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鬼和尚の仏教購読会 別館

224避難民のマジレスさん:2019/01/12(土) 22:42:19 ID:LC3de7YgO
>>222
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第五話 解放の機縁1
 より抜粋

呂祖師は言った。

解放の機縁は目のなかにある……人間の身体の華の種子は 上方のからっぽの空
間に集中されねばならない。
不死はこのなかにあり、また世間の超克もこのなかにある。

光は肉体のなかだけにあるのではなく、 肉体の外だけにあるのでもない。
山河大地は太陽と月に照らされるが、それはすべてこの光である。
それゆえに光はたんに肉体のなかにだけあるのではない。
理解と明晰さ、知覚と光明、そして(精神の)すべての働きは この光に他なら
ない。
それゆえに光はたんに肉体の外にだけ あるのではない。
天地の光の華は数限りない空間を満たしている。
だが、個々の身体の光の華も天にみなぎり、地を覆っている。
それゆえに、光が巡ると、たちまちにして天地山河いっさいのものがそれと同
時に循環する。

人間の身体の華の種子を上方の両目のあいだに集中させること、 それが人間の
身体の大いなる鍵である。
弟子たちよ注意せよ!
瞑想を一日怠れば、この光は流出してゆき、どこへ消えてゆく のか誰にもわか
らない。
もし一刻でも瞑想するなら、一万の劫こうも一千の生涯も取り除くことができ
る。
あらゆる技法は 静けさのなかに帰す。
この不可思議な力は計り知れない。

だが、実修をはじめるにあたり、人は浅いものから深いものへ、 粗雑なものか
ら微細なものへと進んでゆかなければならない。
すべては間断なく持続するかどうかにかかっている。
実修は始めから終わりまで一貫していなければならない。
この間に、冷暖をおのずから知るのである。
だが、目指すべきは空の広大さと海の深遠さに到ることであり、 そうすればあ
らゆる技法をいともたやすく身につけることができる。
そこではじめてそれを体得したと言える。

いにしえの寓話によると、世界を創造していた神のもとに四人の天使が近つ゛
いてきて、こう質問した。
「どのようなやり方で創造なさっているのですか?」
と最初の天使が尋ねた。
二番目の天使は
「なぜそんなことをなさっているのですか?」
と尋ねた。三番目の天使は
「仕事が終わったら、私にいただけますでしょうか?」
と尋ねた。
四番目の天使は「お手伝いいたしましょうか?」
と言った。
最初の問いは科学者のものだ。
二番目の問いは哲学者のものであり、
三番目の問いは政治家のもの、
四番目の問いは宗教的な人物のものだ。
科学的な探求は、万物を偏りのない目で観察する。
科学者は客観的でなければならない。
客観的であるために科学者は身を引いたままでいる。
科学者は参加することができない。
身を乗り出すと、ただちに巻き込まれてしまうからだ。
それゆえに科学者は生命や<存在>の表層を知ることしかできない。
内奥の中核は科学には明かされずに残る。
科学的な手法そのものが妨げになる。
哲学者は憶測するだけであり、けっして実験をしない。
哲学者は「なぜか?」と際限なく問い続ける。
しかもその問いにどんな答えが与えられても、再び「なぜか?」と問うことが
できる。
哲学を通してはいかなる結論に到る見込みもない。
哲学は結論を下せないままでいる。
それは不毛な行為であり、どこにも行き着くことがない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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