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鬼和尚の仏教購読会 別館

196避難民のマジレスさん:2019/01/03(木) 13:35:43 ID:LC3de7YgO
>>195
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第四話 光を輪のように巡らせる(つづき)
 より抜粋

人々は神について尋ね、真理について尋ねるが、 彼らの目を見れば、その尋ね
方を見れば、本気でないことがわかる。
天気の話でもするように、人々は神についても話す。
それはうわべを取り繕うための会話だ。
誰も本気で取り組んでいないようだし、誰も情熱的に探求してはいないようだ

だが、探求に大いなる情熱をかけ、 全身全霊をあげて、完全にその身を投入
しないかぎり、 みずからの実存の秘密を知ることはできない。
なぜなら、多くの仕事をしなければならないからだ。
好奇心にかられた人間は、それだけの仕事をこなすことができない。
好奇心にはあなたを遠くに連れてゆくだけの力がない。
そのエネルギーはひじょうに小さく、ちっぽけなものだ。
知りたいという心からの情熱があってはじめて、 必要とされる困難すべてを乗
り越えてゆくことができる。
それは骨の折れる仕事だ。
(p129)
だから、『黄金の華の秘密』に関してまず第一に 理解すべきことはこれだ―哲
学的にならないこと、 社会に毒を盛られないようにすること、 信じることもせ
ず、不信感も抱かないこと。
いいかね、「信じるな」と言うとき、そのつど 私は不信感を抱けと言っている
のではない。
不信感というのは別種の、否定的な形の信念だ。
「信じるな」というとき、私は信も不信も一緒に落とさなければならないと言
っている。
あなたは何の結論も抱かず、ただ 開いていなければならない。
あなたは知識で無知を隠さずに、ただ 自分が無知であることに 気付いていな
ければならない。
あなたは無垢に、純真な無知 にならなければいけない。
あなたは「私は知らない」 と言わなければならない。
正しい取り組み方は、すべて この「私は知らない」からはじまる。
知りもしないのにすでに何かを知っている気でいるなら 、知識で一杯になって
いるなら、その信念そのものが妨げ となり、その信念そのものが真実ではない
体験を引き起こす。
信念に毒を盛られると― 信念はLSDやマリファナやハッシッシに似ている。
信念に毒を飲まされると、それを投影した世界が つくられてゆき、あなたの空
想力は歯止めが利かなくなる。
空想力が翼を広げはじめると、あなたは現実との接触を失い、遊離した私的な
世界をつくりあげてしまう。
あなたは愚か者になる。
これが「愚か者」という言葉の意味だ。
私的な世界に住み、自分だけの現実をもち、 本当に実在するものから完全にか
け離れ、 自分の空想がリアルになるあまり、その視野から現実がすっかり消え
失せてしまった者。
LSDやマリファナや他の薬物ドラッグを飲むときに起こることはそれだ。
薬物はあなたのなかに色彩豊かな小さな空想の世界をつくりだす― 少なくとも
薬物に溺れているときには色彩にあふれている。
そして薬物の影響下にあるときには、体験するものすべてが究極の真理に見える

毎日、誰かが私のところに来て言う。
「世界がこんなにも美しいことに気付いたのは薬物ドラッグのおかげです」
あなたが気付いたのは夢の世界にすぎない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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