子供はこの 闘争の世界をどう生き延びてゆけばいいのかわからない。
子供はたび重なる危険から身を守る術を知らない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板