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鬼和尚の仏教購読会 別館

201避難民のマジレスさん:2019/01/05(土) 21:08:51 ID:LC3de7YgO
>>199

黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第四話 光を輪のように巡らせる(つづく)
 より抜粋

これがタオの視点だ―探求し、試みて、結論がひとりでに生まれてくるのを待
つのが。
(p134)
呂祖師は言った。
光を巡らせると、天と地、光と闇のエネルギーはことごとく結晶化する。
あなたの意識は外に向かって流れている―これは事実であり、信じる必要のな
いことだ。
対象となるものを見るとき、あなたの意識はその対象に向かって流れてゆく。
例えば、あなたは私を見ている。
あなたは自分を忘れ、私に焦点を合わせている。
あなたのエネルギーは私に向かって流れ、あなたの目は真っ直ぐに私に向けら
れている。
これは外向的なエネルギーの流れだ。
花を眺めて、それに魅せられるときには、花に焦点を合わせている。
あなたは自分をすっかり忘れ、花の美しさにひたすら注意を注いでいる。
私たちはこれを知っている―刻一刻とこれが起こっている。
美しい女性が通りかかると、突然あなたのエネルギーは彼女の後を追いはじめ
る。
私たちはこの外へと向かう光の流れを知っている。
これは物語の半分にすぎない。
だが、刻一刻と光は外へ流れ出し、あなたは背景に退いてゆき、二度ともどっ
てこない。
あなたの内側はどんどん空っぽになってゆき、うつろになってゆく。
あなたはブラック・ホールになってしまう。
これとまったく同じことが宇宙ではより大きな規模で起こって いる。
物理学者たちは今やブラック・ホールを発見した。
道家の人々はずっと昔にブラック・ホールを発見していたが、遥か彼方の宇宙
空間にあるブラック・ホールに関心が あったのではなかった。
彼らが関心を寄せたのは人間の内側 にあるブラック・ホールだった。
ブラック・ホールとは、あなたのエネルギーがすべて使い尽くされ、消耗して
いる状態・・・自分が空っぽになりながら、このエネルギーの源泉に滋養を与
えてゆく方法をまったく忘れている状態をいう。
科学者たちは、遅かれ早かれ、太陽はブラック・ホールになると言っている。
なぜなら、エネルギーが絶えず放射されているのに何も太陽にはもどってこな
いからだ。
それはこのうえもないエネルギーの源泉だ。
何百万年ものあいだ、太陽は太陽系に光を与え続けてきた。
何百万年ものあいだ、太陽エネルギーのおかげで樹々が育ち、 花が咲き、人間
が暮らし、動物が動きまわり、鳥たちが飛んで きた。
だが、太陽もだんだんと消耗してゆく。
それがゆっくりと進み、ある日、太陽は崩壊する。
エネルギーが涸れ果ててしまう。
突然、すべての光が消え失せ、その最後の光線がかき消えてゆく。
そうなったら、太陽はブラック・ホールになる。
人々の多くはそのようにして生きている。
この絶え間ない外向性ゆえに、彼らはブラック・ホールに なってしまう。
あなたの目はきょろきょろと動きまわる。
見 る 者 に一度もエネルギーを返すことなく、ものを見続けている。
昼間は世間を見て、夜には夢を見る。
とにかく、あなたは対象となるものに絶えず執着 し続けている。
これがエネルギーを消耗させる。
三十歳になる頃には、人はほとんどこと切れてしまい、 ブラック・ホールにな
っている。
人々は三十歳前後で死んで しまう。
埋葬されるのは七十歳前後になるだろうが―それは また別の話だ。
とにかく人は三十歳前後で死んでしまう。
思う に、「三十歳を超えた人間を信じるな」というヒッピーの考えには何らか
の真実がそなわっている。
そこには真理の種子がある。
三十歳を過ぎてもいきいきとしている人はなかなか見つからないからだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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