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鬼和尚の仏教購読会 別館

164避難民のマジレスさん:2018/12/25(火) 22:40:04 ID:LC3de7YgO
>>160
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第三話 アニムスとアニマ(つづき)
 より抜粋

さて経文だ---
肉体のなかには魄アニマが存在する。魄アニマは女性(陰)であり、意識の基
体である。
生けるものすべてのなかにアニマが存在している。
アニマとは女性原理、受動的な原理、不活性の原理、女性、陰・・・それは意
識の基体である。
それは意識そのものではなく基体だ。それなくして意識は存在しえない。
それは物質そのものであり、意識の住処スミカだ。
それなくして意識は宿ることができない。
女性・・・いいかね、私は「女性」という言葉でたんに女性たちを指している
のではない。私は女性原理のことを言っている。
このことを絶えず覚えておくように。
そうしないと、道家の人々が女性に反対しているように感じはじめるかもしれ
ない。
そうではない。彼らは支持するとも反対するとも言ってはいない。
ただ描き出しているだけだ。
また彼らは男を支持するとも女を支持するとも言ってはいない。
彼らは女性性の原理と男性性の原理について語っている。
肉体のなかには魄アニマが存在する。
魄アニマは女性(陰)であり、意識の基体である。
それゆえに、この女性原理ゆえに、女性は自分の身体に過度の愛着をもち続け
る。
男は自分の身体にあまり執着しない。
男は自分の身体にはまるで無頓着だと言ってもいい。
もしまわりに女性がいなければ、男はほこりにまみれて、薄汚くなるだろう。
部屋が汚くなっても、まるで気付かないかのようだ。
部屋に入れば、男がひとりで暮らしているか、それとも家に女性がいるか一目
でわかる。
すぐにわかる。部屋を見るだけで、男が独身生活を送っているかどうかすぐに
わかる。本には何ヶ月ものほこりが積もっている。
男は身体に、物質的な部分には気を配らない。
だが、女性は細やかに気を配る。
すみずみまで気を配る。
女性が鏡の前にじっとたたずんでいるのはそのためだ。

ある日のこと、ムラ・ナスルディンは蝿を捕まえていた。数匹捕まえたところ
で、彼は妻に言った。「二匹はメスで、二匹はオスだ」
妻は言った。「驚いたわ。どうしてオスとメスの区別がついたの?」
彼は言った。「二匹は鏡に止まっていたし、二匹は新聞を読んでいたからさ」
すぐにわかる。
女性は身体に、実体があるものに、家に強くつなぎとめられている。
男がひとりのままで放っておかれたら、せいぜいテントくらいで、家などなか
ったことだろう。
そもそも文明というものをつくりあげたのは女性だ。
家がなければ文明などなかったはずだからだ。
いいかね、家がなければ都市などなかっただろう。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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