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鬼和尚の仏教購読会 別館

204避難民のマジレスさん:2019/01/06(日) 03:55:19 ID:LC3de7YgO
>>201
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第四話 光を輪のように巡らせる(つづき)
 より抜粋

人々はブラックホールになり、疲れ果て、消耗し尽くしてしまう。
彼らはだらだらと身を引きずり続けてゆく。
まるで過去からの惰性の力で行きながらえているかのように、生気をなくした
ままで生きている。
それはこういうことだ―自転車に乗りたければ、ペダルをこがなければ ならな
い。
だが、しばらくペダルをこぐのを止めても、それまで 走らせてきた惰性がつい
ているので、自転車はしばらくのあいだは 進む。
もしそれが下り坂であれば、遠くまでゆくことができる。
三十歳か三十五歳を過ぎると、人生の道は下り坂になる。
三十五歳がピークだ。平均年齢が七十歳だとすれば、三十五歳がピーク だ。
三十五歳を過ぎると、下り坂がはじまる。
あなたはエネルギ ーを使わずにどこまでも転げ落ちてゆくことができる。

道家の人々の体験では、あなたが外へ外へと使ってきた このエネルギーは、そ
れを逆転させる秘術を学ぶことで、 消耗させずにもっともっと結晶化させるこ
とができる。
それは可能だ。あらゆる集中の技法の科学はそれにつきる。
いつか鏡の前に立って、小さな実験をしてみるといい。
あなたは鏡を見ている。
自分の顔が映っている。
そこには自分の目が映っている。
これが外向性だ。
あなたは鏡に映った顔を見つめている―もちろん 自分の顔だが、それは外にあ
る対象物だ。
次にしばらくのあいだプロセスをそっくり逆にしてみるといい。
鏡に映る自分の姿から見られているという感じになってゆく― あなたが鏡像を
見ているのではなく、鏡像があなたを見ている―すると、とても奇妙な空間に
入るだろう。
数分間それをやってみれば、あなたはひじょうに活気 に満ちてきて、何かとほ
うもない力が自分のなかに 入ってくるように感じる。
一度も体験したことがない ことだから、あなたは怖くなってしまうかもしれない

あなたは完全に輪になったエネルギーを一度も見たことがない。
道家の経典には述べられていないが、これは誰にもたやすくできる最も簡単な
実験だろう。
浴室の鏡の前に立って、まず 鏡像をのぞき込む。
見ているのはあなたであり、鏡に映った姿は対象だ。
次に状況をそっくり変え、プロセスを逆にする。
自分は鏡像であり、向こうにいる人物に見られていると感じはじめる。
するとただちに変化が起こり、 大きなエネルギーがあなたに向かってくるのが
わかる。
そんなことをするのははじめてであり、体験したことがない ので、最初は怖く
なるかもしれない。
それは気違いじみて 見える。
あなたは動揺して、震えだすかもしれない。
あるいは 自分がどこにいるのかわからなくなってしまうかもしれない。
なぜなら、これまでの方向感覚は完全に外向的なものだったからだ。
内向性は徐々に身につけてゆかなければならない。
だが、輪は完結している。
そして、数日間それをやれば、一日中活気がみなぎっているように感じてあな
たは驚くだろう 。
数分間鏡の前に立って、輪が完結するようにエネルギーをもどってこさせれば
・・・。
そして輪が完結したときには、必ず深い静けさが感じられる。
輪が完結していないと落ち着きがなくなってくる。
輪が完結すると落ち着きが生まれ、あなたは中心に据わる。
そして中心に据わると力がみなぎる―その力はあなたのものだ。
そして、これは実験のひとつにすぎない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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