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鬼和尚の仏教購読会 別館

192避難民のマジレスさん:2019/01/02(水) 00:00:12 ID:LC3de7YgO
>>189
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第四話 光を輪のように巡らせる(つづき)
 より抜粋

ようやく現代において信奉者たちは少しとまどうようになった。
これは大いなる祝福だ。
なぜなら、彼らは他の信奉者たちの存在にも 気付きはじめたからだ。
今やヒンドゥー教徒はそれほど得意になり、 自己満足してはいられない。
キリスト教徒の存在を知っているからだ。
そしてキリスト教徒も、自分たちだけが真理の版権を手にしていると 信じ続け
ることはできない。
イスラム教徒もいるし、道教徒もいるし、仏教徒もいるということを知ってい
るからだ。
そして誰も当てにならない。
現代はひじょうに混乱している―かつてなかったほど混乱している。
だが、覚えておきなさい。 この混乱は大いなる祝福だ。何かが途上にある。
何かとほうもなく重要なことが起ころうとしている。
この精神の混沌カオスは新しい夜明けのはじまりだ。
将来には、人々はイスラム教徒にも、ヒンドゥー教徒にも、 仏教徒にもならな
いだろう。
人々は問いかける者たちとなる。
信仰はなくなり、信仰の闇は姿を消しつつある。
これからは誰も信仰をもたなくなってゆく。
人々は問いかけ、見いだしたときに信頼するだろう。
信仰は借り物であり、信頼はその人自身の体験だ。
私がここであなたがたに教えているのは、この先、ますます興隆 してくる宗教
だ。
私は現在のあなたがたに未来をもち込んでいる。
私はあなたがたが純一な探求者になるようにしむけている― いかなる信仰体系
ももたず、何の結論も抱かずに、 みずから進んで実験を行なってゆき、それが
何であろうと 真実に心を開いて、それを受け容れてゆく用意のある探索者、 ひ
たすら真実を受け容れてゆく用意のある者たちに。
信仰をもつ者は閉じている。
彼の窓や扉は閉じている。
彼は一種の 牢獄に住んでいる。
彼は一種の牢獄のなかで暮らさなければならない。
窓や扉を開けたら、太陽が差し込み、雨風が吹き込んできて、 信仰体系がかき
乱されてしまう恐れがあるからだ。
あらゆる方角 から真実が入ってきたら、自分の信仰を守ることなどできなくなる

彼は真実から身を隠さなければならない。
何にもかき乱されないように 、かき乱されはしないのだと信じ込めるように、
窓のない閉ざされた 世界で生きなければならない。
これは社会にとっては好都合だが、 個人の健やかさのためにはきわめて危険だ。
社会はあなたに遊び道具を与え続けている。
子供に玩具おもちゃを与えれば、子供は遊びに夢中になって、邪魔にならなくな
る。
親はほっとする。父親は新聞を読むことができるし、母親は台所 で仕事をする
ことができる。
子供は玩具に夢中になっている。
インドの村では、これがよく行なわれている。
野良仕事に行く 貧しい女性は、一緒に小さな子供を連れてゆかなければならない。
充分大きくなっていれば、子供は独りで遊べるが、まだごく幼いうち は独りで
は遊べない。そういう子供に母親は始終気を取られてしまう。
子供は泣きだす―腹を減らしたり、おもらしをしたり、風邪を引いたりして い
るのかもしれない。
母親は絶えず世話をしに来なければならなくなる。
それでは仕事の邪魔になるし、親方も許してくれない。
そこで子供 に少量の阿片を与えることがよく行なわれてきた。そうすれば、子
供は阿片がもたらす心地よいまどろみのなかで美しい夢を 見ながらぐっすり眠
り、母親は気を取られずに仕事を続けられる。
これは仕事にとっても、母親にとっても、地主にとっても好都合だ。
が、子供の健康にとっては有害かつ危険このうえない。
子供の将来 まで損なわれてしまう。
だが、そういうことがずっと行なわれてきた。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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